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検索結果 9,298 件

  • 温暖地西部における黒ダイズ新品種「黒招福」の狭畦密植栽培の検討

    川崎 洋平, 浅見 秀則, 藤本 寛 日本作物学会紀事 93 (2), 132-139, 2024-04-05

    ...を設定した.株間は45 cm,30 cm,15 cmの3条件を設定し,無中耕無培土とした.現地農家圃場では,条間30 cmの狭畦密植栽培にて7月上旬に「黒招福」の播種を行った.所内の標播では年次によっては「黒招福」の倒伏程度が大きくなった.一方,播においては「黒招福」の倒伏程度は両年ともに「サチユタカA1号」よりも小さかった.収量については標播では年次と品種の交互作用が有意であったものの,播では...

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  • 「あなたの更年期実態調査」結果報告~更年期不調とヘルスリテラシーの関連について

    大塚 扶美, 徳弘 郁絵, 後藤 友美 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 424-424, 2024-03-31

    ...<p>【はじめに、目的】</p><p>少子高齢化・婚による人口減少の影響に直面する中、企業では健康経営への関心が高まり女性活躍推進法が制定されたことで、長期的かつ安定的な職場環境整備が重要視されている。40代以降女性の就業を妨げる原因の一つとして更年期不調が注目される。...

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  • 熊本県で生育したスギ品種リュウノヒゲの木材の性質

    ジョーンズ トレバー G., 山下 香菜, 平川 泰彦, 池田 元吉, 荒木 博章 森林総合研究所研究報告 23 (1), 13-28, 2024-03-28

    ...他のスギ品種に比べて、木材密度、ヤング率及び材率は高く、ミクロフィブリル傾角は小さかった。また、他のスギ品種に比べて、接線方向と半径方向の収縮率は比較的大きかった。地際部を除くと生材の心材含水率は低かった。心材色では明度(L*)と黄色度(b*)が高く、赤色度(a*)が中程度であった。これら木材性質の個体間変動は小さく、樹幹内変動は全個体で類似していた。...

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  • The Modern Image of the Central Plain in the Context of the Others

    Wang Junxiang 言語と文化 36 151-176, 2024-03-16

    本稿は明治より大正期に至る日本人の中原印象に注目し、『幕末明治中国見聞録集成』『大正中国見聞録集成』と『東亜同文書院大旅行誌』を資料に、まず記述された中原地区に関する情報を抽出し整理する。次に中原地区において最も重要な都市である鄭州、開封と洛陽を例に、気候、旅館、市街、名勝古跡といった面から日本人に与えた印象を分析する。さらに、中原の主要地域である河南省全域を視野に入れ、穴居、人物、物産と商業状…

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  • A.D. ヘール宣教師「炒り豆に花が咲く」: 外島家族教会と “つながり” の考察

    奥野, アオイ 大阪女学院大学紀要 20 51-70, 2024-03-01

    ...年、大阪北西部の海抜 0 メートル地帯に設立された癩病者の公立収容施設、外島保養院の家族教会で 202 名が A.D. ヘール師によって受洗した。社会から周縁に追われた癩病患者たちと生涯最後まで “つながり” を絶やさなかった。 本稿は、A.D. ヘール師の伝道と教育を振り返り、A.D. ヘール師を外島家族教会に導いた福田荒太郎と教会を守り育てた阿部礼治の“つながり” を考察し、A.D....

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  • 診断に苦慮した外陰発生の粘液炎症性線維芽細胞肉腫(myxoinflammatory fibroblastic sarcoma)の1例

    浅井 麻由, 吉岡 弓子, 水田 結花, 小薗 祐喜, 奥田 亜紀子, 関山 健太郎, 本庄  原, 樋口 壽宏 産婦人科の進歩 76 (1), 69-78, 2024-02-01

    ...いた再建術を施行した.病理組織診断は初回手術と同様にMIFSであった.現在,再手術後より18カ月が経過しているが,局所再発や遠隔転移は認めていない.MIFSの免疫組織学的特徴,遺伝子的特徴はいくつか報告されているが,いずれも特異的なものではなく診断に難渋した.確定診断のためには,より強力な遺伝学的または免疫組織化学的特徴の特定が待たれる.MIFSは高い局所再発率が報告されており,初発から5年以後の期再発...

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  • 左冠動脈入口部閉塞および大動脈弁閉鎖不全症を呈する心血管梅毒に対する手術加療の1例

    漆野 恵子, 嶋岡 徹, 木村 龍範 日本心臓血管外科学会雑誌 53 (1), 29-32, 2024-01-15

    ...<p>梅毒の期合併症として知られる心血管梅毒,梅毒性血管炎であるが,実際の臨床現場で遭遇することは少ない.しかし近年は梅毒の症例増加が報告されている.患者は66歳男性,呼吸困難を主訴に来院.左冠動脈入口部閉塞と大動脈弁閉鎖不全に対する外科治療の術前検査で梅毒血清反応陽性から心血管梅毒と診断した.これまでに検査で梅毒を指摘されたこともなく自覚症状も認めなかった.アモキシシリン投与3週間後に生体弁使用...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献7件

  • 圃場別データセットを利用したデータ駆動型大規模水稲作における作付品種構成の改善

    石川 哲也, 内藤 貴通, 内藤 純子, 古渡 拳人, 吉永 悟志 日本作物学会紀事 93 (1), 57-66, 2024-01-05

    ...拡大し,2019年と比較して移植作業日数は17日,収穫作業日数は16日,それぞれ多くなった.4年間継続して作付した基幹品種である「ヒメノモチ」,「あきたこまち」および「コシヒカリ」の他に,2019年に作付した2品種と,2020年以降に導入した7品種について,収量性や作業体系への適合性を検証した.収集した栽培管理情報と収量の解析に基づき,2019年は低収の1品種,2020年は2品種の作付を取りやめた.生...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 急性骨髄性白血病における同種造血細胞移植の適応:小児科医の視点

    富澤 大輔 日本造血・免疫細胞療法学会雑誌 13 (2), 47-55, 2024

    ...<p> 小児急性骨髄性白血病(AML)における同種造血細胞移植の適応は,白血病細胞固有の細胞遺伝学的異常/分子遺伝学的異常および治療反応性に基づいて決定されるが,移植に伴う期合併症等のリスクを回避する観点から,通常,高リスク群に限定される。...

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  • 小児科からみたALLの移植適応

    加藤 元博 日本造血・免疫細胞療法学会雑誌 13 (2), 56-60, 2024

    ...<p> 小児急性リンパ性白血病(ALL)の長期生存率は約90%にまで向上した一方で,移植に伴う期合併症は小児においてはより重要であり,移植適応は慎重に選ばれている。初発ALLでは層別化治療が採用され,再発リスクの高い「超高リスク群」に対してのみ第一寛解期に移植が行われている。...

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  • Philadelphia染色体陰性急性リンパ芽球性白血病の期再発に対するinotuzumab ozogamicinおよびCAR-Tのsequential療法

    水谷 陽, 草壁 信輔, 福島 健太郎, 村上 拓, 濱田 雅隆, 長谷川 千紘, 水田 惠美子, 山口 優太, 中井 りつこ, 倉重 隆明, 日野 彬央, 上田 智朗, 藤田 二郎, 宮村 能子, 保仙 直毅 臨床血液 65 (2), 78-83, 2024

    <p>症例は25歳女性,約10年前にB細胞性急性リンパ芽球性白血病治療後経過観察中であったが,末梢血芽球出現のため紹介となった。骨髄検査と合わせ,再発と診断された。白血病は化学療法抵抗性であり,キメラ抗原受容体T細胞(CAR-T)療法(tisagenlecleucel, Tisa-cel)を行う方針としてリンパ球採取を実施した。その後ブリッジング療法として2サイクルのinotuzumab …

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  • 急性骨髄性白血病における同種移植の適応:内科医の視点から

    宮尾 康太郎 日本造血・免疫細胞療法学会雑誌 13 (2), 61-68, 2024

    ...しかし化学療法にて小児型強化レジメンの有益性は証明されておらず,一方で同種移植後の期合併症や社会的制限に課題がある。AYA世代を対象とした小児科との協力した取り組みは,AMLの全世代的治療向上につながるだろう。</p>...

