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検索結果 292 件

  • 温帯及び熱帯低気圧に関する成長モードの比較

    中下, 早織, 榎本, 剛 京都大学防災研究所年報. B 66 (B), 159-174, 2023-12

    We constructed a regional ensemble prediction system using the NCEP regional spectral model (RSM) to investigate forecast uncertainty of disturbances around Japan. The breeding method is applied to …

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  • CMIP6 HighResMIP実験にもとづくMPI理論を用いた熱帯低気圧強度の長期評価

    伊藤 駿, 森 信人, 志村 智也, 宮下 卓也 土木学会論文集 79 (17), n/a-, 2023

    ...<p> 海洋結合の有無を考慮した高解像度全球気候モデル群であるHighResMIP実験を対象に,熱帯低気圧(TC)の可能最大強度理論(MPI)を用いて,気候モデル毎に評価が大きく異なるTC強度の精度を評価し,さらに全球における海域毎の最大クラスのTC強度の将来変化予測を行った.HighResMIP実験のうち,MPIが計算可能な全30モデルの気候予測データを用いてTC強度を解析した.再解析値とHighResMIP...

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 数値シミュレーションで得られた上陸前の台風Faxai (1915)の強度・構造変化

    宮本 佳明, 筆保 弘徳, 和田 章義 気象集誌. 第2輯 100 (1), 181-196, 2022

    ...計算されたFaxaiの構造は、熱帯海洋上における発達した熱帯低気圧(TC)のように、軸対称的で目の壁雲が存在していた。中心付近で海面の潜熱フラックスは上陸まで300W m<sup>-2</sup>を超えていて、高度1.5-12 kmでの鉛直シアーは中緯度としては比較的弱く、9m s<sup>-1</sup>よりも低かった。...

    DOI Web Site 被引用文献3件 参考文献45件

  • 1980年以降に日本中央部の沿岸に襲来した熱帯低気圧と高潮ハザードの変化

    ISLAM Md. Rezuanul, 佐藤 正樹, 高木 泰士 気象集誌. 第2輯 100 (3), 493-507, 2022

    ...<p> 本研究では、1980年から2019年までの潮汐記録と上陸した熱帯低気圧(TC)のベストトラックを調査し、東京を含む日本中央部の沿岸地域における高潮偏差の変化を明らかにした。その結果、年平均の高潮偏差は1980-1999年に比べて最近20年間(2000-2019年)で上昇しており、特に東京湾ではその変化が顕著であることがわかった。...

    DOI 機関リポジトリ Web Site ほか1件 研究データあり 被引用文献1件 参考文献40件

  • スラブ海洋結合全球大気大循環モデルを用いた月固定EA実験による気候変動の台風への影響評価

    岡田 智晴, 志村 智也, 森 信人, 宮下 卓也, Adrean WEBB, 水田 亮 土木学会論文集B2(海岸工学) 78 (2), I_955-I_960, 2022

    ...<p> 気象庁気象研究所の全球大気大循環モデル(MRI-AGCM)にスラブ海洋モデルを結合したモデルにより独自の気候計算を実施し,温暖化の熱帯低気圧への影響を評価した.気候予測実験では月固定EA実験を,現在気候・将来気候(ssp585シナリオ)の条件下で実施した.日本付近を通過する台風の統計的特性について評価を行い,気候変動がもたらす台風の強度特性の変化として,強い台風の増加の傾向を得た.また標準的...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献6件

  • 北西太平洋で観測された熱帯低気圧豪雨の変化に対する人為起源の気候変動の影響

    内海 信幸, 金 炯俊 水文・水資源学会研究発表会要旨集 35 (0), 111-, 2022

    ...<p>温室効果ガス排出による気候変動は、熱帯低気圧による豪雨(以下、熱帯低気圧豪雨)の頻度、強度、地理的分布などに影響を与えることが予測されている。日本を含む北西太平洋では中国南東部沿岸域、台湾周辺、韓国などで熱帯低気圧豪雨の頻度が過去数十年間で増加したことが報告されている。しかし、こうした変化に人間活動による気候変動が影響しているかは明らかになっていなかった。...

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  • 代表的な国際河川下流域を対象とした河川堤防データの生成とその効果―ライン川,エルベ川を対象としてー

    中井 優貴, 桑原 祐史 土木学会論文集G(環境) 78 (5), I_27-I_37, 2022

    ...<p> 地球温暖化を原因として,海面上昇や熱帯低気圧の強度変化といった水災害につながる気象変化の極端化が進むことが予測されている.結果として沿岸国での水害リスクの高まりが指摘されているため,正確な被害予測を行い,予測結果に応じた適応策を講じる必要がある.ここから,高潮による浸水シミュレーションの精度向上を目的とし,著者らは全球を対象とする堤防データの構築や,堤防データを用いた被害評価を行う研究を進めてきた...

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 台風Faxai(2019)の発生に対する大規模環境場の寄与

    筆保 弘徳, 嶋田 宇大, 及川 義教, 永戸 久喜, 和田 章義, 吉田 龍二, 堀之内 武 気象集誌. 第2輯 100 (4), 617-630, 2022

    ...その後、寒冷渦の弱化に伴って鉛直シアが低下した9月4日に、Pre-Faxaiは熱帯低気圧の強さにまで達した。したがって、TGSとTIFSは台風Faxaiが発生する10日前にその予兆を検出しており、これらの手法を用いた偏東風波動や鉛直シアのモニタリングは防災のためにも重要である。</p>...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献3件 参考文献36件

  • 全球非構造格子モデルを用いた過去極端水位の長期評価

    大畑 翔平, 志村 智也, William PRINGLE, 宮下 卓也, 森 信人 土木学会論文集B2(海岸工学) 78 (2), I_943-I_948, 2022

    ...<p> 過去62年間の海面水位を全球で評価し,潮汐モデルと高潮モデルでそれぞれ独立に計算された水位を足すことで過去の極端水位を求めた.計算の入力条件には,熱帯低気圧の精度が良い気候再解析値を用いた.全球非構造格子で計算された水位の利用により,沿岸域の精度を保ちつつ外洋から沿岸域の極端水位をシームレスに評価した.観測値との比較検証により,潮汐と高潮を合わせた計算結果が良好な精度を持つことが確認された....

