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検索結果 37 件

  • 1 / 1

  • 自律神経研究の歴史

    田村 直俊 自律神経 59 (2), 197-203, 2022

    ...Müllerは,情動と自律神経活動の因果関係は双方向性で(1906),両者ともに間脳の神経ネットワークで惹起されると述べていた(1929).PrechtlとPowley(1990)は臓器感覚(内受容感覚)の伝導路,すなわち自律神経求心路は脊髄視床路であると主張した.Craig(2002)は内受容感覚を伝達する求心線維と交感神経線維が脳内で中枢自律神経線維網(CAN)を構成することを解明した....

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  • 意識障害を認める慢性期脳梗塞患者への自宅における長下肢装具歩行練習の経験

    髙瀨 好起, 若林 正樹, 坊垣 成紀, 木下 篤, 上野 未乃里, 雑賀 俊行, 木下 敦子, 高橋 秀行, 小畠 敏, 末本 浩基 理学療法学Supplement 46S1 (0), G-71_1-G-71_1, 2019

    ...</p><p>【結論】</p><p> 吉尾によると,脊髄視床路は脳幹網様体で側枝を出し,その感覚刺激によって網様体を賦活し,視床を介して大脳皮質を覚醒させるというシステムをもっている.立位保持による足底への荷重刺激は最も効果的なものであるとしている.本症例は,両側視床の梗塞により意識障害が遷延し,退院後の刺激入力減少により意識障害が悪化したと考えた.LLBの使用により,右側膝関節と足関節が安定し適切...

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  • 血管芽腫の手術適応と手術戦略

    中冨 浩文, 高柳 俊作, 金 太一, 齊藤 延人 Japanese Journal of Neurosurgery 28 (8), 480-490, 2019

    ...【手術戦略】 (1) 3DCGは, 血管芽腫特有の穿通枝タイプのフィーダー・ドレーナーが, どこに, どれだけの数, どのように走行するかの把握に有効である. (2) 3DCGは, 病変と錐体路, 脊髄視床路, 脊髄小脳路との近接性の術前把握に有効である. 実際の手術シミュレーションと術中写真を提示し, 適応, 手術戦略につき総括する.</p>...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献11件

  • 痛みの予期が非侵害性の触覚刺激に対する脳内情報処理に与える影響

    藤本 千瑛, 大鶴 直史, 中川 慧, 弓削 類 理学療法学Supplement 2015 (0), 0403-, 2016

    ...【はじめに,目的】侵害受容刺激の入力は,脊髄視床路を通じ,大脳皮質に投射されることが知られている。これまでの報告で,痛みの予期が存在することで非侵害受容刺激に対しても二次体性感覚野・島・帯状回の活動が増大することが明らかになってきた。しかしながら,痛みの予期が一次体性感覚野の活動に及ぼす影響について検討した報告は見当たらない。...

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  • Truncal lateropulsionと半身の胸髄レベル以下の温痛覚障害を呈した延髄外側梗塞の45歳男性例

    西平 崇人, 鈴木 圭輔, 竹川 英宏, 中村 利生, 岩崎 晶夫, 平田 幸一 臨床神経学 54 (10), 819-823, 2014

    ...の後,左方向への傾きが出現した.神経学的には左へのtruncal lateropulsion以外に異常はなかった.頭部MRIでは左延髄下部外側に急性期梗塞をみとめ,臨床・画像所見から左椎骨動脈解離による機序が考えられた.第6病日に右第10胸髄以下の温痛覚障害,左顔面発汗低下,左縮瞳が出現し,頭部MRIでは梗塞巣が拡大していた.脊髄小脳路の障害によりtruncal lateropulsionが,外側脊髄視床路...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献13件

  • 寒冷療法が中枢神経の体性感覚情報処理に及ぼす影響

    福田 翔馬, 吉田 和未, 竹森 千紘, 西谷 直樹, 渋谷 佳樹, 福利 崇, 青景 遵之, 中川 慧, 大鶴 直史, 弓削 類 理学療法学Supplement 2012 (0), 48101074-48101074, 2013

    ...【考察】末梢神経の冷却は,第一次体性感覚野の活動振幅を有意に減少させ,潜時を有意に遅らせた.これは冷却部位での神経伝導が変化したことが原因であると考えられる.本実験のような末梢での刺激は,活動電位が求心性に感覚神経を上っていき,1 次ニューロンを経て脊髄に入った後,脊髄視床路を上っていき,第一次体性感覚野に入る.現在までにM20 は,末梢神経の活動量と線形関係にあることが報告されている.今回の結果も...

