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検索結果 1,355 件

  • カリカチュアの文化史

    中島 俊郎 甲南大學紀要.文学編 174 43-54, 2024-03-30

    ...本論は,諷刺画家ジェイムズ・ギルレイを主軸として,プロパガンダとしての諷刺画の文化史的な意義とメディアとしての機能を追究するのが目的である。...

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  • 勝田蕉琴《ラーマの離別》について-インドで発見された失われた日本画-

    五十嵐 潤美 岡山大学教育推進機構教育研究紀要 1 10-26, 2024-03-14

    ...日本画家勝田蕉琴も1905-1907年にインドに滞在し、画家や文化人と交流しながら作品を制作したが、滞印中の作品の多くは現存していないため、今まで研究が進まなかった。しかし、失われたと思われていた作品の一つ《ラーマの離別》が近年インドで発見された。インドの叙事詩『ラーマーヤナ』の物語を描いたものである。...

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  • 江戸時代中期以降の「来舶画人」を通した中国絵画受容の諸相

    兪, 飛, YU, FEI 創価大学大学院紀要 = The bulletin of the Graduate School, Soka University (45) 47-62, 2024-03

    ...南蘋派の日本人画家は、他画派の長所を吸収しながら同派を活性化させ市場に浸透させていった。来舶画人の大量来日(1720―1859 年)は、沈南蘋来崎以降に集中している。沈南蘋の中国、長崎における多方面での成功例が、大きな影響を与えたと考えられる。来舶画人がもたらした各画派の多様性は、長崎派や日本画壇に直接的に影響を与えた。...

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  • 古写真・絵図を用いた約100年間のウランバートル景観変化復元

    渡邊 三津子, 小長谷 有紀, McCarthy Christopher, 堀田 あゆみ, 八尾 廣, 滝口 良, 鈴木 康平, 山中 典和 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 278-, 2024

    ...そこで本研究では,使用する古写真群が撮影されたのとほほ同時期に,モンゴル人画家Jugderが描いた絵図を利用した。このウルガ(ウランバートル)鳥瞰絵図では,建物や街並みに加え,当時の日常生活も詳細に描写されており,現在Bogd Khan Palace Museumに所蔵されている。</p><p><b>古写真・絵図の比較対照に基づく約100年のウランバートル景観復元</b></p><p>O....

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  • 平山郁夫の日本画作品にみる「東西融合」

    牛 紹静 芸術学論集 4 (0), 49-58, 2023-12-31

    ...まず近現代の日本画家たちにおける平山の作品表現の位置付けから、彼の「東西融合」の方法の独創性を仮説として提示する。</p><p>そして平山の実践に、東西の宗教絵画が関係していることを前提に、平山の時期ごとの作品の分析を通して、フランスの後期印象派の画家であるポール・ゴーギャンの影響があることや、光の表現とその思想などを指摘し、日本美術や日本文化の特質を普遍化するという「東西融合」の方法を論じる。...

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  • 五感に響くコロイド界面科学

    桑折 道済, 野々村 美宗, 豊田 成人, 宮島 亜佐美, 井上 亮, 川端 庸平 Colloid & Interface Communications 48 (4), 3-18, 2023-12-10

    ...</p><p> </p><p>〔1〕視覚とコロイド界面科学</p><p> 千葉大学 大学院工学研究院 桑折 道済</p><p>印象派の画家クロード・モネは、同じ風景を、時間帯や季節を変えて何枚も描いた。当たる光の違いにより、1枚として同じ絵はない。色は、物体にぶつかって反射、あるいは透過した光が眼に入った際に、光の情報をもとに脳が作り出す感覚である。視覚と色は密接に関わっている。...

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  • 下川貞文の平良小を中心とした足跡

    片岡, 慎泰 拓殖大学論集. 人文・自然・人間科学研究 (50) 36-61, 2023-10-31

    ...これまでは,下川凹天という漫画家の父という位置づけでしかなかった貞文を生国の肥後國から始め,沖縄本島を経て,宮古島にわたるまでを論じた。とりわけ,彼の平良小学校時代に着目し,教え子の言説を中心に,下川貞文がこの島の初等教育で果たした決定的役割を示した。...

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  • 画像科学・工学者向けの油絵鑑賞法企画展「ひび割れで楽しむ油絵の歴史」

    平林 純 日本画像学会誌 62 (5), 529-535, 2023-10-10

    ...<p>幅広く画像を取り扱う画像科学・工学者である私たちは,画像情報の取得やさまざまな画像処理を行い,さらに画像の出力を行っています.今日現在の21世紀に至るまで,多くの画像科学・工学者が存在してきました.そうした先達の中には,絵画を描いた画家たちがいます.現在の画像科学・工学者が,過去の画像科学・工学者たちが作り上げた「油絵」を美術館で眺める時には,“自分たちの経験・今現在の悩み”を思い起こしながら...

