奥井 嘉治, 東上 昭, 三浦 克朗, 井本 達夫, 島 章, 加地 隆彦, 栗原 二郎, 杉之下 俊彦, 朝倉 和男, 吉田 米男
日本内科学会雑誌
58
(10),
1089-1096,
1969
...の発生機序を病態生理的に次のごとく確立した.心不全の際,肺葉はうつ血(必須条件)を来たし,含気性が乏しく,かつ硬化する.その結果各葉間肋膜は弾力性のある平板状となる.心拡大(必須条件)による圧が,右上中葉および中下葉間の相接する肋膜に対し,縦隔側より胸壁側へと平行的をに働き,その結果,葉間肋膜が紡錘状~類円型にたわみ,中間に腔が出現し,内部が陰圧となる.その際水分に富む周囲肺組織より容易に葉間腔に濾出機転...
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