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  • 頚髄症患者における膝位置覚と下肢運動機能障害の検証

    松本 幸子, 植田 一幸, 木村 浩彰, 田中 信弘, 越智 光夫 理学療法学Supplement 2010 (0), CbPI1248-CbPI1248, 2011

    ...触覚は痛覚・温度覚と、識別覚の二つに分けられ、脊髄における伝導路はそれぞれ脊髄視床路と脊髄後索である。従って、膝位置覚との関与が深い深部感覚の伝導路である後索とは一部重複しているが、脊髄視床路とは伝導路が異なることが、相関が得られなかった理由の一つと考えられた。<BR> 今回の結果から、頚髄症患者における膝位置覚の測定は、歩行障害の重症度やバランス機能を総合的に反映していることが示唆された。...

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  • 尺沢穴への経穴刺激理学療法における母指球筋F波変化

    山下 梓, 高森 絵斗, 前田 梨奈, 小川 那留美, 上野 亜利沙, 喜田 伶雄人, 掘 大樹, 文野 佳文, 鈴木 俊明 近畿理学療法学術大会 2011 (0), 50-50, 2011

    ...尺沢穴へ圧刺激をおこなうことにより、触・圧覚刺激が前脊髄視床路を通り大脳皮質の感覚野に投射される。各感覚系は、各感覚受容器からそれぞれ感覚情報を受け、視床を経由して体性感覚野に投射され、運動系出力部へ情報が送られる。体性感覚野の興奮性の増大が運動野の興奮性を高めることが考えられた。...

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  • 視床痛の病態を踏まえた訓練仮説とその試み

    初瀬川 弘樹 近畿理学療法学術大会 2011 (0), 55-55, 2011

    ...【考察】 今回のアプローチは視床痛の病態を植村の,視床におけるCM核のVPL核からの脱抑制という仮説に基づいて構築した.C繊維は脊髄後索を通り,脊髄視床路を上行しCM核を経由する.視床痛は主にC繊維由来の鈍痛であり,C繊維の中継核であるCM核は本来VPL核によって抑制されている.VPL核は,Aβ繊維が脊髄後索を通り,延髄にて交叉して対側を上行し,中継する核である.以上のことから,Aβ繊維からの正しい...

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  • 感覚障害を主徴とする橋・中脳梗塞:診断的困難さとSEPの有用性

    北國 圭一, 園生 雅弘, 村嶋 英治, 岩波 知子, 西山 恭平, 河村 保臣, 新井 祐子, 塚本 浩, 畑中 裕己, 清水 輝夫 臨床神経学 51 (4), 248-254, 2011

    ...片麻痺や他の脳幹症状をともなわず,感覚障害を主徴とした脳幹梗塞13例を報告した.病巣は橋12例,中脳1例,いずれも内側毛帯ないし脊髄視床路に限局するラクナ梗塞で,様々な分布の異常感覚が必発であった.当初MRI病変が見逃され,正しい診断にいたるまで長期を要した症例が2例みられた.正中神経刺激体性感覚誘発電位が頭蓋内に病変を局在するのに役立った.急性期梗塞入院患者にかぎった症例対照研究では,橋・中脳梗塞...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献2件 参考文献35件

  • 脊髄型運動失調を有する患者のバランス能力向上に向けて

    渡邊 祐介, 柴田 憲男 関東甲信越ブロック理学療法士学会 29 (0), 124-124, 2010

    ...<BR> 【考察】脊髄型運動失調は後索‐毛帯路系の深部感覚伝達障害によるが,CKCの訓練で粗大な触圧覚を伝える外側脊髄視床路と体幹・四肢を組み合わせた運動により筋紡錘や関節からの深部感覚を小脳に伝える脊髄小脳路を利用し,基本動作による姿勢変換から前庭系から入力下での運動を実施したことで立位バランス能力向上につながったと考える.そして,本症例において運動機能スコアの増加,立位バランス能力の向上が認められ...

