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検索結果 49 件

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  • 非急性腎障害合併アシクロビル脳症の特徴

    葛目 大輔, 森本 優子, 堤 聡, 山﨑 正博, 細見 直永 日本老年医学会雑誌 61 (1), 61-67, 2024-01-25

    <p><b>緒言:</b>非急性腎障害(AKI)合併アシクロビル(ACV)脳症の報告が少ないため,AKI合併例と比較して,その臨床像を明らかにする.<b>対象:</b>2015年8月~2022年9月までに帯状疱疹に対してバラシクロビル(VACV)投与中に脳由来と考えられる神経症状を来して当院で加療を行った症例.<b>方法:</b>クレアチニン(Cre)は①入院時及び②入院第7病日以内にCreを適…

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  • Hot cross bun徴候を認めた橋及び両側中小脳脚梗塞の1例

    葛目 大輔, 森本 優子, 堤 聡, 山﨑 正博, 細見 直永 臨床神経学 64 (3), 190-193, 2024

    <p>高血圧,糖尿病で加療中の71歳男性がふらつきと呂律困難を生じ,右橋及び小脳梗塞と診断された.その1ヶ月後,体が左に傾くようになり,神経学的所見として構音障害と小脳性体幹失調が認められた.心電図は心房細動を示した.頭部MRI拡散強調画像では左右小脳半球及び中小脳脚に高信号病変あり.心原性脳塞栓症に対してダビガトラン300 …

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  • ウェルニッケ脳症における頭部MRI異常を来す要因の解析

    葛目 大輔, 森本 優子, 堤 聡, 山﨑 正博, 細見 直永 臨床神経学 advpub (0), 2024

    <p>【目的】ウェルニッケ脳症(Wernicke encephalopathy,以下WEと略記)における頭部MRI病変に関して検討を行った.【対象】2008年5月から2022年9月までに当科に入院したWE症例【方法】頭部MRI病変の有無によってMRI陽性群とMRI陰性群と群別した.【結果】WE 26人(男性19人,平均年齢63.9歳),MRI陽性群は19人.MRI陽性群ではビタミンB<sub>1…

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  • 抑うつによってWernicke脳症に至った高齢者の1例

    葛目 大輔, 森本 優子, 堤 聡, 山﨑 正博, 細見 直永 日本老年医学会雑誌 60 (1), 86-88, 2023-01-25

    <p>75歳女性.独居後より抑うつとなった.めまいと経口摂取不良のため,近医病院に入院した.当院来院2日前より医師の診察で外眼筋麻痺を認めたため,当院に救急搬送された.神経所見として意識障害,外眼筋麻痺,腱反射低下を認めた.ビタミンB<sub>1</sub> 9 mg/dLと低値だった.ビタミンB<sub>1</sub>補充により神経所見は改善した.高齢者では抑うつによる摂取不良のために低ビタミ…

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  • 高齢発症<i>Edwardsiella tarda</i>敗血症の1例

    葛目 大輔, 森本 優子, 山﨑 正博, 細見 直永 日本老年医学会雑誌 60 (1), 83-85, 2023-01-25

    <p>症例は80歳男性.2019年10月中旬,倒れているところを家族が発見し救急要請した.来院時GCS 14点,血圧153/92 mmHg,体温38.8℃,心肺腹部に異常なく,髄膜刺激徴候はなかった.血液培養から<i>Edwardsiella tarda</i>が検出されたため,抗菌薬治療は13日間行い,第29病日に他院に転院した.肝疾患や悪性腫瘍のある高齢者に<i>E. …

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  • 高齢発症細菌性髄膜炎の特徴

    葛目 大輔, 森本 優子, 山﨑 正博, 細見 直永 日本老年医学会雑誌 60 (1), 79-82, 2023-01-25

    <p><b>目的:</b>高齢発症細菌性髄膜炎の特徴について検討した.<b>対象:</b>2006年10月から2021年12月の間に当院で加療した細菌性髄膜炎の症例28人.<b>結果:</b>高齢者群は15人.非高齢者群と比べて,高齢者群では女性(60.0% vs 15.4%,p=0.016),起因菌としてリステリア菌が多かった(53.3% vs …

