検索結果を絞り込む

本文・本体へのリンク

検索結果 192 件

  • 1 / 1

  • 準同型暗号を用いた人物対応付けのための特徴量次元圧縮による距離計算時間の削減

    田代 耕平, 西山 正志, 岩井 儀雄 電子情報通信学会論文誌D 情報・システム J107-D (4), 221-230, 2024-04-01

    ...本論文では準同型暗号を用いた人物対応付けシステムにおける距離計算時間を削減するために,人物対応付けシステム内の暗号化手法と特徴量抽出手法について評価した.人物対応付けで用いる特徴量は個人識別符号に該当するため特徴量を暗号化し保護する必要がある.準同型暗号は復号することなく特徴量間の距離を計算できるため,システムの安全性を高めることができる.しかし,暗号化された特徴量のサイズは大きくなるため距離計算時間...

    DOI

  • TEEを用いた関数型暗号による秘匿配送マッチングの実現

    古家, 直樹, 矢内, 直人, 藤原, 融 情報処理学会論文誌デジタルプラクティス(DP) 5 (1), 11-22, 2024-01-15

    ...物流業界の配送マッチングサービスでは,荷主の追加オーダをトラックのルートの途中に割り当てる.追加オーダとルートには,出発地・到着地の所在地などの機微情報が含まれることから,マッチングサービスの提供者に対して追加オーダとルートを秘匿する秘匿配送マッチングの実現が望まれる.秘密計算の手法には準同型暗号等があるが各手法とも処理速度が課題である.そこで本研究では,処理時間の課題に対して,鍵生成者が秘密鍵に演算...

    情報処理学会

  • 属性ベース鍵付き準同型暗号の一般的構成

    江村, 恵太, 佐藤, 慎悟, 高安, 敦 コンピュータセキュリティシンポジウム2023論文集 1121-1128, 2023-10-23

    ...鍵付き準同型暗号はEmura ら(PKC 2013) によって提案された概念で,通常の準同型暗号とは異なり演算鍵を持つユーザにのみ準同型演算を許すことで,この鍵を持たないユーザに対してCCA2 安全性を達成可能である.既知の方式の中で, Emura らの方式(Designs, Codes and Cryptography 2018) が最も効率的である.Emura らはID ベース鍵付き準同型暗号方式...

    情報処理学会

  • 指定演算者型準同型署名

    白石, 一真, 原, 啓祐, 冨田, 斗威, 四方, 順司 コンピュータセキュリティシンポジウム2023論文集 484-491, 2023-10-23

    ...準同型署名は,複数のメッセージとそれに対応する署名に対して準同型演算を行い,演算後のメッセージと署名に対して検証を行う事ができる署名方式である.既存の準同型署名では,署名同士の演算が任意の第三者によって可能である.しかし,署名付きの個人情報が信用度が低い第三者に乱用されるなど個人情報のプライバシーの観点から望ましくないケースも存在する.そこで近年,Lin らによって署名者が演算者を指定可能な準同型署名...

    情報処理学会

  • 完全準同型暗号上での差分プライベートパーティショニングアルゴリズムの高速化

    牛山, 翔二郎, 髙橋, 翼, 工藤, 雅士, 山名, 早人 情報処理学会論文誌データベース(TOD) 16 (3), 1-16, 2023-07-21

    ...年のChowdhuryらによる提案と同様に,生データから差分プライバシ適用済インデックスの生成までを準同型暗号上で行うモデルを採用する.レンジクエリを対象とした場合,個々のカウント値に差分プライバシを適用する代わりに,ヒストグラムをパーティショニングした後で差分プライバシを適用することにより,差分プライバシ適用後の誤差を小さくできることが知られている.しかし,同処理を準同型暗号上で行う場合,データ数...

    情報処理学会

  • 通信量削減のための準同型暗号文の圧縮

    泉, 湖雪, 松本, 茉倫, 小口, 正人 マルチメディア,分散,協調とモバイルシンポジウム2023論文集 2023 1476-1484, 2023-06-28

    ...準同型暗号は暗号文同士の加算や乗算が可能であり,データを秘匿したままで分析し活用可能な技術の一つである.準同型暗号の応用例としては暗号化データベースが挙げられる.クライアントが暗号化したデータをデータベースサーバで集計し,データ分析者は集計結果だけを得られるようになる.しかしながら,このようなアプリケーションを想定した場合,準同型暗号は平文に比べ暗号文サイズが大きいため,クライアント・データベースサーバ...

    情報処理学会

  • 秘匿クロス統計:組織横断の安全なデータ活用の実現

    寺田, 雅之 マルチメディア,分散,協調とモバイルシンポジウム2023論文集 2023 1281-1281, 2023-06-28

    ...限らない.一見して個人のプライバシーを含まないように見えても,たとえばデータベース再構築攻撃などによる分析を通じて,集計結果から個人のプライバシーが暴露されうることが知られている.さらに,k-out-of-n 秘密分散に基づく秘密計算を用いる場合,自分自身が何ら不正や間違いを起こさずとも,自分以外の他者が不正に結託すると自身のデータが復元されうる (プライバシーも暴露される) .秘匿クロス統計は,準同型暗号...

    情報処理学会

  • データベース演算プリミティブのPaillier暗号を用いた実装方式における性能評価と考察

    内藤, 華, 中野, 美由紀, 小口, 正人 マルチメディア,分散,協調とモバイルシンポジウム2023論文集 2023 1233-1238, 2023-06-28

    ...近年,企業の機密情報や顧客の個人情報などさまざまな電子データが,外部のクラウドサービスへ委託され,クラウド上で処理されている.情報漏洩や改ざんを防ぐためにデータを暗号化する必要があるが,従来の暗号化方式を用いた場合,データを処理する際に復号しなければならず秘匿性が損なわれてしまう.ここで,準同型暗号という暗号方式を用いると,データを復号することなく暗号化状態で加算や乗算などの計算を行うことが可能になる...

    情報処理学会

  • 完全準同型暗号を用いたゲノム秘匿情報検索のSSDによる効率化に向けた検討

    辻, 有紗, 小口, 正人 マルチメディア,分散,協調とモバイルシンポジウム2023論文集 2023 1066-1077, 2023-06-28

    FHE は暗号化された状態で任意の演算が可能な暗号方式である.実用に向けた課題点として,時間空間計算量が大きいことが挙げられる.本研究では,空間計算量の不足に対して SSD を活用することを検討する.また,FHE には複数の実装方式があり,それぞれ処理の流れや暗号文のビット配置,メモリ使用量などが異なる.そこで,実装方式ごとにベンチマークで計測を行い,SSD …

    情報処理学会

  • 圧縮センシングによる準同型暗号文の通信量削減

    泉, 湖雪, 松本, 茉倫, 小口, 正人 第85回全国大会講演論文集 2023 (1), 493-494, 2023-02-16

    ...近年のIoT デバイスやクラウドサービスの普及により,クラウド上で安全にデータを処理する必要がある.そこで,暗号文同士の加算や乗算が可能な準同型暗号が注目されている.しかし,準同型暗号は暗号文のサイズが大きいため,クライアントからサーバに多次元データを送信する際に通信量が大きくなってしまうという課題がある.本研究では,ゼロ成分を多く含む (以下 スパースな) データを圧縮してから復元する「圧縮センシング...

    情報処理学会

  • Paillier暗号を用いたデータベース演算プリミティブの実装方式とその考察

    内藤, 華, 中野, 美由紀, 小口, 正人 第85回全国大会講演論文集 2023 (1), 497-498, 2023-02-16

    ...準同型暗号という暗号化方式を用いることで、暗号文のまま処理を行うことが可能になるが、暗号文のサイズが大きい、処理に時間がかかるというように処理負荷が非常に大きくなることが知られている。本研究では、準同型暗号の一つであるPaillier暗号を用いてデータを暗号化、データベース演算プリミティブを実装し、演算手法による処理コストの比較、考察を行った。...

    情報処理学会

  • ゲノム秘匿検索のbootstrap処理における適切な暗号ライブラリの検討

    辻, 有紗, 小口, 正人 第85回全国大会講演論文集 2023 (1), 427-428, 2023-02-16

    ...近年クラウド上でのビックデータ解析に向けて完全準同型暗号(以下:FHE)を用いた秘密計算技術の実用化に向けた研究が盛んに行われている。実用に向けた課題点として時間空間計算量が膨大であることがあげられる。特に、bootstrapと呼ばれる暗号文同士を演算する際に蓄積するノイズを取り除くため複数の鍵を用いて暗号化・復号化を行う処理の負荷が大きい。...

    情報処理学会

  • 小尺度トポロジーと大尺度トポロジーの統一的枠組み (集合論的および幾何学的トポロジーと関連分野への応用)

    今村, 拓万 数理解析研究所講究録 2243 100-112, 2023-02

    ...空間的写像の概念を導入する.次に,超準的な集合のクラスΠ₁[st]とΣ₁[st]の定義を確認した後,小尺度構造がΠ₁[st]—定義可能な空間的集合に,大尺度構造がΣ₁[st]—定義可能な空間的集合に,それぞれ正確に対応することを示す.位相空間に対するMcCordホモロジーのアイデアを借用し,空間的集合に対するホモロジー論を定義する.そして緩振動写像が大尺度空間のホモロジー群から小尺度空間のホモロジー群への準同型...

    HANDLE

  • ブロックチェーン上での安全な鍵管理方式と単一障害点のない秘密計算方式の提案

    吉田 祥悟, 塚田 恭章 情報処理学会論文誌 63 (12), 1860-1869, 2022-12-15

    ...本稿では,秘匿された個人情報の復号に用いる秘密鍵に,Shamirの(k, n)しきい値法による秘密分散を施し,ブロックチェーン上で安全に秘密鍵を運用する方式を提案する.さらに,秘密鍵の分散情報を用いる秘密計算とElGamal暗号をベースとした準同型暗号を組み合わせることにより,ディーラを必要とせずに乗算時の次数変化のない演算を可能とする新たな秘密計算方式を提案する.これらの提案方式から,ブロックチェーン...

