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検索結果 1,506 件

  • 平面図と断面図による軌跡可視化のためのLine Simplification手法

    村上 司, 藤田 秀之, 新谷 隆彦, 大森 匡 電子情報通信学会論文誌D 情報・システム J107-D (5), 290-299, 2024-05-01

    ...ランニング,サイクリング,登山などの移動を伴う運動による軌跡データの共有が身近になった.多くのアプリケーションが,軌跡データを,緯度と経度の2次元平面上の軌跡平面図と,起点からの距離と標高の2次元平面上の軌跡断面図の両者により可視化する.軌跡データサイズ削減には,形状を保ちながら軌跡の頂点を間引くLine Simplification (LS)が用いられる.軌跡平面図と断面図両者のLS結果を得るため...

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  • 次世代にどのような自然を残すのか

    松田 笙太郎, 佐伯 いく代 伊那谷自然史論集 25 (0), 1-8, 2024-03-22

    ...各主体のもつ多様な意見を反映した保全計画を定める必要がある.本研究では,長野県下伊那地方において,市民ナチュラリストの団体である伊那谷自然友の会の会員(以下友の会)と長野県飯田高校の生徒(以下高校生)にアンケート調査を実施し,地域の自然に対する関わり方と自然に対する意識について比較した.調査の 結果,友の会と高校生では自然環境に対する認識が大きく異なることが明らかにされた.友の会は高校生に比 べて,登山...

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  • 野外教育を応用したアスリートの育成

    中丸 信吾 Strength and Conditioning Journal Japan 31 (3), 5-11, 2024

    ...野外教育は、簡潔に言うと登山やキャンプといった野外活動を教材とした教育である。野外教育は子どもたちの健全育成に寄与することが明らかになっているが、野外教育のエッセンスを競技スポーツ現場に応用しようとする試みが1990年代からサッカーを中心に盛んに行なわれるようになり、近年ではJOCのプログラムにも導入されるようになってきている。...

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  • 白馬連山,杓子岳における近年の岩壁の削剥過程

    杉山 博崇, 奈良間 千之 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 225-, 2024

    ...., 2007).飛驒山脈の後立山連峰に位置する杓子岳では,2005年に2名の死傷者を出した崩落が生じた(苅谷ほか,2006).このような登山事故を減らすには,中部山岳の岩壁の削剥過程の理解を深める必要がある....

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  • 湘南海岸の海浜植生に影響を及ぼす踏圧と微地形の関係

    小池 青, 小川 滋之 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 229-, 2024

    ...踏圧への耐性は種によって異なることが知られているほか、登山道では微地形に起因する路面の歩きづらさが、登山道外へのはみ出しを誘発し、結果として周辺部まで踏圧がかかり植生衰退を招くとされている(小林1998)。多様性を擁する海浜植生の保全において踏圧による影響の現状を把握することは重要である。...

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  • 杓子岳北東斜面における堆積土砂量の経年変化

    高木 芹菜, 奈良間 千之 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 276-, 2024

    ...の杓子岳北東斜面において,2013年8月23日に斜面に堆積した土砂が1時間雨量55㎜の集中豪雨により土石流として流出した.城ヶ崎ほか(2014)によると,土石流は白馬大雪渓上を約1km流下し,雪渓上では約141,000m<sup>3</sup>の土砂が堆積した.前年の2012年に撮影された空中写真では,土石流発生地点に多量の土砂が堆積していたことが確認された.この土石流による被害はなかったが,人気登山...

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  • 名勝としての妙義山のイメージの生産と流通

    関戸 明子 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 258-, 2024

    ...1885年の信越本線・松井田駅開業以降,登山道の整備が進み,1910年代には金洞山の石門と奇岩をめぐるルートに多くの登山客が訪れるようになっていた(図1)。金洞山の西部に中之嶽神社と御神体である朝日岩(轟岩),東部に四つの石門がある。石門一帯は金洞舎の柴垣氏の私有地であり,1954年に30haの土地が群馬県に寄贈され,県立妙義公園が開設されたという背景をもつ。...

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  • ネパール,サガルマータ国立公園・クムジュン村における牧畜の現状

    佐々木 美紀子, 渡辺 悌二 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 199-, 2024

    ...サガルマータ国立公園では、近年登山・トレッキングの中心地として観光開発が急速に進んでおり、シェルパが長年行ってきた牧畜業がその影響を大きく受けた(Stevens 1993)。観光客の荷物を運ぶ荷役獣としての役割を担うオスヤクが集落周辺に長期的に配置され、ナク(メスヤク)を中心としたかつての放牧パターンが縮小したと言われている (Brower 1991)。...

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  • 長野県の山岳ガイドを対象とした活火山 に関する意識調査

    井上 拓哉, 丸山 洸, 三ツ井 聡美, 吉本 充宏, 本多 亮, 秦 康範 自然災害科学 42 (S10), 75-82, 2023-10-15

    ...本研究では,長野県の公認山岳ガイドである信州登山案内人を対象に,ハザードマップの認知,噴火警戒レベル,噴火現象への対応,火山情報の入手等について現状を把握し課題を抽出することを目的に,活火山に関するアンケート調査を実施した。  ...

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  • コロナ禍における登山者の行動変化とその要因ー飯豊連峰での調査結果からー

    生亀 嘉奈子, 菊池 俊一 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 245-, 2023-05-30

    ...他人との距離がとれる山岳地への入込が増えたり、感染を恐れて単独山行やテント泊が増えるならば環境収容力を上回る利用となり、植生の変化や登山道・山小屋周辺環境の荒廃を引き起こす恐れがある。そこで、コロナ禍前後における登山行動の変化実態を調べ、その要因を登山者の属性、登山行程、コロナ禍に対する意識等から分析するためにアンケート調査を実施した。...

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  • 筑波山観光客の豚熱およびアフリカ豚熱に対する認識

    長沼 知子, 遠藤 友彦, 鈴木 隆央, 金子 紋子, 平田 滋樹 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 231-, 2023-05-30

    ...一方で、林内で作業を行う狩猟・林業関係者等に加え、登山やハイキングの観光客における対策の導入が課題となっている。本研究では、筑波山に訪れた観光客463名に行ったアンケート調査から、豚熱・アフリカ豚熱及びこれらの対策への認識を明らかにすることを目的とした。...

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  • 携帯電話ビッグデータで挑む観光行動の解明

    久保 雄広, 岸田 隆明, 瓜生 真也, 三重野 太郎, 柘植 隆宏, 康 傑鋒, 豆野 皓太, 庄子 康, Arne Arnberger 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 31-, 2023-05-30

    ...続いて、携帯電話GPSデータを用いて富士山の登山行動を分析した事例を紹介する。</p>...

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  • 中部山岳国立公園におけるボランティアを活用した登山道整備に関する研究

    堀 彰穂, 岩永 青史, 原田 一宏 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 87-, 2023-05-30

    ...<p> 本研究の目的は、国立公園における登山道整備において、ボランティアを活用した整備について着目し、新たな担い手としてのボランティアによる整備の可能性とその課題について検討することである。そこで、登山者に対して、登山者への登山道を取り巻く課題の認知や、ボランティアによる整備への意識についてのアンケート調査を実施した。...

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  • 北アルプス南部地域における登山道維持の課題と利用者参加制度

    愛甲 哲也, 安原 有紗, 庄子 康 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 88-, 2023-05-30

    ...特に民間の山小屋事業者が周囲の登山道の維持管理を実質的に担っている場合,新型コロナウィルス感染症の蔓延による登山者数の減少および宿泊人数の制限により経営が厳しくなり,登山道の維持管理などといった公益的機能の維持が困難になってきている。本研究で対象としている北アルプス南部地域では,2021年秋より,登山者に登山道維持管理への費用負担をもとめる取組,北アルプストレイルプログラムをはじめた。...

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  • 南アルプス国立公園の登山道管理:行政機関・山小屋・地元団体の取り組み

    内山 雄介, 竹本 太郎 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 237-, 2023-05-30

    ...公園内の登山道は行政機関や山小屋、民間団体等の多様な主体の整備により維持されている。それら主体の関係性を、リスク管理の面や、意思決定・コンフリクト調整の面から見る研究などがされてきた。環境省や県が取りまとめた登山道管理のあり方に関する報告書類からは、登山道の管理主体が持つ管理責任の懸念の大きさや主体の連携を目指してきた経緯などが分かる。...

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  • 携帯圏外の森林でも使える救助要請システムにステークホルダーが感じた価値

    小池 達也, 森部 絢嗣, 細野 光章 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 573-, 2023-05-30

    ...林業従事者と登山者の双方が、早期救助による事故の低リスク化の可能性に価値を感じていた。また、林業従事者は施業時の携帯性や利便性を、登山者は「自らの能力で困難を克服する」という登山の醍醐味を失わせないための配慮が十分でないことを、今後の課題として挙げた。</p>...