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  • 小児がん患者の復学に向けた小児病棟看護師の支援の実施状況と課題

    長友 恵莉, 植木 慎悟, 宮田 潤子 日本小児看護学会誌 33 (0), 89-96, 2024

    ...結果、期合併症の説明を子どもへ毎回実施している看護師は32.4%で全項目中最も少なかった。課題では、【小児がん患者や家族に復学を前向きにとらえてもらうことが難しい】、【学校側のスムーズな復学のための情報・体制・対応が不足している】、【医療従事者としての入院から退院後の継続した復学支援が難しい】の3カテゴリーが抽出された。看護師は必要な復学支援をしていたが、課題を感じていることも明らかとなった。...

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  • Parkinson病期治療の可能性と限界

    池中 建介 神経治療学 41 (1), 19-23, 2024

    <p>With levodopa and many other replacement therapies, the quality of life of patients with Parkinson disease offers significant advantages over other neurodegenerative diseases. However, as the …

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  • 水道事業の視点から見る「水の安全保障」

    飯岡 宏之 水資源・環境研究 36 (2), 130-136, 2023-12-30

    ...今日、人口減少によって独立採算制をとる水道事業は、このままの枠組みでは早に破綻することになる。政府は広域化によってこの状況を解決できるかのように、県に計画をつくらせ市町村と協議に入っている。広域化を一概に否定する訳ではないが、その弊害も著しい。水道事業を基礎自治体から切り離すことは、130年をへた水道事業が市町村によって建設され、維持されてきた歴史を否定しているといえよう。...

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  • 美術表現における「指さす」身振り : レオナルド・ダ・ヴィンチによる素描を中心に

    佐倉 香 教育学部紀要 57 97-113, 2023-12-24

    ...ルネサンス期に生きたレオナルド・ダ・ヴィンチ(Leonardo da Vinci, 1452- 1519)においても,身振り表現は特に重要性を持ち,印象的な動作の描写が観る者を惹きつける.本論では,美術表現において身振りが果たす役割とその可能性を追究するべく,その一例として,そうしたレオナルドによる身振り表現のうち,初期から最年に至るまで繰り返し扱われ,意味合いや機能からもどこか特異に見える「指さし...

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  • トビムシ類のリンゴ果実への侵入被害

    小笠原 南美, 石栗 陽一 北日本病害虫研究会報 2023 (74), 92-96, 2023-12-21

    ...<p>青森県では2019年,2021年および2022年に収穫されたリンゴ果実のがくあ部やこうあ部にトビムシ類が侵入する問題が発生し,そのほとんどはヤマトウロコトビムシと同定された.7月から11月上旬までリンゴの枝幹に面ファスナーのトラップを巻き付けたところ,トビムシ類は7月から捕獲され,9月下旬以降に増加した.リンゴ果実においては中生種から生種の侵入果率が高かったことから,侵入は越冬が目的であると...

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  • スギ同齢単純林における林木の直径成長パターンと空間分布との関係

    小澤 瑞樹, 井上 昭夫 森林計画学会誌 57 (1), 3-13, 2023-12-01

    ...その結果,(1)早生の大径木が一様分布する中,その他の個体が早生の大径木と排他的に分布すること,(2)生の大径木と生の小径木は同所的に集中分布することが示された。これらの結果は,林木の空間分布を考慮した林分の成長予測において有用だと考える。</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献31件

  • 抽性のハクサイ品種「いとさい1号」の育成

    北本 尚子, 西川 和裕, 豊田 春喜, 高橋 極, 塚﨑 光, 谷村 佳則, 森玉 陽介, 横井 修司, 本城 正憲, 高畑 義人, 畠山 勝徳, 奥 聡史, 漆原 昌二, 和﨑 俊文, 川戸 善徳, 片岡 園, 松浦 拓也, 由比 進 育種学研究 25 (2), 150-157, 2023-12-01

    ...1号」は抽性が高い既存のF<sub>1</sub>品種を上回る抽性を示した.抽性以外の形質は,葉面の毛がない等「タイニーシュシュ」とほぼ同じで,生食も可能であった.抽だいに必要な低温処理日数を調査したところ,「タイニーシュシュ」,「春の祭典」は10~20日間の低温処理によって抽だいしたが,「いとさい1号」では40日間以上の低温処理が必要であり,高い低温要求性を示した.既存品種を用いた春播き作型...

    DOI Web Site Web Site 参考文献10件

  • 複数水稲品種の遺伝背景における出穂期の準同質遺伝子系統群の作出と遺伝効果の差異

    堀 清純, 高松 光生, 細井 淳, 津金 胤昭, 林 玲子, 渡邉 学, 水林 達実, 安藤 露, 正村 純彦, 向井 喜之, 山内 歌子, 山本 敏央 育種学研究 25 (2), 123-139, 2023-12-01

    ...「ふさおとめ」及び「ちば28号」の遺伝背景では,<i>Hd1</i>遺伝子の生型アレルを導入した系統の出穂期改変効果は約13日の生,<i>Hd16</i>遺伝子の生型アレルを導入した系統は約3日の生,<i>Hd1</i>及び<i>Hd16</i>遺伝子の生型アレルを導入した系統は約28日の生となった....

    DOI Web Site Web Site 参考文献40件

  • [論文] 三木茂博士採集標本に基づく東京都江古田針葉樹層の形成年代とフロラの再検討

    百原, 新, 工藤, 雄一郎, 門叶, 冬樹, 塚腰, 実 国立歴史民俗博物館研究報告 243 117-135, 2023-11-30

    ...その後の,江古田とその周辺に分布する針葉樹層の年代測定では,最終氷期のMIS 3から氷期までの広範囲の測定結果が得られており,ヤンガー・ドリアス期に対比されたこともある。そこで,最初に発見され三木により定義づけられた,江古田針葉樹層の植物化石群の年代と種組成を明らかにするために,大阪市立自然史博物館に所蔵されている三木茂標本を再検討し,放射性炭素年代測定を行った。...

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  • 近代米国品種由来の多収性を有する関東から九州地域向けのダイズ新品種「そらみずき」の育成

    加藤 信, 青木 恵美子, 南條 洋平, 猿田 正恭, 山崎 諒, 高橋 浩司, 山田 哲也, 髙橋 幹, 湯本 節三, 菱沼 亜衣, 羽鹿 牧太, 平田 香里, 山田 直弘 農研機構研究報告 2023 (16), 43-64, 2023-11-30

    ...「そらみずき」は優れた豆腐加工適性を有する「作系 76 号」(後の「フクユタカ A1 号」)を種子親,米国の多収品種「UA4805」を花粉親として交配後,系統選抜を繰り返し,2022 年に農研機構作物研究部門において育成された.茨城県つくばみらい市で実施した生産力検定試験の結果から「そらみずき」の成熟期は“やや”,種皮の地色は“黄白”,へその色は“淡褐”で,百粒重は 18~22 g 程度である.裂莢...

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  • 新型コロナウイルス感染症対応と母子保健指標との関連

    寺川 由美, 稲田 浩, 井村 元気, 田端 信忠, 八木 敬子, 中山 浩二, 吉田 英樹 日本公衆衛生雑誌 70 (11), 795-801, 2023-11-15

    ...</p><p><b>結論</b> COVID-19に関連したメディアや行政,医療等の対応が,出産・子育て世代の非婚化,婚化や育児困難感の増加,妊娠の意図の低下に関係し,一時的にせよ結果的に出生数の低下に影響を与えた可能性も否定できない。COVID-19に対する適切な対応を行いながら,妊娠の意図が減退しないような適切な情報提供,施策,投資が必要と考えられた。...

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  • 道北・道東におけるソルゴー型ソルガム(<i>Sorghum bicolor</i> Moench)「ターザン」の生産性および栽培適性の評価

    今 啓人, 岡元 英樹, 田中 常喜, 戸苅 哲郎 日本草地学会誌 69 (3), 129-137, 2023-10-20

    ...<p>ソルゴー型ソルガムに分類される生品種「ターザン」の道北・道東における生産性を評価し,その播種適期を明らかにした。さらに,有効積算温度から「ターザン」の栽培適地の推定を行った。乾物収量や収穫時乾物率からみた播種適期は5月上旬から6月上旬と考えられた。「ターザン」の乾物生産量は,地域間差・年次間差が生じたが,その要因は6-8月の14°Cを基準とする有効積算温度の違いにあると推察された。...

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  • 中国帰国者の高齢化に伴う異文化「介護」支援の歩み

    王, 榮 金城学院大学論集. 人文科学編 20 (1), 138-161, 2023-09-30

    ...現状では,中国語に対応できる介護施設は少なく,言葉や文化,習慣の違いから孤立の年を強いられている。 本稿では,1990年代からすでに生じていた中国帰国者2 )の介護支援における取り組み等を記録として時系列に整理し,そこから浮かび上がってくる高齢化に伴う介護問題について概観する。...

