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福岡 将之, 北野 瑞生, 鈴木 秀和, 神谷 充伸, 田中 次郎 植物研究雑誌 99 (1), 25-37, 2024-02-20
...本種のITS領域の二次構造は,同属他種にない固有の構造が見られた.これらの点で,本新種は<i>Chamaesiphon</i>の他種と明確に区別できた.本種は,特に鳥海山等の成層火山の麓に位置する低温の湧水地に産する.各産地の試料間の形態に統計的に有意な差は認められず,遺伝的な差も見出されなかった.</p>...
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脇田, 浩二 山口大学山口学研究センター紀要「山口学研究」 3 45-53, 2023-07-20
...それは、超巨大海山の衝突と生物礁の付加であり、逆転構造の広がりについての新たな地質情報である。また、海溝充填堆積物とされた常森層の形成場についての知見も重要である。これまで、確かな形成モデルが提案されなかったのは、現在の地球上に、秋吉石灰岩の逆転モデルに相当する地質イベントが存在しなかったことが関係している。斉一説に基づいた解釈が困難であったためである。...
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室谷 楓香, 小林 元, 後藤 晋, 戸丸 信弘, 津村 義彦 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 472-, 2023-05-30
...<p>信州大学農学部構内演習林に設置されたダケカンバ産地試験地では、昨年の毎木調査の結果から高木限界集団である西駒、釈迦ヶ岳、鳥海山のD<sup>2</sup>Hが小さい傾向にある事が読み取れた。しかしながら、多くの個体で多数の萌芽幹が観察されたことから、主幹のD<sup>2</sup>Hを成長の指標として用いることの妥当性を検証する必要があった。...
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沈 昱東, 武田 英文, 後藤 博, 工藤 佳世, 高田 克彦 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 444-, 2023-05-30
<p> 雪渓は山岳地帯の谷や斜面に夏期でも局地的に残っている積雪を指す。山岳国立公園の雪渓は、重要な景観であり、高山生態系として重要な水資源の一つでもある。しかし、近年の地球温暖化により、雪渓の減少・消失が懸念されており、雪渓規模の経年変化を把握することが喫緊な課題となっている。そこで、本研究では秋田県鳥海町の七ッ釜南東部の雪渓を対象に、雪渓周辺に生育するミヤマハンノキ(<i>Alnus …
酒寄 淳史, 塚脇 真二, 大場 司, 林 信太郎, SAKAYORI Atsushi, TSUKAWAKI Shinji, OHBA Tsukasa, HAYASHI Shintaro 日本海域研究 = Japan sea research 54 53-60, 2023-03-17
We confirmed the K-Ar age and whole-rock major and trace element compositions of a volcanic rock sample from the Matsu Seamount, located in the northeastern marginal section of the Yamato Basin in …
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岡本 研 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 132-, 2023
...田中寿雄(1971):北海道上川郡士別石灰石鉱山の鉱床の形態と開発について.応用地質第12巻,第3号.長谷川美行(1988):奥士別南方の日高累層群の放散虫,コノドント年代.北海道中軸体に分布する日高累層群の再検討(昭和62年度科学研究費総合研究A研究成果報告書).川村寿郎・橋本健一(2014):北海道の石灰岩にみる中生代海山頂炭酸塩の堆積相と古生物相の変遷.日本地質学会第121年学術大会講演要旨,...
沢田 輝, Chong Chen, 岩本 久則, 高井 研 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 257-, 2023
...一方、大黒海山の北方約100kmの日光海山においても溶融硫黄が確認されており、2006年にROVで深さ20cm程度を掬い取ってサンプリングされている(de Ronde et al., 2015)。このときに採集された溶融硫黄は黄鉄鉱に乏しい黄色部分と黄鉄鉱に富む灰色部分がおおよそ半分ずつあり、これらがマーブル模様状に混ざったものであった。...
岡村 知樹, 中村 大輔, 青矢 睦月 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 29-, 2023
...一方、隣接する西五良津岩体は層厚100mに及ぶ大理石を含むため沈み込んだ海山・海台起源が確実であり、東五良津岩体がこれといつから履歴を共にしていたのかが1つの焦点となる。Ota et al. (2004)(Lithos, 73, 95-126)は温度圧力条件の連続性等を調べ、両岩体は原岩形成時から一連のものと考えた。...
金澤 安蓮, 吉田 孝紀 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 445-, 2023
...推測される.全層準を通して蛇紋岩以外の砕屑粒子に非常に乏しいことは,起源となった地質体が蛇紋岩体のみから構成されていたことを示す.微閃緑岩が蛇紋石脈に貫かれることから,微閃緑岩は超苦鉄質岩中に取り込まれていた可能性を示す.以上から砕屑岩は上昇・露出した蛇紋岩(+微閃緑岩)体が作る断層崖の前面にて形成されたと考えられる.南方の日高地域では築別層の堆積と同時期の蛇紋岩の活動が知られており(紅葉山蛇紋岩海山列...
嶋田 陽一 土木学会論文集 79 (18), n/a-, 2023
...<p> 黒潮続流によって東北地方太平洋側から流された漂流物は天皇海山列に妨げられるか,あるいは,東向きの海上風により東へ移動する傾向を示す.一方,天皇海山列周辺の海上風が南向きの傾向であれば,漂流物は南下し天皇海山列から離れ,西向きの海上風により日本方面へ移動する.しかし,漂流物が日本方面へ移動する間に北向きの海上風が続くと,漂流物は北上し黒潮続流域に戻る.漂流物は天皇海山列を越えなくても天皇海山列西方面...
DOI Web Site 参考文献3件
木下 正高, 白石 和也, 中村 恭之 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 190-, 2023
...さらに陸側に進むと、室戸岬沖の沈み込んだ海山の上に熱流量の少ない領域(〜60km x 30km、海溝と平行に延びている)が見つかった。熱流量は〜30mW/m2であり、周辺地域のほぼ半分である。この海山は直径20kmにも及ぶと解釈されており、低い熱流量は海山の上方と海側に広がっているようである。 他の海山沈み込みの場所からの例もある。...
遠藤 俊祐, 崎 海斗, 八木 公史 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 299-, 2023
...に相当する.四万十付加体や三波川変成岩にホットスポット海山の痕跡(OIB+石灰岩)はほとんど知られていない.代わりに,四国の三波川変成岩に小規模なアルカリ玄武岩を原岩とするものが存在し,プチスポットのような小規模プレート内火成活動が想定された(Endo et al. 2018).これら変成アルカリ玄武岩の産状,地球化学的特徴およびK-Ar年代を報告する....
福地 里菜, 趙 陽, 白石 和也, 浜橋 真理, 村山 雅史, 芦 寿一郎, 山口 飛鳥 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 425-, 2023
...<p>海山などの地形的高まりの沈み込みによってもたらされる付加体の発達過程の変化と地震活動の関係はこれまで数多く議論がされており(Scholz and Small, 1997; Cloos, 1992; Cloos and Shreve, 1996; Wang and Bilek, 2014 ほか),近年ではスロー地震との関係性も明らかになってきた(Sun et al., 2020ほか)。...
清水 以知子, 盧 志強, 板谷 徹丸, 纐纈 結衣, 辺 笛 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 65-, 2023
...以前の古い変成年代が示唆された.これらの事実は,大きな構造境界が万場-上吉田ユニット境界にあるというナップモデル (Shimizu, 1988) を支持する.このことは放散虫による年代ユニットが,変成年代ユニットと必ずしも一致しないことを意味している.万場ユニットの混在岩と柏木ユニットの砂泥互層は神流川ぞいの連続露頭において,漸移的に変化する.万場ユニットの分布が本地域に局在していることから,御荷鉾海山...
湯川 正敏, 渡辺 洵, 星野 健一 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 362-, 2023
...この岩石は混在岩中の玄武岩岩塊であり付加した海山起源の玄武岩と考えられる。...
鈴木 逸人, 鶴谷 知洋, 小川 兼司, 吉岡 弘樹, 海山 剛史, 吉田 誠 鋳造工学 全国講演大会講演概要集 181 (0), 82-82, 2023
菊池 瑛美, 大場 司 日本火山学会講演予稿集 2023 (0), 73-73, 2023
鈴木 逸人, 鶴谷 知洋, 小川 兼司, 吉岡 弘樹, 海山 剛史, 吉田 誠 鋳造工学 全国講演大会講演概要集 182 (0), 92-92, 2023
松添 直隆 美味技術学会誌 22 (1), 1-5, 2023
... 日本人は,豊かな海山の幸に恵まれ,高い食品製造技術により「おいしい」国に生きている。一方,便利で豊かな食生活が自然や環境に与える影響は大きくなった。地球温暖化・異常気象による自然災害,食品ロスと飢餓(食の不均衡)など,現代社会が抱える問題が広がっている。...
吉本 剛瑠, 大森 康智, 千代延 俊, 張 鋒, 山本 由弦 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 117-, 2023
...青島相の局所的な隆起は、海山沈み込みとそれに伴う海山の局所的なアンダープレートによって引き起こされたと解釈できる。 宮崎層群の局所的な隆起とそれに付随する断層運動は、海嶺沈み込みの痕跡を記録している可能性がある。...
志原 早紀, 辻 智大, 檀原 徹, 岩野 英樹, 平田 岳史 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 203-, 2023
...<p>【研究背景】常森層は,秋吉石灰岩周辺に分布している.秋吉石灰岩の逆転構造については,1923年に小澤儀明によって発見されてから,約100年に渡って研究が重ねられてきた.その一つが,海溝で石灰岩を載せた海山が崩壊し崩壊物が転倒・回転することによって逆転構造が形成されたとするSano and Kanmera (1991)の考え方であり,現時点では最も広く受け入れられている.そしてこの秋吉石灰岩と密接...
石塚 治, 石野 沙季, 鈴木 克明, 横山 由香, 三澤 文慶, 有元 純, 高下 裕章, 井上 卓彦 BULLETIN OF THE GEOLOGICAL SURVEY OF JAPAN 73 (5-6), 249-265, 2022-12-27
...<p>トカラ列島南部海域において,海域地質図作成に資する目的で,ドレッジによる海底岩石の採取を行った.火山体と考えられる海山及び海丘についてその噴出物を採取してその火山活動を理解することと,音波探査で認識された堆積物層の年代決定を主な目的として実施した.その結果,琉球弧火山フロント近傍及び沖縄トラフ内の2つの火山体で主に流紋岩及び玄武岩からなる噴出物が採取された.また断層崖と考えられる2地点で,露頭...