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  • リステリア髄膜炎の診断予測因子の検討

    葛目 大輔, 森本 優子, 堤 聡, 山﨑 正博, 細見 直永 臨床神経学 63 (1), 1-6, 2023

    <p>【目的】リステリア髄膜炎における診断の予測因子を検討した.【対象】2006年10月1日から2021年12月31日の間に当院で加療した細菌性髄膜炎症例28人(女性11人,平均年齢65.9歳).【結果】リステリア髄膜炎は9人.解析の結果,髄液リンパ球比率(Odds ratio 1.123, 95% Confidence interval 1.006~1.255, <i>P</i> = …

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  • 有機物泥の構造分析による難分解性有機物の形成機構の検討

    田中 慎也, 森本 優希, 河内 友一, 菅野 孝則, 日比野 忠史 土木学会論文集 79 (18), n/a-, 2023

    <p> 石炭灰造粒物(GCA)の堆積泥への効果として①腐植化の促進,②微細粒子の砂・礫径化,③脂肪酸の高分子化・けん化現象が推定されているが,分析により現象を確認しており,化学的な検証はされていない.本論文ではGCA堆積泥について①~③効果の化学的検証のための分析方法を確立する.有機物の難分解性化の指標として提案されている腐植性有機物,有機錯体について,GCA層内での形成機構を明らかにすることを…

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  • Body lateropulsionを呈した尾側延髄外側梗塞の1例

    葛目 大輔, 森本 優子, 山崎 正博, 細見 直永 日本老年医学会雑誌 59 (4), 565-567, 2022-10-25

    <p>【症例】77歳女性【現病歴】発作性心房細動でダビガトランを内服していた.2019年10月中旬,右方向に傾くようになり当院外来を受診した.【入院時現症】右方向へのbody lateropulsion及び右上下肢の軽度の運動失調を認めた.【頭部MRI】拡散強調画像で右尾側延髄外側に高信号を認めた.【入院経過】脳梗塞に対してエダラボンを開始し,リハビリテーションを行った.入院第11病日に転院した…

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  • カルバマゼピンにより徐脈発作を来した高齢者の1例

    葛目 大輔, 岸本 浩一郎, 森本 優子, 山崎 正博, 細見 直永 日本老年医学会雑誌 59 (3), 378-380, 2022-07-25

    <p>症例は96歳女性.意識障害と痙攣発作にて当院に搬送.入院後に行った脳波では左右前頭部に高振幅徐波と鋭波を認め,非痙攣性てんかん発作と診断した.これに対してカルバマゼピン(CBZ)200 mg/日を開始した.その数日後,突然,心拍数30回/分の徐脈発作を頻回に認めた.CBZの血中濃度が高値(12.1 μg/mL(基準値:4~12.0 …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献2件

  • 利尿薬によって惹起された脚気ニューロパチーの1例

    葛目 大輔, 井上 湧介, 森本 優子, 吉田 剛, 山﨑 正博, 細見 直永 臨床神経学 62 (8), 641-643, 2022

    <p>【症例】56歳男性【主訴】両下肢脱力【現病歴】鶏肉を好む偏食あり.前医で両下腿浮腫を認め,心不全にて入院した.心不全に対し利尿薬による加療が行われたが両下肢脱力が出現し徐々に悪化したため,当院に転院した.【入院時現症】軽度の意識障害と両下肢の浮腫,筋力低下及び腱反射消失を認めた.【入院経過】脚気ニューロパチーを考えチアミン100 mg/日を開始した.これにより神経症状は改善した.その後,ビ…

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献3件

  • 脳神経核に病変を認めたアルコール性Wernicke脳症の1例

    葛目 大輔, 森本 優子, 山﨑 正博, 細見 直永 臨床神経学 62 (11), 869-872, 2022

    <p>35歳男性.アルコール依存症の加療歴あり.来院する2週間前よりふらつき,その後複視を認めたため当院を受診した.神経学的所見では両側外転神経麻痺,四肢腱反射低下,体幹失調あり.生化学検査ではビタミンB<sub>1</sub> 16 mg/d<i>l</i>と低値であった.頭部MRI FLAIRでは両側外転神経核,視床内側,乳頭体に病変を認め,Wernicke脳症(Wernicke …

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  • 心理学研究は意識に迫れるか? ―若手が考える意識研究の現在と未来―

    森口 佑介, 渡部 綾一, 川島 陽太, 中村 友哉, 森本 優洸聖, 石原 憲, 土谷 尚嗣 日本心理学会大会発表論文集 86 (0), SS-013-SS-013, 2022