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  • 天気図に示された前線に基づく梅雨期における九州地方の降雨の気候特性

    宮本 真希, 山田 朋人 土木学会論文集G(環境) 78 (5), I_151-I_156, 2022

    ...前線をグリッドデータとして扱うことが可能となり,6, 7月の九州地方における降雨のうち,前線の周辺100キロメートルでの降雨が占める割合は3割以上であることを示した.さらに,前線が九州地方において南北方向に移動する時に通過した領域における空間平均降雨量は,前線が約300キロメートル移動した時に最大となることを明らかにした.その時の天気図パターンより,前線の南北移動には,前線を伴う低気圧の移動や台風・熱帯低気圧...

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  • CMIP6実験にもとづくスラブ海洋結合全球大気気候モデルを用いた気候変動の台風への影響評価

    岡田 智晴, 志村 智也, Adrean WEBB, 宮下 卓也, 森 信人, 水田 亮 土木学会論文集B2(海岸工学) 77 (2), I_961-I_966, 2021

    ...<p> 気象庁気象研究所の全球大気気候モデル(MRI-AGCM)にスラブ海洋モデルを結合したモデルにより気候計算を実施し,温暖化の熱帯低気圧(TC)への影響を評価した.MRI-AGCMの気候予測実験の温暖化条件は最新の気候予測データセットCMIP6より作成した.気候予測実験ではタイムスライス実験と,2018年台風21号を背景とした単月条件固定気候実験を,現在気候・温暖化条件下の将来気候ともに実施し,...

    DOI Web Site Web Site 参考文献6件

  • 過去から温暖化条件下の将来へのシームレスな全球高潮・高波評価

    志村 智也, William J. PRINGLE, 森 信人, 宮下 卓也, 吉田 康平 土木学会論文集B2(海岸工学) 77 (2), I_949-I_954, 2021

    ...が進むにつれて熱帯低気圧の発生個数が減少し,それに対応して日本付近で年最大海面水位と波高は負のトレンド(-20cm/100年と-200cm/100年)をもつ.非常に強い熱帯低気圧は温暖化条件下で強くなるが,自然変動の影響は温暖化差分と同程度以上あるため,単純に低頻度な極端な高潮・高波は増加を示さない....

    DOI Web Site Web Site 参考文献12件

  • 全球ストーム解像モデルにおける熱帯低気圧

    JUDT Falko, KLOCKE Daniel, RIOS-BERRIOS Rosimar, VANNIERE Benoit, ZIEMEN Florian, AUGER Ludovic, BIERCAMP Joachim, BRETHERTON Christopher, CHEN Xi, DÜBEN Peter, HOHENEGGER Cathy, KHAIROUTDINOV Marat, 小玉 知央, KORNBLUEH Luis, LIN Shian-Jiann, 中野 満寿男, NEUMANN Philipp, PUTMAN William, RÖBER Niklas, ROBERTS Malcolm, 佐藤 正樹, 澁谷 亮輔, STEVENS Bjorn, VIDALE Pier Luigi, WEDI Nils, ZHOU Linjiong 気象集誌. 第2輯 99 (3), 579-602, 2021

    ...本研究では、この新しいクラスのモデルを検証するという一般的なテーマの中で、9つの全球ストーム解像モデルについて、熱帯低気圧(TC)をシミュレートする能力を評価した。その結果、大まかにいえば、これらのモデルは現実的な熱帯低気圧を再現し、熱帯低気圧の強度の正確なシミュレーションを可能とするなど、全球モデルの長年の課題が解消されていることが示された。...

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  • 近年に発生した熱帯低気圧特性が台風統計量に及ぼす影響についての確率台風モデルを用いた検討

    中條 壮大, 森 信人 土木学会論文集B3(海洋開発) 77 (2), I_781-I_786, 2021

    <p> 近年の極端台風の増加は,今後の災害対策における設計要件としての台風統計量の見直しの必要性について考える動機となっている.本研究では確率台風モデルを用いて,2009-2020年の台風資料の追加が台風統計量に及ぼす影響を調べた.近年の資料の追加によって,台風の通過頻度は全般的に減少する傾向にあった.また中心気圧の変化は小さいものの,平均値としては西日本側で減少,東日本側で増加する傾向がある.…

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  • 南・東南アジアの国境なき広域レーダー観測網の構築

    上米良 秀行 水文・水資源学会研究発表会要旨集 34 (0), 100-, 2021

    ...<p>本研究の目的は、南アジアや東南アジアの気象水文機関が個別に配備・運用している既存の気象レーダー74基を結集して、熱帯低気圧を視野内におさめることのできる実質的「国境なき広域レーダー観測網」を構築することである。観測視野が半径100-300 km程度のレーダー単独では、空間規模1,000 kmを超える熱帯低気圧の全容を捉えることは難しい。...

