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検索結果 5,875 件

  • 重畳氾濫による複合水害が避難に与える影響 - 単位幅比力を用いた検討 -

    石塚 正秀, 溝渕 佳希, 渡辺 悠斗, 藤澤 一仁, 三好 正明, 岡崎 慎一郎, 吉田 秀典, 金田 義行 土木学会論文集 80 (16), n/a-, 2024

    <p> 内水氾濫と外水氾濫(溢水氾濫)が同時に発生する重畳氾濫を考慮した複合水害を対象として,複合水害解析モデルを用いて浸水シミュレーションを実施し,単位幅比力<i>M</i>を指標として,重畳氾濫が避難に与える影響を調べた.その結果,重畳氾濫時に,1) 高齢者女性,成人女性・高齢者男性,成人男性の安全避難の判断基準となる限界値を超える範囲が広がる,2) …

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  • 土石流対策としてのケーブル式透過型砂防堰堤の耐荷性能評価に関する研究

    宮原 邑太, 堀口 俊行, 竹家 宏冶, 久米田 大樹, 萬徳 昌昭 土木学会論文集 80 (15), n/a-, 2024

    ...<p>近年,無流水渓流対策工としてケーブル式透過型砂防堰堤が提案されている.しかし,ケーブルで鋼製堰堤を支持する形式の砂防堰堤は存在せず,土石流の作用力に対する耐荷性能の検討が必要である.そこで本研究は,土石流対策としてのケーブル式透過型砂防堰堤の耐荷性能評価について検討したものである.まず,ケーブルの横衝撃応答を検討した結果,得られた最大張力は静的引張強度と概ね同様であることが示された.加えて,弾塑性解析...

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  • 越流礫による鋼製透過型砂防堰堤の損傷要因分析に関する研究

    齋藤 和樹, 堀口 俊行 土木学会論文集 80 (15), n/a-, 2024

    ...<p>近年の異常気象の影響によって,大規模な土石流が発生し,鋼製透過型砂防堰堤が破損する事例が報告されている.特に,大武川第 5 堰堤では捕捉部分を満砂状態にした後,越流礫が下流部の部材を損傷させる事例が発生した.そこで本研究は,個別要素法を用いて越流礫によって被災した事例を参考に,実際の被災状況の損傷要因分析を行ったものである.具体的には,現地礫径調査から礫径を決定し,被災データを基に礫を流下させて...

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  • 降雨条件下の土砂流動による地盤振動特性の実験的検討

    栗田 哲史, 北爪 貴史, 酒井 直樹, 山野辺 慎一 地盤工学ジャーナル 18 (4), 407-420, 2023-12-01

    <p>土石流災害軽減のためには早期の検知に基づく警報発信及び避難が重要である。著者らは土砂移動が起源となって生じる地盤振動を計測することが検知に有効と考えて実験的検討を行ってきている。本研究では人工的な降雨条件下で土石流を模した実験を行い,降雨及び土砂移動のそれぞれが地盤振動に及ぼす影響について検討した。その結果,降雨強度が大きい場合は土砂流動の振動が降雨に起因する振動に埋没する可能性があり,検…

    DOI Web Site 参考文献9件

  • 北海道胆振東部地震による厚真町での滑動型表層崩壊による木造家屋被害の実態と被災形態の特性

    遠藤 優人, 山田 孝 自然災害科学 42 (3), 225-238, 2023-11-30

    2018年の北海道胆振東部地震により厚真町で発生した斜面崩壊による家屋被災において,滑 動型表層崩壊によるものはその約7割を占める。そこで,滑動型表層崩壊の発生場,崩土の流 下・氾濫・堆積場の地形をArcGIS によって解析した。また,行政機関や報道機関などが撮影 した家屋被災写真を収集し,家屋被災の程度を把握した。滑動型表層崩壊により被災した家屋 の約9 …

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  • 秋田県が点検するダムを10年間も勘違い

    日経コンストラクション = Nikkei construction (797) 27-, 2023-08

    ...秋田県が過去10年にわたり、県管理の砂防ダムを対象とした点検や調査を、誤って国管理の別のダムで実施していたことが分かった。誤発注は5回に及び、支払った金額は計約2263万円に上る。この他、設計業務の入札手続きや、橋梁補修設計業務委託における事務手…...

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  • 暖温帯落葉広葉樹林におけるガス交換特性

    高梨 聡 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 508-, 2023-05-30

    ...本研究で扱う暖温帯落葉広葉樹林(京都府木津川市)は、砂防事業の一環として整備され、100年以上にわたってその機能を維持してきている。同森林は過去に松枯れやナラ枯れ等の虫害を受けつつも、その現存量を年々増加させており、炭素貯留機能も発揮してきている。...

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  • レーザーを用いた地すべりによる樹木への影響把握

    長岡 佑樹, 加藤 顕, 笠井 美青, 早川 裕弌 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 125-, 2023-05-30

    ...<p> 防災や砂防分野において、地すべりによる樹木への影響は二次災害を予防するためにも重要である。しかし、地すべりによる地面の動きと樹木との関係は明らかではない。地面が動くことにより樹木が傾くが、その傾きが地面の動きと同じとは限らないためである。本研究では地すべりと樹木の相互関係を理解するために、3次元データを用いて幹の傾きを解析した。調査地は北海道沙流郡のオタリマップ地すべりである。...

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  • 人工林の管理方針の特徴に関する日中比較

    張 珂, 石橋 整司, 藤原 章雄, 當山 啓介 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 284-, 2023-05-30

    ...一方、中国においては飛砂防備のために植栽されている防風・防砂効果の高いポプラが造林面積で全体の14%と2番目に多いなど昭和60年代の日本とは異なり造林目的の多様性が樹種の多様性として現れていると考えられる。</p>...

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  • 山地渓流における流木災害の変化

    石川 芳治 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 40-, 2023-05-30

    ...一方で、最近、砂防・治山事業において流木対策施設が積極的に設置されてきており、さらに橋梁の改良も進みつつあることから地域によってはこれらが流木災害の軽減につながっている。空間的な変化としては渓流の上流区間、下流区間およびその下流となる河川区間の違いがある。これらの区間では土砂および流木の流下形態が異なるため、流木による災害の形態も変化する。...

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  • 広島県廿日市市宮島ドンドン川砂防堰堤予定地の維管束植物フロラ

    ファン=クイン=チ, 小山, 克輝, 盛, 沢鵬, 内田, 慎治, 紙本, 由佳理, 中原-坪田, 美保, 坪田, 博美 厳島研究 : 広島大学世界遺産・厳島-内海の歴史と文化プロジェクト研究センター研究成果報告書 19 1-15, 2023-03-31

    Miyajima (Itsukushima) Island, Hatsukaichi City, Hiroshima Prefecture, is a protected area that serves as the core and buffer zones of Itsukushima Shrine, a World Heritage Site. The Dondon-gawa …

    機関リポジトリ

  • 2022年8月豪雨により山形県飯豊町で発生した土砂災害

    森 洋, 野田 龍, 厚井 高志, 鄒 青穎, 荒井 健一, 金 俊之, 櫻井 由起子, 對馬 美紗, 齋藤 はるか, 佐藤 達也, 講武 学, 大坪 俊介, 金子 秀人, 丹羽 諭, 森 千夏, 松尾 新二朗, 池田 一, 工藤 唯志, 北村 一貴, 林 一成, 寒河江 岳雄, 西尾 克人, 山口 和真, 貝羽 哲郎 Journal of the Japan Society of Erosion Control Engineering 75 (6), 25-35, 2023-03-15