DOI Web Site 参考文献1件
山岡 香子, 石塚 治, 両角 春寿, 日野 ひかり BULLETIN OF THE GEOLOGICAL SURVEY OF JAPAN 73 (3), 103-135, 2022-10-26
...が得られなかったが,Ar–Ar 法年代測定ではいくつかの海山から信頼性の高いプラトー年代が得られた.マーカス・ウェーク海山群に属する海山からは67 ~ 116 Ma,マゼラン海山群に属する海山からは87 Ma 及び105 Ma,マーシャル諸島海山群に属する海山からは90 Ma の生成年代が得られ,概ね先行研究で報告されている年代と一致した....
DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献16件
小林 耕野, 浅野 眞希, 田村 憲司 日本土壌肥料学会講演要旨集 68 (0), 68-68, 2022-09-05
吉川 慎平 生活大学研究 7 (1), 35-44, 2022-05-07
本稿を含む2編の論考「自由学園における農場・植林事業概説(1)~(2)」では、2021年時点で80年が経過した自由学園における農場、植林活動を一貫した「事業」として捉え、その歩みと現状を、資料・証言等に基づき通史的に概説することを目的とする。(2)の本稿では、自由学園の「植林活動」に注目する。 自由学園創立者・羽仁吉一による男子部創設の構想では、その教育環境として南沢キャンパス(東京都東久留米市…
波田 重煕, 後藤 博彌 地学雑誌 131 (1), 1-21, 2022-02-25
<p> Two evolutionary lineages of the Neoshwagerinidae are recognized in the East Tethys-Panthalassa region in the mid-Permian time. These are the <i>Misellina-Cancellina-Colania-Lepidolina</i> and …
DOI Web Site 参考文献39件
佐藤 賢一 日本地理学会発表要旨集 2022s (0), 141-, 2022
...</p><p><b> (4)山岳の標高に関するデータ</b></p><p> 「諸国山高測量」の項目で、会田は12箇所の山岳(月山、赤城山、磐梯山、岩木山、鳥海山、他)の標高を記している。伊能から会田に提供されたデータは象限儀で計測した山頂を見通した際の仰角であった。これらの数値は、伊能が測量した山岳に関わるデータを集成した史料『山島方位記』(現存67 冊)には記載されていないものである。...
臼井 朗, 柏原 輝彦, 山岡 香子, 高橋 嘉夫, 日野 ひかり 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 23-, 2022
<p>遠洋の露岩域には鉄マンガン酸化物の被覆が発達し,特に長期間無堆積や浸食の環境にある海底にはマンガンクラスト(コバルトリッチ鉄マンガンクラストとも呼ぶ)が,概ね普遍的に分布している。これらは,全ての大洋域の広い水深帯において,1,000万年の地質年代を超えて成長を続けていることがわかっている。これらの酸化物の集合体は多様な化学組成,鉱物組成,成長構造を示し,その時間的空間的変化の多様性の解明…
佐野 貴司, 三好 雅也, 大澤 崇人, ゲルドマッハー ヨルグ 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 64-, 2022
...玄武岩試料のホウ素含有量は、パパニン海嶺の海山が40-130 ppm、応神ライズ海山群が10-100 ppmと、変質の少ない海洋底(<2 ppm)よりも有意に高い値を示した。一方、塩素含有量は、パパニン海嶺の海山が20-230 ppm、応神ライズ海山群が20-160 ppmであった。これは、変質の少ない海洋底の値(<500 ppm)の範囲内であった。</p>...
神藤 裕哉, 平野 直人, 町田 嗣樹, 森下 泰成, 角野 浩史 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 66-, 2022
...結果として、古第三紀の南鳥島と中央海山の試料は、同位体組成、噴出場ともに、白亜紀のホットスポット海山の示す特徴とは明瞭に区別され、周囲の白亜紀の海山とは異なるマグマを起源とすることが明らかとなった。</p>...
福地 里菜, 浜橋 真理, 村山 雅史, 白石 和也, 大熊 祐一, 芦 寿一郎, 山口 飛鳥 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 374-, 2022
神田橋 知成, 山下 勝行, 川上 高平, 尾上 哲治 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 87-, 2022
...</p><p>以上の結果から,三宝山帯の上部三畳系玄武岩の起源に関しては,1)Wrangellia 洪水玄武岩形成と同時に、同一スーパープルームのプルームヘッド縁辺部において形成された海山群に起源を持つとするモデルと,2)Wrangellia洪水玄武岩を形成したスーパープルームのプルームテールによる火成活動で形成された海山列を起源とするモデルが想定される.今後はPb同位体比の分析を行い,より多角的に...
浅野 裕樹, 日下 博幸 日本地理学会発表要旨集 2022s (0), 113-, 2022
...一方、鳥海山の南側に位置する庄内平野では、出羽山地から吹きおろすフェーンがシミュレートされた。このフェーンは、鳥海山の南西側で吹走したフェーンよりも低い高度から吹きおろしていたため、フェーン効果が弱かった。その結果、庄内平野では鳥海山の南西側と比べて高温低湿にならず、白穂が発生しなかった。</p>...
天川 裕史, 臼井 朗, 後藤 孝介, 鈴木 勝彦 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 152-, 2022
...<p>北西太平洋に位置する拓洋第5海山の異なる4水深から採取したマンガンクラストのNd同位体比とPb同位体比の時系列変化を決定し、試料の海域依存性を排除した中深層の1000万年オーダーの循環像の変遷を描き出すことを試みた。Nd同位体比の時系列データはいずれの時代も浅い深度の試料に比べ深い深度の試料が低い値を示し、従来の太平洋試料と同様の傾向を示した。...
深海 雄介, 柏原 輝彦, 天川 裕史, 渋谷 岳造, 臼井 朗, 鈴木 勝彦 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 203-, 2022
...濃度と同位体組成の相関関係が水深によって異なるこれらの水深プロファイルは2つの海山で同様であり、濃度・同位体組成の変化が2海山において共通のプロセスで起きていることを示唆している。一方で相関関係が変化する境となる水深は2海山で異なり、拓洋第5海山では約2000 m付近、拓洋第3海山では約3200 m付近に位置しており、酸素極小層が異なる深さに位置していることと対応している可能性がある。</p>...
小林 英史, 鈴木 勝彦, 臼井 朗, 常 青, 眞壁 明子, 柏原 輝彦, 折橋 裕二 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 65-, 2022
...<p>海山の斜面などに層状に成長するFe-Mnクラスト(以下クラスト)は成長速度が百万年に数mm程度と非常に遅く,海域・水深によって成長速度が異なることが報告されている.そこで,本研究では大陸縁辺と遠洋域に位置する海山(北西太平洋)で採取されたクラストを対象にOs同位体比と化学組成の分析を実施した.テクトニクス場・海洋環境が大きく異なる条件で堆積したクラストの生成年代・成長速度を比較することにより成長速度変化...
中澤 椋雅, 西尾 嘉朗 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 92-, 2022
...<p>マリアナ海溝にて1981年に発見された蛇紋岩海山群は,深海底の調査研究の歴史の中でも最大級の発見の1つである。このマリアナ前弧域の蛇紋岩海山の大きな特徴の1つが,最高値でpH=12.6にも達する高pHの間隙水であった。神奈川県北西部に位置する丹沢山地と,その周辺地域では,水温が平均気温より高く,最高値でpH=11.3にも達する高pHを特徴とする地下水が古くから温泉として利用されてきた。...
志原 早紀, 辻 智大 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 120-, 2022
...<p>【はじめに】山口県美祢市には秋吉石灰岩が分布し,その周辺にはペルム紀付加体である大田層,別府層,ペルム紀堆積岩の常森層が分布している.秋吉石灰岩は,その大部分が逆転していることが小澤(1923)によって発見されて以来,その逆転構造の解釈については多くの研究者によって研究がなされてきた(藤川ほか,2019).Sano and Kanmera (1991)では,逆転構造の成因として海山の崩壊モデル...
小田 裕太, 大田 隼一郎, 安川 和孝, 藤永 公一郎, 中村 謙太郎, 加藤 泰浩 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 160-, 2022
...海底堆積物の粒度選別効果が寄与していることを示唆した.さらに2020年,大田ほか [7] は, オスミウム (Os) 同位体比層序とイクチオリス (魚類の歯や鱗の微化石) 生層序を用いて,1st REY peakの生成年代が約3440万年前であることを明らかにした.この結果に基づいて大田ほか [7] は,同時期に起こった南極氷床拡大イベントに伴う海洋鉛直循環の強化により強い底層流が生じ,その底層流が海山...
藤本 幸雄 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 276-, 2022
...東鳥海山周辺の花崗岩類:笹田(1985)による鬼首-湯沢マイロ ナイト帯を挟んで西側には片麻岩~片岩・角閃岩を伴う花崗閃緑岩とそれを貫く黒雲母花崗岩が分布する.東側には普通角閃石黒雲母花崗閃緑岩が分布し,マイロナイト帯はプロトマイロナイト~ウルトラマイロナイトだが,東鳥海山周辺ではマイロナイト面構造がNNE~NEを示し,マイロナイト帯の北東方向への変化を示唆している....
鈴木 逸人, 戸羽 篤也, 鶴谷 知洋, 小川 兼司, 為井 大輔, 海山 剛史, 鈴木 修平, 吉田 誠 鋳造工学 全国講演大会講演概要集 180 (0), 43-43, 2022
大城 直樹 日本地理学会発表要旨集 2022a (0), 128-, 2022
...</p><p>先稿(大城1998)で述べたが,八重山神社は八重山在住の民俗学者・喜舎場永珣(1885-1972)らの検討・検証によって,1939(S14)年1月に南海山権現堂の昇格運動として,またその移転拡張を目指すものとして八重山郷土研究会通常総会において決定された(永珣はこの総会で会長に就任)。...
