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検索結果 16,658 件

  • オルガノイドアッセイ開発

    小島 伸彦 電気学会誌 144 (4), 209-212, 2024-04-01

    <p>1.はじめに</p><p>Organs-on-a-chipは,小さなチップの上で動物細胞の培養を可能とするシステムである。培地を灌流することにより,複数のコンパートメントを結合して臓器内や臓器間の相互作用の再現に対応するなど,従来のシャーレやウェルプレートによる培養とは全く異なる培養環境を実現</p>

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  • 奈良宣言(ALT over 30)のMASLD(metabolic dysfunction-associated steatotic liver disease)における臨床的意義の検証

    川中 美和, 藤井 英樹, 岩城 慶大, 林 秀樹, 豊田 秀徳, 大枝 敏, 兵庫 秀幸, 森下 朝洋, 宗景 玄祐, 川田 一仁, 堤 翼, 澤田 康司, 前城 達次, 飛田 博史, 吉田 雄一, 内藤 雅文, 荒木 亜寿香, 新垣 伸吾, 川口 巧, 則武 秀尚, 小野 正文, 正木 勉, 安田 諭, 冨田 栄一, 米田 正人, 徳重 明央, 鎌田 佳宏, 高橋 宏和, 植田 真一郎, 相島 慎一, 角田 圭雄, 岡上 武, 中島 淳, Japan Study Group of Nonalcoholic Fatty Liver Disease(JSG-NAFLD) 肝臓 65 (4), 186-191, 2024-04-01

    <p>The Nara Declaration 2023 recommends that patients with ALT levels of >30 U/L and those who have steatosis, diabetes, hypertension, and/or dyslipidemia should be referred to a hepatologist, …

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  • 親子間事業承継に管理会計システムが及ぼす影響―アメーバ経営の導入企業を例として―

    浅石 梨沙, 近藤 大輔, 黒木 淳 管理会計学 : ⽇本管理会計学会誌 : 経営管理のための総合雑誌 32 (1), 185-200, 2024-03-28

    <p>本論文では,日本企業において重要な課題である事業承継のうち,親子間での事業承継に焦点を当てて,管理会計が事業承継に及ぼす影響を考察した.本論文で取り上げた企業のケースでは,管理会計システムの導入を通じて後継者の考え方が変化するとともに,管理会計システムを通じたコミュニケーションによって従業員からの受容が促進されたことが明らかになった.さらに,フィロソフィの影響によってこれらの働きが強化され…

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  • エタノール投与によるトマトの高温ストレス耐性強化

    戸高 大輔, Do Quynh Thi Nhu, 田中 真帆, 内海 好規, 内海 稚佳子, 江副 晃洋, 高橋 聡史, 石田 順子, 草野 都, 小林 誠, 斉藤 和季, 永野 惇, 中野 仁美, 光田 展隆, 藤原 すみれ, 関 原明 日本作物学会講演会要旨集 257 (0), 102-102, 2024-03-28

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  • 薬剤性過敏症症候群診療ガイドライン2023

    薬剤性過敏症症候群診療ガイドライン策定委員会, 水川 良子, 濱 菜摘, 新原 寛之, 宮川 史, 橋爪 秀夫, 藤山 幹子, 高橋 勇人, 渡辺 秀晃, 大山 学, 山口 由衣, 川村 龍吉, 野村 尚史, 椛島 健治, 末木 博彦, 森田 栄伸, 阿部 理一郎, 浅田 秀夫 日本皮膚科学会雑誌 134 (3), 559-580, 2024-03-20

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  • 災害時食物アレルギー対応の実態と課題

    金城 涼太, 石川 永子 都市計画報告集 22 (4), 687-690, 2024-03-11

    <p>本研究では、中核市へのアンケート結果を基に災害時食物アレルギー対応の実態と課題について分析を行った。(1)9割以上の中核市においてアレルギー除去食品が備蓄されているなど、法律などで求められている食物アレルギー対応は既に行われている。(2)食物アレルギー対応について、周知方法や分配方法が特に決まっていない中核市が最多となっており、除去食品のバリエーションを重視していない中核市が多い。また、第…

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  • 撤回:災害時の外国につながる子どもたちの現状と課題

    宮澤 夏海, 石川 永子 都市計画報告集 22 (4), 796-799, 2024-03-11

    <p>撤回:本研究の目的は、外国につながる子どもたちが災害時にどのような課題に直面するかを明らかにし、その解決に必要な対策を検討することである。その結果、まずは生きていく上で必要不可欠となる食料の問題や一人でいた時の対応が挙がった。その上で、「外国につながる子ども」特有の課題である言葉や情報面の課題が重なった。その対策としては、事前に食べ物がもらえる場所や多言語で情報を提供してくれる場所を把握し…

