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検索結果 271 件

  • 徳島平野沿岸部における地下第四系層序と堆積環境

    羽田 裕貴, 中谷 是崇, 水野 清秀, 納谷 友規, 中島 礼, 西山 賢一 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 464-, 2023

    ...<p>徳島平野は紀伊水道西岸に位置し,海岸部では南北に約10 km,西方へ約75 kmの奥行きを有する.平野北縁は東北東-西南西方向に伸びる中央構造線断層帯によって,讃岐山脈を形成する上部白亜系和泉層群と区切られる.その平野地下は,上位から第四系の徳島層および北島層,三波川変成岩類ないし和泉層群による基盤岩から構成される.徳島層は沖積層に相当し,その堆積環境や年代について,先行研究によって議論されてきた...

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  • 発災後を想定した救援活動支援地図の作成に向けて

    荒木 一視, 岡田 ひかり 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 17-, 2023

    ...町域の大部分が急峻な紀伊山地で紀伊水道にそそぐ南部川沿いに集落が広がっている。1954(昭和29)年以前は上流から清川村,高城村,上南部村,南部町の4村とこれに西隣る東岩代川と西岩代川の流域に位置する岩代村があり,その後に合併を繰り返して現在に至っている。 ...

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  • 大気海洋結合モデルによる播磨灘における気象・海洋場の再現性評価

    安賀 優人, Pintos Andreoli Valentina, 嶋寺 光, 古賀 佑太郎, 松尾 智仁, 近藤 明 水文・水資源学会研究発表会要旨集 36 (0), 222-, 2023

    ...<p>瀬戸内海は紀伊水道,豊後水道および関門海峡で外海とつながる我が国最大の閉鎖性水域である。当海域では高度経済成長期には陸域からの栄養塩類(窒素・リン)負荷の増大により水質汚濁が進行し赤潮が頻発した。しかし現在は貧栄養化が進行し,栄養塩濃度の低下が漁獲量の減少につながっているとの指摘もある 。...

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  • 地形に起因する線状対流系の組織化構造の解明に向けた数値標高モデル感度実験

    大野 哲之, 山口 弘誠, 中北 英一 水文・水資源学会研究発表会要旨集 36 (0), 266-, 2023

    ...次に亀岡豪雨SRTM実験について対流圏下層の水蒸気フラックスを解析したところ,海上高度500 m付近ではGTOPO実験に比べて明瞭な増加傾向を示していた.GTOPO・SRTM実験の初期時刻における海上の風速・水蒸気混合比は同じ値であったことから,SRTM実験の水蒸気フラックスが増加する傾向はモデル内の地形表現の変化に伴うものと推測された.紀伊水道の両沿岸の斜面勾配が増大し,かつその北側の淡路島・和泉山脈...

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  • (エントリー)紀伊水道における貝形虫群集の時空間変動と黒潮との関係

    竹内 美優, 岩谷 北斗, 天野 敦子, 入月 俊明, 有元 純, 鈴木 克明, 板木 拓也 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 179-, 2023

    ...しかしながら、紀伊水道における現生貝形虫相の分布に関する知見は限定的であり(竹内ほか,2022)、近現代における貝形虫相の時系列変化の詳細も十分に明らかにされていない。本研究では、紀伊水道全域の貝形虫相の分布の詳細と、近現代における変遷史を報告する。...

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  • 太平洋沿岸域に分布するマアジの成長の海域差

    渡邊 千夏子, 後藤 直登, 武田 崇史, 岡田 誠, 長谷川 淳 水産海洋研究 86 (3), 123-131, 2022-08-25

    ...<p>2011年から2014年に,太平洋側の宇和海,紀伊水道,熊野灘,相模湾および常磐・房総海域の5海域で採取されたマアジについて,耳石横断面観察による年齢査定を行った.海域別のvon Bertalanffy成長曲線から各年齢の尾叉長を推定し,海域間で成長を比較した.宇和海では,各年齢の尾叉長は他の海域に比べ大きく,常磐・房総海域では他の海域より小さく,紀伊水道,熊野灘および相模湾では両海域の中間と...

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  • 地盤情報データベースを用いた徳島平野・鳴門市周辺の地下地質

    西山 賢一 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 297-, 2022

    ...<p>徳島平野の一部を構成する徳島県鳴門市周辺は,四国最大の河川である吉野川河口域と,紀伊水道と播磨灘の間を流れる強い潮流で知られる鳴門海峡に隣接し,中央構造線活断層帯が通過する位置にある.この地域の沖積低地における地下地質の解明は,紀伊水道から播磨灘沿岸を含めた第四紀における地形・地質発達史の検討や,中央構造線活断層帯の活動履歴の検討に資するところが大きい.今回,四国地盤情報データベースを用いて,...

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  • 徳島平野沿岸部・沖洲地区における地下第四系層序

    羽田 裕貴, 中谷 是崇, 水野 清秀, 納谷 友規, 中島 礼 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 330-, 2022

    ...<p>徳島平野は紀伊水道西岸に位置し,海岸部では南北に約10 km,西方へ約75 kmの奥行きを有する.平野北縁は東北東-西南西方向に伸びる中央構造線断層帯によって,讃岐山地を形成する上部白亜系和泉層群と区切られる.徳島平野は,中央構造線断層帯の活動によって形成された構造盆地であると考えられ,その地下地層は,上位から第四系の徳島層および北島層,三波川変成岩類に由来する基盤岩から構成される.徳島層は沖積層...

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  • 紀伊水道における現生貝形虫群集の水平分布と<i>Neomonoceratina delicata</i>の発見

    竹内 美優, 岩谷 北斗, 天野 敦子, 有元 純, 鈴木 克明, 板木 拓也, 入月 俊明 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 389-, 2022

    ...</p><p> 紀伊水道周辺海域の現生貝形虫の研究は、大阪湾においてYasuhara and Irizuki(2001)、紀伊水道南部の和歌山県沿岸においてZhou(1995)により行われている。また、紀伊水道北部の紀淡海峡周辺海域では、完新世コアを用いた貝形虫相の鉛直変化について検討が行われている(Yasuhara <i>et al</i>., 2002)。...

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  • 紀伊水道および紀伊水道外域におけるマルアジの脂肪含量の季節変動

    武田, 崇史, 安江, 尚孝 水産増殖 69 (4), 265-273, 2021-12

    ...本研究では,紀伊水道および紀伊水道外域で漁獲されたマルアジについて,魚体の栄養状態と産卵との関係に関する知見を得ることを目的として,身中の脂肪含量,腹腔内脂肪組織重量指数および比肝重値の季節変動を明らかにした。加えて,産卵期と非産卵期には,身中の脂肪酸含量を明らかにした。生殖腺体指数に基づくと,産卵期は4月から8月であった。...

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  • [論文] 遣明船と南海路

    伊藤, 幸司 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 223 51-73, 2021-03-15

    ...南海路は、南九州から九州東岸を北上し、豊後水道を横断して四国に渡り、土佐国沿岸を経て、紀伊水道から畿内の堺へと至る航路であり、一六世紀中葉に日本に来航した鄭舜功の『日本一鑑』では「夷海右道」として記されている。南海路は、一五世紀後期の応仁度遣明船が帰路に使用してから注目されるようになるが、実際は遣明船以前からの利用が史料から確認できる。...

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  • 漁業従事者の家庭における魚食について

    後藤 月江, 渡邊 幾子, 三木 章江 日本調理科学会大会研究発表要旨集 32 (0), 112-, 2021

    ...<p>【目的】T県は瀬戸内海、紀伊水道、太平洋に面し、古くから漁業が盛んで四季を通じて多くの魚介類に恵まれている。魚のサイズが不揃い、ロットに満たない、なじみがないなどの理由から、出荷されず非食用や低価格でしか評価されない「未利用魚」の活用について2014年から検討を行ってきた。...

