検索結果を絞り込む

本文・本体へのリンク

検索結果 21,933 件

  • ランダウ理論から見た磁化状態の熱安定性と反転磁場

    三俣 千春, 小嗣 真人, 岡本 聡 日本磁気学会論文特集号 8 (1), 21-24, 2024-05-01

    <p>  A method for achieving both the thermal stability of magnetic signals and the reduction of the magnetization reversal field was investigated using the Landau theory. We give some examples of …

    DOI

  • IceCube実験による銀河面ニュートリノ放射の世界初観測

    倉橋Neilson 尚子, 石原 安野 日本物理学会誌 79 (4), 181-185, 2024-04-05

    ...</p><p>銀河系宇宙線の多くは高エネルギーまで加速された陽子である.電荷を持ちその軌道が星間磁場で曲げられる宇宙線は,到来方向観測による発生源の特定が困難だ.そのため宇宙線のみの観測からでは,宇宙線が銀河内のどこで生成され,どのように拡散していくのか,といった基本的な疑問に答えることができない....

    DOI

  • いよいよ始まる高温超電導線の大型商用化と小型核融合への課題

    山田 穣 応用物理 93 (4), 206-217, 2024-04-01

    ...<p>1986年の高温超電導の発見から38年.いよいよ大規模な応用が見えてきた.それが高温超電導小型核融合である.これには従来にない高磁場の大型超電導コイルが必要であり,そのため多量の高温超電導線が必須となる.総量は億kmレベルにもなるため,現在,線材各社は総力を挙げて量産化に取り組んでいる.本稿では,現在主流となっているIBAD-PLD法REBCO線を中心に,量産化へ至る技術開発の道のりと今後の課題...

    DOI

  • 生体物理刺激の口腔インプラント治療への応用

    越智 守生, 仲西 康裕, 廣瀬 由紀人 THE JOURNAL OF THE ACADEMY OF CLINICAL DENTISTRY 43 (3), 231-, 2024-03-31

    ...<p><b>熱,圧力,音波,電磁波,および電流による生体物理学的刺激は,機能不全の回復,痛みの軽減,組織の治癒をもたらす.筆者らの研究グループは,生物物理学的刺激によって口腔インプラントの治療期間が大幅に短縮される可能性があるという仮説を立て,1990 年頃にこの新しい研究を開始した.筆者らが 30 年以上にわたり行ってきたいくつかの研究は,パルス電磁場刺激 ( 以下,PEFM),容量結合型電場刺激法...

    DOI Web Site

  • 肥満に伴うインスリン抵抗性に対する60Hz交流磁場の予防効果

    中西 亮介, 田中 雅侑, Badur un Nisa, 平林 卓己, 田中 稔, 前重 伯壮, 藤野 英己 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 20-20, 2024-03-31

    ...</p><p>【方法】</p><p>4週齢のC57BL/6Jマウスを通常飼料摂取群(ND),通常 飼料摂取に60Hz交流磁場を照射する群(ND+EMF),高脂肪食摂取により肥満を誘発した群(HFD),高脂肪食摂取により肥満を誘発し60Hz交流磁場を照射する群(HFD+EMF)の4群に区分した.交流磁場の照射は1日8時間を16週間実施した.交流磁場は最大磁束密度180mTの機器 (ホーコーエン)を用いた...

    DOI

  • 電磁パルス法による接着系あと施工アンカー部の施工完成度評価に関する解析的検討

    永田 淳也, 服部 晋一, 寺澤 広基, 鎌田 敏郎 Cement Science and Concrete Technology 77 (1), 248-256, 2024-03-29

    ...動磁場解析より得られた磁場分布に基づき電磁力を分布入力し、衝撃応答解析を行うことでボルト、母材コンクリートの振動応答を算出した。その結果、ボルト頭部で受信した場合の周波数成分比は、コンクリートの弾性係数E=25kN/mm<sup>2</sup>以上でほぼ一定の値を示し、充填不良を有する場合とも明確な差があることから、施工完成度評価の指標として有効であることを明らかにした。</p>...

    DOI Web Site

  • 真空の物質性と変位電流

    菅野 礼司 物理教育 72 (1), 61-64, 2024-03-12

    ...この真空の中での変位電流は仮想的な概念でなく実体的な存在であり<b>,</b>実電流と同等で磁場を作るといえる。最後に<b>,</b>マクスウェル方程式と因果律について言及する。</p>...

    DOI

  • 電磁気学再考 ─変位電流を中心に─

    高橋 憲明 物理教育 72 (1), 55-60, 2024-03-12

    <p>電磁気学は完成した古典物理学の分野の一つである。しかし<b>,</b>必ずしも易しく理解できるとは限らないようである。J. C. Maxwell が基本となる方程式を発見して既に 170 年になろうとする今日でも<b>,</b>誤解や曲解がしばしば見られる。電磁波を考える上で基本的な<b>,</b>Ampère-Maxwell …

    DOI

  • 電磁波の速さと誘電率,透磁率との関係式を説明する方法

    米田 隆恒 物理教育 72 (1), 69-72, 2024-03-12

    ...また<b>,</b>求めた E とH の関係式を微分の形に精密化し<b>,</b>磁場 の波として正弦波を指定することにより<b>,</b>電場の波の式が導かれ<b>,</b>電場と磁場の振動方向が互いに直交すること<b>,</b>両者の角振動数や位相が一致すること<b>,</b>振幅の比が定数であることを具体的に示す。</p>...

    DOI

  • 半直線電流でパラドックス?

    斎藤 吉彦 物理教育 72 (1), 65-68, 2024-03-12

    ...<p>半直線電流の電磁場による「パラドックス」をディラックによる磁気単極子の表現を利用することで解く。また<b>,</b>半直線電流を点電荷列とみなすことで「パラドックス」の物理的描像を与える。相対論的マクスウェル方程式の考察から電荷密度と電流密度が源であり<b>,</b>変位電流は相対論的に必然的な項で他の項と関わりあって電磁波の伝播を創出することを主張する。...

    DOI

  • マイクロ波電力伝送の高効率化に向けた多段集光型レンズの機能検証

    皆川 俊介, 中野 博之 電子情報通信学会論文誌B 通信 J107-B (3), 127-134, 2024-03-01

    ...で設計する手法を構築した.構築手法が有効かどうか,レンズを本手法で設計・製作して電力分布と集光したビーム径を実測し,解析と比較した.その結果,マイクロ波の集光を確認し,実験と解析のビーム伝送方向の垂直断面における電力分布の結果は1.3 dBから1.5 dBの誤差範囲で一致した.また,ビーム径は±10%の誤差で実現できた.以上の結果から,光学系の式と電磁場解析を組み合わせた本設計手法は有効であり,様々...

    DOI

  • 兵庫県豊岡市の「玄武洞」

    地学雑誌 133 (1), Cover01_01-Cover01_02, 2024-02-25

    ...した玄武岩溶岩が,浸食・採掘されてできた洞窟.顕著な柱状節理をもち,マグマの冷却過程を想像することができる.1807年,江戸の儒学者・柴野栗山が,多角形の節理が亀の甲羅に似ていることから,霊獣・玄武にちなんでこの洞窟を「玄武洞」と名付けた.1884年,東京大学の小藤文次郎が,この玄武洞にちなんで「basalt」を「玄武岩」と名付けた.1929年,京都大学の松山基範が,玄武岩の残留磁化を測定し,地球磁場...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 熱平衡な光,非平衡な磁性体

    馬場, 基彰 日本物理学会誌 79 (2), 63-67, 2024-02-05

    ...光(電磁波)は非平衡,磁性体は熱平衡が主な研究の舞台である.ここでは逆に,横場の電磁場を熱平衡下で相転移させるために,磁性体中のマグノンの非平衡下での振る舞いを測定したという話をする. 1973年,光場(横場の電磁場)を介した原子間の相互作用によって,原子集団が横場の電磁場と一緒に相転移すると理論的に提唱された.これは超放射相転移やディッケ(Dicke)相転移とよばれる.その実現によって,非常に強...

    機関リポジトリ HANDLE Web Site

  • 熱平衡な光,非平衡な磁性体

    馬場 基彰 日本物理学会誌 79 (2), 63-67, 2024-02-05

    ...</p><p>1973年,光場(横場の電磁場)を介した原子間の相互作用によって,原子集団が横場の電磁場と一緒に相転移すると理論的に提唱された.これは超放射相転移やディッケ(Dicke)相転移とよばれる.その実現によって,非常に強い2モード量子スクイージングが熱平衡下で得られる.デコヒーレンスに対して堅牢な量子科学技術の基盤に繋がりうる現象である.しかし,熱平衡下の超放射相転移は,提唱より50年,いまだ...

    DOI

  • 量子液晶揺らぎによる超伝導電子対形成の検証

    石田 浩祐, 芝内 孝禎 日本物理学会誌 79 (2), 73-78, 2024-02-05

    ...といった他の長距離秩序を示さない.Seサイトを同族元素のTeに置換していくと,電子ネマティック転移温度は抑制されていき,ちょうど転移が消失する組成近傍で超伝導転移温度が最大となる.我々はこのFeSe<sub>1-<i>x</i></sub>Te<sub><i>x</i></sub>におけるTe置換によって電子ネマティック秩序の揺らぎがどのように変化するのか,それに応じて超伝導が完全に壊れる上部臨界磁場...

