検索結果を絞り込む

本文・本体へのリンク

検索結果 2,291 件

  • 長域型ヒルシュスプルング病のpull-through腸管の血流温存に術中ICG蛍光法が有用であった1例

    宮嵜 航, 近藤 剛, 野口 伸一 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 60 (2), 186-189, 2024-04-20

    ...<p>症例は9か月男児.脾弯部にcaliber changeを有する長域型ヒルシュスプルング病に対して日齢63に人工肛門造設術を施行した.月齢6頃の根治術を予定していたが,COVID-19の感染のため手術延期となり,月齢9に根治術目的で入院となった.術式は腹腔鏡補助下Swenson法を施行した.Pull-through腸管の腸間膜の切離は,辺縁血管を温存しながら,中結腸動を根部で処理し,回結腸及...

    DOI

  • ドルフィン・アシステッド・セラピーの効果~10、18番染色体異常症10歳男児の症例を通じて~

    石田 輝也, 高橋 咲希, 本田 真美 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 73-73, 2024-03-31

    ...</p> <p>【方法】</p> <p> 期間:2023年7月14日~17日 対象: 10、18番染色体異常症と大動弁・僧帽弁狭窄症に対する弁置換術後の10歳男児。運動機能としては装具使用下での介助歩行が可能だが、自立した立位はできず、日常的には介助での車椅子移動。認知コミュニケーション面では、喃語やハンドサインを通じて表出が可能だが不明確。単語の表出不能。...

    DOI

  • 発達性協調運動障害を呈し短縄跳び技能低下した症例の経験

    石野 愛実, 羽鳥 航平, 横山 浩康 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 115-115, 2024-03-31

    ...</p> <p>【経過】</p> <p>X日の短縄跳びの観察では、縄回しは両肩関節軽度外転位(右>左)・肘関節は軽度屈が出現。縄回しの速度に左右差があり左上肢優位に動作する。跳躍は、両脚で踏切、前足部で着地して膝を屈させリズムをとっている。開始位置からのズレも少なく、連続試行回数は最大で8回。介入は、ストレッ チ、筋力増強運動、バランス練習を中心に評価と並行して実施。...

    DOI

  • セミファーラー位が重症心身障害児(者)の呼吸機能に及ぼす変化

    田代 峻一, 東 菜奈子, 米倉 照代, 澤田 一美 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 51-51, 2024-03-31

    ...評価項目は①経皮的動血酸素飽和度(以下、SpO<sub>2</sub>)②拍③呼気時間④横隔膜筋厚変化率(以下、ΔTdi%)。背臥位 /SF位15度/SF位30度をそれぞれ30分実施し動画撮影を行った。 ① SpO<sub>2</sub>②拍はモニター(DSL-80001:フクダ電子)より1分ずつの平均値を使用。...

    DOI

  • 軽症脳梗塞患者の退院6か月後の座位行動は脳卒中の再発に影響する

    芦澤 遼太, 本田 浩也, 武 昂樹, 吉澤 康平, 亀山 裕斗, 山下 翔太, 若林 稔幸, 吉本 好延 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 39-39, 2024-03-31

    ...</p><p>【考察】</p><p> SBが脳卒中の再発因子である動硬化や血圧などに影響することから本結果は妥当であると考えられる. </p><p>【結論】</p><p> 軽症脳梗塞患者の退院6か月後のSBが脳卒中の再発に影響することが示され,再発予防の目標値として,SBを約64%まで減少する必要性が示唆された....

    DOI

  • 大動解離術後の通所介護利用者に対し、二重積屈点を用いた運動療法を行った一考察

    江崎 康介, 上門 大介, 井手 康弘, 成冨 耕治, 倉富 暁子 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 345-345, 2024-03-31

    ...今回、大動解離術後でサルコペニアの合併や運動耐容能低下を認める通所介護利用者に対し、二重積屈点 (DPBP)を用いた運動療法と自主運動指導の結果、身体機能改善が認められたので報告する。 </p><p>【方法】</p><p> 症例は大動解離術後、大動瘤のある80歳代女性。介護度は要支援2、当所を週2回利用されている。...

    DOI

  • 総大腿動閉塞性病変に対する血行再建

    小林 平 日本血管外科学会雑誌 33 (2), 91-95, 2024-03-20

    ...<p>下肢閉塞性動疾患に対する血行再建術は,その低侵襲性やデバイスの進歩に伴い,血管内治療全盛の時代となった.しかしながら,一般に総大腿動閉塞性病変は石灰化病変が多く,バルーン拡張のみでは長期開存が期待できず,また総大腿動は屈部に位置しており,ステントを留置した場合,ステント破綻の可能性があり,血管内治療の成績は良好とは言いがたい.またステントを留置した場合,穿刺困難となるなど問題点が多い....

    DOI

  • Rhythmical Skeletal Muscle Tension(RSMT)変法の検討―ベーチェット病により上肢機能障害を呈した事例―

    髙橋 佑弥, 及川 欧 バイオフィードバック研究 51 (1), 3-10, 2024

    ...<p> 著者らは,5秒間の手指集団屈を伴う手関節背屈運動後,脱力による5秒間の弛緩を持続させる1サイクルを5分間実施するRSMT変法について実践報告し,幅広い症例に対応できる可能性を示唆してきた.今回,ベーチェット病により鎖骨下動と腋窩動の閉塞を来たし,左上肢の挙上が困難(肩関節屈60度)となった症例に対して実践した結果,上肢機能の改善が得られた経過について考察を加えて報告する....

    DOI

  • アピキサバン内服中の内転筋管ブロックにより5日間血腫が増大した1症例

    佐々木 美圭, 中村 尚子, 内野 哲哉, 奥田 健太郎, 北野 敬明 日本ペインクリニック学会誌 30 (12), 275-278, 2023-12-25

    ...血腫が臀部や膝まで増大し,貧血の進行を認め,血腫の改善に1週間を要した.本症例では下肢静血栓治療に対するアピキサバン増量と腎機能低下による血中濃度上昇により,遅発性出血がみられたと考えられた....

    DOI

  • 頸動プラーク内新生血管の評価における superb microvascular imagingと造影超音波検査の比較

    清川 哲郎, 大浦 一雅, 千葉 貴之, 藤原 俊朗, 板橋  亮, 小笠原 邦昭, 人見 次郎, 前田 哲也 岩手医学雑誌 75 (5), 169-180, 2023-12-01

    ...頸動プラーク内新生血管(IPN)を評価するためのsuperb micro-vascular imaging(SMI)と造影超音波検査(CEUS)を比較検討した.70%以上の頸動内膜切除術を受けた患者25名を登録した.SMIにより頸動プラーク内の微小血流(IMVF)信号を評価し,IMVF信号強度の最大値と最小値の差(IDIMVF)と内腔の信号強度(IDl)の比を算出した.また,CEUSで造影強度...

    DOI Web Site

  • 術前診断が困難であった壊死型虚血性大腸炎の1例

    奥村 隆志, 久保 進祐, 豊田 秀一, 石川 奈美 日本腹部救急医学会雑誌 43 (6), 959-962, 2023-09-30

    ...入院後,腹痛の増悪はなかったが,血液検査でCRP 59.9mg/dLと異常高値となり,第4病日には発熱と頻を認めたため,同日手術を行った。開腹所見では左側横行結腸~脾弯部の腸管壁が菲薄化しており,不可逆的な壊死性変化と考えられた。結腸左半切除,人工肛門造設術を施行した。術後は長期入院となったが,約6ヵ月後に療養型病院へ転院した。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 馬蹄腎を伴う腸骨動瘤に対するステントグラフト治療の1例—腎動下極枝温存のためのデバイス選択—

    西山 綾子, 木村 光裕, 芳賀 真, 本橋 慎也, 赤坂 純逸, 保科 克行 日本血管外科学会雑誌 32 (4), 295-299, 2023-07-22

    ...<p>症例は72歳男性.腹痛を主訴に受診し,CT検査で腹部大動および腸骨動瘤を指摘された.馬蹄腎があり,左腎動下極枝が大動終末部から76 mm中枢側から分枝していた.腸骨動瘤は35 mmであり,また脳出血の既往などがありステントグラフト治療の方針となった.大動終末部からの距離が短い場合のデバイス選択として当初AFXを考えたが,大動が強く留置位置によってはファブリックが分枝をカバーする...

    DOI 医中誌

  • 胸腹部人工血管置換術後のelephant trunk狭窄によるアクセス困難に対してTEVARを追加し完遂できたTF-TAVIの1例

    林 奈宜, 柚木 純二, 馬場 康平, 大崎 隼, 山元 博文, 陣内 宏紀, 諸隈 宏之, 蒲原 啓司 日本心臓血管外科学会雑誌 52 (4), 249-252, 2023-07-15

    ...<p>経カテーテル的大動弁置換術 (TAVI) では経大腿動 (TF) アプローチが最も多く,侵襲の少ない方法であるが,時にアクセスが悪く,施行困難な症例も経験する.また,過去の人工血管置換術は脚の径,屈,吻合部やelephant trunkなどデバイスの通過が困難なこともある.今回,胸腹部置換術後のアクセス困難に対してTEVARを追加しTF-TAVIを完遂した症例を経験した.症例は80歳女性...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献7件

  • 気管カニューレ管理に適した誤嚥防止手術:輪状軟骨温存型声門閉鎖術

    稲木 香苗, 大久保 啓介, 栗田 昭宏, 遠藤 絢子, 冨岡 拓矢, 島貫 茉莉江, 菅野 雄紀, 利國 桂太郎, 藤井 ゆず, 岡田 峻史, 笠原 健, 南 隆二, 須田 悟史, 小澤 宏之 日本気管食道科学会会報 74 (3), 235-243, 2023-06-10

    ...本術式における永久気管孔の率半径は声門閉鎖術(鹿野式)と比較したところ有意に小さく,気管カニューレの率半径に近似していた。われわれが本術式を施行した7例中5例に術後気管カニューレが装着され,術後経過は良好で重篤な合併症を認めていない。輪状軟骨温存型声門閉鎖術は気管カニューレ装着が必要な患者の誤嚥防止手術として有用と考えられる。</p>...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献8件

  • R–P時間比による下肢動の血行動態的評価—ABIとの比較—

    佐々木 有沙, 藤崎 純, 金子 南紀子, 来住野 雅, 高橋 奎太, 大山 貴衣, 宇都宮 誠, 中村 正人, 前谷 容 超音波検査技術 48 (3), 272-282, 2023-06-01

    ...</p><p><b>方法</b>:総大腿動,前脛骨動および後脛骨動にてR–P時間を計測し,前脛骨動/総大腿動R–P時間比,後脛骨動/総大腿動R–P時間比を算出し,病変の存在部位別に対照群と病変群の有意差およびROC線下面積を求め,最適カットオフ値を算出しABIとR–P時間比で比較検討した....

    DOI Web Site 医中誌

  • やせや体重減少のある児童生徒に対する養護教諭の対応頻度と知識 : 小児摂食障害に焦点をあてて

    小田 幹子, 佐々田 綾, 山崎 智子, 川崎 裕美 中等教育研究紀要 /広島大学附属福山中・高等学校 63 115-120, 2023-05-31

    ...これらから,A市の養護教諭にとってやせや体重減少のある児童生徒本人への対応に結びつかない要因があること,A市の養護教諭の身近にある発育評価資料では,肥満度−20%以下と抽出され−30%以下になっていない児童生徒について医療側の求める対応水準・知識水準に到達できないこと,成長線に関わる養護教諭向けの資料に月経の有無や徐などの観察項目の必要性とその意義について記載するとよいことが示唆された。...

    DOI 機関リポジトリ

  • フォワーダ走行の心拍計測における光学式心拍センサの適用可能性

    中田 知沙, 山口 浩和, 猪俣 雄太 森林利用学会誌 38 (2), n/a-, 2023-04-30

    ...森林総合研究所内に直線と線(線半径6 mおよび8 m)の周回路を設置し,3名を対象にフォワーダ走行試験を行った。心拍計測には腕時計型の光学式心拍センサであるAppleWatch(Apple社)と胸部装着型の心電図モニタリングデバイスであるmyBeat(WHS-1,ユニオンツール社)を使用した。...

    DOI

  • 若年成人における歩行および同等速度のジョギングによる座位行動ブレイクが食後血糖・脂質動態に及ぼす急性影響

    熊原 秀晃, 阿具根 美和, 綾部 誠也, 一田 木綿子, 加藤 正樹 デサントスポーツ科学 44 (0), 85-93, 2023-02-22

    ...<p>本研究は,歩行および低速度ジョギング(ジョグ)による座位行動中断が,健常若年成人の食後血糖・脂質動態に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした.22±2歳の男女14名を対象に次の3試験の食後180分間の血中指標を観察した:オフィスチェア座位継続(対照試験),30分毎に3分間の6km/時の歩行およびジョグ.血中指標は肘静採血および持続血糖測定装置を用いて測定し,線下面積値(iAUC)にて評価...

