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検索結果 121 件

  • 1 / 1

  • EVAR後の大動脈瘤壁に黄色肉芽腫性炎症を来した1例

    小此木 修一, 大木 聡, 安原 清光, 長澤 綾子, 三木 隆生, 山口 亮, 加藤 悠介, 大林 民幸 日本心臓血管外科学会雑誌 52 (2), 114-117, 2023-03-15

    ....腹部正中切開で開腹,ステントグラフトを抜去,大動脈瘤壁を可及的に摘除した後,リファンピシン浸漬人工血管を使用し,人工血管置換を実施した.術中に採取した瘤内容物,瘤壁,腫瘤内容物の培養結果はいずれも陰性であった.瘤壁の病理検査結果はXanthogranulomatous inflammationの診断であった.術後速やかに炎症反応が改善,術後15日目に軽快退院となった.EVAR後の大動脈瘤壁に黄色肉芽腫性炎症...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献13件

  • MPO-ANCA陽性の高齢発症多発血管炎性肉芽腫症と考えた1例~皮膚病理組織像とANCAからの考察~

    遠藤 麻衣, 陳 科榮, 山本 俊幸 日本皮膚科学会雑誌 133 (1), 37-43, 2023-01-20

    ...<p>90歳女性.約10年前に両側難治性中耳炎を発症.MPO-ANCA陽性からANCA関連中耳炎と診断され副腎皮質ステロイド薬で加療された.当科初診の3カ月前より左下腿に紫斑,潰瘍が出現.皮膚生検で真皮全層に多核巨細胞を混じる出血性壊死性肉芽腫性病変と,小静脈のフィブリノイド変性を伴う二次的な血管破壊像を認めた.肺,腎病変はなかった.自験例でみられた壊死性出血性肉芽腫性炎症は,白血球破砕性血管炎と共...

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  • 両側副腎腫瘍が疑われた免疫不全症に伴う播種性Mycobacterium avium complex症の1例

    宮松 晶子, 根岸 圭, 柴田 智文, 角田 陽平, 石井 あずさ, 粥川 貴文, 折中 雅美, 小林 正宏, 龍華 祥雄, 浅野 周一 日本内科学会雑誌 111 (3), 605-610, 2022-03-10

    ...<p>49歳,男性.発熱,高カルシウム(Ca)血症のため入院.両側副腎腫大を認め,当初悪性腫瘍が疑われたが,胃,肝臓,皮膚,血液等複数臓器よりMycobacterium avium complex(MAC)を検出し,播種性MAC症と診断した.高Ca血症は肉芽腫性炎症に起因した病態と考えられた.幼少期より多数の感染症罹患歴があり,精査にて免疫不全の存在も明らかとなったが,関連する遺伝子異常は認めず,分類不能型免疫不全症...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献5件

  • 片側下肢に皮疹の出没をみた Bazin 硬結性紅斑の 1 例

    大桑 槙子, 中村 敬 皮膚の科学 21 (1), 6-9, 2022

    ...皮膚生検で乾酪壊死を伴わない脂肪織小葉の肉芽腫性炎症を認め,<b>27</b>年前に肺結核治療歴があり <b>TSPOT</b><sup>○</sup><sup><b>R </b></sup>陽性,ツベルクリン反応陽性であった。活動性結核は明らかでなかった。...

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  • 腹腔鏡下胆嚢摘出時の腹腔内落下結石が膿瘍を形成し上行結腸へ穿通した1例

    加藤 宏周, 藤田 優裕, 石田 剛, 早津 成夫 胆道 35 (5), 737-743, 2021-12-31

    ...は上行結腸や腹壁,大網と境界が不明瞭で,腫瘤とそれら一部を合併切除した.検体で腫瘤内部に膿瘍を認め,上行結腸に穿通していた.膿瘍内に褐色の小結石を認め,結石分析で胆汁由来であった.病理診断は胆道由来の結石による黄色肉芽腫性炎症を伴う膿瘍であった.Lap-C時の落下結石を核とした膿瘍が消化管へ穿通した報告は検索得しえた範囲ではなく稀な症例と考えられたため報告した....

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  • イヌの虹彩毛様体上皮領域に発生したコレステロール肉芽腫の1例

    仁藤 稔久, 光本 恭子, 辻田 裕規 比較眼科研究 40 (0), 14-18, 2021-12-18

    ...結節内ではIba-1が陽性であったことから肉芽腫性炎症が示唆され、Prussian blue染色が陽性であったことから、過去に発生した出血が示唆された。眼内CGの報告は非常に少なく、明確な成因および予後が記述されているものはない。本症例報告では、イヌにおける眼内CGの病理組織学的所見と成因に対しての考察を記述している。</p>...

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  • 薬剤によるサルコイドーシス様反応

    冨岡 洋海 The Japanese Journal of Sarcoidosis and Other Granulomatous Disorders 41 (1_2), 35-38, 2021-10-01

    ...Chopraらの診断基準では,誘因となる薬剤の投与歴があり,他の肉芽腫性炎症を来す原因が否定される場合において,①当該薬剤を中止することで軽快 /寛解を認めた場合を highly likely,②軽快/寛解がみられなかった場合をpossible,③当該薬剤の中止による評価ができない場合を proba-ble,としている.誘引となる主な薬剤は, TNF阻害薬,免疫チェックポイント阻害薬,インターフェロン...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献21件

  • 虫垂粘液腫との鑑別が困難であった虫垂黄色肉芽腫の1例

    土井 寛文, 豊田 和宏, 平原 慧, 久原 佑太, 白川 賢司, 原 鐵洋, 小林 弘典, 坂下 吉弘, 二宮 基樹, 嶋本 文雄, 宮本 勝也 日本消化器外科学会雑誌 54 (3), 208-216, 2021-03-01

    ...抗菌薬にて保存的加療を行った.1か月後,炎症反応は改善したもののCTでも虫垂根部の造影効果と周囲の囊胞状低吸収域は変わらず,虫垂腫瘍の可能性を考えて待機的に腹腔鏡下回盲部切除術,D3郭清を行った.術中所見で虫垂の硬結,後腹膜への硬い癒着を認め,後腹膜下筋膜および右精巣動静脈の合併切除を行った.病理組織学的検査では黄色肉芽腫と診断され,悪性所見は認めなかった.以後,無症状,無再発で経過している.黄色肉芽腫性炎症...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献25件

  • レセプトデータに基づくクローン病新規ブデソニド徐放性製剤の実態調査

    窪田 篤人, 今井 俊吾, 百 賢二, 菅原 満, 武隈 洋 薬局薬学 13 (1), 54-61, 2021

    ...<p>【背景】クローン病(CD)は,主として全消化管に非連続性の慢性肉芽腫性炎症などを生じる原因不明の炎症性疾患である.昨今,生体内利用率の低いブデソニド徐放性製剤(当製剤)が高い治療成績を収めているが,本邦における使用経験は少ないのが現状である.【目的】当製剤使用患者の併用薬,検査項目を抽出し,その特徴を明らかにすることを目的とした....

