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検索結果 80 件

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  • 臨床研究法対応ガイドラインにおける磁気刺激に関する別表作成の考え方

    関野 正樹, 吉元 俊輔, 小田垣 雅人, 齋藤 淳史, 中澤 公孝, 西川 敦, 樋脇 治, 美馬 達哉 生体医工学 Annual61 (Abstract), 79_2-79_2, 2023

    <p>臨床研究法WGでは,医療機器開発に関する研究に対し医行為の該当性を判断するための参考資料として,身体の構造もしくは機能に影響を及ぼすかどうかを判断するための別表の作成を進めてきた.本班では,生体の磁気刺激を対象とした別表を作成した.特に,磁気刺激の中でも先進的な研究である経頭蓋磁気刺激(Transcranial Magnetic Stimulation: …

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  • N-of-1研究をどう行うか

    美馬 達哉, 小金丸 聡子, 芝田 純也, 佐藤 岳史 The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 59 (11), 1111-1117, 2022-11-18

    <p>2010年代以降に注目を集めているN-of-1研究について,従来の症例研究との差異,高いエビデンスレベルである理由,臨床研究としての実験計画および論文執筆の際の注意点などについて概説した.個別性の高いケアを重視するリハビリテーション医学の領域において,この研究手法は大きな可能性を有すると考えられる.さらに,近年では,複数のN-of-1研究を標準化してまとめ,集団疫学と同様に扱う手法も提案さ…

    DOI Web Site 参考文献18件

  • 監視と保健医療社会学と新型コロナウイルス感染症(COVID-19)

    美馬 達哉 保健医療社会学論集 32 (2), 1-11, 2022-01-31

    <p>本稿では、保健医療社会学の観点から、COVID-19に関わる諸問題を考察し、とくに監視の問題を中心に分析する。社会における病気の重大性は、生物医学的な要素だけで定まるものではなく、文化的・社会的・経済的な背景や格差の影響を大きく受ける。こうした「シンデミック」の観点はCOVID-19においても重要であり、ワクチンや社会距離の生物医学的な戦略は相対化して考える必要がある。ここでは、社会距離に…

    DOI 医中誌

  • 臨床研究法対応ガイドラインにおける磁気刺激に関する別表作成の考え方

    関野 正樹, 吉元 俊輔, 小田垣 雅人, 齋藤 淳史, 中澤 公孝, 西川 敦, 樋脇 治, 美馬 達哉 生体医工学 Annual60 (Abstract), 78_2-78_2, 2022

    <p>臨床研究法WGでは,医療機器開発に関する研究に対し医行為の該当性を判断するための参考資料として,身体の構造もしくは機能に影響を及ぼすかどうかを判断するための別表の作成を進めてきた.本班では,生体の磁気刺激を対象とした別表作成を進めている.特に,磁気刺激の中でも先進的な研究である経頭蓋磁気刺激(Transcranial Magnetic Stimulation: …

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  • COVID-19とリスク社会

    美馬 達哉 社会学研究 106 (0), 13-35, 2021-12-10

    <p> 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックによって、世界のあり方が大きく変わった。このパンデミックは、たんにウイルスが新型であったために甚大な被害を引き起こした結果ではなく、人間-動物-ウイルスの生態系の相互作用から生じたものであり、とりわけ都市化とグローバリゼーションの帰結という側面が強い。ここでは、このパンデミックを、感染症予防を中心主題とする「リスクパニック」として…

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  • COVID-19があぶりだしたトリアージ問題

    美馬 達哉 生命倫理 31 (1), 12-19, 2021-09-28

    <p> 2020年に発生したCOVID-19のパンデミックによって、世界各地で医療資源(特に人工呼吸器に象徴される二次救命措置の可能なICU病床)が逼迫し、その配分の必要性がICUトリアージとして論じられた。本稿では、①高齢者の扱い、②医療資源配分時の優先順位、③医療資源再配分の問題の三つを中心に、パンデミック時のICUトリアージについての生命倫理学的な議論を概観した。そして、①年齢を治療の除外…

