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検索結果 506 件

  • 漢服の変遷と温熱的快適性に関する研究

    YANG SHIZHE, 木全 秀美, 佐藤 真理子 繊維製品消費科学 65 (1), 39-54, 2024-01-25

    ...<p>漢民族の伝統的服装である漢服の変遷の検討から,ヒトがいかに衣服を発展させてきたかを考究することを目的とした.漢服の衣服形態の変化と気候,生活様式を調査し,春秋戦国時代(G1),西漢時代(G2),唐代(G3)の衣服形態を選択,その再現を試みた.遺跡出土品,正倉院所蔵品調査によるパターンを用い,当時の身長から現代中国のA 体型における各部位寸法を算出,現代日本の9AR 体型に合わせて修正,再現試料...

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  • 思渓蔵『一切経音義』について

    李 乃琦 印度學佛教學研究 71 (3), 1128-1133, 2023-03-25

    ...</p><p> 本論文は,『一切経音義』写本(正倉院蔵本,金剛寺蔵本,法隆寺大治三年写本,七寺蔵本,西方寺蔵本,広島大学図書館蔵本,東京大学史料編纂所蔵本,京都大学国語学国文学研究室蔵本,天理図書館蔵本,興聖寺本)と版本(高麗初雕本,高麗再雕本,磧砂蔵本,宮内庁蔵本)を対照する.思渓蔵『一切経音義』を中心に,諸本と異同のある内容を通して,思渓蔵の特徴を検討する.</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献2件

  • 京都大学附属図書館所蔵『正倉院東大寺宝図』について

    稲田 奈津子 東京大学史料編纂所附属画像史料解析センター通信 98 2-9, 2022-10-31

    ...京都大学附属図書館所蔵『正倉院東大寺宝図』[8-41/シ/1貴別]および『正倉院御宝物図』[8-49/シ/1大別]・『正倉院宝物図』[8-52/シ/2]の概要紹介。明治初年の蜷川式胤による原品からの拓本・模写類。...

    DOI HANDLE Web Site ほか1件 参考文献1件

  • 地域社会からみた鞠智城 八世紀から十世紀を中心に

    垣中,健志 鞠智城跡「特別研究」論文集 : 鞠智城と古代社会 10 25-44, 2022-03-20

    奈良・平安時代の鞠智城は、一貫して米の収納施設としての役割を持ち、地域支配と財政管理上の拠点であり、軍事的な役割や兵庫としての役割は副次的なものであった。十世紀に入り、土地に対して大宰府や国衙が直接的な支配を強めると、言わば中継地のような存在であった鞠智城の倉庫群は不要になっていったと考えられる。

    DOI 全国遺跡報告総覧

  • <sub>奈良大仏建立に使われた鉱物資源とジオパーク</sub>

    佃 栄吉 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 224-, 2022

    ...鍍金作業は開眼供養会の直前752年3月に開始され、757年に作業が完了したと「正倉院文書」に記されている。高さ16mの世界最大の金銅大仏・大仏殿建立という国家プロジェクトは完成までに12年の歳月を要している。熟銅は496㎏使われた。...

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  • 『浄土詩』の作者とその文学性

    齊藤, 隆信 仏教学部論集 105 1-22, 2021-03-31

    ...善導の『往生礼讃偈』と法照の広略『五会念仏法事讃』には彦琮の讃偈が収められ、また正倉院の聖武天皇宸翰『雑集』にも「隋大業主浄土詩」として同じ作品が書写されている。一方は【彦琮作の礼讃偈】とされ、もう一方は【隋大業主作の浄土詩】とされて、作者も作品名も異なる同一作品が伝承されてきた背景には、作品が流伝する中で、誰にどのように評価されてきたのかを物語っているものと理解できるだろう。...

