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検索結果 3,420 件

  • 深海性多類の深度分布および遺伝的多様性

    小林 元樹, 大越 和加, 小島 茂明 タクサ:日本動物分類学会誌 56 (0), 19-23, 2024-02-29

    <p>Although the marine environment, especially deep-sea bottom, provides a vast habitat for organisms, the diversity of deep-sea invertebrates is still poorly understood. In this article, we …

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  • スピオ科多類(環形動物門)の共生生態

    阿部 博和 タクサ:日本動物分類学会誌 56 (0), 3-14, 2024-02-29

    <p>The family Spionidae Grube, 1850, one of the most abundant polychaete groups in Annelida in terms of species numbers and biomass, is globally found in a wide variety of marine environments. Among …

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  • 超音波造影剤が主要臓器に及ぼす影響—小動物を用いた検討—

    阿部 拓也, 藤井 豊, 塙 晴雄, 池上 喜久夫, 渡邊 博昭 超音波検査技術 advpub (0), 2024

    ...</p><p><b>結果と考察</b>:UCA投与群では,Control群と比較してすべての臓器でMCP-1, IL-6, IL-10が有意に高値を示した.TNF-αは肝臓と肺で有意な高値を示した.この結果から,UCA投与により臓器局所での炎症が惹起され,特に肝臓および肺における傷害が顕著であることを明らかにした.細血管内でUCAのマイクロバブルが滞留・集積し,血管内皮傷害などが要因で炎症を惹起している...

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  • 線虫を利用した腸内細菌研究

    中台(鹿) 枝里子 腸内細菌学雑誌 38 (1), 9-19, 2024

    ...向けたアプローチが盛んに試みられる一方,腸内細菌と宿主間の相互作用の分子的実体には未解明な点も多い.線虫Caenorhabditis elegans (C. elegans)は,3つのノーベル賞研究をはじめとして,さまざまな生命現象の発見において重要な役割を果たしてきたモデル生物の一つであるが,腸内細菌研究においても例外ではない.乳酸桿菌やビフィズス菌による線虫の寿命延伸作用が報告されて以降,哺乳動物実験...

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  • カッコウアザミ属植物(<i>Ageratum</i> spp.)による牛の植物中毒事例

    大鹿 有加, 山口 貴一, 岩元 伸一郎, 池田 省吾, 上垣 隆一 日本獣医師会雑誌 77 (3), e33-e38, 2024

    ...<p>鹿児島県奄美群島の黒和種繁殖農家で,繁殖雌牛3頭が食欲不振,起立不能,出血傾向を呈し,死亡した.死亡牛及び同居牛の血清生化学的検査所見では,強い肝機能障害が示唆された.直前に給与された飼料には多数のカッコウアザミ属植物が混入しており,残余飼料,圃場植物及び死亡牛の糞便から,ピロリジジンアルカロイド類(PAs)のリコプサミンが検出された.硝酸塩中毒等は否定されたことから,本事例をカッコウアザミ...

    DOI Web Site 参考文献12件

  • 東京湾奥部に造成された人工海浜公園におけるチチブの出現様式と食性

    丸山 啓太, 金子 知宏, 河野 博 La mer 61 (1-2), 1-11, 2023-12-28

    ...海浜と干潟における主な餌生物は,体長11.0 mm まではカラヌス・キクロプス目などの動物プランクトンであったが,体長11.0 mm 以降は端脚類などの底生・半底生小型甲殻類であった。一方で,直立護岸では体長による食性の変化はなく,端脚類などの底生・半底生小型甲殻類や多類を摂餌していた。...

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  • 餌の大きさが飼育下ワオキツネザルの採食時間と行動に与える影響

    村上 翔輝, 大谷 祐紀, 土井 啓行, 小畑 洋 動物の行動と管理学会誌 59 (4), 145-151, 2023-12-25

    ...<p>動物園では、採食時間の延長を目的とし展示動物に小さく切った餌を与えることが一般的だが、その効果を評価した報告は少ない。本研究はNIFRELで飼育するワオキツネザル10頭について、約1×1×1 cmの賽の目状または約1×1×6 cmのスティック状の餌を与えた時に発現する行動を調査した。結果、賽の目状の餌は床から直接口で拾い、スティック状の餌は前肢で把持し摂食する行動が主だった。...

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  • 薩南海域に来遊するブリ稚魚の餌料源

    小針 統, 中谷 颯人, 後藤 慎之介, 津田 周平, 牧野 文洋, 東 隆文, 小森田 智大, 一宮 睦雄, 小玉 将史, 久米 元 水産海洋研究 87 (4), 209-217, 2023-11-10

    ...遺伝子では,カラヌス目カイアシ類が最も優占し頻出する餌生物であった.小型稚魚ではポエキロストム目カイアシ類,大型稚魚では尾虫類・顎類がこれに次ぐ餌生物であった.また,消化管内のカラヌス目カイアシ類が増加すると,ブリ稚魚の成長指数も増加する傾向を示した.これらの結果は,流れ藻に随伴して薩南海域に来遊するブリ稚魚が,流れ藻の葉上動物ではなく水柱内の動物プランクトンを餌料源として成長することを示唆する....

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  • 世界自然遺産知床半島の観光客増加によるヒグマの人馴れに関する研究 ―知床ヒグマ研究グループ―

    下鶴 倫人, 梅村 佳寛, 伊集院 彩暮, 石名坂 豪 自然保護助成基金助成成果報告書 32 (0), 100-109, 2023-10-31

    ...<p>知床半島国立公園内において,人の存在を恐れず行動する人馴れグマが近年増加傾向にあり,人との危険な遭遇が頻繁に生じている.本研究では,国立公園周辺において収集した体および糞を用いてDNA分析を行うことで,人馴れグマが生じる背景や地域社会に与える影響を明らかにすることを目的とした.個体間の血縁関係を解析した結果,人馴れした母より人馴れグマが育つ傾向にあったものの,高度に人馴れした個体が人馴れしていない...

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  • 高知県内で保護された野生鳥類の糞便検体による消化管寄生虫保有調査

    井上 春奈, 森 悠芽, 畑中 律敏, 芝原 友幸, 笹井 和美, 松林 誠 日本野生動物医学会誌 28 (2), 103-106, 2023-09-01

    ...その結果,寄生虫の陽性率は29.7%であり,内訳は原虫類(<i>Eimeria </i>型もしくは<i>Isospora </i>型のオーシスト)が20.8%,線虫類(細線虫類または回虫類)は8.9%であった。消化管寄生虫は糞便と共に排泄された後も長期間にわたり感染性を保持するため,間接的または直接的な糞口接触が比較的高率に生じている可能性が示唆された。</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献7件

  • 北海道羅臼町で収容されたケアシノスリから得られた寄生虫

    吉野 智生, 浅川 満彦 日本野生動物医学会誌 28 (2), 91-94, 2023-09-01

    ...また消化管から線虫<i>Porrocaeucum</i> sp.および細線虫科の1種、属種不明四葉目条虫、体表からハジラミ<i>Degeeriella fulva</i>が得られた。<i>D. fulva</i>は道東から初めて記録され、また細線虫科線虫および四葉目条虫は日本でケアシノスリから初めて記録された。</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献4件

  • 動物性繊維(羊)を活用した植生シートに関する基礎的研究

    大西 崇太, 藤井 紫生, 柴原 寛太, 服部 浩崇, 寺﨑 寛章 日本緑化工学会誌 49 (1), 161-164, 2023-08-31

    ...素材は動物性繊維である羊を主原料としたシートを作製し,植物生育能力および侵食防止性能を評価した。その結果,試作した羊植生シートには植物性の稲わら植生シートと同等以上の植物生育能力があり,また化学繊維製侵食防止シートと同等以上の侵食防止性能も併せ持つことが確認された。これは羊特有の繊維構造や含有成分等が寄与し,羊は新規の植生シート材料として非常に有望であると考えられる。</p>...

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  • ヒトiPS細胞由来血液脳関門モデルの構築とトランスポーター機能評価

    黒澤 俊樹, 佐孝 大樹, 久保 義行, 出口 芳春 Drug Delivery System 38 (2), 117-124, 2023-03-25

    ...血液脳関門(Blood-Brain Barrier:BBB)は、脳細血管内皮細胞同士が密着結合を形成することで、脳と血液間における物質輸送を厳密に制御している。脳内へのドラッグデリバリー技術、そして有効な中枢疾患治療薬の開発にとって、ヒト脳への移行性を評価できる<i>in vitro</i>モデルの構築が重要であるが、既存の動物および細胞評価系は種差や密着結合形成能の問題が指摘されている。...

    DOI Web Site 参考文献23件

  • 初等理科実験において山梨大学甲府キャンパス構内の池から確認された小さな生き物

    芹澤(松山) 和世, 宮崎 淳一, 芹澤 如比古 教育実践学研究 : 山梨大学教育学部附属教育実践総合センター研究紀要 = Journal of Applied Educational Research 28 159-168, 2023-03

    山梨大学教育学部の一年次生必修科目である初等理科実験の生物分野では学内の池に棲む微小生物の観察を行っている。しかし,採集される生物を網羅している文献がないため,当該実験の資料として,6つの界,10の門,12の綱にまたがる25分類群(特徴的なものや頻繁に確認されたもの)の写真とその特徴をまとめた。

    DOI 機関リポジトリ

  • 糞便排泄後の犬と猫の肛門周囲の皮膚および被の清拭

    宮部 真裕, 中村 有加里, 深瀬 徹 動物臨床医学 32 (1), 19-25, 2023-02-25

    ...これらの飼い主に対して犬と猫の排便後に脱イオン水含浸脱脂綿とウェットティッシュ,エタノール含浸綿,動物用肛門周囲洗浄液含浸脱脂綿を用いての肛門周囲の清拭を依頼した結果,エタノール含浸綿と動物用肛門周囲洗浄液含浸脱脂綿を用いた場合に満足度が高かったが,エタノール含浸綿は臭気が敬遠される傾向がみられた。...

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  • 根を用いた牛ウイルス性下痢ウイルス抗原ELISA検査法の検討

    大川原 志織, 村山 和範, 安藤 清彦, 西森 朝美, 西浦 玲奈, 松浦 裕一 日本獣医師会雑誌 76 (11), e283-e288, 2023

    ...<p>牛ウイルス性下痢ウイルス(BVDV)の持続感染(PI)牛検査において,スクリーニング効率向上を目的とした迅速かつ簡便な手法の検討は重要な課題である.今回,簡便に採材可能な根材料を用いてBVDV抗原ELISA検査を実施し,根の本数や前処理条件が検査結果に与える影響を評価した.PI牛3頭の根を用いた検討では,5本以上の根を用いることで3検体全てが,1本の根の場合は3検体中2検体が抗原ELISA...

    DOI Web Site 参考文献11件

  • 日本におけるカンナビノイドの試験機関とその課題

    赤星 栄志 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 2-C-S22-3-, 2023

    ...法改正後の試験分野は、(a)栽培基準:植物体(鑑定、サンプリング、効力、品種識別、種苗、育種)、(b)製品基準:カンナビノイド製品(CBD製品を含む)の品質、(c)尿検基準:体内の残留カンナビノイド(尿、血液、唾液、髪等)、(d)動物実験/ヒト臨床:内因性カンナビノイド(アナンダミド,2-AG)の検査・大麻使用障害リスクの高い遺伝情報診断に分類される。...

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  • ヒト胎盤由来栄養膜幹細胞や絨外性栄養膜細胞株を利用したカドミウムの胎盤毒性評価

    木村 朋紀 日本毒性学会学術年会 50.1 (0), S30-2-, 2023

    ...細胞性栄養膜細胞(CT)が絨外性栄養膜細胞(EVT)と合胞体性栄養膜細胞 (ST)へと分化して胎盤が形成されるが、この分化過程に異常が起こると妊娠高血圧症候群や胎児発育不全、早死産などが引き起こされる。母体および児への悪影響は甚大である。このようなことから胎盤形成に対する毒性予測のための評価系構築が切望されている。しかしながら、胎盤構造には種差が大きく実験動物での評価は難しい。...