山本 貴史, 玉置 哲也, 岡崎 慎一郎, 吉田 秀典, 末永 慶寛 土木学会論文集B3(海洋開発) 78 (2), I_31-I_36, 2022
<p> 親潮と黒潮が衝突する潮目に近い岩手県沿岸海域は,高い漁獲量を誇る貴重な場所となっている.特にウニ(<i>Mesocentrotus nudus</i>)や昆布(<i>Saccharina japonica</i>)の生産が盛んで,昆布は藻場を形成するとともに生物多様性の維持と海洋環境の保全に重要な役割を果たし,浅瀬の生態系を支えている.しかし,2011年東日本大震災による海底の地盤沈下は…
矢崎 誠, 中村 謙太郎, 町田 嗣樹, 安川 和孝, 藤永 公一郎, 加藤 泰浩 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 162-, 2022
...さらに、核を構成する岩石には、海山起源と考えられる火山岩、鉄石、燐灰岩などが含まれることも明らかとなっている [6]。しかし、最も多数を占める「固結した堆積物からなる核」の由来は明らかになっていないなど、核の実態は未だ完全には解明されていない。</p><p></p><p>これまでの研究では、核を単純な岩塊と捉え、それらのバルク (全岩) 分析が行われてきた。...
中川 登美雄 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 273-, 2022
...</p><p> これらのことから前~中期ペルム紀に海山上に形成された石灰岩体がプレート上を沈降しながら移動し,後期三畳紀に一時,CCDより浅くなり深海性石灰岩が堆積した.それが前期ジュラ紀に海溝手前で崩壊し,石灰岩礫岩が形成され付加体に取り込まれた可能性が考えられる(Fig. 1).</p><p> 研究を行うにあたり佐野弘好先生,上松佐知子先生,指田勝男先生にお世話になりました....
海山, 久儀, 若林, 秀樹 年次学術大会講演要旨集 36 691-694, 2021-10-30
一般講演要旨
機関リポジトリ
川端 康樹 森林遺伝育種 10 (4), 182-186, 2021-10-25
海山, 淑子, 大坊, 沙理菜, 野中, 響子 現代行動科学会誌 37 77-78, 2021-09-30
第37回若手部会シンポジウム発表抄録
羽生 紀子 武庫川国文 91 17-32, 2021-08-31
葛西広海, 梅田晴子 日本プランクトン学会報 68 (2), 36-45, 2021-08-25
<p>To standardize the netplankton datasets in terms of sampling gear and sampling depth, previous plankton data obtained from the oceanographic A-line surveys in the western subarctic Pacific were …
DOI 日本農学文献記事索引 Web Site
玉置, 充子, Tamaki, Mitsuko 拓殖大学日本語教育研究 6 103-130, 2021-03-25
...そこで本稿では,台北州海山郡鶯歌庄の役場で作成された地方行政文書「鶯歌庄文書」を利用し,1920年代の同庄における国語練習会の運営実態等を考察した。 国語練習会は,街庄の上級機関である郡の監督の下,台湾人地方エリート層が主導する教化団体「同風会」が実施した主要事業の一つであった。...
機関リポジトリ Web Site
竹内 章 地質学雑誌 127 (3), 145-164, 2021-03-15
...</p><p>2)富山トラフの断裂構造のうち,南北走向の断層群は,大和海嶺東縁を画し,明洋第三海山区の右ずれ剪断帯を経て日本海盆まで追跡される(富山トラフ剪断帯)....
DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献58件
木下 正高, 三澤 文慶, 新井 隆太, 大坪 誠, KH-21-3 研究者一同 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 132-, 2021
...が2個東西に並んでいることを発見した.熱流量は,西側の海山の何縁および北縁に沿って計測したが,北縁では東に向かって徐々に値が増加することが分かった.特に2つの海山の中間地点では120 mWm<sup>-2</sup>とこの付近で最も高い値を記録した.同時に実施した構造探査では,海底下200-800msec(往復走時)のあたりに異常反射面が検出され,Araiによるメルトと関連した何等かの熱的活動の存在...
木村 光佑, 稲葉 雄一郎, 原田 達也, 早坂 康隆, 柴田 知之 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 206-, 2021
...のものや海台起原のものが報告されているが,ジルコンの微量元素組成が大江山オフィオライトの粗粒斑れい岩(Kimura and Hayasaka, 2019)や御荷鉾緑色岩の苦鉄質岩(Sawada et al., 2019)中のジルコンと類似することを考慮すると,八東層の変斑れい岩はMORB,海山,あるいは海台起原であることが示唆される....
清水 光基, 江﨑 洋一, 杦山 哲男, 長井 孝一, 足立 奈津子 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 274-, 2021
...<p>山口県美祢市に分布する秋吉石灰岩は前期石炭紀から中期ペルム紀にパンサラッサ海の海山頂部で形成された生物礁複合体起源の石灰岩である.秋吉生物礁複合体はその形成環境の違いにより,外洋側から下部礁縁,上部礁縁,礁嶺,外側礁原,内側礁原,背礁斜面に区分される(杦山・長井,1990).上部石炭系下部(バシキーリアン)では,“石灰藻”とケーテテスが豊富な礁嶺や背礁斜面を中心に礁の構築様式の検討が行われてきた...
小林 英史, 鈴木 勝彦, 臼井 朗, 常 青, 真壁 明子, 柏原 輝彦, 折橋 裕二 日本地球化学会年会要旨集 68 (0), 175-, 2021
...<p>本研究では,福島県沖約350 km に位置する磐城海山において水深の異なる地点で採取された鉄マンガンクラスト(以下クラスト)を対象にOs同位体比と元素組成の分析を行い,試料の成長方向に沿った年代値と元素組成変動を明らかにした.磐城海山では水深によってクラストの平均成長速度が異なり,平頂部付近で採取されたクラストは生成過程においても成長速度が大きく変化していることが明らかになった.また,クラスト...
西川 友章, 松澤 孝紀, 太田 和晃, 内田 直希, 西村 卓也, 井出 哲 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 025-, 2021
...., 2002, GRL)や、沈み込む海山(Mochizuki et al., 2008, Science)の位置と一部対応しており、プレート境界の構造の不均質性がスロー地震活動の空間変化を生むことを示唆する。</p>...
青柳 颯汰, 大田 隼一郎, 浅見 慶志朗, 中村 謙太郎, 安川 和孝, 野崎 達生, 町田 嗣樹, 木村 純一, 加藤 泰浩 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 182-, 2021
...</p><p> 2010年,南鳥島から約300km東方に位置する,日本の排他的経済水域内の海底に存在する小海山付近にマンガンノジュールの密集地帯が発見された [2].Machida et al. [3] は採取されたノジュールサンプルに対し化学組成分析を行い,南鳥島EEZ内のマンガンノジュールがCoやNiの新規国産資源として有望であることを指摘している.さらにこの発見を受けて,2016年にYK16-...
仲田 理映, 木下 正高, 橋本 善孝, 濱田 洋平 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 129-, 2021
<p>Shallow slow earthquakes, which last minutes to years, are important indicators of subduction megathrust slip behavior and future seismic and tsunami potential. Subducting plate roughness and …
嶋田 陽一 土木学会論文集B3(海洋開発) 77 (2), I_787-I_792, 2021
...<p> 夜間光衛星画像Suomi-NPPから春季から秋季の日本海山口県沖合における集魚灯を用いて操業する漁船の動向を調べた.漁船は卯持ノ瀬,その周辺及び岡千里と八里ヶ瀬から成る谷に分布した.対馬暖流第一分枝の一部は卯持ノ瀬の南から岡千里と八里ヶ瀬から成る谷を通過するので,漁船はこの流速場の影響を受けて分布する.したがって,日本海山口県沖合における漁業操業海域つまり漁場は,海洋モデルで計算された流速場...
DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献4件
山口 飛鳥, 大熊 祐一, 奥田 花也, 山本 一平, 福地 里菜 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 024-, 2021
...大熊ほか(本大会)は表面が高摩擦の海山、表面が低摩擦の海山、海山なしの3条件で砂箱実験を行い、海山沈み込みによる付加体の地形や断層発達には表面の摩擦条件が大きく影響することを示した。...
横尾 彩花, 藤崎 渉, 高橋 唯, 上松 佐知子, 丸岡 照幸 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 301-, 2021
...そこで本研究では、超海洋パンサラッサ中央部にて堆積した古海山頂部起源の環礁複合体と考えられる岡山県井原地域に産する日南石灰岩に着目した。...
植田 勇人, 奈良 幸明, 阿久津 優太 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 037-, 2021
...から,チャート(ジュラ紀末~前期白亜紀)より若い後期白亜紀の砕屑性ジルコンを得た.また,EDS面分析やLA-ICPMSによって,火山岩片が本質的に火山弧起源の組成を持つことが示された.以上から,仁頃層群の緑色砂岩は,海山のエピクラスタイトでなはく,海溝充填堆積物であったと評価される....
大熊 祐一, 野田 篤, 高下 裕章, 山田 泰広, 山口 飛鳥, 芦 寿一郎 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 127-, 2021
...実験(砂箱実験)で海山沈み込みを再現した研究<sup>3</sup>では,海山表面の摩擦係数が付加体の内部摩擦係数に近い条件で実験を行い,付加体表面に発達するfracture networkや海山と陸側のBackstopに挟まれた領域の圧縮にともなう激しい変形を海山沈み込みに特徴的な構造として報告した.しかし,近年の海域の反射法地震探査からは強い変形を伴わない海山沈み込みが確認されており<sup>4...
中村 恭之, 小平 秀一, 藤江 剛, 白石 和也, 海宝 由佳, 木村 学 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 288-, 2021
...これらの差は、海山の沈み込みの影響の有無と関連しているように思われる。 海山の沈み込みによって引き起こされるプレート境界近傍や上盤プレート内で応力状態の変化はプレート間滑り現象と密接に関連していると考えられている。上記した構造や地形の不均質性は、上盤側プレート内の応力不均質をも表している可能性がある。...
山本 貴史, 玉置 哲也, 岡崎 慎一郎, 岡崎 百合子, 吉田 秀典, 末永 慶寛 土木学会論文集B3(海洋開発) 77 (2), I_709-I_714, 2021
<p> 日本海から瀬戸内海沿岸海域では,キジハタ,タケノコメバル等の有用岩礁性魚類の資源生産力向上のため,人工種苗を海域に放流し漁獲へ反映しようとする施策が実施されている.しかし,放流後の天敵生物による食害や適正な生育場(岩礁域)の不足等で歩留まりは僅かに1%程度となっている.筆者らが開発した保護育成機能を有する人工魚礁等の構造物へ放流した場合の歩留まりは,自然放流のそれに比べて高い値を保つこと…
DOI Web Site 参考文献4件
鎌田 祥仁, 上迫 彬岳 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 239-, 2021
...が構造的に重複していることを示すと考えられ,挟在する砕屑岩相と海山相の層序関係を明らかにすることは,ジュラ紀付加体における海山付加の様子を検討する上で重要と考えられる....
