明事 典子, 田村 多江, 森山 純子, 古澤 妙子, 佐々木 基史, 倉吉 和夫, 龍河 敏行, 藤本 一夫, 藤井 和美, 天野 聡子
松江市立病院医学雑誌
18
(1),
87-90,
2014
症例は69 歳,女性.閉塞性動脈硬化症により重度の両下肢虚血を来しており,足部潰瘍の治療のため皮膚科入院中であった.疼痛と睡眠障害からせん妄状態に陥り,経口摂取困難,低栄養状態となり,栄養サポートチームが介入した.当初は家族の意向に沿って疼痛緩和治療中心であったため,積極的な栄養補助は検討しなかった.しかし,全身状態が悪化し,壊死が進行するにつれて,両下肢切断に同意が得られたため,短期間での栄養…
DOI
医中誌