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検索結果 1,957 件

  • 創傷・褥瘡・熱傷ガイドライン(2023)―6 熱傷診療ガイドライン(第3版)

    創傷・褥瘡・熱傷ガイドライン策定委員会(熱傷グループ), 吉野 雄一郎, 天野 正宏, 飯野 志郎, 尾本 陽一, 欠田 成人, 鹿児山 浩, 齊藤 亨, 境 恵祐, 土井 直孝, 橋本 彰, 林 昌浩, 牧野 雄成, 増田 未散, 間所 直樹, 三木田 直哉, 安田 正人, 山田 勝裕, 浅野 善英, 中西 健史, 藤原 浩, 前川 武雄, 茂木 精一郎, 長谷川 稔, 藤本 学, 立花 隆夫 日本皮膚科学会雑誌 134 (3), 509-557, 2024-03-20

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  • 熱傷患者における新たな予後推定指数new PBIの検討

    守永 広征, 海田 賢彦, 田中 佑也, 吉川 慧, 山口 芳裕 熱傷 50 (1), 1-5, 2024-03-15

    ...その中央値は年齢54歳, 男性の比率は58%, 総熱傷面積15%, Ⅱ度熱傷面積9%, Ⅲ度熱傷面積0%, 気道熱傷を合併した症例は104例 (41%), PBI 73, 死亡例は42例 (17%) であった.<br> 生存群と死亡群の比較では年齢, 総熱傷面積, Ⅱ度熱傷面積, Ⅲ度熱傷面積, 気道熱傷合併有無について2群間で有意差を認めた....

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  • 熱源の特定に難渋し,向精神薬中断による悪性症候群を疑った1例

    南里 健太, 藤原 修, 仲本 寛, 櫻井 裕之 熱傷 50 (1), 12-17, 2024-03-15

    ...熱傷治療において, 創部感染による発熱には特に注意すべきであるが, 重症熱傷患者の発熱の原因は多岐にわたるため, 創部感染に限らずあらゆる可能性を考えるべきである. また, 熱傷治療は複数の診療科が同時にかかわることが多いため, 密な情報共有を行うことが改めて重要である.</p>...

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  • 人工真皮と自家培養表皮で救命・軽快しえた小児広範囲熱傷の1例

    増田 興我, 上田 敬博, 生越 智文, 松尾 紀子, 大河原 悠介, 松田 健一, 山本 章裕, 一番ケ瀬 博, 梅田 竜之介, 亀岡 聖史, 本間 正人 熱傷 50 (1), 18-23, 2024-03-15

    ...<br> 今回われわれは, 1歳児の広範囲熱傷に対し分層植皮を用いず, 人工真皮貼付による真皮様組織の母床構築と自家培養表皮移植術のみで熱傷治療を行い, 閉創に成功した症例を経験した. <br> 2歳未満の小児に対する自家培養表皮移植の有用性の検討はなされていないが, 今回の経験から小児広範囲熱傷治療においても救命という点で自家培養表皮移植は有用である可能性が示唆された.</p>...

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  • 脳症とICU-acquired weaknessを合併した毒素性ショック症候群の1例

    木島 英美, 横山 はるな, 岡田 麻理, 山村 悠, 中谷 久恵, 今井 雅子, 鈴木 奈都子, 金子 修也, 水野 朋子, 清水 正樹, 長澤 正之, 大柴 晃洋 脳と発達 56 (1), 58-62, 2024

    ...<p> 症例はII度熱傷でICU入院となった8歳ネパール人男児.第1病日から発熱,下痢,眼球結膜充血,全身性紅斑を認め,第3病日に急激に意識障害,けいれん群発,血圧低下,多臓器不全をきたした.人工呼吸器管理および抗菌薬や免疫グロブリン製剤などで救命した.熱傷創部浸出液からTSST-1産生株のMRSAが同定され,毒素性ショック症候群(toxic shock syndrome;TSS)の診断となった.ショック...

    DOI 医中誌

  • 室内化学物質暴露に関わる子供の消費者製品事故のリスク評価

    青木 幸生, 青木 菜々子, 東海 明宏, 中久保 豊彦, 伊藤 理彩 室内環境 27 (1), 23-42, 2024

    ...傷害の種類では,皮膚炎に化学熱傷を合せた皮膚障害が最も多く,19歳以下で61.1%であった。また,事故の多い製品分野は,化粧品・薬品,建築・家具,玩具であることがわかった。一方,抽出した製品コードに対する0-19歳の中毒,皮膚炎,化学熱傷の事故発生確率は,概ね1E-6-1E-5 (incidence / population / year) 台であった。...

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  • 日本熱傷学会熱傷入院患者レジストリー2011 10年間の解析報告

    井上 貴昭, 岸邊 美幸, 黒柳 美里, 佐藤 幸男, 根本 充, 林 稔, 廣瀬 智也, 松嶋 麻子, 森田 尚樹, 吉村 有矢, 佐々木 淳一 熱傷 49 (5), 242-251, 2023-12-15

    ...<p> 日本熱傷学会では, 日本国内における熱傷診療の全体像を把握し, 熱傷診療の質を向上させることを目標に, 2011年4月より「熱傷入院患者レジストリー」への症例登録事業 (以下, 本レジストリー) 登録を開始した. 2022年3月末までに登録参加施設は120施設, 延べ登録件数は20,000件をこえた....

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  • 睡眠時に稼働していたスマートフォンで受傷した肩甲部Ⅲ度熱傷の1例

    落 智博, 石井 暢明, 秋元 正宇 熱傷 49 (5), 257-262, 2023-12-15

    ...今回われわれは, 睡眠中のスマートフォン稼働によるⅢ度熱傷の症例を経験した. いかなる条件下でスマートフォンがⅢ度熱傷にいたる熱源となりえるのか再現実験を行い検証した.<br> 【症例】72歳, 女性. 睡眠中にスマートフォンが右肩甲部の下敷きとなり低温熱傷を受傷した. 前医で約5ヵ月間の外用加療が行われたが改善を認めず, 当科紹介となった....

