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検索結果 143 件

  • 1 / 1

  • 草木染による染色の森林環境教育への活用可能性

    石橋 整司 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 249-, 2023-05-30

    ...しかし、落葉や枝の利用などの特別な場合を除き、落葉性の植物による染色の実施は葉の展開期である春から秋までに限られる。そこで、染色材料の保存性を確認しておくことは、時期を限らずに植物による染色を実施するうえで重要である。そこで本研究では葉以外の部分による染色材料としてアカネの根とクサギの実を使った染色について染色材料の保存性を検討した。...

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  • カラマツの成長とフェノロジーのリモートセンシング計測法の開発

    佐野 春香, 海野 大和, 郭 威, 三浦 直子, 楠 和隆, 岩田 洋佳 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 154-, 2023-05-30

    ...対象とする樹木は落葉性針葉樹であるカラマツ (<i>Larix kaempferi</i>) 129個体で、日本の山梨県にある東京大学・富士癒しの森研究所に植栽されており、およそ60年生となる。...

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  • 低木の葉分布構造の違いは日光合成生産量に正の効果を与えているのか?

    石橋 和明, 水永 博己 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 446-, 2022-05-30

    ...静岡大学天竜ブランチのヒノキ人工林内から、樹冠構造の違いが顕著であった落葉性先駆種(アカメガシワ・ヤマハンノキ)・常緑樹(アカガシ・ヤブツバキ)・落葉性低木(クロモジ)、それぞれ10個体をサンプルとした。それぞれの個体の葉分布をレーザースキャナにより5cm立法ボクセル単位で推定した。さらに、樹冠の階層ごとに個葉の光光合成を測定し、構造情報と生理情報を組み合わせて樹冠日光合成生産量を推定した。...

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  • 種多様性の高い冷温帯落葉性広葉樹林でのササ枯死後の稚樹バンク成立過程

    木下 信, 水永 博己 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 454-, 2022-05-30

    <p> 静岡大学地域フィールド科学教育研究センターの南アルプスフィールドにおいて、2015年から2016年にかけてスズタケの一斉枯死が確認された。本研究では、種多様性の高い森林に生じたササ一斉枯死後の木本種の稚樹パッチ形成過程を明らかにすることを目的とした。</p><p> 実生の生残パターンを調べるため、コドラート法により実生の樹種、生残を記録した。また、稚樹の分布パターンを調べるため、調査地を…

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  • ズイナ乾燥粉末添加食はラットの体脂肪蓄積を軽減する

    檜垣 俊介, 稲井 玲子, 松尾 達博 日本栄養・食糧学会誌 75 (5), 223-227, 2022

    ...一方, 落葉性潅木の一つであるズイナは, 希少糖ᴅ-アルロースとアリトールを大量に含むが, ズイナそのものの摂取による機能性を検討した報告はない。そこで本研究では, ズイナ乾燥粉末5%添加食をラットに摂取させ, ᴅ-アルロースと同様に体脂肪蓄積抑制作用があるか否かを検討した。3週齢のWistar系雄性ラット16匹を2群に分け, それぞれ対照食およびズイナ食を自由摂食させて8週間飼育した。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献20件

  • なぜ針葉樹と広葉樹が共存できるのか?:シミュレーションによる検討

    佐藤 永, 日浦 勉 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 108-, 2021-05-24

    ...<p>針広混交林は、常緑性針葉樹と落葉性広葉樹が混在する森林であり、アジア・北米の温帯域に広く分布する。しかし、なぜニッチ(生態的地位)の異なる針葉樹と広葉樹とが共存可能なのか、定量的に十分な説明は行われていない。...

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  • ドローンを用いた写真測量による森林資源量推定:カラマツ林を例に

    TRAN DINH TUNG, 清野 達之, 和田 直也 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 243-, 2019-05-27

    <p>日本の森林面積の約4割を占める人工林のうち、カラマツはスギやヒノキについで3番目に多い有用樹であり、全人工林の約1割を占めている。さらに、同属のダフリアカラマツはユーラシア大陸亜寒帯に広がるタイガを構成する主要樹種であり、このようなカラマツ林の分布密度や個体サイズを精度よく測定し資源管理につなげることが、木材生産の観点だけでなく森林が有する多面的機能の保全策を講じる上でも重要である。近年、…

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  • カンボジアの乾燥落葉林における林床植生の地上部と地下部のバイオマス

    田中 憲蔵, 大貫 靖浩, 佐藤 保, Chann Sophal 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 628-, 2018-05-28

    ...調査地は落葉性のフタバガキ科、マメ科、シクシン科の樹木が優占し、疎林状の林分を形成していた。林床は高さ1m程度の草本や矮性のタケ(<i>Vietnamosasa pusilla</i>)に覆われていた。測定は1m四方のコドラートを設け、コドラート内のすべての林床植生を刈り取り、葉と非同化部分に分けて測定した。...

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  • 日本産ミツバツツジ類(ツツジ科)の分類 (1)

    南谷忠志, 門田裕一, 米倉浩司 植物研究雑誌 93 (2), 75-103, 2018-04-20

    ...<p>ツツジ科ツツジ属のミツバツツジ類(ツツジ亜属ミツバツツジ節として扱われることが多いので本論文でもそれに従う)は日本において著しく多様化しているが,落葉性で花と葉を同時にそろえるのが困難であり,容易に雑種をつくるため,分類が至難なものとして知られている.多くの分類群がしばしば断片的な資料に基づいていて不十分な記載しか行われてこなかったことも混乱を増幅させている.過去に第一著者や高田研一らによって...

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  • 兵庫県におけるコナラ二次林の維管束植物種数にニホンジカと常緑広葉樹林化が及ぼす負の影響の空間変異

    藤木 大介 保全生態学研究 22 (2), 299-310, 2017

    ...生活形別の解析から、SDRが低木種とツル植物を中心に負の影響を及ぼすのに対し、常緑樹被度はより広範な種群の落葉性植物に負の影響を及ぼすことが明らかとなった。空間パタンの評価から、シカの影響による出現種数の減少は調査地域の南東部を除いた標高300 m以上の山域を中心に、常緑広葉樹林化の影響による出現種数の減少は、瀬戸内側の標高300 m未満の低山域を中心に進行していることが示された。...

