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検索結果 366 件

  • 多形腺腫摘出10年後に認められた肺転移に対してEUS-B-FNAで診断した1例

    白羽 慶祐, 瀧川 雄貴, 佐藤 賢, 山下 真弘, 井上 智敬, 中村 愛理, 藤原 美穂, 藤原 慶一, 神農 陽子, 柴山 卓夫 気管支学 45 (6), 425-430, 2023-11-25

    ...</b>経食道的気管支鏡下穿刺吸引生検法(endoscopic ultrasound with bronchoscope-guided fine-needle aspiration:EUS-B-FNA)は超音波気管支鏡を用いて経食道的に縦隔病変を生検する手法である.<b>症例....

    DOI 医中誌

  • 縦隔・傍食道病変に対するEUS-B-FNAの後方視的検討

    松尾 康博, 安藤 英治, 坂 英雄 気管支学 45 (5), 307-312, 2023-09-25

    ...</b>超音波気管支鏡下経食道的針生検法(Endoscopic UltraSound with Bronchoscope-guided Fine Needle Aspiration:EUS-B-FNA)は経食道的生検が可能な病変に広く適応可能な有用な生検手技であるが,実臨床では広く普及しているとはいいがたい.本研究では第一選択としてEUS-B-FNAを行った症例の検査成績をもとにその有用性を検証した...

    DOI 医中誌

  • 胃粘膜下腫瘍に対する組織採取法

    古川 和宏, 中村 正直, 川嶋 啓揮 日本消化器内視鏡学会雑誌 65 (3), 214-228, 2023

    ....EUSは腫瘍径や局在層,内部エコーレベル,内部エコーパターン,辺縁の形状などの観察が可能であり,SETの診断にとって不可欠な検査の一つだが,間葉系腫瘍をEUS所見のみで診断することは困難である.確定診断のためには組織診や免疫染色が必要なものの,delleを伴う病変を除くと正常粘膜で覆われているため,内視鏡下生検では腫瘍組織を得ることはできない.そのため,ボーリング生検や超音波内視鏡下穿刺吸引法/生検法...

    DOI 医中誌

  • 人間ドックを契機に発見された膵頭部原発MiNENの1例

    中岡 和徳, 橋本 千樹, 葛谷 貞二, 長坂 光夫, 舩坂 好平, 河邊 由佳, 髙原 武志, 宮原 良二, 須田 康一, 廣岡 芳樹 日本消化器がん検診学会雑誌 61 (4), 498-506, 2023

    ...同部位に対して超音波内視鏡下穿刺吸引生検法を施行し, 腺癌と病理診断された。以上から膵頭部癌と診断し, 手術前化学療法施行後, 幽門輪温存膵頭十二指腸切除術を施行した。...

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  • 病巣標的化凍結治療

    浮村 理 Japanese Journal of Endourology and Robotics 36 (2), 230-234, 2023

    ...さらに, Focal Therapyへの技術革新に, multi-parametric MRIによる臨床的に意義のある前立腺癌病変の可視化, および, MRIと超音波との画像融合生検法の確立がある. これらに支えられ「癌制御と性機能温存・排尿機能温存との両立」を目指すTargeted Focal Cryotherapyの概念が成立した.</p>...

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  • 自己免疫性膵炎の病理組織学的診断のための超音波内視鏡を用いた組織採取について

    菅野 敦, 玉田 喜一, 福嶋 敬宜, Alan瓦井 Lefor, 山本 博徳 超音波医学 50 (1), 29-37, 2023

    ...<p>自己免疫性膵炎(autoimmune pancreatitis:AIP)は,日本から最初に報告された疾患である.典型的なAIPの形態的な特徴は, びまん性の膵腫大と膵管の不整狭細像である.超音波内視鏡下穿刺吸引法(endoscopic ultrasound-guided fine-needle aspiration:EUS-FNA)や超音波内視鏡下穿刺生検法(EUS-guided fine-needle...

    DOI Web Site 参考文献35件

  • 内科的胸腔鏡の進歩と胸膜生検法の工夫

    笹田 真滋 肺癌 62 (4), 277-285, 2022-08-20

    ...は前述の方法での陽性率は低く,誤診を招くおそれもあるため慎重な判断が必要である.我が国では1990年以降内科的胸腔鏡が導入され,胸膜病変を直接観察し生検することが可能となり診断率が飛躍的に向上した.肺癌診療においては病理診断のみならずバイオマーカー検索にも有用である.しかし胸膜病変はその原因にかかわらず肥厚,線維化し硬くなることが多いため生検技術の向上が求められる.本稿では内科的胸腔鏡の進歩と胸膜生検法...

    DOI Web Site 参考文献21件

  • Clinically significant cancerの効率的な生検法

    秦 聡孝 Japanese Journal of Endourology and Robotics 35 (1), 74-78, 2022

    <p> 近年のmulti-parametric MRIとMRI-targeted biopsyの発展によって, 従来より精度の高い効率的なclinically significant cancerの検出が可能になってきた. さらに, 簡便にMRI/US画像融合が可能なソフトウェアも開発・上市され, MRIを基軸とした前立腺癌診断ストラテジー普及の追い風となっている. 一方で, …

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  • 序文

    浮村 理, 藤井 靖久 Japanese Journal of Endourology and Robotics 35 (1), 73-73, 2022

    ...従来の系統的採取を標準としていた前立腺針生検法では, サンプリングエラーにより, 麻酔を要し感染の危険もある検査が繰り返される, あるいは, 採取数を極端に増加させて実施される危険があったという欠点・課題の解決法として, 新たな方向性として, 針生検前にmulti-parametric-MRIを実施して, Clinically significant cancerの存在可能性を評価し, 従来の系統的生検...

    DOI

  • 人間ドックにおける腹部超音波検査を契機に発見された管外発育型胃GISTの1例

    武藤 桃太郎, 栁川 伸幸, 佐藤 啓介 日本消化器がん検診学会雑誌 59 (4), 419-425, 2021-07-15

    ...超音波内視鏡下穿刺吸引生検法(EUS-guided fine needle aspiration:EUS-FNA)を施行し,gastrointestinal stromal tumor(GIST)の診断となり,腹腔鏡下胃部分切除術を施行した。病理組織結果はKIT陽性,CD34陰性,核分裂像が3/50HPF,MIB-1 labeling index 6.9%で低リスクのGISTであった。...