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  • 土砂流動実験による地盤振動特性に関する基礎的検討

    栗田 哲史, 北爪 貴史, 酒井 直樹, 山野辺 慎一 地盤工学ジャーナル 18 (1), 43-58, 2023-03-01

    <p>土石流などの土砂移動が起源となって生じる地盤振動を捉え,早期に危険情報を発信することは,土砂災害リスクの軽減に繋がるものと考えられる。特に,人的被害が大きくなる傾向にある谷の出口や扇状地に造られた住宅地の上流部で生じる土石流,あるいは既に街中を流下している土石流に対して地盤振動を検知することにより,ハザードの状況把握や警報発信の契機として活かせるものと考えられる。そこで,本研究では,土砂流…

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 未経験の自治体職員がドローンで点検

    日経コンストラクション = Nikkei construction (791) 36-, 2023-02

    ...Technologies(エーエルアイテクノロジーズ、東京・港)の協力を得て、地震時を想定した砂防堰堤の点検でドローンを使う模擬訓練を実施した。木などの障害物を自律で回避するドローンを使って、操縦経験のない自治体職員が堰堤…...

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  • 個別要素法を用いた透過型砂防堰堤の損傷事例解析

    嶋川 理, 堀口 俊行, 別府 万寿博, 香月 智 土木学会論文集 79 (15), n/a-, 2023

    ...<p>近年の異常気象によって大規模な土石流が発生し,鋼製透過型砂防堰堤が破損する事例が報告されている.これらの損傷事例では,設計荷重を上回る土石流が衝突したことが原因とされている.このような大規模な土石流に耐える有効な構造設計を構築するために,堰堤の破壊メカニズムの詳細な検討が望まれる.そこで本研究は,南木曾町で発生した土石流を対象に,個別要素法を用いて鋼製透過型砂防堰堤の損傷事例を検証したものである...

    DOI Web Site 参考文献8件

  • UNetおよびUNet++を用いた空中写真からの土砂移動領域抽出の比較

    河村 圭, 菅原 駿輔, 劉 小熙, 若月 強 土木学会論文集 79 (22), n/a-, 2023

    <p> 日本は,山地や丘陵地で覆われ,地震や集中豪雨に伴う土砂崩れなどの災害が多い.土砂災害部の判定の現状は,災害後に撮影した空中写真から目視による判読作業で行われている.しかし,この作業は経験者による長時間の目視作業が必要であり,作業者への負担が大きい.この作業の効率化のため,近年,空中写真を用いた深層学習による土砂移動部自動検出に関する研究が進められている.本研究では,UNetによる土砂移動…

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 熊本県南部で発生した深層崩壊・土石流

    椋木 俊文, 今薗 淳司, 梅﨑 基考, 山下 隆之 地盤工学会災害調査論文報告集 1 (1), 13-26, 2023

    ...土砂崩れによる道路の破損や通行止めなどで,熊本県が発表した砂防災害は計3640件となった。本稿では,深層崩壊・土石流,および切土のり面と盛土のり面が連鎖的に崩壊した複合災害についても報告する。...

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  • 伊豆大島元町地区における火山泥流シミュレーション

    中山 大地 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 153-, 2023

    ...と土砂流出箇所のGISデータを元にして三原山西麓の谷頭部57箇所を土石流発生点と仮定し,これらの発生点から毎秒10m<sup>3</sup>の水を流入させた.シミュレーションは二次元不定流解析を用い,地中への浸透は考えず,地表面粗度は0.04で一様(草地の地表面粗度に相当)とした.地形データには1m解像度のLiDAR DEMを5mメッシュにリサンプリングしたものを使用し,構造物の影響を加味するため砂防...

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  • 八ケ岳大月川流域における大月川岩屑なだれ堆積物の給源と地形発達

    小柴 理人, 小荒井 衛 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 175-, 2023

    ...</p><p>文献:石橋克彦 1999,地学雑誌108: 399-423.井上ほか 2010,平成22年砂防学会発表概要.河内晋平 1983,地質学雑誌 89: 173-182.苅谷ほか 2021,日本第四紀学会2021年大会要旨集.町田ほか 2011,地形 32: 351.山田ほか 2021,砂防学会誌 73(5): 3-14....

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  • ジオパークが構築する2008年岩手・宮城内陸地震アーカイブ

    鈴木 比奈子, 長尾 隼, 原田 拓也, 佐藤 英和 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 193-, 2023

    ...災害資料の現状</p><p> 2008年地震の災害資料は,ジオサイトとしての災害痕跡と災害写真や体験談などの資料群からなり,現在,大きく2つの課題が生じている.1)自然の営力,治山・砂防対策による痕跡の変化,2)人間側の変化による情報の散逸である.2008年地震で発生した斜面崩壊は,3500箇所以上といわれている.荒砥沢地すべりを除き,多くの斜面崩壊は治山・砂防対策によって,痕跡が見えなくなっている...

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  • 秋田県能代市におけるコウライクイナの本州初記録

    瀬川 良晃 Bird Research 19 (0), S1-S4, 2023

    ...<p> 2022年6月5日,秋田県能代市の海岸砂防林「風の松原」にてコウライクイナと思われる1個体を確認,撮影したのでここに報告する.当該個体の全長は同じ場所で水浴びしていたクロツグミよりもやや長く見えたが,胴周りは倍以上ある印象であった.青灰色の嘴,赤褐色の顔・喉・胸,暗緑褐色の頭頂・背中,下腹部から下尾筒にかけて白黒の縞模様,雨覆先端の白線,赤っぽい脚などコウライクイナの特徴を有しており,コウライクイナ...

    DOI 研究データあり 参考文献1件

  • 2023年5月18日に発生した熊谷市荒川右岸河川敷における火災の記録

    𠮷田 国光, 島津 弘, 永井 裕人 日本地理学会発表要旨集 2023a (0), 148-, 2023

    ...オニウシノケグサは牧草や砂防,法面緑化用に導入された外来種で,九州から北海道まで分布しており,公園や道端などの様々なところでみられる。火災跡地の現地踏査から,カラスノエンドウなど出穂前の草本は確認できた一方で,オニウシノケグサはほぼ見られなかったため,オニウシノケグサやススキなどのイネ科の植物を中心に焼失したと推察される。...

