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検索結果 289 件

  • 悪性神経膠腫に対する光線力学的療法の光と影―100例以上を経験して―

    深見 真二郎, 秋元 治朗, 永井 健太, 河野 道宏 日本レーザー医学会誌 44 (2), 102-108, 2023-07-15

    ...<p>悪性神経膠腫に対する光線力学的療法(photodynamic therapy: PDT)につき,照射の工夫・合併症・再発時期や再発パターンを検討した.対象はPDTを施行した106例の画像上悪性神経膠腫と診断した症例で,大きな合併症は1例の爪熱傷であったが,2例脳皮質熱傷が疑われた.再発までの期間の中央値は初発膠芽腫に限ると約12ヶ月で,再発パターンは局所再発が50例で,27例は遠隔部位や播種にて...

    DOI Web Site 参考文献14件

  • 原発性悪性脳腫瘍に対する光線力学的療法:慶應義塾大学病院における初期治療経験

    今井 亮太郎, 佐々木 光 日本レーザー医学会誌 44 (2), 85-94, 2023-07-15

    ...治療経過を追跡した.このうち神経膠腫は17例で,WHO2016におけるGrade IVが13例(初発8例,再発5例),Grade IIIが4例(初発1例,再発3例)であった.9例ではカルムスチンウエハーの留置を併用した.良好な局所制御を示した例が見られた一方,9例(Grade IVの6例,Grade IIIの3例)でPDT後の再発を認めた.因果関係は不明だが,術後に頭蓋内出血で死亡した1例があった.初発膠芽腫...

    DOI Web Site 参考文献20件

  • 膠芽腫摘出における5-アミノレブリン酸による蛍光診断の意義

    金森 政之, 斎藤 竜太, 下田 由輝, 冨永 悌二 日本レーザー医学会誌 44 (2), 164-170, 2023-07-15

    ...<p>初発膠芽腫摘出における5-アミノレブリン酸(5-ALA)による蛍光診断所見と腫瘍制御の関係を明らかにすることを目的とした.当施設で5-ALAによる蛍光診断下に造影病変の可及的切除を施行した初発膠芽腫41例を対象とし,術中蛍光診断所見と術後造影の残存,再発部位について解析した.結果,蛍光病変全摘出はMRI上の造影病変全摘出と相関していた.さらに肉眼的全摘出・追加切除後の蛍光残存部分から再発する傾向...

    DOI Web Site 参考文献22件

  • 初発膠芽腫患者における光線力学療法後の再発形式

    井内 俊彦, 堺田 司, 杉山 孝弘, 横井 佐奈, 瀬戸口 大毅, 細野 純仁, 長谷川 祐三 日本レーザー医学会誌 44 (2), 109-116, 2023-07-15

    ...<p>初発膠芽腫に対する光線力学療法(photodynamic therapy: PDT)の効果を特に再発部位を中心に後方視的に検証した.PDTは摘出腔底部からの再発を予防しなかったが,摘出腔側壁からの再発は有意に予防した.側壁からの再発は,MGMT非メチル化例でも確認された.一方,開頭術後の有害事象の発生率に変化は無かった.PDTは安全で,摘出腔側壁からの再発を予防し,患者の日常生活維持期間を延長...

    DOI Web Site 参考文献13件

  • 当科における光線力学療法の経験および次世代への挑戦

    棗田 学, 温 城太郎, 渡邉 潤, 塚本 佳広, 岡田 正康, 小倉 良介, 平石 哲也, 大石 誠, 藤井 幸彦 日本レーザー医学会誌 44 (2), 95-101, 2023-07-15

    ...<p>2018年7月に当科に光線力学療法(photodynamic therapy: PDT)を導入してから2021年6月まで,当科でPDTを施行した悪性脳腫瘍症例の臨床的特徴および無増悪生存期間(progression free survival: PFS),全生存期間(overall survival: OS),主な合併症について検討した.初発膠芽腫9例におけるPFSの中央値は14ヶ月,OS中央値...

    DOI Web Site 参考文献13件

  • アストロサイトを標的とした膠芽腫の治療可能性

    原 雄大 ファルマシア 59 (3), 243-243, 2023

    ....一方,アストロサイトは,グリア細胞の1種であり,脳内に最も多く存在する細胞である.その役割は多岐にわたり,血液脳関門の形成や栄養因子等の貯蔵・供給,炎症反応の調節などを担う.これまでに,神経炎症や神経変性疾患など様々な疾患への関与が報告されているが,膠芽腫を含む悪性脳腫瘍への寄与は不明であった.本稿では,アストロサイトが膠芽腫に与える影響を解明した論文を紹介する....

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  • 嗅覚障害を主訴に受診した膠芽腫の1例

    石田 正幸, 滝井 康司, 將積 日出夫 耳鼻咽喉科臨床 補冊 162 (0), 68-71, 2023

    <p>Olfactory dysfunction is a common symptom encountered by otorhinolaryngologists in our daily clinical practice, often after chronic sinusitis or the common cold. When the cause cannot be …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献3件

  • 再発小児悪性脳腫瘍に対する手術療法

    園田 順彦, 松田 憲一朗, 伊藤 美以子, 齋藤 竜太, 金森 政之, 金村 米博, 冨永 悌二 小児の脳神経 48 (1), 33-38, 2023

    ...<p>7例の小児悪性脳腫瘍を対象に再手術の有用性に関して検討を行った.上衣腫4例の再発までの期間は10~35か月であり,3例は長期生存を得ているが1例は髄腔内播種を来し死亡した.膠芽腫の2例は再発までの期間が短く,全生存期間は1年前後と不良であった.分子生物学的にはIDH1変異,H3 G34変異が認められた.1歳の髄芽腫は分子生物学的にはSHH TP53野生型であり,再摘出と化学療法のみで経過観察とし...

    DOI 医中誌

  • 小脳髄芽腫治療後に発生した膠芽腫の分子病理学的解析の導入

    松田 章秀, 大江 直行, 大久保 貴史, 小木曾 衛, 今井 直哉, 酒々井 夏子, 宮崎 龍彦, 岩間 亨 小児の脳神経 48 (1), 21-25, 2023

    ...</p><p>我々が臨床学的に放射線誘発性膠芽腫と診断した2例はいずれも免疫組織化学でIDH-1は野生型,EGFRの発現は陰性,p53の発現は陽性であり,分子学的にも放射線誘発性の二次がんとして矛盾しない結果であった.</p>...

    DOI 医中誌

  • 細胞外細胞の膠芽腫治療への応用

    笹沼 いづみ, ニランジニ アラガッパン 小山工業高等専門学校研究紀要 56 (0), 30-35, 2023

    Glioblastoma (GBM) cells use multiple ways of communication with the tumor microenvironment to tune it for their own benefit. Among these, extracellular vesicles (EV) have emerged as a focus of …

    DOI

  • 光線力学的療法(Photodynamic therapy: PDT)の費用対効果~悪性脳腫瘍に関して~

    秋元 治朗, 田倉 智之 日本レーザー医学会誌 43 (2), 65-73, 2022-07-15

    ...<p>緒言:限られた医療財源の中で,国民にlow cost-high qualityな医療を提供すべく,国は各種医療行為の費用対効果の評価を始めた.本論文では成人悪性脳腫瘍の代表である膠芽腫に対する各種治療行為の費用対効果の比較を,質調整生存年(quality adjusted life years: QALY)と,標準治療に対する増分費用対効果比(incremental cost-effective...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献27件

  • 神経系

    松本 慎二, 鍋島 一樹, 井上 亨, 冨永 晋 医学検査 71 (J-STAGE-1), 262-306, 2022-01-31

    ...毛様細胞性星細胞腫,乏突起膠細胞系腫瘍,膠芽腫や髄芽腫は悪性に分類される。膠芽腫と髄芽腫はグレードIVに分類されている脳腫瘍である。転移性腫瘍では肺癌,乳癌,前立腺癌,リンパ腫などが多い。</p>...

    DOI

  • 膠芽腫に対する集学的治療

    篠山 隆司, 田中 一寛, 長嶋 宏明 Japanese Journal of Neurosurgery 31 (1), 11-19, 2022

    ...<p> 膠芽腫はいまだ生存期間中央値が約2年と悪性脳腫瘍の中で最も予後不良の疾患である. 膠芽腫の治療は大きく分けて手術, 放射線療法, 化学療法の3つに分けられる. 手術に関しては造影部位の全摘出が推奨されるが, 機能予後を十分考慮して摘出する必要がある. また, 化学療法はテモゾロミドとベバシズマブがあるが, ベバシズマブの投与時期, 投与方法についてはまだまだ議論の余地がある....

    DOI Web Site Web Site 参考文献34件

  • 遺伝子組換えウイルスを用いたがん治療への挑戦

    藤堂 具紀 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 43 (0), 3-C-SL01-3-, 2022

    ...</p><p> First-in-human試験は、膠芽腫を対象として2009年より5年間実施され、その後第II相試験が医師主導治験として2015年から2020年まで実施された。...

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  • 膠芽腫を合併した筋強直性ジストロフィー1型の1例

    潟山 高士, 黒田 順一郎, 大田 和貴, 井上 泰輝, 植田 光晴, 武笠 晃丈 臨床神経学 62 (11), 844-849, 2022

    ...であった.DMは全身性疾患のため周術期管理の配慮も必要である.DM患者のがん発症リスクは一般集団の約2倍とされるが,膠芽腫との合併は稀であり報告する....

