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検索結果 29 件

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  • マメゾウムシ類の種間交尾にメスの後脚が及ぼす影響

    向峯 遼, 徳永 幸 日本生態学会誌 72 (2), 169-, 2022

    ...マメゾウムシ類のアズキゾウムシのオスとヨツモンマメゾウムシのメスにおいては、種間交尾が繁殖干渉を引き起こすことが知られている。ヨツモンマメゾウムシでは交尾行動中にメスの後脚によるキックが、交尾を通じて生じるメス交尾器の損傷を低減する役割があると考えられている。さらに交尾器の損傷は種間交尾が生じた際にも見られることから、種間交尾におけるキック行動は繁殖干渉に影響を及ぼす可能性があると考えた。...

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  • ナルトサワギク(Senecio madagascariensis Poir.)

    黒川 俊二 草と緑 14 (0), 30-39, 2022

    ...形成される.高温条件で種子休眠が誘導され埋土種子を形成するが,通常その寿命は3〜5年程度である.植物体には,人や家畜に肝毒性をもたらす有毒成分ピロリジジンアルカロイド(PAs)を含有している.侵入・伝播様式は非意図的導入とされ,日本への持ち込みは緑化用種子への混入によるものと考えられている.牧草地や在来草本が生育する自然草地および半自然草地において,競合による在来植生や牧草の衰退,在来近縁種に対する繁殖干渉...

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  • 自然条件下におけるヒノキとサワラの種間雑種形成の可能性について

    上窪 佑樹, 伊藤 愛, 向井 譲 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 450-, 2020-05-25

    <p>ヒノキ属のヒノキ(<i>Chamecyparis obutusa</i>)とサワラ(<i>C. pisifera</i>)は、人工交配によって雑種を形成することが知られているが、自然条件下でのヒノキとサワラの交雑の実態を調べた研究はほとんど見られない。そこで本研究では、岐阜大学位山演習林(下呂市萩原町)のヒノキとサワラに対して種内他家交雑および種間交雑による雑種形成の再確認をおこなった。次…

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  • クマノザクラの保全と適切な利用に関する指針の提案

    勝木 俊雄 樹木医学研究 23 (3), 170-177, 2019-07-31

    ...分布し,カスミザクラに近縁と考えられている.新発見の話題性に加え,花の観賞価値が高いことから,その利用が大きく期待されている.ただし,野生集団の保全のためには適切に利用しなければならない.そこで,分布調査と関係者への聞き取り調査の結果から,保全と利用に関する問題点を検討した.クマノザクラの保全に関するもっとも深刻な問題は,‘染井吉野’やオオシマザクラなど開花期が重なる外来のサクラによる遺伝子汚染と繁殖干渉...

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  • DNA配列と光学顕微鏡とを用いた空中花粉中のヒノキ科花粉の種組成

    伊藤 愛, 加藤 敬介, 片畑 伸一郎, 安藤 正規, 向井 譲 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 286-, 2019-05-27

    ...占有率の高い人工林と同所的にサワラが自生する場合、高密度の他種花粉による繁殖干渉が起きていると推定される。先行研究では周辺植物による繁殖干渉の影響を評価するため、光学顕微鏡によるカウントと花粉一粒からのDNA解析により空中花粉中のサワラ花粉の割合を求めたが、解析できる花粉数が限られていたという問題点が挙げられている(蘇 2016)。...

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  • 近交弱勢と受粉率を考慮したサワラ自然受粉種子の充実率の推定

    加藤 敬介, 向井 譲, 鶴田 燃海, 安藤 正規 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 279-, 2018-05-28

    ...現在、広域に植栽されたヒノキ人工林から飛散する花粉が、サワラの胚珠に誤って取り込まれることで繁殖干渉を引き起こし、種子の充実率を低下させる可能性が指摘されている。しかし、種子の充実率は繁殖干渉以外にも、胚珠が取り込む花粉の個数や種類により様々な影響を受ける。花粉を取り込まなかった胚珠は充実種子にならない。...

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  • シデコブシとコブシ間の人工授粉実験による繁殖干渉の評価

    和田崎 直隆, 石田 清, 戸丸 信弘 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 278-, 2018-05-28

    ...<p>繁殖干渉は、外来種と在来種の交雑により生じる在来種への影響の1つである。シデコブシの分布域には分布しないコブシが、シデコブシの生育地付近に植栽されている例や逸出している例が報告されており、シデコブシにとってコブシは外来種といえる。そこで、それぞれを母樹とし、種内交配・種間交配・混合花粉・自然受粉の4つの処理区を設けて、人工授粉実験を行い、シデコブシとコブシ間の繫殖干渉を評価した。...

