検索結果を絞り込む

本文・本体へのリンク

検索結果 36 件

  • 1 / 1

  • 敵対者の背景へのケア

    石山 将仁 年報政治学 73 (1), 1_261-1_283, 2022

    ...敵対性の縮減のためには、差別者に自由民主主義社会で生きる〈我々〉という感覚を生み出す必要があり、その方途の一つがCEBである(第三節)。その上で、CEBをケアの新たな構想として位置づけ、既存のケア倫理との比較を通じて、明晰化する(第四節)。最後に、CEBが寛容の弱い積極的構想と呼び得るものに相当することと、被差別者への感情的紐帯によって動機付けられることを明らかにする(第五節)。</p>...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • ノン・ヒューマンとのデモクラシー序説

    前田 幸男 年報政治学 72 (2), 2_326-2_349, 2021

    ...</p><p> そのためにまず第1節と第2節で自由民主主義体制の限界地点を確認し、第3節でそれを超えようとする熟議民主主義、第4節で 「モノゴトの議会」 の議論を経由したアゴーン的デモクラシーに焦点をあてる。第5節で政治的主体のノン・ヒューマンへの適用の仕方についてジェーン・ベネットを参照しながら論じる。...

    DOI Web Site 参考文献17件

  • 新たな国際秩序の形成と日本の政策ビジョン

    NIRA総合研究開発機構 NIRAオピニオンペーパー 50 (0), 1-10, 2020

    ...国際社会では米中対立が深まり、自由民主主義に基づく国際秩序が挑戦を受けている。国内では社会保障、経済、財政など、政治が結果を残さなければならない課題は平成の時代から積み残されたままだ。令和の時代、我々はこうした状況にどう立ち向かうべきか。第一線で活躍する学識者、実務家による講演、討論が行われた。...

    DOI

  • 戦闘的民主主義の現在

    大竹 弘二 年報政治学 71 (2), 2_55-2_81, 2020

    ...特に2000年代以降、イスラムと自由民主主義の両立可能性が疑われるなかで、ヨーロッパ人権裁判所は世俗主義の擁護を名目とした各国でのムスリムの権利制限を容認する判決を下すようになったが、これに対しては戦闘的民主主義の過剰適用として批判も多い。こうした問題を受けて、近年の新戦闘的民主主義論者は、民主主義の敵を排除するだけでなく、それを包摂する実践も伴った二重戦略を構想するようになっている。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献18件

  • 指導と民主主義

    山本 圭 年報政治学 71 (2), 2_82-2_99, 2020

    ...それは自由民主主義にとって脅威であるばかりでなく、それを深化するための手がかりにもなるはずである。</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献11件

  • 韓国の民主化運動とキリスト教(3): 全斗煥時代

    倉持, 和雄 東京女子大学紀要論集 69 (2), 85-119, 2019-03-30

    ...それは光州事件の敗北を経ることで1970年代の自由民主主義的な民主化運動の限界を認識したためであった。このため1980年代の民主化運動は急進的となり、また光州事件に米国が加担したことが原因となって反米的となった。このことはキリスト者の民主化運動にも影響を与えた。...

    機関リポジトリ Web Site

  • Cultures of( dis) remembrance : War Memories at Shuri Castle

    Aukema, Justin 現代社会研究科論集 : 京都女子大学大学院現代社会研究科紀要 013 69-97, 2019-03-15

    ...この言説では、米国占領軍は自ら目指していた戦後沖縄イメージ(すなわちアメリカ流自由民主主義の見本及び冷戦を遂行するための拠点)を構築するため、琉球伝統文化、及び日本の軍国主義に関する記憶や痕跡を変容させようとした。この文脈において、廃墟となった首里城を琉球大学として再構築し、32軍司令部壕は忘却の彼方へと沈んでいった。...

    機関リポジトリ Web Site

  • 脆弱化するラテンアメリカ民主政治

    上谷 直克 ラテンアメリカ・レポート 35 (2), 1-25, 2019

    ...現代社会で最も正当とみなしうる政治体制は自由民主主義体制であり、それは慣例的に「自由」を省略して単に「民主主義体制」と呼ばれるが、皮肉にも現在、世界の多様な民主制が概してダメージを被っているのは、まさにこの省略されがちな「自由」の部分なのである。...

