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検索結果 271 件

  • 芹沢銈介コレクションにみるアンデスの染織品

    本田 秋子, 門脇 佳代子 東北福祉大学芹沢銈介美術工芸館年報 (14) 49-58, 2023-06-23

    ...「神人文様貫頭衣」は、交易で入手したアマゾンの熱帯に住む鳥たちの鮮やかな羽毛を使っており、「ジャガー・鳥文様マント 断片」には、アンデスの人々が好んだ綴織の特性を示す斜めや階段状の線からなる文様を見ることができる。「海老・鳥文様衣服 断片」は獣毛を使った綴織と木綿による二重織という2 種類の織物が継ぎ合わされてできた衣服で、対照的な二つの布の対比が面白い。...

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  • 顎下腺癌31例の臨床的検討:当科における22年間の経験

    佐々木 彰紀, 神人 彪, 東野 正明, 寺田 哲也, 河田 了 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 126 (5), 698-703, 2023-05-20

    <p> 唾液腺癌は頻度が低く, その中でも顎下腺癌の占める割合は低く希少癌である. 大阪医科薬科大学病院で加療を行った顎下腺癌31例の検討を行った. 男性23名, 女性8名であり, 年齢の中央値は65歳であった. 最も多い組織型は腺様嚢胞癌および唾液腺導管癌であり, 次いで粘表皮癌と多形腺腫由来癌であった. 病理組織学的悪性度は低/中悪性が12例, 高悪性が19例であった. …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献15件

  • 1.血管肉腫の発生機序

    神人 正寿 日本皮膚科学会雑誌 133 (3), 451-457, 2023-03-20

    <p>血管肉腫は,肉腫全体に占める割合は約1%と比較的稀な皮膚悪性腫瘍であるものの,高齢化社会を迎えたため,さらには乳癌に対する放射線治療の増加のためか近年増加傾向にあるという報告も存在し,皮膚科においてしばしば遭遇する臨床的に重要な疾患の一つである.腫瘍性病変の中でもとくに診断が難しいにも関わらず進行が早く,有効な治療に乏しいのが診療上の課題である.</p><p>その発症誘因として,外傷,紫外…

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  • 乳児血管腫のプロプラノロール治療のタイミング

    神人 正寿 日本レーザー医学会誌 43 (4), 275-278, 2023-01-15

    <p>本邦でも乳児血管腫に対してプロプラノロールが使用可能となり,それまで治療に難渋してきた生命や機能を脅かす病変,多発・広範囲の病変,増殖が急激な病変,皮下型の病変,潰瘍を形成する病変などに対する治療選択肢が広がった.一方,生後5.5~7.5週でもっとも急速に増大し,5ヶ月までにピーク時の80%の大きさに達するとされる本腫瘍に対し,プロプラノロール治療介入のタイミングに関してはいまだ臨床現場に…

    DOI Web Site 参考文献10件

  • Digital papillary adenocarcinomaの1例

    野田 佑奈, 山本 有紀, 下松 達哉, 岩橋 吉史, 村田 晋一, 神人 正寿 Skin Cancer 38 (1), 12-16, 2023

    <p>87歳,女性。約40年前に右中指から特に誘因なく出血があり電気焼灼術を受けた。初診から38年後,同指の先端に角化を自覚。近医で2,3回shaveされたが再燃したために,前医受診し摘出術を施行された。病理結果はeccrine汗腺への分化傾向を有するtubular adenomaであった。切除から約1年後,同部位に腫瘤を形成してきたためMRIを撮影したところ末節骨の融解を認め,悪性腫瘍を疑われ…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献4件

  • Neurofibromaとの鑑別に苦慮したdesmoplastic melanoma

    瀧脇 道弘, 山本 有紀, 岩橋 吉史, 村田 晋一, 福本 隆也, 神人 正寿 Skin Cancer 38 (3), 195-198, 2023

    <p>77歳,女性。初診1年前より左腰部に弾性軟で圧痛を伴う皮下腫瘤を自覚し,前医の外科で粉瘤を疑われ,全切除術を受けた。病理結果がspindle cell tumorで悪性の可能性が否定できないため,精査加療目的で当院へ紹介となった。病理組織では真皮~脂肪層にかけて異型性のある紡錘形細胞の増殖と豊富な膠原線維の増生を認めた。S100は陽性,Melan …

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  • 叡山文庫天海蔵『諏訪大明神画詞』解題・翻刻(下) : 付『当社春日大明神之秘記』

    間枝 遼太郎 研究論集 21 59-79, 2022-01-31

    ...采女春近は春日社の神人(下級神職)の中でも有力な家である南郷常住神殿守家(采女姓)の人間と推測され、故実に詳しい人物であったと思われる。 『当社春日大明神之秘記』の内容は、基本的に文永年間頃成立の『中臣祐賢春日御社縁起注進文』を素材としながら、十六世紀の当時までに伝わっていた他説、さらには比較的新しい説なども組み込んだものとなっている。...

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  • 鼻出血にて入院加療を要した遺伝性出血性毛細血管拡張症3例の検討

    神人 彪, 乾 崇樹, 寺田 哲也, 鈴木 英佑, 谷内 政崇, 尾崎 昭子, 鈴木 倫雄, 鈴木 学, 荒木 倫利, 河田 了 日本鼻科学会会誌 61 (1), 131-140, 2022

    <p>オスラー病は遺伝性出血性毛細血管拡張症(Hereditary hemorrhagic telangiectasia: HHT)とも呼ばれ,常染色体顕性遺伝,皮膚や多臓器の多発性毛細血管拡張,反復する鼻出血を3主徴とする多臓器疾患である。当科で鼻出血の制御を目的として入院加療を要したHHT患者3例を経験したため,その治療内容や経過をまとめ報告する。</p><p>症例1は30歳女性で,数か月お…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献11件

  • 皮下に多発転移を生じた左足底部悪性黒色腫の1例

    瀧脇 道弘, 山本 有紀, 宮﨑 健, 岩橋 吉史, 村田 晋一, 神人 正寿 Skin Cancer 37 (3), 167-172, 2022

    <p>75歳,男性。初診3年前より左足底部腫瘤を自分で処置していたが縮小せず,左鼠径部リンパ節を触知し受診した。腫瘤は10 cm大の隆起した境界明瞭な腫瘤で,中心に潰瘍・壊死を伴っていた。なお黒色斑はみられなかった。生検組織では表皮との連続性はなく真皮に比較的淡明な細胞質の紡錘形細胞が束状増殖しS100,MelanA陽性,BRAFV600E,K変異陰性だった。PET-CTで左鼠経リンパ節や総腸骨…

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 動的トピックモデルを用いた心理療法における会話プロセスの量的推定