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  • 自己トラッキングからみえる未来

    美馬 達哉 保健医療社会学論集 32 (1), 23-33, 2021-07-31

    <p>本稿では、自己トラッキングの文化に関する研究を概説した。現代の自己トラッキングは、従来の自己内省の拡張であるが、2010年代以降に進歩したデジタル技術を使用した新しい実践でもある。その一例である「数量化された自己(QS) 」コミュニティでは、健康やフィットネスだけではなく、新しいライフスタイルの発明や審美性も議論されている。これは、主体としての自己が客体としてのデータを操作する還元主義的イ…

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  • 脳卒中片麻痺患者における反復経頭蓋磁気刺激と作業療法の併用効果

    湯川 喜裕, 中村 一仁, 水口 雅俊, 下村 亮太, 美馬 達哉 作業療法 39 (4), 406-413, 2020-08-15

    要旨:脳卒中片麻痺患者の運動麻痺に対する低頻度の反復経頭蓋磁気刺激と作業療法の併用療法効果について,手指運動麻痺の軽度群と重度群の2群に分類し,治療効果の違いをFugl-Meyer Assessment,10秒間テスト,他動的関節可動域(Passive-Range of Motion;以下,P-ROM),Modified Ashworth Scale(以下,MAS),Motor …

    DOI Web Site 医中誌

  • ネオ・リハビリテーションを目指す非侵襲的脳刺激法

    美馬 達哉 理学療法学Supplement 47S1 (0), B-7-B-7, 2020

    <p> 脳卒中によるADL障害において重要な運動麻痺について,これまで反復的な運動訓練がリハビリテーション(リハ)として用いられてきた。さらに近年では,リハによる回復の基本原理である神経可塑性を加速・強化するため,経頭蓋的磁気刺激法(TMS)と経頭蓋的直流刺激法(tDCS)などが,非侵襲的脳刺激法(NIBS)としてリハ応用されてきた。現在,私たちは,新規非侵襲的脳刺激法(NIBS)を従来のリハと…

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  • 経皮的脊髄直流電流刺激による歩行調整

    野嶌 一平, 大鶴 直史, 大西 秀明, 美馬 達哉 物理療法科学 27 (1), 56-61, 2020

    <p>脊髄に対する電気刺激療法として近年国際的に注目されている経皮的直流電流刺激(transcutaneous spinal Direct Current Stimulation:tsDCS)の歩行機能への影響について,皮質脊髄路の活動に着目した検討を行った.対象は健常成人10名とし,Randomized …

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  • リスクの名の下に

    美馬 達哉 科学技術社会論研究 15 (0), 66-77, 2018-11-20

    <p> ベックやギデンズのような社会理論家が提唱したリスク社会論は,1980 年代以降の現代社会を科学技術の巨大化によるグローバルなリスクの出現として特徴付けた.そして,リスク社会を統治するために専門家支配でも民主的多数決でもない専門家と市民社会との公共的な関わり方を可能とする仕組みを構想し,その点で科学技術社会論にも大きな影響を与えた.本稿では,フーコーの言うバイオポリティクス論を援用して,こ…

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  • DSM的理性とその不満

    美馬 達哉 保健医療社会学論集 28 (2), 54-64, 2018-01-31

    <p>本稿では、1980年出版の米国精神医学会による診断マニュアルの第3版(DSM-III)以降に明確化した米国精神医学パラダイムをDSM的理性として分析し、その歴史を2013年の第5版(DSM-5)登場まで概観する。とくに、精神疾患の診断名をめぐるcontestationをたどることで、作成・改訂過程のなかでcontestationが生じやすいのはどのような場合かを明らかにする。その結果、診断…

    DOI Web Site 医中誌

  • 研究不正の時代

    美馬 達哉 科学技術社会論研究 14 (0), 22-37, 2017-11-15

    <p> 日本では2014年のSTAP細胞問題から後に研究不正が大きな社会問題となった.その結果,対策として研究者倫理教育の強化が行われている.これに対して,本論考では,研究不正を生み出す社会的背景に着目して考察し,科学を含めた知識生産の現代社会における変容を明らかにすることを目的としている.そのため,研究不正に関連する議論だけではなく,知識生産の機構としてピアレビューやインパクトファクターを分析…