    DOI 情報処理学会

  • スマートフォン・クラウドサーバ連携時における準同型暗号化手法の比較評価

    松本 茉倫, 小口 正人 情報処理学会論文誌 63 (11), 1608-1620, 2022-11-15

    ...IoTデバイスで取得したセンサデータの中には,秘匿性が高いデータが存在しており,安全とはいえないクラウドサーバ上では情報漏洩に備えて,個人情報を保護する必要がある.そこで,暗号文どうしの加算・乗算が任意回数可能なLeveled準同型暗号(以下LHE: Leveled Homomorphic Encryption)が注目されている.LHEによって,IoTデバイスで個人情報を暗号化しクラウドサーバで暗号化...

    DOI 情報処理学会

  • Split Dynkin indices for homomorphisms between real simple Lie algebras (Various Issues on Representation Theory and Related Topics)

    奥田, 隆幸 数理解析研究所講究録 2234 84-91, 2022-11

    ...Dynkin indexとは,複素単純Lie代数の間の各準同型に対してルート系の言葉を用いて定義される非負整数であり,Dynkin[3]によって導入されたものである.本原稿では,Dynkin indexのある種の自然な一般化として,非コンパクト実単純リー代数の間の各準同型に対して,制限ルート系の言葉を用いて非負整数(ここではsplit Dynkin indexと呼ぶことにする)が定義できることを紹介...

    HANDLE

  • プライバシーを保護した投稿サポート機能を持つSNS

    宮地, 秀至, 宮地, 充子, Po-Chu, Hsu コンピュータセキュリティシンポジウム2022論文集 864-871, 2022-10-17

    SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)は現在の社会の重要なコミュニケーションツールである.近年,COVID19 の影響で多くのイベントがオンラインで行われるようになり,SNS がより重要なコミュニケーションツールとなった.しかし SNS は,投稿時にメッセージの受け手を明示的に想像することが難しく,安易に情報を提供する傾向があり,本人の意図しない不適切な投稿が存在する原因となる.ゆえに…

    情報処理学会

  • 準同型暗号と隔離実行環境の組み合わせに関するサーベイ

    大西, 隆太郎, 鈴木, 拓也, 山名, 早人 コンピュータセキュリティシンポジウム2022論文集 318-325, 2022-10-17

    ...コスト,スケールの容易さ.低運用コスト等の利点から多くの組織で導入されている.しかし,クラウドコンピューティングの利用者のデータ(ユーザデータ)にプライベートな情報が含まれる場合,クラウドサーバ上でのユーザデータへのプライバシ侵害が懸念されている.本稿では,クラウドコンピューティングにおいてユーザのプライバシを保護するための技術として,暗号化されたデータに対して復号することなく演算実行を可能にする準同型暗号...

    情報処理学会

  • 鍵付き準同型暗号の応用による制御システムの秘匿化

    宮本, 将希, 江村, 恵太, 小木曽, 公尚 コンピュータセキュリティシンポジウム2022論文集 1143-1149, 2022-10-17

    ...制御システムのネットワーク化にともない,制御システムにおけるセキュリティ対策が重要な課題の一つとなっている.制御システムのセキュリティ強化手法として提案されている暗号化制御では,準同型性を利用し,制御システム内の情報を秘匿化したまま制御が可能となる.しかし,準同型性を利用した攻撃については,改ざん検知が困難である.よって本研究では,準同型性を有しつつ,CCA 安全性を達成する鍵付き準同型暗号を制御システム...

    情報処理学会

  • 高速演算可能なRing-LWEベースの定義体拡張

    大久保, 佑弥, 奥村, 伸也, 宮地, 充子 コンピュータセキュリティシンポジウム2022論文集 714-721, 2022-10-17

    ...Ring-LWE 問題と呼ばれる数学的問題に基づく格子暗号が多く研究されている.本方式では鍵生成や暗号文の生成,復号において多項式の乗算が主要な演算となる.多項式の乗算を効率よく行うために多くの場合は Ring-LWE 問題を構成する定義体に円分体が使用される.しかし,円分体に限定したパラメータでは,体の選択肢が制限される.円分体以外にも分解体を使用して Ring-LWE 問題に基づく効率の良い準同型性暗号...

    情報処理学会

  • 完全準同型暗号を用いたゲノム秘匿情報検索におけるHElibライブラリの性能評価

    辻, 有紗, 圓戸, 辰郎, 小口, 正人 マルチメディア,分散,協調とモバイルシンポジウム2022論文集 2022 726-734, 2022-07-06

    ...近年クラウド上でのビックデータ解析に向けて完全準同型暗号 (以下:FHE) を用いた秘密計算技術の実用化に向けた研究が盛んに行われている.FHE の課題として,暗号化や bootstrap 処理などにより時間空間計算量が膨れ上がることが挙げられる.空間計算量については,従来,DRAM を多く使用するためクラウドが活用されるが, 1台のリソースを分け合うことにより使用効率は低い値に止まる.そこで,本研究...

    情報処理学会

  • 準同型暗号を用いた顔認証連携基盤における応答時間の評価

    中西, 聖, 成末, 義哲, 森川, 博之 マルチメディア,分散,協調とモバイルシンポジウム2022論文集 2022 1534-1538, 2022-07-06

    ...を用いた顔認証連携基盤において,準同型暗号の処理時間が応答時間に与える影響を実機を用いて定量的に評価する.本評価では,認証処理を複数の処理に分割し,それらの処理時間を個別に計測することで,準同型暗号データのユークリッド距離計算が応答時間の大部分を占めていることが明らかとなった....

    情報処理学会

  • 完全準同型暗号を用いた秘匿データマイニングにおける低レイテンシSSDの検討

    廣江, 彩乃, 圓戸, 辰郎, 小口, 正人 マルチメディア,分散,協調とモバイルシンポジウム2022論文集 2022 719-725, 2022-07-06

    ...本研究では,高性能 SSD を活用することで完全準同型暗号アプリケーション実行時における演算時間の課題に対する取り組みについて論じる.完全準同型暗号を用いると暗号文同士の演算が可能となるため,個人情報を含むビッグデータの演算をクラウドに委託して実行する際のデータ漏洩リスクを低減できる.しかし実行には膨大なメインメモリを必要とし,処理時間がかかる....

    情報処理学会

  • プライバシ保護機能をもつベータダイバージェンスを用いた ロバスト線形回帰

    竹下 虎太朗, 福永 修一, 田中 覚, 黄 緒平 電子電子情報通信学会論文誌A 基礎・境界 J105-A (6), 68-80, 2022-06-01

    近年,情報技術の発展によって,様々な用途に利用できるデータの収集が容易になった.一方で,データ提供者に対するプライバシ保護が課題になっている.そこで,プライバシ保護データマイニング手法が提案されている.最も基本的な手法の一つとしてプライバシ保護機能をもつ線形回帰がある.これは2者のユーザがそれぞれ異なるデータを保持しており,それぞれのもつデータを暗号プロトコル上で計算することでプライバシを保護し…

    DOI

  • 手術写像の核について (離散群と双曲空間の幾何学)

    野崎, 雄太 数理解析研究所講究録 2219 26-42, 2022-05

    ...Jacobi図からホモロジーシリンダー内のクラスパーを構成し,それに沿った手術を施すことで,Abel群の間の準同型Sn : A[c][n] → YnLCg, ₁/Yn+₁が定まる.筆者は佐藤正寿氏(東京電機大学)と鈴木正明氏(明治大学)との共同研究[23, 24] において,YnLCg, ₁/Yn+₁上の準同型を構成し,それを手術写像Snの核の研究に応用した.本稿の目的は,[24]の結果を中心に,手術写像...

    HANDLE

  • 完全準同型暗号におけるBNNを用いた高速な秘匿推論手法の実装と評価

    橋詰, 陽太, 古川, 修平, 松本, 直樹, 伴野, 良太郎, 松岡, 航太郎, 佐藤, 高史 第84回全国大会講演論文集 2022 (1), 505-506, 2022-02-17

    ...プライバシーに配慮した機械学習において、Leveled準同型暗号(LHE)を利用することでデータを暗号化したまま推論を行う試みがなされている。しかし、モデルに応じてパラメータを選定し暗号文が破綻しないか複雑な検証を行う必要がある。完全準同型暗号(FHE)ではパラメータの再選定をすることなく容易に利用できるが、多大な計算時間を要する。...

    情報処理学会

  • 完全準同型暗号を用いた秘匿データマイニングと高性能SSDによる性能向上に関する考察

    廣江, 彩乃, 圓戸, 辰郎, 小口, 正人 第84回全国大会講演論文集 2022 (1), 501-502, 2022-02-17

    ...本研究では、完全準同型暗号アプリケーション実行時における高性能SSDの活用について論じる。完全準同型暗号を用いると暗号文同士の演算が可能となるため、個人情報を含むビッグデータの演算をクラウドに委託して実行する際のデータ漏洩リスクを低減できる。しかし実行には膨大な実行時間がかかるためストレージの観点からこの課題に取り組む。...

    情報処理学会

  • スマートフォン・クラウドサーバ連携時における準同型暗号化手法の比較

    松本, 茉倫, 小口, 正人 第84回全国大会講演論文集 2022 (1), 499-500, 2022-02-17

    ...IoTデバイスで取得したセンサデータの中には,秘匿性が高いデータが存在しており,安全とは言えないクラウドサーバ上では情報漏洩に備えて,個人情報を保護する必要がある.そこで,暗号文同士の加算・乗算が任意回数可能なLeveled準同型暗号(以下LHE: Leveled Homomorphic Encryption)が注目されている.LHEによって,IoTデバイスで個人情報を暗号化しクラウドサーバで暗号化...