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  • <研究論文>十九世紀長崎南画壇の片影 : 鉄翁祖門の山水画と縮図冊

    王 紫沁 日本研究 67 35-75, 2023-09-29

    ...木下逸雲・三浦梧門と共に長崎南画三筆とされ、19世紀の長崎画壇を代表する南画家である。その名は長崎だけではなく、かつては全国に広まったのである。画を志して長崎に赴いた多くの者は、その門に入った。  これまで、基本史料の整理によって鉄翁の生涯は明らかにされてきたが、画業についてはいまだに十分研究されてはいない。本論ではまず館蔵作品と売立目録の図版資料を利用して、鉄翁の山水画を考察する。...

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  • 黒田清輝筆《夕凪》について

    結城, 唯善 文化ファッション大学院大学紀要論文集ファッションビジネス研究 8 75-90, 2023-03-31

    ...近代日本洋画の父と称される画家・黒田清輝(1866-1924 年)による作品として、新たに確認された油彩画《夕凪》について調査を行った。画中に描かれた風景事物から該当写生地を推察して実地探査をし、『黒田清輝日記』の記述を中心に精査して、その制作年や取材地、初出展覧会を推定した。本稿では、《夕凪》の作品調査の経緯及び結果を中心に詳細を報告する。...

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  • わたしの好きな絵

    伊藤, 達也, エリス, 俊子, 太田, 惠雄, 岡田, 新, 加藤, 滋伸, 亀山, 郁夫, 木内, 尭, 後藤, 希望, 小堀, 慎悟, 佐藤, 雄大, 白井, 史人, 鈴木, 茂, 竹下, 裕隆, 沼野, 充義, 福田, 眞人, 真崎, 翔, ムーディ, 美穂, 吉見, かおる, CASSIUS, Anne-Claire, GEREVINI, Alessandro G., VILLANUEVA, Camilo, WHITE, Mathew Artes MUNDI (8) 109-120, 2023-03-31

    ...Pepper’s Lonely Hearts Club Band / 佐藤雄大 アッシジの聖フランチェスコ / 白井史人 オランダ人画家が「創造」した南アメリカの風景 / 鈴木茂 「サン・ベルナール峠を越えるボナパルト」 / 竹下裕隆 チュルリョーニスの楽園 / 沼野充義 結核をどのように表象し想像するか / 福田眞人 「私が好きな絵」を描くこと / 真崎翔 「おまえの口に口づけしたよ、ヨカナーン」...

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  • Dreiser の <i>The “Genius” </i> 研究

    田口 誠一 尚絅大学研究紀要 A.人文・社会科学編 55 (0), 19-31, 2023-03-31

    ...アンジェラの悲劇的人生とは対照的に,結末ではユージンは画家として再起し,娘との生活に慰みを見出している。この論文では,第3部“Revolt” を中心にして,ユージンとスザンヌの愛をめぐるストーリー展開と作品の結末を考察するとともに,『天才』の作品評価を試みている。...

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  • <論文>浅井忠の美術教科書 --洋画指導からデザイン指導へ--

    並木 誠士 人文學報 120 47-72, 2023-02-28

    ...浅井忠は洋画家として活動する一方で,生涯に数多くの教科書を刊行したことでも知られている。最初に手がけた教科書は,画家としての本格的デビューより早い明治15年(1882)刊行の『習画帖』であり,没後に遺稿をもとに弟子たちが編纂した『訂正浅井自在画臨本』に至るまで多くの教科書を作成している。本論文では,浅井の美術教科書をめぐる二つの疑問の解決を試みた。...

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  • <論文>江馬務の〈歴史の可視像化〉論 --京都画壇と風俗研究会の萃点を論点として--

    青江 智洋 人文學報 120 9-46, 2023-02-28

    ...結論として,江馬にとって〈歴史の可視像化〉は,歴史や風俗を考証のもとにビジブルまたはタンジブルなものとして再現して示すことであり,それは画家をはじめとする様々な立場の人に自らの研究成果を伝えたり共有したりするためのアウトプットに係る1つの手法であったと論じた。そしてそれは京都画壇の画家たちとの関わりによって彼が構築した研究手法であると結論付けた。...

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  • 微分位相幾何学に基づく静止画における視線誘導方策の視覚分析

    柴﨑, 史典, 藤代, 一成 第85回全国大会講演論文集 2023 (1), 939-940, 2023-02-16

    ...著名な画家や写真家の作品制作では,明確な線だけでなく,似た形状の並びや,グラデーション,筆遣い等を利用したリーディングラインを構図内に含ませることで,作品の主役を強調しながら,その周囲にも視線を誘導し,観る者に作品の隅々まで鑑賞させることが意識されている.静止画に対する誘目測度として一般的に顕著度が用いられているが,このようなスカラ特徴量では視線の流れが表現されない.そこで本発表では,顕著性マップから...

    情報処理学会

  • 村上春樹『騎士団長殺し』と歴史

    沈 嘉琳 研究論集 22 53-72, 2023-01-31

    ...また、「私」の翻案行為は、『ドン・ジョバンニ』から絵「騎士団長殺し」を創作する過程に介在した画家の歴史経験からも影響を受ける。重層的な翻案から影響を受ける一方、主人公「私」の個人的な要素も翻案行為に導入される。そのような重層的な翻案は作品内部で完結するのではなく、作品の外部まで延長され、本作品『騎士団長殺し』を受容する読者もまた重層的な翻案の一翼を担うのである。...

