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検索結果 19,300 件

  • 運動のうつ病予防効果と腸内細菌叢の関与

    渡邉 知央, 小栁 えり, 青木 孝文, 濱田 大幹, 川島 将人, 山形 高司, マイケル J. クレメニック, 矢野 博己 岡山体育学研究 31 (0), 1-11, 2024-03-31

    ...<p> ヒトの腸内は,生体内最大の微生物生態系であり,推定100兆個の腸内細菌で構成された腸内細菌叢は,宿主の健康に大きな影響を及ぼす.本稿では,これまでに蓄積された文献を検討して,腸内細菌叢の関与という観点から,運動がうつ病予防に有効かどうかを解説する.特に,自発的な運動習慣がうつ病予防に有効であるという事実は,運動が腸内細菌叢の変化を介して,宿主に有益な効果をもたらし,うつ症状に応じて脳内の遺伝子発現...

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  • 遠隔的呼吸リハビリテーションにより運動耐容能、健康関連生活の質および身体活動性が改善したCOPD患者の1例

    陶山 和晃, 縄田 康朗, 新貝 和也, 犬塚 秀太, 橋本 修平, 菊地 結貴, 吉嶺 裕之, 神津 玲 呼吸理学療法学 3 (1), 51-59, 2024-03-22

    ...その結果,階段昇降時の呼吸困難の減少や運動の習慣化を認め,8週間後の運動耐容能や健康関連生活の質は臨床的最小有意差を超える有意な改善が得られた。さらに,1日あたりの平均歩数や強度別活動時間も大幅な増加を認めた。PTRの導入により,自宅に居ながら遠隔的かつ直接的な運動プログラムが可能となり,本症例の行動変容に繋がったことが改善の主な要因と考えられる。...

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  • 子どもが自分で鼻症状ケアができるようになる3つのコツ

    八代 将登 日本小児アレルギー学会誌 38 (1), 109-116, 2024-03-20

    ...にすること」である.鼻症状ケアの手技や処置が「簡単に」,「楽しく」行うことが「習慣化」につながる.鼻症状ケアは鼻アレルギー診療の全ての段階で有用であると位置付けられる.習慣化には小児アレルギーエデュケーターやアレルギー疾患療養指導士を含めた医療関係者間で指導方針を共有するとともに,家庭における保護者や保育施設や学校における先生らとも連携することが重要である....

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  • 血管内皮細胞におけるストレス応答性miR10bの機能解析

    中原,正子, 中山,寛尚 医療工学雑誌 (18) 1-8, 2024-03-15

    ...血管内皮細胞(endothelial cell, EC)の老化は、脳血管・心血管疾患だけではなく、アルツハイマー病や生活習慣病などの加齢関連疾患にも関与している。本研究では、ECストレスによって上昇するmicroRNA10b(miR10b)に着目し、miR10bがEC機能に対してどのような影響をもたすのか検討を行った。...

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  • タイの地方に暮らす二分脊椎児に対する就学に向けた評価とアプローチ

    和智, 道生, 里中, 綾子, 熊澤, 友紀子, 寺田, 恭子 保健医療技術学部論集 18 19-25, 2024-03-01

    ...所得格差が大きく,社会参加していくには困難な環境にある.本研究は 2 年半前に車いすを貸与された女児に対して理学療法評価を行うとともに,就学に向けた問題点の解決について検証した.その結果,貸与前と比較し貸与後は座位時間の延長,自走して近くまでの移動が可能となった.さらに近隣住民の協力と,NPO 法人が実施している奨学金制度を使用することで就学することができた.タイは 95%が仏教徒であり,人助けの習慣...

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  • 20~50歳代女性55名の骨代謝評価と関連要因の分析

    長谷川 秀隆, 長谷川 結香, 松木 秀明 日本運動器看護学会誌 19 (0), 047-055, 2024-02-29

    ...<p>本研究目的は,ピークボーンマスに達する20歳代から更年期に差し掛かる50歳代の女性を対象に骨代謝評価を行い,骨代謝回転の傾向と年齢,体重,BMIやカルシウム,ビタミンD, ビタミンKの摂取栄養素,そして運動習慣との関連性について検討することである.分析の結果,象限III slow resorption群は,象限I fast formation群と比較して,年齢が高く,また体重と骨密度は低い傾向...

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  • 歯周治療による咀嚼機能回復は血糖コントロール改善に寄与するか?

    三辺 正人, 山本 裕子, 河野 寛二, 中澤 正絵, 山本 龍生 日本歯科保存学雑誌 67 (1), 10-19, 2024-02-29

    ...リスク因子への対応として食習慣および食栄養指導が必要であると考えられる.また,歯周病と糖尿病は双方向性の関係があり,双方の視点に立った咀嚼機能改善に関連した食習慣・食栄養指導は,疾病負荷の観点からも合理的と考えられる....

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  • 過去の運動習慣が将来のうつ・不安を予防する メカニズムの解明

    冨賀 裕貴, 檜垣 靖樹, 高橋 宏和 デサントスポーツ科学 45 (0), 134-141, 2024-02-22

    <p>定期的な運動がうつ・不安の改善に効果的であることはよく知られている.しかしながら,その効果の持続期間や,将来のうつ・不安を予防するのかについては不明な点が多い.本研究では,動物を対象に4週間の運動トレーニングを実施させ,運動停止期間後の気分行動を定量した.さらに,その海馬内分子メカニズムとして脳由来神経栄養因子 (Brain-derived neurotrophic factor: …

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  • ケアプラン作成の過程で医療機関のリハビリテーション職が記載すべき生活行為の情報

    渋谷 玲二, 岩田 美幸 作業療法 43 (1), 6-14, 2024-02-15

    ...<p>本研究は,申し送り書の受け取りからケアプラン作成の過程で医療機関のリハビリテーション職が記載すべき生活行為の情報を明らかにし,申し送り書に必要な情報の構造的枠組みを作ることを目的とした.方法は,ケアマネジャー4名を対象に非構造化面接を実施し,SCQRMおよびSCATを用いて分析した.その結果,83の構成概念が生成され,5つの大カテゴリーを得た.申し送り書は,QOL,役割,習慣を焦点化し,福祉職...

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  • 特発性後天性全身性無汗症に対するステロイドパルス療法の治療成績: 単施設後方視的研究

    樋口 実里, 鍬塚 さやか, 早稲田 朋香, 室田 浩之 西日本皮膚科 86 (1), 62-67, 2024-02-01

    ...他に有効率の高かった影響因子は,ステロイドパルス療法前の抗ヒスタミン薬の増量服用,ステロイドパルス療法前の運動習慣,1 年未満の病歴,メチルプレドニゾロン(mPSL)1000 mg/ 日によるステロイドパルス療法,夏季にステロイドパルス療法実施,ステロイドパルス療法後の発汗トレーニング等であった。...

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  • 諸外国の食事ガイドラインにおける野菜類の分類と1日あたりの推奨摂取目標量

    苑 暁藝, 田島 諒子, 松本 麻衣, 藤原 綾, 岡田 恵美子, 瀧本 秀美 栄養学雑誌 82 (1), 44-57, 2024-02-01

    ...</p><p>【方法】諸外国 (30ヵ国) のFBDGから野菜類の推奨摂取目標量を抽出し,策定根拠の有無を確認し,野菜類の分類に一貫性が見られていない食品 (野菜ジュース,じゃがいも,じゃがいも以外のいも,豆類) および地域別に摂取習慣が異なる可能性が高い食品 (漬け物,きのこ類,藻類) を対象項目とし,野菜類の分類を整理した。...

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  • 家庭科教育における食育指導の地域連携実践 ―家庭と地域及び保幼小連携による「自己有用感」を育む取り組み―

    森川, 美保 日本福祉大学子ども発達学論集 (16) 207-217, 2024-01-31

    ...ふたつの実践で共通するねらいは「食に関する取り組みを通して,子どもが『自己有用感』を実感する経験を積み重ねること」である.本報告の意義は,学校教育の中だけの家庭科教育にとどまらず,保育所,地域,家庭,そして小学校に関わる多様な方々との地道な連携にある.このような取り組みによって,子どもは,知識だけの家庭科教育の学びではなく,自分たちの生活様式を生活文化や習慣として主体的に変えていく,生活に根づいた家庭科教育...