    情報処理学会

  • 完全準同型暗号を用いたニューラルネットワーク推論処理の秘匿化について

    西田 悠太郎, 安田 聖, 廣政 良, 小関 義博 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2022 (0), 2D5GS204-2D5GS204, 2022

    ...<p>完全準同型暗号とは、データを暗号化したまま任意の演算を行うことができる暗号である。入力データを完全準同型暗号を用いて暗号化することで、データを秘匿したままニューラルネットワークによる推論を実行できる。しかし、暗号化データに対する演算は、平文に対する演算に比べて低速であるため、複雑なニューラルネットワークの推論処理は非常に低速になるという問題がある。...

    DOI

  • 準同型暗号を用いたスケーラブルかつE2EEな音声重ね合わせの実装

    上野, 真奈, 光成, 滋生, 小林, 鉄太郎, 村上, 啓造 コンピュータセキュリティシンポジウム2021論文集 223-230, 2021-10-19

    本研究はウェブ会議などのオンラインコミュニケーションツールにおけるスケーラビリティと E2EE の両立を目的として,楕円 Lifted ElGamal 暗号を用いた暗号化済み音声データ重ね合わせを実装する.楕円 Lifted ElGamal 暗号を用いることで従来の E2EE オンラインコミュニケーションではできなかった,サービス提供サーバにおける演算処理が可能となり,スケーラビリティの大幅な改…

    情報処理学会

  • 完全準同型暗号を用いた秘匿LTLオンラインモニタリング

    伴野, 良太郎, 松岡, 航太郎, 松本, 直樹, Song, Bian, 和賀, 正樹, 末永, 幸平 コンピュータセキュリティシンポジウム2021論文集 922-929, 2021-10-19

    ...LTL)によって 記述された仕様を用いてオンラインモニタリングを行う際に,Alice のデータやモニタリング結果を Bob から秘匿し, また Bob の仕様を Alice から秘匿するプロトコル(秘匿 LTL オンラインモニタリング)を提案する.我々の知る限りにおいて,本手法は秘匿 LTL オンラインモニタリングを行う初めてのプロトコルである.本研究では,LTL 式を変換し得られた DFA を,完全準同型暗号...

    情報処理学会

  • 完全準同型暗号を用いたアプリケーションにおける低レイテンシSSD活用に向けた調査

    廣江, 彩乃, 圓戸, 辰郎, 小口, 正人 マルチメディア,分散協調とモバイルシンポジウム2021論文集 2021 (1), 149-155, 2021-06-23

    ...近年ゲノムデータなどの秘匿情報を活用する取り組みが増えている.これらのデータの処理を外部のサーバに委託する場合,セキュリティの観点から,完全準同型暗号を用いるなどして暗号化したまま処理することができることが望ましい.しかしこの場合,計算量が多くなることから,実用上に向かない計算時間がかかってしまう.本論文では,この完全準同型暗号を用いたアプリケーションがコンピュータリソースにかける負荷を,アプリケーション...

    情報処理学会

  • IoTデバイスにおける準同型暗号を用いた暗号化手法の比較

    松本, 茉倫, 小口, 正人 マルチメディア,分散協調とモバイルシンポジウム2021論文集 2021 (1), 156-162, 2021-06-23

    ...IoT デバイスで取得したセンサデータの中には,秘匿性が高いデータが存在しており,安全とは言えないクラウドサーバ上では情報漏洩に備えて,個人情報を保護する必要がある.そこで,暗号文同士の加算・乗算が任意回数可能な Leveled 準同型暗号 (以下 LHE: Leveled Homomorphic Encryption) が注目されている.LHE によって,IoT デバイスで個人情報を暗号化しクラウドサーバ...

    情報処理学会

  • 準同型暗号を用いた秘匿検索のログ解析への応用

    井上, 翼, 福田, 洋治, 廣友, 雅徳, 白石, 善明 第83回全国大会講演論文集 2021 (1), 401-402, 2021-03-04

    ...組織に記録される各種ログは一般に膨大であり,ログ解析には特別な知識,スキルが求められることもあり,ログの管理,解析を外部委託したいという要求がある反面,ログの中には個人のプライバシー情報や組織の秘密情報が含まれることがあるのでプライバシーやセキュリティの懸念が残る.本研究では,各種ログを準同型暗号により暗号化したかたちでクラウド上に保管し,顧客の要求に応じて暗号化されたログに対して秘匿検索を行い,その...

    情報処理学会

  • SSDのセキュアな活用に向けた暗号化アプリケーション実行時のボトルネック調査

    廣江, 彩乃, 圓戸, 辰郎, 小口, 正人 第83回全国大会講演論文集 2021 (1), 437-438, 2021-03-04

    ...これらの演算を外部のサーバに委託する場合、完全準同型暗号を用いるなどして、暗号化したまま演算できることがセキュリティ上望ましい。しかしこの場合、計算量が多くなることから、実用に向かない計算時間がかかってしまうことがネックである。そこで処理性能の高いSSDを用いると、規模の大きなデータへのアクセスが効率良く行われ、これを利用すると暗号化アプリケーションの実行性能が上がる可能性がある。...

    情報処理学会

  • ブロックチェーン上で適用可能な秘密計算方式の提案

    吉田, 祥悟, 塚田, 恭章 第83回全国大会講演論文集 2021 (1), 405-406, 2021-03-04

    ...さらに,秘密鍵の分散情報を用いる秘密計算とElGamal 暗号をベースとした準同型暗号を組み合わせることにより, ディーラを必要とせずに乗算時の次数変化のない演算を可能とする新たな秘密計算方式を提案する. この単一障害点のない秘密計算方式は, お互いを信頼しないノードで構成されるブロックチェーン上での運用に適しているといえる....

    情報処理学会

  • センサデータ活用のためのIoTデバイスにおける準同型暗号を用いた暗号化の高速化

    松本, 茉倫, 小口, 正人 第83回全国大会講演論文集 2021 (1), 409-410, 2021-03-04

    ...IoTデバイスで取得したセンサデータを活用するためにクラウドサービスを利用した統計分析が普及している.IoTデバイスで取得したセンサデータの中には,位置情報などの秘匿性が高いデータが存在しており,必ずしも安全とは言えないクラウドサービス上では情報漏洩に備えて,個人情報を保護する必要がある.そこで,暗号文同士の加算・乗算が可能な完全準同型暗号が注目されている.しかし,完全準同型暗号は暗号化に時間がかかり...

    情報処理学会

  • 不定自然変換理論を用いた強化学習での情報転移

    和田 拓真, 高橋 達二 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2021 (0), 1H4GS1c02-1H4GS1c02, 2021

    <p>人間は未知のタスクを解くときであっても,別の領域で培った知識や経験を活用して目の前の多種多様なタスクを効率的に解くことができる.一方,未知の環境中で報酬を手掛かりに方策を学習する強化学習は,別の環境に対する知識を持ち合わせていないため,経験を活かした効率的な探索ができず,多くの試行錯誤を必要とする.このような点を解決する手段として,別の領域で学習した知識を新たな領域に適応させること,すなわ…

    DOI

  • 集団検査機能を有する準同型認証暗号

    佐藤, 慎悟 コンピュータセキュリティシンポジウム2020論文集 777-784, 2020-10-19

    ...本稿では, 改ざんされた暗号文を検出可能な, 集団検査機能を有する準同型認証暗号(Group-Testing Homomorphic Authenticated Encryption, GT-HAE)を導入する. GT-HAEのモデルと安全性を定義し, 定式化した安全性を満たす一般的構成を提案する....

    情報処理学会

  • モデルとプライバシーを保護するアンサンブル決定木向け秘匿推論プロトコル

    稲毛, 康太, 橋本, 昌宜, 上野, 嶺, 粟野, 皓光, 本間, 尚文 コンピュータセキュリティシンポジウム2020論文集 396-403, 2020-10-19

    本論文では,入力データと機械学習モデルを保護し, 効率的な計算の実現を目的としたFHE ベー<br>スの秘匿推論プロトコルを提案する.高い推論精度の実現と, 計算量および通信量を削減するため,アン<br>サンブル決定木を提案プロトコルに採用した.効率的な推論が可能なアンサンブル決定木の構築指針も合<br>わせて提示した.特徴は秘密鍵がモデル所有者により生成,保持され,決定木のモデルパラメータを暗…

    情報処理学会

  • 準同型暗号を用いた人物対応付けのための画像選択による通信量の削減

    福田 尚悟, 森田 一成, 西山 正志, 岩井 儀雄 電子情報通信学会論文誌D 情報・システム J103-D (10), 721-732, 2020-10-01

    ...本論文では,準同型暗号を用いた人物対応付けシステムにおける通信量を削減するために,足姿勢を用いて適切な人物画像を選択し,特徴量を抽出する手法を提案する.人物を対応付ける際に用いる特徴量は個人情報に該当するため,特徴量を暗号化し保護する必要がある.準同型暗号は復号化することなく特徴量間の距離を計算できるため,安全なシステム運用が可能となる.ただし,暗号化された特徴量のサイズは大きくなるため,特徴量をシステム...

    DOI

  • 完全準同型暗号を用いたFP-growthによる頻出パターンマイニングの委託タスク増加による影響の調査

    種村, 真由子, 小口, 正人 マルチメディア,分散協調とモバイルシンポジウム2123論文集 2020 706-711, 2020-06-17

    ...近年,ビッグデータの利活用が多くの分野で進んでいる.大規模なデータを扱う統計処理を行う際,処理能力の高い計算機システムを用意する事が困難な場合には,クラウド等の外部の計算資源を利用する方法があるが,外部委託するデータが個人情報等,プライバシに関わる場合は,特に管理に注意する必要がある.本研究では,プライバシ保護のため,外部サーバに送信するデータを完全準同型暗号 (Fully Homomorphic...