    DOI Web Site PubMed 参考文献10件

  • 悪性脳腫瘍に対する個別化医療を目指したトランスレーショナル研究

    立石, 健祐, Tateishi, Kensuke 横浜医学 72 (4), 545-551, 2021-12-03

    ...枢神経系悪性腫瘍は,その発生頻度は疫学的に決して高くないものの,疾患によっては予後への影響も大きく,また病態に応じて後遺症につながる重大な脳機能障害をもたらす.例えば代表的脳悪性腫瘍である膠芽腫(グリオブラストーマ)では,標準治療は確立されているものの,平均生存期間は15ヶ月未満であるように,悪性腫瘍全体を見渡しても最も治療困難な疾患の一つとして知られている.また高い浸潤能や増殖能などの腫瘍細胞が有...

    機関リポジトリ 医中誌

  • 多発性小脳原発glioblastomaの1例

    内村 昌裕, 吉金 努, 永井 秀政, 瀧川 晴夫, 阿武 雄一, 秋山 恭彦 松江市立病院医学雑誌 25 (1), 58-64, 2021-12-01

    ...小脳原発膠芽腫cerebellar glioblastoma(cGBM)は稀な疾患で,glioblastoma(GBM)のうち0.21~4.1 %を占めるのみである.GBMの生存期間中央値は14.2カ月であるが,cGBMのそれは5.9カ月と短いことが報告されている.我々ははじめに悪性リンパ腫と画像診断した多発性小脳原発腫瘍に対して,生検術を施行することでcGBMの診断に至り,また生検術後早期に合併した...

    DOI 医中誌

  • Novo-TTF 100A システムにより治療した膠芽腫の 3 症例

    西出 拓馬, 山室 俊, 小澤 祥成, 谷澤 元気, 花島 裕也, 角 光一郎, 吉野 篤緒 日大医学雑誌 80 (5), 253-257, 2021-10-01

    ...<p>Novo-TTF 100A システムは,大規模臨床試験の結果において,膠芽腫の生存期間を有意に延長することが示された新規治療法であり,当院において 3 症例に使用してきた.52 歳男性の左側頭葉膠芽腫症例に対して 3ヶ月間,62 歳女性の右視床膠芽腫症例に対して 13ヶ月間,38 歳男性の左前頭葉膠芽腫症例に対して 6ヶ月間(治療継続中),同システムを処方して治療を行ったため,各症例の臨床経過...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献5件

  • 結節性硬化症の経過中に膠芽腫を発症し頭蓋内圧亢進のため緊急摘出術を要した1例

    三浦 博充, 元木 崇裕, 相原 香織, 城賀本 敏宏, 永井 功造, 森谷 京子, 牧野 景, 福田 光成, 石前 峰斉, 江口 真理子 脳と発達 53 (1), 49-52, 2021

    ...緊急で腫瘍摘出術が施行され, 病理検査結果から膠芽腫と診断された. SEGAが良性腫瘍であるのに対し, 膠芽腫は悪性度が高く, 急速に増大し, 一般的に予後は不良である. 結節性硬化症の頭部病変ではSEGA以外の腫瘍の発症も念頭に入れ, 有症状のときには速やかな画像評価が必要である....

    DOI 医中誌

  • 膠芽腫の病態・治療と未来医療を見据えた研究の方向性

    篠山 隆司, 田中 一寛 Japanese Journal of Neurosurgery 30 (5), 380-390, 2021

    ...膠芽腫細胞そのものの性質を理解することも必要だが, 腫瘍微小環境を形成する免疫細胞や血管内皮細胞, 神経細胞などと膠芽腫細胞との関係を, 治療前/治療後あるいは初発時/再発時などのように時間軸を考慮し, 縦断的に研究することが必要となろう.</p>...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献40件

  • 小児腫瘍に対する再照射,髄芽腫の再照射を中心に

    副島 俊典, 福光 延吉, 出水 祐介, 美馬 正幸, 鈴木 毅, 小阪 嘉之, 河村 淳史 日本小児血液・がん学会雑誌 58 (2), 99-102, 2021

    ...放射線治療を行った158例のうち2回以上の照射を行った33例(21%)を対象とした.その結果,脳腫瘍が10例と多く認められた.さらに2015年から2019年までに再照射を行った髄芽腫を対象として詳細を検討した.髄芽腫の再発例は3例あり,いずれも12 Gy/8回の全脳全脊髄照射を行ったが,その後に髄膜播種再発をきたした.髄芽腫治療後に二次がんを発症し,二次がんに対して再照射を行った症例が3例あり,3例とも膠芽腫...

    DOI 医中誌

  • Germinomaに対する治療36年後に発症した放射線誘発性小脳膠芽腫の1例

    藤原 勇太, 吉金 努, 宮嵜 健史, 永井 秀政, 秋山 恭彦 小児の脳神経 46 (3), 266-270, 2021

    ...<p>今回我々は小児期にgerminomaの診断で全脳照射を行い,その治療から36年後に放射線誘発性小脳膠芽腫の診断に至った症例を経験した.症例は50歳男性.14歳時にgerminomaの診断でコバルト照射治療が行われた.50歳時に偶発的に左小脳半球に占拠性病変を認め,開頭脳腫瘍摘出術を実施した.病理診断はglioblastoma, NOSであり,化学放射線療法を行った.放射線治療後は,数十年を経過...

    DOI 医中誌

  • 退形成性上衣腫に対する放射線治療41年後に膠芽腫と髄膜腫を併発した1例

    高瀬 香奈, 三島 弘之, 綾部 純一, 渡辺 正英, 土屋 雄介, 丸山 拓実, 益子 悠, 立石 健祐, 田中 良英 Japanese Journal of Neurosurgery 30 (4), 305-311, 2021

    ...両病変に対して摘出術を施行し, それぞれ膠芽腫, 髄膜腫と診断された. 再検討の結果, 初発腫瘍は退形成上衣腫と診断された. 小児期に放射線治療を受けた患者では長期間経過しても放射線誘発性腫瘍のリスクが存在するため, 長期にわたる慎重な経過観察が重要である.</p>...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献23件

  • Temozolomideを治療に用いたprimary leptomeningeal gliomatosisの1例

    権田 友美, 若林 健一, 原口 健一, 新井 義文, 雄山 博文 臨床神経学 61 (12), 862-868, 2021

    ...<p>症例は35歳男性.意識障害にて搬送.画像検査にて後頭蓋窩を主体にクモ膜下腔に沿ったびまん性の造影病変とその一部に結節性病変を認め,開頭生検したところ組織診断は膠芽腫であった.脳・脊髄実質内に病変を認めないことからprimary leptomeningeal gliomatosis(PLG)と診断した.Temozolomideを用いた化学療法と放射線治療を導入したところ一旦画像上の病変消失をみたが...

    DOI Web Site PubMed 参考文献19件

  • 膠芽腫に対するCAR-T細胞療法

    笠原 靖史, 今井 千速 小児の脳神経 46 (3), 211-219, 2021

    ...での臨床使用に至る歴史につき紹介し,引き続き膠芽腫に対するCAR-T細胞療法の最近の発展につき概説する....

    DOI 医中誌

  • 3 領域にわたり複数の病変を認めた多中心性膠芽腫の一例

    大滝 遼, 山室 俊, 熊川 貴大, 角 光一郎, 西巻 はるな, 大島 秀規, 吉野 篤緒 日大医学雑誌 79 (5), 299-303, 2020-10-01

    ...病理組織学検査より膠芽腫と診断し,化学療法と放射線 治療を開始した.頭蓋内に複数の腫瘍性病変を認める際 は転移性脳腫瘍が疑われるが,稀ながら膠芽腫が多中心 性に複数の病変を有することがあり,注意が必要である....

    DOI Web Site Web Site 参考文献17件

  • 膠芽腫はなぜ難治なのか?―克服への可能性―

    植木 敬介 Japanese Journal of Neurosurgery 29 (3), 198-203, 2020

    ...一方, 脳腫瘍の中でも頻度の高い膠芽腫の予後はあまり昔と変わっていない, という辛い指摘がある. それはなぜなのかをもう一度腰を落ち着けて, 分析的に考察し, これからの取り組みに反映させることは意味がありそうである....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献16件

  • ヒ素化合物の抗腫瘍活性およびその新規臨床応用の可能性

    袁 博, 岡崎 真理, 平野 俊彦 ファルマシア 56 (5), 421-425, 2020

    近年,急性前骨髄球性白血病と骨髄異形成症候群に優れた治療効果を示すヒ素化合物(As<sub>2</sub>O<sub>3</sub>,As<sub>2</sub>S<sub>2</sub>)が,血液がん以外の難治性がんの治療に応用できる可能性が示された.本稿では,血液がん治療におけるヒ素化合物の作用メカニズムを概説した上,難治性固形がん細胞に対するヒ素化合物の殺細胞作用に関する最新の研究を紹介し…

    DOI 被引用文献1件

  • 膠芽腫に対する補助療法の現状と新規治療法の可能性

    山崎 文之, 西淵 いくの Japanese Journal of Neurosurgery 29 (3), 188-197, 2020

    ...<p> 本邦の膠芽腫の補助療法は, 放射線治療, テモゾロミド, ベバシズマブ, 交流電場腫瘍治療システムが挙げられる. 補助療法の標準治療は放射線60Gyとテモゾロミドの同時併用とそれに引き続いたテモゾロミドの維持療法で, オプションとして交流電場腫瘍治療システムが追加される....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献39件

  • 初発膠芽腫のradiogenomics

    木下 学 Japanese Journal of Neurosurgery 29 (3), 166-172, 2020

    <p> 体内の関心領域を非侵襲的に観察し, その領域の生物学的特性を明らかにすることは放射線医学が目指す究極の目標といっても過言ではないだろう. 近年のコンピュータ技術と生物統計学の進歩から, radiogenomicsという新しい研究分野が花開きつつある. この研究分野が目指すところは, 定量的に取得された数百~数千の画像特徴量を数理学的に解析し, …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献27件