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  • 人工真皮サンドウィッチ法の有用性:多施設共同前向き観察研究の立案および現状

    山元 良, 佐藤 幸男, 松村 一, 池田 弘人, 今井 啓道, 上田 敬博, 福田 憲翁, 佐々木 淳一 熱傷 49 (5), 263-267, 2023-12-15

    <p> 本報告では, 皮膚移植に関する臨床研究の立案過程を解説する. さまざまな皮膚移植法が存在するなか, 人工真皮を用いた移植によって創の機能や整容を向上させる可能性が示唆されている. 従来, 人工真皮を用いた治療戦略では, 人工真皮の移植・生着確認ののちに自家分層植皮を行うという二期的手術が一般的であったが, 近年では自家網状分層植皮の表層に人工真皮の植皮を一期的に行うという手法, …

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  • 高周波温熱機器による施術後にⅢ度熱傷を生じた1例

    尾碕 忍, 岡本 泰岳, 結城 美佳, 奥本 隆行 日本形成外科学会会誌 43 (11), 681-685, 2023-11-20

    <p> A burn at the return electrode site is an iatrogenic disease that can occur during surgery. Moreover, it has recently been observed to occur even in the community setting, because of the growing …

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  • 創傷・褥瘡・熱傷ガイドライン(2023)-1 創傷一般(第3版)

    創傷・褥瘡・熱傷ガイドライン策定委員会(創傷一般グループ), 茂木 精一郎, 有馬 豪, 一木 稔生, 植田 郁子, 岡田 克之, 金子 栄, 加納 宏行, 倉繁 祐太, 清水 晶, 澄川 靖之, 高橋 秀典, 玉城 善史郎, 徳山 道生, 波部 幸司, 藤田 英樹, 浅野 善英, 中西 健史, 藤原 浩, 前川 武雄, 吉野 雄一郎, 長谷川 稔, 藤本 学, 立花 隆夫 日本皮膚科学会雑誌 133 (11), 2519-2564, 2023-10-20

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  • 自宅浴槽で受傷した高齢者熱傷

    古荘 晶子, 久保 陽介, 吉野 雄一郎 西日本皮膚科 85 (5), 387-393, 2023-10-01

    ...今回,93 歳女性の浴槽での熱傷の症例を経験した。ADL が自立していた患者であったが,熱傷を契機に,全身状態が悪化し不幸な転帰をたどった。この症例より浴槽での熱傷の危険性を痛感し,当院での過去 5 年間の症例を検討した。当院で入院加療を行った 65 歳以上の浴槽での受傷例 10 例を対象とし,後ろ向きに検討した。ほとんどがⅡ度熱傷であったが,8 例で手術が必要であった。...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • こたつ火災によるバックドラフトで受傷した熱傷の1例

    古木 遥, 竹内 一博, 小林 昇平, 川瀬 麻依子, 鳥居 祐希, 井川 祐一, 小室 明人 熱傷 49 (3), 150-154, 2023-09-15

    ...今回, こたつ火災でのバックドラフトで受傷したと考えられたまれな熱傷例を経験したため報告する. 症例は89歳, 女性. 自宅でこたつから煙が出ていることに気付きこたつ布団を捲った際, 炎が噴出し, 顔面, 両手に爆風にあおられたような熱傷を受傷した. 消防隊は現場検証で非常に激しい火災であったことを確認し, バックドラフト現象と結論付けた....

    DOI 医中誌

  • 重症熱傷患者におけるカンジダ血症のリスク因子の検討

    落合 剛二, 海田 賢彦, 相澤 陽太, 田中 佑也, 吉川 慧, 山口 芳裕 熱傷 49 (3), 129-132, 2023-09-15

    ...<br> 【方法】2008年から14年間に当院に入院した重症熱傷 (軽症熱傷症例, 気道熱傷単独例, 来院時心肺停止例, 受傷後1週間以内の死亡例, 電撃症をのぞく) を対象とし後方視的に検討した. 重症熱傷患者の定義は, Ⅱ度熱傷面積が30%以上もしくはⅢ度熱傷面積が10%以上とした....

    DOI 医中誌

  • 塩化ベンザルコニウムを皮下注射した1例

    小西 浩之, 金村 剛宗, 片平 次郎, 弦切 純也 熱傷 49 (3), 133-137, 2023-09-15

    <p> 塩化ベンザルコニウム (Benzalkonium chloride:以下BZK) は, Covid-19感染症の拡大により市民生活に身近になった. 今回, 自殺企図目的でBZKを皮下注射した症例を経験したので報告する.<br> 症例は50歳, 女性. 自殺企図目的に10%BZKを左手背部と肘窩部に皮下注射した. 来院時, 左手背部は発赤, 左肘窩部は硬結のみであり, …

    DOI 医中誌

  • 高電圧電撃傷による多発性の筋損傷を画像評価と段階的治療により治癒した1例

    川口 玄, 柳澤 大輔, 横山 俊一郎, 杠 俊介 熱傷 49 (3), 144-149, 2023-09-15

    ...変電所での作業中に高圧の銅線に接触し, 3,0000Vの電流が体内を流れ, 背部と両大腿にⅢ度熱傷を生じた. 熱傷受傷面積は6%で, 背部に3%, 右大腿に1%, 左大腿に1.5%のⅢ度熱傷を認めた. 手指には0.5%の浅達性Ⅱ度熱傷を認めた. 造影CTでは腹腔内臓器に損傷を認めなかった. 受傷翌日よりベッドサイドで背部と両大腿の筋体を含めた壊死組織の除去を行った....