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  • [論文] 岩手県蝦島貝塚出土人骨の埋葬属性とmtDNA・年代測定の分析結果からみた縄文墓制の一様相

    山田, 康弘, 米田, 穣 国立歴史民俗博物館研究報告 242 15-33, 2023-09-29

    ...蝦島(えびしま)貝塚は,岩手県一関市花泉町貝鳥に所在し,蝦島とよばれる独立小丘陵上に立地する縄文時代期を中心とした内陸部の貝塚である。蝦島貝塚では,1956年以降数次にわたって調査が行われており,一次および二次調査では57体,三次調査では32体の人骨が出土している。これらの人骨の多くは大洞C2式からA式期の事例とされており,期中葉から後葉にかけて形成された連続的な墓域と理解できる。...

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  • <研究論文>十九世紀長崎南画壇の片影 : 鉄翁祖門の山水画と縮図冊

    王 紫沁 日本研究 67 35-75, 2023-09-29

    ...鉄翁(てつおう)祖門(そもん)(1791~1872)は長崎春徳寺の住持を務め、年は雲龍寺に隠居し、画禅三昧の生活を送っていた。彼は来舶清人の江稼圃(こうかほ)(1804~文政年間に来舶)に師事し、正統派の南宗画を習得した。木下逸雲・三浦梧門と共に長崎南画三筆とされ、19世紀の長崎画壇を代表する南画家である。その名は長崎だけではなく、かつては全国に広まったのである。...

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  • 急性膵炎後局所合併症に対するEUS下ドレナージ

    山宮 知, 入澤 篤志, 阿部 洋子, 永島 一憲, 水口 貴仁, 嘉島 賢, 久野木 康仁, 佐久間 文, 福士 耕 膵臓 38 (4), 217-228, 2023-08-31

    ...<p>膵周囲液体貯留(PFC)は急性膵炎に伴う代表的な期合併症であり,治療の第一選択は保存的治療であるが,感染や消化管通過障害を併発した場合にはドレナージの適応となる.近年の機器や手技の進歩により,超音波内視鏡(EUS)下にPFCを穿刺しドレナージを行う方法が普及し,良好な治療成績が報告されている.しかし,壊死物質を多く含むwalled-off necrosis(WON)に対してはEUS下ドレナージ...

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  • 親鸞と聖徳太子信仰

    渡辺 郁夫 アジア民族造形学会誌 19 (01), 3-10, 2023-08-27

    ...親鸞にとって最年に至るまで聖徳太子信仰は一貫して重要な位置を占めており、阿弥陀仏信仰さらには本願思想に包摂される形をとりながら、親鸞の聖徳太子信仰は四天王寺における聖徳太子信仰と深い関係をもちつつ親鸞自身を導いていたことがうかがわれるのである。...

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  • S状結腸癌術後13カ月後と14年9カ月後の遅発異時性肝転移再発に対して2度肝切除術を施行した1例

    川北 康貴, 阿部 俊也, 阿部 祐治, 空閑 啓高, 西原 一善, 峰 真理, 田宮 貞史, 中野 徹 肝臓 64 (8), 401-408, 2023-08-01

    <p>症例は70代男性,S状結腸癌に対してS状結腸切除術を施行,術後病理診断は中分化型腺癌,2.5 cm,Type2,SS,ly1,v2,N0,H0,P0,M0,fStageIIAだった.初回手術13カ月後の血液検査でCEAの上昇とCTで肝外側区域に腫瘤を認め,肝外側区域切除術を施行,S状結腸癌の肝転移と診断した.初回手術14年9カ月後に再度CEAの上昇とCT,MRIにて肝S7に腫瘤を認め,経過…

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 柿衞文庫所蔵の俳人書簡 ー越人ー

    辻村, 尚子 大手前大学論集 23 35-47, 2023-07-31

    ...柿衞文庫が所蔵する書簡は、いずれも越人の俳壇復帰後、享保期のものと考えられ、編著の編集過程や門人への対応等、越人年の 俳諧活動の具体をうかがう上で貴重な資料である。...

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  • 術後36年で肺転移,その4年後に胸壁転移に対して手術を施行した子宮内膜癌の1例

    石川 真仁, 溝口 敬基, 岩井 俊, 飯島 慶仁, 本野 望, 浦本 秀隆 日本呼吸器外科学会雑誌 37 (5), 448-454, 2023-07-15

    ...転移性肺腫瘍として右肺部分切除術を施行された.さらに4年後に背部痛を訴え,CTで左胸壁背側の第9から11肋骨の位置に腫瘤性病変を指摘された.病変と第10から12肋骨を一塊に切除し,病理検査で子宮内膜癌の転移と診断された.子宮内膜癌の胸壁転移は1%程度で,術後3年以内の再発が大半を占めると報告されているが,本症例は原発巣切除から36年後に肺転移が,その4年後に胸壁転移が指摘されており,検索した範囲で最長の期再発例...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献15件

  • 術後27年目に肝転移再発をきたしたAFP産生胃癌の1例

    中村 元, 髙梨 訓博, 森田 理恵, 櫻田 晃, 平田 裕哉, 小松 悠弥, 小山内 誠, 勝木 伸一 日本消化器病学会雑誌 120 (7), 602-609, 2023-07-10

    <p>症例は75歳,男性.48歳時に他院にて胃癌の手術歴がある.心窩部不快感の精査目的に当院を受診した.血清AFP異常高値であり,腹部CTでは肝外側区に長径55mm大の腫瘤性病変を認め,残胃への直接浸潤を示す所見であった.残胃の浸潤部から内視鏡下に生検を施行し,胃癌の肝転移再発であることが病理学的に証明された.AFP産生胃癌は仮に根治切除が得られたとしても,術後長期間厳重な経過観察が必要と考えら…

    DOI PubMed 医中誌

  • 胃癌術後22年目に十二指腸狭窄と胆管狭窄で発症した胃癌期再発の1切除例

    小泉 亘, 北郷 実, 関戸 康友, 壁島 康郎 日本消化器外科学会雑誌 56 (7), 377-383, 2023-07-01

    ...認めず,壁外からの浸潤による胆管狭窄が認められた.病理組織学的検査では,前回の胃癌と同じ低分化腺癌と診断された.術中迅速病理検査でCY0と診断された腹腔洗浄細胞診は,アルシアンブルー-PAS染色を追加した結果,癌細胞を認めCY1と診断され,術中にサンプリングした小腸間膜結節も低分化腺癌と診断された(P1).以上より,胃癌術後の局所再発,腹膜播種と診断した.今回,最終病理組織学的検査で22年後の胃癌期再発...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献15件

  • ネギの分げつ数に関する形質間相関分析ならびに片側ダイアレル分析

    小笠原 慧, 田中 紀史, 新倉 聡 育種学研究 25 (1), 1-8, 2023-06-01

    ...<p>根深ネギの抽性遺伝資源,ネギの分げつ性に関する遺伝解析のため,はじめに14品種・系統を用いて分げつ数と諸形質の相関分析を行った.相関分析の結果より,‘分げつ数’は‘開花日’と有意な相関が見られず,分げつ性と抽性は独立して選抜できる可能性が示唆された.次に相関分析での‘分げつ数’の多少および‘開花日’の早について変異が大きくなるように6品種・系統を選定し,片側ダイアレル分析を実施した.解析集団...

    DOI Web Site 参考文献12件

  • 夏播き栽培に適する,極早生性で冠さび病抵抗性の飼料用エンバク品種「K42R8」の育成

    上床 修弘, 西本 淳, 桂 真昭 育種学研究 25 (1), 9-15, 2023-06-01

    ...ではやや遅かったが,刈取時の出穂程度は「九州15号」と同程度であったため,「K42R8」は年内に安定的に出穂する品種と考えられた.期播種における「K42R8」の乾物収量は,2場所・2年間の平均で「九州15号」比92と低い傾向であったが,普及品種である「ウエスト」と比較すると同程度以上であったことから,「K42R8」の収量性は実用上の問題はないと考えられた.また,「K42R8」は何れの作型においても...