  • 膠芽腫に対する手術治療の限界と今後の可能性

    武笠 晃丈 Japanese Journal of Neurosurgery 29 (3), 173-180, 2020

    ...<p> 膠芽腫は増殖・浸潤能が高く, その全摘出は不可能ではあるものの, 後方視的解析の積み重ねにより, 安全な範囲での最大限の摘出は予後延長に寄与すると考えられている. しかし, 特に再発例に対する手術摘出においては, 適正な患者選択を行わないと手術によりむしろ予後を悪化させる可能性もあり注意が必要である....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献34件

  • 脳腫瘍周術期の管理

    山田 深 The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 56 (8), 609-612, 2019-08-16

    <p>悪性脳腫瘍の初期治療は腫瘍の摘出が基本となり,周術期のリハビリテーション診療対応が必要となる.術前には治療効果の検証や長期の介入プラン検討のために運動,認知機能の評価を詳細に行い,筋力や運動耐容能の維持を図る.術後には可能な限り積極的に離床を進める.近年ではいわゆる術後早期回復の一環として,脳腫瘍患者における早期離床の有効性が論じられている.周術期には脳腫瘍に特有の症状と治療に伴う有害事象…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献6件

  • 化学療法・放射線療法と運動療法

    増田 暁史 The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 56 (8), 618-622, 2019-08-16

    <p>悪性脳腫瘍患者に対する運動療法は,化学療法,放射線療法に伴う治療関連有害事象(treatment-related adverse event:TRAE)を踏まえて実施する必要がある.さらに,腫瘍そのものによって生じる中枢神経症状やがん関連倦怠感(cancer-related fatigue:CRF)も活動を制限する因子となり,廃用症候群を予防するためにも,運動療法による生活機能の維持,向上…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献7件

  • 悪性脳腫瘍の診断と治療

    永根 基雄 The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 56 (8), 602-608, 2019-08-16

    ...<p>悪性脳腫瘍には,頭蓋内組織から発生する原発性脳腫瘍と転移性脳腫瘍があり,神経膠腫,中枢神経系原発悪性リンパ腫(PCNSL),髄芽腫,胚細胞腫瘍などが主要な腫瘍型である.神経膠腫は原発性脳腫瘍の約3割を占め,その約半数は最も悪性な膠芽腫で5年生存割合が15%と依然致死的である.PCNSLは高齢者に頻発し認知機能障害をしばしば呈するが,治療強度の高い薬物療法の開発で予後が改善してきている.脳腫瘍では...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献11件

  • 集学的治療が著効した悪性神経膠腫の脊髄転移の1例

    柴垣 慶一, 河合 辰典, 重川 誠二, 西崎 統, 松井 誠司 Japanese Journal of Neurosurgery 28 (9), 578-583, 2019

    ...右小脳半球に4cm大の初発病変を認め, 膠芽腫 (WHOグレードⅣ) と診断した. 初発から2年後, 臀部痛と歩行障害が出現し, 全脊髄MRIで脊髄転移を認めた. 手術で膠芽腫 (WHOグレードⅣ) と診断した. 術前は重度の両下肢対麻痺で歩行困難であり, サイバーナイフおよび2週間ごとのbevacizumab投与を施行した....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献18件

  • 急性期病院における術後膠芽腫患者の転帰先に影響する因子の検討

    高橋 夢子, 村岡 法彦, 呂 隆徳, 高山 拓也, 大田 哲生 理学療法学Supplement 46S1 (0), E-112_1-E-112_1, 2019

    ...生命予後が限られた膠芽腫患者やその家族にとって、術後にADLを維持し自宅で生活することは一つの目標であり、ADL維持のためにリハビリテーション(以下リハ)の重要性が指摘されている。しかし、術後膠芽腫患者の転帰先や、膠芽腫患者のリハに関する報告は少ない。今回、当院の術後膠芽腫患者の転帰先と転帰先に関連する因子を後方視的に検討したので報告する。...

    DOI

  • 膠芽腫に対する中性子捕捉療法

    山本, 哲哉 横浜医学69巻1・2号 69 (1・2), 29-35, 2018-05-30

    ホウ素中性子捕捉療法 (Boron neutron capture therapy: BNCT) は腫瘍細胞・組織に選択性を有する粒子線治療で,ホウ素₁₀Bを結合した化合物を腫瘍に取り込ませたのち,低エネルギー中性子を照射して反応させ,発生した高LET粒子線(アルファ粒子,リチウム粒子)により抗腫瘍効果を得る. …

    機関リポジトリ Web Site 医中誌

  • EGFRv IIIを発現した膠芽腫細胞の特徴と分布

    野澤, 孝徳 新潟医学会雑誌 132 (2), 60-66, 2018-02

    ...Glioblastoma (膠芽腫)は成人原発悪性腫瘍で最も多い腫瘍であり,手術,放射線治療,化学療法を組み合わせた治療を行っても,その予後は依然として不良である. Glioblastomaは明らかな前駆病変なく,新規に急速な進行を示す原発性glioblastomaと先行する低悪性度星細胞腫から緩徐に進行し,悪性転化して発生する二次性glioblastomaに分けられる....

    機関リポジトリ HANDLE Web Site ほか1件

  • 遺伝子と画像特徴量を用いた膠芽腫の予後予測

    近藤 雅敏, 幸野 佑光子, 金子 沙世, 内山 良一 医用画像情報学会雑誌 35 (1), 12-16, 2018

    <p>Technologies of computer-aided diagnosis(CAD)have been applied to the detection or differential diagnosis of lesions so far. However, there are few cases where CAD technology is applied to …

    DOI 医中誌 被引用文献1件

  • 膠芽腫に対する血管新生抑制療法の課題と対処

    高野 晋吾 Japanese Journal of Neurosurgery 27 (10), 723-735, 2018

    ...Mimicryの分子機構では, PECAM-1, 膠芽腫幹細胞, HIF-1αが報告されている. </p><p> 今後, 膠芽腫の血管新生抑制療法を行うには, これまでのVEGFを中心とした血管新生抑制に加えて, VEGFには依存しない血管co-optionとmimicryを標的とした治療を合わせて行うことを考える必要がある.</p>...

    DOI Web Site 参考文献44件

  • 全身多発転移をきたしたepithelioid glioblastomaの1例

    齋藤 紀彦, 平井 希, 青木 和哉, 高萩 周作, 八木橋 彰憲, 横内 幸, 小林 弘明, 松熊 晋, 古賀 絢乃, 藤田 聡, 岩間 淳哉, 中山 晴雄, 林 盛人, 櫻井 貴敏, 岩渕 聡 Japanese Journal of Neurosurgery 27 (2), 131-137, 2018

    ...膠芽腫の頭蓋外転移の頻度は約0.5%と報告されており, 頭蓋外転移の発生機序として複数回の手術や治療による腫瘍の形質変化などが考えられている. 膠芽腫の頭蓋外転移はきわめて予後不良な経過をたどるため, より詳細な病態把握が求められる.</p>...

    DOI Web Site 医中誌

  • 食後反応性低血糖を合併し,成長ホルモン分泌不全によるその増悪が疑われたFröhlich症候群の1例

    村井 謙允, 飯坂 徹, 飯田 達也, 三倉 健太朗, 橋詰 真衣, 黄川 恵慈, 小泉 剛, 田所 梨枝, 遠藤 慶, 齊木 亮, 大塚 史子, 長坂 昌一郎 糖尿病 60 (11), 775-781, 2017

    ...<p>症例は33歳女性.8歳時,視神経膠芽腫に対し,手術・放射線療法を施行された.18歳時,無月経,肥満と高血糖を指摘され,Fröhlich症候群と診断された.27歳時,低血糖症状あり,下垂体前葉機能負荷試験で,成長ホルモン(GH)分泌不全を指摘された.33歳時,重症低血糖発作(血糖値23 mg/dL)を認め,精査目的で再入院となった.75 g経ロブドウ糖負荷試験は境界型で,負荷後のインスリン過分泌...

    DOI 医中誌

  • 小児の高悪性度グリオーマと脳幹部グリオーマ

    山崎 文之, 高安 武志, 栗栖 薫 日本小児血液・がん学会雑誌 54 (5), 373-383, 2017

    ...H3バリアントのH3.1をコードする遺伝子<i>HIST1H3B</i> K27Mが2番目に多い.これらの遺伝子変異を持つ腫瘍は<i>IDH</i>の遺伝子変異,EGFRの遺伝子増幅やPTEN変異などを基本的には認めない.その他,小児の大脳半球の高悪性度グリオーマではH3.3 G34R,G34V変異が多いと報告された.ヒストンの遺伝子変化によるtumorigenesisは,成人のびまん性グリオーマ,膠芽腫...

    DOI

  • O-1-B29 壮年期に悪性腫瘍を発症した重症心身障害者3例

    西村 美緒, 松本 葉子, 八木 麻理子, 河崎 洋子 日本重症心身障害学会誌 42 (2), 190-190, 2017

    ...腫瘍全摘術を行い、神経膠芽腫と診断。現在化学療法継続中。 まとめ 症例1と症例3では、介護職員が、日常生活でのわずかな変化に気付いたことから、精査、診断に至った。症例2では貧血の進行に対する精査から診断に至った。当センター入所者の平均年齢は、現在41.5歳である。重症児者の悪性腫瘍の罹患は40歳代に多いといわれている。...

