検索結果を絞り込む

検索結果 104,805 件

  • Blue diode laser and its applications in manufacturing: A brief review

    PASANG Tim, FUJIO Shumpei, SATO Yuji, TSUKAMOTO Masahiro International Journal of the Society of Materials Engineering for Resources advpub (0), 2024-05-20

    <p>Laser technology plays a crucial role in human lives. They are used signifi cantly in the scientifi c area, military, medical, manufacturing and even in the entertainment industry. Their usage is …

    DOI

  • 蒸気圧破砕剤SPCによるコンクリート解体システムの開発

    長尾 晃太, 御代田 竜也, 水間 宏行, 中津 雅延, 岩間 祐一, 鹿住 孝, 七尾 純平, 伊藤 慎一, 髙橋 護, 宮野 泰征, 村田 健司, 神谷 修 日本素材物性学会誌 advpub (0), 2024-05-20

    <p>In a series of experiments on a demolition system using a steam pressure cracking(SPC)agent were conducted. The results were obtained by drilling 11 mm diameter(D10 class)rebar in concrete using …

    DOI

  • A study on mechanical properties and microstructure of microalloyed steels in the case of arc welding process

    KHARANAN Tri, BUNYAWANICHAKUI Pracha, SRIROMRUEN Prakpum International Journal of the Society of Materials Engineering for Resources advpub (0), 2024-05-10

    <p>This research aims to study the mechanical properties and microstructure of micro-alloy from arc-welding process. The study provides results comparing non-welded micro-alloy with micro-alloy …

    DOI

  • グラフェンにおけるテラヘルツキャリアダイナミクス

    熊田 倫雄 応用物理 93 (5), 279-283, 2024-05-01

    <p>グラフェンは,その特異なバンド構造,キャリア移動度の高さ,フォノンとの結合の弱さから,THz領域で顕著なキャリアダイナミクスを示す.本稿では,グラフェンにおけるTHzプラズモンの励起領域を電気的に制御した成果,およびグラフェン光検出器における超高速光‐電気変換メカニズムを解明した成果を解説する.後者の実験ではTHz領域の電流をオンチップTHz分光法を用いて測定しており,その手法についても解…

    DOI

  • 単層カーボンナノチューブ膜にみられる熱電変換特性の制御

    石原 誠之, 野々口 斐之 日本画像学会誌 63 (2), 185-193, 2024-04-10

    ...にみられる構造物性相関の解明に向けた取り組みを紹介する.その後,化学ドーピングに焦点を当て,その高度化に求められる主導原理を提案し,これを利用した筆者らの最近の研究事例を紹介する....

    DOI

  • 巨大創発電磁応答をもたらす高密度磁気スキルミオン物質の設計

    車地 崇, 十倉 好紀 日本物理学会誌 79 (4), 186-191, 2024-04-05

    ...これを実際の物質で実証し,候補物質を設計・選択する有効な指針を確立できれば,これまで注目されてこなかった物質群を切り開くことにもつながり,そこから思いがけない新奇な電子状態や物性の発見につながることが期待できる.このことは新規物質開発の醍醐味であり,物性物理学の発展においても意義深い....

    DOI

  • グラフェンによる赤外線センサ

    小川 新平 応用物理 93 (4), 218-224, 2024-04-01

    ...<p>グラフェンは炭素原子1層の2次元物質であり,その優れた光・電子物性によりさまざまなデバイスへの応用が期待されている.本稿では,このようなグラフェンの光センサ,特に赤外線センサへの応用について解説する.グラフェンの赤外線センサ応用への期待と課題を整理したあと,デバイス化後の特異な光検出原理を明らかにする.さらにグラフェン固有の高感度化手法である光ゲート効果について述べる.最後に,光ゲート効果の信号増幅効果...

    DOI

  • ピアノ1本弦における2次元振動の測定と等価回路モデルによる数値シミュレーション

    長沼 大介, 若槻 尚斗, 水谷 孝一 日本音響学会誌 80 (4), 159-169, 2024-04-01

    ...対象はピアノ低音部の1本弦とし,実測した物性値を適用した数値シミュレーションの結果と,高速度カメラで撮影した2次元振動とを比較した。ピアノ弦振動は,打弦から時間が経過すると,響板に対して傾いた平面内の振動となる。本論文では,この傾きの角度が弦の垂直方向と水平方向の結合の度合いにより定まることを示し,弦の2次元振動が直交する振動成分に分離されることを示した。</p>...

    DOI

  • HFO系冷媒R1233zd(E)およびR1224yd(Z)の液相音速測定

    西山 貴史, 打越 流河, 倉成 太郎, 本田 知宏, 高 雷 日本冷凍空調学会論文集 40 (1), 27-, 2024-03-31

    ...<p><tt>地球温暖化への影響が小さい新規冷媒候補が次々と提案されるに伴い,それらを評価・利用するために必要となる高精度な状態方程式(</tt>EOS<tt>)の作成が求められている.各冷媒の</tt>EOS <tt>は信頼性の高い熱物性実測値を元に作成されるが,その最適化においては</tt><i>PρT </i><tt>関係の実測値データに加え,それらの誘導状態量にあたる音速値も重要な役割を果たす...

    DOI

  • Applying Nonnegative Matrix Factorization for Underground Mining Method Selection Based on Mining Projects' Historical Data

    MANJATE Elsa Pansilvania Andre, OHTOMO Yoko, ARIMA Takahiko, ADACHI Tsuyoshi, Miguel BENE Bernardo, KAWAMURA Youhei International Journal of the Society of Materials Engineering for Resources advpub (0), 2024-03-31

    <p>Mining methods selection (MMS) is one of the most critical and complex decision-making tasks in mine planning. The selection of underground mining methods is considered to be the most problematic …

    DOI Web Site 参考文献29件

  • 間接法修復の接着

    坪田 有史 THE JOURNAL OF THE ACADEMY OF CLINICAL DENTISTRY 43 (3), 225-, 2024-03-31

    ...<p><b>間接法による歯冠修復物や補綴装置の接着は,形態や機能回復のみならず歯の延命や疾病予防につながる多くの効果がある.修復物の装着での接着性は,接着性レジンセメントに対して支台歯サイドと修復物サイドの2つの接着面,そしてレジンセメント自体の物性に影響される.支台歯サイドの接着面は,ケースによってエナメル質,象牙質,金属,コンポジットレジンなどが対象となる.他方,修復物サイドの接着面は,金属(貴金属...

    DOI Web Site

  • クリンカー原料に生コンスラッジを用いた低温焼成型セメントの物性評価

    茶林 敬司, 大田 将巳, 加藤 弘義, 新 大軌 Cement Science and Concrete Technology 77 (1), 105-111, 2024-03-29

    ...本研究では、産業廃棄物である生コンスラッジをカルシウム源としてクリンカー原料の一部に使用し、低温焼成型組成のクリンカー鉱物およびセメントの物性に及ぼす影響を検討した。その結果、本検討の系では、生コンスラッジを低温焼成型クリンカー原料の一部に使用した場合においても、セメント物性を維持したまま、原料起源のCO<sub>2</sub>排出量を22.9%削減可能であることが確認された。</p>...

    DOI Web Site 参考文献3件

  • バイオマス灰のNBO/Tがセメント硬化体の圧縮強度に及ぼす影響

    髙木 亮一, 林 俊斉, 神村 幸弥, 斎藤 豪 Cement Science and Concrete Technology 77 (1), 153-162, 2024-03-29

    ...<p>本研究では、バイオマス灰を大量に用いたセメント硬化体の諸物性について、ガラス中の非架橋酸素および四面体イオンの比であるNBO/Tが硬化体に及ぼすに影響に着目した検討を実施した。その結果、バイオマス灰を用いた場合、材齢の経過とともに硬化体中の数~数10nm程度の空隙量が大きくなっていた。...

    DOI Web Site 参考文献13件

  • 石灰石─高炉スラグ混合セメントのモルタル物性とその影響要因に関する検討

    後藤 壮, 桐野 裕介, 兵頭 彦次 Cement Science and Concrete Technology 77 (1), 197-205, 2024-03-29

    ...そこで本研究では、石灰石微粉末を用いて、高炉セメントの一部を置き換えた混合セメントのモルタル物性とその影響要因に関する検討を行った。その結果、石灰石微粉末の混合により、流動性の向上、凝結の短時間化および初期強度発現性の向上が確認され、混合率が10%までであれば28日圧縮強さおよび水分浸透速度係数は同等程度に維持できることが判明した。...

