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検索結果 16,601 件

  • 増刊号 内科医のための臨床問題集 一般問題 一般問題-Question1〜68

    永井 英明, 中島 啓, 皿谷 健, 長門 直, 浅井 信博, 三鴨 廣繁, 羽田野 義郎, 落合 佑典, 二村 恭子, 田巻 弘道, 髙梨 敏史, 金子 祐子, 白井 悠一郎, 桑名 正隆, 中西 研輔, 金城 光代, 矢島 隆宏, 鈴木 淳司, 鈴木 みなみ, 大町 侑香, 福岡 秀規, 宮田 崇, 有馬 寛, 向笠 浩司, 田辺 晶代, 沖 隆, 田上 哲也, 赤司 朋之, 五島 大祐, 竹内 靖博, 藤原 和哉, 出口 隆造, 三原 弘, 梶原 祐策, 福島 範子, 万波 智彦, 丸山 昭洋, 野々垣 浩二, 牛島 洋子, 石川 裕一, 横山 泰久, 高橋 直樹, 藤島 直仁, 北尾 章人, 泉家 康宏, 森下 健太郎, 奥村 貴裕, 渡邉 将央, 西 淳一郎, 佐藤 健朗, 井口 保之, 竹川 英宏, 津久井 大介, 五十嵐 晴紀, 山口 啓二, 神谷 雄己, 北﨑 佑樹, 井川 正道, 吉村 元, 柏木 秀行, 丹羽 成彦, 植西 憲達, 石丸 裕康 medicina 61 (4), 327-366, 2024-04-01

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  • 前頚部圧痛を伴う限局性腫瘤の 1 例

    田中 雄二 日本病院総合診療医学会雑誌 20 (2), 105-107, 2024-03-31

    ...甲状腺疾患が原因である場合も, いくつかの鑑別すべき点が挙げられるが, 前頚部に圧痛を伴う限局性腫脹に対し, 頚部超音波検査を行い, 甲状腺に由来する嚢胞内出血が原因と考えられた一例を経験したので, 報告する。...

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  • 家族性非自己免疫性甲状腺機能亢進症が疑われた1例

    中村 重徳, 小牧 卓司 日本病院総合診療医学会雑誌 20 (2), 98-102, 2024-03-31

    ...約3年間, 甲状腺ホルモン高値, TSH低値を継続した46歳男性を経験した。甲状腺は推定重量52gと肥大していたが, TRAb, TSAb, TgAb, およびTPOAbはいずれも陰性であった。I-123甲状腺摂取率は高値で, シンチグラフィーではびまん性の甲状腺肥大を示した。...

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  • マコガレイ<i>Pseudopleuronectes yokohamae</i> 仔稚魚におけるチロキシン(T<sub>4</sub>)の変化

    柴田 玲奈, 石橋 賢一, 植木 誠, 阿部 倫久, 矢田 崇 La mer 61 (3-4), 311-316, 2024-03-27

    ...マコガレイ <i>Pseudopleuronectes yokohamae</i> の仔魚期から稚魚期にかけての甲状腺ホルモンの一種であるチロ キシン(T<sub>4</sub>)の変化を調べた。孵化後20 日齢(浮遊期)から約120 日齢(稚魚期)におけるT<sub>4</sub> 濃度は,稚魚期において大きく上昇することが認められ,稚魚の発育段階後期で極大値を持つことが示唆された。...

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  • 保存的治療で治癒を得た気管内挿管による広範な気管膜様部損傷の1例

    中村 太陽, 河口 洋平, 今井 健太郎, 梶原 直央, 池田 徳彦 気管支学 46 (2), 119-123, 2024-03-25

    <p><b><i>背景.</i></b>気管内挿管による気管損傷は稀な合併症の一つである.損傷が大きい場合は外科的な修復が治療の選択肢となるが,損傷の状況により保存的治療が選択される場合もある.<b><i>症例.</i></b>77歳,女性.心筋梗塞の加療中に人工呼吸器管理となり,抜管したものの心不全が増悪し再挿管となった.挿管時に喀血を認めたため,気管支鏡検査を施行したところ気管膜様部に3…

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  • 糖尿病透析予防指導における高度腎機能障害患者への運動指導効果

    近藤 源, 光宗 雅人, 梅岡 二美, 宮岡 弘明 日本糖尿病理学療法学雑誌 3 (1), 68-78, 2024-03-21

    【緒言】わが国の透析患者数は増加傾向にあり,新規透析導入の主な原因疾患は糖尿病性腎症である.近年,糖尿病性腎症患者への透析予防指導に診療報酬が算定可能となったが,実際には理学療法士の頻回な介入は難しく,当院でも1サイクル2回の介入にとどまっている.本研究の目的は,糖尿病透析予防指導における糖尿病性腎症患者への少ない回数の運動指導が,運動機能や腎機能および他の臨床検査値に与える影響を検討することで…

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  • Radio Isotope法と術中intact-PTHモニタリングを併用し摘出した縦隔内異所性副甲状腺腺腫の1例

    原田 柚子, 今井 一博, 髙嶋 祉之具, 栗原 伸泰, 栗山 章司, 南谷 佳弘 日本呼吸器外科学会雑誌 38 (2), 99-105, 2024-03-15

    ...<p>症例は74歳女性.血清Caとintact-PTHの高値を指摘され,原発性副甲状腺機能亢進症の疑いで<sup>99m</sup>Tc-MIBI SPECTを実施.右上縦隔に点状の集積を認め,縦隔内異所性副甲状腺腺腫の診断で切除目的に当科へ紹介された.標的病変は縦隔脂肪織内に埋没しており術中局在同定が困難と予想され,<sup>99m</sup>Tc-MIBIを用いたRadio Isotope法と術中...

