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検索結果 15,062 件

  • 存在論的恐怖が異性身体の選好に及ぼす影響

    長部 恵美, 福島 治 社会心理学研究 39 (3), 212-219, 2024-03-31

    <p> In line with Singh (1993, 1995), this study aims to examine how mortality salience influences individuals’ preference for line drawings of the opposite sex’s body shape. Followed by mortality …

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  • 尿失禁・骨盤臓器脱に対する予防理学療法の可能性

    田舎中 真由美 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 18-18, 2024-03-31

    ...2014年国際女性機能学会 (ISSWSH:International Society for the Study of Women's Sexual Health)及び北米閉経学会 (NAMS:North American Menopause Society)により、新しく閉経関連尿路生殖器症候群 (Genitourinary Syndrome of Menopause:GSM)が提唱され、GSM...

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  • 婦人科がん患者の治療と仕事の両立支援に関する介入 ~システマティックレビュー~

    久原 聡志, 樋口 周人, 舩津 康平, 村上 武史, 原田 有理沙, 高木 絵里子, 立石 清一郎, 佐伯 覚 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 391-391, 2024-03-31

    ...<p>【目的】</p><p>婦人科がんは、生殖器官に発生するがんの総称で、具 体的には子宮がん、卵巣がん、子宮頚がんなどが含まれる。がんの種類によって好発年齢は異なるものの、20代から50代の 就労世代で多く罹患する疾患の1つである。近年では、治療技術の進歩によって婦人科がん罹患後の生存率は改善傾向にあり、治療と仕事の両立支援 (両立支援)のニーズも高まることが予想される。...

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  • 男性不妊と物語 ―実証研究とメディア表象の異同に関する一考察

    倉橋, 耕平, KURAHASHI, Kohei 創価人間学論集 (17) 85-108, 2024-03-30

    ...その中心をなす男性不妊の当事者への聞き取り調査は、男性にとって男性不妊症がスティグマになること、不妊治療によって子どもを得ることでスティグマを解消できること、性的・生殖能力の問題である以上に「夫婦(家族)の問題」であることを解明してきた。 しかし、当事者の研究が中心であるため、物語(小説・映画・マンガなど)においてどのように表象されているのか、という点についての検討を行っていない。...

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  • 医原性早発卵巣不全の不妊女性3例に対するエストロゲン療法の治療経験

    栗谷 佳宏, 久保田 哲, 澤田 真明, 高尾 徹也, 森重 健一郎, 竹村 昌彦 産婦人科の進歩 76 (1), 32-37, 2024-02-01

    ...まで至ったのは卵 巣子宮内膜症性囊胞摘出術後1例,乳癌化学療法後1例,これら2例の7周期であり,タイミング療法1周 期,人工授精5周期,採卵1周期を実施した.採卵では1個の成熟卵子を得たが体外受精後に分割胚で発 育停止となり,凍結に至らなかった.36周期における卵胞発育率は19.4%であった.妊娠成立例はい なかったが早期に治療を開始すれば卵胞発育は得られやすかった.POIの症例においては積極的に生殖補助医療...

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  • 上部尿路腫瘍に対する腎温存の経験と生検病理組織の解析

    稲元 輝生, 辻野 拓也, 小村 和正, 前之園 良一, 東 治人 日本レーザー医学会誌 44 (4), 386-390, 2024-01-15

    <p>上部尿路上皮がん(upper urothelial carcinoma: UTUC)に対する温存療法は1 cm未満の小さい孤立性の低グレードかつ低リスクのUTUCなら腎盂尿管鏡(ureteropyeloscope: URS)にレーザーアブレーションを併用した低侵襲治療で腎温存療法の成績が比較的良好であることが最近報告されている.加えてURSの利点として,治療前に病理組織診断が可能であること…

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 尿路上皮癌におけるポルフィリン代謝経路利用蛍光尿細胞診の有用性