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  • 多層カーボンナノチューブ(MWCNT)の2年間ラット気管内反復投与試験における投与器具の違いによる毒性の比較:1年経過時点での報告

    前野 愛, 北條 幹, 坂本 義光, 湯澤 勝廣, 長谷川 悠子, 長澤 明道, 生嶋 清美, 平松 恭子, 海鉾 藤文, 山本 行男, 安藤 弘, 田中 和良, 鈴木 仁, 猪又 明子, 守安 貴子, 高橋 祐次, 横田 理, 小林 憲弘, 広瀬 明彦, 中江 大 日本毒性学会学術年会 48.1 (0), P-31-, 2021

    ...また、S・F両群においては、MWCNTを貪食した肺胞マクロファージの集簇、肉芽腫性炎症およびⅡ型肺胞上皮細胞の反応性過形成をびまん性に認めた。BALF内の白血球数と総タンパク質量は、S・F両群間に差異がなかった。</p><p>【考察】経口ゾンデによる投与ではラットの頭部を上に固定した状態で線状に分散液が投与されるため、MWCNTが尾側に分布しやすくなると考えられる。...

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  • 膵頭部黄色肉芽腫性炎症性腫瘤の1切除例と既報のまとめ

    黒木 直美, 井上 陽介, 野村 亮介, 髙橋 祐 膵臓 35 (6), 607-614, 2020-12-28

    ...<p>症例は81歳女性で心窩部痛を主訴に発覚した膵頭部腫瘤である.造影CT検査上,中心部造影効果不良で辺縁が淡く造影される1.5cm大の膵頭部腫瘤を認めた.切除可能膵頭部癌の術前診断の下,亜全胃温存膵頭十二指腸切除を施行.病理所見では悪性所見なく,膵頭部黄色肉芽腫性炎症性腫瘤の診断であった.黄色肉芽腫は泡沫状組織球を主体とし,様々な炎症性細胞の浸潤,肉芽形成,線維組織増生を特徴とする炎症性病変である...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献16件

  • チンチラ(Chinchilla lanigera)に発生した非定型抗酸菌症

    岡村 健作, 相川 諒, 田中 美有, 井澤 武史, 山手 丈至, 桑村 充 動物臨床医学 29 (4), 167-170, 2020-12-25

    ...肉眼所見では肺や消化器官に乾酪様結節が存在し,病理組織検査で肉芽腫性炎症とマクロファージや類上皮細胞内に抗酸菌が確認されAM症と診断された。残りの同居チンチラ2頭は現在まで発症せず過ごしている。完全室内飼育動物においても重篤な呼吸器疾患として致死性のAM症が発症するリスクがあり,また,チンチラのAMに対する感受性は個体差があると考えられた。</p>...

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  • 興味深い超音波画像経過を示した黄色肉芽腫性乳腺炎の1例

    白石 克子, 竹元 伸之, 山本 宏, 大林 民典 超音波医学 47 (3), 129-135, 2020

    ...の所見であり,追加で行った免疫染色でも腫瘍細胞を確認することはできなかった.経過観察で初診の翌年5月に施行した超音波検査では,腫瘤は16×7×14 mm,縦横比=0.44と縮小.前回の形状に比べ,腫瘤中央部分は凹み前方への張り出しが消失.内部エコーは不均一な低エコーや線状高エコーを認めるものの,嚢胞部分は消失し,良性疾患を裏づける所見へと変化していた.黄色肉芽腫性炎症性病変は,乳腺での発生報告件数が...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 子宮悪性腫瘍との鑑別が困難であったxanthogranulomatous inflammationの1症例と文献的考察

    水津 愛, 藤井 剛, 高 一弘, 前田 万里紗, 村上 寛子 産婦人科の進歩 72 (1), 1-7, 2020

    ...<p>Xanthogranulomatous inflammation(XGI;黄色肉芽腫性炎症)は,脂質に富む胞体をもつ組織球の集簇を主体とした炎症性肉芽腫の総称で,女性生殖器領域での報告はまれである.われわれは急速に増大し子宮悪性腫瘍との鑑別が困難であったXGIの1例を経験した.症例は78歳,3産.全身倦怠感,嘔気,頭痛のため当院受診.肺炎の診断でタゾバクタム/ピペラシリンを投与された.短期間での...

    DOI Web Site 医中誌

  • 異なる投与器具を用いた多層カーボンナノチューブ(MWCNT)のラット気管内投与試験における投与物質の生体内分布及び生体影響の比較

    前野 愛, 坂本 義光, 北條 幹, 湯澤 勝廣, 長谷川 悠子, 長澤 明道, 久保 喜一, 安藤 弘, 海鉾 藤文, 田中 和良, 鈴木 俊也, 猪又 明子, 守安 貴子, 広瀬 明彦, 中江 大 日本毒性学会学術年会 46.1 (0), P-105-, 2019

    ...肺ではMWCNTの沈着に関連した肉芽腫性炎症が認められ、炎症の程度は左葉と右後葉で強かった。以上について、F・S両群間には、明らかな差を認めなかった。一方、気管では顕著な差があり、MWCNTの沈着を反映した黒色斑が、肉眼的にS群でより強く認められた。組織学的には、粘膜下にMWCNTを内包する大型の肉芽腫が存在し、一部では粘膜上皮の扁平上皮化生が見られた。...

    DOI

  • 診断困難な上気道限局型多発血管炎性肉芽腫症における抗moesin抗体価の有用性

    國井 直樹, 鈴木 和男, 飯沼 智久, 大塚 雄一郎, 山﨑 一樹, 櫻井 大樹, 花澤 豊行, 岡本 美孝 日本鼻科学会会誌 58 (2), 236-242, 2019

    ...<p>多発血管炎性肉芽腫症(GPA)は主に上・下気道や腎の小型血管を障害する壊死性肉芽腫性炎症であり,抗好中球細胞質抗体(ANCA)が陽性になることが知られている。しかし,病変が上気道に限局した早期のGPAでは検査上ANCAが陽性を示さず,生検検体でも主要組織所見を確認できないことが多い。そのため早期には診断に至らず治療前に病勢が進行する症例が少なくない。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献9件

  • 黄色肉芽腫性虫垂炎の1切除例

    中上 勝一朗, 金 浩敏, 野中 亮児, 梶原 淳, 今北 正美, 位藤 俊一, 種村 匡弘 日本臨床外科学会雑誌 80 (12), 2233-2237, 2019

    ...が散見された.大腸内視鏡検査では,回盲弁の盲腸側に壁外からの圧排と考えられる約20mm大の隆起を認め,生検を実施したが悪性所見は検出されなかった.画像所見を総括し虫垂粘液嚢腫と診断したが,周囲リンパ節の腫大も認め虫垂粘液癌を完全に否定できず,D3郭清を伴う腹腔鏡下回盲部切除術を施行した.切除標本では虫垂内腔に約10×10×3mm大の黄色結節があり,病理検査で黄色肉芽腫性虫垂炎の確定診断を得た.黄色肉芽腫性炎症...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献10件

  • Aspergillus nigerによる黒色真菌症のネコの1例

    山田, 浩之, 末田, 優, 山本, 健人, 藤原, 彬, 相津, 康宏, 白永, 純子, 白永, 伸行 山口獣医学雑誌 = The Yamaguchi journal of veterinary medicine (45) 37-40, 2018-12

    ...自壊部を含む断指術と結節の切除を行い,摘出材料は病理組織検査で化膿性肉芽腫性炎症と診断され,その原因として黒色真菌の感染が疑われた。真菌培養検査とともにイトラコナゾールによる治療を開始して,当初は良好な反応を示したが,後に顔面や尾など別の部位に黒色結節が再燃した。その後全身状態が悪化して,第41病日に死亡した。...