    DOI

  • 自動運転車両の自己位置推定のための環境磁場地図作成

    石井 響弥, 霜野 慧亮, 須田 義大, 安藤 孝幸, 椋本 博学 生産研究 76 (1), 63-68, 2024-02-01

    ...<p>本研究は新しい自己位置推定手法として環境磁場を用いる方法を提案する.環境磁場とは,地磁気と人工物による磁場が合わさったものを指す.環境磁場の局地的な変動と座標位置を対応させることができ,実用範囲内で時間的に不変であるという特徴から自己位置推定手法としての有用性がある.本稿では,実験車両から収集した磁場データを教師データとしたガウス過程回帰により環境磁場地図を生成し,シミュレーション上でモンテカルロ...

    DOI

  • 体性感覚誘発電位研究の歴史と今後の展望

    尾﨑 勇 臨床神経生理学 52 (1), 38-52, 2024-02-01

    ...ヒト初期皮質反応が3b野起源か1野と4野起源かの大論争があったが, 磁場計測により接線方向の電流発生源が確認され3b野起源説が正しく, 約2 ms遅れて1野起源の反応が重畳することが明らかになった。初期皮質反応に重畳する600 Hz高周波信号の研究が進んで, 今日では臨床応用と研究の新領域となった。3b野と1野の活動の時空間的特徴や運動・感覚皮質のβ振動との関連など今後の研究発展が期待される。...

    DOI

  • 非平衡乱流ダイナモ

    横井 喜充, クリストフ ミゼルスキ, アクセル ブランデンブルグ 生産研究 76 (1), 39-45, 2024-02-01

    ...)の方法では,応答函数と乱流統計量のスペクトルによって,乱流輸送係数の解析的表現を与える.特に,磁場摂動への速度ゆらぎの応答と速度摂動への磁場ゆらぎの応答からなるクロス相互作用応答(cross-interaction response)のダイナモ輸送係数への効果を考える.乱流運動ヘリシティ(ゆらぎ速度-渦度相関)と乱流クロスヘリシティ(ゆらぎ速度-磁場相関)が共存するような系では,非平衡効果でダイナモ...

    DOI Web Site

  • 人工超格子における超伝導ダイオード効果

    成田 秀樹, 小野 輝男 応用物理 93 (2), 82-88, 2024-02-01

    ...<p>超伝導ダイオード効果とは,順方向には電気抵抗ゼロの超伝導状態になるが,逆方向には有限抵抗の常伝導状態になる現象である.この効果は,現在の電子デバイスの構成要素の1つである半導体ダイオードとの類似性から,超低消費電力で使用できるダイオードや整流器などさまざまな応用が期待されている.また最近,磁化によって制御されるゼロ磁場超伝導ダイオード効果が実証された.これは,磁化を利用して超伝導を不揮発に制御...

    DOI

  • 核融合発電の時代はいつ到来するか?

    木曽 則子 日本科学技術ジャーナリスト会議 会報 2024 (110), 7-, 2024

    <p> 核融合エネルギーが実用化に向け新たな一歩を踏み出そうとしている。脱炭素実現が急務となり、欧米では核融合スタートアップ企業が次々と大きな資金を集めている。1月24日にハイブリッド形式で開かれた例会は、レーザー核融合の実現に貢献した大阪大発スタートアップ創業者の松尾一輝氏(EX-Fusion代表取締役)を講師に迎えた。</p>

    DOI

  • MR-Linacの磁場下における水吸収線量法に関する調査研究

    佐藤 優樹, 阿部 幸太, 恒田 雅人, 安居 虹希, 河内 徹, 遠山 尚紀, 水野 秀之, 藤田 幸男 医学物理 43 (4), 107-124, 2023-12-31

    <p>In recent years, MR-Linac, a radiotherapy linear accelerator (linac) equipped with magnetic resonance (MR) imaging, has been deployed in clinical facilities across Japan. Because of the magnetic …

    DOI Web Site

  • コバルト置換ビスマスフェライト薄膜における電場印加磁化反転

    重松 圭, 清水 啓佑, 北條 元, 東 正樹 日本物理学会誌 78 (12), 706-710, 2023-12-05

    ...</p><p>現行で使用されているHDD(Hard Disk Drive)やMRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)等の磁気メモリは書き込みのためにコイルに電流を流して磁場を発生するため,電力消費が本質的に避けられない.また,近年研究が進展している,電子スピンの自由度を活用するスピントロニクスメモリにおいても,情報の書き込みにはスピン偏極した電流を生成する...

    DOI

  • 超高感度代謝イメージングを実現する動的核偏極法

    高草木 洋一 日本神経回路学会誌 30 (4), 179-188, 2023-12-05

    ...さを克服するための技術として注目されている動的核偏極法について概説し,これによって近年盛んになりつつある超高感度代謝イメージングとその応用例について紹介する.MRIは主に生体の水分子の水素核スピンを対象として断層画像を取得可能とする現代医療では不可欠な医用画像診断技術であるが,根本的な弱点として「感度の低さ」が挙げられる.高感度化信号を長く保つことのできる部位を他核種で標識した分子プローブを創製し,磁場環境下...

    DOI Web Site 参考文献29件

  • ダイヤモンド量子センサによる超高感度磁場計測と生体への応用

    関野 正樹 日本神経回路学会誌 30 (4), 159-167, 2023-12-05

    ...<p>本稿では,生体磁気計測のための次世代型量子センサとして期待されているダイヤモンド窒素—空孔中心について,計測技術の現状と今後の応用可能性について述べる.心臓の電気活動に由来する微弱な磁場のマッピングから心臓内の電流分布を推定して機能的評価を行う心磁図や,同様に脳の機能的評価を行う脳磁図は,基礎研究から臨床の検査まで幅広い応用を有している.これらを中心とする超高感度の生体磁気計測には,超伝導量子干渉計...

    DOI Web Site 参考文献34件

  • 生体磁界計測を用いた脊髄・神経根の神経電気活動の非侵襲的機能評価

    橋本 淳, 川端 茂徳, 佐々木 亨, 足立 善昭, 吉井 俊貴 臨床神経生理学 51 (6), 668-673, 2023-12-01

    ...<p>神経磁界計測は,電流の周囲に生じる磁場を介して,生体内の神経電気活動を非侵襲的に評価する新たな神経機能評価法である。非常に感度の高い磁気センサを用いて,体表から深い位置にあり骨や軟部組織に覆われる脊髄や馬尾神経の微弱な磁場も捉えることができる。刺激法の開発や装置の改良を日々重ね,現在では全脊椎における非侵襲的神経機能評価が実現した。...

    DOI

  • 磁場測定による運動単位の電気活動評価

    赤座 実穂, 大谷 泰, 夏井 洋和, 叶内 匡, 橫田 隆徳 臨床神経生理学 51 (6), 674-681, 2023-12-01

    ...<p>磁場測定は高い空間分解能で生体活動による電流情報を得られると注目されている。磁場の直交する3方向成分を検出するように設計され平面状に配置されたSQUID磁束計と空間フィルター法を用いて周囲の伝導率が一様でない手の筋における運動単位の電気活動評価を試みた。...

    DOI

  • <総説>宇宙の電波が生存圏を変える?

    栗田, 怜 生存圏研究 19 2-8, 2023-11-21

    ...我々の住む地球は、分厚い大気に覆われ、固有磁場を有する惑星である。大気は、地表面からの高度が上がるにつれて薄くなり、いわゆる「真空状態」と呼ばれる宇宙空間に達する。実のところ、この宇宙空間は、「プラズマ」と呼ばれる電気を帯びた非常に密度の薄い気体で満たされており、その中をさまざまな電波が伝播している。...

    HANDLE

  • 工具主軸の微動による切削加工の高精度化

    吉岡 勇人 生産研究 75 (4), 315-319, 2023-11-01

    ...また微細構造による機能表面を有する三次元曲面の実現など,より複雑な形状の実現が望まれている.本研究ではフライス加工の高度化を図るため,工具主軸をXY およびZ 軸方向へ微動させることで,振れ回り誤差の低減および微細パターン加工を実現する.具体的には,主軸頭に小形加振ユニットを設置し,測定した振れ回り信号をフィードバックすることでXY 平面内の誤差を抑制する構造,および主軸に超磁歪素子を組み込み外部磁場...

    DOI

  • Bi-Sbにおける磁場中熱電物性の同一試料測定と試料形状の影響

    村田 正行, 鈴木 真理, 青山 佳代, 長瀬 和夫, 大島 博典, 山本 淳, 長谷川 靖洋, 小峰 啓史 日本熱電学会誌 20 (2), 67-74, 2023-10-06

    The influence of sample geometry on measured physical properties (the magneto-Seebeck effect, Nernst effect, magnetoresistance effect, Hall effect, and thermal conductivity) in a magnetic field was …

    DOI

  • イリジウム酸化物Ca<sub>5</sub>Ir<sub>3</sub>O<sub>12</sub>における電気トロイダル秩序

    花手 洋樹, 松平 和之 日本物理学会誌 78 (10), 599-604, 2023-10-05

    ...)とも呼ばれ,最近,活発な研究が行われている.電気双極子の秩序は空間反転対称性を破るが鏡映対称は保たれるのに対して,電気トロイダル双極子秩序の場合は空間反転対称性が保たれており,その回転軸を含む鏡映面の鏡映対称性の破れが生じている.その実証例が未だ少ない稀有な秩序状態である.その理由の一つとして,この時間反転対称性や空間反転対称性に不変な秩序状態の検出のために,それに直接作用する同じ対称性の電場や磁場...