    DOI 医中誌

  • 当科を受診したサウナ熱傷5例の検討

    對馬 佑樹, 三上 誠, 飯田 圭一郎, 和田 尚子, 齋藤 百合子, 漆舘 聡志 熱傷 49 (3), 138-143, 2023-09-15

    ...<p> 【背景】本邦におけるサウナ熱傷の症例集積研究の報告は, われわれが渉猟しえた限りはない. われわれが経験したサウナ熱傷の臨床的特徴について報告する.<br> 【対象】2012年から2021年までの10年間で, 当科を受診した熱傷患者346例のうち, サウナ熱傷患者5例を対象とした....

    DOI 医中誌

  • 外傷・熱傷・皮膚軟部組織感染症における周術期感染管理

    佐藤 幸男 日本外科感染症学会雑誌 20 (2), 133-139, 2023-09-15

    ...<p>本稿では対象疾患を体幹部外傷,熱傷,皮膚軟部組織感染症に限定して作成した。本マニュアルを作成するにあたっては,われわれの周術期感染管理方法をいわゆる“専門家による意見”として記載,かつ本文の骨格とし,過去20年間に報告されてきた無作為化対照試験,系統的レビュー,メタ解析およびガイドラインの文献検索を行い,“叙述的レビュー”の形式を取った。...

    DOI 医中誌

  • 形成外科における熱傷患者の看護援助に関する看護師の困難

    阿部 晴日, 村中 沙織, 宮越 生美, 牧野 夏子, 髙橋 香菜美, 庭山 香織 熱傷 49 (3), 155-163, 2023-09-15

    ...<p> 本研究の目的は, 形成外科における熱傷の看護援助に関する看護師の困難について明らかにすることである. A病院形成外科病棟に勤務し, 熱傷患者の看護援助の経験を1年以上有する看護師9名を対象にフォーカス・グループインタビュー (以下FGI) を行った. FGIの内容は, 形成外科における熱傷患者の看護援助に関する看護師の困難で構成した....

    DOI 医中誌

  • 熱傷創に対するNPWTの治療経験

    森田 尚樹 熱傷 49 (3), 117-128, 2023-09-15

    ...DDBより深達度の深い熱傷では植皮術を前提に治療が進められることが多いが, さまざまな理由により焼痂をデブリードマン後, 良好な移植床を認めない症例も少なくない. また, 保険収載されていないものの, 植皮固定法としてのNPWTの利点も多く, 熱傷に対し非常に有用なデバイスであることが伺える. 今回当院で熱傷症例に対しNPWTを施行した症例を検証し, その有用性を報告する....

    DOI 医中誌

  • 当院における過去11年間の乳幼児新鮮熱傷症例の検討

    平尾 太祐, 日原 正勝, 光井 俊人, 藤田 真亜子, 姫島 知樹, 覚道 奈津子 熱傷 49 (3), 111-116, 2023-09-15

    ...<p> 【目的】小児熱傷は日常的に遭遇頻度の高い疾患である. なかでも特に乳幼児の熱傷の割合は高い. 今回われわれは, 関西医科大学附属病院を受診した過去11年間の乳幼児熱傷患者について検討したので報告する....

    DOI 医中誌

  • 虎の門病院と浜の町病院における形成外科の認知度調査:認知度向上への検討

    舟橋 ひとみ, 松本 大輔, 原 瑠奈, 増子 貴宣, 江口 智明 日本形成外科学会会誌 43 (7), 365-374, 2023-07-20

    ...疾患別の調査では,受診する科として形成外科を選択する割合は,顔の外傷,瘢痕ケロイド,手足の先天異常で高く,熱傷,皮膚腫瘍,あざなどで低かった。<br> 考察:大都市でも地方都市でも同様に形成外科認知度が低いという結果から,あらゆる地域における啓発活動の必要性が示唆された。ホームページの充実やかかりつけ医への啓発活動など,一般の方への普及向上に向けた取り組みについて検討した。</p>...

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  • 悪性神経膠腫に対する光線力学的療法の光と影―100例以上を経験して―

    深見 真二郎, 秋元 治朗, 永井 健太, 河野 道宏 日本レーザー医学会誌 44 (2), 102-108, 2023-07-15

    ...<p>悪性神経膠腫に対する光線力学的療法(photodynamic therapy: PDT)につき,照射の工夫・合併症・再発時期や再発パターンを検討した.対象はPDTを施行した106例の画像上悪性神経膠腫と診断した症例で,大きな合併症は1例の爪熱傷であったが,2例脳皮質熱傷が疑われた.再発までの期間の中央値は初発膠芽腫に限ると約12ヶ月で,再発パターンは局所再発が50例で,27例は遠隔部位や播種にて...

    DOI Web Site 参考文献14件

  • 新規熱傷壊死組織除去剤ネキソブリッド<sup>®</sup>を適正に使用するために

    松村 一, 池田 弘人, 上田 敬博, 小川 令, 櫻井 裕之, 副島 一孝, 佐々木 淳一 熱傷 49 (2), 51-59, 2023-06-15

    ...<p> ネキソブリッド<sup>®</sup> (治験記号:KMW-1) は熱傷創の壊死組織を除去する新規の化学的壊死組織除去剤である. 本剤は受傷後早期に熱傷創に塗布することで壊死組織を選択的に, 低侵襲かつ早期に除去可能なため, 外科手術に代わる治療選択肢として期待されている....

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  • 当院における過去10年間の乳幼児熱傷患者の検討

    金子 貴芳, 岸邊 美幸, 島田 賢一 熱傷 49 (2), 60-66, 2023-06-15

    ...対象症例119例に対して, 電子カルテを用いて, 性別, 受傷時年齢, 受傷原因, 受傷時期, 熱傷面積, 深達度, 受傷部位, 入院の有無, 手術の有無について後方視的に検討した. さらに日本熱傷学会熱傷入院患者レジストリー (以下, 熱傷レジストリー) と比較検討を行った. <br> 熱傷レジストリーと同様に, 性別は男児が多く (58.0%) , 受傷時年齢は3歳以下に多くみられた....