    DOI 医中誌

  • 肺癌再発に対する再生検の現状:千葉県における多施設共同前向き観察研究肺癌診断コンソーシアムの試み

    伊藤 祐輝, 佐田 諭己, 中島 崇裕, 芦沼 宏典, 新行内 雅斗, 齊藤 陽久, 石綿 司, 寺田 二郎, 岩澤 俊一郎, 大槻 歩, 三沢 昌史, 山口 学, 小中 千守, 藤原 大樹, 飯田 智彦, 黒田 文伸, 吉野 一郎 肺癌 61 (2), 100-108, 2021-04-20

    ...</b>生検対象は肺39例,所属リンパ節21例,胸水3例,肝臓3例,骨4例,脳1例,皮膚1例,腋窩リンパ節1例であった.生検法は気管支鏡55例,CTガイド下生検2例,外科生検4例,経皮的針生検12例であった.病理診断は87.6%で可能であり,腺癌の遺伝子変異診断は98.2%で可能であった.分子標的薬耐性化例ではT790Mが47.7%に検出されたほか,組織型の転換を8.6%に認めた.PD-L1免疫染色...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献19件

  • 2.脱毛症の系統的皮膚生検と病理診断

    内山 真樹 日本皮膚科学会雑誌 131 (4), 679-693, 2021-04-20

    ...<p>臨床所見のみでは診断が困難な脱毛症では,病変部の生検によって得られる病理組織学的所見が診断に必須となる.生検によって,浸潤細胞の種類と程度,免疫グロブリンおよび補体の沈着,毛組織の形態,毛周期の状態を把握できる.これらを効率的に評価するには,垂直断標本に加えて4 mmパンチを用いた水平断標本を作製する.本稿では毛組織の基本構造,頭皮生検および標本作製の実践法を含めた系統的皮膚生検法について解説...

    DOI Web Site 医中誌

  • 気管支鏡検査で診断した神経鞘腫の2例

    吉岡 潤哉, 立原 素子, 桐生 辰徳, 高田 尚哉, 梅澤 佳乃子, 桂田 雅大, 桂田 直子, 山本 正嗣, 西村 善博 気管支学 43 (2), 168-174, 2021-03-25

    <p><b>背景.</b>神経鞘腫はSchwann細胞に由来し,末梢神経の存在するあらゆる部位に発生する.しかし,肺・気管・気管支・縦隔での発生は稀である.気管支鏡検査で診断できた神経鞘腫の2例を経験したので報告する.<b>症例1.</b>69歳の男性.健康診断での胸部エックス線写真で異常を指摘され紹介となった.胸部CTで上縦隔に気管左縁に接する約41 …

    DOI 医中誌

  • 消化管粘膜下腫瘍に対するEUS診断

    吉田 成人, 田中 信治 日本消化器内視鏡学会雑誌 63 (3), 264-278, 2021

    ...,機器や描出方法の選択に留意する必要がある.EUSで特徴的な所見を示す脂肪腫,異所性膵,嚢胞,リンパ管腫などのSMTでは,通常内視鏡およびEUSで診断がほぼ可能であり,組織採取は必要ない.一方,粘膜下層および固有筋層の内部が低エコーや不整なエコーの病変は診断困難な病変も多く,これらの病変を確定診断するには,組織採取による病理診断が推奨される.そのような病変に対してはEUS下穿刺吸引細胞診および開窓生検法...

    DOI 医中誌

  • 肺癌診断における超音波気管支鏡下経食道的針生検法(EUS-B-FNA)の有用性と安全性

    中嶋 康貴, 出村 芳樹, 大井 昌寛, 田畑 未央, 多田 利彦, 塩崎 晃平, 赤井 雅也 気管支学 42 (2), 129-133, 2020-03-25

    ...</b>肺癌の個別化医療に対して,確実で良質な検体採取が求められており,内視鏡技術の進歩が大きく貢献している.近年,超音波気管支鏡下経食道的針生検法(endoscopic ultrasound with bronchoscope-guided fine needle aspiration:EUS-B-FNA)の実用性が報告されているが,広く実臨床に普及するには至っていない.本研究の目的は,EUS-B-FNA...

    DOI 医中誌

  • 日米におけるESDを取り巻く現況~日米でのESD経験に基づいて~

    西村 誠 日本消化器内視鏡学会雑誌 62 (2), 137-147, 2020

    ...<p>日米における内視鏡診療において病理診断や診断の定義に相違があることは知られている.生検法や治療法が日米で異なる理由としては,早期消化管癌を内視鏡で診断し局所治療で制御する概念の本邦と,癌を発癌素地として考えランダム生検後に広範囲へ治療を行う概念のアメリカの相違が一因と思われる.ESDの対象疾患としては日本では食道扁平上皮癌やヘリコバクターピロリ感染を基とした腸上皮化成由来の分化型胃癌の比率が高...

    DOI 医中誌

  • 医療テキストデータに対するトピックモデルの応用

    大谷 誠, 松田 晋哉 日本ヘルスサポート学会年報 5 (0), 29-35, 2020

    ...DPCコード毎のトピックの出現度をみると、手術・処置有無に関してリハビリは前回手術を行ったDPCコード、症状不良は前回入院時に生検法をした化学療法と放射線治療の両方を行っているDPCコードに関連していた。また、化学療法と放射線治療の両方が行われているDPCコードは3から4つのトピックを含んでいた。本研究によりテキスト分析により医療行為内容の体系的把握が可能になる可能性が示された。...

    DOI 医中誌

  • 食道に接する肺腺癌の診断にEUS-B-FNAが有用であった1例

    瀧川 雄貴, 南 大輔, 佐藤 賢, 西村 淳, 尾関 太一, 大川 祥, 髙田 健二, 萱谷 紘枝, 藤原 慶一, 柴山 卓夫 気管支学 41 (3), 298-302, 2019-05-25

    ...</b>経食道的気管支鏡下穿刺吸引生検法(endoscopic ultrasound with bronchoscope-guided fine-needle aspiration;EUS-B-FNA)は,超音波気管支鏡を用いて経食道的超音波内視鏡下穿刺法と同様に経食道的に縦隔病変を生検する手法であり,肺癌の縦隔病期診断に有用とされている.<b>症例....

