検索結果を絞り込む

本文・本体へのリンク

検索結果 2,071 件

  • Geographic distribution of needle litter microfungi in British Columbia

    Matsuoka Shunsuke, Ito Koichi, 大園 享司 同志社大学ハリス理化学研究報告 65 (1), 8-16, 2024-04

    ...種組成とは対照的に、種数の平均値については針葉の樹種、地理的な位置、気候条件による影響は認められなかった。分散分割により環境要因と空間要因の相対的な効果を分離したところ、気候条件のみならず空間要因が菌類群集の構造に影響していることが示され、先住効果や分散制限といった非ニッチ過程の寄与が示唆された。...

    DOI 機関リポジトリ

  • 東日本大震災で被災した岩手県南部沿岸の砕波帯における仔稚魚相の変化とその要因

    片寄 剛, 佐藤 直司, 朝日田 卓 日本水産学会誌 90 (2), 115-124, 2024-03-15

    ...震災前後の仔稚魚相を比較した結果,震災後は震災前よりも総出現種数が増加し,種組成が変化したことが明らかになった。震災前と比較して,転石が増加し,海藻が繁茂するなど海岸の環境は多様化しており,仔稚魚相の変化の一因と考えられた。一方,両側回遊魚の出現や,震災前の海岸で例年出現していた定住種の経年的種数増加など,河口域に隣接する地理的特性を反映した仔稚魚相が4年後までに回復したことも明らかになった。...

    DOI Web Site 参考文献25件

  • 日本の遊水地における生物多様性に関する研究のシステマティックレビュー

    田和 康太, 西廣 淳, 境 優, 竹田 稔真, 林 誠二 応用生態工学 26 (2), 55-69, 2024

    ...新種の分布を記載する内容が多かった.また,外来種の定着を記載する文献も鳥類を除く分類群で確認された.全体のうち BACI デザインに基づく研究事例はわずか 15 件に留まり,遊水地の生物多様性評価に関する科学的知見の不足が示唆された.そのため,遊水地の創出が生物多様性に及ぼす正負の効果について十分な検証を行うことができなかった.ただし,いくつかの研究は,湿地創出や植生管理,土壌掘削が複数の在来種の種数増加...

    DOI 研究データあり 参考文献1件

  • 阿蘇の植生変化から考えるジオコネクティビティ

    手代木 功基 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 111-, 2024

    ...についてみると,崩壊地内部の方が崩壊の発生していない場所よりも出現種数が多いという結果が得られ,崩壊にともなって種の多様性が増していることが明らかになった....

    DOI

  • 環境DNA定量メタバーコーディングを用いた河川環境健全度評価の基礎的検討

    宮園 誠二, 滝山 路人, 宮平 秀明, 中尾 遼平, 赤松 良久 土木学会論文集 80 (16), n/a-, 2024

    ...を評価することが可能となった.また,種数を基に作成した河川環境健全度指標は,生息場のサイズに影響され得るが,環境DNA濃度を基に作成した河川環境健全度指標を組み合わせることで,種数のみでは把握できなかった魚類の生息場利用を明らかにできることが示された....

    DOI Web Site

  • 環境DNAに基づく流域網羅的な魚類多様性ポテンシャルマップの開発

    滝山 路人, 赤松 良久, 宮園 誠二, 福丸 大智, 中尾 遼平 土木学会論文集 80 (16), n/a-, 2024

    ...<p> 本研究では,中国地方一級水系の高津川水系を対象に流域網羅的にすべての魚類の環境DNA濃度を明らかにし,魚類多様性指標を算出した.さらに,魚種数・Simpson多様度指数と生息場の環境要因との関係から,高精度のGLMモデルを作成した.それぞれの多様度に影響しうる環境要因として,魚種数においては水温・河床勾配,Simpson多様度指数においては水深・流量・水温・水田割合に相関があった.魚種数は水温...

    DOI Web Site

  • 日本産絶滅危惧鳥類のミトコンドリア全ゲノム

    山本 義弘, 浅井 芝樹, 齋藤 武馬, 小林 さやか, 平岡 考, 百瀬 邦和, 浦野 栄一郎, 太田 紀子, 柿澤 亮三, 山岸 哲 山階鳥類学雑誌 55 (2), 103-113, 2023-12-25

    ...<p>ミトコンドリアDNA(mtDNA)の塩基配列は,動物の系統解析に非常に適しているため,系統解析の標準的な手法として広く用いられてきた.現在では,分子生物学の技術的進歩により配列決定のコストが低下したため,ミトコンドリア全ゲノムを用いた解析が行われている.多くの鳥類でミトコンドリア全ゲノムがDNAデータバンクに登録されているが,登録されている種数は全鳥種に比べるとまだ少ない.遺伝的多様性の評価,...

    DOI Web Site Web Site 参考文献28件

  • 「図鑑 日本のむかで」 — 本書の問題と解決すべき課題

    桒原 良輔, 仲間 信道, 野田 聖 Acta Arachnologica 72 (2), 135-147, 2023-12-10

    ...「図鑑 日本のむかで」は史上最多種数の日本産ムカデ類の画像を掲載した図鑑である.しかし,本書には全160 ページの中に100 カ所を超える誤りがある.本稿ではこれらの問題を説明し,部分的な解決案を提案するとともに,昨今の図鑑の倫理的誠実さの欠如に警鐘を鳴らす.また,和名の新称・改称を行い,和名の命名ガイドラインの必要性を論じた....

    DOI Web Site Web Site

  • 木柵護岸を伴う農業水路の多面的機能:淡水魚の保全効果の評価および炭素貯蔵量の試算

    鬼倉 徳雄, 一安 美希 九州大学大学院農学研究院学芸雑誌 78 (2), 25-32, 2023-09

    ...佐賀,筑後平野のクリークで2017~2018年に行われた魚類相調査のうち,護岸形状が木柵の11水路,同じく形状がブロックマット(以下,BMと略す)の12水路を,2005~2006年に実施された他の護岸形状の魚類相調査結果と比較した.淡水魚の種数や希少魚の種数から,BM護岸は淡水魚に大きな負の影響を与える一方,木柵護岸の影響は小さく,在来魚の種数で素掘りと概ね同程度の数値を示すなど,淡水魚類に対する保全効果...

    DOI HANDLE

  • 釧路湿原における環状剥皮後のハンノキ林の変化

    田崎 冬記, 川嶋 啓太, 青木 菜々花, 石田 憲生, 稲垣 乃吾 日本緑化工学会誌 49 (1), 91-94, 2023-08-31

    ...湿生植物の種数も環状剥皮3年後までは大きな変化は見られなかった。当該地区では湿原内のハンノキ高木林が枯死した後もヨシ・スゲ類等の湿原植生に変化するには更に時間が必要であると考えられた。</p>...

    DOI Web Site

  • 宮島の地域性に配慮した緑化斜面における緑化2年後までの成立植生

    小宅 由似, ファン=クイン=チ, 小山 克輝, 河野 遼人, 紙本 由佳理, 中原-坪田 美保, 坪田 博美 日本緑化工学会誌 49 (1), 27-32, 2023-08-31

    ...斜面上部より下部の出現種数と植被率が高い傾向にあり,種多様性や遷移度の増加もみられた。ヨモギが優占するコドラートでは目標植生構成種のアラカシが被圧されていた一方,外来寄生生物アメリカネナシカズラが多いコドラートでは種多様性や遷移度の増加傾向がみられた。優占する大型草本の高さの抑制に起因すると考えられ,刈取りなどの管理が必要と示唆された。</p>...

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 宮城県気仙沼市沿岸部における2011 年地震および津波から10 年間の海岸植物の消長

    中村 華子 日本緑化工学会誌 49 (1), 95-98, 2023-08-31

    ...時間の経過とともに地盤高が上昇し,砂礫が堆積してくると,海岸植物の定着,群落の拡大が確認されるとともに種数も増加した。一方,その後同じ立地環境では復旧工事等による人工的な改変をうけて再度,多くの植物群落が消失した。気仙沼市波路上地区における10年間の海岸植物の定着,消失および生育環境の変化を報告する。</p>...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 林業専用道における切取法面の地質の違いが崩壊発生とその後の植生回復に及ぼす影響

    寺本 行芳, 下川 悦郎, 江﨑 次夫, 土居 幹治, 松本 淳一 日本緑化工学会誌 49 (1), 103-106, 2023-08-31

    ...調査の結果,軽石層の方が砂岩と花崗岩の互層の切取法面に比べ,崩壊面積,崩壊土砂量,同程度の切取高に対する崩壊面積と崩壊土砂量は大きく,崩壊地に自然侵入した木本植生の個体数と種数は少なく,同木本植生の最大樹高は低いことが明らかになった。この理由として,軽石層の切取法面の方が,雨水による崩壊に対する抵抗力が弱く,土砂移動が発生しやすい条件であったため,植生の生育環境も厳しかったことが考えられた。...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 多自然川づくりによる河川改修が行われた木戸川と都市河川駒込川の水生動物群集の比較

    辻本 翔平, 竹澤 亮, 内田 和希, 西廣 淳 応用生態工学 26 (1), 33-40, 2023-07-31

    ...このような多自然川づくりが行われた河川と行われていない河川の水生動物群集を比較する事は,河川改修の生態系への評価を行う上で欠かせない.本研究では,千葉県内の同じ水系に属し,隣接する河川である駒込川(都市型の河川)と,木戸川(多自然川づくりを施行)の水生動物相を比較することで多自然川づくりに基づく河川改修によって,水生動物の分類群数や物理環境の特徴に差があるかどうかを評価した.結果は,木戸川の方が生物種数...

    DOI Web Site 参考文献10件

  • 小笠原諸島産カメムシ亜目目録

    嶋本 習介, 石川 忠 昆蟲.ニューシリーズ 26 (2), 84-106, 2023-06-25

    ...<p>小笠原諸島のカメムシ(カメムシ目カメムシ亜目)に関しては,近年になっても相次ぐ新種の発表によって記録種数は増加しているにもかかわらず,2000年以降では昆虫目録が出版されるたびに掲載種数が減少するという齟齬が生じている.これは,各昆虫目録で種を記録した文献の見落としがあったり,種名が未定の種に対する掲載基準が異なったりすることに起因していると考えられ,結果的に種数を巡る現状は混乱していると言える...

    DOI

  • いすゞ自動車(株)工場緑地の生物多様性向上のための従業員による林床管理と参加意識

    大澤 啓志, 石丸 智浩, 有田 匡輝 日本緑化工学会誌 48 (4), 604-608, 2023-05-31

    ...下刈りや落ち葉掻きの管理継続により,2014年時点では優占していたアズマネザサの生育量が低く抑えられ,草本層の種数の増加が認められた。林床でのトキワツユクサやボタンクサギ等の外来植物の繁茂が確認されたことを受けて,2020年度からはその防除も作業項目に追加していた。作業参加者へのアンケート調査の結果,必ずしも環境活動への関心だけではなく,様々な参加動機を有する従業員が一緒に活動していた。...

    DOI Web Site 参考文献5件

  • シカ食害下のナラ枯れ被害林分において施業方法の違いが更新に与える影響

    福井 喜一, 中田 康隆, 長島 啓子 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 370-, 2023-05-30

    ...各プロットにおいて毎木調査を実施し種数、個体数の変化を把握すると共に、1m×1mのコドラートを設置して林床植生の種数、個体数を把握した。加えて、土壌環境として土壌硬度、含水率、光環境として全天空写真による空隙率、相対光量子束密度を測定し、回復した植生との関係をDCAによって把握した。その結果、いずれのプロットにおいても林床にコナラの実生が確認された。...

    DOI

  • 果実生産および階層構造が異なる林分間の越冬期の鳥類種多様性の比較

    西 鈴音, 平田 令子, 伊藤 哲 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 612-, 2023-05-30

    ...2022年12月に各林分で、プロットセンサス法で鳥類の種数と個体数を記録し、多様度指数を算出した。結果、2022年12月までの被食散布型果実(液果等)の生産量は全林分で少なかったが、貯食散布型果実(堅果等)の生産量は林分間で異なった。鳥類の多様度指数は、堅果生産量の多い常緑広葉樹林およびヒノキ単層林1林分で高かった。...