    DOI 医中誌

  • 有島武郎「死と其前後」論 : 夫婦の愛をめぐって

    中村 建 研究論集 22 111-123, 2023-01-31

    ...しかし当時の受容は、難解な戯の内実を深く理解していたものというよりも、戯というジャンルが運命や人の内面を直感的に表現できるという一種の神秘主義的なものであり、そのような文の中で「死と其前後」も受容されたのであった。次に、夫婦の愛について戯のテクストに即して分析を試みる。この戯は「愛の勝利」として評価されてきた一方、その愛について否定的な評価も根強い。...

    DOI HANDLE

  • Excluder C3ステントグラフトシステムでconstraining systemの抜去に難渋した1例

    勝部 年雄, 秋田 雅史, 稲村 順二 日本血管外科学会雑誌 32 (1), 25-29, 2023-01-27

    ...<p>症例は70歳女性.他院にて腹部大動瘤を指摘され,当院紹介受診された.慢性腎不全に対し維持透析中であり,大動の石灰化も強く,開腹手術後でもあることからステントグラフト留置術を行う方針となった.大動の形状は大きな屈もないことからExcluderを使用することとした.メインボディ中枢側を展開後,対側ゲートをカニュレーションし,対側レッグを留置の後,constraining systemの除去...

    DOI 医中誌

  • TEVAR中の上行大動解離発見にTEEが有用であった1例

    山崎 友也, 大内 真吾, 大山 翔吾, 難波 美妃, 柴田 陽, 播間 崇記 心臓 55 (1), 105-109, 2023-01-15

    ...を継続した.しかし高度屈のためデバイスが弓部を通過せず,途中で断念した.手術終了直前にTEEで上行大動に急性大動解離を疑わせるフラップを認めた.偽腔の血流はなかった.大動弁の逆流や心嚢液の貯留は認めなかった.造影CTで上行大動~弓部大動に解離を認め,逆行性A型大動解離(retrograde type A aortic dissection;RTAD)と診断し同日,緊急で全弓部大動置換術...

    DOI 医中誌

  • 大伏在静グラフト動瘤に対し橈骨動グラフトによるバイパス置換が有効であった1例

    佐々木 康介, 佐藤 慎治, 石毛 良実, 五十嵐 晃平, 川並 香菜子, 小久保 安昭, 園田 順彦 脳卒中の外科 51 (4), 324-329, 2023

    ...で鋭角に屈し,屈部に最大径12.3mmのSVGAを認めた.SVGAは経時的に増大し,手術適応と判断した.手術はRAGを用いて右頚部内頚動と右中大脳動M2前枝の間で頬骨下ルートを用いて新たなHFBを作成し,SVGを頭蓋内と頚部でトラッピングしバイパス置換を行った.術後,SVGAは血栓化し,術後第20病日でmRS 0で自宅退院した.HFB後のSVGAの治療としてRAGを用いたバイパス置換は有効な...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献11件

  • 川流域と利根川流域の流域界における地形性降雨の物理メカニズムの分析

    岡地 寛季, 山田 朋人 水文・水資源学会研究発表会要旨集 36 (0), 328-, 2023

    ...<p>令和元年東日本台風(2019年台風19号)の通過に伴い関東平野に多量の水蒸気を伴う南東風が吹くことで,関東山地において地形性降雨が生じ大雨災害に繋がった.一般に地形性降雨は風上側斜面における降雨現象として知られているが,当該事例では風下川斜面である千川流域にも大雨をもたらした.本研究では山を超えた地形性降雨に起因する大雨の発生メカニズムを解明することを目的とし,類似事例を対象に降雨の発生要因...

    DOI

  • 心原性脳塞栓症により重度運動麻痺を呈した症例への介入 ―長下肢装具の使用と前方介助歩行の検討―

    田中 勝人, 篠塚 晃宏, 釜﨑 大志郎, 大田尾 浩 九州理学療法士学術大会誌 2023 (0), 7-, 2023

    ...診断名は心原性脳塞栓症であり、左中大脳動領域に梗塞の所見がみられた。発症3日目のJCSはⅠ-3、ROMは両足関節背屈5°以外は著明な制限なし、BRSは右上下肢ともにⅠ、TCTは0点、FIMは18点、基本動作は寝返りが両側ともに全介助、起き上がり、起立は中等度介助、歩行はKAFOを装着し全介助で5m程度可能。全失語で感覚検査や高次脳機能評価は実施困難。...

    DOI

  • 分岐血管モデルを用いた複合力学刺激に対する血管内皮細胞のタンパク質発現分布解析

    村松 淳平, 清水 あずさ, 橋本 道尚, 三浦 重徳, 尾上 弘晃 生体医工学 Annual61 (Abstract), 176_1-176_1, 2023

    ...しかし、生体内の血管は複雑に湾・分岐しており、不均質で乱れた力学刺激が生じている。特に、動硬化などの炎症が、流れが乱れる分岐部に頻発することから、不均質な力学刺激に対する細胞応答が大きな鍵を握ると考えられるが、乱れた力学刺激に対する局所的な細胞応答に着目した研究はこれまでなかった。...

    DOI

  • 子宮移植手術を想定したCadaver Surgical Trainingの取組み

    木須 伊織, 尾原 秀明, 松原 健太郎, 長谷川 康, 山田 洋平, 森田 伸也, 高詰 佳史, 今西 宜晶, 久保田 義顕, 白石 哲郎, 松田 理沙, 林 龍馬, 山上 亘, 阪埜 浩司 移植 58 (Supplement), s310_2-s310_2, 2023

    ...また, 上殿動を温存しながら内腸骨動を切断することや血管柄が屈しないように外腸骨動静への吻合することが重要であると考えられた.【結論】子宮移植の臨床応用の前には十分な手術手技トレーニングが必要であると考えられた.</p>...

    DOI 医中誌

  • 和歌山県袋崎における下部中新統田辺層群の泥ダイアピルと変形構造

    中川 太陽, 川村 喜一郎 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 209-, 2023

    ...構造を示す.二つ目は,泥岩中のfms-1のブロックが明瞭な層理面を持ちながら非脆性的にがっている構造を有する.また,泥岩中の砂岩角礫の起源は不明であるが,すべての地層においてみられた泥岩岩に含まれる砂岩角礫と酷似する. ...

    DOI

  • ドローン空撮による地球科学・環境科学教育用映像資料の作成と活用

    田原 敬治 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 271-, 2023

    ...①橋杭岩(和歌山県串本町):熊野カルデラの活動に伴う岩であり、周囲には津波で移動された漂礫が分布している。上空からの視点では、岩の配列や漂礫の分布状況が見て取れる。岩の配列から、マグマが貫入した際に通った経路を推測することができる。②フェニックス褶(和歌山県すさみ町):褶構造の背斜と向斜をはっきりと見ることができる海食崖の露頭である。...

    DOI

  • 三波川帯の変成アルカリ玄武岩岩:イザナギプレート上の小規模プレート内火成活動

    遠藤 俊祐, 崎 海斗, 八木 公史 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 299-, 2023

    ...(緑泥石帯高温部:400℃)の二地域で観察した.大豊地域の変成アルカリ玄武岩は幅3 m以下のシート状岩体として泥質片岩卓越部に産するが,泥質片岩との境界に必ず薄い珪質片岩が介在し,シート状岩体には細粒周縁相も認められる.桜樹屈域の変成アルカリ玄武岩はMORB起源の苦鉄質片岩層の直下の薄い珪質片岩中に幅1-4 mの褶したシート状岩体として産する.両地域の変成アルカリ玄武岩の産状から,遠洋性堆積物に...

    DOI

  • 田沢湖東岸で吹く生保内だしの気候学的研究

    工藤 達貴, 日下 博幸 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 246-, 2023

    ...</p><p> 風系場の解析の結果、仙岩峠の最上部付近にあたる高度900mでは、奥羽山の岩手県側斜面で吹く南風の一部が仙岩峠付近でげられて東寄りの風になっていた。東寄りの風は仙岩峠を越えて生保内地区に向かって吹き下ろしていた。そのため、生保内だしは奥羽山からのおろし風である可能性がある。ただし、生保内だし吹走時、生保内地区での気温は風上側の雫石と比べてあまり変化していなかった。...

    DOI

  • 頚部頚動狭窄症に対する年代別の内頚動内膜剝離術の治療成績と臨床的特徴

    丸谷 明子, 山田 與徳 脳卒中の外科 51 (4), 286-291, 2023

    ...<p>内頚動狭窄症に対する血行再建術として,一般的にCEAやCASが行われる.CEAはCASとの比較試験において有効性が高いが,80歳以上の高齢者を含むCEA高リスク群におけるCASの非劣性がSAPPHIRE試験において示され,侵襲性の低いCASが選択されることが多い.当施設では高齢者を含めた内頚動狭窄症に対してCAS高リスク症例(高度石灰化,不安定プラーク,近位あるいは遠位屈,アクセス不能例...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献10件

  • 仮想脳血管形状群の生成:多変量正規性を用いたアプローチ

    神 容慶, 北村 洸, 麦倉 俊司, 森 奈緒子, 太田 信, 安西 眸 生体医工学 Annual61 (Abstract), 218_1-218_1, 2023

    ...左,右内頚動)を使用した.血管中心線を構成するランドマーク点群(N点)の三次元座標 (x,y,z) と内径dを共変量として,MVND法によりデータ拡張を行った.Nを変化させ,各条件下で100人分のVPを生成した.得られたVPの解剖学的特徴,多様性を視認による定性評価及び,長さや屈度,率の幾何特徴を計算し,コルモゴロフ=スミノルフテスト(KS-test)によりRPとの幾何特徴分布の適合度の定量評価...

    DOI

  • 大動解離再発リスク推定精度向上のための血管拡張因子分布の推定

    澤村 将太, 姫野 友紀子, 鷹羽 浄顕, 天野 晃 生体医工学 Annual61 (Abstract), 303_2-303_2, 2023

    ...本研究では、大動解離に物理的に影響する要因として、血管の壁張力と歪み量を検討することとし、これらの推定を行う方法を提案する。胸部CT 画像より大動形状をモデル化し、血流シミュレーションを行うソフトウェアとしてSimVascularが開発されており、血管の壁張力は、血管形状から得られる局所率と流体シミュレーション結果から得られる静水圧を用いて計算することができる。...

    DOI

  • Distal SINE発症機序解明に向けたステントグラフトの弾性的復元による大動壁内応力場の変化

    師富 真吏, 岡村 誉, 氏原 嘉洋, 杉田 修啓, 中村 匡徳 生体医工学 Annual61 (Abstract), 299_2-299_2, 2023

    ...<p>大動疾患の治療のため術野から挿入するステントグラフトのことをfrozen elephant trunk (FET) と呼ぶ.ステントグラフト留置術の合併症の1つとしてFET末端で新たに発症する大動解離(Distal SINE)がある.FETは外側の人工血管と内側の硬い金属骨格から成り,大動弓の湾に沿うように挿入されるが,術後遠隔期に真直に復元する様子が確認される.この弾性的復元により大動壁内応力...

    DOI

  • 序 ともに書くことの公共人類学

    内藤 直樹, 二文字屋 脩, 箕 在弘 文化人類学研究 24 (0), 66-73, 2023

    ...なぜなら大学における正規の授業や課外活動の成果や報告書として書かれたドキュメントを商業出版することには、通常の制度的文を逸脱した何らかの「過剰さ」が含まれているからである。それゆえ本特集を構成する論文は、それぞれの出版事業を後押しした「過剰さ」の性質についての検討をおこなっている。また、これらのドキュメントを執筆した学生たちのほとんどは、文化人類学を専攻していない。...

    DOI

  • 心臓移植術前術後の栄養管理

    石川 裕輔, 肥後 太基 移植 58 (Supplement), s130_1-s130_1, 2023

    ...BMI と心臓移植後の予後についての検討では一般的には U 字型の線 を示すことが多いとされ適正なBMIの維持が重要である。特に低栄養の患者については、積極的な栄養評価と介入が求められる。...

    DOI

  • 日本の原子力発電所の地盤における斜長石の曹長石化と鉱物法による断層活動性評価

    石渡 明 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 201-, 2023

    ...敷地内断層の活動性はその最新面を横断する雲母粘土鉱物(イライト)やスメクタイトにより否定された。2.女川(2019.09.27審査会合資料1-2-1, p. 183-187, 東北電力) 敷地は南部北上帯のジュラ紀の荻の浜累層の砂岩・泥岩互層よりなり、白亜紀のひん岩が貫く。敷地の褶軸や他の断層を切るTF-1断層の破砕部中の斜長石7個はAn0-18, 平均An6.4±7.6の曹長石だった。...

