検索結果を絞り込む

本文・本体へのリンク

検索結果 43 件

  • 1 / 1

  • 生命金属科学:これまでも,これからも

    津本 浩平 ファルマシア 59 (3), 171-171, 2023

    薬学においては、有機化学はもとより、代謝学、毒性学、薬物送達学を始めとする種々の領域も、実は生命金属が研究対象となる中核の一つである。生命金属をどう理解し、どう検出し、どう利用するか、まさに「生命の金属元素戦略」そのものが、これまでも、そしてこれからも、大きな課題である。種々のアプローチを融合した「生命金属科学」という領域の発展に期待がかかる。

    DOI

  • デコイ分子によりシトクロムP450BM3を騙してガス状アルカンを水酸化させる新規手法

    STANFIELD Joshua Kyle, 荘司 長三 Journal of the Japan Petroleum Institute 65 (3), 79-87, 2022-05-01

    <p>シトクロムP450BM3(P450BM3)は,長鎖脂肪酸を水酸化する金属酵素である。P450BM3は長鎖脂肪酸と構造が大きく異なる非天然基質に対しては,通常は不活性状態のままであり,水酸化反応は進行しない。本総説では,長鎖脂肪酸に構造が似ているデコイ分子(疑似基質)を用いてP450BM3を騙し,長鎖脂肪酸以外の基質を水酸化させる独自のアプローチを解説する。デコイ分子を用いる手法は,野生型P…

    DOI Web Site Web Site 参考文献17件

  • 田中 久先生を偲んで

    杉浦 幸雄 ファルマシア 56 (9), 865-865, 2020

    田中 久先生が去る5月10日に逝去された。先生は1965年に京都大学薬学部の放射性薬品化学講座の教授に就任され、1982年には出身の薬品分析学講座に移られた。先生は広い包容力で多くの優秀な人材を育成された。田中先生は大変ダンディーで品格があり、かつ優しく芯の通った方で、常に学生に寄り添っておられた。先生の趣味は鉄道、旅行、山スキー、ドイツ歌曲と多彩でした。先生の気品のある笑顔が見られなくなり本当…

    DOI

  • 鉄の生物無機化学

    三野 芳紀 薬学雑誌 138 (3), 373-387, 2018-03-01

     The X-ray crystallographic analysis of the single-crystal mugineic acid-Cu(II) complex showed that mugineic acid acts as a hexadentate ligand. Mugineic acid, a typical phytosiderophore, shows a …

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献38件

  • 定年退職の方々を送る / 理学の本棚 第20回

    ゲラー, ロバート, 河合, 研志, 赤坂, 甲治, 岡, 良隆, 池田, 安隆, 茅根, 創, 大塚, 孝治, 福嶋, 健二, 小橋, 浅哉, 鍵, 裕之, 柴橋, 博資, 髙田, 将郎, 田嶋, 文生, 野崎, 久義, 永原, 裕子, 田近, 英一, 早野, 龍五, 櫻井, 博儀, 吉井, 譲, 土居, 守, 小野塚, 朗, 塩谷, 光彦 東京大学理学系研究科・理学部ニュース 48 (6), 5-15, 2017-03-20

    .../退職にあたり/永原裕子先生を送る/311号室を去るにあたって/早野龍五先生を送る/定年を迎えて/吉井先生ご定年によせて/川の流れのように/「クライトン 生物無機化学」...

    HANDLE Web Site

  • SCCJ Cafe – Season 5 –生命現象の分子科学 (1) 「黎明期の生体分子科学」

    高妻 孝光 Journal of Computer Chemistry, Japan 15 (1), A3-A6, 2016

    ...20世紀は,生命現象をつかさどる物質の理解が進んだ時代である.量子力学の発展とともに,複雑な化合物の量子化学的理解が進んだ.そして,分子生物学,構造生物学,生物無機化学が誕生し,今や,生命現象を分子レベル,原子レベルで理解し,大規模な計算によって,その詳細を知る時代となっている.本稿では,19世紀後半から20世紀中期までの科学とともに成長してきた黎明期の生体分子科学について概観する....

    DOI Web Site 参考文献8件

  • 鉄を含むタンパク質 : その多様な構造と反応性(ヘッドライン:生物無機化学-生体の中で働く金属イオンの化学-)

    松尾 貴史, 林 高史 化学と教育 54 (9), 474-477, 2006

    バクテリアからヒトに至る全ての生物において,鉄は生命維持に必須の金属である。その中で,含鉄タンパク質の一群をなすヘムタンパク質は,その活性部位にあるヘム(ポルフィリン鉄錯体)上で,多彩な反応性を示す。最近の分光学的測定技術,遺伝子学的実験法の発達により,ヘムタンパク質の機能発現のメカニズムが明らかになると同時に,そのタンパク質の構造的知見をもとにしたヘムタンパク質の機能変換もさかんになってきた。

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 血糖値降下作用を示す Nn型配位様式をもつ亜鉛 (II)錯体

    近藤 真佑子, 吉川 豊, 上西 潤ー, 桜井 弘, 小嶋 良種 微量栄養素研究 18 (0), 73-76, 2001-12-20

    <p>We synthesized new insulinomimetic zinc(II) complexes of amine derivatives with Zn(Nn) coordination mode. The insulinomimetic activity was estimated by the inhibitory effect on free fatty acid …

    DOI

  • 生物無機化学とは? : その起源と特色(<特集>化学とその境界領域)

    中原 昭次 化学教育 29 (4), 256-259, 1981

    ...無機化学・錯体化学と生化学との境界領域にも, こうして世界の科学者の注目が集まり, 今日では"生物無機化学Bioinorganic Chemistry"とか"無機生物化学Inorganic Biochemistry"という呼称がすっかり定着してしまった。本稿ではこの新しい分野の誕生の経緯と特有の研究方法について概観し, またその使命や将来への展望などについて記述したい。...

    DOI Web Site

  • 1 / 1
ページトップへ