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  • 戦前の地方図画教育進展に関する研究( 1 )

    長瀬 達也 美術教育学:美術科教育学会誌 44 (0), 221-234, 2023

    ...『秋田魁新報』の自由画掲載開始時を中心として,自由画選評を担当することになった地方画家「伊藤弥太」を主に図画教育の観点で分析,考察した。結果,以下のことなどを確認した。 1 .伊藤は学校教育における図画教育を芸術的観点で捉えていた。 2 .『 秋田魁新報』が自由画選評担当を伊藤とした理由は,画力や文筆力を高く評価していたこと,図画教育に対する姿勢を支持していたことなどであった。...

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  • ドイツにおける教育の本質:

    池田 真利子 日本地理学会発表要旨集 2023a (0), 59-, 2023

    ...そのなかには,画家やレタリングアーティストも含まれていた。その知的好奇心が留まることを知らないフンボルトと,詩人であり,哲学者であり,自然科学者でもあるヨハン・ヴォルフガング・ゲーテとの関係性は,30年にもおよぶ。...

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  • 微分位相幾何学に基づくリーディングラインの視覚分析と視線追跡結果の比較

    柴﨑 史典, 藤代 一成 画像電子学会研究会講演予稿 22.04 (0), 88-91, 2023

    ...画家や写真家の作品制作では,明確な線だけでなく,似た形状の並びや筆遣い等を利用したリーディングラインを構図内に含ませることで,作品の主役を強調しながら周囲にも視線を誘導することが意識されている.静止画の誘目測度として,一般的に顕著度が用いられているが,このようなスカラ特徴量では視線の流れが表現されない.そこで本稿では,顕著性マップから抽出したMorse-Smale 複体の部分グラフに基づく,リーディングライン...

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  • 巨勢小石『小學毛筆畫帖』について

    多田羅 多起子 美術教育学研究 55 (1), 177-184, 2023

    ...<p>近代京都画壇の画家たちは,専門教育とは別に,普通教育で用いられる図画の教科書執筆を手掛けている例が多い。本稿ではこのうち『小學毛筆畫帖』を取り上げ,執筆を担当した画家・巨勢小石と執筆を依頼した教育者・三吉艾が果たした役割を詳らかにする。『小學毛筆畫帖』は京都初の毛筆画教科書として位置づけられている。...

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  • 明治期における博物・理科掛図に関する研究

    牧野 由理 美術教育学:美術科教育学会誌 44 (0), 251-262, 2023

    ...文部省が明治初期に発行した博物図は羅列的な標本画であったが,明治41 (1908)年に発行した《尋常小学理科掛図》と《高等小学理科掛図》には日本画家・飛田周山による透明感を感じさせる巧みな描写図も含んだ絵画的なものであった。同時期に東京造画館が発行した《最新理科教授用掛図》は色彩豊かで立体的かつ絵画的な描写がみられた。...

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  • 美的画像特徴量を用いた西洋風景画の様式変遷の分析

    津田 裕之 日本認知心理学会発表論文集 2023 (0), 115-115, 2023

    ...本研究は、印象派を代表する3人の画家(モネ・シスレー・ピサロ)を対象に、彼らの絵画作品が持つ美的画像特徴量がどのような値を持ち、そしてどのような時系列変化を示すのかを検討した。その結果、美的画像特徴量の時系列変化は、美術史分野で知られている知見(各画家が生涯の中で示した絵画表現の時代変遷)とよく対応することが明らかになった。...

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  • ジョン・アトキンソン・グリムショーの夜景絵画における描画法II

    株田 昌彦 美術教育学研究 55 (1), 97-104, 2023

    ...<p>本研究の目的は19世紀イギリスの画家であるジョン・アトキンソン・グリムショーの作品を分析し,油絵具で夜景絵画を描く際の手法を明らかにする点にある。本論は第二部として1870年代以降の作品に焦点を当て,実見調査を基に考察を行った。彼の夜景絵画は70年代以降に柔らかい色調による情感を重視したものとなった。...

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  • 伊藤小坡の画風の変遷からみる女性日本画家の進出についての試論

    陳 璟 芸術学論集 3 (0), 1-10, 2022-12-31

    ...特に近代日本画壇における女性画家の立ち位置を俯瞰し、女性画家に求められた社会的な要求を理解することで、小坡の画風の変遷に対する見方を広げるものとした。小坡をひとつの事例として、近代日本画壇における女性画家の進出、参画について考証のきっかけとなるよう試みた。</p>...

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  • 東山魁夷の日本画作品における「和洋融合」について

    牛 紹静 芸術学論集 3 (0), 11-20, 2022-12-31

    ...魁夷の実践に、他の画家の作品評価が関係していることを前提に、魁夷の時期ごとの作品の分析を通して、フランスの後期印象派の画家であるポール・セザンヌなどの影響があることを指摘する。そして魁夷が「国民的画家」と呼ばれることの一因として、同時代の日本画家たちとは違う「和洋融合」の方法を行なっていたことを論じる。...

