寺本 周平, 田畑 聖吾, 杉本 一樹, 棚平 健, 岡田 龍哉, 谷脇 琢也, 藤本 徹, 水田 博志, 瀬井 章
整形外科と災害外科
63
(3),
488-490,
2014
二分脊椎を伴わない脊髄脂肪腫による脊髄係留症候群に対して,硬膜形成術を行った成人の1例を経験したので報告する.【症例】39歳男性,37歳時より両殿部から両下肢痛と排尿障害が出現した.単純X線で二分脊椎は認めず,MRIでは脊髄円錐はL4レベルで低位脊髄を呈し,L4~S1レベルで円錐背側の脊髄脂肪腫により,円錐,馬尾の圧迫を認めた.椎弓切除及び硬膜形成術を施行した.下肢痛と排尿障害は改善しJOA …
DOI
医中誌