    DOI 医中誌

  • 早期口腔癌の頸部リンパ節の取り扱いとセンチネルリンパ節

    脇坂 尚宏, 吉崎 智一 頭頸部癌 45 (4), 369-372, 2019

    ...一部の施設ではラジオアイソトープを用いたセンチネルリンパ節(SN)同定法・生検法が導入されている。頭頸部癌におけるSN生検術は欧米では既に標準治療として位置付けられている。我が国ではようやく頭頸部癌診療ガイドライン2018年版で記載されるに留まっている。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献14件

  • 19ゲージ針を用いた超音波気管支鏡下穿刺吸引生検法(EBUS-TBNA)で診断した肺過誤腫の1例

    鳥居 厚志, 沖 昌英, 堀 和美, 中畑 征史, 岡 さおり, 小暮 啓人, 北川 智余恵, 川崎 朋範, 市原 周, 坂 英雄 気管支学 40 (3), 196-200, 2018-05-25

    <p><b>背景.</b>19ゲージEBUS-TBNA針の臨床使用が可能となった.この針を用いることにより,大きく良質な検体採取が期待できる.<b>症例.</b>69歳男性.4年前に右脈絡膜悪性黒色腫のため,右眼球摘出術を受けた.3年前に胸部CT上,気管支に接する右S<sup>6</sup>領域に,長径23 …

    DOI 医中誌

  • 早期口腔扁平上皮癌頸部リンパ節転移診断として用いたセンチネルリンパ節生検の予後

    近藤 雄大, 長井 健太郎, 田川 友梨, 山本 晃士, 山下 善弘 日本口腔診断学会雑誌 30 (1), 89-94, 2017

    ...われわれは不必要な頸部郭清を施行しないことを目的として,早期口腔扁平上皮癌N0症例に対してセンチネルリンパ節生検法を用いて頸部リンパ節転移の有無を診断した。<br>(方法)2007年から2013年までに当科において臨床病期がI期もしくはII期口腔扁平上皮癌患者38症例のうち2年以上の経過観察が可能であった38症例を対象とした。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 経頸静脈的肝生検(TJLB)の有用性に関する後ろ向き検討

    杉原 誉明, 孝田 雅彦, 岡本 敏明, 三好 謙一, 的野 智光, 法正 恵子, 岡野 淳一, 磯本 一, 矢田 晋作, 大内 泰文 肝臓 57 (6), 280-286, 2016

    ...経頸静脈的肝生検(Transjugular liver biopsy;TJLB)は経皮的肝生検(Percutaneous liver biopsy;PLB)適応外例での代替生検法と認識されている.今回当院にてTJLBを実施した10例で,その選択理由とTJLBで得られた生検組織の診断能を後ろ向きに検討した.TJLBの主な選択理由は凝固異常(血小板数・プロトロンビン時間低値)5例(うち有腹水2例),腹水貯留...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献25件

  • 術前イマチニブ投与が奏効し腹腔鏡下超低位前方切除術による肛門温存が可能となった直腸GISTの1例

    武田 泰裕, 梶本 徹也, 良元 和久, 柏木 秀幸, 矢永 勝彦 日本大腸肛門病学会雑誌 69 (4), 221-226, 2016

    ...症例は76歳の男性,前立腺肥大症の精査中に直腸背側に巨大な腫瘤を指摘され当科紹介となった.直腸診にて直腸背側に表面平滑な弾性硬腫瘤を認め,CTおよびMRI検査で下部直腸に長径8cm程度の仙骨に接する分葉状腫瘤を認めた.超音波内視鏡では第4層より発生し,内部は不均一な低エコーを呈しており,超音波内視鏡下穿刺吸引生検法で直腸GISTと診断した.腫瘍は骨盤腔を占拠し,仙骨と接しており,根治性および肛門温存...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献10件

  • 黒毛和種雄子牛の精巣におけるニードルバイオプシーがその後の発育に及ぼす影響

    池田 泰彦, 北原 豪, 邊見 広一郎, 小林 郁雄, 大澤 健司 日本繁殖生物学会 講演要旨集 109 (0), OR2-29-OR2-29, 2016

    ...ニードルバイオプシーは侵襲性が低い生検法として知られているものの,春機発動前のウシ精巣におけるニードルバイオプシーがその後の発育に及ぼす影響を検証した報告は見当たらない。そこで本実験では,その影響を超音波検査,サーモグラフィー検査,および組織学的検査により検証した。...

    DOI

  • 膵腺扁平上皮癌に対してnab-paclitaxel+gemcitabineを投与した1剖検例

    片岡 邦夫, 松原 浩, 浦野 文博, 岡村 正造, 前田 松喜 日本消化器病学会雑誌 113 (10), 1777-1784, 2016

    ...<p>症例は60歳代男性.腹痛を主訴に受診.膵体尾部に7cm大の充実性病変を認め,大動脈周囲リンパ節腫大をともなっていた.超音波内視鏡下穿刺吸引生検法にて扁平上皮癌が検出された.Nab-paclitaxel+gemcitabineを投与し有効であったが,4コースで増悪し,約7カ月で原癌死した.剖検を行い膵腺扁平上皮癌と確診した.化学療法を行った非切除膵腺扁平上皮癌はまれであり報告する.</p>...

    DOI PubMed 医中誌

  • 自己免疫性膵炎の診断におけるEUS-FNAの有用性に関する検討

    大坪, 公士郎, 毛利, 久継, 山下, 要, 安本, 和生, 井上, 大, 蒲田, 敏文, 池田, 博子, 渡邊, 弘之, 矢野, 聖二 Endoscopic Forum for Digestive Disease 32 (2), 125-134 and 167, 2015-11-01

    ...自己免疫性膵炎 (autoimmune pancreatitis : AIP) における超音波内視鏡下穿刺吸引生検法 (EUS-guided fine needle aspiration : EUS-FNA) の有用性に関する検討を行った. 2009年1月~2015年6月まで1型AIPが疑われ, EUS-FNAを施行した21例を対象とした....