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  • 糖尿病増悪を契機に診断されたCA19-9感度未満の膵癌でLewis血液型陰性と判明した1例

    松田 瑞沙, 堀口 恭平, 村田 真里子, 中戸 美沙, 畑 悠佑, 佐々木 敬徳, 安部川 卓, 浜野 久美子, 永井 義夫 糖尿病 67 (1), 30-34, 2024-01-30

    ...<p>膵癌の初期は特異的な症状に乏しく,糖尿病の急な増悪や腫瘍マーカー陽性などが疾患を疑うきっかけとなる.今回,CA19-9感度未満の膵癌で,Lewis血液型陰性と判明した症例を経験した.79歳の男性が血糖管理困難となり紹介受診した.患者に生活習慣の乱れはなく,各種検査の結果から,膵頭部癌・多発肝転移と診断した.CA19-9は測定感度未満だった.Lewis血液型を確認したところ,Lewis血液型陰性...

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  • 高齢2型糖尿病患者におけるスマートフォンを活用した遠隔運動指導の短期的及び長期的効果

    小野 恭伸, 米田 真康, 佐藤 光絵, 佐々木 美希, 小武家 和博, 大野 晴也 糖尿病 67 (1), 13-20, 2024-01-30

    ...身体機能,身体活動量に与える影響を短期的(介入期間中)及び長期的(介入終了から12か月経過時点)に検討した.広島県の中山間地域の医療機関に通院中の高齢2型糖尿病患者20人を対象とした.身体機能を測定し,スマートフォンアプリと電話を用いて,運動指導を毎月1回,6か月間実施し,介入期間中と介入終了から12か月経過時点の調査を行った.短期的には男女ともに身体活動量の有意な増加が認められたが,長期的には元々運動習慣...

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  • 生活習慣病予防健診受診者の運動の動機づけに影響を与える要因の一考察

    福田 知恵, 重松 由佳子 日本看護研究学会雑誌 46 (5), 5_813-5_823, 2024-01-20

    ...自己決定動機づけ(尺度)の下位概念は運動習慣の有無と有意に関連があった。基本属性については,下位概念の内発的調整は喫煙・飲酒習慣と,同一視的調整は年代・喫煙習慣と,取り入れ的調整は糖尿病現病歴と,無調整は性別・喫煙習慣とそれぞれ有意に関連があった。結論:運動の自己決定動機づけ尺度の下位概念と対象者の個別性に応じた保健指導介入の必要性が示唆された。</p>...

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  • ベイジアンネットワークを利用した個人に合わせた生活習慣改善策提案のための分析

    井口 拓己, 吉野 孝, 高木 伴幸, 小池 廣昭 情報処理学会論文誌 65 (1), 139-150, 2024-01-15

    ...生活習慣病は日々の生活習慣により発症する疾患である.人には改善できる習慣と妥協できない習慣があり,個人に合わせた改善策を提案する必要があると考えられる.しかし,超高齢社会で今後患者数が増加し,手間や時間などのコストがかかることや,人手による多様な提案が困難であることが問題としてあげられる.そこで,本論文では,生活習慣病を対象に,個人に合わせた生活習慣の改善策を提案するための分析を行った.ベイジアンネットワーク...

    DOI 情報処理学会

  • 高校生に対するヘルスリテラシー向上を目的とした栄養教育プログラムの開発

    山城 秋美, 吉池 信男 青森保健医療福祉研究 6 (1), 1-12, 2024

    ...</p><p>〔結果〕 質問紙調査では,10項目の生活習慣の重要度について,「大切」または「とても大切」との回答は69.8~100%であった。一方,9項目の健康行動の負担度について,「継続的に体重計測する」「栄養バランスや料理の組み合わせを考える」ことへの負担を感じる者の割合が高かった。グループワークでは,生活習慣に加えて「気持ちを解放することの大事さ」等の意見が出された。...

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  • 精神科救急病棟における睡眠薬使用の実態と睡眠薬多剤使用に関連する因子の検討

    田玉 紘史, 山田 浩樹, 幾瀨 大介, 富岡 大, 岩波 明, 稲本 淳子 昭和学士会雑誌 84 (1), 27-37, 2024

    ...疾患別では双極性障害では多剤の睡眠薬が処方された.入院治療を比較すると,任意入院では多剤使用群が多かった.また,2剤以上の睡眠薬使用に関連する因子として,生活保護が負の関連を示したが,喫煙,入院回数,双極性障害,ADHD,自宅退院は正の関連を示した.本研究の結果から,精神科救急病棟の睡眠薬使用患者において多剤群と関連する因子は喫煙,入院回数,双極性障害,ADHD,自宅退院であった.今後は患者の生活習慣...

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  • 妊娠期の体型満足度と栄養素摂取量の関連

    原田 梨央, 白石 三恵, 倉嶋 優希, 千葉 貴子, 松﨑 政代 日本助産学会誌 advpub (0), 2024

    <p><b>目 的</b></p><p>体型満足度は食行動に影響する可能性が指摘されているが,妊娠中の栄養素摂取量との関連は明らかではない。そこで本研究は,日本人妊婦を対象に体型満足度と栄養素摂取量との関連を明らかにすることを目的とした。</p><p><b>対象と方法</b></p><p>大阪府内のA総合病院の妊婦健康診査を受診する妊娠中期以降の単胎妊娠の女性を対象に,2020年3–11月に横断…

    DOI Web Site 参考文献31件

  • 腸内細菌の機能を知るためのカイコの利用

    松本 靖彦 腸内細菌学雑誌 38 (1), 1-8, 2024

    ...<p>腸内微生物叢の破綻は,感染症だけでなく生活習慣病や癌など様々な疾患の発症や増悪に影響する.よって,腸内微生物叢でおこる微生物間,および微生物と宿主の相互作用を理解することはそれらの疾患の予防や治療に繋がる.一般的な基礎研究では,抗菌薬で処理されたマウスやノトバイオートマウスが用いられるが費用や倫理的な問題が生じる.本稿では,代替動物としてカイコを利用した基礎研究のなかで疾患モデルにフォーカスを...

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  • 血液凝固異常症全国調査から血液凝固異常症レジストリへ

    瀧 正志 日本血栓止血学会誌 35 (1), 11-16, 2024

    ...<p>現行の血液凝固異常症全国調査は,厚生労働省の委託事業として(財)エイズ予防財団により2001年度から実施され,2023年現在も継続中である.血友病,von Willebrand病,類縁疾患などわが国の血液凝固異常症患者の実数把握,HIV感染症,肝炎(特にC型肝炎),定期補充療法などの出血抑制治療,凝固因子製剤およびnon-factor製剤,インヒビター,頭蓋内出血,生活習慣病,血栓症,死因などについての...

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  • 思春期のWeekend catch-up sleep/Weekend oversleepの現状と課題

    神山 潤, 安西 有紀 脳と発達 56 (2), 106-113, 2024

    <p> 思春期世代のおおよそ25~84%が眠気を訴えている.その主な原因は睡眠不足だが,思春期の睡眠不足の自覚は週前半には低く,後半で高まる.思春期世代は平日に抱えた睡眠不足を週末に取り戻していると考えられる.週末(休日あるいは非登校日)と平日(登校日)の睡眠時間の差異をWeekend catch-up sleep(WeCUS)またはWeekend …

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  • 非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)患者の健康管理におけるセルフケアの継続に必要な要因

    二十軒 温美 日本慢性看護学会誌 advpub (0), 2024

    ...<br> 結果:A市1か所のクリニックに通院している患者12名を対象にインタビューを行い,6カテゴリー【健康管理を行わないことを問題視する】【健康管理が有意義であることを納得する】【健康管理に対する手応えを持つ】【自身に合う健康管理を行うための方法に気づく】【健康管理を行うための人間関係をつくる】【自身の行動変容のための健康管理が習慣化できる】と14サブカテゴリーが抽出された....

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  • 矯正歯科治療におけるセルフケアに対する自己効力感測定尺度の開発および信頼性・妥当性の検討

    山地 加奈 口腔衛生学会雑誌 74 (1), 29-39, 2024

    ...scale for self-care;SESS)を開発し,その信頼性と妥当性を明らかにすることを目的とした.47項目からなる尺度原案を作成し,矯正歯科治療を受ける患者52名を対象に予備調査を実施した.項目分析により16項目からなるSESSを作成した.次に,信頼性と妥当性を検証するために,矯正歯科治療を受ける患者83名を対象に本調査を実施した.因子分析の結果,「ブラッシングに関する自己効力感」「習慣化...