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  • 相良沿岸における2019年台風19号時の急激な侵食とその後の砂浜回復

    宇多 高明, 大井戸 志朗, 柴田 直紀, 竹内 由衣, 花田 昌幸, 石橋 さくら 土木学会論文集 79 (17), n/a-, 2023

    <p> 沿岸漂砂と高波浪時の急激な沖向き漂砂が重なった場合の海浜変形,およびその後の砂浜の回復について,駿河湾西岸の御前崎~勝間田川河口間の長さ16km区間を取り上げて検討した.この沿岸では,2019年10月12日に襲来した台風19号時の高波浪時の沖向き漂砂により著しい地形変化が起きた.しかし,相良港により沿岸漂砂が阻止され,ほぼ閉じた漂砂系を有する相良港海岸須々木地区では,高波浪後の通常波浪の…

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 西表島網取湾における台風来襲時の流速鉛直分布の再現解析

    二村 昌樹, 山本 剛士, 村上 智一, 下川 信也, 川崎 浩司 土木学会論文集 79 (17), n/a-, 2023

    <p> 本研究では,沖縄県西表島の網取湾において台風1515号の来襲時に観測された流速鉛直分布を対象に3次元流動解析を実施した.観測結果の流速鉛直分布の再現性の向上を目的として,鉛直方向の粘性係数と海域の底面粗度係数を対象とした感度分析を実施した.その結果,鉛直方向の粘性係数を小さくすることで表層から底層へ伝播する流れが抑制された.また,サンゴ礁が発達した海域であるため,底面粗度係数を通常の津波…

    DOI Web Site 参考文献15件

  • 大学での土砂災害に対する防災教育の効果に関する研究

    岡田 大爾, 森下 淳, 石原 茂和, 岡田 寛明, 井山 慶信 防災教育学研究 3 (2), 83-94, 2023

    ...そこで、大学の必修授業で1 年生に県の砂防の責任者の防災授業の前後に自身の防災意識を 自由に選択させ、意識の変化の理由を見つめさせて教育効果を分析した。最前線の専門家の対策 を学修後は自発的に社会的受忍の半数以上が施設整備や警戒避難、居住移転に変更する等効果が あったが、依然として自然災害の規模や予測の困難さから対策せずに災害を受け入れる学生も多 くいることが判明した。...

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  • 中小河川における降雨流出氾濫モデルの水位予測の再現性

    山本 浩大, 佐山 敬洋, 山路 昭彦, 西尾 慧, 上田 穣, 小松 靖彦 水文・水資源学会研究発表会要旨集 36 (0), 418-, 2023

    <p>近年日本の中小河川流域で深刻な洪水災害が発生している。流量・水位予測は大流域の下流地点が中心で流域面積が小さい上流の本川や支川においての予測水位の検証は限られている。しかし、近年河川の水位計の数は増加しており, 分布型水文モデルによる中小流域河川水位の検証が可能になってきた。本研究では、降水短時間予報を用いて、中小河川における降雨流出氾濫モデルの水位予測の再現性を評価する。2013年の台風…

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  • 令和元年東日本台風時の水位記録とHi-net地震計ノイズ記録の統計解析

    澤崎 郁, P.C. Shakti 水文・水資源学会研究発表会要旨集 36 (0), 402-, 2023

    <p>河川の上流域では支流が複雑に分岐するため、個々の河川へのアクセスが難しく、水位観測施設を設けるのが困難である。また、洪水時には漂流物の付着などにより観測記録に異常が生じやすい。これらの課題に対処できる手法の一つとして、河川が励起する振動を流況把握に利用する手法の開発が進められている。河川から伝わってくる振動を地震計で検出し、その強弱を分析することで、洪水時に欠測することなく、リアルタイムか…

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  • 日本三大秘境宮崎県椎葉村で未来型無人化施工への挑戦

    河野 義博, 児玉 敏徳 i-Constructionの推進に関するシンポジウム講演概要集 2023 (0), 37-40, 2023

    ...土石流危険区域内の砂防工事において、無人化バックホウを使用し人を介在せずに施工する事。 更に【安全はすべてに優先する】という工事基本方針を基に安全対策を独自の切り口で立案。 最終的に【どこでもICT】という独自の工夫で完全無人化を実現させ掘削工事を無事故で完了できた。...

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  • 熊本県で発生した地すべり災害

    椋木 俊文, 今薗 淳司, 梅﨑 基考, 山下 隆之 地盤工学会災害調査論文報告集 1 (1), 36-54, 2023

    ...熊本県南部の芦北町と津奈木町の山間部で斜面崩壊が相次いで発生し,土砂崩れによる道路の破損や通行止めなどで,熊本県が発表した砂防災害は計3640件にも上った。いずれも,国道,県道,村道を塞ぐ被害を出したため,国道河川事務所をはじめ,自治体は対応に苦慮した。...

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  • 津軽十二湖地すべり地における地学的・地生態学的な評価と観光客の動態とニーズ

    鄒 青穎, 田口 一汰, 佐藤 龍之世, 石川 幸男, 檜垣 大助, 蔡 美芳, 五十嵐 光, 山邉 康晴 E-journal GEO 18 (1), 142-156, 2023

    <p>津軽十二湖地すべり地は,白神山地の最西部,青森県津軽国定公園にある約300年前の地震によってできた地すべりである.そこには,流れ山や舌状小尾根地形や巨礫や湖沼群など,十二湖を形成した地すべりの運動やその範囲を示す痕跡が各所に見られる.ここへの来訪者の多くは,推奨散策ルート沿いに1~4時間滞在し,池とブナ自然林の自然風景を鑑賞するために訪れている.来訪者は,地すべりに関連する池の成因や地形と…

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献5件

  • 広島県の花崗岩地域における土石流到達閾値・土石流到達率と流域地形量・雨量との関係

    若月 強 日本地すべり学会誌 60 (3), 95-103, 2023

    <p> 降雨による土石流災害の低減を目指して, 広島市とその周辺の花崗岩斜面おいて, 降雨パターンの異なる3災害 (1999年・2014年・2018年発生) を対象に, 土石流到達閾値といくつかの雨量指標との関係を検討し, さらに土石流到達率と流域地形量・雨量指標との関係について調査した。その結果, 流域面積と起伏比の関数で表される土石流到達閾値と土石流到達率の地形的閾値は, …

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 災害調査支援システムに用いるRTK受信機の性能評価

    山野 亨, 桐山 魁, 岡本 修, 猿渡 雄二, 荒木 義則, 森安 貞夫, 高田 知典, 河村 圭 土木学会論文集 79 (3), n/a-, 2023

    ...<p> 近年,多大な人的被害を及ぼす豪雨に伴う激甚な土砂災害が起こっている.土砂災害発生時には,迅速な土砂災害調査が必要である.そこで我々は,マルチバンド受信機を使用することで,作業効率や調査員の安全性の向上を目指す災害調査支援システムを開発している.本稿では,広島県の災害復旧現場において,開発するシステムに使用する受信機の測位性能を評価する.劣悪環境下における定点測位精度の確認を目的とした砂防堰堤...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 飛騨山脈北部の現存氷河の特性

    福井 幸太郎, 飯田 肇 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 48-, 2023

    <p>1. はじめに</p><p>飛騨山脈北部では,2012年に小窓・三ノ窓・御前沢雪渓が(福井・飯田 2012),2018年に池ノ谷・内蔵助・カクネ里雪渓が(福井ほか 2018; Fukui et al. 2021),2019年に唐松沢雪渓が(有江ほか 2019)氷河であると判明した.本発表では,氷河の定義,氷河分布地としての飛騨山脈北部の気候条件,流動,質量収支について検討する.</p><p…

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  • 深層学習を用いた微動スペクトルの分類手法の提案

    飛田 哲男, 山本 航 土木学会論文集 79 (13), n/a-, 2023

    <p> 本研究では,畳込みニューラルネットワーク(CNN)による深層学習を用いて微動スペクトルを分類する手法を提案する.さらに,この手法により地動観測点の特定を試みる.まず数値解析により,複数の1次元モデル地盤に対しランダム波を与え,得られる地表面加速度スペクトルをカラースペクトル画像化して深層学習を行った.その結果,99%以上の精度で地盤モデルを特定できた.次に,8地点のK-NET観測点で得ら…

