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検索結果 57 件

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  • 異なる水温環境への魚類の代謝応答 -サケ科魚類の温度適応を中心として-

    阿部 貴晃 日本生態学会誌 72 (1), 73-, 2022

    ...サケ科魚類の多くが母川回帰性を有し、河川や支流単位で集団が分かれる。サケ科魚類は冷水性かつ狭温性であるとされるが、経験する水温環境は集団の違いに応じて多様であり、自然環境下における魚類の温度適応の題材として用いられてきた。本論文では、代謝速度計測によってみえてきた魚類の温度適応の実態を概説し、その生態的意義を議論する。...

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  • 超音波バイオロギング技術による十勝地方沿岸のサケ回遊行動の計測

    布川 雅典, 梶原 瑠美子, 丸山 修治, 大橋 正臣, 谷瀬 敦, 村山 雅昭 土木学会論文集B3(海洋開発) 76 (2), I_852-I_857, 2020

    ...した場合でも回帰ルートに戻れることが示唆している.定置網で放流された個体は,多くが沖合に戻り再び母川を求めて遊泳している可能性が高いことも明らかになった.また放流から河川捕獲場あるいは周辺にまで到達する所要時間は8.4日から18日であることが明らかになった.本研究で得られた結果はサケ資源の管理に向けて基礎的なデータとなる....

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  • 漁獲量が激減、サケの生態を探る

    国立研究開発法人科学技術振興機構 JSTnews 2018 (10), 4-5, 2018-10-01

    ...<p>サケの稚魚が大海原を回遊し、生まれ育った母川に戻るまでの詳細な生態は謎が多い。東京大学の永田俊教授と総合地球環境学研究所の陀安一郎教授らは、岩手県大槌湾で獲れたサケ体内の微量元素や同位体を分析し、海洋での行動や食性などの生活史を明らかにしようとしている。激減している母川への回帰率や漁獲量の回復の足がかりになると期待される。</p>...

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  • 標識魚の遡上状況からみた北海道尻別川水系内でのサクラマスの母川回帰

    宮腰, 靖之, 高橋, 昌也, 大熊, 一正, 卜部, 浩一, 下田, 和孝, 川村, 洋司 北海道水産試験場研究報告 = Scientific reports of Hokkaido Fisheries Research Institutes (81) 125-129, 2012-03

    ...目名川以外では標識魚の割合が低いことから,サクラマスは同一水系内の支流間でも母川回帰する可能性が高いことが示唆された。目名川以外で見つかった標識魚はスモルト放流された個体であったが,スモルト放流魚の一部は本流の下流部に輸送放流されており,飼育,放流過程が母川記銘に関係している可能性も考えられた。...

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  • 3.アミノ酸を鼻でも"味わう"魚たち(<総説特集II>食における味とにおいの接点-3,うまみ研究会公開シンポジウム)

    庄司 隆行 日本味と匂学会誌 16 (2), 163-169, 2009

    魚たちは、我々が体験することはもちろん想像することも難しい"味物質を鼻で嗅ぐ"という感覚機能を持っている。すなわち、魚類の嗅覚系は水中に溶けた味物質、なかでもアミノ酸を高感度で受容することができる。言うまでもなくアミノ酸類は味覚系でも受容されるから、アミノ酸は魚類にとって味でもあり匂いでもあることになる。しかし、味覚と嗅覚とでは受容器はもちろん中枢への投射経路も全く異なるから、その機能も別々のも…

    DOI Web Site 参考文献32件

  • サケの感覚機能と母川回帰

    上田 宏 バイオメカニズム学会誌 31 (3), 123-129, 2007

    ...サケがどのように生まれた川(母川)を覚えて回帰するかは,生物学上の大きな謎の一つである.北洋から北海道の母川に回帰するシロザケ,および湖に生息するヒメマスとサクラマスを用いて,外洋におけるナビゲーションのメカニズム,ホルモンによる回遊行動の制御メカニズム,および母川のニオイを識別するメカニズムなどを多角的に解析した.動物行動学的には視覚機能を用いて直線的に回帰する母川回帰行動,生殖生理学的には脳から...

