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検索結果 26 件

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  • 腹腔内と胸壁に悪性末梢神経鞘腫が発生した若齢猫の1治験例

    加藤 直之, 野間 夏実, 浅野 和之 日本獣医麻酔外科学雑誌 52 (2), 25-30, 2021

    <p>11ヶ月齢のキンカローと呼称されるアメリカンカールとマンチカンの交雑種猫が嘔吐と食欲廃絶のため来院し、胸腹部X線検査および腹部超音波検査の結果、消化管異物と腹腔内腫瘤および胸壁腫瘤が確認された。腹腔内および胸壁腫瘤は切除して病理組織学的検査に供したところ、抗S100抗体に陽性を示す異型性の高い多形性に富む間葉系腫瘍細胞の増殖が確認され、悪性末梢神経鞘腫と診断された。腹腔内腫瘤および胸壁腫瘤…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献13件

  • 前縦隔に発生した甲状舌管遺残腺腫の犬の1例

    堀切園 裕, 石垣 久美子, 西村 麻紀, 飯塚 恵悟, 南雲 隆弘, 関 真美子, 枝村 一弥, 賀川 由美子, 浅野 和之 日本獣医麻酔外科学雑誌 49 (3+4), 20-25, 2018

    <p>前胸部腫瘤を主訴に、12歳齢、去勢雄のチワワが来院した。初診時に患者は無症状であったが、約5ヶ月間で腫瘤が増大するとともに発咳を呈するようになった。第184病日に胸骨正中切開による前胸部腫瘤摘出術を実施した。腫瘤は前大静脈や気管を圧迫し、周囲組織と癒着していた。摘出した腫瘤の内部は広範囲で壊死が起こっていた。病理組織学的診断は甲状舌管遺残腺腫であり、腫瘤摘出後に患者の臨床症状は改善し、良好…

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 超音波右肋間描出法による門脈体循環短絡の犬の評価

    阪本 裕美, 坂井 学, 浅野 和之, 石垣 久美子, 亘 敏広 動物臨床医学 24 (1), 10-14, 2015

    右肋間描出法を使用した超音波検査で門脈体循環短絡を伴う犬の門脈大動脈(PV/Ao)比を評価した。慢性肝炎・肝硬変に起因する後天性門脈体循環短絡の存在する犬のPV/Ao比は先天性肝外門脈体循環短絡のものと比較し有意に大きく(p<0.01),血管異常を伴わない犬のものと比較し有意差は認められなかった。さらに原発性門脈低形成に起因する後天性門脈体循環短絡の存在する犬のPV/Ao比は血管異常を伴わない犬…

    DOI 医中誌

  • 組織学的な肝動静脈瘻と原発性門脈低形成の犬の1例

    阪本 裕美, 坂井 学, 浅野 和之, 渋谷 久, 佐藤 常男, 亘 敏広 動物臨床医学 24 (2), 76-80, 2015

    11カ月齢,雄のチワワが間欠的な嘔吐と下痢のために来院した。犬は肝酵素値と総胆汁酸が上昇しており,超音波検査で腹水貯留,肝臓の内側右葉の腫大と血流増加が認められた。また腹腔鏡検査で後天性門脈体循環側副路の存在から門脈圧亢進症が示唆された。これらの所見から内側右葉に肝動静脈瘻の存在を強く疑い試験開腹を行ったが,肉眼で明らかなフィステルを確認することができなかった。剖検による病理組織学的検査で,内側…

    DOI 医中誌

  • 頸部オンコサイトーマによる陰圧性肺水腫が示唆され、陽圧換気と永久気管開口術で救命した犬の一例

    関 瀬利, 関 真美子, 萩原 聡子, 八重樫 昌也, 手島 健次, 浅野 和之, 山谷 吉樹 日本獣医麻酔外科学雑誌 46 (1), 1-5, 2015

    頸部のオンコサイトーマと診断された10歳齢の避妊雌のスピッツが腫瘤再発の精査のために紹介来院した。胸部X線検査で肺水腫が確認され、症例はその検査時に重度の呼吸困難を呈し始めた。挿管し、陽圧換気と呼気終末陽圧を実施したところ、第2病日後に肺野の浸潤陰影が消失した。頸部腫瘤に関連した陰圧性肺水腫が示唆され、切除不可能な腫瘤によって生じた上部気道狭窄を緩和するために永久気管開口術が実施された。犬は第1…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 被引用文献1件 参考文献5件