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 核SNPによるグイマツ育種母材の遺伝構造解析とフェノロジーの系統間比較

    福田 陽子, 三嶋 賢太郎, 花岡 創, 平尾 知士, 永野 聡一郎 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 378-, 2023-05-30

    ...育種母材の系統関係は育種を効率的に進める上で重要な知見となることから、グイマツ育種母材111クローンを対象に核SNP遺伝子型による主成分分析を行い、そのうちの35クローンについて黄葉の早を評価して遺伝構造との関係性を検討した。黄葉の早は、北海道育種場内で2021年10月9日と10月21日の2回、UAVを用いて撮影した画像より取得した個体ごとの樹冠の色要素(RGB値)に基づいて評価した。...

    DOI

  • 広域産地試験の九州試験地における国内アカマツ集団の雌雄開花の早

    岩泉 正和, 栗田 学, 木村 恵, 那須 仁弥, 磯田 圭哉 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 381-, 2023-05-30

    ...しかしながら、交配実態に影響する開花の早性(フェノロジー)に関する適応的遺伝変異の知見は少ない。本研究では、熊本県合志市に植栽されたアカマツ広域産地試験地で2ヶ年にわたり雌雄の開花における早性を調査し、その家系間差や地理的傾向について解析した。その結果、いずれの調査年次でも西南日本の家系ほど雌花の開花が有意に早い傾向が認められた一方で、雄花の開花早性には一貫した地理的傾向は見られなかった。...

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  • 成長特性の異なるスギ品種間での樹幹加温に対する発現変動遺伝子解析

    宮崎 祐子, 東 若菜, Uchiyama Christmas, 高木 正博, 石井 弘明 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 428-, 2023-05-30

    ...本研究では、初期評価で早生型(系統名:ヤイチ)および生型(系統名:メアサ)と評価された2系統について、夏季および秋季において形成層帯で発現変動する遺伝子群について解析し、系統の肥大成長に関連する成長特性を説明するメカニズムを遺伝子発現レベルで理解することを試みた。</p><p> 2020年11月および2021年7月に、2系統4個体ずつから形成層帯を含む内樹皮を採取し、RNA-seqを行った。...

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  • 軽井沢のカラマツ林風倒跡地に成立した二次林における埋土種子相の季節変化

    津田 美子 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 450-, 2023-05-30

    ...埋土種子の動態を明らかにするため、3月(発芽前)、7月(発芽可能な種子の発芽後)、10月(盛夏から初秋に散布された種子が加わった後)、12月(秋に散布された種子が加わった後)の4回、直接顕鏡法によって埋土種子相を調べ、比較した。</p><p> 埋土種子数は春が最大、夏が最小で、新たに散布された種子が加わる秋から翌春にかけて再び増加した。...

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  • 九州産スギ品種の窒素利用の可塑性と撹乱に対する肥大成長の応答

    榎木 勉, Uchiyama Christmas, 高木 正博, 鵜川 信, 鍋嶋 絵里, 石井 弘明 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 303-, 2023-05-30

    ...樹高成長の小さい生型のメアサとアヤスギはリリースのサイズ,頻度とも小さかった。早生型のクモトオシ,ヤイチの大きな樹高成長には生葉の窒素濃度が高いこと,光環境の変化への反応感度が高いことが寄与していると考えられた。一方,生型のメアサ,アヤスギは窒素利用効率が高く,樹高成長と窒素利用効率の間にはトレードオフ関係が示唆された。...

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  • マルチスペクトルドローンを用いたブナの光合成と黄葉色づきの関係解析

    小出 大, 小林 誠 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 454-, 2023-05-30

    ...そこで本研究は新潟県の標高の異なるブナ林3地点において、マルチスペクトルドローンを用いて夏に観測した光合成活性と、秋における黄葉の色づきの強さを観測し、個々の樹冠ベースで両者の関係を明らかにすることを目的とした。解析の結果、光合成活性を測る植生指数の1つであるNDRE(正規化レッドエッジ指数)と、黄葉の色付きの強さを測る指数であるVARI(可視大気抵抗指数)との間に負の相関が見られた。...

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  • 針広混交林における30年の時間変化と植生の空間分布に対する鳥類の反応

    柴山 潤太, 梶村 恒 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 661-, 2023-05-30

    ...この傾向は、留鳥(一年中生息している鳥)よりも夏鳥(春から初夏に渡ってきて繁殖する鳥)・冬鳥(秋に渡ってきて越冬する鳥)で顕著だった。また、種ごとに選好性が異なり、例えばカケスはどの植生も幅広く利用したが、エナガは広葉樹のある林分を強く選好した。</p>...

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  • 西日本海岸林構成樹種の成長と生存に土壌浸水処理がおよぼす影響

    半田 みほ, 出口 敬涼, 山中 啓介, 山中 典和, 岩永 史子 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 412-, 2023-05-30

    ...その結果、冬と盛夏の二時期に海水浸漬処理60日後の生存率はいずれの樹種においても冬のほうが高くなる傾向が認められた。発表においては、海水浸漬処理7日、30日、60日後、それぞれの時点の成長や無機養分の含有量などから各樹種の環境適応反応について考察する。</p>...

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  • 緩和ケア病棟入院患者の動作能力と転倒要因の後方視的検討

    松田 直人, 熊野 宏治, 進藤 篤史, 小林 香保里, 小石 恭士 作業療法 42 (2), 192-198, 2023-04-15

    ...傾向と転倒に至る行動の動機を検証し,患者の安全と尊厳のバランスを考える一助とすることを目的とした.対象は緩和ケア病棟に入院した患者392名であった.非転倒群と転倒群の動作能力をJohns Hopkins Highest Level of Mobility Scaleで評価した.転倒群における転倒時の最も高いレベルの動作は移乗可能レベルであった.転倒に至る行動は排泄が最も多かった.医療者と患者が,早訪...

    DOI Web Site 医中誌

  • 生産力検定試験を活用したラッカセイの収量と気象条件の関係について

    黒田 幸浩, 桑田 主税, 長谷川 誠, 小林 孝太郎, 津金 胤昭 日本作物学会紀事 92 (2), 104-109, 2023-04-05

    ...メッシュ農業気象データシステムを活用し,ラッカセイの収量と気象条件の関係について解析を行った.その結果,開花期前後の成熟初期に平均気温が高く,降水量が少なく,日照時間が長い条件において,莢実重が多い傾向が認められた.品種の違いでは,「ナカテユタカ」が「千葉半立」と比較して,開花期直後の平均気温及び日照時間に莢実重がより強く影響された.播種期の違いでは,標準区の莢実重の方が気象条件により強く影響を受け,播区...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 逆転ロータリを活用した一工程浅耕播種による北部九州における気象リスク下でのダイズの減収抑制効果

    松尾 直樹, 中野 恵子, 大段 秀記, 深見 公一郎, 高橋 仁康 日本作物学会紀事 92 (2), 161-172, 2023-04-05

    ...一工程浅耕播種に着目し,2019~2021年に福岡県内の現地圃場にて生産者慣行播種と生育,収量,作業性能を比較し,その効果を検証した.2019年は播種直後の7月中下旬,2020年は着莢始期の9月中旬,2021年は栄養成長期の8月上中旬に多雨条件となった.2019年の慣行播種は播種直後の多雨で出芽不良となり再播種が実施されたが,一工程浅耕播種では苗立ちが確保され再播種は不要であった.その結果,慣行播種は播...

    DOI Web Site 参考文献9件

  • 圃場別データセットを利用したデータ駆動型大規模水稲作における水稲品種「あきだわら」栽培法の改善

    石川 哲也, 山口 貴広, 古渡 拳人, 吉永 悟志 日本作物学会紀事 92 (2), 153-160, 2023-04-05

    ...多収品種「あきだわら」の乾燥ロット別実収や圃場別収量スコアに及ぼす影響を検討した.この経営体では,2年間で作付面積が急速に拡大し106.0 haに到達した.圃場の集積が進む4つのエリアを「面的集積エリア」と定義すると,その圃場面積が全作付面積に占める比率は,2019年の43.2%から2021年には89.8%まで増加し,「あきだわら」の作付も2021年には面的集積エリアに集約された.作付品種中もっとも生...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献3件

  • 小児がんサバイバーにおけるがん治療関連心機能障害の現状と課題

    能登 信孝 日大医学雑誌 82 (2), 77-85, 2023-04-01

    ...<p>近年の分子標的薬,免疫チェックポイント阻害剤などの新規治療法の登場に伴いがん治療成績が向上し,結果的にがんサバイバー数の急増が起きている.小児がんサバイバーのフォローアップ研究から,生命予後は向上し,がん薬物療法や放射線の心毒性も減少したが,アントラサイクリン系薬剤を中心とした期合併症としての心血管系障害が課題として示されている.本稿では,1)腫瘍循環器の歩み,2)腫瘍循環器ニーズの背景,3...