    DOI

  • インドネシアのチーク林における植物種多様性に及ぼす林縁効果の季節変化

    溝口 拓朗, 伊藤 哲, 光田 靖, 平田 令子, Adi Setiawan, Yasa Palaguna Umar 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 360-, 2023-05-30

    ...雨季の種数は林縁から林内にかけて減少していたが、乾季では林縁と林内ともに少なかった。一方、雨季にはほとんどみられなかった在来種が乾季には一定数みられた。さらに、雨季の林内で出現していた森林性種は、乾季では林縁部でみられたものの林内ではほとんどみられなかった。</p>...

    DOI

  • 播種工施工後初期の法面の緑化成績に影響を与える要因

    玉田 勝也 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 533-, 2023-05-30

    ...一般化線形混合モデルにより、生育判定結果に影響を与える要因について検討したが、外来種及び在来種の種数、合計発生期待本数及び使用割合は成績に影響を与えていなかった。</p>...

    DOI

  • 温帯老齢林の維管束着生植物の分布に対し宿主木サイズと基質が与える影響

    駒田 夏生, 東 若菜, 小川 裕也, 龍見 史恵 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 457-, 2023-05-30

    ...宿主木個体ごとの着生植物の種数、個体数、さらに各着生植物個体の基質を記録し、基質は、堆積深度に応じて林冠土壌(2㎝以上)、コケ(2㎝未満)、それらに覆われていないものを樹皮とした。</p><p> 宿主木サイズの増加に伴い、着生植物の種数、個体数が有意に増加し、種組成も変化することが示された。...

    DOI

  • 人工林における保持林業の実証実験 初期の成果の概要

    尾崎 研一 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 46-, 2023-05-30

    ...単木保残についてはいろいろな生物群で森林性種の個体数,種数と保残量に正の相関がみられたことから,広葉樹を単木的に残すと皆伐の負の影響を緩和できること,その効果は保残量が多いほど大きいことが示された。一方,群状保残の効果は生物群によって異なり,保残パッチは皆伐の影響から逃れる一時的な避難場所として機能する場合と,しない場合があった。...

    DOI

  • 針広混交林における30年の時間変化と植生の空間分布に対する鳥類の反応

    柴山 潤太, 梶村 恒 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 661-, 2023-05-30

    ...</p><p> ライン上の植生との関係をみると、スギ人工林よりも針広混交林で鳥類の種数が多く、多様度指数も高かった。この傾向は、留鳥(一年中生息している鳥)よりも夏鳥(春から初夏に渡ってきて繁殖する鳥)・冬鳥(晩秋に渡ってきて越冬する鳥)で顕著だった。また、種ごとに選好性が異なり、例えばカケスはどの植生も幅広く利用したが、エナガは広葉樹のある林分を強く選好した。</p>...

    DOI

  • やんばる国立公園における密猟・盗採の管理体制に関する対話の現状と課題

    大島 順子, 久高 将和 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 110-, 2023-05-30

    ...ペット利用を目的とした市場での売買を支持する愛好家等(飼育・栽培、標本収集)の法令遵守意識の低さが指摘されるが、琉球諸島は特に両生爬虫類の種数や固有種が多いことで知られており、地域全体で監視する目を育てていくことの取組みの強化が臨まれる。一方で、法律による保護の限界や管理主体間の積極的な対話の欠如が違法行為を野放しにしている現状がある。...

    DOI

  • 防風林管理が育む絶滅危惧種と生物多様性

    速水 将人, 中濱 直之, 岩﨑 健太, 新田 紀敏 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 50-, 2023-05-30

    ...林内では、種数・個体数は少なかったが、絶滅危惧種の植物の開花が認められた。したがって、防風林を含む景観の維持や防風林管理によって、チョウや開花植物の多様性維持に好適な環境が創出されていると考えられた。今後、防風林や周辺に生息する種の生態特性を踏まえた上で、既存の管理方法にうまく組み込むことで、絶滅危惧種や生物多様性保全と防風林本来の減風機能を両立する持続的管理が可能であろう。</p>...

    DOI

  • 2021年の十和田湖の水生植物相および生物多様性保全における評価

    山ノ内 崇志, 加藤 将, 石戸谷 芳子, 横川 寛太, 山岸 洋貴 陸水学雑誌 84 (2), 127-137, 2023-05-25

    ...更新された植物相データに基づき,山ノ内ら(2016)と同じ手法で65湖沼を対象に現存種数と現存種の希少性を指標とした保全上の重要性を評価した。その結果,十和田湖は現存種数の多さでは65湖沼中19位から同12位に,希少性では65湖沼中17位から同8位に評価が向上し,これまで考えられていたより保全上の重要性が高いことが明らかになった。...

    DOI Web Site 参考文献19件

  • 春日山・高円山・奈良教育大学におけるチョウ類相の変化とその要因

    杉山, 海弥, 辻野, 亮 奈良教育大学自然環境教育センター紀要 = Bulletin of Center for Natural Environment Education, Nara University of Education 24 15-28, 2023-02-28

    ...チョウ類の種数、Simpson の多様度指数 1−λ、Shannon-Wienerの多様度指数 H’を用いてチョウ類の多様度を算出し、1993 年と比較すると、すべての調査地におけるすべての指標で 1993 年よりも多様度が減少しており、チョウ類の多様性が低下していることが示された。...

    機関リポジトリ Web Site

  • 奈良教育大学構内における鳥類相の変化

    川﨑, 裕次朗, 辻野, 亮 奈良教育大学自然環境教育センター紀要 = Bulletin of Center for Natural Environment Education, Nara University of Education 24 1-14, 2023-02-28

    ...そのため、都市内で棲息する鳥類の種数減少などが生じている。奈良教育大学高畑キャンパスも都市緑地の一つであるが、施設の増築や建設により、構内の緑地は面積を減少しつつある。その影響を受け、構内に棲息する鳥類の種数減少が考えられるため、構内の鳥類相を調べた。加えて、鳥類相と各種の個体数を先行研究と比較し、鳥類の環境選好性から鳥類相の変化を調査した。...

    機関リポジトリ Web Site

  • 環境税等により下刈りが再開・継続されたレクリエーション雑木林の林床植生の特徴

    大澤 啓志, 鈴木 涼, 河原 菜月 日本緑化工学会誌 48 (3), 527-533, 2023-02-28

    ...平均出現種数は有意に異なり(ANOVA,P<0.01),管理区の斜面下部が49.3種(N=7),同じく斜面中部が40.1種(N=9),管理放棄区が21.2種(N=9)であり,管理放棄区が著しく低い値であった。管理区の斜面中部ではヤマツツジが矮性状態で優占しており,これが斜面下部に対し平均種数が少ないことに影響していると考えられた。...

    DOI Web Site 参考文献8件

  • 北浦の23本の流入河川における魚類の分布パターンと生息環境特性

    大森 健策, 諸澤 崇裕, 加納 光樹 水生動物 2023 (0), AA2023-1-, 2023-01-05

    ...各河川の種組成データに基づいてクラスター分析を行ったところ、23本の河川は流路延長が長く種数が多いグループと流路延長が短く種数が少ないグループに分けられた。各グループを表徴する複数の絶滅危惧種が存在した。各魚種の出現・非出現と各環境変量との関係を一般化線形混合モデル解析で検討したところ、20種の生息環境特性が把握された。...

    DOI

  • <論文>芦生研究林のきのこ相: 過去の文献調査と2019-2021の現地調査から

    赤石, 大輔 森林研究 82 1-15, 2023

    ...京都大学芦生研究林(以下,研究林)は60年ほど前からきのこの発生状況等に関する調査が断片的に実施されてきたが,それら調査結果が整理されておらず,研究林のきのこ相の把握ができていなかった.そのため,本研究では研究林のきのこ目録を作成するため,過去の文献調査と新たな現地調査を実施し,現在までに研究林で確認されたきのこ種数を明らかにした.文献調査を行った結果,芦生研究林では研究林内で確認されたきのこの種リスト...

    HANDLE

  • 汽水域の魚類群集把握に向けた環境 DNA の最適な採水手法の検討

    菅野 一輝, 篠原 隆佑, 中島 颯大, 村岡 敬子, 崎谷 和貴 河川技術論文集 29 (0), 233-238, 2023

    ...し,潮汐の異なる4 回(下げ潮,干潮,上げ潮,満潮)の採水を行い,MiFish法による環境DNA メタバーコーディングを実施した.検出された魚類相の類似性をNMDS により可視化した結果,下げ潮・干潮では地点間の魚類相が類似し,上げ潮・満潮では地点ばらつきが大きくなり,採水場所の空間的な違いより,潮汐タイミングによる時間的な違いが,環境DNA の検出種に大きな影響を与えることが分かった.また,検出種数...

    DOI

  • 吉野川汽水域の緩傾斜護岸における日射と潮間帯生物の分布の関係について

    神野 威, 上月 康則, 大谷 壮介, 山中 亮一, 松重 摩耶 土木学会論文集 79 (17), n/a-, 2023

    ...被度も低かった.一方,護岸隙間では湿潤環境が維持されるため,南向きの護岸であっても表面よりも生物の種数が多く被度も高い上,海藻(イソダンツウ)の生育も可能となっていた.緩傾斜護岸の日射の影響を低減させ,生物多様性を高めるためには,湿潤環境が保持できる隙間構造を適切に設けることが重要であることが示された....

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 環境DNAメタバーコーディングを用いた北日本の溜池における外来魚の影響評価

    小粥 淳史, 八柳 哲, 神戸 崇, 井上 頌子, 荒木 仁志 保全生態学研究 28 (2), 333-, 2023

    ...その結果、非計量多次元尺度法を用いた群集解析においてはオオクチバスの強い影響が示され、本種のDNAが検出された溜池では平均検出在来種数・Shannon-Wienerの多様度指数が共に約4割も減少するなど、在来群集構造を大きく改変している可能性が示された。...

    DOI

  • 緩和ケア病棟における質改善活動の実態と遺族調査におけるアウトカムとの関連

    田口 菜月, 升川 研人, 青山 真帆, 森田 達也, 木澤 義之, 恒藤 暁, 志真 泰夫, 宮下 光令 Palliative Care Research 18 (3), 193-200, 2023

    ...【結果】日本ホスピス緩和ケア協会の自施設評価共有プログラムへの参加,多職種カンファレンスの開催頻度・カンファレンス参加職種数が多い施設で全般的満足度やGDIが有意に高かった.遺族ケアを実施している施設で全般的満足度,CESが有意に高かった.遺族への電話を実施している施設でBGQが有意に低く,葬儀や通夜への参列を実施している施設でPHQ-9が有意に低かった....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献10件

  • 日本ワインブーム下の長野県における小規模ワイナリーの急増とその意義

    川久保 篤志 日本地理学会発表要旨集 2023a (0), 32-, 2023

    ...栽培品種については、創業時も現在もメルローとシャルドネが中心だが、28社の延べ品種数では創業時の12種から現在の24種へと多様化が進んでいる。ただし、生食兼用種は2種しかなく、専用種のブドウを原料としたこだわりのワインづくりを指向しているといえる。...

    DOI

  • 深層学習をもちいた鳴き声による鳥類の種判別システムの開発と今後の展望

    佐藤 匠, 前川 侑子, 芳賀 智宏, 牛込 祐司, 町村 尚, 松井 孝典, SATO Takumi, MAEGAWA Yuko, HAGA Chihiro, USHIGOME Yuji, MACHIMURA Takashi, MATSUI Takanori Bird Research 19 (0), A31-A50, 2023

    ...種数を増やすことが,日本の鳥類モニタリングをより発展させると考えられる.そこで本研究では,日本国内で利用可能,かつ複数種を識別可能な種判別システムを構築することを目的とした.本研究では,66種の鳥類を対象とし,Transformerベースの音声分類モデルであるAudio Spectrogram Transformerにより判別システムを構築し,その精度はOverall Accuracyが0.801,...

    DOI

  • 後期三畳紀カーニアン多雨事象におけるパンサラッサ海の海洋無酸素化と遠洋性生物応答

    冨松 由希, 野崎 達生, 尾上 哲治, 松本 廣直, 佐藤 峰南, 高谷 雄太郎, 木村 純一, 常 青, Rigo Manuel 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 162-, 2023

    ...海洋無酸素環境がパンサラッサ海遠洋域でも広く発達していたことが明らかとなった.また,化石層序の検討から,ユリアン末からユリアン/チュバリアン境界にかけて海洋無酸素環境の発達に伴い,深海に生息していたことが知られる<i>Gladigondolella</i>属を含めたユリアンに特徴的なコノドントの絶滅が起こっていたことが明らかとなった.一方で,放散虫はユリアン/チュバリアン境界を通じて,ユリアンにおいて産出する種数...