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  • MEEK植皮の使用経験

    遠藤 淑恵, 吉牟田 浩一郎, 伊達 直人, 松尾 優美, 天願 翔太, 石井 美里, 宗 雅 熱傷 49 (2), 72-80, 2023-06-15

    ...<p> MEEK植皮片カッター<sup>®</sup>は2020年に本邦で使用が開始され, 当院では2020年9月から2021年12月の期間に5名の患者 (男性3名, 女性2名, 年齢64.0±17.0歳, 熱傷面積18.8±16.1%TBSA) にMEEK植皮を行った....

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  • MEEK法による分層植皮を行った熱傷の治療経験

    畔 熱行, 鈴木 健司, 尾崎 裕次郎, 松浪 周平, 齊藤 福樹, 中森 靖, 日原 正勝, 覚道 奈津子 熱傷 49 (2), 94-101, 2023-06-15

    ...<p> MEEK法による分層植皮を行った熱傷患者の治療を経験した. 症例1は広範囲熱傷であり, 3回のメッシュ状分層植皮と頸部への皮膚移植を行った. その後, 全身状態が悪化し, 採皮部が限られるなか施行した4回目の手術にてMEEKの機器を借用する機会があり, MEEK法による皮膚移植を行った. 肩部をのぞき植皮片は生着し上皮化治癒した....

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  • MEEK<sup>TM</sup>システムとRECELL<sup>®</sup>の併用による上肢Ⅲ度熱傷の治療経験

    吉武 彰子, 大島 純弥, 井上 貴昭, 渋谷 陽一郎, 佐々木 薫, 関堂 充 熱傷 49 (2), 88-93, 2023-06-15

    <p> 2022年9月1日に保険適用となったRECELL<sup>®</sup>とMEEK<sup>TM</sup>システムを併用した治療を試みたため, 有効性や注意点などを報告する. 症例は47歳, 男性. アルミ炉の炎が作業服に着火して受傷した. 両上肢・両下肢・背部の70%TBSAを認めた. 植皮の感染脱落を生じた左上肢に対して (4%TBSA) , …

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  • 中枢神経症状を伴ったフェノールによる化学損傷の1例

    土居 未歩, 中川 浩志, 川浪 和子, 石野 憲太郎 熱傷 49 (2), 81-87, 2023-06-15

    <p> フェノールは芳香族化合物に分類され, 弱酸ではあるが腐食性が強く, 接触部位の蛋白変性を引き起こす. 広範囲暴露の場合, 経皮的吸収により心室性不整脈や中枢神経症状などが出現する場合がある. <br> 症例は20代, 男性. 仕事中にフェノール容器の破損により90%フェノールを浴び受傷し, 当院へ救急搬送された. 受傷時より急速に意識障害が出現し, …

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  • 家族と積極的治療の合意形成にいたらず,治療撤退とせざるをえなかった顔面・四肢熱傷の1例

    菅谷 一樹, 鈴木 光子, 全田 吏栄, 鈴木 剛, 岩渕 雅洋, 小野寺 誠, 伊関 憲 熱傷 49 (2), 67-71, 2023-06-15

    ...<p> 家族と積極的治療の合意形成にいたらず, 本人の治療希望に添えない転帰を辿ることとなった熱傷の症例を経験した. 症例は86歳の男性, 火炎熱傷により搬送された. 来院時, 意識レベルは清明で, 顔面と両上下肢に%total body surface area 16, prognostic burn index 97の熱傷を認めた. 入院時, 本人や家族は積極的治療を希望された....

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  • 側枝静脈瘤に対する血管内レーザー焼灼術—スタブアバルジョン法から瘤焼灼へ—

    宇藤 純一, 塚本 芳春 静脈学 34 (1), 25-28, 2023-04-27

    ...レーザー装置に,直径1.27 mmの細径ファイバーを接続し,伏在静脈および側枝静脈瘤を焼灼した.小伏在静脈あるいは膝上の大伏在静脈(GSV)は出力7 W(LEED 50–70 J/cm)で焼灼し,膝下GSVにも逆流を認める場合には同部を5 W(LEED 20–25 J/cm)で焼灼した.さらに側枝静脈瘤を5 W(LEED 30 J/cm)で焼灼した.GSV焼灼後の神経障害は認められず,瘤焼灼に伴う皮膚熱傷...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献1件

  • 熱傷治療研究におけるコア・アウトカム・セットの選定:その作成過程および国際コンセンサス

    Amber Young, Anna Davies, Carmen Tsang, Jamie Kirkham, Tom Potokar, Nicole Gibran, Zephanie Tyack, Jill Meirte, Teruichi Harada, Baljit Dheansa, Jo Dumville, Chris Metcalfe, Rajeev Ahuja, Fiona Wood, Sarah Gaskell, Sara Brookes, Sarah Smailes, Marc Jeschke, Murat Ali Cinar, Nukhba Zia, Amr Moghazy, Jonathan Mathers, Sian Falder, Dale Edgar, Jane Mary Blazeby, 訳者: 原田 輝一 熱傷 49 (1), 1-20, 2023-03-15

    ...<br> 【結論】このCOSには国際的に通用する普遍性があり, 熱傷領域で行われる介入試験において, プロトコル作成の前提になるものである. 今後の介入試験研究には, このCOSに準じた測定値または評価を含めることを推奨する.</p>...

