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検索結果 89,501 件

  • 85歳以上の超高齢骨盤臓器脱の治療成績についての検討

    遠藤 拓, 野村 由紀子, 黒川 一平, 中川 智絵, 岡田 義之, 重田 美和, 鈴木 直, 嘉村 康邦 日本女性骨盤底医学会誌 20 (1), 1-5, 2024-04-08

    ...手術症例の併存症は、高血圧、尿病、心疾患、腎機能障害、深部静脈血栓症、精神疾患であった。術後入院期間の中央値は4 日(1 〜8 日)で、重篤な術中術後合併症は認めなかった。術後再発例はなく、P-QOL スコア値は術前後で有意差を認めた。当院における超高齢POP 患者はstage3 以上の重症例が多く、保存的管理が困難な場合には手術療法が選択され良好な治療成績であった。...

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  • ヨーグルト生成過程における乳酸発酵速度の赤外分光その場観測

    中嶋 悟, 有田 真香 日本調理科学会誌 57 (2), 89-99, 2024-04-05

    ...これらの乳酸発酵におけるの減少と酸の増加速度は,先行研究のヨーグルトのゲル化速度よりも遅く,ヨーグルト形成過程の時間スケールを支配している可能性があり,ヨーグルト形成時間スケールの定量化の第一歩となると期待される。</p>...

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  • 模擬微小重力および過重力環境が調理現象に及ぼす影響

    狐野 大誠, 石川 伸一 日本調理科学会誌 57 (2), 107-112, 2024-04-05

    ...度は8時間後の1/1,000 G試料は 1 Gや 5 Gと比較して有意に高かった。酸度は8および24時間後の1/1,000 G試料は 1 Gと 5 Gと比較し有意に低い値であった。これらの結果から,重力変化が特にヨーグルトの発酵に影響を及ぼす可能性が示唆された。</p>...

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  • 増刊号 内科医のための臨床問題集 一般問題 一般問題-Question1〜68

    永井 英明, 中島 啓, 皿谷 健, 長門 直, 浅井 信博, 三鴨 廣繁, 羽田野 義郎, 落合 佑典, 二村 恭子, 田巻 弘道, 髙梨 敏史, 金子 祐子, 白井 悠一郎, 桑名 正隆, 中西 研輔, 金城 光代, 矢島 隆宏, 鈴木 淳司, 鈴木 みなみ, 大町 侑香, 福岡 秀規, 宮田 崇, 有馬 寛, 向笠 浩司, 田辺 晶代, 沖 隆, 田上 哲也, 赤司 朋之, 五島 大祐, 竹内 靖博, 藤原 和哉, 出口 隆造, 三原 弘, 梶原 祐策, 福島 範子, 万波 智彦, 丸山 昭洋, 野々垣 浩二, 牛島 洋子, 石川 裕一, 横山 泰久, 高橋 直樹, 藤島 直仁, 北尾 章人, 泉家 康宏, 森下 健太郎, 奥村 貴裕, 渡邉 将央, 西 淳一郎, 佐藤 健朗, 井口 保之, 竹川 英宏, 津久井 大介, 五十嵐 晴紀, 山口 啓二, 神谷 雄己, 北﨑 佑樹, 井川 正道, 吉村 元, 柏木 秀行, 丹羽 成彦, 植西 憲達, 石丸 裕康 medicina 61 (4), 327-366, 2024-04-01

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  • 先天性無フィブリノゲン血症患者の多発動脈血栓の評価にSuperb microvascular imaging(SMI)を活用した1例

    服部 真代, 西堀 正洋, 石津 洋二, 荒木 芳生, 泉 孝嗣, 松原 宏紀, 佐藤 浩司, 加藤 千秋, 古澤 健司, 鈴木 伸明, 松下 正 超音波検査技術 49 (2), 131-137, 2024-04-01

    ...血管壁と等輝度の構造物を認め,腹部大動脈の壁在血栓が疑われた.その後施行した胸腹部造影CTにおいても腹部大動脈の壁在血栓が疑われたが,治療適応はなく経過観察となった.同年11月,塞栓源不明の脳梗塞を発症し,MRIにおいて右中大脳動脈領域に散在性梗塞巣,右頸動脈洞に軽度狭窄を認め,入院加療となった.入院中に行った頸動脈超音波検査では,右頸動脈洞に4 mmの低輝度プラークを認めたが,血液検査では高脂血症,尿病...

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  • 奈良宣言(ALT over 30)のMASLD(metabolic dysfunction-associated steatotic liver disease)における臨床的意義の検証

    川中 美和, 藤井 英樹, 岩城 慶大, 林 秀樹, 豊田 秀徳, 大枝 敏, 兵庫 秀幸, 森下 朝洋, 宗景 玄祐, 川田 一仁, 堤 翼, 澤田 康司, 前城 達次, 飛田 博史, 吉田 雄一, 内藤 雅文, 荒木 亜寿香, 新垣 伸吾, 川口 巧, 則武 秀尚, 小野 正文, 正木 勉, 安田 諭, 冨田 栄一, 米田 正人, 徳重 明央, 鎌田 佳宏, 高橋 宏和, 植田 真一郎, 相島 慎一, 角田 圭雄, 岡上 武, 中島 淳, Japan Study Group of Nonalcoholic Fatty Liver Disease(JSG-NAFLD) 肝臓 65 (4), 186-191, 2024-04-01

    <p>The Nara Declaration 2023 recommends that patients with ALT levels of >30 U/L and those who have steatosis, diabetes, hypertension, and/or dyslipidemia should be referred to a hepatologist, …

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  • 研究紹介 : イメージングによるインスリン分泌機構の解明

    今泉 美佳 杏林医学会雑誌 55 (1), 7-13, 2024-04-01

    ...尿病は血値が高くなる病気ですが,原因の一つにあるのが膵β細胞からのインスリン分泌の低下です。しかしインスリン分泌のメカニズムは,全てが解明されているわけではありません。私たちは膵β細胞に特化した新しいイメージングシステムを開発することにより,インスリン分泌の分子機構を解明しています。これらの研究は新しい尿病薬や治療法の開発に直結するものであり,尿病の治療に貢献できることが期待されます。...