    DOI

  • (エントリー)美濃帯犬山地域のノーリアン/レーティアン境界(後期三畳紀)におけるコノドント・放散虫化石層序

    大島 温志, 尾上 哲治, 冨松 由希, Rigo Manuel 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 402-, 2023

    ...<p>後期三畳紀レーティアンは,中央大西洋火成岩岩石区(CAMP)における大規模火山活動が引き金となって発生した三畳紀末大量絶滅に先行して,段階的な生物の絶滅が起こった時代として知られている.後期三畳紀ノーリアン/レーティアン境界では,炭素同位体比の負異常に伴い,代表的な海生生物(例えば,放散虫やコノドント,アンモナイト)の絶滅および種数の減少が報告されてきた.このうち,炭素同位体比の負の異常は,当時...

    DOI

  • オサムシ科甲虫群集への針葉樹人工林の単木・群状保残伐および小面積皆伐の効果

    上田 明良, 伊東 宏樹, 佐藤 重穂 日本森林学会誌 104 (6), 309-320, 2022-12-01

    ...0.36 haの人工林を残した群状保残施業保残区内の森林性種捕獲数と種数は林分によって大きく異なり,明確な傾向はみられなかった。約1 haの皆伐区と6~8 haの皆伐区の間で森林性種捕獲数と種数に違いはなかった。以上から,単木保残施業には伐採インパクト軽減効果があるが,群状保残施業と小面積皆伐についてはさらに検討が必要と考えられた。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 研究データあり 参考文献33件

  • シカ生息下における暖温帯高齢人工林の間伐後4年間の下層植生変化からみた針広混交林化の可能性検証

    當山 啓介, 久本 洋子, 三次 充和, 広嶋 卓也 日本緑化工学会誌 48 (2), 345-356, 2022-11-30

    ...</p><p>防鹿柵を設けた柵有区は木本種数,木本被度,多様度指数やシカ選好性樹種の樹高1.3 m以上個体数については,柵無区より高い傾向がみられた。伐出時の搬出路を区内に含む撹乱区は低撹乱区と比べて,1・2年目には木本種数が多かったが,木本被度の増加の程度がやや小さく,4年目では低撹乱区より有意に低かった。量的には低木であるイズセンリョウなどの少数の種が優占しており,多くの種は僅かであった。...

    DOI Web Site 参考文献7件

  • エビデンスから考える有機農業と生物多様性の関係

    片山 直樹 有機農業研究 14 (2), 11-14, 2022-11-30

    ...<p>水田の有機栽培が生物多様性保全に与える影響を検証するため,二種類の研究を行った.まず全国規模の野外調査では,延べ1000ほ場の水田において,植物,無脊椎動物,両生類,魚類および鳥類の種数または個体数を計測した.その結果,有機栽培では慣行栽培と比較して,多くの生物群の種数または個体数が多いことが明らかとなった.次に,水田の有機栽培と生物多様性の関係について,国内の文献を収集するためのシステマティックレビュー...

    DOI

  • ザ・ビッグデー : 探鳥バトル同行記

    K. ウォン 日経サイエンス 52 (11), 82-91, 2022-11

    ...1日24時間にできるだけ多くの種類の鳥を観察・記録してその種数を競い合う探鳥競技「ビッグデー」が米国各地で開かれている。米国北東部コネティカット州のチャンピオンチームは2018年に同州での最高記録を更新し193種を達成した。...

    PDF Web Site

  • 両生類の国際取引と日本のペット市場 ―TRAFFIC―

    北出 智美, 若尾 慶子, Drinkwater Eleanor, Outhwaite Willow 自然保護助成基金助成成果報告書 31 (0), 84-95, 2022-10-14

    ...存続が脅かされている可能性の高い種・分類群を特定した.米国の輸入記録では267種の非掲載種が特定され,輸入個体数の29%が野生由来,10%が個体数の減少している種であることが明らかになった.日本については,両生類の輸入が近年増加傾向にある中,市場調査で確認された230種(および25亜種)のうち81%が非掲載種,およそ4分の1が保全上の懸念があること(CR/EN/VU/NT)が分かり,亜種も含めた総種数...

    DOI

  • 種数0サーフェスのヤコビアンフリーな変形シミュレーション

    吉良 俊亮, 中山 雅紀, 藤代 一成 芸術科学会論文誌 21 (3), 146-156, 2022-09-30

    ...られているが,この手法は二次元平面上に適用することを想定しているため,テクスチャ空間と実空間との間に非線形な関係が存在するオブジェクト表面に適用すると,ヤコビ行列を用いた座標変換による歪みを変形に生じさせてしまう.そこで,本論文では,射影によりテクスチャに格納した実空間座標を用いて計算することで,テクスチャ空間と実空間との間の歪みを解消した,変位マッピングによるヤコビアンフリーな変形シミュレーションを,種数...

    DOI Web Site 参考文献13件

  • 漸進的球体パラメータ化における初期候補計算の改良

    金井 崇 精密工学会学術講演会講演論文集 2022A (0), 45-46, 2022-08-25

    ...<p>種数0のメッシュを球面上に写像する球体パラメータ化のうち,メッシュの連続的多重解像度表現を利用した漸進的球体パラメータ化により,大規模なメッシュの球体パラメータを高速に求めることが可能である.しかし,メッシュ形状によっては,計算に失敗するケースがあることが判明している.本研究では,そのような形状でも頑健に計算できるように初期パラメータ候補の計算を改良し,良好な結果を得たので報告する.</p>...

    DOI

  • 農業地域を流れる小河川の魚類相に対する人工構造物の影響

    荒木 友子, 藤岡 正博 保全生態学研究 27 (2), 221-, 2022-08-03

    ...調査当たりの種数と調査地点当たりの多様度指数は、小川でもっとも高く、宇治会川でもっとも低かった。調査地点の下流側直近に堰がある場合にはない場合と比べてオイカワ、タモロコ、ギバチ、モツゴの捕獲個体数および種数が少なく、その差は、特に固定堰との間で顕著であった。...

    DOI

  • 形質生態学によるトビムシ群集構造の解明

    菱  拓雄 Edaphologia 111 (0), 17-30, 2022-07-25

    ...形質ベースのアプローチは,土壌無脊椎動物と環境変量との間の機械的な関係を評価する上で強力なツールであ る.この総説は,トビムシの種の機能形質にしたがって,環境選択の過程について,特に優占種ごとの反応や機能群 との比較において説明している.トビムシは局所的な種数が高く,それぞれの種が異なる環境変数に反応している....

    DOI

  • 富山市山岳域自然調査報告(2021)

    藤田, 将人, 岩田, 朋文, 吉岡, 翼, 清水, 海渡, 太田, 道人 富山市科学博物館研究報告 = Bulletin of the Toyama Science Museum 46 61-65, 2022-07-01

    The geology, topology, fauna, and flora of the alpine and subalpine zone between Oritate and the Lake Kurobe in Toyama and Nagano Prefecture were researched. Plant fossils and sandstone from the …

    機関リポジトリ Web Site

  • ヒノキ人工林間伐時の下層植生の刈り払いが林床植生の発達に与える影響

    山岸 極, 伊藤 哲, 平田 令子 森林立地 64 (1), 13-21, 2022-06-25

    ...その結果,林冠木の除去と下層刈り払いを組み合わせた通常の間伐処理区では,調査期間中の被度,種数,種多様度が他の処理区と比較して高かった。下層刈り払いのみの処理でも植生の発達が認められ,処理8年後の被度および種数は間伐のみの処理区よりも高くなった。一方,低木層を保残し間伐のみを行った処理区では調査期間中の被度や種多様度の変化は認められず,被度は調査期間を通して無処理区と差がなかった。...

    DOI Web Site

  • 火山遷移地におけるオオバヤシャブシの共生微生物群集

    石川 陽, 奈良 一秀 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 637-, 2022-05-30

    ...一次遷移過程において、植生と同様に共生微生物群集も種数の増加や種組成の変化が見られることが知られているが、分類上大きく異なる外生菌根菌と窒素固定放線菌では植生発達にともなう群集動態が異なることが予想される。本研究では、火山遷移過程におけるオオバヤシャブシの外生菌根菌および窒素固定放線菌を調査し、植生発達にともなう群集動態を比較した。...

    DOI

  • 針葉樹人工林の複層林化が鳥類の種多様性に与える影響

    西 鈴音, 平田 令子, 伊藤 哲 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 660-, 2022-05-30

    ...しかし、針葉樹人工林の施業タイプ(単層林と複層林)間で鳥類の個体数と種数に差はないという報告もあり、階層構造の影響は明確ではない。そこで本研究では複層林と単層林で鳥類種多様性を比較し、複層林における階層構造の複雑化が鳥類種多様性に影響を与えるか検証することを目的とした。調査は2021年(~2022年)の鳥類の繁殖期と越冬期に宮崎大学田野演習林で行った。...

    DOI

  • 大雪山における登山道侵食防止マットの施工による実生の定着への影響

    陳 絵, 愛甲 哲也 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 243-, 2022-05-30

    ...施工場所で、出現種数、個体数は施工されていない場所より多く、実生のサイズは大きかった。ロール状施工が行われた場所で実生のサイズがより大きく、直敷施工が行われた場所で実生の個体数がより多い傾向があった。また、調査期間中に大雨や強風などによる実生の流出が確認された。これらの結果より、施工方法の違いによる実生の定着効果を考慮した侵食防止マット施工を適用する必要があると考えられる。</p>...

    DOI

  • 失われゆく食用野生植物に関する地域知と継承意欲:福島県只見町を事例に

    古川 拓哉, 小柳 知代, 松浦 俊也, 小山 明日香 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 246-, 2022-05-30

    ...知識の量(回答者が知っている種数)と年齢には有意な正の相関があり、家族の知識量は子どもと教職員よりも有意に多かった。祖父母との同居、山菜の採取・摂食頻度も知識の量と有意な相関があったが、幼少期の自然体験は大人の知識量と相関を示さなかった。多くの教職員が山菜に関する教育プログラムの開発に高い関心を示したが、教職員の知識の少なさを補うには、地域の年長者の協力と参加が重要と考えられた。</p>...

    DOI

  • 国内希少野生動植物種における保全遺伝学研究の基盤としての遺伝情報

    中濵 直之, 安藤 温子, 吉川 夏彦, 井鷺 裕司 保全生態学研究 27 (1), n/a-, 2022-04-28

    ...維管束植物においては学術論文数が多かった一方で、指定種数が多いこともあり、種数に対する割合は低かった。 また、近年のハイスループットシーケンシングの隆盛とともにゲノムレベルの手法も使用されるようになり、より安価で大量の遺伝情報を得ることができるようになった。本総説ではこれまでに実施されてきた研究手法について概説するとともに、今後期待される展望についても議論する。</p>...

    DOI Web Site

  • シカの採食影響に対する尾瀬ヶ原の湿原植物群落の脆弱性評価

    吉川 正人, 星野 義延, 大橋 春香, 大志万 菜々子, 長野 祈星 低温科学 80 491-505, 2022-03-31

    ...,構成種の種特性や食痕の確認頻度から,シカの採食圧に対する脆弱性の評価を行った.低層湿原や低木林・河畔林の群落は,シカの採食影響を受けやすい中・大型の広葉草本または低木を多く含み,食痕の確認頻度が高かったのもこれらの生活形をもつ種であった.このことは,低層湿原や低木林・河畔林で過去との種組成の違いが大きいという,既発表研究の結果と合致していた.また,構成種の積算優占度が大きい群落ほど食痕がみられた種数...

    DOI HANDLE Web Site

  • 葉の形状特徴を用いた樹種判別におけるサンプルサイズと判別精度

    美濃羽 靖, 中西 白 森林計画学会誌 55 (2), 61-75, 2022-03-20

    ...樹種数が少ないと判別精度は高いが,樹種数の増加に伴い判別精度が低下した。サンプルサイズが少ないと判別精度は低いが,サンプルサイズが増加しても必ずしも判別精度が向上するわけではなく,また,その傾向は機械学習モデルの違いに関わらず同じであった。サンプルサイズの推定結果より,各形状特徴量ともにサンプルサイズを大きくする必要があると考えられた。</p>...