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  • 奥秩父山地におけるシカの生息地選択と人間活動に対する行動反応

    玉木 麻香, 梅木 清, 谷川 鴻介, 角田 裕志, 平尾 聡秀 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 603-, 2023-05-30

    ...東京大学秩父演習林滝川流域は、滝川を境に狩猟や登山などの人間活動の行われている地域(西岸)と、アクセス困難な鳥獣保護区域(東岸)に隔てられている。流域内の61地点に設置した自動撮影カメラから得られた2020年9月~2021年6月の動画データを使用し、個体ごとにシカの警戒行動の記録を行い、行動特性と個体密度、日周活動について、環境要因との関係を解析した。...

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  • 土壌圧縮がカラマツ苗木の成長と根の動態に及ぼす影響

    遠藤 いず貴, 中路 達郎, 刀祢 翔太, 井手 淳一郎, 大橋 瑞江 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 691-, 2023-05-30

    ...<p>高性能林業機械等の重機による林内の走行や,登山等のレクリエーションに伴う踏圧,乾燥や豪雨等による表面土壌の流出は,森林内の土壌を硬化させる恐れがある。土壌の硬化は,樹木の成長に欠かせない細根の伸長や枯死といった動態に悪影響を与える可能性がある。本研究ではニホンカラマツの一年生苗を土壌圧縮条件下で育成し,地上部と地下部の成長量および細根の形質や動態を非圧縮条件下の苗木と比較した。...

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  • 上腕骨近位端用プレートを用いて脛踵間固定術を施行した1例

    蓑川 創, 髙原 真穂, 野村 智洋, 坂本 哲哉, 小阪 英智, 柴田 陽三, 伊﨑 輝昌 整形外科と災害外科 72 (2), 179-182, 2023-03-25

    ...<p>距骨壊死は,距骨圧潰が進行し,可動域制限や疼痛が生じると,日常生活に支障をきたすため,手術療法を要することが多い.今回,距骨壊死に対し,外側アプローチで展開し,反転した上腕骨近位端用プレートを用いて脛踵間固定術を施行した1例を経験したので報告する.症例は81歳男性.左足関節を捻挫して受傷.近医で骨折は指摘されず,趣味の登山を継続していたが,その後徐々に左足関節痛が増悪したため,当科紹介受診となった...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献4件

  • ネパール,サガルマータ国立公園クムジュン村の牧畜のいま

    佐々木 美紀子 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 130-, 2023

    ...<p>はじめに ネパールのサガルマータ国立公園では、登山・</p><p>トレッキングの中心地として観光開発が急速に進んでいる。</p><p>観光開発は自然環境や現地の住民である,いわゆるシェル</p><p>パの社会に大きな変化を生じさせてきた。シェルパが長年</p><p>行ってきた牧畜業も観光の影響を大きく受けた(Brower </p><p>1991)。...

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  • 飛驒山脈北部の高山帯における深度別地温の観測

    杉山 博崇, 奈良間 千之 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 224-, 2023

    ...., 2017),建築物や登山ツーリズムの安全管理にもかかわるため,落石の実態調査は重要な課題である.中部山岳の高山帯では,季節凍土帯が大半を占めるため,今後の年平均気温の上昇により季節凍土の融解に起因する落石の規模や頻度の減少が予想されるが,日射量,積雪,植生等の環境の違いにより季節凍土に与える影響は一様ではない.高山帯の現在および将来の斜面安定性を評価するには,長期間の観測に基づいた,凍結深や凍結期間...

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  • 富士山における外来植物防除マットの使用行動に対する 観光客の意向

    三ツ井 聡美, 宇野 忠, 堀内 雅弘 林業経済研究 69 (2), 22-32, 2023

    ...富士山では登山道入口に,観光客の靴から植物の種子を取り除くための防除マットが設置されている。より多くの観光客に防除マットの使用を促すため,効果的な介入方法の検討が課題となっている。本研究は,観光客の防除マットの使用行動と,今後防除マットを使用する行動意図に影響を与える心理的要因を明らかにすることを目的とした。...

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  • 3Dプリンタ等を活用した触って学ぶ糸魚川フォッサマグナミュージアムの石の特別展

    小河原 孝彦, 茨木 洋介, 郡山 鈴夏, 香取 拓馬, 竹之内 耕 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 315-, 2023

    ...日本列島を変えた石展(2019年),栂海新道展(2021年),海のアート展・太古の海の化石展(2022年)である.宝石の国展は,講談社で市川春子氏が連載している漫画とコラボレーションし,漫画とキャラクターと実際の宝石を展示するなどした.栂海新道展は,文化庁の補助金を活用し,大学・研究機関・博物館・地元山岳団体が協力して新潟県・富山県境の朝日岳周辺の調査を実施し,その成果を特別展として公表した.また,登山...

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  • ネパール,サガルマータ国立公園の主要村落における家畜所有頭数

    渡辺 悌二, 佐々木 美紀子, 六井 菜月, 王 婷 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 249-, 2023

    ...ただし,♂ヤクが著しく増加したとは言え,ロッジやトレッカー・登山隊が必要とする物資の運搬に使われる♂ヤク・♂交配種の両者を所有する世帯の所有規模は,クムジュンで一世帯あたり平均4.1頭(レンジ=1〜19頭),クンデで3.7頭(1〜16頭),ポルツェで6.1頭(1〜32頭)であり,現在でも小さいことがわかる。  ...

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  • サガルマータ国立公園における人と観光関連家畜の無秩序な歩行による登山道の荒廃

    王 婷, 渡辺 悌二, Regmi Dhananjay 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 299-, 2023

    ...ところが,本研究で問題視している,複線化とガリー侵食の著しい草地上の登山道区間(より平坦で土壌が発達している)はいまだに放置されたままである。登山道の持続可能な利用を実現するために,ガリーが生じた登山道区間を積極的に整備し,植生回復を促進する対策を行うことが,今後の登山道管理に含まれる必要があり,最初にすべきことは,国立公園全域の登山道管理のグランド・デザインを考えることであろう。...

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  • 東ネパール・ソルクンブー郡におけるヤク・ウシ交配種の家畜交易

    渡辺 和之, 白坂 蕃 日本地理学会発表要旨集 2023a (0), 144-, 2023

    ...東ネパールのソルクンブー郡では、エベレスト登山や観光化に伴い、ヒマラヤ越えの交易で用いたヤクやゾプキョを登山隊やトレッキングの荷役に転用し、交配種であるゾプキョの生産も現在まで残っている。ただし、近年では交配に用いるウシがチベットから入手しにくくなった。また、ソルとクンブーでは家畜の交配に使用する家畜が微妙に異なり、交配種の用途にも地域的な差異があった。...

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  • 四足歩行哺乳類の歩容類型における杖を用いたヒトの歩容の位置づけ

    越水 悠介, 横山 慶子, 山本 裕二, 木島 章文 日本体育・スポーツ・健康学会予稿集 73 (0), 271-, 2023

    ...<p>登山の際にトレッキングポールを使用すると推進力が増進し、姿勢のバランス維持が容易になる。このとき登山者が踏み越える段差に応じて手足の協調が変化する。こうした前肢と後肢の機能的な協応は様々な四足歩行動物にもみられるが、その歩容は動物種によって異なる。...

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  • 長いベッド上生活で諦めていた屋外散策が多職種連携により実現できた事例

    西田 透 九州理学療法士学術大会誌 2023 (0), 88-, 2023

    ...</p><p>【事例紹介】 70歳代男性 診断名:慢性Ⅱ型呼吸不全 既往:肺癌、肺切除歴あり、シェーグレン症候群</p><p> 以前はマラソンや登山、海外旅行を趣味とされ自ら庭の木々を剪定し、様々な花を植え、自宅前の道路沿いに紫陽花を植えたり梅の木を400本植樹したりとガーデニングに強い思い入れがあった。</p><p> X-3年COPDにて入院、12月に退院後訪問リハビリ介入開始。...

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  • カシミール3Dによる立体地形図の普及

    杉本 智彦 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 110-, 2023

    ...また、米国製のハンディタイプのGPSが普及し始め、登山などの場面でも使用されるようになった。GPSのルート設定や、取得したデータの処理などが必要となり、カシミール3Dに実装した。3D地形と合わせることで、航空分野においての利用もあった。2001年からは、インターネットサービスとして「山旅倶楽部」を開始し、地図とDEMをタイル形式のデータにしインターネットからカシミール3Dに配信できるようにした。...

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  • 石鎚山における登山者の行動特性と近年の登山観光

    井口 梓 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 302-, 2023

    ...<p>Ⅰ.研究目的:登山をめぐる先行研究では、登山道整備、環境保全、登山行動及び登山リスクの把握等の研究の蓄積が多く、さらに観光研究としては、登山観光地の開発プロセス、主要山岳地の実態把握が進められ、近年では、登山者か、あるいは一般観光客としてその行動をみるべきか、大衆化が進むほど観光化する登山に対して注目すべき議論がみられるようになった。...

