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検索結果 25,648 件

  • 脳活動イメージングのための多光子顕微鏡技術

    佐藤 正晃, 東 万葉, 岩谷 優 顕微鏡 59 (1), 32-36, 2024-04-30

    ...<p>蛍光分子が複数の光子を吸収して励起される多光子励起を応用した顕微鏡のうち,生体透過性の高い近赤外パルスレーザーを用いて脳の深部の神経回路を画像化する二光子顕微鏡は,複雑な神経回路の活動を単一細胞レベルの解像度でほぼ網羅的にイメージングできることから,特に2000年代以降の神経科学に革新をもたらした.一方で,一般的な二光子顕微鏡は1 μm<sup>3</sup>程度の集光点で観察対象のボリューム...

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  • 長域型ヒルシュスプルング病のpull-through腸管の血流温存に術中ICG蛍光法が有用であった1例

    宮嵜 航, 近藤 剛, 野口 伸一 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 60 (2), 186-189, 2024-04-20

    ...によるナビゲーションを併用した.腸間膜の切離後に,ICG蛍光法でpull-through腸管の断端の血流に問題がないことを確認し,肛門管に吻合し手術を終了した.現在,術後3か月であり,合併症なく経過している.ICG蛍光法は,腸間膜の血管の同定が困難な症例のpull-through腸管の血流温存に有用であると考える....

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  • ランタノイド複合高分子を基盤とする無着色磁性粒子の開発と応用

    桑折 道済 日本画像学会誌 63 (2), 206-211, 2024-04-10

    ...までの元素で,4f軌道電子に由来する優れた発光特性と磁気特性を示す.我々は,ランタノイドの中でも高い磁気モーメントを持つホルミウム (Ho) やテルビウム (Tb) を高分子担体にドープすることにより,磁性ソフトマテリアルの作製を行っている.本解説では,筆者らが研究を進めている,ランタノイド元素複合高分子を利用する無着色磁性粒子の開発についてまとめる.無着色な特徴を生かした,フルカラー磁性粒子,蛍光磁性粒子...

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  • 月経前に増悪する Duhring 疱疹状皮膚炎の 1 例

    松田 晃徳, 土橋 人士, 石井 文人, 古賀 浩嗣, 池田 志斈 西日本皮膚科 86 (2), 130-132, 2024-04-01

    ...生検で好中球浸潤を伴う表皮下水疱,蛍光抗体直接法で真皮乳頭層に IgA 陽性物質の顆粒状沈着があったことから Duhring 疱疹状皮膚炎と診断した。ジアフェニルスルホン 25 mg/day で治療を開始したところ著効した。月経 5 日前から月経終了時にかけて皮疹の増悪があり,増悪時はジアフェニルスルホン 50 mg/day を増量することで皮疹は軽快した。...

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  • 口腔・鼻粘膜びらんを初発症状とした水疱性エリテマトーデスの 1 例

    浦上 仁志, 三宅 智子, 篠倉 美里, 森田 安理, 竹崎 大輝, 岡野 真理, 川上 佳夫, 森実 真, 古賀 浩嗣, 石井 文人 西日本皮膚科 86 (2), 125-129, 2024-04-01

    ...無疹頰粘膜の蛍光抗体直接法で基底膜に IgG と C3 の沈着を認めたが,蛍光抗体間接法は陰性であった。血液検査にて抗 Dsg1・3 抗体および抗 BP180 抗体は陰性,抗核抗体(320 倍)および抗 Sm 抗体陽性,白血球数減少(3180/<i>μ</i>l)を認めた。血液検査結果と口腔・鼻粘膜びらんと併せて水疱性エリテマトーデス(BSLE)と診断した。...

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  • 自動車製造工場に勤務する労働者の転倒・転落予防事業への関わり

    石川 響, 矢倉 千昭 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 422-422, 2024-03-31

    ...</p><p>【結果】</p><p> 環境整備を行った階段については,照度調節や蛍光テープを用いた視認性向上の提案を行い,今のところ転落事故の再発はない.しかし,別の階段にて転落事故が1件発生し,最下段の蛍光テープを用いた視認性工場の提案を行った.また,健康診断 ・体力測定の結果から,下肢筋力,閉眼片脚立位時間,膝・足 関節の痛み,靴のすり減りの有無が転倒・転落に関係していた.事業計画では,動画配信...

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  • <i>Porphyromonas gingivalis</i>リポ多糖はToll-like receptor 2および4を介して好中球細胞外トラップを発現する

    酒寄 智央, 伊藤 弘, 沼部 幸博 日本歯周病学会会誌 66 (1), 29-42, 2024-03-31

    ...SEM,蛍光免疫染色により観察し,細胞外DNA量,好中球エラスターゼ(NE)量を測定した。その結果,SEM像において,好中球から糸状の構造物の放出を確認した。蛍光免疫染色像において,糸状の構造物がDNA,ヒストン,NEにより染色されていることが確認され,NETsであることを確認した。細胞外DNA量とNE量も,コントロールと比較して有意な増加が認められた。...

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  • 藍からはじまる蛍光性トリプタンスリン研究

    川上 淳 色材協会誌 97 (3), 86-90, 2024-03-20

    ...その研究の過程で,いくつかのトリプタンスリン誘導体を合成し,抗菌性に対する構造活性相関を調べていたところ,トリプタンスリンの2-位にアミノ基を導入した2-アミノトリプタスリンが強い蛍光を示すことを偶然見つけ,蛍光色素としての研究が新たにスタートした。本稿では,これまで弘前大学で行われてきた,蛍光性トリプタンスリンの研究について紹介する。</p>...

    DOI Web Site 参考文献9件

  • ナノクレイを利用した放射線治療用3次元ゲル線量計の開発—LET非依存の蛍光ゲル線量計—

    前山 拓哉 RADIOISOTOPES 73 (1), 23-34, 2024-03-15

    <p>重粒子線治療は,線量の集中性が高く細胞致死効果の高い重粒子線を病巣に集中的に照射する効果的な治療法である。しかし,重粒子線に対するほとんどの物質の線量応答は線エネルギー付与(LET)を通して重粒子線のエネルギーに依存するため,その線量分布を正確に計測することは困難であった。本稿では,高LET放射線の分布を数Gy単位で定量,サブミリメートルの分解能で評価でき,その線量応答がLETに依存しない…

    DOI Web Site 参考文献38件

  • 蛍光色素を用いた中学生の溶解概念の研究

    藤森 隼一, 中村 直樹, 浅田 稜二, 松尾 海, 伊藤 冬樹 日本科学教育学会研究会研究報告 38 (3), 1-4, 2024-03-09

    ...モデルで理解していることが分かった.これは,蛍光色素を用いることで改善された.このことから,蛍光色素の使用が一定時間経過後の均一性概念形成に有効であると考えられた.以上より,中学生の溶解概念形成において,一定時間経過後の均一性の理解が課題であり,蛍光色素の使用はその改善に有効であることが示唆された....

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  • モノメチンシアニン蛍光色素による生細胞核小体RNAイメージング

    西澤 精一, 芳野 幸奈, 何 夢夢, 樋口 啓, 富樫 奈央, 鈴木 理志, 五十嵐 友梧, 佐藤 雄介 分析化学 73 (3), 79-86, 2024-03-05

    ...細胞を染色できる蛍光性小分子色素の有用性は明らかであり,これらに準じたRNA染色色素を開発することができれば,核小体RNA関連研究において極めて有用な解析プローブになると期待できる.本稿では,著者らが開発を進めた生細胞核小体RNAイメージング蛍光色素について報告する....

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  • ローリングサークル増幅反応を用いる細胞・組織中のDNA・RNA検出法

    佐藤 香枝 分析化学 73 (3), 63-69, 2024-03-05

    ...<p>ローリングサークル増幅反応(Rolling circle amplification, RCA)は,環状DNAを鋳型にしてポリメラーゼ伸長反応で長い一本鎖DNAを合成する方法である.環状DNAに相補的な配列を繰り返し持つので,蛍光標識オリゴDNAを作用させることで,1分子であっても複数の蛍光色素で標識された強いシグナルを持つ粒子になる.現在RCA反応は,組織・細胞試料中のDNA・RNA検出する...

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  • 蛍光ポリマーとパターン認識を用いるフルーツジュースの判別法

    冨田 峻介, 栗田 僚二 分析化学 73 (3), 111-116, 2024-03-05

    ...パターンが生成された.得られた蛍光パターンをパターン認識アルゴリズムにより解析することで,フルーツジュースを高い精度で識別することに成功した.このセンシング系は,高額な機器や専門的な技術を必要としないため,飲料業界における製品開発や品質評価において新たな選択肢を提供する可能性がある....

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  • 生命現象の光操作技術の創出

    佐藤 守俊 分析化学 73 (3), 87-93, 2024-03-05

    ...<p>蛍光タンパク質の実用化を契機として,1990年代以降,光を使ったバイオイメージング技術は世界中の研究室で利用されるようになり,分析化学を含めた生命科学に大きな影響を与えてきた.しかし,生命科学における光技術の将来は,必ずしもバイオイメージングに限定されない.近年,光を使って生命現象を自在に操作するための技術開発が進められている.光操作技術は特に神経科学・脳科学の分野で大きく発展し,脳機能の解明...