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  • 関東南部の高齢の放置二次林における林冠構成種の16年間の変化

    勝木 俊雄, 九島 宏道, 島田 和則, 岩本 宏二郎, 大中 みちる, 星野 大介, 伊東 宏樹 日本森林学会大会発表データベース 128 (0), 555-, 2017

    ...高木種では、常緑性遷移後期種のスダジイやウラジロガシなどとともに、落葉性先駆種のイイギリやミズキなども、胸高断面積合計は増加していた。また、全胸高断面積合計における落葉性高木種の割合は32-31%と変化しておらず、常緑化は進んでいなかった。</p>...

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  • 春期の積雪がミズナラの道管形成時期に及ぼす影響

    石田 清, 森岡 みちら, 織部 雄一朗 日本森林学会大会発表データベース 127 (0), 101-, 2016

    ...落葉性の環孔材樹種では、水分通道は主に樹幹最外部の孔圏道管で行われているため、道管形成時期を決める環境要因を明らかにすることは、気候温暖化などの環境変化が成長に及ぼす影響を予測するうえで重要な課題となる。落葉性環孔材樹種のコナラにおいては、幹温度の上昇が道管形成を早めることが知られている。それでは、多雪地において落葉性環孔材樹種の道管形成は、積雪による冷却で遅延しているだろうか?...

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  • ヒートパルス法による樹液流計測を用いた落葉性熱帯林の生物季節の研究

    吉藤 奈津子, 五十嵐 康記, 田中 延亮, Chatchai Tantasirin 日本森林学会大会発表データベース 127 (0), 700-, 2016

    ...その利点をいかして、タイ北部の落葉性熱帯季節林(チーク人工林)では10年間にわたってヒートパルス法による樹液流計測を行い、蒸散開始・停止のタイミングを抽出してその年々変動の規模や傾向を調べるとともに、展葉・落葉のタイミングとの比較を行って、葉量という量的なフェノロジーと蒸散というガス交換活動のフェノロジーの差異や年々変動を明らかにした(Yoshifuji et al. 2011, 2014)。...

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  • クマイザサ根の窒素吸収能の季節変化

    福澤 加里部, 柴田 英昭 日本森林学会大会発表データベース 126 (0), 591-, 2015

    ...また常緑の多年生草本であるササは落葉性植物とは異なった養分吸収を行うと予想されるが、ササの窒素吸収の挙動は不明である。本研究では北海道北部の冷温帯林におけるササの窒素吸収能の季節変化を解明することを目的として、年に4回窒素安定同位体<sup>15</sup>Nを散布し、ササ根への取り込みを調べた。調査では北海道大学天塩研究林内の冷温帯林の林床に生育するクマイザサを対象とした。...

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  • 広葉樹の枝と幹の道管形成と開葉時期との関係

    高橋 さやか, 高橋 絵里奈, 岡田 直紀, 野渕 正 日本森林学会大会発表データベース 126 (0), 81-, 2015

    ...【結果】落葉性環孔材樹種では、開葉時に枝と幹の初形成道管列が木化し、落葉性散孔材樹種では、開葉時に枝の初形成道管列が木化するが、その後、数週間後に幹の初形成道管列が木化した。落葉性半環孔材樹種、常緑性の環孔材樹種および散孔材樹種では、落葉性環孔材樹種と同様の結果の個体と、落葉性散孔材樹種と同様の結果の個体が見られた。常緑性放射孔材樹種においては、落葉性散孔材樹種と同様の結果であった。...

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  • 年輪解析による落葉広葉樹二次林の成立過程の推定

    臼田 麻純, 牧本 卓史, 赤路 康朗, 廣部 宗, 坂本 圭児 日本緑化工学会誌 41 (1), 103-108, 2015

    ナラ類が優占する放棄された落葉広葉樹二次林を対象に年輪解析を行い,優占樹種の定着,および成長の過程から森林の成立過程を推定した。薪採取のための伐採施業が行われていた時期にリリース (成長量の急激な増加) が頻繁にみられ,伐採施業で残存した個体が急激に成長したと考えられた。コナラとヤマザクラでは林分が放棄され始めた頃に定着した個体が最も多く,その当時の明るい環境が定着を促進したことが示唆された。林…

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献4件

  • シラカシに発生した堅果菌核病

    市原 優, 升屋 勇人 日本森林学会大会発表データベース 126 (0), 428-, 2015

    ...【目的】コナラ堅果菌核病の病原菌である<i>Ciboria batschiana</i>は,コナラなどの落葉性ナラ類の堅果を腐敗させ,更新阻害要因の一つとなっている。一方,カシ類など常緑ブナ科樹木の堅果の菌害は未解明であり,更新阻害要因を明らかにすることは常緑ナラ林の保全のために必要である。本研究では,シラカシ堅果に堅果菌核病に類似した腐敗が発生していたので,その病原性の確認を行った。...

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  • ブナ科樹木葉に対する白粒葉枯病菌<i>Redheadia quercus</i>の病原性と感染経路

    髙橋 由紀子, 松下 範久, 原田 幸雄, 寳月 岱造 樹木医学研究 18 (4), 105-110, 2014-10-31

    ...<p>ブナ科樹木の葉に対する白粒葉枯病菌<i>Redheadia quercus</i>(アナモルフ<i>Mycopappus quercus</i>)の病原性と感染経路を,切離葉への接種試験により調査した.その結果,本菌により,供試した落葉性(クリ属,ブナ属,コナラ属)および常緑性(コナラ属,シイ属,マテバシイ属)のブナ科樹木10種全てに対し病斑が形成された.また,病斑からはカシワを除く全ての樹種...

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  • ナラ枯れ被害発生ポテンシャルの分布解析

    近藤 洋史, 斉藤 正一, 岡田 充弘, 所 雅彦 日本森林学会大会発表データベース 125 (0), 682-, 2014

    ...ナラ枯れ被害発生を予測するため、これまで、落葉性のナラ類を中心に森林資源分布を作成してきた。今回、常緑性のシイ・カシ類を含めた森林資源分布を解析して、本州から九州本土地方にわたる被害発生のポテンシャルを検討する。【方法】森林資源分布の現況情報として、環境省自然環境保全基礎調査の、第2回から第5回までの植生調査データを使用した。...