    日本農学文献記事索引 Web Site 医中誌

  • 腸重積をきたしたCrohn病の1例

    山口 拓朗, 坂部 龍太郎 日本腹部救急医学会雑誌 38 (1), 153-157, 2018-01-31

    ...Crohn病は非連続性に分布する全層性肉芽腫性炎症や瘻孔を特徴とする原因不明の慢性炎症性疾患であるが,Crohn病が腸重積の原因となることはまれである。今回,術前画像所見で腸重積と診断し緊急手術を施行後,術後病理診断でCrohn病の確定診断に至った1例を経験した。症例は37歳,女性。腹痛,嘔気,下痢を主訴に当院を受診。...

    DOI 医中誌

  • 気管支鏡検査で診断し根治的切除を行った,肺カルチノイドと非結核性抗酸菌症の合併例

    古賀 教将, 吉本 健太郎, 松山 洋美, 太良 哲彦, 是枝 快泉, 川畑 政治, 廣津 泰寛, 久保田 伊知郎, 鈴木 実 気管支学 40 (1), 21-25, 2018

    ...抗酸菌症などの気道感染や炎症性偽腫瘍を疑う所見であった.喀痰からは<i>Mycobacterium intracellulare</i>が分離された.気管支鏡では右B<sup>8</sup>aを閉塞する隆起性病変を認め,生検でカルチノイドを疑う胞巣を認めた.胸腔鏡補助下右下葉切除+リンパ節郭清を施行し,定型的カルチノイドの診断となった.その末梢には<i>M. intracellulare</i>による肉芽腫性炎症...

    DOI 医中誌

  • 経過中に自然治癒の機序が考慮されたリンパ管型スポロトリコーシスの1例

    坪光 知子, 澤田 美月, 出来尾 格, 二宮 淳也, 石崎 純子, 田中 勝, 原田 敬之, 亀井 克彦 日本臨床皮膚科医会雑誌 35 (3), 508-513, 2018

    ...表面びらんを呈し,一部融合している.前腕では短い線状痕が数個みられる.真菌学的には,手背の痂皮と皮膚生検組織片から培養したサブローブドウ糖寒天培地(25℃)よりSporothrix (以下S.) schenckii species complex を検出,遺伝子解析により,S. globosa と同定した.病理組織学的には,表皮は不規則に増生し偽癌性増殖を呈する.真皮内に好中球が集簇する微小膿瘍と,肉芽腫性炎症細胞浸潤...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献3件

  • 黄色肉芽腫性炎症を伴った直腸癌の1例

    岡本 浩直, 池 秀之, 虫明 寛行, 渡辺 卓央, 三箇山 洋, 土田 知史, 長谷川 誠司, 福島 忠男, 利野 靖, 益田 宗孝 日本大腸肛門病学会雑誌 71 (1), 33-36, 2018

    ...<BR>症例は55歳女性.便柱狭小化を主訴に前医を受診し,大腸内視鏡検査で下部直腸に全周性の2型病変を認め,中分化型腺癌と診断され,精査加療目的にて当科を紹介となった.術前の造影CT検査,MRI検査から子宮浸潤を疑い,直腸低位前方切除,子宮,両側付属器合併切除を施行した.病理組織学的所見では子宮への癌の浸潤はなく,黄色肉芽腫性炎症による変化であった.直腸癌に黄色肉芽腫性変化を伴うことは非常に稀であり...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献3件

  • エンセファリトゾーン症による食道拡張が疑われたウサギの1例

    伊藤 寿朗, 近藤 広孝, 小沼 守 日本獣医師会雑誌 70 (11), 741-744, 2017

    ...<p>呼吸器症状を主訴として来院したウサギが吐出を呈し斃死した.原因と病態解明のため剖検を実施したところ,肉眼的に食道の顕著な拡張が観察され,食餌が充満していた.組織学的に,大脳,中脳,小脳及び延髄疑核部において肉芽腫性炎症や囲管性細胞浸潤が認められ,一部病巣内には直径約2×1μmの胞子で満たされたシストが散見され,エンセファリトゾーン(Ez)症と合致した所見が得られた.また,延髄疑核部の炎症によって...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献9件

  • 若齢猫にみられた犬糸状虫感染症の1例

    市川 美佳, 桑名 正博, 高木 千亜季, 岡野 久美子, 二瓶 和美, 星 克一郎, 小野 憲一郎, 平尾 秀博 日本獣医師会雑誌 70 (2), 109-113, 2017

    ...であった.約2週間後には磁気共鳴画像(MRI)検査と脳脊髄液検査では原因が特定できない強直性の痙攣発作が認められた.さらに6週間後には重度の呼吸困難,体表リンパ節腫大並びに播種性血管内凝固症候群(disseminated intravascular coagulation : DIC)を発症し,対症療法を行ったが斃死した.病理解剖所見では,右心室と後大静脈に8隻の犬糸状虫を認め,リンパ節には重度の肉芽腫性炎症...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献12件

  • 歯肉腫脹を初発症状としたクローン病の1例

    角田 和之, 佐藤 英和, 石井 秀太郎, 小澤 夏生, 角田 博之, 中川 種昭 Journal of Japanese Society of Oral Medicine 23 (2), 84-89, 2017

    ...クローン病は慢性の肉芽腫性炎症性疾患で,口腔に症状を伴うことがある。今回われわれは,歯肉腫脹が初発したクローン病を経験した。63歳女性で,歯肉腫脹を主訴に紹介受診した。経過中にアフタ性潰瘍,結節性紅斑が出現するもベーチェット病は否定された。その後,腹痛,下痢と体重減少があり,内視鏡検査にてクローン病と診断された。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献8件

  • MWCNTによるラット中皮腫誘発過程の経時的解析

    北條 幹, 坂本 義光, 藤谷 知子, 山本 行男, 長谷川 悠子, 多田 幸恵, 久保 喜一, 長澤 明道, 海鉾 藤文, 高橋 博, 湯澤 勝廣, 安藤 弘, 田中 和良, 広瀬 明彦, 猪又 明子, 中江 大 日本毒性学会学術年会 43.1 (0), P-214-, 2016

    ...認められ,16週間後では中皮細胞増生を伴う腹膜肥厚が一部で観察され,24および32週間後では中皮腫が散見された.血性腹水の貯留は認めなかった.腹腔洗浄液において,IL-6は経時的に減少したが,IL-8およびMCP-1は観察期間を通じて有意に高値を示し,経時的な変化が明らかでなかった.以上の結果より,MWCNTは,ラットの腹腔内に,1年以内に100%中皮腫を誘発する用量で単回投与すると,比較的早期の肉芽腫性炎症...

    DOI

  • 多発脳神経障害,尿崩症を呈したMPO-ANCA関連肥厚性硬膜炎の1例

    安田 謙, 斎ノ内 信, 後藤 昌広, 村瀬 永子, 大谷 良, 中村 道三 臨床神経学 56 (5), 334-337, 2016

    ...症例は61歳女性.感冒様症状に引き続き,難聴,口渇で発症した.嗅覚脱失,嚥下構音障害,顔面神経麻痺,声帯麻痺を認め,頭部MRIで,下垂体腫大,後葉のT<sub>1</sub>強調像高信号の消失,前頭葉腹側に硬膜肥厚を認めた.高ナトリウム血症にも関わらず尿浸透圧は低値であった.MPO-ANCAが陽性で,硬膜生検で硬膜に肉芽腫性炎症を認めたことからMPO-ANCA関連肥厚性硬膜炎,および尿崩症と診断し,...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献6件

  • 猫伝染性腹膜炎ウイルスの関与が疑われた拡張型心筋症様疾患の猫2例

    吉田 智彦, 市川 直紀, 小池 仁彦, 弘川 拓, 笹岡 一慶, 町田 登, 田口 正行 動物臨床医学 25 (4), 148-152, 2016

    ...剖検所見として,複数の臓器に化膿性肉芽腫性炎症病変が散見され,また心臓においては,炎症細胞の浸潤が認められ心筋炎および心筋線維化が散見された。以上の所見から,両症例は猫伝染性腹膜炎(FIP)と診断され,心臓超音波検査によりDCMと考えられた所見は,FIPウイルスによる心筋炎によって引き起こされた可能性が示唆された。...