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  • 維持血液透析患者における高IgG4血症と潜在IgG4関連疾患に関する調査研究

    水島 伊知郎, 菊地 勤, 平山 崇, 須田 拓也, 柘植 俊介, 藤井 博, 宮城 恭子, 宮崎 良一, 岩田 恭宜, 川野 充弘 日本透析医学会雑誌 57 (2), 69-77, 2024

    ...<p>IgG4関連疾患(IgG4-RD)は潜在性に腎不全を引き起こす.血液透析患者における高IgG4血症,IgG4-RDの頻度を調査することを目的に,対象者227例において血清IgG4値を測定し,平均血清IgG4値が34 mg/dL(範囲3~329)で2.2%にIgG4≥135 mg/dL,5.3%にIgG4≥105 mg/dL(基準値上限)を認めた.年齢,性別,生活習慣,悪性腫瘍などの既往・併存症...

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  • 小児声帯結節に対する音声治療

    前川 圭子 音声言語医学 65 (1), 1-6, 2024

    ...<br>当院では音声治療を保護者同席で行っている.声の衛生指導では,叫び声以外は禁止せず,患児自身に発声の悪習慣を気づかせ,修正させる.音声訓練では,主に半遮蔽声道エクササイズを利用している.近年,小児に対する音声治療の効果を示す報告が増えてはいるが,十分にデザインされた研究は多くなく,さらなる検討が求められる.</p>...

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  • “一V”形式が“就”を伴う・伴わない場合の機能・用法

    閆 佳祺 東京医科歯科大学教養部研究紀要 54 (0), 55-74, 2024

    ...その結果、「連続する動作の描写」、「発見」を表す用法では、“就”を伴わない“一V1(,)V2”形式が選択され、「反復・習慣」、「起点」、「簡単達成」を表す用法では、“就”を伴う“一V1(,)就V2”形式が選択される。一方、「時」「きっかけ」を表す用法では、両方の形式が現れる可能性がある。...

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  • ビジネスパーソンのための医療経済学

    医療経済研究 2024

    ...生活習慣の改善や疾病の早期発見で、短期的にも長期的にも医療費が 削減できると期待する意見はかなり根強い。特に生活習慣の改善については、保険診療と関係しないと考 え、経済成長と医療費抑制の両者を実現するものだという議論は毎回出てくる。  医療経済学や医療経済評価を専門としていれば、新しい医療技術も予防もすべて費用対効果が高いわけ ではなくケースバイケースであることは常識的である。...

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  • 超音波内視鏡下組織採取後の穿刺経路腫瘍細胞播種に関する全国調査

    北野 雅之, 吉田 真誠, 蘆田 玲子, 喜多 絵美里, 潟沼 朗生, 糸井 隆夫, 三方 林太郎, 西川 健一郎, 松林 宏行, 高山 敬子, 加藤 博也, 竹中 完, 植木 亨, 川嶌 洋平, 中井 陽介, 橋元 慎一, 重川 稔, 根引 浩子, 津村 英隆, 岡部 義信, 良沢 昭銘, 原田 宜幸, 美登路 昭, 佐々木 民人, 保田 宏明, 三浦 夏希, 池本 哲也, 小澤 栄介, 塩路 和彦, 山口 厚, 奥薗 徹, 森山 一郎, 久居 弘幸, 藤田 光一, 後藤 拓磨, 白幡 名香雄, 岩田 恵典, 岡部 純弘, 原 和生, 橋本 裕輔, 桒谷 将城, 伊佐山 浩通, 藤森 尚, 正宗 淳, 幡丸 景一, 下川 敏雄, 岡崎 和一, 竹山 宜典, 山上 裕機, 日本膵臓学会臨床研究推進委員会 日本消化器内視鏡学会雑誌 66 (3), 312-326, 2024

    <p>【背景・目的】超音波内視鏡下組織採取法(EUS-guided tissue acquisition:EUS-TA)は,膵腫瘍の診断において重要な役割を担っている.本研究では,膵腫瘍のEUS-TA後の穿刺経路腫瘍細胞播種(Needle tract seeding:NTS)の現状を本邦の全国調査から明らかにすることを目的とした.</p><p>【方法】2010年4月から2018年3月までに実施し…

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  • 患者中心の放射線治療を目指した「放射線治療手帳」の作成

    加藤 知子, 菊野 直子, 畑 清子, 三上 恵子, 有阪 光恵, 萬 篤憲, 草間 朋子 日本放射線看護学会誌 11 (2), 42-52, 2023-12-28

    ...「放射線治療手帳」の試用により、患者は「自分が受ける放射線治療の内容を十分理解することができた」「注意深く治療部位を観察する習慣がついた」と回答し、医療スタッフは「患者の記録が役立った」「患者への説明に役立った」と回答した。患者と医療スタッフ双方から放射線治療手帳の有用性が示唆され、患者中心の放射線治療を推進することにつながることを期待している。</p>...

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  • レセプトデータを活用したPCSK9阻害薬の処方実態に関する調査

    得津 慶, 伊藤 かおる, 川添 茂樹, 藤本 賢治, 松田 晋哉 保健医療科学 72 (5), 464-474, 2023-12-28

    ...PCSK9阻害薬が最初に処方された患者群を「PCSK9群」とした.エゼチミブと最大耐用量スタチンが併用処方された患者についても同様の手続きで抽出し,「エゼチミブ最大耐用量スタチン併用群」とした.PCSK9阻害薬もしくはエゼチミブと最大耐用量スタチンが最初に処方された日を起算日とし,起算日より前12ヶ月間(pre-index 期間),起算日より後ろ12ヶ月間(post-index 期間)に観察された生活習慣病治療薬...

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  • 若年生活習慣病予防健診における保健師の活動の評価と課題

    古舘 美喜子, 西村 美八 八戸学院大学紀要 (67) 35-48, 2023-12-25

    ...保健師は、若年生活習慣病予防健診を通し、個別支援による健康と地域住民の健康の維持・向上、様々な健康・生活問題の把握を努めており、事業継続の必要性を感じていた。一方で、時間やマンパワー不足から活動評価が十分に行えていない状況があった。また、保健活動する際、地域、学校、家庭との連携に困難を感じていた。...

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  • インスリン使用高齢2型糖尿病透析患者の病いと共に生きる経験

    宅井 さやか 日本慢性看護学会誌 17 (1), 1_23-1_32, 2023-12-25

    ...に分析した.インスリン使用高齢2型糖尿病透析患者の病いの経験は,【ショック・後悔・自然のなりゆきという糖尿病患者としての始まり】【難儀で重い糖尿病との暮らし】【一生続く糖尿病透析生活】【先が見えないがゆえに病気と大事に付き合う今】という4カテゴリーで説明され,【先が見えないがゆえに病気と大事に付き合う今】というカテゴリーは,人生の「統合」とでも言うべき境地に至る経験として理解された.看護師は,生活習慣病...

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  • Zooming in習慣の概念から考える組織ルーチン

    會澤 綾子 赤門マネジメント・レビュー 22 (6), 231-246, 2023-12-25

    ...<p>本稿は、Howard-Grenville et al. (2016) の第4章「習慣の多面性:ルーチン論への示唆」を紹介したものである。第4章は、組織ルーチンを構成する行為者の習慣に焦点を当て、習慣には機械的に行われるものばかりでなく、より有機的な活動が存在することを提言する。行為者の熟考と、状況の変動性という二軸を用いて、習慣を類型化したうえで、組織ルーチン論への示唆を行っている。...

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  • 香りの生理作用

    合津 陽子 日本化粧品技術者会誌 57 (4), 305-310, 2023-12-20

    ...眠りや体内時計は,私たちの健康維持とも大きく関わっており,その不調は,生活習慣病をはじめ,メンタル面での不調や疾病の一因となることから,眠りや体内時計を整えることは重要である。人類が眠りに香りを応用してきた歴史は古来エジプト時代にまで遡るが,近年の脳神経科学の発展は,その生理作用を良く説明するに至っており,新たな治療薬の開発も進められている。...