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  • チーク人工林における樹液流動季節変化の個体ごとのばらつき

    佐藤 貴紀, 鈴木 雅一, 田中 延亮, 田中 克典, 五十嵐 康記, 吉藤 奈津子, タンタシリン チャチャイ 水文・水資源学会研究発表会要旨集 27 (0), 100102-, 2014

    ...チークは東南アジアをはじめとした熱帯域で広く植林されている落葉性の植林木である.熱帯における落葉性の樹種は,種間や同種内であってもフェノロジーにばらつきを持っている.このため,チーク個体ごとのフェノロジーのばらつきを明らかにすることは,チーク人工林の水資源管理を考えるうえで重要である.本研究では,多個体を対象とした樹液流計測によって樹液流速度のばらつきを示す.調査地はタイ国ランパン県のメーモ試験地で...

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  • 落葉性熱帯季節林における土壌水分変化に対する土壌呼吸とフェノロジーの応答

    山田 麗, 田中 延亮, 鈴木 雅一, 吉藤 奈津子 水文・水資源学会研究発表会要旨集 27 (0), 100140-, 2014

    ...本研究では熱帯アジアモンスーン域の落葉性季節林において、14年間にわたる観測によって得られた長期データを基に、土壌呼吸季節変化の解析を行った。また、土壌呼吸と、同じく土壌水分変化に規定されるフェノロジーの、土壌水分変化に対する応答を比較した。 観測はタイ北部に位置するチーク人工林で行われた。...

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  • 森林の常緑・落葉性が堆積有機物と鉱質土壌の炭素蓄積に与える影響

    鳥山 淳平, Hak Mao, 今矢 明宏, 平井 敬三, 伊藤 江利子, 中下 留美子, 稲垣 善之, 清野 嘉之 日本森林学会大会発表データベース 124 (0), 596-, 2013

    ...【背景と目的】熱帯季節林域では常緑および落葉性の森林が存在し、両者はリターの蓄積量、質(CN比等)が異なることで知られるが、それらの違いが土壌炭素蓄積に与える影響は明らかでない。本研究は同域のリターと土壌有機物の量、質を広域比較し、森林の常緑・落葉性が土壌炭素蓄積に与える影響を明らかにする。【方法】調査地はカンボジアの保護林8地点(常緑・落葉4地点ずつ)である。...

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  • タイ北部落葉性チーク人工林の蒸散・展葉開始日の年々変動 -土壌水分増加とのタイムラグ-

    吉藤 奈津子, 佐藤 貴紀, 五十嵐 康記, 田中 延亮, 田中 克典, 鈴木 雅一, タンタシリン チャチャイ 日本森林学会大会発表データベース 124 (0), 578-, 2013

    展葉・落葉時期の変化は森林の熱・水・炭素循環に影響を与えるので、その変動の規模や要因の解明は気候変動に対する森林の応答を明らかにする上で重要である。しかし、熱帯林における長期現地観測データは未だ少なく、年々変動の実態や要因は十分解明されていない。 本研究では、東南アジアの主要な落葉林の一つであるチーク人工林を対象に、展葉と蒸散開始時期の年々変動を明らかにすることを目的とし、日射の樹冠透過率とリ…

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  • 日本の主要針葉樹の葉の窒素含有量

    重永 英年, 長倉 淳子, 三浦 覚 日本森林学会大会発表データベース 124 (0), 716-, 2013

    ...窒素含有量の平均値は、常緑性の針葉樹が11~15mg/gであるのに対し、落葉性であるカラマツは22mg/gと他の針葉樹に比べて高かった。Getis-Ord のGi*を利用したホットスポット分析では、スギでは、本州北部に窒素含有量が低い地点が、紀伊半島西部や福井県周辺に高い地点が出現した。ヒノキでは、採取地点の西端となる長崎県周辺で高い地点が、東端となる長野県周辺で低い地点が出現した。...

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  • 落葉性木本植物における導管液物質に関わる遺伝子の環境要因による発現制御

    古川 純, 金澤 昌史, 水野 宏亮, 阿部 雄太, 佐藤 忍 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2011 (0), 0555-0555, 2011

    ...落葉性の木本植物は生長と休眠のサイクルを有し、休眠の誘導や解除には日長や温度、アブシジン酸(ABA)やジベレリンの関与が知られている。<I>Populus nigra</I>の導管液に含まれるKやCa、グルコースやタンパク質の濃度に年周期性が示されたことから、本研究ではドロノキ(<I>Populus maximowiczii</I>)を用いて輸送体や導管液有機物質に関わる遺伝子の発現解析を行った。...

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  • 伝統的施業により維持されている薪炭林におけるチョウ類群集の構造と種多様性

    西中 康明, 松本 和馬, 日野 輝明, 石井 実 蝶と蛾 61 (2), 176-190, 2010

    ...若齢林が優占するS3で最も大きく(25種61.9個体/km),アカマツ放棄林が優占するS4で最も小さかった(2種2.0個体/km).またS3では,1化性のチョウ類が9種と最も多く確認され,そのうち3種は森林性スミレ依存種であるクモガタヒョウモン,メスグロヒョウモン,ミドリヒョウモンであり,この区間のみで確認された.一方,落葉広葉樹の中・高木が優占するS5でも1化性の種が5種と多く確認されたが,そのうち落葉性...

    DOI Web Site 参考文献45件

  • 森林土壌における微量ガス交換量の変動性

    高橋 善幸, 梁 乃申 日本地球化学会年会要旨集 57 (0), 201-201, 2010

    ...今回の発表においては、北海道・苫小牧市郊外の落葉性針葉樹(カラマツ)の群落内の土壌において観測された、CH4、H2などの微量ガスの交換量の時間的空間的変動についての報告を行う。...

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  • 国内採取した落葉性在来高木類の種子発芽率

    橘 隆一, 中村 華子, 福永 健司 日本緑化工学会誌 36 (1), 95-98, 2010

    ...在来の落葉性高木類6科8種の種子発芽率を,屋外のポット試験にて測定した。その結果,オニグルミ,サワグルミ,ミズキでは,既往文献と概ね同様の発芽率を示した。タムシバの発芽率も既往文献と概ね同様であったが,2~3年目の春播きでも比較的高い発芽率を示したことから,発芽率を維持したままの種子貯蔵が可能と考えられた。...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献26件

  • 国内採取した落葉性在来低木類の種子発芽率

    橘 隆一, 中村 華子, 福永 健司 日本緑化工学会誌 35 (1), 99-102, 2009

    ...在来の落葉性低木類4科9種と常緑性低木1種の種子発芽率を,屋外のポット試験にて測定した結果,既往文献の示す傾向と概ね同様であった。...

