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検索結果 5,592 件

  • 水素の利用技術(燃焼)

    志村 祐康, 范 勇 日本エネルギー学会機関誌えねるみくす 103 (1), 87-92, 2024-01-20

    ...<p>本稿では,燃焼の基礎特性の一つとして燃焼速度を取り上げて水素と炭化水素燃料との違いを平易に紹介するとともに,水素燃焼利用技術の近年の研究開発について説明する。 </p>...

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  • アルデヒドと遷移金属触媒を用いたジベンゾチオフェンの酸素酸化

    村田 聡, 鈴村 未佳, 中山 翔世, 森下 優, 名村 信吾, 畠山 賢彦, 砂田 聡 Journal of the Japan Petroleum Institute 67 (1), 15-23, 2024-01-01

    ...反応溶媒となる炭化水素の構造は反応速度に大きく影響し,特にテトラリンのような引き抜かれやすい水素を有する溶媒中では反応は阻害された。含窒素化合物のうち,五員環構造を持つピロール類は触媒毒として機能し,反応は阻害された。一方,六員環構造を持つピリジン類の反応速度に及ぼす影響は小さかった。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献24件

  • CMOSイメージセンサ向け界面準位低減効果を有する新たな機能性シリコンウェーハの研究

    奥山 亮輔 応用物理 93 (1), 33-37, 2024-01-01

    ...<p>幅広い分野で撮像用デバイスとして使用されているCMOSイメージセンサは高感度化のためのノイズ低減が課題であり,その要因となるSiO<sub>2</sub>/Si界面における界面準位密度の低減が必須であったが,従来の水素アニーリング法では界面準位の低減が不十分となる懸念があった.本研究では炭化水素分子イオン注入領域が水素を捕獲し,さらに追加熱処理時に捕獲された水素が拡散することによって界面準位密度...

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  • 瞬時加熱をうける遮熱壁面上での燃料液膜厚さ評価

    牧内 智也, 菅原 潤, ゴンザレス ファン, 川口 暁生, 石間 経章, 志賀 聖一, 荒木 幹也 自動車技術会論文集 55 (1), 6-13, 2024

    ...ディーゼル機関冷始動時におけるピストン付着燃料液膜は未燃炭化水素排出に大きな影響を及ぼす.遮熱膜による温度スイング技術は機関熱効率向上を目論んだものだが,冷始動時の液膜蒸発に貢献する可能性がある.レーザによる瞬時加熱で冷始動圧縮上死点と同じ壁内温度分布を再現し液膜厚さの変化を実験的に検証した....

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  • 赤外分光法を用いた重質炭化水素の平均分子構造パラメーターの推算

    麓 恵里, 佐藤 信也, 森本 正人 Journal of the Japan Petroleum Institute 66 (6), 231-237, 2023-11-01

    ...<p>コールタールや石油残さ等の重質炭化水素は安価な炭素繊維原料であり,平均分子構造解析は,これらの重質炭化水素の平均構造モデルを決定する重要な技術である。モデルの決定には,元素分析,平均分子量,核磁気共鳴(NMR)スペクトルを用いる。しかし,実験室規模の研究ではNMR測定に必要な量の試料を確保できないことがめずらしくない。また,溶媒に不溶な試料が少なくない。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献13件

  • 広範な温度条件下での褐炭ガス化により生成するタール成分のGC/MSおよびFD-MS組合せ解析

    村上 高広 Journal of the Japan Petroleum Institute 66 (5), 133-141, 2023-09-01

    ...タール成分を広範な分子量において明らかにするため,ガスクロマトグラフ質量分析(GC/MS)に加え電界脱離質量分析(FD-MS)を組み合わせて分析すると,1123 Kで得られた主なタール成分は,置換基のない多環芳香族炭化水素(PAHs)であり,24と26の分子量間隔でピークが観測された。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献16件

  • 二源スパッタリング法によるTi-C薄膜の作製

    岡田 響, 森川 直人, 部家 彰, 井上 尚三 精密工学会学術講演会講演論文集 2023A (0), 668-669, 2023-08-31

    ...<p>スパッタ法で炭化物薄膜を作製する場合、炭化水素ガスによる反応性スパッタが一般的である。しかし、このプロセスは本質的に不安定で、薄膜への水素の混入も避けられない。本研究ではこれらの問題を克服できる二源スパッタ法で、TiとCターゲットへの投入電力比P(C)/P(Ti)をパラメータとして室温のガラス基板上にTi-C薄膜を作製した。...

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  • ゼオライトの高耐熱化と自動車排ガス触媒への利用

    遠藤 慶徳, 西川 丞, 後藤 秀和, 小笠原 正剛 ゼオライト 40 (3), 117-129, 2023-07-15

    ...その中でも,光化学スモッグの主要因となる炭化水素化合物(HC)や窒素酸化物(NOx)は,その排出量が厳しく規制されていることから,始動直後の排出低減が,今後の触媒開発の重要な鍵となる。ゼオライトを有するHCトラップ触媒は,始動直後のHC低減に有効な触媒として注目され,2000年頃には実用化もされている。...

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  • 重質油成分から付加価値化合物を生成するための多環芳香族類の選択的転換

    菅沼 学史, 片田 直伸 Journal of the Japan Petroleum Institute 66 (4), 95-100, 2023-07-01

    ...シリカモノレイヤー固体酸触媒はアルキル多環芳香族炭化水素を長鎖アルカンと多環芳香族炭化水素に選択的に変換することが可能である。減圧軽油(VGO)のような実重質油の脱アルキル化に適用するために,固体酸触媒の失活の原因となる塩基性化合物を除去した。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献17件

  • 大気汚染環境におけるBVOCの役割と虫害要因の変化

    増井 昇 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 13-, 2023-05-30

    ...この重要なシグナルである“香り”、非メタン系揮発性炭化水素のBVOCs(Biogenic Volatile Organic Compounds)は、放出後に大気中でO<sub>3</sub>と反応することで本来の機能を失うことが懸念されている。昆虫のBVOCsに対する誘引性は、1つの物質よりも、複数の成分のブレンド比によって効果を発揮する場合が多い。...

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  • 養老川河口干潟還元有機泥中の多環芳香族炭化水素の特徴

    大坂 雄一郎, 小野里 磨優, 西垣 敦子 分析化学 72 (4.5), 175-181, 2023-04-05

    ...<p>本研究では,千葉県市原市養老川河口干潟に点在する黒色で粘性のある底質(還元有機泥)中の多環芳香族炭化水素(PAHs)の定量を,ガスクロマトグラフ─質量分析計を用いて行い,周辺底質(砂泥質)との比較を行った.還元有機泥は,養老川河口干潟全体の底質表層から深層まで,広範囲に分布し,砂泥質の4から7倍高濃度のTotal PAHs(201〜358 μg kg-<i>dry</i><sup>−1</sup...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献20件

  • 半導体光触媒による光触媒的メタン水蒸気改質および担持コバルト触媒によるフィッシャー · トロプシュ合成

    志村 勝也 Journal of the Japan Petroleum Institute 66 (2), 31-39, 2023-03-01

    ...メタンは石油代替資源として利用拡大が期待されるが,非常に安定な炭化水素であるため変換に高温を必要とする場合が多く,より温和な変換プロセスの開発が望まれている。著者らは光エネルギーと光触媒を用いた低温でのメタン変換を試み,白金添加ランタンドープタンタル酸ナトリウム等の半導体光触媒を用いると室温でメタンと水から効率的に水素が生成することを見出した。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献23件

  • 日本のガス化技術

    野田 玲治, 榎本 啓士, 波岡 知昭, 伏見 千尋, 細貝 聡, 則永 行庸 日本エネルギー学会機関誌えねるみくす 102 (1), 74-79, 2023-01-20

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  • 筒内状態量制御による直噴ガソリンエンジンの冷間エミッション低減に関する研究(第3報)

    堀 隼基, 佐々木 優太, 工藤 毅暁, 瀬戸 祐利, 清末 涼, 藤川 竜也, 山川 正尚, 人見 光夫 自動車技術会論文集 54 (6), 1269-1274, 2023

    ...地球温暖化の解決策として,内燃機関においてもゼロエミッション化への対応が喫緊の課題である.未燃炭化水素(THC)については,触媒の浄化作用が十分でない冷機時の排出を大幅に低減する必要がある.そこで,高速排ガス計測によるTHC排出挙動からその排出メカニズムを明らかにし,THC低減手法を考案した....

