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検索結果 134 件

  • 1 / 1

  • 葉間血腫を呈した肉腫様肺癌の1例

    杉原 実, 岡本 紗和子, 後藤 真輝, 谷口 哲郎 日本呼吸器外科学会雑誌 38 (2), 138-144, 2024-03-15

    ...<p>患者は66歳男性.喀血と左前胸部痛で受診.CTで左肺上下葉間に内部吸収域不均一な腫瘤影を認めた.左葉間血腫の疑いで,腫瘍を栄養する左気管支動脈を塞栓したが血性胸水の増加と左下葉無気肺の進行を認めたため,内科的治療は困難と判断し,胸腔鏡下血腫除去術を行った.腫瘍を疑う充実性の病変は明らかでなく,葉間に多量の血餅を認めた.血腫の一部を病理検査に提出したところ,肉腫様肺癌の診断に至った.充実性の腫瘍...

    DOI Web Site 参考文献11件

  • 左下葉肺部分切除術後,ステープルの突出による胸部下行大動脈外膜損傷で術後出血をきたした1例

    丸山 来輝, 山﨑 宏継, 佐藤 之俊, 井上 準人 日本呼吸器外科学会雑誌 37 (7), 650-654, 2023-11-15

    ...は組織の安全な切離,閉鎖のために多用されている.今回,肺切除断端のステープルが大動脈外膜を損傷し術後出血をきたした症例を報告する.症例は63歳,女性.転移性肺腫瘍に対して胸腔鏡下左下葉部分切除術を施行した.術後1日目にドレーンを抜去,術後2日目に退院となった.術後4日目に呼吸苦を自覚し救急搬送となり,左胸腔内出血を認め緊急手術を施行した.左胸腔内には血腫が充満し下行大動脈の外膜が頭尾側方向に欠損し血餅...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献7件

  • 全血由来PAS置換血小板濃厚液の室温保存と冷蔵保存における品質の比較

    藤原 満博, 金敷 拓見, 布施 久恵, 有澤 史倫, 若本 志乃舞, 生田 克哉, 秋野 光明, 紀野 修一 日本輸血細胞治療学会誌 69 (5), 589-598, 2023-10-05

    ...</p><p>バフィーコート(BC)4バッグのプール(n=4)では10単位以上,BC 5バッグのプール(n=4)では15単位以上のプールPAS-PCが得られ,それぞれ本邦のPCの基準を満たした.プールPAS-PCの室温保存では,血小板凝集能,低浸透圧ショック回復率(%HSR),血餅形成能が保存5日目まで良好に保たれた.冷蔵保存では,%HSRが保存後早期から低下したが,凝集能や血餅形成能は14日目まで...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献26件

  • HIT抗体陽性患者に対しアルガトロバンおよびメシル酸ナファモスタットを使用した1症例

    立花 怜, 大石 博史, 荒井 理歩, 長岡 治美, 長崎 晶美, 古田 美奈子 Cardiovascular Anesthesia 27 (1), 73-78, 2023-09-01

    ...活性化凝固時間(ACT)を400秒以上となるようにアルガトロバンを増量したが,人工心肺および回収式自己血輸血システム回路内に血餅が生じた。また人工心肺終了30分前にアルガトロバン,人工心肺終了時にメシル酸ナファモスタットの投与を終了したが,人工心肺離脱後より止血困難となり大量輸血を要した。ACT回復を認めたのは人工心肺離脱から6時間後であった。...

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  • 鈍的胸部外傷による右外傷性血気胸を8K内視鏡システムを使用した胸腔鏡手術で治療した1例

    平山 伸, 千代 孝夫 Japanese Journal of Acute Care Surgery 13 (0), 99-103, 2023

    ...右胸腔内肺尖部に血餅が存在し,これを除去すると胸膜頂に破綻した拍動性新生血管の出血を認めた。同病変部の止血を行い,さらに肺尖部ブラ近傍の損傷を認めたため,肺尖部ブラを含めて肺囊胞切除術を施行した。術後の状態が良好なため翌日にドレーンを抜去し,入院後4日目で退院した。当院呼吸器外科で8K内視鏡システムを使用した初めての緊急手術症例を報告する。...