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  • 江戸期から現代までの日本社会における登山の動機

    堀口 朋亨, 村山 弘太郎, 影浦 亮平 国際言語文化学会日本学研究 8 (0), 1-16, 2023

    Mountaineering based on mountain worship has long been practiced in Japan. For example, in 1751 through 1763, approximately 200,000 people visited Mount Oyama every year with both religious and …

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  • 登山の事前トレーニングをポイント化し,登山の体力的な準備度を把握するための提案:

    吉塚 一典, 濱田 臣二, 大山 泰史, 末永 貴久 スポーツパフォーマンス研究 15 (0), 401-411, 2023

    ...筆者らは「登りたい山に必要な体力水準」と「登山者自身の体力水準」のミスマッチを防ぐ方法として,登山前の事前トレーニングを登山とランニングを併用して行う場合についてポイント化し,登山の体力的な準備度を把握する方法(換算式)を考案した.さらに,考案した換算式の有用性や課題を検証するため,登山愛好者3 名を対象に剱岳への実証登山を試行した.剱岳の登頂に必要な体力は5900 ポイント(コース定数× 100)...

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  • 山陰海岸ジオパーク京丹後エリア、日本海拡大期のジオツーリズム

    森野 善広 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 147-, 2023

    ...また、ツーリズムルートの延長として金剛童子山登山(弥栄平野を一望)に繋げることができる。課題として、国定公園内における林道の整備・補修(積雪や豪雨による被災)や露頭の保全・修復が挙げられる。 本発表で示したジオツーリズムコースは、京都府立峰山高等学校の地学実習のフィールドでした。当時ご指導いただいた故古橋喜博先生に感謝申し上げます。...

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  • 『電子野帳』 —ルートマップ・地質図作成用iPadアプリの開発—

    亀高 正男, 北川 博也, 豊田 守, 浪久 信, 柴原 幹, 佐藤 明 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 263-, 2023

    ...既に登山用アプリを中心に,自分の位置情報や移動経路,写真撮影位置などを地図上に表示するための様々なアプリが公開されています.また,オープンソースの地形図や地質図を重ね合わせて表示するアプリも多数ありますが,そこに自分の地質調査結果を表示できるアプリはありませんでした.一方,走向傾斜を計測するアプリとしては,ジーエスアイと産業技術総合研究所が開発したGeoClinoが知られており,地図上に走向傾斜マーク...

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  • 学校教育・生涯学習における地理情報活用の一般化

    大西 宏治, 奥貫 圭一, 鈴木 允, 西村 雄一郎, 池口 明子 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 147-, 2023

    ...</p><p> 1990年代半ばから地理空間情報を可視化するソフトウエアが個人プログラマーによっても開発されるようになってきた.たとえば,標高データを段彩したり3D表示したりして可視化できる「カシミール3D」がDAN杉本氏によって,国勢調査などの地域統計を使った主題図を作成するMANDARAが谷謙二氏により開発された.カシミール3Dは登山などの山を趣味をする人たちだけでなく,研究者などに,MANDARA...

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  • 定点カメラと機械学習を用いた高山帯における雲の観測(2)

    浜田 崇, 岡本 遼太郎, 小熊 宏之 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 151-, 2023

    ...</p><p> (1)山の稜線が雲に覆われるパターンについて,月別・時別の頻度分布を示した.11月~2月にかけての晩秋から真冬の時期を除くと,午前中から夕方にかけて出現頻度が高くなる傾向を読み取ることができる.午後から夕方にかけての時間帯における雲の出現頻度は,月の約1/3から約1/2の日数でみられることが明らかとなった.谷風などの影響により,午後になると稜線が雲に覆われやすいという登山時に観察される...

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  • 戸外にあることの想像力

    古川 不可知 日本文化人類学会研究大会発表要旨集 2023 (0), A10-, 2023

    ...本発表の目的は、日本における一般登山とキャンプの実践を取り上げ、「戸外outdoor」にあることが持つ意味と、そこから想像される理念的な「ホーム」について考察することである。具体的には、①戸外と人類学がどのような関わりのもとにあるのかを整理する。②現代日本のアウトドア観光における語りと実践を、登山とキャンプを対比しつつ報告する。③あるべきホームが戸外からどのように想像されているのかを論じる。...

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  • 寒冷下におけるヒトの体温調節と運動時低体温症の発症メカニズム

    藤本 知臣 新潟医療福祉学会誌 23 (2), 2-8, 2023

    ...<p>近年、マラソンやオープンウォータースイミング、登山や水中レジャー活動といった自然の中で行われるスポーツ・アクティビティの競技人口が増加している。これらのスポーツやレジャー活動が低気温下や冷水下といった寒冷環境下で行われる場合には、体温の低下を防ぐために皮膚血管収縮やふるえ熱産生といった体温調節反応が生じる。...

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  • 山岳遭難要因である登山者および登山道に着眼したリスク軽減に関する一考察

    小林 昭裕 環境情報科学論文集 ceis36 (0), 118-123, 2022-11-30

    ...遭難態様によって登山道の施設・サービスの関与が異なり,山域毎の登山道の自然立地条件が多様なことから,山域毎に遭難頻度や分布に応じた登山道の類型区分,区分された登山道毎に対応する施設・サービスの設定を行い,登山者の登山計画段階,行動段階におけるリスク軽減やリスク回避に寄与する仕組みが求められる。</p>...

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  • 国立公園における登山道維持のための費用負担に対する利用者意識

    安原 有紗, 愛甲 哲也 環境情報科学論文集 ceis36 (0), 144-149, 2022-11-30

    ...その結果,取り組み全体に対するプラスの評価が確認されたほか,登山道維持の課題やプログラムに関する意見を9つのグループに分類することができた。また,現状の課題をどのくらい認識しているかにより,出現する語が異なることが明らかとなった。</p>...

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  • 富士山における登山者の火山噴火に関する認識

    丸山 洸, 三ツ井 聡美, 吉本 充宏, 石峯 康浩, 本多 亮, 秦 康範 自然災害科学 41 (S09), 83-94, 2022-10-15

    ...登山者自身による火山に関する知識や火山情報の収集の促進のためには,登山道入り口などでの情報提供の充実が求められる。...

    DOI Web Site

  • 立山芦峅寺衆徒の九重御守護

    福江 充 北陸大学紀要 = Bulletin of Hokuriku University 53 135-150, 2022-09-30

    ...江戸時代、立山信仰の拠点集落であった山麓の芦峅寺と岩峅寺は加賀藩前田家の支配下に置かれ、それぞれ一山と称して 38 軒の宿坊を構え、同藩の祈願所や立山禅定登山の基地としての役割を果たしていた。筆者は先般、Yahoo!オークションでこの芦峅寺に関わる九重御守護を購入したが、本稿では、この作品を史料として紹介し、さらに立山信仰史研究の分野における史料的価値を提示した。...

    DOI 機関リポジトリ

  • 新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 流行下に経験した日本紅斑熱の 1 例

    山岡 絵里, 髙木 慎太郎, 盛生 慶, 大屋 一輝, 森 奈美, 岡信 秀治, 辻 恵二, 古川 善也 日本病院総合診療医学会雑誌 18 (4), 239-244, 2022-07-31

    ...入院後の病歴聴取で発症前日と 10 日前に登山歴があったことが判明,リケッチア感染症を疑い直ちにミノサイクリンを開始,発熱,全身状態は速やかに改善,皮疹紅斑も消退した。後日,血清と皮膚生検PCRで Rickettsia Japonica DNA が検出され日本紅斑熱と診断した。...

    DOI 医中誌

  • 富山市山岳域自然調査報告(2021)

    藤田, 将人, 岩田, 朋文, 吉岡, 翼, 清水, 海渡, 太田, 道人 富山市科学博物館研究報告 = Bulletin of the Toyama Science Museum 46 61-65, 2022-07-01

    The geology, topology, fauna, and flora of the alpine and subalpine zone between Oritate and the Lake Kurobe in Toyama and Nagano Prefecture were researched. Plant fossils and sandstone from the …

    機関リポジトリ Web Site

  • 全ては山を安全に楽しむことから

    太宰 潮, 奥谷 孝司 マーケティングジャーナル 42 (1), 101-110, 2022-06-30

    ...<p>本論は登山という趣味の分野で急伸している福岡のベンチャー会社,(株)ヤマップと,そのメインツールであるスマートフォンアプリ「YAMAP」について,特に社会的意義と顧客経験に焦点を当てながら取り上げたものである。...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 国立公園の来訪者モニタリングにおける位置情報がないSNS投稿の有用性

    久保田 裕, 宮坂 隆文, 梶川 将弘, 大場 章弘, 宮坂 加理 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 245-, 2022-05-30

    ...投稿された活動のうち、位置情報ありでは主要車道でのドライブ(48.0%)、なしでは車道外での登山・ハイキング(35.9%)が最も多く確認された。風景写真ではアクセス性の低い場所で位置情報なしの写真が有意に多く、動植物の写真は位置情報ありで22枚(4種)、なしで584枚(67種)だった。...

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  • 中部山岳国立公園における協働による登山道整備に関する研究

    堀 彰穂, 岩永 青史, 原田 一宏 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 95-, 2022-05-30

    ...<p> 本研究では、国立公園における登山道整備において、ボランティアを活用して整備を実施している事例について着目し、ボランティアを活用した登山道整備の課題と可能性について検討を行った。調査手法として、中部山岳国立公園の雲ノ平において行われた、登山道整備プログラムへの参加観察やヒアリング調査を行った。...