    三宅 牧人, 中井 靖, 藤本 清秀 日本レーザー医学会誌 44 (4), 365-372, 2024-01-15

    ...<p>近年の泌尿生殖器系悪性腫瘍における光力学的診断技術の導入は目覚ましい.2017年12月,筋層浸潤性膀胱癌の経尿道的手術時の可視化・ナビゲーションのための診断薬としてアミノレブリン酸塩酸塩が本邦で保険承認された.我々は,筋層非浸潤性膀胱癌治療後の経過観察の簡便化かつ低侵襲化を目標に,ポルフィリン代謝経路利用蛍光尿細胞診を開発してきたので,その経緯,現状,展望を紹介する.</p>...

    DOI Web Site 参考文献10件

  • 片側腎無形成に生殖器異常を合併した4女児例

    元吉 八重子, 松本 佳余子, 白 朋子, 清原 鋼二 日本小児腎臓病学会雑誌 37 (0), 15-20, 2024

    ...<p>生殖器異常を合併した片側腎無形成の4女児例を報告する.1例目は12歳時に発症した月経モリミナを契機に,2例目は12歳時に右子宮の留血症に感染症を合併したことを契機に,生殖器異常と診断された.以後当院では,片側腎無形成の女児には6歳でMRIを行い,生殖器異常の有無を確認した.3例目と4例目はいずれも6歳の時点でobstructed hemivagina and ipsilateral renal...

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 体性-自律神経反射メカニズムとその高齢者医療・介護への応用

    堀田 晴美, 鈴木 はる江 自律神経 61 (1), 51-55, 2024

    ...嚥下困難などの徴候は,日常生活活動度の低下と関連する.日常生活を支える自律神経の機能を解析,評価し,制御することで高齢者の健康維持に効果的なツールを生む可能性があると考え,我々は,日常生活動作に伴う体性-自律神経反射のメカニズムの研究を進めてきた.軽微な皮膚刺激,骨格筋の収縮,食べ物を飲み込むときのような咽頭粘膜の刺激が,体性感覚神経を介して自律神経系の活動を変化させ,それによって心血管機能,泌尿生殖機能...

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  • 不妊症に対する先進医療:子宮内環境検査

    田村 和広, 久慈 直昭 ファルマシア 60 (3), 203-208, 2024

    ...タイミング法, 人工授精のほか, 生殖補助医療・ART (採卵, 採精, 体外受精・顕微授精, 胚凍結保存, 胚培養・移植)に加えて, 先進医療として, 子宮内環境検査も保険診療と併用できるようになった。ARTにおいて適切な着床時期を調整する際には, 脱落膜化した子宮内膜を網羅的に遺伝子解析する子宮内膜受容能検査(ERA)等を行い, この結果に基づいて至適な時期に胚盤胞の移植を行うことがある。...

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  • がん遺伝子パネル検査からみえる昭和大学病院のがんゲノム医療の課題

    竹内 抄與子, 吉田 玲子, 有泉 裕嗣, 桑山 隆志, 角田 卓也, 中村 清吾 昭和学士会雑誌 84 (1), 82-93, 2024

    ...遺伝子パネル検査が保険収載され,昭和大学病院では,2020年7月よりがん遺伝子パネル検査が開始された.2022年12月までに160例を実施,エキスパートパネル(以下,EP)到達例は159件で,そのうち84例(52.8%)に遺伝子変異に基づく治療が推奨され,15例(18%)が薬剤投与に至った.しかし,EP到達例のうち15例(9.4%)が推奨治療を提示されたものの提示から3か月未満で死亡されていた.また,生殖細胞系列由来...