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  • [論文] 近代における風俗史研究と美人画の着物

    澤田, 和人 国立歴史民俗博物館研究報告 235 431-461, 2022-09-30

    ...続いて,既に詳細な解説がなされている「風俗三十二相」を除き,「三十六佳撰」「花模様」「時代かがみ」について,時代考証の在り方を検証し,画家たちが抱えていた課題を指摘した。すなわち,江戸時代の風俗考証に依拠していることが明らかとなった。そして,このような課題を克服しようとしていた風俗史の研究,中でも小袖の研究に関わる動向を追いかけ,その後の美人画制作に研究成果がいかに反映されているのかを確認した。...

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  • アートの理解と塚田の時空間学習則

    毛内 拡, 塚田 稔 日本神経回路学会誌 29 (3), 112-118, 2022-09-05

    ...>本稿では,2021年に神経回路学会の名誉会員にご就任され,2022年の日本神経回路学会学術賞を受賞された塚田稔先生の業績を,「神経科学とアートの理解」という観点から紹介する.塚田先生は,玉川大学名誉教授で,日本神経回路学会の設立にもご尽力された.研究では,Hebb則と双璧をなす,脳で行われている学習の基礎原理である時空間学習則に関する多くの研究を,理論と実験の両側面から主導してきた.また,現役の画家...

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  • モダニズムと「女性」芸術家——ロメイン・ブルックスのサフィック・モダニズム

    天野 知香 ジェンダー研究 : お茶の水女子大学ジェンダー研究所年報 (25) 43-63, 2022-07-31

    ...本論考ではそのケーススタディとして、この時期にフランスで活躍したアメリカ人画家ロメイン・ブルックスの1923年の自画像を通して、既存の表象体系を組み替えることによる、異性愛に限定されない「女性」芸術家の存在と欲望の可視化のあり方を分析するとともに、その前後の「女性」肖像を通したレズビアニズムと女性たちのネットワーク、そしてモダニズムの創造性との関わりに着目するサフィック・モダニズムの可視化について論...

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  • ジェンダー視点が拓く美術史・イメージ研究の地平――4報告への応答

    香川 檀 ジェンダー研究 : お茶の水女子大学ジェンダー研究所年報 (25) 85-96, 2022-07-31

    ...本シンポジウムの四つの報告は、「海女の表象」「前衛芸術の性表現」「戦間期ヨーロッパのレズビアニズム表象」「戦争と女性画家」というトピックを扱うことで、美術史研究の領域において社会的・歴史的背景に切り込みつつイメージを分析し、既存の美術史学のナラティヴを覆す問題提起を行なっている。...

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  • バンヴィルのレアリスムをめぐる一考察

    塚島 真実, Mami TSUKASHIMA 神戸女学院大学論集 = KOBE COLLEGE STUDIES 69 (1), 77-92, 2022-06-20

    ...バンヴィルにとってレアリスムの権化たる人物が画家のギュスターヴ・クールベだ。バンヴィルの批評や戯曲、詩において、クールベは醜さを追求する画家として批判され戯画化されている。また、諷刺詩「レアリスム」ではロマン主義的な紋切り型とレアリスム一派への揶揄が巧みに織り交ぜられている。...

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  • 第五回内国勧業博覧会と開会中餘興としての書画

    前川, 知里 書道学論集 : 大東文化大学大学院書道学専攻研究誌 19 85-97, 2022-03-31

    ...加えて泉布観では、藤澤南岳や森琴石など書画家としても著名な人々の手によって千瓢会が催され、さらに日本美術協会大阪支会による豊公遺物展覧会や東洋美術奨励会による全国新書画展覧会といった書画にまつわる催しが複数開催されている。しかし、これ以前の内国勧業博覧会の際に刊行された『博覧会案内記』には、管見の限り開会中餘興としてこうした展覧会が催されたという記述は見受けられない。...

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  • 沢野井信夫の「あそび」を活かした美術教育の構想 (1) - 沢野井信夫の構想の背景について -

    宇田 秀士 次世代教員養成センター研究紀要 = Bulletin of Teacher Education Center for the Future Generation 8 27-36, 2022-03-31

    ...沢野井信夫(1916-1990)は、関西地方を中心に画家・デザイナー・編集者として活躍したが、「あそび」を冠した美術教育に関わる題材アイディア集も出版した。表現者としての活動のほか出版・編集を手がけた関係で、交友関係も広く、学校現場との交流も窺える。沢野井は学校現場の美術教育に直接関わったのではないが、一連の「あそび」著作は、自らの芸術体験をふまえた美術教育の構想と捉えることができる。...

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  • 近藤恵介 : 作品総目録(2005年3月~2022年3月)

    近藤 恵介 佐賀大学芸術地域デザイン学部研究論文集 5 23-63, 2022-03

    ...この作品総目録は、画家・近藤恵介が、今日にいたる制作の起点として位置付ける絵画作品《よい会議》を描いた2005年3月から現在(2022年3月末)までの全作品を、制作年代順に並べたものである。ただし、掲載作品は今回の調査で確認できたものに限り、幾らかは取りこぼしているものと思われる。...