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  • 低頻度高波浪事象スクリーニングのための簡易高速波浪推算法の外海での適用性

    堀田 大幹, 中條 壮大 土木学会論文集B2(海岸工学) 77 (2), I_97-I_102, 2021

    ...<p> 多数の台風シナリオを対象に低頻度波浪リスクを評価するために,計算負荷の大きなスペクトル法による詳細計算を行う前段階で,高波浪イベントのスクリーニング手法が必要である.SMB法などの有義波法は一様な風を想定して構築されており,台風時に適用するには代表風速やフェッチの定義で工夫が必要となる.ここでは高速で波浪推算が可能なモデルSWETを構築した.今回は紀伊水道付近の外洋でスペクトル法との比較から...

    DOI Web Site Web Site 参考文献8件

  • 紀伊水道および紀伊水道外域におけるマルアジの脂肪含量の季節変動

    武田 崇史, 安江 尚孝 水産増殖 69 (4), 265-273, 2021

    ...本研究では,紀伊水道および紀伊水道外域で漁獲されたマルアジについて,魚体の栄養状態と産卵との関係に関する知見を得ることを目的として,身中の脂肪含量,腹腔内脂肪組織重量指数および比肝重値の季節変動を明らかにした。加えて,産卵期と非産卵期には,身中の脂肪酸含量を明らかにした。生殖腺体指数に基づくと,産卵期は4月から8月であった。...

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  • 日本の近畿地方で発生する線状降水帯の形成メカニズム―2015年9月1日の事例研究―

    閔 庚夕, 坪木 和久, 吉岡 真由美, 諸田 雪江, 金田 幸恵 気象集誌. 第2輯 99 (2), 357-377, 2021

    ...</p> <p> 数値シミュレーションを用いた再現実験の結果、紀伊水道から流入する温暖湿潤な南南西風と西風の下層収束によって線状降水帯が形成されていることが分かった。淡路島の北で新しい対流セルが発生し、そのセルが中層の南西風によって北東方向に移動した。このセル形成プロセスが繰り返されることで線状降水帯が形成された。...

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  • 四国東部・室戸岬沖南海トラフにおける稠密測線による地下構造調査

    中村 恭之, 小平 秀一, 藤江 剛, 白石 和也, 海宝 由佳, 木村 学 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 288-, 2021

    ...</p><p>上盤側の構造に着目すると、調査海域の西部(室戸岬側)では、浅部に斜面堆積物が明瞭に見られる箇所が分布するのに対し、東部(紀伊水道側)ではそのような堆積層があまり見られない。...

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  • 南海前弧海盆の分水嶺 -紀伊半島沖隆起帯の成因と南海地震発生帯の分割-

    木村 学, 中村 恭之, 白石 和也, 藤江 剛, 辻 健, 福地 里菜, 山口 飛鳥 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 128-, 2021

    ...①東側が熊野海盆であり、西側が紀伊水道沖に広がる室戸海盆である。②この隆起帯の東側のプレート境界が昭和および安政地震の東南海地震破壊領域であり、西側が南海地震のそれである (Ando, 1975)。③現在のプレート境界の形状は、この隆起帯の西側が北へ低角に傾斜し、東側がより急角度になっている(Nakanishi et al., 2002)。...

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  • 潮流強化に伴う鳴門の渦潮の発生機構に関する研究

    内山 雄介, Xu ZHANG, 柳瀬 翔太 土木学会論文集B2(海岸工学) 76 (2), I_97-I_102, 2020

    ...強化される潮流の水平シア不安定によって発生することを明らかにした.また,渦潮域直下では海峡中央部の強流帯で沈み込むようなdipole型の鉛直循環流が発生し,極めて効率的な鉛直混合が生じていること,播磨灘から紀伊水道方向への平均海水輸送を促進していることが示された....

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  • 平成22年度名誉員 伊藤俊一 氏

    生駒 昌夫 電気学会誌 140 (1), 14-15, 2020-01-01

    <p>1.はじめに</p><p>伊藤俊一氏は,昭和30年代から平成初期にかけて関西電力(株)の系統規模が急速に拡大していく時代に送変電技術や系統計画を牽引して来られた。BSSをはじめとする系統安定化装置の開発,変電機器へのAIやガス絶縁の採用など新技術導入に力を注がれ,500 kV交差二重外輪構</p>

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  • 陸域-海域統合モデルを用いた瀬戸内海の流動場・通過流への気候変動影響予測

    吉成 浩志, 東 博紀, 中田 聡史 土木学会論文集B2(海岸工学) 76 (2), I_1105-I_1110, 2020

    ...長期平均の通過流量には冬に強まり,夏に弱まる傾向が見られ,降水の季節性に応じた変動が確認された.将来気候の河川流量については,現在気候に比べて流況の極端化が予測されたが,流量の気候値に顕著な増減は見られなかった.そのため,将来気候の通過流についても,年々の変動は増大するものの,長期平均の流量に有意な変化は認められなかった.しかし,冬~春の通過流がわずかながら強まる傾向が見られ,それに対応する豊後水道と紀伊水道...

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  • 紀伊水道南方海域および熊野灘の深海底生動物相(第2報)

    木村, 妙子, 木村, 昭一, 角井, 敬知, 波々伯部, 夏美, 倉持, 利明, 藤田, 敏彦, 小川, 晟人, 小林, 格, 自見, 直人, 岡西, 政典, 山口, 悠, 広瀬, 雅人, 吉川, 晟弘, 福地, 順, 下村, 通誉, 柏尾, 翔, 上野, 大輔, 藤原, 恭司, 成瀬, 貫, 櫛田, 優花, 喜瀬, 浩輝, 前川, 陽一, 中村, 亨, 奥村, 順哉, 田中, 香月 三重大学フィールド研究・技術年報 17 1-29, 2019-11

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  • 都市感潮河川における定点カメラを用いたスカムの現地観測

    中谷 祐介, 岩岡 慶晃, 西田 修三 土木学会論文集B1(水工学) 75 (2), I_427-I_432, 2019

    ...</p><p> 平野川の流動には,日周潮や半日周潮だけでなく,大阪湾‐紀伊水道の固有振動である1/5~1/6日周期の変動成分が無視できない影響を及ぼしていた.スカムは季節に依らず発生しており,降雨の1~3日後に観測されるケースが多かった.スカムは潮汐に応じて流下・遡上しながら移流する一方,船舶の航行により破壊され沈降・消失するなど,その挙動は人為的要因の影響を強く受けていた.</p>...

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  • 2018年台風21号(Jebi)により大阪湾沿岸で発生した強風・高潮災害の特徴

    山本 晴彦, 渡邉 祐香, 那須 万理, 川元 絵里佳, 坂本 京子, 岩谷 潔 自然災害科学 38 (2), 169-184, 2019

    ...台風の通過時には950hPa台の最低海面気圧を観測し,大阪湾沿岸の神戸,西宮,尼崎,大阪等では観測史上最高の潮位を観測し,関西国際空港が冠水した他,大阪湾や紀伊水道の沿岸でも高潮や高波による被害が発生した。また,暴風により自動車の横転や住家の損壊,電柱の倒壊による停電も各地で発生した。...

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  • 淡路島沿岸砂浜の粒径・形状と液状化特性の空間的特徴

    荻野 泰志, 宇野 宏司, 柿木 哲哉 土木学会論文集B3(海洋開発) 75 (2), I_731-I_736, 2019

    ...常に変化する間隙状態や砂浜の物理特性によっても大きく影響を受けることが予測される.本研究では,淡路島沿岸砂浜の粒径・形状の特性を把握するために画像解析を行い,淡路島沿岸に点在する砂浜の粒度特性の分布的特徴については,大阪湾の砂浜に比較的大きい粒子の砂が存在し,どの砂浜も同等な形状を示すことがわかった.また,振動台実験により液状化特性を算定することで,淡路島沿岸砂浜の液状化特性の空間的特徴について,紀伊水道...