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献19件

  • 北極圏スピッツベルゲン島ニーオルスンにおける高等植物の光合成特性

    村岡 裕由, 野田 響, 内田 雅己 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2009 (0), S0072-S0072, 2009

    ...落葉性のSalixの光合成能は顕著な葉齢依存性を示した。当地の若い植生では蘚苔類やSaxifragaが優占し,植生の発達に伴いSalixの優占度およびバイオマスが増す。こうした種組成とバイオマスの変化,および上述の光合成特性を考慮することにより,氷河後退域の植生および土壌の発達と一次生産量の空間分布様式の関係を探ることができる。...

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  • 里山放置林における林内植生構造の変化と自生ツツジ類の動態

    上原 三知, 重松 敏則, 藤井 義久, 岩本 辰一朗 日本造園学会 全国大会 研究発表論文集 抄録 2009 (0), 17-17, 2009

    ...その結果、25年前に実施した野生ツツジ類の保全と着花の促進を目的とする選択的刈取りと、高木層の間伐による林内光条件の改善は、ツツジ類を代表とする落葉性木本植物および草本植物の保全に対しては一定の効果を維持するが、その後の林冠の閉鎖により林内照度の低下が進み、再度の光条件改善の必要性が高まっていた。...

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  • 若いクサギ植栽群落の乾物生産(農学)

    小川, 夢子, 齋藤, 秀樹, 糟谷, 信彦 京都府立大学学術報告. 人間環境学・農学 59 21-26, 2007-12-25

    ...少ない葉量と落葉性が原因で,地上部純生産量(738.99/m^2/yr)は同程度に若いほかの群落に比べて約半分であった。12月の地上部現存量密度は0.38kg/m^3,夏季の葉量を加えた最大見積りでも0.45kg/m^3しかなかった。この小さい現存量密度は,遷移初期段階に出現するクサギ低木群落の特徴だと考えられた。...

    機関リポジトリ

  • 若いクサギ植栽群落の乾物生産

    小川, 夢子, 齋藤, 秀樹, 糟谷, 信彦 京都府立大学学術報告. 人間環境学・農学 (59) 21-26, 2007-12

    ...少ない葉量と落葉性が原因で、地上部純生産量(738.9g/m2/yr)は同程度に若いほかの群落に比べて約半分であった。12月の地上部現存量密度は0.38kg/m3、夏季の葉量を加えた最大見積りでも0.45kg/m3しかなかった。この小さい現存量密度は、遷移初期段階に出現するクサギ低木群落の特徴だと考えられた。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 落葉性コナラ属実生の水分生理特性

    山中 典和, 笹木 智華子, 玉井 重信 日本緑化工学会誌 33 (1), 100-104, 2007

    ...東アジアに広く分布する落葉性コナラ属であるモンゴリナラ,カシワ,コナラ,ミズナラ,クヌギ,アベマキ6種の3年生苗木を3つの異なる土壌水分条件下(Control, pF2, pF3) で2週間栽培し,P-V曲線から得られる水分生理特性を比較した。十分に潅水されている状態ではコナラの乾燥耐性が最も低く,カシワが最も強い乾燥耐性を示した。...

    DOI Web Site 参考文献19件

  • 林床の落葉堆積に発生する変形菌の調査研究

    高橋 和成, 波田 善夫 日本菌学会大会講演要旨集 51 (0), 33-33, 2007

    ...変形菌には,森林の落葉リターなどの腐植で生育するものがある.それらの生育は基物とする落葉リターの堆積や落葉の分解状態に依存することが考えられる.しかし,こうした変形菌の生態についてはほとんど研究されていない.本研究では,落葉性変形菌の区画法を利用した調査方法の検討,および変形菌の発生と落葉分解過程との関係について研究した.(1)区画調査では,林床の落葉が堆積した場所で面積1m<SUP>2</SUP>...

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  • マダガスカル北西部乾燥林生態系におけるチャイロキツネザル(<i>Eulemur fulvus fulvus</i>)の生態的機能

    佐藤 宏樹 霊長類研究 Supplement 22 (0), 52-52, 2006

    ...本発表ではマダガスカル北西部アンカラファンツィカ国立公園(落葉性乾燥林)におけるチャイロキツネザルの生態的機能を明らかにするために行った予備調査の結果を報告する。<br>(方法) 国立公園内の調査区林において、1つの群を追跡観察し、移動ルート、採食品目、各行動とその時間などを記録した。直接観察中に排泄された糞を可能な限り回収し、内容物を分析した。...

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  • 東シベリアタイガ林の植物活性の年々変動

    杉本 敦子, 内藤 太輔, Maximov Trofim C. 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ52 (0), 150-150, 2005

    ...東シベリア永久凍土帯に広がるタイガ林は落葉性針葉樹であるカラマツから成る森林で、年平均降水量がわずか213mmほどの内陸性の極めて乾燥した気候帯に成立している森林である。広大な面積を占めるため、地球規模の炭素・水の循環に重要な役割を果たしていると考えられる。...

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  • 落葉性林冠下の常緑広葉樹稚樹の冬の光合成

    宮沢 良行, 菊澤 喜八郎 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ52 (0), 40-40, 2005

    上層の落葉樹は下層に季節変化する光環境(春-秋の弱光と冬の強光)を創り出す。弱光下の春-秋に光合成生産が制限される常緑下層樹木にとって冬の強光下での光合成生産はその生長を左右するほど重要であると考えられる(Harrington et al. 1989)。しかし寒・冷帯や地中海気候に生育する常緑樹の場合と異なり温帯常緑広葉樹の冬の光合成については不明な点が多い。実測例が少ない上に冬の低温での光合成…

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  • 農耕地におけるタマゴクロバチ科(ハチ目)の属構成

    山岸 健三 昆蟲.ニューシリーズ 7 (2), 39-54, 2004-06-25

    ...科の比較では,属数では大差がなかったが,属の構成に違いがあり,EmTやYPTのように地表に設置するトラップでは地中に産下された卵を寄主とする属が多く捕獲されることがわかった.農耕地(草原環境)と落葉性二次林での属構成の比較では,農耕地で得られた属数は森林で得られた属数よりもむしろ多く,各属の個体数も安定していた.また,農耕地(草原環境)に特有の属もいくつか確認できた.これらのことから,農耕地における...