    DOI Web Site 参考文献10件

  • Killian-Jamieson憩室の臨床的検討

    呉 吉男, 地畠 暁 横浜医学 75 (1), 1-6, 2024-03-01

    ...,甲状腺左葉背面に位置していた.頸部超音波検査の特徴として,甲状腺背面の境界明瞭腫瘤,辺縁低エコー帯,不均一内部エコー,多発高輝度エコー,内部エコーの経時的変化などが本憩室の診断に重要な所見であることが分かった....

    DOI 機関リポジトリ

  • 医師の資質・能力としてのプロフェッショナリズム

    プロフェッショナリズム部会, 宮田 靖志, 野村 英樹, 朝比奈 真由美, 井上 千鹿子, 高宮 有介, 横尾 英孝, 小比賀 美香子, 尾崎 章彦, 高田 真二 医学教育 55 (1), 35-39, 2024-02-25

    <p> 日本医学教育学会プロフェショナリズム部会は過去約20年にわたり医療プロフェショナリズム教育に関する多岐にわたる論点を検討し, 2015年7月には「医師の資質・能力としてのプロフェショナリズム」の原案を策定し, 発表した. これを元にプロフェショナリズム教育の啓発活動を行ってきたが, この原案を文書化していなかった. 今回, 原案の字句の軽微な修正および注釈の追加を行い, …

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  • 内視鏡下甲状腺手術

    北村 守正 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 127 (2), 92-99, 2024-02-20

    ...</p><p> 内視鏡下甲状腺手術は本邦では2016年に良性腫瘍, 副甲状腺腫瘍, バセドウ病に対して, 2018年に悪性腫瘍に対して保険収載されたが, まだ導入している施設は少ない. 今回, 耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域での内視鏡下甲状腺手術の現状を調べるために, 頭頸部がん指定研修施設に対してアンケート調査を行った....

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  • ペムブロリズマブを開始後,急激な進行で死亡したPD-L1高発現のSMARCA4欠損大細胞肺癌の1剖検例

    今尾 舞, 田中 悠也, 池内 美貴, 山本 浩生, 久米 佐知枝, 稲尾 崇, 門田 和也, 大塚 浩二郎, 大林 千穂, 鈴木 雄二郎 肺癌 64 (1), 22-27, 2024-02-20

    ...cT2aN3M1c,stage IVB)と診断した.PD-L1高発現でありペムブロリズマブを開始したが,呼吸状態の悪化を認め治療開始15日目に永眠された.治療開始13日目の胸腹部CTでは原発巣の増大に加え両側胸水の増加およびリンパ管症を疑う広義間質の肥厚を認めていた.剖検ではSMARCA4欠損の大細胞肺癌(yaT4N3M1c,stage IVB)と最終診断した.リンパ節転移が高度であり,顕微鏡的に両側副腎,甲状腺...

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  • 脊椎黄色靭帯骨化と骨棘により神経症状を呈した偽性偽性副甲状腺機能低下症の1例

    髙橋 祐介, 島内 卓, 田中 一成, 巣山 みどり, 酒井 隆士郎, 野口 康男, 江口 正雄, 藤井 敏男 Journal of Spine Research 15 (2), 78-83, 2024-02-20

    ...<p><b>はじめに:</b>偽性偽性副甲状腺機能低下症(pseudopseudohypoparathyroidism:PPHP)はAlbright's遺伝子骨形成異常症(Albright's hereditary osteodystrophy:AHO)と呼ばれる身体的特徴および精神発達遅滞を呈する病態である.PPHPは多彩な骨病変を呈し,脊椎の骨棘や靭帯骨化は脊柱管狭窄の原因となる....

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  • セレン(Selenium;Se)欠乏とその対策

    増本 幸二 外科と代謝・栄養 58 (1), 1-4, 2024-02-15

    ...<p> セレン (Selenium;Se) はヒトにとって欠かせない微量元素の1つであり, 体内では抗酸化作用や甲状腺ホルモンの代謝調節などの機能に関わっている. このSeは体内蓄積が少なく, 吸収障害や需要亢進が生じた場合, あるいは異常喪失が続く場合などに, 血中濃度が低値となる低Se血症を呈し、時に臨床症状を伴うSe欠乏症となることがある....