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  • 大阪府南部・和歌山県北部におけるT1821号による強風被害の航空調査

    野田 稔, 友清 衣利子, 竹内 崇 日本風工学会年次研究発表会・梗概集 2019 (0), 105-106, 2019

    ...<p>平成30年台風21号は、強い勢力を保ったまま9月4日12時に徳島県南部に上陸し、紀伊水道を抜けて同日14時に神戸市に再上陸した後に日本海に抜け、近畿地方一帯に甚大な強風被害を残した。大阪府には65,000棟余りの住家被害が発生しており、被害の全貌を把握することが困難な上に、和歌山県北部の被害状況は長期間にわたって不明という状態が続いていた。...

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  • 春季に紀伊水道東部海域で漁獲されるイワシ類シラスの種組成の年変動

    御所, 豊穂, 武田, 保幸, 安江, 尚孝, 堀木, 暢人 和歌山県農林水産試験研究機関研究報告 (6) 113-119, 2018-03

    ...春季シラスの好不漁は,潮岬沖の黒潮離岸距離,黒潮から紀伊水道内への暖水流入の有無,太平洋南区の親魚の漁獲量の多寡によることが示唆された。旬別漁獲量の年変化を見ると,マシラス優占期は3月上旬から4月上旬に漁獲が始まり,好漁年は5月下旬まで漁獲が続いた。カタクチシラス優占期は,4月中に漁獲が始まり,好漁年は漁獲開始が3月からと早く,不漁年は,漁獲開始時期が4月下旬以降と遅かった。...

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  • 紀伊水道東部におけるクマエビの生態に関する基礎的知見

    小林, 慧一, 土居内, 龍, 堀木, 暢人 和歌山県農林水産試験研究機関研究報告 (6) 121-129, 2018-03

    ...本研究では,紀伊水道東部におけるクマエビの生態に関する基礎的知見についてとりまとめた。1. 冬季には本海域に広く分布しているが,夏季には水深20mに最も多く分布しており,冬季から夏季にかけて接岸移動をしていると考えられた。2. 産卵期は6~8月と推定され,夏季に向けた接岸移動は産卵に伴うものと考えられた。3....

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  • 大和平野および紀伊平野における国営事業の実施と将来展望

    宮﨑 且, 鵜沢 和弘, 垂井 保典 農業農村工学会誌 86 (12), 1147-1152,a2, 2018

    ...<p>戦後の水資源開発の手本ともいえる十津川・紀の川総合開発事業は,紀伊水道に流れ込む紀の川の水を奈良県大和平野へ導水する一方,熊野灘へ流れ込む十津川の水を紀の川へ流し和歌山県紀伊平野も広く潤すという2つの流域変更を伴う歴史的な大事業であった。この事業により両平野の水不足が解消し,近畿でも有数な穀倉地帯が形成された。...

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  • 活魚箱輸送におけるクマエビの最適輸送温度の探索

    枝川, 大二郎, 上田, 幸男 徳島県立農林水産総合技術支援センター水産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Fisheries Research Institute (11) 5-7, 2017-03

    ...紀伊水道で操業する小型底びき網で漁獲された体重18~108gのクマエビを試験に供した。2.7~5.3kgのクマエビを14.5~22.5℃に設定した40Lの海水入りの活魚箱に24時間収容し,24時間後の生残率,海水のDO,COD,アンモニア濃度を調べた。...

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  • 夏期における漁獲後のハモの生残に及ぼす水温変化の影響

    上田, 幸男, 岡崎, 孝博 徳島県立農林水産総合技術支援センター水産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Fisheries Research Institute (11) 17-20, 2017-03

    ...播蓄養および活魚輸送におけるハモの最適水温を探索する目的で紀伊水道徳島県沖で小型底びき網により漁獲された体重185~1,370gのハモ43~50個体を10,13,15,18,20,25℃及び流水下の500~2,700Lの水槽に収容し,10日間の生残が調べた。その結果,水温が高いほど高い生残率を示した。...

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  • 飼育試験からみた低水温期におけるハモの生残,摂餌および体重の変化

    上田, 幸男 徳島県立農林水産総合技術支援センター水産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Fisheries Research Institute (11) 13-16, 2017-03

    ...紀伊水道徳島県沖で小型底びき網により漁獲された体重202~1,691gのハモを2012年12月から2015年5月に3,000Lもしくは2,400Lの水槽で飼育し,冬期の低水温が生残個体数,摂餌量および体重の変化に及ぼす影響を調べた。無給餌区(n=44)では水温が8.6~8.8℃になった2013年2~4月の生残率は75%(n=33)であった。...

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  • 紀伊水道沿岸砂浜のEco-DRR機能評価に関する基礎的研究

    宇野 宏司, 柿木 哲哉 土木学会論文集B2(海岸工学) 73 (2), I_1549-I_1554, 2017

    ...沿岸に広がる砂浜は,自己修復能力を備えたメンテナンスフリーのグリーンインフラとして,消波効果等が期待されている.本研究で対象とする紀伊水道沿岸には,生態系の保全や観光・景観資源としても貴重な砂浜が数多く分布しているが,南海トラフ地震等により生じる液状化の規模によっては,これらの機能が十分に発現されない可能性が考えられる.本研究では,現地で採取された砂を用いた簡易な液状化実験を通じて,当該地域における...

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  • フーリエ解析を用いた岡山市沿岸における津波ピークのリアルタイム予測法の検討

    工代 健太, 前野 詩朗, 赤穗 良輔, 吉田 圭介 土木学会論文集B1(水工学) 73 (4), I_1027-I_1032, 2017

    ...に資するため,主に紀伊水道入口付近で得られた津波波形から,岡山市沿岸の津波挙動を簡易的にリアルタイム予測する手法を検討した.本研究により,紀伊水道で得られた津波波形からフーリエ解析により抽出した約60分周期の規則波の波形を主に用いることで,岡山沿岸の津波ピーク水位とその到達時間がさまざまな震源ケースにおいて正確に早期予測できることが示された....

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  • 紀伊水道沿岸の河川・海岸における表層堆積土砂の色彩類似性

    宇野 宏司 土木学会論文集B1(水工学) 73 (4), I_757-I_762, 2017

    ...流域総合土砂管理の重要性の観点から,森川里海のつながりが注目されるようになり,省力的かつ効率的なモニタリング手法の開発が求められている.本研究では,紀伊水道を挟んで対峙する和歌山県沿岸と四国東岸の河川・海岸における表層堆積土砂の色彩情報に着目し,その類似性について統計学的手法を用いた検討を行った.その結果,当該地域における近隣河川・海岸間の土砂の連続性を考える上での有効なトレーサビリティを有する希少色...

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  • 瀬戸内海表層堆積物中の藻類バイオマーカーの分布:淀川水系〜紀伊水道トランセクト

    中村 英人, 安藤 卓人, 廣瀬 孝太郎, 浅岡 聡, 沢田 健 日本地球化学会年会要旨集 64 (0), 82-, 2017

    ...真正眼点藻に由来する長鎖アルキルジオールに占める C32 ジオールの割合は、淀川水系で顕著に高く、大阪湾の湾奥部から紀伊水道にかけて低下した。淀川水系でC32ジオールが卓越することから、C32ジオールの割合は、沿岸域における河川水流入指標となることが示唆された。...