    DOI

  • 蛍光ナノダイヤモンドを用いた量子生体センサー

    鹿野 豊, 藤原 正澄 日本物理学会誌 78 (10), 593-598, 2023-10-05

    ...</p><p>量子情報技術の中でも,室温動作が可能な物理系として注目されているダイヤモンド中の窒素・格子欠陥(NV中心)にある電子スピンは,光検出磁気共鳴法を用いることで,量子状態を可視光で読みだすことができる.また,その量子状態はマイクロ波を印加することで容易に制御できる.ダイヤモンドNV中心の基底状態は電子3重項状態であり,超微細構造を持つ.この超微細構造が磁場,圧力,温度に対して変化するため,...

    DOI

  • 非平衡プラズマの物理的・化学的制御応用

    金子 俊郎 応用物理 92 (10), 592-598, 2023-10-01

    ...<p>非平衡プラズマは,高い電子温度(数万度)と低いガス温度(室温程度)を有していることが特長であり,低温プラズマとも呼ばれている.高エネルギーの電子がガス原子・分子と衝突し,イオン・励起種・活性種を生成することで化学反応が促進され,薄膜成長,ナノ材料合成などの材料分野とともに,殺菌,がん治療,植物病害防除などの環境・医療・農業分野の幅広い応用分野で利用されている.さらに,電場や磁場によって電子やイオン...

    DOI

  • MRIの原理と特徴

    角 美佐 日本口腔インプラント学会誌 36 (3), 171-176, 2023-09-30

    ...</p><p>しかし,MRI装置は強力な磁場装置であるため,磁石に吸引される強磁性体を検査室内へ持ち込まないよう,また,体内に金属や医療デバイスが入っている場合は検査前にMRIに対する適合性を確認するなど,細心の注意が必要である....

    DOI

  • 歯科医療関係者が知っておくべきMRIのアーチファクト

    香川 豊宏, 白石(筑井) 朋子, 稲冨 大介 日本口腔インプラント学会誌 36 (3), 177-184, 2023-09-30

    ...<p>核磁気共鳴撮像法(MRI)は,磁場を用いて生体の断面像を取得する非侵襲的な診断技術である.しかし,アーチファクトという現象があり,誤った信号が検出されることがある.主要なアーチファクトは,モーションアーチファクト,パーシャルボリューム効果および磁化率アーチファクトの3つである.</p><p>モーションアーチファクトは,患者の動きにより画像がぼやける現象であり,検査時の頭部固定が重要である....

    DOI

  • 磁場監視に基づくマルウェアによるエネルギーハーベストの早期検出

    田中, 卓, 細見, 令香, 田中, 禎明, 田中, 恵子 2023年度 情報処理学会関西支部 支部大会 講演論文集 2023 2023-09-24

    評価関数は解決策の良さを数値化するツールであり、機械学習などの分野で使用される。本論文では、評価関数を活用したマルウェア検出に注目し、電力消費の異常変動を検出する方法を提案する。これによって、侵入を早期に発見し、被害を最小化することが可能となる。

    情報処理学会

  • 磁場下の物性研究における+<i>α</i>の研究技術

    小濱 芳允 応用物理 92 (9), 556-559, 2023-09-01

    ...<p>パルス磁場の発生手法についてその基礎から解説し,強磁場研究の実情を紹介したい.まずは従来のパルス磁場技術を示し,これと使いやすい磁場の代表格であるロングパルス磁場との差異を示す.更に,最先端のフィードバック技術で発生されたフラットトップ磁場を解説し,その有用性を議論する.最後にこれらの磁場発生手法で可能となった最近の研究動向を紹介する.</p>...

    DOI

  • 磁場印加による円筒内⾯に対するマイクロ加⼯特性

    山本 久嗣, 西田 均, 茶木 智勝, 百生 登 精密工学会学術講演会講演論文集 2023A (0), 548-549, 2023-08-31

    ...<p>砥粒を含む磁気混合流体に磁場と電場を用いた円管内面加工法について検討を行った.磁場に加えて電場を印加することで加工量が増大することならびに,工具の往復運動の加工量変化についてからも電場印加による加工量飽和へ達する加工時間を延ばす効果が確認された.また,磁場電場同時印加時においていちじるしく真円度比の向上が確認された.</p>...

    DOI

  • 電磁誘導加熱を用いたアモルファス材料の磁場中熱処理法の検討

    有田 怜司, 戸高 孝, 佐藤 尊 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2023 (0), 345-345, 2023-08-31

    ...<p>アモルファス変圧器鉄心には磁気異方性の付与と低鉄損化を目的として磁場中熱処理が施されている。しかしながらその加熱方法にはガス炉や電気炉を用いる手法が一般的であり,磁場印加ならびに加熱のために製造コストが増大する課題がある。そこで著者らは,高効率で消費エネルギーの少ない磁場中熱処理を実現するために,電磁誘導加熱を用いる方法の開発に向けて検討を行った。...

    DOI

  • レーザ後方散乱光に基づくガラスマイクロクラック深さ計測のための3次元電磁場解析

    志磨 俊紀, 上野原 努, 水谷 康弘, 高谷 裕浩 精密工学会学術講演会講演論文集 2023A (0), 480-481, 2023-08-31

    ...<p>ガラスレンズの研削加工時に形成されるマイクロクラックの除去に必要な研磨量を推定するために,任意方向に進展するクラック深さを計測する必要がある.本研究では,レーザ照射時に発生する後方散乱光が遠方場に形成するパターンに基づく計測方法を提案する.パターンとクラック深さの関係を解明するために,深さだけでなく進展方向も考慮した3次元電磁場解析を行った.本報では,パターンとクラック深さの関係を明らかにした...

    DOI

  • 過酷環境下にて動作する高安定アライメントモニターの開発(第3報)

    久米 達哉, 三部 勉, 道畑 正岐, 高橋 哲 精密工学会学術講演会講演論文集 2023A (0), 515-516, 2023-08-31

    ...<p>我々は,高磁場,真空の過酷環境下において数カ月以上の間安定して動作するアライメントモニターを開発している.ここでは,アライメントモニターを構成するボールレンズ光学系の最適化のため,シングルモード光ファイバによるコリメートビームの近似モデルとガウス光学モデルを組み合わせた,ボールレンズ光学系のシミュレーションモデルを作成して,得られた見積もり値と実測値を比較することで,その妥当性を評価した....

    DOI

  • 広帯域光周波数コム散乱分光による表面トポグラフィ計測に関する基礎的研究(第8報)

    板倉 聡史, 上野原 努, 水谷 康弘, 高谷 裕浩 精密工学会学術講演会講演論文集 2023A (0), 534-535, 2023-08-31

    <p>3次元微細加工において,マイクロメートルオーダのダイナミックレンジを持つ表面トポグラフィ計測手法が求められている.本研究では,ダイナミックレンジ拡張のために光周波数コムを光源としたレーザ逆散乱法による表面トポグラフィ計測手法を開発している.本報告では,深さが数µmの溝内で発生する複数のTEモードによる位相分布の変調を補正することで,表面トポグラフィ計測精度の改善を数値解析および実験結果から…

    DOI

  • 磁場と電場の印加によるMCF研磨におけるプレストンの経験則について

    西田 均 精密工学会学術講演会講演論文集 2023A (0), 540-541, 2023-08-31

    ...<p>本講演では,先ず,MCF研磨の加工除去量に及ぼす磁場と電場の影響について紹介する.次に,磁場と電場を印加する場合の工具に作用するトルクを用いた加工除去量の関係について説明する.これらの結果を基に,磁場と電場を印加した場合のそれぞれの加工圧力を用いたプレストンの式の導出について報告する.</p>...

    DOI

  • 磁選機モデルの高性能化に関する研究

    田村 優汰, 若林 大輔, 岡 茂八郎, 榎園 正人, 西田 武司, 上野 亮介, 原 秀行, 前田 智志 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2023 (0), 121-121, 2023-08-31

    ...本発表では、磁選機モデルにおける形状パラメータを変更し、より空間磁場が高くなるモデルを探索する。更に主ヨーク部に着目し、中空とすることで軽量化を図る。またポールシューの効果も検討する。基準モデルと最適モデルについて小型モデルを製作し、三次元磁界ベクトル分布測定から解析結果の妥当性について検証する。</p>...

    DOI

  • 電解水を用いた砥粒レス磁気援用加工

    川久保 英樹, 佐藤 運海 精密工学会学術講演会講演論文集 2023A (0), 550-551, 2023-08-31

    ...<p>本研究では,加工時に砥粒を使用しない状態で磁気援用加工を行っている.本加工法は,加工液には電解水を用いており,磁気連結粒子ブラシの擦過作用を中心とした物理的作用と,電解水による化学的作用との複合的な表面加工法である.これまでに,段差面の加工においては変動磁場が有効であることが明らかにされている.本報では,溝面加工における加工特性について,送りの走査方法を中心に検討を行った.</p>...