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  • 気候変動による激甚気象の変化傾向

    山口 和貴 電気学会論文誌B(電力・エネルギー部門誌) 140 (8), 634-637, 2020-08-01

    <p>This paper reviews on the trends in extreme weather events induced by global climate change. The number of tropical cyclones (TCs) making landfall on Japan and their intensity show no discernible …

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  • 2019年台風19号による都幾川流域浸水域の土地条件と治水対策

    青山 雅史 日本地理学会発表要旨集 2020s (0), 270-, 2020

    ...1947(昭和22)年カスリーン台風水害時に多数の地点において破堤が生じ,広域的な浸水被害が生じていた.とくに都幾川、越辺川、九十九川合流地点周辺では、近年においても1982(昭和57)年9月降雨,1991(平成3)年9月降雨など,これまでもたびたび浸水被害が生じている.神戸地区の無堤(霞堤)区間周辺では,近年も数年から十数年に一度程度の頻度で農地の浸水が生じていたようであり,1999(平成11)年8月熱帯低気圧...

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  • 北西太平洋上の強いモンスーントラフパターンにおける熱帯低気圧の発生に適した領域の位置

    CAO Xi, WU Renguang, WEI Na, DAI Yifeng 気象集誌. 第2輯 98 (3), 637-654, 2020

    ...再解析データと数値実験により、北西太平洋(WNP)上の強いモンスーントラフパターンにおける熱帯低気圧の発生過程を調べた。コンポジット解析により、モンスーントラフが北西から南東の方向に伸びるとき、WNPの中央部(東経130~165度)においてより多くの熱帯低気圧が発生する可能性が高く、西部(東経120~130度)および東部(東経165~180度)で現れる熱帯低気圧は少ないことが示された。...

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  • d4PDF/d2PDFにもとづく気候変動による熱帯低気圧強度の将来変化

    森 壮太郎, 森 信人 土木学会論文集B2(海岸工学) 76 (2), I_1099-I_1104, 2020

    ...<p> 高潮偏差の長期評価を行うことを目標に,台風の潜在強度(MPI)の理論に基づいて熱帯低気圧強度の将来変化について,気候変動予測データをもとに解析を行った.北西太平洋を中心に大規模アンサンブル実験d4PDF/d2PDFのデータを対象に,MPIおよびGCM上の台風強度の将来変化について温暖化シナリオごとの空間分布及び将来変化量の特性について調べた.台風月のMPIと地点上位10%台風強度の間には空間相関...

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  • 1600〜1910年の朝鮮半島における風水害記録の残存状況およびその分析

    小林 雄河 日本地理学会発表要旨集 2020s (0), 308-, 2020

    ...</p><p> 史料では、おおむね新暦9月以降は降雹を伴った風水害が増えるが、これが太平洋由来の台風など熱帯低気圧(および熱帯低気圧くずれの温帯低気圧)によるものか、大陸由来の温帯低気圧によるものかを判別するためには、大陸側や九州北部・沖縄などの風水害記録と連携させて経路分析を含めた推測を行うことが求められる。...

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  • 確率台風モデルを援用した瀬戸内海における高潮の統計的予測手法に関する研究

    横山 彼杜, 安田 誠宏, 金 洙列, 中條 壮大, 志村 智也 土木学会論文集B2(海岸工学) 76 (2), I_1087-I_1092, 2020

    ...<p> 全世界での熱帯低気圧の発生数は減少傾向にあるが,強度は増大し,最大風速や降水強度も増大する可能性は高まっている.変化する地球環境の中,既往最大履歴に基づいた想定で対策し想定外を繰り返すのではなく,科学的な根拠で確率的に想定する時期に来ている.高潮の生起確率の将来変化を予測するにあたり,統計的な予測手法に関する研究はこれまであまり行われていない.本研究では,全球確率台風モデルと非線形長波モデル...

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  • 大規模な風のパターンに関連した北西太平洋におけるトロピカルストームの発達条件

    筆保 弘徳, 吉田 龍二, 山口 宗彦, 永戸 久喜, 室井 ちあし, 西村 修司, 別所 康太郎, 及川 義教, 小出 直久 気象集誌. 第2輯 98 (1), 61-72, 2020

    ...<p>本研究は、2009年から2017年にかけて北西太平洋で発生した熱帯低気圧(TC)において、トロピカルストームの強度に発達する前に減衰した熱帯低気圧(TD)の特性と環境場の条件を調査した。特に、大規模な流れパターンと関連させて、トロピカルストームの強度まで発達した熱帯低気圧(TS)と比較した。流れパターンは以下の5つに分類した。...

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  • 東京に接近する台風の1980年以降の増加

    山口 宗彦, 前田 修平 気象集誌. 第2輯 98 (4), 775-786, 2020

    ...観測に基づくと、東京を含む日本の南海岸に接近する熱帯低気圧の数が過去40年間で増加しており、また接近時の強度が強まっている。海面水温の上昇、風の鉛直シアの弱化、さらに大気中の水蒸気量の増加により、熱帯低気圧の発達により好条件な環境場となっている。加えて、熱帯低気圧の移動速度が遅くなっており、これは熱帯低気圧による影響時間が長くなっていることを意味する。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献8件 参考文献30件

  • 太平洋十年規模振動と地球温暖化の影響による9月の中緯度帯における台風の移動速度の鈍化

    山口 宗彦, 前田 修平 気象集誌. 第2輯 98 (6), 1321-1334, 2020

    ...<p> 地球温暖化はすでに世界中の気象・気候に影響を与えており、気候変動が熱帯低気圧に与える影響を理解するために様々な研究が行われている。熱帯低気圧の移動速度が遅くなるとその影響を受ける時間が長くなることから、熱帯低気圧の移動速度は特に重要な要素である。本研究では、観測データに基づいて、北西太平洋中緯度において、熱帯低気圧の移動速度が過去40年間で9月に著しく低下していることを明らかにした。...