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  • 公共緑地の市民協働による管理運営の促進・阻害要因

    愛甲 哲也, 庄子 康, 町田 怜子, 三上 直之, 武 正憲, 御手洗 洋蔵, 松島 肇, 林 和沙 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 92-, 2022-05-30

    ...<p> 都市公園や花壇の維持管理、登山道の補修、草原景観の維持、動植物の保護、海岸・湿原の再生など、様々な公共の緑地において市民が参加する活動が展開されている。行政や管理者の予算や人員の不足に加え、市民や利用者の参加により、関心や愛着を高め、地域や利用者のニーズに沿った管理運営が期待されている。その一方で、活動者や団体の高齢化や負担増も懸念されている。...

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  • 大雪山における登山道侵食防止マットの施工による実生の定着への影響

    陳 絵, 愛甲 哲也 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 243-, 2022-05-30

    ...<p>山岳地における登山者による登山道荒廃とそれに伴う植生破壊が問題となっている。それに対し、大雪山国立公園では、数年前よりヤシ製の侵食防止マットによる植生回復作業が行われ、一定の効果が示されている。しかし、マット施工の有無や施工方法の違いによる実生の発生や成長過程の違いは未だ不明である。...

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  • 山小屋による山岳自然公園内の登山道維持管理:南アルプス国立公園の場合

    内山 雄介, 竹本 太郎 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 242-, 2022-05-30

    ...「国立公園の公園計画作成要領等」における「登山道等」とは、「公園利用者の徒歩利用の用に供される道路」である「歩道」の一つで、登山等の利用を想定した施設として位置づけられる。「登山道等」の整備は、利用者の能力等を考慮し自然環境や適正利用の上で必要最小限のものとされるが、定期的な維持管理が必要である。立地上、その役割を山小屋が担うケースが全国に存在しているが、実態はあまり明らかにされていなかった。...

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  • 比叡山大宮川上流部における渓流沿いの植生

    小木曽 遼, 深町 加津枝 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 167-, 2022-05-30

    ...対象地である大宮谷も大半が人工林によって占められ、谷底を流れる大宮川に並行して、管理道・登山道として重要な大宮林道が走る。</p><p> 本研究では大宮川上流部の渓流沿い植生の多様性およびそれらが成立する環境の現状を把握することを目的とした。源頭から200~300m毎に10m四方の調査区を設置し毎木調査を行うとともに、その中に2m四方の小調査区を4つ設置し林床植物の調査を行った。...

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  • 大雪山国立公園旭岳における山岳遭難事故を引き起こすリスク要因と安全登山に向けた情報発信対策

    方 翀博, 山中 康裕 Geographical Studies 96 (2), 19-30, 2022-04-30

    ...本研究では情報発信の改善策として,(1)ウェブ情報では,例えば寒さについて他所との気温差を示すような,訪問者が山の危険性をより理解しやすい情報を提供すること,(2)登山道の標識では,大雪山グレードを利用して色分けし,訪問者が登山道の難易度をわかりやすく気づくように情報を提供すること,(3)散策・登山開始直前に,当日の登山道と天気に関する情報を外国人訪問者にも提供すること,以上の三つを提案する。...

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  • アヤメ平の植生復元

    片野 光一, 吉井 広始, 宮澤 公明 低温科学 80 291-308, 2022-03-31

    ...1960年代半ば,アヤメ平湿原の約1.2haが登山者の踏みつけで裸地化し,尾瀬地域で最も広い裸地となった.その植生復元は,1966年に群馬県によって始められ,1969年からは尾瀬林業株式会社が主導してきた.当初は,泥炭ブロック移植やミタケスゲCarex michauxiana Boeck. subsp. asiatica Hultén播種が行われたが,泥炭の流失で回復は進まなかった.その後,泥炭流失防止...

    DOI HANDLE Web Site

  • 1-4-14. 奄美大島におけるノヤギの食害および捕獲状況に関する継続調査

    中西, 良孝 南太平洋海域調査研究報告 = Occasional papers 63 46-49, 2022-03-30

    ...湯湾岳山頂付近の目撃情報があったにもかかわらず、大和村側登山道入口付近ではノヤギの糞はほとんど見当たらなかった。一方、三太郎峠や奄美中央林道などの内陸部でノヤギの目撃情報が得られた。したがって、湯湾岳を含む内陸部でノヤギが増加する前に当該地域外で早期駆除を行う必要性が示唆された。...

    機関リポジトリ

  • 歴史的環境保全地域における歩行負担を考慮した山岳歩道のトレッキング利用

    藤井, 美由紀, 仁多見, 俊夫 東京大学農学部演習林報告 (145-146) 1-20, 2022-03

    ...一方で,登山散策ブームにより中高年の遭難者が増加しており,トレイルによる誘客を推進する自治体にとっては財政的にも課題となっている。現状改変の難しい歴史文化的背景に基づく熊野古道中辺路の縦断面情報と運動療法による管理手法をもとに,心臓リハビリ対象者が歩くことができるモデルコースを設定した。現実的には不可能な路線変更コストを算出し,当該管理手法のメリットを数値化した。...

    日本農学文献記事索引 HANDLE Web Site ほか1件

  • 環境教育用VR動画の制作手法に関する考察

    早岡 英介, 吉田 大輝 羽衣国際大学現代社会学部研究紀要 (11) 45-56, 2022-03

    ...本稿では、2020年10月に北海道と北海道大学CoSTEPで共同制作したヴァーチャル・リアリティ(VR)動画「バーチャル登山!アポイ岳」を事例に、体験型の環境教育用VRコンテンツの制作プロセスについて考察した。...

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • 岐阜県飛騨地域における山岳救急症例の特徴

    白子 隆志, 加藤 雅康, 久保田 忍 日本臨床救急医学会雑誌 25 (1), 46-52, 2022-02-28

    ...<p>当院は,北アルプスに近い岐阜県飛騨地域の中心都市・高山市に位置し,近年登山人口の増加に伴い山岳救急症例が増加してきた。2015年からの5年間に当院に救急搬送された登山を含む山岳救急症例を対象に傷病者背景,受傷機転,重症度,転帰などを後方視的に調査した。...

    DOI Web Site 医中誌

  • グループ内で利用可能な複数の通信端末を想定した適合型アドホック配信システムの提案

    野田, 崇道, 橋本, 浩二 第84回全国大会講演論文集 2022 (1), 381-382, 2022-02-17

    ...グループ登山の様子を各自の通信端末でライブ配信する場合など,安定した通信環境を持続的に利用できるとは限らない状況を想定すると,ライブ配信の継続的な実施は通常困難なものとなる.一方,回線接続状況が異なる複数の端末を効果的に組み合わせて用いることが可能であれば,ライブ配信の継続性を高めることが期待できる.そこで本研究では,複数の端末の回線状況と可用帯域に応じてライブ配信の経路を端末間で適宜調整できる機能...

    情報処理学会

  • 文献案内

    太田 まり子, 藤原 重雄 東京大学史料編纂所附属画像史料解析センター通信 95 31-31, 2022-01-28

    ...村山 卓「栗橋宿の「浅紅」と浅草紅粉屋諫蔵」(『東京考古学』第39号、東京考古談話会、2021年6月) 太田まり子/静岡県富士山世界遺産センター編『富士山巡礼路調査報告書 大宮・村山口登山道』(同、2021年3月) 藤原重雄...

    DOI HANDLE Web Site

  • 大雪山国立公園における無管理のキャンプサイトの裸地化を削減する対策についての提言

    王 婷, 渡辺 悌二 日本地理学会発表要旨集 2022a (0), 114-, 2022

    ...<p><b>はじめに</b></p><p> 山岳国立公園では,登山や野営などのレクリエーション活動が盛んに行われている。キャンプサイトでは頻繁な利用により植生が損失し、裸地が生じる。裸地拡大や混雑問題が生じないように、キャンプサイトの利用レベルと荒廃状況を把握した上で、適切な管理を行うことが必要である(Marion et al. 2018)。...

    DOI

  • 吾妻火山群最新期,吾妻小富士噴出物の層序と山体形成史

    鈴木 和馬, 戸丸 淳晴, 長谷川 健 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 351-, 2022

    ...</p><p><b>2.露頭記載 </b>吾妻小富士溶岩上に位置する登山道沿いの露頭(loc.2)では,浄土平火山由来のテフラ層が7層(下位からL2-1 ~ L2-7)確認できる.L2-5の直上には層厚1 cmの黄色細粒火山灰層が,L2-7上位にはロームを挟み層厚2 cmの白色軽石層が存在する.これらは層相・岩質と火山ガラス組成から,それぞれ,十和田―中掫テフラ(To-Cu:6 ka),沼沢―沼沢湖...

    DOI

  • 低山登山が食後の血糖上昇に与える影響

    玉木 蒼一郎, 坂口 芽以子, 阪本 匠馬, 滝 航大, 小縣 良, 原 裕昭, 坂本 拓巳, 池谷 茂隆, 上田 真也 教育医学 67 (3), 162-172, 2022

    There are few studies that have verified blood glucose fluctuations in hill walking, which is popular as lifelong sports. Therefore, the aim of the present study was to investigate the effects of …

    DOI Web Site 医中誌

  • 富士山山頂域亜氷雪帯における種子植物の分布と植物群落の近年の動向

    菅原 久夫 植生学会誌 39 (1), 65-71, 2022

    ...山頂域では,山小屋,測候所などの建設に伴い平坦地や安定した立地が形成され,種子植物の侵入が容易になっているものと考えられる.帰化種ナガハグサの出現は,登山者などによる種子運搬の結果と考えられる.このように,富士山山頂域における種子植物や疎生群落の出現には,人為的要因も関与しているものと考えられた.</p>...