    DOI Web Site 参考文献8件

  • 機械学習を援用した骨材化モデル粘度式による高流動コンクリートのレオロジー定数予測に関する基礎的研究

    東舟道 裕亮, 山田 義智, 平野 修也 Cement Science and Concrete Technology 77 (1), 394-402, 2024-03-29

    ...なお、骨材化モデル粘度式の未知数となる骨材化係数αは、コンクリートの使用材料の各物性値や調合、モルタルのレオロジー定数およびモルタルのせん断ひずみ速度などを説明変数として機械学習により求めた。その結果、骨材化係数αは非常に高い精度で予測でき、骨材化モデル粘度式によるコンクリートのレオロジー定数についても高い精度で予測することができた。</p>...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 石炭ガス化スラグを微粉末として混和したコンクリートの各種耐久性評価

    相内 豪太, 前島 拓, 岩城 一郎, 宮澤 聡 Cement Science and Concrete Technology 77 (1), 575-583, 2024-03-29

    ...<p>本研究は、石炭ガス化スラグを微粉化し、混和材(CGS微粉末)として用いたコンクリートの諸物性、および実物大構造物における耐久性について実験的に検討したものである。まず、CGS微粉末を用いたコンクリート供試体を作製し、フレッシュ性状および塩分環境下での各種耐久性について要素試験レベルで評価した。...

    DOI Web Site

  • 石灰石微粉末を添加した各種ポルトランドセメントの物性および水和反応に及ぼすアミンの影響

    宇野 光稀, 近藤 早瑛, 細川 佳史, 新 大軌 Cement Science and Concrete Technology 77 (1), 96-104, 2024-03-29

    <p>石灰石微粉末(LSP)を10mass%まで混合した普通ポルトランドセメント(N)、中庸熱ポルトランドセメント(M)、低熱ポルトランドセメント(L)の圧縮強さ、水和反応に及ぼすトリイソプロパノールアミン(TIPA)の影響を検討した。LSPを混合したNにTIPAを添加することで材齢7日の水和物量が増加し空隙を充填することで圧縮強さが増進した。一方で、LSPを混合したM、LではTIPAを添加して…

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 日本のCO<sub>2</sub>海洋貯留プロジェクトの背景とその成果

    内田 努 日本エネルギー学会機関誌えねるみくす 103 (2), 179-184, 2024-03-20

    <p>現在国内で実施されているCO<sub>2</sub>ハイドレートを用いたCCUSに関するトピックを紹介するにあたり,本稿では20年以上前に日本で行われたCO<sub>2</sub>の海洋貯留プロジェクトについてCO<sub>2</sub>ハイドレートに関連した事項を中心に紹介し,これまで蓄積されている知見を整理する。</p>

    DOI

  • 環境調和型低表面エネルギー界面活性剤

    鷺坂 将伸 色材協会誌 97 (3), 81-85, 2024-03-20

    ...本解説では,フッ素系界面活性剤の代替として期待される低表面エネルギー炭化水素系界面活性剤“ヘッジホッグ界面活性剤”の開発について,分子設計,界面物性およびそれらの応用について紹介する。</p>...

    DOI Web Site 参考文献17件

  • 国際物理オリンピック2023日本大会 理論問題作成の舞台裏

    加藤 岳生 大学の物理教育 30 (1), 10-13, 2024-03-15

    <p>1.はじめに</p><p>国際物理オリンピック (以下,IPhO) では毎年,理論問題が3題出題されるが,問題の内容は開催国のお国柄が現れることが多い.私は2015年から物理オリンピックの理論研修部会で代表候</p>

    DOI

  • 炊飯米に強いせん断を付与する押出加工法

    甲斐 彰, 斎藤 幸雄 日本食品科学工学会誌 71 (3), 101-107, 2024-03-15

    ...</p><p>従来は困難であった加工直後の米ゲルの物性評価に, 塗装や油脂の調整などで用いる簡易的な工業計測の適用を試みた. そして, 次の結果が得られた.</p><p>(1) ポートホールダイスを用いて均質なペーストを短時間に得ることができる.</p><p>(2) ポートチャンバー部で剪断力を与えることにより, 炊飯米の硬い部分もクリアランスより小さい粒子に破砕することができる....

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 0.1 kGy以下のガンマ線照射によりDNA中に生成する5,6-dihydrothymidineの高感度定量法の開発

    藤原 拓也, 福井 直樹, 古田 雅一, 高取 聡 RADIOISOTOPES 73 (1), 35-46, 2024-03-15

    ...この方法を用いて、殺菌を目的とした比較的高線量(≥0.5 kGy)の照射履歴を動物性食品および植物性食品の双方において検出することが可能である。一方、検疫処理や発芽抑制を目的として照射された比較的低線量(<0.5 kGy)の食品を検出するには、線量の低下に伴いDHdThdの生成量が少なくなるためより高い感度を要する。...

    DOI Web Site 参考文献14件

  • 真のカイラルフォノンと角運動量

    佐藤 琢哉, 戸川 欣彦, 楠瀬 博明, 岸根 順一郎 日本物理学会誌 79 (3), 123-128, 2024-03-05

    ...分子や結晶のカイラリティが,磁性や伝導に本質的な影響を及ぼすことは広く知られているが,フォノンの場合はどうであろうか.この問題は,意外にも最近まで深く吟味されておらず,物質がカイラルであることに起因する物性の探求が活発になるとともに,にわかに脚光を浴び始めた....

    DOI

  • 原子層モアレ超格子系におけるフォノン物性制御

    毛利 真一郎, 荒木 努 応用物理 93 (3), 174-177, 2024-03-01

    ...<p>近年,原子層材料をツイスト積層した際にできるモアレ超格子系が,積層角度に応じたさまざまな物性発現の舞台として注目を集めている.一方で,フォノン物性や熱物性については未解明な点も多い.本稿では,筆者らが研究を進めているラマン分光を利用して架橋原子層モアレ超格子系の熱伝導特性の積層角度依存性を調べた研究について紹介する.</p>...

    DOI

  • 物性物理における「量子加速」の探索

    吉岡 信行, 大久保 毅, 鈴木 泰成, 水上 渉 応用物理 93 (3), 165-168, 2024-03-01

    ...<p>量子デバイスの発展が爆発的に進む現代において,次の時代のマイルストーンとして目指すべき課題は,実用的な問題において量子計算機によって,古典計算機の性能を凌駕(りょうが)すること,すなわち量子加速を達成することである.本稿では,その主戦場となるべき分野が物性物理学にあることを論じた最近の研究を紹介する.該当論文の主な寄与は,①テンソルネットワーク法に基づいた古典計算アルゴリズムの実行時間解析手法...

    DOI

  • 薬理遺伝学検査に基づく重症薬疹発症リスクの予測

    莚田 泰誠 日本薬理学雑誌 159 (2), 90-95, 2024-03-01

    ...<p>薬理遺伝学的検査は,薬剤の有効性と副作用のリスクを予測することにより,患者に利益をもたらす.臨床現場で有用な薬理遺伝学バイオマーカーには,薬物代謝酵素および薬物トランスポーター遺伝子,ヒト白血球抗原(HLA)遺伝子がある.HLAはヒトの免疫に関与する重要な分子であり,かねてより,薬疹,薬物性肝障害,無顆粒球症などの副作用発現リスクとの関連について解析されてきた.HLAは多くの遺伝子から構成されており...

    DOI Web Site PubMed

  • LC-TOF-MSによる植物性自然毒の迅速一斉分析法の確立

    佐藤 秀樹, 河野 嘉了, 田中 志歩, 常松 順子, 松永 美樹, 宮尾 義浩, 中牟田 啓子 食品衛生学雑誌 65 (1), 7-14, 2024-02-25

    ...<p>有毒植物による食中毒を想定し,LC-TOF-MSを用いた植物性自然毒16成分の迅速一斉分析法を確立した.試料に水–メタノール(1 : 9)および<i>n</i>-ヘキサンを加え,ホモジナイズ抽出後に遠心分離し,精製操作を行わずにLC-TOF-MSで測定し,モノアイソトピックイオン[M+H]<sup>+</sup>(<i>m/z</i>)を用いた定性分析および定量分析を行った.カレーを用いた添加回収試験...

    DOI PubMed

  • 有機太陽電池の電子物性と太陽電池特性

    内藤 裕義 色材協会誌 97 (2), 57-60, 2024-02-20

    ...電子物性に関する知見は,有機太陽電池の動作メカニズムの解明や光電変換特性の向上に重要である。また,本分光法によるさまざまな有機太陽電池の電子物性の蓄積は,材料設計にも有用である。</p>...