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  • 下部尿路機能障害と性機能障害の診方

    内山 智之, 山本 達也, 榊原 隆次, 村井 弘之 自律神経 61 (1), 46-50, 2024

    ...なものとして,下部尿路機能障害(旧排尿障害)や性機能障害がある.下部尿路症状には蓄尿症状と尿の排出症状(排尿症状・排尿後症状)がある.下部尿路症状とその原因の把握には,質問票などの活用のほか,医療者側からの積極的な病歴聴取が有用である.下部尿路機能障害の病型の正確な把握は非専門医には難しいが,排尿日誌や残尿測定の活用は病型や原因の推察と適切な診療に役立つ.性機能症状には,性的関心や性衝動(性欲)と生殖器自体...

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  • 股関節正面X線撮影における生殖腺防護シールドの画質への影響

    伊藤 樹, 川畑 朋桂, 小野寺 崇 日本放射線技術学会雑誌 80 (3), 296-303, 2024

    ...【結果】生殖腺防護シールドを配置するとSdNRは4.6%低下し,生殖腺防護シールドが画質を低下させる結果となった.また,照射野サイズを適正に絞ると,撮影線質によってSdNRは微増減したが,生殖腺防護シールドの有無におけるSdNRの変化量にくらべ,わずかであった....

    DOI Web Site PubMed 参考文献13件

  • 1.体細胞変異の視点から理解する母斑症(神経皮膚症候群)の病態と治療

    武内 俊樹 日本皮膚科学会雑誌 133 (13), 3057-3063, 2023-12-20

    ...<p>皮膚および神経に症状を呈する母斑症(神経皮膚症候群)は,皮膚科医と小児科医がともに診療に関わる機会が多い.母斑症は,生殖細胞系列の遺伝子変異にセカンドヒットが加わって発症する疾患群と,体細胞変異のみによって発症する疾患群とに大別される.分子遺伝学的な病態解明と分子標的薬の進歩により,母斑症の治療可能性が増えてきている.診療面では,長期的に多岐にわたる症状に対応するため複数科連携が必須となる....

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  • Li-Fraumeni症候群病的バリアント保持者の配偶者に妊娠を契機に発症したと考えられる絨毛癌の1症例

    國宗 勇希, 岡山 直子, 児玉 雅季, 森重 彰博, 中原 由紀子, 深野 玲司, 岩永 隆太, 前田 訓子, 岡田 真希, 木村 相泰, 福田 進太郎, 末廣 寛, 伊藤 浩史 遺伝性腫瘍 23 (3), 104-108, 2023-12-15

    ...<p> Li-Fraumeni症候群(Li-Fraumeni syndrome;LFS)は,<i>TP53</i>の生殖細胞系列の病的バリアントによって発症する遺伝性疾患である.症例は3人の子の母親で,第1子はこれまでに5度悪性腫瘍に罹患し,第2子も骨肉腫に罹患している.母親は第3子(未発症)の出産9カ月後に肝臓の絨毛癌のため40歳で死亡している.第1子は<i>TP53</i>の生殖細胞系列病的バリアント...

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  • プラスミノゲン欠損症女児の歯肉にみられた難治性偽膜病変

    安藤 早礎, 秋山 茂久, 山根 尚弥, 村上 旬平 日本障害者歯科学会雑誌 44 (3), 282-288, 2023-10-31

    ...プラスミノゲン欠損症はⅠ型プラスミノゲン欠損症(低プラスミノゲン血症)と,Ⅱ型プラスミノゲン欠損症(プラスミノゲン異常症)に分類されるが,臨床症状を認めるのは主にⅠ型である.Ⅰ型プラスミノゲン欠損症は創傷治癒過程においてフィブリンを分解できず,粘膜に木質性の偽膜を形成する.最も一般的な臨床症状はリグニアス結膜炎で,結膜に偽膜を反復形成する.結膜以外には中耳,口腔粘膜,咽頭,十二指腸,気道および女性生殖器...