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  • 血小板数増加により偽性高カリウム血症を認めた13%熱傷の1例

    池田 憲祐, 海田 賢彦, 田中 佑也, 吉川 慧, 加藤 聡一郎, 井上 孝隆, 山口 芳裕 熱傷 49 (1), 27-31, 2023-03-15

    ...<p> 血小板数の増加により偽性高カリウム (以下はK) 血症をきたすことがあるが, 熱傷患者に関する報告はない. 今回13%熱傷患者の加療中に血小板の増加により偽性高K血症を認めた症例を経験したので報告する.<br> 症例は20代, 男性. 腹部, 背部, 右上下肢に計13%のⅡ度熱傷を受傷した. 第3, 10, 17病日に手術を行い上皮化は良好であった....

    DOI 医中誌

  • 看護基礎教育課程における熱傷および外傷に関する教育内容の実態

    村中 沙織, 牧野 駿介, 牧野 夏子, 上村 修二 熱傷 49 (1), 32-41, 2023-03-15

    ...<br> 以上から, 熱傷および外傷に関して看護基礎教育課程で学ぶ機会は決して十分とはいえず, 実際の患者の回復過程に必要なケアについて十分に取り上げられていない可能性がうかがわれた. 今後の示唆として, この現状を前提とした卒後教育の検討が必要であり, 熱傷および外傷教育の充実化を図るべく, 診療ガイドライン等をふまえた教育の水準と内容の検討が望まれる. </p>...

    DOI 医中誌

  • 当院における高電圧の電撃傷7 例の検討

    三木, 亭人, 小池, 智之, 小林, 沙彩, 山本, 優子, 黒柳, 美里, 春成, 伸之, 竹内, 一郎, Miki, Naoto, Koike, Tomoyuki, Kobayashi, Saya, Yamamoto, Yuko, Kuroyanagi, Misato, HARUNARI, Nobuyuki, Takeuchi, Ichiro 横浜医学 74 (1), 1-7, 2023-01-30

    ...2011年1 月から2021年1 月の10年間に,当院の高度救命救急センターで入院加療した高電圧 による電撃傷の7 症例を対象として後方視的に検討した.損傷の程度について保存治療で軽快したⅡ度熱傷の局所損傷症例をⅡ degree local type(以下ⅡL群),Ⅱ度熱傷で四肢・体幹に及ぶ症例をⅡdegree extensive type(以下ⅡE群),Ⅲ度熱傷の局所損傷症例をⅢ degree local...

    機関リポジトリ 医中誌

  • 脱色剤の不適切な使用による皮膚障害の4例

    井上 雄二 日本臨床皮膚科医会雑誌 40 (2), 165-169, 2023

    ...して除毛剤による皮膚障害の症例を集積している.ただし,脱色剤による皮膚障害はその対象とはなっていない.その理由は,脱色剤による皮膚障害の報告がほとんどなく,危険性が認識されていないためではないかと考えられる.今回の4例は,何れも使用上の注意に記載されている使用法を守らなかった故に生じた脱色剤による皮膚障害であった.脱色剤は比較的簡単に購入することができる医薬部外品であるが,使用法を間違うとアルカリ熱傷...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 当施設における小児熱傷患者の特徴

    浦瀬 篤史, 上田 敬博, 生越 智文, 岩本 博司, 福田 隆人, 一ノ橋 紘平 日本救命医療学会雑誌 37 (0), 1-6, 2023

    ...【背景】<br>  全国的に熱傷患者はIH (電磁誘導加熱 : induction heating) や温度設定式給湯器などの普及や, 安全技術の進歩により減少している. 熱傷センターを開設して1年が経つが, 南河内地域を診療圏とする当センターには多くの小児熱傷の患者が受診・搬送されている. 熱傷患者が減少している昨今, なお発生する小児熱傷の原因を精査して発生予防や啓発のためこれらを分析した....

    DOI 医中誌

  • ボイラー事故による爆傷の1例

    石澤 義也 Japanese Journal of Acute Care Surgery 13 (0), 73-77, 2023

    ...顔面,両上肢にⅡ度の熱傷,気道熱傷,左下腿開放骨折,右下腿骨折を受傷し,直近病院を経て当院へドクターヘリにて緊急搬送となった。当院到着時,血圧が93/62mmHg,脈拍は120回/分,FAST陽性であった。同日緊急開腹術にて腸間膜損傷,回腸穿孔に対しダメージコントロール手術,vacuum pack closureとし,左下腿創外固定を施行後に入院となった。48時間後に消化管再建,閉腹術を施行した。...

    DOI

  • 高圧電流による電撃傷の4症例

    石井 美凪, 柚木 良介, 金子 直之 日本救急医学会関東地方会雑誌 43 (4), 175-178, 2022-12-28

    ...<p>【はじめに】電撃傷では電気エネルギーや熱エネルギーにより, 熱傷, 神経筋損傷, 不整脈, 横紋筋融解に伴う腎障害などさまざまな合併症をきたし得る。われわれは過去14カ月間に経験した4例の電撃傷について検討した。...

    DOI 医中誌

  • 自傷を強く疑われた陰唇熱傷後瘢痕の1症例

    五十嵐 悠大, 窪田 吉孝, 三川 信之 熱傷 48 (5), 169-173, 2022-12-15

    ...今回われわれは, 当初domestic violence (DV) で受傷したとされていたが, 自傷を強く疑われた陰唇熱傷後瘢痕の1症例を経験したため, 若干の文献的考察を加えて報告する....

    DOI 医中誌

  • 超音波デブリードマン機器を使用してアキレス腱部の熱傷のデブリードマンを行った1例

    小林 潤貴, 伊藤 悠介, 山本 健登, 近藤 智月, 横尾 和久, 古川 洋志 熱傷 48 (5), 184-189, 2022-12-15

    ...今回われわれは, アキレス腱部の熱傷創に対して超音波デブリードマン機器ウルトラキュレット<sup>®</sup>でデブリードマンを施行し良好な結果を得たため報告する. 症例は73歳, 女性. アキレス腱部の深達性Ⅱ度熱傷創に対してウルトラキュレット<sup>®</sup>で腱を露出せず少量の出血でデブリードマンを施行することができた....

