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  • ヴァイシェーシカ学派における運動(<i>karman</i>) ――方位(<i>diś</i>)との関係を中心に――

    渡邉 眞儀 印度學佛教學研究 67 (3), 1065-1069, 2019-03-25

    ...)の一部である方位点(<i>dikpradeśa</i>)との結合・分離という概念が導入された.この概念を利用することで運動は,「元いた場所に相当する方位点から分離し,別の方位点と結合すること」と言い換えられる.この変革によって,「運動は結合・分離の原因である」という定義はあらゆる運動に適用されることになり,運動という概念を理論的に説明するための基盤となった.このような理論的転換の背景には,方位を虚空...

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  • Saroruhavajraの説く成就法について

    松村 幸彦 印度學佛教學研究 64 (3), 1232-1236, 2016

    ...しており,校訂テキストは出版されていない.VPは32の項目名が最初に挙げられ,これらの内容によって註釈を行っているが,そのスタイルは逐語的なものではなく,Jalandhari自身の成就法という側面が強いように思われる.HeSUは大きく分けると,帰敬偈,本論,廻向偈の三つに分けることが出来る.本稿では本論の内容について概観する.観想を行うヨーガ行者は,尸林などに立ち,自身の心臓の上に日輪とhum字を見て,虚空...

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  • <根本法華>のシンボリズム(三)

    小谷 幸雄 印度學佛教學研究 56 (3), 1193-1201, 2008

    ...の過去遡及・本源回歸の發想を改作し,五蘊を微塵的構成に見立て,意識・無意識の一回轉を一劫として,從來の時間形式の<劫>を踏襲しつゝ五蘊活動に還元して空間形式で表現したもの.過去遡源のみに非ざる「復倍上」における現在活用の意義.後世形而上學的に「本覺」思想に展開する契機となった羅什譯の問題點にも觸れる.屬累品は五蘊正觀の證の委囑と認可.虚空會舞臺の後始末.最後に傳統・法華經に言及した英文著作二點に觸...

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  • 〈根本法華〉のシンボリズム (二)

    小谷 幸雄 印度學佛教學研究 55 (3), 1176-1182, 2007

    ...ウパニシャッド・ラーマーヤナ・論哲學・僧伽分裂史・阿育王碑文と, 一貫したドラマとしての文脈を紹介略説した. それは西紀前一世紀頃の無名の一比丘の作と目され, 現行廿八品中, 序・方便・見寶塔・(勸持)・涌出・壽量・囑累の諸品 (それらも全部は採用されず) を除いて他は後世の添加挿入として削除され, その發想源にゲーテ流の形態學が適用される....

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  • 宗教的存在観についての研究 : 親鸞の仏身仏土観を中心として

    ナカヤマ, アキノブ, Nakayama, Akinobu 10 (1), 96-82,

    ...天親は「尽十方無碍光如来」の真の仏としての徳を明かされ、真仏土が「三界の道に勝過し、究意して虚空の如く、広大にして辺際なき世界」と示される。このことを受けた曇鸞は、『浄土論』を、浄土の所在を示す文と考えられ、浄土の功徳である三厳二十九種荘厳は、無為法身である一法句を依り所としていることを示される。そのことは、法そのものが自ずから活動している自然の姿であることを明かす。...

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