    DOI 医中誌

  • グリオーマの標準治療と試験治療としての免疫療法

    橋本 直哉 Japanese Journal of Neurosurgery 25 (11), 922-927, 2016

    ...<p> グリオーマの治療成績は悲観的で, 代表的なグリオーマである膠芽腫の全生存期間は14.6カ月とされる. このことは標準治療とされている手術・放射線・化学療法に加え得る何らかの治療法が必要であることを示している....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献31件

  • 原発性悪性脳腫瘍に対する光線力学療法 (PDTの臨床)

    丸山 隆志, 村垣 善浩, 新田 雅之, 都築 俊介, 安田 崇之, 生田 聡子, 川俣 貴一 Japanese Journal of Neurosurgery 25 (11), 895-904, 2016

    ...新規膠芽腫13名に対する臨床試験の結果では, 特記すべき有害事象はなく12カ月後無増悪生存期間は12カ月, 全生存期間24.8カ月であった. このうち東京女子医科大学から登録された11例の再発パターンの解析では, 4例が光線力学による照射範囲から, 2例は放射線照射野内から, 4例は遠隔からの再発が確認された....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献12件

  • 覚醒下手術により一過性に歩行困難となった膠芽腫2症例に対する装具処方を中心とした理学療法アプローチ

    坂本 和則, 山中 義崇, 古川 誠一郎, 稲垣 武, 黒岩 良太, 天田 裕子, 松谷 智郎, 岩立 康男, 佐伯 直勝, 村田 淳 理学療法学Supplement 2015 (0), 1092-, 2016

    ...今回,感覚野あるいは上肢関連運動野近傍における膠芽腫において,覚醒下手術を施行し,術後下肢麻痺を生じたが,最終的に自立歩行まで回復した2症例を経験したので報告する。【方法】症例1は右感覚野膠芽腫の30歳男性。術前の神経学的異常所見は上肢感覚障害が主であった。腫瘍深部(内包近傍)の術操作中に左下肢麻痺が出現したため,わずかに腫瘍を残して摘出術終了。...

    DOI

  • JCOG脳腫瘍グループによる悪性脳腫瘍に対する臨床試験

    成田 善孝, 渋井 壮一郎, 嘉山 孝正, 佐藤 慎哉, 若林 俊彦, 村垣 善浩, 永根 基雄, 西川 亮 Japanese Journal of Neurosurgery 25 (7), 566-578, 2016

    ...膠芽腫や転移性脳腫瘍に対する3つの試験を完遂し, これらの臨床試験によって国内の悪性脳腫瘍に対する臨床試験の方法や実践法が確立し, その後の新規治療薬の開発のための治験等の遂行にも大きな影響を与えた....

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献21件

  • 脊髄神経膠腫の外科治療に関する指針

    高見 俊宏, 黒川 龍, 関 俊隆, 小柳 泉, 日本脊髄外科学会学術委員会 脊髄外科 30 (1), 25-40, 2016

    ...検索の対象病態はWHO grade Ⅰの粘液乳頭状上衣腫, 上衣下腫, 毛様細胞性星細胞腫, WHO grade Ⅱの上衣腫, びまん性星細胞腫, WHO grade Ⅲの退形成性星細胞腫, WHO grade Ⅳの膠芽腫とした....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献130件

  • ギリアデル留置後に合併した脳浮腫に五苓散が奏功した1例

    池西 優理子, 林 明宗, 池谷 直樹, 佐藤 秀光 脳神経外科と漢方 1 (1), 75-77, 2015-11-01

    <p>悪性神経膠腫に対して術中に留置するBCNU wafer(ギリアデル<sup>®</sup>)の有害事象として,脳浮腫が知られている。今回,放射線化学療法中に生じたギリアデル<sup>®</sup>起因性脳浮腫に対して,五苓散が奏功した症例を経験したので報告する。</p>

    DOI Web Site 医中誌

  • 悪性神経膠腫の集学的治療とBNCT

    山本 哲哉 RADIOISOTOPES 64 (1), 79-91, 2015

    ...悪性神経膠腫,特に神経膠芽腫は脳内で浸潤性に広がる性質を有するため外科的な摘出が不可能であり,また有効な薬物治療がなかったことから,BNCT研究開始当初より重要な研究対象とされてきた。近年,悪性神経膠腫の集学的治療の各分野,すなわち手術支援システムを中心とした外科治療,放射線治療法,化学療法剤の各領域での目覚ましい発展がみられている。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献34件

  • 胸膜に血行性転移をきたした膠芽腫の1例

    田崎 貴之, 奥田 武司, 岡本 邦男, 吉岡 宏真, 藤田 貢, 泉本 修一, 中川 和彦, 加藤 天美 Japanese Journal of Neurosurgery 24 (3), 192-197, 2015

    ...右側頭葉膠芽腫にて開頭腫瘍摘出術施行. 肉眼的全摘出後にテモゾロミドを併用した放射線化学療法を追加した. 以後はテモゾロミド単独の維持化学療法を行った. 術後17カ月で摘出腔内側に再発を認め, その後, 大量胸水にて緊急入院となった. 胸部CTにて胸膜に多発する腫瘤を認め, 生検による病理診断の結果, 膠芽腫の胸膜への血行性転移と判明した....

    DOI 医中誌 参考文献18件

  • 先天性膠芽腫の1例

    玉田 (伊藤) なつみ, 廣田 晋, 白井 謙太朗, 永田 千草, 寺門 利継, 武井 孝麿, 芳村 雅隆, 冨士井 睦, 鈴木 恵子, 渡辺 章充, 山本 信二 Japanese Journal of Neurosurgery 24 (11), 788-796, 2015

    ... 先天性膠芽腫はまれな疾患で, 確立された治療法はない. 未治療の生存期間は2カ月である. 症例は胎児期に頭蓋内病変を指摘された男児. 1回目の手術 (生検術) で確定診断に至らず, 2回目の手術 (部分摘出術) で膠芽腫と診断された....

    DOI Web Site 医中誌

  • グリオーマの遺伝子異常に基づいた化学療法の最新知見

    夏目 敦至, Lushun Chalise, 若林 俊彦 Japanese Journal of Neurosurgery 24 (6), 386-398, 2015

    ...The Cancer Genome Atlas (TCGA) による膠芽腫の最新分類も発表されている. 悪性神経膠腫に対してテモゾロミド (TMZ) という第2世代アルキル化剤が現在の標準治療法であるStuppプロトコルの化学療法の基本となっているが, 約半数の症例がこのTMZに対して耐性を示す....

    DOI 医中誌 参考文献47件

  • 放射線治療後再進行を来した脳幹部腫瘍に対する経口エトポシド療法

    福岡 講平, 柳澤 隆昭, 渡辺 祐子, 鈴木 智成, 白畑 充章, 安達 淳一, 三島 一彦, 藤巻 高光, 松谷 雅生, 西川 亮 日本小児血液・がん学会雑誌 52 (5), 387-391, 2015

    ...<br/>【結果】対象症例は,11例で,診断時年齢中央値5歳(3–10歳),男女比は1:10であった.10例が画像所見のみで診断し,1例が他院にて生検施行され,膠芽腫と診断された.診断から中央値7か月(2–19か月)で放射線治療後の腫瘍再進行を認め,経口エトポシドが開始になっていた.経口エトポシドへの治療反応性に関しては,画像所見が改善,または変化無であった症例は,画像評価の行われた9例中3例であったのに...

    DOI 医中誌

  • iPS細胞由来神経細胞のNOD-scidマウス大脳半球移植における造腫瘍性評価に関する予備的検討

    高橋 大祐, 隅田 真実, 筑紫 未津穂, 竹内 正典, 大熊 健司, 橋本 恵美, 藤平 司郎, 三浦 義記 日本毒性学会学術年会 42.1 (0), P-237-, 2015

    ...iPS細胞由来神経細胞の造腫瘍性リスクの評価法を確立するために、ヒト神経膠芽腫細胞株を陽性対照としてNOD-SCIDマウスの大脳半球線条体に移植し、同細胞の生着性ならびに増殖性を病理組織学的に評価する方法を検討した。<br>ヒト神経膠芽腫細胞はU87-MG細胞(DSファーマバイオメディカル)を用いた。...

    DOI

  • 分子病理学に基づくグリオーマ分類

    溝口 昌弘 Japanese Journal of Neurosurgery 24 (6), 366-377, 2015

    ...本稿では膠芽腫を中心に, これまで明らかとなった知見を総括し. 現時点での問題点と今後の課題について考察した....

    DOI 医中誌 参考文献85件

  • レザフィリンを用いた光線力学療法処置は悪性髄膜腫の細胞死を誘導する

    前田 潤, 三木 雄一, 市川 恵, 秋元 治朗, 藤原 泰之 日本毒性学会学術年会 42.1 (0), P-59-, 2015

    ...我々はこれまでに、光感受性物質レザフィリン(NPe6)を用いたPDT(NPe6-PDT)が神経膠芽腫細胞に対して効果的に細胞死を誘導することを明らかにしている。本研究では、有効な治療法が少ない悪性髄膜腫に対する新たな治療法としてのPDTの有効性を確認するために、悪性髄膜腫細胞に対するNPe6-PDTの殺細胞効果を検討した。...

    DOI

  • レザフィリンを用いた光線力学療法における適切なレーザー照射条件の検討

    佐藤 あや, 三木 雄一, 秋元 治朗, 平沼 礼千佳, 藤原 泰之 日本毒性学会学術年会 42.1 (0), P-57-, 2015

    ...<br>【方法】神経膠腫細胞としてU251細胞を用い、神経膠芽腫細胞としてT98G細胞およびA172細胞を用いた。各脳腫瘍細胞をNPe6で前処理後、波長664 nm、照射密度0~44 mWおよび照射量0~30 J/cm<sup>2</sup>の範囲の出力でレーザーを細胞に照射した。レーザー照射24時間後にWST-8アッセイにより細胞生存率を確認した。...

