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検索結果 345 件

  • 尿素水を用いた平板試験体及び円筒試験体への飛沫着氷実験

    尾関 俊浩, 松沢 孝俊, 野村 慎吾, 安達 聖, 徳留 大樹, 金野 祥久 Okhotsk Sea and Polar Oceans Research 8 17-23, 2024-02-01

    ...着氷断面積の増加量は,直径520mm の円柱で大きく,直径165 mmの円柱で小さくなった.この結果は,試験体に成長した飛沫着氷の水平断面が,直径が小さくなるにつれて楕円形から逸脱することを示唆している.平板の着氷率をその幅にあたる1000 mmに相当させてプロットした.対数近似の決定係数は0.77であり,良い一致が見られた....

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  • ダイヤモンドライクカーボン製の超撥水性表面におけるfakir 水滴及び 凝縮水滴のCassie-Baxter 状態からWenzel 状態への濡れ転移の抑制

    髙橋 幸成, SHAMIM Jubair A., 徐 偉倫, 崔 埈豪, 大宮司 啓文 日本冷凍空調学会論文集 advpub (0), 2023

    ...三相接触線長さが短くなり,デピニング力は小さくなった.さらに,凝縮した水滴の濡れ転移を防ぐために超撥水性表面の表面構造を改良した.マイクロピラーを囲む壁を追加し,ナノ粒子コーティングによって階層粗さをもたせた.この新しい表面構造では,凝縮水滴が成長し,隣接する水滴と合体して</tt>900 µm <tt>以上の大きさになるまでの一連の凝縮過程において,濡れ転移を抑制することを確認した.この表面は滴状凝縮及び着氷防止...

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  • 小規模着氷時の風車運用について

    武藤 嶺奈, 五十嵐 若菜, 佐藤 研吾, 岩井 憲一, ムハンマド・ ヴィルク, 今井 健一郎, 中根 一郎, 木村 茂雄 風力エネルギー学会 論文集 47 (2), 62-72, 2023

    Wind turbines operating in areas prone to icing may suffer from icing which would result in some problems such as the production losses, ice throw, and shortened turbine’s lifetime. In this study, …

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  • 地熱発電所冷却塔蒸気を対象とした着氷予測モデルの開発

    瀧本 浩史, 木村 啓, 佐藤 歩, 菅野 洋, 岡田 真秀 大気環境学会誌 57 (3), 90-100, 2022-03-30

    ...また、着氷の成長には一定の時間を要することから、24時間平均の着氷成長率を予測する方法を提案し、観測により得られた着氷成長率の時間変化をよく再現できることを示した。24時間平均した着氷成長率の水平断面分布は、拡散幅や予測モデルの設定の影響を受けにくく、環境影響評価において着氷影響の範囲を求める実用的な方法であることを示した。</p>...

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  • 位相差変化率に着目した0℃高度上空のレーダー反射因子の鉛直勾配の評価

    高見 和弥, 竃本 倫平, 鈴木 賢士, 山口 弘誠, 中北 英一 土木学会論文集B1(水工学) 78 (2), I_379-I_384, 2022

    ...から融解層上端までの<i>Z</i><sub>H</sub>の鉛直勾配との関係を調べたところ,<i>K</i><sub>DP</sub> > 0の範囲でAIが大きくなるほど<i>Z</i><sub>H</sub>の鉛直勾配は大きくなることが分かった.また,地上気温0℃未満の降雪事例で地上での降雪粒子観測を実施したところ,上空の指標AIの減少に伴って,地上での降雪粒子は球形に近く,粒径は小さくなり,着氷成長...

    DOI Web Site 参考文献10件

  • 敦賀試験線のギャロッピングの有限要素法による再現解析に対する吹上角および初期着氷角の影響評価

    垂石 早紀, 松宮 央登 風工学研究論文集 27 (0), 255-264, 2022

    ...敦賀試験線の4導体送電線で観測されたギャロッピングの有限要素解析を実施し,吹上角および初期着氷角が解析結果に与える影響を評価するとともに,初期着氷角の条件に着目して観測結果と解析結果を比較した。広範囲の初期着氷角を解析対象とする場合,吹上角による最大張力変動の差異は小さかった。また,観測において風速増加に従って最大張力変動が増加する間は,解析により観測結果が再現されていた。...