    DOI

  • 長野県,上高地谷における斜面-谷底の土砂供給と地震との関係

    島津 弘 日本地理学会発表要旨集 2022a (0), 138-, 2022

    ...</p><p><b>3.1998年の群発地震と大雨イベント</b>  群発地震開始時,上高地で調査を行っていた.1998年8月7日昼過ぎに最初の揺れが来て,その後上高地で体に感じる地震は数分おきに起こった.深夜には山からの落石の音が聞こえ,翌日登山道上を大きな岩塊が塞いでいるのを目撃した.8月12日にはさらに活発化し,最大震度4および5弱の地震が発生した.一方,アメダス上高地では12日に日降水量79mm...

    DOI

  • 顔映像を用いた非接触式血中酸素飽和度測定法

    佐々木 颯馬, 杉田 典大, 八巻 俊輔, 池宮 大稀, 寺井 孝則, 吉澤 誠 生体医工学 Annual60 (Abstract), 177_1-177_1, 2022

    ...<p>血液に十分な量の酸素が行き届いているかどうかを定量的に確かめることのできるパラメータとして,血中酸素飽和度(SpO2)が存在する.SpO2の継続的な測定により,肺炎や慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの低酸素血症を引き起こす病気の早期発見や,新生児や麻酔中の患者の状態確認が可能になる.現在,SpO2は主にパルスオキシメータを利用して測定されており,その簡便さから医療現場のみならず自宅療養や登山中...

    DOI

  • 当科で経験したマダニ咬症の2例

    増田 佐和子, 臼井 智子 日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会誌 2 (4), 203-208, 2022

    ...内科に対診したところ発症1週間前に県南部で登山したことが判明し,日本紅斑熱と考えてミノサイクリン投与を開始した。その後腰部にマダニの刺し口が発見され,刺し口痂皮のPCR検査により日本紅斑熱と確定診断された。全身症状,検査所見とも順調に改善し,発症14日目に退院した。症例2は78歳女性で,市内の竹林に入った翌日に右耳痛と耳出血があり受診した。...

    DOI 医中誌

  • 女性医師としての多様なキャリアにおける独自性や存在価値の追求

    長村 登紀子 臨床血液 63 (8), 934-936, 2022

    ...研究や仕事,人生は長い登山の上り坂であり,谷間が存在する。いまだ道半ばであるが,アカデミアから企業へ技術移管時の谷間は,アカデミア側の製造能力・品質や安全性を高めることによって,また,結婚や子育て時期の谷間は,家族や環境によって,さらに仕事における独自性と個々の存在価値の追求によって埋めていければと考える。</p>...

    DOI PubMed

  • 脳卒中片麻痺患者の軽度内反尖足に対するTurboMed 装着の即時効果

    村上 美貴, 久保田 勝徳, 吉田 大地, 川﨑 恭太郎, 脇坂 成重, 日高 健二, 遠藤 正英 九州理学療法士学術大会誌 2022 (0), 33-33, 2022

    ...<p>【はじめに】</p><p>尖足や下垂足に対し使用頻度が高い靴べら型短下肢装具(shoe horn brace:以下SHB)は,装具装着側の靴を大きくする必要があり,履ける靴の種類が限られることなどの問題点がある.近年,下垂足を対象とした外部装着式の装具としてTurboMed(以下TM,パシフィックサプライ社製)がある.このTM は,登山などよりアクティブに活動する方のためにデザインされたものであり...

    DOI

  • 上高地群発地震の活動推移と断層系 その2 ―1998年と2020年の再検討―

    津金 達郎 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 362-, 2022

    ...</p><p> その後2021年9月19日に槍ヶ岳西方(2㎞)でM5.3の地震が発生した(919地震と呼ぶ).初秋の北アルプスは好天で多数の登山者が訪れており,地震発生時の落石や崩壊を捉えた多くの動画がweb上で確認できる.報道では落石によるけが人の報告があるが,誰も亡くならなかったのは幸運でしかない....

    DOI

  • 飛彈山脈北部,白馬大雪渓周辺における岩盤斜面の地形変化

    杉山 博崇, 奈良間 千之, 井上 公 日本地理学会発表要旨集 2022s (0), 159-, 2022

    ...崩落プロセスの違い,崩落が起きる地形場の特徴は十分に解明されていない.そこで本研究では,登山事故が多発する大雪渓を対象に,2015年~2021年の観測結果から岩盤斜面の崩落過程と崩落箇所の特徴を明らかにすることを試みた....

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  • 長野県南部,下条山麓断層の活断層露頭と活動性

    亀高 正男, 下釜 耕太, 岩崎 将明, 酒井 亨, 岡崎 和彦, 中田 英二, 相山 光太郎, 林崎 涼, 飯田 高弘 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 232-, 2022

    ...</p><p>【牛ヶ爪川露頭】</p><p> 入登山神社北方の牛ヶ爪川左岸に活断層露頭が露出しており,有井(1958)が記載した露頭とみられる.花崗岩とそれを覆う礫層が断層に切られており,これらを含礫シルト層及び含礫腐植質シルト層が覆っている.花崗岩中の断層は幅5〜30 cm程度の断層ガウジを伴い,上盤及び下盤は主に花崗岩質の断層角礫からなる.断層面の走向はN20〜32°W,傾斜は32〜70°Wで露頭上方...

    DOI

  • 長野県内の登山利用における山小屋施設の役割と利用者負担に対する利用者意識

    加藤 麻理子 環境情報科学論文集 ceis35 (0), 286-291, 2021-11-30

    ...<p><tt>自然資源の管理における利用者負担について,登山利用の管理の担い手の一つである山小屋の役割と利用者意識に着目し,長野県内の山岳地域を対象とした文献調査,ヒアリング,アンケートを行った。</tt>2020 <tt>年はコロナ対策の影響も受けて登山利用が減少し,予約制等は肯定的に受け止められ,利用者負担の賛同意識は高かった。...

    DOI

  • 北アルプスの山岳遭難に対する登山者のリスク認識(注意,気づき)や対応の特性

    小林 昭裕 環境情報科学論文集 ceis35 (0), 179-184, 2021-11-30

    ...<p><tt>既往研究で登山者のリスクに対する認識や対応が遭難を左右すると指摘された。本研究では,登山者のリスクに対する注意度,事前情報取得,リスクの気づき(気づきにくさを含めて),リスクの予見回避に着眼した。分析を通じ,注意度を中心として,個人属性の違いや相互の関係性を把握し,事例対象山域の遭難対策を改善する手がかりを探索した。...

    DOI

  • 模擬火山れきに対する登山用ヘルメットの耐衝撃特性

    山田 浩之, 鵜飼 悠帆, 樋口 理宏, 立山 耕平, 佐々木 寿, 保科 祐一郎, 和田野 加恵, 小笠原 永久 材料 70 (11), 824-830, 2021-11-15

    <p>In recent years, casualties due to the impacts of falling lapilli and ballistic ejecta resulting from volcanic eruptions with unclear precursors have increased. However, while research and …

    DOI Web Site Web Site 参考文献6件

  • 富山市山岳域自然調査報告(2020)

    藤田, 将人, 増渕, 佳子, 岩田, 朋文, 清水, 海渡, 太田, 道人 富山市科学博物館研究報告 = Bulletin of the Toyama Science Museum 45 47-53, 2021-07-01

    The geology, topology, fauna, and flora of the alpine and subalpine zone between Oritate and Sugoroku-dake in Toyama, Gifu and Nagano Prefecture were researched. Plant fossils from the Tetori Group …

    機関リポジトリ Web Site

  • 尿道にいたる陰茎凍傷を合併した重症凍傷の治療経験

    菅原 隆, 宮下 采子, 松田 由佳里, 吉田 光徳, 樫村 勉, 菊池 雄二, 副島 一孝 熱傷 47 (2), 72-77, 2021-06-15

    ...冬山登山中に遭難し, 3日後に救助された. 前医救命センターで初療後, 受傷後29日目に凍傷の治療目的に当院に転医した. 当院で初診時に両手指と両足趾, 左鼠径部, 陰茎に黒色壊死を認めた. <br> 受傷後33日目に壊死組織のデブリードマンを行った....