    DOI 医中誌

  • 近赤外分光法を用いたキタムラサキウニ生殖巣重量および生殖巣指数の非破壊評価

    木村 優輝, 木宮 隆, 吉田 周平, 伊藤 瑞姫, 保科 由智恵, 西川 正純 日本食品科学工学会誌 70 (10), 495-503, 2023-10-15

    ...<p>食用ウニ類は外観から生殖巣重量や生殖巣指数を予測することが困難である. 本研究では, 青果物の内部品質の非破壊評価に広く用いられている透過方式の近赤外分光装置を用いて, キタムラサキウニ (<i>Strongylocentrotus nudus</i>) の生殖巣重量および生殖巣指数の評価手法の開発を試みた....

    DOI Web Site Web Site 参考文献6件

  • 大学病院における医療職者の努力–報酬不均衡モデルによる職業性ストレスと労働災害・医療事故との関係

    錦谷 まりこ, 伊豆倉 理江子, 澤渡 浩之, 城戸 瑞穂, 守屋 普久子, 川波 祥子, 安元 佐和, 武冨 貴久子, 藤野 ユリ子, 永吉 絹子, 加藤 聖子, 中島 直樹, 樗木 晶子 労働安全衛生研究 16 (2), 117-125, 2023-09-30

    <p>九州北部の5つの大学病院で働く対人業務のある医療専門職を対象に,2020年に労働災害や医療事故の発生状況を調査し,リスク要因を探索的に評価した.4職種(看護師1,305人,医師481人,放射線技師90人,薬剤師51人)を抽出し,過去1年間の労働災害および医療事故の発生とヒヤリ・ハット経験の回答に基づき職種別に高リスク群と低リスク群に分け,精神健康調査GHQ,主観的健康感,努力–報酬不均衡モ…

    DOI Web Site 参考文献27件

  • 日本における食品添加物規制の現状と課題

    中山 敬太 場の科学 3 (2), 51-73, 2023-09-30

    ...本稿では、食品添加物の一種で人工甘味料である「アスパルテーム」を事例として取り上げ、日本における食品添加物規制の現状を把握しレビューした上で、関連する諸外国の動向や先行研究等を踏まえて、「発がん性」や「生殖遺伝毒性」に関するリスク認知の「誤謬」と食品添加物等に対する各種基準値設定をめぐるアプローチとその効果の「誤謬」が 存在していることを示し、その本質的な課題について明らかにした。...

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  • 膵癌化学療法の最前線―がん遺伝子異常とプレシジョンメディシン―

    小林 智, 上野 誠, 古瀬 純司 日本消化器病学会雑誌 120 (8), 629-638, 2023-08-10

    ...<p>膵癌におけるプレシジョンメディシンとして,生殖細胞系列<i>BRCA</i>遺伝子異常を有する患者に対するオラパリブが既に実装されているが,治療標的となる遺伝子異常はいまだ少ない.現在,遺伝子相同組み換え修復に関わる遺伝子異常や,膵癌患者の90%以上に認められる<i>KRAS</i>遺伝子変異,<i>KRAS</i>遺伝子に変異がない場合に認められることがある融合遺伝子を有する患者に対する分子標的治療薬...

    DOI PubMed

  • 片側付属器摘出術後の再発卵巣境界悪性腫瘍に対し,術中採卵を実施した1例-症例報告と文献的考察-

    久保田 哲, 栗谷 佳宏, 海野 ひかり, 隅蔵 智子, 森重 健一郎, 松岡 圭子, 竹村 昌彦 産婦人科の進歩 75 (3), 336-343, 2023-08-01

    卵巣境界悪性腫瘍に対して,初回手術で妊孕性温存手術として片側付属器摘出を行った後,温存した卵巣に再発すると残存卵巣摘出が必要となり妊孕性は廃絶する.再手術の際に術中採卵を行ったうえで胚または未受精卵子の凍結を行うことは,妊孕性温存のための1つの手段となりえる.23歳でStage IB(FIGO 2014)の卵巣漿液性境界悪性腫瘍に対して,左付属器摘出術+右卵巣腫瘍摘出術+大網部分切除術による妊孕…