    DOI Web Site 参考文献11件

  • 奄美大島の高海抜地に成立するスギ人工林と天然生林の種多様性の比較

    畠中, 雅之, 片野田, 逸朗 鹿児島県森林技術総合センター研究報告 = Bulletin of the Kagoshima Prefectural Forestry Technology Center (23) 23-30, 2022-03

    ...これら5つの植生型は微地形との結びつきが強く,各微地形におけるスギ人工林の植生型は,その微地形に成立していた天然生林の植生型と比較して種群構成や林分構造,出現種数や多様度指数(H’)が単純化あるいは低下することはなく,種多様性が減少するような傾向はみられなかった。また,絶滅危惧種はいずれの植生型でも出現種数が少なく,その生育環境としての役割を比較・評価できなかった。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 葉の形状特徴を用いた樹種判別におけるサンプルサイズと判別精度

    美濃羽, 靖, 中西, 白 森林計画学会誌 = Japanese journal of forest planning 55 (2), 61-75, 2022-03

    ...樹種数が少ないと判別精度は高いが,樹種数の増加に伴い判別精度が低下した。サンプルサイズが少ないと判別精度は低いが,サンプルサイズが増加しても必ずしも判別精度が向上するわけではなく,また,その傾向は機械学習モデルの違いに関わらず同じであった。サンプルサイズの推定結果より,各形状特徴量ともにサンプルサイズを大きくする必要があると考えられた。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • コロナワクチン摂取予約のマッチング

    青木, 祐磨, 真鍋, 義文 第84回全国大会講演論文集 2022 (1), 523-524, 2022-02-17

    ...優先度が設定されている各接種希望者が複数の希望日を持つ場合に、1回の配布で届く1170人分のワクチンを決められた日数で接種するときに、ワクチン廃棄をなくすため1日の接種数を6の倍数にする条件のもと、毎日の接種数がほぼ一定で優先度が高い人への接種が多くする、各接種希望者の接種日決定のマッチングアルゴリズムを示す。最小費用流を求めるアルゴリズムの利用により、効率的に解くことができることを示す。...

    情報処理学会

  • 阿蘇山の半自然草原における斜面崩壊が植生に与える影響

    手代木 功基, 齋藤 仁, 内山 庄一郎 日本地理学会発表要旨集 2022a (0), 80-, 2022

    ...</p><p> 出現種数をみると,崩壊地内部の方が崩壊の発生していない場所よりも多いという結果が得られた.また,ススキの優占度が高いほどコドラート当たりの種数が減少する傾向もみられ,崩壊にともなって種の多様性が変化することが明らかになった....

    DOI

  • 病院に所属する専門看護師・認定看護師による在宅看護を支援する活動の実態と要因

    芥田 ゆみ, 池崎 澄江, 北池 正 日本看護管理学会誌 26 (1), 21-31, 2022

    ...</p><p><b>結果:</b>回収率60.4%,有効回答数130件(有効回答率60.2%).患者宅での直接ケアの実施は25.4%と低く,相談は76.9%と最も多かった.分野別では,皮膚・排泄ケア認定看護師の実践割合が高かった(直接ケア45.8%~相談95.8%).全カテゴリに有意に関連していたのは,病院外でネットワークのある職種数(OR:1.29~1.87)だった.直接ケアと教育研究には共通して...

    DOI 医中誌

  • 海底下堆積物の微生物多様性

    星野 辰彦 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 98-, 2022

    ...さらに、DNA分析によって明らかとなった微生物種数とサンプリングサイズの関係を生態学で用いられている種数-面積関係にフィッティングし、全地球上の海底下堆積物に存在する微生物種数を推定した。その結果、極低エネルギーフラックスの海底下堆積物においても、表層土壌や海水と匹敵する多様な微生物種の存在が明らかとなった。</p>...

    DOI

  • RAPD分析を用いた日本のトウガラシ(<i>Capsicum annuum</i>)在来品種の類縁関係の解析

    松島 憲一, 伊藤 卓也, 北村 和也, 根本 和洋, 南 峰夫 園芸学研究 21 (4), 391-399, 2022

    ...類縁関係を解析した.その結果に基づくUPGMA法による系統樹ではI~Vの5つのクラスターに分類することができ,そのうちのクラスターIVは2つのサブクラスターに分けることができた.クラスターIおよびIIは京都の伏見系4品種と石川県の ‘剣崎なんばん’,クラスターIIIは上向き着果の香辛料用品種,クラスターIVのサブクラスターIV-aは観賞用開発良品種および果実色に特徴を有する品種で構成されたが,最大の品種数...

    DOI Web Site 参考文献17件

  • RGB 画像からの深層学習を用いた圃場における優勢状態植物の検出方法

    井出 春佳, 青竹 峻太郎, 小方 博之, 大谷 淳, 大谷 拓也, 高西 淳夫, 舩橋 真俊 画像電子学会研究会講演予稿 21.03 (0), 186-192, 2022

    ...を,VGG16 を用いて推定する.植物種数が“2 種類以下”と推測された分割小領域の数の合計が閾値を超えた場合,原画像は優勢状態の候補と判断する.優勢状態の候補とされた場合,“2 種類以下”と推測された分割小領域間でAKAZE 特徴量を用いて類似度を求め,それらが類似している場合は,同じ植物が繁茂しているとみなして優勢状態と判定する.本手法によって優勢状態の推定では高精度の結果を得ることができ,有効性...

    DOI

  • 和歌山県の中部中新統田辺層群から産出したブンブク目化石

    小原 正顕 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 96-, 2022

    ...<p>ブンブク目はウニ類の中でも最大の種数を誇るグループであり,その生息場所は多岐に富む.また,岩礁域ではなく砂泥底に生息する種が多いことから,正形ウニと比較すると化石として保存されやすく,年代や生息環境ごとの優占種の変遷といった研究が可能である.しかしながら,その同定には生殖孔の数や殻表面の各種帯線を確認する必要があり,圧縮変形や母岩の固結度の上昇(殻表面の観察が困難になる)の影響が強くなる前~中期中新世...

    DOI

  • M県F地区における深み工による魚類保全効果の検討

    皆川 明子, 鈴木 啓介, 川邊 渓一朗, 江藤 美緒 農業農村工学会誌 90 (8), 583-586,a1, 2022

    ...<p>土地改良事業時に農業排水路に深み工が施工された地区を対象に,深み工のある3本の排水路と生態系配慮施設のない排水路1本において,魚類の種数およびミナミメダカとドジョウの生息数を比較した。その結果,農業排水路に施工される深み工は,魚類の越冬場として機能し得ること,水深が大きい方が有効であることを確認できた。...

    DOI

  • 小規模湿原の再生とその効果検証―岡山県真庭市の津黒高原湿原における地域づくりと関連付けた自然再生の事例研究―

    小川 大介, 髙木 康平, 日笠 佑甫, 日置 佳之 景観生態学 27 (1-2), 15-35, 2022

    ...を図るための止水域の造成,を主な内容とする湿原再生計画を立案した.この計画は2014年に実施に移された.再生事業で伐採された樹木は近隣の温泉施設で加温用熱源として利用され,また,自然再生士研修会を兼ねた作業により事業が推進された.2015年には,2013年と同内容の調査を行い,施工前後のデータが比較された.その結果,光環境の劇的な改善と,地下水位と水質の一定の改善が認められた.また,湿生草本植物の種数...

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 山口市J地区におけるビオトープによる生物多様性保全効果の検討

    中田 和義, 三田 康祐, 中西 毅 農業農村工学会誌 90 (8), 587-590,a2, 2022

    ...また,ビオトープの維持管理強度の指標として「年間当たりの草刈り回数」に着目し,採捕された生物データとの相関関係を解析したところ,草刈りの回数が多いほどコウチュウ類の種数や個体数の増加に寄与することを示した。</p>...

    DOI

  • ダム湖内魚類相を効率的に捉えるための環境DNA調査方法に関する検討

    村岡 敬子, 天羽 淳, 菅野 一輝, 篠原 隆佑, 中村 圭吾 河川技術論文集 28 (0), 211-216, 2022

    ...<p>河川水辺の国勢調査(以降水国調査)への環境DNA(以降eDNA)実装に向け,ダム湖内の魚類相を捉えるための最適な採水方法を検討するため,ダム湖の水国調査地区である流入部と湖岸部,水質調査地点である湖心部を比較した.流入部と湖岸部では,水国捕獲種数・個体数ともに流入部のほうが高かった.湖岸部におけるeDNAによる検出状況では,湖岸部のみで捕獲された種は,湖岸部・流入部双方で捕獲された種よりも有意...

    DOI

  • ニホンザルの種子散布特性の地域間比較

    辻 大和, 石塚 真太郎, 海老原 寛, 立脇 隆文, 清野 紘典 霊長類研究 Supplement 38 (0), 41-, 2022

    ...いっぽう種子サイズ、糞当たりの種数、および種子の健全率は生息地全体で安定しており、これはサルが一度に処理する食物量の制限に起因すると考えられた。</p>...

    DOI

  • 博多湾窪地修復事業モニタリング調査への環境DNA導入による生態系調査法の検討

    清野 聡子, 阿野 貴史, 長山 達哉, 杉村 佳寿, 會津 光博, 蔵森 光輝, 鵜木(加藤) 陽子 土木学会論文集B3(海洋開発) 78 (2), I_709-I_714, 2022

    ...> 博多湾では沿岸開発時の土砂確保のために海底掘削が行われた.その跡が深掘のピット状に残り,貧酸素水塊の発生源になる問題が生じたため,埋め戻しによる環境修復事業が行われている.底生生物相の回復のモニタリングとして水質観測の他に底生生物採取が行われてきたが,直上の水塊も含む生態系の回復の評価が困難であった.環境DNAメタバーコーディング調査により,小型魚や遊泳性を含む魚類相の情報や,従来法よりも多い種数...

    DOI Web Site 参考文献11件

  • 地盤変動を考慮した沿岸域の海面水位上昇量の分析方法

    野村 明弘, 石川 浩希, 佐藤 典之, 早川 哲也, 岩﨑 慎介, 大塚 淳一, 森 信人, 渡部 靖憲 土木学会論文集B3(海洋開発) 78 (2), I_487-I_492, 2022

    ...<p> 気候変動による海面水位の上昇に対して沿岸域の適応策を検討するためには,各種数値モデルにより将来予測を行う必要がある一方,その地域的変化の妥当性は潮位観測記録によって確認される必要がある.しかし,テクトニクス等により潮位計の設置地盤が海面水位と同程度あるいはそれ以上に変動する場合があり,海面上昇の評価にあたって地盤変動の影響を適切に考慮する必要がある.本研究では地盤変動の影響を大きく受けている...

    DOI Web Site

  • 都市緑地における草本植物の種多様性-大阪府立大学中百舌鳥キャンパスの事例

    中山 祐一郎, 金岡 琴美 草と緑 14 (0), 12-29, 2022

    ...なる緑地が集まって構成されており,種数は土壌環境によって異なり,pH,可給態リン酸,硬度,水分量が高いほど種数は少なく,全窒素と全炭素が多いほど種数は多いという関係が示された.また, NMDSによって,春の種組成には土壌の硬度,pH,全炭素および相対照度が関係し,夏では加えて全窒素が関係していることが示された.キャンパス緑地は大きく3つの植生グループに分類された.植生グループ1は樹木密度の高い緑地で...

    DOI

  • 環境DNA定量メタバーコーディング法を用いた流域網羅的な魚類多様性評価

    滝山 路人, 赤松 良久, 宮園 誠二, 中尾 遼平, 今村 史子, 加藤 靖広 土木学会論文集B1(水工学) 78 (2), I_835-I_840, 2022

    ...した.その結果,自然度の高い高津川では,魚類のα多様性が高梁川よりも高い傾向にあり,本流の下流地点で魚類多様性の高い河川区間が相対的に多くみられた.対照的に,高梁川のα多様性の空間パターンは,高津川と異なり支流内に多様性が高い河川区間がみられた.また,β多様性については,高津川の方が流程に沿った魚類構成の空間的な多様性が高梁川よりも相対的に高いことが示唆された.最後に,γ多様性については,高梁川の種数...

