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検索結果 3,882 件

  • 脳科学的観点からいじめ当事者のナラティブを考える

    虫明 元 小児の精神と神経 64 (1), 36-41, 2024-04-01

    ...立場の当事者の視点が,演技をとおして経験として参加者の心や態度に変化を起こすと考えられる.その結果,当事者の語りは,他者や自分の心を見つめなおし,メンタライゼーションを通して,相手や自分の中の何かに気づき,考えるきっかけになると考えられる.ナラティブは語られるだけでなく,演じられるときに深い理解がもたらされる.脳科学の立場から,いじめ防止事業におけるプレイバックシアターの活動の意味を検討する....

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  • 生命現象の光操作技術の創出

    佐藤 守俊 分析化学 73 (3), 87-93, 2024-03-05

    ...<p>蛍光タンパク質の実用化を契機として,1990年代以降,光を使ったバイオイメージング技術は世界中の研究室で利用されるようになり,分析化学を含めた生命科学に大きな影響を与えてきた.しかし,生命科学における光技術の将来は,必ずしもバイオイメージングに限定されない.近年,光を使って生命現象を自在に操作するための技術開発が進められている.光操作技術は特に神経科学・脳科学の分野で大きく発展し,脳機能の解明...

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  • 喫煙画像刺激時の喫煙者の脳波に有意に変化する周波数成分と喫煙経験との関係性に関する研究

    有澤 文太, 村上 洋一, 小早川 睦貴, 布広 永示, Arisawa Bunta, Murakami Yoichi, Kobayakawa Mutsutaka, Nunohiro Eiji 東京情報大学研究論集 27 (2), 1-11, 2024-03-01

    ...禁煙治療において薬物療法による禁煙導入の成績は向上しているものの再喫煙率が高いことが課題となっている.そのような現状から,脳や心理へのニコチン作用に関する脳科学の知見を禁煙のための心理教育や支援に活かすことが試みられている.そこで本研究では,その知見を深めるため,喫煙者と非喫煙者に対して喫煙画像の刺激を与えたときに,喫煙者の脳波に有意に変化する周波数成分を明らかにし,また有意な周波数成分が顕著に変化...

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  • 認知地図と場所認識の左方視線と前方視線の比較

    森 文彦, 太幡 優一 バイオメディカル・ファジィ・システム学会誌 25 (2), 65-72, 2024-02-08

    本研究は,認知地図の形成における視線方向の影響を調べることを目的としている.具体的には,視線方向と移動方向が一致する場合と一致しない場合の認知地図と場面記憶の正確さを数値化し,これらを比較・分析して,視線方向による認知地図への影響を調べた.実験では,まず,被験者に左方視線または前方視線の13 分のドライブレコーダの映像を提示した後,地図(認知地図)を描いてもらった.次に,被験者にランドマーク画像…

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  • 全国の不登校の現状―科学的知見に基づく改善方策(子どもみんなプロジェクト)―

    堀 清一郎 子どものこころと脳の発達 14 (1), 3-9, 2023-11-30

    ...</p><p>その上で,実際に不登校となった子どもを対象とした教育指導に終わるのではなく,脳科学・精神医学・心理学等の科学的知見を活用することにより,不登校となる前のすべての子どもを対象に,事前に心のSOSを把握し,教育的指導に繋げることの重要性について論じる.</p><p>最後に,実際の調査研究として,WEB上の子どものストレスチェックの取組を紹介する.</p>...

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  • 陰謀論信奉と信頼行動との関連:二次分析による検討

    松本 良恵, 李 楊, 新井 さくら, 井上 裕香子, 清成 透子, 山岸 俊男 社会心理学研究 39 (2), 43-53, 2023-11-30

    <p>Empirical studies have shown that beliefs in conspiracy theories are associated with low self-reported attitudinal trust in other people in general. However, self-reports do not always reflect …

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  • データ効率の良い学習を支える脳のベイズ可塑性機構

    平谷 直輝 日本神経回路学会誌 30 (2), 84-93, 2023-06-05

    <p>脳内の学習は,多様なシナプスおよびニューロンの可塑性メカニズムによって担われている.この複雑な可塑性機構についての洞察を得て,実験的検証可能な仮説を導くためには,可塑性がどのように機能するかについての規範的な理論を構築することが重要である.ベイズ脳仮説は,動物行動および脳の情報処理の理解へと広く応用されている規範的理論であるが,脳の学習機構がベイズ脳仮説で説明できるかは依然よく理解されてい…