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  • 腎生検の実際~腎臓の解剖、腎組織の採取と取り扱い

    矢吹 映 日本獣医腎泌尿器学会誌 15 (1), 4-9, 2024-02-29

    ...また、診断には一般的な光学顕微鏡検査だけでなく電子顕微鏡や蛍光抗体法が必要であり、採取した腎臓組織の取り扱いにも相応の知識と準備が必要である。本稿では、腎生検を安全に実施し、良質な組織を採取するための腎臓の解剖とサンプリング法、組織の取扱法について解説する。...

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  • 蛍光性ナノロッド表面へのヒドロキシアパタイト修飾と薬物担体への応用

    佐川 拓矢, 山口 大志, 鈴木 智彦, 飯島 一智, 家高 佑輔, 橋詰 峰雄 色材協会誌 97 (2), 39-45, 2024-02-20

    ...<p>無機蛍光材料は単色性や耐久性に優れており,生体標識などへの応用が期待されている。本研究では,水酸化ユウロピウムナノロッド(europium hydroxide nanorod,ENR)の表面にヒドロキシアパタイト(hydroxyapatite,HAp)を修飾することで生体適合性およびpH応答性を有する蛍光無機ナノロッドを作製した。...

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  • 凝集体形成を活用した新規activatable型ラマンプローブによるバイオイメージング

    藤岡 礼任, 神谷 真子 MEDCHEM NEWS 34 (1), 20-24, 2024-02-01

    ...分子振動を検出するラマン顕微法は、蛍光法よりも高い多重検出能を有しているとして、近年、注目を浴びている。筆者らはこれまでに、標的酵素の活性を特異的に検出可能なactivatable型ラマンプローブを開発し、多色化したプローブを用いて生きた細胞で複数の酵素活性を同時検出することに成功してきた。...

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  • デュピルマブの投与が奏効したアトピー性皮膚炎を合併した難治性水疱性類天疱瘡の 1 例

    駄阿 也眞人, 古森 環, 川上 かおり, 安野 秀一郎, 久本 岳史, 髙旗 博昭, 下村 裕 西日本皮膚科 86 (1), 26-29, 2024-02-01

    ...蛍光抗体直接法で表皮真皮境界部に IgG と C3 の線状沈着がみられ,水疱性類天疱瘡(Bullous Pemphigoid:BP)の診断で高用量ステロイド内服(PSL 1 mg/kg/day),シクロスポリンやミゾリビンなどの免疫抑制剤の追加,ステロイドパルス療法,IVIG(免疫グロブリン静注)療法,血漿交換療法が施行され,入退院を繰り返しながら加療されたが,瘙痒と水疱の新生が持続し,精査・加療を...

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  • 多項目自動血球分析装置XRシリーズの体液モードの評価と異型細胞検体の検討

    保科 ひづる, 佐藤 さくら, 河西 美保, 林 文明, 浜口 佳子, 折田 茂 医学検査 73 (1), 31-53, 2024-01-25

    ...3次元スキャッタグラムの検討では,異型細胞検体のWDF(EXT)スキャッタグラムの特徴として異型細胞と推察される集団がFSC(前方散乱光強度),SSC(側方散乱光強度),SFL(側方蛍光強度)が共に中値から高値の領域にプロットされていた。特に核酸量を反映するSFLは,核クロマチン増量が認められた異型細胞は中値から高値を示したが,中皮細胞や組織球では低く,違いを認めた。...

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  • 尿路上皮癌におけるポルフィリン代謝経路利用蛍光尿細胞診の有用性

    三宅 牧人, 中井 靖, 藤本 清秀 日本レーザー医学会誌 44 (4), 365-372, 2024-01-15

    ...<p>近年の泌尿生殖器系悪性腫瘍における光力学的診断技術の導入は目覚ましい.2017年12月,筋層浸潤性膀胱癌の経尿道的手術時の可視化・ナビゲーションのための診断薬としてアミノレブリン酸塩酸塩が本邦で保険承認された.我々は,筋層非浸潤性膀胱癌治療後の経過観察の簡便化かつ低侵襲化を目標に,ポルフィリン代謝経路利用蛍光尿細胞診を開発してきたので,その経緯,現状,展望を紹介する.</p>...

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  • 肝移植後肝静脈狭窄による二次性膜性増殖性糸球体腎炎の1例

    渡邊 祥二郎, 矢野 真啓, 青木 利紗, 八木 悠一郎, 柏木 孝介, 前澤 身江子, 千坂 俊行, 高田 秀実, 檜垣 高史, 小川 晃平, 江口 真理子 日本小児腎臓病学会雑誌 37 (0), 1-7, 2024

    ...<p>症例は8歳男児.胆道閉鎖症のため生後3か月で葛西手術,1歳7か月時に生体肝移植を施行され,肝移植後肝静脈狭窄症による門脈圧亢進症および蛋白漏出性胃腸症のため長期入院加療されていた.8歳時に高度蛋白尿および血尿が判明し腎生検を施行したところ,光顕にてメサンギウム増殖および基底膜の二重化,蛍光抗体法にてfull house pattern, 電顕にて上皮,内皮下への沈着とメサンギウム間入を認めた....

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  • エンジイン生産誘導エリシターのハイスループットスクリーニング系の開発

    林 謙吾 ファルマシア 60 (4), 342-342, 2024

    ...エンジイン生合成遺伝子は,通常の培養条件において発現量が低い休眠遺伝子であるため,これまでのエンジインの単離・同定には大スケールでの培養が必要であった.近年,化合物ライブラリーから見いだされたエリシター(生体反応を活性化する物質)が,休眠遺伝子の発現を活性化し,二次代謝産物の生産を誘導することが報告され,微量天然物の大量生産技術として注目されている.本稿では,エンジイン生産誘導エリシターを探索するため,蛍光共鳴...

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  • Leber遺伝性視神経症

    高井 康行, 山上 明子, 石川 均 臨床神経学 advpub (0), 2024

    ...LHONと略記)は,若年男性に多いとされるが,小児から高齢までに発症しうる遺伝性の視神経症である.主な原因はミトコンドリア遺伝子変異で,ミトコンドリア内の電子伝達複合体Iの機能不全に関連している.急性から亜急性の視力低下を来し,片眼発症が多いが,数週間から数ヶ月で両眼性に進行する.視力の低下は著しく,多くの患者で矯正視力(0.1)以下になる.LHONは視神経炎の鑑別診断として重要であり,対光反射や蛍光眼底造影検査...

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  • ヒスタミンの受容体型蛍光バイオセンサーの開発

    新谷 勇介 ファルマシア 60 (2), 153-153, 2024

    ...な生理活性物質であることが明らかにされている.このように,ヒスタミンは様々な生理機能の多様な段階に関わることが明らかにされているため,ヒスタミンの放出を高い時間分解能で,複数の領域にわたって検出する技術の開発は,ヒスタミンの生理的および病理的意義の理解に貢献する.本稿では,上海大学のLi研究室のDongらによる論文を紹介する.彼らは,これまでにセロトニンやドーパミン,ノルアドレナリンなどの受容体型蛍光...

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  • ランダムフォレストを用いた多波長励起蛍光光度計による植物プランクトンの組成分類

    矢島 啓, 藤井 陽, 管原 庄吾, 吉田 圭介 土木学会論文集 80 (16), n/a-, 2024

    ...<p> 本研究では多波長励起蛍光光度計(MFL)による植物プランクトンの組成分類に,ランダムフォレスト(RF)を適用した.まず,培養株により現場を疑似的に再現した擬似観測データを用い,RF適用の妥当性を確認した.その後,ダム湖で得られた観測データを用いて,RFの適用性を検討した.組成分類は4グループ(Brown(珪藻+渦鞭毛藻+黄金色藻), Green(緑藻), Mixed(クリプト藻), Blue...

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  • ペプチドと生体膜研究,そして分光学との出会い

    河野 健一 ファルマシア 60 (3), 233_2-233_2, 2024

    私はペプチドと生体膜研究、そして分光学との出会いによって、研究者を志すようになった。学生時代に体験した「研究における発見の喜び」を胸に、次世代の研究者の担い手となる人へ、私自身が体験した研究の喜びを少しでも伝える事ができれば本望である。そして研究成果が少しでも社会の役に立つように、これからも研究に尽力していきたい所存である。

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  • TransitID−細胞内/細胞間におけるタンパク質輸送の動的網羅解析法の確立

    安西 聖敬 ファルマシア 60 (3), 238-238, 2024

    ...近年,細胞内特定区画(細胞小器官など)間における分子往来の重要性を示唆する報告が多数され,分子移動の追跡に対して強い興味が持たれている.その解析には,BioID法などの分子標識法や,免疫蛍光染色法が用いられているが,いずれの手法でも時間情報を欠いたスナップショット的な情報しか得られない.本稿では,2種の近位依存性標識酵素(TurboID,APEX2)を併用することでその課題を克服し,細胞内あるいは細胞間...

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  • 飛翔性昆虫類における太陽光LED,高演色LED,および白色LEDの防虫性能の評価

    木村 悟朗, 草間 俊宏, 渡邉 裕行 紙パ技協誌 78 (4), 292-294, 2024

    ...<p>白色LEDの発光方式として,青色LED+黄色発光蛍光体は発光効率と製造コストの点で優れているため現在最も普及している。一方,この発光方式では青色と黄色に偏った分光分布となり,演色性が低いという課題がある。近年,高演色性を特徴とする高演色LEDと太陽光に近い分光特性を持つ太陽光LEDが製品化されている。...