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  • 生薬による潰瘍性大腸炎に対する新たな治療戦略への期待

    迫田 凌太 ファルマシア 59 (3), 240-240, 2023

    ...潰瘍性大腸炎(UC)は指定難病の1つであり,TNF-αなどを標的とする生物学的製剤の登場により,その治療成績は改善したが,難治性症例においてその効果は限定的である.そのようななかで,中国ではUCに対して経験的に使用されてきた生薬の青黛(Indigo naturalis: IN)の作用を検証するための臨床試験が行われ,有用性が報告された.INは,インジゴをはじめとした芳香族炭化水素受容体(AhR)のアゴニスト...

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  • 産業中毒と生物学的モニタリングの研究

    山野 優子 産業衛生学雑誌 advpub (0), 2023

    ...<b>方法:</b>著者が経験してきた産業中毒(臭化メチル,多環芳香族炭化水素類,MOCA)とそれらの生物学的モニタリング手法について示す.また日本産業衛生学会の中の産業中毒・生物学的モニタリング研究会の歴史から,生物学的モニタリングの移り変わりを紹介する....

    DOI Web Site PubMed

  • 北海道然別産オパールの蛍光起源有機物

    荻原 成騎, 末冨 百代 宝石学会(日本)講演会要旨 45 (0), 5-5, 2023

    ...粉末化した試料は、それぞれソックスレー法により抽出し、シリカゲルクロマトグラフィーによって、炭化水素画分(N-1)、多環芳香族画分(N-2)、ケトン/エステル画分(N-3)、アルコール/ステロール画分に分画した。</p><p>それぞれの画分は、蛍光分光計(FP-8600)によって、蛍光波長を特定し、蛍光の特徴付けを行った。...

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  • 筒内状態量制御による直噴ガソリンエンジンの冷間エミッション低減に関する研究(第2報)

    堀 隼基, 瀬戸 祐利, 工藤 毅暁, 藤川 竜也, 山川 正尚, 人見 光夫 自動車技術会論文集 54 (4), 726-731, 2023

    ...前報にてバルブタイミングを活用した筒内状態量制御により,冷間EM低減を実証した.本研究では,実機での高速排ガス計測による未燃炭化水素排出挙動,PN粒径分布計測,および可視化エンジンでの燃焼観察から状態量制御による冷間時のRawEM低減メカニズムを詳細に調査した....

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  • ベトナム沖ガス田における有効根源岩の推定と詳細な石油システム解析

    横田 和也, 奥井 明彦, 佐藤 光 石油技術協会誌 88 (1), 14-28, 2023

    ...<p>東南アジア地域の新生代堆積盆地の多くは高い炭化水素ポテンシャルを有しており,各堆積盆地における石油システムの解明・特徴づけが行われている。その結果,東南アジア地域にはリフト期(漸新世)およびポストリフト期(中新世)に,それぞれ別の根源岩が存在することが示唆されている。...

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  • 発達期化学物質曝露によるミクログリア活性化と異常神経回路網の形成

    石原 康宏 日本毒性学会学術年会 50.1 (0), S4-3-, 2023

    ...現在、ミクログリア活性の異常と神経疾患、精神疾患との関連も盛んに議論されており、また、重金属類や多環芳香族炭化水素など、様々な化学物質がミクログリアを活性化することが報告されている。私たちは、医薬品や環境化学物質のミクログリアに対する影響を調べ、また、異常に活性化したミクログリアを抑制する化学物質の網羅的な探索を行ってきた。...

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  • 炭化水素系イオン交換膜の利用例

    市野 恭弘 膜 48 (3), 153-157, 2023

    Hydrocarbon–based ion exchange membranes (IEM) are used for salt production, acid recovery from waste acid, wastewater treatment, and separation of organic matter and inorganic salts. In the …

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  • 北海道鹿追町然別産の多環芳香族炭化水素鉱物を包有する蛍光性オパール

    石橋 隆, 田中 陵二, 萩原 昭人, 井上 裕貴 宝石学会(日本)講演会要旨 45 (0), 6-6, 2023

    ...その結果、発光成分は分子量 150〜400 程度の多環芳香族炭化水素(PAH)であることがわかった。橙色蛍光はオパール中に微細に分散したビチューメン(非晶質の PAH 混合物)で、黄色〜黄緑色蛍光はコロネンやベンゾ[<i>ghi</i>]ペリレンなどの結晶性 PAH 包有物による。...

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  • 水素化バイオ燃料を混合した脂肪酸メチルエステルのディーゼル噴霧・燃焼特性

    越川 翔生, 松村 恵理子, 千田 二郎 自動車技術会論文集 54 (5), 921-926, 2023

    ...主にパラフィン系炭化水素で構成される水素化バイオ燃料(HVO)は脂肪酸メチルエステル(FAME)に代わる新たなバイオディーゼル燃料として注目されている.本報ではFAMEにHVOを混合し,FAMEの燃料性状改善を図ったうえで,光学計測および実機関を用い,混合燃料の噴霧・燃焼特性の把握を行った....

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  • 母マウスへのベータナフトフラボン混餌投与は授乳期新生仔の腎においてCYP1A1発現を一過性に上昇させる

    吉岡 亘, 菊竹 寛太 日本毒性学会学術年会 50.1 (0), P2-202-, 2023

    ...<p>アリル炭化水素受容体(AhR)の外来物質による活性化によって、マウス新生仔の腎において、種々の遺伝子の発現増加と水腎症が生じる。AhRリガンドの中で水腎症を引き起こすのはダイオキシン類であり、四塩素化ジベンゾダイオキシン(TCDD)を用いて水腎症の研究が進展してきた。一方で、TCDD以外によってAhRを活性化した場合にも水腎症および関連の変化が生じるかはよく分かっていない。...

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  • 二酸化炭素の燃料および化学原料化技術の開発

    鎌田 博之 化学と教育 70 (10), 468-471, 2022-10-20

    ...CO<sub>2</sub>を水素で還元することで,従来は化石資源を原料としている様々な炭化水素類を合成することが可能である。IHIではカーボンリサイクルに向けたソリューションを提供するために,メタネーションによるCO<sub>2</sub>の燃料化および化学原料として低級オレフィン合成技術の開発に取り組んでいる。...

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  • パージアンドトラップ法と水流法による水中非メタン炭化水素の測定: 水流法データからの全濃度の計算

    猪狩 俊一郎 BULLETIN OF THE GEOLOGICAL SURVEY OF JAPAN 73 (2), 87-92, 2022-08-29

    ...<p>産業技術総合研究所では,これまで水道水中の非メタン炭化水素(NMHC)濃度の経時変化や,脱NMHC水の作成の研究を行ってきた.これらの研究では濃度測定に水流法を用いてきた.水流法では,水中NMHCの一部のみを検出している.そのため,水試料間の比較や経時変化の観測には使用可能であるが,全濃度の評価は不可能であった.今回,水試料中のNMHC濃度を水流法で測定するとともに,パージアンドトラップ法でその...

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 二源スパッタリング法によるW-C薄膜の作製

    森川 直人, 分銅 亮介, 部家 彰, 生津 資大, 井上 尚三 精密工学会学術講演会講演論文集 2022A (0), 221-222, 2022-08-25

    ...<p>スパッタ法で炭化物薄膜を形成する場合、炭化水素ガスを用いた反応性スパッタが一般的である。しかし、このプロセスは本質的に不安定で、成長した薄膜への水素の混入も避けられない。本研究では、これらの問題を克服できる二源スパッタ法を用い、室温の石英基板上に種々の組成のW-C薄膜を作製した。...

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  • 市販ガス捕集管の粒子捕集特性

    畑 光彦, 古内 正美, ソク ピシット, アミン ムハマド, 梅原 祐人, 高尾 将志, 東久保 一朗, 今中 努志, 鈴木 義浩, 中村 亜衣, 山崎 正彦 産業衛生学雑誌 64 (4), 186-197, 2022-07-20

    ...高圧力損失のガス捕集管では,ろ材通過流量がエアロゾル粒子モニタの吸引流量よりずっと小さいため,一般的なフィルタろ材の試験方法が使用できない.そこで,圧力損失を基準とした流量制御と希釈を組み合わせた粒子捕集率測定法を開発した.そして,得られた粒子径別捕集率の測定結果に対して,2種類の粒子径分布と5種類の捕集条件を仮定して,質量基準総捕集率を推算した.また,コールタールピッチ取扱作業現場で測定された多環芳香族炭化水素...

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献13件

  • アリの巣仲間識別フェロモンとその受容神経機構の研究

    尾﨑 まみこ, 北条 賢, 上尾 達也 におい・かおり環境学会誌 53 (1), 37-44, 2022-01-25

    ...<p>真性社会性昆虫であるアリ類は,少数の生殖虫と多数の同じ体臭を持つ働きアリで構成される巣(コロニー)単位で統制のとれた行動を示す.特に,巣外に出て活動する働きアリ(ワーカー)どうしの行動の基盤となるのは,巣仲間を「味方」と判断し,非巣仲間を「敵」と判断する識別ルールである.このルールの成立を可能にしているメカニズムを,敵・味方識別に特化した炭化水素感覚器に着目して,フェロモンを受容体タンパク質へと...