    情報処理学会

  • 完全準同型暗号と共通鍵暗号を組み合わせたIoTデバイスにおけるセンサデータ暗号化の高速化

    松本, 茉倫, 小口, 正人 マルチメディア,分散協調とモバイルシンポジウム2124論文集 2020 712-719, 2020-06-17

    ...に共通鍵暗号よりも公開鍵暗号は低速であり,公開鍵暗号である完全準同型暗号は処理時間がかかるため,計算能力の低い IoT デバイス上での実装が課題である.本研究では,低速な公開鍵暗号を高速に利用することを目的として,高速な共通鍵暗号と鍵共有が容易な公開鍵暗号を組み合わせたハイブリッド暗号を応用し,共通鍵暗号と完全準同型暗号を組み合わせた暗号化を IoT デバイスにおいて提案・実装する....

    情報処理学会

  • 匿名加工をともなう2パーティ秘匿クロス集計の完全準同型暗号による実現と性能比較

    片山 源太郎, 吉浦 裕 情報処理学会論文誌 61 (6), 1175-1189, 2020-06-15

    ...複数の組織が持つデータを統合して利用することで,単一組織のみでは困難なサービスの実現が期待できる.このような組織間データ利用において,データのプライバシ保護は必要不可欠である.本稿では特に匿名加工をともなう2パーティ秘匿クロス集計を取り上げ,通信量の削減が期待できる完全準同型暗号を用いた方式を提案した.このとき,完全準同型暗号を用いることによる計算量の増加をハッシングや加法準同型暗号へのパッキングなどの...

    DOI 情報処理学会

  • サーバ1台で構成可能な秘密分散法を用いた行列乗算の効率的でセキュアな委託計算

    岩村 惠市, 山根 将司 情報処理学会論文誌 61 (5), 1073-1079, 2020-05-15

    ...計算結果を秘密にしたまま安全に計算を委託できる委託計算手法が研究されている.本稿では,秘密分散法に基づき1台のサーバのみを使用して安全で効率的な行列乗算の委託計算を実現できる手法を提案する.1台のサーバによる秘密分散法を用いた委託計算は,1つの秘密情報の複数の分散値に異なる乱数をかけることによって安全に実現される.提案手法は,少なくとも3台のサーバを必要とする秘密分散法に基づく手法の短所を解決し,さらに準同型暗号化...

    DOI 情報処理学会

  • クラウド環境におけるゲノム秘匿検索に向けた暗号スキームの比較

    山田, 優輝, 小口, 正人 第82回全国大会講演論文集 2020 (1), 413-414, 2020-02-20

    ...近年ゲノムデータ利用の実用化が注目されるようになったが,各医療機関が保持するゲノムデータに研究者などがアクセス出来るアプリケーションを実現するためには,利用者の問い合わせに応じてクラウドで演算を行う委託システムを用いることが望ましいと考えられる.このシステムにおいてクラウドと利用者との間で相互にデータを秘匿するために完全準同型暗号を用いる秘匿検索手法が研究されている.完全準同型暗号を用いたシステムの...

    情報処理学会

  • IoTデバイスにおける共通鍵暗号と完全準同型暗号を組み合わせたセンサデータ暗号化の高速化

    松本, 茉倫, 小口, 正人 第82回全国大会講演論文集 2020 (1), 425-426, 2020-02-20

    ...そこで、暗号文同士の加算・乗算が可能な完全準同型暗号が注目されているが、この暗号による暗号化は共通鍵暗号などに比べて処理時間がかかり、計算能力の低いIoTデバイス上での実装が課題である。本研究では、計算資源が限られたデバイスでも暗号化を高速に行ってクラウド上で統計分析するため、共通鍵暗号と完全準同型暗号を組み合わせたハイブリッド暗号による暗号化を提案する。...

    情報処理学会

  • 知識獲得の基盤としての整列構造

    山川 宏 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2020 (0), 2D6OS18c04-2D6OS18c04, 2020

    <p>統計的学習は、出来事の生起回数を数えることに基づいて環境から知識を獲得します。 したがって、出来事の集合を柔軟に定義できれば推論できる範囲が広がります。 この発表では、あらゆる統計的学習を支える最小の表現となる整列構造を最初に定義します。 これは、要素として出来事を指定するためのインデックスを持つ事例インデックス集合(CIS)と、各インデックスに従って値領域から各変数に対応する値を読み取る…

    DOI

  • 秘密計算の概念はそろそろ統一した方がよくない?

    五十嵐, 大 コンピュータセキュリティシンポジウム2019論文集 2019 250-251, 2019-10-14

    ...秘密計算には主に YaoのGarbled Circuit, 準同型暗号, 秘密分散ベース秘密計算がある. しかしこれらの性質は別々に論じられており, 統一的に扱う議論は無かった. 本稿ではこの課題を解決すべく筆者の意見を述べる....

    情報処理学会

  • 検証可能な乗法秘密分散の効率向上

    吉田, 真紀, 尾花, 賢 コンピュータセキュリティシンポジウム2019論文集 2019 847-853, 2019-10-14

    ...効率的な構成法を示した(IEEE Transactions on Information Theory, 2019).d-VMSS とはd-MSS の性質に加え乗算結果の正しさを示す証明の加法的シェアも計算でき,従来法では証明が有限体の要素二つであった.本稿では,証明を有限体の要素一つに最小化する構成法を提案する.そのために,MSS およびVMSS における復元が加法であることに着目し,乗法に限定して準同型...

    情報処理学会

  • サーバ1台で構成可能な秘密分散法を用いた行列乗算の効率的でセキュアな委託計算

    岩村, 惠市, 山根, 将司 コンピュータセキュリティシンポジウム2019論文集 2019 1581-1587, 2019-10-14

    ...秘密にしたまま安全に計算を委託できる委託計算手法が研究されている.本論文では,秘密分散法に基づき1台のサーバのみを使用して安全で効率的な行列乗算の委託計算を実現できる手法を提案する.1 台のサーバによる秘密分散法を用いた委託計算は,1つの秘密情報の複数の分散値に異なる乱数を掛けることによって安全に実現される.提案手法は,少なくとも3台のサーバを必要とする秘密分散法に基づく手法の短所を解決し,さらに準同型暗号化...

    情報処理学会

  • Ring-LWEベース準同型暗号を用いたプライバシー保護決定木分類

    福井, 智, 王, 立華, 林, 卓也, 小澤, 誠一 コンピュータセキュリティシンポジウム2019論文集 2019 321-327, 2019-10-14

    ...で暗号化したデータに対して適用するプロトコルを提案する.Ring-LWEベース準同型暗号を用いた効率的なセキュア大小比較と準同型内積演算を使用することで,依頼人のデータとモデル所持者の決定木モデルのデータの2入力を双方暗号化した状態で安全に計算を外部委託可能とした.提案プロトコルがオンラインで公開されているデータに対して実時間で動作可能であることを示した....

    情報処理学会

  • Trapdoor DDH 群のある変種の応用について

    星野, 文学, 小林, 鉄太郎 コンピュータセキュリティシンポジウム2019論文集 2019 1535-1542, 2019-10-14

    対称ペアリングを用いて非対称ペアリングに似た性質を持つ暗号プリミティブを構成できる事が知られている. そのように構成した暗号プリミティブは対称ペアリングと非対称ペアリングを折衷したような性質を持ち, 高機能な暗号方式への適用が期待できる. 本稿ではそのような暗号プリミティブの応用について考察する.

    情報処理学会

  • 完全準同型暗号を用いたゲノムデータベースにおける秘匿検索システムのデザインの比較と分析

    山田, 優輝, 小口, 正人 WebDB Forum 2019論文集 2019 37-40, 2019-09-01

    ...判定演算について,各医療機関が保持するゲノムデータに研究者などがアクセス出来るアプリケーションを実現するためには,ゲノムデータのデータベースをクラウドに保持し,利用者の問い合わせに応じてクラウドで演算を行う委託システムを用いることが望ましいと考えられる.この委託システムにおいてクラウドと利用者との間で相互にデータを秘匿するために,従来の共通鍵暗号方式ではなく暗号化されたデータ同士での演算が可能な完全準同型暗号...

    情報処理学会

  • 現物給付型サービスに向けた秘密計算プロトコルの提案

    坂崎, 尚生 情報処理学会論文誌 60 (7), 1294-1303, 2019-07-15

    本稿では,高額医療・高額介護合算療養費制度等における自己負担額の世帯合算および現物給付型サービスの仕組みを電子的に実現する方法について,セキュリティ面からの検討を行う.より具体的には,暗号化状態のまま計算が可能な秘密計算と呼ばれる技術を上記仕組みに適用するための要件を定義し,その要件をすべて満たす秘密計算プロトコルを提案する.

    情報処理学会

  • 完全準同型暗号を用いた頻出パターンマイニングの実装手法による比較

    種村, 真由子, 小口, 正人 マルチメディア,分散協調とモバイルシンポジウム2019論文集 2019 734-739, 2019-06-26

    ...による利活用がビジネスなどの分野で進んでいる.大規模なデータを扱う計算には,処理能力の高い計算機システムが必要となるため,外部のサーバに処理を委託することが現実的である.しかし,特に個人情報等の機密データ処理の委託に関しては,情報の漏えい対策が重要となる.プライバシー保護のためには,データの匿名化加工など様々な方法があるが,本研究では,データの機密性保護の方法として,暗号化した状態で計算が可能な完全準同型暗号...

    情報処理学会

  • 完全準同型暗号を用いた秘匿委託計算システムにおける動作ログデータのマイニング処理に関する検討

    山本, 百合, 小口, 正人 第81回全国大会講演論文集 2019 (1), 471-472, 2019-02-28

    ...活動量計などの特定の個人の生活に関するデータを外部のクラウドサービスに委託し,データマイニングを行うようなシステムでは,プライバシ保護の観点から暗号化によるデータ秘匿が必要となる.そのため,データを暗号化した状態で乗算と加算の操作が可能な完全準同型暗号を利用することで,安全に有用な生活データの活用が行えるシステムの構築を考えたい.本研究では,完全準同型暗号を用いた秘匿委託データマイニング計算システム...

