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検索結果 344 件

  • 『源氏物語』六条院試論(一)

    大津 直子, OTSU Naoko 同志社女子大学大学院文学研究科紀要 22 1-18, 2022-03-31

    ...六条院固有の役割としてまず想起されるのは、前斎宮(後の秋好中宮)の里邸の機能であろう。ただし、元々光源氏は彼女を二条院に迎えた上で宮中へ送り出す心づもりでおり、六条旧邸の活用をあくまで暫定的な措置として考えていた。加えて、京内の土地は内裏に近ければ近いほど貴族たちから重んじられており、土地柄で言えば二条の方が遥かに高雅な一等地である。...

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  • [論文] 明治改暦におけるグレゴリオ暦をめぐる問題 : 日本らしい暦とは何か

    下村, 育世 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 228 501-517, 2021-03-31

    ...例えば市川斎宮は改暦直前に正院に改暦案―グレゴリオ暦に準じ、四〇〇年に三度閏を省く特別の年を算出する方法として、皇紀に則り、皇紀二六〇〇年を閏年、二七〇〇年、二八〇〇年、二九〇〇年を平年とする―を提出した。他の建言の多くも、西洋暦の受け売りではなく国体を反映した暦を要望する。詔書の「不備」は、それ以上の言及が問題を惹起する可能性があったからではないか。...

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  • 光仁・桓武天皇と斎宮

    荊木 美行 皇學館大学研究開発推進センター紀要 = Bulletin of the Research and Development Center of Kogakkan University 3 151-160, 2017-03-01

    ...近年の発掘成果によって、八世紀末から九世紀初頭、すなわち光仁天皇朝から桓武天皇朝の時期にかけて、斎宮において大規模な方格地割が造営されたことが判明した。これによって、この時代が神宮や斎宮にとって、大きな劃期であったが確認された。光仁・桓武天皇朝に神宮や斎宮の制度に大きな変革があったことは、文献の上からも裏づけられるのであって、今後、神宮史を考える上で、この時代の動向にいっそう注目する必要があろう。...

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  • 益田鈍翁の蒐集品についての考察 : 佐竹本三十六歌仙絵巻を中心に

    大澤, 一輝 書道学論集 : 大東文化大学大学院書道学専攻院生会誌 13 67-74, 2016-03-31

    ...「佐竹本三十六歌仙絵巻」の断簡である「斎宮女御」と、その他の佐竹本断簡の表具構成の比較から益田鈍翁の蒐集品に対する審美意識について考察したものである。益田孝は美術品蒐集における近代日本を代表する実業人で、また数寄者でもある。三井物産を設立し築いた資産を背景に市場に売立られた美術品を多く蒐集した。また、茶道に関しても造詣が深く、蒐集品を茶道具として用いた。...

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  • 斎宮女御の歌二首 : 斎宮女御の古画にそえて

    髙城 弘一(竹苞) 大東書道研究 (22) 26-27, 2015-03-20

    ...江戸時代に画かれた斎宮女御の歌仙絵を有効活用するために、仮名作品を揃えた。伝小野道風筆「小島切」の書写内容は『斎宮女御』であるので、東京国立博物館蔵「小島切」の当該歌二首を材料として用いた。...

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  • 12 アチックフィルムにみる民具

    小島 摩文, Kojima Mabumi 国際常民文化研究叢書10 -アチックフィルム・写真にみるモノ・身体・表象-[論文編] =International Center for Folk Culture Studies Monographs 10 -Objects, Bodies, and Representation in the Attic Films and Photographs-[Articles] 10 219-243, 2015-03-01

    ...この習慣は民間でも盛んに行われるが、女兄弟が、男兄弟をたすけるという信仰は皇室のあり方(具体的には斎宮と天皇の関係)も含めさまざまな問題提起をしている。 最後に、全体のまとめとして天皇と映像について考えた。行幸の折に触れて天皇は地方の人々の暮らしを記録した映像をみてきた。天皇と映像について民俗学・民具学の視点からその効用について論じた。...

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  • 「村上天皇御集」の性格/斎宮女御徽子女王との関わり

    SUMIDA Hiroko, 角田 宏子 芸術工学2014 2014-11-25

    ...村上天皇の妻室は、十人以上知られるが、この歌集の半数以上を占めるのは、斎宮女御徽子女王との贈答歌である。徽子女王には別に、複数の本で伝わる「斎宮女御集」があり、「村上天皇御集」の歌とも重複している。特別に寵愛されたとは言えない徽子女王の歌が大量に収録された要因は、外在的事情のみならず、編纂者の意図に拠る。天皇と徽子女王との、調和的とは言えない贈答歌は、逆にうちとけた関係を示すものであると考える。...