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  • 高齢男性虚血性心疾患におけるCOPD併存はフレイルに関連する独立因子である

    林野 収成, 田中 聡, 十河 郁弥, 宮崎 慎二郎, 片岡 弘明, 松元 一郎, 高木 雄一郎, 市川 裕久, 荒川 裕佳子, 森 由弘 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 32 (1), 78-83, 2023-12-15

    ...</p><p>【結果】多変量解析の結果,年齢(OR: 1.12,p<0.05),運動習慣(OR: 0.14,p<0.01),COPD併存(OR: 3.31,p<0.05)が独立して抽出された.</p><p>【結語】高齢男性CAD患者におけるCOPD併存は,フレイルの独立した関連因子であり,COPD併存例は積極的にフレイルの評価を実施すべきである.</p>...

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  • 医療従事者における新型コロナウイルス感染症流行前から流行中の運動習慣の変化と自己効力感の関連性

    福榮 竜也, 愛下 由香里, 宇都 良大, 小野田 哲也 日本予防理学療法学会雑誌 advpub (0), 2023-12-06

    ...<p>【目的】医療従事者を対象にCOVID-19流行前から流行中における運動習慣の変化と自己効力感の関連を調べた。【方法】2019年と2021年の調査に参加した77名を対象とした。月に数回以上運動習慣がある場合を運動習慣ありと定義した。COVID-19流行中の運動習慣を基に,運動習慣増加群,運動習慣変化なし群,運動習慣減少群の3群に分類した。...

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  • 高校生の食事摂取行動に関わる構造モデル

    木林 悦子 栄養学雑誌 81 (6), 288-298, 2023-12-01

    ...</p><p>【結論】高校2年生では,男女ともに中学校で学習する食・栄養知識が高いほど食・生活習慣セルフエフィカシーが高くなり,さらに男子では,食行動変容ステージの向上を介して,食事摂取状況に影響を及ぼす可能性が示唆された。</p>...

    DOI Web Site 参考文献14件

  • 75 歳以上の高齢者の習慣的な身体活動を促進する日常生活行動

    有田 久仁子, 石橋 裕, 石橋 仁美 高齢者のケアと行動科学 28 (0), 55-70, 2023-12-01

    ...身体活動は高齢期の心身の健康に強く関連するため,習慣的な身体活動の実施が推奨されている。特に,75 歳以上の高齢者にとって身体活動は健康寿命延伸のために重要であるが,身体活動ガイドラインの推奨を達成 している割合は低迷している。...

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  • 地域在住高齢者の食行動に影響を与えるライフイベントの質的研究

    佐藤 清香, 河嵜 唯衣, 赤松 利恵, 谷内 ななみ 日本健康教育学会誌 31 (4), 201-209, 2023-11-30

    ...</p><p>方法:2022年5月から9月,地域在住高齢者27人を対象に,属性をたずねる質問紙調査と半構造化インタビュー調査を行った.調査日前日の食事状況(食事時刻,共食相手,食事内容など)をたずねたのち,聞き取った習慣的な現在の食行動と,以前の食行動から現在の食行動に変化したきっかけをたずねた.インタビューデータを基に,食行動の変化と,その食行動を始めたきっかけとなるライフイベントを抽出してコード...

    DOI Web Site 医中誌

  • COVID-19緊急事態宣言下での糖尿病患者の生活習慣の変化と健康に影響する社会的要因に関する調査

    村瀬 明世, 上田 真意子, 大池 実衣子, 根本 浩一郎, 廣田 憲威, 結城 由恵, 中村 賢治 糖尿病 66 (11), 773-782, 2023-11-30

    <p>COVID-19緊急事態宣言下の大阪府で,無料低額診療事業を実施している外来に通院中の糖尿病患者に不安・恐怖,睡眠,運動,食生活の変化と経済状況,社会的孤立の健康の社会的要因(SDH)に関するアンケート調査を実施し,HbA1c・体重への影響を検討した.第1回目(2020年6月~8月)705名,第2回目(2021年9月~10月)632名について解析した.不安や恐怖を感じることが増え(1回目7…

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  • 国民健康保険被保険者における医療機関受療状況と特定健康診査受診行動の関連

    大西 眞由美, 深江 優美, 川崎 涼子, 小坂 理子, 中尾 理恵子 日本健康教育学会誌 31 (4), 210-220, 2023-11-30

    ...</p><p>結果:40歳から74歳の国民健康保険被保険者データと突合することができた「県民の健康調査」回答者のうち,データに欠損がない1927名について分析を行った.60歳から74歳では,性別,家族構成,教育年数,運動習慣,主観的健康感ならびに主観的経済状況に関わらず,「高血圧症または脂質異常症による受療あり」(<i>P</i><0.001)および「高血圧症および脂質異常症以外の受療あり」(<i>...

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  • 郷土料理継承のためのGPT-3.5を用いたレシピ簡単化およびRDF生成手法の試作

    河村 郁江, 白松 俊 人工知能学会第二種研究会資料 2023 (SWO-061), 09-, 2023-11-25

    ...<p>郷土料理には地域の特徴や文化の重要な情報が詰まっているが,現代の食習慣の変化により,郷土料理を継承する機会が減少している.そこで本研究では,郷土料理の継承に寄与するLinked Open Dataの構築を目指している.しかし,どのようなデータが継承に寄与するかは明らかでなかった.そこで,どうすれば郷土料理を作りたいと思えるかを調査するためのアンケートを実施した.郷土料理を作りたい理由に「郷土料理...

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  • 「心不全-肥満パラドックス」の病態基盤解明と 新規治療開発のための骨格筋および脂肪組織に着目した研究

    小西 正紹 横浜医学 74 (4), 613-617, 2023-11-15

    ...人口の高齢化に伴い,我が国の心不全患者は増加の一途をたどっている.心不全の主要な原因である虚血性心疾患の,さらに上流には肥満,高血圧,糖尿病などの生活習慣病があり,肥満患者には一般には減量が推奨される一方,ひとたび心不全や癌などの慢性疾患に罹患した患者においては,肥満であることは逆に予後良好因子となっており,肥満パラドックスとして知られている.筆者らは,慢性疾患・慢性炎症を背景とした悪液質・フレイル・サルコペニア...

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  • <論文>留学生相談支援と多文化共生に関する考察

    梁瀬 まや 京都大学学生総合支援機構紀要 2 51-64, 2023-11-15

    ...コロナ禍の渡航制限で一時渡日者は減少したものの,水際政策の緩和と相俟って,今後さらなる留学生の増加が見込まれているが,しかし,語学力,生活習慣等,留学生の背景は多様である一方,わが国の生活・教育環境には未だ課題の残る現状があり,異文化の中で研究に取り組み,ストレスフルな状況に置かれている留学生は依然,少なくない。...

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  • メンタルヘルスにおけるω3系多価不飽和脂肪酸の役割

    浜崎 景 日本薬理学雑誌 158 (6), 460-463, 2023-11-01

    ...10万対)だったのが2020年には94と,この四半世紀で倍に増えている.また,COVID-19の感染拡大の影響もあり,経済協力開発機構(OECD)の報告によると加盟国では軒並みうつ病および抑うつの有病率が増加しており,日本では2013年の調査で7.9%だった有病率が,2020年には17.3%まで上昇している.うつ病に対する治療はこれまで主として,薬物療法,心理療法,電気療法などであったが,普段の生活習慣...

    DOI Web Site 参考文献40件

  • isCGMを用いた生活習慣病重症化予防プログラムの有用性と自費部門として病院収益への貢献

    富田 益臣, 原島 史哉, 廣納 裕子, 石田 千香子 糖尿病 66 (10), 734-741, 2023-10-30

    ...<p>目的:isCGMを用いた糖尿病チームによる保健指導の有用性と自費部門として収益を検討する.背景:生活習慣病の重症化を予防するために,各健康保険組合は“生活習慣病予防事業”として保健指導を行っているが,糖尿病専門施設と連携し,保健指導を提供している保険組合は少ない.我々は,各健康保険組合の保険者を対象にIntermittently scanned CGM(以下:isCGM)を用いた外来プログラム...

    DOI

  • プラグマティズムでとらえなおすルーチン

    菊地 宏樹 赤門マネジメント・レビュー 22 (5), 199-208, 2023-10-25

    ...そのうえで、プラグマティズムの概念のなかから習慣、探究、会話的なトランスアクションの三つを取り上げて、問題解決のプロセスに適用して、プロセス論的な観点に則った新しいアプローチを構築している。ただし、第2章においては、プロセス論的な観点を取り入れるときに必須の要素として、パターニングとパフォーミングを不可分なものとしてとらえるということが言われている。...