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  • 寒冷地風車における着氷時の運用手法に関する研究

    多田 哲史, 前田 太佳夫, 鎌田 泰成, 花村 真絃, 五島 菜々, Hoang Pham Huu, 岩井 憲一, 藤原 惇嗣, 細見 雅生 流体工学部門講演会講演論文集 2020 (0), OS09-11-, 2020

    <p>Wind turbines in cold climates are defined as wind turbine operating in an environment where the temperature below the operating limit temperature (-10℃) of a standard wind turbine and /or …

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  • 4導体電線の大振幅振動現象を対象にした非定常空気力測定実験

    松宮 央登, 垂石 早紀, 八木 知己 風工学シンポジウム講演梗概集 26 (0), 147-152, 2020

    ...本研究では,着氷雪4導体電線に作用する非定常空気力特性を明らかにするために,任意の波形での動作が可能なサーボモータを用いて動的空気力測定実験を実施した.着氷雪4導体電線を対象にした定速回転実験により,迎角・無次元角速度の2変数関数で定義した空気力係数を直接測定し,正弦波加振実験で得られた非定常空気力係数と比較することで,2変数関数で定義した空気力係数の定式化の妥当性を確認した.また,時々刻々の相対迎角及...

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  • 低温ならびに着氷が中型発電用風車の応答に及ぼす影響の解析

    入江 亮太, 木村 吉郎, 細見 雅生, 幽谷 栄二郎 日本風工学会年次研究発表会・梗概集 2019 (0), 197-198, 2019

    ...<p>中型風車がロシアの独立電力系統地域でコストの削減を図るために導入が進められている.非常に寒冷で低温や着氷時の影響を考慮することが重要なため,低温ならびに着氷時の応答解析を行い,それが応答にどう影響をおよぼすのかを明らかにする.低温による影響は空気密度の増大による風荷重の増加,着氷による影響はブレード重量増加に伴う遠心力の増大,2枚着氷時の偏心による回転の不安定化という形で表れた.</p>...

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  • 寒冷地風車の着氷が風車性能に及ぼす影響に関する研究

    岩本 大河, 前田 太佳夫, 鎌田 泰成, 直木 裕也, 花村 真絃, 多田 哲史, 岩井 憲一, 藤原 惇嗣, 細見 雅生 流体工学部門講演会講演論文集 2019 (0), OS4-28-, 2019

    <p>Wind turbines in cold climates are defined as wind turbine operating in an environment where the temperature is 0 or lower. In this paper, the aerodynamic characteristics is clarified by the …

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  • 張力による電線の振動モード推定に向けた4導体電線の変位と張力の分析

    垂石 早紀, 松宮 央登, 松島 宏樹 日本風工学会年次研究発表会・梗概集 2019 (0), 195-196, 2019

    ...<p>着氷雪した電線が風を受けると,ギャロッピングが発生し電線の短絡・疲労に繋がる恐れがある。ギャロッピング現象の理解のため,著者らは実規模試験線を用いた観測を行っている。このとき,計測のコストが高い変位ではなく,比較的簡易にデータを多数取得できる張力により電線の振動モードを推定できれば,現象解明に有効である。...

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  • ビデオゾンデを用いた鉛直風速プロファイルの算出と雲物理的解析

    大石 哲, 林 直希, 小川 まり子, 梶川 義幸, 中北 英一 土木学会論文集B1(水工学) 75 (2), I_1177-I_1182, 2019

    ...</p><p> 本研究ではビデオゾンデとそれに付随するラジオゾンデ観測データを用いて,上空でのバルーンへの着氷やバルーンの半径の高度変化等を考慮して,その鉛直方向の動きからゾンデが通過する場所における大気の鉛直風速の算出方法を提案すると共に,観測データを用いて実際に鉛直風速プロファイルを算出した.同時に降水粒子の混合比や大気の安定度を調べ,算出した鉛直プロファイルの妥当性を検証した.その結果,降水粒子...