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  • 摘果の有無が一季成り性イチゴ系統‘信大SUS-1’の生育・収量に及ぼす影響

    勝山, 優花, 小林, 篤央, 竹田, 愛美, 中野, 日陽, 春日, 重光 信州大学農学部AFC報告 22 23-29, 2024-03-31

    ...調査項目で試験期間全体の平均値において摘果区が高い傾向がみられたが有意差が認められなかったことから,花房や花器の発達に関して生育初期の極寒期に草勢を維持できたことで,生育期間中の着果負担による成り疲れを軽減できたと推察された.収量調査では,試験期間全体の収穫果実数,収穫果実重および平均1果実重に有意差は認められなかった.品質について無摘果区の不良果実数の合計が多い傾向がみられたが有意差はなかった.酸比...

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  • 地域在住高齢者における骨質と身体活動の関連性

    赤井 滉基, 永井 宏達, 松沢 良太 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 164-164, 2024-03-31

    ...調整変数は年齢、BMI、栄養素摂取量 (カルシウム、ビタミンD、ビタミンK)、服薬数、疾患 (腎臓病、尿病)とした。 </p><p>【結果】</p><p> 単変量の相関分析を行った結果、男女ともにcSOSと身体活動との間に有意な関連は観察されなかった。さらに、交絡因子を考慮して重回帰分析を行った結果においても、男女ともにcSOSは身体活動と関連を示さなかった。...

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  • スリーブ状胃切除術における減量入院後の手術待期期間は術前後の減量効果に影響するか?

    北村 健人, 高木 清仁, 山下 裕, 松田 淳一, 岡田 由紀子, 渡邊 梨紗子, 渡邉 啓介, 砂田 知里, 會津 恵司 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 342-342, 2024-03-31

    ...高度肥満症患者は尿病をはじめとする健康関連疾患の合併に加え、精神疾患の合併や知的な問題を抱える症例も多い。術前減量が術後の減量効果に影響する報告もある中で、減量入院直後に手術することは患者の治療抵抗性の把握を不十分にし、自殺などの有害事象を増加させる恐れがあり推奨されていない。...

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  • 座位および立位での軽作業における主観的疲労感と筋活動量・筋疲労に関する実験研究

    徳田 良英, 川田 誠也, 菊田 雄大, 深草 孝友 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 419-419, 2024-03-31

    ...<p>【目的】</p><p>座り過ぎは寿命が短く,肥満度は高く,2類尿病や心疾患の罹患率が高い.日本人の座位は約7時間(中央値)で諸外国に比べ長く,座り過ぎの生活習慣改善は急務である.我々は若年健常者の座位および立位での軽作業30分が官能的に許容範囲であったことを第34回日本インテリア学会で報告した.本稿は座位 ・立位の軽作業での筋活動量と筋疲労を評価し予防に向けた方策の基礎的知見を得ることとする...

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  • 末梢動脈疾患に伴う重症下肢虚血のために下腿切断となり義足走行可能に至った一症例

    芝 寿実子, 近藤 颯人, 玉村 悠介, 吉川 創, 松浦 道子, 錦見 俊雄 日本予防理学療法学会雑誌 3 (2), 33-38, 2024-03-31

    <p>【目的】閉塞性動脈硬化症により急性期病院で下腿切断に至った,非切断肢にも末梢神経障害を呈する患者に対し,理学療法を提供する機会を得た。本報告では,下肢切断症例を通して,その理学療法の治療と予防について考察することを目的とした。【症例】48歳,男性,閉塞性動脈硬化症による右下腿切断術後,回復期病院に転院となる。顕著な筋力低下や関節可動域制限はなかったが義足歩行は困難であった。【介入】小走り程…

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  • 福島第一原子力発電所事故後の高齢者における被災自治体への帰還と心身機能の関連

    森山 信彰, 伊東 尚美, 古山 綾子, 佐藤 美佳, 坪倉 正治 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 140-140, 2024-03-31

    ...<p>【はじめに、目的】</p><p>2011年3月の東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故 (以下、原発事故)の後、避難によって肥満、高血圧・尿病などの生活習慣病および新規要介護認定のリスクが高くなったとされている。本研究では、発災10年後の避難高齢者の新規要介護認定のリスク要因である心身機能を記述し、被災自治体への帰還者と自治体外に居住を続ける避難者で比較した。...

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  • スマートフォンアプリを使用した慢性疾患の重症化予防における介入実践

    金居 督之, 三木 貴弘, 秋本 万里奈, 迫田 季也, 作井 大介, 萩原 悠太 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 104-104, 2024-03-31

    ...さらに、 2型尿病を有する対象者に試験的にグルコースモニタリングを導入し、血値の改善に有用かについても新たに検証を始めている。本発表では、具体的な介入実践に関する話題提供だけでなく、スマートフォンアプリやウェアラブルデバイスのデータに基づいた指導へのインサイトについても報告したい。</p>...