    DOI Web Site

  • 都市ガス管路系の使用開始・使用停止時の圧力応答評価

    秋村 友香, 竹内 智朗, 佐藤 佑哉, 相澤 望, 三橋 利玄 安全工学 63 (1), 31-38, 2024-02-15

    <p>大口需要家が都市ガスを使用開始または停止するとき,周辺の導管に流量および圧力変動が起きる.安定供給維持や事故の未然防止の観点から,圧力が導管の最大設計圧力を上回るか,または,供給に必要な最低圧力を下回るかの評価が重要となる. 本研究では,まず空気実験で圧力の応答性を測定し,数値シミュレーション<sup>1)</sup>により実験値の再現性を確認した.次に都市ガス運用条件(配管長,供給圧力,…

    DOI Web Site

  • 機械学習によるCdSe量子ドット赤色発光ダイオードの効率予測

    木下 喬之, 佐野 翔一, 永瀬 隆, 小林 隆史, 内藤 裕義 日本画像学会誌 63 (1), 3-11, 2024-02-10

    ...と発光効率の関係を機械学習させ,QLEDsの効率を予測する機械学習モデルを構築した.この結果,実験的に得られた効率支配因子の妥当性を示すことができ,さらに,QLEDsの高効率化のための正孔輸送層の電子物性を予測することができた....

    DOI Web Site

  • 傾斜地の造成史を例に見る不動産科学的考察による地形・地質等を含めた地価形成と法規制

    本間 勝 応用地質 64 (6), 333-342, 2024-02-10

    ...>日本の傾斜地造成の歴史はその地域の産業構造や開発当時の経済動向と密接な関係が窺える.一方で,土地の貨幣的価値(地価)はその災害危険性を考慮しているであろうか.主に古典派経済学や不動産科学が検討してきた地代論研究は農業における土地の肥沃度の差異で地代を論じることもあった.現代に置き換えて考えれば,土地の価値を扱う「不動産鑑定評価基準」における不動産の「効用」について熟考する余地がある.個別の土地の物性評価...

    DOI

  • ゴマ豆腐の物性に及ぼす単純格子計画法による葛澱粉,ゴマ,水の相互作用

    佐藤 恵美子, 横山 悠太 日本調理科学会誌 57 (1), 7-18, 2024-02-05

    ...<p> ゴマ豆腐の物性(粘弾性,テクスチャー)に及ぼす葛澱粉,ゴマ,水の相互作用についてSchefféの方法によって確立された単純格子計画法を用いて検討した。三つの成分の割合は8つの格子点モデルを用いて検討し,その三成分の割合の総和は1である。...

    DOI

  • 異なるゲル化剤を用いた重湯ゲルの嚥下時筋活動および官能評価を用いた食べやすさの評価

    中川 裕子, 筧 慎治, 髙橋 智子, 大越 ひろ 日本調理科学会誌 57 (1), 19-26, 2024-02-05

    ...<p> 嚥下障害者に適した食形態として,ゼリーやペーストなどが難易度の低い物性として用いられる。ゼリーを調製するためのゲル化剤としては,これまでは主にゼラチンが利用されてきたが,調製時に長時間の冷蔵が必要となり,温度による変化が大きいことが問題となる。現在,市販ゲル化剤には多くの種類がある。...

    DOI

  • Quantics tensor trainに基づく多スケール時空仮説と場の量子論

    品岡 寛, 村上 雄太, 野垣 康介, 櫻井 理人 日本物理学会誌 79 (2), 68-72, 2024-02-05

    ...</p><p>同様の問題は,物性理論でも見受けられる.物質が示す多彩な物性は,理論的には多体シュレディンガー方程式を解けば定量的に予測可能なはずであるが,その計算量は粒子数に対して指数的に発散するため,厳密に解くことは現実的には不可能である....

    DOI

  • 励起子絶縁体の物理――バンド間相互作用が導く秩序と集団励起

    金子 竜也, 太田 幸則 日本物理学会誌 79 (2), 54-62, 2024-02-05

    ...<p>物性物理学においては物質の構成要素である電子の振る舞いが重要であるが,時に電子の集合体は相転移を起こし秩序化することで高温相とは異なる状態をつくり出す.例えば,電子が有するスピン自由度の秩序として特徴づけられる強磁性状態は物質に磁性を生み出し,電子–電子ペアが成す超伝導状態への転移は物質の伝導性を大きく変化させる.相転移と秩序化は物性物理学の中心的課題の一つであると同時に,秩序化で創出された機能...

    DOI

  • ディラック半金属Cd<sub>3</sub>As<sub>2</sub>の薄膜作製と新しい量子ホール状態の発見

    打田 正輝, 中澤 佑介, 川﨑 雅司 応用物理 93 (2), 75-81, 2024-02-01

    <p>ディラック半金属はグラフェンにおけるディラックコーンを3次元的なバルク状態の電子構造として持つ.それだけでなく,バルク状態と表面状態が結合した特異な電子状態を持つことから,次世代エレクトロニクスを担う物質系としても注目を集めている.本稿では,ディラック半金属の代表的物質であるCd<sub>3</sub>As<sub>2</sub>について,その基本的な特徴を説明した後,高品質薄膜の作製から…

    DOI

  • ダイヤモンドの光物性研究

    中 暢子 応用物理 93 (2), 68-74, 2024-02-01

    ...<p>超ワイドバンドギャップ物質であるダイヤモンドは,パワー半導体ならびに欠陥中心を利用する量子センサや量子光源の材料として精力的な応用研究がなされている一方,電荷キャリヤや励起子,それらの複合体が共存する量子多体系の舞台として多くの物性研究者の興味を引きつけてきた.本稿では,さまざまな分光学的アプローチから評価されるダイヤモンドの興味深い光物性の一端を実験家の立場から紹介する.</p>...

    DOI

  • 細胞内環境で安定化する核酸構造を標的にした低分子薬の開発

    橋本 佳樹, 川内 敬子, 三好 大輔 MEDCHEM NEWS 34 (1), 36-42, 2024-02-01

    ...そのため、生体分子の細胞内での物性を理解するためには、細胞内の分子環境を考慮する必要がある。生化学的実験が行われる試験管内の希薄溶液環境と、多種多様な生体分子が高濃度に存在する細胞内では、分子環境がまったく異なる。細胞内の生体分子の物性に関して、試験管内で得られた知見からは、ほとんど明らかにされていないのが現状である。...

    DOI

  • 人工物の動きに対する生物性認知の違いが印象評価に与える影響

    蔡 豊盛 デザイン学研究 70 (3), 3_49-3_58, 2024-01-31

    ...<p> 本研究では,人工物の動きが生物性認知を経て印象評価に与える影響を明らかにするため,動きを伴う植物を模した人工物(タンポポ,スイレン,麦穂)の動きを映像化し,その映像の再生速度・再生回数(1倍速(1回変化),4倍速(4回変化),16倍速(16回変化))を参加者に見せることによって,映像中の人工物の生物性認知の違い及びその生物性認知の違いが印象評価に及ぼす影響について検討を行った。...

    DOI

  • イオン液体の導入による金属有機構造体の物性制御

    大平 一路, 高 相圭, 木下 健太郎 ゼオライト 41 (1), 20-28, 2024-01-30

    金属有機構造体(MOFs: metal-organic frameworks)は金属イオンと有機配位子により自己組織的に形成され,構造デザイン性の高さ故に多岐にわたる応用が期待されるが,実用例はまだ少ない。この主要因として「吸湿による構造劣化」と「機械的強度の低さ」のため,構造安定性を保証できない点が挙げられる。本研究ではMOFとしてmmサイズの大型Cu3(btc)2単結晶を合成し,イオン液体(…

    DOI Web Site

  • ミトコンドリアを狙うDDS

    山田 勇磨 Drug Delivery System 39 (1), 15-22, 2024-01-25

    ...一方で、ミトコンドリアに送達する分子の物性や大きさを制限するなど、多くの課題が山積していた。これらの課題を解決する戦略として、ナノ技術を駆使したDDS開発が注目されており、送達分子をミトコンドリアまで届けるナノDDS開発研究が進められている。...

    DOI

  • 潤滑油の高圧物性(第10報)

    金子 正人 トライボロジスト 69 (1), 56-67, 2024-01-15

    <p>High-pressure viscosity of lubricant is important for elucidating the lubrication state of metalworking, bearing and gear in the elastohydrodynamic lubrication (EHL) region. The van der Waals …

    DOI

  • 分解性バロプラスチックの設計と機能

    谷口 育雄, 古賀 毅, 出口 茂 ネットワークポリマー論文集 45 (1), 13-23, 2024-01-10

    ...ここでは,分解性バロプラスチックの設計,物性,および機能について検討を行なってきた一連の研究成果について報告する。</p>...