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  • 多発巨大肝囊胞の形態をとった血管肉腫の1例

    舩岡 昭宏, 沼倉 里枝, 寺谷 卓馬, 斉藤 光次, 佐野 圭二 肝臓 65 (3), 121-130, 2024-03-01

    <p>症例は60代女性.労作時呼吸苦,右季肋部痛を主訴に受診され,CTで多発巨大肝囊胞による胸腔の圧排が指摘されたため当科紹介となった.最大径14 cmの肝囊胞を10個肝臓内に認め,同時に脾腫瘤も指摘された.3年前には肝囊胞は指摘できず,悪性腫瘍の可能性を考えEUS,CT,MRI,PET-CT,上下部内視鏡検査,造影エコー検査を施行し,囊胞穿刺で囊胞内の液体を細胞診に提出したがいずれの検査でも悪…

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  • 視覚障害を呈した副鼻腔嚢胞の臨床的検討

    大氣 大和, 鬼島 菜摘, 福井 健太, 山田 将大, 岩村 泰, 二宮 啓彰, 松本 悠, 桑原 達, 佐藤 要, 磯野 泰大, 丹羽 一友, 大庭 万優, 畠山 博充, 折舘 伸彦 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 127 (2), 121-128, 2024-02-20

    <p> 副鼻腔嚢胞は比較的頻度の高い疾患であり, 時に複視・視力障害などの視覚障害が生じ, 緊急手術が必要となる場合がある. 今回われわれは過去10年間に経験した副鼻腔嚢胞の症例において, 視覚障害に関する臨床的検討を行った.</p><p> 2010年4月1日から2020年3月31日に当院で手術を施行した副鼻腔嚢胞のうち視覚障害を伴う12例を対象とした. 複視, 視力障害, …

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  • 縦隔腫瘍切除におけるTrap-door法の有効性と安全性

    臼井 秀仁, 北河 徳彦, 田中 聡志, 盛島 練人, 川見 明央, 近藤 享史, 望月 響子, 新開 真人 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 60 (1), 44-49, 2024-02-20

    <p>【目的】胸郭出口の腫瘍切除では,血管,神経,筋肉,骨など注意すべき構造が集中するため,安全なアプローチが求められる.Trap-door法は,Hemi-clamshell法とも呼ばれ,同領域へのアプローチ方法として報告されている.しかしそれ以外にも縦隔血管との剥離に注意を要する症例などにも応用可能である.小児での報告は非常に少なく,当院での経験から本術式の有効性と安全性を報告する.</p><…

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  • 腹腔鏡下に切除した胃結腸間膜由来神経内分泌腫瘍の1例

    小野 由香利, 片山 雄介, 松下 直彦, 澤﨑 翔, 利野 靖, 大佛 智彦 日本消化器外科学会雑誌 57 (2), 92-99, 2024-02-01

    <p>症例は71歳の女性で,肝機能障害の精査のため腹部超音波検査を施行したところ,膵頭部腹側に30 mm大の腫瘤を認め,増大傾向であった.造影CTで,腫瘍は副右結腸静脈へ浸潤が疑われ,横行結腸の辺縁動脈に接していた.また,他臓器と連続性がない多血性腫瘍であり,腸間膜由来の神経内分泌腫瘍(neuroendocrine …

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  • Apolipoprotein-A2 isoform を利用した膵がん血液バイオマーカーの臨床開発

    加城 歩, 小林 道元, 黄 敬徳, 宮本 美津子, 渥美 淳, 長島 健吾, 武内 恵子, 奈良 聡, 肱岡 範, 森實 千種, 菊池 正二郎, 加藤 真吾, 加藤 健, 落合 大樹, 小畑 大輔, 今村 聡, 鎭目 裕也, 武田 佳奈恵, 小西 宏, 野村 由美子, 松山 琴音, 久津見 弘, 本田 一文 日本分子腫瘍マーカー研究会誌 39 (0), 8-9, 2024

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  • デジタルヘルス分野における評価ガイドラインの国際比較

    齋藤 英子, 中村 治代, 立森 久照, 笹山 桐子, 大田 えりか, 荒田 直子, 米岡 大輔, 五十嵐 中 ITヘルスケア誌 18 (1), 2-10, 2024

    <p>デジタル機器の保健医療分野での利用が拡大し、日常の健康管理にデジタルヘルス機器が活用される一方、デジタルヘルス技術の評価基準の標準化では遅れがみられる。我が国においても、デジタルヘルス技術の評価ガイドラインは未整備であり、今後の評価基準構築が課題となっている。本稿では、7か国1機関によるデジタルヘルス技術の評価ガイドラインを比較検討し、その目的と評価対象、我が国のデジタルヘルス技術評価基準…