    DOI Web Site 参考文献10件

  • 甲状腺乳頭癌への悪性転化を認めた成熟囊胞性奇形種の1例

    清水 優作, 宮武  崇, 松木 貴子, 吉村 明彦, 濱田 真一, 山嵜 正人, 村田 雄二, 米田 玄一郎 産婦人科の進歩 76 (1), 60-68, 2024-02-01

    ...の増生と散存性に乳頭状構造を示す 部分を認めた.濾胞上皮は腫大した核を有し,核溝や核内封入体を有するものを認め,成熟囊胞性奇 形腫の甲状腺乳頭癌への悪性転化と診断した.診断後の血中甲状腺ホルモン値は正常範囲内であった....

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  • Killian-Jamieson憩室内に発生した食道癌の1例

    安達 祐里, 押切 太郎, 後藤 裕信, 加藤 喬, 堀川 学, 長谷川 寛, 金治 新悟, 山下 公大, 松田 武, 谷 明穂, 児玉 良典, 伊藤 智雄, 掛地 吉弘 日本消化器外科学会雑誌 57 (2), 67-74, 2024-02-01

    ...<p>症例は65歳の男性で,他院のスクリーニング検査で多発食道癌を指摘され,そのうちの1病変は食道憩室内に認めた.CTでは甲状腺左葉背側に囊胞性腫瘤様の憩室を認め,頸部食道左側に突出していることからKillian-Jamieson憩室(以下,K-J憩室と略記)と診断し,多発食道癌に対し胸腔鏡下食道亜全摘術(二領域郭清),胸骨後経路再建術を施行した.咽頭食道憩室としてはZenker憩室が一般的であるが...

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  • スポーツ栄養における「エネルギー不足」の概念とその生理的影響

    田口 素子, 本 国子 栄養学雑誌 82 (1), 3-12, 2024-02-01

    ...例えば,甲状腺ホルモンや性ホルモンが低下し,コルチゾールが上昇するなど,内分泌の攪乱が起こる。そのため,エネルギー代謝が抑制されて安静時代謝量が低下する。女性選手では無月経を含む月経異常を引き起こし,男性でも性腺機能の低下など,性別を問わず生殖機能の低下を招く。骨形成の減少と骨吸収の増加によって骨密度が低下し,疲労骨折を引き起こしやすくなる。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献57件

  • 家系内で遺伝学的情報が共有困難であった多発性内分泌腫瘍症2型の1例

    大崎 綾, 小澤 厚志, 新井 茉莉, 関口 奨, 石田 恵美, 吉野 聡, 松本 俊一, 堀口 和彦, 山田 英二郎 北関東医学 74 (1), 91-95, 2024-02-01

    ...[既往歴]尿管結石[家族歴]次兄:副腎・甲状腺・副甲状腺手術,弟:副腎摘出術,母:60歳代癌死[生活歴]近年は血縁と没交渉[経過]カテコラミン過剰産生を認め,右副腎褐色細胞腫と診断した.尿管結石の併発と濃厚な家族歴から多発性内分泌腫瘍症2型を疑い,甲状腺エコーを行った.右葉上極に1.2 cm大の腫瘍を認め,吸引穿刺細胞診にて甲状腺髄様癌と診断した.遺伝学的検査では<i>RET</i>遺伝子に病的バリアント...

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  • 甲状腺転移を認めた両側乳癌の1症例

    森下 真由美, 笹井 有美子, 池田 克実, 林 茉里奈, 亀井 佑梨, 金本 巨哲, 小川 佳成, 井上 健 医学検査 73 (1), 180-187, 2024-01-25

    ...また2年後に施行した造影CT検査で甲状腺右葉の低濃度結節に増大を認めた。甲状腺超音波検査で右葉に大きさ19 × 19 × 23 mm,不整形,内部低エコーの混合性結節を認めた。12年前の甲状腺超音波画像と比較すると,今回の結節は甲状腺外方へやや突出するように描出され,穿刺吸引細胞診にて乳癌の転移と診断された。...

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  • 鈍的頚部外傷を契機とした甲状腺腫瘍破裂に伴う頚部血腫を来した外傷性甲状腺損傷の1例

    杉井 将崇, 柄澤 智史, 大戸 弘人, 福田 伸樹, 藤森 大輔, 伊藤 史生, 小山 知秀, 高橋 功 日本外傷学会雑誌 38 (1), 20-26, 2024-01-20

    ...<p> 甲状腺腫瘍の既往がある85歳男性が高所墜落後に救急搬送された. 来院時吸気性喘鳴と頚部腫脹を認め呼吸困難を訴えたため, 気道確保目的に緊急気管挿管を行った. CT所見と病歴から甲状腺腫瘍破裂と診断した. 気道狭窄を伴う血腫拡大のため手術適応と判断し, 血腫除去後に甲状腺左葉摘出術・気管切開術を施行した. 第2病日に人工呼吸管理を離脱, 第28病日に独歩退院した....