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  • 2018年台風24号の強風による被害木で実測した立木振動

    上村 佳奈, 南光 一樹, 松本 麻子 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 152-, 2019-05-27

    ...<p>大型熱帯低気圧(台風)は日本だけでなく世界各国の森林に甚大な被害を与えてきた。しかし何故、特定の木が倒れる、折れるのか、その被害発生メカニズムはまだ十分解明されていない。...

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  • 大規模アンサンブル気候予測データ(d4PDF)を用いた全球確率台風モデルの開発

    梅田 尋慈, 中條 壮大, 森 信人 土木学会論文集B2(海岸工学) 75 (2), I_1195-I_1200, 2019

    ...<p> 全球スケールにおける熱帯低気圧(TC)の観測資料の不足を補うために,大規模アンサンブルGCMデータ(d4PDF)のTC資料から時系列相関型の全球確率台風モデル(GSTM)を構築した.まず,d4PDFには固有のモデルバイアスが存在することから,緯度帯,海域別にバイアス補正を行うことで良好に補正することができた.次いで,補正したTC資料で構築したGSTMでは,観測資料が不足している領域において中心気圧...

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  • <b>1860~1899年に日本に影響をおよぼした台風</b>

    グロスマン マイケル, 財城 真寿美, 三上 岳彦, 吉村 稔 日本地理学会発表要旨集 2019s (0), 77-, 2019

    <b>Introduction</b><br> Typhoon landfalls and close approaches to the Japanese islands are an annual threat to life and property. While Japan has a long history of written records, the systematic …

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  • アジアモンスーン域における熱帯低気圧と降水の長期変動

    高橋 洋, 神澤 望, 松浦 果菜 日本地理学会発表要旨集 2019s (0), 74-, 2019

    ...しかしながら、弱い熱帯低気圧を含めた熱帯低気圧の降水量変動への寄与は、研究が非常に少ない。Takahashi and Yasunari(2008)では、インドシナ半島での降水量変動の弱い熱帯低気圧を含めた熱帯低気圧の寄与を見積もっており、それは、7割にも達するとしている。また、過去の研究で、インドシナ半島の降水量変動をインデックスとして大気循環場のコンポジット解析をすると、熱帯擾乱の描像が現れる。...

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  • 1877年に日本に影響をおよぼした台風の復元

    GROSSMAN Michael J., 財城 真寿美, 三上 岳彦, MOCK Cary 地学雑誌 127 (4), 457-470, 2018-08-25

    <p> 歴史文書は,気象官署による測器を用いた公式気象観測が開始される以前の台風復元において,貴重な情報源となる。本稿では,1877年の日本(北海道,本州,四国,九州)に影響をおよぼした台風について,詳細な情報を含む5つの資料(1:日本で出版された英字新聞,2:歴史天候データベース,3:日本の灯台気象観測記録,4:イギリスおよびアメリカ合衆国の船舶の航海日誌,5:中央気象台の気象観測表)の検証を…

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  • パリ外国宣教会のルイ・フュレ神父

    BEILLEVAIRE Patrick 地学雑誌 127 (4), 483-501, 2018-08-25

    ...</p><p> また本稿では,台風や熱帯低気圧に関して,1844年5月(最初の宣教師上陸)から1862年10月(数十年にわたる宣教師在住に終止符を打ったフュレの離日)の期間中に宣教師らによって記載された事項についても論述した。</p>...

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  • 畳み込みニューラルネットワークの気象データ解析への応用

    松岡 大祐, 杉山 大祐 可視化情報学会誌 38 (151), 14-18, 2018

    ...本稿では、画像認識において用いられる畳み込みニューラルネットワークを用いた気象ビッグデータ解析の例として、気象シミュレーションデータを用いた熱帯低気圧の予兆検出や、空または雲の写真とシミュレーションデータの可視化画像を用いた10種雲形の分類や雲量推定等のトピックについて紹介する。</p>...

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  • 暖候期日本における大雨の季節変化とその地域分布

    江村 亮平, 松本 淳 日本地理学会発表要旨集 2018s (0), 000323-, 2018

    ...はじめに<br><br>日本では台風・熱帯低気圧や停滞前線など様々な理由で大雨が発生する。一口に大雨と言っても、個々の研究における定義は様々であるが、時間スケールや降水量などの大雨の定義の仕方で、季節変化やその空間分布が変化する可能性がある。...

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  • 環境流量設定のための全球気候区分の改善と魚類の分布特性による検証

    仲田 英人, 篠崎 由依, 白川 直樹, 藤原 誠士 水文・水資源学会研究発表会要旨集 31 (0), 86-, 2018

    ...されるケースや,反対に生態系の特徴や構造が同じ場所が異なる区分に分類されるケースがある点と旧気候区分では各区分が離散的に分布し,環境流量設定の際に区別したい流域や大河川の上下流などによって包括される河川生態系のまとまりをうまく表現できていない点である.従って本研究では,この問題点を改善した新たな水文気候区分を作成し,さらに淡水魚類の分布特性からみた妥当性の検証を行う.1つ目の問題を解決するために,熱帯低気圧通過...