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  • 中枢自律神経系の系統発生:節前細胞の比較解剖学

    船越 健悟 自律神経 61 (1), 11-15, 2024

    <p>哺乳類の脳幹には,副交感節前細胞からなる脳神経核が存在し,鰓弓運動性の脳神経核とは区別される.一方,魚類や両生類では,脳幹の節前細胞は,鰓や鰓弓由来の筋を支配する運動ニューロンと一体化した神経核を形成するが,核内部では多様な分化傾向がみられる.爬虫類・鳥類の節前細胞は,哺乳類と同様に鰓弓運動性の脳神経核から分離して,迷走神経背側運動核や唾液核を形成している.哺乳類の交感節前細胞は,中間質の…

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  • ホモ接合性先天性プロテインC欠乏症小児の骨折に対する周術期管理

    土橋 里美, 奥野 はるな, 川島 淳, 大和 玄季, 小川 孔幸, 内山 由理, 松本 直通, 滝沢 琢己 臨床血液 65 (3), 164-168, 2024

    <p>先天性プロテインC(PC)欠乏症は遺伝性血栓症の1つである。遺伝性血栓症は周術期血栓症ハイリスク群であるが,統一した管理は確立されていない。今回,ホモ接合性先天性PC欠乏症小児の骨折に対する周術期管理を経験したため報告する。症例は3歳男児,生下時に先天性PC欠乏症と診断されていた。外傷性に右上腕骨顆上骨折を来し,緊急手術を行った。骨折観血的固定術に際し,warfarinを中止し,ビタミンK…

    DOI PubMed

  • 病院放射線部門における災害時停電対策の実態調査

    鈴木 宏明, 森島 貴顕, 太田 丞二, 荒井 一正, 佐藤 久弥, 石川 栄二 日本放射線技術学会雑誌 advpub (0), 2024

    <p>【目的】病院放射線部門の災害時停電対策に関するアンケート調査を行い,各施設の現状を明らかにする.【方法】全国の医療機関600施設に対してWebによるアンケート調査を行った.調査内容は災害時における放射線部門への電力供給状況,放射線部門診療機器への停電の影響など全34項目とした.【結果】242施設(回収率:40.3%)からアンケートの回答が得られた.停電時に55.8%~68.2%の施設がCT…

    DOI PubMed

  • 肝癌アブレーションマニュアル

    丸山 紀史, 南 康範, 杉本 勝俊, 舩岡 昭宏, 沼田 和司 超音波医学 51 (1), 3-27, 2024

    <p>近年のエネルギーデバイス技術の進歩により,アブレーションは飛躍的に普及した.本治療は外科手術に比べて侵襲性が抑えられ術後回復が早いことから,肝,肺,腎,甲状腺,骨軟部腫瘍など幅広い臓器に対して適応されるようになった.病変部に対して治療針を適切に誘導するためには画像による支援が必要であり,高分解能かつリアルタイム性を利点とする超音波は最も頻用されている映像技術である.すなわちアブレーションは…

    DOI Web Site 参考文献40件

  • 胃全摘Roux-en-Y再建後の横行結腸癌に対して体腔内吻合を施行した1例

    舩津屋 拓人, 中川 和也, 石部 敦士, 千田 圭悟, 小澤 真由美, 渡邉 純, 遠藤 格 日本大腸肛門病学会雑誌 77 (4), 216-220, 2024

    <p>症例は72歳女性.61歳時に胃癌に対して開腹胃全摘術,結腸前経路Roux-en-Y再建法を施行していた.今回は下部消化管内視鏡検査で横行結腸癌と診断され,腹腔鏡下拡大結腸右半切除術を施行した.腫瘍の局在は挙上空腸よりも口側の横行結腸で,肛門側断端距離を10cm以上確保するためには挙上空腸間膜と横行結腸間膜の癒着を剥離し,脾彎曲までの剥離授動が必要であった.挙上空腸間膜の損傷による挙上空腸の…

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 熱収支シミュレーションによる地表面温度分布の日変化パターン解析

    平野 勇二郎, 一ノ瀬 俊明, 大橋 唯太, 白木 洋平, 大西 暁生, 吉田 友紀子 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 322-, 2024

    <p>都市ヒートアイランドの実態を解明するために衛星リモートセンシングによる地表面温度が用いられることが多いが、衛星データでは日中は市街地より住宅地の方が高温であることも多く、衛星通過時のみの温度では市街化による影響の実態を把握し難い。そこで本研究では、衛星観測データと一次元熱収支モデルを結び付け、シミュレーションにより表面温度分布の日変化を解析した。</p><p> …