    DOI Web Site Web Site 参考文献8件

  • ポリオレフィンの触媒分解に対する共存物質の影響

    川谷 優也, 増田 大毅, 菅沼 学史, 辻 悦司, 片田 直伸 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2022 (0), 17-, 2022

    ...<p>ポリオレフィンは*BEAゼオライト触媒上、脂肪族炭化水素溶媒中でC3−20脂肪族や単環芳香族などに分解されるが、芳香族炭化水素を溶媒とすると多環芳香族が多く生成した。一方、ポリ塩化ビニルやポリエチレンテレフタラートを混入しても大きな影響はみられず、ポリウレタンなどを添加すると転化率が上昇した。...

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  • 環境化学物質によるIL-17A応答の撹乱

    室本 竜太, 松田 正 日本毒性学会学術年会 49.1 (0), S39-3-, 2022

    ...多環芳香族炭化水素受容体AhRのリガンドであるベンゾ[a]ピレンはRegnase-1の働きを抑制し、Regnase-1による分解を受ける標的であるIκB-ζ mRNAやIL-6 mRNAの量を増加させた。このような化学物質の場合は炎症を拡大させ疾患を促進しうる。...

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  • Phase2高知チームによるリュウグウ研究成果:一年の分析から何がわかったのか?

    伊藤 元雄, 富岡 尚敬, 上椙 真之, 山口 亮, 今栄 直也, 白井 直樹, 大東 琢治, 木村 眞, Liu Ming-Chang, Greenwood Richard, 上杉 健太朗, 中藤 亜衣子, 与賀田 佳澄, 湯沢 勇人, 兒玉 優, 土`山 明, 安武 正展, Findlay Ross, Franchi Ian, Malley James, McCain Kaitlyn, Matsuda Nozomi, McKeegan Kevin, 平原 佳織, 竹内 晃久, 関本 俊, 桜井 郁也, 岡田 育夫, 唐牛 譲, 矢田 達, 安部 正真, 臼井 寛裕, 渡邊 誠一郎, 津田 雄一 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 102-, 2022

    ...その結果、(1)含水鉱物集合体に特異的に濃集した脂肪属炭化水素に富む有機物の存在(2)太陽系で最も始原的な化学組成を持つ物質である証拠、そして(3)太陽系外縁部での形成が明らかになった。</p>...

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  • 植物油の交差メタセシス変換による炭化水素基材生成

    金山 翔太, 速田 佳祐, 山根 浩二, 河崎 澄, 出島 一仁 動力・エネルギー技術の最前線講演論文集 : シンポジウム 2022.26 (0), C232-, 2022

    <p>The objective of this study is to selectively obtain an arbitrary hydrocarbon component as base material of fuel from a triglyceride using a cross-metathesis reaction with olefins. In this paper, …

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  • 重症COVID-19患者における消化管免疫機構異常の解明

    横山 佳浩, 山川 司, 仲瀬 裕志 日本小腸学会学術集会プログラム・抄録集 6 (0), 67-67, 2022

    ...トリプトファン代謝に関与する遺伝子発現を解析したところ、重症COVID-19患者の回腸ではアンギオテンシン変換酵素2(ACE2)、芳香族炭化水素受容体(AhR)、カスパーゼリクルートドメイン含有蛋白質9(CARD9)、IL-22などトリプトファン代謝に重要な役割を果たす遺伝子の発現が著明に低下していた。...

    DOI 医中誌

  • (招待講演)カーボンニュートラルとCO<sub>2</sub>地中貯留

    辻 健 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 144-, 2022

    ...現状では、メタンや石炭などの炭化水素から水素を作っており、副産物として出てくるCO<sub>2</sub>を大気放出していることが多い。このように大気中にCO<sub>2</sub>を排出して生成した水素をグレーな水素という。このグレーな水素を使う限り、ほとんどCO<sub>2</sub>削減には貢献していないことになる。...

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  • 酸化鉄バンドを伴う堆積岩中での無機的なプロセスによる白色スポットの形成

    河原 弘和, 吉田 英一, 西本 昌司, 纐纈 佑衣, 勝田 長貴, 梅村 綾子 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 284-, 2022

    ...その局所的な白色化のプロセスについては様々な要因が考えられており、炭化水素を含む流体、先駆物質の有機物及び微生物活動によるものと説明されてきた。白色スポットの一部に、中心にウランやバナジウムといった重金属元素の濃集部を伴うタイプがある。近年、そのような重金属元素濃集を伴うスポットのウラン同位体比パターンにより、そのスポットが微生物活動によって形成したことが示された<sup>[1]</sup>。...

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  • 水蒸気改質プロセスにおける低炭素化技術の開発:改質ガスからの固体C捕集

    Hosea Adinata Djajakirana, 高橋 昂佑, 渡部 綾, 赤間 弘, 福原 長寿 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2022 (0), 41-, 2022

    ...<p>炭化水素の水蒸気改質プロセスにおけるCO2削減の低炭素化を図るべく、改質後のガスから固体Cを捕集する技術を開発した。具体的には、改質場(S/C:1、700~800℃、Ni系構造体触媒)と炭素捕集場(Fe系構造体触媒)を装備した改質システムで、高い改質効率で合成ガスを製造しつつ、固体Cを連続的に約20%の捕集率で回収することに成功した。開発した反応システムは、低炭素型水素製造プロセスとなる。...

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  • 同位体分子分析によるエタン分解微生物の検出

    田口 宏大, Gilbert Alexis, 上野 雄一郎 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 18-, 2022

    ...<p>エタン等の非メタン炭化水素は地殻内に普遍的に存在し、地表に噴出する過程で微生物により分解されることが知られている。従来エタンの微生物分解指標の一つに同位体組成が用いられてきたが、分解の有無を明確に判定することは困難であった。これに対し、二重置換度分析は起源物質の同位体組成に依存しない、より頑健な情報の提供が可能である。...

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  • <sup>234</sup>Th/<sup>238</sup>U比を用いた日本海における多環芳香族炭化水素類の鉛直分布解析

    小澤 萌音, 松中 哲也, 田中 さき, Rodrigo Mundo, 井上 睦夫, 亀山 紘旭, 森田 貴己, 三木 志津帆, 長尾 誠也 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 204-, 2022

    ...<p>多環芳香族炭化水素類(PAHs)は、発癌性などをもった優先取組汚染物質であり、海洋中において分解を受けながら主に粒子吸着と生物ポンプにより鉛直輸送される。東アジアからの影響を受ける日本海において、PAHs鉛直輸送に関する情報が生態リスクを評価する上で重要である。吸着除去のトレーサーとして、U-238の娘核種であり粒子吸着性のTh-234(半減期: 24.1日)が有効である。...

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  • 開放型燃焼器具から発生する室内空気汚染物質の化学的側面

    関根 嘉香, 山本 匠, 野﨑 淳夫 室内環境 25 (3), 299-305, 2022

    開放型燃焼器具とは,燃焼用の空気を室内から取り入れ,排ガスを室内へ排出する燃焼器具のことを指し,住宅では調理,暖房および給湯などに用いられる。特に石油ストーブや石油ファンヒーターは,寒冷地・寒冷時に需要が高い。これら開放型燃焼器具は,熱効率が高いという利点がある一方,その排ガスが室内空気を汚染することがある。本稿では,室内環境学会燃焼器具分科会による特集企画の一環として,住宅用の燃焼器具に利用さ…

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 燃焼で排出される室内空気汚染物質の健康影響

    東 賢一 室内環境 25 (3), 307-315, 2022

    ...本報では,代表的な燃焼由来の室内空気汚染物質として,粒子状物質(PM<sub>10</sub>,PM<sub>2.5</sub>),一般化炭素,窒素酸化物,二酸化硫黄,多環芳香族炭化水素(主としてベンゾ(a)ピレン),揮発性有機化合物(ベンゼン,ホルムアルデヒド)の特徴,主な排出源と健康影響を述べるとともに,これらの物質の気中濃度に対するWHOの空気質ガイドラインを紹介する。...