    DOI

  • 股関節屈を伴うリハビリテーションが経大腿静アプローチによるCHDF脱返血に影響するかの検討

    瀧本 さち, 開 正宏, 都築 通孝, 西川 大樹, 日野 佐智子, 遠藤 信英 日本透析医学会雑誌 56 (3), 85-89, 2023

    ...<p>集中治療後症候群の予防には早期リハビリテーションが有用だが,大腿静への非カフ型(NC)カテーテルにより持続的血液濾過透析(CHDF)を行う患者では安全上の観点から制約が伴う.今回,CHDF患者に対する関節可動域運動(ROMex)が脱返血に及ぼす影響を検討した.2020年4月から12月の間で大腿静にNCカテーテルを挿入し,CHDFを施行した5名の患者を対象とした.段階的な角度で屈を行った後...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献5件

  • Cone-beam CTが有用であったもやもや病穿通枝動瘤の塞栓術 ─症例報告─

    久代 裕一郎, 大島 幸亮, 寺田 友昭, 中村 歩希, 小林 博雄, 田中 雄一郎 脳卒中の外科 51 (5), 453-457, 2023

    ...脳血管内治療を行った.カテーテルは右後視床穿通動に誘導できたが,同近位部の屈のため瘤内へアプローチできず,瘤内コイル塞栓は断念した.瘤遠位の右後視床穿通動の側副血行をCBCTであらためて確認した後,右後視床穿通動近位部を閉塞した.術後虚血性合併症なく脳室腹腔短絡術後に独歩退院した....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献16件

  • 腸管アミロイドーシスを併存したS状結腸癌の1例

    富永 哲郎, 野中 隆, 小山 正三朗, 高村 祐磨, 澤井 照光, 永安 武 日本臨床外科学会雑誌 84 (4), 615-619, 2023

    ...fast scarlet染色陽性であり,腸管アミロイドーシスと診断された.S状結腸腫瘍に対しEMRを施行したところ,垂直断端陽性で外科に紹介となり腹腔鏡下S状結腸切除術を施行した.術中,再建腸管の緊張をとるために脾彎部授動を行った.また,腸管再建時にindocyanine green蛍光法で吻合部血流が良好であることを確認し吻合した.術後は明らかな合併症なく経過し,術後10日目に自宅退院となった...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献13件

  • 末梢神経障害マネジメントに向けたクロノセラピー導入XELOX療法の提案

    竹若 政国, 河渕 真治, 栄田 敏之, 伊藤 由佳子 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 1-C-O07-3-, 2023

    ...各投与時刻に、capecitabine(180 mg/kg)を経口投与した直後にL-OHP(5 mg/kg)を急速静内投与し、経時的に頚静より採血した。また、投与2時間後にDRGを単離した。各試料中のcapecitabineと5-fluorouracil(5-FU)を含む各代謝物及び白金(Pt)の濃度をLC-MS/MSにて測定した。...

    DOI

  • 2次元正弦波構造を有するフレキシブル電極の電気的特性

    山田 帆希, 河合 利咲, 塚田 孝祐 生体医工学 Annual61 (Abstract), 312_2-312_2, 2023

    ...<p>パーソナル医療やオーダーメイド医療の普及には,柔軟かつ面を有する生体組織にストレスフリーで貼付できるフレキシブルデバイスが有用である.その電極には基本的な電気特性に加えて生体の延伸・屈に対する耐性が求められる.我々は2次元的に正弦波構造を有する電極を新たに提案し,延伸・屈負荷に対する電気特性および光電波計測からその有効性を検証した....

    DOI

  • 胸郭変形と肺移植:高度側弯・漏斗胸・扁平胸郭への対応

    此枝 千尋, 川島 光明, 大坪 巧育, 油原 信二, 山口 美保, 山谷 昂史, 叢 岳, 酒寄 雅史, 中尾 啓太, 長野 匡晃, 嶋田 善久, 佐藤 雅昭 移植 58 (Supplement), s149_1-s149_1, 2023

    ...グラフトが狭い胸腔に納まるかということや、吻合後の気管支や肺静が弯した脊椎によって圧迫狭窄する可能性があることに注意を要する。当院では右高度側弯症を有する二症例に肺移植を行った(一例は脳死両肺移植、一例は生体両肺葉移植)。脳死肺移植症例ではグラフトの右肺下葉を摘除し右上中葉と左全肺を移植することで胸郭に適切な形でグラフトを配置した。...

    DOI

  • 異方性岩石中の岩群と古応力の方向の検討:四国中央部,三波川変成岩中の中新統高岩流紋岩の例

    羽地 俊樹, 宮崎 一博 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 365-, 2023

    ...調査の結果,37枚の貫入岩において母岩との境界構造を観察できた.貫入岩は母岩の地質図規模の褶の軸部だけでなく翼部にも認められ,褶構造に無関係に貫入していることが明らかとなった.また,母岩の層構造に完全に調和的な貫入岩(岩床)と断層に貫入した貫入岩はそれぞれ1枚ずつで,残りの35枚は母岩の面構造や岩定置前の断層を切って貫入していた.これらの結果から本岩群の姿勢は母岩の構造(片理面・褶構造・断層...

    DOI

  • (エントリー)足柄層群中の小断層から復元される伊豆弧衝突帯の古応力方向

    竹山 翔悟, 高木 秀雄 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 370-, 2023

    ...【結果】 本研究における地質調査と研究室卒業生の成果 (北垣・高木, 2019)と合わせて,計43条の断層スリップデータを対象にHough法を用いて解析を行った.43条のうち,22条はfullデータ,21条はline only データである.なお足柄層群は全体として北北西にプランジした背斜構造をなしているが,小断層の活動は褶形成よりも後と仮定し,小断層スリップデータに対し構造的な補正は行っていない...

    DOI

  • 脊髄動静シャント疾患に対する治療戦略

    松丸 祐司 Japanese Journal of Neurosurgery 32 (5), 309-315, 2023

    ...脊髄硬膜動静瘻は流入血管の屈蛇行が強く, 外科的離断のほうが確実で, 脊髄硬膜外動静瘻では流入血管が直線的で, 塞栓は比較的容易である. Perimedullary AVFおよび頭蓋頚椎移行部動静シャントは塞栓術でも根治可能であるが, 外科的にアプローチが可能であれば離断は容易で安全である. 一方intramedullary AVMの安全な根治は現状では不可能である.</p>...

    DOI

  • 二次出版:外傷性頚髄損傷の嚥下障害合併と頚椎前方軟部組織厚増大の関連

    三石 敬之, 石原 禎人 The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 59 (12), 1266-1274, 2022-12-18

    ...60日の嚥下障害の有無(Food Intake LEVEL Scaleスコア<8)との関連をROC線で解析し,最も大きいAUCとなる椎体高位を同定し,さらにPVST厚のカットオフ値を算出した.PVST厚を含むさまざまな危険因子と発症後30日目および60日目の嚥下障害との関連を単変量解析および多変量解析で検討した....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献32件

  • サルコペニアと健常高齢者とのバランス能力および特性の比較検討

    宮﨑 友望, 出口 憲市, 田村 靖明, 橋本 祐司, 森 和之, 島田 祐希 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 1.Suppl.No.1 (0), 81-81, 2022-12-01

    ...<p>【はじめに、目的】</p><p>日本人のサルコペニア女性では,動硬化性疾患の発症率が上昇すると報告されている.さらに,転倒率やフレイルの発症率も上昇することが報告されている.そのため,サルコペニアの転倒予防への取り組みは,健康寿命を延伸させるために重要となる.また近年,バランス能力の評価として重心動揺計を用いる姿勢安定度評価指標(IPS)があり,若年者から高齢者の動的/複合的な姿勢の安定性を...

    DOI

  • 一般化加法モデル(GAM)を用いた循環器系疾患の死亡率と気象・気候の関係分析

    大橋 唯太, 井原 智彦 日本生気象学会雑誌 59 (3-4), 101-114, 2022-11-25

    ...心不全は,日最高気温には高温側でも低温側でも死亡感度があまり強くない一方,出血性脳疾患や脳梗塞などの脳血管疾患は低温側のみで死亡感度が現れる,U-shapeやV-shapeとは異なる影響度線を示した.また,不整と心不全は高気圧条件ほど,脳血管疾患は低気圧条件ほど死亡リスクが上昇する特徴がみられた.このように疾患の種類によって気象要素への感度が異なるため,疾患別に分析する必要がある....

    DOI Web Site 医中誌

  • 日本人に適したreactive hyperemia indexの心血管イベント予測値を再考する

    赤峯 里望, 柴田 香菜子, 鳥塚 純子, 下條 文子, 星野 陽子, 阿部 正樹, 中田 浩二, 芝田 貴裕 医学検査 71 (4), 633-637, 2022-10-25

    ...<p>血管内皮細胞は生活習慣の乱れや喫煙などによる機能障害により血管に器質的変化をもたらし,動硬化へと進展させる。動硬化の進展は心筋梗塞などの原因となるため,動硬化の前駆段階である血管内皮機能の障害は心血管系のリスク因子といわれている。血管内皮機能を測定する方法として,reactive hyperemia peripheral arterial tonometry(RHPAT)検査がある。...

    DOI Web Site 医中誌

  • チベット仏教における接触の諸相

    真一 宗教研究 96 (2), 127-148, 2022-09-30

    ...<p>何かに触れることは日常的な行為であるが、それが宗教的な文の中で行われると特別な意味を持つことがある。チベット仏教徒にとって接触という行為は、悪果の因となり得る行為であり、また好ましい結果を生み出す行為ともなり得る。...

    DOI

  • 内視鏡下経口的咽喉頭手術(TOVS)で摘出した下咽頭血管奇形症例

    有賀 健治, 細川 清人, 鈴木 基之, 小川 真, 猪原 秀典 耳鼻と臨床 68 (5), 366-371, 2022-09-20

    ...X 年 2 月、FK-WO リトラクターと先端彎型内視鏡を併用した TOVS を施行し、腫瘤の全摘を行い得た。病理診断は静奇形であった。術後 1 年経過時点では咽頭異常感もわずかで嚥下困難もなく、腫瘤の再発を認めていない。咽頭の血管奇形に対しては、これまで各種レーザーによる焼灼術や硬化療法などが報告されているが、全摘を目指す治療ではなかった。...

    DOI 医中誌

  • パークベンチ体位での開頭手術後に顎下腺腫脹と舌腫脹をきたした症例

    隈元 泰輔, 田島 功一朗, 津山 奏子, 松原 史子, 生田 義浩, 山本 達郎 日本臨床麻酔学会誌 42 (5), 451-456, 2022-09-15

    ...<p>パークベンチ体位での右側頭葉腫瘍摘出術術後に,左顎下腺と舌の腫脹をきたしたまれな症例を経験した.症例は23歳女性で,手術終了後に全身麻酔からの覚醒が十分であるのを確認し抜管した.術後5時間から左頚部腫脹が出現し,術後13時間には左顎下腺と舌の腫脹による気道閉塞をきたし気管切開を施行した.頚部屈や気管チューブ留置により顎下腺管や動静が圧迫されることで顎下腺や周囲組織が腫脹し,これにより舌静...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献10件

  • Persistent descending mesocolonによる下行結腸軸捻症に対し腹腔鏡下結腸固定術を施行した1例

    伊藤 量吾, 服部 正興, 岩清水 寿徳, 小澤 千尋, 篠原 健太郎, 平田 明裕, 青野 景也, 吉原 基 日本消化器外科学会雑誌 55 (9), 575-582, 2022-09-01

    ...を走行するS状結腸と小腸間膜の癒着を切離し,結腸を脾彎部からS-D junctionを形成するように左側腹壁に固定した.術後6か月現在,再発なく外来経過観察中である.今回,我々はPDMによる下行結腸軸捻症に対し,腹腔鏡下結腸固定術を行った1例を経験したので報告する....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献14件

  • 生理食塩水冠動内注入法による冠血流予備量比の予測

    田中 智貴, 三浦 史郎, 呉林 英悟, 山下 武廣 心臓 54 (5), 561-567, 2022-05-15

    ...</p><p> <b>方法</b>:2012年4月から2021年1月の間に当院に安定狭心症の診断で入院した898名の患者のうち,侵襲的冠動造影後に同一の中等度冠動狭窄(目視30-90%狭窄)に対してSPRとN-FFRを同時施行した448症例520病変を本研究の解析対象とした.これらの患者に対してSPRとN-FFRの関係を解析し,さらにN-FFRのカットオフ値0.80を基準としたSPRのカットオフ...

    DOI

  • 日本語疑問文の歴史変化

    衣畑 智秀 日本語の研究 18 (1), 1-18, 2022-04-01

    ...中世末においては、疑問詞疑問文と肯否疑問文が、文末のカの有無によって区別され、疑問詞疑問文に文末カが用いられることはほとんどなかったが、現代共通語では自問の文においてカを使うことに不自然さはない。この変化を調べるため、『日本語歴史コーパス』から疑問詞疑問文の用例を抽出し、カの出現率の推移を見たところ、S字線を描きながら1700~1900年にかけて大きく上昇していくのが分かる。...