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  • 利用者による身体活動量から捉えた郊外住宅地の住区基幹公園の役割

    松尾 薫, 松本 千之輔, 武田 重昭, 加我 宏之 都市計画論文集 58 (3), 812-818, 2023-10-25

    ...<p>生活習慣病の予防に対して、日常生活での身体活動が効果的であり、身近な公園は楽しみながら身体を動かせる安全な場と言われている。そこで、本研究では郊外住宅地内の住区基幹公園の利用実態を身体活動量から捉えることで、人々の健康を支える場としての公園を評価することを目的とした。その結果、同伴者や活動内容によって、身体活動実施者数と身体活動量の傾向は異なることが読み取れた。...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 血糖値予測精度向上のためのデータ分析と摂食速度の影響調査

    道浦, 菜々子, 松田, 裕貴, 諏訪, 博彦, 安本, 慶一 第31回マルチメディア通信と分散処理ワークショップ論文集 90-97, 2023-10-18

    ...現在の日本では,糖尿病有病者と糖尿病予備軍は 2200 万人にのぼり,日本人の 5 人に 1 人が該当している.食事 2 時間後の血糖値が下がらない状態である食後高血糖は,II 型糖尿病をはじめとする生活習慣病を引き起こす原因となるため,食事をはじめとした環境素因に対する継続的な自己管理が必要不可欠である.著者らはこれまで,摂取予定の食事から食後高血糖を予測し,各食品の推薦摂取量をフィードバックする...

    情報処理学会

  • 代謝性疾患とフレイル

    吉村 芳弘 The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 60 (10), 871-879, 2023-10-18

    ...<p>代謝性疾患は,生体内の代謝に関連する異常を指し,遺伝的,生活習慣,環境要因によって引き起こされる.これらの疾患は臓器や組織に影響を及ぼし,糖尿病や脂質異常症,肥満,骨粗鬆症などはフレイルと関連している.代謝性疾患によるフレイルのメカニズムは,炎症,栄養状態の悪化,運動能力の低下,神経変性,遺伝子の変化などにより惹起される.これらの疾患は転倒,日常生活動作(ADL)の低下,死亡といった悪影響を及...

    DOI Web Site 参考文献21件

  • α-リノレン酸高含有植物油は炒め調理に使用できるのか?

    津留 真里絵, 野口 明日香, 渡辺 睦行 日本食品科学工学会誌 70 (10), 485-494, 2023-10-15

    ...また, 欧米諸国には魚を摂取する習慣が少ない国も多いことから, α-リノレン酸高含有植物油の活用が期待されている. 植物油の一般的な摂取方法として, ドレッシングなどの生食による摂取と炒め調理などの加熱による摂取が挙げられるが, α-リノレン酸は酸化安定性が低いため加熱調理には不向きとされている....

    DOI Web Site 参考文献17件

  • 地域在住高齢者における腰痛と身体活動,座位時間との関連:横断研究

    中村 睦美, 佐藤 慎一郎, 根本 裕太, 山田 卓也, 武田 典子, 丸尾 和司, 福田 吉治, 北畠 義典, 荒尾 孝 日本公衆衛生雑誌 70 (10), 690-698, 2023-10-15

    ...調査項目は,腰痛の有無,身体活動,座位時間,基本属性,健康状態,生活習慣,社会参加状況に関する項目であった。身体活動は,国際標準化身体活動質問紙(IPAQ)短縮版を用い,週あたりの総身体活動時間を算出し,<150分/週(低身体活動群),150~299分/週(中身体活動群),≥300分/週(高身体活動群)の3群に分けた。...

    DOI PubMed

  • ジェロサイエンスとファンクショナルフードの接点,炎症抑制と栄養管理

    丸山 光生 Functional Food Research 19 (0), 10-15, 2023-10-12

    ...高齢者が2022 年9 月には9 万人を超え,私たちが自分たちの寿命の延伸と人生100 年時代を意識する機会も増加した.それに伴い,高齢者の生活の質(QOL)を高め,健康寿命の延伸を目指すために,加齢に伴って低下する様々な生体機能の変化との関連が多面的,包括的に議論されている.一方,老化の要因に関する多くの研究も進められ,日常,規則正しい食生活,口にする食品の栄養バランスと腹八分目の「栄養」や生活習慣...

    DOI

  • アルツハイマー病モデルショウジョウバエに対し改善作用を示す食品由来成分の同定

    津田 玲生 Functional Food Research 19 (0), 84-89, 2023-10-12

    ...万人が罹患すると予想されている(World Alzheimer’s disease Report, 2015).認知症患者の中で約7 割がアルツハイマー病Alzheimer’s disease,AD)と考えられ,AD に対する治療薬の開発が急がれている.これまで様々な創薬標的が提示されてきたが,病態の進行そのものを抑制できる低分子化合物による疾患修飾薬は開発に成功していない.AD の発症には食事の習慣...

    DOI

  • ストレプトゾシン誘発糖尿病性白内障モデルラットにおけるアセロラ投与による影響

    茶谷 桃花, 斎藤 直美, 吉岡 正浩, 木下 勇一, 中村 花恵, 橋本 優希, 竹之内 明子, 義澤 克彦 Functional Food Research 19 (0), 90-99, 2023-10-12

    ...<p>【目的】白内障とは,水晶体が白濁し視力が低下する病気であり,失明原因として世界で最も多い.白濁の原因には酸化ストレスが関与しているとされている.また,糖尿病は生活習慣病の主要な疾患であり,糖尿病を罹患する患者は白内障の発症も進行も早い.本研究では,ストレプトゾシン(STZ)誘発糖尿病性白内障モデルラットを用いて,ビタミンC を多く含有し,高い抗酸化作用を持つアセロラパウダーVC30 で作成した...

    DOI

  • NAD<sup>+</sup>前駆体を用いたトランスレーショナルリサーチの現状と将来展望

    夜久 圭介, 中川 崇 Functional Food Research 19 (0), 22-27, 2023-10-12

    ...<p>世界的な高齢化の進行によって老化を遅らせるための研究が精力的に行われている.Nicotinamide adenine dinucleotide(NAD<sup>+</sup>)は生命機能の維持に必須の補因子であり,抗老化分子として注目されている.不規則な生活習慣や老化過程の進行によって体内のNAD<sup>+</sup>需要は高まる.また,一方でNAD+前駆体によるNAD<sup>+</sup...

    DOI

  • フィジカルインターネット時代に向けた持続可能なP2P運賃取引とマルチエージェントシミュレーション方法の提案

    小池 和弘, 牟田 篤兄, 田中 祐史, 田中 謙司 人工知能学会第二種研究会資料 2023 (FIN-031), 01-06, 2023-10-10

    ...<p>物流需要はネット通販の成長に伴う個配増加と多品種・小ロット化が進む一方,供給面ではトラックドライバー不足と時間外制限による「2024年問題」がある.物流コストインフレが続くと2030年には物流供給が36%不足し経済に大きな負の影響を与えると予想されている.これに対し経済産業省を中心にフィジカルインターネット(PI)への構造転換が進められているが,解決すべき問題が多い.特に独特な商習慣である店着価格制...

    DOI

  • 古代エジプトの「合板」

    西本 直子, 西本 真一 日本建築学会計画系論文集 88 (812), 2814-2820, 2023-10-01

    <p>The abundance of wood products left behind by ancient Egyptian burial practices in the arid climate can tell us about the earliest woodworking methods. However, they are yet to be fully …

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 食生活リテラシーが食環境の認知と食行動に及ぼす影響

    髙泉 佳苗 栄養学雑誌 81 (5), 210-218, 2023-10-01

    <p>【目的】食生活リテラシーと食環境の認知(食品へのアクセス,情報へのアクセス)および食行動との因果関係を明らかにすることを目的とした。</p><p>【方法】社会調査会社に登録している30~59歳のモニターから9,030人を層化抽出し,web調査による縦断研究を実施した。ベースライン調査は2018年10月に実施し,追跡調査は2019年10月に実施した。ベースライン調査と追跡調査を回答した解析対…

    DOI Web Site 参考文献11件

  • 日本語版Epicurean eating(美食家の食の楽しみ)尺度作成の検討

    濱下 果帆, 赤松 利恵 栄養学雑誌 81 (5), 193-201, 2023-10-01

    ...妥当性では属性や咀嚼習慣などで妥当な結果が得られ,女性で「美食家志向」得点が高かった(<i>p</i><0.001)。「美食家志向」得点と「スーパーサイズ嗜好」得点には負の相関(ρ=-0.16,<i>p</i><0.001)がみられた。</p><p>【結論】2成分11項目からなるEpicurean eating尺度の日本語版を作成した。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献8件