    DOI

  • イッテルビウム化合物を用いた1K以下の極低温生成のための磁気冷凍材料の開発

    志村 恭通, 常盤 欣文 日本物理学会誌 78 (8), 461-466, 2023-08-05

    ...</p><p>現在,0.1 Kを下回る極低温を生成する手段としては,希釈冷凍法が主流である.しかし希少なヘリウム3ガスに加え,ガスを循環させる複雑なシステムが必要であるため,手軽に冷やすことはできない.一方,磁気冷凍は,磁場を印加した磁性体材料を断熱環境下に置き,磁場を下げるだけで冷却できる.断熱環境下ではエントロピーが不変のため,磁場掃引において磁気モーメントの乱雑さを保とうとする分温度が低下する...

    DOI

  • 円偏光で誘起するトポロジカル超伝導の理論――非平衡での強相関効果

    北村 想太, 青木 秀夫 日本物理学会誌 78 (7), 404-409, 2023-07-05

    ...</p><p>超伝導体においては,とりわけトポロジカル超伝導が新奇量子相の中でも基礎応用の両面から強く興味を持たれている物質相であり,光を用いたトポロジー制御はその実現手段の有力候補に思われる.しかし,超伝導のギャップ関数は電荷中性で電磁場と直接結合しないために,光の電場によって超伝導のトポロジーを制御しようという試みは常伝導状態のトポロジーの制御に比べるとずっと非自明な問題であることがわかってきた...

    DOI

  • 小型核融合とEVから学ぶ電気の基礎

    永田 正義 電気学会誌 143 (7), 412-413, 2023-07-01

    <p>核融合とEV(電気自動車)と聞いて,いったいどう関係があるのか? と疑問に思われた読者も多いのではないだろうか。古い映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に登場するタイムトラベラー車,デロリアン(家庭ゴミを燃料として発電する小型核融合炉を搭載)を思い浮かべら</p>

    DOI Web Site

  • 絶対的な歩行方向の推定に及ぼす外乱の分析

    松永, 惇基, 川口, 剛, 西尾, 信彦 マルチメディア,分散,協調とモバイルシンポジウム2023論文集 2023 918-926, 2023-06-28

    ...近年,屋内におけるユーザの位置情報を推定する PDR(Pedestian Dead-Reckoning)などの手法が注目を集めている.それらの手法はユーザの向きを利用して測位を行なっており,その向きを推定するために地磁気センサやジャイロスコープといったセンサを利用している.しかしながら,地磁気センサは外部に存在する磁性を持つ物体が発生させる磁場に影響されやすいという特徴があり,ジャイロスコープは長時間...

    情報処理学会

  • スピン軌道相互作用とスピントロニクス

    新田 淳作 応用物理 92 (6), 324-332, 2023-06-01

    ...<p>電子スピンは磁気モーメントを有しゼーマン効果を通じて磁場と相互作用するため,電子スピン共鳴など従来磁場により制御されてきた.スピン軌道相互作用は電場を磁場に変換する相対論的な効果であり,電子は電場中を運動することにより運動方向に依存した有効な磁場を感じる.また,スピン軌道相互作用によりスピン角運動量と軌道角運動量は結合しており,スピンホール効果によりスピン上向きと下向き電子は逆方向に曲げられる...

    DOI

  • NMRで探るウラン系スピン三重項超伝導の物理

    徳永 陽, 酒井 宏典, 北川 俊作, 石田 憲二 日本物理学会誌 78 (5), 267-272, 2023-04-25

    ...によって変化するため,多彩な超伝導相が出現する(多重超伝導相).またスピン三重項超伝導では,スピン反転を伴う磁場による対破壊効果が抑制される.その帰結として,超伝導は本質的に磁場に強くなり,強磁性と超伝導のミクロな共存状態(強磁性超伝導)や,磁場によって超伝導が増強される(磁場誘起超伝導)といった,従来の常識を超えた新しい超伝導現象が出現する....

    DOI

  • 自閉スペクトラム症に見られる感覚処理障害の臨床神経生理学

    池田 一成 臨床神経生理学 51 (2), 68-72, 2023-04-01

    ...聴覚ミスマッチ磁場・陰性電位の知見は, 離散的伝導路における左半球の伝達障害が聴覚過敏に寄与することを示唆する。Highly sensitive personの理論では環境への敏感さが大脳右半球の活性に基づくとする。類推すると, ASDで生じるSPDには並行的伝導路の過活動に加え, 半球間で非対称な離散的伝導路の活動が寄与すると考えられる。</p>...

    DOI

  • 末梢神経筋骨格系疾患による疼痛に対する高頻度反復末梢神経磁気刺激

    出江 紳一 The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 60 (3), 210-217, 2023-03-18

    ...<p>20 Hz以上で反復するパルス磁場による四肢・体幹への刺激が局所の疼痛を緩和することが報告されている.作用機序として局所作用だけでなく感覚運動野のmaladaptive changeの是正も考えられている.従来の研究では経頭蓋磁気刺激装置が用いられていたが,現場のニーズに基づいて新しい磁気刺激装置が開発された.磁気刺激の無痛性と深達性は筋骨格系の疼痛治療に有利であると思われる.</p>...

    DOI Web Site 参考文献27件

  • 交流磁場下の混相流現象:数値計算法

    田川 俊夫 混相流 37 (1), 12-20, 2023-03-15

    <p>This article outlines the fundamentals of electric conducting fluid analysis and its numerical model for an electrically conductive droplet when alternating magnetic field is applied. The …

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 磁場のガリレイ変換

    和田 純夫 大学の物理教育 29 (1), 24-27, 2023-03-15

    ...<p>1.はじめに</p><p>磁場<b><i>B</i></b>が存在する空間に点電荷が速度<i><b>ν</b></i>で動いている.点電荷には<b><i>F</i></b> = <i>q<b>ν</b></i>×<b><i>B</i></b>の磁気力が働く.ではこの点電荷を,速度<b><i>ν</i></b><sub>0</sub>で動く基準で見たらどうなるだろうか.</p>...

    DOI Web Site

  • スピン流によらないスピンホール(ネルンスト)効果の定式化

    下出 敦夫 日本物理学会誌 78 (3), 146-151, 2023-03-05

    ...<p>スピンを回転させたり,動かしたりといった操作は電子のスピン自由度を活用するスピントロニクスの根幹をなす課題である.その中で盛んに研究されているのが,スピン軌道相互作用を通じて電場と垂直にスピン流が誘起されるといわれるスピンホール効果である.直感的には,スピン軌道相互作用が↑スピンには下向きの,↓スピンには上向きの磁場としてはたらき,ローレンツ力によるホール効果によってそれぞれ左向きの電流<i>...

    DOI

  • 電磁泳動法とマイクロ流体制御による海洋性微粒子解析システムの開発

    阿部 裕一郎, 飯國 良規, 河野 誠, 塩谷 俊人 分析化学 72 (3), 97-104, 2023-03-05

    ...<p>マイクロ流体デバイスを用いて,電磁泳動法に基づき液中に存在するプランクトンの特徴に応じて分離可能なシステムを開発した.プランクトンの異常増殖は赤潮等の公衆衛生上の問題や水産業への被害を引き起こすため,プランクトンの状態をその場で即時検査可能な小型システムは本課題の解決に大変有効である.本研究では,磁場と電流を互いに直交方向に印加した際に生じる電磁泳動とマイクロ流体デバイスを組み合わせることで,...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 韓国思想史の磁場に対する試論 ―社会から哲学・神観念まで―

    邊 英浩 都留文科大学大学院紀要 (27) 157-173, 2023-03-01

    ...思想を変容させる磁石のような力が働き、それを磁場とよぶ。韓国・朝鮮の思想史ではどのような磁場があったのかを、具体的な社会の特徴的な構造から抽象的な思想の場での概念、理、氣、天などに即して筆者の今までの研究に基づき多面的に、通時代的に論じた。なお都留文科大学研究紀要には筆者は辺英浩(PYON Yong-Ho)と表記した論説があるので参照されたい。...

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • 光圧による周期構造基板上でのマイクロ構造物マニピュレーション(第一報)

    吉川 瑞紀, 門屋 祥太郎, 道畑 正岐, 高橋 哲 精密工学会学術講演会講演論文集 2023S (0), 351-351, 2023-03-01

    <p>本研究では、構造基板による回折光を用いて光ピンセットを行う手法を提案する。本手法では、回折光により集光範囲に留まらない広範囲での捕捉現象が確認されており、複雑なマイクロ構造物の捕捉に有用であると考えられている。本報では、本手法の捕捉原理を理解するために、T-matrix法によるマイクロ球体捕捉に加え、回折光の導出にT-matrix法を応用して解析的に求める手法を提案する。</p>

    DOI

  • 超音波振動子と回転子を用いた空中非接触回転機構に関する研究

    石田 慎義, 柴田 隼杜, 石野 裕二, 水野 毅, 高崎 正也 精密工学会学術講演会講演論文集 2023S (0), 509-510, 2023-03-01

    ...<p>これまでに,空気中で超音波振動子を振動面が上向きになるように配置し,三次元形状を持つ回転子を乗せた状態で振動子を励振することで,回転子が非接触で支持され,形状に応じて回転することが報告された.非接触で回転させることで,摩耗の少ない長寿命のモータの開発が期待でき,磁性材料を用いないため,強磁場環境での運用が期待できる.本研究では,回転子の形状を変化させ,それらが回転性能に及ぼす影響を調べた....