    DOI

  • 3次元ディラック半金属によるテラヘルツ高次高調波発生

    松永 隆佑, 神田 夏輝, 池田 達彦 日本物理学会誌 79 (1), 12-17, 2024-01-05

    <p>高強度パルスレーザーを気体に照射すると,入射光の整数倍の周波数を持った光が発生する.これは高次高調波と呼ばれ,レーザーを使ってコヒーレントで制御性の高い紫外線や軟X線領域の光パルスを生成できるため,アト秒科学や高分解能光電子分光において活用されている.2014年頃からは固体による高次高調波発生も報告されるようになり,よりコンパクトかつ安定な軟X線光源の開発や,固体中で生じる非摂動論的な非線…

    DOI

  • ミニトマトの物性データを用いた品種同定に関する基礎検討

    石川 勇人, 坪田 葉夏, 岩波 俊介, 小島 洋一郎, 原田 恵雨, 若生 一広, 合田 元清 産業応用工学会論文誌 12 (1), 110-112, 2024

    A multivariate analysis method was used to verify whether varieties could be identified from the results obtained from HPLC and other physical property data measuring instruments for cherry …

    DOI

  • 高炉スラグ微粉末を用いた硬化体の水分浸透性に関する一考察

    平本 真也, 藤澤 拓馬, 植村 幸一郎, 檀 康弘 土木学会論文集 80 (3), n/a-, 2024

    ...<p> 高炉スラグ微粉末を用いた硬化体の水分浸透速度係数を決定する要因を把握するために,乾燥条件及び試験体寸法を変化させた場合の水分浸透試験を実施した.促進炭酸化の影響を受けた場合,水分浸透速度係数は硬化体の物性値である圧縮強度,空隙量,表面透気係数では一義的に評価できないことが確認された.また,水の浸透は外環境の影響を受けた表層部により浸透することから,表層部及び内部の性状に着目した結果,硬化体内部...

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 中分子創薬におけるプロセス化学の挑戦

    前田 賢二, 岩村 寛, 塚崎 雅雄 ファルマシア 60 (4), 283-287, 2024

    ...プロセス開発部門では,高品質な原薬を供給するために,従来のSPPS法ではなく, 敢えてCSPS法を選択し,構造や物性に適合した製造技術開発を進めてきた。早期からアミノ酸の品質管理および様々な新規技術開発を行った結果,臨床開発中であるLUNA18を高品質かつ大量に供給することが可能となっている。...

    DOI

  • 機能性鉄合金板の異方的な物性の評価

    渡辺 将仁, 浦川 潔, 石垣 芳夫, 古瀬 泰輔, 粕谷 素洋, 佐藤 成男, 鈴木 茂 鉄と鋼 advpub (0), 2024

    <p>To understand the anisotropy of properties in FeCo-V alloy sheets, the Young's modulus, texture, and residual stress of samples of different treatments were investigated using the X-ray …

    DOI

  • トレッドモデルの変更によるタイヤの仕様検討への影響

    豊島 貴行, 松澤 俊明, 穂高 武, 樋口 英生 自動車技術会論文集 55 (2), 257-263, 2024

    ...先行研究ではトレッドモデルを変更してコーナリングスティフネスの精度を上げ,タイヤトレッド部の物性や構造がコーナリング特性へ与える影響について明らかにしてきた.本稿ではトレッドモデルの変更が,ベルトやサイドウォール等の仕様検討に与える影響を分析するとともに,車両運動の性能設計への影響について論ずる....

    DOI

  • 二段階加熱による卵白ゲルの物性制御

    滝沢 陸, 小山 翔大, 辻井 良政, 半田 明弘 日本食品科学工学会誌 advpub (0), 2024

    ...により調製した二段階加熱ゲルは加熱(80 ℃,24 h)や3週間程度の酸性調味液への浸漬(21 d)による硬化に対して一定の抑制効果を示した.予備加熱時のタンパク質の熱変性挙動を分析し,物性制御の機構を解析したところ,66 ℃での予備加熱によりOVTおよびLYZがSS結合を主とした凝集体を形成したが,大半のOVAは未変性のまま維持された.したがって,本加熱にてOVA同士の結合が生じ,繊維状のネットワーク...

    DOI Web Site

  • ジェネリックデータベースと階層ベイズモデルを用いた海上空港基礎地盤物性値の推定

    斉藤 大雅, 大竹 雄, WU Stephen, 高野 大樹, 杉山 友理, 吉田 郁政 土木学会論文集 80 (15), n/a-, 2024

    ...<p>本研究では, 日本の海上空港の軟弱基礎地盤の地盤物性値推定を事例に, 階層ベイズモデル(HBM)を用いて地盤パラメータの推定と土質特性の工学的解釈可能性を検討した.具体的には,世界の地盤調査データ(ジェネリックデータベース,GDB)を利用した単純な HBM と類似度に基づく GDB の絞り込みによる HBM との比較を行った.この検討の中で,地盤工学的知見を活用して土層別に類似度絞り込みを行った...

    DOI Web Site

  • 小麦粉及び地域農産物の加工特性に関する研究

    片桐 実菜 日本食品科学工学会誌 advpub (0), 2024

    ...次に, ドウ及びバッターの物性に対する非デンプン性多糖と内在性酵素の関わりについて検証した. 最後に, 日本の伝統的な小麦加工品の一例として, 素麺の物性の経時変化について検証した. また, 和歌山県農産物の代表例として, 梅ジャムの物性に対する定温予備加熱の影響を調査した. </p>...

    DOI Web Site

  • 木材パルプ複合紙の開発と土壌分解性の評価

    タンカンパイ コッチャポーン, ミル イハラ パオラ マリア, 江前 敏晴 紙パ技協誌 78 (4), 333-340, 2024

    ...セルロース,キトサン,及びその他の天然ポリマーやポリカプロラクトン(PCL)は生物によって分解されるため,PCL-セルロース複合体は,配合比や製造方法を適切に設定することにより,多様な機械的物性を付与して用途開発の自由度が広がるうえに,コンポジットそのものが生分解性材料となる。本研究では,従来の製紙技術を応用してPCL-セルロース複合体を製造する技術を開発した。...

    DOI

  • 相変化蓄冷材としての潜熱エマルションの生成と物性測定

    松﨑 駿, 堀部 明彦, 山田 寛, 磯部 和真 日本冷凍空調学会論文集 advpub (0), 2024

    <p><tt>本研究では</tt>0 ℃<tt>以下の温度域において流動性を保持しながら潜熱の吸収,放出が可能な相変化蓄冷材の生成を目標とし,分散媒として濃度</tt>50 mass%<tt>のエチレングリコール水溶液を,相変化物質として融点</tt>-9.6 ℃<tt>の</tt>Dodecane …

    DOI

  • 超分子ネットワーク構造を利用した強靭性・自己修復機能材料の創製

    山岡 賢司, 山下 尚輝, 以倉 崚平, 髙島 義徳 Oleoscience 24 (3), 111-118, 2024

    ...変形に伴って架橋点がスライド運動することで,強靭かつ高い物性回復性を示した。 これらの超分子ネットワーク構造は,高分子材料に強靭性・自己修復性を付与し,材料の長寿命化および再利用を可能にすることで,石油由来の高分子材料の使用量削減につながり,資源循環型社会を実現させる。</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献34件

  • スリット状の断熱面を付与した配管による沸騰熱伝達の促進

    須田 公平, 吹場 活佳, 堀伊 吹, 川﨑 央, 小林 弘明, 坂本 勇樹 日本冷凍空調学会論文集 advpub (0), 2024

    ...12.7 mm<tt>),長さ</tt>120 mm <tt>のステンレス製の配管が用いられた.内面に施す溝の間隔をパラメータとして実験を行い,冷却速度および温度変化から算出される熱流束に与える影響を調査した.液体窒素を用いた実験では,膜沸騰が抑制されることにより冷却時間が</tt>1/3.6 <tt>に短縮された.対照的に,液体水素を用いた実験では冷却時間を短縮することができなかった.水素の特殊な物性...

    DOI

  • 河川堤防の越流侵食解析における材料不確実性の評価手法

    児玉 真乃介, 平野 大地, 音田 慎一郎, 大竹 雄, 肥後 陽介 土木学会論文集 80 (16), n/a-, 2024

    ...<p> 河川堤防内部の材料物性は築堤履歴に依存して不確実である.また,近年激甚化する降雨を背景に,越流時の堤防の粘り強さの評価手法の確立が求められている.本研究では,河川堤防の越流侵食解析における材料不確実性の評価手法を提案する.実河川堤防の様々な粒度分布に対する近似多数解析を実現し,材料不確実性による越流侵食の影響評価を実現している.本論文では,耐侵食性への粒度分布の影響を考慮した掃流砂および浮遊砂...

    DOI Web Site

  • CNF複合樹脂製造プロセスの開発

    今井 貴章 紙パ技協誌 78 (2), 116-120, 2024

    ...<br>CNF濃度10%にPPで希釈した複合樹脂を用いて,リサイクルを想定した処理を行った結果,処理回数増加に伴い着色が進行するものの曲げ物性の低下はなかった。同様に,化学安定性試験を行った結果,PPよりもCNF複合樹脂の方が着色し易いものの,機械的物性(曲げ弾性率,引張弾性率)および,質量・寸法変化はPPとほぼ同等の結果であった。...

