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杉山, 貴士 福祉教育開発センター紀要 12 165-179, 2015-03-31
昨今、性的マイノリティがメディアを通じて見聞きする機会が増えている。性同一性障害が「性的違和」に変更となり、地方議員や国政に進出する当事者も現われている。さらに最近は「LGBT 市場5.7 兆円」に代表されるように、市場価値を持つゲイがクローズアップされ、消費に旺盛な当事者像が出される一方で、自尊感情が低く「ゲイの自殺企図率は異性愛者の6 …
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杉山, 貴士 社会福祉学部論集 11 47-60, 2015-03-01
「なぜ,医療生協が無料低額診療事業を行うのか」という問題意識のもと,国民皆保険体制の下で無料低額診療事業の本来あるべき意義や役割の再検討が本稿の目的である。まず,戦前の医療福祉事業が慈恵医療として位置づけの変遷を概観する。日本国憲法のもとで「権利としての社会保障」実現へ社会保障諸制度が整備されてきたが,諸制度から零れ落ちる人たちを救済のために,慈恵医療の系譜にある無料低額診療事業が位置づけられた…
杉山 貴士 生活協同組合研究 460 (0), 38-45, 2014-05-05
DOI
杉山, 貴士 技術マネジメント研究 = Yokohama journal of technology management studies 5 67-79, 2006-02-28
本稿は、性的違和を抱える同性愛の高校生へのインタビューを通して、高等学校における彼らの性的自己形成過程の一端を検討するものである。ジェンダー規範に包含される異性愛中心性は、高等学校の明示的カリキュラムにおける同性愛の封印と、隠れたカリキュラムによる同性愛嫌悪により支えられている。高等学校において、彼らは (1) 自己受容の困難、(2) 自己イメージ形成の困難、(3) 情報アクセスの困難、(4) …