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  • 「北太平洋における溯河性魚類の系群の保存のための条約」の検討

    牛尾, 裕美 東海大学紀要. 海洋学部 2 (3), 73-83, 2005-03-30

    ...本稿において検討した「北太平洋における溯河性魚類の系群の保存のための条約」[以下, 本条約と略称]は, 北緯33度以北の北太平洋及びその接続海域にある公海において, 条約規定の7種類の溯河性魚類を対象とした漁獲の禁止と当該魚種の混獲を最小化することにより, 溯河性魚類の保存を促進し, 本条約の締約国である母川国の当該魚類に対する「第一義的利益」を徹底・強化しようとするものである....

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  • ホーミングの進化:なぜ多くの動物は産まれた生息地にもどって繁殖をするのか?

    巌佐 庸, 入江 貴博, 箱山 洋 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ52 (0), 163-163, 2005

    ...サケなどの母川回帰は有名だが、鳥類、カエルなど多くの移動能力のある動物に幅広く共通した現象である。本講演では、ホーミング現象が進化する条件を、時間空間的に生息地の質が変動する状況に対する適応としてとらえる。 仮定は:繁殖のための生息地がn個ある。それぞれにおける繁殖成功度はw(i,t)で、場所による違いと年度による変動がある。...

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  • 6I8-34 「伯母川探検隊」にみる学博連携および地域連携(科学教育連携システム)

    戸田 孝, 西垣 亨 日本科学教育学会年会論文集 28 (0), 557-558, 2004-07-30

    「総合的な学習」の柱の1つとされている「環境学習」への取り組みとして「川での学習法」への関心が高まっている。このことを背景に、地元の小学校の学区内を流れる川についての調査結果を児童たち自身で「博物館展示」にまとめることを年間目標とする学博連携事業を展開した。この事業では、学区内の公民館をも事業主体として巻き込むことにより、地域コミユニティとの連携を実現することを目指し、一定の成果を挙げている。ま…

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  • 日本における溯河性魚種の漁獲に関する一考察

    牛尾 裕美 東海大学紀要. 海洋学部 1 (1), 117-124, 2003-11

    ...当該資源に対する母川国の管理措置(増殖の労力と費用)を尊重して、母川国の当該資源に対する優先権-「第一義的利益」-が認められていると言えるが、当該資源は、母川国のEEZを越えて公海の広い範囲を回遊しており、その意味では国際公共性を有する資源とも言えよう。そういった点からも、母川国は「第一義的利益」とともに「責任」、つまり当該資源を保存する義務「同条約第66条2項」をも有しているのである。...

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  • 大野川におけるアユの母川回帰性の検討

    古川, 英一, 西村, 和紀 大分県海洋水産研究センター調査研究報告 = Bulletin of Oita Institute of Marine and Fisheries Science (2) 15-18, 1999-03

    ...III.アユの母川回帰性の調査は、1992年が標識付けした発眼卵を1,279万粒放流に対し、遡上してきたアユの耳石を427尾、1993年が1,576万粒放流に対し、遡上アユの耳石を1,257尾検査したが、標識が付いた耳石は確認できなかった。このことから、大野川におけるアユの母川回帰性の有無を確認するためには、標識発眼卵の量及び遡上アユの耳石検査量を数倍増やす必要がある。...

    日本農学文献記事索引

  • サケ科魚類の母川回帰機構

    上田 宏, 庄司 隆行, 帰山 雅秀 日本味と匂学会誌 5 (2), 109-118, 1998

    ...サケの母川回帰の度合は性と成熟度により異なること、種によって母川回帰に用いる感覚機能が異なることがわかった。...