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  • 冬期山岳地での差圧計を用いた風向風速測定

    島田 亙 雪氷 80 (4), 319-325, 2018

    ...着雪着氷が大量に発生する冬期山岳地などの環境では,無人での風向風速測定は困難である.本研究では,南北方向と東西方向の差圧を測定する装置を製作し,風向及び風速値への変換を試みた.夏期において,この装置での測定値と市販の風向風速計での測定値を比較したところ,風速に関しては相関係数0.79,風向に関しては相関係数0.70を得た.また,冬期の立山浄土山における差圧測定結果から,着氷の防止とその検出が今後の課題...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 架空送電線のギャロッピングとその対策

    雪野 昭寛 雪氷 80 (6), 555-569, 2018

    架空送電線のギャロッピングによる事故・障害とその対策については,国内外において1900年代初期から電気事業者にとっての重要課題として取り組まれてきた.その後,今日までその現象把握と対策への取り組みが続いている.架空送電線は自然環境の中で建設・運用されており,厳しい風雪に曝されている箇所も多い.また,用いられている電線は振動しやすい構造であることから,ギャロッピング振動現象の解析的取り組みは段階的…

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 北極海における衛星高度計Cryosat-2 SIRALを用いた海氷厚推定手法の改良と南極海への応用

    星野 聖太, 舘山 一孝, 田中 康弘 雪氷 80 (4), 297-317, 2018

    ...IceBridgeの海氷厚の平均二乗誤差は0.47mと0.97mであり,AWIやNSIDCの平均二乗誤差との差は0.01m以下であった.以上からESAL2は既存のプロダクトと同程度の精度で海氷厚を推定可能であることが示された.同手法を南極海に応用し船上観測データと比較した結果,平均二乗誤差は約1mであり,平均海氷厚値の2.06mに比べると大きいものの,相関係数0.70と高い正の相関関係がみられた.推定海氷厚は定着氷縁部...

    DOI Web Site 参考文献39件

  • 北極海航路実現に向けた総合的研究と課題

    山口 一, 大塚 夏彦 土木学会論文集B3(海洋開発) 73 (2), I_36-I_41, 2017

    ...地球全体に先駆けて北極域で進行する温暖化により,北極海の船舶航行環境が緩和されつつある.しかし北極海航路の利用は,環境や安全に最新の配慮を払って持続的に行われなければならない.本稿は,近年,北極海航路の持続的利用を目指して実施されてきた工学研究における研究課題への取り組みと研究成果を総括し,今後の課題について考察する.研究分野は,気象,衛星観測,海氷予測,波浪予測,着氷,船体への氷力,航路探索,経済性...

    DOI Web Site 参考文献6件

  • ルーズスペーサのルーズ把持配置のギャロッピング抑制効果への影響

    松宮 央登, 西原 崇, 八木 知己 日本風工学会年次研究発表会・梗概集 2017 (0), 173-174, 2017

    ...4導体送電線では着氷雪時のギャロッピング対策品としてルーズスペーサが用いられている.本研究では,部分模型を用いた風洞実験により,ルーズスペーサのルーズ把持配置による対策効果の違いを示した.「片側配置」では,主風向からの事象に対して顕著な対策効果を示すが,逆風向からの事象では無対策時に比べてギャロッピングが発生し易いことがある....

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  • 中谷宇吉郎先生のご業績とお人柄 ─追憶を交えて先生のご研究の地球的な意義を考える─

    若濱 五郎 雪氷 79 (6), 581-600, 2017

    ...中谷宇吉郎先生は雪氷学の世界的な研究者である.天然雪の結晶の分類,人工雪の作成,種々の結晶形の生成条件など世界に先駆けた独創的な研究は,戦後発展した雲物理学,人工降雨,結晶成長などの基礎となった.中谷ダイヤグラムは現在も世界の科学者が結晶成長,形の物理の立場から研究されている.先生は更に積雪,凍土,着氷雪,霧など,寒冷地における自然現象と人間との関わり合いを総合的に研究する新分野「低温科学」を創始された...