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  • 内視鏡下クリップ法にて止血し得た十二指腸水平部憩室出血の1例

    小池 弘太, 窪田 裕幸, 髙柳 泰宏, 池田 誉, 芹澤 亜紗美 日本消化器内視鏡学会雑誌 65 (5), 454-459, 2023

    ...<p>症例は84歳女性,吐下血を主訴に当院へ救急搬送された.血液検査でHb 8.3g/dlと貧血を認め,BUN/CRE比の上昇があり,緊急で上部内視鏡検査を行った.遠景観察で十二指腸水平部の憩室内に血餅を認めたが,上部用スコープでは憩室まで到達できなかった.大腸用スコープに変更し,水平部の憩室に到達可能となり,憩室内の血餅を除去すると露出血管を認めた.出血源と判断しクリップ法による止血術を行った.十二指腸憩室...

    DOI 医中誌

  • 人工心肺を用いた心臓血管手術後の血液凝固能力の予測を目的とした機械学習モデルの構築

    梅井 克行, 伊藤 俊夫, 井上 貴仁, 城方 宏太 生体医工学 Annual61 (Abstract), 217_2-217_2, 2023

    ...目的変数を血液凝固因子であるフィブリノーゲンの血餅強度とし、説明変数には術前検査値の他、身体情報、人工心肺記録および術中検査値を用いた。解析手法として重回帰分析、ランダムフォレスト、ロジスティック回帰分析、主成分分析を行った。【結果】それぞれの回帰モデルは概ね良好な予測結果を示した。また、主成分分析では輸血量、ヘマトクリット値、年齢が凝固能力に強く影響していると判明した。...

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  • 腰椎硬膜外ブロック後に生じた脊椎硬膜下血腫の一例

    安元 慧大朗, 水内 秀城, 荒武 佑至, 屋良 卓郎, 石橋 正二郎, 原 正光, 徳丸 達也 整形外科と災害外科 71 (3), 611-614, 2022-09-25

    ...【臨床経過】80歳女性.近医で腰椎硬膜外ブロックを受けた後から徐々に両殿部~大腿外側部痛及び両下肢筋力低下が出現し同日当科受診.下肢筋力はMMT4程度に低下しており,MRIでL1-L5背側に血腫形成が疑われたため,同日緊急で血腫除去術を施行した.術中所見では硬膜表面に穿刺痕と思われる血餅付着があり,硬膜を切開すると硬膜下・くも膜上に多量の血腫貯留を認め除去した.術後,下肢筋力と下肢痛は著明に改善し,...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献9件

  • 胃アニサキス症により出血性胃潰瘍を発症した 1例

    藤井, 祥平, 内多, 訓久, 窪田, 綾子, 黒岩, 千比呂, 矢山, 貴之, 大家, 力矢, 佐々木, 紫織, 岩崎, 丈紘, 小島, 康司, 岡崎, 三千代 高知赤十字病院医学雑誌 25 (1), 41-43, 2022-04-15

    ...症例は61歳の女性.アジを生食した3日後に胸やけと少量の血餅が混在した黒色嘔吐が出現し たため救急外来を受診した.緊急上部消化管内視鏡検査を施行したところ,胃内に活動性の出血は認 めなかったが,胃壁に刺入したアニサキス虫体と多発する小潰瘍を認めた.鉗子で虫体を摘出後,胃 内観察中に胃体中部大弯の小潰瘍から噴出性の出血を認め,クリップで止血処置を行った.Proton pump inhibitor(PPI...