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  • 多成分燃料を用いた高圧燃料噴霧の加熱平板における付着蒸発挙動の計測

    加藤 真亮, 安達 龍, 椎名 義朗, 中山 智裕 自動車技術会論文集 55 (1), 121-126, 2024

    ...ガソリン高圧燃料噴霧の加熱平板への付着燃料液膜に対し蛍光2波長に蛍光強度比に加え, exciplexドナー分子ドープ有無における蛍光強度比を用いることで, 燃料液膜の蒸留度, 温度, 液膜厚さを時系列で計測した. 加熱平板温度を変化させ, 加熱平板上における付着蒸発挙動について考察を行った....

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  • 内視鏡消毒剤中オルトフタルアルデヒドの高感度蛍光定量法の開発

    青木 萌恵, 星野 智哉, 古庄 仰, 杉山 栄二, 水野 初, 伊藤 忍, 轟木 堅一郎 生涯健康科学ジャーナル 1 (0), 15-21, 2024

    ...本論文では消毒剤中OPAの感度、精度、特異性に優れた蛍光定量法の開発を報告する。開発した定量法により消毒剤中OPAは、0.20-0.55%の範囲で良好な定量性を示し、OPAの洗浄能力の下限付近である0.27―0.33%においても0.01%刻みの濃度で良好な定量性を与えた。...

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  • タンパク質を基盤とする蛍光イメージングセンサー開発の最前線

    針尾 紗彩, 竹内 志織, キャンベル ロバート アール, 寺井 琢也 日本薬理学雑誌 159 (1), 25-30, 2024-01-01

    ...<p>遺伝子導入が可能で生体適合性の高い蛍光タンパク質を基盤とする蛍光イメージングセンサーは,その時空間分解能の高さと使いやすさから,医学・生物学の基礎研究において重要なツールとなっている.タンパク質工学を駆使することで,カルシウムイオンを始めとする様々な標的分子/イオンの濃度変化を可視化するイメージングセンサーがこれまで開発されてきた.さらに,タンパク質と合成分子の複合体を基盤とする化学遺伝学センサー...

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  • 高い細胞内滞留性を有する光機能性プローブ群の開発

    河谷 稔, 神谷 真子, 浦野 泰照 日本薬理学雑誌 159 (1), 18-24, 2024-01-01

    ...いはアザキノンメチド中間体を経由して細胞内に存在するタンパク質やグルタチオンなどの求核剤と反応するとともに,大幅な蛍光上昇を示す細胞内高滞留性activatable型蛍光プローブの分子設計を確立した.この分子設計に基づき,β-galactosidaseやγ-glutamyltranspeptidaseを標的酵素とした蛍光プローブ開発の他,activatable型光増感剤やケージド蛍光色素といった光機能性...

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  • 生体分子を「みえる化」する技術―単色蛍光タンパク質センサーの革新―

    三田 真理恵, 北口 哲也 日本薬理学雑誌 159 (1), 13-17, 2024-01-01

    ...を巧みに活用した独自のスクリーニング手法を確立し,cAMPやグルコースなど,生体内で重要な役割を持つさまざまな分子に対する単色蛍光タンパク質センサーの開発に成功した.本稿では,この単色蛍光タンパク質センサーに着目し,その開発戦略やスクリーニング手法の発展の歴史について紹介したい....

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  • 安価な量子計測のための+<i>α</i> の研究技術:ローエンドFPGAを用いたダイヤモンド中 NVセンタの量子計測

    谷井 孝至 応用物理 93 (1), 39-43, 2024-01-01

    ...<p>近年,ダイヤモンド中のNVセンタを用いた量子計測が注目を集めている.量子計測というと敷居が高そうに聞こえるが,NVセンタの場合,蛍光強度計測を通して量子計測を実現すればよく,さらに,それを単一光子検出器が生成するパルスを計数することで達成すればよいので,計測器の心臓部は論理回路でいうところカウンタになる.本稿では,NVセンタの特性を示しつつ,その電子スピン状態を比較的に安価なFPGAボードを用...

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  • 多波長励起による樹木葉の蛍光スペクトル測定

    嘉数(大野) 祐子, 髙谷 博史, 福地 健一 木更津工業高等専門学校紀要 57 (0), 21-, 2024

    In this study, we measured the fluorescence spectra in 30 species of tree leaves by excitation at multiple wavelengths from 300 nm to 440 nm each season. Variations of spectral transmittance in the …

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  • 河川合流部の砂州の挙動に関する研究

    高見 和湖, 三好 翔, 小林 泰輔, 鵜﨑 賢一 土木学会論文集 80 (16), n/a-, 2024

    ...航空写真解析結果からは,H23出水による埋没が,2000年頃からの上流側左岸砂州の伸長によることがわかった.水文データ解析からは,年総流量以上に,2000年頃以降,年最大流量比が顕著に変化していることがわかった.移動床実験結果は,合流後の総流量が変化する・変化しない場合のいずれにおいても,利根川インパクトの流量比変化によって左岸砂州が伸長し,その後の烏川インパクトによってその形状が先鋭化することがわかった.蛍光砂...

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  • 現地調査からみた多々良沼の水質特性

    平川 隆一, 山田 百花, 仲本 小次郎 土木学会論文集 80 (16), n/a-, 2024

    ....湖沼での水質汚濁は,様々な要因が影響して生じている場合が多く,湖沼で生じている現象とその要因との因果関係を見極める必要があるが,多々良沼の水質改善を検討するための資料はほとんどない.そこで,本研究では年4回の現地調査に基づき,多々良沼内部における水質の時空間特性について検討した.その結果,水深の大きい多々良沼中央部で,夏季に温度成層が生じていることが分かった.また,夏季のDO,pH,クロロフィル蛍光...

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  • 尿管結石検出のための低線量CT 撮影条件が面内線量分布及び組織吸収線量に与える影響について

    西郡 健太, 長田 弘二, 松原 孝祐, 佐藤 穂波, 庵 緋沙子, 福知 千佳 日本CT技術学会雑誌 12 (1), 6-, 2024

    ...CT 装置はSIEMENS 社製SOMATOM Force を用いた.Single energy(以下,SE)撮影として管電圧120 kV ,80 kV ,Sn100 kV ,Dual energy(以下,DE)撮影として100/Sn150 kV の計4 種類を用いて比較検討を行った.撮影線量は,30 cm 水ファントムでの画像SD 値が各条件で20,23,25 HU 近傍になるように設定を行った.蛍光...

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  • 鉄(II)イオンおよび遊離ヘム蛍光プローブの開発と応用

    平山 祐 生物物理 64 (1), 12-16, 2024

    <p>鉄は地球上に確認されているあらゆる生物に含まれ,鉄イオンあるいはヘムの形で多くの生命維持に必須の機能を担っていることが知られているが,細胞内における鉄イオン・ヘム自体の動態は未解明である.本総説では,これまでに筆者が開発してきた,遊離鉄イオン・遊離ヘムの生細胞イメージングプローブについて紹介する.</p>

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  • ミリワットX線管による偏光蛍光X線分析

    河合 潤, 加藤 駿英, 今宿 晋 鉄と鋼 advpub (0), 2024

    <p>X-ray spectra scattered to 90°were measured for various scatterers of 5-mm thick B<sub>4</sub>C, acrylic, titanium, iron, zirconium, and lead plates, and their combinations such as …

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  • t(3;14;18)(q27;q32;q21)転座を認めた濾胞性リンパ腫grade 3A症例

    前川 ふみよ, 岸森 千幸, 林田 雅彦, 中川 美穂, 大林 準, 福塚 勝弘, 坂本 真一, 竹岡 加陽, 飯岡 大, 住吉 真治, 小橋 陽一郎, 大野 仁嗣 Tenri Medical Bulletin 26 (1), 20-31, 2023-12-25

    ...<p>症例は60代女性.転移性乳癌の治療中にステージIVの濾胞性リンパ腫(FL)を併発した.リンパ節生検でFL grade 3Aの組織像を示し,リンパ腫細胞はCD10,CD20,CD79a,BCL2,BCL6陽性,CD3陰性であった.Gバンディングと蛍光<i>in situ</i>ハイブリダイゼーションにより,t(14;18)(q32;q21)/<i>IGH</i>::<i>BCL2</i>を示すメジャークローン...

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  • 茶系飲料に含まれるテアニンの定量と抗酸化作用の評価

    岩崎 雄介, 松本 有紀, 山縣 宗平, 髙山 勇人, 船戸 佳奈恵, 奥村 真美, 伊藤 里恵, 亀井 淳三, 穐山 浩 日本食品化学学会誌 30 (3), 142-148, 2023-12-25

    In today’s Japan, many individuals live in what is known as a stress society, where daily stress has become a common occurrence. The causes of stress vary from person to person and may be …

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  • 海産小型巻貝ヨフバイのテトロドトキシン含量

    辰野 竜平, 山崎 亮, 溝上 魁, 林 源基, 福田 翼, 古下 学, 髙橋 洋, 園山 貴之, 堀 成夫 食品衛生学雑誌 64 (6), 236-239, 2023-12-25

    ...<p>日本では海産小型巻貝を原因とした重篤なテトロドトキシン(TTX)中毒が発生してきた.本研究では海産小型巻貝を原因としたTTX中毒発生を未然に防ぐため,山口県下関市蓋井島周辺海域にて採取したヨフバイ<i>Nassarius sufflatus</i>の筋肉と内臓のTTX含量を調査した.生きた個体から筋肉と内臓を摘出し,これらの部位から調製した試験液をHPLC蛍光検出法に供することでTTXを測定した...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献15件

  • 多変量解析によるルビーの蛍光指紋の解析

    佐藤 貴裕, 宮川 和博, 佐野 照雄, 有泉 直子, 笠原 茂樹, 小泉 一人, 高橋 泰 宝石学会誌 37 (1-4), 3-10, 2023-12-25

    <p>We applied fluorescence fingerprint to various rubies, and analyzed the data by principal component analysis. As a result, it was found that three features mainly affect fluorescence fingerprint …

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  • ICG蛍光法による血流評価が有効であったmesodiverticular bandによる絞扼性腸閉塞の1例

    尾山 貴徳, 宮田 将徳, 向井 亘, 納所 洋, 今治 玲助, 山崎 理恵 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 59 (7), 1076-1081, 2023-12-20

    ....絞扼解除後,回盲弁を温存する可能性を探る目的でICG蛍光法を行ったところ,回盲弁より約2 cm口側まで血流を認めた.よって,回盲弁を温存して壊死腸管を切除し回腸を端々吻合した.術後は縫合不全や吻合部の通過障害は認めず,術後11日目に退院した.回盲部の血流を客観的に評価し,回盲弁の確実な温存にICG蛍光法は非常に有用であった.しかし評価法は確立されておらず今後の症例の蓄積が必要である....