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  • 雲解像モデルを用いた台風の大規模数値シミュレーション

    坪木, 和久 ハイパフォーマンスコンピューティングと計算科学シンポジウム論文集 2017 44-44, 2017-05-29

    ...地球上に発生する熱帯低気圧には,台風,ハリケーン,サイクロンなどがあるが,それらのなかでも西部北太平洋に発生する台風は,発生数についても最大であり,強度についても最強である.台風は暴風と大雨,その結果起こる洪水,土砂崩れ,高波 ・ 高潮などにより大きな災害をもたらすとともに,貴重な水資源となっている.日本を含む東アジア地域は台風の影響を強く受け,毎年のように大きな災害が発生している.さらに近年,気候変動...

    情報処理学会

  • <b>擬似温暖化実験による台風強度に関する将来予測技術について </b>

    吉野 純 安全工学 56 (6), 439-446, 2017

    ...<p>地球温暖化の進行は将来のハリケーンや台風といった熱帯低気圧の強さにまで影響すると懸念されている.我が国の長中期的な防災・減災対策を講じてゆく上で,将来気候下における台風強度の変化を高精度に定量化することが火急の課題となっている.本稿は,台風強度に関する将来予測技術として,台風の内部構造を効率的かつ高精度に表現可能な高解像度台風モデルを用いた台風強度に関する擬似温暖化実験の結果について紹介するものである...

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  • 小氷期における強風災害の変動と夏季の気候状態について

    田上 善夫 日本地理学会発表要旨集 2017a (0), 100185-, 2017

    ...前者では熱帯低気圧に伴うと考えられる災害は,暴風雨としてまとめられている。後者では熱帯低気圧に対応すると考えられるものは,「颶風」である。県単位で記されているが,起日より隣接する県などでは同一のものを記したと考えられるため,その出現を省単位で集計した。中国の「颶風」による災害は,南東岸にあたる広東省を中心に,浙江省,海南省,上海市,福建省などで多数記録される。...

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  • サイクロン常襲地域における被災後の復興課題に関する研究

    日下部 尚徳 International Journal of Human Culture Studies 2016 (26), 583-594, 2016

    ...<p>バングラデシュは歴史的にみても大型の熱帯低気圧(サイクロン)によって多くの人的・物的被害が発生している災害頻度の高い地域である.そのため,これまで海外からの支援によって避難所建設や気象予報システムの構築,防潮林の整備などの防災政策がとられてきた.これらの対策によって,サイクロンによる死者数は減少傾向にあるが,一方で被災者のその後の生活再建はいまだに深刻な課題となっている.避難施設への事前の避難行動...

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  • 20世紀後半以降のフィリピンにおける降水季節変化パターンの長期変化

    赤坂 郁美, 久保田 尚之, 松本 淳, Esperanza O. Cayanan, Flaviana D. Hilario 日本地理学会発表要旨集 2016s (0), 100304-, 2016

    ...</b><b>はじめに</b><b></b> <br> フィリピンにおける降水の季節変化は,主にモンスーンや熱帯低気圧,地形効果によって特徴づけられており(Akasaka <i>et al</i>. 2007),その年々変動は農作物収量や自然災害の発生にも密接に関連している.そのため,将来の気候変化に伴い,降水の季節変化パターンがどのように変わりうるのかを明らかにすることは重要な課題の一つである.同時...

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  • 小氷期における東アジアの気候災害とその出現の変動について

    田上 善夫 日本地理学会発表要旨集 2016a (0), 100081-, 2016

    ...<br><br>Ⅳ おわりに<br><br>  日本では台風のような熱帯低気圧に伴う強風は,平安時代より「野分」とよばれたが,中国では「颶風」が代表的で,とくに中南部の沿岸部を中心にしており,北部では異なる。台湾では台風は颶風とほぼ同数が記録され,呼称に区別があるようだがそれらの関係は不明である。...

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  • 気象システム別降水割合のグローバルな将来変化

    内海 信幸, Kim Hyungjun, 鼎 信次郎, 沖 大幹 水文・水資源学会研究発表会要旨集 29 (0), 12-, 2016

    ...気候変動によって将来どのような気象システム(熱帯低気圧や温帯低気圧等)がその重要性を増すかを判断するためには、様々な気象システムに由来する降水の割合の変化を知ることが必要である。...

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  • 階層ベイズモデルによる熱帯低気圧の全球経済損失推計

    井芹 慶彦, 北村 颯生, 岩﨑 明希人, 鼎 信次郎 水文・水資源学会研究発表会要旨集 29 (0), 2-, 2016

    ...,先行研究では考慮されなかった,熱帯低気圧被害の確率的な変動幅が表現された.また,熱帯低気圧の強度別,地域別のパラメータを持った階層ベイズモデルを構築する事で,熱帯低気圧被害の確率分布の予測精度が向上した....

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  • タイモンスーン地域におけるPJパターンと気象要因の異なる降水パターンとの動的応答

    Revel Menaka, 内海 信幸, 吉川 沙耶花, 鼎 信次郞 水文・水資源学会研究発表会要旨集 29 (0), 69-, 2016

    ...いくつかの客観的検出方法から、降水は影響範囲の広さや重要性の観点から熱帯低気圧、温帯低気圧、前線、西進擾乱、その他のように原因となる降水システムから区分できる。本研究では、タイモンスーン地域を対象に異なる降水パターンとPJパターンとの関係を明らかにした。結果として、各降水システムとPJパターンの間に高い正の相関があることが明らかになった。...

