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検索結果 7,110 件

  • 血漿タンパク質HRGは敗血症防止と生体恒常性維持に働く重要な因子である

    西堀 正洋, 和氣 秀徳, 阪口 政清 日本薬理学雑誌 159 (2), 107-111, 2024-03-01

    <p>血漿タンパク質histidine-rich glycoprotein(HRG)は,全身炎症反応時にCRPやα1-antitrypsinのような急性相タンパク質とは逆の動態を示し,血漿中レベルが著明に低下する.マウスの盲腸結紮・穿刺の敗血症モデルを用いてHRGの動態と補充治療薬としてのHRG静注効果が検討され,有望な治療効果が見出された.ヒト血液細胞と培養血管内皮細胞を用いて,HRGの各細胞…

    DOI Web Site PubMed

  • 蛍光共鳴エネルギー移動(FRET)現象を利用した高感度<i>in situ</i> hybridization

    石塚 匠, Choijookhuu Narantsog, 柴田 恭明, 小路 武彦, 菱川 善隆 顕微鏡 58 (3), 117-122, 2023-12-30

    <p>代表的な組織学的手法の一つである<i>in situ</i> hybridization法(ISH)は,組織切片上で特異的な塩基配列を有する核酸分子を視覚化し,「本来存在する場所(<i>in situ</i>)」で検出する方法である.ISHは多様な細胞により構成されている組織内で特定の遺伝子を同定するための方法論として,分子機構の解明や疾患の病態解明に貢献している.一方で,プローブや標識の…

    DOI Web Site 医中誌

  • ウニ幼生の神経の形成と機能

    谷口 俊介, 谷口 順子 比較生理生化学 40 (3), 137-148, 2023-12-15

    ...特に,発生生物学や細胞生物学の分野においてはウニから発見された現象や分子メカニズムが生命科学の進歩に寄与した例は多い。しかしながら,こと神経科学の面においてはウニを材料とする研究者人口は非常に少なく,長らく分子的な情報もほとんど存在しない状況であった。そのため,個々の研究室から細々と形態的な報告がなされるだけで,神経研究はウニの研究業界の中でも主流とされる分野とは一線を画すものであった。...

    DOI Web Site 参考文献64件

  • 生きた細胞内の相転移・相分離現象を介した細胞機能操作へ

    中村 秀樹 Drug Delivery System 38 (5), 365-378, 2023-11-25

    ...細胞内の動的な空間的秩序を制御する物理的機構として、近年の細胞生物学研究で注目を集めているのが相転移・相分離現象である。タンパク質や核酸の相転移・相分離を介して形成される細胞内構造体である非膜型オルガネラは、転写・翻訳などの生理的現象から疾患の発症に至るまで幅広い生物現象に関与し、新たな非膜型オルガネラの報告も相次いでいる。...

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  • 6. 研究者育成の視点

    鈴木 敬一郎, 島田 昌一, 中山 健夫, 山脇 正永, 鯉沼 代造, 山口 久美子 医学教育 54 (2), 171-176, 2023-04-25

    <p> 今回の新しいモデル・コア・カリキュラムでは, 「医学・医療の発展のための医学研究の重要性を理解し, 科学的思考を身に付けながら, 学術・研究活動に関与して医学を創造する. 」という目的を掲げている. 重要なことは, 研究室配属などの科学的素養や研究者養成教育がモデル・コア・カリキュラムの中に明確に位置付けられ, 全学生を対象にしていることである. リサーチマインド, 既知の知, …

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  • 大気中微粒子による生体応答の解明

    後藤 謙治, 吉田 孟史, 猪股 弥生, 華山 力成, 瀬戸 章文 生化学 95 (2), 151-156, 2023-04-25

    ...生体応答は多様である.そのため,PM2.5の調査研究では粒子径ごとの粒子分級と高精度の化学組成解析が研究の基盤であり,そのうえで生体応答の解明に取り組むことが重要である.PM2.5の分級捕集は,ナノサンプラーを用いた捕集技術の進展により高精度なサイズ分級が実現し,粒子径ごとの化学組成解析のデータが蓄積され始めている.今後は,サイズ分級したPM2.5の生体応答の解明へと進展すると予想されるが,微粒子工学と細胞生物学...