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  • 本邦における再生医療の実態に関する調査

    阿部 育子, 當房 悦子, 千葉 由美 日本移植・再生医療看護学会誌 18 (0), 29-36, 2024

    <p>本調査は、再生医療看護の体系化に向けて、再生医療の実態を把握、整理することを目的に検討を行った。厚生労働省ホームページ「再生医療等提供計画「治療」区分」から、再生医療第一種から第三種計画の具体的内容等を、病理生理学体系をもとに分類し記述統計を示した(2023年7月現在)。その結果、全国5,258施設(重複含む)が届け出ており、最も件数が多かったのが東京都1,752件33.3%(第一種1件、…

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  • 腸-脳連関はナトリウム嗜好性を調節する

    増川 太輝 ファルマシア 60 (1), 64-64, 2024

    生体における水分と塩分の恒常性は,中枢神経系および末梢内分泌によって維持されている.大腸は電解質吸収の主要な臓器の1つであるが,ナトリウム摂取調節における大腸および消化管ペプチドの役割については不明な点が多い.本稿においては,ナトリウムの恒常性を適切に調節するための新しい腸―脳連関を明らかにしたLiuらの報告を紹介する.<br>なお,本稿は下記の文献に基づいて,その研究成果を紹介するものである…

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  • 腹腔鏡下に診断した膵癌卵巣転移の1例

    薗部 武, 永井 康一, 岩見 毬衣, 長 たまき, 小河原 由貴, 水島 大一, 宮城 悦子 日本産科婦人科内視鏡学会雑誌 39 (2), 56-60, 2024

    <p> We report a case of an intrapelvic neoplasm detected after pancreatic body cancer surgery, which was diagnosed laparoscopically as ovarian metastasis of pancreatic cancer.</p><p> A 70-year-old …

    DOI Web Site 参考文献13件

  • 病院前治療におけるmidazolam口腔用液使用の有害事象に関する全国調査

    星出 まどか, 是松 聖悟, 伊藤 進, 下川 尚子, 宮田 理英, 井原 哲, 石井 光子, 渡辺 好宏, 福井 美保, 里 龍晴, 守本 倫子, 宮本 雄策, 三牧 正和, 山中 岳, 山内 秀雄, 村松 一洋, 竹島 泰弘 脳と発達 56 (2), 145-147, 2024

    <p> てんかん重積状態時の病院前治療として使用したmidazolam(MDL)口腔用液の有害事象について日本小児神経学会会員にアンケート調査した.回答数は431人(回答率12.0%)であった.MDL口腔用液総投与例580例中,有害事象(呼吸抑制,ふらつきによる転倒・外傷,1時間以上の鎮静)は14例(2.4%)であった.14例中,呼吸抑制が7例であった.てんかん重積状態時にMDL口腔用液投与の際…

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  • 新型コロナウイルス感染症後外来の取り組みについて

    土田 知也, 藤井 啓世, 石塚 晃介, 井上 陽子, 片山 皓太, 廣瀬 雅宣, 大平 善之 聖マリアンナ医科大学雑誌 51 (Suppl), S169-S175, 2024

    <p>新型コロナウイルス感染症は感染症法で5類感染症となり,日常生活はパンデミック前に戻りつつある。しかし,その罹患後症状については,診断法や治療が確立されておらず,長期にわたり苦しんでいる患者は少なくない。当院では2021年1月18日より,罹患後症状の診療に特化した新型コロナウイルス感染症後外来(後遺症外来)を開始した。これまでに約1,000名が紹介受診しており,その症状は倦怠感をはじめとして…

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  • 病院における会陰裂傷予防に関する分娩期の助産ケア

    牛木 沙保, 竹内 翔子, 篠原 枝里子, 飯田 真理子, 中村 幸代 日本助産学会誌 advpub (0), 2024

    ...本研究は横浜市立大学研究倫理委員会の承認を得て実施した(承認番号F221000005)。</p><p><b>結 果</b></p><p>有効回答が得られた100名を分析対象とした(回収率50.5%,有効回答率98.0%)。情報収集の実践頻度が高かった項目は「初産か経産か」,「児の推定体重」であり,90%以上の助産師が「いつもしている」または「時々している」と回答した。...