    DOI

  • 過酷環境下にて動作する高安定アライメントモニターの開発(第2報)

    久米 達哉, 三部 勉, 道畑 正岐, 高橋 哲 精密工学会学術講演会講演論文集 2023S (0), 445-446, 2023-03-01

    ...<p>我々は,光ファイバ導入型の絶対測長干渉計が構成する測長網を用いた,高磁場,真空の過酷環境に適用可能な高安定アライメントモニターを開発している.これまでに,光ファイバの変形などにより干渉信号が影響を受け,長さ基準となるエタロンの自由スペクトル領域評価値や干渉計測長値が影響を受けることが示された.ここでは,光学系を偏波保持化することで,それらの影響を抑えて,評価,および,測長の不確かさを改善した....

    DOI

  • 磁気研磨法による微細複雑形状部品の超精密表面仕上げに関する研究

    鄒 艶華, 増本 絢音 精密工学会学術講演会講演論文集 2023S (0), 110-111, 2023-03-01

    ...本研究では変動磁場を利用した磁気研磨法による微細複雑形状部品の表面仕上げの実現を目的としている。電磁コイルに交流電流を通電させ、電磁極先端に発生する変動磁場により、変動する磁気ブラシを形成し,工作物の表面仕上げを実現する。今回の実験では,6軸制御ロボットを利用し,アルミニウム平板の表面加工実験を行った。その結果について報告する。</p>...

    DOI

  • 磁場印加型粘弾性研削・研磨ホイールの基本特性

    山本 久嗣, 丹羽 想, 西田 均, 茶木 智勝 精密工学会学術講演会講演論文集 2023S (0), 114-115, 2023-03-01

    ...<p>本研究は,開発した磁場と電場を同時印加可能な粘弾性研削・研磨ホイールにMCF加工液を用いた平面加工特性を明らかにすることを目的としている.工具は2つのリング状永久磁石が同極向きに配置されており,また磁石間に電場を印加することが可能である.実験では加工除去量と表面性状,電流に及ぼす電場強度の影響が調べられ,本加工法における電場印加の効果が確認された.</p>...

    DOI

  • 磁場配向微結晶懸濁液と CMOS 検出器を用いた結晶構造解析への可能性

    菊地 弘晃, 木村 史子, 竹田 一旗, 花園 祐矢, 川上 恵典, 長谷川 和也, 馬場 清喜, 堀井 滋, 木村 恒久 SPring-8/SACLA利用研究成果集 11 (1), 22-27, 2023-02-28

    ...リゾチーム微結晶懸濁液を in situ 磁場配向させ、配向懸濁体の放射光回折測定により回折データを取得し解析を行った。in situ 法による配向試料からタンパク質の分子構造を決定する可能性を示す結果が得られた。...

    DOI

  • 分子性電荷移動塩の超伝導ギャップの構造と対称性の熱力学的解析

    今城 周作, 中澤 康浩 日本物理学会誌 78 (2), 79-84, 2023-02-05

    ...</p><p>超伝導の起源を議論するには,超伝導ギャップ構造を正確に知る必要がある.熱測定はエントロピーを通してミクロな秩序化度を定量できる手法であり,高い分解能をもって低エネルギーの集団励起を検出することが可能である.磁場方向を結晶軸に対して連続的に変えて励起構造を計測する角度分解熱容量測定では,電子基底状態に対してより多角的な情報を与え,例えばFermi面周辺の超伝導準粒子励起の外場依存性を議論...

    DOI

  • リニア駆動型回転変調磁場発生装置の開発

    堀井 滋 粉体および粉末冶金 70 (1), 11-17, 2023-01-15

    <p>Powders of functional materials with tri-axial magnetic anisotropy can be bi-axially aligned under modulated rotating magnetic fields (MRFs) in principle. Magnetic alignment is a material …

    DOI Web Site 参考文献18件

  • 分子性モット絶縁体のスピン相関制御

    清水 康弘, 前里 光彦 日本物理学会誌 78 (1), 22-27, 2023-01-05

    ...>以上で不整合の反強磁性秩序相が出現する.スピンダイマー系に共通した磁気相図で理解できるが,磁場に対して臨界的な磁気相関を示す....

    DOI

  • 高温超伝導マグネットによる強磁場印加プラズマ推進

    杵淵, 紀世志, 市原, 大輔, 中野, 僚太, 前島, 大輝, 高木, 涼平, ACHESON, Chris, OLATUNJI, Jamal, GODDARD-WINCHESTER, Max, POLLOCK, Randy, KINEFUCHI, Kiyoshi, ICHIHARA, Daisuke, NAKANO, Ryota, MAESHIMA, Daiki, TAKAGI, Ryohei 令和4年度宇宙輸送シンポジウム: 講演集録 = Proceedings of Space Transportation Symposium FY2022 2023-01

    令和4年度宇宙輸送シンポジウム(2023年1月12日-13日. 宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所(JAXA)(ISAS)) , 相模原市, 神奈川県

    機関リポジトリ

  • ハルバッハ球の最適なセグメント化

    西村 一寛 電気学会論文誌. A 143 (1), 23-30, 2023-01-01

    <p>The direction of magnetization in which the magnetic field becomes the strongest in the x-axis direction in the spherical coordinate system is used. Its magnetic field depends on the <i>φ</i> …

    DOI Web Site 参考文献9件

  • 強相関電子系の超高速光誘起相転移

    岡本 博 物性若手夏の学校テキスト 1 (0), 176-187, 2023

    ...最近では、中心周波数が約 1 テラヘルツである単一サイクルの電磁場=テラヘルツパルスや数サイクルの電磁場として得られる中赤外パルスを励起光に用いて、強相関系の電子状態を制御しようという研究も行われるようになってきた。本セミナーでは、最初に、強相関系である遷移金属化合物や有機分子性物質で生じるいくつかの典型的な光誘起相転移(光誘起絶縁体−金属転移や中性−イオン性転移等)について解説する。...

    DOI

  • ソレノイドコイルの作る磁場の計測

    増子 寛 物理教育通信 192 (0), 21-24, 2023

    ...ソレノイドコイルの磁場の大きさは高等学校の教科書にあるように、μ0nIとなるのだろうか。これは無限に長いコイルの内部にできる磁場なので、実際のコイル内部の磁場とは異なるはずである。どのくらい差があるのか、3個のコイルについて計測した結果を報告する。...

    DOI Web Site

  • エッジ方向からの磁場を加えた薄鋼板の湾曲磁気浮上搬送システム

    川村 慎太郎, 長吉 竜也, 市川 優介, 嘉山 周汰, 小川 和輝, 内野 大悟, 池田 圭吾, 加藤 太朗, 遠藤 文人, 成田 正敬, 加藤 英晃 日本AEM学会誌 31 (3), 464-472, 2023

    <p> In production lines for thin steel plate, which are widely used for industrial products, contact conveyance is performed by rollers. However, quality deterioration due to contact between the …

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 外部磁場を付与したティグ溶接現象のシミュレーション

    小林 裕生, 古免 久弥, 松田 昇一, 田中 学 溶接学会全国大会講演概要 2023f (0), 184-185, 2023

    ...本研究は、ティグ溶接に外部磁場を付与することで発生する電磁気力により溶融池の対流を制御するECMP法の溶込み増加メカニズムを解明することを目的とした。この目的を達成するため、実際に計測した磁束密度を用いて外部磁場をモデル化し、三次元数値計算を行うことで外部磁場が母材内部の電磁気力に与える影響を調査した。...

    DOI

  • 外部磁場がティグ溶接の溶込みに及ぼす影響

    松田 昇一, 棚原 靖, 古免 久弥, 小林 裕生, 田中 学 溶接学会全国大会講演概要 2023f (0), 182-183, 2023

    ...ティグ溶接は欠陥発生が少なく,耐食性や靱性に優れていることから幅広く使われているが,溶込みが浅い欠点がある.我々はこれまでに,磁場を付与することによりアークや溶融池に生じる電磁力を利用して,一部溶込みを増加させることができたが,そのメカニズムは不明点が多い.本研究では磁場を付加したときの溶融池内の流動変化を直接観察することにより溶込み増加メカニズムの解明を試みた.本報では,その結果を報告する....

    DOI

  • 領域分割型並列有限要素法に基づく大規模高周波電磁場シミュレーション

    大中 健登, 溝口 奈七子, 村山 敏夫, 後藤 聡太, 武居 周 日本シミュレーション学会論文誌 15 (2), 87-93, 2023

    ...<p>本論文では,反復型領域分割法を用いた有限要素法に基づく大規模高周波電磁場シミュレーション手法について述べる.高周波電磁場解析のための定常ベクトル波動方程式を,電場を未知数として解くものである.このソルバは反復型領域分割法(Iterative domain decomposition method: IDDM)とそれに対応する並列分散処理環境を用いて大規模電磁場問題の有限要素解析を詳細かつ高速・...