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  • 全球大気気候-波浪結合モデルによる海面粗度を通した波浪の気候への影響評価

    志村 智也, 竹見 哲也, 森 信人, 水田 亮 土木学会論文集B2(海岸工学) 72 (2), I_1507-I_1512, 2016

    ...波浪依存の海面粗度を考慮した気候計算を行った.海面粗度に波形勾配および波齢に依存した2種類の式を用いて感度解析を行った結果,海面粗度(抵抗係数)気候値は,波形勾配を用いた場合にはうねりの卓越度合に応じた,波齢を用いた場合には風向の定常性に応じた空間分布をとる.その海面粗度気候値の違いに伴い,波浪を考慮しない計算に比べて,海上風速気候値に1m/s程度の差が生じ,特に低緯度で顕著で,15%程度の差となる.熱帯低気圧経路...

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  • シンポジウム「復興後のまちづくり」 バングラデシュのサイクロンにみる貧困と被災の連鎖

    日下部 尚徳 ボランティア学研究 15 (0), 57-60, 2015-02-24

    ...本研究の目的は、大型の熱帯低気圧(サイクロン)による被害が甚大なバングラデシュ南部沿岸地域において、地域の災害脆弱性と貧困課題の関連性を明らかにすることにある。調査対象地域は、サイクロンの上陸頻度が高く、過去に甚大な人的被害が発生しているノアカリ県ノアカリ郡ハティア島とし、同地において貧困層を対象とした質問紙調査を実施した。...

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  • JRA-55にもとづく長期波浪推算と波候特性の解析

    森 信人, 志村 智也, 釜堀 弘隆, CHAWLA Arun, 安田 誠宏, 間瀬 肇 土木学会論文集B2(海岸工学) 71 (2), I_103-I_108, 2015

    ...大気再解析値JRA-55をもとに,波浪の長期推算を行った.波浪推算は,スペクトル型波浪モデルWAVEWATCHIIIの2種類のソース項の組み合わせを用いて行った.得られた波浪推算結果をブイおよび衛星高度計の観測値と比較検証し,ERA-40/Interrim に比べて平均波高および極大波高について良い精度を持つことを明らかにした.また年最大有義波高等の極大波浪についても,JRA-55の推算精度は高く,熱帯低気圧...

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  • 気候モデル台風のバイアス補正手法の開発と高潮の将来変化のアンサンブル予測

    安田 誠宏, 片平 成明, 森 信人, 間瀬 肇, 澁谷 容子 土木学会論文集B2(海岸工学) 71 (2), I_1507-I_1512, 2015

    ...気候変動に伴い熱帯低気圧の強度は増大する可能性が高く,沿岸部においては高潮による浸水被害リスクの高まりが懸念される.気象研究所の水平解像度60kmの全球気候モデルGCMでは,複数の海面水温SSTパターンや排出シナリオについて気候変動のアンサンブル将来予測実験が行われているが,高潮の直接計算に駆動力として用いるのは精度的に不十分である.本研究では,領域気候モデルRCMを最も精度の高い出力値と見なして,...

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  • 全球の統計的波高推定手法の開発と将来変化予測への応用

    森 信人, 岸本 理紗子, 志村 智也, 安田 誠宏, 間瀬 肇 土木学会論文集B2(海岸工学) 71 (2), I_1501-I_1506, 2015

    ...開発した.得られた予測モデルを幾つかの温室効果ガスの将来濃度シナリオにもとづいた気候変動予測結果に適用し,平均波高および極大波高の将来変化予測を行った.主な将来変化としては,平均波高に対して北太平洋北部で波高の増加,北大西洋全域と北緯・南緯30°付近,および太平洋赤道域の東部で大きな減少が見られ,極大波高は,概ね平均波高と同様の変化の分布を示した.極大波高が平均波高と異なる特徴を示した海域は,主に熱帯低気圧...

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  • アンサンブル手法に基づく簡易予報感度解析

    榎本, 剛, 山根, 省三, 大淵, 済 京都大学防災研究所年報. B 57 (B), 163-168, 2014-06

    Simplified methods are developed to identify initial perturbations that have largest influence on a given norm in a user-defined verification region. Our methods do not require a data assimilation …

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  • 強大台風ハイヤンに伴うヘルナニ町沿岸の浸水被害の調査

    信岡 尚道, 安田 誠宏, 田島 芳満, 森 信人, 下園 武範, 佐々木 淳, 辻尾 大樹, KENNEDY Andrew, 宮本 守 土木学会論文集B2(海岸工学) 70 (2), I_1426-I_1430, 2014

    Super typhoon Haiyan/Yolanda in November 2013 caused coastal flooding and severe damage in coastal zones not only in bays but also along open coastlines. In the Town of Hernani, located on the open …

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  • 熱帯低気圧による全球経済的損失の将来推計

    岩崎 明希人, 井芹 慶彦, LIM Wee Ho, 鼎 信次郎 土木学会論文集B1(水工学) 70 (4), I_469-I_474, 2014

    Tropical cyclones (TCs) are often associated with heavy rains and storm surges that bring severe damage to human society. Previous studies have indicated the possible increasing of TC intensity in …

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  • 2013年10月に発生した伊豆大島斜面災害に関する調査報告

    高橋 日出男, 首都大学東京 2013年台風26号伊豆大島災害調査グループ 日本地理学会発表要旨集 2014s (0), 100134-, 2014

    ...この結果,33事例のうち,夏季から秋季の台風による場合が18事例(他に熱帯低気圧2事例)と最も多いが,春季と秋季の南岸低気圧による場合が9事例あり,降水量の上位1/3以上が両者のいずれかであった。また,該当する台風経路はよくまとまっており,ほとんどが東海地方から関東地方の南岸を北東~東進している。...