    機関リポジトリ 医中誌

  • 序文

    杉村 芳樹 Japanese Journal of Endourology 28 (2), 192-192, 2015

    ...1980年代より始まったPSA検査の臨床応用,超音波ガイド下での安全確実な前立腺生検法の確立,そしてMRIによる画像診断の進歩により,前立腺癌の早期発見と局所診断が可能となり,近年では転移の無い局在性前立腺癌患者が急増している.局在性前立腺癌には,積極的な治療を要しないようなvery low risk癌から,PSA値とグリソンスコアの高いintermediate risk癌,さらにMRIにて被膜浸潤...

    DOI

  • 2cm未満の胃粘膜下腫瘍に対する粘膜切開直視下生検法の有用性

    木下 幾晴, 木下 真樹子, 上畠 寧子, 田端 宏尭, 藤田 洋一, 小澤 悟, 中谷 佳弘, 岡 正巳, 安岡 弘直 日本消化器内視鏡学会雑誌 57 (7), 1509-1515, 2015

    ...は腫瘍を確実に露出させ生検するため,2cm未満の病変でも病理組織診断に必要十分な組織を得る事ができる.当院ではこれまで6例の20mm未満の胃粘膜下腫瘍に対し粘膜切開直視下生検法を施行した.3例がGISTであり,平均腫瘍径は13.4mm,全例で診断に必要な免疫染色が可能で,生検標本と手術標本のKi-67 labeling indexは同等であった.粘膜切開直視下生検法はEUS-FNABが不得意とする2cm...

    DOI 医中誌

  • イマチニブが著効し根治切除しえた胃原発巨大GISTの1例

    久保 博一, 大島 貴, 國崎 主税, 大田 貢由, 福島 忠男, 遠藤 格 日本外科系連合学会誌 40 (4), 705-711, 2015

    ...症例は66歳の男性.3年前より腹部膨満を自覚していたが,症状が増悪し当院を受診した.腹部CT検査にて長径250mmの巨大な腫瘍を認め,胃との連続性を認めたため超音波内視鏡下吸引穿刺生検法を施行し,gastrointestinal stromal tumor(GIST)と診断した.腫瘍は巨大で膵臓,横行結腸など周囲臓器への浸潤が疑われ,さらに手術操作による破裂も危惧されたため,イマチニブを先行投与する...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献14件

  • 非小細胞肺癌における転移station数を含めたN因子診断に対するEBUS-TBNAの有用性の検討

    後藤 英典, 上原 浩文, 大柳 文義, 山崎 宏継, 平井 慶充, 森 彰平, 鮫島 譲司, 松浦 陽介, 中尾 将之, 文 敏景, 中川 健, 丹保 裕一, 柳谷 典子, 堀池 篤, 宝来 威, 西尾 誠人, 奥村 栄 気管支学 37 (5), 493-500, 2015

    ...CTもしくはPET-CTで縦隔リンパ節転移が疑われた非小細胞肺癌において,転移station数を含めたN因子診断に対する超音波気管支鏡下穿刺吸引生検法(EBUS-TBNA)の有用性を検討する.対象と方法. 2007年4月から2014年3月までの7年間に,画像評価で縦隔リンパ節転移が疑われた症例に対して,転移station数を含めたN因子診断を目的にEBUS-TBNAを施行した非小細胞肺癌の64例を対象...

    DOI 医中誌

  • 乳管内増殖性病変としてのUDH,ADH,low grade DCIS の病理学的鑑別の意義

    黒住 昌史, 松本 広志, 黒住 献, 久保 和之, 戸塚 勝理, 林 祐二 日本乳癌検診学会誌 24 (3), 326-329, 2015

    ...近年,乳癌検診の普及と針生検法の導入によって,癌との鑑別が難しい乳管内増殖性病変がしばしば発見されるようになった。このような状況の中でWHO の乳腺腫瘍分類が2003年と2012年に大きく改変され,乳管内増殖性病変の分類が整理された。...

    DOI Web Site 被引用文献1件

  • 超音波内視鏡下穿刺吸引生検法(EUS-FNA)~さらなる診断能向上を目指して~

    中井 陽介, 伊佐山 浩通, 小池 和彦 日本消化器内視鏡学会雑誌 56 (7), 2141-2149, 2014

    欧米を中心に高い診断能が報告されてきたEUS-FNAは,2010年に本邦でも保険適応となり,今後より多くの施設に広まることが予想される.より多くの施設で,診断能の高いEUS-FNAを可能にすること目指して,穿刺針の選択から穿刺のテクニックまで,新しい知見も含めた,これまでの臨床試験を中心とした成績について概説する.

    DOI 医中誌

  • 下腿周径が安静時脈拍数に及ぼす影響

    髙木 大輔, 西田 裕介 理学療法学Supplement 2013 (0), 0539-, 2014

    ...筋線維組成の判別や測定には筋生検法などが実施されるが,侵襲的かつ技術を伴うものであり,臨床現場での汎用性が低いのが現状である。下腿三頭筋は,腓腹筋とヒラメ筋から構成されており,ヒラメ筋の約90%は遅筋線維が占め,また遅筋線維の毛細血管数は,速筋に比べ多い。そこで我々の先行研究(2013)で下腿周径の増減が安静時脈拍数に影響を与えるかについて地域在住の高齢者19名を対象に予備研究を実施した。...

    DOI 医中誌

  • サルコイドーシスの組織診断を目的とした縦隔リンパ節生検法 : 当院におけるEBUS-TBNAと縦隔鏡検査件数の変遷

    勝田 倫子, 水守 康之, 望月 吉郎, 中原 保治, 河村 哲治, 佐々木 信, 守本 明枝, 塚本 宏壮, 真弓 哲一郎, 田畑 寿子, 横山 俊秀, 渡部 悦子, 鏡 亮吾, 大西 康貴 気管支学 35 (1), 9-13, 2013

    目的.臨床的にサルコイドーシスが疑われ,縦隔リンパ節生検を行う際,当院では従来,積極的に縦隔鏡検査を用いてきた. EBUS-TBNA法の開発に伴い,当院でも2010年4月に導入し,診断に有用である印象を得たため, 3カ月後からは,従来縦隔鏡検査を行っていた症例に,第一選択としてEBUS-TBNAを行い,同法で診断できなかった場合のみ縦隔鏡を行うこととした.今回, …

    DOI 医中誌 参考文献11件

  • 〈総説〉超音波内視鏡による診断と治療

    北野, 雅之, 坂本, 洋城, 工藤, 正俊 近畿大学医学雑誌 36 (3-4), 129-136, 2011-12-01

    ...] 超音波内視鏡とは,超音波と内視鏡を融合させた検査技術であり,消化器系疾患の多種,多様な診断,治療に用いられている.その特徴として,消化管壁内外の病変に近接して観察できることから高解像度であり,小病変の存在診断に有用である.また,我々は超音波造影剤に対応した超音波内視鏡システムを開発し,超音波内視鏡のみで観察される病変の血流による質的診断に応用できることを報告した.また,超音波内視鏡ガイド下穿刺生検法...