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  • 四国・紀伊半島沖における台風通過に伴う黒潮の流動構造変化について

    多田 拓晃, 内山 雄介 土木学会論文集B2(海岸工学) 72 (2), I_457-I_462, 2016

    ...をもたらした2014年台風18号,19号に伴う海洋応答に関する広域高解像度再解析を行った.台風通過に伴い,台風経路右側で慣性周期帯を主要な構成成分とする渦運動エネルギーが広範囲に発達したことを確認したのち,四国・紀伊半島沖を東進する黒潮に対する台風の影響を検討した.台風通過後に土佐湾特有の地形によって生じるメソスケールの後流渦が約3日周期で黒潮流軸を変動させていることを示すとともに,黒潮の流路変動に伴って紀伊水道...

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  • 紀南分岐流(振り分け潮)の短周期変動に与える海上風影響について

    日向 博文, 陳 敏坤, 片岡 智哉 土木学会論文集B2(海岸工学) 72 (2), I_463-I_468, 2016

    ...に与える海上風の影響を主に海洋レーダの観測結果に基づいて調べた.その結果,以下のことが分かった.黒潮が接岸流路をとった場合,紀伊半島近傍における黒潮前線の小規模離接岸(短周期変動)に対し海上風による沿岸湧昇/沈降が影響を与えている可能性が高い.この時の離接岸距離は内部変形半径の程度と推測されるが,振り分け潮の生成消滅が生じるため紀伊半島陸棚域の海況は大きく変化する.一方,黒潮が離岸流路をとる場合,紀伊水道陸棚斜面部...

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  • 海洋数値モデルを用いた大阪湾におけるマコガレイ稚魚の生態系ネットワークの評価

    杉松 宏一, 大村 智宏, 大美 博昭, 村 浩隆, 堀 正和, 中山 哲嚴 土木学会論文集B2(海岸工学) 72 (2), I_1375-I_1380, 2016

    ...解明のため,その発生起源となる産卵場から浮遊期仔魚を経て着底に至るまでの移動分散過程を推定することを試みた.現地調査から2014年のマコガレイ浮遊期仔魚は,1月中旬から下旬にかけて大阪湾内に広く分布していることがわかった.観測された浮遊期仔魚の起源推定のため,海洋数値モデルと,時間軸を順方向,または逆方向にる双方向粒子追跡計算を活用し,大阪湾内で観測された浮遊期仔魚は,大阪湾内および隣接する播磨や紀伊水道...

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  • 長期高解像度再解析に基づく瀬戸内海内部流動と幼稚仔分散過程の形成メカニズムに関する研究

    小硲 大地, 内山 雄介, 御手洗 哲司 土木学会論文集B2(海岸工学) 72 (2), I_1273-I_1278, 2016

    ...Lagrange粒子追跡計算に基づく幼稚仔分散解析を実施し,周辺外力である黒潮流路変動,風応力および潮汐が瀬戸内海の内部流動および幼稚仔分散の変動特性に及ぼす影響を定量的に評価した.足摺岬および潮岬における黒潮離接岸変動は通過流の消長を通じて瀬戸内海東部海域の幼稚仔分散距離を増大させるなど,経年変化(特に夏季)に影響を及ぼす.冬季の強い北西風は瀬戸内海全体の時計回り通過流を強化し,瀬戸内海全域で幼稚仔を紀伊水道方向...

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  • 半閉鎖性海域湾口部における成層期および成層崩壊期の流動構造と海水交換について

    内山 雄介, 吉木 智軌, 多田 拓晃, 馬場 康之, 水谷 英朗, 久保 輝広, 森 信人, 猿渡 亜由未, 大塚 淳一, 二宮 順一, 渡部 靖憲, 山田 朋人 土木学会論文集B2(海岸工学) 72 (2), I_493-I_498, 2016

    ...行った.クロススペクトル解析結果から,流速鉛直構造と外力との対応については,表層付近の日周期変動には海上風が,成層期の混合層下部の半日周期変動には内部潮汐が,成層崩壊期の混合層全層では半日周期潮汐がそれぞれ寄与していることが分かった.一方,海水交換に対しては半日周期潮汐変動が最も寄与しているのに対し,それと同程度に周期約3日にピークを有するサブタイダル長周期成分の影響が大きかった.この長周期変動は紀伊水道...

    DOI DOI 機関リポジトリ ほか2件 被引用文献1件 参考文献1件

  • 津波波源内の海面擾乱に関する水理実験および数値計算

    藤原 岳大, 坂本 匡史, 高橋 智幸 土木学会論文集B2(海岸工学) 72 (2), I_343-I_348, 2016

    ...海洋レーダにより津波伝播を観測できることは,日向ら<sup>1)</sup>による紀伊水道での津波伝播と副振動の観測によって実証された.現在ではさらに津波波源を海洋レーダにより観測することで,津波警報の信頼性向上や迅速な激甚被災地探索が可能になると期待されている.海洋レーダにより津波波源を観測するためには,津波波源内の表面流速や水位変動の特徴を明らかにする必要がある.本研究では,巨大地震のP波によって...

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  • 兵庫県大阪湾・紀伊水道海域におけるオニオコゼの資源特性

    五利江, 重昭 兵庫県立農林水産技術総合センター研究報告. 水産編 = Bulletin of the Hyogo Prefectural Technology Center for Agriculture, Forestry and Fisheries. Fisheries section (44) 1-11, 2015-11

    ...兵庫県大阪湾・紀伊水道海域におけるオニオコゼの資源特性を明らかにした。耳石薄層切片に観察される不透明帯が年1回7月頃に形成され,耳石が年齢形質となることが確認できた。査定できた最高齢は,雌雄とも19歳であった。...

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  • 平成20年度名誉員 橋本安雄 氏

    齊藤 紀彦 電気学会誌 135 (1), 20-21, 2015

    ...関西電力の500 kV交差二重外輪系統や紀伊水道直流送電という電力システムは,今も世界に誇る信頼度,技術力を有するものだが,その構築に大きな功...

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  • 黒潮流路変動が瀬戸内海全域の幼稚仔分散過程に及ぼす影響

    小硲 大地, 内山 雄介, 御手洗 哲司 土木学会論文集B2(海岸工学) 71 (2), I_1231-I_1236, 2015

    ...から2013年の10年間を対象として,領域海洋循環モデルROMSをベースとした高解像度の瀬戸内海全域流動モデリングとその結果を用いた3次元Lagrange中立粒子追跡を実施し,九州・四国沖での黒潮流路変動が瀬戸内海内部の流動構造および幼稚仔分散過程に及ぼす影響を評価した.黒潮流軸距離と瀬戸内海内部の通過流量等との対応から,瀬戸内海全体の時計回り流動が潮岬・足摺岬・都井岬における黒潮離接岸状況と豊後-紀伊水道間...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献3件

  • 瀬戸内海周辺海域を対象とした台風通過時の広域海洋熱収支解析

    内山 雄介, 西井 達也 土木学会論文集B3(海洋開発) 71 (2), I_383-I_388, 2015

    ...バルク法を組み込んだROMSをベースにした2段ネスト瀬戸内海高解像度海洋流動モデルを構築し,GPV-MSMおよびJCOPE2再解析値を境界条件に用いて,2012年,2013年の夏期から秋期にかけて同海域に接近・通過した5つの台風による広域水温低下現象について熱収支解析により詳細に検討した.瀬戸内海全体の水温変動に対する豊後水道-紀伊水道間の水平移流熱輸送の影響は大きくなく,海表面から入射する正味の熱...