    DOI 医中誌

  • 人の活動は野生動物にとってストレスなのか? 高尾山薬王院のムササビ(<i>Petaurista leucogenys</i>)を用いた検証

    岩本 杏, 岡崎 弘幸, 山本 俊昭, 嶌本 樹 日本野生動物医学会誌 26 (2), 27-33, 2021-06-14

    ...<p> 東京都に所在する高尾山薬王院は,登山者に加え多くのムササビ観察者が訪れる。そのため,日中の登山や日没後のムササビ観察といった人の活動がムササビにストレスを与える可能性が懸念されている。慢性的なストレスが生じると繁殖や免疫系に悪影響を与え,適応度の低下につながる可能性があるため,これら人の活動がムササビにどの程度影響を与えているのかを定量的に評価することが重要である。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献19件

  • ソーシャルメディア分析による日本の各国立公園の魅力の評価

    柴田 嶺, 小黒 芳生 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 252-, 2021-05-24

    ...写真の内容を定量的に把握するために、Googleが提供する画像認識AIであるVision APIを用いて、写真に写されている生態系や景観の要素(森林、湖、草原など)とアクティビティ(キャンプ、登山など)を抽出した。各国立公園を特徴づける写真をクラスター分析等により評価した。</p><p>国立公園により来訪者が魅力を感じる景観等が異なることを示すことができた。...

    DOI

  • 地理空間情報を活用したトレイルランニング大会における環境負荷量の推定

    中野 研人 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 256-, 2021-05-24

    ...トレラン大会は一時的な交流人口の増加を果たし地域振興に寄与している一方、大会参加規模によっては大会コースとなる登山道への環境負荷が懸念されている。本研究では日本山岳耐久レース長谷川恒男CUPを対象に、大会コース上の脆弱区間(環境負荷を大きく受ける区間)の抽出を試みた。脆弱区間の把握には、多くのランナーが登山道上を走る(歩く)ことで踏圧を受ける観点から、現地調査よりコース上の土壌硬度の把握を行った。...

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  • 高山植生の復元における登山道侵食防止マットの施工効果

    愛甲 哲也, 佐々木 芙美 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 29-, 2021-05-24

    ...<p> 山岳地の荒廃した登山道にヤシ繊維製の侵食防止マットを敷設し,土壌と植生の保護と周囲からの種子の供給に期待する施工も行われている。本研究では,大雪山国立公園内の植生タイプや侵食防止マットの施工方法及び利用形態などが異なる裾合平,雲ノ平の登山道脇,南沼野営指定地の踏み分け道脇において植生調査を行い,その効果を検証した。...

    DOI

  • 大船山のミヤマキリシマ群落の保全・復元に向けた提言

    大久保 敏宏, 三木 友貴, 平塚 基志 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 297-, 2021-05-24

    ...<p>九州中央部の「大船山のミヤマキリシマ群落(天然記念物)」(以下、本群落)の大規模な開花は多くの登山者を惹きつけるなど、様々な生態系サービスをもたらしていた。2020年4月11日に火災が発生し、本群落の約0.8ha、推定1600~2000本が熱による炭化、熱傷等の被害を受けた。...

    DOI

  • 屋久島国立公園における山岳部利用のあり方に関する検討結果と今後の課題

    土屋 俊幸, 柴崎 茂光, 吉田 正人 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 40-, 2021-05-24

    ...屋久島への年間入込数は、1980年代半ばまで10万人前後で推移していたが、世界遺産登録によるブームから2007年度には40万人を突破し、登山を中心とした観光レクリエーション利用が急速に増大、特に利用が集中した縄文杉ルートを中心に、過剰な利用による混雑、し尿処理、自然環境に与える影響等が大きな問題となった。...

    DOI

  • 立山ルートにおける緑化事業の現状と今後の課題

    大宮 徹, 山下 寿之, 太田 道人, 松久 卓, 城 賀津樹, 荒井 宣仁, 太田 祥平, 山尾 真生, 祐成 亮一, 桑原 優太 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 30-, 2021-05-24

    ...</p><p>立山ルートでの人為的攪乱には登山道、道路、施設等、そして緑化それ自体などがある。道に関してはその距離が直感的な指標となるが、近代以前からの登山道で現在の登山道と重複した区間を除く廃止区間は39.8km前後であり、その大半は緑化されず、一部では浸食の進行が見られる。自動車道路では廃止されたジープ道が総延長8.2kmに及び緑化されている。...

    DOI

  • コロナ禍における登山観光

    久保田 賢次, 津田 吉晃, 曽我 昌史, 赤坂 宗光 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 44-, 2021-05-24

    ...</p><p> 予定も含めた年間登山日数については,2019年は11~20日が最多(23.4%)であったが,5日未満が25.0%となり, 近郊の低山が増える(41.0%),日帰り登山が主流になる(50.9%),テント泊を行う(25.5%)等の変化も見られた.また,約52%の人が事故に備える意識には変化がないと答えており,登山道の未整備状態や山小屋の営業中止,救助隊員の感染予防の必要性等の状況も続く...

    DOI

  • 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策が富士山観光に及ぼす影響

    藤野 正也, 久保 雄広, 栗山 浩一 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 46-, 2021-05-24

    ...閉鎖された登山道へ侵入する登山者への対応としては、25%が自己責任であれば問題ないと回答した一方、30%が罰金を科すのが良いと回答し、評価が分かれた。また、登山道の閉鎖が終了した場合を想定し、山小屋の宿泊人数を半減させる対策に対して評価を求めたところ、効果を期待する意見が4割あった一方で、相部屋であること自体に対して否定的な意見が4割あり、評価が分かれた。...

    DOI

  • LPWA を活用した西駒ステーションの気温データの遠隔測定

    渡邉, 修, 菊田, 文太郎, 嶋崎, 傑, 三木敦朗, 小林, 元 信州大学農学部AFC報告 19 71-77, 2021-03-31

    ...西駒ステーションの5カ所に端末を設置した結果,尾根筋の西駒登山道信大ルート(水無坂,標高1650m),西駒登山道信大ルート分岐(標高2100m),西駒ステーション将棋ノ頭(標高2675m)の3カ所で安定した通信を行うことができ,気温データ収集ツールとして活用可能であった。...

    機関リポジトリ HANDLE

  • 日本における山岳ツーリズムの特性に関する一考察

    Kureha, Masaaki, 呉羽, 正昭 観光科学研究 (14) 23-29, 2021-03-15

    ...明治時代以降は外国人が持ち込んだ登山やスキーが山岳レクリエーションとして発展し,近年ではマウンテンバイクやラフティングが普及するなど多様化がみられる。本稿は,日本の山岳ツーリズムがどのような特性を有しているのかについて解明する。そのために,まず山岳ツーリズムの変遷を整理する。...

    機関リポジトリ HANDLE Web Site

  • 到着時刻推定を用いたエスケープ判断支援登山アプリ

    増田, 駿平, 北村, 泰彦 第83回全国大会講演論文集 2021 (1), 513-514, 2021-03-04

    ...近年,登山ブームにより登山人口は増加傾向にあるが,それと共に遭難などの事故も増加している.登山で重要なことは,エスケープ判断を下すために目的地までの到着時刻を推定することである.従来は地図に記載された標準時間,勾配から求めた歩行速度,Web上に記録されている様々な登山者の歩行時間データなどを用いていた.しかし,これらの方法では個人差を考慮できていなかったり,多くのデータが必要となってしまう.そこで本研究...

    情報処理学会

  • BLEビーコンを用いた学校登山における人数把握アプリ開発に関する研究

    大野, 稜斗, 櫻井, 淳 第83回全国大会講演論文集 2021 (1), 709-710, 2021-03-04

    ...長野県などの山岳地方の小・中学校では,登山行事が一般的に実施されている.そこでは転落や滑落といった遭難事故が発生する可能性を秘めており,複数の教師の目視による人数確認などの対策が実施されているが,より確実な方法が必要とされている.一方,ICTを活用した人数把握の事例として,登山道にレシーバーを設置しビーコンを所持した登山者が通過した時刻を記録するシステムが提案されている.しかし,これは常時登山者の位置...

    情報処理学会

  • 志村寛(号・烏嶺)宛 牧野富太郎筆の書簡

    関 悟志 市立大町山岳博物館研究紀要 6 (0), 41-47, 2021

    ...本書簡は2020(令和2)年度に市立大町山岳博物館が開催した企画展「博物学と登山 ―大正登山ブームと信州理科教育のさきがけ―」における展示資料で、2016(平成28)年の同館収蔵以降、これが初めての展示公開となった。これは1905(明治38)年に牧野が志村に宛て執筆した書簡で、その内容は、かねてから依頼を受けていた植物標本の同定に関した連絡などである。...

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  • 黒部峡谷(富山県東部)の1900年代前半(1900~1945年)の哺乳類相を山行記録からひも解く

    柏木 健司 哺乳類科学 61 (2), 221-238, 2021

    ...が雇用した山案内人は,猟師や釣り師を生業としていたことから,登山家に哺乳類や狩猟に関する多くの情報を伝え,登山家は積極的にそれら伝聞を文章として残した.山行記録中に記されている哺乳類は,目につき易く狩猟対象ともなっている中・大型哺乳類に限定されている.一方,1900年代前半の黒部峡谷の哺乳類相について,研究者による研究報告は極めて限定的である.登山家の記した山行記録は,1900年代前半の中・大型哺乳類相...

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  • ヒマラヤの山岳観光と複数の自然の邂逅

    古川 不可知 文化人類学研究 22 (0), 34-53, 2021

    ...</p><p> そして米国のNGOが現地の若者に自然教育をおこなう登山学校の事例を取り上げながら、単一の自然とそれを解釈する複数の文化という図式が生じる手前の環境から、複数の自然的なるものが立ち現れ、接触する様相を考察してゆく。...