    DOI Web Site 医中誌

  • 高度徐脈,門脈ガス血症を伴う非閉塞性腸間膜虚血が反復した一例

    佐々木 紀仁, 岡本 悠, 木村 一隆, 南田 英俊 日本プライマリ・ケア連合学会誌 46 (4), 157-161, 2023-12-20

    ...80代男性で突然発症した腹痛で受診,意識は清明,顔色不良で冷汗あり,バイタルサインは洞性徐脈(HR42)以外は正常で,腹部CTで門脈内ガスを認めた.その後の14か月間に同徴候を3回繰り返し,初回と2回目は副交感神経遮断薬で症状は軽快したが,3回目は同薬剤が効かず,さらに多量の門脈内ガス,小腸壁内ガス,高乳酸血症を認め,腸管壊死の可能性があり,緊急手術となったが,術中所見では腸管壊死を認めず,ICG蛍光法...

    DOI Web Site 参考文献10件

  • 腹腔鏡用ICG蛍光法で腸管血流を判断した絞扼性腸閉塞の6例

    氷置 佳也, 油木 純一, 木田 睦士, 児玉 創太, 大惠 匡俊, 山本 寛, 梅田 朋子, 八木 俊和, 来見 良誠 滋賀医科大学雑誌 37 (1), 1-4, 2023-12-20

    ...絞扼性腸閉塞の手術における腸管の血流評価でIndocyanine Green(以下,ICGと略記)蛍光法の有用性が報告されている.当院では腹腔鏡用ICG蛍光法のVISERA ELITEⅡ®(OLYMPUS)を導入しており,腹腔鏡画像上でICG蛍光法の観察が可能である.絞扼性腸閉塞の手術で腹腔鏡用ICG蛍光法を使用した症例について報告する.  2019年4月~2022年12月の期間に当院で腹腔鏡用ICG...

    DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか1件

  • 湿式微粉砕機で調製したスパイスペーストの特性および香気成分の放出挙動

    小川 夏美, Bui Thi Bao Chau, 小林 誠, 草野 都, 粉川 美踏, 北村 豊 日本食品科学工学会誌 70 (12), 575-582, 2023-12-15

    ...ペーストの蛍光顕微鏡画像からは, ペースト中に油滴が分散していることがわかり, 湿式粉砕によりコリアンダーシード中の油分が放出されていることが明らかになった.</p><p>コリアンダーシードペーストの香気成分放出挙動を明らかにするために, ペーストを加熱した際にヘッドスペースに放出されたβリナロールおよびカンファーを定量し, 乾式粉砕したコリアンダー粉末と水を混合した粉末液と比較した....

    DOI Web Site Web Site 参考文献22件

  • ナノ量子センサーによるイメージング計測技術の医学応用

    湯川 博 日本神経回路学会誌 30 (4), 168-178, 2023-12-05

    ...<p>バイオイメージング技術は,これまで基礎生物学研究から臨床応用まで広く用いられてきた.とりわけ,2023年度のノーベル化学賞の対象となった量子ドット(Quantum Dots: QDs),及び窒素—空孔中心(Nitrogen-Vacancy Center: NVC)を有する蛍光性ナノダイヤモンド(Fluorescent Nanodiamonds: FNDs)などの「ナノ量子センサー」は,高い安定性...

    DOI Web Site 参考文献35件

  • Activatable型ラマンプローブを用いる酵素活性イメージング

    藤岡 礼任, 神谷 真子 分析化学 72 (12), 511-521, 2023-12-05

    ...<p>ラマン顕微法は,蛍光顕微法を凌駕する多重検出能を有した顕微法として注目を集めている.近年では高感度な顕微鏡やラマンタグプローブの開発によって微弱なラマン散乱を検出することによる感度の低さが克服されつつあり,生体適合性が飛躍的に向上した.著者らは特に,ラマン顕微法に利用可能な有機小分子プローブに取り組んでおり,加水分解酵素と反応することによって信号がoffからonに変化するactivatable...

    DOI Web Site 参考文献25件

  • イメージング技術を応用した神経活動計測

    坂本 雅行 日本神経回路学会誌 30 (4), 189-196, 2023-12-05

    ...みはとても複雑かつ難解であり,解明が期待される現代科学の究極の課題の1つである.高次脳機能はニューロンが構成する複雑なネットワークの上に成り立っているため,その働きを明らかにするためには,基本素子となる個々のニューロンの活動や情報処理機構について理解することが重要である.近年,ニューロンの電気的活動を光学シグナルに変換する活動イメージング技術が急速な発展を遂げている.活動イメージングのための高感度な蛍光...

    DOI Web Site 参考文献38件

  • 蛍光乳酸センサー開発の現状

    那須 雄介 分析化学 72 (12), 493-496, 2023-12-05

    ...されたり,さまざまな細胞現象を引き起こすシグナル分子として働くことが近年わかってきた.これまで,測定試料の分取や測定箇所への電極の挿入が必要なことから一細胞レベル(さらにはサブセルレベル)の空間分解能で乳酸を直接観察することが困難であった.上述の乳酸の新しい役割を検証するには乳酸動態を高い時空間分解能で観察することが必須である.本総説では高い時空間分解能をもつgenetically encoded蛍光...

    DOI Web Site 参考文献11件

  • 下垂体後葉ホルモンの新たな生理作用〜遺伝子改変動物を用いた研究〜

    上田 陽一, 丸山 崇 血管 46 (3), 1-6, 2023-11-26

    ...私たちは、バソプレシン・オキシトシンを産生する神経分泌ニューロンを生細胞のまま同定するために蛍光タンパク遺伝子を挿入した融合遺伝子を用いてトランスジェニックラットを作出した。また、それぞれのニューロンを特異的に活性化するためにDREADDsを応用したトランスジェニックラットも作出した。本稿では、これらのトランスジェニックラットを用いて得られた新知見を概説する。...

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  • ノリ養殖採苗日の延期に伴って行われる殻胞子放出抑制処理がカキ殻糸状体の光合成光化学効率に及ぼす影響

    中村 瑠美奈, 岩永 卓也, 中原 啓太, 住吉 大, 寺田 竜太 日本水産学会誌 89 (6), 521-528, 2023-11-15

    <p> ノリ養殖では,胞子体の成熟誘導を行い,採苗日に殻胞子放出のピークが来るようにしているが,荒天等で延期になる場合が稀にある。その場合,殻胞子放出の進行を抑制する処理を行っているが,本研究では当該処理中の藻体の生理状態を把握するため,光化学効率を測定した。実験は,海水中で遮光保存する「暗黒処理」と,海水から取り出して飽和湿度の容器内で保存する「飽和処理」で7日間行い,実効量子収率を測定した。…

    DOI Web Site 参考文献15件

  • Spikar/ZMYND8の核外局在に関する研究

    山﨑 博幸, 白尾 智明 北関東医学 73 (4), 293-298, 2023-11-01

    ...</p><p><b>対象と方法:</b>株化細胞に各種GFP-融合Spikarフラグメントをトランスフェクションし,細胞内局在を観察し核外移行に関与する領域を決定した.特定した核外移行領域に変異を入れて実際に核外移行が阻害されるのかを確認した.Drebrinノックダウン神経細胞でSpikarの光褪色後蛍光回復法解析を用い,Spikarの樹状突起スパイン局在におけるdrebrin依存性を調べた....

    DOI Web Site 参考文献22件

  • 動画像シミュレータを介した強化学習による細胞追跡手法

    長村, 徹, 瀬尾, 茂人, 藤本, 健二, 繁田, 浩功, 松田, 秀雄 情報処理学会論文誌数理モデル化と応用(TOM) 16 (2), 11-22, 2023-10-31

    ...近年の光学顕微鏡や蛍光タンパクの技術発展により,細胞を生かしたまま経時観察して動画像として記録可能となってきた.これらの動画像中から細胞動態を抽出し解析するためには細胞追跡が必要である.従来の細胞追跡では,主に教師あり深層学習に基づくtracking-by-detectionの手法が広く用いられる.しかし観測対象や撮影技術に依存して様々な性質を示す動画像に対して,個別に追跡アルゴリズムを調整することや...