    DOI 医中誌

  • 熱傷を契機に発症したアキシチニブによる膿疱型薬疹の 1 例

    中川 浩一, 東田 理恵, 松尾 彩子, 岡林 綾 西日本皮膚科 84 (6), 503-506, 2022-12-01

    ...自宅でストーブにあたっていて左下腿に熱傷を受傷した。浅在性 2 度熱傷と判断し,外来で保存的加療を行っていた。しかし,熱傷の上皮化が遷延し第 14 病日を過ぎて熱傷創やその周囲に膿疱や膿海がみられるようになってきた。強い疼痛を伴っていた。膿疱の生検病理組織像では角層内の好中球浸潤の他,表皮内,真皮内に多数の好酸球が認められた。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献1件

  • 重症下肢虚血と糖尿病による足病変に対する再発予防の取り組み

    竹歳 竜治, 樋口 基明 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 1.Suppl.No.2 (0), 107-107, 2022-12-01

    ...<p>【症例紹介】</p><p>65歳男性.既往歴に小児麻痺と糖尿病があり,自宅内は杖歩行自立,屋外は車椅子移動介助であった.熱傷を契機に左母趾に壊死が出現し,重症下肢虚血の診断で入院となった.血行再建術を施行した後,左リスフラン切断術を施行した....

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  • 下腿外傷性骨化性筋炎の骨化部に感染をきたした一例

    古谷 武大, 土持 兼信, 中村 哲郎, 岩崎 賢優, 河野 裕介, 畑中 敬之, 松口 俊央, 清原 壮登, 大森 裕己, 土屋 邦喜 整形外科と災害外科 71 (4), 781-783, 2022-09-25

    ...【症例】54歳男性.35年前に交通外傷による多発外傷の既往あり.低温熱傷による左下腿膿瘍の診断で当院皮膚科紹介受診し,Xp,CTで前脛骨筋に石灰化を認め当科紹介となった.麻酔下に切開すると前脛骨筋膜下より大量の石灰と浸出液を認め,不良肉芽とともにデブリドマン施行した.死腔の補填のため抗菌薬含有のリン酸カルシウム骨ペースト(calcium phosphate cement;以下CPC)を充填した.その...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献2件

  • 東京都熱傷救急連絡会のデータからみる東京都の熱傷の傾向 1991年から2020年までの報告より

    森田 尚樹, 佐藤 幸男, 櫻井 裕之, 横堀 將司, 石川 秀樹, 梶原 一, 海田 賢彦, 松村 一, 福田 令雄, 濱邉 祐一, 磯野 伸雄, 田上 俊輔, 藤原 修, 副島 一孝, 新井 悟, 佐々木 淳一 熱傷 48 (3), 76-89, 2022-09-15

    ... 東京都熱傷救急連絡会は熱傷救急ネットワークとして参画施設よりデータを収集, 分析し熱傷に関する啓発活動等を行っている. 今回1991年から2020年の30年間分9,698症例のデータを5年ごとに分け分析し, 熱傷症例の傾向を検討した. <br> 総症例数に大きな変化は認めず, おもな受傷原因はflame burn, scald burn, inhalation injuryの順に多かった....

    DOI 医中誌

  • 初診時に虐待を疑った乳幼児熱傷5例の検討

    塩沢 啓, 西村 剛三, 杉原 佳奈 熱傷 48 (3), 95-101, 2022-09-15

    ...そこで, 当院で初診時に虐待を疑った乳幼児熱傷5例を検討した. 熱傷面積は3~23.5%TBSAであり, 全例高温液体熱傷であった. 親から聴取した現病歴の信頼性が乏しいことが特徴的であった. 臨床においては, 明らかな児童虐待を示唆する症例ばかりでなくグレーゾーンの症例が多い. しかし具体的な臨床指標が存在せず, また虐待の判断には評価者の主観が影響する....

    DOI 医中誌

  • 気道損傷に対してヘパリンとN-アセチルシステイン吸入を行った1例

    中西 丈比佐, 金子 唯, 赤間 悠一, 中山 裕一, 松島 由明, 近藤 誠, 山中 恵一, 今井 寛 熱傷 48 (3), 108-113, 2022-09-15

    ...自宅火災で顔面・背部・手掌・足底に深達性Ⅱ度熱傷を受傷 (熱傷面積17%) した. 鼻毛の焦げ, 口腔内と咽喉頭に煤付着を認めたが, 喉頭浮腫なく気管挿管なしで厳重に経過観察する方針とし集中治療室入室とした. 第2病日, 呼吸不全を契機に気管挿管を行った. 気道粘液物多量のため換気不全となり, 気管支鏡検査では大量の煤の付着と気管粘膜の軽度蒼白化を認めた....

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  • 国内文献から捉えた熱傷患者の家族看護の現状

    佐藤 実李, 村中 沙織, 伊藤 美智子, 牧野 夏子 熱傷 48 (3), 114-121, 2022-09-15

    ...また, 終末期などにおける熱傷創部への配慮を要する支援, 患児との愛着形成促進の支援は熱傷患者の家族看護において特徴的な支援であることが明らかとなった....

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  • ヘアドライヤーによる右頸部Ⅲ度熱傷の1例

    清家 紗耶佳, 石井 暢明, 秋元 正宇 熱傷 48 (3), 102-107, 2022-09-15

    ...国内外でヘアドライヤーにより生じた熱傷の報告は少ない. 本症例は日常的に使用する家電製品であるヘアドライヤーの使用中に意識障害をきたすことで長時間の温風曝露となり, 重篤な熱傷となった1例であった....