    横山 仁史, 髙垣 耕企, 神原 広平, 神人 蘭, 岡本 泰昌 認知行動療法研究 47 (3), 295-306, 2021-09-30

    <p>心理療法のエビデンスは介入前後の標的指標の差に基づくものが多く、その治療効果がどのように実施された結果得られたのかについて定量的な情報は乏しい。心理療法は言語を主手段とするが、近年、言語情報に対してデータ駆動型の計算アプローチによって客観的かつ再現可能なモデルを生成するトピックモデルが注目されている。本研究では、構造化された1事例の行動活性化中の会話データから、時系列構造を有する動的トピッ…

    DOI Web Site 医中誌

  • 喉頭癌症例の世代別検討―壮年者, 前期高齢者, 後期高齢者の比較―

    東野 正明, 谷内 政崇, 神人 彪, 大村 修士, 西川 周治, 粟飯原 輝人, 寺田 哲也, 河田 了 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 124 (8), 1179-1186, 2021-08-20

    <p> 喉頭癌患者の世代別の臨床像と治療法について比較検討を行った. 1999~2017年までに大阪医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科で初回治療を行った喉頭癌400例を対象とし, 64歳以下を壮年者, 65歳以上74歳以下を前期高齢者, 75歳以上を後期高齢者と定義した. それら3群で臨床像 (病期, 治療方針, 治療成績) を比較した. さらに前半200例と後半200例を比較した. …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献10件

  • 1.有棘細胞癌の発症メカニズムはどこまで明らかになったか

    神人 正寿 日本皮膚科学会雑誌 131 (9), 2003-2008, 2021-08-20

    <p>有棘細胞癌の遺伝子異常については,これまでp53,INK4a,Rasなどの癌遺伝子の点変異や欠失変異の存在が報告されている.一方,これら通常の遺伝子変異とは異なり,腫瘍細胞において染色体の転座・挿入・逆位などが生じた結果,複数の遺伝子が結合することで出現する融合遺伝子についてはこれまで検討がなされていなかった.我々は最近,有棘細胞癌のA431およびJDM-1細胞株において融合遺伝子EGFR…

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  • 再発性喉頭乳頭腫に対するBevacizumabの効果

    東野 正明, 白井 丈雄, 神人 彪, 大村 修士, 河田 了 喉頭 33 (01), 50-53, 2021-06-01

    <p>Laryngeal papilloma is an intractable disease that can easily to recur. Therefore, it`s treatment is often difficult. We herein report a case of recurrent laryngeal papilloma successfully treated …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献13件

  • <i>COL1A1-PDGFB</i>融合遺伝子を認めた隆起性皮膚線維肉腫の1例

    井上 円, 水谷 有希, 松山 かなこ, 周 円, 神人 正寿, 宮崎 龍彦, 清島 真理子 Skin Cancer 36 (1), 55-59, 2021

    <p>72歳,男性。約1ヵ月前に右肩に圧痛のない皮下腫瘤に気づいた。初診時,紅色~暗紫色,径4 cmの不整形,弾性硬の腫瘤がみられた。MRIでは紡錘形細胞脂肪腫や多形型脂肪腫が疑われた。生検の病理所見では真皮内に異型紡錘形細胞が束状や杉綾状に配列しており,紡錘形細胞肉腫が考えられた。所属リンパ節腫脹,遠隔転移はない。側方マージン30 …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献7件

  • 高齢者女性の皮膚における生理学的特性の検討

    小原(近藤) 由季, 豊島 美咲, 仲尾次 浩一, 濱田 和彦, 神人 正寿 皮膚の科学 20 (3), 174-178, 2021

    <p>高齢者女性の全身にわたる皮膚状態を明らかにするために,頭頸部,体幹,四肢の機器測定を実施した。角層水分含有量および経表皮水分蒸散量は,多くの部位で若年者よりも低かった。皮表脂質も若年者よりも分泌量は少なく,頸部より下ではほとんど分泌されていなかった。角層 <b>pH </b>も若年者と比較すると低い傾向であった。これらの結果から,高齢者の皮膚は乾燥しており,特に,体幹や四肢はドライスキンを…

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  • 当科めまい外来における前庭性片頭痛例の検討

    乾 崇樹, 萩森 伸一, 栗山 達朗, 兼竹 博文, 神人 彪, 野呂 恵起, 綾仁 悠介, 鈴木 学, 荒木 倫利, 河田 了 Equilibrium Research 79 (1), 41-49, 2020-02-28

    <p> Vestibular migraine (VM) is characterized by recurrent, episodic vertigo associated with migrainous headache. These symptoms are similar to those of Meniere's disease (MD), which often coexists …

    DOI Web Site 被引用文献5件 参考文献11件

  • 耳下腺癌における頸部リンパ節転移と頸部郭清術

    河田 了, 寺田 哲也, 東野 正明, 西川 周治, 神人 頭頸部外科 29 (3), 251-257, 2020

    耳下腺癌に対する頸部郭清術の適応や郭清範囲について,コンセンサスは得られていない。特にcN0症例に対する予防的頸部郭清術(END)について多くの議論がある。耳下腺癌194例中リンパ節転移が認められたのは51例(26.3%)であった。T分類別のリンパ節転移頻度はT1が6.9%,T2が12.0%,T3が35.7%,T4が53.7%であった。悪性度別では低/中悪性が6.4%,高悪性が52.4%であった…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献1件

  • Diffuse capillary malformation with overgrowth の 1 例

    長濱 通子, 田中 由起子, 野村 正, 神人 正寿, 大原 國章 皮膚の科学 19 (3), 163-168, 2020

    <p><b>Diffuse capillary malformation with overgrowth</b>(<b>DCMO</b>)は,<b>diffuse capillary malformation </b>に<b>overgrowth </b>を伴うが <b>Klippel-Trenaunay syndrome</b>(<b>KTS</b>)などの既存の <b>Overgrowth …

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  • 手指に発生した硬化性神経周膜腫の 1 例

    橋本 彩, 西山 幸佑, 濱本 千晶, 国本 佳代, 上中 智香子, 貴志 知生, 岩橋 吉史, 村田 晋一, 神人 正寿 皮膚の科学 19 (4), 227-232, 2020

    <p><b>13</b>歳,女性。 <b>3 </b>歳時より,左薬指の手掌側基部に自覚症状のない常色の結節を認め,徐々に増大をしてきたため当科を受診した。左薬指手掌側の中手指節間関節付近に,表面平滑,紅色調を呈し,弾性硬で,下床との可動性良好の,<b>8mm</b>大の半球状の隆起性結節を認めた。臨床上,神経線維腫を第 一に考え,初診時より約 <b>1 …

    DOI 医中誌

  • 民俗行事の中の食

    石垣 悟 東京家政学院大学紀要 60 (0), 137-150, 2020

    ...特に神人共食の形で用いられる供物の形式や調理法に注目することで、供物の食文化的側面が日常の食生活に影響を及ぼし、和食化の素地となった可能性を指摘する。また、御膳の普及・衰退、冠婚葬祭の料理といった課題にも言及し、今後の研究進展の足掛かりともする。...

