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  • "流行"的なものとの争闘 : 文学研究/文学教育・管見(<特集>これからの文学教育の地平)

    杉野 要吉 日本文学 53 (8), 42-51, 2004

    "流行"的なものとはなにか。それは、いま「文学」がその存在理由を低められ、また自立性を失いつつあるかのようにみなされているこの時代の支配的価値編成と、その上に乗って場所を占めるあれこれの言説潮流のことをさしている。ここでは、その主導的価値編成がもたらす日本の世相を。"戯れ歌"風に前景化し、するどく風刺してみせた匿名批評の小文を提示した上で、その価値編成の上に乗る流行的諸言説に対抗してこんにちの文…

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  • 「一九四〇年代文学」論・序説 : 「自然」という視点(<特集>「一九四〇年代文学」は可能か)

    杉野 要吉 日本文学 52 (11), 11-20, 2003

    この特集趣意書の西暦提示の歴史把握は西暦主義の上に立つものなのか、基本は元号主義の立場なのか、その他をとりあげたうえで、私の提案として「自然」という視点からこの敗戦をはさむ一〇年間に照明を当てていく歴史把握の立場を提示し、それがその一〇年にかぎらず、もっと大きく「二〇世紀」一〇〇年を新たに「自然」をキー概念としてとらえ返そうとする立場からの主張であることをのべた。そのうえで総力戦化の危機のもと、…

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  • 平野謙における他者と天皇制 : 敗戦前後をめぐって(<特集>近代文学における<他者>と<天皇制> II)

    杉野 要吉 日本文学 39 (11), 41-54, 1990

    平野謙は、父ら家族の住む古い恩愛の世界から自分を切断、新たに獲得したかに見えた己れの「他者」像を、戦争末期、外から襲ってきた「アメリカ」という「恐怖」に満ちた巨大な「他者」の力によって、こっぱみじんにされてしまった。この衝撃的経験をへて、彼は父らの住む古い世界、それを深く包括する日本の「天皇制」的恩愛の世界に目を戻し、そこから、もっと現実的に、過去の「悔い」多き経験を内化させた戦後の新生の道へ出…

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