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  • 両立支援における時間栄養学を取り入れた管理栄養士の取り組み

    髙矢 央子, 本田 優子, 坂本 和歌子, 井谷 美幸, 浅田 史成, 久保田 昌詞 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 130-130, 2024-03-31

    ...さらには、夕食時間が遅いことが朝食の欠食にも繋がり、肥満や尿病のリスクを高くするといわれている。こういった背景より、近年、時間栄養学的視点から朝食摂取の重要性や生活リズムに合わせた食事の摂り方の研究が注目されている。生物は24時間周期の概日リズムを形成しているが、ヒトの体内時計の周期は24時間よりも少し長い。...

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  • 理学療法士の評価による大腿骨近位部骨折症例の骨密度に影響する因子の検討

    田中 暢一 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 163-163, 2024-03-31

    ...骨密度に関連すると思われる因子として、収集した患者情報は年齢、BMI、骨折型、既存骨折の有無 (橈骨遠位端骨折、上腕骨近位部骨折、椎体骨折)、基礎疾患の有無 (尿病、腎臓病)、骨折前の骨粗鬆症治 療の有無、受傷前の歩行状態、身体評価項目は握力、下腿周径とした。握力は左右測定した最大値を、下腿周径は非術側の最大値を採用した。...

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  • 肥満に伴うインスリン抵抗性に対する60Hz交流磁場の予防効果

    中西 亮介, 田中 雅侑, Badur un Nisa, 平林 卓己, 田中 稔, 前重 伯壮, 藤野 英己 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 20-20, 2024-03-31

    ...<p>【はじめに、目的】</p><p>長期間の過食はエネルギー摂取量が消費量を上回り,過剰な皮下脂肪の蓄積だけでなく,骨格筋内に脂質の蓄積を引き起こす.骨格筋内の脂質蓄積はインスリン抵抗性と強く関係し,血値の上昇を誘発する.骨格筋内の脂質蓄積の予防はインスリン抵抗性や血上昇の抑制に重要である.先行研究では交流磁場が肝臓で代謝活性を促進すると報告され,エネルギー消費において重要な役割を担う可能性を...

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  • covid-19発症後、廃用症候群となった一症例 ~当院回復期リハビリテーション病棟におけるチームアプローチ~

    三笘 雅史, 當間 亜妃, 長濱 咲, 安室 真紀, 末吉 恒一郎 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 286-286, 2024-03-31

    ...その理由として、 ①運動栄養面の治療方針に、患者と短期目標を考え、チームアプローチで運動耐用能改善を行い、②摂食嚥下練習にて、食間にカロリー、蛋白質、質を摂取し、筋蛋白合成促進、グリコーゲン貯蔵量を増やす取り組みを行った事で、筋力持久力が増加し、リハ効果が高まったと考える。運動栄養を管理し、運動耐用能と栄養状態が改善した結果、歩行自立に繋がったと考える。...

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  • 運動習慣のない女子大学生における不活動時間、中高強度の身体活動量は骨格筋量の低下と関連 する

    安齋 実穂, 澤 麻理亜, 道下 竜馬, 高橋 仁, 日置 麻也 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 350-350, 2024-03-31

    ...身体活動量の低下は、肥満、2型尿病などといった生活習慣病に発展し、中高齢者だけでなく若年者層においても解決すべき喫緊の課題となっている。若年期(20歳代)の運動習慣や身体活動量は、中高齢期の筋力低下に影響を及ぼすことが多数報告されている。しかし、若年者の運動習慣や身体活動量の違いが、骨格筋量に影響を及ぼすのかは未だ不明な点が多い。...

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  • 外来心疾患患者の自己効力感と運動耐容能の組み合わせが身体活動量に与える影響

    木村 祐紀, 古谷 英孝, 山下 耕平, 柏木 秀彦, 渡邉 英憲, 三枝 洋喜, 小島 厳, 寺尾 友佑, 木田 亮輔, 山田 実 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 41-41, 2024-03-31

    ...不良の組み合わせによる4群 (Group1: 6MWD不 良・自己効力感不良,Group2: 6MWD良好・自己効力感不良, Group3: 6MWD不良・自己効力感良好,Group4: 6MWD良好・自己効力感良好)とした.統計解析としては,前述の4群間で身体活動量に差があるか検討するため一般線形モデルを用い,事後検定にはBonferroni法を用いた.この際,調整変数として年齢,性別,BMI,尿病...

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  • 体組成の測定は従業員の生活習慣の見直しのきっかけになる

    鈴木 翔, 鈴木 翼 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 423-423, 2024-03-31

    ...体重や腹囲が減少することで、高血、脂質異常、血圧高値も改善されることから、生活習慣の指導とともに体組成を測定することは対象者のモチベーションの向上にもつながると考えられる。</p>...

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  • 要介護やフレイルになりにくい地域づくり ~地域診断の必要性とその取り組みについて~

    森 優太 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 47-47, 2024-03-31

    <p>【背景】</p><p>暮らすまちによってフレイル該当者、要介護リスク者の割合が 異なることが分かっている。また、健康なまちの条件として、例えば地域介護予防活動支援事業が積極的に実施されていたり、歩きやすい歩行コースが多い市町村ほど、フレイル高齢者が少ないことが報告されている。このように地域単位で評価することで地域の課題や対策が明らかになることがある。今回、理学療法士に求められる地域診断の必…

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  • 当院尿病患者のサルコペニア有病率とその傾向について

    浜 健太朗 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 212-212, 2024-03-31

    ...<p>【はじめに、目的】</p><p> 本邦における尿病患者は増加の一途をたどっている.さらに高齢尿病患者では酸化ストレス増加,尿病神経障害等の影響により,骨格筋量低下,筋力低下,及び身体機能低下が惹起されやすいと言われている.これらを特徴とするサルコペニアが近年重要視されており,尿病患者における新たな合併症として認識されるようになりつつある.しかし,尿病とサルコペニアの関連性を調査した報告...