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  • 神経線維腫症 1 型に合併したfibrous hamartoma of infancy の 1 例

    瀧脇 道弘, 岩橋 吉史, 下松 達哉, 神波 信次, 山本 有紀, 神人 正寿 皮膚の科学 19 (3), 197-201, 2020

    <p>神経線維腫症 <b>1 </b>型(<b>NF1</b>)の <b>1 </b>歳男児。生後 <b>4 </b>ヶ月頃より右腰背部に皮下腫瘤を認め,精査加療目的に当科紹介となった。腫瘤は <b>30</b>×<b>30 mm </b>大の弾性軟,黒色の軟毛を伴っており下床との可動性は良好であった。なお,背部にはカフェオレ斑や異所性蒙古斑も存在し <b>sutton …

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  • 1.血管肉腫の発癌の仕組み

    神人 正寿 日本皮膚科学会雑誌 129 (11), 2295-2300, 2019-10-20

    <p>血管肉腫は肉腫全体に占める割合が約1%と比較的稀な,血管およびリンパ管を構成する血管内皮細胞から生じる間葉系悪性腫瘍である.病態が不明であり,診断が時に難しいにも関わらず有効な治療に乏しいのが診療上の課題である.</p><p>一方,融合遺伝子は通常の遺伝子変異とは異なり,腫瘍細胞において染色体の転座・挿入・逆位などが生じた結果,複数の遺伝子が結合することで生じる.例えば肺癌にみられる融合遺…

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  • 線状皮膚炎様臨床像を呈し顆粒状C3皮膚症と診断した表皮下水疱症の1例

    濱本 千晶, 古川 福実, 神人 正寿, 有本 けい子, 石井 文人, 橋本 隆, 鶴田 大輔, 金澤 伸雄 日本皮膚科学会雑誌 129 (4), 537-542, 2019-04-20

    <p>71歳男.3年程前から両腰と膝周囲に痒みを伴う線状皮疹が出没し,湿疹としてステロイド外用加療も軽快せず半年前からは水疱も伴った.臨床像は線状皮膚炎様,病理像は好酸球とリンパ球浸潤を伴う表皮下水疱.血中抗BP180NC16a抗体陰性.蛍光抗体直接法では基底膜にC3の顆粒状・線状沈着を認めたが,IgG,IgAは陰性.蛍光抗体間接法では正常ヒト皮膚はIgG,IgAともに陰性.1M食塩水剝離皮膚で…

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  • 3.血管腫血管奇形に対する色素レーザー治療

    長濱 通子, 神人 正寿, 大原 國章 日本皮膚科学会雑誌 129 (4), 525-535, 2019-04-20

    <p>血管腫血管奇形に対する色素レーザー治療は,治療原理に基づく治療の限界があるため,個々の症例について,疾患,部位,年齢などを考慮しつつ適切な治療パラメーター(パルス幅,エネルギー密度など)と治療間隔を検討する必要がある.特に毛細血管奇形においては加齢性の変化があり,治療しても限界や再発もあるため,治療期間だけでなく長期経過観察が重要である.</p>

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  • 琉球の集落計画における祭祀的理念

    松井, 幸一 ジオグラフィカ千里 = Geographica Senri 1 261-280, 2019-03-30

    ...現集落の単純な門中宗家の復原からは明確な計画性はみられなかったが、神人を輩出する門中宗家を抽出するとその屋敷地は特定地域に偏在し計画性が示唆される。また旧集落と現集落の祭祀空間の相対的な位置関係は非常に近似しており,移動後集落においても祭祀空間を維持しようという意図がみられた。...

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  • 特異な経過を示した血管肉腫の1例

    国本 佳代, 川口 亜美, 奥平 尚子, 山本 有紀, 藤本 正数, 村田 晋一, 神人 正寿 Skin Cancer 34 (1), 41-45, 2019

    <p>血管肉腫は高齢者の頭部に好発する稀な軟部肉腫で,軟部悪性腫瘍の約1%を占める。治療法としては外科的治療や放射線治療,化学療法が行われるが,5年生存率は約10%と予後不良である。NUP160-SLC43A3融合遺伝子の存在が2015年に報告されており,融合遺伝子陽性例では腫瘍の進展が速い可能性が示唆されている。</p><p>症例は69歳,男性。右頬部の血管肉腫の診断で化学療法を施行し寛解状態…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献1件

  • 沖縄県伊平屋島の海神祭伝説

    原田 信之 新見公立大学紀要 39 1-14, 2019

    ...『琉球国由来記』巻十五にみえる今帰仁城のウンジャミ(大折目、海神祭)記事と田名のウンジャミには、二十余人の神人による「乗馬行列」や「舟漕ぎ儀礼」など共通点が多い。田名と今帰仁城(北山城)には何らかの関係があったとみられる。田名のウンジャミでは、男神「田名のヒャー(田名ンサー)」が「乗馬行列」を先導するなどの重要な役割を担っている。田名のヒャーは田名村の創始者(根人)であった可能性が高い。...

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  • 耳下腺ワルチン腫瘍189例の治療経験

    神人 彪, 東野 正明, 西川 周治, 寺田 哲也, 河田 了 耳鼻咽喉科臨床 112 (4), 269-273, 2019

    <p>We investigated the clinical characteristics and preoperative diagnosis rate of Warthin’s tumor (WT) of the parotid gland. The subjects were 189 patients who underwent operation at the Department …

    DOI Web Site Web Site 参考文献4件

  • 悪性黒色腫における BRAF(V600E) 免疫染色の有用性の検討

    村岡 響子, 国本 佳代, 藤本 正数, 村田 晋一, 山本 有紀, 神人 正寿 皮膚の科学 18 (1), 27-32, 2019

    <p><b>60</b>歳代,女性。当科初診の<b>11</b>年前より右足底の黒色斑を自覚し, <b>3 </b>年前より同黒色斑が徐々に隆起し,増大傾向を認めたため近医より紹介受診となった。皮膚生検,全身 <b>PET-CT </b>より悪性黒色腫(<b>c Stage IV</b>)と診断した。原発巣の組織における <b>BRAF </b>遺伝子変異解析で …

    DOI 医中誌

  • Bowen病の中に生じたMerkel細胞癌の1例

    川口 亜美, 山本 有紀, 西口 麻奈, 濱本 千晶, 奥平 尚子, 藤本 正数, 村田 晋一, 神人 正寿 Skin Cancer 34 (2), 160-164, 2019