    DOI

  • グリオーマの基礎生物学

    佐谷 秀行, 柴尾 俊輔, サンペトラ オルテア Japanese Journal of Neurosurgery 23 (7), 541-546, 2014

    ... 神経膠芽腫は, 腫瘍内の不均一性ゆえにいまだ予後不良の疾患であり, 効果的な治療ターゲットは確立されていない. 神経膠芽腫の不均一性は, 遺伝子やエピジェネティクスの変化の多様性に加えて, 腫瘍幹細胞の存在に起因する細胞の多様性によって形成される. 本総説では, グリオーマ発生の背景にあるシグナル経路, そしてグリオーマ幹細胞の役割に焦点を当て解説する....

    DOI 医中誌 参考文献21件

  • <b>長期生存膠芽腫症例の病理学的検討 </b>

    沖田 典子, 丸野 元彦, 吉澤 秀憲, 鈴木 強 Neuro-Oncologyの進歩 20 (1), 50-53, 2014

    Glioblastoma is the most common and malignant primary brain tumor. Factors such as age, Karnofsky performance score (KPS), and extent of resection have been shown to be prognostic for survival in …

    DOI 医中誌

  • グリオーマに対する化学療法

    佐々木 光 Japanese Journal of Neurosurgery 23 (7), 547-558, 2014

    ... BCNU徐放剤とベバシズマブ (BEV) について, これまでの知見と薬剤の特徴について概説し, また退形成性乏突起膠腫と高齢者膠芽腫における最新のエビデンスを紹介する. <br> BCNU徐放剤の留置により, 再発ならびに初発悪性神経膠腫患者の生存期間が延長した. 再発膠芽腫の80%以上がBEVにより造影領域の縮小を示した....

    DOI 医中誌 参考文献29件

  • 遺伝子変異からみた神経膠腫の発生機序

    市村 幸一, 有田 英之, 成田 善孝 Japanese Journal of Neurosurgery 23 (7), 532-540, 2014

    ...原発性膠芽腫では<i>IDH</i>変異や1p19q欠失はみられず, RB1, p53, MAPK, PI3K各経路の異常のほか, <i>TERT</i>プロモーター変異が重要な役割を果たすと考えられる....

    DOI 医中誌 被引用文献2件

  • 神経膠腫患者の認知機能・QOL研究の現状と課題

    沖田 典子, 成田 善孝 Japanese Journal of Neurosurgery 23 (1), 46-58, 2014

    ...神経膠腫の中でも最も予後の悪い膠芽腫に代表される悪性脳腫瘍の病態の本質は, 神経学的な悪化による日常生活機能の低下である. 神経膠腫患者でも長期生存患者が増えるにつれ, 生存期間の延長だけではなく, 「いかによく, 長く生きるか」を評価する必要がある....

    DOI 医中誌 被引用文献2件 参考文献70件

  • 中等度失語症患者に対する覚醒下手術の試み

    宇治 百合子, 長谷川 啓子, 山中 義崇, 真々田 賢司, 岩立 康男, 村田 淳, 佐伯 直勝 高次脳機能研究 (旧 失語症研究) 34 (2), 234-241, 2014

    ...左側頭葉神経膠芽腫により中等度の失語症状 (聴覚的理解・復唱・呼称に強い障害) を呈した患者に,「コミュニケーション手段の確保」を目的とした言語マッピングを行った。課題は「振り仮名付き漢字単語の音読」。術中,明らかな陽性所見は認められず,腫瘍の9 割が切除された。術後,〝漢字単語の読解〟機能はおおむね良好に保たれ,日常コミュニケーションに役立った。...

    DOI 医中誌 参考文献2件

  • 神経性抗原発現を示した大脳半球神経膠芽腫の小児例

    佐々木 貴浩, 藤田 浩二, 深井 順也, 大林 慎始, 神波 信次, 金村 米博, 上松 右二, 中尾 直之 Neuro-Oncologyの進歩 21 (2), 27-30, 2014

    We present an unusual pediatric case of cerebral glioblastoma expressing neuronal antigens. A seven-year-old girl was admitted to our hospital, presenting with headache and left hemiparesis. …

    DOI 医中誌

  • Lynch症候群に発症し急速に進行したIIc類似進行大腸癌の1例

    後藤 規弘, 山口 大介, 田中 泰敬, 臼井 智彦, 中井 喜貴, 藤井 茂彦, 畦地 英全, 日下 利広, 國立 裕之, 安原 裕美子 日本消化器内視鏡学会雑誌 55 (12), 3770-3775, 2013

    ...症例は64歳女性.家族歴に胃癌(父),腎癌(弟),卵巣癌(長女),神経膠芽腫(長男)があり,既往歴は子宮体癌(49歳),直腸癌(57歳),横行結腸癌(59歳)の手術施行後であった.大腸癌術後に1年毎に施行されていた下部消化管内視鏡検査にて上行結腸に15mm大の平坦陥凹病変を認め,IIc類似進行大腸癌と診断し右半結腸切除術を施行した(Stage IIIb,pT3N2M0).ミスマッチ修復遺伝子検査では...

    DOI 医中誌

  • アメリカにおけるグリオーマの最新治療

    Shota Tanaka, Andrew S. Chi, Patrick Y. Wen, David N. Louis, A. John Iafrate, Tracy T. Batchelor Japanese Journal of Neurosurgery 22 (8), 590-596, 2013

    ...神経膠芽腫という組織学的診断のみでなく, ターゲットシークエンスなどによる分子病理学的診断が実臨床に導入されつつあり, 個々の腫瘍の遺伝子異常に即した分子標的薬の選択, すなわちテーラーメイドな癌治療が有望視されている. 本稿では, アメリカにおける神経膠芽腫の治療戦略の現状を概説する....

    DOI 医中誌 参考文献34件

  • (-)-グンミフェロールの全合成・構造決定・構造活性相関

    高村 浩由, 和田 寛子, 呂 楠, 大野 修, 末永 聖武, 門田 功 天然有機化合物討論会講演要旨集 55 (0), PosterP-15-, 2013

    ...本化合物は種々のガン細胞に対し毒性を示すことが知られており、中でもマウス白血病P388細胞やヒト膠芽腫U373細胞に対し強い細胞毒性を有している。共役トリアセチレン構造とそれに隣接するジエポキシド部位に特徴を有する(–)-グンミフェロールの平面構造は、HRMS、IR、UV、および各種二次元NMR測定によりFigure 1のように決定された。...

    DOI

  • 6.脳腫瘍

    中村 英夫, 倉津 純一 日本内科学会雑誌 102 (8), 1952-1957, 2013

    ...いろいろな臓器で悪性腫瘍に対する治療の進歩が認められ,予後が改善している中,悪性脳腫瘍の代表的な神経膠芽腫に関しては,20年前と比較して若干予後は改善しているものの,生命予後に関しては1~2年である.各臓器の悪性腫瘍に対する分子標的薬剤が様々臨床応用されているが,神経膠芽腫にたいしての分子標的薬剤は未だ開発されていない.テモゾロマイドというアルキル化薬が,現在世界のスタンダードの薬剤であるが,血管内皮成長因子...

    DOI Web Site PubMed 参考文献7件

  • 悪性グリオーマに対するWT1ペプチドワクチン療法の現状と展望

    橋本 直哉, 千葉 泰良, 木下 学, 香川 尚己, 坪井 昭博, 岡 芳弘, 尾路 祐介, 杉山 治夫, 吉峰 俊樹 Japanese Journal of Neurosurgery 22 (8), 619-624, 2013

    ...再発膠芽腫を対象としたWT1ペプチドワクチン療法臨床第II相試験では, disease control rate : 57.1%, 無増大生存期間中央値 : 20.0週, 生存期間中央値は36.7週の結果が得られ, これまでの治療法と比しても本療法は有効であると考えられた. 臨床試験から得られた課題や今後の方向性を, 文献を渉猟しながら, 概説した....

    DOI 医中誌 参考文献37件

  • 神経膠腫発生に関与する遺伝子異常

    園田 順彦, 冨永 悌二 Japanese Journal of Neurosurgery 22 (8), 582-589, 2013

    ... The Cancer Genome Atlas (TCGA) はヒト癌の発生に関わる遺伝子異常を網羅的に解明するためのプロジェクトであるが, そのpilot studyの最初の対象疾患は膠芽腫 (GBM) である....

    DOI 医中誌 参考文献26件

  • テモゾロミド導入後のグリオーマ薬物療法(<特集>グリオーマ治療の現状と展望)

    廣瀬 雄一 Japanese Journal of Neurosurgery 21 (3), 200-206, 2012

    ...は今なお根治のほぼ不可能な疾患であり,最近の脳神経外科関連の他分野にみられる進歩と比べると,いまだに多くの課題が残っている.これらを解決するために悪性グリオーマの生物学についての研究が精力的に行われ,遺伝学的解析による予後予測や治療感受性予測の流れができている.中でも0^6-methylguanine-DNA methyltransferase (MGMT)のプロモーター領域メチル化とTMZによる膠芽腫...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献49件

  • グリオーマの疫学と標準治療(<特集>グリオーマ治療の現状と展望)

    成田 善孝 Japanese Journal of Neurosurgery 21 (3), 184-191, 2012

    ...らかになった.発生頻度も,(1)髄膜腫(36.8%),(2)神経膠腫(19.5%),(3)下垂体腺腫(17.8%),(4)神経鞘腫(9.9%),(6)中枢神経系悪性リンパ腫(3.6%)と,米国における頻度と同じである.グリオーマの年間の発生頻度は国内ではおよそ4,000〜5,000人程度と推定される.グリオーマは希少癌ではあるが,この40年間にグリオーマを含む悪性脳腫瘍の予後は改善したものの,依然として膠芽腫...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献50件

  • 原発性脳腫瘍との鑑別に苦慮したtumefactive multiple sclerosisの1例

    新甫 武也, 内之倉 俊朗, 横上 聖貴, 上原 久生, 丸塚 浩助, 福島 剛, 塩見 一剛, 京楽 格, 小玉 隆男, 矢野 貴徳, 竹島 秀雄 Japanese Journal of Neurosurgery 21 (8), 625-629, 2012

    ...,tumefactive multiple sclerosis (TMS)はTDLを伴うmultiple sclerosis (MS)のまれな一亜型である.今回,われわれは原発性脳腫瘍との鑑別に苦慮したTMSの1例を経験したので報告する.症例は40歳,女性で多発性硬化症の既往があり,左同名半盲と着衣失行により来院した.MRIで右頭頂葉に5cmのリング状増強効果を伴う病変を認めた.鑑別としてTMS,膠芽腫...