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  • 下肢他動サイクリング運動と腕振り運動が下肢一次運動野の興奮性に与える影響

    越本 浩章, 美馬 達哉, 安藤 啓司 理学療法学Supplement 2016 (0), 0474-, 2017

    <p>【はじめに】脳卒中後の下肢重度運動機能障害に対する有効性の高いリハビリテーション介入の報告は,ほとんどみられない。しかし,下肢重度運動機能障害を有する患者においても他動運動や腕振り運動は実施できる可能性がある。近年の脳イメージング研究では,肢の他動運動による一次運動野や運動関連領域の活性化が報告されている。しかし,運動誘発電位(Motor evoked …

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  • 多発性脳梗塞による重度の発動性低下に対して経頭蓋直流刺激を施行した1 例

    佐藤 岳史, 浅井 麻未, 小室 太郎, 小林 映, 宮川 孝史, 木村 拓美, 麻生 俊彦, 美馬 達哉 脳卒中 39 (5), 391-395, 2017

    <p>50 歳男性で,急性大動脈解離の術後,多発性脳梗塞が判明した.急性期リハビリテーションを開始したが,発動性の低下が著明であった.薬物療法にも抵抗性で,第100 病日から経頭蓋直流刺激療法を開始した.刺激は,右前頭部陽極,左前頭部陰極で行い,1 日1 回2 mA,20 分の刺激を計11 回施行した.なお,刺激中には主に上肢を用いた作業療法を施行した.治療開始前は,やる気スコアは評価不可能で,…

    DOI HANDLE Web Site ほか1件 被引用文献2件

  • 歩行周期に合わせた経頭蓋律動脳刺激が脳卒中後片麻痺者における歩行機能と歩行中の皮質脊髄路機能に与える影響

    北谷 亮輔, 小金丸 聡子, 前田 絢香, 三上 祐介, 大畑 光司, 松橋 眞生, 美馬 達哉, 山田 重人 理学療法学Supplement 2016 (0), 0966-, 2017

    <p>【はじめに,目的】</p><p></p><p>脳卒中後片麻痺者において歩行中の損傷側一次運動野や皮質脊髄路の活動量が増加する者ほど歩行機能が改善することが報告されている。一次運動野や皮質脊髄路は歩行中に周期的な活動をしていることから,近年,我々は歩行周期に合わせて律動的な脳刺激を行うことで健常者において歩行中の皮質脊髄路の興奮性が増加することを報告してきた。しかし,脳卒中後片麻痺者を対象に…

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  • Epileptic network of hypothalamic hamartoma: An EEG-fMRI study.

    宇佐美, 清英, 松本, 理器, 澤本, 伸克, 下竹, 昭寛, 美馬, 達哉, 福山, 秀直, 高橋, 良輔, 池田, 昭夫, Mima, Tatsuya, Shirozu, Hiroshi, Masuda, Hiroshi, Fukuyama, Hidenao, Takahashi, Ryosuke, Kameyama, Shigeki, Ikeda, Akio Epilepsy research 125 1-9, 2016-09

    <Objective>To investigate the brain networks involved in epileptogenesis/encephalopathy associated with hypothalamic hamartoma (HH) by EEG with functional MRI (EEG-fMRI), and evaluate its efficacy …

    HANDLE

  • A neural mechanism of preference shifting under zero price condition

    Votinov, Mikhail, 麻生, 俊彦, Fukuyama, Hidenao, 美馬, 達哉 Frontiers in Human Neuroscience 10 2016-04-20

    In everyday life, free products have a strong appeal to us, even if we do not need them. Behavioral studies demonstrated that people have a tendency to switch their preference from preferred more …

    DOI HANDLE 参考文献44件

  • Functional relevance of the precuneus in verbal politeness.