    <p>症例は77歳,男性。約1年半前から左下腿に皮疹があり近医にてステロイド外用するも改善しなかった。びらん,痂皮,紅色結節を伴う紅色局面よりBowen病が疑われたため,一部結節を含めて皮膚生検を施行。有棘細胞癌が疑われ当科紹介となった。当科初診時,左下腿に約4 cm大の境界明瞭な紅斑局面を認め,中央にびらん,結節を伴っていた。切除術を施行し,病理組織学的に紅色局面部はBowen病,結節部はMe…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献3件

  • 頸部皮下に生じた類上皮血管肉腫の 1 例

    奥平 尚子, 山本 有紀, 三木田 直哉, 金澤 伸雄, 神人 正寿 皮膚の科学 18 (6), 337-343, 2019

    <p>症例は<b>64</b>歳,男性。左頸部の腫脹を自覚し当院耳鼻科を受診。部分生検にて上皮系悪性腫瘍を示唆され当科紹介となった。病理組織学的所見は,異型細胞が索状,充実性配列を呈し脂肪組織や筋組織へ浸潤性に増殖していた。免疫染色では <b>CD31</b>(<b>diffuse positive</b>),<b>CD34</b>(<b>partial …

    DOI 医中誌

  • 「外道」なる尼

    大塚 千紗子 日本文学 65 (2), 1-11, 2016-02-10

    ...<p>『日本霊異記』下巻第十九縁は、肉塊から出生した女子が外道と迫害を受けつつも、神人からの守護と自身の智慧によって舎利菩薩と称される説話である。本稿はこの説話における、異常出生、神人、外道という要素に焦点をあてて考察をした。神人の庇護は『高僧伝』や『比丘尼伝』に見え、神人は僧の聖性を保証するための役割を持つ。『霊異記』においてこれに該当するものは、行基と舎利菩薩のみである。...

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  • シクロホスファミド大量静注療法とアザチオプリンの併用が 奏効した全身性強皮症に伴う間質性肺病変の 1 例

    山内 恵, 牧野 雄成, 牧野 貴充, 福島 聡, 神人 正寿, 尹 浩信 西日本皮膚科 78 (4), 356-361, 2016

    <p>66 歳,男性。初診の 1 年前から前腕部の皮膚硬化が出現した。前医での皮膚生検の結果,強皮症の診断で当科を初めて受診した。抗 RNA ポリメラーゼ Ⅲ 体が陽性であった。顔面,手指の皮膚硬化の進行,呼吸苦が出現し間質性肺病変を認めたため,シクロホスファミド内服(100 mg/day)を開始した。呼吸苦,皮膚硬化は一時改善傾向であったが,皮膚硬化が再び増悪した。また発熱,呼吸苦が出現し,高…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献12件

  • P1-18 全身性強皮症におけるエキソソームの発現とその機能

    中村 香代, 神人 正寿, 福島 聡, 尹 浩信 日本臨床免疫学会会誌 39 (4), 383b-383b, 2016

    <p>  エキソソームは様々な細胞から細胞外環境へ放出される50~1,000 nmの小胞である.血液などあらゆる体液中に存在し,内部に蛋白や脂質,そしてmRNAやmicroRNAなどの核酸を有しているため,近年は細胞間コミュニケーションツールとして注目されている.我々の研究の目的は全身性強皮症(SSc)におけるエキソソームの発現異常やその役割を解析することである.SSc皮膚由来の線維芽細胞におい…

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  • 全身性強皮症の血管病変

    神人 正寿 日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会雑誌 10 (5), 523-529, 2016

    <p> 全身性強皮症は, 皮膚をはじめとする全身の臓器に実にさまざまな症状をきたしうるが, それぞれの病態には線維化, 免疫異常, そして血管障害という3要素が複雑に関与している。</p><p> そのうち, 血管病変は本症のごく初期から出現し, 全病期にわたって患者の生活の質に大きく影響する。そのメカニズムの一部は明らかになりつつあるが, いまだ不明の部分が多い。</p><p></p><p> …

    DOI Web Site 医中誌

  • P2-38 Forkhead box M1(FOXM1):メラノーマにおける新規治療ターゲットしての検討

    宮下 梓, 福島 聡, 中原 智史, 徳澄 亜紀, 久保 陽介, 神人 正寿, 尹 浩信 日本臨床免疫学会会誌 39 (4), 422b-422b, 2016

    <p>  近年,進行期悪性黒色腫に対する免疫療法や分子標的薬の効果が示されてきた.さらなる治療効果の増強を目指し我々は新たな治療の標的となる分子を探索している.Forkhead box M1(FOXM1)は細胞増殖に重要な遺伝子の発現を調整する転写因子の一つであり,癌細胞の増殖・生存に必要不可欠である.FOXM1は種々の癌細胞株に過剰発現している事が報告されており,一方正常組織には胸腺等一部を除…

    DOI Web Site 医中誌

  • 奈良史学 第33号

    奈良史学 (33) 2016-01

    ...論考中世「四条河原」再考, 下坂守, 1-23一九世紀京都近郊の神社と神人 : 日向神明社にみる, 村上紀夫, 21-47「魏普洛陽城研究序説」補遣, 田中一輝, 48-66調査報告2014年度奈良県山辺郡山添村毛原地区の調査概要, 河内将芳, 67-88学界動向近年の我が国のズィンミー研究の動向 : 初期イスラーム時代を中心に, 上継登, 104-91会報, 73受贈雑誌及び図書, 81...

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  • 大学生を対象とした睡眠調査について <原著>

    三宅 典恵, 岡本 百合, 神人 蘭, 永澤 一恵, 矢式 寿子, 内野 悌司, 磯部 典子, 高田 純, 小島 奈々恵, 二本松 美里, 吉原 正治 総合保健科学 31 7-12, 2015-03-01

    日本では約5人に1人が入眠困難,中途覚醒,早朝覚醒などの睡眠の問題を抱えていることが報告されている。大学生においても生活が深夜型化しており,睡眠の問題を主訴にメンタルヘルス相談を希望する学生が増加している。われわれは,本学の教養科目を受講した大学生を対象に,睡眠に関するアンケート調査を実施した。多くの学生が,睡眠時間の不足や日中の眠気,睡眠の質への不満を感じていた。不眠障害はうつ病の発症や不登校…

    DOI 機関リポジトリ Web Site 被引用文献1件

  • 大学新入生健診におけるメンタルヘルス調査の検討 <原著>

    神人 蘭, 岡本 百合, 三宅 典恵, 永澤 一恵, 杉原 美由紀, 古本 直子, 矢式 寿子, 松山 まり子, 石原 令子, 玉田 美江, 日山 亨, 横崎 恭之, 吉原 正治 総合保健科学 31 13-17, 2015-03-01