    DOI

  • 自己炎症疾患

    金澤 伸雄 The Japanese Journal of Sarcoidosis and Other Granulomatous Disorders 36 (1_2), 21-26, 2016

    ...,NLRP3遺伝子の機能獲得型変異から,インフラマソームと呼ばれる分子複合体が“auto”=「自動的に」活性化しIL-1βが異常分泌されることによって弛張熱や蕁麻疹様紅斑,関節炎をきたす.肉芽腫を呈する各種疾患についても,免疫反応における抗原特異性の有無とその由来によって病態の分類を試みた.ブラウ症候群(若年発症サルコイドーシス)は,NOD2遺伝子の機能獲得型変異によって皮膚・関節・眼にサルコイド肉芽腫性炎症...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献19件

  • サルコイドーシスとその周辺疾患―皮膚限局性肉芽腫―

    伊崎 誠一 The Japanese Journal of Sarcoidosis and Other Granulomatous Disorders 36 (1_2), 31-36, 2016

    ...<p> 真菌,抗酸菌,寄生虫など容易に殺菌されない非消化性病原性微生物に対し,生体は慢性肉芽腫性炎症により防御反応を営む.皮膚では,さらに,生体に内在する非消化性異物が抗原性を獲得して慢性肉芽腫性炎症を引き起こす場合がある. ...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献8件

  • ブロイラーで発生したAspergillus flavusによる鶏アスペルギルス症

    田邊, ひとみ, 矢口, 裕司, 大谷, 芳子, 生澤, 充隆, 花房, 泰子 鶏病研究会報 50 (4), 214-218, 2015-02

    ...病理組織学的検査では,肺および気嚢で肉芽腫性炎症,脳では壊死巣がみられ,各病変部にはAspergillus属が疑われる真菌菌糸が確認された。また,真菌学的検査によりAspergillus flavusが分離された。以上の結果より,本症例はA. flavusによる鶏アスペルギルス症と診断された。...

    日本農学文献記事索引

  • 後腹膜に発生した長径22cmの黄色肉芽腫様嚢胞性腫瘤の1例

    富家 由美, 野村 尚弘, 三輪 高也, 高瀬 恒信, 丸山 浩高, 矢口 豊久 日本臨床外科学会雑誌 76 (1), 129-135, 2015

    ...左側腹部に22×15cm大の腫瘤と左水腎症を認め,腫瘤増大傾向のため精査・加療目的で当科紹介.腫瘤は左腎,左尿管を腹側に圧排し,内部に隔壁を持つ多房性の腫瘤であり,後腹膜嚢胞性腫瘤の診断で手術となった.腫瘤は小児頭大で,S状結腸間膜背側から左側腹部,左横隔膜下まで多房性に連なっており,後腹膜腫瘤摘出術を施行.腫瘤内部は褐色混濁の液貯留を認め,腫瘤壁は壊死様であった.術後病理検査では異型細胞は認めず,黄色肉芽腫性炎症反応...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献1件

  • 黄色肉芽腫性炎症を伴い術前病期診断が困難であった微小浸潤乳癌の1例

    垂野 香苗, 吉田 正行, 神保 健二郎, 吉田 裕, 小倉 拓也, 麻賀 創太, 北條 隆, 木下 貴之 日本臨床外科学会雑誌 76 (3), 472-477, 2015

    ...を伴う非浸潤癌成分優位の微小浸潤癌であり,腋窩リンパ節に転移を認めず,pT1miN0M0,pStage IAと判定された.黄色肉芽腫性炎症は乳腺では稀である.今回われわれは,黄色肉芽腫性乳腺炎を伴い術前病期診断が困難であった乳癌症例を経験したので報告する....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献6件

  • 心室中隔基部の菲薄化を認めた抗ミトコンドリアM2抗体陽性筋炎の1例

    伊澤 淳, 石井 亘, 植田 初江, 高橋 済, 木村 和広, 樋口 智子, 南澤 匤俊, 竹内 崇博, 元木 博彦, 岡田 綾子, 小山 潤, 池田 宇一 The Japanese Journal of Sarcoidosis and Other Granulomatous Disorders 35 (Suppl1), 70-3-70-3, 2015

    ...抗ミトコンドリア抗体陽性筋炎では心伝導傷害や不整脈 の合併例,筋病理所見で肉芽腫性炎症を認める例があり,多様性 を呈する病態について文献的考察を加えて報告する。...

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  • クローン病

    田中 敏郎 ファルマシア 51 (5), 447_4-447_4, 2015

    ...クローン病は,消化管に非連続性の慢性肉芽腫性炎症を生じるいまだ原因不明の疾患であるが,病態形成にTh1やTh17細胞の異常な活性化が関与することが示されている....

    DOI

  • 皮膚限局性肉芽腫

    伊崎 誠一 The Japanese Journal of Sarcoidosis and Other Granulomatous Disorders 35 (Suppl1), 39-39, 2015

    ...これら病原性微生物に対する難治性疾患に加え, 皮膚では生体に内在する物質が抗原性を獲得して慢性肉芽腫性炎症を引き起こす疾患群がよく知られている.変性結合織成分に対する慢性肉芽腫性炎症には, 1)環状肉芽腫 (GA), 2)環状弾性線維融解性巨細胞肉芽腫 (AEGCG), 3)リポイド類壊死 (NL), 4)リウマトイド結節 (RN)がある....

    DOI Web Site

  • 発生経過を画像観察した膵臓の黄色肉芽腫性炎症の1例

    嶋田 仁, 小林 慎二郎, 大島 隆一, 片山 真史, 小泉 哲, 立石 文子, 藤野 節, 大坪 毅人 日本消化器外科学会雑誌 47 (2), 123-131, 2014

    ...腹部超音波検査で膵尾部囊胞性病変を指摘され,精査目的に当院紹介となった.初回精査時では膵尾部に20 mmの鏡面像を伴う単房性囊胞性病変を認‍め,漿液性囊胞腺腫や仮性囊胞の囊胞内出血が疑われ経過観察となったが,2か月後に腫瘤の破裂が確‍認‍された.さらに,1か月後に腫瘤は縮小し充実性病変へと変化した.PET-CTで高度FDG集積を認‍め,‍悪‍性‍疾患を完全に否定できず膵体尾部切除を施行し,病理組織学的に膵黄色肉芽腫性炎症...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献2件 参考文献10件

  • 膵嚢胞性腫瘍との鑑別が困難であった黄色肉芽腫性膵炎の1例

    諸藤 教彰, 堀 明洋, 森岡 淳, 河合 清貴, 松葉 秀基, 渡邊 学, 垣内 洋 日本臨床外科学会雑誌 75 (12), 3338-3343, 2014

    ...,糖尿病の悪化と血液検査にてCEA 22.6ng/mlと高値を認めたため,当院へ紹介された.腹部造影CTで膵尾部に長径約6.3cmの多房性の嚢胞性腫瘍を認めた.さらに,腹部MRI・腹部超音波検査を施行し,同様に膵尾部に嚢胞性腫瘍の所見を認め,加えてCEA高値であったことから,悪性の膵嚢胞性腫瘍を完全に否定できず,膵尾部膵管内乳頭粘液性腫瘍由来の浸潤癌を疑い,膵体尾部切除を施行した.病理診断にて黄色肉芽腫性炎症...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献9件

  • IgG4関連疾患の腎病変-IgG4関連間質性腎炎を中心に

    佐伯 敬子 The Japanese Journal of Sarcoidosis and Other Granulomatous Disorders 34 (Suppl1), 35-35, 2014

    ...サルコイドーシスは原因不明の全身性(多臓器)肉芽腫性炎症性疾患であるが,IgG4関連疾患も また原因不明の全身性(多臓器)炎症性疾患である.傷害臓器は両疾患で異なる点も多いが, 腎臓に関してはいずれも間質性腎炎(tubulointerstitial nephritis; TIN)が主病変であり,両者の 鑑別は臨床上重要である.  ...