    機関リポジトリ

  • 血漿交換療法で救命し得たびまん性肺胞出血の1例

    秋山 雅裕, 藤原 篤司, 吉田 正道, 三木 寛登, 伊藤 稔之, 後藤 広樹, 児玉 秀治, 寺島 俊和 日本内科学会雑誌 111 (3), 611-617, 2022-03-10

    ...<p>59歳,女性.関節リウマチを背景としたびまん性肺胞出血(diffuse alveolar hemorrhage:DAH)を発症した.活動性出血が著明であったため,挿管管理でステロイドパルス療法を施行するも出血は持続し,血餅による窒息イベントを発症した.重度の肺胞出血の救命のために,血漿交換療法を導入したところ,症状は迅速かつ著明に改善が認められ,第44病日には自宅退院となった.関節リウマチに起因...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献5件

  • 大量下血を契機に緊急手術を施行した小腸GISTの1例

    岩下 幸平, 山本 訓史, 茂内 康友 日本外科系連合学会誌 47 (5), 643-647, 2022

    ...<p>症例は79歳,女性.2日間,継続する下血を主訴に来院した.来院時,患者の拒否で造影の同意が得られず,腹部単純CTのみ施行した.骨盤内に10cm大の腫瘤性病変を認めたが,卵巣腫瘍の診断であった.下部消化管内視鏡検査にて活動性出血は認めなかったが,上行結腸に憩室と同部位に付着する血餅を認めたため上行結腸憩室出血の診断で絶食保存加療開始となった.しかしその後下血を繰り返し,第16病日に大量下血を契機...

    DOI Web Site 参考文献5件

  • Tissue-ingrowthによる胆管プラスチックステント閉塞を来した1例

    白鳥 俊康, 中路 聡, 吉村 茂修, 木下 英幸, 井上 薪, 吉川 亮 胆道 35 (1), 113-117, 2021-03-31

    ...</p><p>プラスチックステントのrecurrent biliary obstructionの主な原因はステントへの胆泥付着であり,他にはステント逸脱や血餅等に伴う閉塞が挙げられる.我々が検索しうる限りにおいて,現在までにtissue-ingrowthによるプラスチックステント閉塞の報告は無く,稀な事象であると考えられた.</p>...

    DOI 医中誌

  • 内視鏡下経蝶形骨洞手術における手術イラストの意義

    藤尾 信吾, Muhammad Kamil, 吉本 幸司 Japanese Journal of Neurosurgery 30 (2), 153-157, 2021

    ...教育的な意味合いを込めて, 構造物を立体的に描出できるよう積極的に陰影をつけ, 実際の画面では血餅などで見えにくくなっている部分はクリアにし, 小さくて見にくい部分は少し強調して描くことで, 構造物をわかりやすく表現した. 術者の意図を表現しやすい手術イラストで手術を振り返ることは, 若手医師の技術, 知識の向上につながると考える.</p>...

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  • フロントエンド分注装置IDS-CLAS3600を用いた自動搬送血液凝固検査システムの構築と運用

    鈴木 敦夫, 菊地 良介, 安藤 善孝, 松下 正 医学検査 69 (3), 353-359, 2020-07-25

    ...次に,CLAS3600による血餅検知・開栓・分注・搬出の処理のうち,血餅検知および分注プロセスについて評価を行った。血餅検知については実測値とほとんど差がなく計測されていた。また,分注における吸引降下点および吸引速度を検討したところ,吸引降下点では血餅の上端より5 mmから8 mmの間で分注後の血漿中残存血小板数に明らかな差はなく,また,吸引速度による変動も認められなかった。...

    DOI 医中誌

  • 低侵襲の歯周外科治療にEr : YAGレーザーを応用した症例の長期経過

    水谷 幸嗣, 三上 理沙子, 松浦 孝典, 和泉 雄一, 岩田 隆紀, 青木 章 日本歯科保存学雑誌 63 (1), 96-104, 2020

    ...またEr : YAGレーザーを歯周治療に用いる際に根面のデブライドメントや軟組織治療だけでなく, レーザー光の止血効果を活用し, 術部の血餅を安定化させるという新しい技法により臨床成績の向上と, 飛躍的な応用範囲の拡大がなされている....