    DOI Web Site 参考文献19件

  • 柑橘を用いた果実酒の貯蔵による変化

    人見, 英里, 橋口, 美里 山口県立大学学術情報:看護栄養学部紀要 16 47-59, 2023-03-31

    ...【目的】本研究では、鹿児島県産柑橘3種類(紅甘夏、河内柑、吹上小夏)を用いて果皮量10%及び20%の2種の果実酒を調製し、調製後の変化を経時的に探ることを目的とした。 【方法】果実酒は果実、果皮、氷砂糖、ホワイトリカーを用いて調製した。果実酒の漬け込み後4週間目に果皮と果実を取り出し、その後も20週目まで色差、酸度、糖度、pHの測定を行った。...

    機関リポジトリ

  • 不妊治療と仕事の両立困難性についてのソリューション調査

    戸山 慎太郎, 臼井 弘, 鯉谷 雅至, 辻 幹生, 難波 美帆 グロービス経営大学院紀要 1 (0), 11-18, 2023-03-31

    ...女性の社会進出や婚化という社会変化に伴い不妊治療患者が増加する中,不妊治療と仕事の両立が大きな課題となっている.不妊治療中の患者の過半数は不妊治療中であることを職場に伝えたくないと考えているが[1],不妊治療に関する通院時間が勤務時間に影響を与えるため職場に伝えざるを得ない状況が生じている.本研究では,キャリアの継続と不妊治療を両立する女性を支援するソリューションを探索する目的で,不妊治療と仕事について...

    DOI

  • 岩手医科大学法医解剖事例からの孤独死に関する調査報告

    熊谷 章子, 三浦 廣行 岩手医科大学歯学雑誌 47 (3), 137-145, 2023-03-31

    ...<p>岩手県では近年,自宅内での死亡時の状況が不明で,期死体現象により身元不詳扱いとなる法医解剖事例が増加している.中には同居者がいたにも関わらず発見時には死後数日経過していた事例も存在する.このような孤独死に纏わる現代の社会問題の実態を明確にすることを目的に,2017 年4 月から2022 年3 月の5 年間に岩手医科大学で法医解剖が実施された遺体のうち,自宅敷地内で死後複数日経過し発見された身元不詳扱...

    DOI 医中誌

  • ツォンカパのヘールカ身体曼荼羅成就法『密意解明』について

    福島 マシュー 印度學佛教學研究 71 (3), 1099-1103, 2023-03-25

    ...『密意解明』はツォンカパの年,およそ1415年頃の著作と思われる.奥書によれば,チベットのガンデン寺にて書かれ,カシパ・リンチェンによって書き写された.ツォンカパは複数の高僧からの要請を受け,この教えを説いたということである.テキスト自体は27フォリオからなり,主に散文で書かれている.構成はチベットで作られた一般的な儀軌の構成となっている....

    DOI Web Site Web Site 参考文献1件

  • 東北地方・縄文期の土偶(8)

    金子,昭彦 紀要 42 1-16, 2023-03-24

    ...東北地方・縄文時代期土偶のデータ・ベース化の一環として今回は本稿(6)脱稿後に報告された新資料と(6)の遺漏分を扱うが、(7)ですでに扱った新資料を除く。長く報告が待望されていた青森県槻の木遺跡と宮城県山王囲遺跡の資料、青森県清水森西遺跡と岩手県川岸場Ⅱ遺跡の弥生時代中期資料が注目される。...

    DOI 全国遺跡報告総覧

  • 児童手当が結婚と出生に与える影響

    坂爪, 聡子 現代社会研究科論集 : 京都女子大学大学院現代社会研究科紀要 017 41-51, 2023-03-15

    ...婚化・非婚化問題が深刻な日本において少子化を止めるには、結婚している夫婦の子ども数を増やすだけでなく、結婚する人を増やす必要がある。本稿のモデルは基本的にはBecker(1965)の家計内生産に関するモデルを参考にするが、以下の2点が先行研究と異なる。まず、独身者をモデルの中に入れ、児童手当が既婚者の出生に与える影響だけでなく、独身者の結婚に与える影響も分析する点である。...

    機関リポジトリ Web Site

  • 『詩人主客圖』所收の摘句について

    秋谷, 幸治 大東文化大学漢学会誌 62 89-110, 2023-03-10

    ...唐の張為編『詩人主客図』は句図と呼ばれる摘句集である。対句の名作を収録するのが一般的な句図の形式であるが、羅根澤氏によれば『詩人主客図』は典型的な句図から逸脱しているという。本論では『詩人主客図』がどの程度において「典型的」ではないのかを調査した。...

    機関リポジトリ Web Site

  • 産婦人科のいま

    馬場  長 岩手医学雑誌 74 (6), 199-206, 2023-02-01

    ...女性の生活スタイルが多様化するに従って,産婦人科が社会から求められる役割は変化してきた.婚・産化に伴う出生数の低下とハイリスク妊娠率の上昇から,手のかかる分娩に対応できる分娩施設への集約化と生殖医療の充実が進んでいる.経済的余裕ができてから健児を得たいという社会的ニーズに応えることが今やわれわれの最大のミッションとなっている.また,月経周期は妊娠に欠かせないシステムではあるが健康維持に欠かせない...

    DOI 医中誌

  • PSGにおける医師と技師とのinteraction

    眞下 緑, 間宮 由真 臨床神経生理学 51 (1), 20-27, 2023-02-01

    ...さらに, これらの睡眠関連疾患は相互に合併する可能性もあり, 一の検査で十分な情報量と良質な記録を得るためには, よく練られた検査ストラテジーが必要となる。今回我々は, 検査目的や患者に応じた検査ストラテジーを立てるために当センターで行っている医師–技師間のinteractionのポイントを述べる。...

    DOI

  • 太宰治『正義と微笑』における引用に注目して

    田中 帆南 研究論集 22 39-51, 2023-01-31

    ...本稿は、作中に散りばめられた聖書の引用に注目し、「僕」の出来事や考え方と聖書の相互的な関係性を指摘し、先行研究で論点になっている「僕」の「モツトオ」が、年の作品『人間失格』まで見られる「道化」を示していることについて考察する。本作品は堤康久の日記を基礎とし、聖書等の引用が多く見られる「僕」の日記の形式をとっている。聖書は、日記を豊かにするための副次的な要素ではない。...

    DOI HANDLE

  • 「黒い太陽」と「青い薔薇」 ―コクトーの磔刑図に関する一考察―

    松田, 和之 福井大学教育・人文社会系部門紀要 = Memoirs of the Faculty of Education, Humanities and Social Sciences University of Fukui 7 51-76, 2023-01-20

    ...「二十の顔を持つ男」と称されたコクトーの多彩な芸術のなかで、年に彼が手がけた教会美術作品(壁画、ステンドグラス等)は、従来そこに作家としての創意の枯渇を指摘する向きがあり、概して等閑視されがちであった。...

    機関リポジトリ

  • 埼玉県内におけるダイズ低収要因の解析と実現性のある対策の提案

    丹野 和幸 日本作物学会紀事 92 (1), 41-47, 2023-01-05

    ...における密植栽培の実施が有効であると考えられた.しかし,早播を導入できる面積は米麦との作業競合によって限定的であり,播密植栽培では供給可能な種子量が不足するという問題が考えられた.そのため,早播疎植栽培で余らせた種子量を播密植栽培に充てるという栽培体系が現実的であると考えられた....