    DOI HANDLE Web Site 参考文献2件

  • 海岸性甲虫類の種構成と海浜の面積および孤立度との関係

    河上 康子, 村上 健太郎 昆蟲.ニューシリーズ 17 (2), 59-66, 2014-04-05

    ...<p>1996年から2002年の期間に海岸性甲虫類の調査を行った,播磨灘・大阪湾・紀伊水道沿岸部の43地点の海浜について,それぞれの面積および孤立度(近接する海浜までの距離)と,海岸性甲虫類の種構成の関係について解析を行った.海浜の面積を説明変数に,海岸性甲虫種の種数,および出現した全甲虫種の種数を目的変数にした単回帰分析の結果,いずれも有意な決定係数がえられ,面積が広いほど出現種数が増加する傾向が...

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  • 瀬戸内海東部における DNA マーカーによるクルマエビの放流効果推定

    山本 昌幸, 野口 大毅, 小畑 泰弘, 菅谷 琢磨, 高木 基裕 水産増殖 62 (4), 393-405, 2014

    ...放流エビは放流海域で主に再捕されたが,放流海域から東の紀伊水道に移動する個体も確認された。一方,放流海域から北に位置する播磨灘北部では放流エビ再捕がされず,北に移動する放流エビが少ないことが示唆された。2009年と2010年における放流エビの1年目の回収率(費用便益比)はそれぞれ0.54%(0.16)と4.67%(1.51)となった。...

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  • 飼育下のクマエビの生残と潜泥行動に及ぼす冬季の低水温の影響

    上田, 幸男 徳島県立農林水産総合技術支援センター水産研究所研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Fisheries Research Institute (9) 21-24, 2013-03

    ...2011年11月から2012年1月において紀伊水道の水深50mから採取した砂泥を30Lパンライト水槽および400Lダイライト水槽に敷設し,体重 33~67gのクマエビを流水下で飼育した。不定期ながら毎日1回の割合で観察し,冬季の低水温がクマエビの生残と潜泥行動に及ぼす影響を調べた。...

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  • 紀伊水道産クマエビの産卵生態と成長,寿命

    上田, 幸男 徳島県立農林水産総合技術支援センター水産研究所研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Fisheries Research Institute (9) 13-19, 2013-03

    ...1990年4月~1991年2月に紀伊水道沿岸の小型底びき網で漁獲されたクマエビ5,375個体の体長を雌雄別に計測するとともに,708個体については雌雄別に体長,頭甲胸長,体重,雌については生殖腺重量を計測し,目視により熟度を判別した。これらの結果から,本海域産クマエビの生物学的最小形は14.2cm,産卵期は6月下旬~8月上旬と推定した。...

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  • 高解像度DEMの災害地理学的研究への応用

    石黒 聡士 日本地理学会発表要旨集 2013a (0), 100027-, 2013

    ...国立環境研究所と産業技術総合研究所は,現在,北海道から紀伊水道にかけての太平洋沿岸の一部で,航空機搭載型測深LiDARにより海底地形を計測中である.同種のセンサーは日本国内では海上保安庁のみが保有しており,研究機関による学術的利用は国内初である.これまでに得られた地形データについて精度検証を行った結果,1 m程度(標準偏差)の精度であった.今後,誤差の水深依存性や水質依存性,底質依存性などについても...

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  • 2011年に徳島県沿岸で漁獲された小型ハモの年齢組成と成熟

    岡崎, 孝博, 上田, 幸男 徳島県立農林水産総合技術支援センター水産研究所研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Fisheries Research Institute (8) 27-29, 2012-03

    ...2011年8月27日に播磨灘南部の徳島県沿岸で,2011年9月7日に紀伊水道南部の徳島県沿岸で小型底びき網により,ハモを採集した。採集したハモのうち,資源保護のために再放流の対象となる体重200g以下の小型ハモの割合は播磨灘で80.2%,紀伊水道で77.8%であった。...

    日本農学文献記事索引

  • 紀伊水道における冬季の外海底層からの北太平洋中層系水の流入

    鎌田, 信一郎, 天真, 正勝, 上田, 幸男 徳島県立農林水産総合技術支援センター水産研究所研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Fisheries Research Institute (8) 7-11, 2012-03

    ...本研究では,播磨灘から紀伊水道における栄養塩の流入過程を明らかにするため,2011年1~3月に播磨灘から紀伊水道に9定点を設け,水温,塩分および栄養塩の鉛直分布を調べた。その結果,潮岬で黒潮が39マイルに離岸した2011年2月に相対的に33psu以上の塩分で3~5μmol/LのDINを有するNPIWに由来する相対的に高栄養塩濃度の水塊が紀伊水道内底層へ流入することを初めて観察した。...

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  • 徳島県沿海の藻類養殖漁場における珪藻増殖がDIN濃度減少に及ぼす影響

    酒井, 基介, 上田, 幸男 徳島県立農林水産総合技術支援センター水産研究所研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Fisheries Research Institute (8) 1-6, 2012-03

    ...2006~2009年の10~3月に徳島県沿海の播磨灘,小鳴門海峡,紀伊水道北部,吉野川河口周辺,県南の5海域のアマノリとワカメの藻類養殖漁場におけるDIN濃度の消長とCoscinodiscus wailesii,Eucampia zodiacusの珪藻2種の増殖の関係について調べた。C. wailesiiは主に11月に,E. zodiacusは2~3月に増殖し,DIN濃度を大きく減少させた。...

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  • 瀬戸内海における1918~2005年の巨大台風時最大波高の空間分布の特性

    畑田 佳男, 山口 正隆, 野中 浩一 土木学会論文集B3(海洋開発) 68 (2), I_983-I_988, 2012

    ...本論文では瀬戸内海の東部・中部・西部海域で1918~2005年の間に抽出した26ケースの巨大台風(1918年7月台風から台風0418号まで)を対象とした浅海波浪推算の結果に基づいて,各台風時の最大波高と波向の空間分布の特性を検討する.入力条件とした海上風分布は対象海域周辺の陸上気象官署で取得されたSDP風の沿岸・海上観測風への変換とそれらの空間補間による.波高は,太平洋に接続する豊後水道や紀伊水道の...

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  • 標識放流からみた瀬戸内海東部海域におけるハモの分布と移動

    岡﨑 孝博, 上田 幸男, 浜野 龍夫 日本水産学会誌 78 (5), 913-921, 2012

    ...紀伊水道外域を含む瀬戸内海東部海域で 1988~1992 年,2009~2010 年に体重 44~3,200 g のハモ 3,117 個体を標識放流した。3 個体を除く 359 個体(11.5%)が同海域で 1,112 日以内に再捕された。放流海域に留まるハモが多いが,一部は 4~12 月に外域から紀伊水道,大阪湾へ北上後,紀伊水道および外域に南下した。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献1件 参考文献18件

  • 徳島県沖で観察された巣穴内のハモ

    上田, 幸男, 天真, 正勝, 岡崎, 孝博 徳島県立農林水産総合技術支援センター水産研究所研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Fisheries Research Institute (7) 25-27, 2011-03

    ...水中テレビロボットにより,2003年3月に紀伊水道外域徳島県沖の水深83mの海底で2個体のハモ科魚類を昼間に観察した。これらの画像は室内の飼育試験で撮影された巣穴内のハモの画像と酷似したことからハモと判断した。2個体は泥砂底に形成した巣穴から頭部を出していた。観察されたハモは水中テレビロボットの接近に伴い巣穴内に体全体を隠した。...

    日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献1件

  • 小型底びき網の曳網時間とハモの生残率の関係

    岡崎, 孝博, 上田, 幸男 徳島県立農林水産総合技術支援センター水産研究所研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Fisheries Research Institute (7) 29-31, 2011-03

    ...小型底びき網の曳網時間とハモの生残率および負傷の関係を把握する目的で2009年9月2~4日の18~24時に紀伊水道の水深48~63mにおいて試験操業を実施した。9.7トン,25馬力の小型底びき綿船により,タチ網を用いて2.1~2.6ノットで,60,90,120分の曳網を各2~3回実施し,総漁獲尾数,網掛かり尾数,負傷個体数および斃死個体数を記録した。...