    DOI Web Site 医中誌

  • HBOC診療における膵腫瘍のマネジメント

    阿部 紘大, 北郷 実, 小林 佑介, 増田 健太, 関 朋子, 小坂 威雄, 小野 伊久美, 三須 久美子, 中村 康平, 内田 明花, 舩越 建, 竹内 麻理, 小崎 健次郎, 青木 大輔, 北川 雄光 遺伝性腫瘍 23 (1), 12-16, 2023-06-30

    ...Endoscopic Ultrasound; EUS)でサーベイランスを行うことで,膵癌の早期発見率の向上および生命予後延長が示されてきた.そのため,『遺伝性乳癌卵巣癌(HBOC)診療ガイドライン 2021年版』1)では,家族歴が濃厚な膵癌家系や<i>BRCA1/2</i>を含む計10遺伝子の病的バリアント保持者に対する膵臓サーベイランスが推奨されている.当院では,2021年4月に産婦人科(婦人科,生殖班...

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  • ゴトウカタアシクラゲ (ヒドロ虫綱花クラゲ目) の琉球列島からの初記録

    戸篠, 祥, 峯水, 亮, 兼城, 涼香 Fauna Ryukyuana 67 1-5, 2023-05-19

    ...本種の特徴として, 傘は釣鐘状で放射管は4本, 口柄は単純で口唇を欠く, 生殖巣は口柄上に発達し,4本のソーセージ状の突起を形成する, 傘縁に4個の傘縁瘤を備え, そのうちの一箇所から1本の棍棒状触手が伸長することが挙げられる. 本報告はゴトウカタアシクラゲの琉球列島からの初記録となるとともに, 本種の2例目の出現記録となる....

    機関リポジトリ HANDLE

  • 創薬開発に期待されるNew Approach Methodの行政的な受け入れについて

    小島 肇夫, 平林 容子 日本薬理学雑誌 158 (3), 269-272, 2023-05-01

    ...以下,代替法と記す)を利用した安全性評価の要‍望が増えている.ただし,動物実験で捉えられる多様な現象を,従来開発されてきたような,ひとつの代替法で網羅できないことは明らかであり,そもそも動物実験データとの比較に留まりヒトの毒性を評価す‍る‍こ‍とを想定していない場合もある.そこで,創薬開発にNew Approach Method(NAM)の活用への期待が高まっている.本稿では,NAMの事例として,生殖毒性試験...

    DOI Web Site PubMed 参考文献1件

  • 試験管内精子形成の現状と可能性

    小川, 毅彦, Ogawa, Takehiko 横浜医学 74 (2), 79-83, 2023-04-30

    ...生殖細胞の基礎研究は過去30年間に飛躍的に進歩・発展してきた.また,生殖細胞を培養する技術,精子形成を誘導する培養方法などの技術面での進展も目覚ましい.マウスにおいては精巣組織片を培養して精子幹細胞から精子産生も可能となった.さらには,ES/iPS細胞から培養下において精子を作ることさえ可能になっている.しかしながら,これらの技術のヒトへの応用はこれからの課題である.本章では,試験管内精子形成という...

    機関リポジトリ 医中誌

  • プレシジョンメディスン

    森實 千種, 松林 宏行, 金井 雅史 膵臓 38 (2), 107-114, 2023-04-28

    ...<p>『膵癌診療ガイドライン2022年版』では,新たにプレシジョンメディスングループが設置され,診断(D4~D8),治療(LC4/MC4)についてCQやステートメントが作成された.家族性膵臓癌の概念から,がん素因遺伝子やサーベイランスに関する研究が進み,膵癌では生殖細胞系列の遺伝子検査が弱く推奨される(D6).治療に関しては,POLO試験において,生殖細胞系列の<i>BRCA1/2遺伝子変異</i>...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 社会性昆虫における労働分業の維持機構

    下地 博之, 田中 康就 比較生理生化学 40 (1), 54-61, 2023-04-10

    ...コロニーは生殖を担う生殖個体と,それ以外のすべての作業を行う非繁殖の労働個体(ワーカー)による2つのサブグループで構成されている。 さらに,ワーカーの間でも労働に関する分業が生じており,ワーカーはコロニー内で異なる仕事に従事している。ワーカー間の労働分業は社会進化と密接に関係しており,分業の維持機構は個体レベルからコロニーレベルまで幅広く研究されている分野である。...