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 卵巣腫瘍に対する全骨盤照射34年後に生体腎移植を施行した1例

    須藤 佑太, 関根 芳岳, 羽鳥 基明, 野村 昌史, 新井 誠二, 宮澤 慶行, 齋藤 智美, 大津 晃, 岡 大祐, 根井 翼, 澤田 達宏, 金山 あずさ, 須長 理沙, 杉野 陽彦, 清水 孝倫, 田中 俊之, 町田 昌巳, 林 雅道, 柴田 康博, 鈴木 和浩 日本透析医学会雑誌 56 (1), 19-22, 2023

    ...<p>放射線照射後は組織の癒着や血流不全などの期影響により,周術期に出血や縫合不全などが起こりやすいことが知られている.われわれは34年前に卵巣腫瘍に対して全骨盤照射を行った患者に対して生体腎移植を施行した1例を経験した.術前検査のCTでは,吻合に使用する内腸骨動脈や外腸骨静脈の狭窄や壁肥厚および石灰化,周囲組織の癒着などの異常は指摘されなかった.生体腎移植施行後,血管吻合不全や血管吻合部狭窄などは...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献2件

  • グリア細胞変容の理解から紐解くがん悪液質病態の増悪化機構

    須田 雪明, 葛巻 直子, 成田 年 次世代薬理学セミナー要旨集 2023.1 (0), AG-5-, 2023

    ...<p>がん悪液質は、がん患者の期において多く認められ、体重減少や食欲不振、サルコペニア、うつや不安の亢進といった心身の脆弱化に加え、急激な生存不能状態を惹起させるため、治療法の開発が急務である。がん悪液質病態を統合的に理解するためには、がん組織や腫瘍微小環境などの変容ばかりに囚われず、脳を仲介する円環的な末梢-脳-末梢ネットワーク異常による全身病態増悪化機構の解析が求められる。...

    DOI

  • 「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録が地域にもたらした変容

    櫛引 素夫 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 119-, 2023

    ...遺跡は年代が縄文時代草創期(紀元前約1 万3000年)から期(紀元前約400年)にわたり、いずれも特別史跡または史跡に指定されている。</p><p> 青森県は2001年ごろ、4 道県に所在する縄文時代の遺跡群の世界遺産登録を検討し始めた。一時、青森県単独での登録へ方針転換したが、2007年に再び4道県による登録へ方針を転換した。...

    DOI

  • 造血細胞移植後二次がんへの対策

    稲本 賢弘 日本造血・免疫細胞療法学会雑誌 12 (2), 103-109, 2023

    ...<p> 造血細胞移植後期障害の中でも二次がんは頻度が多く,生命予後に影響するため早期発見が重要である。移植後二次がんは,移植後リンパ増殖性疾患,移植後骨髄系腫瘍,固形がんに分類される。リンパ増殖性疾患は移植後1年以内の発症が多く,発症割合は自家移植後0.1%,同種移植後0.8%で,発症リスク因子はT細胞除去,再生不良性貧血,非血縁ドナー,HLA不一致,臍帯血である。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献23件

  • 自由学園南沢キャンパス屋上露場データと近傍の気象庁AMeDASデータとの比較・検討

    吉川 慎平, 小田 幸子, 鈴木 祐太郎 生活大学研究 8 (1), 72-80, 2023

    ...たせば,近傍地点から推定することもある程度可能であることが示唆された.一方,降水量については,距離が近く同じ平野部であっても,降水量分布の局所性から,一定の参照法を見出すことは難しいことが示唆された.以上から地上気象観測の空白地帯における気象現象をある程度推定することはできるが,それらの妥当性を評価するためには,最終的には実観測をせざるを得ない.これに鑑みると,気象庁基準に適合した気象観測システムを早導入...

    DOI

  • 小児急性リンパ性白血病サバイバーの神経認知機能

    飯島 真由子 臨床血液 64 (9), 1227-1234, 2023

    ...彼らの生活の質は期合併症の有無に大きく左右されることがわかっている。ALLの治療において,予防的全脳照射(CRT)の撤廃は二次がんや内分泌障害といった期合併症の改善に大きく寄与したが,神経認知障害の軽減もそのひとつである。しかし,化学療法のみで治療されたサバイバーでも,神経認知障害が認められることはあまり知られていない。...

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • 毛根を用いた牛ウイルス性下痢ウイルス抗原ELISA検査法の検討

    大川原 志織, 村山 和範, 安藤 清彦, 西森 朝美, 西浦 玲奈, 松浦 裕一 日本獣医師会雑誌 76 (11), e283-e288, 2023

    ...牛検査において,スクリーニング効率向上を目的とした迅速かつ簡便な手法の検討は重要な課題である.今回,簡便に採材可能な毛根材料を用いてBVDV抗原ELISA検査を実施し,毛根の本数や前処理条件が検査結果に与える影響を評価した.PI牛3頭の毛根を用いた検討では,5本以上の毛根を用いることで3検体全てが,1本の毛根の場合は3検体中2検体が抗原ELISA陽性となった.毛根の処理液への浸漬時間の検討では,一(...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献11件

  • 腸閉塞に対し高圧酸素療法を施行した13例の検討

    中村 明弘, 内田 恒之, 野川 悟史, 田中 邦哉 Japanese Journal of Acute Care Surgery 13 (0), 42-46, 2023

    ...発症7日以内にHBOを導入した早期導入群7例と8日以降の期導入群5例を比較すると(治療中断例除外),早期群は全例奏効したが,期群では奏効例は1例のみ(20%)であった。【結語】腸閉塞に対してHBOは重大な有害事象なく安全に施行可能であり,発症早期のHBO導入が手術回避に重要と考えられた。...

    DOI

  • ヒト ES 由来軟骨移植による気道再建の研究

    渕本 康史, 古村 眞, 陳 俊龍, 古村 浩子, 伊藤 怜, 絵野沢 伸, 梅澤 明弘 移植 58 (Supplement), s235_3-s235_3, 2023

    ...<p>【目的】国立成育医療研究センターではヒト ES 細胞株を樹立(SEES2)し,肝細胞や軟骨組織の誘導に成功し、肝細胞では医師主導治験が行われている.現行の自家肋軟骨による気道再建術は,肉芽形成や再狭窄などの期合併症が発生し,必ずしも満足できる治療法ではない....

    DOI 医中誌

  • 開口障害を伴う顎欠損患者に対して補綴前処置を行い,顎義歯を製作した症例

    高阪 貴之 日本補綴歯科学会誌 15 (1), 85-88, 2023

    ...<p><b>症例の概要</b>:患者は67歳男性で,左側上顎洞癌により同部切除および術後放射線治療を受けたが,期障害として開口障害が残存し,咀嚼困難を訴えていた.開口時における十分な上下顎歯間距離を確保することを目的とし,残存歯の抜髄および歯冠補綴処置により咬合平面および咬合高径を修正したうえで,上顎顎義歯および下顎部分床義歯を製作した....

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 芥川龍之介「死後」の分析

    小林 一之 山梨英和大学紀要 21 (0), 85-99, 2023

    ...<br> 年の芥川は夢をモチーフとする小説を書き続け、自らの無意識を顕わにしていく。「死後」は、芥川龍之介の無意識の欲望、生への欲望が刻まれた小説である。...

    DOI 医中誌

  • 頭頸部癌治療後患者の嚥下障害に対する外科的介入について

    山内 麻由, 稲木 利英, 山﨑 有朋, 飯島 宏章, 戎本 浩史, 酒井 昭博, 西山 耕一郎, 大上 研二 頭頸部癌 49 (1), 15-19, 2023

    ...頭頸部癌治療において,治療後に嚥下障害が遷延したり,期の有害事象として嚥下障害が生じたり,嚥下障害による著しいQuality of Life(QOL)の低下を来すことがある。嚥下障害の治療として,嚥下リハビリテーションも有効であるが,無効例では外科的治療も考慮される。...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 古典的ホジキンリンパ腫

    蒔田 真一 臨床血液 64 (6), 504-513, 2023

    ...一方で,長期生存者における期毒性の問題が議論されるようになり,毒性の最小化と治療成績の最大化を両立させるべく,中間PETによる層別化治療や,新規薬剤の初回治療への導入が検討されている。本稿では,cHLに対する初回治療戦略の変遷と,現在の到達点,および今後の展望について概説する。</p>...

    DOI

  • 江戸後期農村人口における波動と飢饉―石見国邇摩郡今浦にみる

    廣嶋 清志 人口学研究 59 (0), 41-60, 2023

    ...このような適齢期人口規模の増減による誘導的な年齢別結婚率の増減現象は従来ほとんど検証されたことがないが,現代人口のような婚化,未婚化などの強い長期的趨勢の存在しなかった江戸期農村人口においては観察が可能になったと考えられる。...