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  • 4. 医学教育モデル・コア・カリキュラム (令和4年度改訂版) と医師国家試験出題基準との整合

    小松 弘幸, 山脇 正永, 生坂 政臣, 江頭 正人, 小西 靖彦, 鈴木 敬一郎, 島田 昌一, 野村 理, 松山 泰, 矢野 晴美, 山本 憲, 尾上 剛史, 長谷川 仁志, 高見 秀樹, 岡崎 仁昭 医学教育 54 (2), 157-163, 2023-04-25

    <p> 今回改訂では, 医学教育モデル・コア・カリキュラム (コアカリ) の資質・能力「専門知識に基づいた問題解決能力 (PS) 」と医師国家試験出題基準との整合性を図った. 出題基準「必修の基本的事項」の『主要疾患・症候群』とコアカリ別表1の基本疾患, 「医学総論」の『症候, 診察, 検査, 治療』とコアカリ別表2の各項目, 「医学各論」の疾患とコアカリPS-02項目の疾患を対応させた. …

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  • 核骨格タンパク質の機能と胚発生における役割

    坂上 凜, 宮川 靖基, 宮本 圭 近畿大学生物理工学部紀要 (50) 33-43, 2023-03-31

    ...そこで、本総説ではこれらの二つの核骨格タンパク質に焦点を当て、核内におけるラミンおよび、アクチンの細胞生物学的機能について最新の知見を紹介する。また、核骨格タンパク質の動物胚発生への関与についても紹介し、今後の研究の方向性についても論ずる。...

    DOI 機関リポジトリ

  • 超解像蛍光顕微鏡の原理・限界と将来像

    岡田 康志 日本結晶学会誌 65 (1), 26-32, 2023-02-28

    <p>The resolution of the optical microscope was limited by diffraction. Recent advances in the super-resolution microscope have broken this barrier. In this review, its limitations and future …

    DOI Web Site 参考文献26件

  • 異分野融合が切り拓く脳オルガノイド生物学

    小寺 知輝, 小坂田 文隆 日本薬理学雑誌 158 (1), 64-70, 2023

    ...の解析手法だけでは,オルガノイドの性能を十分に評価することができないという課題にも直面している.近年,幹細胞生物学に加えて様々な研究分野と融合することにより,従来よりもはるかに多様かつ複雑な生命現象をオルガノイドを用いて解き明かすことが可能になりつつある.本稿では主に脳オルガノイドに焦点をあて,機械学習,遺伝子工学,イメージングとの融合研究の代表例を挙げ,そこから得られた知見を紹介したい.また,異分野融合...

    DOI Web Site 参考文献35件

  • Cell biology of protein–lipid conjugation

    Sakamaki Jun-ichi, Mizushima Noboru Cell Structure and Function 48 (1), 99-112, 2023

    <p>Protein–lipid conjugation is a widespread modification involved in many biological processes. Various lipids, including fatty acids, isoprenoids, sterols, glycosylphosphatidylinositol, …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献91件

  • 動物の体内でのヒト臓器の作製

    中内 啓光 移植 58 (Supplement), s104_2-s104_2, 2023

    <p>昨年はじめに報告されたブタ心臓の心不全患者への移植は世界的に大きなインパクトを与えた。ゲノム編集技術の進歩により、大型動物でも遺伝子組み換えが容易に行えるようになり、抗原性の高い異種分子を除いたり、免疫系による攻撃を防ぐ分子を導入することにより、これまでより遥かに拒絶反応を受けにくいブタを開発し、その臓器を移植したのである。こういった遺伝子改変したブタの臓器を移植に使う試みは異種移植と呼ば…

    DOI

  • 生命金属科学:これまでも,これからも

    津本 浩平 ファルマシア 59 (3), 171-171, 2023

    薬学においては、有機化学はもとより、代謝学、毒性学、薬物送達学を始めとする種々の領域も、実は生命金属が研究対象となる中核の一つである。生命金属をどう理解し、どう検出し、どう利用するか、まさに「生命の金属元素戦略」そのものが、これまでも、そしてこれからも、大きな課題である。種々のアプローチを融合した「生命金属科学」という領域の発展に期待がかかる。