    日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献1件

  • 徳島県産ハモの豊度の推移と生態学的知見

    岡崎 孝博, 上田 幸男 黒潮の資源海洋研究 = Fisheries biology and oceanography in the Kuroshio (12) 169-173, 2011-03

    ...また,資源管理への自主的な取り組みとして,紀伊水道で操業する小型底曳き絹漁業者が2008年に資源回復計画を策定し,体重200g以下の小型のハモおよび4kg以上の親魚を再放流している。同様に紀伊水道で操業する延縄漁業者も体重300g以下のハモを再放流している。 こうした背景を踏まえ,徳島県はハモの安定生産と品質向上を図り,県産ハモのブランド力を高めるために,生産から流通に至る幅広い研究を進めている。...

    日本農学文献記事索引

  • 炭素・窒素安定同位体比に基づく紀伊水道におけるタチウオとその他の底生魚類の炭素源の比較

    土居内 龍, 安江 尚孝, 竹内 照文, 山内 信, 奥山 芳生, 諏訪 剛, 向野 幹生, 小久保 友義, 芳養 晴雄 日本水産学会誌 77 (2), 205-214, 2011

    ...炭素・窒素安定同位体比に基づき,紀伊水道産タチウオの炭素源を推定すると共に,その他の底生魚類 13 種との炭素源の比較を行った。植物プランクトンと底生微細藻類をエンドメンバーとした解析によると,タチウオは炭素源の 51.6% を植物プランクトンに依存することが示された。一方その他の底生魚類では 3.1~43.0% を植物プランクトンに依存していた。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献4件 参考文献57件

  • A40 東日本大震災における当センターの対応と現地での医療救護活動

    森本 真仁, 浜田 茂明 日本重症心身障害学会誌 36 (2), 287-287, 2011

    ...大津波警報に対する当センターの対応と課題 当センターは徳島県の東部、紀伊水道に面した小松島市に位置する190床(身障者療護施設50床を含む)の、主に重症心身障害児者を中心とした療育センターである。建物は2階建で港から近く、比較的低い土地に在る。地震発生後ただちに外来診療とリハビリテーションを中止し、1階フロアの入院患者を2階へと避難させた。...

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  • 和歌山県田辺湾口における気象海象観測(2007年-2009年)

    鈴木, 崇之, 久保, 輝広, 武藤, 裕則 京都大学防災研究所年報. B 53 (B), 663-674, 2010-06-01

    ...紀伊水道に面した和歌山県南部に位置する田辺湾口に1993年,沖合での気象海象観測を目的として田辺中島高潮観測塔が建設された。本報では,2007年1月から2009年12月までの3年間の観測データを統計解析し,田辺湾口における気象・海象の季節変動,および頻度分布を取りまとめた。...

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  • 沖合津波情報を用いたリアルタイム津波予測法 -逆解析法とニューラルネットワーク法-

    安田 誠宏, 間瀬 肇 沿岸域学会誌 22 (4), 51-61, 2010-03-31

    ...沖合観測点が室戸岬および潮岬の2地点ならば,観測時間は地震発生から30分間必要であるが,観測点が室戸岬沖,潮岬沖および紀伊水道の浅川沖の3地点であれば,予測開始時間を10~15分後にまで短縮できる。ニューラルネットワーク予測法では,ネットワークの中間層ユニット数を10,中間層ユニットの応答関数をtansig型,出力層ユニットの応答関数をlinear関数とすることが最適であった。...

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  • 内海としての紀伊水道(第1部 内海と生業と技術)

    菱沼 一憲 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 157 15-30, 2010-03-15

    ...本稿では、紀伊水道を内海に措定して潟湖―内海関係により生み出される地域関係=内海地域の存在を浮かびあがらせ、その政治的・軍事的な活動と変遷を明らかにし、歴史的な意義につき考えてみた。古代では河川が海に注ぐ場所=水門(ミナト)であり、砂質海岸の多い日本では河口潟湖が形成されやすく、そのためミナトに「湖」を宛てることがままみられる。...

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • 詳細DEM画像から探る紀伊半島沖の海底地形

    鈴木 康弘, 中田 高, 後藤 秀昭, 渡辺 満久, 徳山 英一, 隈元 崇, 佐竹 健治, 加藤 幸弘, 西澤 あずさ, 泉 紀明, 伊藤 弘志, 植木 俊明, 梶 琢 日本地理学会発表要旨集 2010f (0), 107-107, 2010

    ...<BR><BR> 南海トラフ:<BR>  南海トラフは標高-4000~4800m程度.潮岬海底谷と天竜海底谷は外縁隆起帯を横断し,南海トラフ北縁の活断層沿いに流路跡を形成している.北縁の活断層トレースは紀伊水道沖および渥美半島南方でそれぞれ大きく屈曲し,この部分では活断層の連続性が不良である....

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  • 紀伊水道における透明度の長期変動(2)

    鎌田 信一郎, 吉村 晃一, 上田 幸男 黒潮の資源海洋研究 = Fisheries biology and oceanography in the Kuroshio (10) 15-26, 2009-03

    ...本報告では徳島、和歌山両県の海洋観測データを統合して解析することにより、大阪湾と紀伊水道の関係を含め昭和43年以降の紀伊水道全域のより広域的な海況の長期変動とその要因について解析した。加えて紀伊水道徳島県沿岸における、明治34年から昭和13年に記された古文書から定地海洋観測記録を読み取り、データベース化するとともに、約100年に及ぶ透明度と水温の長期変動について論じた。...

    日本農学文献記事索引

  • 東京湾における小型えび類の出現状況

    田島, 良博 神奈川県水産技術センター研究報告 (3) 45-48, 2008-03

    ...サルエビやアカエビなどクルマエビ科の小型えび類は、瀬戸内海や紀伊水道、土佐湾などでは、小型底びき網漁業の重要な漁獲対象資源であり、生態や分布に関する研究事例も多い。しかし、東京湾の小型底びき網漁業では、これら小型えび類を主対象にした操業はほとんど行われず、混獲物としての水揚げはあるようだが、その実態を調査した事例は見あたらない。...

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  • 徳島県海域の透明度の長期変動について

    石田 鉄兵, 上田 幸男 黒潮の資源海洋研究 = Fisheries biology and oceanography in the Kuroshio (9) 45-52, 2008-03

    ...徳島県沿岸には、太平洋域に面し、黒潮の影響を強く受ける海部沿岸、京阪神の大都市に隣接する内湾性の播磨灘および両海域を繋ぐ紀伊水道の3つの異なる性質を有する海域があり、各海域に応じて多種多様な魚介類を育む場となっている。これらの海域には、一級河川である吉野川や那賀川などの他、大小河川から常に陸水が流れ込んでいるため、河川の影響を考えずにこの海域を語ることはできない。...

    日本農学文献記事索引

  • 共有資源の共同利用とその管理について

    田中 史朗 地域漁業研究 48 (1-2), 83-102, 2008-02-01

    ...<p>本稿は,兵庫県海域に隣接する西の備讃瀬戸,東の大阪湾,南の紀伊水道における小型機船底曳網漁業に関する広域的漁業管理組織構築に向けてのネットワーク作りの現状と課題,そして漁業者と行政との関わり如何が広域的漁業管理形成にどのような影響をもたらしているのかを明らかにしたものである。...