    DOI Web Site 参考文献5件

  • ギャロッピング現象の発生原理と対策

    西原 崇, 清水 幹夫 電気学会誌 136 (2), 94-97, 2016

    ...着氷あるいは着雪した電線に風が作用する際に発生する,ギャロッピングと呼ばれる電線の動揺は,低い振動数で主に鉛直方向に大きく揺れることがその特徴であり,その振幅が大きく...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件

  • 4導体電線のギャロッピングにおける非線形振動特性

    松宮 央登, 西原 崇, 八木 知己 風工学シンポジウム論文集 24 (0), 301-306, 2016

    ...着氷雪を伴う送電線に風が作用するとギャロッピングが発生することがある.本研究では,鉛直・水平・ねじれ3自由度系における応答振幅の基本特性や空力連成の影響を明らかにするために,考慮する自由度,振動数比をパラメータとして時刻歴応答解析を行った.まず,鉛直1自由度系において,空気力の仕事を分析することで,振動を励起する相対迎角範囲を明らかにした.また,物体に作用する力のエネルギー収支を分析することで,振動...

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  • 着氷雪電線断面の鉛直1自由度系定常振動時における空気力の仕事

    松宮 央登, 西原 崇, 八木 知己 日本風工学会年次研究発表会・梗概集 2015 (0), 181-182, 2015

    ...本研究では,着氷雪4導体電線におけるギャロッピングの応答振幅の基本特性を明らかにすることを目的として,鉛直1自由度1質点系を対象とした時刻歴応答解析を実施した.応答振幅は初期振動に依存して,初期振動を与える場合には広い迎角範囲で振動が発生した.その振幅はねじれ角に伴って増大しており,Den Hartogの条件が大きな負値を示すねじれ角の場合に最大とはならない.また,定常振動時の揚力の変動成分の仕事に...

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  • 雷探知装置とMPレーダーによる雷機構解明に向けた事例解析

    小池 雄大, 大石 哲, 小川 まり子 水文・水資源学会研究発表会要旨集 28 (0), 100066-, 2015

    ...本研究では気象用Xバンド偏波ドップラーレーダーと雷探知装置の多地点LF帯センサを使用して,電場の時間変化を求めて放電による中和を計算することで雷発生のメカニズムを検証する.雷電気の主な電荷の担い手は霰(雹),氷晶と考えられる.本研究では現在最も多くの研究者から支持されている着氷電荷分離機構説を基に,MPレーダーから電場の時間変化を求める.時刻tにおける電場Eの変化は霰の落下速度と霰の空間数密度が分かれば...

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  • 0904 水膜の移流を考慮した着氷モデルの検証

    山本 充俊, 山本 誠, 賀澤 順一, 守 裕也 流体工学部門講演会講演論文集 2015 (0), _0904-1_-_0904-5_, 2015

    Icing phenomenon occurs where super-cooled water droplets impinge and accrete on a body due to heat transfer under rime or graze ice conditions. In the graze ice condition, water film on ice surface …

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  • 降水粒子と雷経路の高時間分解能重畳による放電メカニズムに関する基礎研究

    大石 哲, 永瀬 禎, 小池 雄大, 小川 まり子, 中北 英一, 山口 弘誠 水文・水資源学会研究発表会要旨集 27 (0), 100084-, 2014

    ...雷探知装置を3次元画像解析ソフトによって重畳して,放電開始地点や放電経路上でのレーダー反射因子の大きさや,降水粒子の種類を特定することが可能になった.それによって放電経路上ではレーダー反射因子がそれ以外の場所よりも統計的に大きいことを示した.また,放電開始地点では霰と氷晶からなるボリュームが支配的であることを示した.この結果は,Takahashi(1978)の霰と氷晶の接触による電荷分離が要因であるとする着氷電荷分離機構説...

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  • Pt(111)表面における結晶氷の強誘電性

    杉本 敏樹, 相賀 則宏, 大槻 友志, 渡邊 一也, 松本 吉泰 表面科学学術講演会要旨集 33 (0), 162-, 2013

    ...多層吸着氷を昇温したところ140K-160Kにおいて強誘電-常誘電転移を示唆するスペクトル変化が現れた。ヘテロダイン検出SFGスペクトルに基づき、これらの強誘電氷のプロトン配向についても議論する。...