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  • 咽頭癌に対しニボルマブ投与後に生じたサルコイド様肉芽腫の1例

    本多 皓, 石川 真郷, 山本 俊幸 日本皮膚科学会雑誌 134 (1), 91-98, 2024-01-20

    ...<p>63歳,男性.中咽頭癌に対するニボルマブ導入10週後に体幹に搔痒を伴う紅斑を生じた.病理組織学的に真皮内に類上皮細胞とLanghans型巨細胞を含むサルコイド様肉芽腫を認めた.他臓器症状は認めず,血清アンギオテンシン変換酵素の値は正常であった.ステロイド外用剤のみで皮膚症状は軽快したが,甲状腺や膵臓にも免疫関連有害事象が出現したため最終的にニボルマブは中止された.免疫チェックポイント阻害剤による...

    DOI Web Site 医中誌

  • 甲状腺癌に対するレンバチニブの使用経験

    山内 麻由, 酒井 昭博, 飯島 宏章, 稲木 利英, 山﨑 有朋, 槇 大輔, 戎本 浩史, 大上 研二 耳鼻咽喉科臨床 117 (2), 155-162, 2024

    <p>The prognosis of differentiated thyroid cancers is good, however, there are no established treatment options for patients with radioactive iodine-refractory and unresectable differentiated …

    DOI Web Site 参考文献12件

  • 甲状腺中毒症を合併したCOVID-19感染に伴う降下性縦隔炎例

    服部 滉平, 岩城 翔, 川北 大介, 的場 拓磨, 髙野 学, 村嶋 明大, 蓑原 潔, 柘植 博之, 金屋 歳三, 岩瀨 優, 岩﨑 真一 耳鼻咽喉科臨床 117 (3), 289-293, 2024

    <p>Background</p><p>Cases of deep neck abscess occurred secondary to pharyngolaryngitis caused by COVID-19 have been reported. Herein, we report a case of descending mediastinitis complicating …

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  • 免疫グロブリン大量静注療法後はB型肝炎抗体や各種の自己抗体が一過性に偽陽性を示す

    白石 渉, 稲森 有貴子, 松吉 彩乃, 橋本 哲也 臨床神経学 64 (3), 157-162, 2024

    ...<p>免疫グロブリン大量静注療法(intravenous immunoglobulin,以下IVIgと略記)後の抗体価の変動について検討した.2020年4月1日から2022年8月31日の間に当院でIVIgを受け,投与前後に抗体測定を行った15例を後方視的に検討した.IVIg後には,抗SS-A抗体,抗サイログロブリン抗体,抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体,抗グルタミン酸脱炭酸酵素抗体,HBs,HBc抗体が...

    DOI Web Site PubMed 参考文献13件

  • What is 核医学治療?

    絹谷 清剛 日本小児放射線学会雑誌 40 (1), 17-27, 2024

    ...とは異なり,画像診断(diagnostics)と治療(therapeutics)が一体化(theranostics)しているものである.小児領域においては,甲状腺疾患に加え,神経芽腫に対する<sup>131</sup>I-MIBGが保険応用に向けて議論されているところである....

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  • 肝癌アブレーションマニュアル

    丸山 紀史, 南 康範, 杉本 勝俊, 舩岡 昭宏, 沼田 和司 超音波医学 51 (1), 3-27, 2024

    ...<p>近年のエネルギーデバイス技術の進歩により,アブレーションは飛躍的に普及した.本治療は外科手術に比べて侵襲性が抑えられ術後回復が早いことから,肝,肺,腎,甲状腺,骨軟部腫瘍など幅広い臓器に対して適応されるようになった.病変部に対して治療針を適切に誘導するためには画像による支援が必要であり,高分解能かつリアルタイム性を利点とする超音波は最も頻用されている映像技術である.すなわちアブレーションは,超音波...

    DOI Web Site 参考文献40件

  • 甲状腺乳頭癌全摘症例の臨床的検討

    山口 慎人, 的場 拓磨, 川北 大介, 髙野 学, 村嶋 明大, 蓑原 潔, 岩城 翔, 柘植 博之, 岩﨑 真一 頭頸部外科 33 (3), 311-317, 2024

    ...甲状腺腫瘍診療ガイドラインでは,乳頭癌高リスク症例に全摘術を行うことが推奨されているが,中リスク症例は症例ごとの判断となっており,術式選択に難渋することがある。今回われわれは,2012年7月~2022年7月に名古屋市立大学病院で施行した甲状腺乳頭癌全摘症例72例に対して臨床的検討を行った。高リスク症例が最も多く,中リスク症例では外側区域リンパ節転移がある症例が多かった。...

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  • 神経再生誘導チューブにより反回神経再建を行った小児進行甲状腺癌の1例

    西田 健祐, 木村 有佐, 辻川 敬裕, 森本 寛基, 佐分利 純代, 椋代 茂之, 永尾 光, 長澤 慎介, 平野 滋 頭頸部外科 33 (3), 387-391, 2024

    ...左声帯麻痺を認め,甲状腺乳頭癌(cT4aN1bM1)の診断を得て,甲状腺全摘術,D3c郭清,気管切開術を施行した。術中に左反回神経への腫瘍浸潤を認め,反回神経を切断し,13mmの欠損長に対して神経再生誘導チューブを用いて再建した。術後の音声機能は良好であり,術後放射性ヨウ素内用療法により肺転移は著明に縮小し,良好な経過を得ている。...