    情報処理学会

  • 三層ニューラルネットワークにおけるRing-LWEベース準同型暗号を用いた効率的なプライバシー保護推論処理

    手塚 雄大, 王 立華, 林 卓也, Kim Sangwook, 為井 智也, 大森 敏明, 小澤 誠一 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2019 (0), 2G3OS2a03-2G3OS2a03, 2019

    ...<p>データのプライバシーへの懸念が膨大なデータの利活用を妨げている.プライバシーを保護した上でデータ解析を行う技術は重要である.本研究では,Ring-LWEベースの準同型暗号を用いて三層ニューラルネットの内積演算を効率よく行えるプライバシー保護機械学習モデルを提案する.提案モデルは,入力データを暗号化して,その識別結果を受け取るクライアント,学習済モデルを用いて暗号化された入力に対する識別結果を計算...

    DOI

  • 高度データ利活用促進のための高機能暗号とその研究動向

    花岡, 悟一郎, 松田, 隆宏, 山田, 翔太, 坂井, 祐介 情報処理学会論文誌 59 (9), 1533-1544, 2018-09-15

    現在,従来の暗号技術に比べて高度な付加的機能を持つ高機能暗号技術の研究が活発に行われている.高機能暗号を用いることで,暗号化状態のままでデータ処理やアクセス制御などを行うことができるため,これまでプライバシ保護の観点から取扱いが難しかった個人情報などについても,安全性を保ったまま高度に活用することが可能になるものと期待される.本稿では,高機能暗号技術の最近の研究動向について紹介する.

    情報処理学会

  • 安全なデータ活用を実現する秘密計算技術:4.Garbled circuitを用いた秘密計算と混合的構成

    菊池, 亮, Nuttapong, Attrapadung 情報処理 59 (10), 893-897, 2018-09-15

    ...データを隠しながらその分析が可能な秘密計算は,主に3つの構成方法が知られており,それぞれ秘密分散,garbled circuit,そして準同型暗号をパーツとして用いている.この記事では,その中でもgarbled circuitを用いた秘密計算に焦点をあて,その仕組みや特徴を紹介する.また,それぞれの構成方法の持つ異なるメリットを活かす,複数の構成方法を組み合わせた混合的構成についても,昨今の潮流を踏...

    情報処理学会 Web Site

  • 安全なデータ活用を実現する秘密計算技術:5.準同型暗号を用いた秘密計算技術と実用化に向けた活動

    佐久間, 淳, 陸, 文傑 情報処理 59 (10), 898-903, 2018-09-15

    ...準同型暗号は,データを暗号化したときに,その暗号化データを復号せずに暗号化したまま計算を実行できる性質を持つ暗号系である.準同型暗号は秘密データの委託におけるプライバシ保護の問題を理想に近い形で解決することができるアプローチとして期待されている.登場当初の準同型暗号は計算効率性の悪さや消費する計算資源が膨大であることから,実用性に乏しい理論上の存在と考えられていたが,ここ10年の研究の発展により,その...

    情報処理学会 Web Site

  • 完全準同型暗号を用いた秘匿データマイニング計算のデータベース更新時の分散処理による高速化

    山本, 百合, 小口, 正人 マルチメディア,分散協調とモバイルシンポジウム2018論文集 2018 992-998, 2018-06-27

    ...データマイニング計算を外部に委託し,利用者が問い合わせを行う委託データマイニングシステムが提案されている.しかしプライバシ保護の観点から,データの外部委託の際には暗号化によるデータの秘匿が必要となる.そのため,データを暗号化した状態で乗算と加算の操作が可能な完全準同型暗号を利用することで,安全な委託計算システムの構築を目指す研究が近年盛んである.先行研究では,完全準同型暗号を Aprior iアルゴリズム...

    情報処理学会

  • クラウドに委託した完全準同型暗号ゲノムデータベースにおける秘匿検索の高速化

    山田, 優輝, 小口, 正人 マルチメディア,分散協調とモバイルシンポジウム2018論文集 2018 468-472, 2018-06-27

    ...重要な個人情報であることから,プライバシ保護のための暗号化処理が必須となる.従来の共通鍵暗号方式でこのシステムの実装を試みた場合,計算のためにはクラウドに秘密鍵を渡しゲノムデータを復号する必要があるため,データ漏洩の危険があり秘匿には適さない.これに対して,特にバイオインフォマティクスの研究において頻繁に行われる検索演算についてこのシステムを実現するために,暗号化されたデータ同士での演算が可能な完全準同型暗号...

    情報処理学会

  • 分散処理の導入による完全準同型暗号を用いたゲノム秘匿検索の高速化

    山田, 優輝, 小口, 正人 第80回全国大会講演論文集 2018 (1), 311-312, 2018-03-13

    ...近年ヒトゲノムの解析と応用が可能になり、ゲノムデータ利用の実用化が注目されている.ゲノムデータの活用には大型の計算機とストレージが必要になるため,利用者の問い合わせを受けてクラウドで演算を行う委託システムが今後普及していくと考えられるが,クラウドは安全性が低いためプライバシ保護のための暗号化処理が必須となる.暗号化されたデータ同士での演算が可能な完全準同型暗号を用いる秘匿検索手法が提案されているが,...

    情報処理学会

  • 完全準同型暗号を用いた秘匿データマイニングの分散処理による高速化の実装と検証

    山本, 百合, 小口, 正人 第80回全国大会講演論文集 2018 (1), 309-310, 2018-03-13

    ...ビッグデータ活用の一環として,各企業が保持する購買履歴などのデータを外部に委託し,外部機関がデータマイニング計算を行う委託システムが提案されている.しかしプライバシ保護の観点から,データの外部委託の際には暗号化によるデータの秘匿が必要である.先行研究では,完全準同型暗号を用いたクライアント・サーバ型のデータマイニングシステムを構築し,アルゴリズムの高速化を進めている.本研究では,先行研究のサーバ側の...

    情報処理学会

  • 加法準同型暗号を用いたプライバシー保護Extreme Learning Machine

    栗, 昌平, 林, 卓也, 大森, 敏明, 小澤, 誠一, 青野, 良範, Le, Trieu Phong, 王, 立華, 盛合, 志帆 コンピュータセキュリティシンポジウム2017論文集 2017 (2), 2017-10-16

    ...本稿では,加法準同型暗号を用いたプライバシー保護を可能とするニューラルネットモデルExtreme Learning Machine (ELM)を提案する.提案手法では,データ漏洩リスク無しにデータ解析のための代理計算サーバーの利用が可能となる....

    情報処理学会

  • XOR法の拡張による効率的な秘匿計算の実現

    鴇田, 恭平, 岩村, 惠市 コンピュータセキュリティシンポジウム2017論文集 2017 (2), 2017-10-16

    Shamir法における秘匿演算手法は広く知られているが,栗原らが提案したXOR法のような乱数の加減算による秘密分散手法に対しては限られた場合での秘匿加減算以外実現されていない.そこで,著者らは第77回CSEC研究発表会において,XOR法を秘密情報を多値のデータとして扱う手法(多値化法)に拡張して秘匿四則演算を実現する手法を提案した.これは,神宮らが提案した次数を変化させない四則演算手法(TUS方…

    情報処理学会

  • A Study on Privacy Preserving Spectral Analysis Using IoT mHealth Heart Rate Variability and Sleep Quality Data

    黄, 緒平, 菊池, 浩明, 范, 俊逸 コンピュータセキュリティシンポジウム2017論文集 2017 (2), 2017-10-16

    ...が広く用いられるが,脈波測定時呼吸数や体動の制限により,睡眠時の自由測定が困難である.また,心拍変動による時間依存睡眠段階遷移に関する研究も行われているが,睡眠時の心拍数と睡眠段階間の相関の解明が課題となっている.本報告はウェアラブルIoT機材を用いて採集した睡眠時心拍数と睡眠段階データを対象に自律神経バランス評価指標を用いてストレス推定および相関分析を行う.更に,プライバシー保護を目的として加法準同型暗号手法...

    情報処理学会

  • 準同型暗号によるセキュア連想メモリ

    辺, 松, 廣本, 正之, 佐藤, 高史 DAシンポジウム2017論文集 2017 133-138, 2017-08-23

    ...本論文では準同型暗号を用いたセキュアな連想メモリを提案する.連想メモリに格納されるデータを準同型暗号によって暗号化し,暗号文のままデータワードのマッチングを行うことでセキュアな検索を実現する.アルゴリズム面では,ワードマッチングを加法準同型暗号のみを用いて実装することを提案する.提案手法では,乗法準同型が必要になる XNOR-AND によるマッチングではなく,XOR-OR でワードマッチングを計算することで...

    情報処理学会

  • 高ポイント高速数論変換に対する高位合成のためのループ構造最適化

    川村, 一志, 柳澤, 政生, 戸川, 望 DAシンポジウム2017論文集 2017 63-68, 2017-08-23

    ...秘匿計算の実用化に向け,完全準同型暗号が注目を集めている.完全準同型暗号を用いた暗号文演算においては桁数の大きな乗算が多用され,演算時間のボトルネックとなる.高速数論変換を用いた乗算アルゴリズムにより桁数の大きな乗算を高速に実行可能であるが,高速数論変換処理の FPGA 実装によりさらなる高速化が期待される.実装にあたり,高位合成ツールを活用することでポイント数の大きな高速数論変換処理に対しても効率的...

    情報処理学会

  • 箙のヒルベルト表現 (関数空間の構造とその周辺)

    綿谷, 安男 数理解析研究所講究録 2041 209-212, 2017-07

    ...表現の準同型環がスカラーになるものを推移的な表現という。これらのquiverのヒルベルト表現のクラスとディンキン図形との関連について今までの研究のsurveyをおこなう。これは、榎本氏との共同研究である。...