  • 通所リハビリテーション利用高齢者における食生活習慣と腸内細菌叢との関連

    入来 寛, 寺師 美里, 三成 由美, 徳井 教孝 栄養学雑誌 81 (5), 260-268, 2023-10-01

    ...本研究では通所リハビリテーション施設を利用する高齢者の食生活習慣,排便状況を調査し,腸内細菌叢の属数との関連について検討した。</p><p>【方法】対象は,福岡県O市の介護老人保健施設Hの通所リハビリテーション施設に通う高齢者のうち,調査内容を説明して同意が得られた80名の中から,便検体を提出して細菌が検出された33名である。調査内容は,対象者の属性,食習慣,排便状況,腸内細菌叢である。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献30件

  • 中国帰国者の高齢化に伴う異文化「介護」支援の歩み

    王, 榮 金城学院大学論集. 人文科学編 20 (1), 138-161, 2023-09-30

    ...現状では,中国語に対応できる介護施設は少なく,言葉や文化,習慣の違いから孤立の晩年を強いられている。 本稿では,1990年代からすでに生じていた中国帰国者2 )の介護支援における取り組み等を記録として時系列に整理し,そこから浮かび上がってくる高齢化に伴う介護問題について概観する。...

    機関リポジトリ

  • 2型糖尿病をもつ人の食事および運動習慣に関連する因子の探索インターネット調査による横断研究

    稲垣 聡, 松田 友和, 阿部 梢, 加藤 憲司 糖尿病 66 (9), 675-685, 2023-09-30

    ...<p>2型糖尿病をもつ人の食事療法および運動療法の実態とそれに関連する特性や心理的特徴を明らかにするために,調査会社に登録する人を対象にインターネットを用いた質問紙調査を実施した.510名が調査に参加し,食事療法の平均実施頻度は週3.4日で,運動療法の平均実施頻度は週2.2日であった.食事療法も運動療法も実施の最頻値は0日であった.二項ロジスティック回帰分析の結果,食事療法の実施は,飲酒習慣がないこと...

    DOI 医中誌

  • 看護学生の健康管理と生活習慣に関する実態調査(第2報)

    鎌田 加容子, 井元 啓子, 吉永 純子, 大岡 裕子 徳島文理大学研究紀要 106 (0), 1-8, 2023-09-30

    ...<p>我々は,看護学生の健康管理と生活習慣の実態を明らかにするために2021年にWebアンケート調査を行い,「食事に対する関心が低く朝食欠食がみられる」という結果を得た。今回はこれを基に,健全な食生活管理に対する意識の有無と生活習慣との関連について検討した。...

    DOI

  • 心臓血管外科病棟における看護師のフットケアの実態調査

    森脇 裕美, 石澤 美保子, 上野 高義 日本フットケア・足病医学会誌 4 (3), 177-183, 2023-09-30

    ...【考察】心臓血管外科病棟の看護師のフットケアの実態について, 足の「観察」の実施率は高かったが, 主に下肢の術後に関連した「浮腫の有無」や「色調」の観察であり, 生活習慣から起こる足トラブルに着目した観察やフットケアはほとんど行われていないことが明らかになった. </p>...

    DOI

  • 発症後20年以上を経過して基礎インスリンを離脱し得た急性発症1型糖尿病の1例

    山守 育雄 糖尿病 66 (9), 686-690, 2023-09-30

    ...神経障害軽度.インスリンリスプロ13単位/日,インスリンデグルデク隔日1単位で退院.35歳時デグルデクを3日毎に1単位に減量.36歳時インスリンアスパルトに変更.37歳時デグルデク休薬.アスパルト13単位/日のみで4カ月後の間歇スキャン式グルコース測定でTAR 3 %,TIR 94 %,TBR 3 %,8カ月後のHbA1c 6.1 %,GA 14.9 %.やせ型でインスリン感受性が良好なことに加え食事・運動習慣...

    DOI 医中誌

  • 運動習慣の心理的プロセスの探究

    髙見 和至 スポーツ心理学研究 50 (2), 62-75, 2023-09-30

    <p>The objective of present study was to investigate psychological process of exercise habit from the perspective of habit strength. In study1, undergraduate students and adults answered two kinds …

    DOI Web Site 参考文献39件

  • 外耳道癌79症例の早期臨床像

    川島 慶之, 瀬越 空人, 伊藤 卓, 有泉 陽介, 大野 十央, 藤川 太郎, 田崎 彰久, 西尾 綾子, 本田 圭司, 岡田 隆平, 立石 優美子, 河邊 浩明, 朝蔭 孝宏, 堤 剛 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 126 (9), 1052-1060, 2023-09-20

    ...アンケート調査に回答した38例全例に耳かき習慣を認め, 外耳道癌の診断以前に26例 (68.4%) が外耳道炎の診断を受けていた. 腺様嚢胞癌は, 扁平上皮癌に比較して発症から診断確定までに長期間を要すること, 年齢が低いこと, 耳痛を訴える頻度が高いこと, 耳内所見は狭窄型を呈する症例が多いことが明らかとなった.</p>...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献30件

  • 地域高齢者のフレイル予防に資する日常的タマゴ摂取量

    宮崎 亮 日本食品科学工学会誌 70 (9), 421-428, 2023-09-15

    ...著者は, 島根県内の高齢者コホート (島根大学コホート研究) に参画し, 隠岐の島町を中心に, 生活習慣とフレイルなどの関係を継続的に調査している. 本稿では, 我々のコホートの概要および現在までに示された各知見を概説し, そして著者らがこれまでに見出した, 日常的タマゴ摂取量とフレイルに関するデータを一部紹介する.</p>...

    DOI Web Site 参考文献17件

  • 日本総合健診医学会 第51回大会・特別講演2 健診における遺伝子検査

    河島 尚志 総合健診 50 (5), 452-459, 2023-09-10

    ...このため高コレステロール血症や糖尿病などの生活習慣病やがん遺伝子などの遺伝的要因がある多因子疾患等が対象となる。代表的な家族性コレステロール血症 (FH) では、ヘテロ接合体は本邦に200~500人に1人の頻度でいる。結果を知ることで食事や薬剤による予防が可能となり、被保険者のメリットとなる。...

    DOI Web Site 参考文献9件

  • 健診結果から10年後の生活習慣病リスクを推定できないか?~JPMスコアの開発~

    橋本 誠, 谷 直道, 赤津 順一 総合健診 50 (5), 439-446, 2023-09-10

    ...<p>【目的】生活習慣病は慢性疾患のため長期的な1次予防への取り組みが必要である。しかし、短期的には検査数値の変化が小さく自覚症状が乏しい場合も多く、1次予防に取り組むきっかけづくりが難しい。生活習慣病のリスク推定スコア (以下、JPMスコア) を健診・人間ドックの受診機会に、簡便かつ低コストでただちに受診者に報告することが可能になれば、特定保健指導や人間ドックの事後指導に活用できる。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献7件

  • 生活習慣病・摂食障害への内観療法

    河合 啓介 内観研究 29 (1), 9-19, 2023-09-01

    ...筆者は、気管支喘息、アトピー性皮膚炎など心理的要因が症状に影響を与える内科疾患や肥満・糖尿病などの生活習慣病、摂食障害へ内観療法を適応してきた。内観療法により、患者は家族を含めた周囲が懸命に自分を支えていた事実に気付き、過去の自分の行動や否認・回避してきた感情に向き合う。その過程で、病気の受け入れが促進され、病気のコントロールが可能となる。...

    DOI

  • 無人販売所も開店、トリナスが提案する「枝」を飾る生活習慣

    Nikkei design = 日経デザイン (435) 15-17, 2023-09

    枝ものは一般的な切り花と比較して、「水替えの回数が少なく、長持ちする」「虫が付きにくい」などのメリットがある。サイズが大きいため、部屋に飾ると空間の印象ががらりと変わるという魅力もあるという。枝もの定期便が人気になった理由もそこにあるよう…

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  • 大学生の食生活の現状と野菜摂取量増加への一方策

    篠原, 久枝 宮崎大学教育学部紀要 101 100-116, 2023-08-31

    ...大学生の食生活の現状に合わせた支援策を探るために,野菜摂取意識を中心とした食生活や生活習慣,心身の状態についてのアンケート調査と,参加協力の得られた学生を対象に野菜摂取ならびに活動量についての介入調査を行った。野菜摂取状況については,皮膚カロテノイドレベル(ベジスコア)の測定を行った。...