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  • G0204 回転翼への着氷挙動の観察(GS2 翼・流体機械)

    牧 宏幸, 平元 理峰, 河合 洋明 流体工学部門講演会講演論文集 2013 (0), _G0204-01_-_G0204-02_, 2013

    Ice accretion in the form of glaze on rotor blades was investigated experimentally with a commercially available axial fan. In the experiments, fine water droplets generated by a spray nozzle were …

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  • (平成22年度学術賞受賞講演)固体表面の静的・動的撥水性の制御

    中島 章 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2012S (0), 25-25, 2012

    ...液体による固体表面の濡れ性の制御は、セラミック材料などに防曇、着雪着氷防止、潤滑性向上、セルフクリーニングなどの様々な機能を付与する上で重要である。これらの機能を更に向上させ、様々な部材に付与できるようにするためには、固体表面の構造や組成、並びに、それらの配列や分布が、液体の静的・動的濡れ性とどのように関係するのかを明らかにする必要がある。...

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  • 沼原ダムにおけるGPSを用いた堤体挙動測定

    喜多 佑介, 水田 真二, 江原 昌彦 ダム工学 21 (3), 190-195, 2011

    ...測定期間中には,極寒環境故に生じる機器の着氷や装置基礎の凍上などの問題が生じたが,結果として得られた測定データは大変精度良く,GPSの有効性が確認できた。また,ダムの充抜水の際には,連続観測というGPSの特性によって,従来の視準測量では捉えられなかったダム堤体の詳細な挙動を測定でき,この結果に基づき堤体物性について考察した。...

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  • 超音波風速計の異常値計測

    吉岡 貴文, 木村 茂雄, 佐藤 威, 森川 浩司, 小島 徹也, 山岸 陽一, 鈴木 健一 雪氷研究大会講演要旨集 2011 (0), 108-108, 2011

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  • 多孔質シリカ微粒子を利用した超撥水性コーティング剤の開発

    木下 久美子, 高橋 誠治, 大川 元, 高村 幸宏, 平尾 崇 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2011S (0), 192-192, 2011

    ...超撥水性は外壁などの防汚や雨水滴が転がり落ちることによる自己洗浄効果、また、寒冷地における着氷防止、着霜防止などの効果が期待できる機能であり、注目を集めている。我々は、無機系材料をベースとしたコーティング剤で超撥水性を有するコーティング剤の開発を試みた。凹凸因子は濡れの性質を強調し、濡れる表面はより濡れ、はじく表面はよりはじくようになる。...

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  • 着雪時の単導体架空送電線のギャロッピング観測

    松宮 央登, 清水 幹夫, 西原 崇, 麻生 照雄 風工学シンポジウム論文集 21 (0), 399-404, 2010

    ...電力中央研究所では,架空送電線の着氷雪現象に関する研究の一環として,北海道道東地区において,単導体の実送電線に観測システムを設置し,2008年11月より着氷雪現象の観測を実施している.その結果,2009年1月10日に電線への着雪現象を観測することができ,同時にギャロッピングによる電線動揺を確認することができた.本研究では,このギャロッピング発生事例に関する分析を実施し,大きな電線動揺が確認された時間帯...

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  • 山形蔵王で採取した着氷に含まれる硫酸イオンの硫黄同位体比

    赤田 尚史, 柳澤 文孝, 山下 千尋, 座間味 一朗, 松木 兼一朗, 川端 明子, 上田 晃 雪氷 70 (2), 105-112, 2008

    ...2002-2003年および2003-2004年の2冬季間に蔵王ロープウェー蔵王地蔵山頂駅付近において着氷を採取し,着氷に含まれる硫酸イオンの硫黄同位体比の測定を行った. その結果,着氷のnssσ34S はおおよそ4~8 ‰ の範囲であり, 自然起源のS042- のほとんどは海塩起源であった....