    HANDLE Web Site

  • 完全準同型暗号を用いたゲノム秘匿検索の分散処理によるクラウド環境下での高速化実験

    山本, 百合, 小口, 正人 マルチメディア,分散協調とモバイルシンポジウム2017論文集 2017 438-443, 2017-06-21

    ...ゲノムデータを用いた計算の方法として,データ資源を外部に委託するゲノムデータ委託計算システムが提案されている.しかし,個人ゲノムのプライバシ保護の観点から,データの外部委託の際には暗号化によるデータの秘匿が必要となる.先行研究では,完全準同型暗号をクライアント・サーバ型のゲノム秘匿検索に適用し,将来的に複雑な演算にも対応可能なアルゴリズムの高速化を進めている.しかしながら,完全準同型暗号演算の計算量...

    情報処理学会

  • 完全準同型暗号による安全頻出パターンマイニング計算量効率化

    今林, 広樹, 石巻, 優, 馬屋原, 昂, 佐藤, 宏樹, 山名, 早人 情報処理学会論文誌データベース(TOD) 10 (1), 1-12, 2017-03-22

    ...医薬品や遺伝子などの機密性の高いデータに対する各種処理をクラウドなどの第三者のサーバ上で行う場合,第三者のサーバからの機密情報漏洩が懸念される.解決策として,機密情報そのものではなく匿名化したデータを第三者のサーバに保存し各種処理を行う方法が考えられるが,医療分野など,処理の正確性が求められる分野では匿名化を採用することが困難である.この問題を解決するため,本稿では,完全準同型暗号(FHE: Fully...

    情報処理学会

  • 完全準同型暗号を用いたAprioriアルゴリズムの並列分散計算による高速化手法の検討

    宇佐美, 文梨, 小口, 正人 第79回全国大会講演論文集 2017 (1), 139-140, 2017-03-16

    ...その一つである準同型暗号を用いた秘密計算は、膨大な計算量がボトルネックとなっており、様々な高速化の手法が研究されている。本稿では、相関ルール抽出において広く応用されているAprioriアルゴリズムに完全準同型暗号を用い、クラウド上での委託データマイニングを安全に行うケースにおいて、並列分散計算を用いた手法によって計算時間の大幅な短縮を実現する手法を検討した。...

    情報処理学会

  • 完全準同型暗号によるゲノム秘匿検索の分散処理に関する一検討

    山本, 百合, 小口, 正人 第79回全国大会講演論文集 2017 (1), 137-138, 2017-03-16

    ...バイオインフォマティクス研究における個人ゲノムのプライバシ保護の観点から,完全準同型暗号と離散データ構造を用いたクライアント・サーバ型のゲノムの秘匿検索手法が提案されている.しかしながら,従来手法は完全準同型暗号の特殊性により,サーバサイドでの計算量が大きく,かつクライアント・サーバ間の複数回の通信を必要とする.本研究では,従来手法のサーバサイドの計算に対してmaster/worker型の分散処理を...

    情報処理学会

  • まぜるな危険準同型暗号

    江村, 恵太, 林, 卓也, 國廣, 昇, 佐久間, 淳 コンピュータセキュリティシンポジウム2016論文集 2016 (2), 60-67, 2016-10-04

    ...本論文では,このような誤った準同型演算処理を防止するため,同じキーワードに関連した暗号文に対してのみ準同型演算を許す "まぜるな危険準同型暗号" を提案する. さらにキーワードに対する安全な検索機能も実現する.最後に提案方式を用いた内積計算の実装結果を示す....

    情報処理学会

  • プライバシーを保護した垂直分割線形回帰システムの実装とDPCデータセットを用いた評価

    濱永, 千佳, 菊池, 浩明, 康永, 秀生, 松居, 宏樹, 橋本, 英樹 マルチメディア,分散協調とモバイルシンポジウム2016論文集 2016 1471-1478, 2016-07-06

    ...プライバシー保護をしつつ情報を活用する方法にはプライバシー保護データパブリッシクングや秘密分散などの様々な手法が提案されている.本研究では,準同型性公開鍵暗号を用いることで,データの価値を失うことなく活用するプライバシー保護データマイニングを取り上げ,最もシンプルな統計計算である線形回帰について実装を試みる.個人情報保護という観点から,多くの項目が個人情報となり得る医療データベースに注目し,実在する...

    情報処理学会

  • バックトラックによる正規表現マッチングの時間計算量解析

    中川, みなみ, 南出, 靖彦 情報処理学会論文誌プログラミング(PRO) 9 (3), 28-28, 2016-06-06

    ...正規表現マッチングは文字列を操作するウェブプログラムなど,様々な場面で用いられており,その実装の多くはバックトラックに基づいている.そのため,正規表現マッチングにかかる時間が文字列の長さに関して線形でないことがあり,最悪の場合指数関数時間となる.本発表では正規表現マッチングの時間計算量を判定する手法を提案する.対象の正規表現から先読み付き木トランスデューサを構成する.その先読み付き木トランスデューサから準同型写像...

    情報処理学会

  • プライバシーを考慮した準同型暗号ベースの秘匿類似検索技術

    平野, 貴人, 川合, 豊, 小関, 義博 コンピュータセキュリティシンポジウム2015論文集 2015 (3), 971-978, 2015-10-14

    ...暗号化したまま類似検索できる準同型暗号ベースの秘匿検索技術は,プライバシーを保護したままゲノム分析などができる手法として期待されている.しかし,直接的に本技術を適用した場合,データが暗号化されているにも関わらず,検索者 (ゲノム分析者) はその平文を推測できる可能性があるため,プライバシーの問題が生じる.そこで本稿では,本課題を解決する準同型性を利用した手法を提案する.具体的には,準同型性を用いて,...

    情報処理学会

  • 準同型暗号による統計解析のアウトソーシングII: 予測モデリング

    川崎, 将平, 陸, 文杰, 佐久間, 淳 コンピュータセキュリティシンポジウム2015論文集 2015 (3), 274-281, 2015-10-14

    ...統計分析の計算をクラウドに委託する場合,データをサーバに集約して必要な計算資源を柔軟に確保して分析を実施できる.しかし一方で,データを第三者に開示する必要があるため,データの安全性について課題がある.本稿では,統計分析として予測モデリングに焦点をあて,計算をクラウドサーバに委託する際にデータプライバシを保護することを目的とする.提案手法では,クラウドサーバにアップロードするデータを準同型暗号と呼ばれる...

    情報処理学会

  • 近似GCD問題のパラメータ解析

    高安, 敦, 國廣, 昇 コンピュータセキュリティシンポジウム2015論文集 2015 (3), 1019-1026, 2015-10-14

    ...近似 GCD 問題は,素因数分解に関連する解くことが困難であると予想される問題であり,近年その困難性に基づいて整数上の完全準同型暗号や多重線形写像が構成されている.それゆえ,近似 GCD 問題を解く計算時間を解析することは,これらの暗号方式の効率を見積もる上で重要な問題である.本稿では,格子簡約を利用した近似 GCD 問題の解法を解析する.そして,近似 GCD 問題を解くための格子に特化した LLL...

    情報処理学会

  • 文字位置の交換を可能とする鍵付き準同型署名方式

    小関, 義博, 川合, 豊 コンピュータセキュリティシンポジウム2015論文集 2015 (3), 592-599, 2015-10-14

    ...準同型署名とは,あるメッセージに対して生成された署名から,述語として定義された一定の関係性をもつ別のメッセージに対する署名を秘密鍵を用いることなく生成することが可能な方式である.本稿では,文字列の文字位置の並べ替えを述語として有する準同型署名を扱い,同時に鍵付き準同型署名の概念を提案する.本方式では隣の文字との位置を交換するのに必要となる準同型演算用の鍵が各文字位置毎に生成される.これらの鍵を適切な...

    情報処理学会

  • 準同型暗号による統計解析のアウトソーシングI: 記述等計量

    陸, 文杰, 川崎, 将平, 佐久間, 淳 コンピュータセキュリティシンポジウム2015論文集 2015 (3), 266-273, 2015-10-14

    ...近年クラウドへの計算タスクの委託が増加しつつある.Gentry らの完全準同型暗号 (FHE) に続き, 安全かつ有用な計算タスクのアウトソースに関する研究が盛んにおこなわれている.本稿の目的は大規模データを用いる統計解析において,暗号理論的に安全かつ実用的な枠組み "CODA" を提案することである.CODA では平均, 共分散, 最頻値と分位点等の重要な統計量の計算を安全にアウトソースすることができる...

    情報処理学会

  • Low-Complexity Privacy-Preserving <i>k</i>-POIs Search Scheme by Dividing and Aggregating POI-Table

    宇都宮, 靖人, 豊田, 健太郎, 笹瀬, 巌 コンピュータセキュリティシンポジウム2014論文集 2014 (2), 1057-1064, 2014-10-15

    ...近年,ユーザの所在地をサーバに明かすことなく,近傍のロケーション(POIs:Points of Interest)を検索するサービスが注目されている.Lienらは,準同型暗号を用いることでユーザの位置をサーバから秘匿し,POIを検索可能な方式を提案しているが,サーバが所有する全てのPOIに対して行列演算を行うため,サーバの計算量が増大する問題がある.そこで本論文では,POIテーブルを分割し,準同型性...

    情報処理学会

  • 生体特徴の秘匿マッチングに基づくリモート生体認証システムの試作

    小倉孝夫, 森川郁也, 安田雅哉, 長谷部高行, 新崎卓, 津田宏 マルチメディア、分散協調とモバイルシンポジウム2014論文集 2014 1995-2000, 2014-07-02

    ...にするシステムを開発した.ネットサービスで生体認証を利用する際の課題として,クラウド上に生体情報を預ける不安がある.また,最近ではサービス事業者の代わりに認証サービスおよびユーザ個人のデータを預かるIdP(Identity Provider)も現れ,ユーザはサービス事業者へユーザ個人のどのようなデータを提供するか制御したいという要求がある.前者に対しては,手のひら静脈から抽出したバイオ特徴コードを,準同型暗号...