    DOI

  • 肝細胞癌に対するTACE予後予測における腫瘍因子についての検討

    安井 利光, 足立 裕次郎, 佐竹 真, 青井 健司, 城 尚志, 垣田 成庸, 山田 幸則, 田淵 貴大, 片山 和宏 肝臓 63 (4), 187-195, 2022-04-01

    ....次に腫瘍数と腫瘍径の選択的TACEの選別に対する関連についてROC線を用いて比較したところ,AUCは腫瘍数が0.754,腫瘍径が0.693と腫瘍数の方がAUCは高値であった.TACE予後予測因子として腫瘍径よりも腫瘍数が有用であり,腫瘍数がTACEの選択性に関連していることが理由の一つと考えられた....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献22件

  • 「クラシック」と「ポピュラー」をつなぐもの

    吉成 順 研究紀要 = Kunitachi College of Music journal 56 149-157, 2022-03-31

    ...しかし歴史を眺めると、「クラシック」の伝統がジャズの中に受け継がれている例や、現在「クラシック」として扱われているものが実は19世紀の「ポピュラー」の文から成立したものだ、という例を見出すことができる。...

    DOI 機関リポジトリ

  • 元明雑劇における全真教のイメージ

    日比野 晋也 東アジア文化交渉研究 = Journal of East Asian cultural interaction studies 15 293-305, 2022-03-31

    This article analyses the relationship between the Quanzhen sect (全真教), founded by Wang Chong-yang (王重陽) at the end of the Jin (金) dynasty, and the Zaju (雑劇) that developed in the Yuan (元) dynasty. …

    DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか1件

  • スペインの商人 : 『オセロウ』における貨幣と商品

    YOSHINAKA Takashi 表現技術研究 17 1-26, 2022-03-31

    ...この考察は、商業的な文でデズデモウナのハンカチに注目しながら、シェイクスピア研究における既に確立された、実は関連する二つの批評理論に依拠することになる。すなわち、劇作家は、経済的規定要因が変化しつつあった初期資本主義の下で作品を書いていたと考えるマルクス主義的読解と、この戯のスペイン的要素が有する同時代的な意義に基づく歴史主義的な読みである。...

    DOI 機関リポジトリ

  • 内に充満する構造物を伴った抜去困難 PICC に対して外科的摘出が有用と考えられた小児の1例

    保坂 到, 中島 智博, 梅田 璃子, 大川 陽史, 安田 尚美, 柴田 豪, 伊庭 裕, 川原田 修義 日本心臓血管外科学会雑誌 51 (2), 118-122, 2022-03-15

    ....PICCが閉塞を来し交換の方針となったが,用手的抜去が困難であり当科に紹介された.CTにて,PICCが右腋窩静で屈しその周囲に高吸収域の構造物が確認された.当科および小児科の合同カンファレンスで治療の確実性と侵襲度を検討し,外科的摘出を選択した.手術は全身麻酔下に右鎖骨下を切開し,腋窩静を露出し直視下に静閉塞部位を露出した.血管内腔には白色石膏状の構造物が充満しており,内部にカテーテル本体...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献2件

  • 音楽科教育における教材概念

    石出 和也 北海道教育大学紀要. 教育科学編 72 (2), 305-315, 2022-02

    ...これまでの音楽科授業では,様々な楽,楽器,道具,材料,現象,事実などが教材として用いられてきた。教材は〈教科指導の中核的概念〉であり,その教科の特徴的な授業構成のありようを追究することのできる概念でもある。...

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • 膝関節屈による膝下膝窩動人工血管バイパスの変形狭窄,閉塞に対し金属ステント留置を行い,再閉塞予防を行った1例

    安村 拓人, 荒田 憲一, 下石 光一郎, 福元 祥浩, 四元 剛一, 牛島 孝 日本血管外科学会雑誌 31 (1), 1-5, 2022-01-27

    ....術後造影CTにて人工血管末梢吻合部近くに残存狭窄を認め,3D解析にて膝関節屈による変形狭窄と判断し,同部位が血栓閉塞の起点と判断した.再閉塞予防のため同部位に上腕動アプローチで金属ステント留置術を行い,退院した.術後1年経過したが,バイパス人工血管の再閉塞を認めなかった.F-PBK人工血管内狭窄に対する金属ステント留置術は一般的治療ではなく,報告例も乏しいが,治療の選択肢が少ないと思われるF-PBK...

    DOI 医中誌

  • 子牛の精巣における血管過誤腫

    土佐 進, 山田 学 日本獣医師会雑誌 75 (1), e9-e13, 2022

    ...<p>出生直後より精巣の腫大を認めたホルスタイン種雄子牛から外科的に摘出された精巣を病理学的に検索した.精巣は組織学的に線維性結合組織の増生を伴った大小不同の筋型動,小動,細動の増殖病変により置換されており,精巣固有の構造はわずかに精細管が認められるのみであった.血管周囲の線維性結合組織と筋型動の血管内皮下にはエオジンの染色性の乏しい星状から紡錘形の細胞による膠様結合組織が増生していた.トルイジンブルー...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献8件

  • 特発性頚部内頚動解離に起因した頭蓋内主幹動閉塞に対する血行再建術の1例

    大前 智也, 柳澤 俊晴 脳血管内治療 7 (2), 75-83, 2022

    ...【症例】74歳男性,突然発症の右片麻痺,運動性失語で搬送された.MRIで左内頚動急性閉塞と診断され,経静的血栓溶解療法に続き,血管内治療を行った.術中撮影で解離腔が描出され,頚部内頚動解離と診断し,その遠位には高度屈を認めた.血栓回収術で頭蓋内内頚動を再開通させ,引き続き造影遅延を呈した解離部高度狭窄にステント留置術を行った.屈部に解離または血栓が疑われた.慢性期の造影CTで屈部には解離...

    DOI Web Site 医中誌

  • ドキソルビシン心毒性に対するコルヒチンの効果

    坪田 圭介, 西中 諒, 植田 真一郎, 松下武藤 明子 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 43 (0), 1-C-O01-2-, 2022

    ...<p>【背景と目的】</p><p>高い細胞殺傷性があることから抗がん薬として頻用されるドキソルビシン(Dox)は、心毒性による心不全発症や治療中断の問題がある.細胞の増殖や骨格変化を制御する小分子量Gタンパク質RhoA, Rac1の心臓における活性化は、心不全に関連し、Dox心毒性の機序の一つとして考えられる.以前より我々はコルヒチンの、動硬化やCOVID-19重症化などの炎症性疾患に対する効果を...

    DOI 医中誌

  • ドナー・レシピエントのサイズミスマッチが膵臓移植に与える影響

    加来 啓三, 岡部 安博, 久保 進祐, 佐藤 優, 目井 孝典, 野口 浩司, 中村 雅史 移植 57 (Supplement), s295_3-s295_3, 2022

    ...血栓形成に関わる要因の一つである「血流の停滞」を膵臓移植において考えると、グラフトおよびグラフト門の圧迫、屈等による物理的要因が考えられる。今回、この物理的要因がドナー・レシピエント(D/R)のサイズミスマッチに起因し、グラフト予後に関与するとの仮説を立てた。</p><p>【対象と方法】2001年から2020年12月までの本邦膵臓移植登録データ438例を対象とした。...

    DOI 医中誌

  • 四万十帯伊田層に見られる混在岩のダイアピル状の構造と成因

    岩見 丞, 坂口 有人 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 243-, 2022

    ...これまで、露頭スケールの観察から海底地滑りによるスランプ褶と剪断変形で形成されたという議論もある(岡田ほか,1988)。しかし、伊田層の混在岩相には、泥の注入や水圧破砕などの高間隙水圧を示唆する変形構造も頻繁にみられる。また、混在岩相全体の分布や、周辺層との関係もよくわかっていない。...

    DOI

  • 東北日本の中・古生界石灰岩体に記録された古応力

    野口 咲紀, 今井 宏太朗, 西川 治 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 52-, 2022

    ...</p><p> 各試料の方解石双晶データから検出された応力の多くは,N-S~E-W方向水平にσ₁,N-S~NE-SW方向鉛直にσ₃が配置され,0~0.6(軸性圧縮~3軸応力状態)の応力比を持つ.阿武隈地域の主要な応力クラスターには応力比が大きいものもあり,南北引張の応力が検出された.北部北上帯および南部北上帯の石灰岩には褶によって折りたたまれた層理面やスレートへき開などの面構造が発達する.検出された...

    DOI

  • 立山火山五色ヶ原におけるモレーン状地形の成因に関する再検討

    徳本 直生, 苅谷 愛彦 日本地理学会発表要旨集 2022s (0), 117-, 2022

    ...</p><p>【結果】モレーン状地形は,細長く直線に近い堤防状地形(lv),楕円形のマウンド状地形(md),環状に湾するループ状地形(md)の3つの形態の微高地からなることがわかった.lv は比高0.5-2 m,長さ数mから約150 m,幅2-10 mであり,長軸の走向は台地の一般最大傾斜方向とほぼ一致する.md は比高最大5 m,長径数mから40 mである.lp は比高数m,幅数mから20 mであり...

    DOI

  • 対話型連歌システムにおける文を考慮した句の返答手法の検討

    西村 純, 若林 啓, 綿抜 豊昭 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2022 (0), 4Yin234-4Yin234, 2022

    ...句の掛け合いから作品を作るという性質上、文を考慮して返答句を提示する必要がある。提案手法では、国際日本文化研究センターが公開している連歌連想語彙データを用いて各生成句に対してスコアリングすることで、文を考慮した返答句の選択を行う。...

    DOI

  • 脾弯部結腸癌に対する空腸外側からの背側授動先行アプローチによる定型化手技

    永吉 絹子, 三渕 晴香, 渡邊 歓, 久野 恭子, 田村 公二, 佐田 政史, 水内 祐介, 永井 俊太郎, 中村 雅史 日本大腸肛門病学会雑誌 75 (8), 379-386, 2022

    ...【結果】横行結腸主座の腫瘍は主流入血管が多岐にわたっていた(中結腸動左枝のみ;26.3%,左結腸動(LCA)のみ;15.8%,2本以上;54.1%).下行結腸主座の腫瘍では69.2%がLCA単独で栄養されていた.定型化後は手術時間が有意に短縮していた(277分vs. 345分,P=0.03).術後合併症に差はなかった....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献28件

  • DVT診断に至適な下肢静エコー断面像の自動識別

    中山 裕介, 田村 愛, 近藤 世範, 佐藤 充, 岡本 昌士, 皆川 靖子, 内山 美枝子 生体医工学 Annual60 (Abstract), 201_1-201_1, 2022

    ...各画像に静が「明瞭抽出」、「非抽出」、「不明瞭抽出」の3つに目視で分類し教師データとした。全対象画像を7:3の割合で訓練データとテストデータに分割した。そして、ImageNetを事前学習済みのResNet101に入力し訓練・分類を行った。性能評価指標として、Accuracy(ACC)とROC線下面積(AUC)を用いた。...

    DOI

  • 総頚動近位部瘤に対してステント併用コイル塞栓術を施行した1例

    久司 一貴, 佐藤 慎祐, 田中 優貴子, 望月 達城, 石川 友美, 島 彰吾, 石塚 健太郎, 劉 美憬, 井上 龍也, 岡田 芳和, 新見 康成 脳血管内治療 7 (3), 144-150, 2022

    ...【症例】74歳女性.最大19 mmの左総頚動瘤に対して,stent併用コイル塞栓術を施行した.動瘤は左総頚動近位部で,大動からの分岐角が急峻で,近位の屈を伴っていた.8F EBUカテーテルを左総頚動起始部に留置し,6Fカテーテルも併用してカテーテル安定を図った.Carotid Guardwire PSのバルーンを外頚動で拡張させ,anchoringした状態で,動瘤内に5F Envoy...

    DOI Web Site 医中誌

  • 足柄層群中の安山岩群から復元される伊豆弧衝突帯の古応力方向

    竹山 翔悟, 高木 秀雄 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 237-, 2022

    ...の西翼部にあたる.ただし岩の貫入と背斜構造形成の前後関係が明らかになっていないことから,(1) 褶形成後に貫入した場合 (つまり現姿勢での解析) と (2) 貫入後に褶した場合 (褶で受けた傾動を補正したデータでの解析) の両方を想定した....

    DOI

  • 深部スロー地震が発生する地質環境: 三波川変成帯の例

    小山 雪乃丞, ウォリス サイモン, 永冶 方敬 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 27-, 2022

    ...一方で低温低圧領域の面構造にはマイクロリソン部に褶した古い面構造が見られ、微細褶構造の特徴を示す。また様々なスケールの褶も普遍的に確認できた。...

    DOI

  • ハワイの戦争捕虜収容所における沖縄文化の継承と創造

    秋山 かおり 島嶼地域科学 3 (0), 39-58, 2022

    ...しかしハワイの捕虜収容所でみられた沖縄文化は,沖縄の民間人収容所のなかの文化復興という文の影に見過ごされてきた。沖縄戦の体験を語る楽のなかのポピュラーなものの影や,「戦後に復興した沖縄芝居」との認識が,「ハワイ捕虜」の文化活動を十分検討させてこなかったからである。...