    DOI Web Site 参考文献8件

  • 重症エアリーク症候群に対するVV-ECMO導入においてカットダウン法を選択した1例

    小栗 絢子, 武田 知晃, 谷口 隼人, 本澤 大志, 大田 聡一, 竹内 一郎 日本救急医学会関東地方会雑誌 44 (4), 337-339, 2023-12-28

    <p>ECMO管理中の出血性合併症は, 死亡率上昇と有意に関連があり, カニューレ刺入部からの出血が最多である。それゆえ, 出血を回避するカニュレーション方法の選択が重要となる。今回, 重症エアリーク症候群に対しカットダウン法を選択してVV-ECMOを導入し, 出血性合併症を回避できた症例を報告する。49歳の男性。膠原病関連間質性肺炎による慢性呼吸不全で在宅酸素療法が導入されていた。Covid-…

    DOI 医中誌

  • 看護師が行うECクランプ法によるマスク換気時のマスクフィット圧力分布の傾向

    瀧川 彩夏, 大澤 翔, 福田 真佑, 赤瀬 智子 日本救急医学会関東地方会雑誌 44 (4), 310-316, 2023-12-28

    <p>看護師が行うECクランプ法によるマスク換気時のマスクフィットの特徴を明らかにし, エアリークの発生要因とその改善策を示すことを目的とした。救命救急センター常勤看護師20名全員の下顎部のカバー率は高かったが鼻部のカバー率は低かった。各対象者の最大換気量とマスク保持反対側の頰部・口角部・口角部上部のカバー率には正の相関が認められ, …

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  • 日本熱傷学会熱傷入院患者レジストリー2011 10年間の解析報告

    井上 貴昭, 岸邊 美幸, 黒柳 美里, 佐藤 幸男, 根本 充, 林 稔, 廣瀬 智也, 松嶋 麻子, 森田 尚樹, 吉村 有矢, 佐々木 淳一 熱傷 49 (5), 242-251, 2023-12-15

    <p> 日本熱傷学会では, 日本国内における熱傷診療の全体像を把握し, 熱傷診療の質を向上させることを目標に, 2011年4月より「熱傷入院患者レジストリー」への症例登録事業 (以下, 本レジストリー) 登録を開始した. 2022年3月末までに登録参加施設は120施設, 延べ登録件数は20,000件をこえた.<br> 本レジストリーは, インターネット上に症例登録データベースを構築し, …

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  • 巨大肝嚢胞により肺血栓塞栓症を来した症例に対して 血栓溶解療法後に腹腔鏡下肝嚢胞開窓術を施行した一例

    奥田 尚子, 菅野 伸洋, 久保田 陽, 福井 綺夏, 待鳥 悠, 佐藤 泉, 秋元 規宏, 岡本 浩直, 合田 杏子, 中山 博貴, 山仲 一輝, 羽鳥 慎祐, 谷 和行 横浜医学 74 (4), 591-595, 2023-11-15

    症例は72歳男性,右腹部膨隆を主訴に来院し腹部CTで肝右葉に20×14㎝の肝嚢胞を認めた.無症候性であり経過観察の方針となった. 2 週間後に頻呼吸,呼吸困難を主訴に再度来院した.胸腹部造影CT検査で肝嚢胞により高度に圧排された下大静脈と,両側腸骨静脈内および両側肺動脈主幹部に低吸収域を認め,深部静脈血栓症ならびに肺血栓塞栓症の診断となった.抗凝固療法を施行し血栓が消退傾向となったのちに待機的に…

    機関リポジトリ

  • 抗ウイルス薬が奏功した CMV感染関連血小板減少症の幼児

    川上 兼堂, 小形 亜也子, 永嶋 早織, 齋藤 千穂, 鈴木 徹臣, 田中 文子 横浜医学 74 (4), 555-558, 2023-11-15

    健常小児におけるサイトメガロウイルス(CMV)感染症の多くは不顕性で自然軽快する.時に難治性の血小板減少症を来たすこともあるが,抗ウイルス薬の適応は明確になっていない.症例は生来健康な 1 歳男児.免疫性血小板減少症として免疫グロブリン大量療法・プレドニゾロンで治療したが 2 週間以上血小板数 0.5万/μL以下の低値が遷延し,出血症状が持続した.CMV抗原陽性と判明し症候性CMV感染症としてガ…

    機関リポジトリ

  • 新型コロナウイルス感染症に急性小脳炎を合併した小児の一例

    野原 千広, 本井 宏尚, 伊波 勇輝, 尾髙 真生, 渡辺 好宏, 志賀 健太郎, 伊藤 秀一 横浜医学 74 (4), 571-576, 2023-11-15

    新型コロナウイルス感染症(Coronavirus disease 2019:COVID-19)は熱性けいれんや急性脳症など中枢神経合併症を発症することが知られている.今回,COVID-19を契機に頭部MRI画像異常を有する急性小脳炎を発症し,メチルプレドニゾロンパルス療法を施行して良好な経過を呈した症例を経験したため報告する.症例は14歳女児,基礎疾患としてPRRT2遺伝子変異に伴うinfant…