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  • 010 図版

    森川,実, 飯田,ゆりあ 正倉院文書にみる古代食膳具の研究 1-4, 2021-03-31

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  • [論文] 古代公文書の成立前史 : 漢字・暦・印・文書様式

    仁藤, 敦史 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 224 7-27, 2021-03-24

    ...奈良期前半における出土木簡や正倉院文書にはこうした公式令の文書形式を逸脱した実例が多く見られる。七世紀には確実に口頭伝達を補完する文書が存在したことが指摘できる。紀年木簡を基準とすれば、天武四年以降の年紀を持つ物が連続して出土するようになるのは、文書行政の習熟において大きな画期となる。...

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  • 法隆寺・正倉院宝物図絵 : 某家旧蔵明治期資料を中心に

    加藤 晶 奈良大学大学院研究年報 (26) 136-116, 2021-02

    ..." 本稿では現在個人所蔵になる法隆寺および正倉院宝物に関わる約六一点に及ぶ図絵・拓本類を紹介し、若干の考察を試みた。まず本資料の概要を述べ、資料中に名前が頻出する歴史家として著名な小杉榲邨と本資料の関連性について考察した。本資料の大半が正倉院宝物と法隆寺献納宝物であることから、小杉がそうした宝物に興味を寄せていたことが知られる。...

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  • <論説>古代日本の布生産と女性 (特集 : ジェンダー)

    東村 純子 史林 104 (1), 5-36, 2021-01-31

    ...続いて、遠江国敷智郡衙に比定される静岡県伊場遺跡の出土資料等の分析から、郡衙を拠点とした端布生産と集落での段布生産とが重層する状況を指摘し、正倉院に伝わる布資料等からその実態を確認する。さらに、古墳時代後期に遡ってみると、二系統の腰機により幅五〇~六〇㎝の布が織られたことが出土部材から判明し、令規定における幅約七一㎝までは身体長による制約を受けないことが民族例等により推察できる。...

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  • 紙が演出した文明史上の交代劇

    飯田 清昭 紙パ技協誌 75 (2), 142-148, 2021

    ...</p><p>正倉院文書は,700年代の日本における紙の使用状況を記録した貴重な資料である。使用分野の一つが行政文書である。支配地域の個人の戸籍を整備し,それに基づき徴税を管理する。政府の指示は,隣接する国から国へ書写により伝達される。地方は,指示を受け取ったことを連絡,さらに徴税状況を報告する。当時の推定人口数百万人を,紙の伝達のみで,統治していた。...

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  • 文献案内

    藤原 重雄, 市川 理恵, 稲田 奈津子 東京大学史料編纂所附属画像史料解析センター通信 (89) 21-22, 2020-04-30

    ...四天王寺亀井堂石造物調査報告書』(四天王寺、2019年4月) 藤原重雄/林寺正俊「日本古写経の系統分析―『中阿含経』を例として―』(『古写経研究の最前線―シンポジウム講演資料集成―』国際仏教学大学院大学学術フロンティア実行委員会、2010年) 市川理恵/福原敏男「傘に吊るす御守―子どもの魔除け―」(坂本要編『東国の祇園祭礼 茨城県霞ケ浦周辺地域を中心に』岩田書院、2019年12月) 藤原重雄/奈良国立博物館編『正倉院宝物...

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  • 文献案内

    藤原 重雄, 三島 暁子, 石津 裕之, 稲田 奈津子 東京大学史料編纂所附属画像史料解析センター通信 (88) 17-18, 2020-01-31

    ...伊東祐子校訂・訳註『中世王朝物語全集 二二 物語絵巻集』(笠間書院、2019年6月) 藤原重雄/泉万里「江戸時代の高野山図屏風(堺市博物館蔵)について」(『大和文華』134号、2019年3月) 三島暁子/日野綾子「大宰府天満宮境内絵図―九州歴史資料館・大宰府天満宮所蔵資料から―」(『九州歴史資料館研究論集』43号、2018年3月) 石津裕之/佐藤秀彦「クリストファー・ドレッサーと正倉院宝物」、佐藤秀彦...