    DOI

  • 陸上付加体に見られる破砕帯の帯磁率異方性によるひずみ解析:白亜系四万十帯・横浪メランジュ

    三谷 陣平, 橋本 善孝 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 418-, 2023

    ...帯磁率は、ある一定の外部磁場を与えたときに獲得する磁化強度の比であり、異方性は、磁化許容量である帯磁率の偏りである。この三次元的な帯磁率強度分布を長軸(Kmax)・中軸(Kint)・短軸(Kmin)の3成分を持つ異方性楕円体として表すことができる。この3成分から形状パラメータTと異方性強度パラメータP‘を求め、3成分の方位と共にひずみを評価する。...

    DOI

  • 線形静磁場解析におけるPINNsの並列計算

    荻野 正雄 計算力学講演会講演論文集 2023.36 (0), OS-1303-, 2023

    <p>Physics-informed neural network (PINNs or PINN) is supervised learning for approximating the initial-boundary value problems of partial differential equations. This research focuses on the …

    DOI

  • 音波を用いた磁気回転効果

    能崎 幸雄 応用物理 92 (1), 9-15, 2023-01-01

    ...手段として注目されている.本稿では,レイリー波と呼ばれる表面弾性波を用いた磁気の波(スピン波)の励起や,その反作用として現れるレイリー波の位相シフト現象について紹介する.さらに,格子回転運動の創発磁場が非磁性金属の電子スピン状態を非平衡化し,磁気の流れ(スピン流)を生み出すことや,その大きさがレイリー波の周波数に対して強い非線形性を示すことについても説明する....

    DOI

  • 磁場MRI装置における足関節領域の自作Sat Padを用いた脂肪抑制効果の基礎的検討

    北 亜美, 米澤 奈々, 佐々木 雅史 大阪物療大学紀要 11 (0), 23-29, 2023

    ...これらの結果より、左右の配置を基盤として、補助的に前(足底部)、上(足背部)にライスパッドを入れることで磁場の不均一が解消され、撮像範囲全体に均一な脂肪抑制効果が現れると考えられた。以上のことから、ライスパッドを適切な箇所に配置することで、低磁場装置のCHESS法においても均一に脂肪を抑制できる可能性が示唆された。...

    DOI Web Site 医中誌

  • EOB-MRI検査における肝ドーム下呼吸停止拡散強調画像の有用性

    大谷 昂, 金本 雅行, 尾崎 公美, 谷内田 拓也, 松田 祐貴, 木戸屋 栄次 日本放射線技術学会雑誌 79 (8), 794-801, 2023

    ...<p>【目的】肝臓のmagnetic resonance imaging(MRI)検査において,全肝の呼吸同期併用拡散強調画像(respiratory-triggered-diffusion-weighted imaging: R-DWI)は磁場不均一の影響により肝臓頭側の横隔膜ドーム下の画質低下が問題となる.そこでドーム下に範囲を絞った呼吸停止下DWI(breath-hold-DWI: B-DWI...

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献22件

  • 比抵抗構造からみた火山熱水系と水蒸気噴火発生場

    神田 径 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 157-, 2023

    ...我々は、電磁場観測から火山体内部の比抵抗という物性の分布を調査し、火山内部の物質の違いや状態を間接的に知ろうとしている。これまでに、水蒸気噴火を繰り返してきた火山において、活動火口周辺の稠密な調査から浅部比抵抗構造を明らかにしてきた。その結果、低い比抵抗値を示す熱水変質した透水性の悪い岩石層(キャップロック)と、その直下のやや高い比抵抗値を示す領域が地下浅所に共通して検出された。...

    DOI

  • ワーキングメモリにおける記憶方略によるα波脳律動の差異

    大西 颯, 泉 湧己, 横澤 宏一 生体医工学 Annual61 (Abstract), 283_2-283_2, 2023

    ...シーケンシャルなVWMタスクを、記憶方略を統制して実行中の脳磁場を計測した。脳活動の差異の時間的詳細を観察することができるcluster-based permutation test(CBPT)を実施し、条件間のα波(8-12 Hz)脳律動振幅値を比較した。対象は記銘と想起の間の保持時間(1秒間)とした。 ...

    DOI

  • 後頭静脈洞近傍の類皮腫を合併した後頭部先天性皮膚洞の1例

    岡元 文香, 中村 夏樹, 川本 有輝, 中川 智義, 有田 英之, 前野 和重, 山中 巧, 高橋 哲, 原田 敦子 小児の脳神経 48 (4), 388-393, 2023

    ...<p>先天性皮膚洞に合併した類皮腫が後頭静脈洞に接しており,摘出時に静脈洞からの出血に難渋した乳児例を報告する.術前評価としてMRVで静脈洞と類皮腫の位置関係を把握し,磁場式ナビゲーション下に皮膚洞・類皮腫摘出術を行った.類皮腫直上の硬膜を正中切開すると,類皮腫は両側の後頭静脈洞に狭まるように存在していた.類皮腫の深部を剥離する際に後頭静脈洞から大量出血した.静脈洞と隣接する類皮腫の摘出の際には,術前画像...

    DOI

  • 先進的な電磁界応用技術と電磁界と生体の相互作用~電磁場を見る・安全な電磁界利用を目指して~

    鈴木 敬久 日本毒性学会学術年会 50.1 (0), S24-1-, 2023

    ...<p> 本講演では,先進的な電磁界応用技術と,電磁界と生体との相互作用に焦点を当てる.近年,身の回りにおいて,積極的に電磁界を利用する技術が増加する傾向にあり,電磁界による生体作用に関心が高まっている.このような背景から,物理現象としての電磁界と生体との相互作用についての知見を蓄積することや,目には見えない電磁場を評価するための計測技術,解析技術,可視化技術が重要になっている....

    DOI

  • トポロジカル物質を用いた薄膜磁気センサ

    藤原 宏平, 塩貝 純一, 塚﨑 敦 応用物理 92 (1), 20-24, 2023-01-01

    ...ベクトルを検出することに適用できる.本稿では,各種の薄膜磁気センサの動作原理を概説した後,Fe-Snアモルファス薄膜の合成方法と基本的性質,更にはその薄膜を用いた十字型ホール素子と平面型3次元磁場センサの原理と動作特性について紹介する....

    DOI Web Site

  • 光で磁性体を超高速に制御する

    佐藤 琢哉 物性若手夏の学校テキスト 1 (0), 255-267, 2023

    ...1845 年、ファラデーが磁性体で磁場を印加した鉛ガラスに直線偏光した光を当てたところ、偏光の向きが回転して出てきたのを見出したのがその発端である。このファラデー効果の発見をきっかけとして、光を用いて磁性体の性質を探る学問(磁気光学)が発展した。電気と磁気の 相互関係のように、磁気が光に影響を及ぼしうるなら、この逆効果として光も磁気に影響を及ぼしうるのでは、と考えるのは自然なことである。...

    DOI

  • 一方向磁場印加形高速原子ビーム源の試作

    大島 京祐, 野村 航, 加藤 泰成, 岡 智絵美, 櫻井 淳平, 秦 誠一 年次大会 2023 (0), J133p-02-, 2023

    <p>Surface-activated bonding is a wafer bonding technology where the wafer surface is activated by irradiation with a fast atom beam in a vacuum. We have demonstrated that it can improve the …

    DOI Web Site

  • 原子分解能磁場フリー電子顕微鏡の開発と原子磁場観察

    河野 祐二, 関 岳人, 森下 茂幸, 柴田 直哉 顕微鏡 57 (3), 131-138, 2022-12-30

    ...コントラストSTEM法等を融合することによって,材料中の局所磁場観察の超高分解能化も期待できる.本稿では,原子分解能磁場フリー電子顕微鏡の要素技術開発を解説するとともに,本電子顕微鏡を用いて反強磁性体に内在する原子スケールの磁場分布を実空間観察した結果を紹介する....

    DOI Web Site

  • 脳磁図システム開発と定常状態視覚誘発脳磁界の計測

    桑波田 晃弘 神経眼科 39 (4), 293-300, 2022-12-25

    ...<p> 脳活動の観測は,視覚神経と脳機能の接続,脳疾患の治療,脳機能解明のために重要である.脳活動を観測する手段として,超高感度の磁気検出器を用いて脳内の神経活動に伴う電気信号(神経電流)から生じる磁場を計測する脳磁図(magnetoencephalography: MEG)がある.MEGは,神経活動由来の神経電流から生じる磁場信号を計測しているため,脳の神経活動を直接的に解明する手段として有力である...

    DOI

  • 飛騨天文台ドームレス太陽望遠鏡で使用する近赤外カメラのノイズ特性評価および比較

    山崎, 大輝, 黄, 于蔚, 橋本, 裕希, 松田, 有輝, 白戸, 春日, Cabezas, Denis P., 永田, 伸一, 上野, 悟, 一本, 潔 京都大学大学院理学研究科附属天文台技報 6 (2), 1-25, 2022-12-20

    ...京都大学飛騨天文台のドームレス太陽望遠鏡(DST)では、彩層磁場診断を目的とした近赤外線偏光分光観測装置の開発が進められてきた。彩層磁場診断には、スペクトル線に現れるハンレ効果やゼーマン効果を観測する必要があり、そのためには近赤外域における高い偏光測定精度(~10⁻⁴)の観測が求められる。...