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  • カルロ・クリヴェッリのテンペラ画における石膏地盛り上げ技法IV

    大村 雅章, 江藤 望 美術教育学研究 54 (1), 41-48, 2022

    ...盛期ルネサンスの時代に生きたこの画家の板絵テンペラ画は,ゴシック様式はおろか,ビザンティン様式の時代に逆行するかのごとく,その特異性が際立っていたのである。立体的装飾は,『マグダラのマリア』の円光,衣服,アトリビュートに施され,技法的に大きな特徴が見られた。...

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  • ジョン・アトキンソン・グリムショーの夜景絵画における描画法I

    株田 昌彦 美術教育学研究 54 (1), 81-88, 2022

    ...<p>本研究の目的は19世紀イギリスの画家であるジョン・アトキンソン・グリムショーの作品を分析し,油絵具で夜景絵画を描く際の手法を明らかにする点にある。そこで本研究はグリムショーの作品を傾向の異なる1860年代と1870年代以降の二部に分けて考察する。本論は第一部として1860年代の作品に焦点を当てた。実見調査はグリムショーの作品を多く収蔵するリーズ美術館やイギリスのギャラリーで行った。...

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  • 明治・大正期に発行された玉川大学教育博物館所蔵歴史掛図に関する検討

    牧野 由理 美術教育学:美術科教育学会誌 43 (0), 207-218, 2022

    ...本稿では,玉川大学教育博物館で所蔵している明治・大正期に出版された歴史掛図3点を対象とし,画家や教科書との関係,原典などについて考察する。その結果,《日本歴史之掛図》は小林檉湖,《日本歴史掛図》は小堀鞆音という歴史画家が携わり,鞆音は歴史教科書の挿絵や鑑賞教育の掛図も手掛けていたことが判明した。...

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  • 印象派の絵画推薦に向けた特徴量の選定

    桂田 紗希, 森田 尭, 木村 司, 福井 健一, 沼尾 正行 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2022 (0), 1F4GS1005-1F4GS1005, 2022

    ...異なるため,映画や音楽で用いられるユーザ履歴に基づいた推薦システムの構築は困難である.本研究では絵画自体の画像特徴量のみを用いた推薦システムの構築を目的とした.この目的のため,機械学習手法を利用し画像特徴量を抽出した.特徴量として汎用的な画像分類モデルから得られる特徴量を使用した.その結果,絵画のジャンル分類に特化させてないにも関わらず,特徴量は印象派と現代絵画に分離した分布を示した.また,同じ画家...

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  • 1920–1960年代における福田豊四郎の岩絵具による表現手法

    日野 沙耶 美術教育学研究 54 (1), 257-264, 2022

    ...そこで本稿では,日本画表現の過渡期における岩絵具の表現手法について,その具体例を示すことを目的として,日本画家の福田豊四郎の1920–1960年代の作品に着目し,文献調査および作品の実見調査を行った。文献調査から,豊四郎が岩絵具を強い色彩効果のために利用していたことが分かった。...

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  • 原著)サン・マルコ修道院におけるフラ・アンジェリコの「受胎告知」

    伊藤 淳 山野研究紀要 28.29 (0), 15-33, 2022

    ...本稿では、フィレンツェのサン・マルコ修道院にある「受胎告知」について、画家フラ・アンジェリコがどのような信仰目的で描いたかを考察した。その方法としてドミニコ会の祈禱姿勢の規範となる『祈禱指南』を修道院のドルミトリオ(宿坊)のフレスコ画に対比させて、ドミニコ会士の聖母マリアへの祈禱姿勢を明らかにした。...

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  • 清宮質文の木版画における摺りの表現効果について

    佐野 広章 芸術学論集 2 (0), 31-40, 2021-12-31

    ...<p>本研究は、「版画のもつ一枚の絵としての面白さ」を追求した日本を代表する版画家 清宮質文の制作工程を、現代の木版画制作者である筆者の視点で考察し、版表現の豊かな創造性と造形の至高性に迫ることを目的としている。...

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  • ウィズコロナの始まりと終わり

    浜田 明範 文化人類学 86 (3), 457-476, 2021-12-31

    ...この際、本論では、分析の手がかりとして、画家の横尾忠則の手による連作WITH CORONAに注目し、そこからの学びを軸に据えるという手法を採用している。...

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  • 画家平福百穂と1930年ローマ日本美術展を巡って

    阿部 邦子 国際教養大学 アジア地域研究連携機構研究紀要 13 (0), 1-13, 2021-12-31

    ...この論考では、秋田県角館町生まれの画家平福百穂の代表作に焦点をあて、その画業が頂点に達した時期に開催された1930年ローマ日本美術展の歴史的背景と意義、また出展した百穂の役割、またローマ展出席を兼ねた欧州各国視察を通しての、日本画・西洋画についての百穂の考察を探る。...