    DOI Web Site 参考文献10件

  • 放棄棚田法面のヒガンバナ群生地化による半自然草地保全に関する研究

    大澤 啓志, 河原 菜月 棚田学会誌 23 (0), 2-18, 2022

    ...さらに細分し四群を得て比較した結果、ヒガンバナの冬期の被度が最も高い地点群は、他の三群に対し種数が有意に低く、帰化植物率は有意に高く、一年草の割合も高かった。ヒガンバナの冬期の被度が最も低い地点群は、有意ではないが種数が最も多く、アキカラマツの被度も高まることで良好な半自然草地の種組成となっていた。このように、ヒガンバナの過密な生育は、植物の種数を低下させることも示された。...

    DOI

  • 栃木県N川地区の長期モニタリング調査からみる水域ネットワークの役割

    守山 拓弥, 水谷 正一, 早川 拓真 農業農村工学会誌 90 (8), 575-578,a1, 2022

    ...とくに,水枯れに伴い種数の減少が生じるが,水域ネットワークを介した魚類の移入によりその後回復する可能性がうかがえた。一方,モニタリング時期の後半になると,外来種であるカワムツやカラドジョウが優占的な地位を占めるようになるなど,水域ネットワークにより外来種が侵入する可能性についても明らかとなった。</p>...

    DOI

  • 瀬戸内海屋代島における浅海魚類相の季節変化

    佐藤 初, 柴田 淳也, 坂井 陽一 広島大学総合博物館研究報告 13 9-19, 2021-12-25

    ...各調査月の記録種数は水温と正の相関を示し,冬場の低水温が出現を制限する大きな環境要因になっていることが示唆された。しかしながら,屋代島より北部に位置する倉橋島や鹿島など安芸灘エリアでは越冬しないとされていたアイゴ科アイゴSiganus fuscescensの越冬を示唆する観察結果が得られた。...

    DOI 機関リポジトリ

  • 広島大学東広島キャンパス構内の鳥類相(そのⅡ)

    新名 俊夫, 谷口 昌司, 岡崎 賢二, 塩路 恒生, 池田 誠慈, 谷口 範子, 新名 政子 広島大学総合博物館研究報告 13 137-158, 2021-12-25

    ...さらにキャンパス移転後に植生の遷移が進んだことで出現したと考えられる鳥類や種数の変化も明らかとなった。また広島県は,2018年7月に西日本豪雨による水害に見舞われ,2019-20年初冬は暖冬が続いたが,異常気象も野鳥の出現に影響を及ぼしているものと考えられた。...

    DOI 機関リポジトリ

  • 中小河川におけるコンクリート護岸の設置が魚類群集に及ぼす影響

    松寺 駿, 森 照貴, 肘井 直樹 応用生態工学 24 (2), 139-151, 2021-12-10

    ...環境が異なる河川区間において比較することで検証を行った.揖斐川または長良川の中流および下流部に流入する中小河川において,両岸とも流水がコンクリート護岸に接する区間(CC タイプ)と,護岸の有無に関わらず,両岸ともに流水が堆積した土砂に沿って流れる区間(SS タイプ),さらにコンクリート護岸と堆積土砂に片岸ずつ接する区間(CS タイプ)の3つを各調査河川において1つずつ選定し,調査を行った.遊泳魚の種数...

    DOI Web Site 参考文献21件

  • 銭函海岸風力発電所建設が生態系に与えた影響の事後評価

    露崎 史朗, 先崎 理之, 和田 直也, 松島 肇 保全生態学研究 26 (2), n/a-, 2021-10-31

    ...(1)改変面積 5.5 haのうちヤードが 61%を占め、作業道路法面には侵食が認められ、(2)風発は海岸線にほぼ並行して建設されたため、内陸側の低木を交えた草原帯の範囲のみが著しい影響を受け、(3)風発建設時に作られた作業道路・ヤード上には外来植物種、特にオニハマダイコンの定着が著しく、(4)鳥類は、種数・個体数が低下し群集組成が単純化していた。</p>...

    DOI

  • 沖縄諸島瀬長島のハムシ相

    重藤, 裕彬, Shigetoh, Hiroaki Fauna Ryukyuana 62 43-53, 2021-10-25

    ...今回, 筆者は瀬長島におけるハムシ相について, 野外調査および文献調査を行い, 再開発前後のハムシ相の変化について考察した. 2018–2020年に実施した野外調査の結果, 瀬長島から未記録種8種を含む15種のハムシ類が確認され, これまでの記録と合わせると同島におけるハムシ類の種数は28種となった....

    機関リポジトリ HANDLE

  • 世界自然遺産候補地奄美大島の森林における植物の種多様性と伐採履歴および微地形との関係 ―鹿児島大学薩南諸島森林生態研究グループ―

    川西 基博, 酒匂 春陽, 相場 慎一郎, 藤田 志歩, 鵜川 信, 榮村 奈緒子, 田金 秀一郎, 宮本 旬子 自然保護助成基金助成成果報告書 30 (0), 6-24, 2021-09-30

    ...に,伐採履歴および微地形と種多様性との関係を把握することを目的として調査を行った.その結果,尾根に近い上部斜面域と,深い谷に面した下部斜面域では照葉樹林の構成種に共通性が見られるものの,明瞭に分布パターンが異なる種があることが明らかになった.特に,シダ植物やラン科植物などの地生草本は下部斜面域に分布する種が多く,非伐採地を中心に絶滅危惧種を多く含む着生植物の生育地となっていた.さらに,地点数-累積種数関係...

    DOI

  • 欧州グリーンディールは共通農業政策(CAP)を変えるか

    平澤 明彦 農業経済研究 93 (2), 172-184, 2021-09-25

    ...<p>欧州グリーンディール(EGD)およびその分野別戦略がCAP改革に及ぼすであろう影響を検討した.EGDの大規模な展開はほぼ確実であるが,財源調達や成長の実現などは不確実である.EGDは生物多様性など環境対策の手段としてCAPを重視し,財政面でも依存している.各種数値目標にはCAPと環境規制を組み合わせて対処する.次期CAP改革案はEGDに対応する独自の環境・気候対策を備えているが,その実現には改革案...

    DOI Web Site

  • 里山型都市公園における管理強度と変形菌相の関係

    大澤 啓志, 笠原 健瑚 日本緑化工学会誌 47 (1), 137-140, 2021-08-31

    ...変形菌は計52種361個体が確認され,リター変形菌は種数で4%,個体数で2%に止まり,大半が死木変形菌であった。定常的な管理が行われる樹林では種数・個体数・多様度指数が低い値であり,これは管理圧の増加に伴う木質基質自体の少なさが反映したためと考えられた。粗放的管理の樹林では,朽木や倒木等の残存量の多さが変形菌の発生に正に寄与していた。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献3件

  • 大分自動車道の盛土のり面樹林における管理計画の評価

    川原田 圭介, 包清 博之 日本緑化工学会誌 47 (1), 9-14, 2021-08-31

    ...その結果,出現種数は林縁環境に類似した状態を維持した。目標樹高を設定し高伐を行った樹林において,第3階層は植栽種主体の階層構造が維持され,間伐率の高い場所で侵入種の優占度が高まった。第4階層では,剪定の強度が強いほど,明るい林床を好む植物種が優占した。</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献3件

  • 武蔵野台地コナラ二次林の伐採、下刈り・落葉掻き、常緑樹の除伐が植物と昆虫の種構成と機能群構成に与える影響

    矢口 瞳, 星野 義延 保全生態学研究 26 (2), n/a-, 2021-08-31

    ...また PFG種数と IFG種数を統合し、 RDAによる調査区と機能群の序列を得た。植物の種と機能群は落葉掻きや下刈りなどによる土壌硬度や堆積落葉枚数の変化と関連がみられ、昆虫の種と機能群は伐採や常緑樹の除伐による樹冠開空度の変化と関連がみられた。植物機能群は伐採と下刈り・落葉掻きによりコナラ二次林に典型的な草本種を含む機能群の種数が増加し、管理放棄により常緑植物を含む機能群の種数が増加した。...

    DOI

  • 水生植物生育場所としてのゴルフ場池の可能性

    中村 和久, 河内 香織 応用生態工学 24 (1), 51-59, 2021-07-28

    ...を調査した.また,池の構造や周囲の環境,管理方法によって出現した水生植物種数の説明を試みた.ヒアリングの結果から,人為的な動植物の持ち込みは確認されなかった.調整池で観察された水生植物の種数は平均 2.5 種であり,先行研究においてため池で観察された種数(2.35 種)に劣らなかった.水深が浅いほど抽水植物の出現種数は多かった.これは抽水植物の出現に適した水深が保たれているためであると考えられた.DO...

    DOI Web Site Web Site 参考文献11件

  • 富山市山岳域自然調査報告(2020)

    藤田, 将人, 増渕, 佳子, 岩田, 朋文, 清水, 海渡, 太田, 道人 富山市科学博物館研究報告 = Bulletin of the Toyama Science Museum 45 47-53, 2021-07-01

    The geology, topology, fauna, and flora of the alpine and subalpine zone between Oritate and Sugoroku-dake in Toyama, Gifu and Nagano Prefecture were researched. Plant fossils from the Tetori Group …

    機関リポジトリ Web Site

  • 新島(燃島)の後期更新世末期-完新世の石灰質微化石群集と鹿児島湾奥の古環境復元

    前浜 悠太, 鹿野 和彦, 大木 公彦, 入月 俊明, 林 広樹 地質学雑誌 127 (6), 363-376, 2021-06-15

    ...<p>鹿児島湾奥の新島に露出する姶良カルデラ底下の堆積物から底生有孔虫と浮遊性有孔虫,貝形虫の化石が産出することを見出し,それらの群集を分析した結果,以下の点が明らかになった.姶良カルデラは,当初,淡水に満たされていたが,1万3千年前以前に暖流が流入して深さ100 mを超える還元的で閉鎖的な海域となった.しかし,その後,微化石の種数と産出頻度は著しく低下する.その原因の1つとして姶良カルデラ北東部の...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献25件

  • 皆伐地の食痕によるシカ出現頻度の推定

    大谷 達也, 米田 令仁, 野宮 治人 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 233-, 2021-05-24

    ...シカの痕跡としてフン、足跡、シカ道、樹皮剥ぎ、および下草に残る食痕を記録したものの、食痕のある植物種数のみでシカの出現頻度をもっともよく再現できることがわかった。すなわち、皆伐地外周部の3ヶ所に設定した長さ50m幅2mの調査区を長さ5mずつに区切り、区画ごとに食痕がなければ0点、1種あれば1点、2から4種で2点、5種以上で3点を与え、全区画の平均値によってシカの出現頻度を推定できた。...

    DOI

  • 高山植生の復元における登山道侵食防止マットの施工効果

    愛甲 哲也, 佐々木 芙美 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 29-, 2021-05-24

    ...施工箇所のベルト状の調査区に50cm方形枠を設置し,植被率,各植物の被度,出現種数,実生個体の個体数と個体サイズ,傾斜角度を計測した。非施工箇所でも同様の調査を行った。</p><p> 裾合平と雲ノ平では,マット施工区の植被率が非施工区より有意に高かった。マット施工区における優占種は,裾合平ではチングルマ,雲ノ平はイワブクロ,南沼はガンコウランであった。...

    DOI

  • オオタカ繁殖地は木本植物多様性の指標になる:都市生態系における実証研究

    夏川 遼生, 湯浅 拓輝, 小室 静子 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 578-, 2021-05-24

    ...,その保全に配慮した都市計画が不可欠である.ただし,生物多様性保全は資源集約的であるため,限定的な時間,人的資源の下で実用的な保全策を計画する必要がある.この問題の解決策の一つは,指標種を使用して包括的な生物相調査を簡略化することである.ここでは,神奈川県の都市域で,木本植物多様性の指標としてのオオタカの実用性を検証した.2020年に各30箇所のオオタカ繁殖地/非繁殖地から500m圏内の木本植物の種数...