    近年,大学生のうつは増加傾向にあり,学校生活にも大きな影響を及ぼす。また,早期にうつ病を発症すると,その後も再発しやすく,慢性的な経過をたどる。そのために,大学メンタルヘルスの現場において,抑うつ症状の早期発見と早期治療は極めて重要である。そこで,本研究では,抑うつ症状の程度によって,BDI-IIの各項目得点に違いがあるかを検討した。その結果,自殺念慮,悲しみや喜びの消失,罪責感,活力喪失といっ…

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  • 大学生の発達障害の特性と不登校傾向の関連 <原著>

    高田 純, 内野 悌司, 磯部 典子, 小島 奈々恵, 二本松 美里, 岡本 百合, 三宅 典恵, 神人 蘭, 矢式 寿子, 吉原 正治 総合保健科学 31 27-33, 2015-03-01

    本研究は大学生の発達障害の特性と不登校傾向との関連について検討することを目的とした。無記名自記式の質問紙調査を行い,分析対象者は284名であった。クラスタ分析の結果,全ての尺度において困難を頻繁に感じている群の学生は,登校回避傾向が最も高かった。重回帰分析の結果,「不注意」が「登校回避行動」に影響を与え,「不安・抑うつ」「不注意」が「登校回避感情」に影響を与えることが示された。対人関係や心理的問…

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  • 日本人大学生の国際交流に関する意識調査 : 「内向き志向」と国際交流意思の関係 <原著>

    小島 奈々恵, 内野 悌司, 磯部 典子, 高田 純, 二本松 美里, 岡本 百合, 三宅 典恵, 神人 蘭, 矢式 寿子, 吉原 正治 総合保健科学 31 35-42, 2015-03-01

    グローバル人材育成の一環として,日本人大学生の海外留学を促進させるべく多くの留学プログラムが高等教育機関では提供されている。しかし,国内での国際交流も,グローバル人材育成において重要な役割を担っている。本研究では,「内向き志向」と国際交流について検討した。国際交流における問題や利点について検討し,「内向き」と「外向き」な大学生を比較検討した。その結果,国際交流の意思と経験には差がなかった。しかし…

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  • 青年期発達障害における心身医学的症状の変遷について <原著>

    岡本 百合, 三宅 典恵, 神人 蘭, 永澤 一恵, 矢式 寿子, 吉原 正治 総合保健科学 31 1-6, 2015-03-01

    青年期に初めて精神科を受診する発達障害は多くが高機能であるが,二次障害(併存症)が問題となることが多い。早期に何らかの症状を呈していなかったであろうか。今回われわれは,メンタルヘルス問題をかかえて受診した,発達障害症例73例(男性47例,女性26例)について,過去の心身医学的症状の有無や変遷について調査した。過去の情報が入手できた42例では,59.5%が幼少期に心身症症状を呈していた。心身症症状…

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  • P4-008 疾患特異的iPS細胞を用いた,強皮症皮膚線維芽細胞におけるコラーゲン過剰産生の機序の検討

    神人 正寿, 王 中志, 後藤 瑞生, 江良 択実, 福島 聡, 尹 浩信 日本臨床免疫学会会誌 38 (4), 332b-332b, 2015

    全身性強皮症は皮膚および内臓諸臓器の線維化を特徴とする疾患である.皮膚線維化の原因として,皮膚線維芽細胞におけるTGF-βの活性化とコラーゲンの過剰産生が生じていると考えられているが,その分子機序はいまだ不明である.最近,我々は強皮症患者の皮膚組織より培養された線維芽細胞から,倫理委員会で承認を受けた文書による同意を得てiPS細胞を樹立することに成功した.TGF-βシグナル関連分子の発現をPC…

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  • 2.強皮症~血管病変から考える~

    神人 正寿 日本皮膚科学会雑誌 125 (5), 1001-1008, 2015

    全身性強皮症では皮膚および内臓諸臓器に多彩な症状が見られるが,このうち血管病変としてはレイノー現象,指尖部陥凹性瘢痕や皮膚潰瘍,爪上皮出血点,毛細血管拡張および肺高血圧症などが知られている.その機序の一部は明らかになりつつあるが,未だ不明の部分も多い.本稿では狭義の血管病変に加えて,広い意味での血管病変に含まれるようなものについても最近の知見を概説したい.

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  • P6-003 強皮症におけるcobblestone appearanceの臨床的意義

    福島 聡, 梶原 一亨, 宮下 梓, 神人 正寿, 尹 浩信 日本臨床免疫学会会誌 38 (4), 344a-344a, 2015

    cobblestone appearance(CSA)は,線維化過程における真皮でのリンパ管閉塞により起こるとされており,全身性強皮症(SSc)の皮膚症状として1975年にすでに記載されている.しかし,その頻度や臨床的意義については不明であった.我々はSSc185例を対象に,CSAの有無と他の臨床症状および検査所見との相関を検討した.<br>  CSAを有するものは3例で,すべて男性のdiffu…

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  • P4-018 遺伝子改変ヒトiPS細胞由来マクロファージ様細胞を用いた進行期悪性黒色腫の免疫療法

    宮下 梓, 福島 聡, 中原 智史, 徳澄 亜紀, 久保 洋介, 千住 覚, 西村 泰治, 神人 正寿, 尹 浩信 日本臨床免疫学会会誌 38 (4), 337b-337b, 2015

    進行期メラノーマに対する免疫細胞療法としてAdoptive cell transferの効果が示されてきたが,患者毎のTumor infiltrating lymphocytesの準備は容易ではなく汎用化が困難である.そこで我々はiPS細胞をソースとした免疫細胞療法を提案する.iPS細胞を用いる事で治療に必要な十分数の細胞が準備でき遺伝子改変で細胞に機能を持たせる事ができる.遺伝子改変でI型IF…

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  • 大学生のインターネット使用の実態 : 依存傾向と精神心理学的側面との関連 <原著>

    岡本 百合, 三宅 典恵, 神人 蘭, 矢式 寿子, 内野 悌司, 磯部 典子, 高田 純, 小島 奈々恵, 二本松 美里, 横崎 恭之, 日山 亨, 吉原 正治 総合保健科学 30 7-13, 2014-03-01

    若者のインターネット使用は,年々頻度・量ともに増加している。インターネットは情報収集やコミュニケーションの重要なツールになっているが,一方で依存やトラブルなどの問題が指摘されている。われわれは,大学生のインターネット使用の実態を把握し,今後の対策につなげることを目的として,質問紙による調査を行った。大学生の21.9%がインターネットに関するトラブルを経験しており,ネット上の中傷や対人関係問題のト…

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  • 創成期における植芝合気道思想

    パイエ 由美子 同志社大学日本語・日本文化研究 (12) 131-161, 2014-03

    ...修行観では、(1)霊体一致、または神人合一のための修行、(2)修行は型の反復稽古ではなく、常に新たなる技法を生み出す、不断の進歩向上でなければならない、ということが明らかになった。さらに、心法は、(2)心が身体よりも先に動く、心の先導性、優先性、(2)「気」の捉え方は、過去の武道伝書と出口王仁三郎の思想との混在が見られ、創成期においては、気の概念はまだ変化の途上であり、確立していない。...