    DOI

  • 恒久式ペースメーカ植込み術後に上肢機能障害を呈した一症例

    玉置 友春, 浜岡 秀明, 伊賀崎 央, 川下 京太, 押川 達郎, 清水 さや華, 柴田 陽三, 伊崎 輝昌 九州理学療法士学術大会誌 2022 (0), 134-134, 2022

    ...X 年7 月に労作時の息切れに対する精査を行い、ホルター心電図において息切れ時に36回/ 分の洞性徐を認めた。同年10 月にはふらつきを自覚し、翌年2 月に労作時の息切れ増悪のため、再度ホルター心電図を施行され、夜間の発作性心房細動と最大4.1 秒の洞停止の所見があり、胸郭外鎖骨下静穿刺法によるPMI を施行された。...

    DOI

  • 大動弁狭窄症に対する大動弁置換術術後に6分間歩行が可能となるまでの日数に影響する因子の検討

    宮川 幸大, 藤江 亮太, 瀧口 裕斗, 新井 善雄, 長澤 淳, 大野 暢久, 吉村 有示, 渡邊 雄介, 愛甲 純也, 石丸 智之, 大野 太輔, 甲斐 辰徳, 吉川 和也, 大井 拓帆, 加藤 正和 九州理学療法士学術大会誌 2022 (0), 20-20, 2022

    ...<p>【目的】</p><p>先行研究にて、大動弁狭窄症(AS)に対する待機的大動弁置換術(SAVR)術後の転帰(自宅退院、転院)に影響する術後因子として6分間歩行が可能となるまでの日数が認められ、receiver operating characteristic(ROC 線)にて術後8 日以上日数を要した場合に転院となる傾向を認めた。...

    DOI

  • 急性腎障害発症が及ぼすSOX療法の予後への影響

    田中 拓実, 河渕 真治, 伊藤 由佳子, 栄田 敏之 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 43 (0), 1-C-O02-1-, 2022

    ...その後、腎動静を30または60分間クランプを用いて虚血再灌流を行い、腎障害モデルラットを作製した。KDIGO診療ガイドラインによるAKI診断基準と病期分類に従って腎障害モデルラットをStage1から3に分類した。対照群および腎障害群(Stage1-3)に、S-1(テガフール:2 mg/kg)を経口、L-OHP(5 mg/kg)を急速静内投与し、所定の時間に血液、尿サンプルを採取した。...

    DOI 医中誌

  • 四国西部の中央構造線沿いの右ずれ変形構造

    窪田 安打, 竹下 徹 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 360-, 2022

    ...更に中新世の酸性岩の貫入を受けていることから,古第三紀~新第三紀の間の変形であると考えられる。 以上のような中央構造線の右ずれ変位は,四国西部の中央構造線が左屈する付近に圧縮場を形成し(i.e. restraining bend),上述したN-S~NNE-SSW方向に軸を持つ褶(Kubota and Takeshita, 2008)と関連する可能性がある。...

    DOI

  • 巨摩山地桃の木亜層群の地質から制約する伊豆弧衝突開始年代

    箱守 貴, 谷 健一郎, 黒田 潤一郎, 山口 飛鳥 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 57-, 2022

    ...また石英閃緑岩質の複数の岩が褶形成後に貫入している。</p><p></p><p>湯川層に挟在する凝灰岩中のジルコンU-Pb年代の加重平均年代は23.46 ± 0.46 Maを示した。砂岩11試料のジルコンからは共通して50-2300 Maに及ぶ年代が得られ、それらの相対的な頻度分布には大きな変化は見られなかった。...

    DOI

  • 西南日本弧の前弧海盆に記録された中期中新世の応力

    安邊 啓明, 佐藤 活志 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 59-, 2022

    ...</p><p>静岡県に分布する倉真層群では229条の小断層の方位データを測定し,北東―南西方向の軸性引張応力δを検出した.小断層の方位データを段階的に傾動補正したところ,35%補正したときに最適応力に対する適合度が最も高くなった.このことから,応力δは褶形成中である16 Ma以前の応力であると考えらる....

    DOI

  • 上腕動表在化術後に上肢の屈により動損傷をきたした1例

    玉城 裕行, 江里口 雅裕, 山田 彩乃, 治村 章惠, 對馬 英雄, 鮫島 謙一, 鶴屋 和彦 日本透析医学会雑誌 55 (9), 541-545, 2022

    ...<p>症例は糖尿病性腎症を原疾患とした血液透析中の67歳男性で薬剤性の水疱性類天疱瘡に対してステロイド内服が2 年間継続されていた.右腕でスチール症候群を発症したため,左上腕動表在化術を施行した.術後16 日目に肘関節を屈した際に,動から拍動性出血を認めた.初回穿刺前にもかかわらず動損傷を認め,縫合修復した.しかし,その後3 日目に腕を屈させた際に再度の動性出血をおこし,出血点を確認したところ...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献6件

  • 筋萎縮性側索硬化症治療薬エダラボン経口製剤の薬物動態に対する食事の影響評価

    川口 敦弘, 清水 秀俊 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 43 (0), 1-C-P-024-, 2022

    ...<p>【目的】エダラボンは筋萎縮性側索硬化症(ALS)の治療に静注製剤として用いられている.反復静内投与による患者・医療従事者・介護者の負担を軽減するためエダラボンの経口懸濁液が開発されており,経口懸濁液では静注製剤と血漿中曝露が同程度であることが確認されている.経口投与では薬物動態に対する食事の影響の評価が必要であるため,本研究では,経口投与後のエダラボンの薬物動態に及ぼす食事の影響を評価し,食事...

    DOI 医中誌

  • 高知県室戸半島に露出する古第三系室戸層に見られる乱堆積層

    松元 日向子, 藤内 智士 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 63-, 2022

    ...する室戸層は,全層厚が約230 mで全体として北東-南西走向で60度以上の高角度に北西傾斜して北西上位であった.この範囲の地層を主に砂岩と泥岩の割合と変形の程度にもとづいて8つの岩相に分類した.そして,岩相のいくつかが,主に基底部に砂質泥岩層,下位に乱堆積層,上位に砕屑注入岩の発達を特徴とする一定の累重関係(シーケンス)を示すことを明らかにした.さらに,シーケンスの上位や下位で重なる砂岩層は,鉱物が...

    DOI

  • タイストール連続繋留に伴うストレス反応の推移

    黄 宸佑, 矢用 健一 動物の行動と管理学会誌 57 (4), 127-136, 2021-12-25

    ...なお、毎日15:30に頸静から採血し、血漿中コルチゾール濃度を測定した。行動時間割合は、preと比べ、タイストールでは首をげて頭部を体側に乗せる睡眠姿勢が少なかった(<i>P</i> < 0.05)。...

    DOI Web Site

  • 内頸静経由で留置された植込み型中心静ポートカテーテル断裂による右室穿孔

    橋本 亘, 東 理人, 比嘉 聡, 川上 浩司, 加藤 航司, 小野 武 日本血管外科学会雑誌 30 (6), 381-384, 2021-12-24

    ...緊急開胸手術とした.手術所見では右室に穿孔部位があり縫合修復した.本症例に於けるCVC断裂リスクは(1)CVCの変点の角度が小さい,(2)鎖骨から変点までの距離が長い,(3)シリコン製,が考えられた.断裂したCVC断片はインターベンション(CI)での回収が一般的であるが,本症例では心穿孔・心タンポナーデを発症しており手術で心穿孔部の修復とCVC回収を行った....

    DOI 医中誌

  • 全身転移巣が全て胆管細胞癌成分のみで構成されていた混合型肝癌の一剖検例

    後藤, 聖樹, 菊地, 智樹, 師, 妃春, 竹内, 正喜, 金丸, 紘弓, 知野, 麻依, 長尾, 一弥, 相馬, 学, 阿部, 真美, 長谷部, 千登美, 小幡, 雅彦 旭川赤十字病院医学雑誌 33 39-42, 2021-11

    混合型肝癌(combined hepatocerllular-colangiocarcinoma、cHCC-CCA)は同一腫瘍内に肝細胞癌(hepatocerllular carcinoma、HCC)と肝内胆管癌(colangiocarcinoma、CCA)へ明瞭に分化した両成分が混在する稀な肝原発悪性腫瘍である。今回我々は、全身転移巣が胆管細胞癌成分のみで構成されていた混合型肝癌の剖検例を経験…

    機関リポジトリ 医中誌

  • 遅発性に下行結腸狭窄となった孤立性下腸間膜動解離の1例

    西尾 梨沙, 田邊 太郎, 藤本 崇司, 山口 恵実, 中田 拓也, 岡田 大介, 古川 聡美, 岡本 欣也, 山名 哲郎 日本消化器外科学会雑誌 54 (10), 721-727, 2021-10-01

    ...絶食・補液などの治療を受けたが,下痢が続くため第50病日に当院へ転院となった.腹部造影CTにて下腸間膜動の近位部に解離を認め,注腸で横行結腸脾彎部からS状結腸下行結腸移行部に高度の狭窄を認めた.下部消化管内視鏡検査ではS状結腸下行結腸移行部に高度狭窄を認め内視鏡は通過しなかった.下腸間膜動解離による遅発性の下行結腸狭窄の診断で腹腔鏡補助下左側結腸切除術と下腸間膜動結紮術を施行し,術後経過は良好...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献5件

  • 最新CT技術の臨床応用 ─超高精細CTとスペクトラルCTの臨床的有用性─

    町田 治彦, 西川 真木子, 苅安 俊哉, 安達 卓哉, 清水 裕太, 新井 隆弘, 福島 啓太, 山村 亘, 小柳 正道, 志賀 久恵, 大原 有紗, 五明 美穂, 横山 健一 杏林医学会雑誌 52 (3), 123-132, 2021-09-29

    ...また,スペクトラル線により通常CTを超える物質弁別が可能である。造影CTのヨード強調画像は組織灌流の評価,嚢胞と充実性腫瘍の鑑別などに有用である。心筋遅延造影CTでは心筋梗塞や線維化の検出能が改善し,不整起源の同定,心筋症の鑑別診断などに有用である。ヨード抑制画像は真の単純CTの代用となりうる。仮想カルシウム除去画像はMRIのように骨髄浮腫などを鋭敏に検出できる。...

    DOI 医中誌

  • 高度肥満症例における気管切開術の経験

    田所 宏章, 福田 裕次郎, 三宅 宏徳, 原 浩貴 日本気管食道科学会会報 72 (4), 217-222, 2021-08-10

    ...また気管内肉芽形成や腕頭動気管瘻といった合併症に関しても高位に気切孔を開窓する工夫や屈可能なラセン入りカニューレ(アジャストフィット<sup>®</sup>)を用いることで予防することができた。</p>...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献10件

  • 血管型Ehlers-Danlos症候群患者の下部消化管穿孔に対して保存的加療が奏効した1例

    水野 翔大, 清島 亮, 岡林 剛史, 鶴田 雅士, 茂田 浩平, 北川 雄光 日本消化器外科学会雑誌 54 (8), 556-562, 2021-08-01

    ...<p>症例は24歳の女性で,左側腹部痛を主訴に救急外来を受診した.両側内頸動解離,両側椎骨動解離の既往があり,受診8か月前に血管型Ehlers-Danlos症候群(Ehlers-Danlos syndrome;以下,EDSと略記)と診断されていた.受診時の腹部造影CTで結腸脾彎部の腸管壁内気腫および近傍の腹腔内にfree airを認め,下部消化管穿孔が疑われた.圧痛部位が限局しており汎発性腹膜炎...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献21件

  • 黒毛和種における安定セシウム単回投与後の体内動態

    島岡 千晶, 柿崎 竹彦, 和田 成一, 田中 良典, 阿部 剛, 夏堀 雅宏 RADIOISOTOPES 70 (4), 261-270, 2021-07-15

    ...<p>黒毛和種(<i>n</i>=20)に塩化セシウム(<sup>133</sup>CsCl: 20 mg/kg)水溶液を静内投与群および経口投与群にそれぞれ投与し安定セシウム(SCs)の薬物動態学的(PK)パラメータを明らかにした。投与前から投与後最長182日までの生体試料中SCsはICP-MSで測定した。各群より得られたPKパラメータ(mean±sd)は以下の通り。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献14件

  • 急性 A 型大動解離術後に人工血管高度屈による溶血性貧血をきたした1例

    守内 大樹, 鷲山 直己, 大箸 裕子, 津田 和政, 高橋 大輔, 山下 克司, 椎谷 紀彦 日本心臓血管外科学会雑誌 50 (4), 287-290, 2021-07-15

    ...検査で同部位圧較差は60 mmHgであった.屈解除と遺残偽腔の血栓閉塞を期待して,再上行大動置換術+全弓部置換術+frozen elephant trunk手術を施行した.術後経過は良好で溶血は消失した.人工血管の高度屈は溶血の原因となり得るため注意が必要である....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献9件

  • 急性大動解離に対する弓部大動置換術および二期的 TEVAR 後の溶血性貧血の1例

    齋藤 直毅, 西田 聡, 西田 佑児 日本心臓血管外科学会雑誌 50 (3), 197-200, 2021-05-15

    ...<p>50代男性.急性A型大動解離を発症し他院で緊急手術を受けた.エントリーが下行大動に存在する逆行性解離であったため,まずGelweave Lupiaeを用いた弓部大動全置換術が行われ,その2カ月後にTEVARによるエントリー閉鎖が行われた.早期に退院となったが,退院5日後に突然の心窩部痛を自覚した.再解離は認めなかったものの,胸骨右縁第2肋間で収縮期雑音を聴取し,Hb 6.7 g/dlと著明...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献6件

  • 日本と中国の梁燕

    丹羽, 博之 大手前大学論集 20 1-13, 2021-03-31

    ...この詩は、『菅家後集』にも、「無酒無琴何物足、紫燕之雛黄雀児」(「詠楽天北窓三友詩」477)にも利用されており、中世においても、謡などでは、「焼け野の雉」「夜の鶴」と並んで子を愛する親の愛の譬えとしてよく引かれる。更に漢詩にも   燕吟午静小窓間辛苦営巣幾往還   対主喃喃説何事去年人易去年顔『翰林五鳳集』(巻三) 煕春 と詠まれている。これら日本の燕のイメージは二十世紀まで脈々とうけつがれた。...