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  • 撥水コーティングを施したSi基板上での水滴のすべりと回転運動

    鈴木 俊介, 中島 章, 酒井 宗寿, 橋本 綾子, 吉田 直哉, 亀島 欣一, 岡田 清 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2007F (0), 42-42, 2007

    ...撥水コーティングは工業材料としてニーズが高く、防水、防汚、着雪着氷防止、潤滑など様々な用途に広く用いられているが、撥水表面上を転落する水滴の挙動と固体表面の諸性質の関係性は必ずしも明らかでない。転落する液滴内部にはキャタピラ状の回転流動に加え、固液界面でのすべり運動が存在することが実験的に確認されている。...

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  • 南極昭和基地周辺域の海氷状況把握における衛星画像の活用

    牛尾 収輝 雪氷 69 (2), 263-271, 2007

    ...沖合のみならず,大陸沿岸においても南極海氷域は激しい時間・空間変動を示す.砕氷船による昭和基地への人員・物資輸送や基地を拠点とした沿岸海氷上の観測作業を安全かっ円滑に遂行するためには,行動する海域とその周辺の海氷状況を把握することが不可欠である.海氷状況に関する有益な情報となる衛星画像の活用について,最近の事例から紹介する.また,衛星画像を用いて海氷状況の推移を調べることによって,沿岸定着氷の崩壊・...

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  • ニセコ着氷観測所実験機に関するその後の疑問

    菊地 勝弘 雪氷 69 (6), 659-662, 2007

    ...北海道倶知安町の「風土館」に2005年12月から常設展示されているニセコ着氷観測所で実験に使用されたと思われるゼロ式艦上戦闘機(通称:ゼロ戦)の右主翼の発見に端を発した観測所の全容や,実験機の真偽については既に紹介してきた.また,実際に行われた主翼の摺動式防氷装置の実験結果や,中谷宇吉郎が主導したニセコ着氷観測所と孫野長治が主導した手稲山頂の北海道大学雲物理観測所についても考察されている.しかし,U.N.Limited...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献9件

  • 雨氷害を受けたカラマツ人工林における林分構造と被害率との関係

    鳥田 宏行, 武田 一夫 日本森林学会誌 89 (1), 39-44, 2007

    ...分布形状に差異がみられるのは,風や着氷量などの気象因子が少なからず影響したためだと推察される。また,密度管理図上で軽害林分と激害林分間の判別分析を行った結果,的中率は75%であった。判別分析で得られた判別式と収量比数0.9線を用いて安全域と危険域の境界線を描き,被害軽減が期待できる範囲を密度管理図上に示した。...

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  • MOS MESSRによる南極海氷の特徴

    石田 邦光, 大島 慶一郎 雪氷 69 (2), 249-262, 2007

    ...されることはなかった.しかしながら,雪氷研究においては,観測対象域が極域に多くあることから,少ないながらも利用されてきたといえる.特に,南極域においては,昭和基地において精力的に受信されたことから,貴重なデータを数多く得ることができた.MOSの一つのセンサであるMESSRによって観測された範囲は昭和基地沖周辺に限られるが,これらの画像からは,南極季節海氷域のさまざまな特徴を知ることができる.a)定着氷...

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  • 着氷雪送電線の空気力特性予測システムの開発

    清水 幹夫, 岡 新一, 石原 孟 風工学シンポジウム論文集 19 (0), 477-482, 2006

    ...着氷雪送電線のギャロッピング問題を解析するためには空気力係数が入力データとして必要である.着氷送電線の空気力係数は既存の風洞実験から得られた空気力係数の内外挿値をデータベース化し使用しているのが現状である.しかし、内外挿により求められた空気力係数は精度の点で不明なことが多く、任意形状を有する着氷送電線の空気力係数を迅速かつ正確に評価する手法の確立が強く望まれている.最近LESを用いて空気力係数を精度高...