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  • 社交不安障害に対する大学生の理解について <原著>

    三宅 典恵, 岡本 百合, 神人 蘭, 矢式 寿子, 内野 悌司, 磯部 典子, 高田 純, 小島 奈々恵, 二本松 美里, 横崎 恭之, 日山 亨, 吉原 正治 総合保健科学 30 1-6, 2014-03-01

    社交不安障害は,人から注目を浴びるかもしれない社会的状況で顕著で持続的な恐怖が存在するのが特徴である。大学生などの若年に発症する者も多く,学業上の困難や対人関係での問題を抱え,メンタルヘルス相談に訪れる学生も多い。社交不安障害では,不登校や引きこもりとなり,社会生活への適応が困難となる事例もあるため,支援のあり方を検討することが重要である。われわれは,本学の教養科目を受講した大学生を対象に,質問…

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  • 日本人大学生の海外留学に関する意識調査 : 「内向き志向」と留学意思の関係 <原著>

    小島 奈々恵, 内野 悌司, 磯部 典子, 高田 純, 二本松 美里, 岡本 百合, 三宅 典恵, 神人 蘭, 矢式 寿子, 吉原 正治 総合保健科学 30 21-26, 2014-03-01

    グローバル人材育成の一環として留学生の派遣が推進されているが,海外留学する日本人学生数は,2004年をピークに減少し続けている。留学を阻害する要因として,留学費用や留学時期以外に,若者の「内向き志向」が問題視されている。そこで,本研究では,「内向き志向」と留学の関係について検討した。「内向き志向」を「内向性」と捉え,留学に関して,内向群と外向群の差について検討した。外向群に比べ,内向群に留学意思…

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  • P7-010  限局性強皮症の血清マーカーとしてのSPARC

    福島 聡, 牧野 貴充, 工藤 英郎, 神人 正寿, 尹 浩信 日本臨床免疫学会会誌 37 (4), 365b-365b, 2014

    【背景】SPARC(Secreted Protein Acidic and Rich in Cysteine)は細胞外マトリックスに存在し,多くの機能を持つ分泌型の糖蛋白質である.SPARCは組織リモデリングや創傷治癒の際に高発現してくる.またSPARC遺伝子は全身性強皮症患者の培養線維芽細胞のcDNAマイクロアレイ解析において高発現していることが知られている.【方法】20人の限局皮膚硬化型全身…

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  • 内皮細胞由来エンドセリン-1と創傷治癒

    牧野 雄成, 神人 正寿, 尹 浩信 皮膚の科学 13 (Suppl.22), 34-38, 2014

    エンドセリン-1は,血管内皮細胞からおもに産生され,強力な血管収縮作用を有するペプチドであるが,血管収縮以外にも線維化,炎症,癌の進展など様々な機構への関与が報告されている。今回,エンドセリン-1の創傷治癒への関与を検討するため,内皮細胞特異的エンドセリン-1ノックアウトマウスの背部に皮膚全層欠損創を作成し,ワイルドタイプマウスと比較した。結果エンドセリン-1ノックアウトマウスでは,創傷治癒が促…

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  • P7-008  限局性強皮症における血清および皮膚組織中miR-196aの発現低下と線維化機序の関連

    牧野 貴充, 神人 正寿, 江藤 光彦, 山根 惠太郎, 梶原 一亨, 牧野 雄成, 福島 聡, 尹 浩信 日本臨床免疫学会会誌 37 (4), 364b-364b, 2014

    限局性強皮症は皮膚と皮下組織に及ぶ硬化性病変,線維化を生じる疾患であり,自己免疫疾患の1つと考えられている.しかし線維化とコラーゲン蛋白の増生の機序は依然解明されていない.本研究では,micro RNAに注目し,皮膚組織から抽出したmicro RNAよりPCR array解析,組織の<i>in situ</i> …

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  • P7-005  全身性強皮症の皮膚線維化におけるEBI3の関与の検討

    工藤 英郎, 神人 正寿, 牧野 貴充, 福島 聡, 尹 浩信 日本臨床免疫学会会誌 37 (4), 363a-363a, 2014

    IL-12ファミリーサイトカインは様々なリウマチ性疾患の病態に関与している.この中で最も新しく同定されたIL-35は,制御性T細胞から産生され,IL-12p35とEBI3の2つのサブユニットから構成されている.正常皮膚培養線維芽細胞をEBI3刺激するとI型コラーゲン蛋白の発現が減少した.I型コラーゲンmRNAの安定性は,miR-4500の誘導を介したEBI3の発現低下によって失われた.強皮症患者…

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  • 奈良史学 第31号

    奈良史学 (31) 2014-01

    ...下坂守先生年譜・著作目録, 1-10論考「日本霊異記」 : 「今昔物語集」との比較覚書、その一, 寺崎保宏, 11-22室町・戦国期における供御人・神人の動向 : 今宮神人を中心に, 尾上勇人, 23-46北宋末、封禅計画の中止―大観・政和年間の徽宋と蔡京―, 藤本猛, 46-70ヒュパティア : 古代末期の越境する女性聖人, 足立広明, 71-76史料紹介大和国高市郡八木村河合家文書目録・解題,...

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  • 【《UH・UR合同シシポジウム》報告】繰り返しがえし : 琉球舞踊の精神

    高嶺, 久枝, Takamine, Hisaye 国際琉球沖縄論集 (2) 49-51, 2013-03-29

    ...文字のない社会における島の女達は、時として神人になり、白い衣裳をまとって幾日も龍もり、心の内から発する歌と祈りの所作で男達を、子供達を、すべての人々を愛で包み、島の繁栄を祈りました。そして現世と来世をつなぎ、生を豊かに謳歌してきたと思います。文献にみる「舞踊」に関する言葉には、三つの系列があります。...

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  • 神楽について

    クラティラカ, クマーラシンハ, Kulatilaka, Kumarasinghe 崇城大学芸術学部研究紀要 (6) 65-71, 2013-03-01

    ...神を招き、祈りを捧げながら、神人一体となってともに宴を楽しむ催事である。神楽は神々に捧げる歌舞という意味で、飲酒も神楽の席では一般に行われていた。夕方に神を招魂し、暗くなってから歌舞が始まり、夜を徹して明け方まで延々と続けられる。スリランカにも、日本の神楽に類似したガムマドゥワという民俗芸能がある。その地域の神やパッティニ女神に捧げる舞と音楽で、人々の繁栄や豊穣を祈る催事である。...