木下 正高, 仲田 理映, 橋本 善孝, 濱田 洋平, IODP日向灘掘削 提案者一同 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 010-, 2021
...計算結果は,上記観測熱流量とほぼ整合的である.また東側での100mW/m2の熱流量は,沈み込む前の計算値とほぼ合っていることから,四国海盆側では100から50まで急激に減少していることが説明できる.KPRおよび西側の熱流量をよく見ると,minimumの地点はKPRの延長上にあり,地磁気異常から推定された沈み込んだ海山の位置や,Tremorの位置に一致しているように見える....
佐野 弘好, 山縣 毅 地質学雑誌 126 (7), 365-381, 2020-07-15
...静穏なラグーン内の潮下帯上部で堆積した.天の河原層は玄武岩質火山砕屑岩と石灰岩角礫岩からなり,海山上部斜面での崖錐堆積物である.初鹿谷層はチャートと砕屑性ドロマイトで特徴づけられ,海山の山麓から周囲の大洋底を覆った深海相である.砕屑性ドロマイトは浅海域から深海のチャートの堆積場に流入した重力流堆積物である.舟伏山層は上部シスウラリアン統〜上部グアダルピアン統,天の河原層は上部シスウラリアン統,初鹿谷層...
DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献22件
高橋 杏一, 川村 教一, TAKAHASHI Kyoichi, KAWAMURA Norihito 秋田大学教育文化学部教育実践研究紀要 42 87-95, 2020-03-31
...・火山災害リスクの認識は,中学校が鳥海山に近いほど高い.・小学校で得た自然災害に関する情報は,種類によって差異がみられる.・土砂災害について,がけくずれ・土砂くずれと比較して,地すべりと土石流は生徒の認識状況が低く,これは未学習のためと推察される.なお保護者もこれらの認識状況が低いことが示唆される. ...
DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか1件
吉田, 健二 論集 15 91-110, 2020-02-25
機関リポジトリ HANDLE
橋本 侑里南, 多米 晃裕, 武藤 久, Chong CHEN, 渡部 裕美, 澤山 茂樹, 宮崎 淳一, 高井 研, 中川 聡 日本地球化学会年会要旨集 67 (0), 178-, 2020
...2019年の海洋研究開発機構の調査航海で、伊豆・小笠原弧水曜海山において採取したチムニーサンプルから、限界希釈法を用いて常温性新規SRPを計2株分離した。両者は絶対嫌気性の化学合成細菌で、既知種の16S rRNA遺伝子との相同性が95%以下であることや、生理・化学分類学的分析結果から、各々を新属として提唱予定である。</p>...
嶋田 陽一 土木学会論文集B2(海岸工学) 76 (2), I_1177-I_1182, 2020
...<p> 2011年3月の東日本大震災の津波によって北太平洋へ流出した漂流漁船が琉球諸島周辺で発見されている.本研究では,小型漁船程度の漂流物が琉球諸島周辺海域へ移動する経路を明らかにする一環として,風圧流の影響を強く受ける漂流ブイを用いて北太平洋中央部の天皇海山列から琉球諸島方面へ移動する経路を調べた.漂流ブイは天皇海山列の一部であるコラハン海山から離れて南方へ移動し,北緯26度辺りから南北に大きく...
DOI Web Site Web Site 参考文献2件
金澤, 伸浩, 片桐, 浩司, 阿部, 誠, 石川, 祐一, 高橋, 正, Kanazawa, Nobuhiro, Katagiri, Koji, Abe, Makoto, Ishikawa, Yuichi, Takahashi, Tadashi 秋田県立大学ウェブジャーナルB(研究成果部門) 6 165-173, 2019-09-30
中山 郁 宗教研究 93 (2), 258-263, 2019-09-30
藤川 将之, 中澤 努, 上野 勝美 地質学雑誌 125 (8), 609-631, 2019-08-15
<p>山口県中西部に位置する美祢市には,日本最大級のカルスト台地として知られる秋吉台が分布する.秋吉台は前期石炭紀~中期ペルム紀にパンサラッサ海大洋域の海洋島頂部で形成された生物礁起源の秋吉石灰岩からなり,そこには約8000万年間の気候・海水準変動が記録されている.本巡検では,海洋島の基盤となった玄武岩,後期石炭紀の現地性礁石灰岩,前-中期ペルム紀のフズリナ化石層序に基づく地層の逆転構造,前期ペ…
DOI Web Site Web Site 参考文献36件
海老瀬 潜一, 永淵 修, 川村 裕紀 環境科学会誌 32 (4), 125-140, 2019-07-31
...鳥海山・月山・朝日岳・飯豊山・妙高山の放射状渓流のNO<sub>3</sub><sup>−</sup>-N濃度は高緯度ほど低下した。</p><p>能登半島・両白山地から伊吹山地や御嶽山の南北方向脊梁山地の東西両側渓流では,西側のSO<sub>4</sub><sup>2−</sup>・NO<sub>3</sub><sup>−</sup>濃度が高かった。...
加藤 朱音, 湯本 景将, 今井 亮介, 齊藤 陽子, 津田 吉晃 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 113-, 2019-05-27
...さらに独立峰である鳥海山や、栗駒山、四国などの隔離集団からは固有なハプロタイプが検出され、過去の局所的な逃避地の存在が示唆された。</p>...
伊藤 実穂, 藤原 崇, 小林 俊裕, 林田 光祐 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 426-, 2019-05-27
...その対策として、通常より強度な間伐と高い開空度の作業道の開設を伴った新たな施業の試みが東北日本海側の鳥海山南麓で2014年から実施された。そこで、イヌワシの主な餌であるノウサギが食す林床植生とノウサギの出現頻度に本施業が与える影響を明らかにすることを目的とした。...
工藤 佳世, 大山 幹成, 栗本 康司, 足立 幸司, 高田 克彦 木材学会誌 65 (2), 102-109, 2019-04-25
...これらは紀元前466年の鳥海山の山体崩壊による象潟岩屑なだれによって地中に埋まったと考えられ,学術的にも地域の文化遺産としても非常に貴重なものである。本研究では今後の埋没木の利活用や研究のための基礎的な知見を収集するために,埋没木の樹種を同定し解剖学的特徴や材色を明らかにした。埋没木39点について樹種同定を行った結果,クリ,コナラ属,ケヤキ,トチノキ,ブナ属,アサダ,スギが同定された。...
DOI Web Site Web Site 参考文献1件
菊地 和博 東北文教大学・東北文教大学短期大学部紀要 9 13-46, 2019-03-31
論文(Article)
池田 重人, 志知 幸治, 岡本 透, 林 竜馬 日本花粉学会会誌 64 (2), 39-53, 2019-03-29
We conducted pollen and macroscopic charcoal analyses and accelerator mass spectrometry (AMS) 14C dating of sediment from a mire at the foot of Chokai volcano in northern Japan to reconstruct the …
木村 拓人, 柳本 卓, 日高 浩一, 上原 崇敬, 大島 達樹, 伏島 一平, 酒井 猛 日本水産学会誌 85 (2), 142-149, 2019-03-15
...<p> 外洋域に分布するヒラマサ3種(<i>Seriola lalandi</i>, <i>S. dorsalis</i>, <i>S. aureovittata</i>)の遺伝的差異から集団構造を明らかにするため,北西太平洋(日本沿岸,北西太平洋外洋,天皇海山)およびタスマン海で漁獲された個体を用いて,mtDNAのND4,CRおよびCOI領域の塩基配列を分析した。...
DOI Web Site Web Site 参考文献22件
嶋田 陽一, 大和田 真紀, 高木 省吾 土木学会論文集B2(海岸工学) 75 (2), I_985-I_989, 2019
...から天皇海山列までの漂流ブイの移動時間等を参考にすると,岩手県沖合からカナダ西海岸までの漂流ブイの移動時間は概ね1年程度であり,漁船等の漂流事例を概ね支持する.漂流ブイ移動速度は海上風速度と高い相関があり,天皇海山列以東の漂流ブイの移動は海上風速度から推定できる可能性を示す....
DOI Web Site 参考文献2件
武藤 俊 埼玉県立自然の博物館研究報告 13 (0), 21-32, 2019
...混在相が大部分を占め,石灰岩,チャートの岩体や,泥質基質に砂岩,石灰岩,チャート,玄武岩類を含む混在岩を伴う.茂萩山に見られる石灰岩(茂萩山石灰岩)は北西−南東方向に約3 km伸長し,厚さは最大約300 mあり,従来知られていた両神ユニットの石灰岩岩体より大規模である.調査地域の地質構造は北西-南東方向の走向と高角北傾斜が卓越する.茂萩山石灰岩は周縁部に玄武岩類と石灰岩のみからなる混在岩を伴い,これは海山...
林 信太郎, 伴 雅雄, 大場 司 日本火山学会講演予稿集 2019 (0), 162-162, 2019
田村 芳彦, 佐藤 智紀, 石塚 治, 平井 康裕, 宮崎 隆 日本地質学会学術大会講演要旨 2019 (0), 92-, 2019
<p></p>
古市 尚基, 大村 智宏 日本水産工学会 学術講演会 学術講演論文集 2019 (0), 9-10, 2019
足立 勝美, 柵山 徹也, 石井 輝秋, 栗谷 豪, 中川 光弘 日本火山学会講演予稿集 2019 (0), 141-141, 2019
長井 健容 沿岸海洋研究 57 (1), 43-58, 2019
...影響を及ぼす.これまでの研究によって,北大西洋のガ ルフストリームと同様に,表層で貧栄養である黒潮は,その亜表層では栄養塩を下流へ運ぶ栄養塩ストリームであること が明らかとなっている.本稿では,この黒潮の上流から下流である黒潮続流で発生する重要な鉛直混合過程と,その影響 について特に黒潮栄養塩ストリームからの栄養塩供給に関して考察を試みた.これまでの観測結果を再度検討・考察した 結果,黒潮が浅瀬や海山上...