    DOI 医中誌 参考文献19件

  • 他科にも知ってほしい各科領域臓器病変

    宮﨑 英士, 山口 哲生 The Japanese Journal of Sarcoidosis and Other Granulomatous Disorders 34 (Suppl1), 26-26, 2014

    ...サルコイドーシスは,原因不明の全身性(多臓器性)肉芽腫性疾患である.診断に際しての基本は,⑴非乾酪性類上皮細胞肉芽腫を確認すること,⑵各臓器に特徴的な臨床所見を認めること,そして⑶サルコイドーシスに頻度の高い検査所見を認めることである.サルコイドーシスは多臓器性疾患であることから,診断には少なくとも2臓器に肉芽腫性炎症の存在を認めることが必要だとの見解もあるが,WASOGは,「一つの臓器病変において...

    DOI

  • 抗ミトコンドリア抗体陽性筋炎

    清水 潤 臨床神経学 53 (11), 1114-1116, 2013

    ...出現自己抗体により特徴づけられる.抗ミトコンドリア抗体(Anti-mitochondrial antibodies; AMA)は原発性胆汁性肝硬変(primary biliary cirrhosis; PBC)に特徴的な抗体である.PBC合併またはAMA陽性筋炎は過去に75例の文献上の報告があり,自験例24例と合わせ臨床病理学的特徴を検討した.その結果,AMA陽性筋炎の中には,慢性経過,筋萎縮,心筋障害,肉芽腫性炎症...

    DOI PubMed 医中誌 被引用文献1件 参考文献7件

  • 膵癌との鑑別に苦慮した膵黄色肉芽腫性炎症性腫瘤の1例

    吉田 康彦, 黒田 暢一, 裵 正寛, 矢田 章人, 藤元 治朗 膵臓 27 (2), 194-198, 2012

    ...症例は78歳男性.他院で胆石症に対して腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行された.術前のMRIで偶然,膵体部に18mmの腫瘤を認めた.膵体部腫瘤の精査,加療目的に入院となった.造影CTでは周囲より緩徐に造影される22mmの腫瘤として描出され,超音波内視鏡では不整形で内部に不均一な高エコー領域を伴う腫瘤として描出された.PET検査で集積を認めないものの膵癌が否定できず,膵体尾部切除を施行した.病理診断にて黄色肉芽腫性炎症性腫瘤...

    DOI 医中誌 被引用文献2件 参考文献13件

  • 結核性心膜炎の治療中に発症した急性 A 型大動脈解離の1例

    松葉 智之, 四元 剛一, 向原 公介, 上野 隆幸, 松本 和久, 福元 祥浩, 豊平 均, 山下 正文 日本心臓血管外科学会雑誌 41 (1), 16-20, 2012

    ...polymerase chain reaction(PCR)で結核菌は検出されなかったが,adnosine deaminase(ADA)活性が高値であったため結核性心膜炎として4剤併用抗結核療法を開始した.しかし加療中の第32病日,夜間突然の背部痛が出現した.急性A型大動脈解離と診断し,緊急手術にて大動脈基部および上行置換術を施行した.病理検査の結果,上行大動脈外膜にLanghans型巨細胞を伴う肉芽腫性炎症所見...

    DOI 医中誌 参考文献3件

  • 乳房内に腫瘤を形成した巨細胞性動脈炎の1例

    玉田 修吾, 相良 安昭, 馬場 信一, 松山 義人, 雷 哲明, 大井 恭代 日本臨床外科学会雑誌 72 (1), 10-14, 2011

    ...巨細胞性動脈炎Giant cell arteritis(GCA)の診断に至った症例を経験した.症例は74歳,女性.左乳房に圧痛を伴う腫瘤を触れ来院した.マンモグラフィはspiculaを伴う構築の乱れ,超音波では高輝度spotを伴う11×10mmの不整形低エコー病変として描出された.細胞診では細胞変性が強く検体不適正であった.乳癌を否定できず摘出生検を行った.病理組織所見では病変内動脈において内弾性板を中心に肉芽腫性炎症...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献22件

  • 家庭用品に用いられるナノ粒子の安全性評価

    伊佐間 和郎, 河上 強志, 児玉 幸夫, 中嶋 富士雄, 吉田 緑, 井上 薫, 西川 秋佳, 松岡 厚子 日本トキシコロジー学会学術年会 38 (0), 20075-20075, 2011

    ...肺の病理組織学的検査では、いずれのナノ粒子も泡沫細胞集蔟を伴う気管支及び肺胞の肉芽腫性炎症が用量依存的に認められた。さらに、銀ナノ粒子及び酸化亜鉛ナノ粒子では、気管支及び肺胞上皮の増生が認められた。また、酸化亜鉛ナノ粒子では、投与量の増加に伴い、肺線維化へと移行する変化が認められた。...

    DOI

  • 家庭用品に用いられるコロイダルシリカ及び銀ナノ粒子の安全性評価

    伊佐間 和郎, 児玉 幸夫, 吉田 緑, 中嶋 富士雄, 西川 秋佳, 松岡 厚子 日本トキシコロジー学会学術年会 37 (0), 269-269, 2010

    ...観察された病変は、泡沫細胞集蔟を伴う気管支あるいは肺胞の肉芽腫性炎症、瀰漫性の泡沫細胞が主で、用量依存的に増加した。銀ナノ粒子では肺胞上皮の増生が認められたが、コロイダルシリカでは確認できなかった。どちらのナノ粒子も高用量群でリンパ節に小肉芽腫が認められ、ナノ粒子を貪食したマクロファージがリンパ管を通ってリンパ節まで移動したと考えられた。...

    DOI

  • 酸化チタン曝露ラットの肺の経時的変化とチタンの局在

    吉田 緑, 河部 真弓, 古川 文夫, 井上 薫, 高橋 美和, 広瀬 明彦, 西川 秋佳 日本トキシコロジー学会学術年会 37 (0), 143-143, 2010

    ...炎症も全ての投与群で投与1日から急性期の変化が認め られ,時間の経過とともに肉芽腫性炎症やリンパ球系細胞集簇等の慢性炎症像が認められた。炎症も用量依存性に増悪化し,28日まで 観察された。電顕的に,投与群の肺胞マクロファージのライソゾーム内には直径100nm前後から約1umまでの電子密度の高い種々の 大きさの凝集塊が観察され,一部の_II_型肺胞上皮様の細胞質にも認められた。...

