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検索結果 177 件

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  • 中学校理科教科書における「背景」場面の問いに見られるPISAとSDGsの文脈

    中山 迅, 猿田 祐嗣 日本科学教育学会年会論文集 47 (0), 383-384, 2023

    <p>2017年告示の中学校学習指導要領に基づく中学校理科教科書において,探究過程における「背景」の場面の問いのうち,文脈設定のある問いを抽出した。そして,PISA2018評価枠組みにおける科学的リテラシーの文脈と,SDGsの17の目標の文脈で設定されている問いの件数を計数した PISAの文脈では「最先端の科学とテクノロジー」が最も多く,SDGsでは陸上資源が多かった.同時に,PISAやSDGs…

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  • 中学校理科教科書における「振り返り」場面の問いの傾向

    加治屋 智弥, 中山 迅, 猿田 祐嗣 日本科学教育学会研究会研究報告 37 (4), 193-198, 2022-12-18

    <p>本研究では,2017年に告示された中学校学習指導要領において一層重視されるようになった探究活動で,探究活動の振り返りが,教科書において特に重要視されていることを明らかにした.2021年度から使用されている中学校理科教科書において大きな変化が見られた.中山ら(2014)による 2008年告示の中学校学習指導要領に基づく5社の中学校理科教科書の問いの分析基準には「振り返り」場面が含まれていない…

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  • 中学校理科教科書における「方法」場面の問いの新しい傾向

    中山 迅, 加治屋 智弥, 猿田 祐嗣 日本科学教育学会年会論文集 46 (0), 325-328, 2022

    <p>2017年告示の中学校学習指導要領に基づき,2021年度から使用されている中学校理科教科書において,探究過程における「方法」の段階に書かれている問いを抽出し,件数を2008年告示の中学校学習指導要領に基づく理科教科書と比較したところ,大きな増加が認められた.さらに,方法場面で問うている内容について確認したところ,その5割以上が,探究の「方法」に関するものであった.これは, …

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  • TIMSS理科論述式課題の回答における日本の児童の生物概念の特徴

    中山 迅, 松本 聖奈, 猿田 祐嗣 日本科学教育学会年会論文集 45 (0), 567-570, 2021

    <p>国際数・学理科教育動向調査(TIMSS)では,生物と無生物を区別する課題や生物の特徴を問う課題が繰り返し出題されているが,この内容について日本の児童生徒の正答率は必ずしも高くない.そこで,生物の特徴についての日本の児童の認識の特徴を明らかにすることで,生物概念についての学習指導改善の一助とするために,2007〜2015年まで3回にわたって同一内容で出題された「木とライオン」課題の回答を分析…

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  • タブレット端末利用型CBTのための物理問題の開発とモニター調査による評価

    中村 泰之, 小林 雅之, 岡本 英治, 猿田 祐嗣, 寺崎 清光, 右近 修治, 安田 淳一郎, 安野 史子 日本科学教育学会年会論文集 44 (0), 127-130, 2020

    <p>本研究は,CBTの特性を活かした高等学校の物理の問題を試作し,CBTで測れる能力を明確にすることを主目的とした継続的研究の一部である.本稿は,2019年に高校生を対象にした調査実施結果を踏まえて,開発問題の評価と今後への示唆を得ることを目的とする.</p>

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  • タブレット端末を用いた映像や動的オブジェクトを含むCBT物理問題の開発

    右近 修治, 小林 雅之, 中村 泰之, 岡本 英治, 猿田 祐嗣, 寺崎 清光, 安田 淳一郎, 安野 史子 日本科学教育学会年会論文集 43 (0), 195-198, 2019

    <p>本研究は,CBTの特性を活かした物理問題を試作し,CBTにより評価できる能力を明確にすることを主目的としてこれを検討,改良し,その開発に取り組むものである.問題提示と解答入力はタブレット端末が利用され,解答はオンライン入力システムにより収集される.本稿では,CBT物理試作問題の持つ特性を挙げ,これを用いた小規模パイロット調査の実施結果報告を行う.</p>

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  • TIMSS1995理科の懐中電灯課題の論述を対象としたアーギュメント評価の日豪比較

    猿田 祐嗣, 中山 迅 日本科学教育学会研究会研究報告 33 (2), 51-54, 2018-12-01

    <p>TIMSS1995理科の「懐中電灯課題」に対する日本とオーストラリアの中学生の回答を,アーギュメントスキルの観点で分析・比較した.その結果,日本には「主張」を用いる生徒がほとんどいなかったが,オーストラリアの生徒の約2割は理由を説明する際に再度,主張を述べていた.「証拠」については日本の生徒が74%とオーストラリアの生徒の66%よりも多く,逆に「理由づけ」についてはオーストラリアの生徒が8…

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  • アーギュメント構成能力を視点としたTIMSS論述式課題の回答分析

    黒木 知佳, 中山 迅, 猿田 祐嗣, 山本 智一 日本科学教育学会研究会研究報告 33 (2), 89-92, 2018-12-01

    <p>本研究では,TIMSS2011とTIMSS 2015に同一内容で出題された「水と油課題」を事例として,論述式回答に対する日本の中学生のアーギュメントスキルの特徴を明らかにしようとした.分析結果から,この課題において,日本の中学生は,理科授業での学習を通して習得した科学概念を活用して課題をとらえ,論述することが困難であることが見いだされた.このことから,観察・実験によって得られた証拠を主張と…

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  • TIMSS1995理科の懐中電灯課題の論述を対象としたアーギュメント評価の試み