    DOI Web Site 参考文献25件

  • Glioblastoma細胞株における放射線照射後のp53とmiRNA発現解析

    田中 俊生, 佐々木 晶子, 谷岡 大輔, 野田 昌幸, 藤島 裕丈, 中山 禎理, 小林 裕介, 宇髙 結子, 辻 まゆみ, 小山田 英人 昭和医学会雑誌 72 (2), 238-245, 2012

    ...,p53野生型のA172神経膠芽腫細胞を用いてp53,Bcl-2,Bax,Caspase-9活性値の発現,およびp53アポトーシス経路の遺伝子を制御するmiRNA発現解析を行った.A172細胞のp53発現とmiR-34a,T98G細胞のBcl-2発現とmiR-21が強くp53アポトーシス誘導経路に関与し,放射線治療効果に影響を及ぼすことが示唆された....

    DOI 機関リポジトリ Web Site ほか1件

  • 教育講演8 最近の悪性脳腫瘍治療の進歩

    若林 俊彦 臨床神経学 51 (11), 853-856, 2011

    ...悪性脳腫瘍はきわめて予後不良の疾患であり,とくに,膠芽腫は5年生存率10%にもいたらぬ難治性疾患である.そのため,予後改善を目指して,各種新規治療法が試みられている.その中でも,多重膜カチオニックリポソームに包埋されたインターフェロンβ遺伝子製剤を使用した本邦初の脳腫瘍の遺伝子治療の臨床応用は,長期間の臨床的評価でもきわめて安全性が高く,その臨床効果も一定の評価がえられた.現在,次世代型の治療開発として...

    DOI 医中誌 参考文献9件

  • 脳ドックで経験した無症候性神経膠芽腫の1例

    大野 正弘, 片野 広之, 谷川 元紀, 山田 和雄 人間ドック(Ningen Dock) 25 (5), 844-847, 2011

    ...脳ドックで遭遇することはごくまれである神経膠芽腫を,脳ドックにおいて発生早期と考えられる段階で脳実質内腫瘍と診断し,治療の場に結びつけることができた症例を経験した.診断の根拠となったMRI画像を提示し,症例報告とした.脳ドックの受診者への結果説明と結果への対応について,正確な診断および発見される病変の質に応じた対応の仕方とともに,関わる疾患の重篤性の故に受診者への心理的な配慮の重要性についても述べ,...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献8件

  • 放射線治療とアポトーシス

    長谷川 正俊, 片山 絵美子, 井上 和也, 浅川 勇雄, 玉本 哲郎, 大西 武雄, 村上 健, 加藤 真吾, 大野 達也, 中野 隆史 日本放射線影響学会大会講演要旨集 2011 (0), 10-10, 2011

    ...一方、p53変異型で放射線抵抗性の膠芽腫では、放射線の種類にかかわらずアポトーシスは低率であるが、炭素イオン線ではp53非依存性アポトーシスの相対的な増加が示唆され、RBEが比較的大きいとされている。...

    DOI

  • 神経膠芽腫細胞株に由来するがん幹細胞likeな細胞の放射線治療抵抗性

    平川 博一, 高橋 桃子, 矢島 浩彦, 中島 菜花子, 藤森 亮 日本放射線影響学会大会講演要旨集 2011 (0), 157-157, 2011

    ...我々は、ヒト神経膠芽腫由来のA172細胞株が幹細胞維持用の無血清培養条件下で複数のがん幹細胞の特徴(スフィア形成、sox2蛋白の発現、等)を示すことを確認した。これらは、通常培地で維持された同細胞に比べ、X線さらには炭素粒子線にも抵抗性であることがコロニー形成法による生存率曲線から示された。...

    DOI 医中誌

  • 悪性脳腫瘍細胞の放射線感受性に対するCOX-2阻害剤celecoxibの効果

    鈴木 健之, GERELCHULUUN Ariungerel, 洪 正善, 孫 略, 石川 隆昭, 楽 飈, 盛武 敬, 坪井 康次 日本放射線影響学会大会講演要旨集 2011 (0), 147-147, 2011

    ...今回の結果から、低酸素状態にある膠芽腫細胞に対しても放射線増感作用を示したことで、celecoxibは放射線抵抗性の膠芽腫に対する放射線治療においても増感効果を見込める薬剤であることが示唆される。...

    DOI 医中誌

  • 悪性グリオーマに対する光線力学療法

    金子 貞男 日本レーザー医学会誌 32 (2), 131-138, 2011

    悪性グリオーマに対する標準治療は手術摘出,放射線療法,化学療法である.しかしながらこれらの治療を行ってもGlioblastomaの治療成績は非常に悲観的なものであり,平均生存日数は約15ヶ月である.一方,光線力学療法(Photodynamic Therapy : PDT)は一定の腫瘍選択性のある治療方法であり,合併症が少ないという観点から悪性グリオーマに対する局所療法として脚光を浴びている.<B…

    DOI 医中誌 参考文献32件

  • Talaporfin sodiumを用いた蛍光診断法の可能性と限界

    丸山 隆志, 村垣 善浩, 安藤 岳洋, 伊関 洋, 佐久間 一郎, 高倉 公朋, 岡田 芳和 日本レーザー医学会誌 32 (2), 139-142, 2011

    ...悪性腫瘍に対する光線力学治療(photodynamic therapy, 以下PDT)は,腫瘍親和性のある光感受性物質を投与した後,腫瘍組織にレーザー照射を行うことにより光化学反応を引き起こし,腫瘍細胞に選択的にダメージを与えることを目的とした治療手段である.脳腫瘍において最も悪性度の高い腫瘍のひとつである神経膠芽腫に対して, talaporfin sodiumを用いたPDTは放射線化学療法に加え新...

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献11件

  • グリオーマ幹細胞のDNA修復能

    高居 邦友, 宮澤 浩人, 小林 純也, 竹崎 達也, 秀 拓一郎, 平山 亮一, 近藤 亨, 小松 賢志 日本放射線影響学会大会講演要旨集 2011 (0), 224-224, 2011

    ...グリオブラストーマ(膠芽腫)はきわめて悪性の脳腫瘍であり、増殖が速く、放射線・抗癌剤に耐性を持ち、高確率で再発する。これらの性質の原因として、腫瘍組織中に存在する癌幹細胞(グリオーマ幹細胞)が治療後にも生残することが考えられている。しかし、なぜグリオーマ幹細胞が放射線・抗癌剤に対する抵抗性を有するのかについては未だ明らかではない。...

    DOI 医中誌

  • AKT経路を標的としたがん幹細胞の放射線耐性の克服

    志村 勉, 落合 泰史, 野間 直十, 及川 利幸, 桑原 義和, 福本 学 日本放射線影響学会大会講演要旨集 2011 (0), 108-108, 2011

    ...我々は、肝がん細胞株HepG2と神経膠芽腫細胞株A172に0.5GyのX線を一日2回のスケジュールで約2月半照射し、長期分割照射細胞を作成した。長期分割照射細胞ではがん幹細胞マーカーCD133や抗がん剤耐性に関わるABCトランスポーターの発現亢進が観察された。さらに、これらの細胞をヌードマウスに移植し、腫瘍形成能を持つことを明らかにした。...

    DOI 医中誌

  • 神経膠芽腫細胞におけるX線誘導遊走能の分子機構

    吉田 由香里, 石内 勝吾, 高橋 昭久, 大野 達也, 中野 隆史 日本放射線影響学会大会講演要旨集 2011 (0), 114-114, 2011

    ...そこで、悪性度の高い神経膠芽腫細胞におけるX線誘導遊走能の分子機構を解明することを本研究の目的とした。<BR> ヒト神経膠芽腫細胞(CGNH-PM, U251)に対し、X線照射(200 kVp, 14.6 mA)を行った。X線照射24時間後にwound-healing assay法を用いて解析した結果、細胞の遊走能は線量依存的に亢進した。...

    DOI 医中誌

  • 膠芽腫の化学放射線治療後にpseudoprogressionを生じた一例 : 機能画像での所見

    白川 友子, 吉浦 敬, 樋渡 昭雄, 山下 孝二, 鎌野 宏礼, 塩山 善之, 阿部 光一郎, 天野 敏之, 中溝 玲, 吉本 幸司, 本田 裕之, 鳥巣 利奈, 鈴木 諭, 本田 浩 福岡醫學雜誌 101 (12), 257-264, 2010-12-25

    ...膠芽腫に対するtemozolomide(TMZ)を用いた化学放射線治療後に生じたpseudoprogressionの機能画像所見を報告する. 症例 : 失語を主訴とする54歳の女性の左頭頂はにMRI でリング状増強を示す腫瘤が指摘された. 当院脳外科において部分切除され, 病理学的に膠芽腫と診断された....