    DOI 医中誌

  • 呼吸器内科でのシングルユースビデオ気管支鏡の使用経験

    當銘 玲央, 宮城 一也, 喜友名 朋, Gretchen Parrott, 金城 武士, 原永 修作, 健山 正男, 藤田 次郎 気管支学 41 (4), 411-416, 2019-07-25

    ...</b>2016年4月から2017年3月の間に,11例延べ14件に対しシングルユースビデオ気管支鏡が使用された.代表的な2例を示す.症例7は77歳男性.右膿胸の治療中に喀血にて挿管となった.シングルユースビデオ気管支鏡を用いて血餅除去を行ったが気管粘膜と血塊の判別が難しく,通常の気管支鏡へ変更とした.症例9は63歳男性.両側誤嚥性肺炎,左膿胸の診断で入院となった.左右主気管支内に多量の喀痰が貯留するため...

    DOI 医中誌

  • 脂質ラフトの不均一性

    笠原 浩二 Trends in Glycoscience and Glycotechnology 31 (181), SJ23-SJ24, 2019-07-25

    ...血液凝固系において、血餅退縮は血小板のスフィンゴミエリンラフトにおけるフィブリン、インテグリンαIIbβ3、ミオシンの集積が関わっている。</p>...

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 歯周炎およびインプラント周囲炎におけるEr:YAG laser-assisted bone regenerative therapy(Er-LBRT)の開発

    谷口 陽一, 青木 章, 高木 徹, 水谷 幸嗣, 和泉 雄一 日本レーザー医学会誌 40 (1), 45-55, 2019-04-15

    ...<p>波長Er:YAGレーザー光は2.94 μmの水に極めてよく吸収され軟組織と硬組織の蒸散も可能であることから,歯周治療領域では主に炎症性肉芽組織と歯石のデブライドメントに用いられてきた.近年Er:YAGレーザーの表面のみに限局した血餅形成能を応用した骨再生の新術式であるEr:YAG laser-assisted bone regenerative therapy(Er-LBRT)を開発し,既存の...

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献46件

  • 膀胱前壁の膀胱腫瘍に対しTURBTを行い,退院後に膀胱破裂が生じた3例

    奥村 昌央, 森井 章裕, 高川 清, 北村 寛 日本泌尿器科学会雑誌 110 (1), 22-27, 2019-01-20

    ...<p>膀胱前壁の膀胱腫瘍に対しTURBTを施行し退院後に膀胱破裂が生じた3例を報告する.症例1は68歳男性でTURBT後10日目に血尿があり排尿時に血餅を排出しようと腹圧を加えた際に右下腹部痛が生じた.CTで膀胱腹膜外破裂を認めたため尿道カテーテルを留置した.病理診断で筋層浸潤を認め1カ月半後に膀胱全摘除術を試みたが癒着のため前立腺は残さざるをえなかった.症例2は82歳男性で筋層浸潤性膀胱腫瘍で放射線治療...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献1件

  • ラットの歯根未完成臼歯の抜髄後に行ったリバスクラリゼーション

    湊 華絵, 北島 佳代子, 新井 恭子, 五十嵐 勝 日本歯科保存学雑誌 62 (1), 27-38, 2019

    ...血餅の形成を確認し, MTAまたはCHを根管口部に貼付した. 実験期間は術後1, 2, 4週とした. これらの標本はHE染色で組織学的, DMP-1, nestinで免疫組織学的に観察した.</p><p> 成績 : MTA群はCH群に比べ新生組織の形成が根管全域にみられた....

    DOI 医中誌

  • 生化学を化学の目から見られた山川民夫先生

    脊山 洋右 ファルマシア 55 (5), 441-441, 2019

    ...脂肪酸のオメガ酸化を証明したことが学位論文となりましたが、その後血餅から糖脂質を抽出し、動物の種を決定している物質であることを示され、生化学会奨励賞を受けられました。これが生涯で数多の受賞をする研究業績の幕開けとなりました。...