    DOI

  • 和種繁殖牛におけるドングリ中毒の集団発生

    柿原 新, 鳴重 寿人, 佐野 裕規, 田代 久宗, 大谷 研文, 柳澤 郁成, 渡邉 雅治, 山中 典子 日本獣医師会雑誌 76 (3), e45-e50, 2023

    ...<p>2019年10月,肉用牛飼養施設において,黒和種繁殖雌牛10頭が元気消失,食欲低下及び下痢等の症状を呈し,その後約3週間で9頭が死亡した.血清生化学検査でBUNとCreが高度に上昇,腎臓の病理組織学的検査を実施した5頭全頭で急性尿細管壊死が認められた.放牧場の糞便及び死亡牛の第一胃内容物中からクヌギのドングリの果皮が見つかった.比色法により定量したところ,クヌギドングリには6.08%(乾燥重量...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献10件

  • 軟体動物カキ心臓のメカニクスとバネ分子コネクチン

    花島 章, 木元 弥咲, 大平 桃子, 臼居 優, 橋本 謙, 利 聡 生体医工学 Annual61 (Abstract), 276_2-276_2, 2023

    ...脊椎動物は心房による心室の血液充填というメカニズムを進化過程で獲得し成功を収めてきたが、心房の大きさと心室機械特性との関係は十分に解明されていない。本研究では、脊椎動物と同様に心房・心室型心臓を有する軟体動物カキの心臓を臓器から分子まで多階層的に解析し、6億年前からのそれぞれの進化を比較した。...

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  • 病理組織学的に検索した両側踵部の深在性化膿性肉芽腫性包炎の猫の1例

    小嶋 大亮, 小嶋 恭子, 小嶋 佳彦 獣医臨床皮膚科 29 (1), 3-7, 2023

    ...病理組織学検査では包漏斗部が嚢胞状に拡張し,内部には角質と少数の軸片が充満していた。真皮深層の包下部は破綻し,好中球,マクロファージ,多核巨細胞が高度び漫性に浸潤し,皮下組織におよび大型の肉芽腫性病変を形成していた。多核巨細胞の細胞質内には稀に軸片が存在した。わずかながら構造が残存する包では,上記炎症細胞浸潤と離開した上皮性包が観察された。</p>...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献8件

  • 動物の保護活動における参加者の意識と活動の持続性

    中川 紗智 日本地理学会発表要旨集 2023a (0), 132-, 2023

    ...<p>Ⅰ.研究の背景と目的</p><p>動物の保護活動において,地域住民が参加することの重要性が指摘されている(・淺野 2019).そして参加する地域住民の視点から考えると,対象となる動物を保護したいという「保護意識」と,それ以外の「付加価値」の両方が存在すると考えられる....

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  • タイ王国に生息するベニガオザルで観察された死体に対する反応の事例報告

    豊田 有, ゴンカルヴェス アンドレ, 丸橋 珠樹, Malaivijitnond Suchinda, 松田 一希 霊長類研究 Supplement 39 (0), 42-42, 2023

    ...<p>動物にとって、個体の「死」は避けることができない現象である。霊長類における死生学(thanatology)は、個体が仲間の死に直面した時に、どう振る舞い、どのような影響を受け、それとどう向き合うのかを調べる学問であり、近年注目されている研究領域のひとつである。...

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  • ヒト由来肝細胞資源による細胆管形成法の検討

    石田 誠一 日本毒性学会学術年会 50.1 (0), OS3-2-, 2023

    ...そのなかでも、薬物性胆汁うっ滞は、ヒト肝細胞で胆汁排泄能を有する細胆管ネットワークの形成が困難であったため、再現性良く高感度に胆汁排泄をin vitroで評価することが難しかった。また、胆汁排泄には種差が存在することから、動物実験に頼らず、ヒトにおける胆汁うっ滞リスクを評価できるin vitro試験系が求められてきた。...

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  • 花弁表面に形成される状突起の機能

    山田, 康志, 武田, 征士 京都府立大学学術報告. 生命環境学 (74) 7-11, 2022-12-25

    ...花器官の中で、花弁は色や形態が最も多様であり、その形づくりは花粉媒介動物の誘因などの役割のために重要である。アサガオとシロイヌナズナで、花弁(花冠)が屈曲する突然変異体が見つかった。それぞれ、花冠表面の分泌腺の発生異常と、花弁細胞で機能するワックス合成と輸送に異常があり、これらが花弁屈曲の原因であることが示唆された。...

    機関リポジトリ Web Site

  • 『東海道中膝栗』に見られるオノマトペ

    中里 理子 九州地区国立大学教育系・文系研究論文集 9 (1), No.5-, 2022-10-31

    ...『東海道中膝栗』のオノマトペを、地の文、ト書き、セリフに分けて特徴をまとめた。地の文は擬音語が多く、動物の声や楽器などの音が種類も数も豊富である。ト書きは擬態語が多く、中でも[情けない様子][うろたえる様子][密かな動作]を表わすオノマトペが多用され、主人公二人がいたずらを仕掛けては失敗したり狼狽したりする様子が印象的に描かれている。...

    DOI 機関リポジトリ

  • 日本沿岸産イシガキダイのシガトキシン分析

    富川 拓海, 國吉 杏子, 伊藤 史織, 佐久川 さつき, 石川 輝, 齋藤 俊郎, 小島 尚, 朝倉 宏, 池原 強, 大城 直雅 食品衛生学雑誌 63 (5), 190-194, 2022-10-25

    ...<p>シガテラ魚類食中毒は,シガトキシン類(CTXs)を含有する魚類による動物性自然毒食中毒で,主に熱帯・亜熱帯で発生している.日本では,沖縄県を中心に発生報告があるが,日本本土の太平洋岸産魚類による食中毒事例も散発的に発生し,原因魚種のほとんどがイシガキダイ<i>Oplegnathus punctatus</i> の老成個体である.イシガキダイにおけるCTXsの含有状況を調査するために,本州,四国...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献23件

  • 耳科学の進歩 蝸牛神経の基礎研究 : 隠れ難聴の病態解明と再生研究

    西村 幸司 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 125 (10), 1431-1436, 2022-10-20

    ...第二に, 加齢, 音響暴露動物の蝸牛組織解析による cochlear synaptopathy と ABRⅠ 波振幅に代表される聴覚電気生理パラメーターの相関について述べる. 第三に蝸牛神経の電気生理学的サブタイプと分子細胞生物学的知見の関連について述べる. 第四にヒトにおける隠れ難聴の診断開発に向けた臨床研究を紹介する....

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献47件

  • 水様下痢を呈したカピバラ(<i>Hydrochoerus hydrochaeris</i>) 2 症例における共生繊虫の消失

    松尾 加代子, 竹内 由佳, 常盤 俊大, 所 正治, 酒井 洋樹, 幸田 知子 日本野生動物医学会誌 27 (2), 139-144, 2022-09-01

    ...<p>動物展示施設で飼育されていたカピバラ 6 頭のうち 2 頭に下痢がみられ,メトロニダゾールの投与により一時的に便性状の改善を認めたが,その後に再度水様下痢を呈し死亡した。生存個体の糞便には腸管に寄生するオフリオスコレックス科繊虫を多数認めたが,これらの繊虫はメトロニダゾール投与歴のある1頭および死亡2症例では検出できなかった。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献17件

  • 九州の動物展示施設のクマから検出された鉤虫と旋

    松尾 加代子, 竹内 由佳, 常盤 俊大, 高島 康弘 日本野生動物医学会誌 27 (2), 131-137, 2022-09-01

    ...アメリカクロクマでは全身の筋肉より多数の被嚢した旋虫幼虫が検出された。旋虫についても国内の動物展示施設で飼育されていたアメリカクロクマからの報告は初めてとなる。</p>...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献9件

  • カウブラシの利用制限による牛群への影響と欲求度の評価

    小針 大助, 伊藤 滉一, 路川 強 動物の行動と管理学会誌 58 (2), 66-73, 2022-06-25

    ...茨城大学農学部附属国際フィールド農学センターの黒和種繁殖牛を使用した。14日間,7日間,3日間の3つの制限条件を設け,制限前,制限中,制限解除後における維持行動,ブラシ利用以外の身繕い行動(セルフグルーミング,物を使ったグルーミング,社会的グルーミング),カウブラシの利用を比較した。維持行動およびブラシ利用以外の身繕い行動については,いずれの制限条件においても変化は認められなかった。...

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  • 馬尾症候群を呈した黒和種繁殖牛にみられた牛伝染性リンパ腫の1症例

    永田, 健樹, 佐伯, 陽平, 伊井, 辰仁, Chambers, J.K., 内田, 和幸, 猪熊, 壽 産業動物臨床医学雑誌 = Japanese journal of large animal clinics 13 (1), 15-20, 2022-05

    ...74カ月齢の黒和種繁殖雌牛が起立不能を呈した。後肢深部痛覚減弱と膝蓋腱反射消失を伴う後肢麻痺に加え,肛門反射減弱,尾力の消失,尿の漏出といった馬尾症候群の徴候がみられた。体表リンパ節腫大,牛伝染性リンパ腫ウイルスのプロウイルス量著増,チミジンキナーゼ活性の著増および末梢血B細胞のモノクローナルな増殖が認められたことから,牛伝染性リンパ腫の発症が強く疑われた。...

    日本農学文献記事索引 Web Site 医中誌

  • 進化から学ぶインスリン様ペプチドシステムの生理的意義

    髙橋 伸一郎, 亀井 宏泰, 富岡 征大, 清家 瞳, 永田 晋治, 尾添 淳文, 伯野 史彦 化学と生物 60 (5), 240-250, 2022-05-01

    ...<p>インスリン様ペプチドは,線虫からヒトに至るまで保存されている稀有な同化ホルモンである.本稿でご紹介するように,インスリン様ペプチド,結合タンパク質,受容体やそのシグナル伝達分子などから成るインスリン様ペプチドシステムは,旧口動物と新口動物で異なる戦略で進化してきたと考えられる.原生生物で動物に一番近いと言われている襟鞭虫のゲノムデータベースを見ても,残念ながらインスリン様ペプチドに関連した遺伝子...

    DOI Web Site 参考文献41件

  • 尾瀬沼深底部の底生動物群集 : 1986年と2018年の比較

    大高 明史, 木村 直哉 低温科学 80 439-444, 2022-03-31

    ...2018年に尾瀬沼深底部で底生動物の構成と現存量を調べた.大型底生動物群集は,貧綱3種,ユスリカ科2種,フサカ科1種の計6種からなり,貧綱ミズミミズ科のユリミミズが優占した.同じ地点で1986年に行った調査ではイトミミズが優占していたことから,この間にイトミミズからユリミミズへの優占種の交代が起こったことが示唆される.これには,近年の湖底温度の上昇が関係している可能性がある....

    DOI HANDLE Web Site

  • カウブラシに対する嗜好性を利用した運動場の利用状況の改善可能性

    小針 大助, 福重 さな子, 路川 強 動物の行動と管理学会誌 58 (1), 10-16, 2022-03-25

    ...黒和種繁殖牛15頭を使用した。調査はブラシ設置前の対照期間3日間と設置後の実験期間2週間で行った。25区画に分割した運動場にカウブラシを2台設置し、調査日毎に各区画の利用頭数、乾草槽付近の敵対行動、維持行動を記録した。実験期間はカウブラシの利用状況(頻度、時間、頭数)、カウブラシ周辺の敵対行動、カウブラシへの探査行動も記録した。...

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  • ホンドギツネ<i>Vulpes vulpes japonica </i>の 繁殖期における性ホルモン動態および偽妊娠について

    野田 亜矢子, 畑瀬 淳, 屋野丸 勢津子, 楠田 哲士 日本野生動物医学会誌 27 (1), 1-8, 2022-03-01

    ...2月下旬には乳腺の腫脹,3月上旬には乳腺周りの脱が見られるようになり,その後は乳汁様の白色の液体の分泌が認められた。 4月上旬には「人の腕を巣箱に運び込もうとする」,「巣箱に差し入れた人の腕を抱きかかえてなめ続ける」などの行動が見られるようになった。性ホルモン動態から,ホンドギツネは季節性の単発情動物で,妊娠,非妊娠に関わらず黄体期が妊娠期と同様に続く,他のイヌ科動物と同様の特徴が認められた。...