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  • 気管端々吻合を施行した甲状腺癌4例の検討

    寺田 夕希, 竹田 大樹, 折田 頼尚 頭頸部外科 33 (3), 353-357, 2024

    ...適応を誤らなければ,気管端々吻合は甲状腺癌気管浸潤症例に対して比較的患者への負担の少ない考慮すべき術式と考えられ,吻合部から十分離れた位置に小さな気管切開を置くことによって術後の安定した経過を得ることができると考えられた。...

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  • 胃神経内分泌腫瘍を合併した多腺性自己免疫症候群3型の1例

    岡田 泰行, 岡本 耕一, 谷 直也, 和田 浩典, 川口 智之, 野田 和克, 宮本 佳彦, 春藤 譲治, 上原 久典, 高山 哲治 日本消化器内視鏡学会雑誌 66 (3), 259-265, 2024

    ...<p>1型糖尿病を有する66歳女性.EGDで胃体中部小彎に約5mm大の神経内分泌腫瘍(neuroendocrine tumor:NET)G1を認めた.また,胃体部粘膜の著明な萎縮を有し,抗胃壁細胞抗体と抗内因子抗体がともに陽性で,かつ血中ガストリンが著明高値であることから,自己免疫性胃炎(autoimmune gastritis:AIG)と診断した.さらに,慢性甲状腺炎と1型糖尿病の合併を認め,多腺性自己免疫症候群...

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  • ビタミンD の代謝調節と体内時計の関与について

    山本 浩範, 石黒 真理子, 福田 詩織, 中橋 乙起, 田中 更沙, 増田 真志, 武田 英二, 竹谷 豊 四国医学雑誌 79 (5.6), 209-214, 2024

    ...<p>慢性腎不全患者や透析患者では,尿中リン排泄およびビタミンD*の活性化障害による高リン血症,低ビタミンD血症を生じるため,二次性副甲状腺機能亢進,腎性骨異栄養症,血管や心臓における異所性石灰化へと重症化し,心血管疾患発症および死亡リスクを増大させる。また,近年,透析導入患者の約半数が糖尿病を合併していることから,三大合併症の糖尿病腎症への進展予防が重要となる。...

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  • 維持血液透析患者におけるエテルカルセチドからウパシカルセトへの切り替えの検討

    吉澤 拓, 松本 洋平, 森田 るりの, 内藤 祐子, 高橋 直子 日本透析医学会雑誌 57 (1), 5-14, 2024

    <p>エテルカルセチドからウパシカルセトへウォッシュアウト期間を設けずに一斉に切り替え,臨床検査値,併用薬に対する影響を検討した.エテルカルセチドからウパシカルセトへ切り替えた当院の血液透析患者23例を対象とし,52週間後まで観察した.切り替え後2週目でwhole PTH値は低下傾向を認め,その後8週目までは上昇傾向となり,10週目から51週目にかけて低下傾向を認めた.切り替え後1週目に補正Ca…

    DOI Web Site 参考文献17件

  • 鏡視下経口的手術により切除した上咽頭乳頭腺癌の1例

    菅谷 翔太, 辻川 敬裕, 椋代 茂之, 杉山 庸一郎, 岡野 博之, 平野 滋 口腔・咽頭科 37 (1), 62-68, 2024

    ...上咽頭乳頭腺癌はきわめて稀な悪性腫瘍であり,甲状腺転写因子-1(Thyroid Transcription Factor-1:以下,TTF-1)発現をはじめ甲状腺乳頭癌との組織形態的類似性がある.今回,我々は上咽頭に限局した乳頭腺癌を早期に診断し,先端可動型硬性内視鏡を経口的に挿入し,良好な視野と作業空間を確保し,経口的に切除し得た症例を経験した.本疾患の病理学的特徴と鑑別,および,本例で取り得た術式...

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  • ニボルマブ/イピリムマブ併用療法後に急性発症1型糖尿病をきたした1例

    押領司 虞子, 松田 やよい, 阿部 隼希, 日野 有美香, 長尾 敏彦, 山下 彩織, 中尾 裕, 坂本 竜一, 大中 佳三, 小川 佳宏 糖尿病 66 (12), 850-855, 2023-12-30

    ...<p>67歳男性.糖尿病歴なし.腎癌肺転移に対しニボルマブとイピリムマブ併用療法開始し14日後に免疫関連副作用(immune-related Adverse Events:irAE)による破壊性甲状腺炎を発症し,65日後に糖尿病性ケトアシドーシスを発症し,救急搬送後の随時血糖1234 mg/dL,HbA1c 9.1 %,グルカゴン負荷後の血中CPR測定感度未満,膵島関連自己抗体は陰性であり,またヒト...