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  • 飛騨山脈北部,白馬大雪渓における雪渓崩落

    吉村 亮志, 奈良間 千之 日本地理学会発表要旨集 2021s (0), 117-, 2021

    ...<p><b>1</b><b>.はじめに</b></p><p></p><p>中部山岳において,2015年秋〜2016年春の冬期と2019年秋〜2020年の春は,過去数十年間でも積雪の少ない年であった.そのため,長野県北安曇郡白馬村に位置する白馬大雪渓では,急速に雪渓の不安定化が進行し雪渓が崩落した.一般の登山客が雪渓崩落に巻き込まれる危険性が高まり,登山シーズン中にもかかわらず登山道が通行止めになった...

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  • 北アルプス北部,白馬大雪渓周辺における岩盤斜面の地形変化

    杉山 博崇, 奈良間 千之, 井上 公 日本地理学会発表要旨集 2021s (0), 171-, 2021

    ...南部では,地形変化や土砂収支の実態解明の試みや(松岡ほか,2013),不安定斜面の挙動と気象要素の関係についての研究があるが(岩船,1996;西井・松岡,2012),北アルプス北部の豪雪地帯における岩盤崩落の実態は明らかでない.白馬大雪渓(以下,大雪渓)は,北アルプス北部,長野県白馬村の松川上流において越年して存在する残雪である.白馬岳と杓子岳の両岩壁に挟まれた大雪渓では,岩壁からの落石や崩落により登山事故...

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  • 日本語における比喩表現の解釈多様性と近傍意味密度の関係

    岡 隆之介, 楠見 孝 日本心理学会大会発表論文集 85 (0), PL-009-PL-009, 2021

    ...<p>「研究は登山だ」のような比喩表現において,その比喩の解釈がどのくらい多様であるかが,比喩の鑑賞において重要であることが示唆されている(Utsumi, 2007)。しかしながら,解釈多様性がどういった要因と関係があるのかについては十分には明らかになっていない。...

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  • 日本人登山者のスピリチュアリティについての探索的検討

    宮下 麻美, 大塚 泰正 日本心理学会大会発表論文集 85 (0), PR-005-PR-005, 2021

    ...<p>日本人登山者は,日本独自の山岳信仰の影響を受けて登山者特有のスピリチュアリティ観をもっている可能性がある。本研究では,登山行動に関するスピリチュアリティを「登山行動を通して見出された,内的自己や自然・他者とのつながりと価値観」と定義し,日本人登山者のスピリチュアリティの構成要素を探索的に明らかにすることを目的とした。...

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  • 大雪山国立公園における無管理のキャンプサイトで見られた諸問題の解決についての提言

    王 婷, 渡辺 悌二 日本地理学会発表要旨集 2021s (0), 81-, 2021

    ...公園内には総延長約300キロメートルの登山道があり、宿泊施設として8軒の避難小屋、12箇所の無管理のキャンプサイト(環境省は野営指定地とよんでいる)と9つの管理のある野営場が設置されている。登山者が最も多い山域が表大雪地域である。管理のない状態で利用され続けた結果、野営指定地には大規模な裸地が露出し土壌侵食が生じている。...

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  • 兵庫県朝来市山東町の寿賀神社にある石燈籠の豊島石との対比可能性

    川村 教一 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 043-, 2021

    ...</p><p> 豊島甲生の転石は7.5~11×10<sup>-4</sup>SI,屋島の登山道わきにあるいわゆる「洞窟」の露頭では8.8~13×10<sup>-4</sup>SIである.そのほかの豊島石の露頭で寿賀神社の燈籠の岩相と類似するものは,燈籠よりも帯磁率は比較的高い値(1×10<sup>-3</sup>SI以上)を示す....

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  • 山岳国立公園の登山道管理はいかにすべきか

    渡辺 悌二, 常 亮, 柯 建 日本地理学会発表要旨集 2021s (0), 82-, 2021

    ...この際,登山道を含めた地図が存在していないため,ハンディーGPSを用いて登山道地図を作成した。</p><p></p><p><b>結果</b></p><p>登山道の総延長は29.14 kmであった。5つの登山道区分のうちコンクリート型,敷石型,巨礫型が人工処理をした登山道で,総延長の86.8%あり,実に総延長の65.1%(18.9 km)がコンクリート型登山道であった。...

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  • 生物多様性の保全にむけたジオダイバーシティのとらえ方

    高岡 貞夫 日本地理学会発表要旨集 2021s (0), 69-, 2021

    ...優占種の一つであるケショウヤナギが更新するには洪水による攪乱によって植生が破壊されて明るい砂礫地が形成されることが必要であるが、宿泊施設や登山道を守るために設置された堤防や護岸が攪乱の起こる範囲を限定してしまっている(Takaoka, 2009)。...

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  • 低重力環境模擬のための吊り上げ式免荷重装置の開発

    西片 雄斗, 辻内 伸好, 伊藤 彰人, 廣瀬 圭, 平野 貴司 関西支部講演会講演論文集 2021.96 (0), 3407-, 2021

    ...を行うことができる.低重力環境下では,重力環境の変化により宇宙飛行士の運動特性が大きく変化する.このとき,宇宙飛行士が転倒し,負傷や宇宙服の損傷につながる危険性がある.そのため,低重力環境下での安全な歩行様式の提案が求められている.本稿では,低重力環境下での歩行解析を行えるようにするために,株式会社テック技販と共同で吊り上げ式免荷重装置の開発に取り組んだ.本稿で開発した吊り上げ式免荷重装置は主に,登山用...

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  • 特定の神経回路刺激でマウスの人工冬眠に成功

    中谷 仁 ファルマシア 57 (2), 151-151, 2021

    ...<br>ただ,ヒトでも極めて稀なケースではあるが冬眠状態が起こったのではないか,と考えられる事例が報告されている.これは神戸市六甲山で35歳男性が秋登山の後,遭難して意識を失い,20日後に救助された事例である.発見時には心肺停止状態,体温22度であったが,翌日には意識を取り戻し,後遺症もなかったのである.この事実から,一般にヒトは冬眠できないが,その誘導機構は備わっており,何らかの理由で不活化された...

    DOI 医中誌

  • 山岳遭難記録に基づく,行動形態および山群,山域,個別山域内で遭難特性の比較検討

    小林 昭裕 環境情報科学論文集 ceis34 (0), 1-6, 2020-12-07

    ...<p>本研究では,警察の山岳遭難記録をもとに,行動形態による遭難特性の相違を考慮し,採集行動,スキー行動,一般登山に区分し比較検討した。次に一般登山に対し,山域毎の危険性に応じた遭難対応の必要性を踏まえ,遭難者が多い北アルプスの山岳遭難特性を,他の山群,北アルプス内の山域間,個別山域,3つの異なる空間尺度で比較検討した。...

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  • 『冨岳雪譜』小論 : その資料性と文芸性

    中村 誠, NAKAMURA Makoto 名古屋大学国語国文学 113 43-57, 2020-11-10

    ...資料性に関しては、一部検討の余地は残るものの、近世後期の富士登山を知る好個の資料であること、近代的登山者像が現れていることを示した。文芸性については、叙景の特色、事実を描くことを越えた虚構性の問題等について論じた。また、従来登山記としてのみ読まれてきたとして、紀行全体の構造を通して読むことの必要性を指摘した。そしてそのことによって、登山記とは異なる紀行の相貌が現れることを示した。...

    DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか1件

  • 比較における学習容易性判断の効果

    小田切 史士, 登山 和恵, 鈴木 宏昭 日本心理学会大会発表論文集 84 (0), PK-013-PK-013, 2020-09-08

    <p>偶発学習の場面で,学習容易性判断(記銘前に呈示される記銘項目の覚えやすさの度合いを推定するもの,以降EOL)を行うと,記銘項目の偶発的な精緻化が行われることにより,記憶成績の向上が見られることが先行研究より示されている。</p><p>本研究は,心像性の高い具象語と低い抽象語を同時に呈示し,比較する形でEOLを行わせた場合における記憶への影響を検討した。特にEOLの際に,より深い処理が必要と…

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  • スズメバチ刺傷により多臓器不全に陥り死亡した1例

    森㟢 仁美, 東 江里夏, 竹中 基, 室田 浩之 日本皮膚科学会雑誌 130 (9), 2069-2075, 2020-08-20

    ...<p>68歳,男性.登山中にオオスズメバチのものと思われる土中の巣を踏み,スズメバチに約50カ所を刺され,アナフィラキシーショックとなった.ドクターヘリが要請され,刺傷約1時間半後にアドレナリン筋注等でショック状態を脱した.刺傷約3時間半後に救急搬送され,救急科より当科を紹介された.刺傷部には紅斑および皮下出血を認め,肝障害,腎障害を認めた.刺傷約15時間後に急速に横紋筋融解症と多臓器不全を生じ,他院...