    DOI

  • Proteomic analysis of fatty liver induced by starvation of medaka fish larvae

    Ikeda Tomoyo, Ishikawa Tokiro, Ninagawa Satoshi, Okada Tetsuya, Ono Masaya, Mori Kazutoshi Cell Structure and Function 48 (2), 123-133, 2023

    <p>When medaka fish (<i>Oryzias latipes</i>) larvae are grown in the absence of exogenous nutrition, the liver becomes dark and positive to Oil Red O staining from 7 days post-hatch (dph). We …

    DOI HANDLE Web Site ほか2件 研究データあり 参考文献50件

  • 核内のセントロメア空間配置を決める分子メカニズムの解明

    松永 幸大 PLANT MORPHOLOGY 35 (1), 43-48, 2023

    ...核膜内膜上に分散すれば,セントロメア分散型の細胞核になる(non-Rabl構造).例えば,酵母,ショウジョウバエ,コムギなどのセントロメアの空間配置はRabl構造であるが,ヒトやシロイヌナズナ,線虫などではnon-Rabl構造になる.これまで,セントロメアの細胞核内における空間配置を制御する分子メカニズムは不明であった.Non-Rabl構造の核を持つシロイヌナズナの変異体を用いたイメージング研究や分子細胞生物学的研究...

    DOI Web Site

  • A non-nucleotide agonist that binds covalently to cysteine residues of STING

    Matsumoto Kentaro, Ni Shenwei, Arai Hiroyuki, Toyama Takashi, Saito Yoshiro, Suzuki Takehiro, Dohmae Naoshi, Mukai Kojiro, Taguchi Tomohiko Cell Structure and Function 48 (1), 59-70, 2023

    <p>Stimulator of interferon genes (STING) is an ER-localized transmembrane protein and the receptor for 2',3'-cyclic guanosine monophosphate–adenosine monophosphate (cGAMP), which is a second …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献42件

  • <i>Thermus thermophilus</i> polyploid cells directly imaged by X-ray laser diffraction

    Suzuki Akihiro, Moriya Toshiyuki, Oshima Tairo, Yang Ying, Niida Yoshiya, Tono Kensuke, Yabashi Makina, Ishikawa Tetsuya, Joti Yasumasa, Nishino Yoshinori, Bessho Yoshitaka The Journal of General and Applied Microbiology 69 (2), 125-130, 2023

    <p><i>Thermus thermophilus</i> is reportedly polyploid and carries four to five identical genome copies per cell, based on molecular biological experiments. To directly detect polyploidy in this …

    DOI Web Site PubMed 参考文献24件

  • なぜ指は5本になるのか? 体の座標を決める仕組み

    田中 庸介 生物物理 63 (5), 266-269, 2023

    <p>発生過程における手の原基である体肢芽には,後から前方向へのソニック・ヘッジホッグタンパク質の濃度勾配が存在する.これが崩壊する多指症マウスの解析から,PI3Kシグナルの遠近勾配により外縁の拡散層と中心の捕捉層が分化し,特殊拡散系の形成により外縁に濃度勾配が維持されていることが示唆された.</p>

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 相分離するCO<sub>2 </sub>濃縮オルガネラとしての緑藻ピレノイドの理解

    山野 隆志 PLANT MORPHOLOGY 35 (1), 3-8, 2023

    ...めた最新の研究例を紹介したい.その上で,ピレノイドの機能的な構成要素である(1)ピレノイドマトリックス,(2)デンプン鞘とその周辺タンパク質,(3)ピレノイドチューブの構造が,CO<sub>2 </sub>をRubisCO周囲に濃縮する目的を達成するために,藻類が系統を超えて収斂進化により獲得した普遍的な構造であるという視座を提供したい.ピレノイドの構造,形成,制御の背後にある原理を理解することは,細胞生物学的...