  • 小型犬における腹部造影CT の撮像プロトコールの検討

    久楽 賢治, 浅野 和之, 北川 勝人, 伊藤 大介, 手島 健次, 中山 智宏, 亘 敏広, 田中 茂男 日本獣医師会雑誌 64 (5), 385-389, 2011

    小型犬のCTにおける造影剤の体内動態について49頭の犬を対象とし,造影剤投与量,投与時間,留置針径における条件別に5群に振り分けて検討した.動脈では,平均輝度上昇開始時間(Tup)はすべての群において12秒前後でみられたが,最大輝度到達時間(Tpeak)とその時のハンスフィールド値(HU)は,群によって異なった.後大静脈におけるTupは20秒前後に現れ,Tpeakは33~39秒に集中していた.門…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 被引用文献3件 参考文献17件

  • 犬の脾臓の腫瘤性病変に対する造影超音波検査の診断学的意義

    久楽 賢治, 浅野 和之, 手島 健次, 関 真美子, 石垣 久美子, 飯田 玄徳, 田中 茂男 動物臨床医学 20 (2), 59-63, 2011

    脾臓の腫瘤性病変が認められた犬13頭に対して造影超音波検査を実施した。病理組織学的に5頭は脾臓の結節性過形成,5頭は血腫,3頭は血管肉腫と診断された。結節性過形成の犬においては,血管相で全頭に実質相でも4頭で腫瘤の増強が認められた。血腫犬の5頭中3頭の血管相で腫瘤辺縁部の増強が認められ,実質相では1頭で増強が認められた。血管肉腫の3頭中2頭の血管相で腫瘍辺縁部の増強が認められたものの,実質相での…

    DOI 医中誌

  • 正常犬におけるヒト心房性ナトリウム利尿ペプチド皮下投与の効果

    菅野 信之, 浅野 和之, 手島 健次, 枝村 一弥, 田中 茂男 動物の循環器 43 (1), 1-6, 2010

    正常犬に対する心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)の皮下投与の効果を評価するために実験を行った。ANPを25 μg/kgの容量で皮下投与を行い,血中ANPの推移を確認するとともに血圧測定,尿検査を行った。皮下ANP投与後,血中ANPは5分後にピークを迎え(591.5±143.0 pg/ml) 120分ほどでBaselineまで戻った。薬物血中濃度-時間曲線下面積は27,874 …

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献15件

  • ロムスチンが有効であった犬の心基部にみられた組織球性肉腫の1例

    荻原 直樹, 浅野 和之, 関 真美子, 枝村 一弥, 山谷 吉樹, 高橋 朋子, 鈴木 和彦, 田中 茂男 日本獣医師会雑誌 61 (10), 795-799, 2008

    10歳齢, 避妊済み雌のゴールデンレトリーバーが約1カ月前のX線検査において胸腔内に腫瘤様陰影像が認められ, その後, 発咳, 嘔吐などの臨床症状を発現したため, 本院を紹介来院した. 第39病日に試験的開胸術による生検を行い, 組織球性肉腫 (HS) と診断した. 3週間ごとにロムスチン (CCNU) 40mg/m<SUP>2</SUP>を経口投与したところ, …

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献9件

  • 獣医外科実習における犬腹腔代替モデルの使用と学生による評価

    森 崇, 浅野 和之, 廉澤 剛, 望月 学, 西村 亮平, 丸尾 幸嗣 日本獣医師会雑誌 59 (2), 122-125, 2006

    4大学の獣医学科4年生251名を対象に, 外科学実習にて生体代替モデル (犬腹腔代替モデル) を用いて開腹術および腸管吻合の練習を行った. 実習終了後にアンケート調査を行って本モデルを評価した. 99.2%がモデルを用いた実習が有意義であったとし, 96.8%が術前トレーニングとして必要だと回答した. 本モデルの長所としては, 手技の練習になる (40.8%), 構造が理解しやすい …