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  • フレイル予防教室の効果-3期の教室参加者の傾向-

    高橋 愼弥, 恩田 彩加, 関根 美幸, 猪股 伸晃, 桑原 倫子, 水野 美穂, 田村 広江 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 273-273, 2024-03-31

    ...2020年度の参加要件はBMI 20以下または1年に2kg以上体重が減少し、かつ各種検査において高血や高血圧等の異常値がある者とした。2021年度以降は、KDBの分析から地域の 健康課題であることが抽出された高血圧を、前出の体重要件に加えた。2021年度には教室開催期間に自宅で転倒後、入院となる参加者を認めたことを背景に、一層転倒予防に焦点を当てた集団体操を取り入れた。...

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  • 現場における高年齢労働者の労働災害予防の実際

    高野 賢一郎 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 79-79, 2024-03-31

    ...一般に経験豊富な高年齢労働者は業務に明るく後進の指導がで き企業にとっては大きな財産であるが,同時に加齢による身体機能低下や疾病の影響で企業に損をもたらすようになってくる.本邦において健康診断は成されているが,多くの場合,体力測定は高校時代が最後の実施であり,高年齢就業者は現在の自身の体力低下に気づけていない.また彼らは,高血圧症,尿病,脂質異常症などを要因とする心血管障害やがんなど種々の疾患に罹患...

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  • 肝硬変を伴わずに肝性脳症を来した2型尿病の1例

    玉井 杏奈, 薬師寺 洋介, 細井 雅之 尿病 67 (3), 164-171, 2024-03-30

    ...排便コントロールは肝性脳症と尿病に共通の課題であり,本症例のような肝硬変を背景としない肝性脳症を来した尿病症例の予後改善には,複合的な視点で治療を考えることが有用と考えられる....

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  • 1.妊娠尿病の診断に関する問題点

    杉山 隆 尿病 67 (3), 130-133, 2024-03-30

    ...<p>妊娠尿病(gestational diabetes mellitus;GDM)の臨床的意義として,①妊娠合併症の増加,②母体の将来の2型尿病発症を含めた疾患発症の増加,③次世代の耐能低下や肥満を含めた疾患発症の増加といった短期・中期・長期にわたる問題点があげられる.すなわちGDMは,母児共に妊娠中のみならず長期的な合併症の発症とも関連する点より診断を含めた管理は重要であるといえる.GDM...

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  • Personal Health Record(PHR)を24ヵ月間用いた尿病患者のHbA1cの変化

    朝長 修, 福田 正博, 岩崎 晴美, 阿部 泰尚, 住田 晋一, 田中 基晴, 高橋 晶, 菅沼 信也, 三橋 彦也, 安井 直, 鳴瀬 淑, 高橋 徳, 渋谷 友幸, 田部田 英之, 泉岡 利於, 武田 尚壽, 松下 広興, 田中 司朗 尿病 67 (3), 154-163, 2024-03-30

    ...<p>2型尿病の治療において,健康情報記録(PHR)であるスマートフォンアプリ「Welbyマイカルテ」(以降PHR)を活用して,HbA1cと体重の低下効果を検討した.2型尿病患者のうち24ヵ月以上PHRを利用した118例(男性97例,女性21例)を対象とした.評価項目は,PHR利用開始から24ヵ月間のHbA1c,体重のベースライン値との差とした.さらにPHR利用頻度別(15回/月以上または未満)...

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  • フコシル化鎖によるTRAIL誘導性がん細胞死の制御機構

    森脇 健太 Trends in Glycoscience and Glycotechnology 36 (210), J30-J34, 2024-03-25

    ...<p>フコシル化鎖は、一般的にがん化に伴い増加する鎖構造として知られ、フコシル化分子は腫瘍マーカーとして利用されてきた。フコシル化鎖の機能は多岐に渡っているが、がんの増殖や転移に関わることが知られている。...

    DOI Web Site 参考文献22件

  • ケラタン硫酸鎖の生合成経路とその阻害に起因する疾病

    赤間 智也 Trends in Glycoscience and Glycotechnology 36 (210), J21-J24, 2024-03-25

    ...この疾病は鎖の硫酸化不全により異常な鎖修飾をもつタンパク質が合成され、これが角膜中に凝集・沈着し、角膜混濁を生じるものと推察される。</p>...

    DOI Web Site 参考文献36件

  • Site-1 protease欠損はヒト骨格形成不全を引き起こす

    近藤 裕史, Jing Wei, Xia Lijun Trends in Glycoscience and Glycotechnology 36 (210), J17-J20, 2024-03-25

    ...<p>マンノース-6-リン酸(M6P)修飾は、ゴルジ体のリソソーム酵素上の<i>N</i>-結合型鎖に見られる翻訳後修飾であり、M6P受容体を介してリソソームへの選択的輸送に必要である。M6P修飾の遺伝的欠損は、リソソーム酵素の細胞外分泌をもたらし、リソソーム蓄積病の発生基盤となる。...

    DOI Web Site 参考文献18件

  • 経気管支肺クライオ生検により診断したdiffuse pulmonary meningotheliomatosisの1例

    藤本 昌大, 立原 素子, 桂田 直子, 田中 伴典, 山田 潤, 佐藤 宏紀, 羽間 大祐, 山本 正嗣, 小林 和幸 気管支学 46 (2), 85-89, 2024-03-25

    ...</i></b>43歳女性.汎下垂体機能低下症で当院尿病・内分泌内科に通院していた.胸部CT画像で,両側肺に多発する1~5 mm大のすりガラス結節を指摘され,当科に紹介された.胸部CT画像では,5か月の経過で結節のサイズに変化はなかったが,画像所見からは転移性肺腫瘍などが疑われたため,左B<sup>8</sup>a,左B<sup>9</sup>aより経気管支肺クライオ生検を施行した.病理組織所見では...