    DOI

  • 甲状腺シンチグラフィによる甲状腺重量推定方法の検討

    長野, 圭司, 高井, 剛, 花岡, 宏平, 奥畑, 勝也, 久保, 誠, 板垣, 康, 清水, 栄美, 中神, 佳宏 Dokkyo Journal of Medical Sciences 50 (2), 123-131, 2023-12-25

    ...バセドウ病の RI 内用療法では甲状腺重量の推定が必要である.甲状腺重量の測定方法として,従来から甲状腺シンチグラフィを用いた Allen-Goodwin 法,大久保法,Himanka 法など 3 つの方法が知られている.我々は,これら 3 つの方法に加えて,甲状腺の側面撮像を行い,楕円体の体積を求める公式に代入した式(楕円法)を入れた 4 つの方法で既知のシリンジ体積を対象として,甲状腺の推定重量...

    機関リポジトリ

  • 遺伝子から頭頸部がんを診る : 甲状腺癌 (分化癌を中心に)

    森谷 季吉 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 126 (12), 1277-1281, 2023-12-20

    ...成人乳頭癌患者の60%以上に <i>BRAFV600E</i> 変異が発現するとされ, 甲状腺癌では治療対象となる遺伝子異常の見つかる頻度が高いことが予測される. 大きく変化しつつある切除不能再発・転移分化癌の治療, 特に今後期待される甲状腺癌のがんゲノム医療について概説する.</p>...

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  • 有症状の単発性脳転移摘出後に薬物療法を行い長期奏効が得られた進行非小細胞肺がん2例

    西條 天基, 田中 彰彦, 木附 宏, 池田 徳彦 肺癌 63 (7), 988-994, 2023-12-20

    <p><b>背景.</b>有症状の単発性脳転移摘出後に薬物療法を行い良好な効果を得られている進行非小細胞肺がん2例を経験した.<b>症例1.</b>50歳 男性,IVA期肺非小細胞癌,PD-L1高発現.脳転移摘出術実施後にペムブロリズマブによる薬物療法を開始,4コース後に免疫関連有害事象出現のためステロイド治療を行った.ペムブロリズマブ最終投与後27か月経過した現在,病勢は制御されており経過観察…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献10件

  • 多職種連携 必携キー・ノート バセドウ病の治療選択の支援-前編 医師の立場から

    渡邊 奈津子 糖尿病・内分泌プラクティスWeb はじめに  バセドウ病では甲状腺の自己免疫異常により甲状腺刺激ホルモンの受容体(TSH受容体)に対する抗体(TRAb)が出現している。このTRAbが甲状腺を刺激し、甲状腺が腫れ、甲状腺でのホルモンの分泌が盛んになりさまざまな症状を示す。バセドウ病は20~40歳台に好発し、男女比は1:4と女性に多い。-, 2023-12

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  • 【Q&A】多職種連携 必携キー・ノート バセドウ病の治療選択の支援Q&A

    渡邊 奈津子 糖尿病・内分泌プラクティスWeb 体重増加は抗甲状腺薬の副作用ですか。    バセドウ病では甲状腺ホルモンの高値によって新陳代謝が亢進し体重が減少しやすく太りにくくなっています。このため、内服治療により甲状腺機能が改善した後も同じ食事量を摂っているとどんどん体重が増加して太ってしまうことがあります。この時、体重の増加を薬の副作用だ-, 2023-12

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  • 研修道場 ポイントはここだ! 下垂体機能検査の実際

    渡邉 涼香, 鈴木 佐和子 糖尿病・内分泌プラクティスWeb はじめに  下垂体は下垂体前葉ホルモンである副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)、甲状腺刺激ホルモン(TSH)、黄体形成ホルモン(LH)、卵胞刺激ホルモン(FSH)、成長ホルモン(GH)、プロラクチン(PRL)と、後葉ホルモンであるバソプレシン(AVP)、オキシトシンの分泌の場である。それぞれ視床下部-, 2023-12

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  • 血液透析中の肝細胞癌患者に対しアテゾリズマブ+ベバシズマブ併用療法が可能であった一例

    小田 眞由, 木阪 吉保, 小川 明子, 横山 桂, 砂金 光太郎, 田鶴谷 奈友, 田中 良憲 肝臓 64 (12), 632-640, 2023-12-01

    ...療法を受けたがウイルスは消失しなかった.40代から肝細胞癌に対して穿刺局所療法や塞栓療法を繰り返し受けてきたが,多発再発が指摘された際に造影剤アレルギーが発症したため塞栓療法が施行困難となり,アテゾリズマブ(Atezo)+ベバシズマブ(Bev)併用療法を開始した.Atezo+Bev併用療法は透析患者に対する投与の報告例はなく有効性や安全性は不明である.我々の症例ではAtezo+Bev併用療法開始後に甲状腺機能低下症...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献19件

  • バセドウ病患者における腎機能の検討:eGFRを中心に

    中村 重徳 日本病院総合診療医学会雑誌 19 (6), 390-398, 2023-11-30

    ...これらの検討から, バセドウ病の腎機能は甲状腺ホルモン高値や年齢の影響を受けており, 腎機能の解釈に当たっては甲状腺機能が正常化した時点で検討すべきであると考えられた。...