    DOI Web Site 参考文献16件

  • 千葉県新浜湖の干潟域におけるニクハゼの初期生活史

    小熊, 進之介, 丸山, 啓太, 澤井, 伶, 中野, 航平, 河野, 博 東京海洋大学研究報告 18 1-19, 2022-02-28

    ...,体長24.0 mm以上では様々な動物プランクトンやチチブ属の仔魚を主に摂餌することが明らかになった.また,岸側と沖側で採集されたニクハゼの個体数の違いから,新浜湖の干潟域では仔魚は岸側で成育し,成長に伴って岸側に加えて沖側も利用することが明らかになった.さらに,本種は東京湾内湾の干潟域の中では高塩分環境を好むと考えられた...

    機関リポジトリ

  • 妊娠末期の褐和種牛における胎子蹄冠部幅測定による胎子体重の推定

    谷, 峰人, 谷, 千賀子, 田崎, 穂菜美, 春本, 沙由梨, 吉松, 稜司, 大澤, 健司 産業動物臨床医学雑誌 = Japanese journal of large animal clinics 12 (4), 181-187, 2022-01

    ...最初に褐和種牛22頭を供し,出生直後の子牛体重と蹄冠部幅を測定した。このうち11頭は携帯型超音波画像診断装置を用いて,肢蹄冠部幅を水浸法で超音波測定値(エコー値)を計測した。その結果,新生子牛の蹄冠部幅[X](エコー値)と体重[YBW]との関係からYBW = 1.3658X - 41.136 (r2 = 0.9105,p < 0.001)の換算式が得られた。...

    日本農学文献記事索引 Web Site 医中誌

  • 栄養塩類変動が内湾の生態系・生物生産に及ぼす影響:大阪湾

    藤原 建紀, 鈴木 健太郎, 木村 奈保子, 鈴木 元治, 中嶋 昌紀, 田所 和明, 阿保 勝之 水環境学会誌 45 (3), 145-158, 2022

    ...DINの低下に伴って, 一次生産量が減り, クロロフィルで測った植物プランクトン量が減り, これが繊虫・カイアシ類などの動物プランクトンの減少, 仔稚魚量の減少へと連動していた。生態系全体としては, 各栄養段階の現存量がほぼ線形的に応答するボトムアップのシステムとなっていた。...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献12件

  • 屋久島のニホンザルにおける選好する休息場所が凝集性に与える影響

    田伏 良幸 霊長類研究 Supplement 38 (0), 82-, 2022

    ...<p>動物界では広く、体温調節をするために休息場所の選好性がみられることが知られており、外気温と行動との関連には多くの霊長類で報告されている。たとえば、気象条件に応じて気温が低いときには日向で日光浴をしたり、暑いときには洞穴で涼んだりする。このように、個体レベルで見ると気象条件に応じて霊長類は自身の体温が快適になるように休息場所を変えている。...

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  • 逆相カラムを使って採取・保管された尿成分の安定性と回収率

    利 惠子, 橋本 千絵, 柴田 翔平, 戸田 和弥, 清水 慶子 霊長類研究 Supplement 38 (0), 65-, 2022

    ...<p>冷蔵・冷凍等の電気設備のない調査地において、ホルモン等を測定する目的で野生動物の尿サンプルを採取・保存する際は、その成分の安定性が課題である。これまで私共はろ紙を用いた尿保存法による成熟メスチンパンジーやボノボのエストロゲン・プロゲステロン代謝物の測定が排卵の特定に有効であることを報告したが、ろ紙自体の尿保持量が少ないこと等から、テストステロンやコルチゾールの測定は困難であった。...

    DOI

  • 野生チンパンジーにおける文化行動の獲得過程

    中村 美知夫 霊長類研究 Supplement 38 (0), 7-, 2022

    ...野生動物の研究では、地域間で行動パターンに違いがあり、かつその違いが遺伝的な違いや環境による違いでは簡単に説明しにくい場合に、文化的な違いであると考えられてきた。しかし 厳密には、地域間で違いがあることは、文化の必要条件ではないし、十分条件でもない。このため、当該の行動が一体どのような過程で、幼少個体に獲得されるのかを検討する必要がある。...

    DOI

  • 脂腺過形成に関連した腹部包性色素斑が自然消退した若いボルゾイの1例

    鳥飼 和史, 星野 友哉, 永田 雅彦 獣医臨床皮膚科 28 (1), 17-20, 2022

    ...<p>5ヶ月齢,メスのボルゾイの腹部に境界明瞭な淡紅色包性色素斑を左右対称性に認めた。病変部の組織生検により脂腺の増生とともに脈管拡張が観察された。臨床的および組織学的に病変は成長とともに消退し,再発はなかった。その病態として成長期内分泌系の関与を推察した。</p>...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献3件

  • 日本産フトミミズ科の2 新種(環形動物門,貧綱,Megadrilacea)

    ブレイクモア ロバート J., MILLER Shawn, LIM Shu Yong 神奈川県立博物館研究報告(自然科学) 2022 (51), 95-104, 2022

    形態学的特徴およびmtDNA のCOI バーコーディングに基づき、沖縄県久米島産のアズマフトミミズ属の新種と、滋賀県琵琶湖産のフクロフトミミズ属の新種を記載した。また、2016 年に採集された標本に基づき、アメリカ原産のフクロナシツリミミズ <i>Bimastos parvus</i> (Eisen, 1874) と東南アジア原産のフィリピンミミズ <i>Pithemera …

    DOI

  • カドミウムによる絨外性栄養膜細胞HTR-8/SVneoの遊走阻害

    小串 祥子, 中西 剛, 木村 朋紀 日本毒性学会学術年会 49.1 (0), P-5S-, 2022

    ...エコチル調査では血中Cd濃度と早期早産に関連性が見出されており、早期早産の原因の一つである妊娠高血圧症候群(HDP)において、動物実験レベルでCdがHDPを引き起こすことから、微量CdによるHDP発症がその原因であると思われる。我々は、HDPが胎盤形成不全による胎盤虚血により引き起こされることに着目し、Cd曝露による胎盤幹細胞分化への影響について検討してきた。...

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  • 改良型レーザー干渉法による内耳感覚上皮帯のナノ振動計測

    太田 岳, 崔 森悦, 任 書晃, 日比野 浩 生体医工学 Annual60 (Abstract), 206_1-206_1, 2022

    ...しかしながら、その詳細な機構は、これらの現象が生きた健康な動物蝸牛でしか観測できないことや、上皮帯の動きが極めて微弱であるために明らかとなっていない。そこで我々は、物体の動きの交流成分と直流成分を同時計測するDual SPM(Sinusoidal phase modulating)法、さらに麻酔下の動物の呼吸や拍動をリアルタイムで検出するアルゴリズムを創出し、生きたモルモット蝸牛へと応用した。...

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  • 血栓塞栓症疑いの猫22頭のカルテデータを用いたSCAT法による質的研究

    山口 翔大, 永井 貴志, 村上 彬祥, 小沼 守 ベテリナリー・ナーシング 27 (2), N12-N16, 2022

    ...猫の血栓塞栓症(TE)は予後不良であることが多く、動物看護師は適切なアセスメントを提供する必要がある。TEの疑いで来院した猫22頭のカルテデータを用いてSCAT(Steps for coding and Theorization)を基準に臨床徴候の12個のコード、およびプロフィール等から8区分、36個の水準を抽出し、クロス集計表から多変量解析を行った。...

    DOI 医中誌

  • 華芯豚交雑試験成績について

    陶 璇, 楊 雪梅, 梁 艶, 楊 躍奎, 何 志平, 鐘 志君, 雷 雲峰, 曾 凱, 応 三成, 王 言, 図 騰, 安 瑞, 胡 紫恵, 陳 暁暉, 龔 建軍, 呂 学斌, 顧 以韌 日本養豚学会誌 58 (4), 186-194, 2021-12-28

    ...飼養試験成績が基本的に同等であるので,良質な肥育豚生産において,色によって選抜対象を容易に見分けられ,三元豚の肉質改善に寄与するものと考えられた。</p>...

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  • 子牛におけるルーメンアシドーシスの関与が疑われた<i>Pichia kudriavzevii</i> による消化管真菌症

    大竹 良祐, 澤田 徳子, 木﨑 あゆみ, 戸塚 知恵, 花房 泰子, 芝原 友幸 日本獣医師会雑誌 74 (12), 781-787, 2021-12-20

    ...<p>岩手県内の黒和種牛飼養農家で,24日齢の子牛が下痢及び哺乳欲低下を呈し,予後不良となった.剖検では,前胃及び第四胃に腐敗酸臭を伴う灰色泥状内容の貯留がみられた.組織学的に,食道及び前胃の粘膜は肥厚し,上皮細胞の変性,壊死及び錯角化,好中球の浸潤並びに出血が認められた.病変部には多数の酵母様真菌及び仮性菌糸がみられた.免疫組織化学的検査並びに第一胃及び直腸の内容由来分離菌の生化学的性状検査及び...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献23件

  • 牛肺炎症例から分離された既知の菌種には属さないレンサ球菌

    鈴木 健太, 加藤 雅樹, 伊藤 唯, 常田 将宏, 青柳 高弘, 岡本 真理子, 上野 勇一, 高松 大輔 日本獣医師会雑誌 74 (12), 773-780, 2021-12-20

    ...<p>2020年9月,長野県畜産試験場で,18カ月齢の黒和種肉用去勢牛1頭が急性の呼吸器症状を呈し死亡した.剖検では,肺全体が暗赤色化しており,間質性気腫を認めた.細菌学的検査では,肺病変部からグラム陽性球桿菌が分離された.病理組織学的検査では,化膿性線維素性肺炎が認められた.分離株は生化学性状検査で<i>Streptococcus</i> <i>suis</i>(<i>S. suis</i>)と...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献22件

  • ニューラルネットワークを利用した動物の種類判別

    丹羽, 昭夫, 安田, 庄子 あいち産業科学技術総合センター研究報告 (10) 90-93, 2021-12

    ...食品への動物(以下)の混入原因の追究を目的とし、の種類判別が可能なニューラルネットワークを構築した。ネットワークLeNetを用いて未知のの種類判別を行った結果、デジタルマイクロスコープによる実体顕微鏡画像では全正答率約40%であったが、同透過顕微鏡画像では約65%とより良好だった。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • やわらかい生体の工学的な運動模倣

    津守 不二夫 比較生理生化学 38 (3), 124-131, 2021-12-01

    ...例えば軟体動物や環形動物である。また,生体組織として繊や鞭の運動,消化管の蠕動運動といった例もやわらかい運動として挙げられる。このような個体の運動を模倣するため,柔軟な素材を用いて作られた人工構造が近年注目されており,ソフトロボティクス分野として取り扱われている。本稿では,このような構造を産業用ロボットハンドに代表される関節を有するロボットと比較しながら,その特徴について説明する。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献21件

  • 膵腺癌及び副腎皮質腺腫を併発した猫における化膿性肉芽腫性皮下織炎及び萎縮性皮膚症の1症例報告

    小嶋 大亮, 小嶋 恭子, 太田 和美, 小嶋 佳彦 日本獣医師会雑誌 74 (11), 733-737, 2021-11-20

    ...<p>4年間の糖尿病及び皮膚脆弱症候群の既往歴を持つ14歳齢,不妊済の日本猫が突然の食欲・元気の消失を主訴に来院した.対症療法を行ったが,初診から1カ月後に猫は死亡し,病理解剖を行った.解剖時,皮膚の萎縮に加え,体幹部の皮下脂肪組織に多数の乳白色結節を認めた.また膵臓と右副腎に腫瘤を認めた.病理組織検査において,皮膚では化膿性肉芽腫性脂肪織炎及び表皮の菲薄化,真皮の疎な膠原線維及び包・皮脂腺の萎縮...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献7件

  • 有明海全域における底生動物分布の継続調査と常時開門実施に向けた解析準備 ―有明海保全生態学研究グループ―

    森下 浩史, 東 幹夫, 佐藤 慎一, 松尾 匡敏, 山田 勝雅, 逸見 泰久, 佐藤 正典, 市川 敏弘 自然保護助成基金助成成果報告書 30 (0), 40-48, 2021-09-30

    ...<p>本研究グループは,将来的な諫早湾の常時開門を見据えて,有明海全域の底生動物分布の現状を明らかにするとともに,それらのデータを常時開門後に実施される生態系影響解析への比較対象とすることを目的としている.今年度は,1997年4月の潮止め前から毎年欠かさずモニタリングをしてきた諫早湾干拓調整池16定点と有明海奥部海域50定点の採泥調査に加えて,5年に1回のペースで過去4回行ってきた有明海全域106定点...