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 種同定に基づく2022年西表島網取湾の礁斜面40mまでのサンゴ被度および白化評価

    村上 智一, 小林 雄生, 伊藤 芳英, 下川 信也, 杉原 薫, 山田 吉彦 土木学会論文集 79 (18), n/a-, 2023

    <p> 2022年に西表島網取湾において,コドラート法によって礁縁から礁斜面深部の水深40mまでのサンゴを調査し,種同定に基づき被度・白化を評価した.これによって得られた主要な結果は以下である.</p><p> (1) 調査したサンゴは,12科34属85種に分類された.(2) 2022年のサンゴの白化は,2016年の大規模白化に並ぶものである.(3) …

    DOI Web Site 参考文献13件

  • 山津波対策としての消波工付き透過性ブロック堰堤の適用性に関する基礎的な研究

    原田 紹臣, 藤本 将光, 里深 好文 土木学会論文集 79 (17), n/a-, 2023

    ...<p> 熱海市で発生した土石流による甚大な被害を受け,土砂災害防止等に向けたハード対策の更なる推進が求められている.土石流は江戸時代から山津波とも呼称されており,これらの効果的な対策は古くて新しい課題である.近年,二次製品ブロックを活用した砂防や治山堰堤が全国的に採用されてきており,更なる高度化が期待されている.本研究では,従来のブロック堰堤と消波工を併用させた新たな堰堤形式を提案し,土石流捕捉時における...

    DOI Web Site 参考文献6件

  • マルコフ連鎖に基づく瀬戸内海アマモ場の多世代コネクティビティ解析

    乳原 材, 内山 雄介, 小硲 大地, 細川 真也 土木学会論文集 79 (17), n/a-, 2023

    <p> 瀬戸内海全域における広域的なアマモ(<i>Zostera marina</i>)生息域の保全に向けて,高解像度海洋流動モデルと浮遊アマモシュート(種子)輸送モデルを用いた長期数値再解析を行った.Lagrange確率密度関数解析を行い,アマモの繁茂状況を考慮したアマモ場間コネクティビティを定量的に評価するとともに,マルコフ連鎖を用いた多世代間コネクティビティ評価モデルを構築し,瀬戸内海の多…

    DOI Web Site 参考文献9件

  • 砂防堰堤点検写真管理への3次元モデルおよびGIS活用に関する研究

    山野 亨, 荒木 義則, 桐山 魁, 白 宇, 河村 圭 土木学会論文集 79 (22), n/a-, 2023

    ...を対象としてスマート調査に3次元モデルを適用し,UAVで撮影した写真から生成した砂防堰堤3次元モデルを3次元GISに投入し,現地で撮影した写真を砂防堰堤3次元モデルに貼りつけることで,上記課題を解決した....

    DOI Web Site 参考文献9件

  • 大谷崩(斜面崩壊)はCE1707に突発したシングル・イベントか?

    苅谷 愛彦, 木村 恵樹, 山田 隆二 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 213-, 2023

    ...</b><b>はじめに </b>安倍川源流の大谷崩は日本屈指の斜面崩壊(以下 崩壊)とされ,特に静岡市葵区大野木では厚さ≧50 mの不淘汰岩屑層が河谷を埋めて高位段丘(H)面を形成する.崩壊の初生時期をCE1530~1702頃とする指摘がある(例:町田1959地理評;北村・東1988日林北支論)一方,CE1707宝永地震で巨大深層崩壊が生じたとの意見もある(例:静岡河川工事事務所1988「安倍川砂防史...

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  • 伊豆大島の土砂災害史

    井上 公夫 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 41-, 2023

    <p>伊豆諸島は火山島であるため起伏に富み、台風や前線による豪雨によって、斜面崩壊や土石流により土砂災害が発生する。。また、地震や火山噴火でも土砂災害が発生する。このような現象は地形変化の一コマで、各島では独自の地形・風景がつくられてきた。このような地形変化と土砂災害の歴史を理解することは、将来の土砂災害を軽減する上で必要不可欠である。伊豆大島で発生した土砂災害とその地形的背景、またそれをとりま…

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  • 人工リーフの構造形式・諸元の変化と付帯消波施設による消波効果の実験的検討

    平間 史泰, 岩佐 隆広, 二階堂 竜司, 田所 壮也, 長町 侑, 白戸 暢彦, 髙野池 僚, 竹原 隆博 土木学会論文集 79 (18), n/a-, 2023

    <p> 人工リーフの消波効果を評価するうえで水位上昇量が大きく影響するものの,机上検討では天端水深と波浪の影響しか考慮できておらず,既往検討では離岸距離等が考慮されていない.本検討では,断面二次元固定床実験を実施し,整備事例が少ないタンデム型を含めた人工リーフにおける消波効果の確認と付帯消波施設による対策について効果・影響を評価した.その結果,1)人工リーフを設置することにより,人工リーフ背後の…

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  • 高知県大豊町立川川流域の大規模崩壊発生の周期性

    笹原 克夫 日本地すべり学会誌 60 (5), 222-232, 2023

    ...よって本地域において, 上記のような地形特性を有する斜面では, 数十年程度の間隔で大規模崩壊が繰り返し発生する可能性が示唆され, これを砂防計画の中の長期における土砂生産・流出の発生として見込むことの必要性が検討された。...

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  • 石川海岸における気候変動による外力変化量の推定

    中園 大介, 黒部 笙太, 神保 正暢, 岩田 敦行, 岡嶋 康子 土木学会論文集 79 (17), n/a-, 2023

    <p> 近年,海岸保全計画を考えるうえで気候変動による外力変化を見込むことが重要となってきている.台風を要因とした気候変動の外力変化量の推定手法が確立されつつある一方で,石川海岸のように高波浪や高潮の発生要因が低気圧の場合の推定手法は確立されていない.そこで,既往の潮位や波浪の観測データを用いて,最新データまで延伸した場合の長期的な外力変化量を整理した.</p><p> …

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  • 石川海岸片山津工区の実態解析を踏まえた最適な養浜計画の検討

    中園 大介, 黒部 笙太, 澤樹 征司, 長町 侑, 平野 宜一, 岡嶋 康子 土木学会論文集 79 (17), n/a-, 2023

    <p> 本研究が対象とする石川海岸片山津工区は,侵食および越波対策を目的に2012(H24)年から2ヶ年の試験養浜を経て礫養浜を実施している.2022(R4)年度末までに,計画養浜量の約半分の礫養浜を実施してきた.そのため,これまでの礫養浜による効果を定量的に整理し,当初の養浜計画を評価することが求められていた.本研究では空中写真や測量成果,底質調査結果等の各種データを用いて,これまでの礫養浜の…

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  • 京都府鴨川流域を対象にしたRRIモデルによる上流の水位再現性

    山本, 浩大, 佐山, 敬洋, 山路, 昭彦, 小林, 哲也, 大石, 直樹, 下釜, 卓, 関本, 大晟, 近者, 敦彦 京都大学防災研究所年報. B 65 (B), 214-221, 2022-12

    Due to recent flood disasters, it is important to understand water level and flood damage at multiple locations over a basin. However, the reproducibility of rainfall-runoff model was not well …

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  • 飛砂量の観測方法と海岸林の飛砂防備機能評価方法

    萩野 裕章 日本緑化工学会誌 48 (2), 337-340, 2022-11-30

    ...その分布状態から対象地に達した飛砂総量が推定でき,対象地の飛砂防備機能を定量的に評価する指標になる。本稿で紹介した観測方法と機能評価方法については,今後も議論や情報交換を経て必要に応じ更新させていくべきものと考える。</p>...