    DOI Web Site 参考文献36件

  • 新型コロナウイルス感染対策による聴き取り阻害を定量化する試み

    野田 哲平, 福井 恵子, 松本 希, 中石 真一路, 中川 尚志 AUDIOLOGY JAPAN 66 (1), 56-63, 2023-02-28

    <p>要旨: 難聴者にとっては, 新型コロナウイルス感染対策のマスクや遮蔽板がさらなる聴き取りづらさを招く。音声認識 AI と CI2004 日常会話文を組み合わせたアプリケーションを用いて聴き取りづらさを定量化し, 聴取環境を評価する試みを行った。評価対象語60語を正確に聴き取れた数で正解率を算出した。</p><p> …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献7件

  • ヒトiPS細胞から誘導したミクログリアおよび脳領域特異的神経細胞を用いた神経変性疾患の再現

    西村 周泰, 高田 和幸 日本薬理学雑誌 158 (1), 52-56, 2023

    <p>神経変性を伴う脳疾患は一度発症すると治療することが困難であることから,超高齢社会に突入した日本社会にとっては神経変性の予防法および根治治療法の確立は患者本人のQOL向上や介助に携わる患者家族および医療従事者の負担軽減の観点からも喫緊の課題となっている.ヒト多能性幹細胞(iPS細胞)の登場は,このヒト特有の神経変性疾患の病態の理解,その理解に基づく予防・治療戦略の開発に大きな貢献を果たしてい…

    DOI Web Site 参考文献24件

  • 機能的な解釈の反復検索による非機能的な解釈の検索誘導性忘却

    松本 昇, Laura C Marsh 日本認知心理学会発表論文集 2023 (0), 66-66, 2023

    先行研究によれば、信念の更新や情動制御は検索誘導性忘却のような記憶の制御を通じて達成される。認知(行動)療法において、治療者は患者に、ある出来事についての非機能的でネガティブな解釈に対して機能的な解釈を生成することをしばしば求める。この技法は認知再構成と呼ばれ、出来事に随伴するネガティブ情動の低減に効果があることが知られている。ここでは、出来事を手がかりとして、機能的な解釈と非機能的な解釈との間…

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  • 希少難病小児を対象とした第Ι相医師主導治験における患者リクルート

    和田 育江, 徳山 友希乃, 平野 麻理, 藤野 悟央, 森豊 隆志, 北村 明日香, 高橋 朗子, 小牧 宏文, 小林 千浩, 池田(谷口) 真理子, 石垣 景子, 戸田 達史 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 1-C-P-F1-, 2023

    <p>【目的】福山型先天性筋ジストロフィー(FCMD)の治療薬として開発中であるNS-035の本第Ι相治験は、First in Human (FIH)試験であり、メカニズムや安全性を熟知した開発者が主施設の責任医師を務め、研究班内にて小児患者を紹介する計画とした。途中から、対象を研究班外に拡大し、組入れが完了する見込みとなったため報告する。また、治験参加への患者負担について振返り、考察をする。【…

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  • 自分のからだを通して自分のいのちを知り学ぶ身心一体科学教育

    跡見 順子, 東 芳一, 棚橋 沙由理, 山本 真紀, 藤田 恵理, 跡見 綾, 清水 美穂 日本科学教育学会年会論文集 47 (0), 597-600, 2023

    ...<p>「身心一体科学」は,重力場で進化した自分自身の「からだ」を,生命科学(とくに細胞と適応システム・分子シャペロン等)や脳科学から説明し,同時に「自身のからだを使って,やってみて観察・評価し,気づきも含めて言語化する新しい科学(教育・研究)」領域であり,これを教育することにより,それぞれの人が「自らのいのちを知り,よりよく生きる」ことの実践・実現を目指すものである.これは,複数の分野をまたぐ総合科学教育...

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  • 理科と保健体育をつなぐ身心一体科学教育の高校生の理解

    東 芳一, 棚橋 沙由理, 山本 真紀, 藤田 恵理, 跡見 綾, 清水 美穂, 跡見 順子 日本科学教育学会年会論文集 47 (0), 593-596, 2023

    ...<p>「身心一体科学」は,重力場で進化した自分自身の「からだ」を,生命科学(とくに細胞と適応システム・分子シャペロン等)や脳科学から説明し,同時に「自身のからだを使って,やってみて観察・評価し,気づきも含めて言語化する新しい科学(教育・研究)」領域であり,これを教育システムに導入することにより,個人が「自らのいのちを知り,よりよく生きる」ことの実践・実現を目指すものである.これは,複数の分野にまたがる...