    DOI Web Site

  • Role of CRP2-MRTF interaction in functions of myofibroblasts

    Hayashi Ken’ichiro, Horoiwa Shinri, Mori Kotaro, Miyata Hiroshi, Labios Reuben Jacob, Morita Tsuyoshi, Kobayashi Yuka, Yamashiro Chiemi, Higashijima Fumiaki, Yoshimoto Takuya, Kimura Kazuhiro, Nakagawa Yoshiaki Cell Structure and Function 48 (1), 83-98, 2023

    <p>Inflammatory response induces phenotypic modulation of fibroblasts into myofibroblasts. Although transforming growth factor-βs (TGF-βs) evoke such transition, the details of the mechanism are …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献34件

  • FilGAP, a GAP for Rac1, down-regulates invadopodia formation in breast cancer cells

    Saito Koji, Ozawa Sakino, Chiba Yosuke, Takahashi Ruri, Ogomori Ryoya, Mukai Kojiro, Taguchi Tomohiko, Hatakeyama Hiroyasu, Ohta Yasutaka Cell Structure and Function 48 (2), 161-174, 2023

    <p>Invadopodia are protrusive structures that mediate the extracellular matrix (ECM) degradation required for tumor invasion and metastasis. Rho small GTPases regulate invadopodia formation, but the …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献47件

  • Rab32 and Rab38 maintain bone homeostasis by regulating intracellular traffic in osteoclasts

    Tokuda Kanako, Lu Shiou-Ling, Zhang Zidi, Kato Yumiko, Chen Siyu, Noda Kazuya, Hirose Katsutoshi, Usami Yu, Uzawa Narikazu, Murakami Shinya, Toyosawa Satoru, Fukuda Mitsunori, Sun-Wada Ge-Hong, Wada Yoh, Noda Takeshi Cell Structure and Function 48 (2), 223-239, 2023

    <p>Osteoclasts play a crucial role in bone homeostasis by forming resorption pits on bone surfaces, resulting in bone resorption. The osteoclast expression of Rab38 protein is highly induced during …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 研究データあり 参考文献60件

  • Identification of an arginine transporter in <i>Candida glabrata</i>

    Nishimura Akira, Tanahashi Ryoya, Nakagami Kazuki, Morioka Yuto, Takagi Hiroshi The Journal of General and Applied Microbiology 69 (4), 229-233, 2023

    <p>Arginine is a proteinogenic amino acid that organisms additionally exploit both for nitrogen storage and as a stress protectant. The location of arginine, whether intra- or extracellular, is …

    DOI Web Site PubMed 参考文献18件

  • 耳科学の進歩 蝸牛神経の基礎研究 : 隠れ難聴の病態解明と再生研究

    西村 幸司 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 125 (10), 1431-1436, 2022-10-20

    ...第三に蝸牛神経の電気生理学的サブタイプと分子細胞生物学的知見の関連について述べる. 第四にヒトにおける隠れ難聴の診断開発に向けた臨床研究を紹介する. 第五に cochlear synaptopathy および neuropathy の治療を目指した基礎研究について紹介する.</p>...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献47件

  • 関節リウマチ患者のフレイル予防行動の継続に関わる要因の検討

    安岡 実佳子, 肥田 武, 藤川 寛之, 永谷 祐子, 川口 洋平, 黒柳 元, 上用 祐士, 坂井 宏章, 三井 祐人, 渡邉 良太, 渡邉 美貴, 鈴木 貞夫, 小嶋 雅代 東海公衆衛生雑誌 10 (1), 196-202, 2022-07-02

    <p><b>目的</b> フレイルとは加齢に伴い心身の活力が低下した状態であり, 要介護の前段階と考えられている。関節リウマチ(RA)患者は, 慢性炎症により身体機能が低下しやすく, フレイルのハイリスク集団である。フレイル予防では, 運動, 栄養, 社会参加を促すことが重要と考えられている。本研究では,RA患者のフレイル予防を促す行動の継続に関連する要因を明らかにすることを目的とした。</p>…

    DOI

  • 膵癌治療 –過去・現在・未来-

    安近, 健太郎 日本赤十字社和歌山医療センター医学雑誌 39 15-23, 2022-03-31

    ...膵臓には膵管内乳頭状粘液産生腫瘍(IPMN),膵神経内分泌腫瘍(p-NET),粘液性嚢胞腫瘍(MCN),漿液性嚢胞腫瘍(SCN),充実性偽乳頭状腫瘍(SPN),膵腺房細胞癌(ACC)など様々な腫瘍が発生する.最も頻度が高く一般的に「膵癌」と呼ばれる腫瘍が浸潤性膵管癌(PDAC)であり,これまで人体に発生する悪性腫瘍の中でも最も予後の悪い癌種の一つであるとされている.PDACに対する基礎的な細胞生物学的解析...