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  • 頸部腫瘤として受診した Killian-Jamieson食道憩室 2 例の治療経験

    呉 吉男, 立石 綾, 鈴木 創太, 藤川 寛人, 井上 広英, 山本 崇輔, 鈴木 紳祐, 五代 天偉, 熊切 寛 横浜医学 74 (4), 565-569, 2023-11-15

    ...症例 2 例は頸部腫瘤を主訴として受診し精査の結果から, 1 例は甲状腺腫瘍を合併し,他の1 例は単独の上部食道憩室であった.上部食道憩室は発生部位の違いにより 3 種類に分類され,更に甲状腺腫瘍との鑑別を必要とする場合がある.今回の 2 例は頸部超音波検査,頸部CT検査,食道造影検査から食道と憩室の位置関係を考慮してKillian-Jamieson憩室と診断した.本疾患は稀なため偶然に診断される場合...

    機関リポジトリ

  • 頭頸部癌全国症例登録システムの構築と臓器温存治療のエビデンスの創出

    丹生 健一, 土井 麻理子 保健医療科学 72 (4), 310-316, 2023-10-31

    ...放射線治療・化学療法を組みあわせた様々な集学的治療が行われてきた.最近では,内視鏡や手術支援ロボットを用いた低侵襲手術,分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬, 中性子補足療法, 頭頸部アルミノックス治療など全く新しい薬物療法が登場し,更に多彩な治療法を選択できるようになった.しかし,頭頸部癌の発生数は年間約48,000 例と比較的少なく,しかも口腔・鼻副鼻腔・上咽頭・中咽頭・下咽頭・喉頭・唾液腺・甲状腺...

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  • 手術を施行した小児バセドウ病の3例

    橋本 さつき, 浜田 弘巳, 横山 新一郎, 西堀 重樹, 縫 明大 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 59 (6), 991-996, 2023-10-20

    ...気道狭窄症状を呈した10歳7か月男児,抗甲状腺薬の高度副作用で薬物治療が継続困難となった12歳8か月女児,巨大甲状腺腫となった16歳7か月女児の3症例に対し手術を施行し,合併症や再発は認めなかったので報告する....

    DOI Web Site 医中誌

  • 症候性高カルシウム血症を認めたPTHrP産生肺癌の1切除例

    井手 祥吾, 椎名 隆之, 市川 椋, 加藤 あかね, 中村 智次, 髙砂 敬一郎 肺癌 63 (6), 876-881, 2023-10-20

    <p><b>緒言.</b>腫瘍随伴症候群の1つである高カルシウム(Ca)血症は,進行肺癌例に多く,外科切除例は比較的少ない.高Ca血症による食思不振と倦怠感を認めたが,肺切除後速やかに改善した肺癌の1例を経験したので報告する.<b>症例.</b>82歳男性,検診胸部X線異常で呼吸器内科を受診,CTで内部に空洞を伴う7.6 …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献13件

  • 肺癌oligometastasesおよびoligo-recurrenceに対する外科治療の現状

    嶋田 善久 肺癌 63 (6), 850-856, 2023-10-20

    <p>近年有効な薬物療法の台頭やプレシジョンメディシンの導入により,進行非小細胞肺癌への全身治療の成績は向上しているものの,再発や増悪を免れる症例は一部にすぎない.そのような状況下で現在,“oligometastases”が注目され,潜在的に根治を目指せる一群を対象として,全身治療と局所治療による集学的治療戦略が模索されている.現在の肺癌oligometastasesに対する局所治療の主体は放射…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献23件

  • 右陰囊粘液腫が診断の契機となった Carney complex の 1 例

    須永 知里, 山内 輝夫, 岩切 琢磨, 永田 茂樹 西日本皮膚科 85 (5), 356-361, 2023-10-01

    ...病歴を調べ,既往歴に下垂体腫瘍による末端肥大症,大細胞石灰型セルトリ細胞腫,眼瞼粘液腫,甲状腺腫瘍,外耳道粘液腫があり,口唇の色素斑,陰囊粘液腫がみられることが Carney complex の診断基準項目に該当し,同疾患と診断した。Carney complex の予後に影響する心臓粘液腫は,心臓超音波検査を施行したがみられなかった。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献9件

  • 地方におけるがんゲノム医療の現状と課題~地方がんゲノム医療連携病院での経験~

    高畠 大典 遺伝性腫瘍 23 (2), 67-72, 2023-09-30

    <p> 厚生労働省のがん対策推進基本計画に基づき,ほぼすべての都道府県で保険診療下でのがんゲノム医療が提供可能な体制が整いつつあるが,現実にはさまざまな要因で地域格差が存在する.地方のがんゲノム医療連携病院では人材不足,治験へのアクセス困難,地域でのがんゲノム医療に対する理解の低迷,院内スタッフの関心の薄さといった課題に悩みつつ,がんゲノム医療の提供を続けている.当院は2019年4月からがんゲノ…

    DOI 医中誌

  • 敗血症を合併した化膿性胸鎖関節炎の1例:患者協働の重要性

    井上 三四郎, 鈴東 昌也 整形外科と災害外科 72 (3), 569-575, 2023-09-25

    ...<p>患者協働とは,最適な医療を享受するために,患者自らが医療に参加したり協働したりすることである.症例は58歳男性であり,糖尿病,高血圧,虚血性心疾患の既往がある.11日前から右肩の周囲に疼痛あり.複数医療機関で治療を受けた後に,縦隔炎および胸鎖関節周囲膿瘍と診断され当院救急外来へ搬送された.右前胸部に圧痛と腫脹著明であり,CTで胸鎖関節周囲と大胸筋に膿瘍あり,エコーで甲状腺周囲にも膿瘍を認めた....