    DOI Web Site 参考文献26件

  • ラジコン空中写真を用いた落葉広葉樹林の樹種判読

    長澤 良太, 鈴木 茂之, 佐野 淳之 森林計画学会誌 38 (1), 11-21, 2004

    ...伯耆大山の南東麓に位置する鳥取大学蒜山演習林内の落葉性広葉樹林からなる林分を対象に,ラジコン双翼機を用いて大縮尺の空中写真撮影を実施した。本研究では,春季の開葉期と秋季の落葉期でそれぞれ3回,計6回撮影を実施し,季節による葉群の色調変化にもとづいて単木レベルで樹種区分を行う可能性について検討を行った。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献14件

  • 亜高山帯の常緑多年生草本ベニバナイチヤクソウの標高にともなう窒素・りんの動態の変化

    磯海 のぞみ, 山村 靖夫, 中野 隆志 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ51 (0), 134-134, 2004

    ...常緑性植物は,一般に落葉性植物と比べて 保存的な栄養塩サイクルを持ち、土壌からの養分要求性が低いため、貧栄養な環境ほど常緑植物の割合が増加すると言われている。<br> ベニバナイチヤクソウ(<i>Pyrola incarnata</i>)は、亜高山帯の幅広い標高域の林床に生育する常緑多年生草本である。イチヤクソウ属の植物は、菌根と共生しており、りんの吸収において利益を得ているといわれている。...

    DOI

  • ハンノキ(<i>Alnus japonica</i>)の根粒形成に及ぼす環境因子の影響

    山本 福壽, 高田 恵利 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ51 (0), 107-107, 2004

    ...ハンノキ(<i>Alnus japonica</i>)はカバノキ科ハンノキ属の落葉性広葉樹であり、湿潤な河川流域、谷間,湖畔、湿原などに分布する。また根系にはフランキア(<i>Frankia</i>)属の放線菌が根粒を形成し,窒素固定を行う。このため、ハンノキは生態系の窒素循環に重要な役割を担っており,林業的には肥料木としても評価されている。...

    DOI

  • 原生的スギ・落葉広葉樹林に優占的な落葉性低木3種の空間分布パターンとそれに関わる環境要因

    森下 和路, 嵜元 道徳 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ51 (0), 337-337, 2004

    京都府北部にある冷温帯林の下層に優占的で地上部形態の異なる低木3種(クロモジ、タンナサワフタギ、ツリガネツツジ)を対象に、斜面地形上での空間分布構造(水平分布、種内・種間分布相関)と関与要因を解析した。<br> L関数による分布解析から、3種(地上幹長>50cm)はいずれも0-20mの距離スケールで集中分布を示した。またL関数による種間の分布相関解析から、クロモジとタンナサワフタギは有意な正の相…

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  • 異なる光環境に対する落葉性高木7種の若木の樹冠部の対応

    高橋 美雅, 嵜元 道徳 日本林学会大会発表データベース 115 (0), P1035-P1035, 2004

    原生的な冷温帯スギ・落葉広葉樹林において、林冠を構成する主要な落葉広葉樹はブナ、コハウチワカエデ、ミズナラであるが、そこには、陽樹的なミズメ、ウリハダカエデ、アカシデ、イヌシデも点在する。それぞれの地域の森林の構成や動態を考えるうえでは、陽樹的な樹種も含めて若木の特性を比較することが必要である。そこで、本研究では、耐陰性の異なる7種の若木について、樹冠、シュート、葉の3つのレベルについて、異なる…

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  • 空知地方幾春別川流域の落葉広葉樹林におけるフッキソウの生態的特徴

    片山 和亮 森林立地 46 (1), 35-40, 2004

    ...北海道空知地方幾春別川流域の落葉性広葉樹林において林分構造と林床植物の分布特性,フッキソウの生産構造を分析した。調査林分は高木層,草木層から構成され,亜高木層を欠いていた。草木層にはフッキソウが優占していたが,高木性樹種の若木も多数生育していた。林床での高木性樹種の若木とフッキソウの分布は排他的で,フッキソウの存在が高木性樹種の実生の定着・成長を阻害していた可能性が認められた。...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • ウスノキに見られたシュートレベルの繁殖コスト:花形成における発達上の制約

    河村 耕史, 武田 博清 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ51 (0), 224-224, 2004

    ...ウスノキは落葉性のツツジ科低木である。前年枝の先端に花を形成する。花を形成しなかった前年枝は枝を伸長させるため、枝の先端を花にするか枝にするかという構造的なトレードオフがある。花を形成した前年枝(繁殖シュート)と、枝を形成した前年枝(栄養シュート)を比較対象とし、花形成が樹冠発達に与える負の影響(繁殖コスト)について調べた。...

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  • 林冠と林床の撹乱が稚樹の定着と種組成に与える影響

    神保 剛, 佐野 淳之 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ51 (0), 565-565, 2004

    ...本研究では過去に人為的撹乱を受けた落葉性広葉樹二次林で、伐採と林床の撹乱が稚樹の定着と種組成にどう影響を与えるのかを明らかにする。<br> 調査地は鳥取大学農学部附属蒜山演習林である。ここは過去に軍馬の放牧が行われていて、現在はコナラが優占する二次林である。調査地に、上木の伐採とササの刈り取り、ササの刈り取り、上木の伐採、無処理の4種類のプロットを設置した。...

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  • 樹木の葉における菌類の季節的変動

    渡邉 章乃, 佐藤 友美, 矢口 行雄 日本林学会大会発表データベース 114 (0), 362-362, 2003

    1. はじめに 植物の葉の葉内および葉面を含めた範囲を葉圏といい(Carroll, 1977)、葉圏に生息する菌類は葉の表面に分布する葉面菌と内生菌を含め、葉圏菌といわれている(Petrini, 1991)。しかし、これらの菌類の役割についての研究はほとんど蓄積がないのが現状であり、さらに内生菌の中には、病原菌として報告されている菌類も含まれている。また葉圏菌に関する研究は葉面菌または内生菌のど…

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  • 伐採後放置された造林地における雑草木の再生量について

    奥田 史郎, 伊藤 武治, 九島 宏道, 清野 嘉之, 山田 健 日本林学会大会発表データベース 114 (0), 438-438, 2003

    ...上層の木本性樹種は攪乱地に多くみられるアカメガシワやヌルデの他ヤマザクラとコナラなどいずれも落葉性の樹種であった。 地上部現存量の推定では、斜面上部と下部では2倍以上の開きがあり、おおよそ2__から__7ton/haの間で推移した。 ...