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  • Trapping + OA-PICA bypass を施行した後下小脳動脈外傷性仮性動脈瘤の1 例

    阪本 有, 水谷 徹, 杉山 達也, 清水 克悦, 中條 敬人 脳卒中 41 (6), 510-514, 2019

    ...>要旨</b>:症例は35 歳男性で,頭部を壁に強打して,意識障害が進行したため当院へ搬送された.頭部単純CT でびまん性くも膜下出血と判断したが,造影CT では出血源が特定できず,脳血管撮影を施行した.左椎骨動脈撮影で左後下小脳動脈に造影剤が貯留する瘤状の病変が確認できたため,仮性動脈瘤の診断のもと,開頭クリッピング術を施行した.術中,明らかな瘤状成分は確認できなかったが,後下小脳動脈に,周囲に血餅...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献8件

  • 便潜血検査陽性で発見された腸管嚢胞状気腫症の1例

    宇賀神 卓広, 小山 美緒, 髙田 優子, 津戸 直樹, 藤沼 澄夫 人間ドック(Ningen Dock) 33 (4), 609-613, 2018

    ...</p><p> 症例は,糖尿病,気管支喘息,高血圧,狭心症で外来通院中の82歳の女性.糖尿病に対してアカルボースが処方されていた.軟便が続くため,便潜血検査を施行したところ陽性であった.全大腸内視鏡検査が施行され,S状結腸に平滑な粘膜下腫瘍が多発し,表面は一部発赤し薄い血餅が付着する部分も認められた.同病変は,CT colonographyで腸管壁に沿った気腫として描出され,腸管嚢胞状気腫症と診断された...

    DOI Web Site 医中誌

  • 試料調製条件が血漿プロテオーム解析に及ぼす影響について

    中村 亮介, 荒川 憲昭, 前川 京子, 斎藤 嘉朗 日本毒性学会学術年会 45.1 (0), P-243-, 2018

    ...血清が全血を一定時間静置することによって血餅と分離されるのに対し、血漿は凝固防止剤を添加して血球成分を遠心分離することによって得られる。この時、遠心分離までの放置条件(温度・時間)からの逸脱や、血漿と血球との間に存在するバッフィーコート(BC)層のコンタミネーションなどが起こると、タンパク質組成に大きな影響を及ぼしうる。...

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  • 口腔出血を契機に診断された水疱性類天疱瘡の1例

    大和 泰子, 小林 千恵 老年歯科医学 32 (3), 382-385, 2017

    ...初診時,口腔内は多量の血餅があり,上顎前歯部の歯肉より出血が持続し上下顎歯肉と口蓋に辺縁不整で広範囲なびらんや水疱を認めた。家族より入院前から口腔出血があったことを聴取した。以上のことから自己免疫性水疱症を疑い,主治医へ皮膚科対診を依頼するも実行されず,口腔衛生管理を行っていた。...

    DOI 医中誌

  • P-2-E20 肺炎によって重篤な肺出血を認めた重症心身障害者の2例

    新美 教弘, 田中 修一, 麻生 幸三郎 日本重症心身障害学会誌 42 (2), 278-278, 2017

    ...そこで気管支ファイバースコープで気管内を観察すると、気管と右主気管支にかなりの血餅を認めた。末梢側の気管支の観察は血餅により不能だった。急性肺炎による気管支出血が最も疑われた。肺悪性腫瘍や結核による出血も鑑別すべきだったが、肺炎の治療を継続すると止血されて肺炎も軽快した。喀痰培養ではセラチア・マルセッセンスと咽頭常在菌が培養された。結核検査のIGRAは陰性であった。...

    DOI 医中誌

  • 気管支拡張症による致死的な大量喀血に対しveno venous extracorporeal membrane oxygenation(VV-ECMO)を行い救命した1例

    鈴木 光洋, 横田 泰佑, 五明 佐也香, 佐伯 辰彦, 上笹貫 俊郎, 速水 宏樹, 杉木 大輔, 池上 敬一 日本集中治療医学会雑誌 23 (3), 324-327, 2016

    ...気道内には血餅が充満しており,気管支鏡にて慎重に血餅除去を行いながら人工呼吸管理を行った。徐々に肺の含気が得られ第15病日よりhigh frequency oscillatory ventilation(HFOV)を開始した。第32病日にECMOから離脱した。第95病日にリハビリテーション目的に転院となった。本症例では出血のリスクが高く,ECMO施行中の抗凝固薬使用には強い制限があった。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献6件