    DOI Web Site

  • セルロースナノファイバー「セレンピア<sup>®</sup>」の食品用途

    松岡 孝 紙パ技協誌 78 (2), 99-102, 2024

    ...<br>⑤「乳化安定性」…フラワーペーストや油系調味料などの油系食品において物性を安定化加熱工程での油分離,離水を防止し,口どけを控除。<br>また,原料は木質バイオマスを利用しているが,当社の持続可能な管理が行われている森林資源から調達しており,社会全体で炭素循環を進めていくことにも繋がり,SDGs達成へ貢献する食品添加剤と言える。...

    DOI Web Site

  • ジルコニアインプラントの表面改質

    廣田 正嗣, 早川 徹 日本再生歯科医学会誌 22 (1), 1-10, 2024

    ...<p>ジルコニアは機械的物性が高いため,既存の方法ではチタンと同様の表面形状を獲得することは難しく,ジルコニアの材料特性に見合った表面改質法を検討する必要がある.ジルコニアに分子プレカーサー法を応用して炭酸含有アパタイト薄膜をコーティングした.ウサギ脛骨,大腿骨関節顆へのインプラント埋入を行った結果,新生骨形成が明瞭に確認され,高い骨-インプラント間接触率(BIC)が得られた.また,加熱処理温度がアパタイト...

    DOI

  • 市販トロミ付与水溶液のテクスチャー知覚の指標となる力学的特性―官能評価と機器分析を用いて―

    黒飛 知香, 干野 隆芳, 矢守 麻奈 日本食品科学工学会誌 advpub (0), 2024

    ...づいてどのように知覚しているか推測した.(1)各試料の官能評価結果より,各試料のテクスチャー特性は大きく異なっていた.分散分析の結果,全テクスチャー項目(かたさ,飲み込みやすさ,べたつき(口腔内,喉の残留感))において全試料に有意な差が認められた.(2)SBE法で得られる<i>σ</i><sub>0</sub>および<i>K</i>の結果からは,トロミ調整食品ごとにトロミ調整食品の添加濃度の増加に伴う物性変化...

    DOI

  • 5,6-ジヒドロチミジンを指標とした植物性乾燥食品の照射履歴の検知

    福井 直樹, 藤原 拓也, 古田 雅一, 高取 聡 食品衛生学雑誌 64 (6), 206-213, 2023-12-25

    ...を3種類の酵素でヌクレオシドに分解して試験液を調製した.LC-MS/MSを用いて試験液中のチミジンに対する5,6-ジヒドロチミジンの濃度比を測定し,これを検知指標とした.その値は照射した線量に依存的であった.冷凍保存条件下で試料中のチミジン残基に対する5,6-ジヒドロチミジン残基の比率は,照射後少なくとも890日間は安定であった.8種類の植物性乾燥食品試料の照射履歴を検知できた....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献8件

  • 膠の感応試験評価から導く岩彩を主とした絵画における 彩色・固着強度の研究

    大久保 智睦 教育学部紀要 57 67-78, 2023-12-24

    ...鉱物や土などが原料となっている.顔料そのものに固着性が無いために接着材として,膠を使用する.膠の原料は,動物の皮や骨などから抽出され,書画や工芸の制作及び,修復に広く活用されてきた.主成分は,ゼラチンで油脂などの不純物も僅かに含んでいる.日本画制作においての膠は,顔料を基底材に固定する接着剤として作用し,絵の具の塗布作業性,絵の具層の剥落や耐水性などの安定性は,膠の流動特性や剛性,柔軟性といった諸物性...

    DOI 機関リポジトリ

  • 酸化物ナノ材料の多様な構造制御による光物理化学機能の創発

    関野 徹 粉砕 67 (0), 42-52, 2023-12-15

    ...さらに,簡便な化学処理による低次元ナノ構造チタニアの表面化学構造制御による可視光応答性付与について,プロセスと構造,物性および光化学(光触媒)機能の向上など,環境・エネルギー分野や更には次世代型バイオメディカル分野などへの応用展開を指向した最近の研究成果について示す。</p>...

    DOI

  • パウダテスタ<sup>®</sup>のデジタルツイン構築に向けた検証報告

    中村 優志, 笹辺 修司 粉砕 67 (0), 93-98, 2023-12-15

    ...これらの課題を解決すべく,粉体の挙動を数値で評価する実質業界標準である「粉体物性測定装置パウダテスタ<sup>®</sup>」の安息角とかさ密度の測定に焦点を当て,粉体分野のデジタルツインの基礎となるシミュレーションモデルについて,株式会社DENSEと共同開発を行った。一般的に粉体のシミュレーションは解析コストが膨大となるが,粗視化モデルを適用することで実用的な時間内での解析を可能とした。...

    DOI

  • 電池粉体設計と次世代電池への応用

    伊藤 大輔 粉砕 67 (0), 53-60, 2023-12-15

    ...Advanced LIBの高エネルギー密度化に対して,電気化学物性とそれに紐付く粉体物性は強い相関を持った必須パラメータといえる。特に表面積の大きな微小粒子では様々な表面/界面劣化が顕著であり,その表面保護が必要となる。本稿では,Advanced LIBの基礎的な考え方と,それに関わる粉体設計,特に高エネルギー密度化について概説する。...

    DOI

  • ヒトツブ小麦粉を使用した食パンの性状と嗜好性

    池田 昌代, 秋山 聡子, 鈴野 弘子 日本調理科学会誌 56 (6), 246-255, 2023-12-05

    ...ヒトツブ小麦を用いた食パンの嗜好性を向上させるためには,物性の改善が必要であるが,栄養的な付加価値を有するパンとして期待ができるものと考える。</p>...

    DOI

  • インフラ損傷をミクロで見る新学問創出

    日経コンストラクション = Nikkei construction (801) 29-, 2023-12

    ...組織 京都大学経営管理大学院と理化学研究所は共同で、ミクロの領域からインフラ構造物の損傷メカニズムを解明する「インフラ物性研究機構」を立ち上げた。スーパーコンピューター「富岳」や大型放射光施設「SPring-8」を駆使して学際的なインフラマネジメント…...

    PDF Web Site

  • ナノバイオ界面水制御による細胞接着性/非接着性合成高分子の設計

    田中 賢 Drug Delivery System 38 (5), 404-415, 2023-11-25

    ...界面現象を明らかにするためには、水和した材料の物理化学的な物性を理解することが重要である。本稿では、最近の筆者らの研究例、例えば、ポリ(2-メトキシエチルアクリレート)(PMEA)、PMEA誘導体、双性イオン型高分子、ポリエチレングリコール、ポリオキサゾリンなどの合成高分子、また、核酸、タンパク質、多糖などの生体高分子に含水した水の状態について議論する。水の状態は、熱分析や分光により解析を行った。...

    DOI Web Site

  • 潜熱蓄熱材Na<sub>2</sub>HPO<sub>4</sub>·12H<sub>2</sub>Oの核化促進におよぼす添加剤の陽イオン効果

    渡邉 裕之, 平沢 泉 化学工学論文集 49 (6), 175-183, 2023-11-20

    ...<p>リン酸水素二ナトリウム12水塩は室内の空調や床暖房への適用が期待される潜熱蓄熱材である.しかし,蓄熱状態にあるその融液は融点以下の温度に冷却されても容易に核化しないので,蓄えた潜熱を融点で放熱する潜熱蓄熱操作に支障が生じる.この過冷却の問題を解決するため,一般に発核剤の添加が行われるが,その核化促進能力はいまだ不十分なものであった.本研究では,発核剤として機能するための必要な物性条件の抽出を目的...

    DOI Web Site 参考文献18件

  • ピロガロールから誘導される液状エポキシ樹脂合成とその物性評価

    森永 邦裕, 西山 侑太郎, 渡辺 岳概 ネットワークポリマー論文集 44 (6), 258-265, 2023-11-10

    ...<p>ピロガロール(1,2,3-トリヒドロキシベンゼン)とエピクロロヒドリンから誘導されるエポキシ樹脂を合成検討し,その硬化物物性評価を行った。ピロガロールは,3 つの水酸基が隣接していることに由来し,エポキシ化反応時に分子内反応した環化構造体ができやすい。この不純物の抑制を目的に,工業的に付加反応と閉環反応を切り分けることで,液状形態を示すエポキシ樹脂(PyTGE)が得られた。...

    DOI

  • 水/氷界面で水と分離する未知の水

    新家 寛正 日本物理学会誌 78 (11), 657-661, 2023-11-05

    ...</p><p>これらの観察結果は,これまで進展の遅れてきた水からの氷の結晶化における界面現象の実験研究に対する新たな視座を示し,また,水が氷へと結晶化する際に水と氷の中間のような状態を経由するという過程の存在を実験的に示唆している.本研究により,相転移過程だけでなく,一般的な水とは構造の異なる水の存在が鍵を握るとされる水の特異物性における長年の謎や,液体の本質的理解へと繋がる単成分系における液体多形現象...