    機関リポジトリ 医中誌

  • 甲状腺原発悪性リンパ腫24症例の臨床検討

    菊地 正弘, 篠原 尚吾, 藤原 敬三, 山崎 博司, 金沢 佑治, 栗原 理紗, 岸本 逸平, 原田 博之, 内藤 泰 日本耳鼻咽喉科学会会報 114 (11), 855-863, 2011

    ...目的: 甲状腺原発悪性リンパ腫における開放生検法・気道狭窄例の対応法・治療法を検討すること.<br>対象と方法: 1997年12月~2010年6月までに当院で診断治療を行った24症例を対象にレトロスペクティブに検討を行った....

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献31件

  • EUS-FNAが診断に有用であった非露出腫瘤型乳頭部癌の1例

    肱岡 範, 原 和生, 水野 伸匡, 高木 忠之, 小倉 健, 羽場 真, 千田 嘉毅, 佐野 力, 清水 泰博, 細田 和貴, 谷田部 恭, 丹羽 康正, 山雄 健次 胆道 25 (2), 196-202, 2011

    ...CTおよびEUSにて非露出腫瘤型乳頭部癌が疑われた.ERC下のブラシ細胞診,生検では軽度異型上皮を認めたが,乳頭炎との鑑別は困難であった.確定診断を得るためにEUS-FNAを施行し腺癌の診断を得た.膵頭十二指腸切除術を施行し胆道癌取り扱い規約で高分化型腺癌,8×8 mm,panc0,du1,T2N0M0, stage IIの非露出腫瘤型乳頭部癌であった.乳頭部病変に対するEUS-FNAはERC下の生検法...

    DOI 医中誌

  • Updated Sydney Systemにおける適切な生検法

    中島 滋美, 高橋 恵子, 佐藤 仁, 山本 和雄, 井上 徹也, 奥村 嘉章, 吉田 章子, 林 裕司, 馬野 真次, 福田 方子, 藤山 佳秀 日本消化器内視鏡学会雑誌 51 (7), 1588-1595, 2009

    Updated Sydney System(USS)の組織採取の仕方から結果の解釈まで,内視鏡医の立場で手技を解説した.内視鏡医は保険適用を守りながら必要に応じてUSS用の定点生検を追加し,背景胃粘膜のヘリコバクター・ピロリ感染診断と慢性胃炎の評価をする必要がある.生検部位は本来5箇所であるが,日本の諸事情を考慮し,体部と前庭部大彎から最低1個ずつ,さらに必要に応じ胃角または体下部小彎からの組織…

    DOI 医中誌 参考文献14件

  • シェーグレン症候群における口唇小唾液腺生検に関する検討

    下山 久美子, 小川 法良, 澤田 仁, 木本 理, 鈴木 大介, 林 秀晴 日本臨床免疫学会会誌 32 (1), 53-60, 2009

    ...用いる器材や手技,摘出する唾液腺の個数など,基本的な手技や評価法が統一されていないことが判明した.口唇小唾液腺は到達しやすく,簡便で侵襲性が少ない手技ではあるが,①標準的手法の確立,②苦痛の軽減,③評価者による差の是正などの課題が残されていると考えられる.十分な検体の採取や,被験者の苦痛を最小限にするために,標準的手法および評価法の確立が必要であると考え,当科および他施設で施行している口唇小唾液腺生検法...

    DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか2件 参考文献28件

  • セミフレキシブル胸腔鏡を用いたITナイフによる全層胸膜生検の診断的有用性

    笹田 真滋, 河原 邦光, 岡本 紀雄, 小林 政司, 坂上 共樹, 田宮 基裕, 久原 華子, 小森 千佳, 阪谷 和世, 森下 直子, 上原 暢子, 鈴木 秀和, 平島 智徳, 松井 薫, 太田 三徳, 宮澤 輝臣, 楠 洋子 気管支学 31 (2), 55-61, 2009

    ...を行った.その内訳は悪性胸膜中皮腫5例,肺腺癌1例,再発乳癌1例,悪性リンパ腫1例,結核性胸膜炎3例,非特異的炎症4例で,全例において軟性鉗子もしくはITナイフを用いた生検のいずれかで診断し得た.15例中7例(悪性胸膜中皮腫3例,再発乳癌1例,結核性胸膜炎1例,非特異的炎症2例)はITナイフで採取した組織材料のみで診断した.採取組織の長径は中央値13mm(幅6〜23mm)であった.本生検法に特異的と...

    DOI 医中誌 被引用文献5件 参考文献22件

  • 乳房温存手術におけるCTリンフォグラフィー併用センチネルリンパ節生検の成績

    赤羽 弘充, 高橋 昌宏, 中野 詩朗, 柳田 尚之, 正村 裕紀, 高岡 正実, 花本 尊之, 久慈 麻里子, 及川 太, 宮城 久之 日本農村医学会学術総会抄録集 58 (0), 122-122, 2009

    ...<br> SLN 生検法には,RI や色素を用いる方法,蛍光法などが<br> あり,SLN 検出率,設備・医療機器環境や保険適応,病<br> 理医の負担などの点で様々な問題が包含されている。...

    DOI

  • 診断基準の評価と今後検討すべき課題:神経・筋サルコイドーシスの視点から

    熊本 俊秀 The Japanese Journal of Sarcoidosis and Other Granulomatous Disorders 29 (1), 81-82, 2009

    ...であった.神経病変のように組織診断ができないものやisolated neurosarcoidosisは確定診断が困難で,しばしば除外される.一方,全身性サルコイドーシスに非サルコイドーシス性の神経疾患,または筋疾患が合併する症例ではover-diagnosisとなる.その克服のためには,新診断基準の改訂よりは,組織診に変わる神経や筋サルコイドーシスの画像診断基準の確立,新しい診断マーカーの開発と確実な生検法...