    DOI Web Site 参考文献12件

  • 炭化水素系燃料によるスーパーリーンバーンエンジンのリーン限界拡大に関する研究(第2報)

    渡邊 学, 安武 優希, 内木 武虎, 小畠 健 自動車技術会論文集 53 (2), 202-206, 2022

    ...スーパーリーンバーン(空気過剰率2以上の燃焼)における燃料組成の影響についてのこれまでの検討において,酸素や窒素を含まない炭化水素系燃料においても組成変更によりリーン限界が大幅に拡大することを見出した.本報では炭化水素系燃料の分子構造や沸点分布がリーン限界拡大に与える影響について,実験結果をもとに考察する....

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  • Aerosol OTと助界面活性剤と鉱物油の混合系における 水の可溶化の研究

    青柳 功 Oleoscience 22 (5), 219-226, 2022

    ...鉱物油には炭素数10~12の長鎖炭化水素が適していた。長鎖炭化水素は逆ミセルの単分子層に浸透し難いために,単分子層の実効体積が増加せず,ミセルサイズは維持されると考えられる。また,助界面活性剤にはソルビタントリオレエート(以下,Span 85という)とソルビタンモノラウレート(以下,Span 20という)が適しており,両者では可溶化水量を増やす機構が異なると考えられた。...

    DOI Web Site 参考文献11件

  • 気相中における芳香族炭化水素の活性炭への吸着速度

    川﨑 直人, 山城 海渡, 緒方 文彦, 中村 武浩 日本毒性学会学術年会 49.1 (0), P-131-, 2022

    ...その結果、多くの人が芳香族炭化水素によるシックハウス症候群になっている。本研究では、有害化学物質の除去を指向し、活性炭への芳香族炭化水素の吸着特性について検討した。気相中の芳香族炭化水素の除去効率は、吸着速度定数と活性炭への芳香族炭化水素の吸着飽和量に基づいて評価された。...

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  • AhRの細胞質における作用とダイオキシン毒性の関係

    吉岡 亘, 遠山 千春 日本毒性学会学術年会 49.1 (0), S24-3-, 2022

    ...<p>ダイオキシン毒性の起点となるアリル炭化水素受容体(AhR)は、ダイオキシン類などのリガンドに結合することで細胞質から核内へ移行し転写因子として多数の遺伝子を発現させる。この仕組みがダイオキシン毒性の発現機序と考えられてきた。一方で、AhRは、カルシウム・脂質メディエーター・リン酸化といった細胞内シグナルを活性化する作用を有する。...

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  • 腎薬物代謝評価における3D培養RPTECの有用性

    中島 美紀, 橋場 しおり, 中野 正隆 日本毒性学会学術年会 49.1 (0), S34-2-, 2022

    ...加えて、芳香族炭化水素受容体、ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体α、ファルネソイド X 受容体およびビタミン D 受容体に対するリガンドの処置による標的遺伝子の発現誘導は、単層培養RPTECに比べて3D培養RPTECの方が大きかった。...

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  • 炎症性腸疾患の病態制御に対する免疫学的アプローチ

    窪田 篤人, 寺崎 将, 小林 正紀, 室本 竜太, 青栁 亮一, 武隈 洋, 菅原 満, 小島 弘幸 日本毒性学会学術年会 49.1 (0), S39-5-, 2022

    ...</p><p></p><p>IBDと制御性T細胞</p><p> 近年5-ASAは、既存の抗炎症機序の他に芳香族炭化水素受容体(AhR)を介して制御性T細胞(Treg)を誘導することが示唆された。更に、演者らは5-ASAがAhRの直接的なリガンドとなり、その結合部位について報告している(Kubota et al., Pharmacol. 2022)。...

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  • 芳香族炭化水素受容体とアトピー性皮膚炎

    枝光 智大, 田口 恵子, 山本 雅之 日本毒性学会学術年会 49.1 (0), S24-2-, 2022

    ...芳香族炭化水素受容体(AhR)は、環境汚染物質に反応するセンサーとなる転写因子である。環境汚染物質の慢性的な皮膚曝露を模倣するモデルとして、恒常活性化型AhR(AhR-CA)を表皮特異的に発現するAhR-CAマウスを作出したところ、アトピー性皮膚炎病態によく似た激しい痒みを伴う皮膚炎を発症した。...

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  • <b>バイオマスと廃プラスチックからのSAF等バイオ液体燃料の製造に関する研究</b>

    松永 興哲, 越川 翔生, 谷利 駿, 東 裕一郎, 越川 哲也, 持田 勲 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 33 (0), 259-, 2022

    ...その結果、分解油中の炭化水素分布は、無触媒に比べてCCとRのいずれも軽質油(ナフサ+SAF+軽油)割合が10~20%高い値を示し、歩留は5〜9%程度高い値を示した.また、触媒としてM/Rを使用し、原料に廃プラスチックを混合した場合、軽質油(特にSAF)の歩留が向上した。さらに反応温度を上げると、SAFの歩留が4%程度向上した。</p>...

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  • 食品因子の薬物代謝系を介した生体防御機能に関する研究

    北風 智也 日本栄養・食糧学会誌 75 (6), 291-296, 2022

    ...<p>生体外異物であるダイオキシン類による毒性はアリール炭化水素受容体 (AhR) を介した作用であるため, AhRの活性化を抑制することが毒性の緩和につながる。ダイオキシン類の毒性の緩和は転写因子nuclear factor-erythroid 2-related factor 2 (Nrf2) を介した薬物代謝第Ⅱ相酵素の誘導も有効である。...

    DOI Web Site 参考文献22件

  • 磁性流体のラビリンス不安定性による模様形成の調査

    梅原 大, 羽田 久一 画像電子学会研究会講演予稿 21.04 (0), 341-343, 2022

    磁性流体とは、磁石に吸引される性質を持っている不思議な液体であり、ラビリンス不安定性という特性を有している。この特性はある条件下の元、磁性流体に磁場を印加することで迷路模様を形成するというものだ。現在、磁性流体を用いたアート作品は少なくないが、ラビリンス不安定性を利用した作品はほとんどない。そこで本研究では、磁性流体アートの可能性を広げるために、この特性について調査する。実験方法として、少量の磁…

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  • プラスチックの触媒分解生成物の分析方法の検討

    松方 正彦, 三浦 えり, 松下 真大, 稲村 翔, 酒井 求, 加茂 徹 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2022 (0), 16-, 2022

    ...<p>廃プラスチックの新規ケミカルリサイクル手法の開発のため、炭化水素溶媒中におけるプラスチックの触媒分解に関する検討を行っている。本発表では、ゼオライト触媒による分解を行った場合に生じる、分子量が数十~数十万と幅広い分解生成物の分析手法の検討を行ったので、報告する。</p>...

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  • ルーフ型配位子による芳香族炭化水素のメタ位選択的C-Hホウ素化

    黒田 悠介 ファルマシア 58 (11), 1076-1076, 2022

    ...芳香族ホウ素化合物の合成法として,遷移金属錯体を用いて芳香族炭化水素のC-H結合を直接的にホウ素化する手法が注目を集めている.ところが,特定のC-H結合を位置選択的にホウ素化するためには特殊な配向基が必要であり,単純な置換ベンゼンのC-Hホウ素化ではメタ位とパラ位のホウ素化体が混合物として得られる.この問題に対し瀬川・伊丹らは,嵩高いホスフィン配位子を用いて金属近傍を覆うことで,基質と触媒間での立体反発...

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  • 本邦の石炭と現世陸源有機物の水素指数:斐伊川-宍道湖および飯梨川-中海水系を例として

    三瓶 良和, 内堀 奈美, 石田 貴博 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 151-, 2022

    ...水素の原料となる炭化水素を多く発生させるケロジェンなどの起源有機物は,一般に単位有機炭素あたりの水素含有量が多い傾向がある。本講演では,本邦における褐炭を含む石炭の分布とその特徴について,旧来の元素組成(炭素・水素含有量)・発熱量と熱分解Rock Eval法で計測される水素指数(Hydrogen Index: HI値)との関係を考察し,褐炭や亜炭などの未熟成石炭の特質を再評価する。...

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  • 環境制御型透過電子顕微鏡によるニッケル触媒のメタン雰囲気その場観察

    松田 潤子, 山本 知一, 高橋 真司, 佐々木 一成, 松村 晶 顕微鏡 56 (3), 100-104, 2021-12-30

    ...<p>ニッケル(Ni)は優れた水素解離能を持ち,貴金属に比べて低コストであることから,水素製造など工業化学の様々な分野で広く用いられている触媒である.しかしながら高温で繰り返し酸化・還元雰囲気に曝されると凝集したり,一酸化炭素や炭化水素系ガス中で作動する際には反応により生成した炭素が触媒表面に析出したりし,触媒能が低下することが問題となる.本研究では炭素がNi触媒表面に析出する過程に着目し,環境制御型透過電子顕微鏡...