    DOI

  • 「成熟社会論」 から 「ケアの倫理とラディカルデモクラシーの節合」 へ

    山崎 望 年報政治学 70 (2), 2_13-2_35, 2019

    ...<p>新自由主義と権威主義的ポピュリズムに対して、現在、自由民主主義は有効性と正統性の二つの側面で、危機に直面している。第1章で自由民主主義の危機について論じる。第2章では、成熟社会論を手掛かりに、自由民主主義の有効性と正統性が危機に陥った転回点である 「長い60年代」 の変動を論じる。第3章では、「個人の解放」 と 「直接性の噴出」 という観点からこの変動を把握する。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献6件

  • 自由民主主義を越えて」 の多様性

    田村 哲樹 年報政治学 70 (2), 2_289-2_311, 2019

    ...しかし、そうした様々な試みも、「自由民主主義」 を前提とし、その深化ないし徹底化を目指すという点では共通しているのではないだろうか。このような疑問に対して、本稿は、現代民主主義理論と自由民主主義との関係を再検討し、両者の関係が 「自由民主主義の深化・徹底化」 にとどまるものではないことを明らかにしようとする。その際、本稿は、自由民主主義における 「自由(リベラル)」 の多義性に注目する。...

    DOI Web Site 参考文献9件

  • デモクラシー概念の変容の考察―民主化支援活動の現状から

    杉浦 功一, SUGIURA Koichi 和洋女子大学紀要 58 13-24, 2018-03-31

    ...結果、「規範的なデモクラシー」としては、国家の政治体制としての自由民主主義体制が国際的な規範であり続けている。他方で、実際の開発援助や民主化支援の検証を通じてわかる「運用されるデモクラシー」をみる限り、より「非政治的」で政府の能力に重点を置いたデモクラシー像が現れつつある。...

    DOI 機関リポジトリ

  • 公共政策のデザイン・決定・実施・評価は民意に沿ったものでなければならないのか?

    足立 幸男 公共政策研究 16 (0), 59-72, 2016-12-20

    ...<p>自由民主主義を指導的政治理念とする政治社会においては今日,国によって程度の差こそあれ概ね,公共政策の分析(デザイン)/決定/実施/評価は民意との整合性に留意しつつなされているし,またそうでなければならないとされている。民意は今や全ての政策活動に対する最重要の制約条件かつ究極の正統性根拠としての広範な社会的認知を獲得するに至った,そう言っても決して過言ではない。...

    DOI Web Site

  • 「民主化の波」の成功と失敗──東欧諸国とアラブ諸国の比較試論

    鹿島, 正裕, Kashima, Masahiro 放送大学研究年報 33 125-139, 2016-03-25

    ...1989年に東欧で起こった民主化の波は、ほとんどの諸国を平和裏に自由民主主義国へと導いたが、2011年に一部のアラブ諸国で起き始めた民主化の波は、4国で独裁政権の崩壊をもたらしたものの、多くのアラブ諸国においては政権の若干の譲歩か弾圧によって抑え込まれるか、内戦をもたらしてしまった。民主化し始めた4国でも、チュニジア以外では権威主義政権の復活や内戦に至り、今のところ失敗に終わっている。...

    機関リポジトリ

  • 多民族国家における民族間協調と自由民主主義:マレーシアとシンガポールの比較

    金丸, 裕志, Yuji, KANAMARU 和洋女子大学紀要 = The journal of Wayo Women's University 55 25-35, 2015-03-31

    ...本稿は、多民族国家における民族集団間の協調と自由民主主義体制とのジレンマにかんする論考である。その際、マレーシアとシンガポールという民族構成が比較的類似し、政治的に安定した2つの多民族国家を取り上げる。そして、両国の民族間協調アプローチの違いを比較した後、いずれの事例も自由民主主義への制限があることを示し、民族間協調と自由民主主義体制との両立がいかにして可能であるかについて考察する。...

    機関リポジトリ Web Site

  • 1 / 1
ページトップへ