    DOI Web Site 医中誌

  • e-Health時代の見守りシステム

    不破 泰 日本義肢装具学会誌 36 (3), 162-167, 2020-07-01

    ...<p>山岳登山ブームの中,遭難者の増加が問題になっている.本稿では,このことを受け開発している山岳登山者見守りシステムを紹介する.LPWAと5Gという2つの通信システムをハイブリッドで利用し,遭難の発生を自動的に判定して安全·迅速に救助することを目的としている.このシステムは,健常者はもちろん,高齢者や義肢装具利用者にはさらに重要な意味を持ち,登山を諦めていたより多くの人たちが,安全に登山を楽しめるようになることもめざしている...

    DOI 医中誌

  • 無線センサーネットワークの端末・中継機における送信タイミング自律調停プロトコルの検討

    不破 泰, 増田 聖乃, アサノ デービッド, 小松 満, 二川 雅登, 末廣 太貴, 田久 修 電子情報通信学会論文誌B 通信 J103-B (7), 247-257, 2020-07-01

    ...パケット衝突が頻発するという問題がある.以前我々は,各端末の送信タイミングを調停することでパケット衝突の発生を減らす新たなMACプロトコルを提案した.このプロトコルは,送信に成功した端末の送信タイミングを記録し,以後の送信時に同じタイミングを使うものである.本論文ではこれに加え,パケット送信タイミングをスロット化するとともに,パケット送信前のランダム遅延時間の省略による更なる改良を行う.その結果,登山者見守...

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  • 山岳地における混雑情報提供による登山者への影響

    愛甲 哲也, 山本 清龍, 中島 泰 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 54-, 2020-05-25

    ...2017年と2018年の登山シーズン中に、山梨県と静岡県によって行われたアンケート調査への登山者の回答を分析した。その結果、混雑予想カレンダーを見た登山者は約3分の1で、富士登山オフィシャルサイトが最も多かった。カレンダーを見た登山者の約2割が、登山予定を変更しており、一定の効果がみられた。さらに協力者を増やすには、周知方法や登山者の理解を促す仕組みの検討が必要である。</p>...

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  • 大雪山における登山道侵食防止マットによる高山植生への効果

    佐々木 芙美, 愛甲 哲也 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 371-, 2020-05-25

    ...<p> 大雪山国立公園をはじめとするいくつかの自然公園において、数年前より登山道荒廃とそれに伴う植生破壊が発生している場所を対象に、侵食防止マットによる植生回復作業が行われている。侵食防止マットはヤシ繊維製で比較的軽量であり、運搬が容易で、施工後、数年で自然分解されると期待されており、近年、山岳地の植生回復作業に用いられている。...

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  • テンナンショウ属の花粉媒介者と種子散布者:浅間山山麓の事例

    前田 夏樹, 神通川 雅史, 芳賀 由奈, 吉久保 綸美, 井出 萌, 高橋 一秋 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 486-, 2020-05-25

    ...</p><p>標高1000m~1600mの登山道・林道沿いに出現したテンナンショウの種名、標高、雌雄、サイズ、結実状況を2019年6月~11月に調査した。開花期には訪花昆虫を採取した。2018年と2019年の結実期には、カメラトラップ法を用いて果実を利用する鳥類と哺乳類を調査した。...

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  • 熱赤外線カメラ搭載UAVを用いた雪山遭難者の視認性試験

    大地 純平 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 617-, 2020-05-25

    ...近年、UAV(Unmanned Aerial Vehicle:無人航空機)に熱赤外線カメラを搭載し、上空から地上を移動する野生動物の探索や遭難した登山者などを捜索する取り組みが行われ始めている。</p><p>本試験では雪山遭難者の捜索を想定して、遭難者の姿勢、待機場所、着衣などの状況によってどのように観測されるのかを調べた。...

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  • 屋久島国立公園における山岳部利用のあり方に関する議論の経緯と今後の課題

    土屋 俊幸, 柴崎 茂光, 吉田 正人 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 50-, 2020-05-25

    ...この間、山岳部の登山を中心とした観光レクリエーション利用も急速に増大し、特に利用が集中した縄文杉ルートを中心に、過剰な利用による混雑、し尿処理、自然環境に与える影響等が問題視されるようになった。このことから、環境省は2016年度より「屋久島世界自然遺産・国立公園における山岳部利用のあり方検討会」を組織し、山岳部の利用のあり方について、登山道の利用を中心に検討を行ってきた。...

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  • 峠の文化考 ―北近畿地域のニューツーリズム観光資源―

    アシダ, ノブユキ, Ashida, Nobuyuki 福知山公立大学研究紀要 3 (1), 103-143, 2020-03-31

    ...「山登り」においては循環器系の心肺機能、「山下り」においては筋力、体幹バランスを鍛え、里山登山は自然と触れ合いながら山全体をトレーニングジムとすることができる。 各地にはその地の文化歴史をたどる多くの散策コースがある。...

    機関リポジトリ

  • 福岡県宇美町の三郡山系,四王寺山脈および井野山における木本種リスト

    板橋 幸史, 金谷 整一, 玉泉 幸一郎, 梅田 裕紀, 宮崎 和弘, 作田 耕太郎, 松尾 尚哉 九州大学農学部演習林報告 101 48-60, 2020-03-27

    ...各エリアの宇美町内の登山ルートすべてを対象として現地調査を行い出現した木本種を同定し,記録した。また資料調査として過去に行われた同エリアの木本種の調査記録を精査し,本研究の現地調査と合わせて整理した。結果として三郡山系で204 種,四王寺山脈で184 種,井野山で83 種,全体では284 種の木本種が確認され,このうち針葉樹は11種,広葉樹は267 種,イネ科のタケ類・ササ類が6種であった。...

    DOI 日本農学文献記事索引 HANDLE ほか1件

  • 地域植物資源の活用と保全の試み・阿蘇小規模崩壊地復元プロジェクト ―日本緑化工学会 生態・環境緑化研究部会―

    中島 敦司, 今西 純一, 入山 義久, 内田 泰三, 小野 幸菜, 橘 隆一, 田中 淳, 津田 その子, 中村 華子, 吉原 敬嗣 自然保護助成基金助成成果報告書 28 (0), 247-262, 2020-01-10

    ...している.生態系に配慮した復旧事業の推進,地域性植物の活用には地域の生産力,社会全体における価値観の共有化も欠かせない.本プロジェクトを多様な主体と取り組む中で,生物や生態系の多様性の保持,伝統的な視点を大切にした持続的な地域管理,地産資材の活用による地域の活性化などをともに進めている.2018年は阿蘇市波野地区で草原の観察会,花暦の作成等による普及活動,草原の短草型化の試験実施,地域から要望のあった登山遊歩道修復...

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  • 能登地方における主要神社の野外寄進物

    府和 正一郎 日本地理学会発表要旨集 2020s (0), 21-, 2020

    ...</p><p></p><p>本稿では口能登の県社であった羽咋神社と能登一宮であり旧国幣大社の気多神社、中能登町の石動山登山口の二宮にある延喜式内社とされる旧郷社天日陰比咩神社、石動山(564m)史跡にある延喜式内社で旧郷社伊須流岐比古神社を対象とする。奥能登では珠洲市の延喜式内社で旧県社の須須神社、輪島市の延喜式内社とされる旧県社重蔵神社を対象とした。...

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  • 1900年代前半の黒部峡谷(富山県東部)のニホンザルの分布

    柏木 健司 霊長類研究 Supplement 36 (0), 26-27, 2020

    ...また、登山家に雇用された山案内人は、猟師や釣り師を生業としていた人々であった。 山案内人は、登山家に狩猟を含め様々な哺乳類に関する情報を登山家に伝え、登山家はそれら情報を登山記録中に書き記した。 山行記録中から抽出できた哺乳類種は、イノシシ、ニホンカモシカ、ツキノワグマ、ニホンザル、ニホンテン、タヌキないしアナグマ、ニホンノウサギ、ニホンリス、ムササビ、翼手類の一種であった。...

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  • 箱根外輪山における偏形樹と風系との関係

    勝又 優里, 赤坂 郁美 日本地理学会発表要旨集 2020s (0), 123-, 2020

    ...調査手段は、登山道がある場所は徒歩、登山道がない場所や歩行困難な場所は自動車を使用し、調査した。調査は2019年の8月から9月にかけて行った。</p><p></p><p>調査後は、Yoshino(1973)を基に確認できた偏形樹の偏形形態(偏形度とグレード)を判断した。偏形度はⅠ型からⅢ型に分けられるが、今回の調査では、偏形度はⅢ型のみが出現した。...

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  • 北アルプス・白馬大雪渓における雪渓崩落

    吉村 亮志, 奈良間 千之 日本地理学会発表要旨集 2020s (0), 230-, 2020

    ...<p><b>1</b><b>.はじめに</b></p><p></p><p> 2015年秋〜2016年春の冬期は,過去数十年間でも積雪の少ない年であり,長野県北安曇郡白馬村に位置する白馬大雪渓では,2016年秋に2号雪渓付近の雪渓底部が露出し,雪渓が上流部と下流部に分離した.8月末の登山シーズン中にもかかわらず,雪渓表面には多くのクラックや陥没がみられ,歩行が困難となったため,登山道が通行止めになった...

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