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  • 摂食障害の回復過程に関与する因子の検討 <原著>

    岡本 百合, 三宅 典恵, 神人 蘭, 矢式 寿子, 内野 悌司, 磯部 典子, 高田 純, 小島 奈々恵, 二本松 美里, 松山 まり子, 石原 令子, 杉原 美由紀, 古本 直子, 玉田 美江, 高橋 涼子, 山手 紫緒, 横崎 恭之, 日山 亨, 吉原 正治 総合保健科学 29 1-6, 2013-03-01

    われわれは,摂食障害から回復した患者の臨床像,精神症状を検討した。対象は,摂食障害から回復し,1年以上よい状態が持続している患者10例(回復群)と治療継続中の摂食障害患者10例(対照群)である。回復群と対照群の,初診時と治療開始1年後のDSM-IV のGAF,EAT,BITE,CISS を比較した。さらに,回復者自身が回復に重要であったととらえている要因について面接調査した。その結果,回復群は,…

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  • 大学新入生のうつ傾向に関する検討 <原著>

    三宅 典恵, 岡本 百合, 神人 蘭, 矢式 寿子, 内野 悌司, 磯部 典子, 高田 純, 小島 奈々恵, 二本松 美里, 松山 まり子, 石原 令子, 杉原 美由紀, 古本 直子, 玉田 美江, 高橋 涼子, 山手 紫緒, 横崎 恭之, 日山 亨, 吉原 正治 総合保健科学 29 7-11, 2013-03-01

    大学新入生は,環境が大きく変化する時期であり,新生活への不安や悩みを抱え,抑うつを呈する学生もみられ,うつ傾向の高さが指摘されている。大学メンタルヘルスにおいては,入学時からのメンタルヘルス対策が必要であり,本学では,新入生の入学時健康診断時に,自記式質問紙を用いた抑うつや希死念慮のスクリーニングを行い,呼び出し面接による重症度評価を行っている。今回,新入生のうつ傾向の実態について調査を行った。…

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  • 神楽について

    クラティラカ クマーラシンハ 崇城大学芸術学部研究紀要 (6) 65-71, 2013-03-01

    ...神を招き、祈りを捧げながら、神人一体となってともに宴を楽しむ催事である。神楽は神々に捧げる歌舞という意味で、飲酒も神楽の席では一般に行われていた。夕方に神を招魂し、暗くなってから歌舞が始まり、夜を徹して明け方まで延々と続けられる。スリランカにも、日本の神楽に類似したガムマドゥワという民俗芸能がある。その地域の神やパッティニ女神に捧げる舞と音楽で、人々の繁栄や豊穣を祈る催事である。...

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  • P1-006  尋常性乾癬における血清microRNA濃度の有用性の検討

    神人 正寿, 市原 麻子, 福島 聡, 尹 浩信 日本臨床免疫学会会誌 35 (4), 329b-329b, 2012

      尋常性乾癬において臨床的に有用な血清マーカーはいまだ見いだされていない.我々はmicroRNAに着目しその血清中濃度が疾患・治療マーカーとして応用出来る可能性を検討した.<br>   まず皮膚組織から抽出したmicroRNAを用いたPCRアレイの結果,miR-424が尋常性乾癬で著明に低下していた.培養表皮細胞にmiR-424 …

    DOI Web Site 医中誌

  • Basic fibroblast growth factor による培養ヒト皮膚線維芽細胞増殖刺激における情報伝達経路の検討

    牧野 貴充, 神人 正寿, 梶原 一亨, 牧野 雄成, 中山 若菜, 尹 浩信 皮膚の科学 11 (Suppl.17), 18-26, 2012

    Basic fibroblast growth factor (bFGF),線維芽細胞,表皮細胞,血管内皮細胞のほか多種の細胞における細胞増殖のみならず分化誘導,細胞外基質の合成,細胞接着や細胞の走化性,遊走に関与する多機能なサイトカインとして報告されてきた。しかし,bFGF によるヒト皮膚線維芽細胞増殖刺激の詳細な機序は未だ解明されていない。今回,成人ヒト皮膚線維芽細胞を用いて,bFGF …

    DOI 医中誌

  • 限局性強皮症におけるmicroRNA発現異常の検討

    神人 正寿, 江藤 光彦, 牧野 雄成, 福島 聡, 尹 浩信 日本臨床免疫学会総会抄録集 39 (0), 142-142, 2011

    non coding RNAの一種であるmicroRNAはmRNAの3' UTRに結合しその翻訳を阻害する事で様々な蛋白の発現調節をしていると考えられている。近年、microRNAが生体内で細胞増殖や分化などにおいて重要な働きをしていることが明らかになりつつあるが、様々な自己免疫疾患疾患におけるmicroRNAの関与についても研究が進んでいる。例えば全身性強皮症ではin vitroおよびin …

    DOI

  • 自己免疫疾患とmicroRNA

    神人 正寿 日本臨床免疫学会会誌 34 (6), 439-446, 2011

      蛋白をコードしていないnon coding RNAの一種で平均22塩基程度の長さを持つmicroRNAは様々なmRNAの3′非翻訳領域の相補的配列に結合し標的mRNAの安定性や蛋白への翻訳を阻害する事で遺伝子発現調節をしている.ヒトゲノムには理論上1000種類以上のmicroRNAが存在し,60%以上の遺伝子を制御しうると考えられている.近年の精力的な研究により,microRNAが多彩な遺伝…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献89件

  • bFGFによる培養ヒト皮膚線維芽細胞増殖刺激について

    牧野 貴充, 伊方 敏勝, 藤澤 明彦, Faith Muchemwa, 鍬田 伸好, 神人 正寿, 井上 雄二, 尹 浩信 皮膚の科学 8 (Suppl.11), A31-A34, 2009

    basic fibroblast growth factor(bFGF,FGF-2)は線維芽細胞のほか,表皮細胞,血管内皮細胞での細胞増殖や分化誘導,炎症細胞,マクロファージの活性化などの作用を有する。創傷治癒において肉芽形成,血管新生,再上皮化など重要な役割を担っている。2001年遺伝子組み換えヒトbFGFが皮膚潰瘍治療薬として保険適応され,今後,骨組織再生,歯槽骨再生などの分野においても応用…

    DOI 医中誌

  • 西田幾多郎の『善の研究』とウィリアム・ジェイムズ

    横田 理博 宗教研究 83 (3), 789-811, 2009

    ...第一に、両者は「神人合一」の「宗教的経験」という状態を宗教論の中心に置いた。とはいえ、ジェイムズの考察が経験科学的な宗教心理学の立場であるのに対して、西田は独自の宗教哲学を語ろうとした。第二に、科学の抽象性よりも現実そのままの豊かな光景を本質的なものとするフェヒナーの思想に両者は共感している。しかし、ジェイムズが「多元論」的立場をとるのに対して、西田は「一元論」的な立場をとる。...