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  • 日本画における女性の自己表象についての考察

    陳 璟 芸術学論集 2 (0), 1-10, 2021-12-31

    ...<p>本稿の目的は、女性日本画家の自画像の制作背景を整理し、画家が残した言葉と対照することを通して、女性日本画家の自画像がフェミニズムの思想を反映する表象の一つであることを提示することにある。</p><p>本稿で考察対象とするのは、伊藤小坡、島成園、梶原緋佐子、小倉遊亀、北澤映月の以上5名の女性日本画家と、彼女たちが描いた計7点の自画像である。...

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  • [論文] 近世の油彩の技法と材料

    武田, 恵理 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 230 39-64, 2021-12-25

    ...本稿では、いったん途絶えたかに見える初期洋風画の技法が漆工分野に伝わり、幕末期の洋風画家らのあいだに逆輸入された可能性を報告した。...

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  • フラン・チャンとフリーダ・カーロ

    ヤスキン メルチー 年報カルチュラル・スタディーズ 9 (0), 97-113, 2021-06-30

    ...本稿では、メキシコの画家フリーダ・カーロ(1907-1954)の作品と人生を動物主義的(動物中心主義の目線を通して)に解釈し、異文化交流を伴う人間ならざるものとのオルタナティブな関係を探求する。...

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  • 六人部暉峰について --竹内栖鳳門の女性画家--

    里見 徳太郎 人文學報 117 1-25, 2021-05-31

    ...10歳代半ばから活躍していた暉峰は,京都画壇の中堅画家として順調にキャリアを重ねており,そのまま画業を継続していれば,上村松園や伊藤小坡と並び,現代まで名を残す女性画家になっていた可能性がある。しかし,展覧会への出展は明治期に限られ,日本美術関係書籍の各種の栖鳳門系譜にもその名はみられず,現在では忘れ去られている。...

    DOI HANDLE Web Site 参考文献47件

  • アート/表現と表面の二重性

    ホンマ タカシ, 佐分利 敏晴, 野澤 光, 佐藤 由紀 生態心理学研究 13 (1), 21-22, 2021-05-01

    ...<br> さて,画家や写真家が「まさに見ているという感じを与えようとしている」のではないとすると,表現とは何に向かう活動なのか,また表現を鑑賞するものは何を体験しているのか.本シンポジウムでは,ギブソンの指摘する二重性を,表現の限界としてではなく,むしろ表現が発生する本質的な裂け目として積極的に</tt> <tt>位置づけ議</tt><tt>論を深めたい. </tt>...

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  • 浅野セメント深川工場をめぐる問題史

    中川 雄大 都市計画論文集 56 (1), 98-104, 2021-04-25

    ...そこで本稿では、社会史の視点を導入することによって、深川工場の煤煙問題が「都市化」によって引き起こされたものであるという認識が、都市計画家だけでなく新聞紙上においても用途地域制が必要であるという認識をもたらしたことを明らかにする。そして、そのような用途地域制が東京の東西の土地の性格を制度的に決定づけたことを示す。</p>...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • [論文] 風景図蒔絵プラークの原図と技法について

    日高, 薫 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 225 243-269, 2021-03-31

    ...風景図蒔絵プラークの中で,共通する画家による銅版画を原画とする作例として,フランス人画家ジャン・バルボーが手がけた版画集に基づいたローマ景観図蒔絵プラークのシリーズを紹介し,多くの作例がまとまって注文された可能性を指摘する。さらに,ロシアの画家マハエフにちなんだ銅版画による作例を取り上げることにより,原図となった版画が蒔絵制作に際してどのように用いられたかを考察する。...

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  • [001]しるぱ+ : とかげ通信 : アジア近代美術研究会会報 : 増刊1号

    羽田, ジェシカ, 武, 梦茹, 後小路, 雅弘, 羽鳥, 悠樹, 後小路, 萌子, 黃, 雯瑜, 高曽, 由子 1 1-8, 2021-03-31

    ...塩月桃甫について[羽田ジェシカ(台湾名 呂采芷)] / 近代中国の洋画家丁衍庸について[武梦茹] / 彫刻家建畠覚造訪問記備忘録[後小路雅弘] / S.スジョヨノの初期画業における一考察 : 《遊び》(1938年)を中心に[羽鳥悠樹] / 「居場所」としての美術館[後小路萌子] / 日本近代の中国趣味 : 堂本印象〈調鞠図〉の宋代皇后像の受容を例として[黃雯瑜] / 肖像をめぐる演出 : 竹内栖鳳《...

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  • 傅抱石留学時期の活動 : 金原省吾および郭沫若との交流

    成家, 徹郎 人文科学 26 76(85)-35(126), 2021-03-31

    ...中国の著名な画家・傅抱石は若い時期に日本へ留学した。帝国美術学校(いまの武蔵野美術大学の前身)金原省吾教授の美術論に心酔した。1934年に帝国美術学校に入学し金原教授から指導を受けた。またこの時期、亡命して市川市に住んでいた郭沫若とも交流し、援助を得た。亡命時期に郭氏の著作をたくさん出版していた文求堂田中慶太郎および金原教授たちの援助によって1935年に銀座松坂屋で個展を開催した。 ...