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  • 各種バイオマス原料から液体輸送燃料への触媒変換

    劉 彦勇 Journal of the Japan Petroleum Institute 64 (6), 317-330, 2021-11-01

    ...特に,バイオ炭化水素系液体燃料の製造に重点を置いた。今回,取り上げた化学プロセスは,(1)バイオ合成ガスの炭化水素およびアルコールへの変換,(2)植物油の炭化水素への変換,(3)藻類生産油の炭化水素への変換,(4)バイオエタノールの炭化水素への転換,の4種類である。本論文の触媒技術は,これらの化学プロセスを成り立たせる,重合あるいは水素化処理である。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献47件

  • 旧式酵素探索法・非データ駆動型ウエット実験で発見したホスホリパーゼの試験管内分子進化と社会実装

    杉森 大助 化学と生物 59 (10), 488-494, 2021-10-01

    ...<p>生物はジアシル型グリセロリン脂質以外にも多様なリン脂質を利用している.その一つに,グリセリンの水酸基にエーテル結合を介して炭化水素鎖が結合したエーテル型リン脂質がある.近年,エーテル型リン脂質と未病,疾病との関係が注目されている.一方で,エーテル型リン脂質代謝酵素の研究はまだ途上にあり,その機能はほとんど未解明のまま残されている.筆者らはエーテル型リン脂質を加水分解する酵素ホスホリパーゼの機能解明...

    DOI Web Site 参考文献18件

  • 異なる温度で解凍した冷凍マアジ臭気のにおい識別装置による分析

    山橋 純代, 李 潤珠, 渡辺 学, 吉江 由美子, 鈴木 徹 日本冷凍空調学会論文集 38 (3), 219-, 2021-09-30

    ...</tt>25 ℃<tt>で解凍した試料の方が,炭化水素系,芳香族系,エステル系の項目の数値がより高い結果であった.本研究の結果より,解凍温度による臭気の強さや質の変動を臭気寄与度や類似度で数値化することが可能であり,におい識別装置を用いたにおい分析方法は魚肉の臭気変動の評価に有用であることが示唆された.</tt></p>...

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  • 微量炭化水素による固体酸化物燃料電池の劣化挙動

    張 慧, 義家 亮, 成瀬 一郎, 植木 保昭 日本エネルギー学会誌 100 (9), 169-176, 2021-09-20

    <p>本研究ではNi-YSZのアノード極を持つSOFCにタール模擬物質を混合した燃料ガスを供給し,SOFCの劣化挙動を調査した。バイオマスガス化研究において典型的なタール構成物質とされているトルエンを3.1%水蒸気含有水素に添加した。発電特性を考察するため,トルエン添加濃度を0 mg/Nm<sup>3</sup>から1900 …

    DOI Web Site 参考文献24件

  • Additive Manufacturing技術を活かしたContainment Sealの動的特性の研究

    瀧ヶ平 宜昭, 前谷 優貴, 上村 訓右, 大橋 一仁 精密工学会学術講演会講演論文集 2021A (0), 328-329, 2021-09-08

    ...<p>石油精製・石油化学業界の揮発性炭化水素用のポンプには,環境汚染を防止する機構の一つとしてContainment Seal(CS)が適用される.著者らは,Additive Manufacturing技術により摺動面,および摺動材内部に新しい構造を取り入れたCSを前報で提案し,静的特性の評価を行った.本報では,当該CSの動的特性の評価を行い,得られた成果を報告する.</p>...

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  • ハイドレート含有堆積物中における包接ガスと堆積物ガス間の安定同位体分別

    木村 宏海, 八久保 晶弘, Oleg Khlystov, Gennadiy Kalmychkov, Marc De Batist, 坂上寛敏, 南尚嗣, 山下聡 北海道の雪氷 40 35-38, 2021-09

    ...多数の天然ガスハイドレートが発見・回収されているロシア・バイカル湖では,北見工業大学がロシア・ベルギーの各研究機関との共同研究調査を継続している.本研究では,ハイドレート包接ガスと堆積物中のガスとの間の炭化水素安定同位体比の差から,天然ガスハイドレートの状態に関する情報を得られる,との考えの下,バイカル湖のハイドレート包接メタンの安定同位体比に関する調査を実施した.その結果,深部からのガス供給が止まり...

    機関リポジトリ

  • 2.アトピー性皮膚炎の皮膚バリア機能障害における芳香族炭化水素受容体とOvo-like 1の役割

    辻 学 日本皮膚科学会雑誌 131 (8), 1821-1825, 2021-07-20

    ...<p>芳香族炭化水素受容体(Aryl Hydrocarbon receptor:AHR)は,表皮細胞に豊富に発現する化学センサーである.ダイオキシンなどの酸化ストレスを生じるリガンドによるAHRの過剰な活性化は,塩素ざ瘡や皮膚炎を誘発する可能性がある.一方で,抗酸化作用を発揮するリガンドでは,抗炎症効果に加えて,皮膚バリア機能の修復効果が得られる.AHRは皮膚バリア機能に重要なフィラグリンの発現を調節...

    DOI Web Site 医中誌

  • 光応答性ハイブリッド界面活性剤の合成と溶液物性の探索

    齋藤 典生 色材協会誌 94 (7), 196-201, 2021-07-20

    ...疎水基であるフッ化炭素鎖と炭化水素鎖の長さを変化させて水溶液表面張力の光応答性を評価した結果,紫外光を照射すると30 mN/m以上の表面張力変化を発揮する組成を見いだした。また,フッ化炭素鎖をパーフルオロヘキシル鎖以上に伸長すると,アセトンやクロロホルムなどの有機溶媒をゲル化するようになり,これらのゲルは光・熱・応力に応答してゲルとゾル状態が自律的に転移する多刺激応答性を示した。</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献26件

  • 流動層ガス化炉における褐炭ガス化によって生成するタール成分に対するタール吸着粒子の影響

    村上 高広 Journal of the Japan Petroleum Institute 64 (4), 197-202, 2021-07-01

    ...結果として,ガスクロマトグラフ質量分析(GC/MS)および電界脱離質量分析(FD-MS)を用いたタール成分の分析結果から,熱分解および水蒸気のそれぞれのガス化条件で得られたタール成分にはほとんど差異がなく,タールの主成分は置換基のない多環芳香族炭化水素であった。また,タールの主成分をGC/MS分析のみで十分に同定可能なことが分かった。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献19件

  • Concept of Carbon-related Energy to Connect Energy Consumption with CO<sub>2 </sub> Emissions

    YAMAMOTO Hiromi, Kenji YAMAJI 日本エネルギー学会誌 100 (6), 62-72, 2021-06-20

    ...(1)著者らは炭化水素燃料のCO<sub>2</sub>排出量と非常に強い相関を示す新しい概念としてCE(carbon-related energy,カーボンエネルギー)を導入する。CEは,燃料中の炭素および水素の組成と発熱量から計算される炭素分の比率と燃料発熱量の積で定義される,エネルギー量である。...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献4件

  • 植物ポリアミンの代謝と機能

    高橋 卓, 本瀬 宏康 化学と生物 59 (6), 290-297, 2021-06-01

    ...<p>ポリアミンはアミノ基(–NH<sub>2</sub>)が2つ以上結合した脂肪族炭化水素化合物の総称で,生き物がもつ代表的なポリアミンとして,ジアミンのプトレシン,トリアミンのスペルミジン,テトラアミンのスペルミンがよく知られる.植物のポリアミンについては,生理学的な知見が数多く蓄積しているが,近年,シロイヌナズナを用いた分子遺伝学の隆盛により,研究も飛躍的に進展し,ストレス応答における働きやスペルミン...

    DOI Web Site 参考文献26件

  • 2.皮膚マイクロバイオームとしてのマラセチア―脂漏性皮膚炎を例に―

    杉田 隆 日本皮膚科学会雑誌 131 (6), 1503-1509, 2021-05-20

    ...マラセチア(<i>Malassezia</i>)である.本菌は脂漏性皮膚炎,癜風,マラセチア毛包炎,アトピー性皮膚炎の原因あるいは増悪因子となることがある.その発症機序として,脂漏性皮膚炎ではマラセチアが産生するリパーゼが皮脂を分解し,その分解産物である脂肪酸(特にオレイン酸)が炎症を惹起する.また,マラセチアはトリプトファンから“Malassezin”という化合物を非酵素的に産生するが,これはアリール炭化水素受容体...

    DOI Web Site 医中誌

  • フルオラス溶媒の特徴とその利用

    松原 浩 化学と教育 69 (4), 166-169, 2021-04-20

    ...<p>炭化水素基を高度にフッ素で置換されたフルオラス溶媒は,水や有機溶媒と混和せず新たな相(フルオラス相)を形成し,特異な性質である「フルオラス性」を有する。本稿では,「フルオラス性」の原理と特徴,およびこの性質を利用した合成反応として,有機/フルオラス二相系反応やフルオラス溶媒を液相膜として用いた合成手法について解説する。</p>...