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  • 電子レンジで加熱したおにぎりによる喉頭熱傷の1例

    堀江 勝博, 大谷 典生 日本臨床救急医学会雑誌 25 (3), 590-593, 2022-06-30

    ...本来,加熱した飲食物は通常,誤って口に入れてもすぐに吐き出すため,喉頭熱傷になることはまれと報告されている。本症例では,おにぎりを咀嚼せずに嚥下したこと,電子レンジ加熱の特性として外部より内部がより高温となったことが喉頭熱傷を引き起こした要因であると考えられた。...

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  • 重症熱傷に合併した壊疽性胆嚢炎に対して開腹手術を施行した1例

    新美 雄大, 熊澤 憲一, 助川 裕和, 岩川 さおり, 柏木 慎也, 根本 充, 服部 潤, 丸橋 孝昭, 浅利 靖, 武田 啓 熱傷 48 (2), 52-58, 2022-06-15

    ...<br/> 熱傷治療中の合併症に対し手術が必要な症例がある.感染リスクの高い熱傷創を術野にすることは回避したいが,広範囲熱傷では避けられないこともある.自験例は術後も手術部位感染を認めず,治療を継続できた.適切に管理された熱傷症例では,熱傷創からの開腹手術も選択肢となりえる....

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  • 高度救命救急センターに勤務する看護師が捉えた重症熱傷患者の看護援助と困難

    牧野 夏子, 村中 沙織 熱傷 48 (2), 59-68, 2022-06-15

    ...<br> 以上より,重症熱傷患者の看護援助には熱傷診療ガイドラインをふまえた看護展開と看護援助の質の維持を目的とした熱傷創管理や患者と家族への直接ケアの充実を図るために,一連の熱傷患者の回復過程を含めた経験知の集積と研究の蓄積が必要であると示唆された.また,困難解決に向けたリソースの活用や医療者の連携等を含めた教育プログラムの構築が有用と考える.<br/>...

    DOI 医中誌

  • 口唇の瘢痕拘縮に対してワイヤーフレーム外固定法を用い人工真皮移植を行った1例

    石川 早紀, 加藤 敬 熱傷 48 (2), 42-46, 2022-06-15

    ...<br> 症例は39歳,男性,顔面熱傷を受傷し上下口唇は保存的治療を行うも瘢痕が肥厚し外鼻孔の狭窄と醜状障害を認めたため瘢痕切除と人工真皮移植を行った.人工真皮移植はワイヤーフレーム外固定法を用いて完全生着し,真皮様組織の構築後に再度ワイヤーフレーム外固定法にて全層植皮を行い完全生着した.術後1年経過し皮膚の再拘縮を認めず,機能的・整容的に良好な結果が得られた....

    DOI 医中誌

  • 若年の SLE 患者に生じた口唇有棘細胞癌の 1 例

    足達 麻衣, 佐藤 絵美, 柴山 慶継, 内藤 玲子, 今福 信一 西日本皮膚科 84 (3), 215-217, 2022-06-01

    ...SCC は高齢者の露光部に発症することが多いが,SCC の発生母地となる熱傷瘢痕や基礎疾患に光線過敏や円板状エリテマトーデス(discoid lupus erythematosus,以下 DLE)などがある患者,免疫抑制状態にある患者では発症のリスクが増加する。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献7件

  • 高齢者への腰背部温罨法 (丸山式) の安全性とその影響要因の検討

    山口 真弥, 宍戸 穂, 杉村 直孝, 安田 佳永, 丸山 朱美, 宮永 喜美子, 鈴木 美幸, 菱沼 典子, 矢野 理香 日本看護技術学会誌 21 (0), 6-14, 2022-04-20

    ...その結果, 低温熱傷などの有害事象は発生せず, 皮膚深部温度は38℃未満で推移した. 温罨法実施中から実施後の皮膚深部温度は, 前期高齢者群にくらべて後期高齢者群の方が有意に高かった. また, 温罨法実施前後では, 角質水分量は有意に減少していた. 以上より, 温罨法 (丸山式) によって高齢者に低温熱傷が生じるリスクは低いことが再確認できた....

    DOI 医中誌

  • 治療方針に難渋した高齢者の入浴時熱傷の 1例

    吉井, 聡佳, 中川, 宏治 高知赤十字病院医学雑誌 25 (1), 23-26, 2022-04-15

    ...当初,Ⅱ度浅達性熱傷と思われたが,後に温熱性紅斑様の病変がみられたことより,低温熱傷に近い 機序に脱水や圧迫,入院後の DIC などの血流障害が関連した経過と考えられた ....

    機関リポジトリ

  • 大腿切断後の切断肢に生じた大腿骨頚部骨折に対して人工骨頭置換術を施行した1例

    神村 直人, 松本 康二郎, 小田 浩司, 島田 佳宏, 森 俊陽 整形外科と災害外科 71 (2), 267-269, 2022-03-25

    ...<p>今回,我々は大腿切断後の切断肢に生じた大腿骨頚部骨折に対して人工骨頭置換術を施行した症例を経験した.症例は76歳男性.幼少時の熱傷後遺症のため,25歳時に右大腿切断されていた.義足装着し,歩行器のロックをかけ忘れたまま立ち上がり転倒して受傷.右大腿骨頚部骨折(Garden分類:stageⅣ)と診断し,入院7日目に側臥位側方アプローチにて人工骨頭置換術を行った.術後2週間義足を使用せず創傷治癒期間...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献1件

  • 広範囲熱傷の治癒後に再度熱傷を受傷した1例

    飯田 莉奈, 中野 基, 田中 克己 熱傷 48 (1), 21-26, 2022-03-15

    ...熱傷で植皮された患者は再度受傷しないよう注意していると思われ, 植皮部が熱傷を負うことはまれである.今回, 広範囲熱傷の治癒後同部位に熱傷を受傷した症例を経験し, 分層植皮された部位が熱傷創になると上皮化が遷延するという知見を得た....