    機関リポジトリ

  • G. アドラーの音楽史構想における「楽派」概念についての小考

    朝山, 奈津子 弘前大学教育学部紀要 125 69-75, 2021-03-31

    ...重要な文に登場するにも拘わらず、いずれの書物にも明確な定義がなく、時には「様式」とほとんど同じ意味で用いられている。そこで本研究において、2つの著作の中でこの語が現れるすべての文を精査した結果、「楽派」が特に土地の様式を柔軟に論じるための属性の一つであること、あるいはまた、作家個人の様式を総括した、いわば「総合的な人格」を意味することが明らかになった。...

    機関リポジトリ HANDLE

  • ヴィンコ・グロボカール小伝 : 1934年から1970年代まで

    坂本 光太 音楽研究 : 大学院研究年報 = Ongaku Kenkyu : Journal of Graduate School, Kunitachi College of Music 33 139-154, 2021-03-31

    ...第一パリ時代(1955-1964):ジャズ、クラシック、スタジオ、キャバレー、そして前衛音楽」では、再びフランスに向かったグロボカールが、パリでクラシック、スタジオ、キャバレーなどで演奏の幅を広げ、人とスキルを拡充する中でさらには前衛音楽に接近し、その演奏と作を開始するまでを、「4....

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • 右後大脳動領域出血性梗塞後に視覚保続・変形視・運動視異常を呈した1例

    千葉 朋子, 佐藤 睦子, 佐藤 伊久生 神経心理学 37 (1), 29-38, 2021-03-25

    ...<p>症例は69歳の右利き男性.右後大脳動領域梗塞後に,左同名半盲と視覚保続・変形視・運動視異常を呈した.本例の視覚保続は,視覚対象から目をそらした後も左視野に数秒間見え続け,2週にわたり間欠的に生じた.変形視は,左視野で見た文字が実際よりも大きく見えることが1度あり,片側大視症であると思われた.また,正面から歩いてくる人が,本例から見て左にがる際に実際よりも速く動いて見えることが数回あり,時間加速現象...

    DOI 医中誌

  • 大動スイッチ術後の高度左肺動狭窄に大口径自己拡張型ステントが有用であった1例

    小柳 喬幸, 今村 知彦, 長田 洋資, 連 翔太, 戸田 紘一, 小島 拓朗, 葭葉 茂樹, 小林 俊樹, 住友 直方 Journal of JPIC 5 (2), 30-33, 2021-03-25

    ...完全大血管転位症(Transposition of the Great Arteries; TGA)におけるLeCompte手技を用いた大動スイッチ術後の左肺動分岐部狭窄は,最も遭遇する術後合併症の1つである.従来このような肺動分岐部狭窄に対するステント留置術にはバルン拡張型ステントが用いられてきたが,その有用性が認められる一方で,背側に位置する大動により伸展されかつ彎した狭窄病変に対する...

    DOI

  • 喀血で発症した原発性気管支動蔓状血管腫の1例

    大橋 洋介, 須甲 憲明, 服部 健史, 網島 優, 小倉 滋明, 山本 宏司, 井上 玲, 大坂 喜彦, 岡田 宏美, 松野 吉宏 気管支学 43 (1), 60-65, 2021-01-25

    ...</b>77歳男性.起床後に大量喀血し入院となった.気管支鏡検査で右B<sup>2</sup>より出血を認めた.気管支動造影検査では右気管支動上葉枝は屈・蛇行し,周囲の血管増生を伴っていたため,気管支動塞栓術(bronchial artery embolization:BAE)を施行した.しかしBAE施行後も再度血痰が出現したため,気管支鏡検査を再度行い,右B<sup>2</sup>入口部に...

    DOI 医中誌

  • 臨床薬理学の知識を臨床で実践する際に直面した課題

    竹内 正宣 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 42 (0), 1-S04-4-, 2021

    ...エビデンスの収集は大きな課題であることを再認識した.その後臨床現場に戻り,臨床薬理学の知識をもとに,より精度の高い診療を行うことを心がけてきたが,薬剤の適応外使用の判断や保険適応外の検査などが障壁となり,実践することに労力を必要とした.症例を提示し,解決策について議論する.1.造血幹細胞移植の前処置に使用するブスルファン(BU)は,症例ごとの体内動態の差が大きいことが報告されている.BUの血中濃度時間線下面積...

    DOI 医中誌

  • COVID-19 による急性呼吸不全に対し体位呼吸療法を実施した症例について

    白木 剛志 九州理学療法士学術大会誌 2021 (0), 92-92, 2021

    ...酸素化の評価はP/F 比を用いたが,動血液ガス検査は実施されなかったため酸素解離線からPaO2 を予測して計算した.NHF FiO2 70% にてSpO2 92%,P/F 比は97 であり重度の呼吸不全状態であると判断し,前傾側臥位での管理を開始した.実施直後SpO2 99%と即時効果あり.呼吸音や呼吸運動の変化はないが自己喀痰が可能となり呼吸苦も軽減した.病棟スタッフと協議し, 仰臥位を禁止し...

    DOI

  • 中央構造線・桜樹屈部の三波川変成岩の地質構造

    崎 海斗, 遠藤 俊祐 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 227-, 2021

    ...でも東西で,上盤西ずれの剪断センスを示す.また,石鎚層群の流紋岩と火山角礫岩(砕屑岩を含む)が三波川変成岩(大生院層)と和泉層群にまたがって分布し,これらは北落ち正断層に切られている....

    DOI

  • 空置結腸が壊死型虚血性大腸炎により穿孔した1例

    西尾 梨沙, 本間 祐子, 田邊 太郎, 藤本 崇司, 山口 恵実, 中田 拓也, 岡田 大介, 古川 聡美, 岡本 欣也, 山名 哲郎 日本大腸肛門病学会雑誌 74 (6), 374-378, 2021

    ...,下行結腸脾弯部からS状結腸にかけての壊死型虚血性大腸炎と診断し全結腸切除術を施行した.術後,敗血症,急性腎不全,残存直腸縫合不全など多彩な合併症を認めたが,エンドトキシン吸着療法や持続血液透析濾過療法などの集学的治療を行い,術後53日目軽快退院となった....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献5件

  • 個人の重要な意思決定を助ける批判可能なシステムの実現に向けて

    中尾 悠里 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2021 (0), 4H1GS11b03-4H1GS11b03, 2021

    ...就職先の決定や大学での進路決定など、将来の進路に関わる重要な意思決定において、ユーザーの知覚の偏りは、技術が人の可能性を捻じげてしまう点で倫理的に致命的な問題である。しかし、個人にとって重要な意思決定を的確に支援するための具体的な方法はいまだ提示されていない。...

    DOI

  • 血圧の長期調節機構

    勝田 新一郎 動物の循環器 54 (1), 1-14, 2021

    ...Guytonらは摂取した塩類と水を腎臓がどのように排泄できるかを示すために,圧–利尿線の概念が構築された。腎臓の異常による圧–利尿線が高圧域へシフトした場合,または塩類と水を過剰摂取した場合はそれらを排泄するために高い圧が必要となり,血圧が上昇する。圧利尿が起きると血圧は元のレベルに戻る。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件

  • 異なる感覚モダリティにおける快刺激に対する生体反応の調査

    山下 政司, 伊藤 佳卓, 相川 武司, 横山 徹, 北間 正崇 生体医工学 Annual59 (Abstract), 422-422, 2021

    ...計測生理量は心電図、連続血圧、サーミスタ呼吸波、指尖光電波である。各刺激に対する質問紙結果は、対照に対して全ての刺激で快スコアが高く有意であった。生体反応としては、収縮期・拡張期血圧、圧ともに音刺激だけが有意に高くなった。心拍率および呼吸波振幅では味刺激のみが有意に高かった。波に違いはなかった。動波成分を用いた生理パラメータを試したところ、対照刺激に対して全ての感覚刺激で有意に高くなった。...

    DOI

  • 乳糜腹水を認めた中腸軸捻を伴った腸回転異常症の1例

    東本 昌之, 南 康多, 衣裴 勝彦, 小倉 修 日本臨床外科学会雑誌 82 (5), 896-900, 2021

    ...した.術中所見では,白濁した腹水を認め,乳糜腹水と診断した.腸管の捻転を認めたが腸管壊死は認めなかった.開腹すると,腸間膜の癒着のため上腸間膜動基部が狭くなっており,癒着を剥離して捻転を解除.腸管の固定はせず,腸管切除することなく,虫垂切除をして手術を終了した.術後麻痺性イレウスを合併するも,術後第19病日に退院となる....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献6件

  • ピアノレッスンにおいて指導の焦点となる演奏音への指さし

    山本 敦, 門田 圭祐, 牧野 遼作, 古山 宣洋 質的心理学研究 20 (Special), S132-S139, 2021

    ...本稿ではピアノレッ スンで観察された指導の焦点を指し示す演奏音へのポインティングが,その不可視性への対処と楽上の位置お よび表現上の特徴の特定という困難をいかに解決しているかを分析した。分析の観点として,相互行為分析の中 でもグッドウィンの文的統合態概念を用い,記号論的領野間の相互関係を分析した。...

    DOI

  • 5万分の1地質図幅「和気」地域(岡山県南東部)の地質概要

    佐藤 大介, 脇田 浩二, 宮地 良典 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 237-, 2021

    ...チャートを伴い,剥離性が強く発達している泥質混在岩からなる混在相が主体で,砂岩泥岩互層や塊状砂岩からなる整然相を伴う.江尻ユニットは,砂岩泥岩互層や塊状砂岩からなる整然相が主体で,泥質混在岩を僅かに伴うが,チャートは挟在しない.砂岩はしばしば緑がかった灰色を特徴的に呈する.虫明ユニットは,剥離性が発達していない泥質混在岩からなる混在相が主体で,砂岩泥岩互層や塊状砂岩からなる整然相を伴う.スランプ褶などの...

    DOI

  • 高知県四万十帯興津メランジュで発見された沈み込みプレート境界断層

    向江 知也, 坂口 有人 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 011-, 2021

    ...</p><p> Ultra cataclasite zoneは石英や方解石を多く産する強変形帯であり、ウルトラカタクレーサイトに含まれる岩片は円形~亜円形で0.1mm未満の粒径であり,断層摩擦により細粒化したものと考えられる.また緑泥石や沸石などの低温鉱物を多く含み,これは断層沿いの流体による変質作用によるものと考えられる.SEM-EDS観察の結果,外形が湾した石英粒子が確認された.これは石英...

    DOI

  • 島弧会合部,天草地域の始新世~中新世テクトニクス

    牛丸 健太郎, 山路 敦 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 090-, 2021

    ...</p><p></p><p>天草の始新統はNEトレンドの褶をなし,また,NEトレンドとNWトレンドの断層群に切られている(高井ほか, 1997; 斎藤ほか, 2010).今回の調査の結果,NE系とNW系のものはいずれも正断層であることが確認できた.また,前者が古く,後者が新しいことがわかった.さらにまた,NW系の断層は,褶の両翼で姿勢や変位方向に系統的な違いが見られないことから,褶後にできたものと...

    DOI

  • 企画展「雪が織りなす物語」

    鈴木 啓助 市立大町山岳博物館研究紀要 6 (0), 29-40, 2021

    ...日本は比較的低緯度で標高が低いにもかかわらず、大量の雪が降るのは、シベリア高気圧、チベット・ヒマラヤ山塊、暖流の日本海、そして脊梁山の絶妙な地理的配置の賜なのです。脊梁山に降る雪は「白いダム」と呼ばれ、水資源としての貴重な役割を担っています。さらには、大量の降雪が雪渓や氷河の涵養源となっています。しかし、一方では、大雪による災害を引き起こすこともあります。...

    DOI Web Site

  • O9-5 重度左片麻痺患者に対して高座位のアプローチを実施した症例

    野田 ゆかり, 本島 直之, 武藤 夏美 関東甲信越ブロック理学療法士学会 40 (0), 55-, 2021

    ...<p>【目的】脳卒中片麻痺の理学療法において,立位や歩行が困難な重度の麻痺を呈した患者に対する報告は少なく,その治療法が確立されていない.今回,右中大脳動領域脳梗塞により重度左片麻痺を呈した症例に対して,臨床的体幹機能検査(以下:FACT,奥田ら,2006)の動的端坐位保持能力に着目し,高座位を利用したリハビリテーションの効果を検討した....