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  • [研究ノート] 日本古代における布の単位「端」と「段」について

    大隅, 亜希子 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 218 353-373, 2019-12-27

    ...そこで,本稿では8世紀から11世紀の社会の中で,「端」と「段」の書き分けが,変化する過程を,正倉院文書,『延喜式』,そして10世紀から11世紀の史料により具体的に跡づける。中でも,『延喜式』には,たくさんの繊維製品に関する情報がある。『延喜式』にみる「布」に関する情報が,式制下当時の姿を伝えている可能性を推測する。そして,その姿が,古代社会から中世社会への過渡的段階であることを指摘する。...

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  • 遠藤千胤旧蔵歌学関連資料瞥見

    山本 和明 国文学研究資料館紀要 文学研究篇 = The Bulletin of The National Institure of Japanese Literature 45 201-238, 2019-03-15

    ...③の紀行文は、明治初頭の動乱のなかでの紀行、明治八年の正倉院御物の展覧を見学に行く際の歌群など、歌人たちの和文修練の具体例として提示した。明治前期のこうした資料はまだまだ十分に紹介されておらず、今後のための基礎的研究としての報告である。...

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  • 正倉院宝物を化学する

    中村 力也 化学と教育 66 (8), 384-387, 2018-08-20

    ...<p>正倉院宝物は,8世紀の歴史を今日に伝える貴重な文化財である。宝物に用いられた色料や接着剤を化学分析により調べたり,内部の構造をレントゲン撮影したり,微小部分を顕微鏡で観察したり,保存環境をクロマトグラフィーを使って調べたりと,宝物と化学との関わりは深い。本稿では,正倉院宝物を調査した事例を通じて,化学の重要性について述べる。</p>...

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  • 化石? 生薬? 竜骨の資源問題とその解決方法について考える

    渥美 聡孝 ファルマシア 54 (1), 70-70, 2018

    ...いられるものもあるが,恐竜に由来するものではない.第17改正日本薬局方では,竜骨は「大型ほ乳動物の化石化した骨で主として炭酸カルシウムからなる」と規定されており,漢方薬原料として用いられている.しかし近年は中国政府が竜骨の採掘を制限するなど,資源枯渇に対する危機感が露わになっている.したがって,持続的利用のために竜骨代替品などの検討が行われているが,原動物が不明瞭なため対策が困難な状態にある.竜骨は東大寺正倉院...

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  • 飛鳥・奈良・平安時代の生薬事情―漢方の芽生え―

    指田 豊 植物研究雑誌 92 (4), 237-244, 2017-08-20

    <p>日本は紀元1 世紀頃から中国と交流して,中国の文化を取り入れてきた.文化の導入が盛んになったのは飛鳥,奈良時代(592–793) で,中国の伝統医学も積極的に導入した.701 年には大宝律令が公布され,日本の医学は中国の伝統医学に倣うことが決定した.これにより日本の公式な医学は中国医学となり,日本古来の医学は庶民の間で民間薬として使われるようになった.平安時代(794–1184) …

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  • 奈良時代写経所の空間構造 : <座席論>の試み

    渡部 陽子 市大日本史 20 88-102, 2017-05

    ...はじめに : 正倉院文書研究では、文書論、組織論、個別写経事業などについて研究が進んでいる。写経生に関しても、月借銭、請暇についての研究がある。しかし、写経所とはどのような環境であったか、具体的にどのように作業をしていたか、まだわかっていない点が多い。……...