    DOI

  • +<i>α</i>の研究技術:歪(ひず)み印加による物性制御

    細井 優 応用物理 92 (11), 679-683, 2023-11-01

    ...<p>物質に歪みを印加することにより,物性の解明やその制御が可能である.特に近年では,ピエゾ素子を用いた歪み制御技術の進展が目覚ましく,本稿ではその基本的な原理や実験手法について紹介する.</p>...

    DOI

  • 異なるマトリックスレジンを組成とするフロアブルコンポジットレジンの長期水中浸漬後の機械的特性

    水上 裕敬, 小林 幹宏, 新妻 由衣子, 菅井 琳太朗, 杉崎 順平, 真鍋 厚史 日本歯科保存学雑誌 66 (5), 290-300, 2023-10-31

    ...<p> 目的:光重合型フロアブルコンポジットレジン(以下,FRC)は機械的強度の向上,流動性の多様化に伴い広く臨床で使用されている.一方,コンポジットレジン(RC)は吸水により機械的強度が低下し,マトリックスレジンの物性の低下がRCの物性の低下に大きく影響することは明らかにされているが,FRCの長期水中浸漬の影響に関する報告はほとんどない.そこで,本研究はマトリックスレジンの組成が異なる6種類の市販...

    DOI 医中誌

  • 手漉きにより作製したりんご剪定枝由来紙の物性に関する研究 ― 色差に及ぼす混合率の影響 ―

    八島, 光勇, 廣瀬, 孝 弘前大学教育学部紀要 130 39-42, 2023-10-27

    本稿では,和紙の原料である楮およびりんご剪定枝から得たパルプ,針葉樹パルプを異なる率で混合し,手漉きにて紙を作製後,色差測定およびそれぞれの比較を行った。その結果,りんご剪定枝パルプの混合率が高くなるに従って,明度L*値は減少し,色度a*値b*値および彩度C*値は増加する傾向を示した。また,明度と彩度の関係からりんご剪定枝パルプの混合率が高くなるに従って,「うすい色」から「濃い色」になることが分…

    機関リポジトリ HANDLE

  • 多言語T5モデルへのPythonコードの追加学習

    梶浦 照乃, 相馬 菜生, 佐藤 美唯, 倉光 君郎 コンピュータ ソフトウェア 40 (4), 4_10-4_21, 2023-10-25

    <p>近年,深層学習技術の発展に伴い,自然言語処理の分野で事前学習済み言語モデルの精度が大幅に向上している.これらの言語モデルは,大量のソースコードを事前学習することでソフトウェア開発支援に活用できると期待されている.実際,ソースコードで事前学習されたCodeT5モデルでは,コード生成,コード要約,コード分類など,様々なソフトウェア開発タスクの大幅な性能向上が確認されている.しかし,最初から事前…

    DOI

  • 高強度マスコンクリートの長期物性に関する研究

    打越 元基, 神代 泰道, 小山 智幸 日本建築学会技術報告集 29 (73), 1162-1167, 2023-10-20

    <p>To assess the durability of concrete structures located at waterfront sites, a long-term test to monitor the physical properties of core specimens sampled from simulated high-strength mass …

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 温度刺激に応答する高分子微粒子の設計

    小松 周平, 菊池 明彦 色材協会誌 96 (10), 338-343, 2023-10-20

    ...本稿では , 温度刺激に応じて表面物性と粒子コア形状を変化する機能をもつ温度応答性微粒子を用いた生体材料への展 開を概観する 。</p>...

    DOI Web Site 参考文献19件

  • 果汁を用いて加水分解した大豆タンパク質の乳化性

    江木 伸子, 廣瀬 理恵子, 平尾 和子, 野田 誠司, 齋尾 恭子 日本食品科学工学会誌 70 (10), 505-511, 2023-10-15

    ...本研究の範囲において, 果実の種類, 産地, 熟度, 果汁とSPIの反応条件により, エマルションの外観, SDS–PAGEによるタンパク質分解物のパターン, 流動曲線による物性等が変化した. 電気泳動パターンでは11Sの酸性サブユニットの消失とエマルションの安定性との関係が示唆された.</p>...

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 半導体界面での電気二重層 Part 2

    山本 雅博 Review of Polarography 69 (2), 91-100, 2023-10-06

    ...<p> ポーラログラフィスト,電気化学者にとっては,金属を電極とした固|液界面,液(水銀)|液界面の電気化学については非常になじみ深いが,固体が金属から電気伝導度が何桁も減少する半導体に置き換わると,その界面での電気化学は半導体物性に詳しくないこともあり,よくわからないという人が多いのかもしれない。...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • Bi-Sbにおける磁場中熱電物性の同一試料測定と試料形状の影響

    村田 正行, 鈴木 真理, 青山 佳代, 長瀬 和夫, 大島 博典, 山本 淳, 長谷川 靖洋, 小峰 啓史 日本熱電学会誌 20 (2), 67-74, 2023-10-06

    The influence of sample geometry on measured physical properties (the magneto-Seebeck effect, Nernst effect, magnetoresistance effect, Hall effect, and thermal conductivity) in a magnetic field was …

    DOI

  • 油脂を含むスプレッド素材の添加がパンの模擬食塊の物性に及ぼす影響

    池ヶ谷 篤 日本調理科学会誌 56 (5), 199-208, 2023-10-05

    ...<p> 本研究は,食パンへの油脂系のスプレッド素材の添加が,その後口腔内で形成される食塊の物性に及ぼす影響を明らかにすることを目的として実施した。異なる量のバター,マーガリン,2種のファットスプレッドを人工唾液とともに砕いたパンクラムと混合し,模擬食塊を調製してその食感を測定した。また,油と水を異なる比率で混合してエマルジョンにし,同様に模擬食塊を調製して評価した。...

    DOI Web Site

  • +<i>α</i> の研究技術:van der Waals ヘテロ構造を作る

    島﨑 佑也 応用物理 92 (10), 628-632, 2023-10-01

    ...<p>層状のバルク結晶から得られる2次元結晶を自在に組み替えて,従来実現できなかった新しいヘテロ構造(van der Waalsヘテロ構造)を作製することができるようになりました.基礎物性の探索を目的とした高品質のvan der Waalsヘテロ構造試料作製の概要を,2次元結晶の作製,探索からその積層方法まで含めて紹介します.</p>...

    DOI

  • テラヘルツ波検出用光伝導アンテナ開発に向けた GaAsBi 成長

    富永 依里子 応用物理 92 (10), 617-621, 2023-10-01

    ...<p>ビスマス(Bi)系III-V族半導体半金属混晶(以降,Bi系III-V族半導体)は,元来低温成長が必要である.本研究では,その成長条件とBi系III-V族半導体が有する物性の両方を活用し,光通信帯光源が利用可能なテラヘルツ波検出用光伝導アンテナへの応用を目的としている.そのための分子線エピタキシ法を用いたGaAs<sub>1-<i>x</i></sub>Bi<sub><i>x</i></sub...

    DOI

  • コンポジットレジンの機械的性質

    高橋 英和 日本歯科理工学会誌 42 (3), 173-178, 2023-09-25

    ...<p>コンポジットレジンは,多官能性モノマーとシラン処理したガラス粉末を混ぜたものを硬化させている.重合方法の改良,フィラー粒径や配合の検討により,大幅に物性が改善した.物性のうち,機械的性質の評価法として圧縮試験,ダイアメトラル圧縮試験,直接引張試験などがあるが,実用的なのは3点曲げ試験と思われる.コンポジットレジンの加速度劣化試験としてサーマルサイクルがあるが,ソックスレー抽出装置を用いた高温水保管...

    DOI Web Site 医中誌

  • 火の鳥「はやぶさ」未来編 その30 〜Ryugu「石」分析チームによる科学成果〜

    中村 智樹, 天野 香菜, 松岡 萌, 黒澤 耕介, 二宮 和彦, 大澤 崇人, 木村 勇気, 玄田 英典, 田中 智, はやぶさ2初期分析「石」チーム 日本惑星科学会誌遊星人 32 (3), 226-235, 2023-09-25

    ...タッチダウンで採集した最大サンプルを含む17粒子)を日米欧の放射光施設,ミュオン施設などを利用し物質分析を行った[1].その結果,リュウグウ母天体の原始惑星系円盤内での形成位置,集積物質の岩石鉱物学的情報,集積した氷の種類,天体内部での水との反応による化学進化,天体衝突の影響について知見が得られた.リュウグウサンプルには,水岩石反応の進行度が異なる物質が混在していることが判明した.リュウグウサンプルの物性...