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  • 送電設備の着氷雪対策

    菊池 武彦, 田中 一成, 齊藤 寿幸 雪氷 68 (5), 457-466, 2006

    ...東京電力(株)が過去40年以上にわたって実施してきた送電設備に関する着氷雪対策技術の状況についてまとめた.本報告書では着氷雪現象のうち特に樹氷型着氷と湿型着雪を対象とした.現象の把握や送電設備への機械的影響,その影響を軽減するための対策技術について述べる.観測データは,現地での有人による直接的な調査や実規模試験線などを用いた調査結果である.着氷雪現象の物理的理論や数値解析,対策技術(偏心重量錐と回転自在型...

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  • ニセコ山頂着氷観測所の実験機の検証

    菊地 勝弘, 神田 健三, 山崎 敏晴 雪氷 68 (5), 441-448, 2006

    ...第2次世界大戦末期の昭和18~20年の冬期に,北海道ニセコアンヌプリ山頂の着氷観測所で実験機として使用されたと思われる,「零式艦上戦闘機(通称:ゼロ戦)」の右主翼が1990年8月初旬山頂東側の沢で発見され,その後2004年に回収されて,2005年12月22日から北海道倶知安町の風土館に常設展示されて話題を集めている.それは,60年前のゼロ戦の翼という野次馬的な見方の他に,もはや着氷観測所などといった...

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  • 着氷性降水の気候学的特徴と地域性について

    松下 拓樹, 西尾 文彦 雪氷 66 (5), 541-552, 2004

    We have examined geographical distributions, and seasonal and annual variations, of occurrences of freezing precipitation (rain and drizzle) and ice pellets, by using Japan Meteorological Agency …

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  • 北見工業大学広報誌 オホーツクスカイ 2003 Vol.1

    北見工業大学 広報誌編集委員会 北見工業大学広報誌 オホーツクスカイ (1) 1-19, 2003-12

    ...◆コラム・北見工業大学の「勝手連」ができる 2 北見工業大学学長 常本 秀幸 ◆冬期の道路交通環境の向上化を目指して 4 ~新型防雪柵の研究開発~ ◆着氷雪悪気象でも安定した電気の供給を目指して 5 ◆確率的推論とその応用に関する研究 6 ◆北海道の森林資源の高度有効活用に関する研究プロジェクト 7 ◆水素ガス製造と精製用の複相水素透過合金 8 ◆2003年十勝沖地震による地盤災害 9 ~端野町協和...

    DOI 機関リポジトリ

  • 中央アルプス北部稜線におけるシラビソ二股変形樹について

    戸田 直人, 新田 隆三 日本林学会大会発表データベース 114 (0), 431-431, 2003

    ...2.変形樹化の引き金となる損傷とは・_着雪沈降力による幹折れ樹冠が着氷雪の荷重で曲がり雪面に接触、埋雪し、沈降力が働き幹折れが生じる。林内の最大積雪深は約2.5mであり、二股変形樹の分岐部は0.6m-3.0mに多いことから稜線樹林においては低木、中木に発生しやすい変形樹化原因と言える。なお、高木は下枝が枯れ上がり樹冠が雪面下に引き込まれにくいため該当しない。...

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  • 液相流動床による伝熱管周りへの着氷抑制

    橋詰 健一, 宮本 悠介, 松江 孝博 日本冷凍空調学会論文集 19 (2), 143-149, 2002

    An experimental study was performed on ice formation around a brine-cooled tube embedded horizontally in a liquid-fluidized bed. It was found that the ice layer thickness evaluated from thermal …

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  • 青森県における降雪の化学組成

    高久 雄一, 五代儀 貴, 島村 匡 環境化学 11 (2), 273-282, 2001

    We determined 50 components (5 components and 45 elements) in two snowfalls and a rime-ice of ice-monster collected at Mt. Hakkoda and Rokkasho-mura in Aomori prefecture using ion chromatography, …

    DOI Web Site Web Site 参考文献9件

  • 雨氷発生日数の地域分布に関する統計的解析

    松下 拓樹, 権頭 芳浩 雪氷 62 (4), 355-365, 2000

    To examine the climatological features of glaze occurrence, in Nagano prefecture, where there have been many reports on the glaze, glaze occurrence days were defined and their areal distribution was …

    DOI Web Site 被引用文献4件 参考文献38件

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