    機関リポジトリ HANDLE

  • ゆっくりよく噛んで食べている成人の主食・主菜・副菜をそろえた食事の摂取頻度

    濱下 果帆, 赤松 利恵 日本健康教育学会誌 31 (3), 110-116, 2023-08-31

    ...</p><p>方法:2018年に農林水産省が実施した「平成30年度食育に関する意識調査」で得た,満20歳以上1,824人分のデータの二次解析を行った.対象者を咀嚼習慣によって2群に分け,カイ二乗検定,ロジスティック回帰分析を用いて主食・主菜・副菜をそろえた食事の頻度を調べた.なお,ロジスティック回帰分析では,ゆっくりよく噛んで食べることに影響を与える可能性のある属性,時間のゆとり,健康を意識した食生活...

    DOI Web Site 医中誌

  • 共想法による高齢者談話における修辞機能と設定テーマとの関係

    田中 弥生, 小磯 花絵, 江口 典子, 大武 美保子 人工知能学会研究会資料 言語・音声理解と対話処理研究会 98 (0), 25-30, 2023-08-25

    ...本稿では、パイロットスタディで観察されたテーマと修辞機能の関係が、人数とテーマを増やした今回のデータでも概ね見られることを確認し、「自分の嗜好や習慣」、「将来の行動」、「過去の出来事」、「個人と関係ない内容」で出現しやすい修辞機能がわかり、テーマ設定によって、使われやすい修辞機能が調整される可能性が示唆された。</p>...

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  • 規則的な食生活を促すバーチャルペット型食生活支援システム

    大渕, 香斐, 加藤, 邦拓, 太田, 高志 エンタテインメントコンピューティングシンポジウム2023論文集 2023 429-431, 2023-08-23

    ...本研究ではユーザの食生活を規則的にすることを目的として,バーチャルペット型の支援システムを提案する.CG で表現されたペットが室内に複数配置されたディスプレイ間を移動するように表示し,ペットが部屋をうろつく様子を実現する.食事の時間になるとペットがユーザのそばに来て,食べ物を催促するような仕草を見せるなど,ペットと一緒に食事時間を共有する楽しさを提供することで,ユーザに規則正しい食生活の習慣化を促す...

    情報処理学会

  • 化学療法を受ける大腸がん患者の手指に生じる末梢神経障害の特徴-横断的観察研究-

    安田 千香, 深井 喜代子 日本看護技術学会誌 22 (0), 38-50, 2023-08-20

    ...病態と治療情報を診療録から収集し, 手指のしびれ痛み, 触覚感受性, 握力, ピンチ力, 箸を閉じる力, 箸でつまみ上げる力を計測し, 生活習慣等は問診した. <br> 結果:対象者全員が化学療法開始後から手指のしびれ痛みを経験し, うち43人は症状が慢性化しており, 示指の触覚感受性が低下していた者が28人いた....

    DOI

  • 系統的文献レビューによるソフトウェアエンジニアリングにおけるジェンダーに対する日本の研究・実践動向調査

    鷲崎, 弘宜, 小林, 浩, 宮﨑, 仁, 田中, 佑奈, 槇原, 絵里奈, ニウシャ, ローズ, 新谷, 勝利, 崔, 恩瀞, 野田, 夏子 ソフトウェアエンジニアリングシンポジウム2023論文集 2023 164-172, 2023-08-16

    ...ジェンダーの扱いが多く,他にはソフトウェアエンジニアリングの組織や仕事,研究者,UI/UX(User Experience)とジェンダーの関わりが見られた.トピックとしてプログラミング教育にやや偏っており,他のトピックへの取り組みの広がりが求められるとともに,トピック相互の良い影響関係が期待される.チーム構築やコミュニティとジェンダーの関わりに関する研究・実践の取り組みや,日本特有の文化的背景や商習慣...

    情報処理学会

  • 朝のテレビ視聴減少の背景を探る

    渡辺 洋子 放送研究と調査 73 (8), 70-79, 2023-08-01

    ...朝の習慣的なメディア利用は、生活シーンごとのニーズに合致しており、そのニーズには気分、情報性、時間意識といった多様な要素があることがわかった。朝は、スマートフォンが1日の始まりから使われており、テレビよりも先にスマートフォンに接し、スマートフォン上の様々なメディアを起床直後から見ているという状況があった。...

    DOI

  • 学校家庭科教材の裁縫道具と学習効果 : 1977年から2016年までのカタログ調査から

    小松 恵美子 北海道教育大学紀要. 基礎研究編 74 (1), 47-60, 2023-07-31

    ...裁縫道具に期待できると予想される「裁縫に関する技術習得」「針やはさみなどの危険物の取り扱い方」「整理整頓の習慣」「長く使うための物の大切な扱い方」「手指の巧緻性の向上」といった学習効果について考察した。裁縫道具は約40年の間に様々な改良点が見られ,時代に応じた魅力的で使いやすい工夫が盛り込まれてきたことが分かったが,一方で便利さゆえ学習効果が多くは見込めないなどの課題も見つかった。...

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • 情感をのせて殴り書くレコーディング手法の実践

    横溝 賢, 高畠 栞 デザイン学研究作品集 28 (1), 1_160-1_165, 2023-07-31

    ...共著者の高畠は、映画やゲームの体験において消化しきれない一瞬の心の動きを殴り書きで記録し、体験後に見返す習慣があった。高畠にその動機を尋ねると、リアルタイムで描かれた殴り書きには、出来事を見た瞬間の感覚や情感(以下、情動)を鮮烈に喚び起す効果があるという。...

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  • インスリン投与中糖尿病患者の血糖管理に及ぼすPersonal Health Recordの影響

    朝長 修, 朝長 弘平, 林田 香奈子, 森 美幸, 牛久保 江理子, 上松 祐子, 永田 真弓, 水沼 亜樹, 沼田 祐美, 窪田 真美, 鈴木 さやか, 金澤 葉子, 宮下 越子 糖尿病 66 (7), 513-520, 2023-07-30

    <p>インスリン投与中の1型糖尿病(T1DM),2型糖尿病(T2DM)の治療にて健康情報記録(PHR)アプリ「シンクヘルス」利用患者のHbA1c低下効果を後方視的に検討した.シンクヘルスを利用した49例(T1DM/T2DM:35例/14例)を対象とし,利用開始後4カ月間のHbA1c,体重,Body Mass …

    DOI 医中誌

  • 新たなヘモグロビン修飾機序によりHbA1cが偽高値を示したと考えられる1例

    大江 宣春, 奥下 由紀子, 古賀 正史 糖尿病 66 (7), 538-544, 2023-07-30

    ...<p>我々はHbA1cが偽高値を示した症例を経験し,新規のヘモグロビン修飾機序がその原因と考えられた.症例は72歳男性.高速液体クロマトグラフィ法(HA-8180,アークレイ社)で測定したHbA1cが7.9 %と高値のため,当科を受診した.空腹時血糖は基準値であったが,75 g経口ブドウ糖負荷試験で糖尿病型を示した.生活習慣改善の指導および抗糖尿病薬の投与を行うもHbA1cは殆ど低下しなかった.経過中...

    DOI 医中誌

  • 認知症の人へのAdvance Care Planningの現状とその役割

    葛谷 雅文, 平川 仁尚, 会田 薫子, 三浦 久幸 日本老年医学会雑誌 60 (3), 201-213, 2023-07-25

    ...意思決定を下すことが困難になる事が想定される疾病であり,しかもその経過が長く,その病状の過程に関して不確実性を兼ね備えているという特徴は認知症の人へのACPの取り組みにブレーキを掛ける要因ともなっている.逆にその不確実性があるからこそACPを実施する意義も存在するともいえる.本稿では今までの諸外国から報告されている認知症の人に対するACPの取り組みに関しての複数の報告をレビューし,その特徴,文化・習慣...