    DOI

  • ブリーチ毛髪のうねり発生機構

    上門 潤一郎, 豊田 洋介, 藤原 暢之, 小林 和樹, 鈴田 和之, 上甲 恭平 日本化粧品技術者会誌 57 (3), 251-264, 2023-09-20

    ...ブリーチ毛髪のうねり発生機構を明らかにするために,うねり現象の再現,ブリーチ毛髪の基本物性とうねり現象との因果関係,うねり部位の構造について検討を行った。...

    DOI Web Site 参考文献14件

  • ポリグリセリン構造を母骨格とした多官能アクリレートを用いた機能性コーティング

    宮路 由紀子, 野口 友華, 川畑 志織, 松川 公洋 ネットワークポリマー論文集 44 (5), 204-211, 2023-09-10

    ...今回,各種物性を評価した結果,ポリグリセリン系アクリレートは既知の多官能アクリレートより速硬化性に優れ,柔軟性が高い硬化塗膜が得られることを明らかにした。また,ポリグリセリン系アクリレートの硬化塗膜は親水性を示し,吸湿型の防曇コーティングとしても機能することを見出した。</p>...

    DOI

  • 循環型熱硬化性樹脂によるサーキュラーエコノミー戦略

    内藤 昌信 ネットワークポリマー論文集 44 (5), 243-253, 2023-09-10

    ...<p>熱硬化性樹脂は,優れた熱物性や機械特性,薬品耐性などから広く用いられている高分子材料であるが,リサイクルが難しく循環型社会への対応が喫緊の課題となっている。本稿では,サーキュラーエコノミーを指向した熱硬化樹脂として,動的共有結合であるジスルフィド基を導入したエポキシ樹脂について紹介する。...

    DOI

  • 非調和フォノン理論が拓く有限温度物性の第一原理計算

    只野 央将 日本物理学会誌 78 (9), 542-547, 2023-09-05

    ...<p>格子振動(フォノン)は熱膨張に代表される構造物性に加えて誘電率などの光学特性,さらには電気抵抗率などの輸送特性に至るまで,さまざまな固体物性を特徴づけている.これらの物性は化学組成や結晶構造,そして温度や圧力などによって多様に変化する.この依存性を微視的に理解したり機能性発現を狙って制御したりするには,電子状態だけでなくフォノン分散や電子格子相互作用もあわせて定量評価することが重要となる.近年...

    DOI

  • ねじれて積層した2次元半導体のモアレ構造における新規な励起子光物性

    篠北 啓介, 松田 一成 応用物理 92 (9), 524-529, 2023-09-01

    ...<p>単層遷移金属ダイカルコゲナイドをはじめとするグラフェン類縁物質である2次元物質は,極限的な低次元系に由来する特異な電子物性や機能性を有しており,基礎物理,応用物理の研究舞台として注目を集めている.特に,2次元半導体をねじれて積層した人工ヘテロ構造において出現するモアレ構造は,積層角度による電子物性の変化に由来する光学応答を有し,量子情報や量子光学などへの応用が期待されている.そこで本稿では,研究...

    DOI

  • XFEMによるクラッド付きCT試験片の疲労き裂進展解析

    李 炎龍, 長嶋 利夫, 永井 政貴, 信耕 友樹, 三浦 直樹 日本計算工学会論文集 2023 (0), 20230006-20230006, 2023-09-01

    ...さらに, クラッドを等方性材料として扱う場合のき裂進展解析も実施し, クラッドの材料物性の変化がき裂全体の形状およびき裂進展速度に与える影響を考察している.</p><p>今後は, 進展き裂の形状や, き裂さと荷重サイクル数との関係について, 解析と実験との詳細比較をする予定である.</p>...

    DOI

  • 急激に進行し後にEpstein-Barrウイルス再活性化の関与が疑われた急性肝不全昏睡型の一例

    山本 英里子, 村田 美樹, 山敷 宣代, 山科 雅央, 諏訪 兼彦, 露無 景子, 吉矢 和久, 中森 靖, 島谷 昌明, 関 寿人, 長沼 誠 肝臓 64 (9), 445-451, 2023-09-01

    ...<p>症例は神経脱髄性疾患に対し加療中の10代後半女性.2週間前より薬疹を認め,被疑薬中止により改善した.1週間前より発熱,嘔気嘔吐が出現,AST 1708 U/L,ALT 1238 U/L,T-Bil 3.5 mg/d<i>l</i>と肝酵素著増を認め,急性肝炎の診断で入院となった.血清学的検査ではウイルス性は否定的であり,薬物性肝障害を念頭に,服用中のステロイドとアザチオプリンを継続した.入院第...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献15件

  • 強磁場下の物性研究における+<i>α</i>の研究技術

    小濱 芳允 応用物理 92 (9), 556-559, 2023-09-01

    <p>パルス磁場の発生手法についてその基礎から解説し,強磁場研究の実情を紹介したい.まずは従来のパルス磁場技術を示し,これと使いやすい磁場の代表格であるロングパルス磁場との差異を示す.更に,最先端のフィードバック技術で発生されたフラットトップ磁場を解説し,その有用性を議論する.最後にこれらの磁場発生手法で可能となった最近の研究動向を紹介する.</p>

    DOI

  • 軟X線高速分光イメージングに向けた超高速電子線描画装置による超高刻線密度回折格子の開発

    吉永 享太, 竹尾 陽子, 櫻井 快, O’Neal Jordan Tyler, 中田 勇宇, 島村 勇徳, 江川 悟, 仙波 泰徳, 大橋 治彦, 木村 隆志 精密工学会学術講演会講演論文集 2023A (0), 575-575, 2023-08-31

    <p>我々は軟X線を用いた高速分光イメージングを実現するマルチ開口回折格子を開発した。マルチ開口回折格子は超高密度の不等間隔な刻線を持つ多数の回折格子から構成され、超高速電子線描画装置により作製される。各回折格子が試料上の各位置に対応し、それらの分光スペクトルを高エネルギー分解能で取得できる。本発表では、波動光学計算に基づく設計や半導体プロセスを用いた作製手法に加え、放射光を用いた実験結果を報告…

    DOI

  • 蛍光顕微鏡を用いた蛍光ナノダイヤモンド粒子の誘電泳動集積の観察

    浅野 尚紀, 稲葉 優文, 中野 道彦, 末廣 純也 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2023 (0), 81-81, 2023-08-31

    ...<p>ダイヤモンド微粒子は優れた生体適合性、高熱伝導率、高強度、絶縁性などの基礎物性を持つことから、バイオセンサーや電子デバイス、ヒートシンクなど幅広く機能性材料として応用されている。我々はこれまでに、200 nm以上のサイズのダイヤモンド微粒子について誘電泳動特性の調査を行ってきたが、100 nm以下の小さい微粒子については未調査あった。...

    DOI

  • 物性繊維(羊毛)を活用した植生シートに関する基礎的研究

    大西 崇太, 藤井 紫生, 柴原 寛太, 服部 浩崇, 寺﨑 寛章 日本緑化工学会誌 49 (1), 161-164, 2023-08-31

    ...素材は動物性繊維である羊毛を主原料としたシートを作製し,植物生育能力および侵食防止性能を評価した。その結果,試作した羊毛植生シートには植物性の稲わら植生シートと同等以上の植物生育能力があり,また化学繊維製侵食防止シートと同等以上の侵食防止性能も併せ持つことが確認された。これは羊毛特有の繊維構造や含有成分等が寄与し,羊毛は新規の植生シート材料として非常に有望であると考えられる。</p>...

    DOI Web Site

  • 触媒表面基準エッチング法を用いたSi基板の原子オーダー平滑化およびエッチング機構の解明

    藤 大雪, 板垣 果歩, 山﨑 博人, 萱尾 澄人, 山内 和人, 佐野 泰久 精密工学会学術講演会講演論文集 2023A (0), 689-690, 2023-08-31

    ...<p>Siは優れた物性から電子・光学デバイスの基板材料として幅広く利用されており,理論物性を発現できるダメージレスで平滑な表面が求められている.我々はSi基板の原子スケールの平滑化を可能にする新たな研磨手法として触媒表面基準エッチング法を提案している.加工実験・理論計算によりSiのエッチング機構を解明し,加工条件を最適化することでステップテラス構造を有する超平滑Si表面を実現した.</p>...

    DOI

  • ナノ内視鏡AFMによる生きた細胞の内部観察

    福間 剛士 顕微鏡 58 (2), 55-59, 2023-08-30

    ...この問題を解決するためにナノ内視鏡AFMを開発した.この技術では,細長いニードル状探針を生きた細胞の内部に挿入し,細胞内の構造や現象を直接AFM観察する.これまでに,細胞全体の内部構造やアクチン線維の3次元分布,細胞膜の裏打ち構造の2次元ナノ動態などが観察されている.本技術は,これまでに提案されてきた細胞内AFM計測技術とは異なり,探針を細胞内構造と直接相互作用させられるため,分子分解能観察,力学物性計測...