    Ashizuka, Aoi, 美馬, 達哉, Sawamoto, Nobukatsu, Aso, Toshihiko, Oishi, Naoya, Sugihara, Genichi, Kawada, Ryosaku, Takahashi, Hidehiko, Murai, Toshiya, Fukuyama, Hidenao Neuroscience research 91 48-56, 2015-02

    Non-competitive and non-threatening aspects of social hierarchy, such as politeness, are universal among human cultures, and might have evolved from ritualized submission in primates; however, these …

    HANDLE 医中誌

  • 経頭蓋静磁場刺激の運動技能習得への影響

    野嶌 一平, 美馬 達哉 理学療法学Supplement 2014 (0), 1319-, 2015

    【はじめに,目的】1テスラ程度の小型ネオジム永久磁石を頭表に留置することでヒト一次運動野の興奮性を,非侵襲的および外的に操作するできることが2011年に報告されて以降,国際的に経頭蓋静磁場刺激(tSMS)に対する関心が高まっている。大脳皮質の興奮性を外的に調整する方法として,経頭蓋磁気刺激法(TMS)や経頭蓋直流電気刺激法(tDCS)が幅広く使用され,運動学習や記憶学習に対する促通効果が知られて…

    DOI

  • 正常・病理・エンハンスメント

    美馬 達哉 スポーツ社会学研究 23 (1), 7-18, 2015

    「治療を超えて」生物医学的テクノロジーを健常人に対して用いることで、認知能力や運動能力を向上させようとする試みは、「エンハンスメント(Enhancement)」として1990年代後半以降から社会学や生命倫理学の領域で注目を集めている。とくにスポーツの分野では、新しいトレーニング手法、エンハンスメント、ドーピング、身体改造などの境界は問題含みの混乱状況にある。本稿では、医療社会学の観点から、まず、…

    DOI Web Site

  • 大脳皮質の興奮性を調整する新しい試み

    野嶌 一平, 美馬 達哉 物理療法科学 21 (1), 40-44, 2014

    <p>【目的】強力な静磁場刺激を頭蓋上から与えることで一次運動野の興奮性を抑制できる可能性が報告されている.今回は,静磁場刺激による効果の検証とその神経生理学的メカニズムを考察し,臨床応用の可能性を模索する.【方法】健常成人9名を対象に左一次運動野にネオジム磁石による静磁場刺激を20分間実施した.一次運動野の興奮性評価は,介入前,介入後0分,10分,20分,30分時点における運動誘発電位(MEP…

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  • 運動錯覚を誘発する視覚フィードバックを用いた運動学習方法の検討

    野嶌 一平, 川又 敏男, 美馬 達哉 理学療法学 40 (2), 106-107, 2013

    本研究の目的は,視覚的錯覚入力の運動機能への影響を,運動学的側面と神経生理学的側面より検討することである。神経生理学的検討には経頭蓋磁気刺激(TMS)を使用し,介入前後の運動関連領域の興奮性変化を計測した。運動課題は2つのボールを非利き手でできるだけ早く回す課題とした。TMS計測では,運動誘発電位(MEP)と運動皮質内の促通抑制機構を評価するICFとICIを指標とした。介入方法は被験者の非利き手…

    DOI 医中誌 参考文献2件

  • 脳機能可塑性

    野嶌 一平, 美馬 達哉 臨床神経生理学 41 (3), 134-142, 2013

    経頭蓋磁気刺激 (transcranical magnetic stimulation: TMS) は, 変動磁場により非侵襲的に大脳皮質を刺激する方法であり, 大脳皮質の興奮性, 脳損傷後の神経再構築, 脳の可塑性発現を知るための有力な手段となっている。これまでの脳機能評価で使用されてきたTMSは単発刺激による評価であったが, 連続刺激 (repetitive TMS: rTMS) …