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  • 自発痛に対する広帯域多重複合波治療の即時鎮痛効果

    櫻田 圭介, 嶋田 誠司, 岸野 美代子, 佐藤 嘉寿, 佐藤 陽介, 筒井 聖也, 成田 修, 石川 周, 三浦 利哉 日本農村医学会学術総会抄録集 59 (0), 386-386, 2010

    ...一方、脊損群は脊髄視床路の損傷や側芽の形成など痛みの原因が脊髄にあるため、ウエデンスキー抑制の効果が期待できず、中枢での内因性鎮痛作用等の効果のみに留まったことなどにより即時鎮痛効果が低くなったと考えられた。...

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  • 亜急性に片側の外転神経麻痺・顔面神経麻痺・三叉神経障害および分節性感覚障害を呈した橋下部海綿状血管腫の1例

    山本 良央, 西山 毅彦, 黒川 隆史, 波木井 靖人, 岸田 日帯, 黒岩 義之 臨床神経学 49 (1), 32-36, 2009

    ...症例は54歳男性である.右外転神経麻痺,左顔面および左上肢の分節性感覚障害,右末梢性顔面神経麻痺が約半月の経過で進行性に出現した.頭部CTおよびMRIで橋右被蓋に出血性病変をみとめ,脳血管撮影では異常所見をみとめず,海綿状血管腫からの出血と診断した.外側脊髄視床路の内側部障害および腹側三叉神経視床路の障害により,一側型の感覚障害を呈し,右外転神経核付近で右外転神経および右顔面神経が障害されたと考えた...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献11件

  • 顔面をふくまない半身の温痛覚障害のみを呈した延髄外側梗塞の67歳男性例

    柏村 陽子, 川井 元晴, 小笠原 淳一, 古賀 道明, 根来 清, 神田 隆 臨床神経学 49 (5), 262-266, 2009

    ...らかな異常信号域を指摘できなかった.顔面の感覚障害やめまい,構音障害,歩行障害はなかったが,左半身の激痛とびりびり感といった特徴的な感覚症状から延髄外側症候群をうたがい,thin sliceで再検した頭部MRIでT<sub>2</sub>強調画像で右延髄外側に直径1mm大の高信号域をみとめ,延髄外側梗塞と診断できた.本例は顔面をふくまない半身の感覚障害が唯一の症状であり,椎骨動脈系の分水嶺にあたる外側脊髄視床路...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献23件

  • 知的発達障がい児の触圧覚と運動反応の変化

    多田 智美, 後藤 幸代, 小松 則登 東海北陸理学療法学術大会誌 23 (0), O052-O052, 2007

    ...<BR> 【考察】「触覚の上行経路には、識別的に働く後索内側毛帯系(振動覚、触圧覚、固有受容感覚など)と、防衛的に働く脊髄視床路系(痛み、粗大な触覚、温度覚など)がある(土田ら、2006)」といわれている。ゆえにセラピストは、防御反応を抑え識別的な発達を促すために、いわゆる触覚(脊髄視床路系)と触圧覚(後索内側毛帯系)との違いを理解し治療的に介入することが大切である。...

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  • Central post-stroke pain を示した症例の治療経験

    白井 誠, 永井 茜 理学療法学Supplement 2005 (0), B0047-B0047, 2006

    ...<BR>【考察】CPSPは脊髄視床路の損傷による求心路遮断痛に分類され、神経系の可塑的変化が原因とされている。治療経過から、姿勢維持と手の識別の促通による過剰努力固定軽減に伴いアロディニアの改善が得られた。求心路遮断による神経系の可塑的変化に対して、過剰努力ではない感覚運動経験を促通することが有益と考えられた。<BR>...