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  • 腸内細菌におけるβ-L-アラビノフラノシダーゼの役割

    藤田 清貴, 石渡 明弘, 伏信 進矢 Trends in Glycoscience and Glycotechnology 36 (210), J35-J38, 2024-03-25

    ...<p>加水分解酵素ファミリー127/137/142/146に属するβ-L-arabinofuranosidase(β-Ara<i>f</i>ase)は、植物多や植物タンパク質の修飾であるβ-L-アラビノフラノシド(Ara<i>f</i>)を分解する質加水分解酵素である。ヒトの主要な腸内細菌であるビフィズス菌<i>Bifidobacterium longum</i> ssp....

    DOI Web Site 参考文献20件

  • 癌および腎疾患研究から視えてきたミッシングリンク“鎖”

    松本 康之 Trends in Glycoscience and Glycotechnology 36 (210), J25-J29, 2024-03-25

    ...このような鎖発現異常は癌のみで起こるわけではなく、先天性鎖異常疾患(CDGs)を始め、脳神経系疾患、そして自己免疫疾患であるIgA腎症、と様々な組織で、全く異なる機序で生じる。本稿では、代表的な腫瘍鎖抗原の一つであるムチン型<i>O</i>型鎖Tn抗原が、複合的に癌とIgA腎症の発症に関わっていることにつき、議論する。</p>...

    DOI Web Site 参考文献58件

  • 歩幅の変化が歩行時の消費エネルギーと足底圧に与える影響

    山田 哲寛, 鈴木 啓介, 黒澤 和生 日本糖尿病理学療法学雑誌 3 (1), 50-58, 2024-03-21

    ...【緒言】尿病特有の合併症に足病変が挙げられる.足病変を呈す要因の一つに足底圧の上昇が報告されており,歩行中の足底圧を軽減させることが足病変予防として重要である.また,歩行による血コントロールへの効果ではエネルギー消費量が多いほうが良い.しかし,エネルギー消費量と足底圧を同時に測定した研究は少なく,両条件を満たした歩行を明らかにすることが課題となっている.本研究の目的は,快適歩行時の歩幅を基準として...

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  • 尿病に対する社会生態学モデルを踏まえた身体活動促進の取り組み

    溝口 桂 日本糖尿病理学療法学雑誌 3 (1), 41-49, 2024-03-21

    ...,身体活動と環境要因の関連性には心理社会的要因も関与している.個人の行動を説明するモデルとしての社会生態学モデルがある.社会生態学モデルによると健康行動は個人を取り巻く社会生態学的環境との相互作用によって成り立っており,各階層(個人内,個人間,組織,地域,政策)との関連に配慮した取り組みが必要である.社会生態学モデルを踏まえた取り組みより運動の継続率といった課題を改善できる可能性がある.しかし2型尿病患者...

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  • 尿病透析予防指導における高度腎機能障害患者への運動指導効果

    近藤 源, 光宗 雅人, 梅岡 二美, 宮岡 弘明 日本糖尿病理学療法学雑誌 3 (1), 68-78, 2024-03-21

    ...【緒言】わが国の透析患者数は増加傾向にあり,新規透析導入の主な原因疾患は尿病性腎症である.近年,尿病性腎症患者への透析予防指導に診療報酬が算定可能となったが,実際には理学療法士の頻回な介入は難しく,当院でも1サイクル2回の介入にとどまっている.本研究の目的は,尿病透析予防指導における尿病性腎症患者への少ない回数の運動指導が,運動機能や腎機能および他の臨床検査値に与える影響を検討することである...

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  • 地域在住高齢2型尿病患者の身体活動量と動作能力の臨床的特徴に関する調査

    藤沢 千春, 佐々木 克尚, 中西 修平, 岩本 正博 日本糖尿病理学療法学雑誌 3 (1), 59-67, 2024-03-21

    ...【背景/目的】2型尿病(T2DM)はサルコペニアの合併や尿病性細小血管合併症に伴う感覚障害などが転倒を誘発して間接的に身体活動(PA)が制限される.これらの状況は日常生活の非活動化や動作能力(PF)の低下,社会的な生活機能を低下させる要因となる.  本研究はT2DM患者のPAとPFに体組成,生活活動範囲などの臨床的特徴が関係するかを調査した....

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  • グミ摂取でのアナフィラキシーからペクチンアレルギーと診断したカシューナッツアレルギーの1歳女児例

    高瀬 貴文, 金井 怜, 西田 敬弘, 一木 洋祐, 有馬 智之, 岩井 郁子, 山田 慎吾, 杉田 和也, 長尾 みづほ, 徳田 玲子, 藤澤 隆夫 日本小児アレルギー学会誌 38 (1), 1-7, 2024-03-20

    ...</p><p>【症例】1歳10か月の女児.1歳3か月時にミックスナッツ摂取後の急性蕁麻疹とCN,クルミ特異的IgE陽性から,これらのナッツアレルギーと診断された.今回,フルーツグミ摂取後に発症した全身蕁麻疹と活気不良のため救急搬送を受けた後,原因不明のアナフィラキシーとして当院に紹介された.グミの食品成分はペクチン,水飴,砂,数種類の果実エキスであり,ペクチン以外は症状なく食べられることを確認,ペクチンアレルギー...

    DOI Web Site 参考文献10件

  • マダニ回避指導後にα-Gal特異的IgE値が低下し寛解したと考えられたα-Gal症候群の1例

    吉川 英樹 日本小児アレルギー学会誌 38 (1), 18-23, 2024-03-20

    ...<p>galactose-α-1,3-galactose(α-Gal)症候群は,マダニ咬傷を介して鎖α-Galに経皮的に感作されることにより,α-Galを含む獣肉によって遅発性にアレルギー症状が誘発される症候群である.本症は感作源であるマダニの回避により寛解する可能性が期待されている.今回,マダニ回避指導後にα-Gal特異的IgE値が低下し,本症が寛解したと考えられた1例を報告する.症例は15歳女子...