    中山 迅, 猿田 祐嗣 日本科学教育学会研究会研究報告 33 (2), 47-50, 2018-12-01

    <p>TIMSS1995理科の「スープ課題」に対する小学校4年生の回答の日豪比較において,日本の小学生は証拠と理由を合わせて述べる回答が少なめであることが既に指摘されていた.今回は,同じTIMSS1995理科で,中学校2年生を対象に実施された「懐中電灯課題」に注目して,生徒が回答で用いたアーギュメントの構成要素を分析したところ,証拠と理由の両方に言及した回答が半数程度あるものの,証拠のみに言及し…

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  • TIMSS1995 理科のスープ課題の論述を対象としたアーギュメント評価の試み

    中山 迅, 猿田 祐嗣, 森本 優紀 日本科学教育学会年会論文集 42 (0), 349-352, 2018

    TIMSS1995 理科の「スープ課題」に対する日本の児童の誤答に,「ふたがしてないから」という回答が多かったことの間題点が,かねてより指摘されていた。本研究では,アーギュメントスキルの観点で児 童の回答を分析し,アーギュメントスキルの欠落が低い正答率につながっていた可能性を指摘した。

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  • TIMSS 論述式課題の回答にみられる質量保存概念の問題点

    兒玉 光弘, 中山 迅, 猿田 祐嗣 日本科学教育学会研究会研究報告 29 (1), 53-58, 2018

    本研究の目的は,国際数学・理科教育動向調査(TIMSS)の質量保存に関する論述形式を含む課題の回答に表れた日本の児童・生徒の質量保存概念の問題点を明らかにすることである。TIMSS における質量保存概念の課題の回答を分析したところ,状態変化に関する課題の誤答から,物質が状態変化する際,「体積」,「密度」が変化することにより,「質量」も変化する素朴概念を生んでいることが明らかになり,「体積」と「密…

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  • 新しい教育課程におけるSTEM 教育の位置付け

    猿田 祐嗣 日本科学教育学会年会論文集 42 (0), 27-28, 2018

    新学習指導要領改訂においては,1)資質・能力の育成,2)アクティブ・ラーニング,3)カリキュ ラム・マネジメントがポイントとして示された。また,社会に開かれた教育課程が重視され,その編 成には各学校でのカリキュラム・マネジメントの確立が求められている。STEM 教育においては,実世 界での現代的諸課題に対応するための資質・能力を育むことを中心に据え,各教科で育んだ体系的な …

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  • TIMSS1995 理科のスープ課題の論述を対象としたアーギュメント評価の日豪比較

    猿田 祐嗣, 中山 迅 日本科学教育学会年会論文集 42 (0), 353-356, 2018

    TIMSS1995 理科の「スープ課題」に対する日本とオーストラリアの児童の回答を,アーギュメントスキルの観点で分析・比較した。その結果,日本には「主張」を用いる児童がほとんどいなかったが,オーストラリアの児童の 2 割は理由を説明する際に再度,主張を述べていた。「証拠」については両国ともに約半数,「理由づけ」は両国ともに約 3 分の 2 …

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  • TIMSS 調査からみた学力格差の動向

    猿田 祐嗣 日本科学教育学会年会論文集 41 (0), 313-314, 2017

    <p><tt>TIMSS やPISA の結果から,国際的に見た我が国の学力分布は比較的小さいことが指摘されてい る。最新のTIMSS2015 データの二次分析から義務教育段階における我が国の学力の学校間格差は非常に小さく,1990 年代以降,その傾向は一貫して継続していることが明らかとなった。</tt><tt> </tt></p>

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  • グローバル化する社会における科学教育を問う

    猿田 祐嗣 日本科学教育学会年会論文集 40 (0), 3-4, 2016

    <p>グローバル化する社会における科学教育のあり方を考えるには,これからの社会で求められる資質や能力,特にいわゆる21 世紀型学力を抜きにして議論できない。学習指導要領改訂にあたっては,21 世紀を生き抜く資質・能力として基礎力・思考力・実践力を位置付け,さらに理科において育成すべき資質・能力にPISA の科学的リテラシーなど国際的に通用する新たな能力を導入しようとしている。</p>

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  • 日本の理科における資質・能力の特徴

    松原 憲治, 猿田 祐嗣 日本科学教育学会年会論文集 40 (0), 375-376, 2016

    <p>本研究は,OECD/PISA における科学的リテラシーの特に知識と能力に関して,それらの変遷を整理し,日本における理科の資質・能力の議論に資するための基礎資料を提供するとともに,両者の関連について部分的に考察することを目的とする。現在,理科の「知識・技能」として「科学的探究についての理解」が示されており,ここにPISA2015 で意識された科学の認識論的知識との関連を見い出せた。</p>

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  • 小学校理科教科書における「問い」の現状と理科授業への示唆

    中山 迅, 猿田 祐嗣 理科教育学研究 56 (1), 47-58, 2015

    本研究の目的は, 日本の小学校理科教科書において, 問題解決活動の各段階で設定される問いの傾向を見いだすことである。これは, 授業研究への一つの視座を提示することを意図するものである。そのため, 小学校理科教科書に書かれている「問い」を抽出してデータセットを作成し, 問いの種類と場面によるクロス集計を行って, その結果を考察した。分析から, …

    DOI Web Site Web Site 被引用文献4件 参考文献2件

  • 科学的探究の教育における望ましい「問い」のあり方

    中山 迅, 猿田 祐嗣, 森 智裕, 渡邉 俊和 理科教育学研究 55 (1), 47-58, 2014

    本研究の目的は, 日本の中学校理科教科書において, 探究活動の各段階で設定される問いの傾向を見いだすことである。これは, 日本の中学理科における探究活動の特徴的な姿を知るために設定した研究目的である。そのため, 中学校理科教科書に書かれている「問い」を抽出してデータセットを作成し, 問いの種類と場面についてのクロス集計を行い, その結果を考察した。そこから, …

    DOI Web Site Web Site 被引用文献5件

  • 中学校理科教科書の記述における「問い」の類型(4)