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  • 画像解析を用いた土砂濃度測定手法の基礎的検討

    佐藤 光平, 内田 太郎, 権田 豊, 里深 好文 Journal of the Japan Society of Erosion Control Engineering 75 (4), 3-13, 2022-11-15

    <p>Flume experiments are often conducted to reveal the detailed behavior of debris flows. Direct sampling at the lower end of a flume has been used as a method for measuring sediment concentration …

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  • 技術士(森林部門)からみる高度専門資格に求められている森林科学の内容

    水井 英茉, 杉浦 克明, 井上 真理子 日本森林学会誌 104 (5), 262-273, 2022-10-01

    ...特に,砂防や利用,林政などは,他に比べ毎年多く出題される傾向にあり,より重要視されていると考えられた。選択科目は森林土木,森林環境,林業・林産の3科目があるが,それぞれ砂防と利用,生態と林政,特用林産と造林に関する問題が多く出題されていた。よって,技術士(森林部門)の資格試験から見た大学教育に求められる森林科学の内容は,林産分野をも含む広範囲な内容であることが明らかになった。...

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  • 貯水池堆砂量推定モデルの構築と気候変動に伴う堆砂速度増大率の推定-熊本県緑川ダム貯水池を対象として-

    高橋 大地, 石川 忠晴, 道奥 康治 ダム工学 32 (2), 141-152, 2022-09-15

    <p>全球的気候変動に伴う豪雨増大によるダム堆砂量の増加が懸念されている。そこで本研究では熊本県にある緑川ダム貯水池を対象として降雨等の水文時系列データから貯水池堆砂量を推定するモデルを構築し,実測データと比較して再現性を検証した。続いて,21世紀末の降雨および流量倍率の推定値から堆砂量の倍率を推定したところ,RCP2.6に対して1.9倍,RCP8.5に対して3.2倍という結果を得た。このように…

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  • UAVを用いた礫径調査法およびランダム法の妥当性の検討

    嶋 丈示, 佐々木 流 Journal of the Japan Society of Erosion Control Engineering 75 (3), 10-16, 2022-09-15

    <p>The function of a steel open-type dam is to trap debris flow. To fulfill this function, the member spacing of a permeable steel open-type dam should be set to one to two times the maximum or the …

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  • Landslide Hazards Induced by Heavy Rainfall in August 2021 in the Northern Part of the Aomori Prefecture, Japan

    KON Toshiyuki, TSOU Ching-Ying, KOI Takashi, YAMAMOTO Yusuke, KOIWA Naoto, NODA Ryu, IRASAWA Michiya, KATO Kiyokazu, TSUSHIMA Hiroshi, MORI Hiroshi, IWATA Hideya, SATO Tatsuya, IKEDA Hajime, KUDO Yushi, KOBAYASHI Motoshiko, ARAI Kenichi, KUROIWA Chie, KOGA Yuki, ISHIKAWA Takeaki, TSUSHIMA Misa, NAGANO Eiji, MIURA Jun, SAITO Haruka, KAWAKAMI Reona 砂防 15 (2), 22-30, 2022-08-12

    <p>On August 10, 2021, a total of 454 landslides and debris flows in the northern part of the Shimokita Peninsula, Aomori, Japan, resulted in one of the major natural disasters in the region in …

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  • 多時期・多軌道の衛星SARによる大規模地すべりのモニタリング

    本田 謙一, 田口 智大, 室井 翔太, 佐藤 匠, 佐藤 史崇, 小口 貴雄 日本リモートセンシング学会誌 42 (3), 185-189, 2022-08-10

    <p>In this paper, an example of displacement monitoring of landslides using interferometric SAR analysis is reported. The displacement of the mountain landslides was separated into vertical …

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  • 近代における京阪奈丘陵地北部の里山景観の森林化過程

    宮田 咲矢香, 小椋 純一, 大住 克博 日本森林学会誌 104 (4), 205-213, 2022-08-01

    ...明治後期の森林化は,明治前期に砂防を主な目的とした山林保護,緑化促進などの施策が行政によりとられたこと,農業用の刈敷や秣などの利用が減少し,農村周辺の丘陵地での採草が衰退したことにより,人為攪乱が減少して引き起こされたものと考えられた。</p>...

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  • 合成音圧法による掃流砂量推定値のばらつきの定量的評価

    泉山 寛明, 内田 太郎, 吉村 暢也, 井内 拓馬 Journal of the Japan Society of Erosion Control Engineering 75 (2), 11-16, 2022-07-15

    <p>Surrogate bedload monitoring can be applied to test bed deformation models and to acquire basin sediment runoff characteristics. Japanese pipe hydrophone (JPH) sensors have been deployed in many …

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  • XRAINデータを活用した前線性降雨における線状降水帯の予測精度向上

    横江 祐輝, 北 真人, 内田 龍彦, 河原 能久 水文・水資源学会誌 35 (4), 255-266, 2022-07-05

    <p> 2018年6月28日から7月8日にかけて西日本を中心に記録的な豪雨が発生した.梅雨前線による広域で長期的な豪雨に加えて局所的に線状降水帯が形成され,多くの河川において長期にわたる高い水位や洪水氾濫が発生した.災害軽減のためには大雨を早期に予測することが重要となっているものの,とりわけ,線状降水帯の発生位置や発生時刻を精度良く予測することは難しいと言われている.本研究では,WRFを用いた数…

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  • Debris flow disaster in Atami, Japan, in July 2021

    IMAIZUMI Fumitoshi, OSANAI Nobutomo, KATO Shinyu, KOIKE Masaru, KOSUGI Ken'ichirou, SAKAI Yusuke, SAKAGUCHI Hiroshi, SATOFUKA Yoshifumi, TAKAYAMA Shoki, TANAKA Takafumi, NISHI Yotaro 砂防 15 (1), 1-6, 2022-06-06

    <p>On the morning of July 3, 2021, a large debris flow occurred at the Aizome River in the Izusan district of Atami, Shizuoka Prefecture, Japan. The debris flow caused extensive damage, causing the …

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  • 斜面上の変位モニタリングに必要な計測精度

    笹原 克夫, 佐藤 渉, 渡邉 聡, 岩田 直樹, 土佐 信一, 小泉 圭吾 地盤工学ジャーナル 17 (2), 217-225, 2022-06-01

    <p>斜面の変位の計測に必要な精度は斜面の規模により異なる。これが不明であると計測機器の選択ができない。これを解決するために,本稿では斜面の規模と変位の計測精度の関係を明らかにした。模型斜面や実斜面での変位計測事例を用いて,崩壊までの変位で正規化した変位計測間隔と,各々の計測間隔のデータと実測データの偏差の関係,そして崩壊までの時間で正規化した計測時間間隔と,各々の時間間隔のデータと実測データの…

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 山地災害を抑制するための森林管理と対策に関する言説レビュー

    佐藤 宣子 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 179-, 2022-05-30

    ...</p><p> しかし、森林科学分野で山地災害を主な研究対象とする砂防学分野だけでは、この疑問に応えることは難しく、森林諸科学の学際的な研究が求められている。森林飽和時代(太田、2012)となった現代において、気候変動下でどのような森林管理や対策が必要なのかは、今後、森林科学の分野横断的な研究や議論が望まれる。...