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  • 華芯豚新品種の繁殖性の育種状況

    楊 雪梅, 梁 艶, 鐘 志君, 陶 旋, 楊 躍奎, 何 志平, 雷 雲峰, 曾 凱, 応 三成, 王 言, 図 騰, 安 瑞, 胡 紫恵, 陳 暁暉, 龔 建軍, 呂 学斌, 顧 以韌 日本養豚学会誌 58 (3), 147-151, 2021-09-21

    ...造成には12年間を要し,は黒色で肉質も良く,生産効率が高い。黒豚生産で起こる色の分離の問題は解消されている。現在,新品種である華芯豚の繁殖成績については,0~4世代まで完了し,初産産子数は9.40頭,経産産子数は10.21頭である。</p>...

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  • <i>Scedosporium apiospermum</i> complexによる壊死性胎盤炎がみられた黒和種牛の流産

    川島 悠登, 中谷 敦子, 宮根 和弘, 花房 泰子, 芝原 友幸 日本獣医師会雑誌 74 (9), 553-557, 2021-09-20

    ...<p>2017年8月,北海道十勝管内の黒和種牛が流産した.母牛の胎盤組織は真菌感染を伴う壊死性胎盤炎を呈し,組織中の真菌の形態は<i>Aspergillus</i> 属真菌に類似していた.一方,胎盤から分離された真菌は,形態的特徴及びDNAのITS領域の分子生物学的解析により<i>Scedosporium apiospermum</i> complexと同定され,本症例の流産は本真菌の感染が原因と...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献10件

  • 下痢を発症した黒和種子牛における血清中ジアミンオキシダーゼ活性値

    福田 達也, 塚野 健志, 鈴木 一由 Japanese Journal of Large Animal Clinics 12 (2), 59-64, 2021-08-31

    ...<p> 医学領域で応用されている血清中ジアミンオキシダーゼ(DAO)活性値は,腸管絨の損傷を反映することが報告されている.本研究では健康な子牛と下痢を発症した子牛において血清中DAO 活性値を測定し,その臨床的意義を確認することとした.黒和種子牛64 頭を下痢の有無により,下痢群(<i>n</i>=25,平均日齢10.8 ± 3.5 日)および対照群(<i>n</i>=39,平均日齢11.0 ±...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献25件

  • におい嗅ぎガスクロマトグラフを用いた和牛の皮膚ガスを対象とした分析技術の基礎的検討

    松本 英顕, 江原 史雄, 小山 玲音, 笹川 智史, 原口 智和, 宮本 英揮, 龍田 典子, 上野 大介 におい・かおり環境学会誌 52 (4), 233-239, 2021-07-25

    ....そこでにおい嗅ぎガスクロマトグラフ(GC-O),ガスクロマトグラフ分取システム(GC-F),およびガスクロマトグラフ質量分析計(GC-MS)を用いて分析したところ,黒和種の皮膚ガスに特徴的なにおい物質として(<i>E</i>)-3-Octen-2-oneを同定した.本研究は大型畜産動物の皮膚ガスを同定した初めての報告である.将来的に本技術を活用して皮膚ガスとストレスの関係を検証し,パッチテストや...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献3件 参考文献11件

  • コーギー種犬の特徴的なにおい成分の分析

    遠藤 普克, 龍山 恭, 徳田 皓平, 田島 岳留 におい・かおり環境学会誌 52 (4), 240-243, 2021-07-25

    ...<p>国内でペットとしてイヌを飼う環境は室内が主流のため,イヌの持つ動物的な臭気と接する機会は増加しているものの,成分に関する報告はほとんどない.特徴的な臭気を有する,コーギー種犬の飼育に使ったシートや抜けの入ったクリーナーパックなどに対して,ダイナミックヘッドスペース法による捕集と,におい嗅ぎ分析を含む臭気分析を行った.それらの結果,3-methylbutyric acidと2-acetyl-1...

    DOI Web Site Web Site 参考文献6件

  • T細胞大顆粒リンパ球性リンパ腫/白血病の特徴を示した高齢黒和牛の4症例

    神谷 可菜, 齋藤 麻矢, 清水 俊一, 本郷 健雄, 松田 佳奈, 岡本 実 日本獣医師会雑誌 74 (7), 439-443, 2021-07-20

    ...本研究では,肉眼的に著しい脾腫と胸骨・椎骨骨髄の暗赤色化を特徴とし,組織学的に赤血球貪食能を示すT細胞性腫瘍が認められた高齢黒和牛4症例について論じる.同様の症例は,全国各地の食肉衛生検査所で発見され,従来の牛白血病とは肉眼的特徴が異なる点から,非定型牛白血病として扱われている.今回この4症例について,組織学的,免疫組織学的,PCR検査を実施した.ヘマトキシリン・エオジン(HE)染色では,4症例中...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献8件

  • Glucoseロジスティクスの低下を伴う新規精神疾患モデルマウスの開発とその関連知見

    平井 志伸 日本神経回路学会誌 28 (2), 93-101, 2021-06-05

    ...砂糖(ブドウ糖と果糖が結合した二糖類)は,世界中で爆発的に消費量を増やし,現在では作製が容易な果糖ブドウ糖液糖(異性化糖のこと)の開発成功も相まって,所謂,単純糖の摂取量は止まるところを知らない.しかし,脳機能への詳細な影響の検討は未だ研究途上である.単純糖の摂取量は思春期で最も多く,それはちょうどSZやBDの発症時期と合致する.我々は,思春期における単純糖の摂取過多が精神疾患の発症に関与するのか,動物...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献61件

  • ウシの飼育管理作業が大学生の心理・生理的状態に及ぼす影響

    安江 健, 平山 望, 武田 愛生, 小針 大助, 岡山 毅, 小松﨑 将一, 山川 百合子, 佐々木 誠一, 豊田 淳 日本畜産学会報 92 (2), 191-197, 2021-05-25

    <p>ウシの飼育管理作業が農学系大学生の心理・生理的状態に及ぼす影響を調べた.ブラッシング,体重測定,除糞,給餌作業を各5分間実施し,各作業の前後には5分間の安静を含んだ.被験者の心電図と体軸の加速度を連続記録し,試験開始前と終了後には唾液アミラーゼ(sAA)とストレスレスポンススケール(SRS)を測定した.心電図のR-R間隔をスペクトル解析し,それぞれ交感神経と副交感神経活性の指標であるLF/…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献9件

  • 和種の肉質等級別,性別および部位別筋肉線維型と化学成分との比較

    鈴木 啓一, 小松 智彦, 水野谷 航 日本畜産学会報 92 (2), 181-189, 2021-05-25

    ...<p>黒和種の肉質等級,性,ロース部位の違いと筋線維型割合,化学成分との関連を検討した.肉質等級が3,4,5の雌と去勢を2頭ずつ合計12頭のリブロース,サーロインを1kgずつ,屠畜後約2週間熟成後に凍結保存したものを用いた.I型筋肉線維とII型筋肉線維の割合,粗脂肪含量,脂肪酸,糖成分,核酸関連物質,遊離アミノ酸,ペプチドを測定した.肉質等級の増加に伴い,粗脂肪含量,脂肪酸組成のオレイン酸割合は増加...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献18件

  • 琵琶湖北湖深底部における大型底生無脊椎動物群集の経年変化:1992年から2019年までの観測結果

    大高 明史, 西野 麻知子, 井上 栄壮 陸水学雑誌 82 (1), 17-37, 2021-02-25

    ...<p> 琵琶湖北湖の水深50~90 mの深底部に位置する3地点で1992年から2019年までに行った底生動物の定量調査の結果を示した。底生動物群集で優占した動物群は3地点とも貧類で,なかでも,個体数ではイトミミズが,現存量ではエラミミズが多くを占めた。同一地点での底生動物の総密度や総個体数には,期間中,増加あるいは減少の明瞭な変化はみられなかった。...

    DOI Web Site 参考文献20件

  • 胎盤絨癌由来BeWo細胞の合胞体化および栄養膜幹細胞CT27の分化に対するカドミウムの影響評価

    小串 祥子, 外山 めぐみ, 信岡 紗彩, 中西 剛, 木村 朋紀 日本毒性学会学術年会 48.1 (0), P-15S-, 2021

    ...早期早産は、その原因の一つである妊娠高血圧症候群(HDP)において、胎盤Cdがリスク因子であることや、動物実験レベルでCdがHDPを引き起こすことから、微量CdによるHDP発症がその原因であると思われる。そこで本研究では、HDPが胎盤形成不全による胎盤虚血により引き起こされることに着目し、Cd曝露によるヒト胎盤形成過程への影響を評価した。...

    DOI

  • 尿中生理指標の様々な保存条件での安定性

    利 恵子, 戸田 和弥, 服部 裕子, 足立 幾磨, 橋本 千絵 霊長類研究 Supplement 37 (0), 47-47, 2021

    ...<p>【目的】野生動物の尿中生理指標の分析はその個体の身体的生理的状態(性成熟,栄養状態,ストレスなど)を知る非侵襲的で有効な方法である。しかし,液体状態であるため,その成分の保存は温度,pH,細菌などの影響を受けやすい。影響の受け方は成分によって様々であり,さらに野生動物の尿試料を採取・保存する場合には保存状態を管理することが難しい。...

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  • 野生ボノボにおける集団の出会いの際の親和的・性的交渉相手の選択

    徳山 奈帆子 霊長類研究 Supplement 37 (0), 32-32, 2021

    ...<p>集団性動物の多くにおいて,親和的行動は他集団より自集団の個体に向けられる「内集団ひいき」が知られている。ボノボの集団間関係は比較的寛容かつ親和的で,ある程度の集団間競合関係があるものの,集団間の親和的・性的交渉も観察される。ボノボは他集団個体と積極的に親和的・性的交渉を行う「よそ者好き」なのだろうか?それとも,他集団との親和的交渉が可能であっても,傾向としては「内集団ひいき」なのだろうか?...

    DOI

  • 神経発達障害統合失調症様モデル動物におけるキヌレニン代謝の関与

    利 彰宏, 新島 萌, 國澤 和生, 齋藤 邦明, 鍋島 俊隆 日本生物学的精神医学会誌 32 (3), 129-134, 2021

    ...本稿では,母親が妊娠期にインフルエンザに感染すると胎児に統合失調症に対する発症脆弱性が形成されるという疫学仮説に基づき,作成したウイルスRNA様の作用を示す合成二本鎖RNAポリイノシン‐ポリシチジン(poly I:C)を胎生期に曝露させた統合失調症様モデル動物についての概説とこのモデル動物におけるキヌレニン代謝経路の関与について紹介する。...

    DOI 医中誌

  • ウシ卵管液中のmiRNAが胚発育に及ぼす影響

    青木 漱吾, 井上 裕貴, 石田 大樹, 田中 啓介, 野口 龍生, 白砂 孔明, 岩田 尚孝 日本繁殖生物学会 講演要旨集 114 (0), AW-7-AW-7, 2021

    ...【方法】食肉センターより黒和種(4頭分)の排卵跡が確認できた卵巣側卵管から卵管液と卵管上皮細胞(OEC)を採取した。卵管液は0.2 μmのフィルター処理後細胞外小胞中RNAを集めsmall RNA-seqに供した。OECは一日培養後に培地を逆転写PCRに供した。体外胚は卵巣卵子から定法で作成した。...

    DOI

  • ウシPLAC1の発現分布

    渡邉 佳和子, 石黒(大沼) 俊名, 金澤 朋美, 高橋 透, 伊賀 浩輔, 木崎 景一郎 日本繁殖生物学会 講演要旨集 114 (0), P-62-P-62, 2021

    ...しかし,作用機序および他の動物種における発現分布についてはまだ明らかにされていない。本研究では,ウシPLAC1の発現分布を明らかにする目的で実験を行なった。【材料と方法】ウシの全身臓器,妊娠子宮および胎盤(妊娠60~297日)並びに血漿からRNAを抽出し,RT-PCRによりPLAC1 mRNA発現量を比較した。...