    DOI

  • 7テスラMRI上にチタン合金製動瘤クリップが作る磁気アーチファクトの定量

    筒井 章太, 松田  豪, 武田 航太, 佐々木 真理, 藤本 健太郎, 柳原  晋, 幸治 孝裕, 久保 慶高, 小笠原 邦昭 岩手医学雑誌 73 (5), 215-226, 2021

    ...脳動瘤をもつ症例では,開頭クリッピング後にしばしばMRIを撮像する.本研究の目的は,7T MRI上種々の形状のチタン合金製動瘤クリップが作る磁気アーチファクトの大きさを種々の撮像法で定量することであった.短い,長い,まっすぐ,がりあるいは有窓の組み合わせからなる5つの異なる形状の動瘤クリップを植物オイルで満たしたファントムに入れ,5つの異なる撮像法で撮像した.アーチファクトを含むピクセルあるいは...

    DOI Web Site 医中誌

  • 小腸内視鏡による積極的な病変検索が有用であった多発小腸動静奇形の1例

    吉野 祐貴, 遠藤 克哉, 金 諒, 佐藤 格, 山家 研一郎, 佐藤 倫紀, 福士 大介, 三浦 智也, 村上 一宏, 佐藤 賢一 日本小腸学会学術集会プログラム・抄録集 5 (0), 5_66_2-5_66_2, 2021

    ...摘出した回腸隆起性病変の粘膜下層には、病理学的に褶したやや大型の動・静の密在、動間の連続性が確認され、腸管動静奇形 (AVM) と診断した。術後経過は良好で、約1ヶ月後に他病変検索目的に行った小腸カプセル内視鏡検査で、空腸にSMT様隆起性病変をみとめた。...

    DOI 医中誌

  • 脳血管内治療用カテーテルの形状デザインアプリケーションの開発(第3報)

    野秋 匡平, 永野 佳孝, 宮地 茂, 泉 孝嗣, 大島 共貴 日本デザイン学会研究発表大会概要集 68 (0), 236-, 2021

    ...<p>脳動瘤へのコイル塞栓において、上手にコイルを挿入するために、カテーテル先端の形状をデザインすることがある。これをシェイピングと呼んでいる。このシェイピングには3次元形状や変形率をイメージしながら行っている。我々の先行研究では,3次元操作の適したforce-feedback デバイスを使ったシェイピング支援アプリケーションを開発した。...

    DOI

  • 3D CTCとCT-AVが結腸温存に有用であった同時性6多発大腸癌の1例

    原田 龍之助, 虫明 寛行, 瀬上 顕貴, 稲垣 大輔, 福島 忠男, 中山 崇, 益田 宗孝 日本臨床外科学会雑誌 82 (9), 1721-1726, 2021

    ...<p>症例は51歳,男性.陳旧性脳梗塞・陳旧性心筋梗塞の既往があり,抗血栓薬を2剤内服中.血便精査のため施行した下部消化管内視鏡検査にて,上行結腸・横行結腸・S状結腸・直腸に多発する腫瘤性病変を認めた.結腸亜全摘も検討されたが,3D CT-colonographyとCT-arterio-venography(CTC-AV)にて,下腸間膜動静,左結腸動と下行結腸を温存可能と判断し,腹腔鏡下に拡大結腸右半切除...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献12件

  • 咽頭違和感を契機に発見された頸動Dolichoectasia症例

    嘉陽 祐紀, 真栄田 裕行, 鈴木 幹男 口腔・咽頭科 34 (1), 97-101, 2021

    ...<br>症例報告:症例1は72歳の女性.視触診およびCT画像所見から,右頸部痛および咽頭違和感は右総頸動および右内頸動の咽頭側への蛇行・屈によるものと推察された.症例2は68歳の女性.喉頭内視鏡およびCT画像より咽頭の圧迫感は右総頸動が蛇行し,中咽頭腔内へ突出しているのが原因と推察された.<br>まとめ:頭頸部における血管異常の一病態として耳鼻咽喉科医として認識しておく必要がある....

    DOI 医中誌

  • 腹腔鏡下結腸切除を行った分節性動中膜融解症による左結腸動瘤の1例

    秋山 信助, 小澤 真由美, 中川 和也, 渡邉 純, 石部 敦士, 日比谷 孝志, 遠藤 格 日本臨床外科学会雑誌 82 (12), 2246-2251, 2021

    ...めた.腸管虚血の可能性が高いことから動塞栓(transcatheter arterial embolization;以下,TAE)は施行せず,準緊急手術を行う方針とした.術中所見では腹腔内出血を認め,脾彎近傍では腸間膜,後腹膜に広範に血腫を認めた.腹腔鏡下に脾彎の授動を行い,腸間膜内血腫のため小開腹創から切除範囲を決定し結腸左半切除術とした.病理診断は分節性動中膜融解症(segmental...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献5件

  • 腹腔鏡下脾彎部結腸癌切除後に発症した吻合部肛門側慢性虚血性腸炎の1例

    垣生 恭佑, 赤本 伸太郎, 小西 祐輔, 福原 哲治, 中川 和彦, 石川 亮 日本臨床外科学会雑誌 82 (2), 434-440, 2021

    ...<p>症例は61歳,男性.脾彎部横行結腸癌に対して,腹腔鏡下脾彎部結腸部分切除術,D3郭清を施行した.動系の血管処理は中結腸動左枝と左結腸動で行い,下腸間膜動は温存し,静系は下腸間膜静を処理した.最終病理は,fT3N1M0 fStage III a(大腸癌取扱い規約第8版)であった.術後補助化学療法でUFT/UZELを5コース施行した.初回手術後1年7カ月頃より,腹痛,腹部膨満,嘔気...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献8件

  • 維持血液透析患者における生命予後予測因子としての足趾上腕血圧比(Toe‒brachial pressure index)の有用性

    吉井 隼, 野地 剛史, 勝野 渉, 田村 茉央, 長谷川 美帆, 遠藤 匠, 森末 明子, 青木 敏行, 横内 到, 杉 薫, 渡邉 紳一, 西村 宗修 日本透析医学会雑誌 54 (9), 449-455, 2021

    ...では,TBIのcut off値が0.56,線下面積はTBI 0.91で予測能が最も高かった.算出されたTBIのcut off値を用いてTBI≧0.7群,0.7>TBI≧0.56群,TBI<0.56群およびZero TBI sign群に分類した結果,0.7>TBI≧0.56群の生命線はTBI≧0.7群と差がなかった.また,TBI<0.56群が0.7>TBI≧0.56群よりも有意に低く(<i>p</...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献14件

  • O6-4 大腿骨転子部骨折術後に発症した慢性心不全の急性増悪に対して早期離床プログラムを実施 した一例

    立花 祥吾, 浦田 龍之介, 梅木 伽那, 岩本 航平, 釜野 洋二郎, 増田 司, 木村 郁夫 関東甲信越ブロック理学療法士学会 40 (0), 39-, 2021

    ...</p><p>【症例紹介】慢性心不全、重症大動弁狭窄症、胸部大動瘤、心房細動を有する80 歳代の女性。ADL は介助歩行レベルであった。</p><p>【経過および結果】右大腿骨転子部骨折を受傷し、3 日後に観血的整復固定術(γ-nail)が実施された。術後翌日に胸水貯留と呼吸困難が出現し、慢性心不全の急性増悪(NYHA4 度)と診断された。...

    DOI

  • 大腿切断後の幻肢により移乗動作の獲得に難渋した一例

    岡村 莉奈 九州理学療法士学術大会誌 2021 (0), 30-30, 2021

    ...</p><p>【症例紹介】</p><p>80 歳代女性(BMI12.6).入院前は独居であり,移動は屋内伝い歩き,屋外は車椅子介助であった.X-1 日に自宅で転倒し救急搬送.右下肢慢性動閉塞症と診断され,X 日にA 病院にて短断端(断端長:27cm)での右大腿切断術が施行.X+1 日より理学療法を開始.X+27 日に当院へ転院し,X+46 日より担当となる....

    DOI

  • 2020年熊本県南部豪雨災害による岩盤崩壊について

    山崎 新太郎, 荒井 紀之, 西山 賢一, 丸谷 靖幸, 矢野 真一郎 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 154-, 2021

    ...現地の崩壊源にも砂岩と泥岩が露出していた.また,本地域の北に約100 m離れた場所に整然相地域とメランジュ地域を区分する断層があるとされる.崩壊前の地形には小谷があり.崩壊はこの小谷の谷頭部を拡大させるように発生していた.崩壊物質によって削剥されて露出した谷の北側には比較的堅硬で風化の程度の弱い泥岩,谷の南側や崩壊源には砂岩が主体の砂岩泥岩互層が認められた.砂岩は亀裂に富んでおり,亀裂を黒色の鉱物が...

    DOI

  • 中結腸動左枝を欠損し脾動起源副中結腸動を合併切除した膵体部癌の1例

    浦岡 未央, 坂元 克考, 宇都宮 健, 田村 圭, 小川 晃平, 高田 泰次 日本臨床外科学会雑誌 82 (12), 2288-2293, 2021

    ...<p>症例は71歳,男性.食欲不振の精査で動浸潤を伴う切除可能境界膵癌と診断された.腹部造影CTで上腸間膜動(superior mesenteric artery: 以下SMA)から分岐する中結腸動(middle colic artery: 以下MCA)の左枝が欠損しており,脾動(splenic artery: 以下SA)から副中結腸動(accessory middle colic artery...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献6件

  • 壁斜切開法による内シャント動静吻合法の有用性に関する臨床的検討

    三宅 範明, 宮本 忠幸, 篠藤 研司 日本透析医学会雑誌 54 (1), 9-14, 2021

    ...<p>【目的】自己血管による内シャント(以下AVF)動静吻合の際,機能的側端吻合法(従来法)では吻合部中枢側に屈を生じる例を経験する.屈防止目的で吻合部静壁を血管長軸に対し斜めに切開する方法(静斜切開法)を考案したので報告する.【方法】従来法52例,静壁斜切開法89例を対象とし一次開存率を比較検討した....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献4件

  • 脾動瘤を伴う膵仮性囊胞結腸瘻からの出血により失神をきたした1例

    宮本 和幸, 町田 健, 根岸 宏行, 中村 元保, 原野 康平, 福島 元彦 日本消化器内視鏡学会雑誌 63 (11), 2350-2355, 2021

    ...<p>症例は53歳の男性で歩行中に失神した.入院後に凝血塊を伴う血便があり,大腸内視鏡で横行結腸脾彎部に周囲に発赤を伴う径20mmの大きな粘膜下腫瘍様の隆起があった.腹部~骨盤造影CTで脾動瘤を伴う膵仮性囊胞が横行結腸を圧排していた.同日夜に,突然の腹痛と多量の血便があった.転院後のCTで腸管内への造影剤の漏出を認めたため,緊急手術が施行された.病理組織学的検査で脾動瘤を伴う膵仮性囊胞が結腸に...

    DOI

  • 言語解析ソフトウェアによる流行歌の歌詞とそこに反映される世相の分析

    平井, 健斗, 白井, 靖人 じんもんこん2020論文集 2020 209-214, 2020-12-05

    ...本稿では,機械学習の手法を用いて,1945年から2019年までの流行歌663を対象に,歌詞からその歌が発表された時期の推定を行った.歌詞の分析を行うことで,楽の発表年の推定ができうること,ジャンルの推定については,(今回調査した範囲では)その効果があまり見られなかったこと,景気拡張期間を広げるような解釈が好まれるということが確認できた.また,歌詞の中に最も多く登場した名詞“夢”の使われる文に注目...

    情報処理学会

  • 腹腔内大量出血を契機に発見されたデスモイド腫瘍の1切除例

    高木 徹, 落合 秀人, 川端 俊貴, 神藤 修, 宇野 彰晋, 松本 圭五, 鈴木 昌八 日本腹部救急医学会雑誌 40 (7), 865-868, 2020-11-30

    ...腹部USで腹腔内に大量出血を認め,CTで膵尾部と結腸脾弯の間に出血を伴う腫瘤が指摘された。脾動分枝の破綻もしくは膵尾部腫瘍からの出血と診断し,緊急開腹した。開腹時,膵尾部の4cm大の腫瘍から活動性出血を認めた。腫瘍は結腸脾弯にも強固に癒着しており,腫瘍を含め膵尾部脾切除+結腸部分切除を施行した。切除検体の病理所見では腫瘍は結腸間膜由来と考えられ,組織学的には紡錘形細胞の増殖を認めた。...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献2件

  • 時間外の循環器内科医の診療体制とST上昇型心筋梗塞の臨床転帰との関連性

    永友 克己, 丸目 恭平, 山本 展誉, 開地 亮太, 森 隆之, 小牧 聡一, 石井 正将, 日下 裕章, 戸井田 玲子, 黒木 一公, 長嶺 育弘, 坂本 憲治, 辻田 賢一 心臓 52 (11), 1264-1272, 2020-11-15

    ...</p><p> 方法:2013年から2017年の期間で当院を時間外に受診し,STEMIの診断で経皮的冠動形成術(PCI)を施行され,冠動ステントを留置された連続症例194人の検討を行った.臨床転帰は院内死亡に加え,主要心血管イベント(MACE:心血管死,非致死性心筋梗塞,非致死性脳卒中,ステント血栓症,再血行再建術,不安定狭心症による入院,心不全による再入院)とし,中央値11カ月の観察を行った....