    森 智裕, 中山 迅, 猿田 祐嗣 日本科学教育学会研究会研究報告 28 (2), 49-54, 2013

    本研究は,中学校理科教科書に書かれている「問い」を分析することによって,探究活動の特徴を見いだそうとするものである。今回は,探究の「場面」のうち「方法」の場面に焦点を当てて分析を行った。その結果,学年・領域・単元によって,「方法」の場面における「問い」の内容が異なっていることが明らかになった。また,物理領域では回路の作成にかかわる方法の問いが多く,化学領域では物質の同定方法のための問いが多い。生…

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  • 中学校理科教科書における問いの分析 : 生物領域と地学領域における問いの特徴と傾向

    山元, 恵理, 野村, 法雄, 中山, 迅, 猿田, 祐嗣, Saruta, Yuji 宮崎大学教育文化学部附属教育実践総合センター研究紀要 20 185-197, 2012-03-31

    OECDのPISA調査で「科学的な疑問を認識する」に関する課題の得点が低いことに着目し, 中学校理科教科書における生物領域と地学領域の問いの種類と頻度を分析し, その特徴と傾向を明らかにした。 生物領域においても地学領域においても「どんな」 「どのように」 「はい・いいえ」に関する問いが多いという傾向があった。 また問いの内容として, 生物領域では構造やメカニズム, 分類に関する問い, …

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  • 中学校理科教科書における問いの分析 : 物理領域と化学領域における問いの特徴と傾向

    野村, 法雄, 山元, 恵理, 中山, 迅, 猿田, 祐嗣, Saruta, Yuji 宮崎大学教育文化学部附属教育実践総合センター研究紀要 20 169-183, 2012-03-31

    OECDのPISA調査で「科学的な疑問を認識する」に関する課題の得点が低いことに着目し, 中学校理科教科書における物理領域と化学領域の問いの種類と頻度を分析し, その特徴と傾向を明らかにした。 物理領域では「どんな」という言葉を使って, 関係を聞く問いが多いという特徴や, 「どうなって」 という言葉を使った問いが多いという傾向があった。 …

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  • ともに科学的な見方や考え方に高め合う理科学習

    田代 見二, 徳永 悟, 小石 紀博, 猿田 祐嗣, 中山 迅 日本科学教育学会研究会研究報告 27 (1), 93-96, 2012

    理科は,自然の事物・現象に対する子どもの素朴な見方や考え方を,観察,実験などの問題解決の過程を経て,科学的な見方や考え方に高めていく営みである。子どもは自然の事物・現象に対して,生活経験や学習経験をもとにした素朴な見方や考え方をもっている。この素朴な見方や考え方を自覚して追究に臨むとき,明確な見通しのもと意欲的に学習に臨む姿が期待できる。さらに,科学的価値を基盤とした観察,実験などを行い,見いだ…

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  • 中学校理科教科書の記述における「問い」の類型(3)

    森 智裕, 渡邉 俊和, 猿田 祐嗣, 中山 迅 日本科学教育学会研究会研究報告 27 (1), 105-110, 2012

    中学校理科第1 分野の問題解決の流れにおける「場面」と「問い」の関係についての研究を行なった。第1 分野では, 【背景】 【問題】 【考察】 【活用】に特徴が見られ, 【背景】と 【問題】, 【考察】は共通して「どんな」「どのように」が多く, 【背景】では加えて,「何」「なぜ」, 【問題】は「はい・いいえ」が多い。物理領域では, 【考察】に「 どんな」が多く, …

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  • 中学校理科教科書の記述における「問い」の類型(3)

    渡邉 俊和, 森 智裕, 猿田 祐嗣, 中山 迅 日本科学教育学会研究会研究報告 27 (1), 111-116, 2012

    中学校理科第 2 分野の教科書の問題解決の場面と問いの類型の関係を明らかにすることを目的に分析を行った。その結果,場面による問いの類型の違いが認められ,生物領域では,【背景】【問題】の場面で「どのように 」「どんな 」という間いが多く,【考察】場面の問いの類型は多様であった。これに対して,地学分野では,【背景】【問題】【結果】【考察】の各場面を通して「どのように」「どんな」の問いが多く用いられて…

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  • 理科教科書の記述における問題解決の流れの分析 : 小学校5年生 「生物とその環境」 を事例として

    米村, 彰, 横山, あゆみ, 中山, 迅, 猿田, 祐嗣, Saruta, Yuji 宮崎大学教育文化学部附属教育実践総合センター研究紀要 18 109-117, 2010-03-31

    OECDのPISA調査において「科学的な疑問を認識する」「現象を科学的に説明する」に関する問題の得点が低いことに着目し, 日本の小学校における理科学習における問題解決の流れの特徴を明らかにすることを目標とした。そのため, 教科書を実行されたカリキュラムとみなし, 全国的に使用されている5社の理科教科書の分析に取り組んだ。小学校第5学年「A 生物とその環境」の内容を事例として分析したところ, …

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  • TIMSS 理科の論述形式問題に対する解答に見る日本の児童・生徒の特徴(13)

    猿田 祐嗣 日本科学教育学会研究会研究報告 25 (2), 39-42, 2010

    本研究の目的は,わが国を含めた主要国の理科関係教科目のカリキュラムに大きな影響を与えている,国際数学・理科教育動向調査(TIMSS)における学力の捉え方の変遷を分析・検討し,TIMSS における科学的思考力や論述力の位置付けを明らかにすることである。TIMSS の調査枠組みを調べた結果,1995 年の TIMSS …