    DOI

  • 花粉DNAメタバーコーディングによるシカ食害下の送粉ネットワークの解明

    吉田 拓矢, 平尾 聡秀 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 450-, 2021-05-24

    ...メタバーコーディングの結果、個体あたりの訪花種数がオオマルハナバチでは多いのに対し、コハナバチ類では少ないことが示された。本発表では、送粉ネットワークのネスト性やモジュール性、広食性の度合いについても示し、下層植生と木本植物間での送粉者の共有について考察する。</p>...

    DOI

  • 北海道の人工林の鳥類群集:気候と季節によって異なる林齢と混交率の影響

    河村 和洋, 山浦 悠一, 中村 太士 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 576-, 2021-05-24

    ...繁殖期の広葉樹林性種への林分要因の影響は全道で一貫しており、個体数・種数は林齢の増加に伴って増加し、混交率の増加に伴い25-50%までは増加したが、それ以上ではほとんど変わらなかった。一方で、越冬期の広葉樹林性種では、気候が厳しい地域ほど、林齢の正の影響が弱く、広葉樹割合の正の影響が強くなった。...

    DOI

  • 幼齢混交植栽人工林と物質生産機能 -樹木多様性実験の結果から-

    齋藤 大, Friderike Beyer, Grégoire T. Freschet, Paula Glenz, 河野 翔, Rabin K C, Surya Prasad Mainali, Charles Nock, Michael Scherer-Lorenzen, 山崎 瑛司, Jürgen Bauhus 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 86-, 2021-05-24

    ...その結果,群集レベルのバイオマス量について,葉を除き,すべての器官において過剰収量が見られたが,種数(2種か4種)と施肥処理が過剰収量の増減に与える効果は確認されなかった。本発表では,確認された過剰収量のメカニズムを相補性効果と選択効果の観点から考察する。</p>...

    DOI

  • 森林限界北上に寄与する菌根菌種の特定

    宮本 裕美子, Maximov Trofim C., 杉本 敦子 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 147-, 2021-05-24

    ...ツンドラ帯ではカラマツと適合する菌種数およびその出現頻度が低いことが明らかとなった。</p>...

    DOI

  • 奥多摩地域の二次林における木本性つる植物の群集構造と分布特性

    仲田 郁実, 森 英樹, 上原 巌 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 446-, 2021-05-24

    ...樹木群集と比較すると、つる植物群集では相対的に動物散布型種が多く、森林植物種数や餌資源の多様度への貢献が予想された。空間分布については説明変数にホスト樹木、地形および攪乱の指標を選択し、各々の影響の有無について解析した。本発表では、その結果を報告する。</p>...

    DOI

  • 都市緑地における植栽種の由来による温度低減効果の比較:東京都心部における事例

    松永 香織, 大澤 剛士 保全生態学研究 26 (1), n/a-, 2021-04-20

    ...さらに現地調査結果を利用して放射温度と樹種の由来、種数、個体数、葉の特性との関係を検討したところ、同等の樹高、樹冠面積を持つ緑地であっても、構成樹種の由来によって温度低減効果が異なる可能性が示された。ただし、各種要因を統制したために統計的な比較を行うために十分なサンプルを得ることができず、樹種の由来による温度低減効果の違いについて議論を深めることはできなかった。...

    DOI Web Site

  • 宮崎演習林における樹木群集のα,β,γ多様度と標高との関係に地形が及ぼす影響

    明坂 将希, 榎木 勉, 鍜治 清弘, 山内 康平, 緒方 健人, 長 慶一郎, 田代 直明, 菱 拓雄 九州大学農学部演習林報告 102 23-30, 2021-03-22

    ...九州大学宮崎演習林における樹木群集の標高に沿った種多様性の変化パターンに及ぼす地形の影響を明らかにするため,125 個の植生調査プロットから50 個を抽出するランダムサンプリングを行い,地域全体で推定される種数(γ多様度),地域内における各地点の種数(α多様度)および地点間の多様性すなわち地点間での種の入れ替わりの程度を示すβ多様度(β = γ/α)の変化を標高及び地形傾度に沿って解析した。...

    DOI 日本農学文献記事索引 HANDLE ほか1件

  • 林相と斜度の異なる林分間では下層植生が土壌のトビムシ群集に与える影響が異なる

    菱 拓雄, 川上 えりか, 片山 歩美 九州大学農学部演習林報告 102 15-21, 2021-03-22

    ...調査地A, B それぞれの下層植生が繁茂している場所,下層植生がない場所において,トビムシ群集の個体数,種数,種多様性,形質平均値,形質の機能的多様性を比較した。機能形質には,土壌への適応性を示すスコアを用いた。トビムシ群集の個体数と種数は,調査地A の下層なし区で下層あり区よりも有意に減少し,調査地B では下層の有無による有意な変化はなかった。...

    DOI 日本農学文献記事索引 HANDLE ほか1件

  • 東京湾内湾に造成された砂浜海岸と泥質干潟の魚類相と多様性

    丸山, 啓太, 河野, 博, 竹山, 佳奈, 中瀬, 浩太 東京海洋大学研究報告 17 1-17, 2021-03-01

    ...2地点の底質には違いがみられたが、出現する種数や個体数、または生活史型や利用様式から魚類相はほぼ同様であった。本調査地点はハゼ科河口魚が優占し、またそれらのハゼ科河口魚には仔魚から成魚までの長期的な成育場を提供していることが明らかとなった。しかし、運河域の最奥に立地していることから、海水魚の出現は少なかった。...

    機関リポジトリ

  • 種数5の標準曲線の族とシチジーの退化(2)

    遊佐, 毅, Usa, Takeshi 兵庫県立大学大学院物質理学研究科・生命理学研究科研究報告 (31) 1-11, 2021-02-26

    ...その主張とは、P^4の種数5の標準曲線を全て含むヒルベルト・スキームの普遍族から誘導された滑らかな底アフィン曲線B上の平坦族が閉点b_0上の閉ファイバーとしてトリゴナル曲線を持つ時、ファイバーの第一シチジーの次数3の極小生成系を記述する O_B-加群{\mathscr{T}}^{1,1}_{3} は、点 b_0 における底曲線 B とトリゴナル曲線に対応する因子の滑らかな分岐との交わりの横断性を探知出来...

    機関リポジトリ

  • 北硫黄島の昆虫相とその特性

    KARUBE, Haruki, KISHIMOTO, Toshio, MORI, Hideaki, 苅部, 治紀, 岸本, 年郎, 森, 英章 小笠原研究 = Ogasawara research (47) 101-145, 2021-02

    ...過去の標本も再調査し、総種数は141種となった。91種が同島新記録(49種は火山列島初、うち8種は小笠原諸島初、南硫黄島固有とされていた種も含む)で、同島の記録種数が火山列島で最大となった。南硫黄島で欠如する陸水環境等の存在によりトンボ目などが生息する一方、海鳥の絶滅により、死体に依存する昆虫は乏しい。硫黄島と共通のハチの外来種が確認されており、硫黄島の外来種の影響を受けている可能性が示唆される。...

    機関リポジトリ HANDLE

  • 大阪湾の栄養塩低下と直立構造物の潮間帯付着生物の分布変化

    大谷, 壮介, 三好, 順也, 吉村, 直孝, 日下部, 敬之, 上月, 康則 土木学会論文集B2(海岸工学) 77 (1), 65-73, 2021

    ...本研究は大阪湾沿岸の付着生物の調査を実施し,栄養塩低下と付着生物の分布の関連性を明らかにするために検討を行った.具体的には13年前に実施した調査地点を中心に調査を行った結果,生物相に大きな変化はなかったが,春季の海藻の種数は湾奥において増加しており,ワカメやクロフジツボ等の付着生物は環境勾配の変化に従って,湾奥に分布域を拡大していた.長期間のモニタリングデータを用いて大阪湾沿岸の水質変化を検討した結果...

    機関リポジトリ

  • 鳥類における異物代謝遺伝子(シトクロムP450, グルクロン酸抱合酵素)の種差と進化

    川合 佑典 日本毒性学会学術年会 48.1 (0), S22-3-, 2021

    ...<p>鳥類は四肢動物の中で最も種数が多く、様々な生態系での位置を占めている。鳥類の異物代謝能を知ることは、家禽の管理だけでなく、環境汚染物質が野生鳥類に与える影響や希少種の投薬治療など生態系保全の観点からも重要である。しかし鳥類における異物代謝関連遺伝子とその代謝能についての知見は哺乳類と比較して少ない。...

    DOI

  • 兵庫県の棚田に分布する畦畔法面草原の種組成・種多様性と気候条件の関係

    江間 薫, 黒田 有寿茂, 石田 弘明 植生学会誌 38 (2), 161-173, 2021

    ...調査区(1 m<sup>2</sup>)あたりの在来種数と多年生草本種数はタイプB,タイプCよりもタイプAの方が有意に多かった.順位相関分析の結果,これらの種数と暖かさの指数,最深積雪の間にはやや強い有意な相関が認められた.このことから,群落単位間の在来種数と多年生草本種数の相違は気温と降雪量の違いを複合的に反映していること,また,気温と降雪量はこれらの種数に対してそれぞれ負の相関と正の相関があることが...

    DOI Web Site

  • 河畔林整備に対する流域住民の価値評価と選好の多様性

    古閑 あすか 水文・水資源学会研究発表会要旨集 34 (0), 326-, 2021

    ...治水能力と生き物の種数を比較すると、治水能力の向上に対しては流域住民の持つ平均的な限界支払意思額 (Marginal Willingness to Pay;以下、MWTP) は比較的高いが、選好のばらつきがみられ、生き物の種数の増加に関しては平均的なMWTPは比較的低いが、流域住民が比較的同程度の価値を感じていることが明らかになった。</p>...

    DOI

  • 環境DNA定量メタバーコーディングを用いた魚類相の量的および質的な日周変動の把握

    中尾 遼平, 赤松 良久, 齋藤 稔, 宮園 誠二, 稲葉 愛美 土木学会論文集B1(水工学) 77 (2), I_541-I_546, 2021

    ...<p> 魚類は河川生態系における主要な分類群のひとつであり,河川環境や河川生態系の健全性の指標として用いられることから,魚類の分布や多様性の情報は自然環境の健全性を考慮した河川管理における重要な知見となり得る.そこで本研究では,近年開発された環境DNA定量メタバーコディングを用いて,山口県佐波川における各魚類のDNA濃度の日周変動について定量的に評価した.その結果,検出される種数およびDNA濃度は,...

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 環境DNA定量メタバーコーディングによる河川支流の魚類群集に影響を与える環境要因の検討

    宮園 誠二, 児玉 貴央, 赤松 良久, 中尾 遼平, 辻 冴月, 宮平 秀明 土木学会論文集B1(水工学) 77 (2), I_547-I_552, 2021

    ...<p> 本研究では,環境DNA定量メタバーコーディングを用いて2020年9月の江の川土師ダム下流区間の16の支流における魚類の環境DNA濃度を算出し,支流間の魚類群集構造の違い,および魚類と環境要因との関係を解析した.その結果,用水路型の支流と自然河川型の支流との間に有意な魚類構成の違いがみられた.自然河川型の支流は用水路型の支流に比べ,魚種数が有意に高く,生息場に沈水植物を必要とする魚種や砂礫を好...

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 海洋堆積物に残存する環境DNAを用いた魚類相把握の試み

    白垣 友寛, 井上 拓, 福田 秀樹, 潮 雅之, 日下 美樹, 岡野 孝哉, 高巣 裕之 水環境学会誌 44 (4), 79-84, 2021

    ...震災後, 調査年が経つにつれて, 回遊性魚類のリード数および種数を底生魚類のそれが上回る結果が得られた。この結果は, 三陸沿岸域で行われた目視あるいは曳網による先行研究の観測結果と整合的であった。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献13件

  • 津軽海峡における海鳥の密度の季節変化

    倉沢 康大, 平田 和彦 Bird Research 17 (0), A31-A44, 2021

    ...p>津軽海峡における海鳥の密度とその季節変化を明らかにするために,2006-2010年に津軽海峡で,函館(北海道)と大間(青森県)を結ぶ旅客フェリーからの海上センサスを行なった.周年にわたる計151回の調査の結果,11科51種の海鳥が記録された.渡り途中のミズナギドリ科(ハシボソミズナギドリ,ハイイロミズナギドリ)やアカエリヒレアシシギが飛来する4-5月に海鳥の密度が最も高かった.11-12月には種数...