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  • 家庭犬の腫瘍発見経緯の解析

    勝又 夏歩, 駒澤 敏, 丸尾 幸嗣 ベテリナリー・ナーシング 26 (2), A9-A14, 2021

    ...被の長さ、体表腫瘍と発見経緯では、健診よりも飼い主の方が短に対して長犬種の発見確率が高かった(p <0.05)。今後は、飼い主へのがん情報の具体的アドバイスやがんマーカーの開発によって早期発見の向上が期待される。...

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  • 猫の変性性ムチン沈着性包上皮炎の1例

    大鋸谷 光, 中田 朋孝, 永浦 真由美, 坂口 豪, 村山 信雄 獣医臨床皮膚科 27 (4), 233-236, 2021

    ...<p>12歳,去勢済雄,雑種猫が顔面の著しい腫脹と脱や色素沈着,口唇の糜爛や潰瘍,後肢端の腫脹や脱,尾の脱や色素沈着を主訴に受診した。顔面および後肢端の皮膚病理検査では,包を中心としたマクロファージの結節状浸潤がみられ,アルシアンブルー染色で包周囲にムチン沈着がごく軽度に観察された。臨床像および病理組織学的所見から猫の変性性ムチン沈着性包上皮炎と診断した。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献3件

  • がん化学療法誘発性末梢神経障害および口内炎の予防/治療薬の開発

    中川 貴之 日本毒性学会学術年会 48.1 (0), W7-3-, 2021

    ...その中で、PDE阻害薬シロスタゾールがシュワン細胞分化誘導能および抗がん薬によるシュワン細胞脱分化抑制作用を示すことを見出し、また、CIPN動物モデルにおいてもその有効性を確認した。現在、他の予防/治療薬候補についても検討を行っている。一方、通常のがん化学療法で30〜40%、造血幹細胞移植時の移植前処置(大量化学療法)では70〜90%の患者で口内炎が発生する。...

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  • Kinect を用いた衣服の自動埃取りシステムの提案

    中本 菜月, 北園 優希 産業応用工学会全国大会講演論文集 2021 (0), 19-20, 2021

    ...衣服に埃や動物を付着させたまま他人と接触するとき、良好なコミュニケーションが築けない可能性が高い。さらに、埃や動物はアレルゲンであるため、相手にアレルギーを発症させる可能性がある。以上より、私たちは外出前に服に付着した埃などを取り除くことが必要である。しかし、この作業は通常手作業で行われるため、手間と時間がかかってしまう。...

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  • 教師と動物園職員が継続して支援する子どもの科学学習「モルもっとなかよくなろう!!」の事例から

    松本 朱実, 齋藤 愛子, 松山 薫, 山口 進也, 佐藤 真之 日本科学教育学会年会論文集 45 (0), 431-432, 2021

    ...<p>小学校生活科の単元「動植物の飼育栽培」において,教師と動物園職員が継続的に子どもたちの学習活動を支援する連携プログラムを実施した.学校で飼育するモルモットの生態を自分たちで調べ,観察し,工夫して関わり,継続して大切にしていくことを単元の目標に掲げた.教師が問題解決的なカリキュラムを作成し,子どもの興味や問いに応じて動物園職員が観察支援や質疑対応をした.様々な子どもの考えの表現を質的に分析した結果...

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  • 野生ボノボの産後不妊期中の発情再開時における性ホルモンや行動の変化について

    橋本 千絵, リュ フンジン, 利 恵子, 清水 慶子, 坂巻 哲也, 古市 剛史 霊長類研究 Supplement 37 (0), 33-33, 2021

    <p>実効性比(operational sex ratio: OSR)に偏りがあるとき,繁殖機会を巡って競争が起きる。出産間隔が長く,非季節性の繁殖を行うチンパンジーでは,OSRは極端にオスに偏っており,これがオスの激しい攻撃行動につながっていると考えられている。一方,チンパンジーと同属のボノボでは,出産間隔などはチンパンジーとほとんど変わらないが,産後の不妊期に発情再開することでOSRが低下し…

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  • ちょい抄きくんシリーズの紹介

    矢﨑 靖幸 紙パ技協誌 75 (10), 916-920, 2021

    ...<p>製紙の原料においては木材パルプの他に,皮革や羽などの動物由来,化学繊維などのプラスチック由来,雲母などの鉱物由来など様々なものが使用されている。...

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  • 仔ウマの親和的関係の形成に母ウマが及ぼす影響

    瀧本 彩加, 田中 未菜, 上野 将敬, 河合 正人 日本心理学会大会発表論文集 85 (0), PO-046-PO-046, 2021

    ...<p>群居性の動物は,親密な他個体としばしば近接し,ともに採食・睡眠をしたり,づくろいなどをしたりして過ごす。霊長類では,そうした親和的関係が母親の影響を受けて形成されることが知られているが(e.g., de Waal, 1996),霊長類以外の群居性哺乳類ではまだほとんど同様の検討がない。...

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  • の状態遷移プロシージャルアニメーション

    瀬戸口 果林, 菊池 司 映像情報メディア学会技術報告 41.12 (0), 291-294, 2021

    ...3DCGで作られている動物が出てくる作品において,が濡れて乾くまでの工程を再現する部分にフォーカスした作品や,が濡れて乾くまでの工程に関する研究は少ない.そこで,本研究では動物が濡れてから乾くまでの工程を再現する.再現にあたり,まず動物の構造やの種類と生え方,ヒトの髪と動物の違いを調べた.そして,実験として実際の動物の観察を行った.主に乾燥時,水により濡れている時,濡れていたが...

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  • 吸入剤に係る薬物動態の新規イメージング技術

    山本 栄一, 高橋 祐次 日本毒性学会学術年会 48.1 (0), S28-2-, 2021

    ...</p><p>本講演では、医薬品開発における非臨床試験を想定した質量分析法による薬物等のイメージング評価技術と、実験動物用吸入ばく露装置を紹介し、効率的な吸入剤開発に繋がる有効性・薬物動態・安全性の評価について議論したい。</p>...

    DOI

  • 末梢性血管機能失調による耳介脱と診断した犬の3例

    長谷川 藍, 星野 友哉, 春日 陽一郎, 石村 新市, 遠藤 薫, 飯塚 智哉, 永田 雅彦 獣医臨床皮膚科 27 (4), 227-232, 2021

    ...<p>虚血性皮膚障害に合致した両側耳介脱の犬3例を報告した。症例1は2歳齢,去勢雄のジャックラッセル・テリア,幼少より耳介に鱗屑や脱がみられた。症例2は8歳齢,雄のチワワ,1年前より口吻と駆幹の薄,その後耳介に拡大した。症例3は1歳齢,去勢雄のミニチュアダックスフンド,冬に耳介の脱が生じた。臨床像や緒検査で感染症,代謝性疾患,また心疾患や血液疾患を示唆する所見はみられなかった。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献9件

  • 白血球減少症を伴った術後急性膵炎の猫の1例

    板本 拓也, 根本 有希, 伊藤 晴倫, 砂原 央, 堀切園 裕, 井芹 俊恵, 板本 和仁, 谷 健二, 中市 統三 日本獣医麻酔外科学雑誌 52 (2), 31-35, 2021

    ...<p>14歳齢、避妊雌の長雑種猫に対して、右前肢の滑膜肉腫の治療のために断脚術を実施した。症例は術後の2日間は良好な状態であったが、突然食欲が廃絶し、全身状態が悪化した。血液検査では、好中球減少(1,110/μl)を主体とした白血球減少症(1,790/μl)が見られ、その後、軽度の高窒素血症、血清総ビリルビン濃度の上昇、黄疸を示した。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献12件

  • 環形動物門の高次系統に関する概説

    小林 元樹 Edaphologia 109 (0), 9-17, 2021

    ...ここ十年ほどで急速に進展した環形動物の高次系統に関する研究を,陸域の研究者向けに概説した.最近の研究か ら,環形動物門は初期に分岐したいくつかの系統と,遊在類および定在類(貧類やヒル類を含む)としてまとめられる系統からなることが分かっている.この系統関係は,既存の高次分類体系と合致せず,分類体系の大幅な見直しが必要であることが示されている.しかし,新しい分類体系はまだ提案されていない.環帯類内部についても...

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  • 和種牛に対する分娩前アミノ酸含有脂肪酸飼料給与が 血液性状および出生子牛に及ぼす影響

    髙橋 春美, 岡田 徹, 佐藤 真由美, 松田 敬一 Japanese Journal of Large Animal Clinics 11 (5), 190-197, 2020-12-31

    ...<p> 分娩前の母牛に対するアミノ酸含有脂肪酸飼料給与が血液性状および出生子牛に及ぼす影響を調査した.調査には,管内の黒和種繁殖農家3 戸で飼養されていた黒和種母牛24 頭およびその子牛24 頭を用いた.既存の給与飼料のみを与えた母牛11 頭を対照群,既存の給与飼料に加えて分娩予定日前60 日から分娩日まで市販のアミノ酸含有脂肪酸飼料を1 日50 g 給与した母牛13 頭を給与群とした.母牛は分娩予定日前...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献13件

  • 乳牛における被中コルチゾール濃度を指標とした慢性ストレスの評価

    遠藤 なつ美 Japanese Journal of Large Animal Clinics 11 (5), 185-189, 2020-12-31

    ...<p> 被中コルチゾール濃度の測定は,慢性ストレスを評価する新たな手法として近年ヒトや動物において注目されている.乳牛などの家畜においては,飼養管理上の慢性ストレスが健康状態や繁殖機能にどのように影響を及ぼすかを調べることが,動物福祉や生産性の向上に重要であると思われる.被中コルチゾール濃度の測定は,研究分野のみならず臨床現場においても新たな慢性ストレスの評価手法として使用できることが期待されるが...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献19件

  • 細菌におけるc-di-GMPの役割

    小嶋 誠司 生化学 92 (6), 771-782, 2020-12-25

    ...生物が使う代表的なセカンドメッセンジャーとしては,cAMP, cGMP, イノシトールリン酸などがある.細菌では,動物では使われていないc-di-GMPがセカンドメッセンジャーとして,環境応答に広く使われている.当初,セルロース合成の調節因子として見つかったこの小分子が広く細菌に存在しており,多種多様な合成酵素と分解酵素が存在し,環境に応じた濃度変化をすることで機能調節をすることが明らかにされた.コレラ...

    DOI

  • 傍前立腺部に形成された漿膜封入囊胞及び動静脈瘻の犬の1例

    小嶋 大亮, 小嶋 恭子, 太田 和美, 小嶋 佳彦 日本獣医師会雑誌 73 (9), 511-515, 2020-09-20

    ...<p>14歳齢,未去勢雄犬の会陰ヘルニア内の前立腺近傍に,多発性の囊胞状及び腫瘤状病変が認められた.病理組織学的に,囊胞は,細胞質辺縁に微絨様の突起を有する上皮性細胞により内張りされていた.一方,腫瘤は,薄い壁構造に支持される静脈ないしリンパ管様構造を主体とし,しばしば厚い壁に支持される動脈様構造により構成されていた.免疫組織化学では,囊胞を内張りする細胞は抗Cytokeratin AE1/AE3...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献5件

  • 髪の皮のための効率的な重点的サンプリング

    芝池, 祐星, 岩崎, 慶 2020年度 情報処理学会関西支部 支部大会 講演論文集 2020 8p-, 2020-09-11

    ...人や動物のCG表現において、髪の皮は重要な要素である。本研究ではYanらが提案したの散乱モデルを用いてより効率的に重点的サンプリングを行う手法を提案する。従来法との同時間レンダリング比較において、提案法はノイズの少ない画像を生成することができる。...