DOI Web Site 被引用文献1件
岸本 誠司 日本地理学会発表要旨集 2019a (0), 154-, 2019
<p>ジオパークは「持続可能な地域社会へ貢献するしくみづくり」を進めるプログラムである。「地質遺産の保護」,「教育」,「持続可能なジオツーリズム」の3つが活動の柱となるが,ジオツーリズムは,観光客数の増加や経済効果といった既存観光への貢献とともに,「地質遺産の保護」,「教育」,「持続可能なジオツーリズム」のそれぞれの活動がどのように関連し合い,互いの効果を高めているのかを検討しなければ客観的な評…
佐藤 暢, 町田 嗣樹, 仙田 量子, 佐藤 太一, 野木 義史, 藤井 昌和, メイゼン クリスティーン 日本地球化学会年会要旨集 66 (0), 212-, 2019
...微量元素組成では、非アルカリ岩を除き、LREEなどの液相濃集元素に富み、インド洋の海山や海台と似た組成を示すが、微量元素比・同位体比ではマリオン島やクロゼ諸島、ケルゲレン海台とは異なる。類似した特徴を持つ火成岩体としては、マダガスカル島のアルカリ岩やAfanasy-Nikitinライズが挙げられる。...
久次米 晃輔, 伴 雅雄, 林 信太郎, 大場 司 日本火山学会講演予稿集 2019 (0), 158-158, 2019
柿崎 喜宏, 狩野 彰宏 日本地質学会学術大会講演要旨 2019 (0), 171-, 2019
大熊 祐一, 山田 泰広, 高下 裕章, 山口 飛鳥, 芦 寿一郎 日本地質学会学術大会講演要旨 2019 (0), 530-, 2019
小原 泰彦, 藤原 琢磨, 新庄 健之, 小野 智三, 高橋 日登美, 佐藤 泉 日本地質学会学術大会講演要旨 2019 (0), 161-, 2019
田村 明弘, 森下 知晃, 平野 直人, 佐藤 暢, 柴田 知之, 角野 浩史, 芳川 雅子, 荒井 章司 日本地質学会学術大会講演要旨 2019 (0), 23-, 2019
田中 良樹, M.Satish Kumar 日本地質学会学術大会講演要旨 2019 (0), 466-, 2019
野崎 達生, 藤永 公一郎, 加藤 泰浩 地質学雑誌 124 (12), 995-1020, 2018-12-15
...に関する成因論の進展と未解明の課題をレビューする.三波川帯に分布する別子型鉱床は遠洋域の中央海嶺で生成し,ジュラ紀後期海洋無酸素事変によって保存された.現地性緑色岩を伴う四万十帯北帯の別子型鉱床は,白亜紀後期の海嶺沈み込み現象に付随して生成した.他のメランジュ中に胚胎する別子型鉱床については未解明の点が多い.層状鉄マンガン鉱床は,中央海嶺近傍の熱水性堆積物を起源とし,緑色岩を伴う層状マンガン鉱床は海山近傍...
DOI Web Site Web Site 被引用文献5件 参考文献96件
田沢 純一 地質学雑誌 124 (9), 655-673, 2018-09-15
...として形成された.(4)美濃帯の石灰岩-玄武岩ブロックは後期石炭紀~後期ペルム紀に,北アメリカに近いパンサラッサ赤道地域で礁-海山として形成された....
DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献112件
佐野 弘好 地質学雑誌 124 (6), 449-467, 2018-06-15
...チャート優勢層は大洋域の玄武岩質海山下部斜面~周囲の大洋底に堆積した遠洋性・深海堆積物である.砕屑性ドロマイトは浅海域からの再堆積物である.チャート優勢層の中部シスウラリアン~下部三畳系上部は舟伏山岩体西部の初鹿谷層に対比できる.中部三畳系チャートと上部三畳系珪質ミクライト・チャート互層を加えて,中部シスウラリアン~上部三畳系中部初鹿谷層として改訂することを提案した.</p>...
三須田, 善暢, Yosinobu, Misuda 総合政策 = Journal of policy studies 19 57-76, 2018-05-30
池田 重人, 志知 幸治, 岡本 透 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 631-, 2018-05-28
...これらの中で、鳥海山北麓の桑ノ木台湿原で採取した堆積物試料を用いて、大型微粒炭(>250μm)の出現傾向から近傍で起きた火事の時代変化を明らかにし、花粉分析による植生変遷過程と合わせて考察した。大型微粒炭は、深度65cm(約1000年前)以深と表層ではほとんどみられず、深度65~30cmにおいてのみ多数検出された。...
菊地, 和博 東北文教大学・東北文教大学短期大学部紀要 8 57-79, 2018-03-31
佐々木 亮道, 小坂 英輝, 三輪 敦志, 阿部 恒平, 立石 良, 鎌滝 孝信, 楮原 京子, 今泉 俊文 活断層研究 2018 (48), 35-47, 2018-03-31
<p> We describe the distribution and Holocene activity of the Nikaho active fault zone based on geomorphic features and surface geology. We performed aerial photo interpretation, drilling surveys …
西澤, 達治, Nishizawa, Tatsuji 2018-03
identifier:oai:t2r2.star.titech.ac.jp:50405206
機関リポジトリ 機関リポジトリ
西澤 達治, Nishizawa Tatsuji 2018-03
The relationship between the tectonic setting and arc magmatism is discussed for the northern Kamchatka Peninsula corresponding to the subduction of the northwestern edge of the Pacific Plate. …
遊佐 順和 日本地理学会発表要旨集 2018s (0), 000291-, 2018
...<b>Ⅰ はじめに</b><br><br> 北海道は食材の宝庫といわれ、海山の幸に恵まれ数多くの食資源を育んでいる。その代表的な食資源の一つとして、北海道の周辺海域で採られる昆布があげられる。昆布は生産地の生育環境の違いにより、形状、食味、主な出荷先やその地域ごとによる調理用途の違いから生まれる食文化など、利用される消費地によりその地域特有の特徴を有する。...
天川 裕史, 深海 雄介, 鳥本 淳司, 野崎 達生, 飯島 耕一, 臼井 朗, 鈴木 勝彦 日本地球化学会年会要旨集 65 (0), 198-, 2018
...<p>拓洋第5海山周辺の測点CTD03で採取した海水のNd濃度および同位体比の測定を行った。このデータと昨年度本年会で報告した同海域の測点CTD01のデータを併せ、同海域の水塊構造に関する議論を行う。測点CTD03はNd濃度および同位体比とも、測点CTD01とほぼ同様の鉛直分布を示した。...
伴 雅雄, 高橋 拓也, 佐藤 昂徳, 林 信太郎, 大場 司, 新城 竜一, 西 勇樹 日本火山学会講演予稿集 2018 (0), 25-25, 2018
足立 勝美, 柵山 徹也, 石井 輝秋 日本火山学会講演予稿集 2018 (0), 201-201, 2018
森井 大輔, 道林 克禎, IODP EXP Scientist party 日本地質学会学術大会講演要旨 2018 (0), 393-, 2018
本講演はキャンセル(講演取消)となりました.キャンセルされた講演要旨は引用できません.ご注意ください.
深海 雄介, 柏原 輝彦, 天川 裕史, 臼井 朗, 鈴木 勝彦 日本地球化学会年会要旨集 65 (0), 38-, 2018
...相関関係が変化する水深は2つの海山で異なり、酸素極小層が拓洋第5海山よりも深い水深に位置する拓洋第3海山では、相関関係の変化する境となる水深も同様に深いことが明らかになった。異なる海山における酸素極小層とTe濃度・同位体組成の相関関係の変化する境の水深の対応関係は、海洋におけるTeの挙動が溶存酸素濃度の変化と関連する可能性を示唆しており、その変動過程について議論する。</p>...
渡慶次 聡, 鈴木 勝彦, 加藤 真悟, 臼井 朗 日本地球化学会年会要旨集 65 (0), 18-, 2018
...本研究では拓洋第3海山で採取したクラスト表面の主成分元素・微量元素組成の分析を行い、拓洋第5海山のクラストとの比較を行った。拓洋第3海山クラスト表面の化学組成は、拓洋第5海山のものより幅広い組成変化を示し、水深と共にMn/Fe比, Mn, Fe, REE (∑REE), U, Pb, Ba, Sr, Be濃度が低くなる。...
坂本 泉, 藤巻 三樹雄, 八束 翔, 望星丸乗船者一同 日本地質学会学術大会講演要旨 2018 (0), 174-, 2018
【災害のためプログラム中止】 平成30年北海道胆振東部地震により学術大会のプログラムが大幅に中止となりました.中止となったプログラムの講演要旨については,著者のプライオリティ保護の見地からJ-STAGEに公開し,引用可能とします.ただし,学術大会においては専門家による議論には供されていませんので「災害のためプログラム中止」との文言を付記します.(日本地質学会行事委員会)
川口 慎介, 宮崎 淳一, 諸野 祐樹, SEEWALD Jeff, WHEAT Geoff, 高井 研 日本地球化学会年会要旨集 65 (0), 168-, 2018
...<p> マリアナ前弧海山列の南端に位置する南チャモロ海山は,ブルーシストを伴う蛇紋岩海山である。南チャモロでは2001年にODP掘削Site1200が実施され,山体内部の蛇紋岩泥の間隙水に海水と同等レベルの硫酸およびメタンなど炭化水素を含むことが明らかとなり,また蛇紋岩泥の流体はスラブ(0.6GPa−300℃程度の領域)を起源とすることが指摘されている。...
サイエンスウィンドウ編集部 サイエンスウィンドウ 12 (3), 1-41, 2018
...<p><b>目次</b></p> <p><b>特集 元気な地域のつくりかた</b></p> <p>p.05 鳥海山・飛島ジオパーク 大地”の価値を見つめ直す ジオパーク活動で地域に貢献</p> <p>p.10 愛媛県愛南町 ベンチャー企業、養殖業者、役場、漁協、大学が一体となって日本の水産養殖業を救う!...