    DOI Web Site PubMed 被引用文献1件 参考文献27件

  • 職域における勤労者の主観的咀嚼状態と食習慣の関連性

    谷 直道, 埴岡 隆, 樋口 善之, 太田 雅規, 倉冨 育美, 山本 良子, 赤津 順一 産業衛生学雑誌 65 (4), 192-202, 2023-07-20

    ...,現在歯数,歯周ポケットの深さ,口腔清掃状態,Body Mass Index,喫煙習慣,飲酒習慣,運動習慣,現病歴の有無,行動変容ステージで調整したロジスティック回帰分析を行った.また,性別と年代(40歳未満と以上)で層別化して同様のフレームワークを用いたサブグループ解析を行った....

    DOI Web Site Web Site ほか2件 被引用文献1件 参考文献15件

  • 「果物と健康」研究者による果物消費拡大活動

    長谷川 美典, 川﨑 あけみ, 小川 一紀, 杉浦 実, 矢野 昌充 日本食品科学工学会誌 70 (7), 301-307, 2023-07-15

    <p>We want to promote the health benefits of fruits by increasing fruit consumption. Findings from studies about the health benefits of fruits are found in the National Institute of Fruit Tree …

    DOI Web Site 参考文献19件

  • 地区保健師が捉えているニュータウンの地区特性に関する質的研究

    伊藤 純子, 高橋 佐和子 東海公衆衛生雑誌 11 (1), 119-126, 2023-07-08

    ...上位カテゴリーとして,一斉に起こる少子高齢化の進行と子世代との同居の難しさ,高齢独居男性ケース増加とアルコール依存傾向,特定健診の受診率及び生活習慣が旧地区と異なる,災害時の被害拡大の可能性,地区組織活動における特定の住民への負担集中と合意形成の難しさ,ニュータウンに対応した公衆衛生活動の展開方法の模索,が抽出された。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 3~5歳の子どもを持つ母親の就業形態, 睡眠問題および育児ストレスの関係

    井成 真由子, 竹内 日登美, 原田 哲夫, 川俣 美砂子, 黒谷 万美子, 中出 美代 東海公衆衛生雑誌 11 (1), 96-102, 2023-07-08

    ...保護者の夜型化やSJLの拡大は,子どもの食習慣や生活リズムの乱れに直結し,子育ての困りごとを増やすと考えられた。また,学歴とSJLとの関連も見られたことから,今後,就業時間や身近なソーシャルサポートの有無といった点などからも検討する必要があると思われた。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 疾患特異的マクロファージの機能的多様性

    佐藤 荘 日本薬理学雑誌 158 (4), 298-303, 2023-07-01

    <p>マクロファージはその発見以来100年以上もの間,一種類の細胞しかないと考えられており,サブタイプが複数ある他の免疫細胞と比較すると日陰の存在であった.しかし近年,徐々に再度スポットライトが当てられ始めている.その中でも,最近のトピックの1つとして,M1・M2マクロファージが挙げられる.しかし,私たちはマクロファージはM1・M2ではなく更に詳細なサブタイプに分かれると仮定して研究を行った.そ…

    DOI Web Site PubMed 参考文献8件

  • 行政と取り組む県民の睡眠満足度向上の試み

    神川 康子, 新田 祐介, 窪田 篤志 睡眠と環境 17 (1), 25-31, 2023-06-30

    ...そこで, 富山県厚生部健康課で県民の生活習慣改善による健康向上を目標に,まず睡眠習慣改善の取組みを開始した。2021 年度は睡眠習慣改善のために,企業や家庭,仲間等でチームを組み3 週間の睡眠改善に取り組むキャンペーンを実施し,結果の分析から継続しやすい生活改善行動等を探った。まず睡眠改善に繋がる生活習慣9 項目を設定し,チーム(243 チーム1352 人)で3 週間取り組んだ。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 騒音環境が及ぼす睡眠,心身への影響

    笹澤 吉明, 森長 誠, NGUYEN Thu Lan 睡眠と環境 17 (1), 15-24, 2023-06-30

    ...交通騒音の間接的影響に睡眠妨害があり,不眠症を誘発し,自律神経や内分泌系にストレス反応を生じ,高血圧や心疾患などの生活習慣病に進行する原因となる。道路交通騒音の睡眠脳波への影響は,レム睡眠の減少である。間歇的なトラック通過音の睡眠脳波への影響は,ピーク音45 dBでも紡錘波が大幅に減少し,最小影響量は30 dBであり,ピーク音55 dB でδ波%が減少し,最小影響量は41 dBである。...

    DOI

  • ストローへの振動付与・音再生・流量変化が主観的な飲料摂取量に与える影響の評価

    辻, 凌弥, 大西, 鮎美, 寺田, 努, 塚本, 昌彦 マルチメディア,分散,協調とモバイルシンポジウム2023論文集 2023 1328-1335, 2023-06-28

    ...糖類を含む飲料の過剰摂取は,糖尿病や肥満などの生活習慣病のリスクを高める.飲料摂取量の自己制限を継続することは困難なため,満足感を保ちつつ摂取量を制御するシステムが求められる.そこで本研究では,ストローでの飲料摂取時の感覚を変化させることで,満足感を下げずに飲料摂取量を調整するストロー型のシステムを提案する.提案システムは,振動付与,音再生,流量変化という三つの機能をもち,これらにより本来の摂取量よりも...

    情報処理学会

  • 読者をフロー状態に導くための拡散モデルを用いたVR空間生成手法

    瀧澤, 琴萌, 阿部, 広夢, 中村, 亮太 マルチメディア,分散,協調とモバイルシンポジウム2023論文集 2023 1078-1083, 2023-06-28

    ...スマートフォンやタブレットの普及によって動画視聴が主流となったことにより読書離れが急速に進んでいる.読書離れには読解力の低下や正確な文章表現の困難化という懸念が指摘されている.読書習慣を身に付けるためには,読書のフロー状態に入ることが重要である.そこで,読書のフロー状態を読書習慣のない人に体験させることで読書人口が増えるのではないかと考え,本研究では小説の文章から VR 空間画像を生成するシステムを...

    情報処理学会

  • 向社会的行動の促進に向けた社会的意義付けにおける金銭的報酬効果の検証

    柏本, 幸俊, 山崎, 悠大, 曹, 蓮, 上坂, 大輔 マルチメディア,分散,協調とモバイルシンポジウム2023論文集 2023 670-676, 2023-06-28

    ...近年,様々な行動を対象とした行動変容支援システムが登場している.多くのシステムは健康増進意識が一定以上存在するユーザの日々の歩行行動の習慣化等の比較的行動変容が容易な行動に注目する.一方で,依存状態にある喫煙・飲酒患者の禁煙・禁酒や勉強が苦手な子供の学習の習慣化,向社会的行動(以降「誘発・習慣化の障壁が高い行動」とする)などの対象行動の誘発と習慣化が難しい.これまで筆者らは,向社会的行動の1つである...

    情報処理学会

  • 職業被曝と防護 特に水晶体被曝

    大野 和子, 和田 簡一郎 Journal of Spine Research 14 (6), 848-852, 2023-06-20

    ...<p>エックス線透視・撮影によるガイド下の治療は患者への低侵襲の治療として急速に発展した.しかし,その一方でこの数年間に複数の術者の放射線障害が報告されるようになった.患者に有益なエックス線透視下の治療を継続的に発展させるためには,医師が,日常診療で常に放射線被曝に配慮する習慣を付ける必要がある.まずは,防護衣を着用し必ず線量計を装着すること,術者の被曝低下と患者の被曝低下はほぼ同義であることを認識...

    DOI

  • 高齢者の市中肺炎(院外肺炎)の危険因子とインフルエンザワクチン・肺炎球菌ワクチン接種:公衆衛生モニタリング・レポート委員会報告

    鷲尾 昌一, 石崎 達郎, 植木 章三, 藤原 佳典, 大浦 智子, 安西 将也, 甲斐 一郎, 奥村 二郎, 大坪 徹也, 矢庭 さゆり, 島本 太香子, 渡辺 修一郎 日本公衆衛生雑誌 70 (6), 351-358, 2023-06-15

    ...高齢者の院外肺炎予防のためには①マスク着用などの病原微生物の曝露を避ける感染対策(COVID-19予防でも推奨された非薬学的感染予防対策),②インフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチンの接種勧奨,③不顕性誤嚥の原因となる仮性球麻痺を引き起こす脳血管疾患を防ぐための生活習慣病の適切な治療と保健指導,④誤嚥性肺炎の原因菌(口腔内細菌)を減少させる口腔衛生・口腔ケア,⑤肺炎のリスクとなる低栄養や身体機能低下...

    DOI Web Site PubMed ほか1件

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