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  • ドローンを用いた河川水温の測定による地下水湧出箇所の探査

    松本 浩茂, 伊藤 史晃, 程谷 浩成, 真鍋 尚司, 栗山 康弘, 土屋 郁夫, 十田 一秀, 宮本 健也, 舟橋 弥生, 澤田 みつ子, 宗林 留美, 永翁 一代, 加藤 憲二 陸水学雑誌 83 (2), 141-148, 2022-05-25

    <p> 本研究では伊豆半島を流れる狩野川を対象に,可視光カメラに加えてサーモカメラを搭載したドローンを用いて測定した河川表層水温に基づいて河川水内での湧水地点を推定し,湧水箇所と推定される地点と比較地点における水温や水質から湧水探査の可能性を検討した。水の比較にはさらに水中に含まれる微生物DNAの解析結果も援用した。河川水中に湧出する湧水は,限られた場の広がりの中であれ,河川水質に影響を与える可…

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  • ドローンが砂防ダム8基を10分で点検

    日経コンストラクション = Nikkei construction (782) 28-, 2022-05

    ...エアロセンス(東京都文京区)と建設技術研究所は、垂直飛行で離着陸する固定翼ドローン「エアロボウイング」に、LTE通信機能を搭載し、1回の飛行で山奥に点在する8基の砂防ダムを点検する実証実験を行った(資料1)。LTE通信機能を搭載したドローンで一度に複…...

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  • 砂防ソイルセメントの強度特性に及ぼす細粒分含有率の影響

    嶋 丈示, 八木澤 一哉, 堀口 俊行, 黒田 一郎 Journal of the Japan Society of Erosion Control Engineering 74 (6), 11-19, 2022-03-15

    <p>Sabo soil-cement utilization is a construction method that constructs and reinforces Sabo structures. A strength of Sabo soil-cement is affected by a synergism obtained from compaction of the …

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  • 画像処理による自動解析を用いた堆積物の粒子トレーシング

    金井 彩佳, ゴメス クリストファー, 篠原 慶規, 堀田 紀文 Journal of the Japan Society of Erosion Control Engineering 74 (6), 32-40, 2022-03-15

    <p>Grain-size analysis is arguably at the base of sediment analysis, but shape analysis is often reduced to empirical equations from a few parameters and micro-variability within a single grain-size …

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  • 2021年8月豪雨による青森県下北半島北部における土砂災害

    鄒 青穎, 金 俊之, 厚井 高志, 山本 佑介, 小岩 直人, 野田 龍, 井良沢 道也, 加藤 清和, 對馬 博, 森 洋, 岩田 英也, 佐藤 達也, 池田 一, 工藤 唯志, 小林 基比古, 荒井 健一, 黒岩 知恵, 古賀 勇輝, 石川 丈瑛, 對馬 美紗, 長野 英次, 三浦 順, 齋藤 はるか, 川上 礼央奈 Journal of the Japan Society of Erosion Control Engineering 74 (6), 41-51, 2022-03-15

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  • 人融知湧 : 社会基盤工学専攻・都市社会工学専攻ニュースレター Vol. 24

    京都大学大学院工学研究科社会基盤・都市社会工学専攻広報委員会 人融知湧 : 社会基盤工学専攻・都市社会工学専攻ニュースレター 24 1-12, 2022-03

    ...<研究最前線>土砂災害ゼロを目指して --土砂災害現象の解明と予測技術の開発--/ 社会基盤工学専攻 防災工学講座 砂防工学分野 教授 藤田 正治; 准教授 竹林 洋史; 准教授 宮田 秀介 [2]...

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  • 貯水池周辺地すべりにおけるブロック形状の特徴

    梶山 敦司, 阿南 修司 応用地質 62 (6), 377-383, 2022-02-10

    ...<p>防災や減災を考える上で,地すべり等の発生しやすい場所や発生した場合の大きさを予測することは重要である.一般的に地すべりの発生しやすい場所や平面的な大きさは,地形判読などによって整理が行われている.また,地すべりの規模を決めるために必要な深さは,砂防事業を主体とした滑動している地すべりを対象として,平面形状と深さの関係が整理され,ブロックの深さを推定する手法として活用されている.現在整理されている...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • パルス法による山地河川における流砂量推定手法の高度化

    東 豊, 堤 大三, 宮田 秀介, 藤田 正治 Journal of the Japan Society of Erosion Control Engineering 74 (5), 3-13, 2022-01-15

    <p>A new method estimating sediment discharge using the pipe hydrophone pulses obtained with multiple amplification factors was proposed. In the method, the proportions of sediment that does not …

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  • 現地観測に基づいた関数モデルによる斜面の災害危険度指標

    嶋﨑 諒子, 宮田 秀介, 竹之内 健介, 堤 大三, 藤田 正治 Journal of the Japan Society of Erosion Control Engineering 74 (5), 26-33, 2022-01-15

    <p>Predicting occurrences of landslides or debris flows at a specific slope is critical for early warning. Instead of the groundwater height, discharge of a spring at a slope adjacent to a primary …

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  • 想定外に直面するインフラと防災対策

    土田 孝 電気学会誌 142 (1), 6-9, 2022-01-01

    ...社会基盤(インフラ)は私たちの生活の基盤を支える施設であり,道路・鉄道・港湾空港などの交通施設,河川堤防・ダム,砂防堰堤などの防災施設,電力・ガス・上下水道などライフ</p>...

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  • 深海への土砂流出による西湘海岸の侵食

    宇多 高明, 佐々木 常光, 大谷 靖郎, 三波 俊郎 土木学会論文集B3(海洋開発) 78 (2), I_205-I_210, 2022

    <p> 空中写真に基づく汀線変化解析により西湘海岸の侵食状況について調べた.この結果によると,近年では森戸川河口東側の国府津・前川地先と二宮IC~葛川河口間で侵食が著しい.汀線変化特性より,国府津・前川地区での侵食は森戸川河口沖の海底谷に土砂が落ち込んだためと推定された.一方,二宮ICの東側隣接部では,東向きの沿岸漂砂により侵食域が次第に東側へと波及している.浜幅の変化から概算した …

    DOI Web Site 参考文献4件

  • カキ養殖主体のラグーンにおける溶存無機炭素への影響要因の解析

    川原 優紀, 栗本 有紀, TSAI Jeng-Wei, LIN Hao-Chi, 松本 大輝, 田多 一史, 中山 恵介 土木学会論文集B3(海洋開発) 78 (2), I_637-I_642, 2022

    <p> 台湾南西部に位置するCigu Lagoonは,ブルーカーボンの主な対象となっている水草等の海生植物は多く繁茂せずカキ養殖主体のラグーンである.本研究では,Cigu Lagoonにおいて水中CO<sup>2</sup>分圧を決定づける溶存無機炭素(DIC)への影響要因を検討することを目的とした.始めに,DICに係る環境要因の影響度を把握するためにSEM解析を行った.その結果,DICは流入河…