    HANDLE

  • 回路の運動量

    中川 雅仁, 和田 純夫 大学の物理教育 28 (3), 147-150, 2022-11-15

    ...<p>1.はじめに</p><p>同軸ケーブルの一方に直流電源,もう一方に抵抗をつなぎ,電流を流したとする.回路自体は静止し電磁場も変化していない至極単純な回路だが,系全体として電磁場起源の運動量をもってい</p>...

    DOI Web Site

  • 回転座標系における電磁場

    三門 正吾, 綿引 隆文 大学の物理教育 28 (3), 138-142, 2022-11-15

    ...<p>1.はじめに</p><p>次の真空中の電磁場の法則のうち,どの法則が回転座標系で成り立ち,どの法則が成り立たないのだろうか.</p><p>電場を<i><b>E</b></i>,磁束密度を<i><b>B</b></i>としたときの,ファ</p>...

    DOI

  • 交流磁場下の 3 次元電磁流体流れにおける連成解析手法の検討

    久米川 知也, 牟禮 良晃, 河野 晴彦 日本計算工学会論文集 2022 (0), 20220016-20220016, 2022-10-27

    ...次元連成解析では,一般に弱連成手法または強連成手法が用いられ,解の正確度を低下させることなく,妥当な計算時間で数値解が得られる手法を選択することが重要である.本研究では,電磁流体流れを計算するための弱連成スキームに分離反復型解法を導入した新たなスキーム(IPCスキーム)を構築し,両スキームを用いて得られた数値解の比較を通して,弱連成スキームの信頼性を評価する.流体・固体・気体を含む領域に一様な交流磁場...

    DOI

  • エレベータの移動に伴う変動磁場を低減するエレベータシャフト壁のコ形形状と棒状を併用した遮蔽方法の検討

    鎌田 清孝, 宮元 勇輔, 木ノ上 博基, 玉利 陽三, 湯ノ口 万友 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2022 (0), 149-149, 2022-09-15

    ...<p>MRI装置は、エレベータ(EV)などの磁性体の移動に起因する変動磁場により、検査精度に悪影響を与える。そのため、低周波変動磁場の大きさを0.5 μT以下に抑える必要がある。しかし、施設集約化や動線の効率化の観点から、変動磁場源との距離(7 m~9 m)が確保できない場合がある。そこで、我々はEVシャフトにコ形の形状を提案し変動磁場を低減することが出来た。...

    DOI

  • 磁選機モデルの空間磁場に関する実験的・解析的検討

    三徳屋 翔, 若林 大輔, 岡 茂八郎, 榎園 正人, 前田 智志, 上野 亮介 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2022 (0), 155-155, 2022-09-15

    ...磁選機は空間の磁場を利用し、磁性体を吸着している。著者らは磁選機の選別性能を維持したまま、低損失低発熱の磁選機開発が求められ、磁性材料および形状の変更による性能向上を目指している。...

    DOI

  • 極薄電磁鋼板製アキシャルギャップモータ鉄心の表面磁場分布測定に関する基礎的研究

    飯川 晋作, 若林 大輔, 岡 茂八郎, 榎園 正人 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2022 (0), 157-157, 2022-09-15

    ...本発表では、アキシャルギャップモータコアの表面磁束密度を測定し鉄心とコイルがつくる磁場の均一性を評価した結果を報告する。三相分のコイルの電気的特性はLCRメータを用いて、空間磁場分布は3軸ホールセンサを走査させることで評価した。</p>...

    DOI

  • 磁気ナノ粒子トモグラフィにおける基本波抽出回路を用いた直接磁場補償方法の検討

    藤本 美咲, 笹山 瑛由, 吉田 敬, 東野 光宇太, 二川 直矢 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2022 (0), 260-260, 2022-09-15

    ...磁気ナノ粒子から第3高調波信号を複数の検出コイルで取得する際、磁気ナノ粒子を励起する励起コイルからの直接磁場によって検出コイルに基本波信号が生ずる。先行研究ではD/Aコンバータ及び分圧回路を用いてその基本波信号を除去していたが、分圧回路による分圧比調整の手間が生ずる問題があった。そこで本研究ではその手間を削減するため、基本波抽出回路を用いた基本波信号の除去について提案する。...

    DOI

  • 準結晶における磁気長距離秩序――20面体と磁気異方性がもたらす多彩な磁性とトポロジー

    渡辺 真仁 日本物理学会誌 77 (9), 616-620, 2022-09-05

    ...</p><p>興味深いことに,ヘッジホッグ(はりねずみ)状態や渦巻き状態などの非共面磁気構造が20面体上に出現し,それらは非自明なトポロジカル数で特徴づけられることも見出された.これらの状態は近似結晶においてヘッジホッグ–反ヘッジホッグ,渦巻き–反渦巻き反強磁性秩序を形成し,磁場をかけると磁化が急激に増加するメタ磁性とトポロジカル相転移を同時に起こし,トポロジカルホール効果を示すこともわかった....

    DOI

  • 磁気混合流体を用いた平面研磨における磁場と電場の相乗効果

    山本 久嗣, 西田 均, 茶木 智勝, 池田 愼治, 島田 邦雄 精密工学会学術講演会講演論文集 2022A (0), 418-419, 2022-08-25

    ...<p>磁性の異なるステンレス鋼の平面研磨に及ぼす電場印加の効果を調べた.磁性の小さいSUS304の場合,電場印加によって研磨除去量は大幅に増加する.しかし,磁性を持ったSUS304では,電場印加によって研磨除去量は工具の低回転数領域で低下し,特定の高回転数領域で増加が見られた.この研磨現象を磁場解析と電流特性から考察した.</p>...

    DOI

  • 過酷環境下にて動作する高安定アライメントモニターの開発

    久米 達哉, 三部 勉, 道畑 正岐, 高橋 哲 精密工学会学術講演会講演論文集 2022A (0), 198-199, 2022-08-25

    ...<p>我々は,3Tの高磁場,真空の過酷環境下において動作する,高さ約750mm,直径約600mmの円柱形検出器を構成する,40枚のベーンと呼ばれる板状部品間の10μradレベルの姿勢変化を,数ヵ月以上の長期間にわたり高安定に監視するアライメントモニターを開発している.ここでは,長さ基準となるエタロンの自由スペクトル領域をppmよりも小さな不確かさで評価,安定化するための方策を検討した.</p>...

    DOI

  • 磁気粘弾性エラストマーの研磨パッドへの応用

    加洲 大輔, Phung Tan Phuc, 村田 順二 精密工学会学術講演会講演論文集 2022A (0), 398-399, 2022-08-25

    ...<p>磁気粘弾性エラストマーは,強磁性体粒子をエラストマー内に分散させたもので,外部磁場が作用すると,分散された強磁性体粒子の磁場相互作用により,機械的特性が変化する.本研究では,この性質に着目し,磁場によって機械的特性が変化する研磨パッドを提案する.研磨パッドの機械的特性を制御することで,工作物表面の形状を制御できる研磨パッドの開発を目指す.</p>...

    DOI

  • ビッグバン元素合成――「トロイの木馬法」で迫る「リチウム問題」

    早川 勢也, 山口 英斉, 梶野 敏貴 日本物理学会誌 77 (8), 547-552, 2022-08-05

    ...</p><p>この原因を巡っては,低金属星の観測からBBN直後の<sup>7</sup>Li量を推定する解析方法に残る問題点,標準BBN理論を超える未知の物理を組み込む必要性,宇宙磁場ゆらぎのような宇宙論的効果,あるいはBBN計算に必要な原子核反応率データの不定性や問題点など,いくつかの可能性がさまざまな分野の研究者によって検証されてきたが,未だに解決には至っていない....

    DOI

  • 大型核融合試験施設におけるメガワットミリ波ジャイロトロン発振器周辺の電磁環境調査

    田中 将裕, 吉村 泰夫, 伊藤 哲, 王 建青, 平山 裕, 宇田 達彦, 藤原 修 電子情報通信学会論文誌B 通信 J105-B (8), 629-636, 2022-08-01

    ...将来のエネルギー源として開発が進められている磁場閉じ込め方式の核融合研究では,高温プラズマの生成や制御,プラズマ加熱及び計測のために大電力高周波発振機器が利用されている.本論文では,核融合科学研究所の大型ヘリカル装置で使用されているメガワットミリ波ジャイロトロン発振器(周波数: 77 GHz,最大出力: 1~1.5 MW/2秒)を対象とし,作業従事者の安全管理を目的に,ホーンアンテナを用いて機器周辺...

    DOI 機関リポジトリ HANDLE

  • 蓄電池内部電流密度分布映像化技術の開発

    木村 建次郎, 松田 聖樹 関西電気化学テキストシリーズ 2022.1 (0), 01008-01008, 2022-07-13

    ...これまで我々は、蓄電池の充放電時に蓄電池外部に漏洩する磁場の空間分布から、蓄電池内部の電流密度分布を解析的に導き、電流局所集中箇所を非破壊にて可視化する技術の実現に成功し、解体顕微鏡検査ですら発見困難な自己放電箇所、短絡箇所の特定に成功してきた。講演では、磁気イメージング装置の高分解能化、インライン化にむけての取り組みに関して、最新の研究成果を紹介する。</p>...