    DOI Web Site 医中誌

  • 運動錯覚を伴う視覚性感覚入力による運動学習効果の検討

    野嶌 一平, 川又 敏男, 奥野 史也, 美馬 達哉 理学療法学Supplement 2012 (0), 48100274-48100274, 2013

    【はじめに、目的】ミラーセラピー時の脳活動に関しては、運動錯覚を伴う視覚入力により実際には運動を行っていない状況でも、対側の運動関連領域の興奮性が増大することが報告されている。また、運動観察を行うことでも対象となる運動特異的に課題遂行成績が向上すると共に、運動関連領域の興奮性が増大することが報告されている。しかしこれらの脳領域の興奮性変化が、どのような神経生理学的機序によって出現するのかは明らか…

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  • ミオクローヌスの病態生理

    美馬 達哉 臨床神経学 53 (11), 1279-1280, 2013

    ミオクローヌスは臨床的にまれではない不随意運動の一種であり,その鑑別は重要である.ミオクローヌスの発生機序の面から分類すると,皮質性,皮質下性,脳幹性,脊髄性,末梢性であり,とくに皮質由来に生じる皮質性ミオクローヌスは,てんかんとの関連性が深いことが知られ,よく研究されてきた.ここでは,皮質性ミオクローヌスの病態生理について,臨床神経生理学的検査の所見を中心に,概説する.

    DOI PubMed 参考文献2件

  • ミラーセラピー運動学習におけるヒト一次運動野機能の役割

    野嶌 一平, 美馬 達哉, 川又 敏男 理学療法学 39 (2), 82-89, 2012-04-20

    【目的】ミラーセラピー(Mirror Therapy:以下,MT)による運動機能,脳機能の変化を検討するとともに,経頭蓋磁気刺激(TMS)を用いて大脳皮質に直接的介入を行い,MTによる運動学習時の一次運動野(M1)の役割をあきらかにすることを目的とする。【方法】対象は,健常成人12名とし,全例右利きであった。運動課題は30秒間の左手でのボール回し課題とし,脳機能はTMSにより導出された運動誘発電…

    DOI 医中誌 参考文献41件

  • Mirror therapyにおける運動学習転位の影響

    野嶌 一平, 奥野 史也, 美馬 達哉, 川又 敏男 理学療法学Supplement 2011 (0), Ab0698-Ab0698, 2012

    【はじめに、目的】 我々はmirror therapy(以下MT)による運動学習効果の神経生理学的機序について経頭蓋磁気刺激(TMS)を用いて検討し、MTにより運動同側の一次運動野(以下M1)が活性化されることが運動学習効果に強く影響している可能性を報告した(第46回日本理学療法学術大会)。しかし、運動同側のM1がどのような機序で活性化されるかは不明であった。鏡像を見ることによる視覚入力に加えて…

    DOI

  • 運動学習に関わる一次運動野可塑的変化の役割

    野嶌 一平, 美馬 達哉, 川又 敏男 理学療法学Supplement 2010 (0), AcOF1017-AcOF1017, 2011

    【目的】運動学習における脳の可塑的変化に関しては、大脳皮質の運動機能領域の機能解剖学的変化やニューロン間の興奮性・抑制性作用の変化などが報告されている。これらの報告は、介入前後の脳機能変化と運動機能変化の相関関係を検討したものであり、実際の脳機能変化が学習された機能にどのような影響を及ぼしているかは不明である。リハビリテーション領域では、反復練習による学習効果を得ることが大きな目標となっており、…

    DOI 医中誌

  • 経頭蓋的脳刺激法(TMS)による脳の可塑性の誘導

    美馬 達哉 認知神経科学 13 (2), 160-160, 2011

    運動の反復によって、健常者で運動学習の効果が現れたり、運動麻痺患者でも麻痺が改善したりすることは古くから知られていたが、1990 年代頃から、その脳内機構として使用依存性の脳可塑性(use-dependent brain plasticity)の誘導があることが知られるようになった。その結果、学習や記憶に関する基礎研究とリハビリなどの臨床応用とを結ぶキーワードとして、可塑性が注目されている。とり…