    DOI Web Site 参考文献13件

  • K.I-Step法を用いた献立作成法の確立と評価に関する研究

    加藤, 勇太, 石澤, 美代子 松本大学研究紀要 (22) 31-48, 2024-03-15

    本研究では、K.I-Step法を用いた献立作成法を確立することを目的として、予備調査および既存文献、著者らの実務経験に基づきK.I-Step法(案)を構築した。その後、K.I-Step法(案)に基づく教材を作成し、管理栄養士・栄養士養成施設の3年次学生59名に対して、講義形式の教育を実施した。教育の前後にアンケート調査を実施し、K.I-Step法(案)の評価・修正を検討し、K.I-Step法を確…

    機関リポジトリ

  • 高等学校家庭科における少ない品数による献立作成の授業実践と献立評価

    瀧日,滋野, 阪野,朋子 三重大学教育学部研究紀要 自然科学・人文科学・社会科学・教育科学・教育実践 75 171-177, 2024-03-15

    ...また、間食を活用したものは86名(95%)であり、果物、乳・乳製品、砂の食品が間食に取り入れられていた。先行研究の一汁一菜献立結果と比較したところ、留意点に気づかせる授業を実施した献立の方が、食品群のいもを多く取り入れた割合が高くなっていた。栄養価ではエネルギー、たんぱく質、食物繊維、鉄において適正の割合が高くなっていた。...

    機関リポジトリ HANDLE

  • SAP療法により尿病コントロールが著明に改善した1型尿病の1例

    安谷屋, 文, 村井, 雄紀, 佐野, 伸一朗 浜松医科大学小児科学雑誌 4 (1), 37-40, 2024-03-15

    ...1型尿病(Type1 Diabetes Mellitus:T1DM)は,膵β細胞破壊によるインスリン欠乏を来たす疾患である.本邦でのT1DMの発症頻度は,1.4–2.2/10万人/年と比較的少ない.T1DM患者は,生涯に渡ってインスリン投与と血管理が必要となる.近年,尿病治療に関するデバイスが次々と登場し,インスリン治療方法の選択枝が広がり,新たな血コントロールの指標も登場してきている....

    機関リポジトリ HANDLE

  • 病院における治療食献立の栄養素や食品量の評価

    岡, 壽子, 鈴木, 朱美, 天野, 加奈子, 神原, 知佐子, 杉山, 寿美 県立広島大学地域創生学部紀要 3 11-22, 2024-03-15

    ...また,エネルギーコントロール食は,一般食よりも食事摂取基準に示された数値に合致している栄養素が多かったが,これはエネルギーコントロール食が『尿病食事療法のための食品交換表』に基づいた食品構成であるために,米の量が少なく,魚介類,肉類,卵類,果実類,野菜類の量が多いためと考えられた。...

    機関リポジトリ Web Site

  • 飲料体験を拡張する充電不要な蓋型嗅覚インターフェースの実現に向けた基礎検討

    真弓, 大輝, 中村, 優吾, 松田, 裕貴, 三崎, 慎也, 安本, 慶一 行動変容と社会システム vol.10 2024 2024-03-02

    ...エネルギーハーベスティング技術を活用したデバイスは,持続可能なIoTの未来に向けて大きな可能性を秘めている.最近では,日常生活で利用可能な様々な嗅覚インターフェースが開発されており,これらは私たちの生活に新たな次元をもたらす.我々の研究グループでは,飲料の甘さを香りで増幅させることで分摂取量を低減させる「Kaolid」という蓋型嗅覚インターフェースを開発した.このインターフェースは,口中香によって...

    情報処理学会

  • SGLT2阻害薬を4年間継続投与した尿病合併代謝関連脂肪性肝疾患(MASLD)症例の検討

    石井 克憲, 川中 美和, 小田 進太郎, 木村 美名子, 河田 真由子, 谷川 朋弘, 浦田 矩代, 西野 謙, 末廣 満彦, 春間 賢, 河本 博文 肝臓 65 (3), 111-120, 2024-03-01

    ...<p>尿病合併代謝関連脂肪性肝疾患(Metabolic dysfunction-associated steatotic liver disease;MASLD)に対してsodium glucose cotransporter 2阻害薬(以下SGLT2阻害薬)を4年間継続投与を行なった.その結果,SGLT2阻害薬によりALTが低下する症例は,投与開始時の線維化が進展していない症例に多く,ALTの低下...

    DOI Web Site 参考文献33件

  • アナグリプチンによるS状結腸軸捻転の一例

    和田 豊人 他 青森市民病院医誌 27 (0), 7-, 2024-03-01

    ...既往歴の中に尿病でアナグリプチン、メトホルミン、カナグリフロジンを服用している。4-5日前から腹部膨満があり、開業医を受診。イレウス疑いとして同日当科紹介受診となった。来院時の腹部単純レントゲンではS状結腸軸捻転が疑われた。経肛門的イレウスチューブを挿入し保存的に加療。アナグリプチン中止後は、腹部膨満の訴えなく経過は良好である。...

    DOI

  • 骨格筋に着目した敗血症病態生理学の解明と創薬への応用

    坂本 多穗, 黒川 洵子 日本薬理学雑誌 159 (2), 112-117, 2024-03-01

    ...医療を圧迫している.ICU acquired weakness(ICU-AW)は,重症疾患患者の多くが経験する呼吸筋や四肢の筋力低下であり,敗血症患者の50~75%に後遺症として見られる.本疾患は,ICU退院時の人工呼吸器の離脱困難や退院後の日常生活動作の低下を招く.ICU-AWは数年間持続する症例も多く,敗血症サバイバーの社会復帰困難と,長期生存率の低下要因となる.敗血症患者はICU入室中に高血,...