    DOI

  • PETで集積を認めた魚骨による肉芽腫性回盲部炎の1例

    山田 貴允, 藤井 正一, 佐藤 勉, 永野 靖彦, 今田 敏夫, 國崎 主税 日本臨床外科学会雑誌 70 (7), 2027-2031, 2009

    今回,われわれは比較的稀な魚骨による肉芽腫性回盲部炎の1例を経験したので報告する.症例は56歳の女性で,平成19年5月腹痛精査目的に下部消化管内視鏡検査を施行し,盲腸に浮腫状粘膜に覆われた隆起と腸管拡張不良を指摘された.生検の結果は慢性炎症所見のみだった.注腸造影X線検査で回腸末端部から盲腸に狭窄を,CTで同部位に壁肥厚を認めた.Positron emission …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献3件 参考文献24件

  • 視覚喪失したビーグル犬にみられた肉芽腫性髄膜脳脊髄炎

    岡村 孝之, 植田 芳英, 田中 翔, 佐伯 雄輔, 坪井 優 比較眼科研究 28 (0), 15-20, 2009

    ...また、脳および脊髄においても、囲管性細胞浸潤が広範囲に認められ、第5胸髄では、顕著な肉芽腫性炎症が認められた。<br>これらの結果から、本症例は、眼型の肉芽腫性髄膜脳脊髄炎(GME)として発症し、これにより視神経が著しく障害され、視覚を喪失したものと考えられた。最終的には、脳・脊髄にも病変が及ぶ播種型GMEに移行し、これにより四肢の不全麻痺が生じたものと考えた。...

    DOI 医中誌

  • 肉芽腫性炎症を伴った梅毒性肝炎の1例

    的野 智光, 徳永 志保, 杉原 誉明, 永原 天和, 植木 賢, 岡本 欣也, 大山 賢治, 法正 恵子, 岡野 淳一, 前田 直人, 孝田 雅彦, 村脇 義和, 堀江 靖 肝臓 50 (12), 719-724, 2009

    ...症例は54歳,男性.全身倦怠感を主訴に受診し,胆道系酵素の著明な上昇を認めた.肝炎ウイルスマーカー,抗核抗体は陰性であったが,梅毒血清反応が陽性で,陰茎に硬結を認めた.腹腔鏡検査では,肝表面に白色調小結節を認め,肝組織では肉芽腫性炎症を認めた.早期梅毒性肝炎と診断し,amoxicillin(AMPC)内服を開始後,胆道系酵素は速やかに改善した.早期梅毒性肝炎の報告は比較的稀であり,組織学的に肉芽腫性炎症...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献3件 参考文献35件

  • 一ブロイラー農場における廃棄鶏の病理

    木南, 藍子, 御領, 政信, 佐々木, 淳, 生澤, 充隆, 岡田, 幸助 鶏病研究会報 43 (4), 213-218, 2008-02

    ...脊椎症と診断された41例(61%)のうち11例では肉芽腫性炎症を伴う第六胸椎の化膿性骨髄炎を呈しており、グラム陽性球菌およびグラム陰性桿菌が認められた。細菌分離を試みた1例の膿瘍部よりブドウ球菌、サルモネラ菌および大腸菌が分離された。...

    日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献4件 参考文献12件

  • 膵嚢胞性腫瘍との鑑別が困難であった黄色肉芽腫性炎症の1例

    谷岡 洋亮, 大村 泰之, 清水 慎一, 藤岡 英樹, 岸本 卓巳, 本田 理, 田口 孝爾, 越智 浩二 膵臓 23 (2), 158-165, 2008

    症例は57歳,男性.急性膵炎にて入院となった.CTで頭部に2.5cm大の嚢胞性腫瘤が存在し鈎部側主体に造影効果の低下を認めた.ERPでは嚢胞は造影されず,腫瘤による主膵管の圧排は明瞭ではなかった.膵嚢胞性腫瘍を否定できず,幽門輪温存膵頭十二指腸切除を施行した.病理組織所見では,膵頭部の貯留嚢胞とその壁周囲に広がる黄色肉芽腫性の炎症を認めた.膵嚢胞性腫瘍との鑑別において本疾患の存在を念頭に置く必要…

    DOI 医中誌 被引用文献3件 参考文献14件

  • リンパ管型スポロトリコーシスの1例

    宮崎 久美子, 大圃 詩子, 照井 正, 青山 一紀, 三上 襄 日本医真菌学会総会プログラム・抄録集 52 (0), 115-115, 2008

    ...病理組織学的所見:潰瘍部・結節部ともに異物巨細胞が混在する慢性肉芽腫性炎症像。星芒体(-)。Grocott染色で菌要素(-)。一般細菌培養、抗酸菌培養:菌陰性。...

    DOI

  • 保存的治療にて軽快した腎マラコプラキアの1例

    田口 功, 寺川 智章, 常森 寛行, 今西 治, 山中 望, 近藤 武史, 伊藤 利江子 日本泌尿器科学会雑誌 98 (7), 839-842, 2007

    ...マラコプラキアは比較的稀な慢性肉芽腫性炎症性疾患である. 本疾患は膀胱をはじめとする尿路生殖器系に好発するが, 腎実質発生例はきわめて稀である. また, 本邦での保存的治療施行例の報告は少なく, われわれの調べえた限り, 自験例が本邦2例目であった....

    DOI Web Site PubMed ほか1件 被引用文献1件 参考文献9件

  • 右頬部に皮下結節を生じた筋サルコイドーシスの1例―Positron emission tomography(PET)が診断上有用であった症例―

    斎藤 佑希, 長谷川 稔, 村田 朋子, 中條 園子, 石井 貴之, 松下 貴史, 藤本 晃英, 折戸 秀光, 高倉 大匡, 竹原 和彦 日本皮膚科学会雑誌 116 (14), 2273-2278, 2006

    ...高集積像を認め,その分布からサルコイドーシスなどの肉芽腫性疾患を疑われて金沢大学医学部附属病院に紹介された.右頬部皮下結節の生検病理組織では,類上皮細胞からなる非乾酪性肉芽腫が認められた.他にサルコイドーシスの症状や臓器病変はみられなかったが,右腓腹筋の無作為生検を施行したところ,右頬部と同様の類上皮細胞性肉芽腫が認められたため筋サルコイドーシスと診断した.PETにて四肢の軟部組織に認められた高集積は肉芽腫性炎症...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献14件

  • サルコイドーシスと気管支鏡 : 実地的視点から(<特集>間質性・びまん性肺疾患と気管支鏡)

    小林 英夫 気管支学 27 (1), 7-11, 2005

    ...本稿では, サルコイドーシスにおける気管支鏡の実地的役割について, 吉良枝郎門下の成績に基づいて再確認していきたい. 1)サルコイドーシスの診断 現時点でのサルコイドーシスの定義は, 「原因不明の全身性非乾酪性肉芽腫性炎症」である2,3. この定義を満足するためには, 他の肉芽腫性疾患の除外, 組織学的な肉芽腫性炎症の確認, 複数臓器病変の証明を要する....

    DOI 医中誌 被引用文献5件 参考文献25件

  • 巨大口唇を呈した雑種犬の1例

    大室 農夫, 永田 雅彦, 代田 欣二 獣医臨床皮膚科 10 (3), 125-127, 2004

    ...12歳齢,避妊雌の雑種犬に下口唇の腫脹が生じ来院,病理組織検査で種々の細胞浸潤を伴う肉芽腫性炎症がみられたが,菌要素は認められなかった。免疫調節作用を有するミノサイクリンで治療したところ,病変は約2週間で軽快した。ヒトの肉芽腫性口唇炎に相当する疾患が予想された。<br>...

