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山口 光, 松沢 卓生, 藤田 洪太郎 デザイン学研究作品集 28 (1), 1_94-1_99, 2023-07-31
...<br>2012年4月より2022年8月現在まで、国産材を使用している浄法寺漆(岩手県二戸市)と萩ガラス(山口県萩市)の連携による工芸品、Urushito Glass(ウルシトグラス)をデザインした。2013年度の発売以降、同年にグッドデザイン賞を受賞し、2016年には、日本の地方産品を世界へ発信するThe wonder 500にも選定されている。...
DOI
山口 光, 松沢 卓生 デザイン学研究作品集 27 (1), 1_86-1_89, 2022-03-31
...<br>2018年3月には「角杯」(かくはい)という商品名で、株式会社浄法寺漆産業(以下、浄法寺漆産業)から発売した。この「角杯」は片口の内部に杯を2個収められる形状で、二人で酒を酌み交わせるセットとしてデザインされたものである。発売後も改良を続け、2020年4月には新色によるアイテムを追加し、同年10月に2020年度グッドデザイン賞を受賞した。 </p>...
香坂 玲, 内山 愉太 日本森林学会誌 101 (5), 242-245, 2019-10-01
...<p>2018年に林産物として初めて岩手木炭,続いて浄法寺漆が地理的表示保護制度へ登録されている。いずれも生産地は概ね岩手県内であり,両者の地理的な条件は類似しているが,申請に際しての動機,論理の構築,直面した課題が異なる。類似した地理的条件下での産物の比較は,欧州と比較して歴史が浅い日本の地理的表示保護制度の知見と可能性を理解する題材となりうる。...
DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献2件 参考文献2件
山口 光, 松沢 卓生, 十亀 陽太 日本デザイン学会研究発表大会概要集 65 (0), 398-399, 2018
2016年4月から2018年3月にかけて、浄法寺(じょうぼうじ)漆器による酒器をテーマとする機会があり、日本酒を注ぐための器である片口(かたくち)のデザインを行った。既存の片口は、漆を塗るための素地である「木地」が作りにくいものであり、生産数が確保できずに長期欠品が続いていた。生産工程を検証した結果、問題点は液体の「注ぎ口」における接合部であることが判明した。この部分が伝統的な木工ろくろによる挽…
田中 みなみ, 吉岡 有紀子, 小林 正信, 町田 俊一 日本デザイン学会研究発表大会概要集 57 (0), E14-E14, 2010
...本報告は、独立行政法人岩手県工業技術センターおよび浄法寺漆器工芸企業組合との共同研究として、2009年2月より2010年3月に実施した調査研究のうち、相模女子大学学生を対象とした漆器の所有と使用に関する書面調査の結果である。調査の到達目標は次の通りである。(1)文献調査をもとに、漆器の所有意欲を左右する要因を整理し、(2)漆器の所有状況、使用状況を調査し、(1)の要因との関係を見いだす。...
町田 俊一 デザイン学研究特集号 14 (2), 14-17, 2006
DOI Web Site 参考文献7件
町田 俊一 デザイン学研究 50 (3), 47-54, 2003
...筆者は、昭和30年代に消滅した岩手県北部の浄法寺漆器の復興を目的に、必要な技術開発、商品開発および流通開発を総合的に実施してきた。岩手県浄法寺地区は漆器の産地として有名であったが、漆液の日本最大の産地としても著名で、地元産の漆液の活用は、漆器産業復興の大きな鍵であった。...
DOI 参考文献2件
町田 俊一 デザイン学研究 50 (3), 41-46, 2003
...浄法寺漆器の復興にあたっては、実質的な技術課題は下地加工と塗漆技術である。漆器生産技術の中でも、下地加工は漆器の強度を左右する重要な工程で、技術修得にも長い時間がかかると言われている。また、下地加工の意味は、素地の凹凸を埋めて、軟らかい木部の上に硬い塗膜層を形成し、強度を確保すること、断熱性を向上させることであると言われている。...
町田 俊一 デザイン学研究 50 (3), 33-40, 2003
...浄法寺漆器の復興にあたっては、地元で採取される漆液を活用することが大きな前提条件となっていた。しかしながら、当該地域の人びとのあいたでは、漆を塗布する技術はもちろんのこと、漆液の加工技術や地場産漆液の特長・性能に関する客観的な知識が継承されていないのが実情であった。漆器復興にかかわる技術面における最大の課題は、漆器製造技術の修得であり、製造技術については2年かけて、職人を養成することとした。...
町田 俊一 デザイン学研究 50 (4), 69-78, 2003
...浄法寺漆器は、古くから、青森県との県境に位置する岩手県浄法寺町を中心とする地域でつくられてきた漆器である。かつては、東北地方のなかでは有数の規模の漆器産地にまで発展した。しかし、浄法寺漆器は世界大戦後に衰退し、昭和30年代には消滅してしまった。この産地の壊滅状態は約20年間統いたが、昭和50年代に、浄法寺漆器再興の運動が起こされた。...
DOI 参考文献1件