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  • A Study of Jikkei-ron : An Aspect of KAGAWA Kageki's Karon

    神作 研一 国文学研究資料館紀要 文学研究篇 = The Bulletin of The National Institure of Japanese Literature (47) 5-45, 2021-03-29

    ...文人画家の桑山玉洲の画論がそれであり、彼は「真景」を重用しつつ、そこに画人の創意を尊重した独自の〈真景論〉を展開した。それは、「実際ノケシキ」の再現つまり「写生」のみでは作品とは成り得ず、さらにそこに画人の「気韻」(こころ)が要請されなければならないとする特異なものであった(美術史家によって「写意的真景論」と呼称されている) 。この理論は、景樹の〈実景論〉とかなりの類似性が認められる。...

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  • 雑誌『番紅花』 : 一九一四年の尾竹一枝

    渡邊, 澄子 大東文化大学紀要. 人文科学 59 274(35)-264(45), 2021-02-28

    ...文筆の道に進むのが夢だったが、日本画家の娘に生まれ、仕方なく描いたはじめての作が一等なしの三等に。「天才少女画家出現」とニュースになる。19歳のときだ。翌年も褒状1等。『青踏』に出会いらいてうのトリコになる。らいてうと「同性の恋」に酔いしれる。生涯らいてうを敬愛し、何かと援ける。らいてうと『青踏』の為の行動がジャーナリズムで批判され退社。...

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  • 雑誌『番紅花』 : 一九一四年の尾竹一枝

    渡邊 澄子 大東文化大学紀要. 人文科学 (59) 274(35)-264(45), 2021-02-28

    ...文筆の道に進むのが夢だったが、日本画家の娘に生まれ、仕方なく描いたはじめての作が一等なしの三等に。「天才少女画家出現」とニュースになる。19歳のときだ。翌年も褒状1等。『青踏』に出会いらいてうのトリコになる。らいてうと「同性の恋」に酔いしれる。生涯らいてうを敬愛し、何かと援ける。らいてうと『青踏』の為の行動がジャーナリズムで批判され退社。...

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  • 都市計画家 町田保の経歴と仕事

    小澤 広直, 佐々木 葉 土木学会論文集D2(土木史) 77 (1), 38-52, 2021

    ...<p> 本報告では,昭和戦前期から戦災復興期にかけて内務省や建設省の土木エンジニア,建設官僚として活躍した都市計画家町田保(1903-1967)に着目し,町田の著した論考や書籍,公文書や事業記録などの資料を用いて,町田の経歴や仕事を整理するとともに,代表的な仕事の特徴や町田の考え方について把握することを目的とする.町田に関する年表作成と資料分析を行った結果,戦災復興都市計画では帝都復興事業での経験や...

    DOI Web Site 参考文献3件

  • ウォーターフォール,クリフ,分子創製

    古田 巧 ファルマシア 57 (7), 679_1-679_1, 2021

    ...どちらの連作も、超一流の画家の技と美的感覚に加えて、人為を超えて自然のありようをそのまま再現するかのような制作方法が、得も言われぬ感動に結びついているのかもしれない。自分もいつか、このウォーターフォールやクリフのように、有機分子という造形物で何か普遍性のあるテーマを表現してみたい。...

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  • 鑑賞時間を変化させたときの絵画鑑賞中の注視点の比較

    野坂祐介, 石井英里子, 星野祐子, 山田光穗 パーソナルコンピュータ利用技術学会論文誌 16 (2), 30-39, 2021

    ...著名な画家によって描かれた絵画は,画家が主題として描いたフォーカルポイントに鑑賞者の注視点が惹きつけられ,視線の動き に規則性があると考え研究を行ってきた。このような絵画鑑賞時の注視点のデータベースを作成することにより,人の視線予測を目指して研究されている顕著性マップと実際の視線との一致度の評価に役立てることができる。...

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  • ベアト写真と辿る相模国(神奈川県)の高原リゾート地

    高田 俊二 日本写真学会誌 84 (1), 32-41, 2021

    ...<p>日米修好通商条約で開港した横浜は生糸貿易で賑わい,多くの外国人が居留した結果,相模国の神奈川県に高原避暑の習 慣が伝わった.神奈川県には,丹沢山系と箱根山系の二つの高原地区があるが,外国人遊歩区域内の丹沢山系にある宮ヶ瀬は,幕末からすでに外国人の川遊びで賑わっていた.写真家ベアトは,共同経営者の画家ワーグマンと連れ立って宮ヶ瀬周辺を歩き回り,さらに遊歩区域外の箱根東海道や箱根七湯道にも踏み込んだと...