    情報処理学会

  • 2-(4-(<i>N</i>,<i>N</i>-ジフェニルアミノ)フェニル)トリプタンスリンの凝集誘起発光と固体発光

    川上 淳, 原田 瑞樹, 赤城 裕太郎, 髙橋 正寛, 太田 俊, 伊東 俊司 色材協会誌 96 (10), 333-337, 2023-10-20

    ...<b>T2PhNPh<sub>2</sub></b>はテトラヒドロフラン(THF)中では無蛍光であるが,含水率65 vol%以上の水/THF混合溶液中で,凝集誘起発光(AIE)が観測された。さらに,固体状態では約650 nmで蛍光が観測され,すりつぶすと蛍光強度の低下と,発光極大波長の長波長シフトが観測され,メカノクロミック発光(MCL)を示唆する挙動を示した。</p>...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献20件

  • 統計解析を駆使した生物活性物質の探索法

    村上 一馬 Functional Food Research 19 (0), 28-33, 2023-10-12

    ...,化学構造を決定するには精製と活性確認を繰り返す必要があり,長期間かかることも珍しくない.そこで,LC-MS と主成分分析を活用した活性成分の新たな同定法を検討した.スクリーニングソースには,アルプス薬品工業(株)から供与いただいた生薬ライブラリーに含まれる抽出液380 種を用いた.植物18 種に由来する部位の異なる生薬46 種を選抜し,Aβ42 の凝集能に与える影かこうかよう響をチオフラビンT 蛍光法...

    DOI

  • 背面二次ターゲットを利用した毛髪中微量元素からの蛍光X線強度増大に関する検討

    井上 史之, 松山 嗣史, 辻 幸一 分析化学 72 (10.11), 417-423, 2023-10-05

    ...<p>ヒトの食生活において重要な役割を果たすカルシウム,鉄,亜鉛などの必須元素の摂取状態を把握する方法として,毛髪中の含有濃度を測定し評価する方法が知られている.通常,毛髪分析には,ICP-AES/MSといった分析法が使われているが,本実験では,より簡便で迅速な測定方法として蛍光X線分析法を用い,さらに二次ターゲット法の原理を応用することで,毛髪の微量元素からの蛍光X線の検出を試みた.本実験では,少量...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献7件

  • 蛍光ナノダイヤモンドを用いた量子生体センサー

    鹿野 豊, 藤原 正澄 日本物理学会誌 78 (10), 593-598, 2023-10-05

    ...</p><p>そこで,人工的に作製された蛍光ナノダイヤモンドを量子センサーとして生体試料に微小ガラス管を用いて投入し,生体試料内部の温度を局所的に計測した.具体的には,「生物学研究の未来」として称されることもある線虫(<i>C. elegans</i>)というモデル生物を生体試料として,薬剤投下時の発熱現象を計測した.まだ,薬剤投下時の発熱は分子科学的なメカニズムが解明されていない生理現象ではあるが...

    DOI

  • 歯槽骨の骨密度による根尖病変の評価

    三上, 恵理子, 小日向, 清美, 勝又, 明敏, 飯田, 幸弘, 河野, 哲 岐阜歯科学会雑誌 50 (2), 89-99, 2023-10

    ...そのため本研究ではまず、輝尽性蛍光体(photo-stimulable phosphor, PSP)デジタル口内法X線撮影システムにおけるBMD計算キャリブレーションの方法を検討した。次に、根尖病変の大きさによるBMDの変化について実験的に検討した。...

    機関リポジトリ 医中誌

  • 紅皮症を呈した落葉状天疱瘡の 1 例

    芦塚 賢美, 小池 雄太, 森嵜 仁美, 清原 龍士, 福地 麗雅, 神尾 芳幸, 宇谷 厚志, 室田 浩之 西日本皮膚科 85 (5), 342-346, 2023-10-01

    ...初診時,びらんと膜様鱗屑を伴う紅皮症を呈しており,血清抗デスモグレイン 1 抗体≧1000 U/ml,病理組織学的検査で表皮が顆粒層で解離し,蛍光抗体直接法で表皮上層の表皮角化細胞間に IgG の沈着を認め,落葉状天疱瘡と診断した。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献22件

  • 超高感度キャピラリー電気泳動による微量バイオ分析法の開発

    川井 隆之 分析化学 72 (9), 349-355, 2023-09-05

    ...<p>キャピラリー電気泳動(CE)は高効率な分離法であり,レーザー励起蛍光や質量分析などの高感度検出法と組み合わせることで,nLオーダーの試料溶液に含まれるzmolレベルの生体分子を検出できる.しかし一般的な生体試料の分析では,前処理においてμLオーダーの溶液を調製する必要があり,nLオーダーの試料しか注入できないCEではほとんどの溶液を無駄にしてしまい,CEの分析性能を活かすことができない.そこで...

    DOI Web Site 参考文献13件

  • X線イメージング用検出器の評価

    梶原 堅太郎, 松本 拓也 SPring-8/SACLA利用研究成果集 11 (4), 279-283, 2023-08-31

    ...X線イメージングに用いる画像検出器はX線像を蛍光体で可視光像に変換しレンズで拡大した後に CMOS カメラで検出する形式のものである。CT 測定の効率化を目的として、放射光耐久性の高い蛍光体およびフレームレートの高い CMOS カメラを評価した。蛍光体の評価においては画像の均一性、耐放射線性能および空間分解能に注目した。...

    DOI

  • 蛍光染料の濃度低下メカニズムの解明と濃度低下に対する対処方法の提案

    杉山 歩, 中田 弘太郎, 長谷川 琢磨 地下水学会誌 65 (3), 201-230, 2023-08-31

    ...<p>蛍光染料は,水の動きを把握するためのトレーサーとして広く利用されているものの,地下水に添加した際,著しく濃度低下するケースが確認されている。本報は,種々の水試料に蛍光染料を添加した際の蛍光染料の濃度変化について調査し,濃度変化が生じた場合そのメカニズムに関する情報を得ることを目的に実験を行った。...

    DOI Web Site 参考文献24件

  • エクソソームの誘電泳動特性に与える蛍光染色の影響

    髙山 理衣, 中林 龍, 稲葉 優文, 中野 道彦, 末廣 純也 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2023 (0), 147-147, 2023-08-31

    ...エクソソームは、観察するために蛍光色素で染色する。誘電泳動でエクソソームの分離を行うためには、このようなことがエクソソームの誘電泳動特性に影響を与えるかどうかを検証しておく必要がある。本報告では、二種類のエクソソームの誘電泳動特性に蛍光色素による染色が及ぼす影響について評価した。</p>...

    DOI

  • パルスアーク型大気圧プラズマジェット中のNH<sub>2</sub>ラジカルのレーザー誘起蛍光観測の試行

    竹田 周, 市來 龍大, 立花 孝介, 古木 貴志, 金澤 誠司 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2023 (0), 199-199, 2023-08-31

    ...研究結果から、この発光はNH2ラジカルの蛍光ではないことが考えられる。NH2ラジカルが検出できない要因は、NH2ラジカルの密度がNHラジカルより小さいことが考えられる。また、この発光はラマン散乱光の可能性が考えられ、ラマンシフトと励起波長より、この発光の原因となる分子の特定を試みた。</p>...

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  • 高電界パルスを用いた酵母内物質の抽出特性

    勝木 淳, 浅田 航矢, 橋迫 大翔 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2023 (0), 332-332, 2023-08-31

    ...処理後の酵母の細胞膜や細胞壁の様態を蛍光染色法を用いて観察し、抽出物を電気泳動やHPLCなどを用いて解析した。さらにこれらのPEFの操作因子(電界強度、パルス幅、印加回数)への依存性についても述べる。</p>...

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  • 蛍光顕微鏡観察を用いたパルス電流によるアニサキス殺虫秩序の解明

    吉川 友貴, 石橋 雄大, 鬼塚 千波里, 松井 雅義, 谷野 孝徳, 大嶋 孝之, 王 斗艶, 浪平 隆男 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2023 (0), 338-339, 2023-08-31

    ...本研究ではアニサキスに直接パルス電流を印加し不活性化させて、死細胞を染色する蛍光染色剤を用い顕微鏡で経時観察することでパルス電流によるアニサキス殺虫機序の解明を検討した。</p>...

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  • 蛍光顕微鏡を用いた蛍光ナノダイヤモンド粒子の誘電泳動集積の観察

    浅野 尚紀, 稲葉 優文, 中野 道彦, 末廣 純也 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2023 (0), 81-81, 2023-08-31

    ...本研究では、100 nm以下の小さいダイヤモンド微粒子の誘電泳動集積を蛍光観察によって確認することで、クロスオーバー周波数の懸濁液導電率依存性を測定し、誘電泳動特性の調査を行った。</p>...

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  • 高速超解像顕微鏡法により明らかになった膜交通の時空間ダイナミクス

    戸島 拓郎, 中野 明彦 顕微鏡 58 (2), 80-83, 2023-08-30

    ...<p>小胞体で合成された膜・分泌タンパク質は,ゴルジ体に運ばれて翻訳後修飾を受けた後,細胞膜,エンドソーム,リソソーム/液胞といった最終目的地へと選別配送される.近年の蛍光顕微鏡法の発展により,この物質輸送(膜交通)の詳細な過程を生きたまま「観る」ことが可能となり,新しい概念が次々に提唱されている.本稿では,我々が開発した高速超解像顕微鏡法(SCLIM)により明らかになった知見を中心に解説する....