    機関リポジトリ 医中誌

  • 麹菌 -細胞生物学から酒造りまで-

    北本 勝ひこ マイコトキシン 72 (1), 23-38, 2022-01-31

    ...<p> 麹菌(<i>Aspergillus oryzae</i>)は,古くから日本酒や味噌の製造に使われてきた産業上重要な糸状菌である.酒造りでは,「一麹,二酒母,三造り」と言われるように,麹が一番重要であり,応用的な観点から麹菌育種などの研究が多くなされてきた.しかしながら,遺伝学的研究や細胞生物学的な研究は,酵母と比べ格段に遅れていた.筆者らは,ゲノム情報を利用することにより麹菌細胞内のオルガネラ...

    DOI Web Site 参考文献14件

  • 三次元画像を利用したステレオカラー血管解剖図の作成

    勢川 博雄, 荒木 伸一, 三木 章弘, 井手 康裕, 山崎 達也, 森 裕一朗, 大森 圭悟, 前田 幸人, 門田 敏秀 日本放射線技術学会雑誌 78 (1), 62-71, 2022-01-20

    <p>X線CT装置による三次元(3D)computed tomography(CT)検査や血管撮影装置のコーンビームCT検査によって得られる血管の3D画像は,診断や治療に広く利用されている.これらの血管の3D画像を利用して,臨床の場で検査に携わるスタッフや患者への説明および学生への血管解剖学の教育支援のためのステレオカラー血管解剖図を作成した.脳血管のように立体的に複雑な走行を示す血管は,単色で…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献1件

  • STINGの恒常活性化に起因する自己炎症・神経変性疾患

    朽津 芳彦, 向井 康治朗, 田口 友彦 日本免疫不全・自己炎症学会雑誌 1 (1), 24-34, 2022-01-17

    ...さらに, 細胞生物学的なアプローチによるcGAS-STING経路の解析が進展し, その成果が本経路の選択的な阻害剤の開発につながっている. 本総説では, cGAS-STING活性化分子機構, およびcGAS-STING経路が関与する自己炎症性疾患や神経変性疾患について, 筆者らの最新の知見を交えて概説する....

    DOI

  • 麹菌 : 細胞生物学から酒造りまで

    北本, 勝ひこ JSM mycotoxins 72 (1), 23-38, 2022-01

    ...しかしながら,遺伝学的研究や細胞生物学的な研究は,酵母と比べ格段に遅れていた。筆者らは,ゲノム情報を利用することにより麹菌細胞内のオルガネラの詳細な観察を行ない,糸状菌特異的な細胞構造を明らかにした。本稿では,オルガネラに焦点を当て,麹菌の生命活動について紹介する。...

    日本農学文献記事索引

  • 卵子の染色体数異常の原因

    北島 智也 ファルマシア 58 (1), 24-28, 2022

    ...本稿では、マウス卵母細胞およびヒト卵母細胞を用いた研究から得られた知見を紹介しながら、染色体分配エラーの原因を細胞生物学的な視点から考察する。...

    DOI

  • NMDAによるCaMKII-RhoA-Rho-kinase経路の活性化が忌避学習を制御する

    船橋 靖広, Ahammad Rijwan Uddin, 張 心健, Emran Hossen, Faruk Md. Omar, 王 緩緩, 呉 敏華, 許 伊凡, 坪井 大輔, 西岡 朋生, 黒田 啓介, 天野 睦紀, 崎村 建司, 内野 茂夫, 山田 清文, 永井 拓, 貝淵 弘三 日本薬理学会年会要旨集 96 (0), 2-B-P-109-, 2022

    <p>Glutamate induces Ca<sup>2+</sup> influx in neurons through NMDA receptors (NMDARs) and activates Ca<sup>2+</sup>-dependent protein kinases, including CaMKII, which play critical roles in …

    DOI Web Site

  • 骨X線撮影教育のための骨標本を利用した骨X線撮影マニュアルの作成

    勢川 博雄, 荒木 伸一, 三木 章弘, 井手 康裕, 山崎 達也, 竹内 和宏, 森 裕一朗, 本田 達也, 大森 圭悟, 前田 幸人, 門田 敏秀 日本放射線技術学会雑誌 78 (6), 608-614, 2022