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  • 顕微鏡観察と書誌学的考察によるツレ判定を併用した古筆切の間接的14C年代測定

    小田 寛貴, 安 裕明, 坂本 昭二, 池田 和臣, Oda Hirotaka, Yasu Hiroaki, Sakamoto Shoji, Ikeda Kazuomi 名古屋大学年代測定研究 1 122-125, 2017-03-31

    ...古写経切は唐で書写されたものであることになる.すなわち,本研究では,正倉院聖語院蔵唐経四分律16巻は鑑真の将来した四分律そのものであるとする杉本説を自然科学の面からも支持する結論を得た.14C年代測定法は破壊分析であり,正倉院聖語院蔵唐経四分律等に直接適用することは困難である.しかし,書誌学的情報・顕微鏡観察の結果から,そのツレと判断できる古筆切や古写経切があれば,その14C年代測定から間接的に年代...

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  • 修士論文要旨(平成27年度)

    奈良大学大学院研究年報 (22) 2017-02

    ...修士論文要旨(平成27年度)文学研究科 文化財史料学専攻文化財建造物における漆喰の保存と修復, 菊池智慧, 23-24災害を見据えた文化財、防災の教育と教材化について, 桂大介, 25-26古代尾張産須恵器の流通に関しての研究 : 平城京を中心に, 加藤江莉, 27-28古墳の城郭利用について, 河村萬里, 29-30甲斐における中世集落の様相, 高左右裕, 31-32麻を用いた紅花染の退色について: 正倉院...

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  • 固有の際立った優位性を有する製紙産業

    辻本 直彦 日本画像学会誌 56 (5), 519-524, 2017

    ...された木材繊維が紙の原料であり,カーボンニュートラルという考え方によると,使った分だけの木を植林する限り,紙は地球に対して善と結論することができる.二番目に,製紙産業は我国最大のバイオマスエネルギー産出者である点が上げられる.我国の全製紙産業の黒液による発電量が,原子力発電の2.5基分に該当し,他産業を圧倒したバイオマスエネルギー消費者でもあること.三番目に紙が超長期情報保存媒体であるという点は,正倉院文書...

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  • 奈良時代の日常の食事の復元-炊飯方法の検討-

    峰村 貴央, 宮田 美里, 三舟 隆之, 西念 幸江 日本調理科学会大会研究発表要旨集 29 (0), 120-, 2017

    ...しかし、文献史料の一つである「正倉院文書」に残る「食法」には、奈良時代の写経生に「粳米」を支給していたという記述がある。「粳米」は原則「蒸す炊飯」には適さないため疑問が残る点が多い。そこで、本研究では、様々な文献史料から炊飯方法とその料理を類推し、奈良時代の炊飯方法の検討と食事の復元を試みた。...

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  • 奈良の墨

    野田 盛弘 化学と教育 64 (10), 514-517, 2016

    ...和紙に墨で書かれた文字は,正倉院文書が現代に伝わっているという事実から1300年の時を経ても変わることのない,長期保存安定性に優れた稀有な記録材料であるといえる。...

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  • 奈良時代の日常食の復元

    峰村 貴央, 宮田 美里, 西念 幸江, 三舟 隆之 日本調理科学会大会研究発表要旨集 28 (0), 107-, 2016

    ...【目的】近年、平城京跡出土木簡や「正倉院文書」、平安時代の法典と知られる『延喜式』等によって古代の食品が判明するが、その調理法や食事、食膳風景はほとんど不明である。そこで本研究では、「正倉院文書」から東大寺写経所で一日一人当たりに支給されている食品名および量、さらに調理器具や食器を調べ調理法を検討し、古代の日常の食事の復元を試みた。...

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  • 小学校社会科における世界とのつながりの一考察

    中山 正則 日本地理学会発表要旨集 2016s (0), 100317-, 2016

    ...<br> 中でも、グローバル化に向けて、小学校社会科に求められる世界とのつながりを現行の学習指導要領の取り扱いを工夫し、<br> 1子どもたちに身近な具体物「バナナ」 が生産地から日本の食卓に届くまでの旅の教材化(中学年)、<br> 2日本の工業生産に欠かせない石油が原産地から日本の工場やガソリンスタンドに届くまでの旅の教材化(5年)、<br> 3シルクロードを経由して西洋や中近東の品物が奈良正倉院...