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  • 中学校理科教科書における問題の記述の分析

    野村 法雄, 安部 泰弘, 中山 迅, 猿田 祐嗣 日本科学教育学会研究会研究報告 25 (2), 33-38, 2010

    理科の教科書の記述に見られる「問題」の特徴を明らかにするために,全国的に使用されている中学校理科教科書の「電流とその利用」に関する単元にある問題の記述を分析した。「電流とその利用」に関する単元では,何を調べるかが与えてあり,「どんな」という形式で問う問題が多いという特徴が見られた。

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  • 中学生の科学的記述学力の評価に関する研究(14)

    隈元 修一, 中山 迅, 猿田 祐嗣 日本科学教育学会研究会研究報告 25 (2), 43-48, 2010

    本研究は,日本の中学生の理科の論述学力を伸ばす評価法や指導法の改善のための研究である。これまで,TIMSS の理科の論述課題の誤答に注目し,その誤答の理由の分析や聞き取り調査を行い,児童生徒のもつ科学的な概念や論述の傾向について研究を行ってきた。これらの結果から小学校の授業の課題の視点を提示し,どのように授業を改善していくかという具体的な提案を行う。

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  • A4 中学生の科学的記述学力の評価に関する研究(13)

    隈元,修一, 中山,迅, 猿田,祐嗣 日本理科教育学会九州支部大会発表論文集 37 13-14, 2009-05-23

    本研究は,日本の中学生の理科の論述学力を伸ばす指導法や評価法の改善のための研究である。これまで,TIMSSの理科の論述課題の誤答に注目し,その誤答の理由などについて聞き取り調査を行い,生徒のもつ科学的な概念や論述の傾向について分析を行ってきた。これらの結果と中学校の授業スタイルから記述学力が身に付かない原因を探るとともに記述学力を身につけさせる手法や授業の提案を行う。

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  • 日本の高等学校3年生の物理学力の問題点

    中山 迅, 猿田 祐嗣 物理教育 57 (3), 224-228, 2009

    1994年の学年末に世界46か国/地域で実施したIEAの第3回国際数学・理科教育調査(TIMSS1995)において日本が参加しなかった高等学校最終学年の調査を2000年11月にほぼ同様の手法で実施した結果について報告する。高校3年生の理数生徒の物理の学力を調べたところ,平均正答率は参加19国中8番目で国際的にみて中程度の水準であることが明らかとなった。

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 2P1-O2 授業ビデオを活用した優れた小中学校理科指導に関する教師教育用教材(インタラクティブセッション,転換期の科学教育)

    小倉 康, 熊野 善介, 猿田 祐嗣, 清水 誠, 隅田 学, 中山 迅, 鳩貝 太郎, 人見 久城, 益子 典文, 松原 靜郎, 松原 道男, 吉田 淳 日本科学教育学会年会論文集 31 (0), 339-340, 2007-08-17

    平成15年度から18年度に科学研究費補助金を受け実施した『優れた小中学校理科授業構成要素に関する授業ビデオ分析とその教師教育への適用』研究の成果(小倉, 2007)として,教師教育での活用のために開発した教材を紹介する。全国9地域でビデオ収録した小学校3年から中学校3年までの89の授業について,それぞれの授業の優れた特徴を抽出し,すべての授業の指導案とともに提供している。また,全国の教育センター…

    DOI 被引用文献3件 参考文献2件

  • 児童・生徒の国語学習

    矢部 玲子, 島村 直己, 望月 善次, 藤井 知弘, 長野 秀章, 葉養 正明, 米田 猛, 松山 雅子, 工藤 真由美, 柳澤 浩哉, 新名主 健一, 上谷 順三郎, 梶村 光郎, 猿田 祐嗣 全国大学国語教育学会国語科教育研究:大会研究発表要旨集 112 (0), 137-140, 2007-05-26

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  • 理科授業における日常生活との関連(1)

    松原 憲治, 猿田 祐嗣 日本科学教育学会研究会研究報告 24 (3), 5-8, 2007

    本報告では,これまでの国際数学・理科教育動向調査(TIMSS)の中学校の生徒質問紙の結果から,理科授業における日常生活との関連について検討した。特に,日常生活での事象を理科の教科内容に関連付ける活動と,逆に,理科授業で学習した教科内容を日常生活における科学的事象に結び付ける活動の2つに着目した。前者の活動については,TIMSS1995,1999 …

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  • 中学生の科学的記述学力の評価に関する研究(11)

    隈元 修一, 中山 迅, 猿田 祐嗣 日本科学教育学会研究会研究報告 22 (1), 81-84, 2007

    本研究は,日本の中学生の理科の論述学力を伸ばす指導法や評価法の改善のための基礎的資料を得ることを意図した研究である。これまで行ってきた TIMSS 理科論述課題の回答分析の結果と,今回行った中学校の理科授業における主にワークシートへの生徒の記述分析から,論述学力が身に付かない原因を探るとともに,論述学力を身につけさせる授業のあり方について具体的な提案を行う。

    DOI 被引用文献1件

  • B2-4中学生の科学的記述学力の評価に関する研究(8)

    隈元,修一, 福松,東一, 中山,迅, 猿田,祐嗣 日本理科教育学会九州支部大会発表論文集 34 67-70, 2006-05-27

    本研究は,日本の中学生の理科の論述学力を伸ばす指導法や評価法の改善のための基礎的資料を得ることを意図した研究である。これまで,TIMSSの理科の論述課題の誤答に注目し,その誤答の理由や課題に対する別のアイデアについて聞き取り調査を行い,生徒のもつ科学的な概念や論述の傾向について分析を行ってきた。これらの結果と中学校の授業のプロトコル分析から論述学力が身に付かない原因を探るとともに論述学力を身につ…