    情報処理学会 Web Site

  • Real-time nanodiamond thermometry probing in vivo thermogenic responses

    藤原, 正澄, 孫, 思墨, ドームス, アレクサンダー, 西村, 勇姿, 首藤, 健, 竹澤, 有華, 押味, 佳裕, チャオ, リー, サザック, ニコラ, 梅原, 有美, 手木, 芳男, 小松, 直樹, ベンソン, オリバー, 鹿野, 豊, 中台(鹿), 枝里子 Science Advances 6 (37), eaba9636-, 2020-09-09

    Real-time temperature monitoring inside living organisms provides a direct measure of their biological activities. However, it is challenging to reduce the size of biocompatible thermometers down to …

    DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか2件 被引用文献18件 参考文献58件

  • 写真を高品質な線画刺激に自動変換する手法の開発,およびRパッケージによる実装

    津田 裕之, 川畑 秀明 日本心理学会大会発表論文集 84 (0), PA-016-PA-016, 2020-09-08

    ...本手法は物体・風景・顔など,写真内容のカテゴリを問わず有効に機能する汎用性を持つが,フォーカスのボケた画像や動物の羽表面など,エッジのはっきりしない対象の場合には線の抽出が困難になるという限界も確認された。本手法はR言語のパッケージとして実装され,すでにインストール可能な状態になっており,スクリプト1行で写真を線画に簡単に変換できるようになっている。...

    DOI Web Site

  • 観血去勢後の手術部位感染により陰嚢膿瘍を形成した黒和種去勢牛の3 例

    後藤 聡, 千葉 暁子, 森山 友恵, 飯野 君枝, 山岸 則夫 Japanese Journal of Large Animal Clinics 11 (2), 82-86, 2020-08-31

    ...<p> 国内の肉牛生産現場において,去勢は最も頻繁に行われる外科処置の1 つである.去勢は生産性向上の観点から畜産現場で広く実施され,なかでも観血法による精巣摘出が主流とされている.今回,観血去勢後の手術部位感染(surgical site infection: SSI)により陰嚢膿瘍を形成した黒和種去勢牛3 頭に対して,一般身体検査および超音波診断装置を用いて陰嚢や精索の形状,膿様物の有無を精査...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献6件

  • 和種牛の肥育後期における第一胃内細菌叢構成と肥育および枝肉成績の関係

    石塚 直樹, Kim Yohan, 岩本 英治, 正木 達規, 木村 淳, 一條 俊浩, 佐藤 繁 Japanese Journal of Large Animal Clinics 11 (2), 66-76, 2020-08-31

    ...<p>  黒和種牛の肥育後期における第一胃液の性状,液相・固相の細菌叢構成と枝肉成績との関係を明らかにする目的で,第一胃液のpH,揮発性低級脂肪酸(VFA),アンモニア態窒素(NH₃-N),乳酸(LA),リポポリサッカライド(LPS)および液相と固相の細菌叢構成を解析し,肥育および枝肉成績との関係を検討した.第一胃フィステルを装着した黒和種去勢牛9 頭を供試し,第一胃液pH は無線伝送式pH センサ...

    DOI 機関リポジトリ 日本農学文献記事索引 ほか2件 参考文献27件

  • 肥育牛における糞尿中へのクロピラリド排泄

    神谷 裕子, 樋口 幹人, 小島 陽一郎, 阿部 佳之, 清家 伸康 日本畜産学会報 91 (3), 289-293, 2020-08-25

    ...において,全糞および全尿を分離採取した.また飼料摂取量を計測した.飼料,糞および尿中クロピラリド濃度と飼料摂取量,全糞量および全尿量により,摂取したクロピラリドの糞や尿中への分配率を算出した.その結果,糞尿中へ排泄されたクロピラリドのうち,糞への分配率は9%,尿への分配率は91%となり,乳用牛や反芻動物での既報と同様に,クロピラリドの多くは尿中へ排泄されることが明らかとなった....

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献1件

  • 放牧地で出生した肉用牛子ウシに対する人への馴致の効果

    岡戸 裕行, 二宮 茂 日本畜産学会報 91 (3), 259-265, 2020-08-25

    ...<p>放牧地で出生した子ウシに対する人への馴致処理を実施し,その対人反応への影響を調べた.供試牛は黒和種子ウシ11頭とし,6頭を馴致群とした.初回の処理は生後48時間以内に実施し,1日5分間子ウシを撫でた.処理はその後6日間連続で行った.馴致中の試験者の行動を,撫でる,抑えつつ撫でる,抑えるに分類し,発現時間を計測した.次に子ウシの人に対する逃避反応を馴致終了後から生後90日まで定期的に5回計測した...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献3件

  • 動物

    西田 豊 日本小児アレルギー学会誌 34 (2), 264-270, 2020-06-20

    ...<p>室内でのイヌやネコなどペット飼育の増加に伴い,動物アレルゲンによるアレルギー疾患は増加している.ペット以外にマウスやハムスターなどの実験動物によるアレルギーも報告されている.動物の主要アレルゲンの多くはリポカリンタンパク質ファミリーに属しており,交差反応性を示すものもある.アレルゲンは動物の尿や唾液中に存在し,動物や皮屑に付着,屋内に拡散し,人間の服などに付着してさまざまな場所に運ばれる...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献41件

  • 和種繁殖牛で発生した傷害サツマイモ中毒

    中村 誠, 日髙 遼太郎, 北原 尚英, 岩尾 俊, 平島 宜昌, 古川 雅浩, 千歳 健一, 山中 典子 日本獣医師会雑誌 73 (5), 253-258, 2020-06-20

    ...<p>黒和種牛繁殖農場で,妊娠牛約25頭の群にサツマイモを3カ月給与したところ,3頭が急死し,他の6頭が呼吸器症状と皮下気腫を呈して死亡した.発症牛では,死亡前に血清AST及びγ-GTPの上昇が認められ,軽度の肝障害が示唆された.死亡牛では,肉眼的に肺の退縮不全,気腫及び水腫,肝臓表面の出血斑が認められた.組織学的に肺胞腔内へのマクロファージ及び好中球の著しい浸潤,Ⅱ型肺胞上皮細胞の増殖,間質性肺気腫及...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献10件

  • 離乳期に散発した黒和種子牛の銅中毒

    松尾 加代子, 宮木 乃里子, 青木 栄樹, 片岡 稔雄, 前多 昌郎, 澤田 浩, 山中 典子 日本獣医師会雑誌 73 (6), 305-309, 2020-06-20

    ...<p>黄疸,血色素尿を伴う離乳期の黒和種子牛の死亡例が数年間にわたって散発している農場があり,病態から銅中毒が疑われた.この農場では,複数の飼料を組み合わせて給餌しており,飼料の銅濃度測定の結果,ほとんどの飼料に銅が含まれていた.子牛給餌飼料中の銅濃度は,飼育全期間を通じて日本飼養標準・肉用牛に示された要求量を超えていた.同農場で飼育されている子牛の血中銅濃度を測定したところ,群全体の血中銅濃度は...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献7件

  • 血液一滴分析を実現する液体ハンドリング技術の開発

    安藤 貴洋, 平野 匡章, 石 悠, 足立 作一郎 分析化学 69 (6), 299-304, 2020-06-05

    ...が求められる.本研究では,高精度ニッケル電鋳パイプを分注チップに用いた定容積式の液体ハンドリング技術を開発し,10 μL程度の血液一滴から多項目の成分濃度分析ができるかどうかを調査した.電鋳パイプの内径精度を製作公差±0.7 μmに抑え,電鋳パイプ端面に対して酸処理によって表面微細構造を形成し液離れ性を向上させたところ,0.1 μL分注時の変動係数は0.70% となり高精度分注を実現した.さらに,動物血清...

    DOI Web Site Web Site ほか1件

  • 子グマの食物の嗜好は母グマゆずりか?

    長沼 知子, 中下 留美子, 大西 尚樹, 栃木 香帆子, 小坂井 千夏, 山﨑 晃司, 小池 伸介 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 205-, 2020-05-25

    ...<p>ツキノワグマは学習能力の高い動物であり、特に子どもは母親から多くのことを学習していると考えられる。そこで、ツキノワグマにおいて、母親からの学習が親離れ後の子の採食物の利用に影響している可能性を検証するため、食性解析と遺伝解析を組み合わせることで母親からの学習が子の食性に与える影響を評価した。...

    DOI

  • 暑熱環境の子牛に着衣させる牛用冷却ジャケットの効果

    松田 敬一, 森川 潤一, 前田 洋佑, 高橋 史昭 Japanese Journal of Large Animal Clinics 11 (1), 5-11, 2020-04-30

    ...<p> 子牛の暑熱ストレスを軽減するため,牛体を直接冷却することを目的として,牛用冷却ジャケットを作製し,その効果を調査した.調査1:暑熱環境下で飼育されていた2 週齢の黒和種子牛7 頭を供試し,着衣前,着衣30 分,1,2,3 および5 時間後に,体温,心拍数および呼吸数を測定しその推移を調査した.体温は,着衣前(39.5 ± 0.3℃)に比べ着衣30 分後(39.2 ± 0.3℃)で有意に低下...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献17件

  • 和種新生子牛に認められた偽 Pelger-Huët 核異常症の1 症例

    三浦 麻里, 前田 洋佑, 鹿野 達也, 髙橋 史昭, 渡辺 大作 Japanese Journal of Large Animal Clinics 11 (1), 12-16, 2020-04-30

    ...Pelger-Huët(ペルゲル・フェット;PH)細胞は低分葉核を特徴とする顆粒球の形態異常で,PH 細胞の出現は遺伝的異常を原因とするPH 核異常症(Pelger-Huët anomaly: PHA)および後天的な偽 PH 核異常症(pseudo-Pelger-Huët anomaly: PPHA)に区別される.PPHA の報告は牛では数例あるが,新生子牛での報告はない.症例は,生後2 日齢の黒和種雄新生子牛...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献8件

  • ホルスタイン種育成牛におけるXY型真性半陰陽の1例

    鈴木 圭, 住吉 俊亮, 渡辺 哲也, 近藤 広孝, 渋谷 久, 岩佐 真宏, 大滝 忠利, 堀北 哲也 日本獣医師会雑誌 73 (3), 140-145, 2020-03-20

    ...<p>間性が疑われるとの主訴で日本大学付属動物病院に来院したホルスタイン種育成牛について,雌雄判別を目的とした検査を行った.染色体検査では,95細胞のすべてがXY型であった.ヒト絨性性腺刺激ホルモン(hCG)負荷試験における血漿中テストステロン(T)濃度は低値を示した.抗ミューラー管ホルモン(AMH)濃度は0.02ng/m<i>l</i> であった.Sex-determining region Y...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献11件

  • レトルト食品中で発見された様異物の混入時期推定法の開発

    山下 梓, 篠原 雄治, 坂井 浩晃, 宮本 靖久, 鈴木 康司, 永富 康司 食品衛生学雑誌 61 (1), 41-46, 2020-02-25

    ....増幅産物はアガロースゲル電気泳動後,蛍光染色で可視化した.混入モデル試験として,人をレトルト殺菌し,その抽出DNAを鋳型にレトルト殺菌判別用プライマーセットでPCRを行った結果,DNA増幅は認められず,非加熱,湯せん,電子レンジ加熱では増幅が認められた.また,DNA抽出確認用プライマーセットではいずれの加熱条件においてもDNA増幅が認められた.一方,人以外の混入も想定して,脊椎動物共通プライマー...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか3件 参考文献4件

  • 牛血清の保存温度と保存期間が乳酸脱水素酵素の活性及びアイソザイムに及ぼす影響

    吉田 裕一, 中村 誠, 澤田 浩, 新井 鐘蔵 日本獣医師会雑誌 73 (2), 101-105, 2020-02-20

    ...<p>牛血清の保存温度と保存期間がLDH総活性とアイソザイムに及ぼす影響について検討した.健康なホルスタイン種雌成牛及び黒和種雌成牛から得られた血清を各温度(4,−20,−80℃)で保存した.また,コントロールとしてヨークシャー種雌成豚の血清についても検討した.ホルスタイン種と黒和種における血清LDH総活性とアイソザイムは,−20℃保存及び−80℃保存で12カ月間,有意な変化は認められなかった....