    <p>主観的で現象的な「○○であるという感じ」を意識と呼ぶ。近代心理学を創設したヴントやジェームズは,意識を心理学のテーマとしたが主観的な意識は実証主義を目指した心理学から排除されてきた。しかし近年は計算論的アプローチの導入や脳活動計測技術や心理学的実験パラダイムの発展により,主観的な意識を客観的な行動や脳活動と結びつける取り組みが進められてきた。これらの取り組みにより神経科学や工学,心理学等複…

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  • EUS-FNA を契機に発見されたリンパ脈管筋腫症の 1 例

    神月 梓, 森本 優生, 津崎 沙世子, 龍 あゆみ, 棚田 諭, 久保 千明, 本間 圭一郎 日本臨床細胞学会雑誌 61 (5), 348-352, 2022

    <p><b>背景</b>:リンパ脈管筋腫症(LAM)は,平滑筋様の腫瘍細胞が肺や体軸リンパ節などで緩徐に増殖する全身性疾患である.非常にまれな疾患であり,根本的な治療方法が確立されていない.今回,超音波内視鏡下穿刺吸引法(EUS-FNA)を契機に診断された LAM の 1 例を経験したので報告する.</p><p><b>症例</b>:50 歳代,女性,CA19-9 …

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  • 囊胞性腎疾患として管理されていた高度水腎症の 1 例

    森本 優一, 大島 理奈, 塩谷 拓嗣, 宮崎 紘平, 岡田 満, 杉本 圭相 日本小児腎臓病学会雑誌 34 (1), 67-71, 2021

    <p>先天性水腎症をはじめとする泌尿生殖器の先天異常は,胎児超音波検査で診断される最も一般的な形態異常であるが,囊胞性腎疾患との鑑別に困難な例も少なくない.症例は 2 歳男児.胎児期に水腎症を指摘されていたが,囊胞性腎疾患の家族歴があったため,同疾患として経過観察されていたが,再評価を目的に当院に紹介となった.精査の結果,左腎盂尿管移行部通過障害,および高度の腎盂拡張を認め,高度水腎症と診断した…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献7件

  • 〈症例報告〉IgG の沈着を伴う膜性増殖性腎炎像を呈した紫斑病性腎炎の1例

    大島 理奈, 宮沢 朋生, 塩谷 拓嗣, 森本 優一, 宮崎 紘平, 岡田 満, 竹村 司, 杉本 圭相 近畿大学医学雑誌 45 (3-4), 63-67, 2020-12-18

    [抄録]IgA vasculitis related nephritis (IgAV-N)は, IgA 血管炎における最も重要な合併症である。ISKDC分類におけるVI型 IgAV-N は非常に稀で, 臨床的特徴や治療および予後について報告は少ない。症例は6歳女児。 IgA血管炎の診断3週間後に顕微鏡的血尿と蛋白尿を認めた。賢生検組織でびまん性メサンギウム細胞の増殖と基質の増加,糸球体基底膜の肥…

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  • 低出生体重児歴を有する 8 症例の臨床病理像とミトコンドリア障害との関連

    宮崎 紘平, 塩谷 拓嗣, 大島 理奈, 森本 優一, 宮沢 朋生, 岡田 満, 竹村 司, 杉本 圭相 日本小児腎臓病学会雑誌 33 (2), 131-137, 2020

    <p>早産・低出生体重児関連腎症の腎組織像は寡少糸球体,巣状分節性糸球体硬化(focal segmental glomerulosclerosis: FSGS) を主な特徴とする.病理像がミトコンドリア(Mt)腎症の組織像と類似することから,病態形成に Mt 障害が関与すると考えられている.今回,早産・低出生体重の出生歴を有した 8 例を対象に,Mt 障害の指標として COX4,TFAM …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献22件

  • 肉眼的血尿を契機に発見した左水腎症,巨大尿管合併の Becker 型筋ジストロフィの小児例

    宮崎 紘平, 塩谷 拓嗣, 大島 理奈, 森本 優一, 宮沢 朋生, 岡田 満, 杉本 圭相 日本小児腎臓病学会雑誌 33 (2), 203-208, 2020

    <p>今回我々は,肉眼的血尿を契機に左水腎症と巨大尿管を発見し,さらに Becker 型筋ジストロフィ(Becker muscular dystrophy: BMD)を合併していた小児例を経験した.症例は 8 歳男児.初めての肉眼的血尿を主訴に来院した.超音波検査にて左水腎症(SFU 分類 Grade 2)と巨大尿管を指摘され,CT-urography …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献8件