大熊 祐一, 山口 飛鳥, 高下 裕章, 福地 里菜, 芦 寿一郎 日本地質学会学術大会講演要旨 2018 (0), 538-, 2018
田中 良樹, サティッシュ クマール 日本地質学会学術大会講演要旨 2018 (0), 483-, 2018
千徳 明日香, 徳田 悠希, Webb Gregory 日本地質学会学術大会講演要旨 2018 (0), 558-, 2018
川村 寿郎, 石沢 和雅 日本地質学会学術大会講演要旨 2018 (0), 132-, 2018
川村 喜一郎, 金松 敏也, 山田 泰広 地質学雑誌 123 (12), 999-1014, 2017-12-15
...が見られる.末端ドメインでは,圧力隆起部によって特徴づけられる.滑り面は粘土層であると推測されるが,南海トラフで報告されているように非条件下では,砂層も滑り面となる可能性がある.短期的な発生メカニズムは,斜面における荷重の急激な増加や間隙水圧の急激な上昇など,地震に最も関連している.長期的な発生メカニズムは,気候変動によるメタンハイドレートの分解とそれに伴う間隙水圧の増加,長期的な間隙水圧の増加,海山...
DOI Web Site Web Site 被引用文献5件 参考文献118件
前川 寛和, 村田 恵子 地質学雑誌 123 (10), 907-919, 2017-10-15
...<p>マリアナ前弧には蛇紋岩海山が数多く存在し,巨大な海山群を形成している.海山を構成する蛇紋岩化したかんらん岩に含まれる蛇紋石鉱物は,クリソタイル/リザダイトを主体とするが,より高温条件下で安定なアンティゴライトを含む鉱物共生をもつものもあり,それらは特徴的にcleavable olivineを伴う.また,アンティゴライトの形成前後に形成されたクリソタイル/リザダイト脈が共に認められ,沈み込み帯内部...
DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献39件
栗本, 康司, 大山, 幹成, 斎藤, 一樹, 工藤, 佳世, 足立, 幸司, 高田, 克彦, Kurimoto, Yasuji, Ohyama, Motonari, Saito, Kazuki, Kudo, Kayo, Adachi, Koji, Takata, Katsuhiko 秋田県立大学ウェブジャーナルA(地域貢献部門) 4 10-18, 2017-03-31
林, 信太郎, 南, 裕介, HAYASHI, Shintaro, MINAMI, Yusuke 秋田大学教育文化学部研究紀要 自然科学 72 27-32, 2017-03-01
...1801 年夏の鳥海山の噴火について書かれた同時代の記録『鳥海山炎燈』には ,「 大洪水」と記された火山泥流を思わせる記述がある。この「大洪水」について,火山学的検討を行った結果,この記録は火山泥流を記したものとの結論に至った。この火山泥流は白雪川沿いに流下し,河口などに大量の泥や岩を堆積させている。泥流によって運ばれたもっとも大きな岩は二間(3.6m)あったと記されている。...
上村 泰洋, 川端 淳, 米崎 史郎, 髙橋 正知, 由上 龍嗣, 渡邊 千夏子 水産海洋研究 81 (1), 18-28, 2017-02-25
...<p>2008–2015年に中部太平洋に位置する天皇海山海域において,遠洋底曳き網漁で漁獲されたゴマサバの年齢,成長,成熟,食性を調査した.漁獲物標本の尾叉長範囲は211.1–443.5 mm FLであった.鱗による年齢査定により,年齢範囲は0–9歳と推定された.年齢と尾叉長の関係から求めたvon Bertalanffyの成長式は,<i>FL</i><sub><i>t</i></sub>=432.7...
牧野 帆乃香, 佐野 弘好, 太田 泰弘 日本地質学会学術大会講演要旨 2017 (0), 176-, 2017
小寺 浩二, 小山 優子, 浅見 和希 日本地理学会発表要旨集 2017s (0), 100160-, 2017
...<br> 円海山周辺においては、カルシウムイオン・硫酸イオン・炭酸水素イオンを大量に含有しているCa-SO4型である。メタン冷湧水を栄養源とした貝化石が見られる地域であり、特殊な地質が水質に起因しているのではないかと思われる。<br><br><b>Ⅳ おわりに</b><br> 神奈川県東部の地下水・湧水の現状の概略を把握できた。...
天川 裕史, 鈴木 勝彦 日本地球化学会年会要旨集 64 (0), 50-, 2017
...<p>我々は南鳥島周辺の測点CTD01で採取した海水のNd同位体比の測定を行い、南鳥島近傍に位置する拓洋第5海山のマンガンクラスト表層のNd同位体比との比較を行った。その結果、以前と同様、マンガンクラスト表層のNd同位体比が、周辺の海水の値を保持、反映していることを確認した。一方、測点CTD01の表層および中層に注目すると、従来の北西太平洋亜熱帯域の測点とはいくつか異なる特徴を示すことが分かった。...
後藤 博, 梶川 正弘, 高橋 洋二, 高橋 弘毅, 吉田 功, 秋田雪の会雪渓観測グループ 雪氷 79 (1), 105-116, 2017
...秋田雪の会では鳥海山の北東斜面に位置する吹きだまり型多年性雪渓の一つ,七ツ釜南東部雪渓を1980年から定期的に調査してきた.本研究ではこの35年間の観測結果に基づき,雪渓規模の長期変動の特徴と涵養・消耗を制御する要因に関する解析を行った.得られた結果は次のように要約される.(1)雪渓規模(8月の体積)の変動を35年間通してみると,統計的に有意な縮小又は増大の長期トレンドは見られない.(2)8月の雪渓規模...
望月 公廣 地学雑誌 126 (2), 207-221, 2017
<p> Seismicity accompanying subduction of one plate under the other is active in subduction zones. This seismicity is not uniformly distributed along strike; aseismic regions may be identified in a …
DOI Web Site Web Site 被引用文献3件 参考文献36件
柳本 卓, 小西 光一 CANCER 26 (0), 43-46, 2017
平井 康裕, 田村 芳彦, Kaj Hoernle, Reinhard Werner, Folkmar Hauff, Christian Timm 日本火山学会講演予稿集 2017 (0), 213-213, 2017
鈴木 庸平 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2017 (0), 119-, 2017
...海山表面の様々な水深で形成するマンガンクラストは、環境変動の影響を受けやすく、地球規模での海洋-固体地球間の元素分配に変化を生じる可能性が考えられる。形成年代が1000万年を超える海洋地殻が全体の90%を占めるが、マグマの熱源を失い、空隙が二次鉱物で充填されるため、低温での岩石—水反応は進行しないと考えられている。。...
山下 大輔, 安田 知佳, 石橋 毅, Rossana Martini, 尾上 哲治 地質学雑誌 122 (9), 477-493, 2016-09-15
...<p>本研究では,沖縄本島最北端の辺戸岬に分布する上部三畳系今帰仁層の岩相層序とコノドントおよびアンモナイト化石年代を明らかにするとともに,堆積環境について検討した.本研究の結果,今帰仁層は主に放散虫や薄殻二枚貝を含むミクライト質石灰岩からなる下部層,砕屑性石灰岩が頻繁に挟まれる中部層,数層準にスランプ堆積物が挟まれる上部層に区分される.薄片観察の結果から,今帰仁層は大陸から遠く離れた大洋域の海山などの...
DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献37件
阿部 修 修 防災科学技術研究所 研究資料 (403) 1-52, 2016-02
小林 峻大, 伊藤 咲音, 林田 光祐 保全生態学研究 22 (1), 229-240, 2016
...山形県鳥海山麓のスギ人工林において、イヌワシの採餌環境の改善を目的とした列状間伐が4つの異なる伐採幅(5 m、7 m、10 mおよび15 m)で行われた。本研究では、伐採幅の違いがノウサギの利用頻度に与える影響を明らかにし、さらに、間伐後3年目の秋に行った再刈り払いがノウサギの利用頻度に与える影響を検証した。...
筒井 裕 E-journal GEO 11 (1), 265-281, 2016
...らになる要因を「類似した属性をもつ他の信仰対象」,あるいは「近隣にある他の信仰対象」との「競合」によるものと単純に解釈する傾向にあった.そのような中で,地理学者たちは特定の信仰の分布が様々な信仰との関わりの中でどのように成立したかについて実証的に考察を行ったり,信仰対象間の「競合」とはいかなる状況を意味するかについて検討したりすることはなかった.以上を受け,本研究では山形県庄内地方の代表的な霊山である鳥海山...
DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか1件 被引用文献1件 参考文献6件
小澤 愛美 日本地質学会学術大会講演要旨 2016 (0), 120-, 2016
藤原 崇, 齋藤 倫実, 林田 光祐 日本森林学会大会発表データベース 127 (0), 240-, 2016
...鳥海山南麓のスギ林で2006~2009年に実施された列状間伐地において、伐採後5~8年経過した「5年地」、「7年地」、「8年地」の3か所に合計約0.3haの調査区を2014年に設置し、そこに出現した胸高以上の木本種を対象に、樹種・樹高・胸高直径の計測と萌芽由来か実生由来かを調べた。全調査区内の出現種数は合計43種で、共通する優占種はタラノキ・ホオノキ・オオバクロモジだった。...
平野 直人, 町田 嗣樹, 岩野 英樹, 角野 浩史, 清水 健二, 森下 泰成, 田村 明弘, 坂田 周平, 石井 輝秋, 檀原 徹, 荒井 章司, 平田 岳史 日本地球化学会年会要旨集 63 (0), 167-, 2016
...無数の海山があり、そのうち比較的規模の大きな海山やギヨーについて中期白亜紀の形成年代が知られているが、プレート最古部の北端に位置する南鳥島周辺海域から小海丘群が発見された。このような地形は、プチスポット海丘群や、ホットスポット火山の再生期海底単成火山群の地形に類似する。本研究では、これらの成因を解明するために得られた岩石の化学組成と年代から成因を議論する。...
青山 慎之介, 上野 雄一郎, 西澤 学, 宮崎 純一, 高井 研 日本地球化学会年会要旨集 63 (0), 178-, 2016
...マリアナ前狐に位置する南チャモロ蛇紋岩海山は、湧水流体のpHが12を超え、地球上で最もアルカリ環境と考えられている極限環境である。このような環境において、(1) 深部で微生物活動はあるのか、(2) 深部由来の硫酸はどのように形成されたのか、ということは明らかになっていない。...