  • トロンボモジュリンの組織プラスミノゲン活性化因子による線溶亢進に対する調節作用

    市川 順子, 鮫島 由利子, 市村 健人, 小高 光晴, 西山 圭子, 小森 万希子 日本血栓止血学会誌 27 (1), 70-76, 2016

    ...凝固時間,最大溶解度(ML)が有意に増加する線溶亢進状態を反映した系を用いて検討した.TA(0.033,0.165,0.33 mg/mL)は,tPA 添加によるLI45,LI60,ML の変化を有意に抑制した.一方,TM(0.3,1,3 μg/mL)は,tPA 添加によるLI45 の低下を有意に抑制したが,LI60 低下およびML 増加に対する有意な差を認めなかった.以上より,TM は線溶亢進状態の血餅溶解時間...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献14件

  • Er:YAG レーザーの特徴を応用した歯周治療

    谷口 陽一, 青木 章, 水谷 幸嗣, 和泉 雄一 日本レーザー医学会誌 37 (1), 43-51, 2016

    ...いられている.歯周基本治療において,Er:YAG レーザーは,セメント質を保存しながらスケーリング・ルートプレーニングを効果的に行なうことが可能である.また,歯周外科治療への応用においても炎症性肉芽組織を効果的かつ安全に掻爬できることが示されている.最近,我々は既存の方法では再生困難であった骨欠損形態における歯周組織再生治療への応用として,Er:YAG レーザーによる骨欠損部の掻爬と移植骨面における血餅形成作用...

    DOI Web Site 被引用文献3件 参考文献2件

  • 繰り返す喀血に対して極細径気管支鏡で確認できた気管支動脈瘤の1例

    鳥羽 博明, 先山 正二, 松本 大資, 河北 直也, 坪井 光弘, 梶浦 耕一郎, 川上 行奎, 滝沢 宏光, 近藤 和也, 丹黒 章 気管支学 38 (5), 410-414, 2016

    ...</b>84歳男性.5年前に喀血にて他院に救急搬送されたが,その際には原因は特定できなかった.3年7か月前に再喀血(2回目)があり,かかりつけ医を受診.CTにて右S<sup>2</sup>に区域性の浸潤影を認め,当科紹介.極細径気管支鏡を用いて観察したところ,右B<sup>2</sup>biiβに1 mm程度の表面平滑な拍動性の隆起性病変を認め,周囲に血餅が付着しており,気管支動脈瘤による喀血と診断...

    DOI 医中誌

  • 内視鏡的止血術困難な出血性胃潰瘍を伴った直腸癌穿通によるFournier壊疽の1例

    筒山 将之, 小森 康司, 木村 賢哉, 木下 敬史, 清水 泰博 日本消化器外科学会雑誌 48 (10), 862-868, 2015

    ...男性で,臀部痛を主訴に前医を受診後,直腸腫瘍を認め精査加療目的に当院へ紹介受診した.会陰部は悪臭を伴う広範囲な腫脹・壊死を認め,直腸診では全周性腫瘍を触れた.血液検査では炎症反応高値,腫瘍マーカー高値を認めた.造影CTでは下部直腸に全周性壁肥厚と皮下軟部組織への空気像の波及,胃内への造影剤漏出を認め,上部消化管出血を伴う直腸癌穿通によるFournier壊疽が疑われた.内視鏡的止血術を試みるも,多量の血餅...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献15件

  • 大量出血と止血凝固検査─フィブリノゲン補充療法とトロンボエラストメトリー(ROTEM<SUP>®</SUP>)の重要性とその意義─

    木倉 睦人, 川島 信吾, 鈴木 祐二, 佐藤 恒久 日本臨床麻酔学会誌 34 (4), 539-548, 2014

    ...  フィブリノゲンから生成されたフィブリン重合による強い血餅は二次止血の要であり,抗プラスミン剤の有効性は血餅を線溶現象から守る重要性を示唆している.大量出血時のフィブリノゲン補充療法が注目され,フィブリノゲンの目標値が上昇している背景にはフィブリン重合を測定するトロンボエラストメトリー(ROTEM<SUP>®</SUP>)の開発と普及がある.人工心肺を使う心臓血管手術はフィブリノゲン補充療法を考える...