    NDLデジタルコレクション 被引用文献1件

  • 小・中学校における理科の教授/学習活動の頻度からみた指導法の変化

    松原 静郎, 猿田 祐嗣, 村山 孝, 鳩貝 太郎 理科教育学研究 46 (2), 49-56, 2006-01-31

    <p>教育課程改訂の方針に基づく教師の理科における指導法の変化を調べるため, 1989年度に小学校5年, 1992年度に中学校2年であった集団と, 2000年度に小学校5年, 2003 年度に中学校2年であった集団のデータを用いて,理科の教授/学習における諸活動の頻度について学級を基礎とした集計を行い,両集団を比較した。授業の進め方においては中学校2年で,教科書中心の授業から補充的な学習や発展的…

    DOI Web Site Web Site 参考文献9件

  • 中学生の科学的記述学力の評価に関する研究(9)

    隈元 修一, 福松 東一, 中山 迅, 猿田 祐嗣 日本科学教育学会研究会研究報告 21 (2), 47-50, 2006

    本研究は,日本の中学生の理科の論述学力を伸ばす指導法や評価法の改善のための基礎的資料を得ることを意図した研究である。これまで,TIMSSの理科の論述課題の誤答に注目し,その誤答の理由や課題に対する別のアイデアについて聞き取り調査を行い,生徒のもつ科学的な概念や論述の傾向について分析を行ってきた。これらの結果と中学校の授業のプロトコル分析から論述学力が身に付かない原因を探るとともに論述学力を身につ…

    DOI 被引用文献1件 参考文献10件

  • 3G2-C3 理科問題の内容による定着率の違い : 理数長期追跡研究より(科学的学力・能力)

    松原 静郎, 猿田 祐嗣 日本科学教育学会年会論文集 29 (0), 471-472, 2005

    1989年度より小学校5年から高等学校3年までの児童生徒を対象に理科の成績等について追跡調査してきた。理科の学年間共通問題から、低学年での学習の結果や既有の知識が高学年での調査に与える影響(定着率)は一般に小さいが、定着率の度合いで3段階に分け、各問題の目標領域で分類した結果、定着率がより小さい問題には記憶中心の知識や実験の問題が、比較的大きい問題には理解や応用などに関する問題が多いことが認めら…

    DOI 被引用文献1件 参考文献4件

  • 中学生の科学的記述学力の評価に関する研究(6)

    隈元 修一, 福松 東一, 中山 迅, 猿田 祐嗣 日本科学教育学会研究会研究報告 19 (2), 83-86, 2004

    本研究は,日本の中学生の理科の論述学力を伸ばす指導法や評価法の改善のための基礎的資料を得ることを意図した研究である。その足がかりとして,TIMSSの理科の論述課題の誤答に注目し,その誤答の理由や課題に対する別のアイデアについて聞き取り調査を行い,生徒のもつ科学的な概念や論述の傾向について分析を行う。

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  • 2W8-11 大規模教育調査のデータ解析 : 国立教育政策研究所の調査データから

    長崎 栄三, 三宅 征夫, 小倉 康, 猿田 祐嗣, 安野 史子, 鬼頭 尚子, 呉屋 博 日本科学教育学会年会論文集 27 (0), 485-486, 2003-07-20

    国立教育政策研究所では、これまで「第3回国際数学・理科教育調査」(IEA/TIMSS)や「生徒の学習到達度調査」(OECD/PISA)などの大規模教育調査を実施してきた。本ワークショップは、国立教育政策研究所が手がけてきた大規模教育調査に関わって公表されている調査データの二次的解析に関心のある参加者が、独自に分析を行うに必要な基礎的知識を習得することを目指す。ただし、統計学的な知識や技能、統計ソ…

    DOI 参考文献3件

  • 1G7-14 TIMSS 理科の論述形式課題に対する回答に見る日本の児童・生徒の特徴 (1) : 「ロウソクの消える理由」課題

    大塲 裕子, 中山 迅, 猿田 祐嗣 日本科学教育学会年会論文集 27 (0), 329-330, 2003-07-20

    本研究の目的は, 第3回国際数学・理科教育調査(以下, TIMSSと記す)の理科論述形式課題回答データをもとに, 日本の児童・生徒の科学的論述力の特徴を探ることである。今回は, TIMSS理科論述形式課題のうち, 「ロウソクの消える理由」課題の児童・生徒の回答を分析対象とする。その回答中で頻繁に使用される言葉に注目し, 分析を行った。その結果, …

    DOI 被引用文献2件 参考文献5件

  • TIMSS理科の論述形式課題に対する回答に見る日本の児童・生徒の特徴(4) : 酸化・燃焼に関する課題

    大場 裕子, 中山 迅, 猿田 祐嗣 日本科学教育学会研究会研究報告 18 (3), 19-22, 2003

    本研究の目的は,第3回国際数学・理科教育調査(以下,TIMSSと記す)の理科論述形式課題の日本の回答データをもとに,児童・生徒が回答中で使用した言葉から日本の児童・生徒の科学的論述力の特徴を探ることである。今回は,TIMSS理科論述形式課題の中から「二酸化炭素と消火器」課題と「鉄橋に塗装が必要な理由」課題aを分析対象とした。その結果,酸化・燃焼に関して,実験的な内容については,回答することができ…

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  • 3PC-11 小・中学生の科学的記述学力の評価に関する研究(2) : TIMSS理科における生物・化学領域課題の分析

    隈元 修一, 中山 迅, 猿田 祐嗣, 成松 正弘, 佐藤 健一 日本科学教育学会年会論文集 26 (0), 323-324, 2002-09-12

    本研究は, 日本の小・中学生の理科の記述学力を伸ばす指導法や評価法の改善のための基礎的資料を得ることを意図したものである。その足がかりとして, TIMSSの小・中学校理科共通課題の生物・化学領域の記述課題に注目し, その回答の正答及び誤答で使用されている語句の組み合わせや関連について分析を行う。