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  • 原因となる降水システムに着目した将来の降水量変化の理解

    内海 信幸, 金 炯俊, 沖 大幹 水文・水資源学会研究発表会要旨集 27 (0), 100007-, 2014

    ...南インド洋などでは、熱帯低気圧による降水の変化の影響が比較的大きかった。ただし、モデル間の予測の一致度は高くなく、予測の不確実性が大きいことが示された。解析した地域のうち極域などを除く多くの地域において、熱帯低気圧および温帯低気圧に伴う降水の頻度変化は総降水量の減少方向に、強度変化は総降水量の増加方向に働いていた。...

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  • 自己組織化マップによる熱帯低気圧の経路・強度パターンの抽出

    井芹 慶彦, 鼎 信次郎 土木学会論文集G(環境) 69 (5), I_61-I_66, 2013

    ...,1951年~2010年に北西太平洋で観測された熱帯低気圧のパターン抽出および分類を行った.更に,各パターンに分類された熱帯低気圧の傾向を調べたところ例えば,非常に中心気圧が低くなる熱帯低気圧と対応の強い熱帯低気圧経路が同定された.また,中心気圧が大きく低下するパターンの熱帯低気圧は,熱帯低気圧の持続時間が長い傾向にあることが確認された....

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  • MRI-AGCM3.2Hを用いた8月の日本における極端高温時の気圧配置の将来変化

    坂井 大作, 高橋 洋, 松本 淳, 水田 亮 日本地理学会発表要旨集 2013s (0), 274-, 2013

    ...EOF第2モードで時間係数が-1標準偏差以下の場合、南海上に熱帯低気圧があるパターンとなった(図1右)。現在実験においての日数は38日(約12%)であった。一方、JRA-25では3日(約4%)であった。 このように、太平洋高気圧の勢力が強くなくても、その周辺で熱帯低気圧や大陸に強い低気圧が存在している場合に極端高温となるケースが多い。...

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  • 2411 旅行の天候に対するパーソナル・リスクマネジメントの考察(一般セッション)

    竹久 友二 プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集 2013.Autumn (0), 270-275, 2013

    たまの長期休暇を利用した旅行は,古今東西,人生の大きな楽しみの一つであろう.その貴重な楽しみも天候に恵まれてこそ満喫できる.しかしながら,天気は神のみぞ知るである.プロジェクトマネジメントのようにコントロールする事はまず不可能である.しかも近年の温暖化のせいか,過去の統計データに基づく天気予報もはなはだ頼りなくなってきている.その上,長期休暇をとるには,たいていの人にとって数カ月も前から会社に申…

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  • 日本列島周辺の高温出現の季節的差異

    田上 善夫 日本地理学会発表要旨集 2012a (0), 100156-, 2012

    ...高温出現の前後では,冬季事例ではシベリア高気圧の寒気,春季事例ではオホーツク海・日本海北部・黄海の高気圧の冷気,夏季事例では熱帯低気圧の暖気,秋季事例では帯状高気圧の暖気が明瞭である。 日本海側とは対照的に,太平洋側では海風時にも南から暖気がもたらされ,内陸での高温は顕著となる。また冬・春季に海陸風循環は日本海側で明瞭でないが,これは暖気が日本海側から太平洋側への移動に影響する。...

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  • 日本の梅雨期と秋雨期における前線活動に伴う雨域の比較

    高橋 信人, 加藤 内藏進 日本地理学会発表要旨集 2012s (0), 100229-, 2012

    ...南西諸島付近に熱帯低気圧が存在する事例(3事例)では、前線付近の降水量が多く雨域は南北に拡がる。秋雨期の7事例はいずれも天気図上に熱帯低気圧が存在するが、前線付近の雨域が拡がるのは南西諸島付近に熱帯低気圧の中心が位置する時(4事例)である。...

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  • 境界層・雲微物理過程のモデル化に対する局地豪雨の感度実験

    竹見, 哲也 京都大学防災研究所年報. B 54 (B), 293-301, 2011-10-20

    ...本事例は, 台風9号に発達した熱帯低気圧の接近に伴って発生したものである。ある特定の組み合わせのパラメタリゼーションを選択することで, 佐用町付近に降水が集中化する様子を気象モデルで再現することに成功した。ただし, パラメタリゼーションの選択によって降水の局地性の表現は大きく異なり, 局地豪雨の再現においてはパラメタリゼーション依存性が極めて大きいことを示している。...

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  • 台風Francisco (T0118) の初期渦形成過程

    吉田, 龍二, 石川, 裕彦 京都大学防災研究所年報. B 54 (B), 319-325, 2011-10-20

    台風の発生過程における初期渦形成過程について, Top-Down仮説とBottom-Up仮説のどちらが実際の過程をよく説明するのか検証した。そのためにメソ気象モデルを用いて2001年18号台風Franciscoを再現した。再現されたFranciscoは現実より約3度北で8時間早く発生した。発生前には中層に約100kmスケールのメソ対流渦, …

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  • 強風下の海面粗度変化が熱帯低気圧の強度・構造に与える影響

    宮本 佳明, 竹見 哲也 理論応用力学講演会 講演論文集 59 (0), 198-198, 2010

    ...この結果は、 Emanuel (1986)の定常状態における熱帯低気圧の強度に関する理論を用いて解釈することができる。また、最大風速半径は増加、眼の壁雲での対流活動は減衰し、その位置が外側に傾く傾向にあった。その一方で、抵抗係数が変化したのにも関わらず、熱帯低気圧の活動を決める海面水平収束に顕著な違いが見られなかった。...