    DOI 医中誌

  • 消化器内視鏡50年の歩み(項目別)(8)胃直視下細胞診

    信田 重光 日本消化器内視鏡学会雑誌 50 (Supplement3), 3457-3460, 2008

    ...盲目的,またはX線透視下で行われていた胃細胞診が,胃内視鏡装置の進歩,開発により,内視鏡による直視下で細胞採取を行う方法に変わり,洗浄法,擦過法などが考案されたが,直視下生検法の進歩により次第に施行されなくなってきた経過を述べた....

    DOI

  • 術前化療が有効であった縦隔原発yolk sac tumorの1例

    清水 淳三, 荒能 義彦, 石川 紀彦, 湊 宏 肺癌 48 (6), 770-771, 2008

    ...17歳男性.前胸部圧迫感.前縦隔より右肺野に突出する87×62 mm大の境界明瞭な腫瘤陰影あり,AFP:2,461 ng/mlと異常高値.縦隔原発yolk sac tumorを疑い,Chamberlain生検法でpureな同腫瘍と確診.BEP療法1コース施行.NCのため,腫瘍を心膜,右肺上中葉,横隔神経と一塊として摘出.病理検査にて腫瘍はほとんどが凝固壊死に陥り,viableな腫瘍細胞は一部にのみ残存...

    DOI 機関リポジトリ Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献5件

  • 異所腺組織由来と考えられるSMT形態を呈した胃癌の1例

    齊藤 卓也, 望月 能成, 伊藤 誠二, 佐々木 英一, 山村 義孝 日本臨床外科学会雑誌 68 (11), 2749-2753, 2007

    ...超音波内視鏡下穿吸引生検法の結果, 癌腫と診断した. 胃原発のSMTの形態を呈する胃癌と診断し, 開腹術を行った. 術中所見では胃前底部に基部を有する壁外発育性の境界明瞭の類円形の腫瘤性病変で, 横行結腸間膜および膵頭部に一部浸潤が疑われたが, 根治切除可能と判断しD2リンパ節郭清を伴う幽門側胃切除および横行結腸, 膵部分合併切除術を施行した....

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献3件

  • 胃粘膜下腫瘍に対する粘膜切開直視下生検法の有用性について

    大嶋 隆夫, 為我井 芳郎, 長沖 裕子, 矢郷 祐三, 正木 尚彦, 上村 直実, 徳原 真, 山澤 邦宏, 橋本 政典, 斉藤 幸夫, 清水 利夫, 望月 眞, 斉藤 澄, 坂本 榮一 Progress of Digestive Endoscopy 71 (2), 28-33, 2007

    ...特記すべき偶発症は認めなかったことから,種々の画像診断において鑑別が困難で治療方針を決定するために病理組織学的診断が必要な胃内発育型の胃粘膜下腫瘍に対する生検組織採取法として「粘膜切開直視下生検法」は有用な方法のひとつであると考えられた。...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件

  • 術前診断を得た胃粘膜下腫瘍の3例-消化管粘膜下腫瘍に対する粘膜切開直視下生検法

    横畠 徳祐, 為我井 芳郎, 徳原 真, 橋本 政典, 日野原 千速, 斉藤 幸夫, 清水 利夫, 望月 眞 Progress of Digestive Endoscopy 70 (2), 82-83, 2007

    ...今回著者らは為我井らによって考案された胃粘膜下腫瘍に対して粘膜切開剥離法(ESD : endscopic submucosal dissection ; )の手技を併用し,腫瘍を覆う正常粘膜と腫瘍被膜を切開,腫瘍を露出させ直視下に鉗子生検を行なう方法(以下,粘膜切開直視下生検法)にて確定診断を得た胃粘膜下腫瘍の3例を経験したのでここに報告する。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 肺結節の診断における画像診断の役割(<特集>第29回日本呼吸器内視鏡学会総会)

    楠本 昌彦 気管支学 28 (8), 577-579, 2006

    ...肺腫瘤に対する気管支鏡による生検法や経皮的針生検法は有用な確定診新方法であるが,治療方針の決定やマネージメントに影響を及ぼさない場合,あるいは病変が小さくて病変部から標本が採取される可能性が低い場合は,必ずしも良い適応にはならない.これらの生検を行うか,あるいは開胸生検や胸腔鏡下生検を行うかに当っての判断には画像診断が極めて重要な位置となっており,精度の高い画像診断が肝要である....

    DOI 医中誌 参考文献8件

  • 1-3 CTガイド下肺針生検(<特集>第29回日本呼吸器内視鏡学会総会)

    篠原 義智 気管支学 28 (8), 566-571, 2006

    ...目的.肺野末梢病変の確定診断法におけるCTガイド下肺針生検法(CT-NB)の有用性を述べ,その適応と守備範囲を明らかにする.方法.1983年から25年間に著者が経験したCT-NB700件以上の命中率,陽性卒などの成績に影響を与えた要因につき検討した.結果.CT-NBの命中卒は主に病変の径と穿刺距離の影響を受けた.径が2cm以上の病変であれば穿刺距離が10cmと深い場合でも2〜3回までの穿刺で命中可能...

    DOI 医中誌 参考文献3件

  • センチネルリンパ節生検法による頚部郭清術

    甲能 直幸, 大野 芳裕, 山内 宏一 頭頸部癌 31 (3), 382-386, 2005

    頭頸部癌において頸部リンパ節は重要な予後因子である。センチネルリンパ節(SLN)とは腫瘍原発巣からのリンパ流を初めに受け止めるリンパ節である。したがって,SLNに最初に頸部転移が起こる事になる。そこでこのSLNに関する概念が頭頸部癌に成立し頸部郭清手術の指標になるかを検討した。放射線同位元素で標識されたトレーサーを腫瘍周辺粘膜に注入しシンチグラム(LS),ガンマプローベ(GP)で検索した。頸部郭…

    DOI 参考文献4件

  • 気管切開孔からの生検で診断し得た気管腺様嚢胞癌の1切除例

    佐藤 克郎, 花澤 秀行, 佐藤 雄一郎, 高橋 姿 日本気管食道科学会会報 55 (4), 324-329, 2004

    ...しかし生検法に苦慮し,結局気管切開孔から施行し得た。気管上部の,特に後壁から発生した腫瘍では考慮すべき方法と思われた。気管癌の治療では手術が重要であるが,気管上部では喉頭,下部では気管分岐部や気管支の処理が問題で術式の選択は容易ではない。本症例では喉頭全摘を含め拡大切除を行い術後照射を追加した。...