    DOI HANDLE Web Site ほか2件

  • テモゾロミド不応性悪性神経膠腫に対するベバシズマブ単独療法の治療効果

    永根 基雄, 小林 啓一, 林 基高, 佐藤 研隆, 土屋 一洋, 塩川 芳昭 Japanese Journal of Neurosurgery 19 (10), 758-766, 2010

    ...【目的】膠芽腫に対する標準治療薬のtemozolomide(TMZ)に不応性再発悪性神経膠腫に対するbevacizumab(Bev)の有用性を検討した.【対象・方法】2009年8月以降Bev単独療法を施行した再発神経膠腫5例.年齢32〜77歳,KPS 40〜70,Bev治療は院内IRB承認の下自費診療として施行した....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献41件

  • ヒト脳腫瘍細胞における癌幹細胞の同定と炭素線照射による影響

    平川 博一, 崔 星, 矢島 浩彦, 藤森 亮, 古川 高子 日本放射線影響学会大会講演要旨集 2010 (0), 176-176, 2010

    脳腫瘍の難治性の理由の一つに、腫瘍に含まれるがん幹細胞の生物学的な性質があると考えられている。本研究は、脳腫瘍に由来する細胞株A172のがん幹細胞マーカー陽性細胞分画と陰性細胞分画の両者における放射線感受性の比較を通じて、がん幹細胞の仮説を検証する。また、両者の放射線感受性に関する修復能の違いにも着目して、脳腫瘍の治療の向上に役立てることを目的とする。脳腫瘍細胞株U87MGおよびA172を培養し…

    DOI 医中誌

  • 悪性脳腫瘍細胞の放射線感受性に対するCOX-2阻害剤Celecoxibの効果

    鈴木 健之, GERELCHULUUN Ariungerel, 洪 正善, 孫 略, 盛武 敬, 坪井 康次 日本放射線影響学会大会講演要旨集 2010 (0), 162-162, 2010

    ...今回の結果から、選択的COX-2阻害剤Celecoxibが低酸素状態にある膠芽腫細胞に対しても放射線増感作用を示したことから、Celecoxibは放射線抵抗性の膠芽腫に対する放射線治療においても増感効果を見込める優れた薬剤であることが示唆された。...

    DOI 医中誌

  • 放射線照射神経膠芽腫における腫瘍幹細胞の動態と遺伝子解析

    中條 敬人, 佐々木 晶子, 泉山 仁, 阿部 琢巳, 山本 剛, 立川 哲彦 昭和医学会雑誌 70 (3), 234-244, 2010

    ...神経膠芽腫(Glioblastoma: GBM)は手術加療のみでは根治が困難な腫瘍で,現在は手術や放射線療法,化学療法を組み合わせる治療が行われている.しかしながら,本腫瘍は放射線・化学療法に対して抵抗性があり,再発が見られ,根治には至らないのが現状である.このような腫瘍の再発や放射線,薬物抵抗性には腫瘍幹細胞の関与が強く疑われる.われわれは腫瘍幹細胞の存在とその性状解析のために,ヒト由来GBM細胞株...

    DOI 機関リポジトリ Web Site ほか1件

  • 遂行型半側空間無視を呈した一例に対する理学療法介入

    渡辺 学, 桒原 慶太, 目黒 智康, 関根 典子(OT), 江田 真子(ST), 大澤 成之(MD), 鷺内 隆雄(MD) 関東甲信越ブロック理学療法士学会 29 (0), 19-19, 2010

    ...開頭腫瘍摘出術を行い術中迅速診断にて神経膠芽腫と判断された。術後の神経学的所見は意識清明。左上下肢に脱力。BRS上肢_V_下肢_V_。神経心理学的所見は、MMSE;27/30。RCPM;22/36。BIT通常;127/146。TMT;A389秒、B不可。Digit Span;順唱6桁、逆唱2桁。FAB;7/12。RBMT;SP16/18,SS7/9。加減算は2桁と1桁まで、乗除算は九九の範囲内。...

    DOI

  • グリオーマ幹細胞の薬剤・放射線に対する細胞特性

    高居 邦友, 小林 純也, 竹崎 達也, 秀 拓一郎, 平山 亮一, 近藤 亨, 小松 賢志 日本放射線影響学会大会講演要旨集 2010 (0), 219-219, 2010

    ...グリオブラストーマ(神経膠芽腫)は最も悪性とされる脳腫瘍であり、生命予後はきわめて不良である。その原因として、腫瘍組織中に癌幹細胞(グリオーマ幹細胞)が存在し、それが治療後も生残することが考えられている。しかし、どのような機構によってグリオーマ幹細胞が制癌剤や放射線に対する抵抗性を獲得するのかは現在のところ明らかでない。...

    DOI 医中誌

  • 悪性神経膠腫における静脈血栓塞栓症

    川口 奉洋, 隈部 俊宏, 金森 政之, 山下 洋二, 園田 順彦, 渡辺 みか, 冨永 悌二 Japanese Journal of Neurosurgery 18 (4), 294-299, 2009

    ...悪性神経膠腫術後症例において,静脈血栓症(venous thromboembolism;VTE)の発生頻度,診断方法,予防などについて検討した.開頭腫瘍摘出術を受けた悪性神経膠腫患者316例中6例(1.9%)がVTEを合併した.組織診断は,膠芽腫3例,退形成性星細胞腫2例,退形成性乏突起膠腫1例であった.2例は心肺停止で即死,4例は抗凝固療法および下大静脈フィルター留置などの処置により回復した.3例...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献19件

  • Bevacizumab/irinotecan併用療法が著効した再発膠芽腫の1例

    前川 秀継, 戸田 弘紀, 青木 友和, 石川 正恒 Japanese Journal of Neurosurgery 18 (2), 145-150, 2009

    ...膠芽腫は最も悪性度の高い原発性脳腫瘍の一つであり,その生存期間中央値は1年前後である.手術後のtemozolomideを併用した放射線療法は,初発膠芽腫に対する標準治療となっているが,再発はほぼ必発である.再発膠芽腫に対する化学療法の効果は低く,予後は不良である.われわれは,bevacizumab/irinotecan療法が著効した再発膠芽腫の1例を経験した.再発膠芽腫に対するbevacizumab...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献35件

  • 放射線照射glioblastomaにおける抗癌剤感受性と遺伝子解析

    桑名 亮輔, 泉山 仁, 阿部 琢巳, 佐々木 晶子, 立川 哲彦 昭和医学会雑誌 69 (4), 297-304, 2009

    ...神経膠芽腫は,手術加療のみでは根治が困難な腫瘍で現在,手術,放射線療法,化学療法を組み合わせる治療が行われている.一般的には,術後放射線療法と化学療法の同時併用が行われているが,根治療法とはなっていない.われわれは,Japanese Cancer Resources Bankのヒト由来神経膠芽腫細胞株T98G,A172細胞を用い,実際の臨床治療と同条件の放射線照射神経膠芽腫細胞を作成した.放射線照射後細胞...

    DOI Web Site 医中誌

  • 当院における膠芽腫患者の入院回数と全身状態を含めた転帰時の現状

    丸山 剛, 前島 のりこ, 岸本 圭司, 鶴卷 俊江, 清水 朋枝, 石川 公久, 吉田 太郎, 江口 清 理学療法学Supplement 2008 (0), B3P2272-B3P2272, 2009

    ...【目的】<BR>当院における悪性腫瘍は入院リハビリテーション(以下リハビリ)の主要な対象疾患の1つであり、近年、ますます依頼が増える傾向にある.今回、当院における脳腫瘍患者、特にWHO国際組織分類による悪性度分類で最も悪性度の高いgrade4である膠芽腫(glioblastoma)患者の入院回数と全身状態を含めた転帰時の現状を調査・報告する.なお、個人情報は入院時に説明・同意を得ている範囲で個人を特定...

    DOI

  • 重粒子線治療(<特集>定位放射線治療の現状と展望)

    長谷川 安都佐, 溝江 純悦, 辻井 博彦 Japanese Journal of Neurosurgery 17 (6), 440-448, 2008

    ...び慢性星細胞腫の線量別にみた5年progression-free survival (PFS)は,50.4GyEで11%,55.2GyEで80%である.悪性グリオーマに対するX線および抗癌剤併用炭素イオン線治療では,退形成性星細胞腫16例のPFSの中央値(median PFS: m-PFS)は18ヵ月,膠芽腫32例は7ヵ月であった.結論:線量増加に伴い治療成績が向上する傾向が示されている.この結果から...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献27件

  • 長期生存が得られた頚髄膠芽腫の一例

    松本 大樹, 浦崎 永一郎, 副島 慶輝, 中野 良昭, 横田 晃, 西澤 茂 Journal of UOEH 30 (4), 413-420, 2008

    ...頚髄を原発巣とする膠芽腫は非常にまれな疾患であり, 脊髄腫瘍に占める割合は約1.5%とされ, その臨床的特徴は大脳に発生する膠芽腫と比較し, 急速進行性, 予後不良であり, 平均生存期間は12ヶ月と報告され, 髄腔内播種や水頭症を容易に合併することが知られている. そのため過去の報告では手術に加えて全脊髄照射による放射線治療が主体となっていた....