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  • 魚鱗情報によるシロザケの母川回帰解析

    渡会 理, 五十嵐 満 海洋理工学会誌 1 (1), 23-30, 1995

    A study of fish scale, along with otolithes, backbones and other hard parts,yields ecological information such asthe source river, the rate ofgrowth, aswell asthe fish age. Consequently, the …

    DOI 参考文献7件

  • 鱗相スペクトル解析によるシロザケの母川判定の試み

    WATARAI Osamu, IGARASHI Mitsuru, SUGA Chieko Journal of Advanced Science 3 (2), 51-54, 1991

    The scale pattern of Chum Salmon is considered to contain ecological information representing the rate of growth, physiological state of fish, the river stocks and so on.<br>In the present paper, …

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  • サケ科魚類研究のための生物指標としての寄生虫

    浦和, 茂彦 北海道さけ・ますふ化場研究報告 43 53-74, 1989-03

    ...寄生虫を指標として使ったサケ科魚類の生物研究(系群識別,分布と回遊,食性,資源変動,分化と起源など)を総説した.これまでに寄生虫61種がサケ科魚類の生物研究に指標として利用された.降海性サケ科魚類の系群識別と母川回帰に関する研究には,分布が限定され一生涯宿主に寄生する淡水寄生虫が適している.海洋と淡水間を回遊するサケ科魚類の移動状況も寄生虫によって推定できることがある.寄生虫のもつ宿主特異性は宿主の...

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  • サケに寄生する粘液胞子虫Chloromyxum2種の分類と生活史

    浦和, 茂彦, 広井, 修 北海道さけ・ますふ化場研究報告 40 11-20, 1986-03

    ...分類学的検討を行うと共に,生活史について考察した.大型種は C. salvelini Fujita,1923に,小型種は C. wardi Kudo,1920に同定され,いずれもサケからは初記録であった.C. chitosense Fujita,1923は C. wardi のシノニムと判断された.淡水種の C. wardi と C. salvelini は,河川生活期のサケ稚魚に感染後,3-5年して母川付近...

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  • 然別湖産オショロコマの母川回帰

    前川 光司 魚類学雑誌 32 (3), 355-358, 1985

    ...982年と1983年に, 然別湖産オショロコマ (ミヤベイワナ) が多回産卵することを利用して, タッグ装着による母川回帰性を調べた。前年に湖上した同じ河川に翌年再び湖上する個体の比率は極めて高かった。また, 湖中で捕獲し標識後湖に再放流した個体の各河川への瀕上率は, 各河川の総淵上数の比率とほぼ比例していた.このことから, このオショロコマは然別湖水系内で母川回帰することが示唆された。...

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  • 石狩川産サケの生態調査-I.1979年春放流稚魚の降海移動と沿岸帯での分布回遊

    真山, 紘, 加藤, 守, 関, 二郎, 清水, 幾太郎 北海道さけ・ますふ化場研究報告 36 1-17, 1982-03

    ...1979年春に石狩川水系千歳川に放流されたサケ幼稚魚の降海移動と沿岸域での分布と回遊を調べるため,ユーロピウム投与と鰭切除による標識魚の放流と河川内および沿岸域での採集を行った.4月上旬の放流盛期ではほとんどの幼稚魚は,河川内で成長せず放流後10日以内に降海した.幼稚魚は成長のよい個体から群を形成し母川周辺の沿岸から北上回遊に移り,留萌・宗谷地方の沿岸域を通過した.北上回遊に移行する最小サイズは尾叉長...

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  • 遊楽部川におけるサケ・マス生態調査 3.カラフトマスの回帰について

    小林, 哲夫, 阿部, 進一, 尾崎, 豈志 北海道さけ・ますふ化場研究報告 32 1-8, 1978-03

    ...岩尾別川産(1965年)と西別川産(1966年)のカラフトマス発眼卵が遊楽部川へ移殖された.湧水で養育された群の方が河川水で養育された群に比べて約1ヶ月早く放流された.放流稚魚の大きさは両群で差がみられなかった.稚魚は放流後2日以内にほとんど降海した.親魚の遊楽部川への母川回帰性が観察された.湧水群では,遅い時期に放流した群ほど高い回帰率を示した....

    機関リポジトリ Web Site 被引用文献1件

  • 北日本産サケ属の生態と蕃殖について

    佐野, 誠三 北海道さけ・ますふ化場研究報告 14 21-90, 1959-12

    ...日本沿岸に回遊するサケ属魚類6種の生態と増殖を体系的に研究した.鰭切れ標識放流の再捕結果から,サケの母川回帰性を明らかにした.サケの産卵生態が詳細に研究された.また,日本の人工孵化放流事業の概要が紹介された....

    機関リポジトリ Web Site 被引用文献2件

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