    DOI Web Site PubMed

  • MASLD/MASH関連肝硬変を背景に脂肪肝炎様肝細胞癌を発症した43歳高度肥満症の1例

    川口 俊弘, 下瀬 茂男, 近藤 礼一郎, 佐藤 寿洋, 久下 亨, 矢野 博久, 川口 巧 肝臓 65 (3), 131-138, 2024-03-01

    ...<p>症例は43歳男性.高度肥満,尿病およびmetabolic dysfunction-associated steatotic liver disease(MASLD)に対して経過観察中であった.20XX年6月,造影CTおよびEOB-MRIにて肝S5に8 mmの肝細胞癌を疑う病変を認め,腹腔鏡下肝部分切除術を施行した.病理組織学的検査の結果,腫瘍は中分化型肝細胞癌で,steatohepatitic...

    DOI Web Site 参考文献21件

  • 膵体尾部脂肪置換を伴う多発神経内分泌腫瘍に対して残膵非再建の膵頭十二指腸切除を施行した1例

    石原 慶, 吉野 潤, 塚原 啓司, 井垣 尊弘, 小郷 泰一, 加藤 俊介, 長野 裕人, 井ノ口 幹人, 櫻井 うらら, 入江 工 日本消化器外科学会雑誌 57 (3), 143-150, 2024-03-01

    ...は切除せず非再建とした.術後は膵液瘻を認めず,血コントロールは比較的良好であった.病理組織学的検査では主病変と離れて神経内分泌腫瘍を認め多発神経内分泌腫瘍(WHO分類grade 1)の診断となった.膵体尾部脂肪置換症例に対する膵頭十二指腸切除は,残膵を非再建としてランゲルハンス島を温存することで膵全摘より良好な耐能を維持できると考えた....

    DOI Web Site 参考文献21件

  • ハイブリッド深層学習モデルを用いた果物画像からの度推定手法の提案

    上野, 延典, 本田, 耕大, 森本, 正志 情報処理学会論文誌デジタルコンテンツ(DCON) 12 (1), 9-17, 2024-02-29

    ...ハイブリッドモデルとなっており,桃の画像を入力することで推定度値を出力する.課題検証のために試作したアプリケーションはiPhoneで撮影した画像をAWS上の度推定サーバに送信し,度推定値を受信し結果画面に表示する.提案したハイブリッドモデルの性能評価と,試作アプリケーションの検証を行い,それらの有効性と課題を明らかにした....

    情報処理学会

  • アンケート調査による日本人尿病の死因―2011~2020年の10年間,68,555名での検討―

    中村 二郎, 吉岡 成人, 片桐 秀樹, 植木 浩二郎, 山内 敏正, 稲垣 暢也, 谷澤 幸生, 荒木 栄一, 中山 健夫, 神谷 英紀 尿病 67 (2), 106-128, 2024-02-29

    ...年代において非尿病症例に比して著明に高率であった.尿病症例で感染症を死因とする比率は,全ての年代において非尿病症例よりも高く,50歳代以下では非尿病症例の2~3倍であった.尿病症例における慢性腎不全および虚血性心疾患は全ての年代で非尿病症例よりも高率であった.脳血管障害は全ての年代で尿病症例では非尿病症例よりも低率であった.虚血性心疾患以外の心疾患としての心不全は,全ての年代において...

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  • 尿病関連腎臓病の概念と定義

    金﨑 啓造, 植木 浩二郎, 南学 正臣 尿病 67 (2), 43-49, 2024-02-29

    ...は本邦でも見受けられる.そこで今回,日本尿病学会,日本腎臓学会は米国を中心として世界で多く使われている「Diabetic Kidney Disease」に対応する日本語訳を「尿病関連腎臓病」とし,その概念を定義した.本稿では尿病症例における腎臓合併症の歴史的背景を振り返りながら,疾病概念の定義と定義が必要となった背景を概説する....

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  • 乳酸アシドーシスを併発し極度のインスリン分泌低下をきたしたがその後回復した2型尿病の1例

    佐藤 宏樹, 佐藤 義憲 尿病 67 (2), 64-68, 2024-02-29

    ...<p>2型尿病治療中である65歳の男性が,乳酸アシドーシスのため入院した.当初,インスリン分泌が著明に低下していたが,数日後から徐々に回復した.同様にインスリン分泌が著明な低下におちいり,その後に回復した2型尿病が2例報告されている.著明な高血をともなった2型尿病例とKetosis-prone type 2 diabetes例である.本症例とこれら症例は,発症経過に共通点が少なく,同様の機序...

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  • 第2子の出産後にABCC8遺伝子病的バリアントによる尿病を発症したと考えられる1例

    山口 真依, 室井 紀恵子, 長谷川 千恵, 伊勢村 昌也, 水野 達央 尿病 67 (2), 57-63, 2024-02-29

    ...HbA1c 6.6 %と尿病の診断に至りインスリン治療を再開.インスリン治療で血コントロール困難であり,ABCC8遺伝子バリアントに起因する尿病を考え,グリベンクラミド1.25 mg/日を開始し速やかに血コントロールは良好となった.ABCC8遺伝子病的バリアントによる尿病は発症年齢や発症様式が多岐に渡るが,スルホニル尿素薬(SU薬)が有効との報告があり,正確な診断が重要である....

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  • 歯周治療による咀嚼機能回復は血コントロール改善に寄与するか?