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  • 六孔尺八と八十四調の関係

    明土 真也 音楽学 62 (1), 14-30, 2016

    ...また、正倉院の牙尺八の音律と『舊唐書』『新唐書』の記述を精査することにより、626年になされた唐朝での八十四調理論の採用を受け、呂才は十二管の楽器を自発的に開発したと推定できる。...

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  • 日本古代官印と隋唐官印 : 正倉院に伝わる印影資料との比較を中心に

    田中 史生 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 194 329-341, 2015-03-31

    本稿は,8世紀の日本官印と隋唐官印と比較することによって,日本律令国家の官印導入期における中国の影響と,日本官印の特質について考察するものである。考察の結果,日本律令国家の官印は,隋唐官印のなかでも紙による文書行政とかかわる「官署印」の直接的影響を受けて成立したが,その法量を唐よりも大型化させるとともに,官司のレヴェルに従って印面文字の字体や形式と組み合わせながら法量を細分化し,その区分を遵守さ…

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  • 日本古代の「知」の編成と仏典・漢籍 : 更可請章疏等目録の検討より

    中林 隆之 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 194 147-169, 2015-03-31

    ...正倉院文書には、天平二十年(七四八)六月十日の日付を有した、全文一筆の更可請章疏等目録と名付けられた典籍目録(帳簿)が残存する。この目録には仏典(論・章疏類)と漢籍(外典)合わせて一七二部の典籍が収録されている。小稿では、本目録の作成過程および記載内容の基礎的な検討を行い、それを前提に八世紀半ばの古代国家による思想・学術編成策の一端を解明した。...

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  • 正倉院文書の機能情報解析 : 口頭伝達と書面

    山口 英男 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 194 127-145, 2015-03-31

    ...正倉院文書は、官司の現用書類が不要となり廃棄されたものである。この点で、多くの古文書とは異なる特徴を有しており、文書の機能情報を抽出・解析する上でも、これに対応した手法・手順が求められる。正倉院文書の解析は、業務の解析に他ならない。そのためには、書類からの情報抽出において、書類の作成から利用・保管・廃棄に至る履歴を明らかにすること、その際、書類の用いられる場の変化に着目することが重要である。...

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  • 近世後期における雅楽の伝播と楽器師 : 「伝統」の普及と販売

    岩淵 令治 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 193 249-291, 2015-02-27

    ...さらに、近代に入ると、正倉院宝物の複製のほか、博覧会での雅楽器の展示など、明治の国民国家形成における国楽としての雅楽の再編や、「伝統」の再発見・輸出にかかわっていった。②こうした公家・朝廷への出入・御用関係を信用の源泉としながら、武家に出入するようになり、楽器の修理・購入や、楽人への入門を仲介した。...

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  • 奈良時代の日常の食事と加工品の復元

    西念 幸江, 五百藏 良, 三舟 隆之 一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集 67 (0), 32-, 2015

    ...<br><b>結果</b> 写経所で支給された海藻類は、平城京跡出土木簡例の単位から乾燥品と考え、「正倉院文書」の例では、海藻(わかめ)、滑海藻(あらめ)とも浸漬前の重量は一両(41.9g)であるが、浸漬後の量はかなり増え、滑海藻は257g(約6.1倍)となった。一方堅魚の煎汁からは、細菌は全く見られなかった。...

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  • 正倉院文書研究の現状と課題

    栄原 永遠男 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 192 13-25, 2014-12-24

    ...正倉院文書に関する研究は,写経所文書の研究を中心とすべきである。そのための前提として,接続情報に基づいて,断簡の接続を確認し,奈良時代の帳簿や文書を復原する必要がある。「東大寺写経所解」を例とすると,これは9断簡からなっている。『大日本古文書(編年)』の断簡配列は,その根拠があいまいで,誤りを含んでいる。...