    DOI

  • 大阪湾の栄養塩低下と直立構造物の潮間帯付着生物の分布変化

    大谷 壮介, 三好 順也, 吉村 直孝, 日下部 敬之, 上月 康則 土木学会論文集B2(海岸工学) 77 (1), 65-73, 2021

    ...<p> 本研究は大阪湾沿岸の付着生物の調査を実施し,栄養塩低下と付着生物の分布の関連性を明らかにするために検討を行った.具体的には13年前に実施した調査地点を中心に調査を行った結果,生物相に大きな変化はなかったが,春季の海藻の種数は湾奥において増加しており,ワカメやクロフジツボ等の付着生物は環境勾配の変化に従って,湾奥に分布域を拡大していた.長期間のモニタリングデータを用いて大阪湾沿岸の水質変化を検討...

    DOI Web Site 参考文献13件

  • 温帯地域の天然広葉樹二次林とスギ人工林における有剣ハチ類群集

    牧野 俊一, 後藤 秀章, 岡部 貴美子, 井上 大成, 大河内 勇 森林総合研究所研究報告 20 (2), 121-128, 2021

    ...種数が最も多かったのはギングチバチ科で、クモバチ科がそれに次いだが、個体数ではクモバチ科がどの林分でも最も多かった。有剣ハチ類全体の種数と個体数は、広葉樹二次林系列、スギ人工林系列ともに林齢3~4年の林分で最多で、いずれにおいても林齢とともに減少した。有剣ハチ類の多くは若齢林分を好んで出現したが、より林齢の高い林分に偏って出現する種も見られた。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件

  • 氷床表面質量収支の実態とそのモデリングの試み: 2020年夏最新版

    庭野 匡思, 青木 輝夫, 橋本 明弘, 大島 長, 梶野 瑞王, 大沼 友貴彦, 藤田 耕史, 山口 悟, 島田 利元, 竹内 望, 津滝 俊, 本山 秀明, 石井 正好, 杉山 慎, 平沢 尚彦, 阿部 彩子 雪氷 83 (1), 27-50, 2021

    ...,氷床の広大さゆえに,その詳細な実態と背景にあるメカニズムには不明な点が多い.我々は,この問題を解決する(プロセスを理解しモデル化する)ために,特に2010 年代以降,現地観測と最先端の数値モデリングを駆使した挑戦を続けてきている.本総説では,表面質量収支に焦点を絞り,グリーンランド氷床と南極氷床の昨今の表面質量収支の実態をレビューする.続いて,表面質量収支を計算することが可能な世界各国の最新の各種数値...

    DOI Web Site Web Site 参考文献153件

  • 佐渡島の淡水魚類相:60年間の変遷の検証および最新魚種目録

    小関 右介 International Journal of Human Culture Studies 2021 (31), 62-67, 2021-01-01

    ...<p> 文献調査にもとづき,佐渡島の淡水魚類相の変遷を調べた.2012年の前回魚類相報告以降,本島の淡水魚類目録には2種の純淡水魚と1種の周縁性淡水魚が加わり,目録掲載種数は46種となった.魚類相の大きな特徴は,通し回遊魚,とくに両側回遊性ハゼ科魚類の種の多さであり,この特徴は過去60年間で大きく変化していなかった.しかし,人為的移入により,種全体に占める純淡水魚の割合がかつての4分の1から3分の1...

    DOI Web Site 参考文献8件

  • PMA-PCR法を用いた高温嫌気性消化汚泥の微生物群集構造の解明

    阿部 天磨, 佐藤 幹子, 矢口 淳一, 李 玉友, 久保田 健吾 土木学会論文集G(環境) 77 (7), III_103-III_109, 2021

    ...<p> 下水汚泥を処理する嫌気性消化汚泥の微生物群集構造解析において,初沈汚泥や余剰汚泥由来の残存死細胞のDNAが問題となる.本研究では,細胞膜の損傷を生死の判断基準とするpropidium monoazide (PMA)-PCR法を用いて,残存死細胞由来のDNAを除去し,高温嫌気性消化槽において生きている微生物の群集構造解析を行った.その結果,従来の抽出DNAを用いる解析では,微生物の種数や多様性...

    DOI Web Site 参考文献24件

  • 富山県の山地においてマレーズトラップで捕獲されたゴミムシ類

    山内 健生, 石谷 正宇 昆蟲.ニューシリーズ 23 (4), 132-138, 2020-12-25

    ...</p><p>4) ナガゴミムシ亜科は,すべての標高で捕獲され,標高664 mと標高1,120 mで種数が多かった.ゴモクムシ亜科は,標高330 mと標高664 mで種数が多かったが,標高1,120 mではまったく捕獲されなかった.アトキリゴミムシ亜科は,標高330 mではまったく捕獲されなかったが,標高1,120 mでは種数が多かった....

    DOI Web Site

  • 立命館大学びわこ・くさつキャンパス内に保全された鉱質土壌湿原の珪藻植生

    大塚 泰介, 北野 大輔 Diatom 36 (0), 1-12, 2020-12-25

    ...出現種数が最も多かった属は<i>Pinnularia</i>で20種,次いで<i>Eunotia</i>が12種であった。珪藻の属の組成は琵琶湖集水域の泥炭湿地のそれとよく似ていたが,種組成はかなり異なっていた。これまで強酸性水域からのみ報告されてきた<i>Pinnularia osoresanensis</i>など,琵琶湖集水域の他の湿地環境から知られていない珪藻がいくつか見つかった。</p>...

    DOI Web Site

  • ゲノム情報に支えられたより堅固な生命科学へ:軟骨魚のオプシンを題材として

    山口 和晃, 工樂 樹洋 比較生理生化学 37 (3), 170-179, 2020-12-01

    ...板鰓類は軟骨魚類の大部分を占め,約1,200種と種数では硬骨魚類に到底及ばないものの,約4億年という哺乳類や鳥類とは比べ物にならない長い時間をかけて地球上の生態系に定着した系統である。筆者らは,水族館との連携により試料を確保し,DNA シークエンスデータの取得および解析の全工程を最適化することにより,サメ3種の全ゲノム情報を読み取り,多面的な解析を行った。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献18件

  • 切土法面における木本植物による非面的吹付緑化工の効果

    小野 幸菜, 吉田 寛 日本緑化工学会誌 46 (2), 243-249, 2020-11-30

    ...その結果,生育基盤を横帯状に吹き付けして非面的に木本植物群落を形成した場合の自然侵入種数は,全面緑化を100とした相対比較で,積雪寒冷地239,温暖多雨地306となり,非面的吹付緑化工の自然侵入促進効果が確かめられた。また,生育基盤を非面的に吹き付けしても施工後の剥離等は認められず,全面緑化と同等の耐久性を有することが確かめられた。</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献6件

  • 2000年に噴火した有珠山の噴出物堆積地における大型菌類の発生消長

    小長谷 啓介, 宮本 敏澄, 玉井 裕, 矢島 崇 日本菌学会会報 61 (2), 81-90, 2020-11-01

    ...は,2004年に確認されていたナヨタケ科,モエギタケ科,キシメジ科の菌類が継続して発生しており,種数は年経過とともに緩やかに増加した.次年度に消失した菌種は,2004-2005年では2種,2005-2006年では1種と少なかったのに対して,新たに確認された菌種は2004-2005年では9種,2005-2006年では8種と多かった.噴出物堆積地では,埋没した植物遺体や更新稚樹を資源として利用する菌類が...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • カメラトラップで確認された山形大学農学部附属上名川演習林における哺乳類相

    渡部 凌我, 斎藤 昌幸, 江成 はるか, 江成 広斗 東北森林科学会誌 25 (2), 37-40, 2020-10-31

    ...ただし,2種類のカメラトラップ間では撮影された種数や割合が異なっており,カメラ設置場所や方法の違いが反映されている可能性が考えられた。本研究では山形県でも近年分布を広げているイノシシとニホンジカも撮影され, 今後これらの種の個体群の状況を確認していくことが重要だと考えられる。...

    DOI Web Site

  • 小児急性非穿孔性虫垂炎における腹水細菌培養陽性結果の予測因子と術後経過に及ぼす影響についての検討

    石本 健太, 村守 克己, 福田 篤久 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 56 (6), 914-920, 2020-10-20

    ...</p><p>【結果】腹水細菌培養陽性は15例,陰性は52例であった.年齢および性別,術前嘔吐と下痢の有無,術前有症状期間,術前WBC値,術前CRP値,虫垂径,糞石の有無,虫垂内容細菌培養検出菌種数,合併症数には2群間に差を認めなかった.一方,術後経過では,最高体温(中央値)は陽性例38.8°Cに対して陰性例38.1°C,術後有熱期間(中央値)は陽性例2.0日に対して陰性例1.5日,術後絶食期間(中央値...

    DOI Web Site 医中誌

  • 平成 29 年 7 月九州北部豪雨被災地域の潜在的な淡水魚類相の推定

    鬼倉 徳雄, 中島 淳 応用生態工学 23 (1), 171-183, 2020-09-28

    ...めた氾濫原性魚種が生息可能な河川であることに起因している.このような河川では直接被災した上流部だけでなく,下流部,そして,周囲の氾濫原水域にも配慮した整備が必要であると言える.河川性魚類に着目した場合,標高に対する応答曲線が 右下がり,凸型,右上がりと魚種ごとに様々であった.このことは,上流から下流まで,様々な種が生息し,流程に応じて魚類相が変化することを示している.それゆえ,河川性魚種の潜在的な種数...

    DOI HANDLE Web Site ほか1件 参考文献3件

  • 森山堤防開削が中海本庄水域の水質及び水生動物相へ与えた影響

    桑原 正樹, 桑原 弘道, 桑原 崇, 江角 敏明, 田林 雄, 神谷 宏, 管原 庄吾, 石飛 裕 陸水学雑誌 81 (3), 205-221, 2020-09-25

    ...定置網捕獲物に関しては,開削後に海産魚の種数が大きく増加したが,1網あたりの全捕獲量の有意な増加はなかった。魚介類別に見ると,マアジ及びタイワンガザミの有意な増加が確認された。これは森山堤防の開削によって日本海から本庄水域に進入しやすくなったためと考えられた。クロソイ及びマハゼの捕獲量は減少した。これらは底生生活を好むため,本庄水域の底層の貧酸素化の影響を受けたものと考えられた。</p>...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献2件 参考文献16件

  • 都市緑地における草本植生の特徴

    塩見 正衞, 小作 明則, 柴田 千晶, 紺野 由佳, 齋藤 義弘 システム農学 36 (2), 17-26, 2020-08-31

    ...出現種数は、森林由来植生で各約50種、野草植生の水田畦畔で約40種、草地で約20種であった。本調査の植生で、出現した植物種ごとの出現量と空間分布特性を、べき乗則に従って解析できることを確認した。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • グリーンインフラとしての屋敷林「居久根(いぐね)」の多面的機能性に関する研究

    入江, 彰昭, 原田, 佐貴, 内田, 均, 竹内, 将俊, Irie, Teruaki, Harada, Saki, Uchida, Hitoshi, Takeuchi, Masatoshi 東京農業大学農学集報 65 (1), 9-18, 2020-06-29

    ...その結果,居久根が含まれる農地で31種が確認され,地点当たりの確認種数は水田域内の農地よりも多く,居久根は樹林内や林縁を好む種の生息場所として機能していた。今日の大災害時代の我が国においてグリーンインフラとしての多面的機能性を有する居久根は,気候変動の緩和と適応や災害に対するレジリエンスをはじめ,屋敷林文化の価値,野生動物の生息場所の提供,故郷の風景の再生や愛郷心に大いに貢献できると考えられる。...