    情報処理学会

  • DPCデータベースからのプライバシーを保護した線形回帰による入院日数モデルの学習

    菊池浩明, 橋本英樹, 康永秀生 マルチメディア、分散協調とモバイルシンポジウム2014論文集 2014 219-223, 2014-07-02

    ...患者の併存症やそれらに対する治療法とその結果に関する情報を統合することにより疾病に対する医療疫学や病院マネージメントなどに有益である.しかしながら,年齢や性別などの個人情報,喫煙やBMIなどのプライベート情報,そして治療行為に関する機微な情報を含むため,統合により個人が特定されてしまうリスクがある.この課題に対して,加法準同型性を満たした公開鍵暗号を用いて個々のデータセットを暗号化し,復号することなく...

    情報処理学会

  • クラウド環境における改ざん検知可能な秘密計算

    柯 陳毓トウ, 穴田 啓晃, 川本 淳平, 櫻井 幸一 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2014 (0), 239-240, 2014

    ...既存研究は、準同型暗号を用いて秘密計算を実現したものの、準同型性のため改ざんに弱いという短所があった。本稿の提案方法は、署名付き準同型暗号を用い、秘密計算に加え改ざん検知も可能としている。...

    DOI

  • 準同型性暗号を用いた拡張文字列の秘匿パターン照合

    原田, 弘毅, 笹川, 裕人, 有村, 博紀, 佐久間, 淳 コンピュータセキュリティシンポジウム2013論文集 2013 (4), 801-808, 2013-10-14

    ...提案方式では、非決定性有限オートマトンの模倣に基づくパターン照合手法の一つであるビット並列照合手法に基づき、準同型性暗号を用いた二者間の秘密計算によって、状態数の爆発を回避しつつ、照合を効率良く実行する。...

    情報処理学会

  • 加法準同型ElGamal暗号を用いたビット分解プロトコル

    千田, 浩司, 五十嵐, 大, 高橋, 克巳 情報処理学会論文誌 54 (9), 2137-2145, 2013-09-15

    ...ElGamal暗号を用いた方式は我々が知る限り実現できていない.本論文では,従来のビット分解プロトコルでは加法準同型ElGamal暗号への適用が困難であることを述べ,従来とはまったく異なるアプローチにより,semi-honestモデルにおける,加法準同型ElGamal暗号を用いたビット分解プロトコルをいくつか構成する.特に事前処理を許す2パーティ限定の提案方式は,従来と比べ大きく処理削減できることを...

    情報処理学会

  • 加法準同型暗号を用いた化合物データベースの秘匿検索プロトコル

    縫田, 光司, 清水, 佳奈, 荒井, ひろみ, 浜田, 道昭, 津田, 宏治, 広川, 貴次, 花岡, 悟一郎, 佐久間, 淳, 浅井, 潔 コンピュータセキュリティシンポジウム2012論文集 2012 (3), 382-389, 2012-10-23

    ...あるユーザが検索目的で化合物データベースの購入を検討する際,ユーザ側は検索対象の化合物の情報をサーバ(データベース販売者)側に漏らしたくないが,サーバ側も検索対象の化合物の有無以外の余分な情報をユーザ側に漏らしたくない,という状況が考えられる.本発表では,ユーザ側だけでなくサーバ側の入力情報の秘匿も考慮し,さらに加法準同型暗号を用いた工夫により計算コストと通信ラウンド数にも配慮した,化合物の類似度判定...

    情報処理学会

  • 準同型写像に基づくファジィ・マルチ集合の定式化

    沼達 希望, 村井 哲也, 工藤 康生 日本知能情報ファジィ学会 ファジィ システム シンポジウム 講演論文集 28 (0), 243-244, 2012

    ...宮本によるファジィマルチ集合研究をを起点として,マルチ集合,ファジィマルチ集合を準同型写像を使って同値類で表現する.同値類としてのマルチ集合に対するαカットを定義して,このαカットが宮本のファジィマルチ集合に対するαカットの一般化であることを示す....

    DOI

  • 準同型写像に基づくラフ・マルチ集合の定式化

    田中 雄大, 村井 哲也, 工藤 康生 日本知能情報ファジィ学会 ファジィ システム シンポジウム 講演論文集 28 (0), 249-250, 2012

    ...準同型写像による粒状構造において,Miyamotoが提案したkカットを用いて,マルチ集合に下近似・上近似演算を定義する.また,マルチ集合の下近似・上近似演算の性質を検討する....

    DOI

  • Implementation of CDMA-Based Fingerprinting Schemein Asymmetric Fingerprinting Protocol

    栗林, 稔, 森井, 昌克 コンピュータセキュリティシンポジウム2009 (CSS2009) 論文集 2009 1-6, 2011-10-12

    ...マルチメディアコンテンツのための電子指紋技術は,指紋情報の生成,埋め込み処理,不正コピーからの追跡などを含んでいる.購入者の権利を守るためには,売買プロセスにおいて非対称性が求められており,暗号プロトコルにより実現する方法が提案されている.我々は,Cox らの電子透かし手法をこの暗号プロトコルに適用する手法を提案してきた.本稿では,我々の研究グループで提案した CDMA 技術に基づく電子指紋手法を,準同型暗号...

    情報処理学会

  • Gentry 準同型暗号に対するLLL攻撃実験について

    矢嶋, 純, 安田, 雅哉, 下山, 武司, 小暮, 淳 コンピュータセキュリティシンポジウム2011 論文集 2011 (3), 576-581, 2011-10-12

    ...2009 年,Gentry はイデアル格子を利用した完全準同型暗号の具体的な構成法を示した.Gentry による完全準同型暗号は,限定された暗号文操作が可能な準完全方式(somewhat homomorphic encryption scheme) から構成される.今回,準完全Gentry 方式の安全性を検証するために,準完全Gentry 方式の安全性を支える格子問題に対し,格子縮約アルゴリズムを利用...

    情報処理学会

  • ラベル付きグラフに対するプライバシ保護半教師付き学習法

    荒井, ひろみ, 佐久間, 淳 コンピュータセキュリティシンポジウム2011 論文集 2011 (3), 522-527, 2011-10-12

    ...本研究では秘密情報を含むグラフ構造データにおいて,秘密を保護してノードのラベルを予測するプロトコルを提案する.実社会におけるグラフ構造データ,例えばノードが個人,リンクが接触,ノードのラベルが感染状態である感染症ネットワークを考える.ラベル予測のための従来の半教師付き学習方法はリンクやラベルの公開を前提としている.本方式は加法準同型性公開鍵暗号を用いたマルチパーティーコンピュテーションによって半教師付...

    情報処理学会

  • ペアリングを用いた大小比較の秘匿計算の一手法

    宇都宮秀利, 毛利公美, 白石善明, 土井洋 第73回全国大会講演論文集 2011 (1), 471-472, 2011-03-02

    ...本稿では,2つの暗号化データの平文を明らかにせずに,元データの大小比較を可能にする大小比較方式を提案する.この方式は,加法準同型性と,1回の乗法準同型性を持つBoneh-Goh-Nissimの暗号(BGN暗号)に基づいている.提案方式に対する安全性評価を行い,従来の加法準同型性のみを持つ暗号による比較方式と提案方式について,通信回数および計算量の比較を行う....

    情報処理学会

  • ペアリングを用いた大小比較の秘匿計算の一手法

    宇都宮秀利, 毛利公美, 白石善明, 土井洋 第73回全国大会講演論文集 2011 (1), 471-472, 2011-03-02

    ...本稿では,2つの暗号化データの平文を明らかにせずに,元データの大小比較を可能にする大小比較方式を提案する.この方式は,加法準同型性と,1回の乗法準同型性を持つBoneh-Goh-Nissimの暗号(BGN暗号)に基づいている.提案方式に対する安全性評価を行い,従来の加法準同型性のみを持つ暗号による比較方式と提案方式について,通信回数および計算量の比較を行う....

    情報処理学会

  • JPEG2000動画像のPaillier認証システムに関する研究

    平田 雄也, 黒崎 正行, 宮崎 明雄, 尾知 博 画像電子学会研究会講演予稿 10.05 (0), 9-12, 2011

    ...本報告では,ホームシアタにてデジタルシネマ動画像を伝送する環境における,Paillier暗号を用いた,JPEG2000動画像の暗号化・認証システムの提案を行う.提案システムは,準同型性を有するPaillier暗号を用いることで,コンテンツ内容を秘匿しながらも,認証用識別子を暗号領域内で検査することが可能である.加えて,JPEG2000Part8(JPSEC)に準拠したフレームワークを採用しているため...

    DOI Web Site

  • エージェント・ベース・アプローチにおけるモデルの妥当性について

    柴 直樹 経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 2010s (0), 88-88, 2010

    ...情報システム研究としてのシミュレーションは、方法論的に経験的アプローチと解釈的アプローチの中間に位置づけられるというGalliers の議論を、ABA による社会シミュレーションに限定して検討し、これら2 つの立場からのモデルの妥当性概念を、システム間の準同型概念を用いて定式化する。...

    DOI

  • 並列プログラムの候補生成と適合性検査による並列化

    森畑, 明昌, 松崎, 公紀, 胡, 振江, 武市, 正人 情報処理学会論文誌プログラミング(PRO) 2 (2), 132-143, 2009-03-23

    ...から順に走査するプログラムと左から順に走査するプログラムの両方が存在すれば,その問題を分割統治法によって解く並列プログラムが存在する,ということを示している.第三準同型定理は並列プログラムの構成に有用であり,第三準同型定理に基づいた自動並列化手法もいくつか提案されている.本論文では第三準同型定理に基づいた新たな自動並列化手法を提案する.提案手法では,逐次プログラムを元に並列プログラムの候補を生成し,...

    情報処理学会 Web Site

  • 関数型評価器および項書き換え器の Prolog 上の実装

    向井, 国昭, 井出, 陽子 情報処理学会論文誌プログラミング(PRO) 1 (3), 36-36, 2008-10-27

    ...ソート付きのラムダ式を許す評価器 (eval),および,適用可能な部分がなくなるまで書き換え規則を適用する項書き換え器 (reduce),この 2 つの述語を SWI-Prolog の上に実装した.関数を表す通常のラムダ項のほかに関係を表すラムダ項を新たに導入した.この導入により,Prolog の特長であるデータの流れの双方向性を活かす,いわば関係型のラムダ計算を実現した.Eval は代数構造における準同型規則...