    DOI Web Site 参考文献84件

  • <i>BRCA2</i>遺伝子に同一病的バリアントを認めた男性乳癌の2例

    名嘉山 一郎 遺伝性腫瘍 22 (4), 97-100, 2023-03-31

    ...<p> 男性乳癌の診療にあたっては遺伝的背景を念頭に置いた適切な情報提供が不可欠だが,十分な検討をされることはいまだ少ない.今回,生殖細胞系列<i>BRCA2</i>に同一病的バリアントを認めた男性乳癌2例を経験した.男性乳癌は女性と比較すると発症年齢が高く,ホルモン受容体陽性・浸潤性乳管癌かつ進行癌であることが多く,この2例でも同様であった.また,ともに乳癌や膵臓癌という遺伝性乳癌卵巣癌(hereditary...

    DOI 医中誌

  • 不妊治療中に子宮内膜癌と診断されたLynch症候群の2例

    一木 愛, 野村 秀高, 箕浦 祐子, 幅野 愛理, 金子 景香, 植木 有紗, 中島 健, 金尾 祐之 遺伝性腫瘍 22 (4), 101-105, 2023-03-31

    ...<p> Lynch症候群(Lynch syndrome;LS)は,常染色体顕性遺伝(優性遺伝)の形式をとり,適切な診断とサーベイランスにより,発端者ないし血縁者のがんの早期発見・治療を実現する可能性がある.とくに生殖年齢のLS患者において,子宮内膜癌の早期発見・治療は妊孕性温存可否にかかわる重要な問題である.今回,不妊治療中に30代前半で子宮内膜癌が発見され,<i>MSH2</i>の病的バリアントを...

    DOI 医中誌

  • 野生動物におけるiPS細胞の樹立および生殖細胞の体外作製

    清水 弘大, 黒坂 哲 近畿大学先端技術総合研究所紀要 (28) 15-27, 2023-03-31

    ...本稿では、多能性幹細胞から生殖細胞を作製することが域外保全の発展に貢献する可能性があると考え、iPS細胞の樹立および生殖細胞の体外作製について、先行研究を体系的にまとめることにより、遺伝的多様性の低下・人工繁殖の難航化・生殖細胞の回収が困難であることへの解決策を提案することを目的とする。...

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • <i>BRCA2</i>の病的バリアントを有する切除不能進行膵臓癌患者とその血縁者に対する遺伝カウンセリングの経験

    井上 慎吾, 鈴木 哲也, 浅川 真巳, 芦沢 直樹, 中田 晴夏, 中山 裕子, 矢ケ崎 英晃, 石黒 浩毅, 斎藤 亮, 平山 和義, 古屋 信二, 白石 謙介, 庄田 勝俊, 赤池 英憲, 河口 賀彦, 細村 直弘, 雨宮 秀武, 川井田 博充, 市川 大輔 遺伝性腫瘍 22 (4), 112-116, 2023-03-31

    ...<p> 切除不能進行膵臓癌に対する生殖細胞系列における<i>BRCA1/2</i>の遺伝学的検査は,PARP(poly ADP-ribose polymerase)阻害薬の適否を決めるコンパニオン診断として認可を得たが,遺伝性乳癌卵巣癌症候群(hereditary breast and ovarian cancer syndrome ; HBOC)の確定診断にもなることが十分に認識されていない....