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  • 伊豆における外来タンポポと在来タンポポ間の繁殖干渉

    西田 佐知子, 高倉 耕一, 西田 隆義 分類 15 (1), 41-50, 2015

    ...繁殖干渉とは,繁殖の過程で他種から悪影響を受けることで起こる適応度の低下を指す.在来種に対する外来種からの繁殖干渉が確認された例は年々増加しているが,繁殖干渉の強さと両種の分布との関係については検証が始まったばかりである.そこで私達は伊豆の在来タンポポについて,外来タンポポ群との分布の関係と,外来タンポポ群からの繁殖干渉を調査した.その結果,在来と外来タンポポ群の局所的な密度には有意な負の相関がみられた...

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  • サワラにおける繁殖干渉の実態評価方法 ―葉緑体DNAマーカーを用いた花粉1粒からの樹種判別―

    蘇 彰宏, 鶴田 燃海, 向井 譲 日本森林学会大会発表データベース 126 (0), 302-, 2015

    ...これらの花粉を他のヒノキ科樹種の胚珠が受粉してしまうと、同種花粉との受粉を妨げられ、繁殖干渉が起きる可能性がある。天然林内で実際に繁殖干渉が起こっているかを確かめるためには、空中花粉および胚珠内に取り込まれた花粉の樹種判別を行う必要がある。そこでコピー数の多い葉緑体DNA領域を対象として花粉1粒からの樹種判別可能なマーカーの開発を試みた。...

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  • 総括(<特集2>いま種間競争を問いなおす : 繁殖干渉による挑戦)

    西田 隆義 日本生態学会誌 62 (2), 287-293, 2012

    ...本論文では、近縁種間に潜在的にある繁殖干渉を説明の第一原理として取り込むことにより、分布、生息場所選択、ニッチ分割、競争排除、外来種による近縁在来種の急速な駆逐など、資源競争では説明が困難であった多様な生態現象が統一的に説明できることについてのべる。そして、過去の研究においてなぜ繁殖干渉がほとんど見逃されてきたかについて、資源競争や交雑の効果と比較検討することにより考察する。...

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  • ヒトスジシマカとネッタイシマカの繁殖干渉

    都野 展子, 比嘉 由紀子, 鶴川 千秋, 砂原 俊彦, 高倉 耕一 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 64 (0), 60-60, 2012

    ...Farjanaら(2011)は,この 2種の個体群成長が環境条件と他種の存在によりどのような影響を受けるか実験的に調べた.その結果2種の生活史形質の環境変化に対する反応は驚くほど似ており,幼虫期の資源を巡る競争では2種の局所的隔離を説明できないのではないかと考えられた .そこで成虫期に起こる繁殖に関わる重要な現象である繁殖干渉についてこの2種を用いて調査した結果を報告する....

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  • ヒトスジシマカとの種間交尾がヤマダシマカ雌の繁殖成功度に与える影響

    鶴川 千秋, 砂原 俊彦, 都野 展子, 高倉 耕一, 皆川 昇 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 64 (0), 59-59, 2012

    ...ヒトスジシマカは世界中に分布を広げているが侵入した各地ではヒトスジシマカと近縁種との間で様々な相互作用が生じていると考えられる.種間交尾に代表される繁殖干渉もその一つである.最近様々な昆虫や植物において,繁殖干渉が種の置換を起こすメカニズムとしてこれまで考えられてきた以上に重要であることが認識されてきた.しかし蚊の種間関係における繁殖干渉の役割についてはほとんどわかっていない.我々は ヒトスジシマカ...

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  • ヒトスジシマカによる他種ヤブカに対する繁殖干渉の実験的検討

    平尾 邦道, 伊澤 晴彦, 鍬田 龍星, 津田 良夫, 星野 啓太, 佐々木 年則, 糸山 享, 澤邉 京子, 小林 睦生 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 62 (0), 38-38, 2010

    ...近年の分布域拡大の一因として、本種の雄が近縁他種の雌に対して積極的に交尾を試みることにより、対象となった近縁種の繁殖率を低下させる“繁殖干渉”(reproductive interference)の可能性が指摘されている。  繁殖干渉が起こる要因の一つとして、交尾時に雄蚊付属腺から注入され、産卵を促進する生理活性物質の存在が挙げられる。...

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