    DOI

  • コロイド量子ドットと太陽電池応用

    久保 貴哉, 玉木 浩一, 瀬川 浩司 色材協会誌 96 (8), 280-285, 2023-08-20

    ...<p>量子閉じ込め効果など量子ドットが示す物性の多様性は,基礎研究の対象としても,機能性材料やデバイス応用などの点からも興味深く,適応領域が多岐にわたる。本稿では,コロイド量子ドットを光電子デバイス材料として用いることを念頭におき,その有用性や高機能化に向けた課題を解説する。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献22件

  • 【総説:応用糖質科学シンポジウム】環状四糖水飴の開発とその物性評価および生理機能評価について

    角田 省二, 内田 幸信, 渋谷 大輔, 内田 智子, 溝手 晶子, 大倉 隆則, 橋本 貴治, 川島 晶, 杉本 真智子, 安田 亜希子, 三皷 仁志, 牛尾 慎平, 山本 晃隆 応用糖質科学:日本応用糖質科学会誌 13 (2), 103-109, 2023-08-20

    ...nigerosylnigerose; CNN) はグルコース4分子がα-1,3結合とα-1,6結合とを交互に繰り返した構造を有している.これまでに我々は,澱粉を原料として工業スケールで製造する製法を確立した.CNNは各種微生物酵素や<i>in vitro</i>消化性試験で分解されないことから低分子の水溶性食物繊維素材として注目していたが,製造効率が低い課題があった.一方,CNNを主成分とする水飴は粘度や水分活性が高く物性面...

    DOI Web Site 参考文献10件

  • 【総説:応用糖質科学シンポジウム】酵素処理による新規な澱粉の開発

    栗田 賢一, 北秋 亘平, 野原 小百合, 松原 充 応用糖質科学:日本応用糖質科学会誌 13 (2), 99-102, 2023-08-20

    ...<p>糊化していない生澱粉にアミラーゼを作用させることで,従来の澱粉への化学修飾では実現できなかった特性を持つ澱粉「酵素処理澱粉」を作製することに成功し,澱粉の物性改変のための酵素の新しい利用方法に可能性を見出した.一般的に様々な食品に澱粉を添加することにより目的に応じた食品の食感を改良することが出来るが,一方で食品に澱粉特有のべたつき感が出たり,味をマスキングしてしまったりする欠点があり,食品の食味...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 1分子を用いた電子放出位置の光制御

    柳澤 啓史 表面と真空 66 (8), 478-483, 2023-08-10

    <p>In this article, we provide an overview of our recent study on light-induced electron emission from single fullerene molecules and subnanometric optical control of their electron emission sites. …

    DOI Web Site 参考文献22件

  • イッテルビウム化合物を用いた1K以下の極低温生成のための磁気冷凍材料の開発

    志村 恭通, 常盤 欣文 日本物理学会誌 78 (8), 461-466, 2023-08-05

    ...</p><p>現在までにYbを含む化合物は数多く知られており,磁気冷凍の鍵となるエントロピー特性は様々であるが,冷却材としての報告はまだごく少数しかない.したがって今後,基礎物性研究と応用材料開発をつなぐ学際的研究として,大いに発展するかもしれない.さらに,極低温は物性研究だけでなく,宇宙物理学や量子情報分野にも必要とされており,本研究をきっかけとして,様々な科学者にとって極低温環境が身近になることを...

    DOI

  • イオン液体を利用した外用剤・経皮吸収製剤の開発と疾患治療への応用

    清水 太郎, 濱本 英利, 石田 竜弘 Drug Delivery System 38 (3), 230-238, 2023-07-25

    ...イオン液体は有機カチオンと有機・無機アニオンから構成され、その組み合わせを変えることによって無数の物性をもつ溶媒を作製することが可能である。イオン液体は薬物の溶解性や安定性や吸収性を向上させることが可能であるため、近年、イオン液体を医薬品開発に応用する研究が盛んに行われている。経皮投与は非侵襲的で利便性に優れた投与方法である一方で、親油性の低分子にしか適用し難かった。...

    DOI Web Site 参考文献34件

  • 潤滑油の高圧物性(第9報)

    金子 正人 トライボロジスト 68 (7), 471-482, 2023-07-15

    <p>The EHL theory based on the Reynolds equation, which had been proposed by Dowson et al. in 1959, has made it possible to determine the oil film thickness and pressure distribution at the Hertz …

    DOI

  • トポロジカル磁気構造におけるスピンモアレエンジニアリング

    清水 宏太郎, 奥村 駿, 加藤 康之, 求 幸年 日本物理学会誌 78 (6), 314-319, 2023-07-05

    ...</p><p>このようなスピンモアレの制御――スピンモアレエンジニアリング――は,磁性体の新しい磁気・電子状態を開拓する重要なツールとなる可能性があり,ひねった積層グラフェンとは質的に異なる物性を引き出すことができるかもしれない.我々の研究成果は,こうしたスピンモアレエンジニアリングという新たな方向性の端緒と位置付けられるものである.</p>...

    DOI

  • 誤り耐性半導体量子コンピュータの開発

    武田 健太, 野入 亮人, 樽茶 清悟 日本物理学会誌 78 (6), 326-331, 2023-07-05

    <p>量子コンピュータは,量子もつれや重ね合わせといった量子力学的な原理を用いて計算を行う新原理のコンピュータである.現在では商業的にも実機が利用可能となり,一般社会においても認知されつつあるが,実用的な課題を解決できる性能は得られていない.その最大の障害は,量子情報が本質的に環境雑音などによる誤りに弱く,大規模な量子コンピュータにおいては計算結果が雑音に埋もれてしまう問題である.そのため実用的…

    DOI

  • 円偏光で誘起するトポロジカル超伝導の理論――非平衡での強相関効果

    北村 想太, 青木 秀夫 日本物理学会誌 78 (7), 404-409, 2023-07-05

    ...<p>物質の量子相や物性を制御する新しい手段として光照射が注目を集めている.光照射のもとでは系は必然的に非平衡状態になり,従来の平衡での物性では想起し難い様々な新奇物性が現れ得る.一般にこうした非平衡系の取り扱いは難しいが,レーザーを当てた場合には,時間に関して周期的な変調をハミルトニアンに与えるので,フロッケ理論と呼ばれる周期的変調を持つ線形微分方程式の一般論を適用することにより見通しのよい解析が...

    DOI

  • 放射光軟X線オペランド顕微光電子分光測定のためのプラス <i>α</i> の研究技術

    細野 英司, 原田 慈久 応用物理 92 (7), 438-442, 2023-07-01

    <p>光電子分光は物質に束縛された内殻電子や価電子の状態密度を計測して物質の化学状態を知る手法である.さまざまなデバイスにおいて,動作中と動作していない場合で,材料の化学状態が大きく異なることから,デバイスや材料を真に理解するためには,動作環境中の測定であることを意味する「オペランド測定」を実施することが重要である.また,顕微光電子分光は,選択した場所の電子状態を解析することが特徴であり,粒子内…

    DOI Web Site

  • 一般調理と真空調理における調味料の添加の違いが鶏肉の物性および食味に及ぼす影響

    北島 葉子, 村上 淳 中国学園紀要 (22) 1-6, 2023-06-16

    ...本研究では鶏ささみ肉を食材として一般調理および真空調理する際の添加調味料(食塩,塩麹,紅塩麹)の違いによる物性や食味に及ぼす影響を比較検討することを目的とした。その結果,物性測定では,『真空調理法の紅塩麹添加』が最も柔らかい値を示し,次いで『一般調理法の紅塩麹添加』の順であった。また,重量増加指数(%)では,『一般調理法の食塩・紅塩麹添加』が最も重量が低い値であった。...

    DOI 機関リポジトリ

  • ジェット長を制御するためのインク物性,主として動的表面張力に関する研究

    齋藤 将史, 佐武 健一, 森田 直己 日本画像学会誌 62 (3), 208-217, 2023-06-10

    <p>ピエゾヘッドから噴射されたインク滴は,1滴に合一せず複数の液滴に分かれたまま着弾すると,ミストやサテライトの問題が生じる.そこで,滴の合一に至るまでの,液滴の先頭および後端位置,ジェット長などの噴射挙動を詳細に観察したところ,液滴の合一性は噴射開始直後の液滴後端位置と相関があり,かつ駆動電圧には依存しない事を見出した.一方,インク毎に後端位置は異なっており,インクの粘度,表面張力,密度から…

    DOI

  • 酸化物電極触媒の計算予測

    杉野 修, Shibghatullah Muhammady, 春山 潤, 笠松 秀輔 表面と真空 66 (6), 349-353, 2023-06-10

    <p>Defective oxide electrocatalysts are gaining attention as a platinum substitute for the hydrogen fuel cell. Oxygen reduction reaction (ORR) catalyzed at the surface is predicted using an …

    DOI Web Site Web Site 参考文献14件

ページトップへ