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  • 走行音の有無がサーベイマップに与える影響の分析

    内田 昇太郎, 森 文彦 バイオメディカル・ファジィ・システム学会大会講演論文集 36 (0), 37-40, 2023

    After the subjects watched the drive recorder video, they were asked to draw a map from memory and answer the direction of the end point as seen from the start point, the driving distance, and the …

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  • 睡眠状態に特異的な前頭前野の神経活動動態

    大野 駿太郎, 野本 真順, 井ノ口 馨 Toyama Medical Journal 33 (1), 43-49, 2023

    内側前頭前野は多数の脳領域からの情報を統合しており,その機能の実現のために睡眠中の働きが注目されている。睡眠はrapid eye movement(REM)睡眠とnon-REM(NREM)睡眠に分けられ,それぞれが異なる様式で,様々な脳機能に貢献すると考えられているが,その神経基盤は不明である。<br> …

    DOI 機関リポジトリ HANDLE

  • 統合失調症患者死後脳を用いたシングルセルレベルでのLINE‐1挿入部位の解析

    文東 美紀, 岩本 和也 日本生物学的精神医学会誌 34 (4), 161-164, 2023

    体細胞変異は,受精後の発生段階の途中で生じ,個体中にモザイク状に存在するゲノム変異を指し,生じる時期によっては脳組織に特異的な変異となる。またこのような脳特異的な変異の一部には,神経疾患の原因になるものも報告されている。筆者らは体細胞変異の中でもレトロトランスポゾンの一種であるlong interspersed nuclear …

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  • 生成AIの落とし穴

    森 時彦 日本科学技術ジャーナリスト会議 会報 2023 (109), 6-, 2023

    ...酒井氏は脳科学の立場からチョムスキーの言語学を研究し、人間の脳が言語を生み出す仕組みを解明している。昨年は、カオスニューラルネットワーク論で著名な合原一幸氏、将棋の羽生善治氏ほか3人とともに「脳とAI – 言語と思考へのアプローチ」(中公選書)を世に問い、チャットGPTの登場でホットなAI(人工知能)問題に一石を投じた。</p>...

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  • 精神疾患のエピジェネティクス

    岩本 和也 日本毒性学会学術年会 50.1 (0), S31-4-, 2023

    <p>主要な精神疾患である統合失調症や双極性障害は、近年のゲノムワイド関連解析から、effect sizeの小さな多数のゲノム要因が関連するpolygenic な疾患であることが示され、また、コピー数多型やエクソーム解析などから、effect sizeは大きいが頻度が稀なレアバリアントの関連が報告されている。精神疾患のgenetic …

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  • 精神疾患におけるエピゲノム解析─セロトニントランスポーターにおける解析例から

    柳田 悠太朗, 仲地 ゆたか, 文東 美紀, 岩本 和也 日本生物学的精神医学会誌 34 (1), 2-6, 2023

    DNAメチル化やヒストンタンパク質の修飾など,エピジェネティックな状態には遺伝環境相互作用が反映されており,精神疾患の病因・病態の理解のためにきわめて重要であると考えられている。セロトニントランスポーターは繰り返し配列の多型領域とDNAメチル化による転写制御を受けることから,遺伝環境相互作用研究のためのよいモデルであると考えられる。本稿では,高齢者コホート検体を利用し,正常加齢に伴う認知機能の低…

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  • テクスチャ―・味・香りの相互作用が嗜好性の文化的・生理的・心理的要因に及ぼす影響

    西成 勝好 日本調理科学会大会研究発表要旨集 34 (0), 57-, 2023

    ...嗜好性は主観的なもので個人により異なるために科学的な解明のメスを入れることは不可能であるという考えも強いが,脳科学の非侵襲的実験の成果が積み重ねられ,部分的ではあるが,理解が進んでいる。視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の異なる感覚の間の相互作用に関する研究も進展しているが,一部のモデル実験的な場合についての結果しか得られていない場合が多く,実際の多様な食品についての系統的な理解には達していない。...