    DOI 医中誌

  • In vivoパッチクランプ記録法の実際と応用

    吉村 恵, 土井 篤, 水野 雅晴, 古江 秀昌 日本薬理学雑誌 128 (6), 381-387, 2006

    ...脊髄後角細胞からのin vivoパッチクランプ記録法とその応用については,すでに「日薬理誌.124,111-118(2004)」に詳細をのべた.そこで,本稿では大脳皮質体性感覚野に焦点をあわせ,筆者らが開発した方法と実験結果について紹介したい.周知のように体性感覚情報は脊髄で修飾・統合をうけたのち,脊髄視床路や後索―内側毛帯路,または脊髄網様体視床路を通り,第一次体性感覚野に投射される.また,網様体視床路...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献35件

  • 開頭腫瘍摘出術前後の病態変化に対する理学療法介入

    室井 大佑, 松田 徹 関東甲信越ブロック理学療法士学会 25 (0), 86-86, 2006

    ...3.術後消失した感覚障害は病巣と同側に出現しており、解釈が困難だが、血管腫により血流分布の異常があり右側の脊髄視床路の虚血により生じており、術後血管腫摘出により血流が改善したためと考えることができる。<BR> 以上から術後の症状は1.血管腫周囲の虚血・出血性病変によるもの、2.手術侵襲・脳浮腫による一過性のもの、3.血管腫による間接的障害で手術により完治が期待できるものに分けられると考えられた。...

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  • 脳深部刺激装置, 脊髄硬膜外刺激装置(<特集>慢性疼痛治療における医療機器の現状と展望)

    小林 一太, 片山 容一 医科器械学 75 (3), 121-124, 2005-03-01

    ...痛みの求心路として重要な脊髄視床路系ないしは脊髄視床路系への入力がいずれかで遮断されると, その支配領域に自発痛が生ずることがある. これが求心路遮断痛であり, 代表的な疾患には幻視痛や脳卒中後にみられる視床痛等が挙げられる. こうした求心路遮断痛には通常の鎮痛剤は無効で, 抗てんかん薬や抗うつ薬などが用いられるが, 効果はわずかである....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献17件

  • 分節性解離性感覚障害を呈した延髄出血の1例

    田中 弘道, 森 望美, 鍵本 比呂志, 斎藤 潤 脳卒中 19 (2), 159-164, 1997

    A 37-year-old man noted thermohypoesthesia of his right arm and chest, followed by dysphagia, nausea and unsteady gait. Five days later, neurological examinations revealed left limb ataxia, truncal …

    DOI 医中誌 被引用文献4件 参考文献20件

  • 脊髄梗塞の1治験例

    高田 信二郎, 山下 義則, 正木 國弘, 森本 訓明, 中野 正顕 中国・四国整形外科学会雑誌 6 (2), 255-261, 1994

    We report a case of spinal cord infarction with acute onset of right scapular pain radiating to the sternum. Serial magnetic resonance imaging (MRI) revealed an abnormal signal intensity in the cord …

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  • 頚髄圧迫疾患に合併する神経因性膀胱についての臨床的研究

    安藤 正夫 日本泌尿器科学会雑誌 81 (2), 243-250, 1990

    ...下肢・会陰部知覚障害のある例, 下肢病的反射陽性例, 下肢運動機能障害の強い例にNBが高率に合併していたことより, 慢性的頚髄圧迫により錐体路 (後側索部) および脊髄視床路 (前側索部) に障害が及んでくると膀胱・尿道機能障害が合併してくるものと推察された....

    DOI PubMed 医中誌 被引用文献1件

  • 経皮的コルドトミー  8例10回の施行経験

    泉 二郎, 九十九 大造 医療 35 (6), 531-538, 1981

    ...側方から第1・第2頸椎椎弓間より電極を頸髄に刺入し, 外側脊髄視床路に高周波電流による熱凝固巣を作成した. 除痛効果は, 10回の施行において, 著効5, 有効3, やや有効1, 無効1であつた. 死亡例が1例あり(呼吸困難により翌日死亡), 永続的合併症として運動麻痺2, 排尿障害1, その他少なからぬ一過性の合併症の出現があつた....

    DOI Web Site 医中誌

  • 大脳辺縁系と針鎮痛との関係

    久光 正 昭和医学会雑誌 39 (5), 551-557, 1979

    ...<BR>6) 針刺激によって視床中心核, 中隔核, 帯状束, 海馬などの痛覚の古脊髄視床路及びいわゆる痛みの情動系に誘発電位が記録された.誘発電位の波形は, 中脳中心灰白質から記録されたものとほぼ同様で, 刺激を強めると遅い成分が出現する点も同様であった.尾状核からは誘発電位は記録されなかった....

    DOI Web Site 医中誌

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