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献4件

  • ルチンによる治療が奏効した特発性乳糜胸の猫の1例

    加藤 友香, 浅野 和之, 並木 誠, 久楽 賢治, 佐々木 由枝, 手島 健次, 枝村 一弥, 田中 茂男 日本獣医師会雑誌 58 (1), 54-57, 2005

    特発性乳糜胸と診断された猫に対し, 高用量ルチン療法 (500mg, 1日3回, 経口投与) による治療を行った. 治療開始後, 胸水量は徐々に減少した. さらに29日後にルチンの1日投与量を1, 500mgから2,000mgに増量したところ, 治療開始後150日目には胸水貯留がほとんど認められなくなり, 最終的に治療開始後450日目にルチン投与を中止することができた. 現在, …

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献9件

  • ストレプトゾトシンにより治療したインスリノーマの犬の1例

    関 真美子, 浅野 和之, 荻原 直樹, 枝村 一弥, 渋谷 久, 亘 敏広, 内田 和幸, 田中 茂男 日本獣医師会雑誌 58 (10), 692-696, 2005

    インスリノーマと診断され, 末梢性ポリニューロパシーを併発した1頭の犬に対し, 外科的摘出術を行った後にストレプトゾトシン (STZ) 療法による内科的管理を行った.術後62日目からSTZ500mg/m<SUP>2</SUP>の静脈内投与を3週間ごとに実施したところ, 血糖値は正常範囲内に回復し, 神経学的な改善も認められた. しかし, 3回目のSTZ投与時には低血糖が再発し, …

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献2件

  • 犬の会陰ヘルニアに総鞘膜を利用して骨盤隔膜の再建を試みた1例

    田中 茂男, 浅野 和之, 山谷 吉樹, 佐藤 常男, 津曲 茂久, 永岡 勝好 日本獣医師会雑誌 57 (7), 451-454, 2004

    片側性会陰ヘルニアを呈した雄犬に対して, 総鞘膜を利用した骨盤隔膜の外科的再建術を試みた.術式は去勢術後の総鞘膜を鼠径輪から腹腔に誘導し, さらに骨盤腔を介して会陰部のヘルニア孔に総鞘膜を転位させ, 嚢状の総鞘膜を扇状に広げて骨盤隔膜構成筋に縫着し, 骨盤隔膜を再建した.術後の術創部は腫脹や滲出液もほとんど認められず順調に回復した.また, 術前にみられたしぶりや便秘などの症状も改善され, …

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献6件 参考文献13件

  • 犬の腎芽腫の1例

    濱岡 美緒, 佐藤 常男, 渋谷 久, 浅野 和之, 亘 敏広, 阿部 葉子 動物臨床医学 13 (1), 5-10, 2004

    6歳10カ月齢、避妊雌のラブラドール・レトリーバーが血尿を主訴に来院した。超音波検査およびX線検査にて右腎をまきこむ腫瘤が確認され、摘出術が行われた。腫瘤は嚢胞状に厚い被膜と圧排された腎組織からなる壁を有し、内部にはカリフラワー状に増殖した灰白色の腫瘤塊が認められた。腫瘍細胞は紡錘形で抗ビメンチン抗体に陽性を示した。また抗ケラチン/サイトケラチン抗体で陽性を示す移行上皮様細胞への分化を示す細胞や…

    DOI 医中誌 参考文献13件

  • バルーン肺動脈弁形成術により臨床症状の改善をみた犬の肺動脈弁下狭窄の1例

    浅野 和之, 奥村 正裕, 宮本 徹, 森 崇, 廉澤 剛, 藤永 徹 日本獣医師会雑誌 51 (10), 595-598, 1998

    腹水貯留を主訴としたアラスカン・マラミュート (6ヵ月齢, 雌) において, 複合心エコー検査により重度の肺動脈弁下狭窄, 中等度の三尖弁逆流, 軽度の大動脈弁下狭窄および軽度の大動脈弁逆流が明らかにされた. 臨床症状発現に最も大きく関与しているのは漏斗部狭窄をともなう重度の肺動脈弁下狭窄であると判断されたので, …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献12件

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