  • 社交不安症状のある統合失調症患者に対する作業療法の効果

    山本 敦子, 橋本 健志, 森本 優香, 加藤 正樹, 木下 利彦, 四本 かやの 作業療法 38 (2), 213-221, 2019-04-15

    本研究の目的は,地域で生活する統合失調症患者の社交不安症状に対する作業療法の効果を検討することである.ケースシリーズ研究で,3症例に対する6ヵ月間の作業療法介入前後の社交不安障害尺度得点,陽性・陰性症状評価尺度得点,日常生活場面での対人交流の状態を比較した.結果,6ヵ月間の作業療法介入によって,統合失調症患者の社交不安症状に改善がみられ,対象者全員に精神症状の改善も認められた.社交不安症状が中等…

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  • 水頭症に対して脳室ドレナージが有用であった肺炎球菌性髄膜炎の1例

    葛目 大輔, 森本 優子, 吉田 剛, 山﨑 正博 臨床神経学 59 (9), 584-588, 2019

    <p>症例は53歳男性.生来健康.2012年2月中旬,左上歯牙に疼痛出現.その5日後に発熱,意識障害が出現し,当院に搬送された.意識障害,項部硬直,両側瞳孔散大,Babinski徴候を認めた.髄液検査で細胞数22,698/μ<i>l</i>(多核球98%),糖0 mg/d<i>l</i>,蛋白681 …

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献17件

  • 無菌性髄膜炎におけるjolt accentuation of headacheの意義

    葛目 大輔, 森本 優子, 金星 匡人, 吉田 剛, 山崎 正博 臨床神経学 59 (9), 596-599, 2019

    <p>【目的】無菌性髄膜炎におけるjolt accentuation of headache(JAH)の感度,特異度を検討した【対象】2013年8月1日から2018年8月31日の間に急性発症の頭痛を呈し意識障害を認めず髄膜刺激徴候を認め,髄液検査を実施した87人(男性45人,平均年齢35.6 ± 13.3歳)【結果】無菌性髄膜炎61人,非髄膜炎26人.ロジスティック解析より年齢(OR …

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  • 健常成人発症<i>Streptococcus agalactiae</i>髄膜炎の1例

    葛目 大輔, 森本 優子, 金星 匡人, 吉田 剛, 山崎 正博 臨床神経学 59 (7), 448-450, 2019

    <p>症例は39歳男性.生来健康.2018年12月初旬,発熱,意識障害が出現し,当院に搬送された.神経学的所見では意識障害,項部硬直,Kernig徴候を認めた.髄液検査で細胞数1,012/μ<i>l</i>(多核球96%),蛋白147.3 mg/d<i>l</i>,糖44 mg/d<i>l</i>,Gram染色でGram陽性球菌を認めた.細菌性髄膜炎と診断し,各種抗菌薬を開始した.髄液培養及び血…

    DOI Web Site PubMed ほか1件 被引用文献1件 参考文献7件

  • 抗GT1b抗体陽性の高齢発症Guillain-Barré症候群の1例

    金星 匡人, 森本 優子, 吉田 剛, 葛目 大輔, 山﨑 正博 臨床神経学 59 (9), 600-603, 2019

    <p>症例は85歳女性.急性発症の弛緩性四肢麻痺および腱反射消失を認めた.抗GT1b抗体が強陽性であり,神経伝導検査からGuillain-Barré症候群(Guillain-Barré syndrome; GBS)と診断した.経静脈的免疫グロブリン療法(intravenous immunoglobulin; …

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献8件

  • 意識的知覚経験と知覚運動の関係 –可視度の応答プライミング課題への影響–

    森本 優洸聖, 牧岡 省吾 日本認知心理学会発表論文集 2019 (0), 102-, 2019

    <p>本研究は応答プライミング(Neumann & Klotz,1994)にPAS (Ramsoy & Overgaard, 2004)と呼ばれる主観的な知覚経験の尺度を組み合わせて知覚意識の程度がその後の反応に影響を与えるか検証したものである。応答プライミングとは類似のプライム刺激(P刺激)とターゲットマスク刺激(TM刺激)があった場合、P刺激の特徴がTM刺激の特徴と一致する場合と不一致である…

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  • 高齢発症<i>Streptococcus salivarius</i>髄膜炎の1例

