中村 百合子
日本図書館情報学会誌
50
(4),
142-158,
2004
本研究では,1948年12月,米軍占頷下日本で出版された『学校図書館の手引』の編集における日米の関係者の協働を,両国で発見された一次資料に基づいて明らかにした。編集作業のためには,文部省に「「学校図書館(室)運営の手引」編修委員会」が設置され,それに所属した7名の日本人が執筆者を分担した。そして彼らが執筆した原稿に,米側の担当者が目をとおし意見するというかたちで,基本的な作業が進められた。また,…
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