    DOI Web Site 参考文献12件

  • 清水海岸での新型突堤の建設と集中的盛り土養浜の効果と課題

    内藤 慎也, 住田 哲章, 宇多 高明, 三波 俊郎 土木学会論文集B2(海岸工学) 78 (2), I_487-I_492, 2022

    <p> 清水海岸では,2019年11月~2021年7月に三保松原砂嘴先端部からサンドリサイクルにより調達した土砂10.1万m<sup>3</sup>と,安倍川河道の採取土砂3.3万m<sup>3</sup>,合わせて13.4万m<sup>3</sup>の土砂による養浜が行われた.養浜は,トラック輸送された土砂を堤防前面で盛り土する方式で行われた.本研究では,空中写真や深浅測量データを用いて,まず…

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献2件

  • UAV を用いた砂防施設におけるひび割れ箇所の可視化技術に関する研究

    向本 敏美, 阪本 夕子, 下鳴 恒彰, 山岸 洋明, 梅原 喜政, 肖 智葳, 中畑 光貴, 松尾 龍平, 岡嵜 雄也, 大上 航平, 武内 克樹, 森 泰斗 AI・データサイエンス論文集 3 (J2), 714-723, 2022

    ...<p>我が国では,砂防施設のストック効果を最大限に発揮させるため,定期点検が実施されている.しかし,現状では,点検員が目視によりひび割れなどの損傷や劣化を確認するため,多大な労力と危険が伴う.こうした背景の下,国土交通省では,点検員の負担軽減を目的として,UAVを活用した安全かつ効率的な点検手法の確立を目指している.しかし,UAVで砂防施設を撮影した画像から自動的にひび割れ箇所を 検出する手法は,未...

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  • 大型回転円筒装置による水・砂・流木の分級現象に関する実験的検討

    堀口 俊行, 齋藤 和樹 土木学会論文集G(環境) 78 (5), I_205-I_216, 2022

    ...<p> 環境変化に相まって大規模化傾向にある土石流の対策として透過型砂防堰堤が主として建設されている.その捕捉機構は,平常時は水や中小砂礫を下流に通過させることで土砂の供給を維持し,土石流発生時において,土石流の分級現象を利用して巨礫や流木により透過部を閉塞し,後続土砂を捕捉するものである.これは,土石流先端部に巨礫や流木が集中する分級現象が生起する前提で成り立っている.しかし,この現象論からの分級...

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  • 内水・外水氾濫の同時発生による複合水害時の下水道を考慮した氾濫水の特徴

    渡辺 悠斗, 石塚 正秀, 溝渕 佳希, 藤澤 一仁, 岡崎 慎一郎, 吉田 秀典, 金田 義行 土木学会論文集B1(水工学) 78 (2), I_19-I_24, 2022

    <p> 内水氾濫と外水氾濫が同時に発生する複合水害について,香川県高松市の二級河川御坊川を対象とし,下水道を考慮して,1000年確率降雨の条件で重畳氾濫シミュレーションを行った.その結果,下水道を考慮した場合でも重畳氾濫時に浸水範囲が最も広くなる結果が得られた.また,下水道を考慮することで,未考慮時よりも浸水深は低下したが,流速が速くなる場所があることが分かった.また,重畳氾濫の場合,内水氾濫と…

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 機械学習を用いた三宅島における火山泥流の予測に関する研究

    中山 大地 日本地理学会発表要旨集 2022s (0), 40-, 2022

    .../p><p>3 泥流モデルを用いた泥流の到達時間及び到達範囲の計算</p><p>火山泥流の到達時間及び到達範囲を求めるため,泥流の数値シミュレーションを行った.前述の1m DEMを5m解像度にダウンスケーリングし,三宅島の3エリア(神着エリア,坪田エリア,夕景浜・村営牧場エリア)で計算を行った.神着エリアではカルデラ頂上付近で発生した泥流はおよそ1時間で神着に到達する.流下する谷沿いには数カ所の砂防...

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  • 鋼製透過型砂防堰堤の耐荷性能に関する定量的評価

    國領 ひろし, 嶋 丈示, 堀口 俊行, 園田 佳巨, 石川 信隆 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 78 (3), 316-330, 2022

    ...<p> 本研究は,大規模な土石流が鋼製透過型砂防堰堤(鋼製堰堤)に正面から直進して作用する場合(正面載荷)および支川から偏心して作用する場合(偏心載荷)を想定して,鋼製堰堤の耐荷性能をリダンダンシーおよびロバストネスの観点から検討するものである.まず,鋼製堰堤のリダンダンシーの評価指標を部材消失前の余剰耐力比および部材消失後の残存耐力比と定義する.次に,鋼製堰堤のロバストネスの評価指標を土石流の載荷方向...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 斜面崩壊とハゲ山の関係

    岩佐 佳哉, 熊原 康博 日本地理学会発表要旨集 2022a (0), 36-, 2022

    ...当時,花崗岩地域の山地には裸地が広がっていたことから,斜面崩壊が多発した要因の一つとして裸地の存在が指摘されてきたが(広島県土木部砂防課編,1951;河田ほか,1992),裸地と斜面崩壊との関係について定量的な検討は行われていない。 本発表では,斜面崩壊と裸地の分布を比較し,その関係を定量的に検討した。...

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  • 遠州灘に面した菊川河口周辺での砂丘発達と飛砂量の算定

    宇多 高明, 内藤 慎也, 八木 裕子 土木学会論文集B3(海洋開発) 78 (2), I_193-I_198, 2022

    <p> 遠州灘に面した菊川の河口周辺に位置する測線No. 102,88, 86, 84において,2015~2020年に取得された縦断測量データを用いて陸向き飛砂量を算定した.また,2021年4月20日には菊川河口周辺の現地調査を行い,海浜砂のサンプリングを行った.この結果,各測線ごとの陸向き飛砂量は,2.7 m<sup>3</sup>/m/yr(No. 102),3.4 …

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 室内実験と数値計算によるSAV群落が流れ場に与える影響評価

    松村 啓太, 松本 大輝, 中山 恵介, 田多 一史, 新谷 哲也, 吉村 英人 土木学会論文集B3(海洋開発) 78 (2), I_853-I_858, 2022

    <p> 気候変動の緩和策として,水圏における生態系の光合成活動によって吸収される炭素である“ブルーカーボン”が注目されている.ブルーカーボンを形成している水草は浅水域全体に均一に存在するだけでなく,パッチ状に存在することも多く,流れとの相互干渉で複雑な流況を作り出す可能性が高い.その結果,水域における炭素吸収量も大きく影響を受け,その吸収量の正確な見積もりを困難にしている.そのような問題に対して…

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  • 台風1513号来襲時における西表島網取湾の3次元流動解析

    川崎 浩司, 二村 昌樹, 山本 剛士, 村上 智一, 下川 信也 土木学会論文集B2(海岸工学) 78 (2), I_409-I_414, 2022

    <p> 本研究では,海域で国内唯一の自然環境保全地域に指定されている沖縄県西表島の網取湾で,20m/s以上の風速を観測した台風1513号を対象に3次元流動解析を行った.現地で観測された流速との比較を通して,台風モデルで使用される海面抵抗係数とスマゴリンスキー係数が解析結果に与える影響を評価した.解析結果から,網取湾の3次元流動特性を検討した.海面抵抗係数について,従来使用されてきた風速に対して単…