    DOI Web Site

  • 空間反転対称性の破れた結晶における整流現象

    井手上 敏也, 板橋 勇輝, 岩佐 義宏 日本物理学会誌 77 (7), 475-480, 2022-07-05

    ...</p><p>最近我々は,様々な空間反転対称性の破れた量子物質において磁場下で生じる(磁場で符号が反転するような)整流効果を探索し,その微視的機構や特徴的振る舞いを明らかにした.整流現象が電子バンドのスピン軌道相互作用といった物質の電子状態を特徴づけるパラメーターを定量的に評価する手法になり得ることを見出すと同時に,この現象が超伝導相でも生じることを発見した.超伝導の整流現象は,空間反転対称性の破れた...

    DOI

  • 層状有機超伝導体におけるFFLO相

    宇治 進也, 杉浦 栞理 日本物理学会誌 77 (7), 448-457, 2022-07-05

    ...形成している.したがって,強磁場中では磁場と電子スピンとの間に働くゼーマン効果でクーパー対は壊されて常伝導へと転移する.この時の臨界磁場はパウリ極限と呼ばれる....

    DOI

  • ゲート電界によるシリコンへの人工ラシュバ場の創出と制御

    白石 誠司 応用物理 91 (7), 400-405, 2022-07-01

    ...<p>スピン軌道相互作用(SOI)は物性物理において現れるさまざまな現象において枢軸的な役割を果たす効果であり,常に大きな関心を持って研究されている効果である.SOIの応用物性への活用の一例はスピン操作であり,外部磁場は用いずにSOI由来の有効磁場だけでスピンを操作することが可能で,かつその有効磁場の強さを外部電界で制御できるため,スピンベースの素子設計自由度を向上させ新機能を付与することを可能とする...

    DOI

  • 熱伝導性絶縁ポリマー

    竹澤 由高 日本画像学会誌 61 (3), 243-250, 2022-06-10

    ...高熱伝導材料としての機能が果たせない.異材接合間での熱抵抗を低減するためには,界面における分子を基材に垂直方向に配列させることが重要である.メソゲンエポキシ樹脂は,基板の表面自由エネルギーを制御することで自発的に垂直あるいは水平配向でき,熱伝導性を飛躍的に高められる.分子を垂直配向させた場合,樹脂のみで厚さ方向に最高で5.8W・m<sup>-1</sup>・K<sup>-1</sup>を達成している.磁場等...

    DOI

  • 極低温静電型イオン蓄積リングの開発と冷却分子イオンの物理

    中野 祐司, 榎本 嘉範, 東 俊行 日本物理学会誌 77 (6), 346-354, 2022-06-05

    ...</p><p>原子分子の反応は素粒子や核物理のように高エネルギーを必要としないのでビームのエネルギーはkeV領域で十分であり,この程度のエネルギーであれば電場で制御することができる.磁場型リングではイオン質量に応じて磁場を強くする必要があったのに対し,静電型リングで必要な電場強度はイオン質量に依存しないため,多様なイオンビームを蓄積することが可能である.さらに電磁石が不要なため装置を実験室サイズに小型化...

    DOI

  • 反強磁性・フェリ磁性体の磁化ダイナミクス

    森山 貴広, 塩田 陽一, 小野 輝男 日本物理学会誌 77 (6), 367-372, 2022-06-05

    ...</p><p>従来,磁化は磁場によって制御されてきたが,スピントロニクスの発展は,スピン角運動量の流れであるスピン流や電圧など,磁場以外による磁気励起や磁化制御を可能とし,既にこのような新技術を利用した磁気メモリーが市場にでている.磁場による制御が困難な反強磁性体やフェリ磁性体へ,強磁性体スピントロニクスで発展した手法を展開するのは自然であり,近年,反強磁性体やフェリ磁性体の磁化ダイナミクスをスピン...

    DOI

  • 超伝導量子パラメトロン――測定と制御の理論

    増田 俊平, 山本 剛, 川畑 史郎 日本物理学会誌 77 (6), 373-378, 2022-06-05

    ...</p><p>KPOは非線形振動子の性質をもち,共振周波数の2倍の速さで振動するポンプ磁場で駆動される.動作原理はブランコと同じでパラメトリック励振に基づいている(右図).ブランコではπ位相が異なる2種類の振動が可能であるが,それと同様にKPOでは同位相と逆位相のコヒーレント状態が安定して存在する.古典的なブランコとの違いは両者の重ね合わせが可能なことである....

    DOI

  • 88年の常識を覆す電子顕微鏡を開発 世界で初めて磁力の起源を捉える

    国立研究開発法人科学技術振興機構 JSTnews 2022 (6), 3-8, 2022-06-03

    ...試料に磁場がかからない新構造のレンズを組み込んだ「原子分解能磁場フリー電子顕微鏡(MARS)」を開発するとともに、磁力の起源である原子磁場の直接観察にも世界で初めて成功した。今後、MARSはさまざまな材料・デバイスの開発に大きく貢献することが期待されている。</p>...

    DOI

  • 協調運動問題を伴う小児てんかんの拡散尖度画像研究

    伊藤  潤, 亀井  淳, 荒谷 菜海, 赤坂 真奈美, 森  太志, 伊藤 賢司, 藤原 恵真, 佐々木 真理, 中井 昭夫, 小山 耕太郎 岩手医学雑誌 74 (2), 61-81, 2022-06-01

    協調運動問題(motor coordination problems: MCP)を伴う小児てんかんにおいて,拡散尖度画像(diffusion kurtosis imaging: DKI)が脳の微細構造の変化を明らかにできるか,DKI所見が神経心理学的評価と相関するか検討した.小児てんかん患者16名を対象とし,そのうち8名が日本語版発達性協調運動障害質問票(Developmental …

    DOI Web Site 医中誌

  • 学部生に伝える研究最前線

    金井, 雄樹, 津留, 三良, 古澤, 力, 横尾, 舜平, 廣瀬, 敬, 横山, 順一 東京大学理学系研究科・理学部ニュース 54 (1), 4-6, 2022-05-20

    ...実験室で細菌ゲノムの進化を捉える/なぜ火星の磁場が失われ,海が蒸発したのか?/なぜ宇宙のゆらぎはガウス分布に従うか?...

    HANDLE Web Site

  • 経頭蓋静磁場刺激による脳機能調節

    芝田 純也 The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 59 (5), 478-483, 2022-05-18

    ...<p>強力で小型のネオジム磁石を頭表に設置する経頭蓋静磁場刺激(transcranial static magnetic field stimulation:tSMS)は,その直下の脳皮質の興奮性を抑制する新しい非侵襲的脳刺激法(noninvasive brain stimulation:NIBS)である.当初は主に一次運動野(primary motor area:M1)に対して施行されていたが,近年...

    DOI Web Site 参考文献33件

  • 水平方向からの磁場を用いた柔軟鋼板の磁気浮上

    遠藤 文人, 嘉山 周汰, 椎名 敦紀, ムハマドヌルハキミビンモハマドカマ, 小川 和輝, 池田 圭吾, 加藤 太朗, 成田 正敬, 加藤 英晃 日本磁気学会論文特集号 6 (1), 87-92, 2022-05-01

    <p>  Deterioration in the surface quality of steel plates is a problem because steel plates are transported by contact with a roller. A non-contact way of transporting steel plates using …

    DOI

  • 磁場誘起スピンクロスオーバー転移の XMCD による研究

    野尻 浩之, 松澤 智 SPring-8/SACLA利用研究成果集 10 (2), 124-126, 2022-04-28

    ...磁場誘起スピンクロスオーバー転移を起こす Mn(taa) について、強磁場印可による XMCD により、磁化成分の分離を試みた。転移磁場に相当する磁場以上で、XMCD 信号の増加が見られ、XMCD により磁場誘起のスピン状態の変化が誘起されることを示す結果を得た。...

    DOI

  • 有機ディラック電子系における非線形トポロジカル輸送現象

    長田 俊人, アンディカ・ キスワンディ 日本物理学会誌 77 (4), 233-238, 2022-04-05

    ...<p>ホール効果は,磁場中で物質に電流を流したとき磁場と電流に直交する方向に起電力が発生する現象で,電子が磁場から受けるローレンツ力により説明される.一方,磁性体でみられる異常ホール効果は外部磁場に比例しないホール効果で,ゼロ磁場でもホール起電力が残ることが特徴である.これは磁性体内の自発磁化によるホール効果と解釈され,時間反転対称性をもたない.異常ホール効果の微視的起源として,近年バンド構造のトポロジー...

    DOI

  • 非エルミート系における例外点のトポロジーと対称性

    吉田 恒也, 初貝 安弘 日本物理学会誌 77 (4), 222-227, 2022-04-05

    ...</p><p>一方で,磁場下の二次元電子系である量子ホール系では対称性は自発的に破れない.これらの系を理解するためにトポロジーという数学的概念を用いて区別されるトポロジカル相が提案され,活発に研究されている.トポロジカル相は自発的対称性の破れに基づく議論の枠組みから外れているが,そのような系でも対称性は重要となる.特に,対称性で多様化したトポロジーによって摂動に対して安定な種々のバンド構造が理解できる...

    DOI

ページトップへ