    DOI 医中誌

  • Mirror therapyにおける脳梁経由半球間連絡線維の役割

    野嶌 一平, 美馬 達哉(MD), 川又 敏男(MD) 近畿理学療法学術大会 2010 (0), 4-4, 2010

    【目的】mirror therapyは脳卒中片麻痺患者のリハビリテーション(以下リハ)として臨床で取り入れられ、これまでの臨床研究において麻痺側肢の運動機能が改善するという報告が数多くなされている。そして、その効果を発揮する神経生理学的メカニズムとしては、mirror therapyによる大脳皮質運動関連領域の活性化が影響していることが示唆されている。一方運動学習において、一側訓練側の運動学習効…

    DOI

  • mirror therapyによる運動学習機序の検討

    野嶌 一平, 川又 敏男, Mohamed Hamdoon, 小金丸 聡子, 福山 秀直, 美馬 達哉 理学療法学Supplement 2009 (0), A4P1025-A4P1025, 2010

    【目的】幻肢痛に対する治療として考案されたmirror therapy(以下MT)が、脳卒中片麻痺患者のリハビリテーション(以下リハ)に応用され、その効果が数多く報告されている。MTは鏡像による錯視を利用して、実際には動かしていない四肢が動いているように錯覚することでその効果が得られると考えられている。近年のfMRIやTMSを用いた報告では、MTにより運動同側運動野や小脳といった運動関連領野だけ…

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  • 経皮的電気神経刺激は閉じ込め症候群における四肢運動機能回復を促進する

    佐藤 岳史, 齊木 雅章, 山田 茂樹, 八木 美雪, 美馬 達哉 脳卒中 31 (4), 211-216, 2009

    経皮的電気神経刺激(TENS)を脳底動脈閉塞症による閉じ込め症候群3例に施行し,早期の四肢運動機能改善を経験したため報告する.TENSは,100 Hzの頻度で8∼10 mAの刺激を両側手関節部正中神経に施行した.症例1:脳底動脈閉塞により小脳・脳幹梗塞をきたし,閉じ込め症候群となった.理学療法開始後1週間でも四肢運動機能の改善なくTENSを併用した.開始日に両上肢の自発運動が出現した.症例2:脳…

    DOI 医中誌 参考文献51件

  • 脳磁図計測における歯科用金属に由来するアーチファクト

    前澤 仁志, 松橋 眞生, 吉田 和也, 澤本 伸克, 美馬 達哉, 長峯 隆, 別所 和久, 福山 秀直 認知神経科学 11 (3+4), 258-267, 2009

    脳磁図は非侵襲的にヒトの脳活動を捉える技術であるが、磁性を帯びた金属がアーチファクトとなり計測を妨げることがある。本研究では18種類の歯科用金属の組成の違いが脳磁図計測へ与える影響、磁気共鳴画像装置(MRI)による高磁場の影響、さらにハンディタイプの消磁器の効果を検証した。それぞれの金属材料を(1)未処理、(2)消磁器による消磁後、(3)MRIによる磁場印加後、(4)再度の消磁後の4つの状態で磁…

    DOI Web Site 医中誌

  • Mirror Therapyによる運動皮質興奮の調整

    野嶌 一平, 川又 敏男, モハメド タビト, 小金丸 聡子, 福山 秀直, 美馬 達哉 近畿理学療法学術大会 2009 (0), 99-99, 2009

    【目的】近年リハビリテーション(以下リハビリ)領域において、鏡像による錯視を利用して脳卒中片麻痺患者の運動機能改善を図る取り組みが行われている(mirror therapy)。すでに、臨床で応用され、運動麻痺の改善が得られたとする報告が散見される。しかし、その神経基盤に関しては、不明な点が多い。そこで今回、我々は経頭蓋磁気刺激(TMS)を用いてmirror …

    DOI

  • バイオポリティクスの理論にむけて

    美馬, 達哉 経済学雑誌 104 (4), 85-102, 2004-03

    はじめに : マイケル・ハートとアントニオ・ネグリは, その刺激的な著作『帝国』において, ミシェル・フーコーの理論の新しい解釈こそが, 現代社会を理解する上で欠くべからざるものであるということを訴えている。……

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