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  • 大阪湾・紀伊水道において観られるもう一つの密度流系

    金 漢九, 中辻 啓二, 前田 瑛美, 西田 修三 海岸工学論文集 55 391-395, 2008

    In order to clarify nutrient transport processes around the Kitan Strait, field surveys have been carried out every August from 1999 to 2004. The field surveys provided two very interesting results. …

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  • シンポジウム「瀬戸内海の変遷—自然,環境,人」の趣旨

    兵頭 政幸, 加藤 茂弘, 松下 まり子, 佐藤 裕司 第四紀研究 47 (4), 221-222, 2008

    ...瀬戸内海は本州・四国・九州に囲まれ,紀淡・鳴門・関門・豊予の4つの海峡を通して,外洋とつながっている.領海法では,さらに紀伊水道も含めて瀬戸内海と定義している.この地域は,豊かな海の幸と穏やかな気候に恵まれて,古くから人が居住し,文化的・経済的活動が活発に繰り広げられてきた.また,多島海・白砂青松で形容されるその美しい景観を構成する島嶼と海域およびその展望地は,国立公園法が施行された3年後の1934...

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  • 徳島県紀伊水道海域における船びき網の漁業管理に関する研究

    斎浦, 耕二 徳島県立農林水産総合技術支援センター水産研究所研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Fisheries Research Institute (5) 1-71, 2007-03

    本県の瀬戸内海船びき網漁業の経営上の特徴と問題点を明らかにし、漁業管理技術に関する研究を行い、その普及に取り組んだ。カタクチイワシに対して260経モジ網コッドエンドの50%選択全長l50は約10mmであり、シラス漁場を形成する全長約15mm以上の漁獲には細かすぎる。220経モジ網のl50値は18〜20mmであり、これまで拡大しても漁獲の減少は1%に収まる。本県B海域のすべての「チリメン加工」経営…

    日本農学文献記事索引

  • 瀬戸内海における津波挙動に及ぼす潮汐および入射波高, 周期の影響

    宮本 大輔, 村上 仁士, 上月 康則, 久保 喬 海岸工学論文集 53 261-265, 2006

    ...その結果, 津波高の予測値に及ぼす初期潮位や潮流の影響は50cm未満であること, 内海に進入した津波は減衰するのに半日~1日程度要すること, 東の紀伊水道を透過し, 播磨灘と大阪湾に進入した津波の50~80分の周期成分は減衰されにくいことを示した....

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  • 海域環境システムとその数値シミュレーションに関する研究II

    仁木, 将人 京都大学防災研究所年報. C 48 (C), 189-195, 2005-04-01

    ...田辺湾における夏季成層時の海水交換に対しては内部波と沿岸湧昇の結びついた内部急潮が重要であると認識されている.一方黒潮の離接岸は田辺湾の面する紀伊水道の成層構造や水質に影響を与える.本研究では特に黒潮の離接岸に注目し田辺湾への影響に関して観測結果や数値モデルを利用して考察した.その結果,紀伊水道表層付近での成層構造は田辺湾全体の流動構造と物質循環を決定している事が分かった.紀伊水道の成層構造は黒潮の...

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  • 比井湾で顕著な水温変動が起こる機構の検討

    諏訪, 剛 和歌山県農林水産総合技術センター研究報告 (6) 185-194, 2005-03

    ...比井湾で冬季から早春季を中心に観察される顕著な水温変動の変動機構を検討するために、比井湾の水温と、フロントの中心の比井湾に対する位置、および紀伊水道入口周辺におけるフロントの分布パターンを比較した。また、比井湾の水温と塩分の変動も比較した。その結果は次のとおりである。...

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  • 紀伊水道東部海域における栄養塩の季節変化

    諏訪, 剛 和歌山県農林水産総合技術センター研究報告 (6) 169-184, 2005-03

    ...1994年-2003年の10年間に四季毎に調査された水温、塩分、溶存態窒素、溶存態燐のデータを解析し、紀伊水道東部海域における栄養塩の季節毎における分布の変化を海洋学的な見地をもとに整理した。表層の溶存態窒素濃度は春-夏季には低く、秋季には上昇し、冬季には最も高くなった。春-夏季には底層では水深が深くなるほど水温は下がり、栄養塩は高くなった。...

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  • 内部潮汐卓越型の湾内海水交換過程に及ぼす外洋水の影響

    仁木 将人, 山下 隆男, 芹澤 重厚, 福神 和興 海岸工学論文集 52 866-870, 2005

    ...紀伊水道の水塊構造は黒潮流路により強く影響を受けている. 水塊構造の変化は, そこに面する内湾での海水交換や水質分布に大きな影響を及ぼすと考えられ, 田辺湾での観測結果を通して黒潮流路が内湾に与える影響に関して検討を行った. その結果, 黒潮接岸時には湾内の流動が小さくなり, 湾奥では底層から貧酸素化が進むと推測された. それに対して黒潮離岸時には流動も大きくなり貧酸素化しない....

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  • 瀬戸内海における高潮の伝播・発達特性

    駒井 克昭, 日比野 忠史, 松本 英雄 海岸工学論文集 52 221-225, 2005

    ...東寄りの経路を通ったTY0416では, 豊後水道と紀伊水道から進入した高潮が同調するとともに, 大潮の満潮時刻に最大潮位偏差の発生時刻が重なった備讃瀬戸周辺で被害が集中した. 西寄りの経路を通ったTY0418では, 気圧低下による海面の吸い上げや強風による吹き寄せにより高潮が発達した山口-広島で被害が集中した. 2004年夏は海水密度が約1kg/m3低かったため, 高潮が増大した可能性がある....

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  • 徳島県沿岸の底質の性状

    上田, 幸男, 住友, 寿明 徳島県立農林水産総合技術センター水産研究所研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Center Fisheries Research Institute (2) 3-17, 2003-07

    ...有機物量(500℃強熱減量)は、養殖漁場を有する内の海と播磨灘南部海域および大阪湾に隣接する紀伊水道北東部において高い値を示した。炭酸カルシウム(800℃強熱減量)については強い流れの影響を受ける鳴門海峡、紀伊水道南部およびサンゴが分布する海部の南部沿岸域において高い値を示した。...

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  • 紀淡海峡における流動構造と物質輸送に及ぼす黒潮蛇行の影響

    金 漢九, 西田 修三, 中辻 啓二 海岸工学論文集 50 926-930, 2003

    ...しかし, 紀淡海峡の南部に位置する紀伊水道では, 外洋から栄養塩が供給されており, その量は陸域から大阪湾に流入する栄養塩に匹敵するほどであることが指摘されている. 本研究では大阪湾と紀伊水道で行なわれる物質輸送を明らかにするために, 紀淡海峡において現地観測を実施してきた....

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  • 徳島県伊島周辺のマダイの年齢と成長

    渡辺, 健一, 保正, 竜也 徳島県立農林水産総合技術センター水産研究所研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Center Fisheries Research Institute (1) 3-8, 2002-03

    ...伊島周辺のマダイの成長は、内海の紀伊水道周辺では外海の和歌山県産より劣り、淡路島南部周辺のマダイに等しかった。これらの成長差は、周辺海況の水温の影響によるものと考えられた。当該海域のマダイの成長は、日本沿岸のなかでは成長の早いグループに属すると指摘した。...

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  • 紀南分岐流(振り分け潮)の数値モデル研究

    福田 久, 郭 新宇, 山形 俊男 海の研究 11 (5), 513-527, 2002

    The "Furiwakeshio" ("Kinan Bifurcation Current"), which is caused by the Kuroshio hitting the southwestern coast of the Kii Peninsula, is studied using a high-resolution OGCM. A hindcast experiment …

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  • 外洋から紀伊水道への窒素・リンの輸送

    高志 利宣, 藤原 建紀, 住友 寿明, 竹内 淳一 海岸工学論文集 49 1076-1080, 2002

    ...紀伊水道における栄養塩輸送は, 瀬戸内海の栄養塩収支を明らかにする上で重要である. 現地観測の結果, 夏季の栄養塩濃度は, 上層は常に低いのに対し, 下層では黒潮が離岸しているときは高く, 接岸しているときには低い値となった. 栄養塩輸送は, 黒潮が離岸状態のときは外洋から流入し, 接岸状態のときも流入するがその輸送量は小さい....