    機関リポジトリ 日本農学文献記事索引 Web Site

  • スギ・ヒノキ人工林を利用する確率の高い鳥類種の推定

    遠藤 幸子, 成瀬 真理生, 近藤 博史, 田村 淳 日本森林学会誌 102 (3), 147-156, 2020-06-01

    ...確認された種数およびその種組成は,スギ林とヒノキ林との間で有意な違いはみられなかった。確認された鳥類のうち留鳥10種と夏鳥2種を含む2目9科12種は,全ての山域で年を経ても繰り返し確認されており,これらはスギ・ヒノキ人工林を利用する確率の高い種であると示唆された。これら12種のうち11種は昆虫食であった。さらに,10種は樹上と樹洞に営巣する傾向があった。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献18件

  • 鹿児島県薩摩半島鹿児島湾側における陸産貝類の分布

    植木, 拓郎, 冨山, 清升 Nature of Kagoshima 46 403-414, 2020-05-31

    ...レッドデータブックに記載されている種についてのデータでは,南方神社が著しく高い値を示しており,陸産貝類の希少種が多く生息していることを示していた.それぞれの調査地点での類似度をもとに作成したデンドログラムはおおよそ採取地が近い者同士でグループ化がされていた.その中でも,宮坂神社が離れている場所であるのにもかかわらず,正一位稲荷大明神とグループ化されていることは,宮坂神社で採取された合計個体数と合計種数...

    HANDLE Web Site Web Site

  • 鹿児島県内のウミニナ類の分布と形態比較

    佐藤, 海, 冨山, 清升 Nature of Kagoshima 46 283-290, 2020-05-31

    ...鹿児島県に分布する軟体動物(貝類)の総種数は,非常におおざっぱな概算でも4,000 種を超えると言われており(行田,2003),陸産・淡水汽水産の軟体動物に限っても,少なくとも1,000種以上の種が生息していると推定される....

    HANDLE Web Site Web Site

  • 鹿児島県薩摩半島の東シナ海側における陸産貝類の分布

    牧本, 里穂, 冨山, 清升 Nature of Kagoshima 46 435-441, 2020-05-31

    ...調査の結果,鹿児島県日置市・南さつま市内の12 地点の調査の結果,中腹足目8 種,柄眼目13 種,足襞目1 種の合計22 種,個体数931 個体の陸産貝類が採集された.12 地点の内最も多くの種数が採集できた地点はC 千本楠であり,中腹足目4 種,足襞目7 種の合計11 種が採集された.最も少ない種数が採集された地点は,H 玉御前神社の中腹足目2 種であった....

    HANDLE Web Site Web Site

  • 人工林の生物多様性に植栽樹種が及ぼす影響:国内研究のメタ解析

    河村 和洋, 山浦 悠一, 中村 太士 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 208-, 2020-05-25

    ...そこで、国内研究の結果を収集し、メタ解析により各種人工林の生物多様性(個体数や種数)の違いを評価した。その結果、ヒノキ科(主にスギ)よりもマツ科(主にカラマツ)人工林の方が脊椎動物、無脊椎動物、植物の個体数や種数が高い傾向が示され、天然林に匹敵する分類群もあった。既存のマツ科人工林は、生息地として重要な役割を担っていると考えられる。...

    DOI

  • 温帯落葉広葉樹林における木本性つる植物の群集構造と個体数

    仲田 郁実, 上原 巌, 森 英樹 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 474-, 2020-05-25

    ...特につる植物の研究は個体数や種数が最も多い熱帯林に集中し、温帯林ではさらに知見が少ない。本研究は、東京都奥多摩に位置する東京農大奥多摩演習林内の冷温帯落葉広葉樹林において、つる植物の種組成や個体数とその分布を明らかにすることを目的とした。...

    DOI

  • 関東地方のヒメコマツ林における外生菌根菌の埋土胞子群集

    小泉 敬彦, 久本 洋子, 尾崎 煙雄 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 861-, 2020-05-25

    ...種数の豊富な系統群は、 /cenococcum(4種)および /suillus-rhizopogon(4種)であった。房総丘陵の3林分に共通して出現が認められた4種のうち、3種(<i>Cenococcum geophilum</i> 2種, <i>Rhizopogon</i> 1種)は内陸の林分では出現が認められなかった。...

    DOI

  • 北極圏森林境界の菌根宿主選択性

    宮本 裕美子, Maximov Trofim C, 杉本 敦子 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 862-, 2020-05-25

    ...本調査地で確認された種数の約25%はカラマツおよび低木類に共通していた。よって、ツンドラ帯にはカラマツに適合する菌種が存在するがその出現頻度は低く、カラマツの定着には宿主特異的な菌種の存在が重要であると考えられる。</p>...

    DOI

  • 樹液に誘引される昆虫群集の樹林間比較

    吉田 智弘, 井出 征一郎 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 209-, 2020-05-25

    ...昆虫の種数・全個体数ともに樹液滲出表面積と相関はみられなかったが、樹木あたりの樹液数と正の相関があることが示された。また、樹林間で群集構成を比較した結果、カブトムシとノコギリクワガタは同所的に生息していたのに対して、カナブンはそれら2種と異なる樹林に分布しており、棲み分けが生じていることが示唆された。</p>...

    DOI

  • 無花粉スギ優良品種「三月晴不稔」の開発と植栽方法の提案

    袴田 哲司, 山本 茂弘, 畑 尚子, 中村 健一, 齋藤 央嗣, 斎藤 真己, 坪村 美代子, 大平 峰子, 山野邉 太郎, 田村 明, 高橋 誠 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 284-, 2020-05-25

    ...また、今後の品種数が増加すると予想される無花粉スギとその他の優良品種を組み合わせた効果的な林地植栽方法を提案する。本発表の成果の一部は、イノベーション創出強化研究推進事業課題(生研支援センター)により推進した。</p>...

    DOI

  • ブナ二次林択伐による環境変化がオサムシ科甲虫群集に及ぼす影響

    清水 達哉, 箕口 秀夫 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 620-, 2020-05-25

    ...以上より,ブナ二次林における択伐は,択伐を行った場所の種数および個体数を増加させることがわかった。また今回の択伐により,種数および個体数が顕著に減少した種はなかったことから,択伐はオサムシ科甲虫群集に及ぼす負の影響が小さい施業方法であると考えられる。</p>...

    DOI

  • 日光街道桜並木における材質腐朽病害の発生特性 : 2003年と2019年の比較

    渡辺 絢音, 清水 淳子, 逢沢 峰昭, 大久保 達弘 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 641-, 2020-05-25

    ...希薄化曲線による比較の結果、2003年と2019年で木材腐朽菌の種数に違いはみられなかったが、Simpsonの多様度指数は2019年の方が高かった。子実体の発生の有無に関する要因をロジスティック回帰分析によって検討した結果、子実体はDBHが大きいサクラで発生しやすかった。以上から、時間が経過すると材質腐朽病害菌相は多様化し、サクラの成長とともに材質腐朽病害の発生頻度が高くなることが示唆された。...

    DOI

  • 小笠原諸島の侵略的外来種アカギによる着生及びつる植物群集への影響

    安部 哲人, 柴崎 文子 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 805-, 2020-05-25

    ...は在来林5.3種に対してアカギ林0.8種と,種数・個体数ともにアカギ林では大きく減少していた.こうした結果は,ホストである樹木個体が在来樹種から外来種アカギに置き換わることで着生植物群集およびつる植物群集が大きく衰退していることを示唆している....

    DOI

  • 水道水源林における異なる林床植生を持つ天然林の約20年間の種組成変化

    星野 義延, 蛭間 啓, 松田 隆平, 岩﨑 浩美, 千葉 徹也, 佐藤 萌子 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 798-, 2020-05-25

    ...2018年に記録された種数は全体的に減少傾向にあった。松姫峠では、優占度・常在度が低下した種が多く約45%を占めたが、消失種の割合は藤尾山の方が高かった。種の生活形による増減の傾向は、松姫峠では低木と中型・大型草本が減少し、藤尾山では、中型草本が減少した。また、統計的に有意ではないが、松姫峠、藤尾山ともに増加種に占める動物被食散布型の割合が高かった。...

    DOI

  • 筍生産のためのモウソウチク林の管理が下層植生に与える影響

    東出 達也 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 423-, 2020-05-25

    ...面積―種数曲線では、省管理区が最も種多様度が高く、次いで完全管理区、放置区となった。間伐や稈の先止めなどによる光条件の改善は下層植生の種の多様度を上げるが、客土による撹乱は多年草などの生育を妨げ、種多様度が抑制されるものと考えられた。</p>...

    DOI

  • 樹木と共生する外生菌根菌の多様性は保残伐施業によって保全されるのか

    小長谷 啓介, 山中 聡, 山中 高史, 尾崎 研一 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 860-, 2020-05-25

    ...外生菌根菌の種数は単木少量・中量・大量保残区でそれぞれ52、47、60種、群状保残区で50種が検出され、未伐採区の67種より低いものの、皆伐区の28種より高かった。単木保残区における菌根菌の種構成は、成木の保残密度に関わらず未伐採区や周辺林分とは大きく異なり、皆伐区と類似していた。しかし、群状保残区の種構成は未伐採区や一部の周辺林分と類似していた。...

    DOI

  • 奄美大島役勝川上流域における森林の発達段階と伐採履歴

    川西, 基博, 酒匂, 春陽, 高岡, ゆきの 南太平洋海域調査研究報告 = Occasional papers 61 28-29, 2020-03-30

    ...尾根の伐採地は出現種数が最も多く、シャリンバイやノボタンなどの樹種が多く生育していた。以上のように、谷沿い、尾根ともに森林伐採によって種組成、種多様性が大きく変化したことが明らかになった。...

    機関リポジトリ

  • 加計呂麻島・請島・与路島の植物相

    鈴木, 英治 南太平洋海域調査研究報告 = Occasional papers 61 32-33, 2020-03-30

    ...鹿大標本庫にある加計呂麻島、請島及び与路島の種数は405、406、315、合計642種となったが、面積を考慮すると請島が最も植物の多様性が高いようだ。...

    機関リポジトリ

  • 徳之島の天然林における種組成と地形の関係

    鵜川, 信 南太平洋海域調査研究報告 = Occasional papers 61 25-27, 2020-03-30

    ...その結果、尾根から谷にかけて種数と種の多様性が低下した。クラスター分析によって種組成は3つに分けられ、それぞれの種組成のグループは尾根、斜面、谷にそれぞれ対応して出現していた。以上の結果から、徳之島の常緑広葉樹天然林の多様性や種組成の形成は地形によって影響を受けることが示された。...

    機関リポジトリ

  • ブータン西部ワン・チュ流域における植生の垂直分布 : 東アジアの冷温帯林の成立について

    清水, 善和, シミズ, ヨシカズ, Gyaltshen, Dorji, Shimizu, Yoshikazu 地域学研究 = Regional views 33 1-30, 2020-03

    ...ブータンは西の端,日本は北の端に近いので,ブナ科の種数で見た多様性は,ブータンと日本であまり変わらない。しかし,高所まで照葉樹林の影響の及ぶブータンでは夏緑樹林が発達しないのに対し,日本では,第三紀周北極植物群の多くが生き残り,日本海側の多雪環境に適したブナが存在したため,日本特有の豊かな冷温帯夏緑樹林がつくり出された。...

    機関リポジトリ Web Site

  • 植生の異なる耕作放棄地自然草地に放牧された肥育ヒツジの採食草の組成と採食量の季節変化

    イシダ, モトヒコ, イトウ, アイリ, ナカヤ, ヤスコ, ナガイ, チエ, アサノ, ケイゴ, ITO, Airi, NAKAYA, Yasuko, NAGAI, Chie 石川県立大学研究紀要 3 1-12, 2020-03

    ...植生の異なる2牧区(試験開始時の草種数が28のA牧区と43のB牧区)にヒツジを4頭ず つ割り当てて、7月から10月まで放牧試験を実施し、n-アルカン法で草の採食組成と乾物、粗蛋白 質(CP)および可消化養分総量(TDN)の摂取量を測定した。その結果、A牧区では、8月、9月 と摂取量が増加したが、B牧区では8月から10月にかけて摂取量が減少する傾向にあった。...

    機関リポジトリ

  • 鳴き鳥の多様化の秘密:鳴き鳥の多様化の秘密:K. ウォン(SCIENTIFIC AMERICAN 編集部)

    K. ウォン 日経サイエンス 50 (3), 90-93, 2020-03

    ...鳥類のなかでも鳴く鳥(鳴禽)は種数の最も多いグループで,1万種を超える現生鳥類のおよそ半分を占める。鳴禽がどのようにしてここまで多様化したのかは長年の謎だ。従来説は気候変動などの要因に注目していた。近年の研究で,鳴禽類が他の鳥にはない染色体を1本余分に持っていることがわかった。これが多様化をもたらす原動力になった可能性がある。...

    PDF Web Site

ページトップへ