    DOI

  • 西表島における天然林皆伐13年後の二次遷移

    新里, 孝和, 呉, 立潮, 西端, 統宏, 新本, 光孝, Shinzato, Takakazu, Wu, Lichao, Nishihata, Osahiro, Aramoto, Mitsunori 琉球大学農学部学術報告 (49) 231-239, 2002-12

    ...侵入種には落葉性高木種のアカメガシワ,ハマセンダン,カラスザンショウ,イイギリなどがみられるが,これらの発生,成長は低下し,常緑性高木種の優占度が増大している。階層構造は未分化の状態にあるが,基底面積分布は常緑性高木種が上層に,立木本数分布では常緑性の低木種と小高木種が下層に増大し,また胸高直径分布でもややL字型となり,階層構造はやや複雑になりつつある。...

    機関リポジトリ 日本農学文献記事索引 HANDLE ほか1件 被引用文献2件

  • タイ国産ボタンヅル属の一新節

    田村 道夫 植物分類,地理 51 (2), 127-131, 2001

    ...1回結実性、多分半落葉性。葉は草質で乾燥すれば黄褐色、30-50cm、そのうち葉柄は約10cm、羽状複葉で5-7個の羽片をもち、最下の羽片は3出、有柄、最上の...

    DOI 参考文献4件

  • アイソザイムによる茨城県十王町サクラバハンノキ集団の家系構造

    宮本 尚子, 山本 徳子, 星 比呂志, 半田 孝俊 日本林學會誌 82 (1), 72-79, 2000

    ...は, 湿地に特異的に分布する落葉性灌木であるが, その生育環境の特異性と人為の影響によって集団が減少し, 現在, 準絶滅危惧種に位置づけられている。本種の遺伝的な実態を正確に把握するため, 茨城県十王町加幸沢に成立している局所集団について, アイソザイムによる遺伝構造の解析を行った。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献3件 参考文献23件

  • 日本産広葉樹41樹種の当年生陽葉における最大ガス交換速度のスクリーニング

    松本 陽介, 田中 格, 小菅 進吉, 丹原 哲夫, 上村 章, 重永 英年, 石田 厚, 奥田 史郎, 丸山 温, 森川 靖 森林立地 41 (2), 113-121, 1999

    ...常緑性広葉樹と落葉性広葉樹のPn_<max>を比較した結果,両者に大きな違いは認められなかった。Gw_<max>は50〜900mmolH_2Om^<-2>s^<-1>の範囲で,常緑広葉樹に比べ落葉広葉樹で高いGw_<max>の値を示す樹種が比較的多かった。...

    DOI Web Site 被引用文献3件 参考文献29件

  • 犬の落葉性天ぽうそうの増悪因子としてアトピー素因が疑われた1例

    鈴木 克弥, 千村 収一, 岩崎 利郎 獣医皮膚科臨床 4 (3), 25-28, 1998

    ...犬の落葉性天疱瘡が疑われた犬で, その増悪因子としてアトピー性素因が疑われ, 皮内検査を行ったところ室内ダニが陽性であった。飼育環境を改善したところ副腎皮質ホルモン投薬量が減少した。落葉性天疱瘡では増悪因子の改善が必要であると思われた。...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 落葉性広葉樹二次林におけるササ現存量と稚樹の成育様式

    岩本 慎吾, 佐野 淳之 日本林學會誌 80 (4), 311-318, 1998

    ...鳥取大学蒜山演習林の落葉性広葉樹二次林のササ型林床における稚樹の成育様式について解析した。樹高2m以上の上木の出現種数は25種で,樹高2m未満の稚樹はカエデ類を始めとする17種が出現した。チシマザサの桿密度(平均±標準偏差)は23.4±9.Om<SUP>-2</SUP>,桿高は121.0±14.9cm,乾燥重量は453.9±260.5g•m<SUP>-2</SUP>であった。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献7件 参考文献39件

  • ブラジル北東部半乾燥内陸地域における乾季落葉性有刺潅木林の植生回復

    土谷 彰男, 根本 正之 植生学会誌 15 (2), 117-124, 1998

    気候ストレスの他に一斉伐採や放牧などの攪乱の影響下で生育するブラジル北東部の落葉有刺低木林(カーチンガ群落)の植生回復を調べるために,放棄後4年,10年,20年経過した林分で種構成と立地の特徴を比較した.放棄復4年の群落では300m^2の調査区に5種の樹木と多年生草本のGaya aurea St. Hilが278個体確認された.10年後の群落ではG. …

    DOI 参考文献26件

  • 鳥取大学蒜山演習林における広葉樹林の構造と動態

    佐野 淳之, 武田 信仁, 大塚 次郎 森林応用研究 6 (0), 17-20, 1997

    ...落葉性広葉樹林の林分構造と動態を明らかにするため,鳥取大学農学部附属蒜山演習林の二次林に10個のプロットを設置し,胸高直径4cm以上の樹木を対象に毎木調査を行った。プロット全体では,出現した樹種は18科40種,個体数(萌芽幹を含む)は992であった。樹種の優占度(胸高断面積の割合)は,ブナ科だけで61.2%を占め,特に,コナラとミズナラの割合が高かった。...

    DOI

  • 広葉樹二次林施業に関する基礎的研究 : 薪炭材採取後の落葉性広葉樹二次林の動態と再生様式

    葭矢 崇司, 佐野 淳之, 小笠原 隆三 森林応用研究 6 (0), 21-24, 1997

    ...鳥取県西部大山南斜面に位置する薪炭材採取後の落葉性広葉樹二次林を調査し,この森林の動態と再生様式について考察した。全調査プロットにおいて相対優占度に基づきクラスター分析を行った結果,ブナが優占するプロット(Fc),ブナが優占し,主にミズナラと混交するプロット(FQ),ブナ以外の樹種が優占するプロット(Mix)の3グループに区分できた。...