    葛目 大輔, 森本 優子, 金星 匡人, 吉田 剛, 山崎 正博 臨床神経学 59 (6), 371-374, 2019

    <p>症例は80歳男性.慢性心不全,心房細動,前立腺癌で加療歴あり.2018年11月初旬,発熱,意識障害が出現し,当院に搬送された.神経学的所見では意識障害,項部硬直,Kernig徴候を認めた.髄液検査で細胞数11,200/μ<i>l</i>(多核球94%),蛋白758 mg/d<i>l</i>,糖1 …

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献4件

  • TIMSS1995 理科のスープ課題の論述を対象としたアーギュメント評価の試み

    中山 迅, 猿田 祐嗣, 森本 優紀 日本科学教育学会年会論文集 42 (0), 349-352, 2018

    TIMSS1995 理科の「スープ課題」に対する日本の児童の誤答に,「ふたがしてないから」という回答が多かったことの間題点が,かねてより指摘されていた。本研究では,アーギュメントスキルの観点で児 童の回答を分析し,アーギュメントスキルの欠落が低い正答率につながっていた可能性を指摘した。

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  • 堆積泥中のイオンや有機物量が液性限界値に及ぼす影響

    鈴木 貴博, 森本 優希, 日比野 忠史, 中下 慎也 土木学会論文集B2(海岸工学) 73 (2), I_1255-I_1260, 2017

    汽水域や海底のヘドロ化の改善には底泥の循環機構を解明する必要があり,泥の巻き上がりやすさを把握することは非常に重要である.本研究では限界せん断応力と相関のある液性限界値に着目した.電気化学的な要因と液性限界値の関係に着目し,有機泥に吸着する陽イオンや間隙水のイオン強度と液性限界値の関係について検討した.実験結果より,液性限界値は吸着イオン量の変化による影響を受けないこと,間隙水のイオン強度が大き…

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  • 沿岸域の堆積泥を対象とした示差熱分析手法の確立

    高田 大貴, 森本 優希, TOUCH Narong, 中下 慎也, 日比野 忠史 土木学会論文集B2(海岸工学) 73 (2), I_1201-I_1206, 2017

    示差熱計や熱重量計を使用した物質の熱反応特性の解明は広く行われている.本研究では特に沿岸域に多く堆積する底泥(堆積泥)を対象に示差熱分析を行い,分析手法を提案した.堆積泥中には無機物,有機物が多種多様に含有されており,より精度の高い分析を行うために試料の前処理方法(乾燥法,粒度調整法)と最適な加熱速度,試料量の提案を行った.本実験から(1)100℃以下の揮発性物質を評価するための乾燥法として,凍…

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  • 河岸ヘドロ上に散布された石炭灰造粒物の浄化機能と効果の持続性

    森本 優希, 林 利洋, 中本 健二, 日比野 忠史 土木学会論文集B1(水工学) 73 (4), I_1219-I_1224, 2017

    京橋川の河岸に堆積したヘドロの浄化と生態系の再生を目的とした石炭灰造粒物層による底質改善効果の実証が2011年から行なわれている.本論文では河岸干潟に構築した石炭灰造粒物層に継続的に沈降・堆積する有機泥の浄化効果を明らかにした.構築初期の浄化機能として実証された(1)冠水中の造粒物層内で酸素の保持,(2)堆積泥の掃流,(3)堆積泥内での還元状態の抑制等の効果が3年間継続して発現されていることが明…

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  • 石炭灰造粒物(GCA)によるリン酸固定化機構の考察

    森本 優希, TOUCH NARONG, 日比野 忠史 土木学会論文集B3(海洋開発) 73 (2), I_941-I_946, 2017

    石炭灰造粒物(GCA)は石炭燃焼時に得られるフライアッシュを造粒し製造されている.高温で燃焼された石炭灰は急激に冷やされることでその構造はガラス状となりCa<sup>2+</sup>やSO<sub>4</sub><sup>2-</sup>等のミネラルと酸化物質を容易に溶出できる分子構造となる.本研究はGCAから溶出されるミネラルに注目し,GCAによるリン酸の固定機構を考察した.その結果,GCAに…

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  • 両下肢近位筋優位の筋力低下を呈した家族性アミロイドポリニューロパチー(FAP ATTR Ile107Val)の1例

