佐久間 重
名古屋文理大学紀要
14
(0),
49-57,
2014-03-31
...本論は,ラインホールド・ニーバーが彼の著作『人間の本性と運命』の中で歴史の終わりをどのように解釈しているかを詳述したものである.ニーバーの解釈を通じて,キリスト者にとっては歴史がどのように捉えられるのかを明らかにすることを狙いとしている.ニーバーは,歴史の終わりを終末と目標という視点で捉え,終末の時点で目標を達しているか,つまり,歴史が達成されていることとはどういう事かを論じる.ニーバーによると,人間...
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