天川 裕史, 鈴木 勝彦, 臼井 朗 日本地球化学会年会要旨集 63 (0), 154-, 2016
...<p>海洋研究開発機構の所有する遠隔探査機(Remotely Operated Vehicle)を用い、現場でのカメラ観測を行い北西太平洋に位置する拓洋第5海山において深度の異なるマンガンクラスト試料の採取を行った。そして、海山斜面の岩石露頭に発達するマンガンクラストに限定してその表面のNd同位体比の分析を行い、周辺の海水の値との比較を行った。...
河野 尊臣, 平野 直人, 森下 泰成 日本地球化学会年会要旨集 63 (0), 220-, 2016
...<p>南鳥島は無数の海山列が存在する西太平洋上にあるが、地形的に見てどの海山列にも属さず、成因はわかっていない。本研究では、岩石学的、地球化学的手法を用いて溶岩の観察と分析を行い、島を形成した火成活動の起源を明らかにする。南鳥島山麓海底で行われた潜航調査では溶岩流地形、火山丘地形、リッジ地形の3地域で潜航動画の撮影と溶岩の採取が行われた。...
菅野 拓矢, 大場 司, 南 裕介, 林 信太郎, 伴 雅雄 日本火山学会講演予稿集 2016 (0), 83-83, 2016
高橋 拓也, 伴 雅雄, 大場 司, 林 信太郎, 新城 竜一 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2016 (0), 186-, 2016
...また、鳥海山は西暦869年の貞観地震の2年後に噴火(貞観噴火)しており、東北地方太平洋沖地震後、噴火が危ぶまれる火山の一つである。そこで、本研究では、貞観地震の前後における噴出率やマグマの特徴に変化がみられるかどうかを火山地質学・岩石学的に検討した。その結果、貞観噴火を境にして、噴出率が低下したこと、また苦鉄質マグマの組成が変化したことなどが判明した。...
嶋田 陽一, 児玉 琢哉 土木学会論文集B2(海岸工学) 72 (2), I_475-I_480, 2016
...2014年秋季に風圧流の影響を受けやすい漂流ブイを東北地方太平洋沖合から放流しその挙動特性を調べた.漂流ブイは南下し続け,茨城県遠方沖に位置する海山と黒潮で形成された高気圧性渦によって回転し,黒潮及び黒潮続流によって東へ蛇行し,シャツキー海台の西側にて20日程度停滞する.その後,漂流ブイは東へ蛇行して天皇海山列の1つ欽明海山(北緯35度辺り)を通過後,海山の間を通るように南へ蛇行する.同海域において...
DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献2件
冨永 紘平, 久田 健一郎, 谷口 英嗣, 町田 嗣樹, 安川 和孝, 加藤 泰浩 日本地質学会学術大会講演要旨 2016 (0), 409-, 2016
冨永 紘平, 久田 健一郎, 谷口 英嗣, 町田 嗣樹, 安川 和孝, 加藤 泰浩 日本地質学会学術大会講演要旨 2016 (0), 150-, 2016
鈴木 隆広 バイオマス科学会議発表論文集 11 (0), v-vi, 2016
西田 一也 ワイルドライフ・フォーラム 21 (1), 7-9, 2016
星野 時彦 建築雑誌 (1674) 102-, 2015-08-20
日本建築学会
星野 時彦, 飯島 貴広, 藤村 正 建築雑誌.作品選集 : Selected Architectural Designs (1669) 112-113, 2015-03-20
李, 冬木, 佐藤, 海山, 吉田, 富夫 文学部論集 99 35-56, 2015-03-01
「袁世凱加筆民国憲法草案」は諸橋轍次博士(1883―1982)が保存していた墨跡文献の一つであり、新潟県三条市にある諸橋轍次記念館に現存している。本論文はこの「民国」が生まれる前の「憲法草案」について、その意味合いはどのようなものか、最終的に完成されていたものがあったかどうか、またあったとしたらどのような形で定着されていたか、そこに「民国」に関する設計図としてどのような構想が現れていたか、既に知…
金田 謙太郎, 西澤 あずさ, 及川 光弘 地学雑誌 124 (5), 787-811, 2015
Japan Coast Guard conducted seismic reflection experiments with multi-channel streamer cable and refraction experiments with ocean bottom seismographs from 2004 to 2008, as part of continental …
DOI Web Site Web Site 被引用文献6件 参考文献16件
石塚 治, 小原 泰彦, 湯浅 真人 地学雑誌 124 (5), 773-786, 2015
Characterizating the igneous basement and reconstructing the volcanotectonic history of the Philippine Sea are the major targets of surveys for delineating Japan's continental shelves operated by …
DOI Web Site Web Site 被引用文献4件 参考文献36件
町田 嗣樹, 藤永 公一郎, 石井 輝秋, 中村 謙太郎, 平野 直人, 加藤 泰浩 日本地球化学会年会要旨集 62 (0), 97-, 2015
...南鳥島の東約300 kmの排他的経済水域内に位置する小海山(比高約400 m、直径約5000 m)において、広大なマンガンノジュール密集域が発見された。マンガンノジュールの化学組成、および内部の層構造の特徴は、いずれも周辺海域および西太平洋に分布するマンガンクラストのそれらの特徴に類似する。...
神谷 知佳, 伴 雅雄, 大場 司, 林 信太郎 日本火山学会講演予稿集 2015 (0), 161-, 2015
地学雑誌 124 (5), Cover05_01-Cover05_02, 2015
...えられているが(Taira, 2001など),本地域では現行の大陸(島弧)成長プロセスが捉えられたこととなった.小笠原海台の伊豆・小笠原弧の前弧への衝突により,衝突部の海溝軸の水深は3450 mであり,周辺の伊豆・小笠原海溝の最深部よりも約6000 mも浅所となっている.さらに本衝突により,小笠原海台西部には断層と解釈されるリニアメントが無数に発達し,衝突部の前弧斜面にはテクトニックに定置した母島海山...
三浦 亮 日本地質学会学術大会講演要旨 2015 (0), 476-, 2015
冨永 紘平, 久田 健一郎, 上野 勝美 日本地質学会学術大会講演要旨 2015 (0), 484-, 2015
村山 良之, 笠原 慎一郎 日本地理学会発表要旨集 2015s (0), 100244-, 2015
...たとえば山形県で火山災害を学ぶには,桜島ではなく吾妻山,蔵王山,鳥海山のうち近い火山を事例とすべきであるし,地震災害ならば1964年新潟地震や山形盆地西縁断層帯等を取り上げるべきである 。山形県に限らず最近大きな自然災害を経験していない多くの地域でも,過去の災害事例や将来懸念される災害リスクには事欠かない。ハザードマップも(限界も踏まえて)活用されるべきである。 ...
藤原 あずさ, 安東 淳一, 大藤 弘明 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2015 (0), 29-, 2015
...本研究では、マリアナ前弧中部の雷神海山を構成する蛇紋岩化が進んだ超塩基性岩(ダナイト)を構成するオリビンを試料に用い、その中に顕著に発達するcleavable olivineの成因を、微細組織観察を基にして明らかにした。...
市山 祐司, 森下 知晃, 田村 明弘, 荒井 章司 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2015 (0), 168-, 2015
...北海道西方沖の後志海山の溶岩には、かんらん岩捕獲岩(両輝石かんらん岩とダナイト)が含まれており、これらは日本海下の溶け残りかんらん岩を示している。両輝石かんらん岩中には、かんらん石を置き換える斜方輝石脈が稀に確認される。...
高山, 直, 劉, 海山, 高山, 誠 年次学術大会講演要旨集 29 190-195, 2014-10-18
星野 時彦, 藤村 正, 飯島 貴広 建築デザイン (2014) 304-305, 2014-09-12
庄司, 潔, 内藤, 紀積, 岡野, 将之, 佐々木, 健吾, 中内, 祐二 山形大学紀要. 自然科学 = Bulletin of Yamagata University. Natural Science 18 (1), 1-18, 2014-02-15
辻 智大, 榊原 正幸 日本地質学会学術大会講演要旨 2014 (0), 535-, 2014
岡本 和明, 福村 成哉, 石森 千晴 日本地質学会学術大会講演要旨 2014 (0), 027-, 2014
吉田 明弘, 佐々木 明彦, 大山 幹成, 箱崎 真隆, 伊藤 晶文 植生史研究 23 (1), 21-26, 2014
Our spatial reconstruction of vegetation (from the fossil pollen and wood profiles of two peat layers) spanning the Last Termination on Mt. Chokai, northeastern Japan, advanced our understanding of …
斉藤 良太, 根木 快, 斑目 旬, 海山 智隆, 今村 明, 矢永 勝彦 日本外科系連合学会誌 39 (5), 996-1000, 2014
症例は65歳,男性.便潜血陽性の精査のため当院紹介となった.大腸内視鏡検査で下行結腸に4型腫瘍を認め,同部の生検で低分化型腺癌が判明した.初診から6週間の時点で突発する左側腹部の鈍痛を自覚,翌日になり高熱を伴ったため緊急入院となった.入院時の腹部CTにて,左水腎症,腎・尿管周囲に液体貯留を認め腎盂外尿溢流が疑われた.逆行性腎盂尿管造影を行ったところ,結腸癌の後腹膜浸潤が原因と考えられる中部尿管の…
DOI Web Site 医中誌 参考文献3件
川村 寿郎, 橋本 健一 日本地質学会学術大会講演要旨 2014 (0), 148-, 2014
宮里 幸, 河野 一郎, 永富 祐太, 北里 直子, 海山 京子, 藤吉 大輔, 福田 伸之, 最所 雅, 中島 康晴, 高杉 紳一郎, 岩本 幸英 理学療法学Supplement 2013 (0), 0182-, 2014
【はじめに,目的】質の向上と効率化を目的として医療の分野でもクリティカルパスが導入され,一定の効果をあげている。人工股関節置換術(以下,THA)後においてもクリティカルパスの使用でADLの早期自立や在院日数の短縮に効果をあげている。患者の杖なしで歩きたいというニーズは多く,在院日数の短縮により短期間で歩行能力をより向上させることが求められる。THA後の杖歩行獲得については年齢や術前の運動機能との…
DOI 医中誌
高橋 諄丞, 白井 光, 景山 陽一, 西田 眞 電気関係学会東北支部連合大会講演論文集 2014 (0), 222-222, 2014
大貫 満宣, 鍛代 邦夫 日本森林学会大会発表データベース 125 (0), 528-, 2014
...【方法】調査地を群馬県みなかみ町坤六峠ブナ林及び秋田県鳥海山のブナ林とした。結実が有る、結実が無いごとに5年生以上の枝を採取し、当年枝、葉、殻斗、種子を分別し、それらについて測定を行った。葉については1葉ごとに面積と重量、当年枝ごとの着生数、殻斗と内部の種子については、1個あたりの重量、当年枝ごとの着生数について調べた。...