    葛目 大輔, 佐島 和晃, 森本 優子, 小松 奏子, 山崎 正博, 円山 英昭 臨床神経学 56 (4), 277-280, 2016

    症例は69歳男性.2008年から両側第1指から第3指にかけて異常感覚に気づいた.2013年から進行する両下肢近医筋力低下にて入院.同部位に軽度の筋萎縮,筋力低下,両側第1指から第3指で表在覚の低下及び両下肢での表在覚及び深部覚障害,腱反射低下を認めた.神経伝導検査では両側手根管症候群と軸索型末梢神経障害,筋電図では近位筋優位に神経原性変化を認めた.左大腿四頭筋生検では神経原性変化と脂肪組織にアミ…

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献8件

  • 自宅退院の意向を持つがん入院患者の自宅退院を困難にする要因

    長島 渉, 崎山 奈津子, 鈴木 大吾, 渡邉 啓介, 水野 るみ子, 鈴木 利恵, 森本 優子, 望月 寿人, 會津 恵司 Palliative Care Research 11 (4), 282-288, 2016

    <p>【目的】春日井市民病院では,症状緩和と療養場所の意向に関する意思決定支援を中心とした緩和ケアクリニカルパスを導入している.本研究では,自宅退院の意向を持つがん入院患者の自宅退院を困難にする要因をクリニカルパスの情報を基に探索した.【方法】2014年6月〜2015年8月の期間で緩和ケアチームが介入したがん入院患者のうち今後の療養先の意向が自宅である患者を対象とし,診療録を後方視的に調査した.…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献12件

  • 堆積泥への底生藻類の発生と種の遷移

    森本 優希, 三戸 勇吾, 中本 健二, 日比野 忠史 土木学会論文集B2(海岸工学) 72 (2), I_1345-I_1350, 2016

    多量に堆積した有機物が嫌気分解して強く還元化し底生生物が生息できなくなった底質環境において,生物が再生していく過程を現地実験により検討した.本研究の目的は現地実験を通し還元土壌における底生藻類の発生,種の遷移していく過程を明らかにすることである.実験では,生物再生を促すため,電子受容体の供給によって土壌の還元状態を抑制した.電子受容体を還元土壌に供給する方法として,土壌を浅場(干潟)に設置する方…

    DOI DOI Web Site ほか2件 被引用文献2件 参考文献1件

  • 有機泥に吸着するイオンが泥の物理特性に及ぼす影響の把握

    中下 慎也, 森本 優希, 金城 信隆, 日比野 忠史 土木学会論文集B2(海岸工学) 72 (2), I_1321-I_1326, 2016

    本研究では有機泥の輸送・堆積機構の解明に向けて有機泥に吸着する陽イオンの測定手法を提案するとともに,陽イオンの種類や間隙水のイオン濃度を変化させた場合の有機泥の液性限界値の変化を明らかにした.陽イオン交換容量試験を参考にして有機泥に吸着する陽イオンを測定した結果,感潮域や海域の堆積泥ではNa<sup>+</sup>,Ca<sup>2+</sup>,K<sup>+</sup>,Mg<sup>2+<…

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  • 河口域に堆積する有機物を含む細粒泥の特性把握に関する考察

    日比野 忠史, 森本 優希, 福岡 捷二, 植田 彰 土木学会論文集B2(海岸工学) 71 (2), I_1471-I_1476, 2015

    感潮河川では海水の遡上とともに河口から運ばれる有機泥が高塩分下で河岸干潟に堆積している.高塩分下で堆積する有機泥は有機泥,間隙水,流水中に存在するイオンの相互作用により輸送過程における物理運動に強い影響を与えている.本論文ではヘドロ化が進んだ河岸干潟において地盤を形成する有機泥の特性量を評価するためのテクスチャーとなる物理・化学量の個々の特性および相互の関係を考察した.さらに,感潮河川で輸送・堆…

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  • 臨床技能指導が自己効力感に与える影響

    金子 純一朗, 森本 優江, 齋藤 里果, 倉本アフジャ 亜美, 潮見 泰藏, 丸山 仁司 理学療法学Supplement 2007 (0), G0394-G0394, 2008

    【目的】客観的臨床能力試験(Objective Structured Clinical Examination,OSCE)は診療等に関する実技や技能,態度を適正に評価するテストとして普及され,本学部理学療法学科においても平成15年より実施している.総合実習開始前に学生の基本的臨床技能の評価を行なうことによって.学生みずからが現在の臨床技能を客観的にとらえる.その結果,臨床技能を習得するための…

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