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  • 太平洋・インド洋の環礁洲島の地形

    菅 浩伸, 中島 洋典, リヤズ マホムット, アリ モハメド, 鈴木 淳, 横山 祐典 日本地理学会発表要旨集 2010s (0), 136-136, 2010

    ...本研究では,貿易風下にある北緯1度のキリバス・タラワ環礁,熱帯低気圧の発生する緯度帯にある北緯7度のマーシャル諸島・マジュロ環礁と南緯8.5度のツバル・フナフティ環礁で礁―洲島系の地形調査を行った。<BR><BR> キリバス共和国<BR>  総面積730km2,人口9万6千人の環礁国。ギルバート諸島・タラワ環礁では風上となる北東側と南側に洲島が分布する。...

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  • 全球雲解像モデルによる気候変動予測

    佐藤 正樹 地学雑誌 119 (3), 427-440, 2010

     We have developed a new type of atmospheric general circulation model, “global cloud-resolving model” which covers the globe with a mesh size of a few kilometers. This model enables us to directly …

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献31件

  • 北陸における局地的昇温の季節的差異について

    田上 善夫 日本地理学会発表要旨集 2009f (0), 135-135, 2009

    ...春季とは異なり熱帯低気圧に伴い、かつ南方から太平洋高気圧が張り出して地上部の気温が高く、著しい高温となった一方、平野部の水田地帯が湛水状態であり、地域的には昇温を抑制した影響により、局地的な大きな地域差がもたらされたと考えられる。<BR>...

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  • 熱帯低気圧による全球の高潮と沿岸脆弱性の推定

    信岡 尚道, 三村 信男 土木学会論文集B2(海岸工学) 65 (1), 371-375, 2009

    This paper describes the vulnerability of coastal zones in the world taking account of storm surges, sea-level rise by global warming and population growth. Storm surges due to tropical cyclones …

    DOI 参考文献2件

  • 近年における熱帯モンスーンアジア地域の気候変動と水災害への影響

    森島 済 日本地理学会発表要旨集 2009f (0), 192-192, 2009

    ...<br> b)サイクロンと台風<br>  西部熱帯太平洋の熱帯低気圧の発生数及び強さは、最近数十年の間で増加してきており,フィリピンでは、1990から2003年まで影響を与える熱帯低気圧の数が増加した。ベンガル湾とアラビア海では、1970年以降発生数に減少の傾向が認められるものの、強いものとなっている。2008年のミャンマーにおける熱帯性低気圧による洪水は、我々の記憶に新しい。<br> 3....

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  • 古文書天候記録による19世紀の日本に上陸・接近した台風の復元

    グロスマン マイケル, 財城 真寿美, 三上 岳彦 日本地理学会発表要旨集 2009f (0), 139-139, 2009

    ...1.はじめに<BR> 近年,地球温暖化が台風やハリケーンなどの熱帯低気圧の性質に変化をもたらす可能性について,議論が行われている.台風の変化を詳細に理解するにはより長期的な変化傾向を検討する必要があるが,日本の気象観測データは19世紀末以降,そして高精度の台風経路データは1950年代以降に限られており,長期的な台風に関するデータが不足している....

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  • インドシナ半島における冬季モンスーン時の降水の季節進行

    渡邉 穣次, 松本 淳, 高橋 洋 日本地理学会発表要旨集 2009f (0), 136-136, 2009

    ...Yokoi and Matsumoto(2008)は、南シナ海上でコールドサージと熱帯低気圧が互いに影響を及ぼしあい、暖湿な空気がAnnam山脈に吹き付けることによる地形性降雨の発達が、中部ベトナムに豪雨をもたらす機構の一つであると論じた。<BR>  以上のことから、冬季モンスーンに伴う降水の季節進行とその要因を明らかにすることは、将来的な水資源の活用や、防災システムの応用に貢献できると考える。...

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  • 九州における大雨の地域差とその要因

    山口 隆志 日本地理学会発表要旨集 2009s (0), 120-120, 2009

    ...日降水量100_mm_以上の大雨をもたらした気象擾乱の解析には気象庁天気図を用い,さらに850hPa,700hPa,500hPaの風向などから総合的に判断し,低気圧,寒冷前線,停滞前線,熱帯低気圧を含む台風(以下,台風とする),複合要因,その他の6つに分類した. 3....

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  • ハリケーンカトリーナ被災地復興計画策定のための高潮数値モデル

    文屋 信太郎, ヨハネス ウェスタリンク, 吉村 忍 理論応用力学講演会 講演論文集 57 (0), 276-276, 2008

    ...システムの堤防高および配置を決定するに当たっては,想定する熱帯低気圧によってもたらされる高潮水位を算出する大規模数値計算システムが構築され,大いに活用されている.著者らはこの数値計算モデルの開発・検証・運用に携わっている.本論文ではこの数値モデルとその検証について紹介する....

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  • シンポジウム:地球温暖化時代の災害を考える

    平井 幸弘 日本地理学会発表要旨集 2008s (0), 235-235, 2008

    ...このうち気候変動に関する最新の科学的知見を評価した第1作業部会報告書では、1906年~2005年までの100年間で世界の平均気温は0.74℃上昇、最近50年間の長期傾向は過去100年間に上昇した気温のほぼ2倍、海水面は20世紀の100年間で17cm上昇、また1970年代以降とくに熱帯・亜熱帯地域でより厳しく、より長期間の干ばつが観測された地域が拡大、北大西洋の強い熱帯低気圧の強度が増してきたことなどが...

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