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 被引用文献1件 参考文献4件

  • 頭頸部に好酸球性皮膚炎と皮脂腺炎を認めた猫の1例

    小嶋 大亮, 小嶋 恭子, 太田 和美, 小嶋 佳彦 日本獣医師会雑誌 73 (2), 107-110, 2020-02-20

    ...<p>2歳齢,去勢済雄猫が,約2カ月続く頭部の脱と搔痒を主訴に受診した.初診時の肉眼観察において,頭頂部に厚い赤色の痂皮を伴う潰瘍性病変と,鱗屑及び包円柱を伴う脱性病変が混在性に認められた.病理検査において潰瘍性病変では表皮直下より皮下組織にかけて,おもに好酸球とマクロファージが浸潤していた.炎症巣内には,flame figureと呼ばれる好酸球浸潤を伴った膠原線維融解の所見が認められた.脱性病変...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献3件

  • ヒツジを活用した総合型畜産理解体験プログラムの開発

    山川, 弘子, 吉田, 智佳子, 花村, 瞳, 皆川, 絢, 神田, 知佳, 渡邉, 三雄, 西川, 孝一 新潟大学農学部研究報告 72 69-74, 2020-02

    ...参加者の意識は、総合型プログラムでは、参加の目的が「ヒツジの刈り」(62.5%)であったが、体験後に最も印象に残ったことは「羊加工体験」(60.9%)と変化した。従来型プログラムでは、参加の目的は「羊加工体験」や「栽培体験」で、印象に残ったことは、「ヒツジの刈り」や「動物とのふれあい」が多かった。...

    機関リポジトリ 日本農学文献記事索引 HANDLE ほか1件

  • 牛芽球型急性赤血病の1例

    梅島 典子, 田中 成子, 木村 政明, 新堂 美穂, 菊 佳男, 石川 義春, 門田 耕一 日本獣医師会雑誌 73 (1), 47-51, 2020-01-20

    ...存在していたのに対し,今回の症例では大型の芽球が大部分を占めていたため,芽球型急性赤血病と診断したが,牛ではこの型の腫瘍の報告は初めてである.赤芽球系腫瘍の診断は,動物では血液または骨髄の塗抹標本を用いて行われることが多いが,今回の研究で,塗抹標本や組織切片でHbに対する免疫染色を使えば,診断はより正確になることが示唆された....

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献9件

  • 重症慢性肺炎罹患牛の気管支肺胞洗浄液からの細菌分離と薬剤感受性

    藏前 哲郎, 石川 真悟, 林 淳, 津曲 圭太, 乙丸 孝之介, 帆保 誠二 日本獣医師会雑誌 73 (1), 31-36, 2020-01-20

    ...<p>本研究では,臨床的に重症慢性肺炎と診断された黒和種牛50頭から鼻咽頭スワブ(Swab)及び気管支肺胞洗浄液(BALF)を採取し,細菌分離とともに,その薬剤感受性を調査した.Swab及びBALFからはおもに<i>Mycoplasma bovis</i> 及び<i>Pasteurella multocida</i> が分離されたが,同一牛において両検体から同一細菌種が分離された割合は比較的低かった...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献7件

  • 沖縄島におけるトガリネズミ科およびネズミ科動物の形態による種判別法の検討

    安里 瞳, 伊澤 雅子 哺乳類科学 60 (2), 191-210, 2020

    ...<p>沖縄島において,外来食肉目による在来種への捕食圧が野生生物保全の上で深刻な問題となっているが,食性分析において,捕食されているトガリネズミ科動物(以下,トガリネズミ類)およびネズミ科動物(以下,ネズミ類)の種同定は,同定検索情報の不足などにより現状では困難であった.そこで,沖縄島での外来食肉目の食性分析への応用を想定し,沖縄島に生息するトガリネズミ類とネズミ類のの形態による種判別法の確立を試...

    DOI Web Site

  • 細胞積層および沈殿培養技術による組織再現と毒性試験への応用

    松崎 典弥, 佐藤 薫 日本毒性学会学術年会 47.1 (0), S28-2-, 2020

    ...<p>医薬品開発の非臨床試験である毒性・薬効試験において、細胞やスフェロイド培養によるin vitro評価、動物モデルによるin vivo評価が広く用いられてきた。しかしながら、細胞やスフェロイド培養では生体の複雑な組織構造を再現できておらず、栄養・酸素の供給に重要な血管構造を有していないため、ヒト外挿性の高い結果を得ることは困難であった。...

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  • 分娩後のウシ子宮内膜における老化細胞の蓄積レベルの変化

    加治佐 実希, 舘林 亮輝, 阿部 良哉, 森田 康広, 大蔵 聡, 松山 秀一 日本繁殖生物学会 講演要旨集 113 (0), P-72-P-72, 2020

    ...【方法】正常分娩した黒和種雌牛4頭を用いた。分娩日を0日として分娩後10,30,50,80日目に子宮内膜組織をバイオプシーによって採取し,SA-β-gal染色によって老化細胞を検出した。各切片で任意の区画(352×264 µm)の総細胞に対する老化細胞の割合を算出した。【結果及び考察】本実験で供試した4頭全ての分娩後の子宮内膜組織においてSA-β-gal陽性細胞の存在が確認された。...

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  • MEMS人工聴覚上皮帯の振動特性と制御機構

    川野 聡恭 生体医工学 Annual58 (Abstract), 223-223, 2020

    ...<p>当研究グループでは,MEMS技術による完全埋め込み型人工聴覚上皮の研究開発に取り組んでいる.動物実験によるElectrically Evoked Auditory Brainstem Responseの実測に成功しており,臨床応用に向けてさらなる性能向上を目指している.共振特性,周波数弁別能および出力電圧の予測・設計技法の開発は,非常に重要であり,特に,リンパ液を模した液体中での性能評価法が確立...

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  • ライチョウLagopus muta japonicaの代謝に影響する環境的要因の検討

    太田 能之, 宮野 典夫, 野口 敦子, 田村 直也, 宮澤 美知子, 山上 達彦, 宮本 公寿, 高橋 幸弘, 吉村 映理, 宇野 なつみ, 堀口 政治, 長谷川 悦子 市立大町山岳博物館研究紀要 5 (0), 25-30, 2020

    ...ニホンライチョウは恩賜上野動物園(上野),市立大町山岳博物館(大町),富山市ファミリーパーク(富山)で飼育される1および2歳のファウンダーそれぞれ4,3および7羽の排泄物を1年間隔週1回採取した。スバールバルライチョウは大町の雄雌各1羽および茶臼山動物園(茶臼)雌雄ペア飼育2組,計雌雄各3羽から1ヶ月に1回,排泄物を採取した。...

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  • 聴器毒性評価におけるモルモット鼓室内投与法の検討

    吉川 哲也, 三島 稔, 西 英樹, 田浦 光美, 内村 美恵, 永岡 隆晴, 角﨑 英志 日本毒性学会学術年会 47.1 (0), P-152-, 2020

    ...<p>鼓室内投与は鼓膜を通して鼓室内に薬液を注射針で注入する手法であり,耳鳴りや突発性難聴の治療薬の臨床適用経路として用いられている.動物の鼓室内投与はこれまで頭蓋骨に穴を開け直接鼓室内にカテーテルを留置する方法が用いられてきたが,より簡便な方法として,今回我々は12~13週齢の雄性Slc:Hartleyモルモットを用いて外耳道より鼓膜穿孔して鼓室内投与を行った.聴器に対するその影響を調べるため,機能評価...

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  • カニクイザルにおけるヨウ素125標識ヒト化免疫グロブリンG2Δaの胎盤通過性

    Yuji ISOBE, Natasha R. CATLIN, Denise M. O'HARA, Mengmeng WANG, Minlei ZHANG, Christopher J. BOWMAN 日本毒性学会学術年会 47.1 (0), P-177-, 2020

    ...一方,いずれの動物種においても器官形成期における抗体医薬の胎盤通過性に関する報告は少ない。抗体医薬の胎盤通過性を理解することは,ヒトを含めた各動物種における発生毒性のリスク評価に有用である。...

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  • 化学物質によるラット胎盤の形態学的変化

    古川 賢 日本毒性学会学術年会 47.1 (0), S16-1-, 2020

    ...一方、胎盤の形態は動物種によって異なり、絨の分布及び絨と子宮内膜との結合様式などにより分類される。ヒトとラットは共に絨の分布より盤状胎盤、結合様式により血絨胎盤に区分されるものの、組織形態学的に両者は大きく異なり、ラットでの胎盤毒性影響をヒトに外挿する際には、十分な検討が必要である。...

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  • コケゴカイ(環形動物門:ゴカイ科)の性成熟過程

    上野 綾子, 山本 智子 水産増殖 68 (1), 65-73, 2020

    ...日本沿岸に普遍に分布する多類コケゴカイ <I>Simplisetia erythraeensis</I>(環形動物門:ゴカイ科)について,鹿児島湾の思川河口に生息する個体群を対象に,性成熟のプロセスとその季節変化を調査した。組織切片では,卵母細胞と精母細胞が別々の個体で見られ,卵母細胞が体腔で観察されたため,本種は雌雄異体であり,雌は卵巣を持たず体腔内で卵形成を行うことが明らかになった。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • 飼育チンパンジーにおける排尿タイミングの同期:シミュレーションとの比較

    大西 絵奈, Brooks James, 山本 真也 霊長類研究 Supplement 36 (0), 35-35, 2020

    ...魚類や鳥類にみられる大群での集団移動や、ホタルの同期点滅発光、ヒトを含む多くの動物にみられるあくびの伝染・表情摸倣など、行動の同期現象の文脈は多岐にわたる。本研究は新たに、飼育チンパンジーにおける排尿タイミングの同期を定量的に示すことを目的とした。熊本サンクチュアリにて飼育されている4集団(各5個体、計20個体)を対象に、計193時間の直接観察を行った。...

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  • ネコ尿検体を用いたMALDI-TOF MSによる細菌同定

    前田 浩人, 石 崇之, 渡辺 俊文, 曽川 一幸 電気泳動 64 (1), 11-13, 2020

    <p>ネコの下部尿路疾患の2–10%の症例において細菌感染が認められる.rapid BACpro及びMALDI Sepsityper Kitの前処理キットを用い,MALDI-BioTyper Systemによりネコの尿における直接菌種同定を試み,時間の短縮について検討を行った.2015年8月10日から2016年3月31日の間に前田獣医科医院に受診し,細菌性膀胱炎と診されたネコ43匹の尿を検体とし…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献3件

  • メチルグリオキサールがウシ子宮内膜細胞に及ぼす影響

    阿部 良哉, 舘林 亮輝, 加治佐 実希, 森田 康広, 大蔵 聡, 松山 秀一 日本繁殖生物学会 講演要旨集 113 (0), P-69-P-69, 2020

    ...我々はこれまでに,ホルスタイン経産牛(TMR給与)における血中MGO濃度が,黒和種経産牛(粗飼料給与)と比較して有意に高いことを示している。ヒトにおいては,AGEsの蓄積が生殖機能に対して抑制的な作用を及ぼすことが示されていることから,我々は,分娩後の乳牛では穀物主体の飼料によって増加する血中MGOが子宮の機能低下を引き起こし,受胎率が低下している可能性があると考えた。...

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  • マウスの行動探索における報酬分布に依存した学習率の調整

    太田 宏之, 佐鳥 玖仁朗, 宝田 悠, 荒 将史, 守本 祐司, 石塚 俊晶, 高橋 達二 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2020 (0), 4B3GS101-4B3GS101, 2020

    ...動物の生息環境には、膨大な数の行動の選択肢が存在し、かつ、食餌(報酬)が得られる選択肢は時空間的にスパースに分散している。過酷な環境に適応している動物の探索戦略をQ学習モデルで解析することで、探索行動の性質を理解できるだけでなく、巨大状態空間へのQ学習の適用方法の改善が期待される。...

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  • 和種繁殖雌牛における分娩後子宮修復指標としてのMUC1発現

    久保田 海雄, 三輪 雅史, 林 憲悟, 細江 実佐, 阪谷 美樹 日本繁殖生物学会 講演要旨集 113 (0), P-71-P-71, 2020

    ...【結果】マウス等の他の動物種における報告と同様に,MUC1はウシにおいても子宮内膜上皮細胞の頂端側表面に局在していた。子宮の悪露消失および初回排卵は分娩後40日目までに概ね完了していた一方で,<i>MUC1</i>発現は分娩後20日目より50日目まで一貫して上昇した。...