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  • 北朝鮮の都市計画家・金正熙

    谷川 竜一, クズネツォフ ドミトリー 日本建築学会計画系論文集 86 (781), 1103-1113, 2021

    <p> This paper focuses on Kim Jeong-hui, one of North Korea’s most famous urban planners. We elucidate his career before his return to North Korea in July 1953 from studying in Moscow. Furthermore, …

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  • 島津製作所標本部販売目録にある教育掛図の研究

    牧野 由理 美術教育学:美術科教育学会誌 42 (0), 303-314, 2021

    ...本研究では,島津製作所標本部の目録に掲載されている教育掛図を対象とし,題目,画家,制作会社などを検討した。その結果,東京造画館で製作した植物学用の教育掛図を,島津製作所標本部で販売していたことが判明した。さらに現存する教育掛図を分析したところ,魚類を描いた伊藤熊太郎の原図による教育掛図を含め,東京造画館の理科教育に関する教育掛図を数多く販売していたことが明らかとなった。...

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  • 他領域との往還による思考の再デザイン

    飯塚 純 日本デザイン学会研究発表大会概要集 68 (0), 48-, 2021

    ...<p>ディープラーニング技術を利用して作成された合成メディアの出現など、AIにおける生成技術が実証された現代の状況には、かつて写真機に出現によって、画家たちが具象から抽象へと表現の可能性を模索した状況と似ている。芸術の分野だけではなく、デザインの領域も含む「制作」という行為について今一度見つめ直す必要がある。...

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  • デ・キリコの望楼

    片桐 悠自 図学研究 55 (2), 13-20, 2021

    ...本研究は,建築家アルド・ロッシの設計思想における画家ジョルジョ・デ・キリコの影響を追う.まず,ロッシの手記『青のノート』を通じ,1968-71年までのデ・キリコへの言及を抽出し,円錐台の〈塔〉に付随するモチーフを導出する.ここから,1972年1月25日の「ムッジオの市庁舎」(1971-72)のエスキース図を分析し,広場に計画されたデ・キリコの彫刻《考古学者たち》の引用の意図を論じる....

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 作品に関する先行知識はネガティブな情動を喚起する絵画の印象や生理反応を変えるか?

    三浦 慎司, 川合 伸幸 日本心理学会大会発表論文集 84 (0), PI-064-PI-064, 2020-09-08

    ...刺激としてグロテスクな場面を生々しく描いたカラバッジョの作品を利用し,美術の専門知識の無い大学生を対象に,画家の美術史上での価値の高さや技法の特徴について書かれた教示文(価値強調文)と作品の価値がわからないようにして画家の作品の制作年代について書かれた教示文(統制文)の2種類を参加者間でそれぞれ提示した。...

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  • 21 世紀の日本の新色名を探る―2010 年代の車の色を中心に―

    吉村 耕治, 山田 有子 日本色彩学会誌 44 (3+), 204-, 2020-05-01

    <p> 新しい色名は,いつの時代でも創られている.21世紀の日本車の新色名に,「グロリアスグレーメタリックモリブデン鸞鳳(らんぽう)」や「デミュアーブルーマイカメタリックモリブデン瑞雲(ずいうん)」がある.これらは最高級車センチュリーの色名で,その塗装には日本の伝統工芸の漆塗りを参考に,層を重ね,研ぎと磨きを加えることで奥深い艶や輝きが追求されている.そして,敢えてカタカナと漢字を併用することに…

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  • ドイツの都市計画家と都市計画教育の現況に関する基礎的研究

    太田 尚孝 都市計画論文集 55 (1), 1-10, 2020-04-25

    ...ドイツでは都市計画家・都市計画教育とも、伝統的分野である建築家(学)とは異なり、独立した存在としてはわが国と類似し、いまだ少数派で発展途上段階にある。学際性と専門性のバランスなどの共通点や資格制度等の相違点を明確化した上でのドイツの都市計画家及び都市計画教育の全体像と個別事例に関わる動向把握は、わが国にも示唆が多いと思われ、今後も継続的な調査が期待される。</p>...

    DOI Web Site 参考文献5件

  • ミネ・オオクボとニューヨーク : 日系二世女性画家の「アフター・キャンプ」

    金田 由紀子, Kaneda Yukiko 青山經濟論集 71 (4), 57-71, 2020-03-30

    ...本稿では,日系二世画家のミネ・オオクボ(Miné Okubo 1912–2001)が戦時中の日系人強制収容所を出て,ニューヨークで画家生活をするようになった経緯をたどる。ミネ・オオクボにとって,芸術都市ニューヨークでの新生活は彼女の過去を購うに足るものであったか,戦後のオオクボの美術作品の評価をどうなすべきか等,強制収容所を出たあとのオオクボの人生と作品を検証する研究の出発点として覚書きを著す。...

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  • エドモン・ド・ゴンクール著『北斎』余説

    鈴木 淳 国文学研究資料館紀要 文学研究篇 = The Bulletin of The National Institure of Japanese Literature 46 203-301, 2020-03-16

    ...本書は、北斎を、優れたデッサン画家として捉え、十八世紀のフランスに輩出した画家たちの延長上に位置づけ、その絵本、版画、摺り物、肉筆に渉る全作品を網羅的に叙述したものである。近時、本書は、木々康子、鈴木重三、小山ブリジットらの研究によって、パリの骨董商で、ジャポニズムの火付け役を演じた林忠正とS・ビングとの協力、確執といった側面から論及することによって、研究の進展が図られてきた。...

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