    <p>骨X線撮影法に関して,診療放射線技師の諸先輩方によって,さまざまな研究や工夫がされ,その時代のデザインソフトウェアを利用した方法で,イラストやX線画像,写真を利用して,私たちにわかりやすく撮影法を解説し,臨床の場や教育の場を支援してくれている.しかし,骨標本は大学の医学部教育でしか利用できないため,骨X線撮影法の解説には今まで利用されていなかった.そこで,今回われわれは骨X線撮影法の解説に…

    DOI Web Site Web Site ほか2件

  • シングルセル,オルガノイド研究による細胞種特異的自閉症リスク因子の同定

    野村 淳, 内匠 透 日本生物学的精神医学会誌 33 (2), 48-52, 2022

    生物学における一細胞レゾリューションの解析は「single‐cell RNA‐sequence(scRNA‐seq)」によるゲノムワイドな転写産物解析に始まり,「ATAC‐seq」によるクロマチン構造(アクセシビリティー)解析,「CITE‐seq」による細胞膜(表面)タンパク質の解析,組織切片を対象とした空間情報を保持した遺伝子発現解析,さらにこれらを応用した技術にまで拡がりをみせている。現在,…

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  • 二光子イメージングを用いた細胞外ATP依存的なCD137アゴニスト抗体による全身免疫活性化低減の検証

    金子 知里, 筒井 遥香, 尾関 和久, 本多 正樹, 原谷 健太, 成田 義規, 櫻井 実香, 菊田 順一, 田保 充康, 石井 優 日本毒性学会学術年会 49.1 (0), P-3E-, 2022

    <p>我々は正常組織への影響を低減し腫瘍選択的な活性を誘導する目的で、細胞外ATP濃度依存的にCD137に結合し、CD137アゴニスト作用を発揮するSwitch-Ig<sup>TM</sup>、STA551を創出した。STA551は従来の抗CD137抗体に比べ、全身における免疫反応が低減していることが示されている。STA551は正常組織と比較し腫瘍組織において標的へ高い結合を示すことが期待されて…

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  • シロイヌナズナ花粉管の核排除とそれを利用した花粉管伸長制御能力の発見までの道のり

    元村 一基, 丸山 大輔 PLANT MORPHOLOGY 34 (1), 69-76, 2022

    ...花粉管は卵細胞へと精細胞を輸送する被子植物の生殖組織である.これまで,伸長する花粉管の中で先端に存在する細胞核が,花粉管の伸長や胚珠への方向制御をつかさどると考えられてきた.しかし今回,我々のグループはこうした常識を覆し,花粉管において細胞核が先端側に無くとも,胚珠へとたどり着く能力を保持していることを明らかにした.本総説ではこの発見を含む,花粉管の方向制御に関する近年の話題を中心にして,花粉管の細胞生物学...

    DOI Web Site 参考文献41件

  • Ubiquitin-like 3 as a new protein-sorting factor for small extracellular vesicles

    Takanashi Yusuke, Kahyo Tomoaki, Kamamoto Sae, Zhang Hengsen, Chen Bin, Ping Yashuang, Mizuno Kiyomichi, Kawase Akikazu, Koizumi Kei, Satou Masanori, Funai Kazuhito, Shiiya Norihiko, Setou Mitsutoshi Cell Structure and Function 47 (1), 1-18, 2022

    <p>Ubiquitin-like 3 (UBL3) is a well-conserved ubiquitin-like protein (UBL) in eukaryotes and regulates the ubiquitin cascade, but the significant roles of UBL3 in cellular processes remained …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献82件

  • 胎生期大脳におけるミクログリアの分布調節機構とその意義

    服部 祐季 ファルマシア 58 (9), 868-872, 2022

    脳には、神経系の細胞の他にも免疫細胞であるミクログリアが存在し、脳の機能を支えている。ミクログリアは胎生期から神経系細胞の分化や配置を制御し、脳発達に貢献していることが明らかにされつつある。胎生期の大脳実質において、ミクログリアは胎齢の進行に伴い分布を変化させる。本稿では、最近筆者らが報告したマウス胎生期の大脳実質内におけるミクログリアの移動メカニズムと、その生理学的意義についての研究内容を中心…

    DOI

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