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  • アストロサイト由来新規興奮性分子による病態制御

    繁冨 英治, 鈴木 秀明, 平山 幸歩, 佐野 史和, 吉原 康平, 古賀 啓祐, 舘岡 達, 吉岡 秀幸, 篠﨑 陽一, 木内 博之, 田中 謙二, 尾藤 晴彦, 津田 誠, 小泉 修一 日本薬理学会年会要旨集 97 (0), 2-B-O07-5-, 2023

    <p>Reactive astrocytes contribute to neurological disorders; however, the functional phenotypes of reactive astrocytes are poorly identified. Reactive astrocytes exhibit dysregulated Ca<sup>2+</sup> …

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  • ミクログリアによる神経活動依存的な細胞外ATPシグナルの制御

    鈴木 秀明, 繁冨 英治, 平山 幸歩, 高橋 由香里, 池中 一裕, 田中 謙二, 加藤 総夫, 尾藤 晴彦, 小泉 修一 日本薬理学会年会要旨集 97 (0), 2-B-SS08-1-, 2023

    <p>Extracellular ATP (ATPo) is a signaling molecule involved in neurotransmission and neuron-glia signaling and is known to be involved in psychiatric and neurological disorders. However, the exact …

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  • 左方視線と前方視線の認知地図の研究

    森 文彦 バイオメディカル・ファジィ・システム学会大会講演論文集 36 (0), 111-112, 2023

    To investigate the effects of direction of sight on cognitive maps and scene memory, we conducted a psychological experiment using drive recorder images attached to the front (forward sightline) or …

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  • 糖代謝能にみられる概日リズムに対する咀嚼の効果

    山仲 勇二郎 日本薬理学雑誌 158 (2), 165-168, 2023

    <p>生物時計は,バクテリアからヒトに至るまで地球上に生存するすべての生物が獲得した生存戦略である.哺乳類の生物時計機構は,脳内視床下部視交叉上核に存在する中枢時計と視交叉上核外の脳部位および全身の末梢組織に存在する末梢時計からなる階層性多振動体構造から構成される.生物時計の自律振動する分子メカニズムは,時計遺伝子とよばれる一群の遺伝子の転写と翻訳を介する自己制御型のネガティブフィードバックルー…

    DOI Web Site 参考文献21件

  • ブレイン・マシン・インターフェースからみた脳科学とリハビリテーション

    岩間 清太朗, 牛場 潤一 理学療法 - 臨床・研究・教育 30 (1), 3-6, 2023

    <p>Brain-Machine Interface(以後,BMI)とは,脳と機械を機能的に結びつけて相互に機能連携を図る,多種多様な技術の総称である。たとえば,ウェアラブル型の脳波計を使って頭皮脳波を分析し,その分析結果に基づいて機能的電気刺激や外骨格ロボットを駆動するタイプのBMIは,ニューロリハビリテーションとしての応用が期待されている。BMI使用の繰り返しにより,運動再学習あるいは脳の可…

    DOI Web Site 医中誌

  • アダプテッド・スポーツの未来

    河西 正博 日本体育・スポーツ・健康学会予稿集 73 (0), 64-, 2023

    ...</p><p> また、黎明期は主に自然科学系の研究内容が多かったが、社会学、教育学、心理学などの研究も増え、さらに経営学や脳科学など、その学際性は広がりを見せている。このような背景のもと、実践的にも障害者スポーツ領域にとどまらず、体育科教育、スポーツ社会学、コーチング等、多様な領域でも活用されるようになってきている。...

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  • アートの理解と塚田の時空間学習則

    毛内 拡, 塚田 稔 日本神経回路学会誌 29 (3), 112-118, 2022-09-05

    <p>本稿では,2021年に神経回路学会の名誉会員にご就任され,2022年の日本神経回路学会学術賞を受賞された塚田稔先生の業績を,「神経科学とアートの理解」という観点から紹介する.塚田先生は,玉川大学名誉教授で,日本神経回路学会の設立にもご尽力された.研究では,Hebb則と双璧をなす,脳で行われている学習の基礎原理である時空間学習則に関する多くの研究を,理論と実験の両側面から主導してきた.また,…

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 計算論的精神医学における生物物理学的モデル

    沖村 宰 日本神経回路学会誌 29 (2), 65-77, 2022-06-05

    ...<p>生物物理学的モデルは,他の稿で紹介されている計算論的精神医学の主なモデルに比べて,脳科学の遺伝子研究,分子的側面,脳神経構造,電気生理学に近い.それ故,精神医学を精神科医と脳科学研究者が幅広くかつ強くタッグを組んでいく必要がある.そこで本稿では,まず,計算論的精神医学における生物物理学的モデルの著者なりの意義を述べさせていただく.次に,生物物理学的モデルの概要を述べて,精神医学へのモデル適応例...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献29件