    機関リポジトリ

  • 重症急性呼吸器症候群コロナウイルス 2 感染に伴う免疫性血小板減少症の臨床的特徴

    糸永 育, 鶴岡 洋子, 今野 裕章, 沼沢 慶太, 志賀 健太郎, 伊藤 秀一 横浜医学 74 (4), 559-564, 2023-11-15

    免疫性血小板減少症(ITP)はヘルペスウイルス,インフルエンザウイルス,B/C型肝炎ウイルス,サイトメガロウイルス,水痘・帯状疱疹ウイルスなどへの感染や予防接種を引き金に発症することが知られている.近年,SARS-CoV-2感染による二次性ITPが報告されている.今回,紫斑を契機にSARS-CoV-2感染後の急性ITPと診断した10歳女児を経験した.初診時,血小板数24,000/μLと減少を認め…

    機関リポジトリ

  • 舌下部に生じた側方型類皮囊胞の 1 例

    馬場 隼一, 岩井 俊憲, 南山 周平, 杉山 聡美, 吉井 悠, 北島 大朗, 矢島 康治, 小栗 千里, 山中 正二, 光藤 健司 横浜医学 74 (4), 585-589, 2023-11-15

    類皮囊胞は口腔領域では舌下部正中に生じることが多く,側方部に生じることは4.3%と極めてまれである.側方型類皮囊胞はラヌーラなどの他病変との鑑別が必要である.今回われわれは,舌下部に生じた側方型類皮囊胞の 1 例を経験したのでその概要を報告する.  症例は15歳,女児.右側顎下部の膨隆のため,当科紹介受診となった.CTでは右側舌下隙に単房性囊胞性病変を認め,MRIでは病変の内部に複数の小結節様構…

    機関リポジトリ

  • オルガノイド培養法,患者腫瘍組織移植モデルによる 唾液腺癌に対する個別化治療開発

    佐野 大佑 横浜医学 74 (4), 607-612, 2023-11-15

    唾液腺癌は多彩な組織像を有し,術前診断が困難である.組織型によっては非常に不良な経過を辿るが,手術以外に根治治療が存在せず,唾液腺癌は難治性の希少癌の一つと言える.今まで細胞株樹立が困難であったことから基礎研究が大きく立ち遅れており,唾液腺癌の生物学的特徴は十分に解明されているとはいえない.  近年開発されたオルガノイド培養法では,従来の二次元培養に比べてより生体内組織に近い環境を反映することが…

    機関リポジトリ

  • 大きなトラップドア法で冠動脈移植を行った Shaher5d亜型の完全大血管転位症の一例

    山本 嵩, 河合 駿, 合田 真海, 若宮 卓也, 咲間 裕之, 市川 泰広, 中野 裕介, 渡辺 重朗, 町田 大輔 横浜医学 74 (4), 549-553, 2023-11-15

    完全大血管転位症(TGA)に対する標準術式は大血管スイッチ術(ASO)であるが,冠動脈の起始及び走行様式によっては施行できない.我々はASOが不可能とされているShaher 5 d型のTGAに対して,トラップドア法を用いた冠動脈移植によってASOを施行し良好な転帰を得たため報告する.症例は日齢 4 …

    機関リポジトリ

  • 頸部腫瘤として受診した Killian-Jamieson食道憩室 2 例の治療経験

    呉 吉男, 立石 綾, 鈴木 創太, 藤川 寛人, 井上 広英, 山本 崇輔, 鈴木 紳祐, 五代 天偉, 熊切 寛 横浜医学 74 (4), 565-569, 2023-11-15

    症例 2 例は頸部腫瘤を主訴として受診し精査の結果から, 1 例は甲状腺腫瘍を合併し,他の1 例は単独の上部食道憩室であった.上部食道憩室は発生部位の違いにより 3 種類に分類され,更に甲状腺腫瘍との鑑別を必要とする場合がある.今回の 2 例は頸部超音波検査,頸部CT検査,食道造影検査から食道と憩室の位置関係を考慮してKillian-Jamieson憩室と診断した.本疾患は稀なため偶然に診断され…

    機関リポジトリ

  • ソマトスタチン受容体シンチグラフィが有用であった 腹腔鏡下肝切除を行った肝原発神経内分泌腫瘍の 1 例

    河原 慎之輔, 村川 正明, 鷲見 公太, 金本 澪, 高橋 大志, 上岡 祐人, 澤崎 翔, 山本 直人, 大島 貴, 湯川 寛夫, 利野 靖, 横瀬 智之, 齋藤 綾, 森永 聡一郎 横浜医学 74 (4), 577-584, 2023-11-15

    症例は73歳男性で,背部痛を主訴に来院し,精査目的に施行した腹部造影CTで偶発的にリング状濃染を伴う肝腫瘤を認めた.腹部超音波検査では肝S5に境界明瞭辺縁整,内部不均一の27㎜の腫瘤を認め,生検を行ったところNET G1と診断した.その他の検査では他臓器に原発腫瘍を指摘し得なかった.ソマトスタチン受容体シンチグラフィで肝S5に異常集積を認めたが,その他の肝および他臓器に集積は認めなかった.以上よ…