    三辺 正人, 山本 裕子, 河野 寛二, 中澤 正絵, 山本 龍生 日本歯科保存学雑誌 67 (1), 10-19, 2024-02-29

    ...リスク因子への対応として食習慣および食栄養指導が必要であると考えられる.また,歯周病と尿病は双方向性の関係があり,双方の視点に立った咀嚼機能改善に関連した食習慣・食栄養指導は,疾病負荷の観点からも合理的と考えられる....

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  • 高齢男性2型尿病における30秒椅子立ち上がりテストの運動耐容能評価法としての有用性

    岩﨑 孝俊, 小林 琢, 倉田 裕子, 二階堂 暁, 幡 芳樹, 廣瀬 昇 尿病 67 (2), 50-56, 2024-02-29

    ...<p>高齢男性2型尿病患者166例を対象として,30秒椅子立ち上がりテスト(CS-30)がPeak VO<sub>2</sub>による運動強度が5 METs有無の評価に応用できるかを調査した.患者背景,併存疾患の有無,運動耐容能,運動機能(CS-30,握力)のそれぞれについて調査し,Peak VO<sub>2</sub>が5 METsを基準として2群間比較を実施した.Peak VO<sub>2</...

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  • 希少生産のためのアルドースイソメラーゼ活性を適切に評価する比色定量法

    篠田, 小雪, 鈴木, 琢磨, 森本, 兼司 香川大学農学部学術報告 76 (129), 47-51, 2024-02-28

    ...アルドースイソメラーゼは希少生産上有用であるため近年注目を集めているが、希少生産に向けて適切に酵素活性を測定するのは困難である。そのため、希少生産に必要な酵素量を正確に算出することができず、酵素の過不足が生じやすい。本稿では、ADA法がD‐フルクトース存在化ではほとんど呈色しないが、アルドースは鋭敏に検出・定量できるという報告をもとに、本法のアルドースイソメラーゼ活性測定への応用を試みた。...

    機関リポジトリ

  • 栄養欠乏性およびアルコール性神経障害による下肢痛に対し脊髄刺激療法が有効であった1例

    半田 舞, 瀬浪 正樹, 藤田 良子, 片桐 知明, 撰 圭司, 中布 龍一 日本ペインクリニック学会誌 31 (2), 51-54, 2024-02-25

    ...報告する.症例は40歳女性,拒食症やアルコール多飲の既往あり.2年前より両下肢の疼痛があった.紹介元で栄養欠乏性およびアルコール性神経障害による両下肢痛と診断され,補充療法によりビタミンは正常化したが症状改善なく,疼痛緩和目的で当科紹介となった.内服や光線療法による保存療法では疼痛コントロールが困難であった.SCS試験刺激を施行したところ,術後より症状の改善が得られたため,本植え込み術を施行した.尿病...

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  • ブタ希釈液におけるグルコースの役割

    梅原 崇, 島田 昌之 日本畜産学会報 95 (1), 1-10, 2024-02-25

    ...実施率は世界各国で80%を超えている.人工授精において,精液は希釈液で希釈・保存された後,母豚へと注入されることから,希釈液には精子機能の保護と,受精の場である卵管への精子の上行の補助という役割があると考えられる.希釈液には,栄養基質であるグルコースが高濃度含まれていることから,筆者らは希釈液に含まれるグルコースに着眼し,その役割の解明を試みた.その結果,希釈液中の高濃度のグルコースは,精子において解系...

    DOI Web Site 参考文献44件

  • 2 型尿病患者・肥満患者における病態と爪郭毛細血管の定量評価の関連について

    三好 建吾, 近森 正智, 青山 倫久, 松永 行子, 山内 敏正 デサントスポーツ科学 45 (0), 169-176, 2024-02-22

    ...疾患・合併症の有無のみの解析が限界で,より精度の高い定量解析に移行することで,疾患の重症度を評価することも可能になるため,爪郭毛細血管顕微鏡が2型尿病診療における新たな検査方法となることが期待される.本研究では,尿病入院患者の血管径が,尿病の病勢を示す血コントロール指標であるHbA1cと有意に相関することを示した (R2=0.21, p=0.027).また尿病におけるインスリン抵抗性と関連...

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  • 尿病セルフマネジメントとテクノロジー

    小出 景子 Diabetes Frontier Online 10 (e1), 001-001, 2024-02-21

    ...尿病臨床におけるテクノロジーの進歩は,持続血測定器(continuous glucose monitoring:CGM)とハイブリッドクローズドインスリンポンプ(hybrid closed loop pump:HCLポンプ)に代表される。CGMにより尿病をもつ人自身が常に血変動を把握できるようになり,セルフマネジメントの環境が大きく変化した。...

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  • 尿病と慢性腎臓病と骨粗鬆症

    山本 昌弘 Diabetes Frontier Online 10 (e1), 001-001, 2024-02-21

    ...いずれの疾患も固有の続発性骨粗鬆症の診断基準が存在しないため利用できる情報は限られているが,各々の骨粗鬆症の病態について概説し,CKDと骨粗鬆症を合併した際の骨折リスクと治療戦略についてを尿病患者の観点から考察する。...

    DOI

  • 膵頭十二指腸切除術におけるERASの実践

    海道 利実, 宮地 洋介, 光岡 浩一郎, 三本松 毬子 外科と代謝・栄養 58 (1), 31-36, 2024-02-15

    ...PDは高度侵襲手術であり, 膵液瘻や胃内容排泄遅延など術後合併症の頻度が比較的高く, また術前低栄養や尿病, サルコペニアなどを合併していることが多いため, 術後在院日数3週間以上がわが国の外科医の常識であった....

    DOI Web Site 参考文献13件

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