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 慢性ブロム中毒の存在が甲状腺クリーゼと誤認させたバセドウ病の1例

    児玉 憲一, 夜西 麻椰, 北川 奈津子, 清水 彩永, 江川 克哉 日本プライマリ・ケア連合学会誌 46 (3), 107-111, 2023-09-20

    ...<p>症例は50代,女性.頭痛,嘔気などを主訴に受診.血液検査での甲状腺中毒症及びTSHレセプター抗体陽性,甲状腺の超音波検査所見からバセドウ病と診断した.入院の上でチアマゾールにて治療を開始したが入院後に幻視や幻聴などの精神症状が出現し甲状腺クリーゼの診断基準を確実例として満たした.チアマゾール増量とヨウ化カリウム追加で対応したが,甲状腺機能改善下での精神症状出現に違和感を持った.血液検査を見直して...

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 頸部外切開にて切除した極めてまれな胸椎原発脊索腫の1例

    蔦 健吾, 鈴木 健介, 阪上 智史, 八木 正夫, 野田 百合, 岩井 大 日本気管食道科学会会報 74 (4), 313-318, 2023-08-10

    ...右鎖骨上に可動性不良,弾性硬の腫瘤を触知し,CT/MRIで甲状腺右葉下極から上縦隔まで進展する腫瘍性病変を認めた。穿刺吸引細胞診では唾液腺腫瘍や神経鞘腫が疑われ,頸部外切開にて切除をおこなう方針となった。術中所見では腫瘍は椎前部と連続しており胸椎前面から発生していると考えられた。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献8件

  • 正常血糖糖尿病ケトアシドーシスと甲状腺中毒症を同時に診断した2型糖尿病の1例

    張 舜愷, 渡辺 康子, 山本 詞子, 遠坂 直希, 栗原 宏, 鈴木 祥司 糖尿病 66 (7), 521-531, 2023-07-30

    ...<p>58歳女性.2週間前からの食思不振,その後の嘔吐,ふらつきで救急搬送された.血糖値281 mg/dLと著明高値でなかったが,HbA1c 10.4 %,尿ケトン3+,代謝性アシドーシスを認め正常血糖糖尿病ケトアシドーシス(euDKA)と診断した.FT4 6.72 ng/dL,FT3 14.01 pg/mLの甲状腺中毒症を認め,消化器症状と頻脈から甲状腺クリーゼの疑い例とした.インスリン投与と輸液...

    DOI 医中誌

  • 異所性心囊内甲状腺腫の1手術例

    鈴木 仁之, 伊藤 大介, 庄村 心, 井上 健太郎, 島本 亮 日本呼吸器外科学会雑誌 37 (5), 437-441, 2023-07-15

    ...で腫瘍を摘出した.心膜との癒着は認めず,腫瘍左端に被膜が確認できたため,上行大動脈の外膜を損傷することなく腫瘍を摘出できた.病理診断は被包化された腺腫様甲状腺腫であった....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献4件

  • 喉頭癌に対する喉頭全摘術における甲状腺切除に関する検討

    木村 隆幸, 大月 直樹, 北野 睦三, 前西 修, 佐藤 満雄, 小池 智, 宮本 一宏, 安松 隆治 日本気管食道科学会会報 74 (3), 219-227, 2023-06-10

    ...術前の甲状腺,副甲状腺機能は全例で正常であったが,甲状腺の温存を行った9症例のうち2例(22.2%)に甲状腺機能低下を認め,副甲状腺機能低下をきたした症例はなかった。甲状腺半切除を行った14例は甲状腺機能低下を50%(7/14例)にきたし,副甲状腺機能低下を14.3%(2/14例)で認めた。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献17件

  • 膵癌,肥満,糖尿病を併発した<i>ARMC5</i>変異陽性PBMAHの1例

    久保 ゆい, 方波見 卓行, 中川 朋子, 山本 雄太郎, 川名部 新, 松葉 怜, 相田 芳夫, 山崎 有人, 笹野 公伸, 姜 知佳, 臼井 健, 曽根 正勝 糖尿病 66 (5), 339-347, 2023-05-30

    ...<p>症例は61歳の男性.41歳から糖尿病,肥満と診断され,加療を受けていた.48歳で糖尿病性ケトアシドーシスを発症し,当科に入院,サブクリニカルクッシング症候群を伴うACTH非依存性大結節性副腎皮質過形成(primary bilateral macronodular adrenal hyperplasia,PBMAH)と診断した.その後,両側甲状腺乳頭癌を発症したため,PBMAHの主要責任遺伝子の...

    DOI 医中誌

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