    機関リポジトリ

  • 郵送調査の新たな試み

    朴 堯星, 土屋 隆裕 計画行政 46 (4), 15-20, 2023-11-15

    <p>One of the challenges in establishing evidence-based policy making (EBPM) is the collection of good quality data that can be used as policy resources. However, the response rates of national and …

    DOI

  • 日本総合健診医学会 第51回大会・特別講演1 ストリートメディカルで広がる新たな医療の起点

    村田 尚寛, 小髙 明日香, 藤森 晶子, 西井 正造, 武部 貴則 総合健診 50 (6), 533-543, 2023-11-10

    <p> 心臓病、脳卒中、がん、糖尿病、および慢性肺疾患などの非感染性疾患「Non-Communicable Disease」が世界中で主要な死因となっている。これらの疾患は、日常生活での食事、運動、睡眠、人間関係、住環境、嗜好、仕事などの様々な因子が絡まりながら発症するものであることから、それらの予防のためには日常生活における行動変容が必要である。しかし健康関心層を除いた一般市民にとって未来の健…

    DOI Web Site 参考文献30件

  • 膵癌早期発見のための内科開業医アンケート調査

    川口 義明, 川嶌 洋平, 遠藤 格, 岡 正直, 岡沢 啓, 荻原 泰, 川名 一朗, 木村 貴純, 三道 由起子, 多羅尾 和郎, 永井 一毅, 前田 愼 膵臓 38 (5), 318-327, 2023-10-31

    <p>【背景】1cm以下の早期膵癌を見つけるためには腹部超音波検査(AUS)における膵癌間接所見とリスクファクターから一般診療医が拾い上げることが重要である.</p><p>【目的】膵癌に対する意識調査の結果を報告する.</p><p>【方法】神奈川県内科医学会会員1,465人にアンケート調査を行った.</p><p>【結果】回収126人(平均年齢61.6歳).91%の施設で超音波装置保有.膵癌のAU…

    DOI Web Site 参考文献11件

  • 2型糖尿病の薬物療法のアルゴリズム(第2版)

    坊内 良太郎, 近藤 龍也, 太田 康晴, 後藤 温, 田中 大祐, 佐藤 博亮, 矢部 大介, 西村 理明, 原田 範雄, 神谷 英紀, 鈴木 亮, 山内 敏正, 日本糖尿病学会コンセンサスステートメント策定に関する委員会 糖尿病 66 (10), 715-733, 2023-10-30

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  • 都市経済モデルを使用したテレワーク用ワーキングスペースの有無による市街地構造の違いの分析

    和田 吉史, 浅見 泰司, 樋野 公宏, 鈴木 雅智 都市計画論文集 58 (3), 562-569, 2023-10-25

    <p>テレワークは新しい働き方として日本社会に普及しつつあり、COVID-19の収束後も社会に定着すると予想される。テレワークがもたらす影響として郊外人口の増加や都市圏の拡大が予想され、近年国策として進められているコンパクトシティの実現を困難にすることが見込まれる。そこで本研究ではテレワークの利用施設であるワーキングスペースに着目し、「ワーキングスペースの存在がテレワークによる市街地の広がりを抑…

    DOI Web Site 参考文献11件

  • マンション終焉としての解消制度の課題と土地資産価値から見た実現可能性の検討

    齊藤 広子 都市計画論文集 58 (3), 648-655, 2023-10-25

    <p>本研究では、マンションをした事例から、解消を円滑に進めるための課題を明らかにした。具体的にはつなぎ融資の問題、専門家の支援体制、居住支援の問題、経済的な課題等がある。それを踏まえて経済的な側面に注目し、マンションの解消の実現の可能性を検討した。結果、横浜市の旧耐震マンションを例に試算すると、敷地を売却しても解体費すら捻出できないマンションが0.6%存在する。また、94.3%のマンションでは…

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  • 日本の管理組織の住宅地マネジメントの課題に対する米国の法規定に関する研究

    松林 優奈, 齊藤 広子 都市計画論文集 58 (3), 608-615, 2023-10-25

    <p>日本の計画的戸建住宅地で、共有持ち分の維持管理を目的とした、管理組織を設立するにあたり、区分所有法を根拠とした管理組合を設立することが広く行われている。ただし、マンションでの区分所有を想定して作られた法律を住宅地でのマネジメントに無理やり適用させ使ってきたため、区分所有法を住宅地の管理組合に適用することへの限界やその課題が時代の流れとともに浮かび上がっている。日本の住宅地のマネジメントにお…