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  • A2-4 学習方法からの新教育課程への提言 : TIMSSの論述式課題に対する日本の児童・生徒の回答分析から

    中山 迅, 猿田 祐嗣 日本科学教育学会年会論文集 26 (0), 49-50, 2002-09-12

    TIMSSにおける論述課題に対する日本の児童・生徒の回答の分析結果を考察し, そのうえで, TIMSSのカリキュラム枠組みに基づいて, 日本の児童・生徒に必要なカリキュラム作成の視点を導こうとした。そして, 「探究すべき疑問の同定」や「データからの結論の導出」などの行動期待の具体化が重要であるとの示唆を得た。

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  • GF-6 理科授業ビデオ分析と教師教育 : 6.教員養成における理科授業ビデオの大学生による評価結果の特徴

    猿田 祐嗣 日本科学教育学会年会論文集 26 (0), 173-174, 2002-09-12

    教師教育の改善を目指すプロジェクトの一環として, 教育実習を受けていない理学部2年生と教員養成学部4年生・院生に中学校理科授業ビデオを視聴させ, その反応を現職理科教師と比較した。その結果, 授業の総合評価では教員養成学部生・院生の評価が厳しく, 特に「効果的な授業技術の使用」や「生徒の活動喚起」の観点で評価が低かった。評価カードによる観点別評価では, …

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  • 中学生の科学的記述学力の評価に関する研究(2) : 複数の見地を要求するTIMSS理科課題の分析

    隈元, 修一, 中山, 迅, 猿田, 祐嗣, Saruta, Yuji 宮崎大学教育文化学部附属教育実践研究指導センター研究紀要 9 99-106, 2002-03-27

    本研究は,日本の中学生の理科の論述学力を伸ばす指導法や評価法の改善のための基礎的資料を得ることを意図した研究である。その足がかりとして,第3回国際数学理科教育調査(TIMSS)の中学校理科課題の一つの事象について複数の見地から考える事が必要な論述課題に注目し,その回答の正答及び誤答の組み合わせや正答,誤答に使われている語句の関連についての分析を行う。

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  • KD-4 高等学校3年生の数学・理科の学力に関する研究 : 4. 高等学校3年生の一般的な理科の学力

    猿田 祐嗣, 中山 迅 日本科学教育学会年会論文集 25 (0), 67-70, 2001-07-29

    1994年度の学年末に世界46か国/地域で実施したIEAの第3回国際数学・理科教育調査(TIMSS)において我が国が参加しなかった高等学校最終学年の調査を2000年11月にほぼ同様の手法で実施した結果について報告する。高校3年生の理科の一般的な学力を調べたところ, 平均正答率は TIMSS 参加21か国中9番目に相当し, 国際的にみて中位グループであることが明らかとなった。また, …

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  • KD-5 高等学校3年生の数学・理科の学力に関する研究 : 5. 高等学校3年生の物理の学力

    中山 迅, 猿田 祐嗣 日本科学教育学会年会論文集 25 (0), 71-74, 2001-07-29

    1994 年の学年末に世界46 か国/地域で実施したIEA の第3回国際数学・理科教育調査(TIMSS)において日本が参加しなかった高等学校最終学年の調査を 2000 年11月にほぼ同様の手法で実施した結果について報告する。高校3年生の理数生徒の物理の学力を調べたところ, 平均正答率は参加19 国中 8 番目で国際的にみて中程度の水準であることが明らかとなった。

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  • KD-1 高等学校3年生の数学・理科の学力に関する研究 : 1. 調査の概要

    長崎 栄三, 猿田 祐嗣, 小倉 康 日本科学教育学会年会論文集 25 (0), 53-58, 2001-07-29

    2000年11月に高等学校3年生を対象に数学・理科の学力を調べる目的で「高等学校科学教育調査」を実施した。調査方法は1994年度に世界で実施された第3回国際数学・理科教育調査・高等学校最終学年とほぼ同じようにした。なお、我が国はこの高校3年調査には参加しなかった。「高等学校科学教育調査」の結果, …

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  • KJ-1 アメリカにおける革新的な科学教育課程の開発と実施 (1) : ハワイ大学・DASHプログラムを事例として

    人見 久城, 小倉 康, 三宅 征夫, 猿田 祐嗣, 吉田 淳 日本科学教育学会年会論文集 25 (0), 177-182, 2001-07-29

    科学教育カリキュラムの研究開発に関する知見を得るため、アメリカにおいて革新的な科学プログラムを研究開発しているハワイ大学及びカリフォルニア大学を訪問し、インタビュー調査を行った。本稿では、ハワイ大学の DASH プログラムの研究開発に関する事例から、同プログラムの開発における構成原理、学習内容の選択と構成、カリキュラム・ディベロッパーの研究内容などについての情報を提供する。

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  • 中学生の科学的記述学力の評価に関する研究(2) : 複数の見地を要求するTIMSS理科課題の分析

    隈元 修一, 中山 迅, 猿田 祐嗣 日本科学教育学会研究会研究報告 16 (2), 41-44, 2001

    本研究は, 日本の中学生の理科の論述学力を伸ばす指導法や評価法の改善のための基礎的資料を得ることを意図した研究である。その足がかりとして, TIMSSの中学校理科課題の一つの事象について複数の見地から考える事が必要な論述課題に注目し, その回答の正答及び誤答の組み合わせや正答, 誤答に使われている語句の関連についての分析を行う。

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  • 科学教育研究の教育政策への反映 : IEA国際数学・理科教育調査を例として

    猿田 祐嗣 日本科学教育学会研究会研究報告 15 (5), 53-56, 2001

    中教審や教課審の答申においては, 今後の教育研究を新設の国立教育政策研究所の教育課程研究センターに期待するとともに, 教員養成大学・学部や都道府県の教育センター・教育研究所との連携で行うことが望ましいことが提言された。その際の研究課題として, 全国的かつ総合的な学力調査, および児童生徒を評価する際の規準や方法の開発, の2点が緊急かつ重要であることが指摘された。