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  • 長承・保延の飢饉と藤原敦光勘申について

    磯貝, 富士男 大東文化大学紀要. 人文科学 46 177-197, 2008-03-31

    本稿は、平氏政権から鎌倉幕府に至る日本における武家政権成立という歴史現象を十二世紀前半以来の社会的矛盾の展開の中から解明しようとするための作業の一階梯として試みたものである。分析対象は、崇徳天皇が長承・保江の飢饉への対策を求めたのに応じて、藤原敦光が保延元年七月二十七日に提出した「勘申」であって、この飢饉で生じた社会的矛盾の基本的あり方を明らかにしようとしたものである。敦光の視野に入っていた問題…

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  • フランクルと滝沢における「過去存在」の思想 : 田辺の<死の哲学>との関連で

    芝田 豊彦 宗教研究 82 (1), 47-70, 2008

    ...滝沢の思惟の根底には常に「神人の原関係」があり、「死ぬ」ということも神人の原関係から、或は神の空間(絶対無)から脱することなどではあり得ない。死者を絶対無における「過去存在」として捉えることによって、死者と死者の記憶は区別され、さらに幽霊現象も視野に入り得るのである。最後に幽霊現象を扱ったベルゲングリューンの珠玉の短編が紹介される。...

    DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか1件

  • ヤスパースの宗教批判 : キリスト教の「啓示信仰」との対決(<特集>宗教批判の諸相)

    中山 剛史 宗教研究 82 (2), 383-408, 2008

    ...ヤスパースは「啓示信仰」に対して、(1)神人キリストの放棄、(2)啓示の暗号化、(3)排他的唯一性の放棄という「三つの放棄」を要求するが、これは「啓示信仰」を「哲学的信仰」へと解消させることではなく、むしろキリスト教が教義への束縛と排他性の要求から脱け出て、その根源にある「真摯さ」へと立ち還ることを呼びかけるものである。...

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  • 食を考える

    石岡 靖 日本顎口腔機能学会雑誌 14 (2), 75-81, 2008

    It thought to be the origin of the dietary culture, offering food to God, eating with God and social intercourse with the neighbors through foods. The diet represents the life of the generation, …

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  • 『荘子』 の巵言戦略 : ポリフォニーと沈黙

    橋本 敬司 広島大学大学院文学研究科論集. 特輯号 66 (2), 1-70, 2006-12-25

    ...那就是鴻 至人, 神人, 真人, 浑沌, 天籟。它们为什么保持着沉黙況呢? 本来, 庄子反对決定辨別。按照他那是非鯛別。按照他那样的看法来看, 我们可以说『庄子』的多声乐的世被界它们的沉黙来维护, 这就是庄子主张的卮言的战略。我们不能从这样的Text拿出来整合的佗理。所以令后我们再考虑价値多声乐。...

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  • 〈落差〉を解く : 豊前神楽をめぐる歴史人類学的一解釈

    白川 琢磨 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 132 209-242, 2006-03-25

    ...まず,儀礼主体として社家に注目し,彼らが近世期に吉田神道の裁許を得る以前には押し並べて両部習合神道の神人であり,豊前六峰の一つである松尾山という寺社勢力の山外の周縁部末端に位置づけられていたと類推した。湯立・火渡など現行の演目やその祭文には,神楽が本来,そうした寺社勢力の末端として行なった「加持祈祷」であったことを示す証拠がかなり残されている。...

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  • 近世後期における民衆宗教の伝播 : 丹後田辺牧野家領の黒住教

    井ヶ田 良治 社会科学 (76) 31-52, 2006-03-03

    ...宗忠は自己の全生命と太陽神天照大神が合一する神秘体験から、神人不二の妙理を悟り、天照大神を万物の根源年、人間すべて平等に神の子であるとする現世利益の教説を説いた。彼の死後、弟子の努力で宗忠にたいし吉田神社より大明神号をうけることができた。黒住教は岡山藩内から次第に教線をひろげたが、その布教は丹後田辺藩領にもひろがっていた。その実態を田辺牧野家領の裁判記録を通じて明らかにすることができる。...

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • 信仰の矛盾 : キェルケゴールのキリスト教信仰論

    柳沢, 貴司 総合人間科学 : 東亜大学総合人間・文化学部紀要 4 43-52, 2004-03

    ...「神人の逆説」と、「永遠の浄福がある歴史的なものとの関係によって基礎づけられるという弁証法的矛盾」である。前者の規定が、信仰の「与えられる」側面を指示しているのに対して、後者の矛盾、規定が、人間自身の働きを意味していると考えられるのである。そしてそれは、具体的には、与えられた信仰を持続しようとすることを意味する。だがこれは、文字通り、矛盾である。...

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  • 特異な皮膚症状にて発見された高IgM症候群女児の1例

    浅島 信子, 藤本 学, 神人 正寿, 尹 浩信, 菊池 かな子, 高見沢 勝, 玉置 邦彦 日本臨床免疫学会会誌 27 (5), 350-355, 2004

    11歳, 女児. 血縁者に先天性免疫不全者はいない. 周生期異常なし. 発達異常なし. 4歳頃より両内眼角から鼻根にかけて自覚症状を伴わない紅斑が出現. 9歳頃より前胸部に米粒大の淡紅色斑, 丘疹が出現. 2003年1月鼻根部の紅斑および前胸部の丘疹が急速に増数, 拡大したため皮疹を主訴に当科紹介受診. 初診時右足底に広範な尋常性疣贅局面を認めた. また軽度易疲労感, …

    DOI Web Site PubMed ほか1件 被引用文献1件 参考文献18件

  • <論説>強訴考

    衣川 仁 史林 85 (5), 603-636, 2002-09-01

    ...王法―仏法秩序の浸透を志向する国家は、現実に問題となっていた寺院社会の「悪」を神人・悪僧問題として排除し、「善」なる大衆を中心とする権門寺院の体制化を推進した。...

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  • 中世後期における北野社を中心とした造園土木職能の形成

    林 まゆみ ランドスケープ研究 63 (5), 353-356, 2000-03-30

    ...それらの職能に従事した階層は散所や河原者を中心として百姓, 神人なども含んでいた. 階層に応じて異なったが, 河原者には独自の技術と高賃金等が見られた. 中世後期の権門に対する従属の重複性もこれらの職能の発展に寄与したと考えられる. 造園土木職能は階層や職能形態の多様性と従属の重複性がその発展を促進したと言える....

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献23件

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