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  • 六条御息所を支える「虚構」

    本橋 裕美 日本文学 61 (1), 12-22, 2012

    ...<p>『源氏物語』の六条御息所には、娘・斎宮の伊勢下りに随行した徽子女王との重なりが認められる。一方で、古注以来、〈中将御息所〉という人物も準拠として指摘されてきた。六条御息所の再嫁の可能性を響かせる〈中将御息所〉は史実には存在せず、『大鏡』と『源氏物語』古注によって作り出された人物である。...

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  • ボストン美術館蔵住吉具慶筆「徒然草図」について

    下原, 美保 鹿児島大学教育学部研究紀要. 人文・社会科学編 = Bulletin of the Faculty of Education, Kagoshima University. Cultural and social science 63 23-31, 2011

    ...ボストン美術館本が、具慶筆「徒然草図下絵」(斎宮歴史博物館蔵)と、寸法や同段の図様、絵画的特徴(表情豊かで癖のある顔貌描写、状況にあわせて様々なポーズをとる登場人物、逐語的で劇的な演出方法等)が近似していたためである。...

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  • <研究ノート>伊勢神宮の選定に関する小考

    板倉 則衣 日本研究 42 123-167, 2010-09-30

    伊勢神宮は、天皇の即位ごとに天皇の皇女(内親王)または女王が選ばれ、伊勢神宮に奉仕した。こうした斎宮制度は、天武天皇の大来皇女がはじまりとされ、中断される時期はあるが、後醍醐天皇の祥子内親王までの六六一年間続けられた。

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  • 伊勢神宮の創祀 : 日本民俗学の古代王権論

    新谷 尚紀 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 148 435-482, 2008-12-25

    ...確実な伊勢神宮の造営は天武二年(六七三)四月の大来皇女の泊瀬の斎宮への籠もりから翌三年(六七四)一〇月の伊勢への出発の段階である。そして、持統六年(六九二)の伊勢行幸に際して社殿の造営が完了していたことは確実である。それは律令制的な税制度のもとでの伊勢神宮の造営であり、新益京(藤原京)という新たな都城の造営と対をなす国家的事業であった。...

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  • 堤体基礎地盤の応力解放に伴う<I>N</I>値の低下

    萩尾 俊宏 農業農村工学会誌 76 (7), 646-647,a3, 2008

    ...宮川用水第二期農業水利事業では, 不足する用水を確保するため地区内に貯留タイプの水源施設として, 有効貯水量200万m3の斎宮調整池の建設を進めている。...

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  • 元・斎王井上内親王廃后事件と八世紀王権の転成(第Ⅰ部 王権論)

    榎村 寛之 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 134 27-46, 2007-03-30

    ...井上の皇后在位期に、斎王が未定のままで称徳朝に途絶していた斎宮が造営されたが、この斎宮の、斎王の住む内院は、一つの区画の中で塀によって区分された生活空間と儀礼空間で構成されており、周辺に未整理の付属施設を伴った宮殿的な施設であった。続く桓武天皇段階の斎宮では、官衙区画を構成する方格地割の設計が優先され、内院は区画の中に組み込まれる。...

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  • 秘事伝承とその成長 : 『伊勢物語』の周辺(<特集>古代文学における<風聞>)

    土方 洋一 日本文学 56 (5), 30-37, 2007

    ...伊勢の斎宮寮において在原業平と斎宮とが密通したという伝承は、もともと創作された話であり、フィクションであることを前提として記憶されていたと考えられるが、時代が下ると、一部においてこの出来事が事実として取りなされ、二人の間に産まれた男子が高階氏の嗣子となったという伝承を派生させることになる。...

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  • ペットボトルのリサイクルを通した生徒育成・地域連携

    古家 正明 日本地理学会発表要旨集 2006f (0), 117-117, 2006

    ...三重県企業庁・三重県環境学習情報センター・三重県埋蔵文化財センター(三重県斎宮歴史博物館)・農業改良普及センター・NPO・幼小中学校など異校種間・地域市民センター・地域住民・企業などとの連携が実現した。...

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