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 治療中止と同時に療養の場を選択する進行がん患者とその家族へのがん看護専門看護師による相談支援の実際

    三堀 いずみ, 林 ゑり子, 菅野 雄介, 玉井 奈緒, 渡邉 眞理, 赤瀬 智子 日本がん看護学会誌 37 (0), n/a-, 2023-10-12

    <p><b>目的</b>:がん相談支援センターのがん看護専門看護師が行う,治療中止と同時に療養の場を選択する進行がん患者とその家族への相談支援の実際を明らかにすることである.</p><p><b>方法</b>:専門看護師経験年数が5年以上,かつ,相談支援経験年数が1年以上のがん看護専門看護師10名を対象とした半構造化面接を行い,データを質的に分析した.</p><p><b>結果</b>:がん看護専門…

    DOI 医中誌

  • 訪問看護師がホスピス住宅入居者へ実施するアセスメント

    佐々木 晶世, 青砥 恵美, 叶谷 由佳 日本健康医学会雑誌 32 (3), 385-389, 2023-10-01

    <p>本研究の目的は,在宅における看取りの場の新たな形態として注目されているホスピス住宅入居者に対し訪問看護師が行っているアセスメントについて,看護記録の分析により実態を明らかにすることである。1法人が運営するホスピス住宅10施設のうち8施設において,2019年1月~2019年12月の期間の訪問看護サービスの利用における看護記録文書を対象とした。全921500件の看護記録から文字数250字以上の…

    DOI Web Site

  • サルコイドーシスを中心としたぶどう膜炎診療と眼合併症のマネジメント

    竹内 正樹 The Japanese Journal of Sarcoidosis and Other Granulomatous Disorders 43 (1_2), 98-100, 2023-10-01

    <p>眼サルコイドーシスは,肉芽腫性ぶどう膜炎の代表的な疾患であり,2016年の全国疫学調査では,本疾患がわが国のぶどう膜炎の原因疾患の第1位(10.5%)であった.眼サルコイドーシスの治療の基本は消炎であり,前眼部炎症には副腎皮質ステロイドの点眼投与を行う.重度の前眼部炎症や,視機能障害のおそれのある後眼部の病変については,副腎皮質ステロイド薬の後部テノン囊下注射や内服を行う.それらで効果不十…

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 糖尿病と癌に関する合同委員会報告 第3報―がん主治医・糖尿病専門医へのアンケート調査より―

    後藤 温, 大橋 健, 野田 光彦, 能登 洋, 植木 浩二郎, 井上 真奈美, 西村 理明, 高橋 信, 井岡 達也, 大島 正伸, 藤林 和俊, 辻 晃仁, 公平 誠, 玉腰 暁子, 三森 功士, 田辺 裕子, 原 英二, 松尾 恵太郎, 村上 善則, 綿田 裕孝 糖尿病 66 (9), 705-714, 2023-09-30

    <p>日本糖尿病学会と日本癌学会は専門家による合同委員会を設立し,2013年に発表された「糖尿病と癌に関する委員会報告」では,医師・医療者への提言および国民一般(患者を含む)への提言も取りまとめられた.2016年には「糖尿病と癌に関する委員会報告 第2報」において,糖尿病患者における血糖管理とがん罹患リスクについての検討がまとめられた.第3報となる本委員会報告では,日本癌治療学会,日本臨床腫瘍学…

    DOI 医中誌

  • ESS を要した歯性上顎洞炎の臨床因子の検討

    福井 健太, 畠山 博充, 市川 輝人, 二宮 啓彰, 大氣 大和, 松本 悠, 桑原 達, 廣田 誠, 折舘 伸彦 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 126 (9), 1047-1051, 2023-09-20

    <p> 歯性上顎洞炎の治療方針は確立されていないが, 当院では歯科治療や低用量マクロライド療法で改善しない症例に内視鏡下鼻副鼻腔手術 (Endscopic Sinus Surgery: ESS) を施行している. 今回われわれは, ESS を必要とした歯性上顎洞炎の臨床因子の検討を行った. 当院で歯性上顎洞炎と診断した109例を対象とした. 副鼻腔 CT で, ① 上顎洞陰影あり, ② …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献7件

  • ゴムノキ葉枯れ病防除のための複合的技術開発

    栗山 朋子, 栗原 恵美子, 柳川 由紀, 蒔田 由布子, 山本 義治, 清水 将文, Tumewu Stefany, 加瀬 究, Febbiyanti Tri Rapani, Oktavia Fetrina, Rahutomo Suroso, Lestari Retno, Bustaman Alhadi, Manessa Mashita, 松井 南 日本作物学会講演会要旨集 256 (0), 116-116, 2023-09-12

    DOI

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