    情報処理学会

  • 非線形計画問題に対するParticle Swarm Optimizationに基づく近似解法

    加藤 浩介, 松井 猛, 坂和 正敏, 森原 憲治 知能と情報 20 (3), 399-409, 2008

    ...をあて,汎用的かつ高性能な近似解法の提案を試みる.近年,非線形計画問題に対する汎用的な近似解法として,生物群最適化(PSO: Particle Swarm Optimization)手法が注目されてきているが,制約がある非線形計画問題に対する有効性についての報告はほとんど見受けられない.また,PSO手法は一般に局所解に停留しやすいという問題点がある.そこで,制約を考慮した探索を行うために,2分法および準同型写像...

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献13件

  • 飛火野 : 奈良教育大学数学・情報研究会会誌. 第23号

    奈良教育大学数学・情報研究会 飛火野 : 奈良教育大学数学研究会誌 23 2007-06

    ...【表紙】【目次】【巻頭言】【数学教育講座からの近況報告(平成18年度)】主任 河上哲先生【新任の先生ご着任のお言葉】市原一裕先生【研究報告】「準同型写像」 M2中野富士太郎/「ハイパー群について"INTRODUCTION OF HYPERGROUPS"」 M2田井昌輝【「先導理数近況報告」】最近の進行具合 川崎謙一郎先生【2006年度数学研究会活動報告】算数・数学教育 竹村枝里子/教育実習を終えて ...

    機関リポジトリ

  • 準同型写像を用いた項パターンマッチング

    千葉, 勇輝, 青戸, 等人, 外山, 芳人 情報処理学会論文誌プログラミング(PRO) 46 (SIG1(PRO24)), 151-151, 2005-01-15

    ラムダ計算のパターンマッチングに基づくプログラム自動変換法の枠組みがHuet-Lang (1978) によって提案されている.本発表では,項書き換えシステムに基づくパターンマッチングを実現するために木準同形写像の概念を導入する.はじめに,項パターンマッチングを実現するためのアルゴリズムを提案し,アルゴリズムの正当性を示す.さらに,項パターンマッチングアルゴリズムを項書き換えシステムに適用し,木準…

    情報処理学会

  • 重み付き投票の電子化とその安全性に関する考察

    税所, 哲郎, 齊藤泰一, 土井, 洋, 辻井, 重男 情報処理学会論文誌 44 (8), 1913-1923, 2003-08-15

    ...株主総会における議決権行使に代表されるように,1人が複数票を投票可能な投票(重み付き投票)のニーズは少なくない.しかし,従来研究されてきた電子投票方式は,1人が1票のみ投票可能であるという状況で設計されている場合が多い.本論文では,重み付き投票の電子化方法を提案し,その安全性について評価を行う.また,重み付き投票という点に注目すると,準同型暗号を利用した電子投票方式の拡張が,効率と安全性の点で優れていることを...

    情報処理学会 Web Site 被引用文献2件 参考文献25件

  • 半空間ブリミティブと3値論理代数系に基づく多面体の記述

    岡田, 稔, 金, 璟垠, 横井, 茂樹, 鳥脇, 純一郎 情報処理学会論文誌 38 (8), 1583-1592, 1997-08-15

    ...コンピュータ・グラフィックス(CG)における幾何モデリングの一手法として,半空間に基づく多面体の一記述方法を提案する.まず,複数の平面に基づく半空間の多項集合演算によって,任意の多面体を記述するためのS式表現を定義する.次に,定義された多面体と空間の点との位置関係(内部,境界,外部)を表すための3値論理関数,および,S式表現による3値論理代数系を定める.この3値論理代数系が先に定義した集合演算系に対して準同型...

    情報処理学会 Web Site 被引用文献7件 参考文献13件

  • 準同型変換による抽象化を用いたプラニング

    馬淵 浩司, 赤間 清, 宮本 衛市 人工知能 10 (4), 608-618, 1995-07-01

    <p>In order to solve a complicated problem, we often simplify the problem into a more manageable abstract problem and obtain information for the original problem by solving it in an abstract form …

    DOI 被引用文献2件 参考文献8件

  • クリーネ代数における量子化定理について

    近藤 通郎 日本ファジィ学会誌 6 (1), 124-129, 1994

    ...この小論では, クリーネ代数における量子化定理の簡単な証明を与える.さらに, この定理が普遍代数に対しても成り立つこと, またこの定理は普遍代数における準同型定理の特別な場合であることを示す....

    DOI Web Site 被引用文献1件

  • 群論の古典的問題(I)

    吉田 知行 数学 45 (3), 193-207, 1993

    ...与えられたタイプの部分群の個数と群の間の準同型の個数に関する合同式と母関数を論ずる.群論における最近のいくつかの研究がこの古典的問題に関係している.他の分野(分割恒等式, <i>p</i>-進解析,群作用を伴う卜ポロジー等)との関係も浮かび上がってきた....

    DOI Web Site 参考文献57件

  • 帰納的に可算な言語の線形言語の小さいクラスによる特性化

    大川, 知 全国大会講演論文集 第41回 (基礎理論及び基礎技術), 101-102, 1990-09-04

    ...帰納的に可算な言語の族の特性化について2つの決定性言語の共通部分の準同型写像による像、2つの線形言語の共通部分の準同型写像による像、あるいは、Dyck言語と極小線形言語との共通部分の準同型写像による像で表わすもの、線形言語の部分族である右長、同長、左長言語の族を用いた特性化などが知られている。...

    情報処理学会

  • 数学的構造を反映させた定理証明系の試み

    廣瀬, 健, 桔梗, 宏孝, 山田, 眞市 全国大会講演論文集 第37回 (知識情報処理), 1399-1400, 1988-09-12

    ...実際の理論はある種の領域を意識して作られており,多くの場合ある種の群,環,束など構造のはっきりわかっているより抽象的な構造と同型や準同型で関係付けられている。この同型,準同型に付随して,1つの領域上の元,関数,関係を他の領域上で表現する表現定理がある。実際の数学的思考に際しては,この表現定理を使ってよりやさしい領域に移して問題を考えることが多い。...

    情報処理学会

  • モンテギュー文法に基づく英文和訳システムの試作

    西田, 豊明, 清野, 正樹, 堂下修司 情報処理学会論文誌 23 (2), 107-115, 1982-03-15

    ...うことにより これを日本語よりのλ-深層構造に変換する.最後に 日本語生成段階で 日本語よりのλ-深層構造から日本語の統語構造を生成し 形態素の処理を行って最終的な出力文を得る.機械翻訳にモンテギュー文法の考え方を導入することによる主抵長所としては 内包論理に基づく深いレベルの中間表現の使用が英語と日本語のように語族の異なる言語間の翻訳処理に適していること モンテギュー文法における関数的意味論あるいは準同型写像...

    情報処理学会 被引用文献1件

  • 正則[*-]半群の前準同型写像

    Imaoka, Teruo Memoirs of the Faculty of Science, Shimane University 15 23-27, 1981-12-20

    The purpose of this paper is to study prehomomorphisms on regular *-semigroups which were firstly introduced in [5] . Firstly, we shall give a generalization of the natural order on a regular …

    機関リポジトリ Web Site

  • 写像理論によるスイッチング回路の一設計法

    翁長, 健治, Onaga, Kenji 琉球大学農家政工学部学術報告 (8) 440-456, 1961-06

    ...更に一般化自己保持写像を導入し、n次元空間への位置づけを行ない、結合UをもつL_n犯の自己準同型な写像である事を明らかにし、一つの頂点を他の如何なる頂点へも写す写像函数(又は伝達函数)が存在し、これら二種の写像の積●、結合(U,∩)による函数として表わしうる事が示されている。...

    機関リポジトリ HANDLE

  • 半順序可換群ノ有界自己準同型ニツイテ

    中山 正 全国紙上数学談話会 251 187-190, 1943-03-19

    ファイルの内容を引用される場合には、大阪大学数学教室ウェブページ掲載ファイルからの引用であることを明記してくださるようお願いいたします。

    DOI HANDLE

  • 或種ノ束ノ間ノ結準同型束ニツイテ

    岩村 聨 全国紙上数学談話会 243 1322-1333, 1942-10-20

    ファイルの内容を引用される場合には、大阪大学数学教室ウェブページ掲載ファイルからの引用であることを明記してくださるようお願いいたします。

    DOI HANDLE

  • レベル2準同型暗号の平文バイナリ制約を与えるコンパクトな非対話ゼロ知識証明

    光成, 滋生, 坂井, 祐介, Jacob, C.N. Schuldt コンピュータセキュリティシンポジウム2018論文集 2018 (2), 730-737,

    ...の個数に比例する.本論文では,いくつかの条件を満たすレベル 2 準同型暗号に対して,n 個の暗号文に対する平文バイナリ制約を与える定数サイズの非対話ゼロ知識証明の構築手法を提案する.そして ASIACCS2018 で Attrapadung たちが提案したレベル 2 準同型暗号に対してそのゼロ知識証明を具体的に構築する....

    情報処理学会

  • プライバシーを考慮したブロックチェーンの取引者間事前合意プロトコル

    安坂, 祐紀, 渡辺, 知恵美, 天笠, 俊之, 北川, 博之 コンピュータセキュリティシンポジウム2018論文集 2018 (2), 850-856,

    ...のみで構成されるプライベート型の開発が進んでいる.一方,取引額や所持金を秘匿したいといったプライバシーの保護要求がある.プライバシーを考慮すると,取引者以外の参加者からは取引の正当性のみの確認しかできないため,意図しない取引が承認されてしまう場合がある.本稿では,プライベートブロックチェーンにおいて,取引者間で事前に合意を取った上で,取引額及び所持金を秘匿するプロトコルを提案する.秘匿したい金額を加法準同型暗号...

    情報処理学会

  • 1 / 1
ページトップへ