    DOI

  • 成人後も続いた夜尿症が漢方治療により改善した1例

    玉田 真由美, 渡邉 賀子, 村松 慎一 日本東洋医学雑誌 74 (1), 54-59, 2023

    ...幼少期は毎,学童期は2~3日に1回程度の夜尿があった。19歳時には週1~2回まで減ったが,成人後も持続するため来院。軽度の腹直筋攣急,臍上悸の腹証から,桂枝加竜骨牡蛎湯煎じを開始。内服開始直後の1回を除き3週間1度も夜尿は起きなかった。1日の排尿回数が4回と少ない傾向にあったため,排尿回数を増やす目的で五苓散を少量併用した結果,排尿回数は7回へと増加し安定した。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献6件

  • 九味檳榔湯により縮小した術後性上顎嚢胞の1例

    平澤 一浩, 塚原 清彰 日本東洋医学雑誌 74 (2), 152-155, 2023

    ...<p>術後性上顎嚢胞は,上顎洞根治術後に生じる発性合併症である。根治治療は手術のみで,現在は多くの例で内視鏡下の開窓術が行われるが,永続的な開窓部の形成が困難な例もある。今回我々は,九味檳榔湯の投与により縮小が得られ,手術を回避しえた術後性上顎嚢胞の一例を経験した。</p><p>症例は58歳男性。40年前に両側の上顎洞根治術を受けた。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献3件

  • 辻 章夫先生を偲んで

    今井 一洋 ファルマシア 59 (12), 1111-1111, 2023

    ...年には、薬学教育協議会7代会長として薬学部6年制学生の長期病院実習・薬局実習の構築に向けて貢献されました。<br>先生には報文185報、総説96報、著書41冊があり、内外の開催学会は数多く、これらの業績により1982年日本分析化学会学術賞、1994年日本薬学会学術賞、1996年紫綬褒章、2001年勲三等旭日中綬章を受賞されております。...

    DOI

  • 福岡大学での肺移植後真菌感染症に対する治療症例の検討

    宮原 聡, 金田 司朗, 森下 麻理奈, 若原 純一, 上田 雄一郎, 徳石 恵太, 中島 裕康, 増田 佳子, 早稲田 龍一, 佐藤 寿彦, 白石 武史 移植 58 (Supplement), s268_2-s268_2, 2023

    ...1年以降(期)発症の1例に対しては自己肺全摘により感染コントロールでき術後6年生存しており、3例はいずれも慢性拒絶を伴っていた。直接死因2例を含む5例(55.5%)が死亡しており、生存中4例のうち2例は現在積極的治療中である。結語:アスペルギルスを含む真菌感染症は無症候性のこともあり、治療に難渋し罹患後の死亡率も高い。内服薬の選択、患者教育を含めた予防が重要と考えられる。</p>...

    DOI 医中誌

  • 当院で経験した胆道閉鎖症に対する肝移植後、de novo悪性腫瘍を発症した2例

    前田 翔平, 松浦 俊治, 内田 康幸, 梶原 啓資, 鳥井ヶ原 幸博, 河野 雄紀, 田尻 達郎 移植 58 (Supplement), s320_2-s320_2, 2023

    ...<p>【目的】肝移植後の生存期間延長に伴い、期合併症として二次発癌が増加し問題となっている。当科では胆道閉鎖症(BA)に対する肝移植後、比較的若年成人でde novo悪性腫瘍を発症した2例を経験したため、文献的考察を加えて報告する。【方法】胆道閉鎖症に対する肝移植後、de novo悪性腫瘍を発症した2例を検討し、その対策やスクリーニングに関して考察する。...

    DOI 医中誌

  • 造血幹細胞移植療法における患者報告アウトカム(PRO)

    黒澤 彩子 日本造血・免疫細胞療法学会雑誌 12 (1), 18-28, 2023

    ...QOLだけでなく,二次がんや就労などの期アウトカムはいずれもPROであり,「医療者の負担を増やさずに,患者さんから情報をもらって,診療に生かす」という考え方が重要である。</p>...

    DOI Web Site 参考文献29件

  • 本邦における肛門管扁平上皮癌に対する5-FUとMMCを用いた化学放射線治療例の検討

    松村 彰太, 加藤 滋 日本大腸肛門病学会雑誌 76 (4), 347-352, 2023

    ...StageI/II/III/IV=1例/1例/5例/0例,全例に対してCRTを施行した.CRTは5-FluorouracilおよびMitomycin C(1例に対してはCisplatin)を2コース施行し,骨盤内および両鼠径リンパ節領域に放射線照射した.治療結果は全例がCR,無再発生存中である.Grade 3以上の有害事象として,発熱性好中球減少症などの血液毒性および下痢,放射線性皮膚炎を認めた.期障害...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献9件

  • 成熟経済下における柑橘果汁産業の変貌

    川久保 篤志 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 152-, 2023

    ...</p><p> その1つは、みかん以外の中柑類の搾汁・製品化にも力点を置くことである。1992年には中柑類を製品化していたのは4県で3品種のみだったが、2021年には7県で13品種にまで増加している。もう1つは、ストレート果汁製造の強化である。特に、大都市圏周辺に位置する5県では原果汁での販売を含めて需要が高まっており、今後も伸びると予想している。...

    DOI

  • 当院における中枢神経原発胚細胞腫瘍の治療経過

    西田 南海子, 塩田 光隆, 高木 雄久, 山下 純英, 三上 真充, 佐藤 正人, 秦 大資, 戸田 弘紀, 岩崎 孝一, 青木 友和, 高橋 潤 小児の脳神経 48 (1), 26-32, 2023

    ...<p>胚細胞腫瘍は,予後良好群のみならずハイリスクの群についても,一定期間の生命予後が期待できる疾患となりつつあるが,放射線治療と化学療法の組み合わせについて,必要十分な治療の模索は続いている.また,内分泌機能や妊孕性・眼科的機能を含めた長期予後や治療による期障害など,伴う課題は依然として多い.単施設としての2000年以後の治療経過を振り返り,急性期の治療の変化,外来経過観察時の課題,多職種連携の...

    DOI 医中誌

  • 小児がん経験者の入院中から復学後における学習上の困難の実態

    永吉 美智枝, 早川 晶, 前田 美穂, 副島 尭史, 吉備 智史 日本小児血液・がん学会雑誌 60 (1), 27-33, 2023

    ...<p>本研究は,小児がん経験者(以下,経験者)の身体・心理社会的期合併症が復学後の学校生活に影響を及ぼす困難と支援の実態を明らかにすることを目的とした.復学を果たした経験者を対象にwebまたは質問紙による無記名のアンケート調査を2021年1~5月に実施した.有効回答が得られた16名を分析対象とした.診断時の年齢の中央値は11.5(8–17)歳,院内学級への転籍者は11名であった.入院中の一日の学習時間数...

    DOI 医中誌

  • ジベレリンとプロヒドロジャスモンの混合散布によるウンシュウミカンの浮皮軽減技術の開発と普及

    山家 一哲, 牧田 好髙 園芸学研究 22 (2), 115-123, 2023

    ...され,植物生育調整剤としての登録,生産現場への導入につながった.しかし生産現場ではジベレリン処理に伴う着色遅延をできる限り抑えたい要望が強かった.そこで本剤の散布濃度・時期の影響について再検討した結果,ジベレリン1 ppm,プロヒドロジャスモン25 ppmの処理でも浮皮が軽減され,着色遅延を1週間以内に抑えることができたため,使用濃度範囲の登録拡大(ジベレリン濃度1~5 ppm)につながった.また,生温州以外...

    DOI Web Site 参考文献13件

  • 難治性小児白血病の分子病態の研究

    滝田 順子 臨床血液 64 (8), 810-815, 2023

    ...またたとえ救命し得たとしても,成長障害,内分泌障害などの重篤な期合併症が深刻な問題となっている。これまで筆者らは,小児がんの治癒率向上を目指して,小児がんの中で最も頻度が高い白血病の分子病態の解明に取り組んできた。本稿では,T細胞性急性リンパ性白血病に関する最近の成果を概説する。</p>...

    DOI PubMed

  • インド・パンジャーブ州における野焼きの地域的特性

    浅田 晴久, 村尾 るみこ, 佐藤 孝宏, ヴァッタ カマル 日本地理学会発表要旨集 2023a (0), 123-, 2023

    ...質問調査②から、当該地域では、カリフ季の稲、ラビ季のコムギともに、高い単収を得るために栽培期間が長くなる生品種が栽培されており、収益の最大化を志向する農家の品種選択が野焼きを引き起こす原因であることが示唆された。...