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献11件

  • 清水海岸における集中的盛り土養浜の効果検討

    宇多 高明, 内藤 慎也, 住田 哲章, 五十嵐 竜行, 芹沢 真澄 土木学会論文集B2(海岸工学) 78 (2), I_427-I_432, 2022

    <p> 清水海岸における堤防前面での養浜盛り土後の地形変化を予測するために,堤防前面での土砂投入を正確に表現可能な土砂の湧き出し方式を考案し,これをBGモデルに組み込んだ.その上でこのモデルを清水海岸での新型2号堤建設時の地形変化予測に適用した.この結果,景観改良のために行う予定の既設2号堤の段階的撤去とともに,長さ80mの新型2号堤(北)(南)を配置し,年間8万m<sup>3</sup>の養浜…

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献2件

  • 高天端人工リーフの洗掘に対する安定性の実験的検討

    岩佐 隆広, 二階堂 竜司, 平間 史泰, 田所 壮也, 長町 侑, 白戸 暢彦, 中村 洋祐, 入交 泰文, 三浦 剛志, 髙野池 僚, 水野 雄三, 山下 俊彦, 木村 克俊, 加藤 史訓, 矢部 浩規 土木学会論文集B2(海岸工学) 78 (2), I_721-I_726, 2022

    <p> 人工リーフ基部での波浪による洗掘現象は複雑であることから,実験等による検討を実施することが望ましいものの,既往事例を踏襲するなどの机上検討による対策がなされている場合が多い.また,高天端人工リーフは,流況場が一般的な人工リーフほど解明されておらず,一般的な洗掘対策では安定性を確保できるか不明確である.本研究では移動床実験により,高天端人工リーフ近傍の洗掘と被災メカニズムを把握したうえで,…

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  • 修正I-D法による斜面崩壊危険度予測における飽和帯形成時刻の推定手法の提案

    檀上 徹, 酒匂 一成, 石澤 友浩, 藤本 将光, 伊藤 真一, 深川 良一 土木学会論文集C(地圏工学) 78 (3), 165-179, 2022

    <p> 筆者らは,斜面崩壊の危険度予測精度の向上を目的として,降雨継続時間と平均降雨強度の指標(I-D法)にテンシオメータによる現地計測結果を加味した修正I-D法を提案してきた.本手法において,計測点で最初に0.0cmH<sub>2</sub>O以上の水理水頭が計測された時点(𝑡<sub>sat</sub>)を把握することは重要であり,そのためにはより適切かつ実用的な𝑡<sub>sat</s…

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  • 底泥に炭素を固定する難分解性物質の形成

    坂井 友亮, 田多 一史, 広兼 元, 日比野 忠史 土木学会論文集B3(海洋開発) 78 (2), I_631-I_636, 2022

    <p> 沿岸域のブルーカーボン効果は,アマモ等の海性植物による炭素固定が研究の中心にある.一方で,定量的に炭素固定効果を推定するためには,底泥に蓄積される有機物の定量測定が必要となる.本研究では,過剰な有機物の流入する海底から堆積有機泥を採取し,石炭灰造粒物(GCA)による有機物の難分解化実験を現地で実施した.この実験において,GCA混合層内で生態系が再生された土壌の有機泥性状の分析により,有機…

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  • 沼川第二放水路の3号水路への堆砂防止法に関する水理模型実験

    宇多 高明, 居波 智也, 櫻田 哲生, 五十嵐 竜行 土木学会論文集B2(海岸工学) 78 (2), I_493-I_498, 2022

    <p> 沼川第二放水路にある3本の水路のうち東端を流れる1号水路では,函体内堆砂が少ない条件では,吐口前面の地盤高を函体の天端高より約0.5m下げればフラッシュ放流が可能である.一方,放水路の西端を流れる3号水路では,放水路による沿岸漂砂阻止による堆砂があるため,1号水路と同様な方式でのフラッシュ放流はできない.そこで3号水路について移動床水理模型実験を行い,掘削深や吐口形状を変えたフラッシュ放…

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  • マリンパーク御前崎からのサンドリサイクルと白羽地区の海岸保全

    宇多 高明, 内藤 慎也, 岩辺 路由, 大石 昌仙, 竹内 由衣, 石橋 さくら 土木学会論文集B2(海岸工学) 78 (2), I_541-I_546, 2022

    <p> 御前崎港の東側に造られたマリンパーク御前崎では,御前崎の白羽地区方面からの沿岸漂砂による大量の堆砂が課題となる一方,白羽地区では侵食が進んでいる.そこで過剰な堆砂と侵食を解決する一手段として,マリンパーク御前崎から白羽地区へのサンドリサイクルが行われてきた.しかしながら投入砂は直ちに流出し,必ずしも期待する効果が得られていない.本研究では,空中写真や深浅測量データを用いてマリンパーク御前…

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  • 河岸干潟に散布された石炭灰造粒物の周辺有機泥の難分解性化指標

    坂井 友亮, 田多 一史, 河内 友一, 日比野 忠史 土木学会論文集B1(水工学) 78 (2), I_1129-I_1134, 2022

    <p> Ca<sup>2+</sup>,SiO<sub>2</sub>,OH<sup>-</sup>等を溶出する石炭灰造粒物(GCA)を河岸干潟に散布し,造成したGCA層内での有機泥の礫径化,難分解性化について検証を行った.GCA層構築後の27ヶ月間に行った堆積泥調査ではpHの上昇にともなった礫分,砂分量の増加と細粒分の減少が確認された.堆積有機泥の砂・礫径化はGCAからの溶出イオンによる微細粒…

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  • Cloud Image Velocimetryの適用可能な雲種別の検討と雲レーダによる風速同定精度の検証

    林 資樹, 仲吉 信人, 平野 洪賓, 前坂 剛 土木学会論文集B1(水工学) 78 (2), I_739-I_744, 2022

    <p> 神楽坂上空において,ステレオビジョンの原理に基づき,雲の連続画像から上空風速を算出するCloudImage Velocimetryによる約1か月間の長期観測を行った.長期観測の中で,積雲や巻積雲のような輝度変化が視認しやすい雲においてはCIVの適用性が高いことが確認された.加えて,同一地点・時間のKaバンド雲レーダの視線方向風速とCIVの風速を高度毎に比較し,両者に有意な相関があることが…

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  • ジオ鉄のさきがけ脇水鉄五郎(1867-1942)

    矢島 道子 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 265-, 2022

    ...2年間の海外留学で、オーストリアとイタリアを択び、森林土壌学と砂防治水を学んで帰国した。大正8年(1919)年に理学博士の学位を得ている 昭和3(1928)年東京大学退官後は駒澤大学の地理学教室の教授となり、文部省の史跡名勝天然記念物の調査にかかわり、国立公園の審議にも携わった。...

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  • 富山県宇奈月地域のインド石‐十字石含有複変成ホルンフェルス;低圧高温熱変成後の急速冷却の証

    廣井 美邦 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 47-, 2022

    ...② 少なくとも1980年までは、中谷上流部には砂防提や車の通行可能な道はなく、外部の岩石がこの流域に搬入された可能性はない。 ③ 捕獲岩には鉱物の定向配列や角礫化などの変形の痕跡が見られることが多く、熱変成作用時に変形作用があったことを示唆する。 ④ 捕獲岩には多量の白雲母や緑泥石、電気石などを含むものからそれらをほとんど含まないものまであり、「後退変成効果」は多様である。...

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