    DOI 医中誌 参考文献27件

  • クローン病患者のPeyer板リンパ球と末梢血リンパ球の細胞表面抗原の比較

    浦上 尚之, 神長 憲宏, 船津 康裕, 加藤 健史, 唐沢 隆文, 千野 晶子, 岩重 元栄, 樋口 良太, 長濱 正亞, 遠藤 豊, 高橋 寛, 藤田 力也 昭和医学会雑誌 61 (1), 60-69, 2001

    ...経口トレランスの破綻の関与が示唆されている.筆者は, 活動期クローン病患者と食餌蛋白全般に対して経口トレランスをすでに獲得している健常者のPeyer板のリンパ球を免疫学的に解析し, 末梢血液中のリンパ球と比較することにより, 活動期クローン病患者のPeyer板リンパ球における経口抗原に対する免疫応答の異常を検討した.対象は, 健常成人6例および活動期クローン病患者6例である.これらの対象から内視鏡的生検法...

    DOI Web Site 医中誌

  • 男性維持透析患者の血清PSA値の検討

    羽鳥 基明, 戸塚 芳宏, 山中 英壽 日本透析医学会雑誌 34 (5), 317-321, 2001

    In Japan the average age of male chronic dialysis patients has gradually risen. Recently, the reports of male chronic dialysis patients with prostate cancer have been observed sporadically. Then, …

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献16件

  • タイ王国における<i>Helicobacter pylori</i>感染と背景胃粘膜の観察―日本との比較―

    松久 威史, 松倉 則夫, 山田 宣孝 Progress of Digestive Endoscopy 56 (2), 29-33, 2000

    ...3点生検法により採取された切片①番(前庭部下部大彎側),③番(胃体下部小彎側)の慢性炎症,好中球活動度,<i>Hp</i>スコアは日本人よりもタイ人で高い。一方,①,③番の腺萎縮,腸上皮化生スコアはタイ人に比し日本人で高値であった。大島の基準に基づく胃体下部小彎側における内視鏡的胃粘膜スコアは,タイ人に比し日本人で高い(各々0.37,0.61,p=0.0001)。...

    DOI 被引用文献1件

  • タイ王国における<i>Helicobacter pylori</i>感染と背景胃粘膜の観察―日本との比較―

    松久 威史, 松倉 則夫, 山田 宣孝 消化器内視鏡の進歩:Progress of Digestive Endoscopy 56 (2), 29-33, 2000

    ...3点生検法により採取された切片①番(前庭部下部大彎側),③番(胃体下部小彎側)の慢性炎症,好中球活動度,<i>Hp</i>スコアは日本人よりもタイ人で高い。一方,①,③番の腺萎縮,腸上皮化生スコアはタイ人に比し日本人で高値であった。大島の基準に基づく胃体下部小彎側における内視鏡的胃粘膜スコアは,タイ人に比し日本人で高い(各々0.37,0.61,p=0.0001)。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献4件

  • フッ化物洗口がう蝕活動性試験の評価に及ぼす影響

    外山 敦史 口腔衛生学会雑誌 49 (3), 365-383, 1999

    ...上顎中切歯エナメル質生検法,カリオスタット®,間食因子はフッ化物洗口開始前後とも有用なスクリーニング効率を示したが,下顎第一大臼歯のエナメル質生検法と歯垢沈着度はフッ化物洗目下でスクリーニング効率が低下する結果であった。...

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献22件

  • 直腸および結腸粘液癌の臨床病理学的検討

    佐藤 美信, 丸田 守人, 前田 耕太郎, 内海 俊明, 遠山 邦宏, 黒田 誠, 藤崎 真人 日本大腸肛門病学会雑誌 52 (8), 676-683, 1999

    Twenty-nine cases of mucinous carcinoma in the colorectum, except for multiple or fistulae cancer were clinicopathologically compared with 470 cases of well-and 162 cases of …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献9件 参考文献21件

  • PSAおよび経会陰的多所生検法を併用した前立腺癌スクリーニングシステムの成績

    石戸谷 滋人, 尾形 幸彦, 稲葉 康雄, 太田 章三, 斎藤 英郎, 山下 安夫, 大沼 徹太郎 日本泌尿器科学会雑誌 90 (5), 579-585, 1999

    (背景と目的) 前立腺癌の早期診断においてPSAと6ヵ所6分割の多所生検が広く用いられるようになった. 外来診療でPSAと多所生検によるスクリーニングを行った場合どの程度癌を検出できるのか, また経会陰的に生検を行っても経直腸的と同程度の成績が得られるのかを検討した.<br>(対象と方法) 1994年6月より1997年3月までの間に当科を受診した50歳以上の男性に対して, Tandem-R …

    DOI PubMed 医中誌 被引用文献1件 参考文献25件

  • 肺野孤立性陰影に対する経気管支的生検組織診断率の検討

    中田 正幸, 木村 一博, 北條 貴子, 梁 英富, 外山 勝弘, 吉田 眞弓, 新津 望, 森下 健, 保坂 公夫, 沈 在俊 気管支学 19 (5), 379-382, 1997

    ...肺野孤立性陰影を呈し, 内視鏡的に不可視であった128例を対象に経気管支的腫瘍生検法(Transbronchial Biopsy : TBB)の診断率を区域支レベルまで検討した。そのうち90例(70.3%)に生検が行われ, 診断率は80%であった。区域支別診断率では右B^1が有意に低率であった。また生検と擦過細胞診の他に洗浄細胞診と検査後の喀痰細胞診が有用であった。...