    DOI 医中誌

  • 熱傷による急性呼吸窮迫症候群に対し, 頭部挙上位により酸素化が改善した1症例

    石井 俊介, 田村 剛志, 矢野 博義, 山本 克彦, 葉梨 裕幸 熱傷 48 (1), 12-16, 2022-03-15

    ...急性呼吸窮迫症候群(acute respiratory distress syndrome; 以下ARDS)患者の生命予後改善には腹臥位療法が推奨されているが, 熱傷患者は体位制限により実施困難であることも多い.本症例は焼身自殺を図り身体前面にTBSA21.5%の熱傷と気道熱傷を受傷した.その後ARDSを発症したが, 体位制限により腹臥位療法が選択できなかった.機能的残気量の増加による酸素化の改善を...

    DOI 医中誌

  • 広範囲重症熱傷後の手指欠損に対する機能再建の試み

    吉田 絵理, 加藤 敬, 渡邉 亮典, 森 隆裕 熱傷 48 (1), 27-33, 2022-03-15

    ...<br/> 【まとめ】重度全身熱傷後の手指欠損手の機能再建について自院なりのアプローチ法を報告した.広範囲熱傷であっても特殊部位として熱傷急性期からの適切な管理が必要であり, 慢性期に手指の機能が全廃であったとしても, 限られたgraftのなかで個々の症例に応じて温存された手内在筋機能を利用した再建を検討すべきである....

    DOI 医中誌

  • 熱傷治療において抗菌効果と壊死組織除去効果は共存可能か?

    廣瀬 香織 ファルマシア 58 (6), 609-609, 2022

    ...<br>1) 一般社団法人日本熱傷学会学術委員会,熱傷診療ガイドライン〔改訂第3版〕,熱傷,<b>47</b>,S42-43(2021).<br>2) 大岩育江ほか,褥瘡会誌<i>,</i><b>22</b>,125-130(2020).<br>3) ゲーベンクリーム インタビューフォーム, 田辺三菱製薬(株),2013,pp. 38.<br>4) Al-Dhuayan I....

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  • 灸に関する有害事象の文献レビュー

    古瀬 暢達, 山下 仁 日本東洋医学系物理療法学会誌 46 (2), 95-105, 2022

    ...<br> 【考察】多くの症例が深達性Ⅱ度以上の熱傷を由来とする有害事象であり、熱量の大きい施術を避けることがリスクマネジメントとして有用と考えられた。皮膚腫瘍が多く報告されており、過剰な刺激を同一部位に長期間継続することによる施灸部の癌化に注意が必要である。アレルギー、自己免疫疾患、易感染性、喘息等患者の基礎疾患や体質に由来するものが報告されていた。...

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  • EL-1: 様々な疾患の免疫学的背景

    高田 英俊 外科と代謝・栄養 56 (3), 41-, 2022

    ...一方、原発性免疫不全症と対照的な状態と して, 二次性免疫不全症があり, これには, ①早期産児・新生児・乳幼児, ②老人, ③外傷・熱傷・外科手術, ④ 脾臓摘出術, ⑤感染症, ⑥悪性腫瘍, ⑦蛋白漏出, ⑧低栄養・慢性下痢・亜鉛欠乏, ⑨代謝性疾患, ⑩薬剤などの 原因・誘因がある. しかし二次性免疫不全症の病態は不明なものが多い....

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  • 倉敷市の屋外空間におけるイヌの散歩環境の温熱ストレスの調査

    古本 佳代, 尾崎 佐登子, 富田 早貴, 西山 聖真, 前田 憲孝, 神田 鉄平, 糸井 崇将 ベテリナリー・ナーシング 27 (2), A8-A18, 2022

    ...8月は夕時間にイヌの肢裏が熱傷を起こす危険性がある時間があった。8月は朝時間に安全なイヌの散歩が実施できるが、朝時間に実施できない場合、上旬は19時以降、中旬〜下旬は17時以降に土面での実施が推奨される。9月は残暑の影響が残っている日があり、上旬や夕時間での実施には注意が必要で、土面での実施が推奨される。10月は安全なイヌの散歩が実施できる。...

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  • 肝移植後の創離開に対しPICOⓇ7創傷治療システムが有効であった一小児例

    田中 秀明, 滝口 和暁, 南 洋輔, 清水 裕史, 西間木 淳, 佐藤 直哉, 丸橋 繁 移植 57 (Supplement), s330_2-s330_2, 2022

    ...またその創の尾側に熱傷(閉創時の皮下剥離操作による)による径1.5cmの皮膚欠損を認めた。洗浄処置にて前者の感染を抑え、移植後26日目より本装置を装着した。二か所の離開部の創縁をそれぞれステリストリップⓇにて寄せ、胆管ステントの出口部を避けつつドレッシングを貼付した。胆管ステントがドレッシングの下を走る隙間からエアリークが生じたが、テープ補強を強化することで解決した。...

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  • モニタリングするも上気道症状がなく診断が遅れた上気道型気道損傷の1例

    鈴木 源, 田口 茂正, 林 辰彦, 江川 裕子, 清田 和也 日本救急医学会関東地方会雑誌 42 (4), 91-94, 2021-12-28

    ...症例は51歳男性で, 自宅火災で顔面 II 度熱傷4.5%, 両上肢 II 度4%を受傷した。咽頭痛, 呼吸困難感, 呼気性喘鳴, 嚥下時痛といった上気道症状を認めなかったため, 救急外来では気道確保を行わなかった。集中治療室で上気道症状をモニタリングして, 有症状時に気道確保を行う方針としたが, 上気道症状出現時には経口気管挿管が困難で, 輪状甲状靱帯切開による気道確保を要した。...

    DOI 医中誌

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