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  • <I>STRA6</I> 多型と黒和種枝肉形質との関連

    佐藤 真子, 原 ひろみ, 半澤 恵, 平野 貴 動物遺伝育種研究 48 (2), 33-38, 2020

    STRA6 is a cell membrane receptor for a complex of retinol, a type of vitamin A (VA), and RBP4, and promotes VA uptake into a cell. It is known that VA has many physiological functions. In Japanese …

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 尿路感染症と診断された黒和種牛における原因菌と薬剤感受性

    加藤 恵, 金本 淳也, 前田 洋佑, 髙橋 史昭, 鹿野 達也, 田邊 太志, 廣瀬 和彦, 渡辺 大作 Japanese Journal of Large Animal Clinics 10 (5), 222-229, 2019-12-31

    ...<p> 尿路感染症と診断された黒和種牛における原因菌とその薬剤感受性を調査した.2010〜2019 年までの9 年間に北里大学獣医学部附属動物病院において尿路感染症(UTI)と診断された30症例から分離された53 菌株を対象とした.単純性UTI 8 症例(雌6 頭,雄2 頭)から分離された16菌株の内訳は,<i>Escherichia coli</i> 25%,<i>Trueperella pyogenes...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献8件

  • 中国・雲南高原産の蘭坪烏骨羊ならびに香格里拉羊に関する系統解析

    角田 健司, 山縣 高宏, 松山 高明, 余 福紅, 熊 国庭, 秋 守菜, 趙 光, 陳 志, 盧 徐斌, 夏 海磊, 郭 佳, 張 勉, 冀 徳君, 永江, 楊 章平 日本緬羊研究会誌 2019 (56), 12-23, 2019-12-20

    <p>中国の雲南高原で飼養されている蘭坪烏骨羊と香格里拉羊の由来・起源を究明するため,血液タンパク・非タンパク型5 システムの遺伝子座位(TF, ES, HB-<i>β</i>, XP, KE)の遺伝子頻度データを基にNei の遺伝的類似性と遺伝距離の評価,クラスター分析(NJ とUPGMA)および主成分分析(PCA)を試みた。タンパク型・非タンパク型システムの分析には各種の電気泳動法およびイオ…

    DOI Web Site 参考文献3件

  • マイクロ流体デバイスを用いたヒト胎盤バリアチップの開発

    三浦 重徳, 竹内 昌治 Drug Delivery System 34 (4), 261-267, 2019-09-25

    ...現在、ヒト胎盤における薬物の透過性は、主に細孔膜上で単層培養された胎盤絨細胞を用いた静置培養系により評価されているが、胎盤バリア組織の特性を十分に再現できていない。また、胎盤の構造は動物間での種差が大きく、動物実験によりヒト胎盤での薬物動態を推定することも困難である。このような背景から、より高い生体バリア機能を<i>in vitro</i>で再現したヒト胎盤バリアモデルの開発が求められている。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献12件

  • 3.色・体色に関連する遺伝子を基にした色素異常症の分子機構の解明

    國貞 隆弘, 田口 暢彦, 青木 仁美 日本皮膚科学会雑誌 129 (10), 2145-2155, 2019-09-20

    ...<p>マウスの多数の色の変異体の遺伝子に加え,GWAS(ゲノムワイド関連解析)によるヒトの色関連遺伝子やvitiligo(尋常性白斑)の原因遺伝子の解析が進んでいる.今後,これらの手法で同定された遺伝子を含め,pigmentation(色素化)に関連するすべての遺伝子の機能の詳細を培養細胞やモデル動物を用いて明らかにすることで,色素異常症の全貌と有効な治療法が確立されていくと考えられる....

    DOI Web Site 医中誌

  • ホルスタイン種種雄牛に発症した精巣萎縮による精子減少症の1症例

    伊藤 陽輔, 高橋 健一, 岡本 実, 登石 裕子, 角田 修男, 田谷 一善 日本獣医師会雑誌 72 (9), 539-544, 2019-09-20

    ...<p>後代検定事業で約4年間の待機期間を経て5歳齢で精液採取を再開したホルスタイン種種雄牛に,造精能の著しい低下が認められた.交尾欲,勃起能,射精能は正常であったが,精子濃度,総精子数,精子運動性及び精子生存率が低下して精子奇形率が上昇した.血中テストステロン濃度は正常レベルであり,ヒト絨性性腺刺激ホルモン負荷試験によるテストステロン分泌は,正常反応を示した.精巣は著しく小さく,曲精細管精子形成層...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献11件

  • 2.培養肝細胞を用いたミトコンドリア毒性評価の際の問題点とその克服法

    伊藤 晃成 谷本学校 毒性質問箱 2019 (21), 85-93, 2019-09-08

    ...中毒性DILIはアセトアミノフェンに代表されるように投与量依存性で動物での再現も可能である。メカニズムも比較的解明が進んでおり、非臨床段階で毒性が検出できるチャンスもある。一方、特異体質性DILIはメカニズム不明なため非臨床における動物試験での再現は困難で、また発症頻度も極めて低いため人数の限られた通常の臨床試験では検出は困難とされる。...

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  • 一次繊を光学顕微鏡で観ると見えるもの

    池上 浩司 顕微鏡 54 (2), 85-90, 2019-08-30

    ...<p>繊は長さ1~10 μm,直径約200 nmの小さな細胞表面構造で,ゾウリムシなどの原生生物からヒトを含む脊椎動物まで進化的に非常によく保存されている.脊椎動物などの多細胞生物では一つの細胞に1本のみ生える一次繊が存在し,哺乳類では全身の多くの細胞で観察される.一次繊は数10 μmの大きさを持つ細胞の表面に1本しか存在しない光学限界ギリギリの太さの微細な構造であるため,その存在を知っている...

    DOI Web Site 医中誌

  • クモ糸に学ぶ構造タンパク質素材

    鈴木 隆領 応用物理 88 (8), 528-534, 2019-08-10

    ...に始まり,近代ではシルクやウール,カシミヤなどが家畜化した動物を利用し,大量生産されている.しかしながら,それらの天然材料の使用量の拡大に伴い,家畜動物の飼育地域の砂漠化や,動物利用に関する倫理的な問題が取り沙汰されている....

    DOI Web Site

  • 高齢和牛にみられた赤血球貪食性が特徴的であったT細胞性リンパ腫の1例

    西尾 尚紀, 永田 麻理子, 池本 千恵美, 上田‌ 豊, 森田 剛仁 日本獣医師会雑誌 72 (7), 423-426, 2019-07-20

    ...<p>慢性の貧血,削痩を呈した135カ月齢の雌黒和種が,解体後検査にて,高度な脾腫,気管気管支及び腸間膜リンパ節の腫大並びに赤色化を示し,内臓諸臓器では点状あるいは斑状出血巣,骨髄では暗赤色化が認められた.組織学的には,脾臓,リンパ節,骨髄における大型で多形性に富むリンパ球様腫瘍細胞の浸潤増殖,出血領域に腫瘍細胞の赤血球貪食像が認められた.免疫組織化学的には,腫瘍細胞はCD3に陽性,CD20及びIba...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献7件

  • 高崎山ニホンザルにおける母親による子への食物強奪行動と子の成長について

    栗田 博之 霊長類研究 Supplement 35 (0), 58-58, 2019-07-01

    ...<p>第34回日本霊長類学会大会で,大分市高崎山自然動物園で餌付けされているニホンザルでみられる,母親から実子への食物強奪行動とそれに伴う母子間交渉について発表し,食物強奪行動が生起する前後での母子間の互いへの接近行動の変化や強奪された食物量の推定等について報告した。...

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  • 国内の飼育霊長類における給餌内容と採食エンリッチメントについて

    落合 知美 霊長類研究 Supplement 35 (0), 55-55, 2019-07-01

    ...<p>日本では、動物園や研究機関において、多種の霊長類が飼育されている。霊長類はその種により、分布域や生息環境がまったく異なるため、餌となる食べ物の種類や量も異なる。しかし飼育下では「サル=バナナ」のイメージが強いためか、すべての霊長類においてバナナなどの果実を中心とした餌が与えられることが多い。...

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  • 和種母牛の分娩前栄養状態と分娩遅延の関係

    馬場 久美子, 松田 敬一 Japanese Journal of Large Animal Clinics 10 (1), 17-21, 2019-04-30

    ...<p> 本研究では黒和種牛における,分娩前の母牛の栄養状態と在胎日数の関連を調査するとともに,娩出された子牛の大きさと在胎日数の関係を調査した.2010 ~ 2011 年に分娩した母牛計55頭を供試牛とした.黒和種牛の妊娠期間を285 日とし,分娩予定日までに分娩した牛14 頭を対照群,予定日以降に分娩した牛41 頭を遅延群とした.分娩日および分娩予定日から分娩予定2 週間前の胸囲を差し引いて算出...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献2件

  • 和種牛における発情発見方法と分娩率との関連性

    紀野 瑛里奈, 上松 瑞穂, 北原 豪, 大澤 健司, 佐々木 羊介 Japanese Journal of Large Animal Clinics 9 (Supple), 207-210, 2019-03-31

    ...<p> 本研究の目的は,黒和種牛における発情発見方法と分娩率との関連性を分析することである.宮崎県に所在する黒和種牛の繁殖農場272 戸を対象として,発情発見方法に関するアンケート調査を実施し,各発情発見方法の実施手段と分娩率との関連性および複数の発情発見方法の組み合わせと分娩率との関連性を分析した.発情発見の各方法に関して,実施農場と非実施農場との間で分娩率を比較したところ,発情発見方法として...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献2件

  • 外離島から得られたハシゾメゴルゴンヒモムシ (新称) (紐形動物・異紐虫類)

    Kajihara, Hiroshi, Yoshida, Ryuta, Naruse, Tohru, 柁原, 宏, 吉田, 隆太, 成瀬, 貫 Fauna Ryukyuana 48 45-47, 2019-03-23

    ...分岐した吻をもつことで特徴的なハシゾメゴルゴンヒモムシ(新称)Gorgonorhynchus albocinctus Kajihara, 2015 (紐形動物門:異紐虫類)は竹富島から得られた1個体の断片標本から知られるのみであった.本論文ではタイプ産地から直線距離で約40km離れた外離島の水深10–30mで得られた完全個体を報告する.これにより本種は2つの同属他種と同様に尾状突起を有することが明...

    機関リポジトリ HANDLE

  • 乳酸菌給与による小腸応答の部位差

    塚原 隆充 日本乳酸菌学会誌 30 (1), 32-37, 2019-03-14

    ...以上より、乳酸菌の機能性をモデル動物で検討する場合、小腸の採材部位についてとくに注意を払う必要があり、解剖時間についても考慮する必要がある。</p>...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献10件

  • 極域で採集された動物プランクトンネット試料を用いた樹脂封入標本の試作報告

    櫻井 久惠, 佐野 雅美, 小達 恒夫 南極資料 = Antarctic Record 63 1-8, 2019-03

    ...廃棄対象となった極域海洋で得られる動物プランクトン試料を有効利用するため,樹脂封入標本の試作を行った.動物プランクトンを用いた樹脂封入標本の作製は今回が初の試みとなる.1回目の試作では,様々な分類群の動物を用いたが,多類,甲殻類及び魚類の場合,体の収縮,気泡の発生,浸出液による層の発生といった問題があった.これらの問題を回避する処理過程を施したところ,透明度の高い良好な仕上がりにすることが出来た....

    DOI 機関リポジトリ

  • マルチプレックス遺伝子診断デバイスの開発

    瀧下 啓介, 夏原 大悟, 鹿 あずさ, 永井 萌土, 水上 優子, 坂 紀邦, 柴田 隆行 精密工学会学術講演会講演論文集 2019S (0), 304-305, 2019-03-01

    ...<p>本研究では,ヒト感染症や農作物の病害の早期発見・予防を目的とし,節足動物や植物・土壌サンプルからの遺伝子検査を迅速かつ簡便に実施するための高感度なオンチップ感染症診断デバイスの開発を目標としている.本報では,実際の遺伝子増幅反応試薬をデバイスに分注した際の挙動を調査し,オンチップ遺伝子増幅反応の試行を行った.</p>...

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