    DOI

  • 紀伊半島の3地点におけるアサギマダラの季節消長

    平井 規央, 石井 実 蝶と蛾 48 (4), 223-233, 1997

    ...江須崎は主として本種の越冬地として利用されており,冬季には多数の幼虫が見られたが,夏期には本種の卵-蛹が見られない時期があった.山田では,越冬世代の他,夏の間も少ないながら卵,幼虫,蛹が確認された.両調査地ともに,10-11月に卵が増加したが,密度は江須崎の方が高かった.和佐又山では,6月から9月にかけて成虫が見られ,7-8月にピークが認められた.また,持ち込んだキジョランには卵と3齢幼虫が,自生の落葉性...

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献8件

  • 墓地区画の面積と出現する植物の種類および設置物との関係

    田中 安代, 平井 潤, 前中 久行 ランドスケープ研究 59 (5), 57-60, 1996-03-29

    ...目的により落葉性植物も導入されている。宗教習俗関連の植物の積極的植栽はなかった。区画内の植物や設置物の種類数を決定する主要因は区画面積であるが, 墓地区画内の植栽は多様であり, これは墓地関係者の意思を反映しているためと思われる。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献5件

  • 東京大学千葉演習林に植栽されたスギ科6種の葉の水分特性の季節変化

    則定 真利子, 丹下 健, 丸山 温, 松本 陽介 森林立地 38 (1), 73-79, 1996

    ...落葉性2種のうちメタセコイアでは10月と8月とで葉が十分に吸水したときの浸透ポテンシャル(Ψ^<sat>_s),葉が膨圧を失うときの水ポテンシャル(Ψ^<tip>_w)に差がななかったのに対してヌマスギでは10月にΨ^<sat>_s,Ψ^<tip>_wが低下した。常緑性4種についてはいずれも気温が最も低い2月にΨ^<sat>_s,Ψ^<tip>_wが最も低かった。...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献24件

  • 典型的な組織学的, 免疫組織学的所見を示したイヌの落葉性天疱瘡

    新矢 恭子, 野村 耕二, 和田 章司, 森岡 宏, 梅村 孝司 The Journal of Veterinary Medical Science 58 (8), 815-817, 1996

    A seven-year-old female mongrel dog showed incurable skin lesions for about a year. The lesions were at nasal bridge and periocular area, and were composed of crust formation and scaling. Biopsy …

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献10件

  • サハリン南部に分布するエゾマツ-トドマツ林の植生地理学的位置づけと成立機構

    沖津 進 植生学会誌 13 (1), 25-35, 1996

    ...<BR>  4.サハリン南部のエゾマツ-トドマツ林は北東アジアでは珍しい,低地に広がる常緑針葉樹林で,北半球に広がる常緑性の亜寒帯針葉樹林と相同の植生と見なすことができる.いっぽう,北東アジアでは,基本的には,低地の亜寒帯針葉樹林は落葉性のカラマツ林が主体である.そのため,北東アジアの亜寒帯は,北米大陸やヨーロッパの北部や西シベリアの低地と植生地理学的に全く相同とはいえない....

    DOI 被引用文献7件 参考文献40件

  • 樹木の可視害発現におよぼす人工酸性雨の影響

    河野 吉久, 松村 秀幸, 小林 卓也 大気汚染学会誌 29 (4), 206-219, 1994

    The authors have developed newly designed semi-automatic rain droplet generator system for long-term rain exposure experiments. This system generates 2.5 mm of rainfall intensity in an hour event …

    DOI

  • 暖候地と寒冷地における森林内外の融雪の熱収支解析

    石井, 琢哉, 福嶌, 義宏, 大手, 信人 京都大学農学部演習林報告 64 61-74, 1992-12-21

    ...2) 森林内の地表の融雪面で大きく変化する気象要素は全天日射量と風速であり, 特に全天日射量は林相によって減少率が異なり, 人工性スギ林では林外地の16%で, 常緑針葉樹林では38%, 落葉性広葉樹林では65%であった。3) 融雪熱量の大部分を占めるのは純放射量である。4) 日中の融雪量は無林地に対し森林内では減少するが, 林相によって日射の遮断率が異なるため融雪量の減少率も異なる。...

    日本農学文献記事索引 HANDLE Web Site

  • 香川県産クロフネサイシンの生活様式

    久米, 修 香川生物 18 11-17, 1991-03-01

    ...クロフネサイシンの地下茎の年齢構成と鱗片葉数は, 同じ落葉性のフタバアオイより, 常緑性のナンカイアオイやミヤコアオイに類似していたが, 普通葉と着花の関係はフタバアオイに類似していた。...

    機関リポジトリ

  • アジアの湿潤熱帯の地域区分に向けて

    ASHTON Peter S. Tropics 1 (1), 1-12, 1991

    It would be fair to say that knowledge of the forest types of lowland tropical Asia is greater than that of the neotropics, but not as complete as that of Africa, where the integrative role of …

    DOI Web Site 被引用文献5件 参考文献3件

  • 奈良県に発生するナミハダニ個体群の休眠性

    高藤 晃雄, 井上 雅央, 小田 道宏 日本応用動物昆虫学会誌 33 (3), 134-139, 1989

    Diapausing rates of a number of <i>Tetranychus urticae</i> populations occurring on various crops in Nara Prefecture, Japan were investigated. The diapausing rates varied among populations from …

    DOI Web Site 被引用文献7件

  • 摘出胚による種子発芽力試験

    バベレイ ゴピシャンカー, カンディア アナンドクマール 日本林學會誌 68 (5), 197-199, 1986

    In a germination test of the seeds of six tropical dry-deciduous forest tree species, namely, <i>Acacia catechu, Albizzia lebbek, Bauhinia variegata, Cassia fistula, Leucaena leucocephala</i>, and …

    DOI

  • 天疱瘡のHLA-DR抗原について

    橋本 公二, 西岡 清, 白倉 良太, 松山 正経, 宮島 哲也 日本皮膚科学会雑誌 91 (2), 155-, 1981

    ...尋常性天疱瘡患者20名,落葉性天疱瘡患者17名について, HLA-DR 抗原を検索した所, DRW4 の有無の増加が認められた.我々は,尋常性及び落葉性天庖痕において HLA-A10 が有意に増加している事を報告した1).今回,B 細胞に特異的な HLA 抗原として知られる HLA-DR 抗原を両疾患について検索し,興味ある結果を得たので報告する....