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  • 写経所文書研究の展開と課題

    山下 有美 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 192 77-95, 2014-12-24

    ...これらの新たに「発見」されたテーマと同時並行的に,古くからの正倉院文書研究を引き継ぐ研究も深化し,写経機構の変遷,東大寺・石山寺・法華寺の造営,写経所の財政,写経生や下級官人の実態,表裏関係からみた写経所文書の伝来,正倉院文書の「整理」などの研究もさかんになった。さらに,古代古文書学に正倉院文書の視点を組み込んだ試みや,仏教史の視点から写経所文書を分析した研究も成果をあげてきた。...

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  • 小千谷縮の魅力

    竹本 由美子, 奥野 温子, Yumiko Takemoto, Tsumuko OKUNO 生活環境学研究 2 30-35, 2014-09-01

    ...一方,奈良の正倉院の宝物の中には,庸布として献納されたとされる麻布が所蔵されている。庶民の布であった麻布は,税の対象となったことで生産技術が磨かれ,麻の中でも細い糸で柔らかい上等の麻布を織れることから苧麻の栽培地も増大 し,麻布の生産地も多くなり,献上品となる上等の麻布が各地で織られるようになった。...

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  • 文化財学報 第32集

    文化財学報 (32) 2014-03

    ...三宅久雄先生ご近影夢を見つづけて, 塩出貴美子奈良大学での想い出, 三宅久雄, 1-4三宅久雄先生ご経歴, 5三宅久雄先生著作目録, 7-10夏身寺の創建と『薬師寺縁起』, 東野治之, 11-15億計王と弘計王の逃避行の背景, 吉川敏子, 17-23「源氏物語歌カルタ」考 : 『女源氏教訓鑑』との関係, 塩出貴美子, 25-49【史料紹介】明治十四年の正倉院御物還納目録 : 新出の正倉院関係史料,...

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  • 『聾瞽指帰』の再検討

    加藤 詩乃 書学書道史研究 2014 (24), 15-28,119-118, 2014

    ...<br>  Among the Shōsōin 正倉院 documents there are examples in which "variation and harmony" have been employed in the size, placing, and slant of characters....

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  • 正倉院文書トピックマップへの研究知識情報充実による解析と情報発見の可能性

    後藤, 真, 内藤, 求 じんもんこん2013論文集 2013 (4), 79-86, 2013-12-05

    ...筆者らは,正倉院文書トピックマップの開発について,以前に報告を行った.その後も開発と拡張・情報の充実を進めている.知識情報を経典に関するものを中心に充実させた.正倉院文書の中心は写経所の文書であり,経典の情報の充実は正倉院文書の中心部分の研究に役立つことになる.知識情報の充実と,その抽出・可視化の手法によって,奈良時代の経典の所在や,所属の状況を明らかにできるようシステムを作った.また,正倉院文書データベース...

    情報処理学会

  • 高精細画像を用いた正倉院文書の調査研究支援自在閲覧システム

    安達, 文夫, 鈴木, 卓治, 仁藤, 敦史, 平野, 清典, 米村, 俊一, 徳永幸生 じんもんこん2013論文集 2013 (4), 217-224, 2013-12-05

    ...正倉院文書は,紙の表裏に記録され繋がれたものが,並び替えられている.これを基の並びに復元する研究を支援するため,表裏を対応させて表示する閲覧システムについて検討した.上下表示,左右表示,単一表の表示モードを設ける.これらの表示モード間の切替と上下表示における画像の反転の際の資料画像とその関連情報の表示法について,利用する研究者にとって如何に使いやすいよう機能の実現法を検討した.また,資料にたわみがあることから...