    DOI 医中誌

  • 肩関節後方脱臼骨折術後に再脱臼をきたした1例

    親富祖 徹, 山口 浩, 呉屋 五十八, 当真 孝, 森山 朝裕, 大城 裕理, 砂川 秀之, 當銘 保則, 西田 康太郎 整形外科と災害外科 69 (3), 594-597, 2020-09-25

    ...)は屈40°,外旋-45°,内旋不可,単純X線像,CTで転位・再脱臼を認めた.初回手術後3週目で観血的脱臼整復・髄内釘を用いた骨接合を行った.術後8週間は外転装具を用いて外旋位固定し,早期より手指・肘の拘縮予防・肩甲帯リラクゼーションを行った.ROM訓練は術後4週目から行った.受傷後4カ月で復職し,受傷後20カ月で単純X線像上再脱臼なく,ROMは屈125°,外旋30°,内旋L5であった....

    DOI Web Site 被引用文献1件

  • 当院における両側同時人工膝関節置換術の臨床成績

    藤本 泰毅, 東 千夏, 比嘉 浩太郎, 翁長 正道, 松田 英敏, 石原 昌人, 仲宗根 哲, 神谷 武志, 當銘 保則, 西田 康太郎 整形外科と災害外科 69 (4), 864-866, 2020-09-25

    ...17°/102°が-2°/108°に改善した.術後の合併症は,表層感染1例,深部静血栓症2例,術後貧血1例等6例に認めた.両側同時TKAを安全に行うには年齢や合併症などを考慮しなくてはならない....

    DOI Web Site 医中誌

  • 初診時のCT・MRI検査で診断が困難であった頚椎脱臼の一例

    本川 哲比古, 宮本 俊之, 田口 憲士, 土居 満, 西野 雄一朗, 森 圭介, 神﨑 衣里, 津田 圭一, 山田 周太, 横田 和明, 尾﨑 誠 整形外科と災害外科 69 (4), 779-782, 2020-09-25

    ...【考察】頚椎評価においてCTはX線より有用で,MRIは脊髄や軟部組織の描出に優れていることが知られているが,屈損傷に伴う前方脱臼では頚椎を固定して撮影するCTやMRIで脱臼が整復されることがある.このため受傷機転や画像検査を正確に判読し,受傷後可及的早期に動態撮影で頚椎の不安定性を評価することが重要である.</p>...

    DOI Web Site 医中誌

  • 標的刺激が隠匿情報検査の生理反応に及ぼす影響

    小川 時洋, 野村 奈都, 常岡 充子 日本心理学会大会発表論文集 84 (0), PG-005-PG-005, 2020-09-08

    ...生理測度として,皮膚伝導度反応(SCR),刺激後 10-15 sの心拍数(HR),同 5-10 sの規準化波容積(NPV),刺激後 10 s間の胸部呼吸線長(RLL)を標準化して分析した。標的刺激は,分析から除外した。今回は,ROC線下面積(AUC)で評価した記憶あり条件の関連・非関連項目の識別性を報告する。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 後腹膜出血で緊急手術を施行した正中弓状靭帯症候群合併のSegmental Arterial Mediolysisの1例

    柏木 良介, 平野 直大, 佐藤 将大, 谷口 肇, 荒木 孝明, 小野 文徳 日本腹部救急医学会雑誌 40 (5), 649-652, 2020-07-31

    ...開腹すると,後腹膜の巨大な血腫とともに膵十二指腸動の複数箇所から活動性出血を認め,姑息的な止血は困難であったため膵頭十二指腸切除を施行した。病理組織検査で膵十二指腸動の中膜平滑筋内に空胞形成と動解離所見があったことからsegmental arterial mediolysis(SAM)と診断した。術後は大きな合併症なく経過し第30病日に退院し,動解離の再発などはなく経過している。...

    DOI Web Site

  • 北海道で発生したフリージアモザイク病

    堀田, 治邦 北農 87 (3), 210-212, 2020-07

    ...2006年にむかわ町のフリージアで葉に沿って淡い退緑斑や条斑を形成するモザイク症状が発生した。また,葉が湾し,生育が抑制された株も認められた。ELISA検定でインゲン黄斑モザイクウイルス(BYMV)抗血清にのみ反応が認められた。ウイルスを単離し,全身感染させたインゲンマメ罹病葉汁液を健全なフリージア(品種「ポートサル」)に接種したところ,原病徴のモザイク症状が再現された。...

    日本農学文献記事索引

  • 急性大動解離術後遠隔期に人工血管屈による溶血性貧血を来した1例

    内田 直里, 薦岡 成年, 平田 昌敬 日本血管外科学会雑誌 29 (3), 181-183, 2020-06-18

    ...<p>症例は7年前に急性大動解離で上行大動置換術を受けた58歳男性,血液検査でHb 6.9 g/dL, LDH 2684 IU/L, T-Bil 6.9 mg/dLと黄疸と伴った溶血性貧血と診断された.CTで弓部大動の解離が残存し,遠隔期に偽腔拡大することで,術直後から認められていた人工血管の屈が増していた.再手術はオープンステントグラフトを内挿して弓部全置換術を行い,人工血管の屈を解除した...

    DOI 医中誌

  • 下行大動置換術後の吻合部仮性瘤に対し血管内視鏡補助下にOpen Stent Graft法による上行弓部置換術を施行した1例

    横山 賢司, 大石 清寿, 田崎 大, 吉﨑 智也 日本血管外科学会雑誌 29 (3), 151-155, 2020-06-06

    ...<p>87歳,男性.他院にて破裂性下行大動瘤に対し下行大動置換術の施行歴があった.人工血管中枢側吻合部(遠位弓部)に仮性動瘤が形成され手術施行した.前回手術時に同吻合部の止血操作に難渋しており,正中切開での全弓部置換術は同部位の剝離に難渋することが予想された.また術前CTで人工血管は高度に屈し末梢では複数多発する壁在血栓を伴う大動瘤も認め,末梢アプローチのTEVARも困難と考えた.以上から...

    DOI 医中誌

  • 混合状態に対する量子情報量とホログラフィー原理

    玉岡 幸太郎, 梅本 滉嗣 日本物理学会誌 75 (6), 335-339, 2020-06-05

    ...</p><p>この文において,昨今では量子情報というキーワードを基にした新しい発展が続いている.その火付け役となったのが,<i>D</i>次元量子多体系のエンタングルメント・エントロピーと<i>D</i>+1次元重力理論のある種の面の面積が等しいことを明らかにした,笠–高柳公式である.エンタングルメント・エントロピーは,純粋状態にある2体系の量子もつれ(エンタングルメント)を定量化する情報量である...

    DOI Web Site

  • J Graft Open Stent Graft (JGOSG)留置2年後にグラフト移動(migration)とともに高度屈をきたした1例

    緑川 博文, 植野 恭平, 影山 理恵, 菅野 恵, 佐藤 晃一, 高野 隆志 心臓 52 (2), 176-180, 2020-02-15

    ...<p> J Graft Open Stent Graft(JGOSG)留置2年後migrationとともに高度屈をきたした1例を報告する.症例は72歳男性,70歳時に機械弁による大動弁置換およびJGOSG併用全弓部置換術施行,術後2年胸部CTにてJGOSGの高度屈が認められ,その末梢側に胸部ステントグラフト(TEVAR)を追加治療することを選択した.Gore C-TAG(W. L....

    DOI 医中誌

  • 上行大動径は腹部大動瘤検出の有用な予測因子である

    風間 知之, 大瀧 陽一郎, 渡部 裕美, 白田 亨, 土屋 隼人, 須貝 孝幸, 橋本 直土, 和根崎 真大, 田村 晴俊, 西山 悟史, 渡邉 哲, 森兼 啓太, 渡辺 昌文 超音波検査技術 45 (1), 21-31, 2020-02-01

    ....ROC線解析では,上行大動径のカットオフ値は31 mm, ROC線下面積,感度および特異度はそれぞれ0.675, 69%および59%であった.年齢,性別,心疾患,左室心筋重量係数を含めた腹部大動瘤の予測モデルに上行大動径を加えると,ROC線下面積,総再分類改善度および統合判別改善度が有意に上昇した(p<0.0001).従来の危険因子に上行大動径を加えることで,腹部大動瘤の予測能が改善...

    DOI

  • 腹腔鏡下大網部分切除術を施行した外傷性大網出血の1例

    照田 翔馬, 湊 拓也 日本腹部救急医学会雑誌 40 (1), 69-72, 2020-01-31

    ...大網からの出血が疑われ,腹部血管造影検査を施行すると,右胃大網動の造影で同血管の分枝の末梢に造影剤漏出を認めた。血管の屈蛇行により出血部位へのカテーテルによるアプローチが困難であったため,塞栓術は困難と判断し,腹腔鏡下大網部分切除術を施行した。腹部鈍的外傷による腹腔内出血の原因として,単独の大網出血はまれである。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 唐松沢氷河の年間流動

    有江 賢志朗, 奈良間 千之, 福井 幸太郎, 飯田 肇, 高橋 一徳 日本地理学会発表要旨集 2020s (0), 197-, 2020

    ...<p>1.はじめに</p><p> 飛騨山北部では,七つの現存氷河が確認されている(福井・飯田,2012;福井ら,2018;有江ら,2019).しかしながら,飛騨山で確認された氷河の質量収支や流動機構はまだ明らかにされていない....

    DOI

  • SLE合併破裂脳動瘤の臨床病理学的検討から血管炎以外の原因が推定された1例

    中島 拓真, 鈴木 康彦, 飯島 健太郎, 村岡 真輔, 纐纈 直樹 Japanese Journal of Neurosurgery 29 (5), 375-380, 2020

    ...急性硬膜下血腫を認め, 術中所見から右後大脳動末梢性脳動瘤が出血源と判断した. 術後精査でもう1箇所の末梢性動瘤と右内頚動終末部狭窄を認め, 類もやもや病と判断した. 経過中, 残存動瘤も破裂したため開頭で摘出した. 2箇所の動瘤病理検査では, perivascular infiltrationと血管拡張傾向を認め, 典型的な血管炎はなかった....

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献11件

  • シングルニードル透析における静圧の時間変化に基づく再循環率の推算法の基礎検討

    有末 昌央, 伊賀 大剛, 浮本 凌, 奥 雅貴, 石田 采実, 邉見 圭佑, 栗谷川 友里, 藤原 千尋, 小川 武人, 山本 健一郎, 望月 精一 生体医工学 Annual58 (Abstract), 269-269, 2020

    ...静圧の急激な減少が緩やかな減少に遷移する変点を求め、再循環率を推算したところ、3点法と静圧法による再循環率はほぼ一致する傾向が認められた。</p><p>結論:SN透析における再循環率が静圧の時間変化から推算され、それが透析効率へ及ぼす影響を定量的に評価できると示唆された。</p>...

    DOI

  • 心臓全体多電極マッピングの精度検証に向けた光学電極同時計測システムの構築

    浅野 圭佑, 富井 直輝, 瀬野 宏, 加藤 敦也, 白石 諒太, 中川 桂一, 赤木 友紀, 山崎 正俊, 佐久間 一郎 生体医工学 Annual58 (Abstract), 457-457, 2020

    ...を行ったウサギ心臓標本に対し,Structure from Motionによる心臓三次元形状の計測を行った.心臓サポートネットを用いて,銀塩化銀電極(円筒形,直径1 mm,高さ0.6 mm)を心臓表面に15極接触させた.また心臓全体の光学計測のため,3台の高速度カメラを心臓標本の周囲に120°間隔で設置した.右心室内膜からの通電刺激によって頻性不整を誘発し,外部トリガ装置を用いて光学計測(1000...

    DOI

  • 片側の骨盤の靱帯に沿って進展したangiomyofibroblastomaの1例

    高 一弘, 藤井 剛, 前田 万里紗, 水津 愛, 村上 寛子 産婦人科の進歩 72 (3), 272-279, 2020

    ...<p>血管筋線維芽細胞腫(angiomyofibroblastoma;AMFB)は,主に中年女性の外陰部に発生する良性間葉系腫瘍であるが,ごくまれに骨盤内に発生することがある.今回われわれは,骨盤の靱帯に沿って発生するAMFBの1例を経験したので報告する.症例は76歳,2妊2産,8年前に他院で左鼠径ヘルニアの術前診断で手術を施行し,病理検査結果はAMFBであった.今回,下肢静瘤悪化のため当院循環器科...

    DOI Web Site 医中誌

ページトップへ