    DOI PubMed 医中誌

  • オオヤマレンゲについて

    植田 邦彦 植物分類,地理 31 (4-6), 117-126, 1980

    ...オオヤマレンゲ Magnolia sieboldii は,モクレン属オオヤマレンゲ節に分類される落葉性大本植物である。...

    DOI Web Site

  • 本邦における自己免疫性水疱症患者のHLA抗原について

    橋本 公二 日本皮膚科学会雑誌 90 (5), 405-, 1980

    ...本邦における自己免疫性水疱症患者のHLA抗原を調査し,1)尋常性天疱瘡及び落葉性天疱瘡においていずれも HLA-A 10の増加を認め,両疾患のHLA抗原関連疾患感受性因子が共通している事が示された.また尋常性天疱瘡における,かかる結果は Krain らの Ashkenazi 系ユダヤ人についての報告と一致しており Ashkenazi 系ユダヤ人及び日本人の如く,正常人における HLA-A 10 の頻度...

    DOI Web Site 医中誌

  • 天疱瘡の各病型患者血清の抗軽鎖標識抗体による間接蛍光抗体法について (予報)

    坂本 邦樹, 宮川 幸子, 吉岡 順子, 石井 啓正, 林 宏治 皮膚 19 (4), 331-335, 1977

    ...尋常性天疱瘡4例, 落葉性天疱瘡1例および紅斑性天疱瘡1例から得た血清を用いて, 螢光抗体法間接法を行なった。螢光標識抗体として免疫グロブリンの軽鎖であるラムダ鎖とカッパ鎖に対する抗体を用いて, それぞれのSubstrateに対する結合部位を検した。結果は病型による差はほとんでなく, ラムダ鎖が表皮上層の, カッパ鎖が表皮下層の細胞間物質と親和性のあることを見た。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 野生樹の繁殖に関する研究 (II)

    川合 宏, 鹿野 昭一, 斎藤 清 造園雑誌 37 (4), 22-27, 1974-03-31

    前報にひきつづき野生樹の挿木試験をおこなった。本報ではミスト下でIBA水溶液浸漬処理を併用して発根促進の効果の有無を調査した。得られた結果を要約するとつぎのとおりである。<BR>(1)とくに露地挿木に比較して, ミスト下で成績のよかったものは, ホツツジ・トウゴクミツバツツジ・ハナイカダ.アワブキ・ナツハゼの5種であった。(2)ミスト下でIBAを併用して成績のよかったものは, …

    DOI Web Site Web Site 参考文献2件

  • 東部ネパール, 湿潤ヒマラヤの冷温帯域における落葉広葉樹林について

    大沢 雅彦, P.R. サキヤ, 沼田 真 日本生態学会誌 23 (5), 218-228, 1973

    ...ジュンベシ経由でカトマンズまでの間で, 森林, 草地, 耕地雑草等の調査を行なった.ここではセドア付近の冷温帯域で見出された落葉広葉樹林を中心に述べ垂直分布帯についてもふれた, ネパールヒマラヤの冷温帯域(2500〜2900m)では, これまでの報告では, 日本でみられるような落葉樹林がなくツガ林もしくは常緑カシ林になっているとされてきた.しかし今回調査したマカルー山塊の南側の地域ではカエデ類を主とした落葉性...

    DOI Web Site 被引用文献1件

  • 野生樹の繁殖に関する研究 (I)

    川合 宏, 鹿野 昭一, 斎藤 清 造園雑誌 35 (3), 30-34, 1972-02-29

    The experiments were carried out on the cotting of wild trees and shrubs.<BR>Cutting was made June, July and September, 1967 and July, August and September, 1970 in the open-air cutting bed.<BR>In …

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件

  • 桑樹萎縮病に関する研究

    田浜 康夫 日本植物病理学会報 32 (1), 1-4, 1966

    As has previously been reported, the mulberry dwarf virus is inactivated or decreases in the affected shoots at temperatures below 15°C during winter, but is not at temperatures above 20°C, whereas …

    DOI

  • 天疱瘡と類天疱瘡その臨床的,組織学的考察と治療について

    Walter F. Lever 日本皮膚科学会雑誌 73 (6), 432-, 1963

    ...「天疱瘡の水疱はacantholysisという特徴のある組織学的所見を示す」と云うCivatteの観察は,天疱瘡の診断を客観的につける事を可能とした.そしてこの事によつて慢性の水疱性皮膚疾患は天疱瘡と類天疱瘡(acantholysisを示さない)とに二分される事となつた.天疱瘡には,尋常性,増殖性,落葉性,紅斑性の4つの型があり,類天疱瘡は水疱性と良性粘膜類天疱瘡(別名:眼瞼類天疱瘡)とに分けられる...

    DOI

  • 桑樹萎縮病に関する研究

    田浜 康夫 日本植物病理学会報 28 (3), 139-143, 1963

    1. When mulberry trees affected with dwarf disease sprout in April, typically crinkled leaves are not seen but normal or smaller subnormal leaves are produced in the beginning. Subsequently, typical …

    DOI

  • 落葉性天疱瘡の1例

    田中 広蔵, 岸本 明, 北出 俊一 岡山医学会雑誌 71 (9-1), 5617-5622, 1959

    Recently, a case of pemphigus foliaceus of 50 year-old woman which varied, gradually, from vulgaris-type to foliaceus-type with long periods observations was reported. The results of the …

    DOI 機関リポジトリ Web Site ほか2件

  • 白澁病菌の越冬方法の分類

    平田 幸治 日本植物病理学会報 17 (3-4), 144-147, 1953

    ...白澁病菌の越冬方法を白澁病菌が子嚢殻を形成する場合と形成しない場合とに二大別して,更に寄主植物が草本であるか木本であるか,木本の場合常緑性であるか落葉性であるかにより,又子嚢殼の特性等によつて細分し9の型に分類することを試みた。...

    DOI

  • 百合の所謂バイラス病と寄主との關係

    河村 貞之助 日本植物病理学会報 7 (3-4), 163-172_2, 1938

    ...(yellow streaked mosaic), (3)山百合に特發する急劇落葉性の莖のみ裸となり其の棒状の莖の先端が屈曲して「ステツキ」状となる事を主徴候となすC. N....

    DOI

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