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  • KJ-3 国際調査結果の科学教育課程への影響 科学教育課程の改革, 開発, 実施 : 米国, 英国, シンガポールの事例研究

    猿田 祐嗣, 三宅 征夫, 小倉 康, 人見 久城, 吉田 淳 日本科学教育学会年会論文集 25 (0), 189-192, 2001

    本研究では米国, 英国, シンガポールの科学教育課程の改革に対して, 第3回国際数学・理科教育調査の結果がどのような影響を与えたかを明らかにしようとした。我が国を含めた3か国の国際調査結果における位置づけを述べるとともに, 特に英国とシンガポールについては現地でのインタビュー調査の結果から, 国際調査結果が科学教育課程の改訂に与えた影響が大きなことが明らかとなった。

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  • 29D-5 シンガポールでの優秀な理数の成績の背景要因に関する現地調査報告

    小倉 康, 猿田 祐嗣, 三宅 征夫 日本科学教育学会年会論文集 24 (0), 191-192, 2000-07-29

    シンガポールの中学生は、40カ国余りが参加した第3回国際数学・理科教育調査(TIMSS)において究めて優秀な理数の成績と科学への関心態度を示した。シンガポールにおける科学教育へのいかなる取り組みが、この結果を支えているのであろうか。この疑問に答えるために、シンガポールの教育省、国立教育機関(NIE)、小・中学校などで、関係者へのインタビュー調査と教育視察を行った。その結果、重要と認めれた特徴につ…

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  • 30C-2 理科実験テストによる中学生の実験技能や表現力の評価

    猿田 祐嗣, 三宅 征夫, 小倉 康, 小島 繁男 日本科学教育学会年会論文集 24 (0), 237-238, 2000

    観察実験の技能や表現力の育成は,理科の指導における主要な目標の一つであり,その評価が学校現場でも関心事となっている。過去に開発した観察実験の能力を測定する調査問題を中学生に対して再度実施したところ,過去の調査結果と同様の傾向が得られた。また,「点滅電球」の問題の結果と学校の定期試験の成績との相関が比較的低いことも明らかとなり,実際の観察実験の能力はペーパーテストで測定した能力と同時に育成されにく…

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  • 31-2A5 日本とオーストラリアにおける小・中学生の理科の表現能力の比較 : 第3回国際数学・理科教育調査から

    猿田 祐嗣 日本科学教育学会年会論文集 22 (0), 301-302, 1998-07-10

    IEA (国際教育到達度評価学会)が1995年に実施した第3回国際数学・理科教育調査において,ぺーパーテストの中に理科の自由記述形式問題が初めて導入された。日本とオーストラリアの小学校3・4年生および中学校1・2年生の理科の自由記述問題への解答内容を詳細に分析した結果,解答の記述量については,文字数(日本)および英文ワード数(オーストラリア)の分布は同じ傾向を示し,学年が上がるにつれて記述量が多…

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  • H112 論述形式による理科問題に対する小・中学生の解答 : IEA第3回国際数学理科教育調査の国内結果から

    猿田 祐嗣, 下野 洋, 松原 静郎, 三宅 征夫 日本科学教育学会年会論文集 20 (0), 125-126, 1996

    IEAの第3回国際数学理科教育調査のわが国の結果のうち, 今回初めて導入された論述形式による理科問題に対する小・中学生の解答結果について分析を行った。小・中共通問題のうちの1題を取り上げて分析対象とし, 選択肢形式問題総得点との関連を調べたところ, 論述形式問題と選択形式問題との間に正の相関関係があることが明らかとなった。

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  • D247 野外学習指導法の体系化に関する研究

    下野 洋, 市川 智史, 梅埜 国夫, 小椋 郁夫, 恩藤 知典, 河原 富夫, 小島 繁男, 小林 道正, 五島 政一, 佐藤 俊一, 猿田 祐嗣, 下畑 五夫, 浜中 正男, 藤田 郁男, 松田 義章, 三宅 征夫, 山下 浩之, 山田 正昭, 渡辺 享 日本科学教育学会年会論文集 19 (0), 315-316, 1995

    理科の野外学習指導法の体系化を図るために、野外学習の有効性、必要性、児童・生徒の環境認識の実態、野外学習の目標、カリキュラム上の位置付け、野外学習の指導の型、観察対象の類型化、野外学習の指導法などについての検討を行った中間報告である。

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  • B311 高等学校理科の新教育課程に関する調査 : (1) 各科目の開講状況について

    梅埜 國夫, 猿田 祐嗣 日本科学教育学会年会論文集 18 (0), 295-296, 1994

    改訂学習指導要領に基づく高等学校理科の各科目の開講状況を、全国の全日制高校から無作為抽出した1,000校を対象とするアンケートを実施した。その結果、次のようなことが明らかになった。①普通科の必修科目としては、化学IBが最も多く、生物IBがこれに次ぐ。②職業科の必修科目としては、化学IAが最も多く、生物IAがこれに次ぐ。③IAのつく科目及びIIのつく科目の中で、普通科の必修科目として最も多いのは、…

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  • C221 国際理科教育調査の実験テストの国際比較

    三宅 征夫, 猿田 祐嗣 日本科学教育学会年会論文集 18 (0), 253-254, 1994

    第2回IEA国際理科教育調査の実験テストに参加した6か国の小学5年生および中学3年生の分析結果を述べている。わが国の小学5年生は,推論技能項目における得点が他の国々に比べて低かった。また,実験の総合得点では,国際平均とほぼ同じくらいである。選択式の理科問題の成績がよい割りにはふるわないと言える。わが国の中学3年生は,理科問題の成績がトップレベルにあるにもかかわらず,実験の総合得点で6か国中最低で…