    情報処理学会

  • 正倉院文書の訓読と注釈 月借銭解編 第四分冊

    ミヤガワ, ヒサミ, MIYAGAWA, Hisami 奈良佐保短期大学研究紀要 (21) 1-23, 2013-03-31

    ...本書は、正倉院文書の中の月借り銭解について、訓読と注釈を試みたものである。東大寺正倉院には、正倉院文書と呼ばれる奈良時代の文書群が納められている。この「正倉院文書」は、転写を経ない千三百年前の生の資料であるという点で非常に価値が高い。すでにその価値に着目して様々な研究がなされ、建築・美術・工芸・服飾・食物・産業・経済など多方面にわたる数多くの成果が上げられている。...

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  • 正倉院琵琶源流攷

    外村 中 人文學報 103 1-43, 2013-03-25

    ...小稿では,正倉院に伝わるタイプの琵琶の源流とその流伝について,新たな仮説を提起する。従来の研究では,とくにローマとの関連は考察されていないようであるが,琵琶をひいては伝統音楽をあるいはさらには東西文化の交流を総合的に検討するためには,見落としてしまってはならないであろう。「阮咸」は,中国起源あるいは中国系であるとされる。そういえないことはないであろう。...

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  • 正倉院文書の表裏比較表示における対応点の設定方法の検討

    平野清典, 安達文夫, 徳永幸生, 米村俊一 第75回全国大会講演論文集 2013 (1), 835-836, 2013-03-06

    ...本稿では、歴史資料である正倉院文書の表面と裏面を同時に比較表示する手法について検討した。対象となる正倉院文書は非常に横長の資料であり、古い資料のため歪みが生じている。そのため、単純な同時比較表示ではその表示に位置ずれが生じてしまう。...

    情報処理学会

  • 色相情報に基づく正倉院文書の切り分け位置の検討

    脇正宏, 安達文夫, 徳永幸生, 米村俊一 第75回全国大会講演論文集 2013 (1), 621-622, 2013-03-06

    ...本研究では、デジタル化された正倉院文書を仮想的に再構成するためのシステムの構築を目指している。正倉院文書は、成立当時とは異なる並びの状態で伝わる巻子状資料である。本資料を成立当時の並びに戻すためには、資料画像を切り分ける必要がある。また、資料の存在数が多いため自動的に切り分ける事が望まれる。しかし、歴史資料自体の形状や劣化、資料画像の色合いが一定でないという問題点が存在する。...

    情報処理学会

  • 文化財学報 第31集

    文化財学報 (31) 2013-03

    ...長谷寺法華説相図銅板銘と則天皇帝の尊号, 東野治之, 1-3正倉院宝物の「除物」出蔵文書をめぐる諸問題, 三宅久雄, 5-16天寿国繡帳制作の一背景, 吉川敏子, 17-22酒井龍一先生ご近影酒井龍一先生をお送りする変身転身また変身, 酒井龍一, (1)-(3)酒井龍一先生ご経歴, (5)酒井龍一先生著作目録, (7)-(16)被災文化財を保存し未来に伝えること : 東日本大震災による宮城県南三陸町...

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  • 古建築の温湿度環境について

    板垣 泰之 奈良大学大学院研究年報 (18) 97-99, 2013-03

    ...校倉造りという工法がどれだけの意味を持ち、なぜこの工法が正倉院に取り入れられたのか興味深い。本研究では同じ条件下で校倉造りの温湿度調節効果を検証する事を主な目的とし、合わせて建築木材における古材の劣化による吸湿性を調査することにより、校倉造りの効果および木造古建築の再評価を目的として研究を行った。...

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  • 日本古来の香りを通して時代をみる

    岩橋 尊嗣 におい・かおり環境学会誌 44 (2), 115-115, 2013

    ...</p><p>2011年の奈良正倉院展では“蘭奢待”が一般公開された.人並みに押されながら目にした香木は,予想よりもはるかに大きく存在感は絶大であった.今年は龍涎香の展示が青森県立美術館で催される.時間の許される方は,是非とも東北に目を向けていただきたい....