    DOI 被引用文献1件

  • 紀伊水道および豊後水道における津波の伝播・応答特性

    吉田 和郎, 村上 仁士, 島田 富美男, 上月 康則, 倉田 健悟, 一島 洋 海岸工学論文集 49 296-300, 2002

    ...その結果, 両水道入口付近の海底谷や大陸棚と波源との位置関係によって両水道への津波伝播特性が影響を受けること, 紀伊水道と豊後水道はともに, 50分と22-25分という特定の共振周期をもっていること, 紀伊水道は入射波の周期にかかわらず増幅しやすいことを示した....

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  • 台風6804号による黒潮の変化

    周東 健三 海の研究 10 (2), 137-145, 2001

    Typhoon 6804 induced large changes of the Kuroshio off Shikoku and Kii Peninsula. Oceanographic observations crossing the Kuroshio were made before and after the typhoon with about 12 days interval …

    DOI Web Site 参考文献10件

  • 大阪湾における懸濁物質・窒素・リンの収支と循環

    谷本 照巳, 星加 章, 三島 康史, 柳 哲雄 海の研究 10 (5), 397-412, 2001

    In order to clarify the budgets of organic matter and nutrient in Osaka Bay, distributions of salinity, total suspended matter(TSM), particulate organic carbon(POC), particulate organic …

    DOI 被引用文献3件

  • 徳島県産アオリイカの資源生物学的研究

    上田, 幸男 徳島県水産試験場研究報告 (1) 1-80, 2000-03

    ...播磨灘、紀伊水道および太平洋で操業する小型定置網標本船と紀伊水道南部で操業する小型底びき網標本船の月別漁獲量の推移から、これらの3海域ではアオリイカの産卵群と加入群がともに漁獲されることが明らかになった。しかしながら、播磨灘では水温が12.0℃以下に低下する1~4月に漁獲されず、この時期には水温が14℃以上ある太平洋岸や紀伊水道南東部へ移動しているものと考えられた。 ...

    日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献4件

  • 紀伊水道直流連系設備の概要

    橋本 隆輝 パワーエレクトロニクス研究会論文誌 25 (1), 9-14, 1999

    Kii Channel HVDC Link, the ratings of which are 2800MW, 500kV, 2800A in final stage, is constructing to interconnect Sikoku and Kansai electric power systems.<br>This paper describes the planning of …

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  • 瀬戸内海の水質・底質の現状と環境管理

    松田 治 Bulletin of the Society of Sea Water Science, Japan 53 (4), 229-240, 1999

    ...瀬戸内海は四方を囲まれたわが国最大の内海で, 外海とは豊後水道, 紀伊水道, 関門海峡の三海峡部のみで接する極めて閉鎖性の強い海域である. このような瀬戸内海の水圏環境は, 日本経済の高度成長に伴う産業, 人口, 都市化の集中が沿岸部を中心に著しく進行したため, 1960年代の後半頃から著しく悪化した. しかし, その後様々な環境保全施策がなされ, 今日に至っている....

    DOI 被引用文献1件

  • 紀伊水道における1996年8月の残差流構造

    藤原 正幸, 藤原 建紀, 大橋 行三 農業土木学会論文集 1998 (194), 283-292,a2, 1998

    Residual current in Kii Channel in August 1996 was simulated by using a robust diagnostic numerical model. The computed results were verified by an Acoustic Doppler Current Profiler (ADCP) data …

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  • 紀伊水道直流連系設備の計画について

    山地 幸司 パワーエレクトロニクス研究会論文誌 22 (1), 14-19, 1996

    An HVDC project of ±500kV and 2800MW bipolar system is planned to interconnect AC 500kV net-works of Shikoku Electric Power Company and The Kansai Electric Power Company. At the first stage, the …

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  • 沿 岸フ ロ ン トと魚類 卵稚 仔

    岩槻 幸雄, 中田 英昭 沿岸海洋研究 33 (1), 49-58, 1995

    ...熱塩フロント(東京湾と紀伊水道)と潮汐フロント(大阪湾-紀淡海峡)近傍における魚卵,仔稚魚と餌料プランクトンの分布,及び仔稚魚の摂餌状態に関する調査を1987-1993年にかけて実施した.いずれのフロントでもその近傍では沿岸性の魚類が多く採集された.東京湾口の熱塩フロントでは,餌料プランクトン密度はフロント上とフロントの外洋側で概して高く,魚卵,仔稚魚の密度はフロントの内湾側で高かった.両者の密度が...

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  • 紀伊水道北部海域産マコガレイの年令と成長

    反田 實, 中村 行延, 岡本 繁好 水産増殖 40 (3), 317-321, 1992

    The age and growth of marbled sole, <I>Limanda Yokohamae</I> collected in the northern part of the Kii Channel were examined using 1504 otoliths. From observations of the outer margin of the …

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  • 温帯低気圧通過時の降水強度分布変化と地形との関係

    上野 健一 Geographical Review of Japa,. Ser. A, Chirigaku Hyoron 62 (11), 776-791, 1989

    ...の空間平均により数10kmオーダーの局地的な空間変動は平均化され,低気圧の東進に伴う降水強度の弱い地域の進行,および南岸に卓越する100kmスケールの多降水量域が明らかとなった.各メッシュデータ間の差の分布は,それぞれ約50km・約100kmの空間スケールであった.前者の分布と20kmの谷埋め法による切峰面図の600m以上の山岳域とはよい対応をみた.一方,後者の分布は南岸の多降水域および南に豊後・紀伊水道...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献1件

  • 瀬戸内海の熱収支と塩分収支

    村上 眞裕美, 大西 行雄, 國司 秀明 日本海洋学会誌 45 (3), 204-216, 1989

    Seasonal variations of heat and salt balances are estimated in the Seto Inland Sea with the use of a numerical experiment.<BR>The surface effect is dominant with respect to the heat balance. In …

    DOI PDF Web Site ほか1件 被引用文献5件 参考文献2件

  • 北西太平洋におけるマンガンの挙動

    豊田 恵聖 日本海洋学会誌 44 (4), 157-162, 1988

    The determination of dissolved Mn in sea water was carried out using a Chelex 100 resin and graphite furnace atomic absorption spectrophotometer. The nearshore surface layer waters off the Straits …

    DOI PDF Web Site ほか1件 参考文献17件

  • 熊野灘におけるスルメイカTodarodes Pacificusの生態に関する研究(1)

    山田 浩且 三重県水産技術センター研究報告 = Bulletin of the Fisheries Research Institute of Mie/ 三重県水産技術センター [編集] (2) 27-34, 1987-10

    ...しかし10月中旬頃から産卵回遊に入り、岸寄りを熊野灘南部→紀伊水道域→土佐湾西部へと移動する。南下移動の過程では、一時期紀伊水道域における冬イカの漁場形成にも関与する。また、長期滞留していた冬生まれ群を産卵回遊へと移行させた要因の一つとして、対流期にみられる漁場水温の上昇があげられる。 ...

    日本農学文献記事索引

  • 紀伊水道産サルエビの産卵と成長

    上田 幸男 水産増殖 35 (3), 161-169, 1987

    Reproduction and growth of a penaeid prawn <I>Trachypenaeus curvirostris</I> (STIMPSON, 1860) in Kii Channel, Japan, was studied. Relationships between prawn size and the gonad somatic index showed …

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