    DOI 医中誌

  • POHaDの観点からみる神経発達症発症リスク

    舘花 美沙子, 大隅 典子 DOHaD研究 11 (2), 52-62, 2023-03-31

    ...このような、雄性生殖細胞の持つ疾患発症リスクが実際に疾患を引き起こす分子メカニズムやその相互作用の解明は、新たな治療法・予防法の開発にもつながると期待される。本稿では、とくに父加齢に着目して、雄性生殖細胞で起こりうるエピゲノムの変化について紹介する。...

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  • 生物の分類に必要な数量的思考 : 進化を学ぶ前にできること

    樋口 真之輔 研究紀要 : 神戸大学附属中等 論集 7 15-21, 2023-03-31

    ...まず、生徒は脊椎動物のそれぞれの分類群に属する生物を、棲息環境、生殖様式、呼吸のしかたといった観点での共通点・相違点を数量化した表を作成した。この表を基に、生徒は手計算が可能な系統樹構築の手法であるUPGMA(平均距離法)により、簡易な系統樹を作成した。本取組みにより、生徒が系統の階層性や中間的な分類群の存在を認識でき、以降の学習で進化の視点を踏まえて生物系統を 考えるための素地を形成できた。...

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  • 遺伝子検査の総論

    松下 一之 日本外科感染症学会雑誌 20 (1), 2-11, 2023-03-31

    ...今後は難病や生殖医療などでも保険診療が予定されている。本稿では「外科医が知っておきたい遺伝子検査の活用法と今後の展望」について概説する。次世代シークエンサー(next generation sequencing:NGS)が日常の診療現場に導入されているが基本的な診療上の注意点や考え方は遺伝子関連検査で共通である。...

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  • 血管肉腫の同胞発症がみられた1家系

    勝部 暢介, 佐治 重衡, 岡野 舞子, 石野 淳, 高橋 昌一, 後藤 政広, 牛尼 美年子, 菅野 康吉, 吉田 輝彦, 野水 整 遺伝性腫瘍 22 (4), 106-111, 2023-03-31

    ...脾臓などに,一部は下大静脈や肺動脈,大動脈に発生することが知られている.海外では家系内に血管肉腫が多発する例がいくつか報告されているが,本邦では家族性あるいは遺伝性血管肉腫に関する報告はみられない.今回,同胞で血管肉腫を発症した1家系を経験した.発端者は40歳時に心臓血管肉腫と診断された女性である.その後,発端者の兄が50歳時に肝血管肉腫と診断された.海外の報告では,<i>POT1</i>遺伝子の生殖細胞系列病的...

    DOI 医中誌

  • 農業生物遺伝資源の超低温保存技術の基礎と応用

    田中 大介, 江花 薫子 農研機構研究報告 2023 (13), 35-45, 2023-03-31

    ...,人口増加などにより,遺伝資源の多様性が脅かされている.遺伝的な多様性保全は,貴重な資源を次の世代に伝えるための最も重要な課題のひとつである.したがって,遺伝資源を最適な条件下で長期にわたり維持・保管することが急務である.液体窒素を用いた超低温保存は,遺伝資源を維持する上で最も信頼性が高く,コスト効率とスペース効率が高く,安全な方法である.植物の茎頂分裂組織,菌糸体,胚,精子,精巣,卵巣および始原生殖細胞...

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  • カメルーン女性障害者における障害とジェンダー

    戸田 美佳子 文化人類学 87 (4), 653-669, 2023-03-31

    ...その主眼となるのは、性と生殖に関する権利と、コミュニティ・ケアの是非に関する対照的な見解である。本稿では、フェミニズム研究と障害学の社会モデルの問題点を女性障害者の視点から整理したうえで、カメルーンの都市と農村で生活する成人女性障害者を事例に、地域社会におけるジェンダー役割が彼女らの生業とケアの関係性にいかに影響を及ぼしているのかを考察することにある。...

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