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  • 微細藻類イカダモ(<i>Scenedesmus</i> sp.)のにおいセンシング培養法の開発─におい物質の経時的変化─

    小山 玲音, 出村 幹英, 笹川 智史, 佐藤 克久, 上村 智子, 上野 大介 におい・かおり環境学会誌 54 (4), 235-244, 2023-07-25

    ...細胞の健康状態を含めた培養状況を簡易に判別できる技術が求められている.本グループではイカダモが発する“におい物質”を利用した判別技術である“においセンシング培養(Odor Sensing Cultivation:OSC)”の開発を進めている.本研究では,イカダモ培養液から放散される“においの変化”を,嗅覚官能評価および化学分析によって経時的に追跡することを目的とした.嗅覚官能評価では,クロロフィル蛍光値相対値...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献14件

  • 脳神経外科領域における5-アミノレブリン酸を用いた術中蛍光診断:現状と問題点

    山本 淳考, 鈴木 恒平, 藤 圭太, 宮岡 亮, 長坂 昌平, 髙松 聖史郎, 梅村 武部, 齋藤 健, 中野 良昭 日本レーザー医学会誌 44 (2), 171-177, 2023-07-15

    ...<p>悪性神経膠腫に対する5-アミノレブリン酸(aminolevulinic acid: ALA)を使用した術中蛍光診断は,安全性や高い腫瘍集積性から臨床現場で広く使用されている.ヘム合成回路における代謝産物であるプロトポルフィリンIX(protoporphyrin IX: PpIX)が光感受性物質の性質を有しており,術中蛍光診断として利用される.光感受性物質であるために,光照射条件によりその蛍光は...

    DOI Web Site 参考文献21件

  • 膠芽腫摘出における5-アミノレブリン酸による蛍光診断の意義

    金森 政之, 斎藤 竜太, 下田 由輝, 冨永 悌二 日本レーザー医学会誌 44 (2), 164-170, 2023-07-15

    ...<p>初発膠芽腫摘出における5-アミノレブリン酸(5-ALA)による蛍光診断所見と腫瘍制御の関係を明らかにすることを目的とした.当施設で5-ALAによる蛍光診断下に造影病変の可及的切除を施行した初発膠芽腫41例を対象とし,術中蛍光診断所見と術後造影の残存,再発部位について解析した.結果,蛍光病変全摘出はMRI上の造影病変全摘出と相関していた.さらに肉眼的全摘出・追加切除後の蛍光残存部分から再発する傾向...

    DOI Web Site 参考文献22件

  • 脳神経外科における鏡視下5-ALA蛍光ガイド下手術の変遷と新たな問題点

    池田 直廉, 古瀬 元雅, 野々口 直助, 川端 信司, 亀田 雅博, 横山 邦生, 高見 俊宏, 川西 昌浩, 梶本 宜永, 黒岩 敏彦, 鰐渕 昌彦 日本レーザー医学会誌 44 (2), 155-163, 2023-07-15

    ...<p>悪性脳腫瘍に対する5-アミノレブリン酸(5-Aminolevulinic Acid: 5-ALA)を用いた蛍光ガイド手術は主に励起光源および観察用フィルターを内蔵した顕微鏡を用いて行われてきた.近年,5-ALAによる蛍光観察可能な内視鏡・サージカルルーペさらには外視鏡が登場し,その有用性が示唆されている.しかし,蛍光評価は長年蓄積された顕微鏡下評価を基盤にしており,新たな観察システムによる蛍光評価...

    DOI Web Site 参考文献31件

  • 光線力学療法における皮膚光線過敏症リスクの定量評価

    小川 恵美悠, 伊藤 颯人, 熊谷 寛 日本レーザー医学会誌 44 (2), 143-146, 2023-07-15

    ...<p>現在,光線力学療法(Photodynamic Therapy: PDT)では光線過敏症を回避するために2週間の遮光期間が取られている.しかし患者の薬剤代謝はこれよりも早いケースもあり,2週間の遮光期間が冗長となる可能性がある.また現在の光線過敏試験では侵襲性がある点,天候に左右される点,評価が定性的である点に課題がある.著者らは画像解析による光線過敏反応の定量化を行い,蛍光計測を用いたモニター...

    DOI Web Site 参考文献18件

  • 再発悪性神経膠腫摘出術におけるタラポルフィンナトリウムを用いた光線力学的診断の有用性

    上月 暎浩, 松田 真秀, 鶴淵 隆夫, 石川 栄一 日本レーザー医学会誌 44 (2), 186-190, 2023-07-15

    ...<p>悪性神経膠腫に対するタラポルフィンナトリウム(talaporfin sodium: TS)を用いた光線力学的診断(photodynamic diagnosis: PDD)における顕微鏡下の特異的腫瘍蛍光強度に関する報告は少なく,今回再発悪性神経膠腫に対するTS-PDDの腫瘍特異的蛍光強度と摘出率や病理学的所見との関係ついて後方視的に検討した.7症例中2例は蛍光強陽性,4例は弱陽性,1例は陰性で...

    DOI Web Site 参考文献12件

  • 5-ALA PDDは悪性神経膠腫以外の脳腫瘍においても有効か!?~転移性脳腫瘍における有用性と術前画像解析~

    矢木 亮吉, 川端 信司, 福村 匡央, 大村 直已, 平松 亮, 亀田 雅博, 池田 直廉, 野々口 直助, 古瀬 元雅, 梶本 宜永, 高見 俊宏, 鰐渕 昌彦 日本レーザー医学会誌 44 (2), 178-185, 2023-07-15

    ...)に加え,分光スペクトル解析による蛍光強度の定量的評価(蛍光輝度計による測定)を用いている.本稿では,第一にわれわれが行ってきた神経膠腫以外の脳腫瘍に対する5-ALA投与による蛍光強度について,第二に近年増加傾向にある転移性脳腫瘍に対する5-ALA-PDDの特徴やその有用性について,最後に以前から行われているnavigationガイドによるneedle biopsyについて,補助光源の有用性などを含...

    DOI Web Site 参考文献21件

  • 実験室型X線吸収分光装置の測定精度・感度向上を指向した光学系改良と電池材料金属元素の計測

    青戸 智浩, 増田 卓也 分析化学 72 (7.8), 317-322, 2023-07-05

    ...<p>著者らは,電池材料等の構造解析のために,実験室型X線吸収分光装置を導入した.従来装置の課題に対して,さらに測定精度や感度を向上させるため,光学系に改良を加えたほか,スペクトルの正確さ,信頼性を高めるための独自の測定プロトコルを確立した.本稿では,その装置概要とともに,透過法及び蛍光法それぞれの手法により電池材料などとして用いられる金属を含む試料を測定した結果を示す.測定条件・試料厚み・濃度等を...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 血清中抗MOG 抗体が陽性であったLeber 遺伝性視神経症の1例

    大多和 太郎, 毛塚 剛司, 高橋 利幸, 志村 雅彦, 後藤 浩 神経眼科 40 (2), 126-131, 2023-06-25

    ...</p> <p> 症例は54歳男性.1か月前から右眼の霧視を自覚.眼痛はなかった.初診時の矯正視力は右眼0.1,左眼1.2,右眼は相対的瞳孔求心路障害がみられ,平均限界フリッカ値は右10.7Hz,左28.7Hz,動的量的視野検査では両眼に中心暗点を認めた.両眼とも軽度の視神経乳頭発赤以外に検眼鏡上の異常所見はなく,フルオレセイン蛍光眼底造影検査でも異常はなかったが,眼窩造影MRIで右視神経に沿った淡...

    DOI 医中誌

  • 共焦点型微小部蛍光X線分析法による爪試料の元素イメージング

    浦田 泰成, 松山 嗣史, 井上 史之, 辻 幸一 分析化学 72 (6), 217-225, 2023-06-05

    ...領域が確認された.さらに,共焦点型微小部蛍光X線分析法を用いて同試料の非破壊的な深さ方向の分析を行った.爪試料内部での蛍光X線の吸収補正を行って蛍光X線強度分布を解析した結果,カルシウムは試料表面だけでなく,爪の内部にも高い濃度で分布していることを示唆する結果が得られた....

    DOI Web Site Web Site 参考文献18件

  • 磁性ナノ粒子を利用する生体関連物質の蛍光検出法の開発

    鈴木 祥夫 分析化学 72 (6), 207-216, 2023-06-05

    ...<p>生体中に存在する疾患関連マーカー物質は極微量にしか存在しないため,新たな分析・評価技術の開発が求められている.著者らはこれまでに疾患関連物質等に対して親和性の高い新規蛍光分析試薬を開発してきた.さらに最近では,B/F分離が容易であり,自動化やハイスループット化が求められる用途で汎用性の高い磁性粒子の表面に,開発した蛍光分析試薬を修飾し,疾患関連物質の高感度検出を達成した.本論文では,これまでに...

    DOI Web Site 参考文献30件

  • 多様な木本植物における光化学系Ⅱの光阻害防御機構に関する研究

    辻 祥子, 上妻 馨梨, 落合 久美子, 伊福 健太郎, 彦坂 幸毅 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 151-, 2023-05-30

    ...葉に強い光を照射し、リンコマイシン存在下と非存在下でPSII量子収率の変化をクロロフィル蛍光測定でモニターし、光障害(不活性化)の速度定数(kpi)と修復の速度定数(krec)を算出した。その結果、木本植物18種はkpiとkrecのバランスにおいて異なる性質を持ち、過剰な光エネルギーに対処する戦略の違いを示していることが示唆された。...