鈴木 勝彦, 野崎 達生, 飯島 耕一, 高谷 雄太郎, 藤永 公一郎, 加藤 泰浩 日本地球化学会年会要旨集 61 (0), 198-, 2014
...また,海山では盛んにリン酸化が置きた時期でもある(Hyeong et al., 2013)。これら海洋環境の変化や海水組成の変化と,レアアース堆積物のレアアースが高濃度に濃集した時期との関係性を今後明らかにしていきたいと考えている。...
林 信太郎 日本火山学会講演予稿集 2014 (0), 3-, 2014
高山 直, 劉 海山, 高山 誠 年次大会講演要旨集 29 (0), 190-195, 2014
安東 淳一, 山本 貴史, 大藤 弘明, 前川 寛和, 村田 恵子 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2014 (0), 15-, 2014
...Murata et al.(2009)は、蛇紋岩海山を構成する蛇紋岩中にFeに富む縞状ゾーニングを有するオリビンを発見した。本研究では、この蛇紋岩の微細組織を主にTEMを用いて調べ、蛇紋石化の過程を以下の様に明らかにした。①ペリドタイトが転位クリープによって塑性変形し、その結果オリビン中に(100)に平行な亜結晶粒界が形成された。...
重田 利拓, 冨山 毅, 坂井 陽一, 斉藤 英俊 生物圏科学 : 広島大学大学院生物圏科学研究科紀要 52 35-43, 2013-12-25
2012年6月に瀬戸内海西部の山口湾で,ハゼ科の準絶滅危惧種であるショウキハゼTridentiger barbatus 1 標本が採集された。全長110.1mm,体長89.4mm,雌の成魚で,卵巣は発達し,GSI は1.59%であった。細胞・組織学的検討より,最も発達した正常な卵母細胞は第二次卵黄球期で,新しい排卵後濾胞細胞を多数認めたことより,産卵期における複数回の産卵が示唆された。今回,標本…
DOI 機関リポジトリ 日本農学文献記事索引 ほか1件
重田 利拓, 薄 浩則, 冨山 毅, 坂井 陽一, 斉藤 英俊, 清水 則雄 広島大学総合博物館研究報告 5 21-28, 2013-12-25
...瀬戸内海山口湾で2005 ~ 2008 年に,絶滅危惧種アオギスSillago parvisquamis 8 標本(SP-YB1 ~ 8)を採集した。全長226.5 ~ 320.1mm,体長197.7 ~ 281.0mm,いずれも雌で,年齢はSP-YB1 ~ 6 が1才,SP-YB7 が3才,およびSP-YB8 は4才で,全個体が2004年級であった。...
小菅 皇夫, 山田 剛久, 遠藤 由紀子, 掛川 武生, 森 武司, 伊藤 真弓, 小曽 根惠子, 宇宿 秀三, 金山 彰宏 ペストロジー 28 (2), 107-112, 2013-11-15
...</p><p>スイーピング採集では,円海山周辺部で2010年に4属5種,2011年には2属4種,陣ケ下公園では,それぞれ4属5種,2属3種が採集された.いずれの公園,年共にヒトスジシマカが最も多かった....
星, 博幸 名古屋地学 75 1-6, 2013-03-31
type:text
李, 冬木, 佐藤, 海山, 吉田, 富夫 文学部論集 97 21-30, 2013-03-01
本文根據墨蹟實物,對集入『諸橋轍次著作集』第十卷之「止軒詩草」中收錄的周作人贈諸橋轍次博士詩「錄孫垓逢良友詩應諸橋先生雅令」進行了調查和探討,其內容包括該詩內容解讀,關於原作者孫垓的調查及其原詩和小傳的整理、解讀,最後是「關於周作人書贈諸橋轍次博士的時間推定」。文后附來自紹興的資料影印件五枚。
後藤 博, 梶川 正弘, 秋田雪の会 雪渓観測グループ 雪氷研究大会講演要旨集 2013 (0), 25-, 2013
近藤 洋裕, 藤井 彩乃, 道林 克禎, 石井 輝秋, Fryer Patricia, 前川 寛和 日本地質学会学術大会講演要旨 2013 (0), 426-, 2013
河野 一郎, 永富 祐太, 北里 直子, 宮里 幸, 海山 京子, 最所 雅, 藤吉 大輔, 中島 康晴, 高杉 紳一郎, 岩本 幸英 理学療法学Supplement 2012 (0), 48100367-48100367, 2013
【はじめに】近年,医療界でもクリティカルパス(以下,CP)が導入され,効率化や質の管理が行われている.人工股関節全置換術(以下,THA)においても多くの施設でCPが運用され,入院期間の短縮が図られている.このためTHA術後の理学療法ではできる限り早期に日常生活動作(以下,ADL)を獲得していくことが求められている.これまでTHA術後早期のADL,特に靴下着脱動作について,その方法や身体機能との関…
永富 祐太, 河野 一郎, 藤吉 大輔, 宮里 幸, 最所 雅, 海山 京子, 北里 直子, 中島 康晴, 高杉 紳一郎, 岩本 幸英 理学療法学Supplement 2012 (0), 48100205-48100205, 2013
【はじめに】変形性股関節症の患者は除痛,歩行能力の改善を目的に手術を決断されているのに対し,術後3~4週といった短期間の治療では,十分な運動機能が獲得されないまま退院に至っているという報告がある.しかし,急性期医療では,クリティカルパス(以下,CP)や診断群分類包括評価制度の導入により,入院期間の短縮が主流となっている.当院における人工股関節置換術(以下,THA)の …
中村 浩昭, 吉川 裕 理論応用力学講演会 講演論文集 62 (0), 126-, 2013
...そこで本研究では、海山性渦成循環の流動特性を2層モデルを用いた数値実験を行うことで調べた。海山の幅や高さ、ロスビーの変形半径、初期渦の最大流速や直径を変えた実験を行った所、海山性渦成循環は海山の幅がある閾値より大きい場合に発生し、その閾値は、変形半径、初期流速に応じて変化するものの海山の高さや渦の直径には依存しないことが分かった。...
吉田 真弥, 加藤 早百合, 坂上 伸生, 渡邊 眞紀子 日本地理学会発表要旨集 2013s (0), 267-, 2013
...鳥海山の西麓斜面には冷涼多雨を反映して、矮小性のブナ-チシマザサ群落からブナ・ミズナラ混成林、ミズナラ群落に至る森林の垂直成帯分布がみられ、これらとほぼ対応するように土壌は高標高地のポドゾル性土から低標高地の淡色黒ボク土へ移行しながら発達している。...
田口 瑞穂 日本科学教育学会研究会研究報告 28 (1), 41-42, 2013
...また,活火山である鳥海山が近く,噴火の際には災害に見舞われる可能性がある。そこで児童に対し,自治体と連携して理科の学習の中で防災教育を行ったところ,次のことが明らかになった。...
大場 司, 林 信太郎, 及川 玄, 伴 雅雄 日本火山学会講演予稿集 2013 (0), 67-, 2013
大場 司, 伴 雅雄, 林 信太郎 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2013 (0), 164-, 2013
...マグマミングリング中の熱平衡により,珪長質マグマでは結晶溶融,塩基性マグマでは結晶化が生じる.機械的混合と均質化の過程では結晶の環境化学組成は変動的である.鳥海山のマグマ混合岩には,これらの過程が斑晶の結晶内部組織として記録されている.珪長質マグマ由来の溶融コアを囲む波動累帯-正累帯マージンには特に結晶の挙動が記録されている.そのマージンの厚さと組成の特徴から,珪長質マグマ中で溶融した結晶が様々なタイミング...
Ganbat Erdenesaikhan, 石渡 明, Orolmaa Demberel 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2013 (0), 160-, 2013
...従来、ハンガイ・ヘンテイ帯の緑色岩は海山起源のアルカリ玄武岩とされていたが、今回のウヤンガ村周辺地域の調査によって、緑色岩はソレアイト玄武岩を主体とし、鉄玄武岩を多く伴い、アルカリ玄武岩は産しないことがわかり、新たに鉄ピクライトを発見した。これらの事実は、本地域の緑色岩体が、海山ではなく、ケルゲレン海台のようなLIP起源の可能性が高いことを示す。...
海老瀬 潜一 環境科学会誌 26 (6), 461-476, 2013
...しかし,岩木山南側ではSO<sub>4</sub><sup>2-</sup>濃度が他方位より高く,鳥海山北側ではCl<sup>-</sup>やNa<sup>+</sup>濃度が他方位より高くなり,火山・温泉影響と考えられた。...
藤原 義弘, 奥谷 喬司, 木村 浩之 Venus (Journal of the Malacological Society of Japan) 71 (3-4), 217-219, 2013
...<br>今回ROVハイパードルフィンによって小笠原水曜海山の水深 1380 mからアルビンガイと思われる1標本が採集された(属として日本初記録)。形態学的特徴ではアルビンガイと差異を認めるのは困難であるが,分子系統学的にはこれまで知られている同属のすべての種を含んだクラスターと姉妹群の関係となる。...
小福田 大輔, 磯崎 行雄, 猪郷 久義, 可児 智美, 石村 豊穂 日本地質学会学術大会講演要旨 2013 (0), 357-, 2013
町田 嗣樹, Li-Hui Chen 日本地球化学会年会要旨集 60 (0), 119-, 2013
...IODP Exp.330航海においてルイビル海山列より採取された玄武岩に含まれるかんらん石斑晶に対して、EPMAを用いた高精度化学組成分析を行った。かんらん石斑晶のMnとFeの濃度比等から、マントルプルーム中に含まれるリサイクルされた過去のプレート物質がマグマ生成に寄与した程度を求めた。その結果、寄与の程度は概ね約37%であり、まれに約68%であることが判明した。...
世古 樹里 建築計画 (2012) 907-908, 2012-09-12