    DOI 医中誌 参考文献1件

  • 後頭動脈にも病変をきたした側頭動脈炎の2例

    森 徹, 三浦 由宏, 中房 淳司, 三砂 範幸, 成澤 寛, 森 勝彦 西日本皮膚科 64 (5), 533-536, 2002

    ...浅側頭動脈生検にて中膜を中心にリンパ球,組織球の浸潤を認め,巨細胞を伴う肉芽腫性炎症の所見であった。以上より側頭動脈炎と診断。Prednisolone 40mg/dayの内服後より発熱,炎症所見の改善とともに頭部の索状硬結は急速に消失した。症例2:80歳,女性。2001年8月上旬より,側頭部から後頭部にかけて索状の硬結,頭痛,発熱が出現したため当科入院。...

    DOI 医中誌 参考文献32件

  • 特異なリンパ管型を呈した原発性皮膚ノカルジア症の1例

    吉野 恵, 鈴木 かやの, 青木 見佳子, 楠 俊雄, 川名 誠司 西日本皮膚科 64 (2), 207-210, 2002

    ...病変部の組織は非特異的肉芽腫性炎症で,特殊染色を用いたが組織切片中に菌要素を認めなかった。また病巣からの滲出液中にも穎粒を認めなかった。組織の抗酸菌培養は陰性。皮内テストでは,スポロトリキン反応(-),PPD陰性,DNCB貼付試験で細胞性免疫能の低下が示唆された。組織片の培養で<I>Nocardia brasiliensis</I>を分離した。以上より皮膚リンパ管型ノカルジア症と診断した。...

    DOI 医中誌 参考文献9件

  • 虫垂クローン病の1例

    二村 直樹, 名知 祥, 廣田 俊夫, 阪本 研一, 市橋 正嘉, 多羅尾 信 日本消化器外科学会雑誌 35 (3), 337-341, 2002

    A 48-year-old woman reported right lower abdominal pain involving mild tenderness in the right lower quadrant but no rebound tenderness and muscle guarding. Her white blood cell count was within …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献21件

  • メソトレキサートによるRA滑膜線維芽細胞の細胞死誘導に関する研究

    田村, 和哉, 佐浦, 隆一 神戸大学医学部紀要 61 (4), 83-88, 2001-03

    ...関節滑膜に初発する慢性肉芽腫性炎症である慢性関節リウマチ (Rheumatoid arthritis ; RA) は増殖した滑膜組織 (パンヌス) がその病態形成に重要な役割を演じている。免疫抑制剤であるメソトレキサート (Methotrexate ; MTX) は近年, 本邦でも用いられるようになってきたが, その作用機構には不明な点が多い。...

    HANDLE 医中誌

  • メソトレキサートによるRA滑膜線維芽細胞の細胞死誘導に関する研究

    田村 和哉, 佐浦 隆一 神戸大学医学部紀要=Medical journal of Kobe University 61 (4), 83-88, 2001-03

    ...関節滑膜に初発する慢性肉芽腫性炎症である慢性関節リウマチ (Rheumatoid arthritis ; RA) は増殖した滑膜組織 (パンヌス) がその病態形成に重要な役割を演じている。免疫抑制剤であるメソトレキサート (Methotrexate ; MTX) は近年, 本邦でも用いられるようになってきたが, その作用機構には不明な点が多い。...

    機関リポジトリ

  • 黄色肉芽腫性炎に起因した盲腸隆起性病変の1例

    徳原 孝哉, 森田 眞照, 岡野 浩和, 谷川 允彦, 竹下 篤, 芝山 雄老 日本臨床外科学会雑誌 62 (11), 2706-2710, 2001

    A case of a submucosal tumor like elevated lesion of the cecum due to xanthogranulomatous inflammation, that is the first case report to our knowledge, is described. A 52-year-old woman was admitted …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献5件 参考文献12件

  • 腫よう性大腸炎に対するか粒球・単球除去療法

    守田 則一, 花井 洋行, 松井 敏幸 日本大腸肛門病学会雑誌 53 (9), 599-, 2000

    ...CDはUCとは異なり、炎症性病変は小腸や大腸が好発部位であるが、口腔から肛門に至る消化管のあらゆる部位が繊維化し潰瘍を伴う肉芽腫性炎症性腸疾患である。腹痛、下痢・軟便、発熱、体重減少を主症状とし、しばしば狭窄・閉塞・瘻孔等の重篤な合併症を伴う。...

    DOI Web Site

  • 生毛部急性深在性白せんの1例

    大野 友也, 小池 俊一, 柳原 健志, 出来尾 哲, 地土井 襄璽 西日本皮膚科 61 (3), 334-337, 1999

    ...病理組織像は真皮全層にわたり好中球, リンパ球を主体とした炎症細胞の密な浸潤があり, 一部に肉芽腫性炎症の像がみられた。イトラコナゾール(100mg/day)内服にて約6週間後に治癒した。...

    DOI 被引用文献1件 参考文献4件

  • 後腹膜に発生した炎症性偽腫瘍(黄色肉芽腫)の1例

    近藤, 恒徳, 鬼塚, 史朗, 小林, 裕, 龍治, 修, 東間, 紘 泌尿器科紀要 44 (1), 21-24, 1998-01

    ...左側腹部痛及び血清クレアチニン軽増で入院した57歳男で, 経静脈性及び逆行性尿路造影で左水腎症及び左下部尿管の外因性狭窄を認めた.CT及びMRIは両側下部尿管に沿う腫瘤を描出し, その左側は5×3×4cmであった.外科的診査及び腫瘍生検後, 黄色肉芽腫性炎症性偽腫瘍と診断された.悪性所見はなかった.開腹術後2週間に腫瘍の大きさは最初の20%に自然に縮小した.発症後3年に水腎症は改善し, 腎盂腫瘍は殆...

    HANDLE 医中誌 被引用文献1件

  • 穿孔性腹膜炎にて発症した小腸Crohn病の1例

    中坪 直樹, 山口 博紀, 佐藤 宗勝, 奥村 稔, 高橋 敦 日本臨床外科学会雑誌 59 (5), 1295-1299, 1998

    Crohn's disease is non-caseous granulomatous inflammatory disease affecting from the oral cavity through anus discontinously and transemurally. It is often complicated by stricture, fistulization, …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献5件 参考文献46件

  • 類上皮肉腫の2例

    佐々木 学, 石田 剛, 堀内 啓, 元井 亨, 福島 純一, 元井 紀子, 岡 輝明, 坂本 穆彦 日本臨床細胞学会雑誌 36 (6), 627-632, 1997

    We described the cytological features of two cases of epithelioid sarcoma (ES) arising in the left index finger of a 58-year-old man and in the left lower leg of a 27-year-old man with …

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献10件

  • 真菌感染,特にクリプトコックス症における肉芽腫形成

    伊藤 誠, 山岡 秀之, 松永 光太郎, 小木曽 暁, 宮田 和幸, 発地 雅夫 日本医真菌学会雑誌 38 (3), 215-222, 1997

    Granulomatous inflammation is the dominant histopathologic feature of cryptococcal infection. Intravenous inoculation of encapsulated <i>Cryptococcus neoformans</i> cells produces granulomas in the …

    DOI 医中誌 参考文献26件

  • Mycobacterium marinum皮膚感染症の1例 ―DNA-DNA hybridization法を用いた原因菌種の同定―

    大浦 一, 野本 正志, 浦野 芳夫, 荒瀬 誠治, 村山 力 日本皮膚科学会雑誌 105 (5), 741-, 1995

    ...右第Ⅱ指指尖部に潰瘍と同指基部に皮下硬結を認めたリンパ管型非定型抗酸菌症の58歳男性例を報告した.外傷の既往は明らかで海釣りに行った時,魚の背ビレが指尖部にささり潰瘍となった.病理組織学的には真皮に肉芽腫性炎症を認め,組織培養で抗酸菌集落を認めた.抗酸菌鑑別のために従来よりの同定法と,今回新たにDNA-DNA hybridization法を試みたがいずれの同定法でも分離菌はMycobacterium...