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  • B314 IEA第3回国際数学理科教育調査における理科教科書分析の国内結果について

    猿田 祐嗣, 三宅 征夫 日本科学教育学会年会論文集 18 (0), 301-302, 1994

    IEAの第3回国際数学理科教育調査の一環として参加各国が実施した教科書分析のうち,理科の小学校4年生,中学校2年生,高等学校物理の教科書を,科学的内容,探究能力・技能目標,情意等の目標の三つの側面から分類・集計したわが国の結果について報告する。

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  • A223 理科の学習と科学に対する態度との関連についての経年変化

    稲垣 成哲, 猿田 祐嗣, 佐藤 利美 日本科学教育学会年会論文集 17 (0), 199-200, 1993

    小学校5年生から中学校2年生までの追跡調査を実施した.「理科の学習」と「科学に対する態度(科学の価値, 理科学習への態度)」の経年変化とその関連を分析した.理科の学習では, 学年進行に伴って興味深い授業などの減少が見られた.科学に対する態度では, 科学の価値に大きな変化はないものの, 理科学習への態度には望ましくない方向への変化が見られた.理科の学習と科学に対する態度との関連は, …

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  • C136 高等学校理科の教育課程に関する調査 : (2)改訂学習指導要領施行後の各科目の開講予定

    猿田 祐嗣, 梅埜 國夫 日本科学教育学会年会論文集 15 (0), 123-126, 1991-07-26

    改訂学習指導要領施行後における理科の各科目の開講子定を、全国の高等学校1,000校について調査した。その結果、普通科では、IBとIIのつく科目の開講予定が多いほか、IAや総合理科についても、かなりの学校が開講を予定していることがわかった。職業科等では、総合理科とIAのつく科目の中から、2または3科日を開講予定にしている学校が多いことがわかった。さらに、開講または非開講の主な理由についても調査した。

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  • E113 日米の理数長期追跡研究の比較分析

    三宅 征夫, 猿田 祐嗣, 松原 静郎, ジョン ミラー 日本科学教育学会年会論文集 15 (0), 181-184, 1991

    国立教育研究所で行っている日本の数学・科学に関する長期追跡研究とノーザンイリノイ大学で行っている米国の類似の研究の内容を比較紹介し、数多い質問紙項目の中の両者の共通項目について比較分析した。特に、進学計画(希望)、学校外での学習時間数、数学・科学に対する興味・関心・態度、数学・科学に対しての男女に関する態度、および職業に対する考え方についての中学生・高校生の日米の差異を明らかにした。

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  • C135 高等学校理科の教育課程に関する調査 : (1)現行学習指導要領のもとでの各科目の開講状況

    猿田 祐嗣, 梅埜 國夫 日本科学教育学会年会論文集 15 (0), 119-122, 1991

    現行学習指導要領のもとでの高等学校理科の各科目の開講状況について、全国から無作為に抽出した1000校の高等学校に対してアンケート調査を行った。回答の得られた830校について集計した結果、①第1学年では理科Iを必修科目とする学校が90%を超える、②普通科ではコース編成により履修科目が異なる、③職業科では学科の性格に応じた科目の履修が行われているが、第3学年で理科を履修しない学校が3分の1に達するこ…

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  • 理科における学習者の知識構造に関する研究(1)一磁石にはたらく力に関する解答手続きのLISPによる解明一

    松原 道男, 中山 迅, 猿田 祐嗣 日本理科教育学会研究紀要 31 (3), 7-15, 1991

    <p>これまでの研究においては、「磁石にはたらく力」に関する質問紙調査から、高校生、大学生は、4つのルールを組み合わせた6つの解答パターンによって解答を行っていることが明らかになった。本研究では、人工知能言語であるLISPを用いて知識構造のモデルを作成するとともに、モデルから解答のシミュレーションを行い、さらに詳しい解答手続きについて明らかにすることを目的とした。モデルは、問題の入力に対応して、…

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  • 運動する物体に作用する力と加速度の向きの関係を理解するための実験

    中山 迅, 猿田 祐嗣, 山王 憲雄 物理教育 38 (2), 61-64, 1990

    生徒の多くは,運動する物体に作用する力の向きが,物体の速度の向きに等しいと考えている。そこで,この誤りに気づかせる効果的で,手軽な実験を開発した。実験に使用する器具及び材料は,おもちゃのエアポンプ,実験机,ドライアイスの小片である。実験は,ドライアイスの小片を水平な実験机の上に置き,エアポンプの風を当てることによって,机の上に描かれたコースにそって誘導するというものである。これによって生徒は力の…

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  • 児童が野外で興味を示す観察対象について (教員養成特集)

    下野 洋, 恩藤 知典, 梅埜 國夫, 三宅 征夫, 猿田 祐嗣 科学教育研究 14 (1), 33-43, 1990

    This study investigated 6th year primary school student's interest in natural phenomena such as animals, plants, streams and basic geological patterns. A pre-test, which was given to about half of …

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  • 理科番組を用いた放送学習の分析的研究 : 発展学習における活動分析と評価

    猿田 祐嗣 日本教科教育学会誌 9 (2), 99-105, 1984-07-25

    本研究の目的は,放送の直接教授性の可能性と限界を探るために,理科番組視聴中の学習者のイメージ形成と番組視聴後の発展学習における問題解決活動の実態を評価する観点を明らかにすることにある。そこで,まず理科番組を1年間継続視聴してきている小学校5年生男子児童10名に,未視聴の理科番組を個別視聴させた。その後,番組内容に対して抱いたイメージを具体的な活動へと表現する発展学習の場を設定し,そこでの児童の活…

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