    DOI Web Site Web Site ほか1件

  • 亜致死線量の放射線照射が癌細胞の運動性に及ぼす影響について

    森田 直子, 井原 誠, 岡市 協生, 三浦 美和, 市ノ瀬 芙美, 柳瀬 浩, 松田 尚樹 日本放射線影響学会大会講演要旨集 2008 (0), 229-229, 2008

    ...本研究では、癌の浸潤・転移過程における放射線照射の影響を基礎的に検討することを目的として、ヒト神経膠芽腫由来A172細胞(p53正常)及びA172M細胞(R248W変異p53導入)を用い、亜致死線量の放射線照射による浸潤性上昇のメカニズムを、特に細胞運動性、細胞接着因子、及びそれを起点とするシグナル伝達分子に着目して解析した。...

    DOI 医中誌

  • 中性子捕捉療法(NCT)の新展開と加速器中性子源・中性子場

    丸橋  晃 日本放射線影響学会大会講演要旨集 2007 (0), 25-25, 2007

    ...それまでの硼素NCT(BNCT)の対象は日本では比較的症例数の少ない神経膠芽腫(開頭照射)と悪性黒色腫であった。これ以降劣悪ともいえる京大原子炉実験所の照射施設ではあるが、照射症例数は毎年倍々的に増加し三年間で150を越えることとなった。原子炉を使用するという特殊性のためか、NCTの治療対象症例は他の治療法で治る見込みのあるものは対象としない的な不文律が存在している。...

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  • 新しいアルキル化剤(テモゾロミド)の前臨床開発について

    白橋 賢二 日本トキシコロジー学会学術年会 34 (0), 441-441, 2007

    ...本剤はがんの中で最も予後の悪い初発の膠芽腫症例に対して、放射線との併用療法で放射線単独療法に比べ生存率の有意な改善を示し、また悪性神経膠腫症例に対して本剤の単独投与で腫瘍縮小効果が認められている。本講演ではアルキル化剤の開発の歴史を振り返りながら、本剤の発見の経緯、薬物動態の特徴及び薬理作用の紹介、毒性試験の結果及びその安全性の評価について類薬と比較の上で問題点等を整理し考察する。...

    DOI

  • 確定診断がつかなかった多発性脳腫瘍の一症例

    勝村 宇博, 羽切 慎太郎, 増渕 隆之, 本間 和夫, 高野 靖悟 日本農村医学会学術総会抄録集 56 (0), 212-212, 2007

    ...多発性脳腫瘍をきたす疾患として多発性脳腫瘍、神経膠芽腫、悪性リンパ腫が考えられたが、造影MRIで病変の周辺がリング状に増強されており、転移性脳腫瘍もしくは神経膠芽腫が可能性としては高いと考えられ、また、多発していたことより、転移性脳腫瘍が疑われた。...

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  • 神経幹細胞の放射線感受性

    白石 一乗, 縄田 寿克, 永木 恵美, 久保 喜平, 児玉 靖司 日本放射線影響学会大会講演要旨集 2007 (0), 202-202, 2007

    幹細胞とは未分化な状態を保ったまま複製する能力を維持しており、かつ必要な刺激によって適当な方向に分化する能力を持った細胞と定義される。成体内での幹細胞は各臓器各臓器特異的に存在することが知られており、恒常性維持に機能していると考えられる。 最近、がん細胞の特性が明らかにされると共に、幹細胞との類似点が指摘されるようになった。例えば脳腫瘍細胞において、神経幹細胞と同じ未分化マーカーを発現しているこ…

    DOI 医中誌

  • X線及び重粒子線照射によるヒト膠芽腫細胞株(CGNH-89)の細胞形態学的検討

    大石 琢磨, 佐々木 惇, 浜田 信行, 舟山 知夫, 小林 泰彦, 石内 勝吾, 中里 洋一, 中野 隆史 日本放射線影響学会大会講演要旨集 2007 (0), 350-350, 2007

    ...【目的】ヒト膠芽腫より樹立したCGNH-89細胞を用いて、X線及び重粒子線照射後の細胞形態、超微形態および免疫組織化学的所見の変化について検討した。【方法】ヒト膠芽腫細胞(CGNH-89)に、X線及び重粒子線を照射して標本を作製し、HE染色、免疫組織化学染色を施行した。また、超薄切片を作製し、超微形態像を透過型、走査型電子顕微鏡にて観察した。...

    DOI 医中誌

  • 陽子線治療の生物から臨床 -悪性神経膠腫に対する取り組み-

    坪井 康次 日本放射線影響学会大会講演要旨集 2007 (0), 26-26, 2007

    ...<BR>膠芽腫は放射線感受性が低く極めて予後不良な悪性髄内腫瘍である。生物学的には半数以上でp53の変異を認め、放射線抵抗性を示すことが知られている。In vitroでの検討では、膠芽腫細胞は照射後に特にG2ブロックが著明となり、アポトーシスは起きにくい。また、DNA-PKの活性が高く、膠芽腫細胞株による検討ではその活性は放射線抵抗性と相関している。...

    DOI

  • 自己活性化リンパ球療法を施行した再々発神経膠芽腫の1乳児例

    榊原,崇文, 岸本,朋子, 中,宏之, 樋口,万緑, 稲垣,二郎, 朴,永東, 朴,永銖, 榊,寿右, 武田,麻衣子, 関根,暉彬, 吉岡,章 小児がん : 小児悪性腫瘍研究会記録 43 (1), 50-54, 2006-05-30

    ...生後2カ月時に痙攣重積発作で発症し,腫瘍摘出後,再発を繰り返した神経膠芽腫に自己活性化リンパ球療法を施行した1乳児例を経験した.3歳6カ月現在,腫瘍の再発を認めず無病生存中である.集学的治療にても治療困難な神経膠芽腫に対して,自己活性化リンパ球療法は有効性が期待でき,患児のQOLの向上にとっても有効な治療法の1つになりうると考えられた....

    NDLデジタルコレクション 医中誌 参考文献9件

  • 神経膠腫におけるCCAAT/Enhancer Binding Protein β発現の検討

    本間, 順平 新潟医学会雑誌 120 (3), 168-178, 2006-03

    ...結果】(1)免疫組織化学染色では全ての細胞核が様々な程度に染色された.核の染色性に基づいた分類に従って評価した結果,組織学的悪性度の高いものほど濃染される傾向が認められた.(2)ウェスタンブロット法では神経膠腫細胞株においてC/EBPβのfull length formであるLAPの発現が強く認められた.(3)組織におけるC/EBPβ mRNAの発現は組織学的悪性度と相関し,特に星状神経膠腫と神経膠芽腫...

    機関リポジトリ HANDLE Web Site ほか1件

  • 神経膠芽腫細胞株,組織内で高発現するN-結合型糖蛋白質糖鎖の分離,同定

    土屋, 尚人 新潟医学会雑誌 120 (3), 159-167, 2006-03

    ...が誘導された.考察:これまでにヒト神経膠芽腫組織,細胞株において発現している糖鎖の構造を系統的に解析した研究はない.今回の結果から,神経膠芽腫組織,細胞株におけるN-結合型糖蛋白質糖鎖のパターンは個体間で非常に類似していたことから,病変の進行に伴う糖鎖の代謝の変化を解析することは有用であると考えられた.我々の研究から神経膠芽腫組織,細胞株においてA2G2Fが高発現していることが明らかとなった.さらに...

    機関リポジトリ HANDLE Web Site ほか1件

  • 悪性グリオーマの手術 : 統合ナビゲーション導入後の治療成績(<特集>悪性脳腫瘍の病態と治療)

    大西 丘倫, 原田 広信, 長戸 重幸, 久門 良明 Japanese Journal of Neurosurgery 15 (10), 680-687, 2006

    ...の悪化(神経機能を含め)はみられなかった.膠芽腫における腫瘍摘出率と生存率の関係では,95%以上摘出と95%未満で全生存率,無再発期間とも統計学的有意差は認めなかった.ただし,100%摘出では比較的長期生存例がみられた.現時点では,最新の手術支援システム下に機能障害を出さずに可能な限り摘出することが本腫瘍の手術目標と考えられる....

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献36件

  • 悪性神経膠腫の治療戦略2006(<特集>悪性脳腫瘍の病態と治療)

    西川 亮 Japanese Journal of Neurosurgery 15 (10), 694-699, 2006

    ...放射線照射にtemozolomideを併用する方法を検証した第III相試験により,初めて膠芽腫における化学療法による有意の生存期間延長効果が示された.退形成性乏突起膠腫においては,放射線照射にPCV療法を併用する治療法は,有意の生存期間延長効果を示さなかった.また染色体1pと19qの欠失を有する場合は,別個の腫瘍群として扱うべきであることが示唆された.Low-gradeの神経膠腫では,年齢,組織型,...

    DOI Web Site 医中誌

  • 神経膠芽腫培養細胞の放射線照射による放射線耐性と遺伝子発現

    福田 直, 佐々木 晶子, 泉山 仁, 阿部 琢巳, 立川 哲彦 昭和医学会雑誌 66 (5), 309-324, 2006

    放射線を照射しても生存する細胞は徐々に放射線に対する耐性を得るのではないかと仮定し, 放射線照射前の培養細胞と, 多数回照射し放射線感受性が低下した細胞との遺伝子発現の相違を評価することにより, 放射線照射で得られる放射線耐性遺伝子を検索しようと試みた.放射線照射は24時間毎に1回2Gy施行し, 10Gy毎に細胞増殖率, 浮遊細胞数, 乳酸脱水素酵素の測定にて感受性を評価した.その結果, …

    DOI Web Site 医中誌

  • 小児膠芽腫における遺伝子変異の解析

    中村 光利, 石田 英和, 島田 啓司, 榊 寿右, 中瀬 裕之, 小西 登 Progress in Neuro-Oncology 15 (1), 25-30, 2006

    Brain tumors amount to less than 2% of all malignant neoplasms; however, they are the most common solid tumors in children, causing nearly one quarter of all childhood cancer death, and the …

    DOI Web Site 医中誌

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