    DOI 医中誌 被引用文献3件 参考文献8件

  • 顔面播種状粟粒性狼瘡の免疫組織化学的研究 慢性肉芽腫性炎症におけるトロンボモジュリン 陽性浸潤細胞について

    飯泉 陽子, 黒崎 百合子, 伊崎 誠一, 北村 啓次郎, 丸山 征郎 日本皮膚科学会雑誌 104 (4), 589-, 1994

    トロンボモジュリン(TM)は内皮細胞の膜上に存在し,血管内の血液の流動性を保つ働きをしている.今回われわれは,顔面播種状粟粒性狼瘡においてTMに対する抗体を用いて免疫組織化学を行った.その結果,血管内皮細胞のほか,血管周囲の炎症性細胞浸潤巣内,および完成された類上皮細胞肉芽腫の周辺にTM陽性細胞を確認し,これらがLysozyme陽性組織球あるいはCD68陽性組織球と異なる一群の細胞であることを免…

    DOI 医中誌 被引用文献1件

  • 皮膚アルテルナリア症について

    福士 堯 日本医真菌学会雑誌 34 (2), 135-143, 1993

    Japanese and foreign cases of cutaneous alternarosis were reviewed and one case is summarized in this presentation. The case is one of a 10 years old gairl (in 1972) <SUP>6) </SUP>.<BR>The …

    DOI

  • ライソソーム酵素による肉芽腫性炎症の評価

    利 修治, 小林 和夫, 山縣 法子, 岩渕 英章, 桂 隆志, 杉原 佐知子, 笠間 毅, 笠原 慶太, 高橋 昭三 炎症 12 (5), 475-480, 1991

    Granulomas are focal, predominantly mononuclear tissue inflammations evoked by persistent irritants. Granulomatous inflammation can be classified as either a hypersensitive type (immunologic) or a …

    DOI

  • 肉芽腫性虫垂炎の1例

    小野田 尚佳, 鬼頭 秀樹, 十倉 寛治, 竹林 淳, 田中 勲 日本臨床外科医学会雑誌 52 (8), 1846-1851, 1991

    Granulomatous inflammation of the appendix is rare. According to our knowlage only 8 cases have been reported in Japan. Among the 8 cases 5 were dealed with as Crohn's disease. However, similar …

    DOI Web Site 医中誌

  • 症例 弁穿孔と大動脈拡張による急性大動脈弁閉鎖不全で死亡した,大動脈炎症候群の小児例

    佐藤 徹, 茅野 真男, 川本 幸男, 高橋 正樹, 鈴木 慶二 心臓 23 (7), 800-804, 1991

    ...入院時,血圧160/80mmHg,心拍数134/分整,体温39.6℃,起座呼吸でチアノーゼあり,心音は奔馬調律,両側肺野に湿性ラ音を聴取.胸部X線で心拡大・肺うっ血,心エコーにて上行大動脈拡大,僧帽弁早期閉鎖,大量の大動脈弁逆流を認め,急性大動脈弁閉鎖不全による急性心不全の所見であった.入院8時間後に死亡した.剖検にて,上行大動脈拡張・大動脈弁穿孔と,胸腹部大動脈にsegmenta1に,巨細胞を伴う肉芽腫性炎症...

    DOI 医中誌

  • 肝病変を腹腔鏡で観察し得た猫蛔虫症の1例

    落合 秀宣, 清水 敏朗, 浜田 英治, 山本 佳洋, 瀬在 秀一, 吉野 克正, 宇藤 浩, 森田 敏和, 平野 正憲, 岩瀬 透, 右田 徹, 岡 博, 鈴木 恒道 日本消化器内視鏡学会雑誌 32 (1), 109-114_1, 1990

    A case of Toxocariasis Cati was presented. A 65-year-old male was referred to our hospital because of appetitelos, general fatigue and low grade fever. He had lived in Akita prefecture and had a …

    DOI 医中誌

  • 犬の結節性非化膿性皮下脂肪織炎の1例

    青木 忍, 石田 卓夫, 梅田 昌樹, 内野 富弥 日本獣医師会雑誌 41 (9), 659-662, 1988

    ...<BR>本症例は, 9歳のマルチーズ種で皮膚の硬結, 肝脾腫, 破行, 発熱などの症状を呈したものである.その皮膚病変の組織所見は, 皮下脂肪組織の肉芽腫性炎症像であり, 脂肪組織はほとんど消失し密に炎症細胞で置換されていた.炎症細胞は組織球が主体で, 部位により形質細胞や好中球の集積像もみられすでに線維化しているところもみられた....

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件

  • Solcograft‐Pの基質化に関する実験的研究

    神谷 喜八郎, 秋元 滋夫, 高山 豊, 吉井 新平, 橋本 良一, 松川 哲之助, 上野 明 人工臓器 16 (3), 1510-1513, 1987

    Ten modified bovine grafts (Solcograft P) were implanted as arterial prostheses in dogs. 3 grafts were occluded and 7 were patent, when they were removed for histological study. The 7 patent grafts …

    DOI

  • Sarcomaと考えられた腹部放線菌症の2例

    石塚 文雄, 高橋 規一, 舟田 隆, 増田 浩, 渡辺 哲弥 日本臨床外科医学会雑誌 46 (11), 1506-1512, 1985

    Actinomycosis is chronic suppurative granulomatous disease caused by a Actinomyces israeli. Actinomyces israeli is an anaerobic, gram-positive bacteria that forms part of the normal flor of the …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献2件

  • 皮膚アルテルナリア症

    御子柴 甫, 大久保 正己, 若松 勝雄, 二条 貞子 西日本皮膚科 39 (5), 691-695, 1977

    ...組織学的検査にて巨細胞をふくむ肉芽腫性炎症であり, 菌要素は巨細胞内では空胞状, 細胞外では黄色調にみえ, 大型の円形物質として認められる。PAS染色にて円形物質は壁のみが, あるいは全体が陽性に染まる。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献2件

  • reticulohistiocytoma (皮膚型)

    永井 智子 日本皮膚科学会雑誌 87 (11), 657-, 1977

    ...ヘモジデリンを貪食し,組織化学的に酸性フォスファターゼ活性強陽性を示し,電顕的には二次ライソゾームを豊富に含むことが観察された. 3.上述の所見から勘案すれば,本症で主体をなす細胞は充分に分化し,貪食能の旺盛なものであることか示唆される. 4.本症と histiocytoma 並びに juvenile xanthogranuloma とは,いずれも臨床的に自然消槌あるいは退縮を示し,組織学的には反応性肉芽腫性炎症...

    DOI Web Site 医中誌

  • リノール酸による癩における実験的肉芽腫形成に関する研究―特に組織学的および組織化学的観察―

    浜松 輝美 日本皮膚科学会雑誌 73 (1), 17-, 1963

    ...細胞の正常代謝過程に対してこれを障害するような刺激が加えられた時に惹起される多彩な反応は古くから炎症として取扱われてきた.この炎症と定義されるもののうちで形態学的にもまた病理発生学的にも特異な細胞性反応形態である肉芽腫性炎症については,これまで多数の報告と活溌な論議が行われている.この肉芽腫性炎症は特殊な疾患を意味するものではなく,皮膚あるいは他の組織における1つの反応形式であり,形態学的には貪喰性...

    DOI

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