    DOI 医中誌 被引用文献2件 参考文献8件

  • 囊胞内出血をきたし腹腔鏡下天蓋切除術を施行した単純性肝囊胞の1例

    山本 隆嗣, 倉島 夕紀子, 大畑 和則, 橋場 亮弥, 田中 肖吾, 石原 寛治, 上西 崇弘 日本外科系連合学会誌 38 (1), 144-151, 2013

    ...:8.7mg/dL,T-bil:2.0mg/dL,CEA:1.1ng/mL,CA19-9:4,028ng/mLで,CTで肝右葉後区域の直径15cmの囊胞に出血を認めた.肝動脈右後下枝を塞栓後,経皮経肝ドレナージで血性の囊胞液を排出した.画像検査上,いずれも単純囊胞で,内腔に結節性病変は認めなかった.外科的な血管処理と囊胞の確定診断が必要と判断,腹腔鏡下囊胞天蓋切除術を施行,画像上の出血部と一致する血餅...

    DOI 医中誌 被引用文献2件 参考文献46件

  • 気管支動脈瘤生検により大量出血をきたし経皮的心肺補助併用手術にて救命し得た1例

    川崎 成章, 加藤 毅人, 重光 希公生, 横山 幸房 日本呼吸器外科学会雑誌 27 (4), 495-499, 2013

    ...大量気道出血による窒息に対し経皮的心肺補助(PCPS)併用手術により救命しえた一例を経験したので報告する.症例は75歳女性.血痰の原因精査目的の気管支鏡検査にて右B2内腔に突出する表面平滑な隆起性病変を認め,組織生検を行ったところ大量出血をきたした.ただちに気管内挿管を行ったがすでに血餅が気道内に充満しており,換気不能となったためPCPSを設置した.抗凝固法としてメシル酸ナファモスタットを投与した....

    DOI 医中誌 参考文献20件

  • 熊本県上天草地域の日本紅斑熱感染におけるイノシシの疫学的役割

    齋藤 亨, 藤澤 哲郎, 松本 一俊, 原田 誠也, 和田 正文, 松本 高太郎, 猪熊 壽 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 63 (0), 68-68, 2011

    ...【材料と方法】2009年10月~2010年9月に同地域で捕獲されたイノシシの血液49頭分,およびイノシシより回収されたマダニ388個体,また,2010年4月と8月に患者発生地周辺の畑で旗振法により採取されたマダニ197個体を材料とした.血液は血清と血餅に分離し,それぞれRj Aoki株を抗原としたIFAおよび<I>Rickettsia</I>属特異的nested PCRに供した.マダニは同定後適宜114...

    DOI

  • 放射線巨大直腸潰瘍の1例

    小島 豊, 田代 良彦, 永易 希一, 丹羽 浩一郎, 小野 誠吾, 石山 隼, 杉本 起一, 秦 政輝, 高橋 玄, 柳沼 行宏, 五藤 倫敏, 田中 真伸, 仙石 博信, 奥澤 淳司, 冨木 裕一, 坂本 一博 Progress of Digestive Endoscopy 76 (2), 108-109, 2010

    ...大腸内視鏡検査で肛門縁直上の下部直腸に白苔と血餅を伴った約1/2周性の巨大潰瘍を認めた。放射線直腸潰瘍の診断で保存的治療を施行するも改善を認めず,人工肛門造設術を施行した。術後経過良好で血便は消失し,第24病日に退院した。その後,潰瘍の増悪により膣との瘻孔形成が認められたが,本人の希望により経過観察中である。放射線直腸炎ではステロイド投与や,内視鏡的焼灼療法などの治療で軽快することが多い。...