    DOI

  • 石油探鉱開発技術における堆積学的手法の進展

    高野 修, 荒戸 裕之 地質学雑誌 127 (4), 225-235, 2021-04-15

    ...1992年頃から2017年頃の間の,本邦における「石油探鉱開発技術にかかる堆積学関連手法の進展」を概観した.この期間における石油探鉱開発技術にかかる堆積学的手法の進展で特筆できるものとして,シーケンス層序学の導入と実適用,三次元地震探査データを用いた震探地形学の進展と適用,貯留層堆積モデルの精密化・高度化,三次元地質/貯留層モデリング技術の進展,石油システムの概念に基づく堆積盆解析の視点の拡大,非在来型炭化水素資源開発...

    DOI Web Site Web Site 参考文献70件

  • カーボンリサイクル:CO<sub>2</sub>を利用する循環エネルギーシステム

    水野 有智 精密工学会学術講演会講演論文集 2021S (0), 17-18, 2021-03-03

    ...本発表では、この排出削減に貢献しうる技術として、炭化水素の持つ物質としての利点を生かしつつ、新規の化石資源採掘を抑制する「カーボンリサイクル」と呼ばれる循環型エネルギーシステムについて、その意義、将来の姿、およびその構成技術について概要を述べる。</p>...

    DOI

  • Additive Manufacturing技術を活かしたContainment Sealの創製

    瀧ヶ平 宜昭, 前谷 優貴, 上村 訓右, 大橋 一仁 精密工学会学術講演会講演論文集 2021S (0), 393-394, 2021-03-03

    ...<p>石油精製・石油化学業界の揮発性炭化水素用のポンプには,環境汚染を防止する機構の一つとしてContainment Seal(CS)が適用される.CSは,ガスと液体で使用するメカニカルシールとして,密封性と耐摩耗性の相反する機能を両立させる必要があるため,設計の難易度が高い.本研究では,Additive Manufacturing技術を活用し,しゅう動面と内部に新しい構造を適用したCSを提案する....

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  • プロピレン製造のための複合型ゼオライトによるライトナフサ留分の接触分解

    程島 真哉 Journal of the Japan Petroleum Institute 64 (2), 37-50, 2021-03-01

    ...また,本触媒を用いる接触分解法は650 ℃以下の比較的温和な温度域でスチーム希釈なしで進行するため,反応工程でのエネルギー削減効果が大きく,プロセス全体で消費される炭化水素原料量は既存の熱分解法(850 ℃)と比較して約15 %削減可能と評価された。本論文では,開発触媒を用いるライトナフサ留分の接触分解法の優れた特性について,触媒化学および化学プロセス工学的観点から解説する。</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献27件

  • 微小粒子状物質(PM2.5)曝露による虚血性炎症の亢進と脳梗塞予後の増悪

    田中 美樹, 大黒 亜美, 鍋谷 悠, 奥田 知明, 伊藤 康一, 石原 康宏 日本毒性学会学術年会 48.1 (0), P-36E-, 2021

    ...芳香族炭化水素受容体(AHR)の阻害薬(CH223191, 1 μM)をBMMに前処置すると,CRM依存的なTNFαとCOX2の発現が有意に低下した。したがって,炎症誘発にはAHRリガンドである多環芳香族炭化水素(PAHs)が関与すると考えられる。有機溶媒を用いてPAHsを抽出除去したCRMコアをマウスに曝露したところ,興味深いことに虚血後の運動機能悪化が大きく抑制された。...

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  • 堆積物の熱履歴解析による種子島沖泥火山群の噴出機構の解明

    瀬戸口 亮眞, 井尻 暁, 山形 武靖, 松崎 浩之, 萩野 恭子, 濱田 洋平, 多田井 修, 谷川 亘, 芦 寿一郎, 村山 雅史 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 102-, 2021

    ...この海域で観測されている地温勾配(25~50 ˚C/km)をもとに、熱分解ガスの生成条件 (> 80˚C)や堆積物の温度履歴を考慮すると、泥火山の噴出堆積物や炭化水素ガスは、海底下約1.5 km以深から上昇してきたと考えられる。...

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  • 地球化学的分析に基づく津軽堆積盆地の中~後期中新世珪質岩層の炭化水素ポテンシャル

    マルティッツィ パオロ, 千代延 俊, 荒戸 裕之 石油技術協会誌 86 (3), 205-212, 2021

    ...ロックエバル分析から得られた有機地球化学的データを用いて,青森西部における珪質泥岩の炭化水素ポテンシャルを評価した。全炭化水素量(S1+S2),全有機炭素量(TOC),および有機物熱熟成度(T<sub>max</sub>)の値は,珪質泥岩がこの地域の有望な根源岩であることを示している。しかしながら,青森県西部のこれらの地層は熟成度が低いことから,炭化水素は排出されなかったことを示している。...

    DOI Web Site 参考文献20件

  • 日本近海表層における多環芳香族炭化水素類の水平分布と経年変動

    田中 さき, 松中 哲也, Rodrigo Mundo, 井上 睦夫, 谷内 由貴子, 黒田 寛, 熊本 雄一郎, 滝川 哲太郎, 守田 晶哉, Tung―Yuan Ho, 長尾 誠也 日本地球化学会年会要旨集 68 (0), 39-, 2021

    ...<p>化石燃料やバイオマスの不完全燃焼、および原油を起源とする多環芳香族炭化水素類(PAHs)は、発癌性や変異原性をもつ有害有機物である。東アジア縁辺海と周辺海域において、PAHsの動態や生態リスクに関する研究が必要とされている。本研究は日本近海を中心とした北太平洋における広域的なPAHs水平分布を明らかにすると共に2017年以降のPAHs経年変動を解析した。...

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  • 低温プラズマ灰化法を用いた有機質試料中の微量元素の定量分析

    日野 泰亮, 谷水 雅治 日本地球化学会年会要旨集 68 (0), 152-, 2021

    ...<p>原油をはじめとした化石燃料中の微量元素濃度は、炭化水素の起源や熟成度の地球化学的トレーサーとして有用である。微量元素の定量には、誘導結合プラズマ質量分析(ICP-MS)が一般的に利用されているが、有機質試料の場合、炭素に起因したスペクトル干渉や非スペクトル干渉のため、事前に有機物を除去する必要がある。...

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  • 北海道南部沖日高トラフの第四系最上部に認められる静内海底地すべり堆積体の形状および内部構造の特徴

    荒戸 裕之, 山本 由弦, 山田 泰広, 千代延 俊, 白石 和也 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 112-, 2021

    ...</p><p> 一方で,隣接する浦河SLSを掘り抜いた試錐の堆積物試料からは,滑動体と下位の非滑動堆積物とに大きな岩相の差異は観察されない<sup>[3]</sup>.これは,地すべりの範囲を決定づけるものが岩相やすべり面の物性の差は微視的なものでしかない可能性を示唆する.また,その滑動体基底面が産ガスを確認した区間直近に相当する<sup>[10]</sup>ことは,僅かな孔隙の差や炭化水素の存在も...

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  • 生薬による腸管特異的な制御性T細胞誘導機序の解明

    吉松 裕介, 筋野 智久, 金井 隆典 日本小腸学会学術集会プログラム・抄録集 5 (0), 54-54, 2021

    ...INが芳香族炭化水素受容体(AhR)に対するリガンドを多く含有していることが知られている。4%IN食を給餌させたマウスでは腸管特異的に制御性T細胞(Treg)、なかでもHelios陽性Treg(IN-Treg)が増加した。IN-TregはGzma陽性CD103陽性であり、その局在としては腸管の管腔側に多く存在していた。...

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  • LNG成分混合ガス用新方式ガスモニターの開発

    有 本 康 輔 火力原子力発電大会論文集 72 (1), 19-25, 2021

    ...LNGはメタンを主成分とする炭化水素系混合ガスであるが,各成分の沸点に違いがあり入熱気 化により成分比率が大きく変化する。しかし,既存のガスモニターはメタンまたはブタンの単成分 あるいは既知の成分比率のガス用であるため,成分比率が変化した場合は正しい測定ができない。...

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  • NO<sub>2</sub>添加の低温酸化・着火遅れに与える影響についての化学反応論的研究(第2報)

    葛 晰遥, 三好 明, 大野 諒平, 原田 雄司 自動車技術会論文集 52 (2), 269-274, 2021

    ...NOxは燃料の自着火時期を促進する効果をもつことが知られている.NOxは添加濃度,雰囲気温度の違いによって進角効果が変化する特徴を有する.本研究では,NOx添加の着火遅れへの影響を表現可能な反応機構の構築を目的とし,NOxと炭化水素起因の中間生成物との素反応に着目し検討を行った....