  • Pure Procrastination Scale日本語版の作成および信頼性と妥当性の検討

    金子 泰徳, 池田 寛人, 藤島 雄磨, 梅田 亜友美, 小口 真奈, 高橋 恵理子 パーソナリティ研究 31 (1), 1-11, 2022-04-27

    <p>本研究の目的は,日本語版Pure Procrastination Scale (PPS-J)を作成し,その信頼性と妥当性を検討することであった。本尺度の原版は,行動の遅延によって事態がいっそう悪化することが予想されるにもかかわらず自発的に遅らせる事象である先延ばしを測定するものとして開発されている。本研究では,大学生195名を対象に確認的因子分析を行った結果,「実行の先延ばし」「決断の先延…

    DOI Web Site Web Site 参考文献19件

  • 社会的コミュニケーション症の診断に向けた特性に関する検討

    多門 裕貴, 小枝 達也 小児の精神と神経 62 (1), 79-85, 2022-04-01

    【目的】社会的コミュニケーション症(SCD)は,言語的および非言語的なコミュニケーションの社会的使用に困難さを示すことから自閉スペクトラム症(ASD)との鑑別が重要となるが,参考となる補助検査所見が乏しい.本研究ではSCDとASDの鑑別に有用な補助検査について検討した.【方法】SCD群5 名,ASD群25名に対して対人応答性尺度(SRS-2),比喩皮肉文テストを実施・検討した.【結果】SRS-2…

    DOI Web Site 医中誌

  • ビジョン2 「感性」を可視化し、こころも豊かな社会に

    国立研究開発法人科学技術振興機構 JSTnews 2022 (4), 8-9, 2022-04-01

    ...脳科学の視点から科学的にアプローチすることで、世界で初めて感性の可視化に成功した。その成果は、健康管理や企業の製品開発など、さまざまな場面で使われつつある。目に見える物質的な豊かさだけでなく、こころも豊かな社会の実現に貢献する。</p>...

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  • ラット前脳の脳定位アトラス

    杉本, 翔哉, 石田, 順子, 田中, 康裕 玉川大学脳科学研究所紀要 (15) 19-27, 2022-03-15

    Iar: Long-Evans系統のラットは、行動課題を利用した神経科学領域の研究を日本国内で行う場合に広く使用されている。行動課題中に多領域・多細胞からの神経活動記録を行うことは、行動中の脳活動のダイナミクスを知る上で非常に重要である。このような実験で精確に目的部位からの記録を実現するためには、脳構造の位置が手術中に知りうる座標系で示されることが望ましい。脳定位アトラスはまさにそれを実現したも…

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  • マツダ、ホンダが実用化へ 事故ゼロへの道、「脳科学」で開く

    日経ビジネス = Nikkei business (2129) 40-42, 2022-02-21

    マツダが運転中に意識障害が発生した事故のケースを分析すると、低血糖や心疾患、脳血管疾患、てんかんといった脳機能の低下による症状が9割を占めたことが分かった。同社統合制御システム開発本部の山本康典・首席研究員は「人間の内部、いわば脳の分野の…

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  • 応用演劇と科学的な人間理解を組み合わせた協働的学びの試み

    虫明, 美喜, 虫明, 元 宮城教育大学紀要 56 373-383, 2022-01-31

    ...この新たな試みでは、人間のコミュニケーションのメカニズムを、脳科学、発達心理学、社会心理学等を踏まえた講義と教室内のグループ活動の形で学び、一方でそれと呼応するグループでの応用演劇の実践を行い、即興で互いのストーリーを演技するプレイバックシアターの手法を取り入れた実践を行った。...

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  • サーベイマップの方向と距離の正確さに関する研究

    森 文彦 バイオメディカル・ファジィ・システム学会大会講演論文集 35 (0), M-2-, 2022

    Map in the brain, which is composed of 1 the route map from the point of departure to the destination, 2 the azimuth θ , 3 the direct distance D and 4the total moving distance are examined using the …

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  • 恐怖記憶固定化の性差:扁桃体中心核におけるタキキニン経路の重要性

    持田(齋藤) 淳美 ファルマシア 58 (2), 173-173, 2022

    ...恐怖記憶は以前に経験した嫌悪的な出来事と関連しており,危険な出来事に遭遇した時に恐怖反応を呼び起こし,自身に危害が加わることを防ぐ役割を担っている.この恐怖記憶の処理については,男女間での顕著な違いを示すデータはあるものの,女性を対象とした脳科学的研究が未だ十分に行われていないため,その分子メカニズムはほとんど解明されていない.一方,Anderoらはタキキニン2(Tac2)シグナル伝達経路が,恐怖記憶...

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