    DOI

  • ランゲルハンス細胞組織球症に続発した甲状腺乳頭癌の1例

    五十嵐 丈之, 高橋 さとか, 甲州 亮太, 小野 綾乃, 野田 昌生, 森本 哲, 西野 宏, 新田 清一, 伊藤 真人, 金澤 丈治 Pediatric Otorhinolaryngology Japan 44 (1), 103-110, 2023

    ...本症では治療による寛解後も長い経過中に期合併症や二次癌を生じて生活の質が低下することが懸念される。今回,寛解後に甲状腺乳頭癌(PTC)を生じた多発骨型LCHの1例を報告した。症例は15歳男児で,9歳時に右側頭部および左股関節にLCH病変を認め,日本ランゲルハンス細胞組織球症研究グループ(JLSG)-02プロトコールに従い化学療法で完全寛解を得た。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 頚部頚動脈狭窄症に対する年代別の内頚動脈内膜剝離術の治療成績と臨床的特徴

    丸谷 明子, 山田 與徳 脳卒中の外科 51 (4), 286-291, 2023

    ...</p><p>69歳以下の若年発症群で糖尿病や高血圧の割合が高く,70-79歳と80歳以上の高齢者で心・腎機能障害の割合が高かった.発症から手術までの期間を7日以内の急性期,8-30日以内の亜急性期,31日以上の期で分類した.70-79歳,80歳以上の高齢者で高度な血行力学的不全による症候性の脳梗塞を発症し急性期に治療を受けた割合が多く,そのうち,急性期と亜急性期において退院時のmRSスコアが改善...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献10件

  • 相米の仕舞い方

    檜垣 立哉 社藝堂 10 (0), 61-76, 2023

    ...本稿は、これまで(1)から(3)と時代を追って書き綴ってきた相⽶慎⼆試論の最終稿をなすものであり、2001 年の相⽶の死の前に撮影された『あ、春』『⾵花』という⼆作品の、相⽶映画のなかでの特殊性をとりあげ、「年」なきこの映画監督の、⾮⾃覚的ではあれそれなりの形をなした「仕舞い⽅」について論じる。...

    DOI

  • 新たな蛍光顕微鏡を用いた過重力下のオルガネラ挙動の解明

    貝原 恵子, 松浦 宏治, 成瀬 恵治 生体医工学 Annual61 (Abstract), 270_2-270_2, 2023

    ...密閉チャンバー底面のガラス表面に直径6μm蛍光ビーズを固定化し不動のマーカーとした後、マウス骨格筋細胞C2C12を播種し一培養した。SYTO9にて核染色後、密閉チャンバーを蛍光遠心顕微鏡上に設置し、40倍対物レンズにて観測した。まず、静止状態から5秒をかけ5Gまで負荷(半径10cm、210rpm)し、前後の静止状態もあわせて動画撮影を行った。...

    DOI

  • 真菌感染の予防と治療

    高園 貴弘 移植 58 (Supplement), s129_1-s129_1, 2023

    ...肺移植患者の死因において感染症の占める割合は高く、そのコントロールは非常に重要な課題であるが、特にアスペルギルス症をはじめとした深在性真菌症は移植後初期から期まで起こりうる注意すべき感染症である。移植領域における深在性真菌症の診断法の多くは侵襲的な検査ではなく、画像所見に加え、ガラクトマンナン抗原やβ-D-グルカンなどの補助診断法が重要である。...

    DOI

  • 移植後抗HLA抗体の発生時期と臨床経過の関連

    網谷 英介 移植 58 (Supplement), s198_2-s198_2, 2023

    ...DSAは移植後早期に同定されることも多いが、一方で期になって初めて生じてくるDSAも存在し、出現時期が早期のものと期のものでは臨床的特徴が異なることが言われている。今回当院で経験した抗HLA抗体陽性症例について発生時期によって臨床的特徴がどのように異なるか検討する。...

    DOI

  • 小児肝移植後21年時にPTLDを合併した1例

    高寺 樹一朗, 眞田 幸弘, 大豆生田 尚彦, 堀内 俊男, 平田 雄大, 岡田 憲樹, 脇屋 太一, 大西 康晴, 佐久間 康成, 佐田 尚宏 移植 58 (Supplement), s322_2-s322_2, 2023

    ...<p>背景: 移植後リンパ増殖性疾患(PTLD)は10歳以下と60歳以上の肝移植後レシピエントに多く発症し, 時期は移植後早期・期の二峰性である. 小児は成人と比較し早期に発症することが知られているが, 期発症例は稀である. 今回, 小児肝移植後21年時にPTLDを発症した症例を経験したので報告する. </p><p>症例: 症例は22歳, 女性....

    DOI 医中誌

  • 定常的海水準変動サイクルのもとで実現する下流域沖積系の無下刻フェイズ: 三次元水槽実験による検証

    武藤 鉄司, 本宮 圭悟, 飯嶋 耕崇, 大野 研也, 王 俊輝 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 93-, 2023

    ...., 有下刻フェイズ).(2) サイクル数の進行につれて下降期の下刻量が減少する傾向にあった.(3) 期サイクルにおいては,下降期に浸食谷が形成されず,下降期と上昇期を通じて埋積傾向が持続することがあった.12ランのうち10ランで,この無下刻フェイズが実現した.(4) 有下刻フェイズから無下刻フェイズへの転換が起こるタイミングは三次元オート層序学的長さスケールΛ<sub>3D</sub>で無次元化...

    DOI

  • 定点カメラと機械学習を用いた高山帯における雲の観測(2)

    浜田 崇, 岡本 遼太郎, 小熊 宏之 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 151-, 2023

    ...</p><p> (1)山の稜線が雲に覆われるパターンについて,月別・時別の頻度分布を示した.11月~2月にかけての秋から真冬の時期を除くと,午前中から夕方にかけて出現頻度が高くなる傾向を読み取ることができる.午後から夕方にかけての時間帯における雲の出現頻度は,月の約1/3から約1/2の日数でみられることが明らかとなった.谷風などの影響により,午後になると稜線が雲に覆われやすいという登山時に観察される...

    DOI

  • ミカン農家による収穫アルバイト自宅受入の背景

    池田 和子 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 164-, 2023

    ...<p>真穴地区の「アルバイター事業」</p><p>愛媛県八幡浜市真穴地区は人口1,000人強(2022年11月末)の地区で,全国的に知られる温州ミカン産地である.愛媛県は静岡県や和歌山県と比較して中柑類の生産割合が比較的高いが,真穴地区は高い品質とブランド力に支えられ,温州ミカンに特化している....

    DOI

  • <i>TCF3-ZNF384</i>陽性B前駆細胞性急性リンパ性白血病の期再発に対して同種骨髄移植を施行した一例

    荒木 未希絵, 山下 大紀, 吉田 奈央, 北澤 宏展, 秋田 直洋, 宮島 雄二, 濱 麻人 日本小児血液・がん学会雑誌 60 (1), 42-45, 2023

    <p>症例は8歳女児.4歳時にB前駆細胞性急性リンパ性白血病(BCP-ALL)と診断された.初期ステロイド反応性は良好で,寛解導入療法後に第1寛解が得られ,寛解を維持し2年6か月で治療を終了した.初発から4年6か月,治療終了から2年後に骨髄再発し,白血病関連融合遺伝子検査により<i>TCF3-ZNF384</i>陽性が判明した.第2寛解期にメルファラン180 mg/m<sup>2</sup>およ…

    DOI 医中誌

  • 川島 祐一 頸城野郷土資料室学術研究部研究紀要 2023 (119), 1-4, 2023

    DOI

  • 小児がんサバイバーのヘルスリテラシーの現状―1施設での検討―

    吉村 由美香, 福島 紘子, 鈴木 涼子, 八牧 愉二, 穂坂 翔, 稲葉 正子, 日高 響子, 室井 愛, 増本 幸二, 水本 斉志, 高田 英俊 日本小児血液・がん学会雑誌 60 (2), 149-155, 2023

    ...<p>背景:小児がんサバイバー(以下CCSs)は,期合併症のリスクを踏まえたヘルスプロモーションを意識する必要があるが,その一部を構成するヘルスリテラシー(以下HL)についてCCSsの報告はなく,研究に着手した....

    DOI 医中誌

  • ファンコニ貧血とアルデヒド代謝酵素欠損症候群

    高田 穣 臨床血液 64 (7), 639-645, 2023

    <p>遺伝性骨髄不全(BMF)症候群のひとつであるファンコニ貧血(FA)は,造血幹細胞の内因性DNA損傷を除去するDNA修復の欠陥によって引き起こされると示唆されている。この内因性DNA損傷がアルデヒドに起因する可能性が注目されてきた。筆者らは,FAと臨床的に類似した再生不良性貧血の日本人症例において,ホルムアルデヒド分解酵素をコードする<i>ADH5</i>遺伝子のbiallelicバリアント…

    DOI PubMed

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