    DOI 医中誌 被引用文献10件 参考文献5件

  • 粘膜切除後直接生検法にて確診できた胃迷入膵の2例

    日野 昌力, 藤崎 順子, 秋庭 宏紀, 千葉井 基泰, 奥脇 秀一郎, 新井 弥生, 荒川 広志, 小泉 大樹, 金 哲宇, 田中 文彦, 太田 優子, 鈴木 博昭 消化器内視鏡の進歩:Progress of Digestive Endoscopy 49 (0), 200-201, 1996

    Case 1 : A 44-year-old man. Endoscopic examination showed a submucosal tumor 30mm in size, in the lesser curvature of the lower body of the stomach. Endoscopic ultrasonography (EUS) showed a …

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献1件

  • 肺犬糸状虫症の1例

    伊藤 恵介, 児島 康浩, 中村 敦, 山田 保夫, 片山 良彦, 武内 俊彦 日本胸部疾患学会雑誌 34 (2), 231-235, 1996

    A 41-year-old man was admitted to the hospital for detailed evaluation of chronic hepatitis C. A nodular shadow (15×15mm) was detected in the left middle lung field on a chest X-ray film. …

    DOI PubMed 医中誌 被引用文献7件 参考文献14件

  • 膀胱近傍の腫瘤性病変に対する膀胱全層生検法の応用

    星, 宣次, 折笠, 精一, 鈴木, 謙一, 金田, 隆志, 近田, 龍一郎, 前原, 郁夫, 加藤, 弘彰 泌尿器科紀要 40 (11), 981-985, 1994-11

    ...経尿道的あるいは経皮的膀胱全層生検法は非侵襲的で簡単に施行でき安全性も高く, 膀胱癌の深達度診断, neoadjuvant療法の評価に加えて, 膀胱近傍の腫瘤性病変の質的診断にも応用でき, 今後一般的な検査法となることが十分期待される...

    HANDLE 医中誌

  • 免疫不全患者の呼吸器感染症に対する気管支鏡検査の意義

    谷川 恵, 安部 幹雄, 細川 芳文, 雨宮 英子, 松本 建志, 井上 昌彦, 北村 登, 勝呂 元, 弘田 達哉, 庄田 利明, 高橋 典明, 仲谷 善彰, 堀江 孝至 気管支学 16 (2), 111-119, 1994

    ...経気管支肺生検法と気管支肺胞洗浄法は, 胸部X線上びまん性陰影を呈する場合, 感染症と非感染性肺合併症との鑑別に有用であった。免疫不全患者の肺感染症に対する気管支鏡検査の目的は, (1)感染症治療目的での起炎微生物の検出, (2)今後の化学療法に備えて陳旧性病巣の確認, (3)非感染性肺合併症との鑑別に分類できる。...

    DOI 医中誌 被引用文献1件

  • 浸潤性膀胱腫瘍に対する経尿道的全層生検法

    星 宣次, 折笠 精一, 吉川 和行, 斎藤 誠一, 大山 力, 佐藤 信, 川村 貞文, 鈴木 謙一 日本泌尿器科学会雑誌 85 (5), 715-721, 1994

    ...全層生検は恥骨上部の正中より経皮的に行ってきたが, 今回新たにより非侵襲的な経尿道的全層生検法を開発した. 方法は仙骨麻酔下に, 新たに作製した18G. の35cmの Crown-Core-Cut 生検針 (日本ユーロテック), BIP自動穿刺装置 (日本ユーロテック), 経尿道的に挿入した20Fの硬性腎盂鏡を用いて行った....

    DOI PubMed 医中誌 被引用文献3件

  • 内視鏡併用縦隔鏡下リンパ節生検法

    吉澤 潔, 森田 純二, 三浦 一真, 環 正文, 増田 栄太郎, 石倉 久嗣 日本呼吸器外科学会雑誌 8 (2), 148-153, 1994

    This new technique of mediastinoscopy using instruments of video-assisted thoracic surgery (VATS) is carried out under general anesthesia. The mediastinoscope is introduced as usual. Through the …

    DOI 医中誌

  • 蜂窩織炎原因菌検出に関する検討 ―A群β溶血性連鎖球菌マウス実験的感染症とPCRの応用―

    下江 敬生 日本皮膚科学会雑誌 104 (12), 1427-, 1994

    ...原因菌を皮膚病変から直接に検出することが困難とされている蜂窩織炎の感染モデルを作成し,菌の検出方法について検討した.従来から報告されている,皮膚生検法,needle aspiration法と切開圧迫法の3法で感染モデル病巣内のA群β溶血性連鎖球菌(A群溶連菌)の培養による検出限界を比較した.皮膚生検法は他の2法に比べ,有意に菌の検出率が高かった.さらに少量の菌を検出するため,A群溶連菌のM蛋白を支配...

    DOI 医中誌 被引用文献1件

  • 合併症からみた経皮的腎生検法の評価

    河本 順子 日本腎臓学会誌 34 (7), 789-799, 1992

    Three hundreds percutaneous renal biopsy cases were analyzed for recorded clinical complications retrospectively. Incidence of fever (237.5°C), pain, and decrease in hematocrit (≥4%) was 21%, 28%, …

    DOI PubMed 被引用文献1件

  • フッ化ナトリウムと塩酸ピリドキシン併用の有用性

    田中 久美子, 伊藤 明, 藤井 誠史郎, 福田 實, 荒川 浩久, 飯塚 喜一 口腔衛生学会雑誌 42 (1), 7-17, 1992

    ...次に, 牛歯エナメル質より作製したエナメルブロックにNaFとVB<SUB>6</SUB>・HClの併用溶液 (pH4.5) を作用させ, 酸生検法にて検討した。その結果, エナメル質最表層部 (脱灰1回目) のF濃度ではNaF単独溶液を作用させたエナメル質と有意差は認められなかったが, 脱灰2回目以降の深層では, 有意に高いF濃度を示した。...

    DOI 医中誌

  • 膀胱癌深達度診断のための経皮的膀胱壁全層針生検

    小野 久仁夫, 折笠 精一, 星 宣次, 吉川 和行, 栃木 達夫, 神部 広一 日本泌尿器科学会雑誌 83 (10), 1681-1688, 1992

    ...<br>この生検法により, 術前に正確な組織学的深達度を判定できるのみならず, 進行性膀胱癌に対する集学的治療の治療効果を組織学的にモニターでき, 個々の症例に応じた適切な治療計画が可能である....

    DOI PubMed 医中誌 被引用文献2件

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