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  • 脂質二重層の化学組成が膜タンパク質の安定性に与える影響の解明

    奥脇 弘次 ファルマシア 57 (9), 857-857, 2021

    ...水溶性タンパク質の安定性は実験的に測定され,様々な知見が得られているものの,真核生物のタンパク質の1/3を占める膜タンパク質の安定性については,疎水性環境での測定が必須なために解明が進んでいない.膜タンパク質の安定化の原動力は疎水効果と言われており,アミノ酸の側鎖をリン脂質二重層に埋める際の自由エネルギー変化(<i>ΔG</i>°<i>sc</i>)と直接関係している.生体膜は大部分が脱溶媒された炭化水素...

    DOI 医中誌

  • R-CFP技術による炭化水素系バイオ液体燃料製造に関する研究

    松永 興哲, 越川 哲也, 東 裕一郎 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 32 (0), 161-, 2021

    <p>炭素源触媒を用いたREVO方式の急速接触熱分解(R-CFP:REVO-Catalytic Fast Pyrolysis)技術を考案し、このR-CFP技術を中核に、未利用木質系バイオマスや廃プラスチック等から持続可能なバイオ燃料を製造する高度資源化プロセスの開発を進めている。</p><p>炭素源触媒を用いた場合、分解油収率が約70%と、無触媒の場合に比べて15~18%増加し、炭素源触媒の分解…

    DOI

  • メソポーラスカーボンを担体にしたフィッシャー · トロプシュ合成用鉄触媒

    五十嵐 直子, 李 山川, 石井 沙耶香, 岩佐 愛輝, 長谷川 大志, KETCONG Anawat, 山本 勝俊, 朝見 賢二, 藤元 薫 Journal of the Japan Petroleum Institute 64 (1), 17-21, 2021-01-01

    ...一方,ハードテンプレート法を用いて合成したメソポーラスカーボンは,非常に大きな細孔径を持ち,これを担体にした鉄触媒を用いた場合,炭化水素中のC10+選択率が69 %,炭化水素生成速度が0.74 g/g-Fe hという高い値を得ることができた。この触媒は1 MPa-Gの低圧反応条件下においても同様の高い活性を示し,その活性を30時間以上維持することができた。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献8件

  • 感染症初期症状に対するアロマテラピー(精油)によるセルフケアの具体的方法

    宮森 孝子 日本統合医療学会誌 13 (2), 94-102, 2020-11-30

    ...<p>アロマテラピーで使用する精油は、植物が病原性微生物や環境から身を守るため、光合成の過程でつくる炭化水素と官能基から成る有機化合物である。19世紀までの薬のない時代において人類が感染症と闘った歴史の陰には常に精油があり、現代の治療薬も精油の芳香分子の構造を模倣し創薬されてきた経緯がある。特にオレガノ精油は西欧において天然の抗生剤ともいわれ重宝されてきた。...

    DOI Web Site 医中誌

  • ハイドロカーボノミクスについて

    田中 隆三 日本エネルギー学会機関誌えねるみくす 99 (6), 662-665, 2020-11-20

    ...<p>ハイドロカーボノミクスは,バイオ分野を中心に発展してきたオミス科学の方法論を各種炭化水素に展開するものであり,バイオマス・廃プラスチック・石炭・重質油等の有効活用や高効率変換技術の開発において,データドリブンで科学的なアプローチの基礎を与えることが期待されている。本稿では,ハイドロカーボノミクスの基本概念を説明し,いくつかの先行事例を紹介する。</p>...

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  • 放散成分プロファイリングによるホウレンソウの鮮度マーカーの探索

    曽我 綾香, 吉田 誠, 黒木 信一郎, 蔦 瑞樹, 中村 宣貴, 今泉 鉄平, タンマウォン マナスィカン, 中野 浩平 農業食料工学会誌 82 (6), 636-641, 2020-11-01

    ...揮発性化合物量から貯蔵積算温度を推定するPLS回帰分析によって,テルペン,アルコール,炭化水素及び未同定を含む10種類の化合物が鮮度を説明する重要な物質として選択された。さらに,階層クラスター分析から,これらの化合物の構成比で貯蔵積算温度を3段階に推定できることが示された。これらのことから,放散成分プロファイリングはホウレンソウの鮮度評価に有用であることが示唆された。</p>...

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  • スピントラップ法によるポリウレタン素材の熱機械劣化反応機構に関する研究

    坂井 亙 デサントスポーツ科学 41 (0), 260-271, 2020-09-07

    ...や光,酸素,応力などの要因によって,ラジカル種を経由して劣化が起こるとされている.しかし,実際の条件下で反応中間体のラジカル種が観測された例はこれまでほとんどなく,提案されている反応式の多くは,反応後の生成物の解析結果から帰納的に求められたものである.そこで本研究は,スピントラップ法によりラジカル種の寿命を長くすることで,ラジカル種を解析できる電子スピン共鳴 (ESR) による測定を可能とし,飽和炭化水素系...

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  • 新型フィッシャー ・ トロプシュ合成触媒の設計による炭化水素合成の制御

    HONDO Emmerson, 呂 鵬, 張 培培, 李 傑, 椿 範立 Journal of the Japan Petroleum Institute 63 (5), 239-247, 2020-09-01

    ...これらの付加価値の高い,かつ需要も多い新製品を選択的に合成するために,いくつかの新しい反応経路を実現できる新型高性能F-T合成触媒を設計し,ASF則の制限を破る炭化水素の生成分布を制御できた。ここではこれらの新型F-T反応群を実現できた高性能触媒の設計思想,および触媒の構造-性能相関関係をコントロールする諸要素を解説する。</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献22件

  • パラジウム–ジイミン錯体触媒による1-デセンとメタクリル酸エステルの共重合

    山田 高義, 竹内 大介, 小坂田 耕太郎, 荒谷 一弘 Journal of the Japan Petroleum Institute 63 (5), 282-288, 2020-09-01

    ...<p>後期遷移金属触媒によるオレフィンと極性モノマーとの共重合によって,炭化水素ポリオレフィンに新しい機能を付与することができる。本研究では,Brookhart型のパラジウム–ジイミン錯体を触媒に用いて,1-デセンとメタクリル酸エステルとの共重合を行った。メタクリル酸メチル(MMA)との共重合では,極性基を末端に有する分岐状の生成物が得られた。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献29件

  • 富士山体を用いた夏季自由対流圏における雲水中揮発性有機化合物の観測

    山脇 拓実, 大河内 博, 山本 修司, 山之越 恵理, 島田 幸治郎, 緒方 裕子, 勝見 尚也, 皆巳 幸也, 加藤 俊吾, 三浦 和彦, 戸田 敬, 和田 龍一, 竹内 政樹, 小林 拓, 土器屋 由紀子, 畠山 史郎 大気環境学会誌 55 (5), 191-203, 2020-08-25

    ...<p>2010年から2018年までの7月と8月に富士山頂(標高3,776 m)で大気および雲水を採取して、27種類の人為起源揮発性有機化合物 (AVOCs) (塩素化炭化水素16種、単環芳香族炭化水素8種、二環芳香族炭化水素3種)と6種類の生物起源揮発性有機化合物を分析した。...

    DOI 機関リポジトリ 機関リポジトリ ほか1件

  • 演示実験で学ぶ有機化学

    吉田 工 化学と教育 68 (8), 336-339, 2020-08-20

    ...<p>有機化学における炭化水素の単元について,段階的に自発的な問題解決能力を養うように工夫をしたカリキュラム例とその演示実験を紹介する。また,酸素を含む脂肪族の構造決定に関する演示実験の例も紹介する。</p>...

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  • 4-11 微量炭化水素による固体酸化物燃料電池の劣化挙動

    張 慧, 義家 亮, 成瀬 一郎, 植木 保昭 日本エネルギー学会大会講演要旨集 29 (0), 130-131, 2020-07-29

    <p>In this study, effects of tar-containing fuel gas on the SOFC with Ni-YSZ as anode electrode are evaluated. The simulated gas was hydrogen contaminated with toluene as model substance of tar. …

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  • 3-26 炭化水素油中におけるセルロースの接触分解挙動

    木村 健太郎, 雜賀 祐弥, 角田 雄亮, 栗原 清文 日本エネルギー学会大会講演要旨集 29 (0), 88-89, 2020-07-29

    <p>Biomass has been explored as an effective alternative fossil fuel resource. Therefore, catalytic cracking behavior of cellulose in hydrocarbon solvent was investigated by using a cellulose which …

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  • ディーゼル排気後処理技術

    山田 岳 ゼオライト 37 (3), 90-99, 2020-07-15

    ...2000年代初頭に炭化水素の排出低減を目的に,酸化触媒にゼオライトが使われたのをきっかけとして,以降,鉄や銅をイオン交換したゼオライトを含む窒素酸化物選択的還元触媒の例など,ゼオライトを使用した触媒の採用例が増えてきた。現在では,ゼオライトは,ディーゼルエンジンを搭載した車両が,欧州や米国の非常に厳しい排ガス規制に適合するために,なくてはならない触媒材料となっている。...