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  • 正倉院宝物にみる飲食の世界

    西山  厚 日本調理科学会大会研究発表要旨集 25 (0), 216-, 2013

    ...中倉には厖大な古文書(正倉院文書)が伝わっており、それは写経所の帳簿であるのだが、紙背は反古となった公文書で、役人のための食糧についての記述も少なくない。正倉院宝物からみえてくる古代人の飲食の世界を、美しい画像を用いて紹介したい。...

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  • 法隆寺と正倉院の尺八の音律

    明土 真也 音楽学 59 (1), 1-15, 2013

    This article investigates in detail the pipe lengths and the temperaments of the shakuhachi preserved at the Horyu-ji Temple, as well as those of the eight specimens owned by the Shoso-in …

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  • 伝円珍筆三井寺切の放射性炭素年代と紙背『文選注』断簡の書写年代

    小田 寛貴, 安 裕明, 池田 和臣, 坂本 稔 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 176 141-149, 2012-12-20

    ...現存する最古の『文選』写本は,平安鎌倉時代の残欠本であり,奈良時代では正倉院文書と平城宮跡出土木簡に一部分が書写されたものが残されているにすぎない。それゆえ,奈良時代以前の書写年代をもつ本古筆切は最古級の『文選』写本の断簡であることになる。...

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  • 正倉院文書データベースへのトピックマップ応用による奈良時代知識情報構築の試み

    後藤真;内藤求 じんもんこん2012論文集 2012 (7), 125-132, 2012-11-10

    ...正倉院文書データベース(SOMODA)が公開され、おおむね5 年が経過した。SOMODA は、正倉院文書の復原過程の方法論を情報学的に表現することを目指すと同時に、正倉院文書の総合的な知識情報のデータベースとして作成されたものである。情報技術の進展とともに、SOMODA にも新たな課題が生じるとともに、正倉院文書研究の進展のためにもより高度な研究データベースとしての発展が求められている。...

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  • 正倉院文書研究資料のXML/XSLTによる記述と統合

    後藤, 真, 柴山, 守 じんもんこん2002論文集 2002 209-216, 2012-09-20

    ...正倉院文書は、東大寺の正倉院に伝来した8世紀の文書群の総称である。本文書は、背面再利用と19世紀初頭からの「整理」作業のため、その奈良時代の帳簿の形態が著しく損なわれ、論理構造と物理構造の差異という特徴をもつ。この研究は、主に(1)写真版マイクロフィルム、(2)『大日本古文書』、(3)『正倉院文書目録』を相互に参照しながら分析が進められる。...

    情報処理学会

  • 絵画資料自在閲覧技術の古文書資料への適用

    鈴木, 卓治, 安達, 文夫, 仁藤, 敦史 じんもんこん2002論文集 2002 233-236, 2012-09-20

    ...希望の画像を選んで閲覧することになる.しかし,選んだ古文書が長いときは,分割された画像は連続的に画像を閲覧するには不向きである.国立歴史民俗博物館では,100,000×100,000画素を越える非常に大きな画像データの任意の部分を自由に拡大・縮小して見ることができる"絵画資料自在閲覧システム"を開発した.本稿では,この絵画資料自在閲覧技術の古文:書資料閲覧への適用について述べる.本館が作成し所蔵する正倉院文書複製資料...

    情報処理学会

  • 正倉院文書の訓読と注釈 月借銭解編 (第二分冊)

    ミヤガワ, ヒサミ, MIYAGAWA, Hisami 奈良佐保短期大学研究紀要 (19) 1-37, 2011-03-31

    ...本書は、正倉院文書の中の月借り銭解について、訓読と注釈を試みたものである。東大寺正倉院には、正倉院文書と呼ばれる奈良時代の文書群が納められている。この「正倉院文書」は、転写を経ない千三百年前の生の資料であるという点で非常に価値が高い。すでにその価値に着目して様々な研究がなされ、建築・美術・工芸・服飾・食物・産業・経済など多方面にわたる数多くの成果が上げられている。...

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