    DOI

  • イチョウの二次木部における通水様式

    工藤 佳世, 内海 泰弘, 永井 智, 高田 克彦 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 155-, 2023-05-30

    ...</p><p> 蛍光顕微鏡および共焦点レーザー顕微鏡を用いて、外側2年輪の染料分布を細胞レベルで観察したところ、年輪全体に染料が認められない軸方向細胞が散在していた。染料が認められない細胞の内腔面積は、染料が認められた細胞の内腔面積よりも有意に小さかった。また、染料が認められた細胞には有縁壁孔が認められたのに対し、染料が認められなかった細胞の一部では有縁壁孔は観察できなかった。...

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  • トドマツ成木の見かけの加齢と樹勢の衰えに伴う光化学系II活性の高温応答

    田嶋 健人, 松田 侑樹, 前田 唯眞, 斎藤 秀之, 宮本 敏澄, 渋谷 正人 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 434-, 2023-05-30

    ...本研究は天然生トドマツの壮齢木から過熟木の陽樹冠を対象に、針葉のパルス変調クロロフィル蛍光測定により光化学系IIの最大量子収率(Fv/Fm)とその高温応答を調べ、加齢と樹勢の衰えに伴う光合成機能と環境ストレス耐性の機能低下を検討した。供試木は樹高が17 - 28m、胸高直径が27 - 92cmの11個体であった。...

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  • <b>PicoGene</b>を用いて「現場で」「迅速に」<b>マツタケシロ</b>をマッピングする

    黒河内 寛之, 稲窪 大治, 安江 優介, 黒河内 葉子, 白澤 健太, 吉武 和敏 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 653-, 2023-05-30

    ...</p><p>①マツタケ特異的な蛍光標識プローブの検討。種特異性が高いSSRマーカー内、及びゲノム内の繰り返し配列が多い部位にプライマーとプローブを設計し有効な組み合わせを得た。②PicoGeneで機能する試薬とPCR条件の検討。設計したプライマー&プローブのセットを用いて、10分~20分程度でマツタケの検出が可能になった。③少量土壌からのマツタケDNA粗抽出法の検討。...

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  • 酸緩衝能が異なるスギ・ヒノキ人工林における土壌有機物の蛍光特性

    林 亮太, 眞家 永光, 和穎 朗太, 平野 恭弘, 松田 陽介, 岡本 透, 谷川 東子 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 170-, 2023-05-30

    ...それらのSOMの質的特徴について、アルカリ抽出液の3次元励起蛍光スペクトル(EEM)を測定し、平行因子分析モデル(PARAFAC)を用いて解析した。今回は、その結果を報告する。</p>...

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  • 常緑樹は低温下でどのように光障害を防いでいるのか?

    田中 亮一 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 45-, 2023-05-30

    ...また、時間分解クロロフィル蛍光測定によって、冬期には光化学系IIおよびIの両方において熱放散が促進されていることが示唆された。これらの結果から、イチイでは、ELIPが熱放散によって光化学系の電子伝達を抑制していると考えられる。本研究は、森林総研北海道支所、神戸大学、基生研との共同研究によって行われた。</p>...

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  • 西日本海岸林構成樹種の成長と生存に土壌浸水処理がおよぼす影響

    半田 みほ, 出口 敬涼, 山中 啓介, 山中 典和, 岩永 史子 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 412-, 2023-05-30

    <p>クロマツを主体とする海岸林は松くい虫被害などによる劣化が指摘されて久しい。広葉樹を用いた海岸林の持続的管理が検討されているが、海岸林植栽地は飛塩や潮汐による塩ストレスや冠水ストレス、または砂地特有の乾燥ストレスなど多様な環境ストレスが関わる厳しい生育条件にあるため、クロマツ以外の利用が進みにくい。そこで本研究では西日本海岸林構成樹4種の環境適応能を明らかにすることを目的に、海岸林植栽樹に与…

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  • 2.基本に立ち返って自己免疫性水疱症を診断することの重要性

    山上 淳 日本皮膚科学会雑誌 133 (6), 1471-1477, 2023-05-22

    ...<p>自己免疫性水疱症の診断には,臨床症状・病理組織学的所見・免疫学的所見の3つの観点からしっかりと検討する必要がある.特に,直接蛍光抗体法で患者皮膚への自己抗体あるいは補体の沈着を確認することは,診断においてきわめて重要である.皮膚科医としては,患者の背景・局所の状態・治療歴などによって多彩な臨床症状を呈することを念頭に置き,正確に自己免疫性水疱症を診断できるように常に準備しておきたい.</p>...

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  • 蛍光タンパク質・生物発光タンパク質を用いるバイオイメージング

    田中 陸登, 杉浦 一徳, 服部 満, 永井 健治 化学と教育 71 (5), 192-195, 2023-05-20

    ...<p>蛍光タンパク質や生物発光タンパク質は様々なプローブ開発に活用されており,生きた細胞のイメージングにおいて非常に強力なツールとなっている。1990年代後半からは,蛍光タンパク質に変異を加えることで様々な色の蛍光タンパク質の開発に成功している。さらに,生物発光タンパク質を用いて開発されたプローブは,細胞のイメージングのみならず簡易検査へ応用されている。...

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  • 超解像顕微鏡の原理

    岡田 康志 化学と教育 71 (5), 188-191, 2023-05-20

    ...近年,蛍光分子の性質を巧みに利用することで,この限界を超えた観察を実現する超解像蛍光顕微鏡法が開発され,2014年のノーベル化学賞を受賞した。</p>...

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  • 開放系における脂質膜界面でのアミロイドβ拡散の単分子追跡

    安達(飯田) 茜 Colloid & Interface Communications 48 (2), 23-24, 2023-05-10

    ...<p>生命の本質であるエネルギーや物質の流束を伴う開放系が生体膜界面での自己組織化過程に及ぼす特殊性を検証することを目的に、脳内の物質流束を想定した独自の開放実験系を構築し、アルツハイマー病の原因蛋白質であるアミロイドβ(Aβ)の脂質膜表面における凝集・吸着挙動を蛍光顕微鏡で可視化した。開放系での1分子レベルのAβ挙動の追跡にも成功し、開放系がAβの凝集・吸着を促進することを明らかにした。...

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  • 酸化亜鉛ユージノール系ペーストタイプ根管充塡シーラーの材料特性ならびに生体親和性評価

    加藤 昭人, 宮治 裕史, 金本 佑生実, 蔀 佳奈子, 岡本 一絵, 吉野 友都, 浜本 朝子, 西田 絵利香, 菅谷 勉, 田中 佐織 日本歯科保存学雑誌 66 (2), 114-123, 2023-04-30

    ...Streptococcus mutans</i>,<i>Enterococcus faecalis</i>を播種,24時間培養後に濁度測定した.また細胞親和性試験として,シーラー硬化体に線維芽細胞様細胞(NIH-3T3)を播種,24時間培養後にwater-soluble tetrazolium salt(WST)-8活性を評価した.さらにシーラー硬化体周囲のNIH-3T3にvinculin/F-actin二重染色を行い,蛍光顕微鏡...

    DOI

  • 袖付きプラスチックエプロンの脱衣方法の違いによる身体汚染の比較

    秦 さと子, 吉田 睦史 日本看護技術学会誌 22 (0), 1-8, 2023-04-20

    ...水様性の蛍光塗料を汚染物質とみなし, 噴霧したガウンを脱衣した後, 蛍光塗料が看護衣および身体に付着した区域を汚染部位とした. 身体を20区域に分けて観察し, 20区域それぞれについて, 2種類の脱衣法による脱衣後の汚染の有無の比較, および2種類の方法における汚染区域数について比較した....

    DOI

  • 蛍光性レドックス活性色素としての新規ピラジナセン類

    リチャーズ ゲーリー ジェームズ, 青木 啓太, 秋林 大貴, タンボーリ マジド, ヒル ジョナサン, 堀 顕子 色材協会誌 96 (4), 131-136, 2023-04-20

    ...</p><p>本研究では,REDOX特性がそれぞれのピラジナセンの縮合環の数に依存すること,還元型ピラジナセンが50%を超える高い蛍光量子収率を示すこと,ピラジナセン鎖の拡張や脱プロトン化によっても近赤外領域の発光が可能になることを見いだした。</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献33件

  • 知っておくべき脈管疾患の診断と治療—リンパ浮腫—

    北山 晋也 日本血管外科学会雑誌 32 (2), 141-146, 2023-04-12

    ...<p>リンパ浮腫はリンパ系の機能障害により生じた浮腫であり,その成因により明らかな誘因を認めない原発性と外因性の誘因を有する続発性に分けられる.主な症状は浮腫と重だるさ,皮膚硬化・リンパ囊胞,リンパ漏・乳頭腫などの皮膚変化,反復性の蜂窩織炎などであり,不可逆的かつ進行性であることも多く,QOLを大きく低下させる.診断はリンパシンチグラフィーやICG蛍光リンパ管造影などリンパ流を評価できる画像検査により...

    DOI 医中誌

  • 球状鉄コンクリーションの鉄殻成長過程の実験的解明

    岡村 裕之, 城野 信一 地質学雑誌 129 (1), 255-262, 2023-03-31

    ...ユタ州ナバホ砂岩には球状鉄コンクリーション(サイズ:数 mm-数cm,内部:砂,表面:酸化鉄殻)が存在する.鉄殻の形成過程や形成時間をシミュレーションで再現した先行研究はあるが,コンクリーションの内部空隙や溶存酸素濃度の鉄殻形成への影響などが実験的には解明されていなかった.そこでシャーレ内で人工的に鉄コンクリーションを作製し,形成されていく鉄殻(褐色帯)をカメラで撮影する実験系を確立し,画像解析と蛍光...