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  • シリル化イオン液体由来オルガノシリカ膜によるトルエン/メタン分離とその透過機構解析

    廣田 雄一朗, 中居 拓斗, 速水 翔平, 佐々木 文也, 西山 憲和 Journal of the Japan Petroleum Institute 63 (4), 213-220, 2020-07-01

    ...これらの結果から,シリル化イオン液体由来オルガノシリカ膜はメタンから芳香族炭化水素を選択的に回収する分離膜として有望な選択肢の一つといえる。同時に,開発した膜の構造と透過分離機構の解明を目的とし,ATR-IR,窒素吸着およびナノパームポロメトリー評価を行った。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献3件 参考文献51件

  • チタンおよびジルコニアへのフィブロネクチンの吸着特性:低温プラズマ処理の影響

    今上 英樹, 老川 秀紀, 前川 修一郎, 富口 直樹, 野本 秀材, 野村 智義, 大橋 功, 吉成 正雄 日本口腔インプラント学会誌 33 (2), 167-175, 2020-06-30

    ...sub>2</sub>への吸着量は金への吸着量と比較し大幅に増加したが,TiとZrO<sub>2</sub>間ではほとんど差を示さなかった.この理由は,ZrO<sub>2</sub>表面とTi表面には近似した酸化物と水酸基が存在することが要因と考えられた.また,プラズマ処理によりTi,ZrO<sub>2</sub>ともFNの吸着量を促進することが明らかとなった.この理由は,プラズマ処理により表面の炭化水素...

    DOI 医中誌

  • 化学熱傷 : 誰もが知っておきたい知識

    山元 修 熱傷 46 (1), 1-15, 2020-03-25

    ...原因化学物質としては, 酸・アルカリ・腐食性芳香族化合物・脂肪族化合物・芳香族炭化水素・石油関連製品・金属およびその化合物・非金属およびその化合物・化学兵器 (毒ガス) ・その他に分類される. 臨床像は通常の熱傷に類似するが, 化学物質によっては特徴的な症状や経過を示し, あるいは皮膚からの吸収による全身症状を呈することもあるため, 個々の物質の特性を知っておく必要がある....

    DOI 医中誌

  • 東京湾岸地域における風向別VOC濃度割合を用いた発生源地域の推定

    福﨑 有希子, 小宇佐 友香, 浅木 麻衣子, 小林 芳久, 高橋 和清, 國分 優孝, 星 純也, 坂元 宏成, 後藤 有紗, 島 美倫, 中井 里史 大気環境学会誌 55 (2), 92-99, 2020-03-10

    ...<p>関東地方南部における光化学反応に大きく寄与している芳香族炭化水素、アルケンの発生源地域を推定するため、東京湾岸地域で2時間ごとの揮発性有機化合物 (VOCs) 集中観測を実施した。得られたデータを用いて、芳香族炭化水素と1,3-ブタジエンについて16方位別に全調査対象VOCs合計濃度に対する濃度割合を算出した。...

    DOI 医中誌

  • 過剰水蒸気条件下での褐炭ガス化により生成する合成ガス中のタールの分析

    村上 高広, 安田 肇 Journal of the Japan Petroleum Institute 63 (2), 62-69, 2020-03-01

    ...タール成分においては,ガスクロマトグラフ質量分析(GC/MS)や電界脱離質量分析(FD-MS)など複数の分析装置を組み合わせて解析した結果,主成分は置換基のない多環芳香族炭化水素からなることが分かった。水蒸気を化学量論的ガス化に要する量の3倍まで過剰に与えても,その成分に大きな変化はないことを明らかにした。</p>...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献3件 参考文献11件

  • 石油系炭化水素を対象とした発光バクテリアを用いた簡易土壌汚染評価手法の開発2

    杉田 創, 駒井 武 地下水学会誌 62 (1), 59-73, 2020-02-28

    ...<p>ガソリンは,石油系炭化水素による土壌汚染の代表的な物質である。本研究では,ガソリンの主成分であるメタン系炭化水素(アルカン類:n-ペンタン~n-ドデカン)に着目して発光バクテリアを用いた急性毒性試験を実施した。そして,アルカンの炭素数間での発光バクテリアに及ぼす急性毒性影響の違いについて検討を行った。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献14件

  • シェールおよびタイト貯留層を対象とした貯留層キャラクタリゼーション

    ナップ リーヴァイ, 内田 真之介, 南條 貴志, 服部 達也, アルダカニ オミド, ハメド ネイ 石油技術協会誌 85 (1), 35-43, 2020-02-07

    ...Duvernay 層は従来型油ガス田の根源岩層準として広く認知されているself-source 型のシェール貯留層であるの に対し,Montney 層は細粒な砂岩あるいはシルト岩から成るタイト貯留層であり,そこに賦存する炭化水素は上下あるいは側方に分布する別の層準から供給されたものと考えられている。...

    DOI Web Site 参考文献24件

  • 酸化した高純度鉄箔の、高温炭化水素ガス雰囲気でのガス浸炭における、鉄原子、炭素原子挙動のXAFS分析

    大久保 総一郎, 飯原 順次, 上村 重明, 中井 龍資, 日方 威, 谷岡 大輔 SPring-8/SACLA利用研究成果集 8 (1), 111-114, 2020-01-22

    鉄箔を大気酸化した後に、高温のアセチレンガス雰囲気中で処理すると、熱亀裂の内部にサブミクロンの幅を持つ炭素繊維(チューブやシート)が亀裂の両側をブリッジするように成長する新しい現象を発見した。この現象を利用すれば、直線的なナノカーボンが成長でき、新規デバイス作成手法に応用できる。炭素が引き出されるメカニズムを解明するため、雰囲気制御可能な XAFS 装置により浸炭工程毎での Fe …

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  • 流動接触分解プロセスを用いた油脂からの炭化水素燃料製造

    嶋田 五百里, 松本 拓也, 太田 晴久, 高塚 透 Journal of the Japan Petroleum Institute 63 (1), 10-19, 2020-01-01

    ...また,原料の不飽和度や分子構造が接触分解 · 脱酸素化に及ぼす影響について検討し,その最適化によって脱酸素反応の速度やH<sub>2</sub>O選択性の向上と多環芳香族炭化水素生成の抑制を両立できる可能性を見出した。これらの知見を活かすことで,FCCプロセスを用いた安価かつ効率的な油脂からの炭化水素燃料製造技術の開発への貢献が期待される。</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献28件

  • 全身毒性代替法の体系化を見据えたIATAを基盤とするread-acrossの有用性検証

    中川 翔太, 岡本 真生子, 葭原 啓太, 額田 祐子, 森田 修 日本毒性学会学術年会 47.1 (0), P-90E-, 2020

    ...</p><p>その結果、ナフタレン類では酸化ストレス及び芳香族炭化水素(AhR)受容体の活性化が、クロロフェン類では脂質代謝異常を示唆する遺伝子発現変化が一部の化合物において検出され、関連するバイオマーカーの変動から毒性発現に繋がるcKEとして特定された。...

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  • 毒性情報を用いたAhRリガンドの構造活性相関に関する研究

    曽根 秀子, 三木 雅裕 日本毒性学会学術年会 47.1 (0), O-20-, 2020

    ...<p>芳香族炭化水素受容体(AHR)は、人においてほとんどの細胞や組織に発現する転写因子のひとつであり、リガンドと結合すると転写活性化が引き起こされる。そしてAHRリガンドは大気中や食物中の化学物質、薬物にも存在しているため、人が健康な生活を維持していくうえで密接な関係であるといえる。...

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  • イオン交換と私の接点

    有冨 俊男 日本イオン交換学会誌 31 (3), 37-42, 2020

    ...多岐にわたるイオン交換膜の中で筆者が関係した炭化水素系イオン交換膜は,日本国内において1960年代から主に海水から塩をつくる製塩技術として研究開発が進められ,今日製塩以外にも多種多様な用途に応用され実用されている。...

    DOI Web Site 参考文献5件

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