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献9件

  • 唐古・鍵遺跡出土の板状鉄斧

    藤田,三郎, 奥山,誠義, 小倉,頌子 田原本町文化財調査年報 : 田原本町文化財調査年報 28 (28), 139-147, 2023-03-31

    ...唐古・鍵遺跡第24次調査の再整理中に確認した板状鉄斧および唐古・鍵遺跡の既調査で出土している鉄製品を蛍光エックス線分析結果も含め照会。...

    DOI 全国遺跡報告総覧

  • 魅力的な髪への新たなアプローチ“Hair Medulla Care”

    平山 貴寛, 金澤 莉香, 戸田 和成, 萬成 哲也, 中嶋 礼子, 渕上 幾太郎, 細川 博史 日本化粧品技術者会誌 57 (1), 35-41, 2023-03-20

    ...その結果,アニオン性,カチオン性,親油性の蛍光色素など,今回用いたすべての物質に対して,Hair Medulla Careは浸透を促進することがわかった。この知見は塩基性染毛料にも応用でき,染料を髪の奥深くまで浸透させることで,より深く鮮やかな色彩をもたらした。また,これまで不可能であったメラニンの毛髪内部への浸透と定着にも成功した。...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 喫煙による肺胞マクロファージへの影響と喫煙中止後の回復機構

    中田, 帆浪, 竹内, 実 京都産業大学総合学術研究所所報 17 145-161, 2023-03-10

    ...細胞内自家蛍光は,喫煙により増強したが,4週目,8週目で徐々に回復傾向が認められた。CD11c表面抗原発現は,喫煙による影響は認められなかった。TNF-α mRNA 発現は,喫煙により有意に減少し,その後4週目,8週目でも回復は認められなかった。活性酸素(H2O2)産生は,喫煙により有意に増加し,4週目,8週目でも回復は認められなかった。...

    機関リポジトリ HANDLE

  • Eu,Si添加AlN蛍光体の燃焼合成

    齊藤 元貴, 難波 太南, 原田 和人, 鏡 好晴 粉体工学会誌 60 (3), 137-142, 2023-03-10

    <p>This study investigated the combustion synthesis of an Eu,Si-doped AlN blue phosphor for white light emitting diodes (LEDs) using Al, AlN, Eu<sub>2</sub>O<sub>3</sub> and …

    DOI Web Site 参考文献29件

  • マイクロ流体デバイスを利用した下痢性貝毒オカダ酸の蛍光偏光免疫分析におけるブロッキング剤添加の影響

    千田 駿亮, 高橋 和希, 福山 真央, 粕谷 素洋, 真栄城 正寿, 石田 晃彦, 谷 博文, 重村 幸治, ZHERDEV Anatoly V., EREMIN Sergei A., 火原 彰秀, 渡慶次 学 分析化学 72 (3), 133-138, 2023-03-05

    ...<p>マイクロ流体デバイスを利用した分析では,流路壁面への試料等の吸着が問題になる場合がある.特にポリジメチルシロキサン(PDMS)製デバイスを用いた免疫分析では,抗体や測定対象等の吸着が測定性能に大きく影響する.そこで本研究では,下痢性貝毒であるオカダ酸(OA)を測定対象として,蛍光偏光免疫分析によるオカダ酸の検出感度における二種類のブロックキング剤添加の影響について検討した.また,得られた検量線...

    DOI HANDLE Web Site ほか1件 参考文献7件

  • 熱活性化遅延蛍光材料の新規開発

    梶, 弘典 京都大学化学研究所スーパーコンピュータシステム研究成果報告書 2022 19-19, 2023-03

    令和4年度 京都大学化学研究所 スーパーコンピュータシステム 利用報告書

    HANDLE

  • 蛍光の飽和現象を利用した工具刃先摩耗形状の機上計測に関する研究

    伊東 泰宥, 上野原 努, 水谷 康弘, 高谷 裕浩 精密工学会学術講演会講演論文集 2023S (0), 392-393, 2023-03-01

    ...<p>精密加工において生産効率と加工精度の向上のために工具刃先形状の機上計測が求められる.工具刃先形状計測の高精度化および高分解能化のために,工具に付着した切削液から発生する蛍光を用いる手法を提案する.高強度の励起レーザを切削液に照射すると蛍光が飽和する.本研究では,飽和した蛍光を検出することによって,切削液が付着した状態でも工具摩耗を高精度かつ高分解能に計測可能であることを示した.</p>...

    DOI

  • 工具-被削材界面現象理解に向けた蛍光によるナノ液膜厚さ分布計測

    吉川 元弥, 門屋 祥太郎, 道畑 正岐, 高橋 哲, 杉原 達哉 精密工学会学術講演会講演論文集 2023S (0), 177-178, 2023-03-01

    ...<p>切削加工中の工具-被削材間の潤滑状態を理解することは加工現象を理解する上で重要である.界面には潤滑油の入り込むナノスケールギャップの存在が期待されることから,本研究では蛍光色素を含んだ潤滑油を用い,蛍光強度から界面のナノ液膜厚さ分布を取得することで界面現象の理解を促進する計測手法を提案する.サンプルの幾何形状と蛍光強度分布を比較して計測可能な膜厚範囲を調べる実験を行い,500nmまでの計測に成功...

    DOI

  • 微細連続ディンプル構造を有するマイクロ流路の流れ評価と基礎的考察

    山元 健太郎, 山口 寿輝, 北田 良二, 天谷 諭 精密工学会学術講演会講演論文集 2023S (0), 473-474, 2023-03-01

    ...<p>炭酸ガスパルスレーザにより合成石英ガラス基板上にマイクロ流路を形成した結果,流路内に微細連続ディンプルが確認された.このディンプル構造が流路内の流れに及ぼす影響を考察することは流路特性を評価する上で重要である.そこで,パルスレーザのオーバラップ率によりディンプル構造の形状を変化させてマイクロ流路を形成し,流路内の蛍光ビーズの挙動と流体解析によりディンプル形状が流れに及ぼす影響について検討した....

    DOI

  • 共焦点光学系による自家蛍光検出を用いた幾何形状計測(第2報)

    河見 建佑, 門屋 祥太郎, 道畑 正岐, 高橋 哲 精密工学会学術講演会講演論文集 2023S (0), 394-395, 2023-03-01

    ...<p>精密部品の複雑化・高アスペクト化に対応できる幾何形状計測手法が求められている.中でも,急峻な鏡面をもつ精密部品は応答信号を得にくく,従来の光学的手法では計測が難しい.それに対し本研究では,大きい角度に広がる自家蛍光を共焦点光学系で検出する新たな手法を提案している.本報では,基礎実験を通して,急峻な面から検出された蛍光信号を示すとともに,蛍光信号を用いた幾何形状計測の精度についても議論する....

    DOI

  • 光ピンセットを用いたマイクロプラスチック個別分析システムに関する研究

    大峰 遼平, 劉 羽莘, 増井 周造, 門屋 祥太郎, 道畑 正岐, 高橋 哲 精密工学会学術講演会講演論文集 2023S (0), 420-421, 2023-03-01

    ...<p>100µm 以下のマイクロプラスチック粒子を液中で光ピンセットにより操作し,種々の分析ポートに当て,表面の汚染物質等を分析するシステムを提案する.その概念実証として,蛍光塗料が部分付着した不定形ポリスチレン粒子について,光ピンセットの出力・照射位置の制御により粒子へのトルク付与を実現し,また,同粒子について,局在光を発する分析ポートに当てて接触部を蛍光励起することで,塗料の局所的検出を実現した...

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  • 膵癌組織イメージングによる線維芽細胞サブタイプの同定,膵癌間質多様性の特徴化

    眞杉 洋平 膵臓 38 (1), 28-36, 2023-02-28

    ...<p>近年の解析技術の進歩に伴い,膵癌間質の形状に中心的役割を果たす線維芽細胞には,特異な形質・機能で特徴づけられる様々な細胞サブタイプが存在することが明らかとなっている.我々は,多重蛍光免疫染色により,ヒト膵癌間質において<i>α</i>SMAとFAP発現レベルで相互排他的に認識される線維芽細胞サブタイプを同定した.さらに,これら線維芽細胞サブタイプとコラーゲンの組織内占有率を計測する<i>in...

    DOI Web Site 参考文献17件

  • 超解像蛍光顕微鏡の原理・限界と将来像

    岡田 康志 日本結晶学会誌 65 (1), 26-32, 2023-02-28

    <p>The resolution of the optical microscope was limited by diffraction. Recent advances in the super-resolution microscope have broken this barrier. In this review, its limitations and future …

    DOI Web Site 参考文献26件

  • X線異常散乱分光を用いた半導体材料評価(2)

    宮野 宗彦, 小林 裕, 川村 朋晃, 岡﨑 俊幸, 榊 篤史 SPring-8/SACLA利用研究成果集 11 (1), 85-90, 2023-02-28

    ...一方、InGaN 層中の Ga 原子は初期成長層である GaN バッファー層中の Ga 原子に起因する蛍光X線の影響が非常に大きく、通常の蛍光 XAFS 法で InGaN 層中の Ga 原子の XAFS 解析を行うことは困難であった。...

    DOI

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