    DOI Web Site 医中誌

  • インプラント埋入時における歯槽骨欠損部の新生骨再生過程に及ぼすPRP(多血小板血漿)の影響

    嶋田 景介, 蝿庭 秀也, 覚道 健治 歯科医学 72 (1), 18-33, 2009

    ...のどのような成長因子が,インプラント体周囲の新生骨形成を促進しているのか,さらに,骨質,新生骨量および術前と術後の新生骨の骨石灰化速度の違いについては明確にされていない.そこで本研究は免疫組織化学的染色ならびに組織学的手法で上記の点を観察した.雌性ビーグル成犬6頭を用い,実験的にインプラント埋入時の骨裂開を想定した歯槽骨欠損を作製し,欠損部にインプラント体を埋入した.それぞれのインプラント体周囲の骨欠損部に血餅群...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献12件

  • 急性心筋梗塞後左室自由壁破裂の1救命例

    松木 克雄, 藤原 英記 日本心臓血管外科学会雑誌 38 (1), 22-25, 2009

    ...急性心筋梗塞(AMI)後の左室自由壁破裂(LVFWR)は重篤な合併症であり,特にblow out型は救命が困難である.今回の症例は,64歳男性,ショック状態で当院に搬送され,心電図所見と心エコー検査での心タンポナーデの所見から前壁の急性心筋梗塞による左室破裂と診断し緊急手術を行った.手術では心膜を切開すると血餅が排出され左室前壁の破裂孔から血液が大量に噴出した.Electromechanical dissociation...

    DOI 被引用文献1件 参考文献26件

  • 半月状歯肉弁歯冠側移動術後治癒の組織学的評価

    半田 良平, 齋藤 彰, 齋藤 恵美子, 本間 義幸, 川浪 雅光 日本歯科保存学雑誌 51 (6), 670-680, 2008

    ...半月状歯肉弁歯冠側移動術を行った.メスで実験歯の唇側歯肉に半月状の切開と歯肉溝切開を入れ,可動性のある半月状の部分層弁を作製した.弁を歯冠側へ移動し,辺縁をCEJの位置に置き,生理食塩水で湿らせた滅菌ガーゼを用いて圧迫した.観察期間は0,1,2,4週後とし,臨床的観察,組織学的観察および計測を行った.臨床的観察では,0,1,2,4週群ともに良好な根面被覆が得られた.組織学的観察および計測では,0週は弁と根面間は血餠...

    DOI 医中誌 参考文献28件

  • 腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行した出血性胆嚢炎の2例

    松村 直樹, 徳村 弘実, 安本 明浩, 佐々木 宏之, 武者 宏昭, 高橋 賢一, 豊島 隆, 舟山 裕士, 山下 安夫 胆道 22 (4), 563-569, 2008

    ...今症例では, 入院時, 出血性胆嚢炎は止血されていたが, 血餅をエコーで診断し, 治療しえた....

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献18件

  • 10年後に診断されたビルハルツ住血吸虫症の1例

    横田, 成司, 小林, 博人, 冨田, 英里, 小内, 友紀子, 近藤, 恒徳, 橋本, 恭伸, 伊藤, 文夫, 田邉, 一成, 合谷, 信行, 東間, 紘, 山浦, 常, 河村, 俊治, 小林, 槇雄 泌尿器科紀要 53 (5), 319-322, 2007-05

    ...CTで膀胱前壁に強く造影される不整な壁肥厚を認め, 膀胱鏡所見では左右尿道口は前壁から項部にかけ不整な粘膜隆起を認め, 血餅が付着しており出血点と思われた。膀胱鏡所見からは良性・悪性腫瘍の鑑別は困難で炎症性病変の可能性もあるためTURバイオプシーを施行した。病理組織所見は全ての標本から粘膜固有層での著しい好酸球浸潤をはじめとする高度慢性炎症細胞浸潤を伴う炎症性肉芽組織形成等を認めた。...

    HANDLE Web Site 医中誌

  • 臀部杙創による十二指腸損傷の1例

    阿部 良伸, 池上 之浩, 長谷川 有史, 塚田 泰彦, 阿部 正幸, 田勢 長一郎 日本救急医学会雑誌 18 (7), 315-320, 2007

    ...開腹時後壁損傷部は膵周囲脂肪織で, 前壁損傷部は血餅と大網で覆われたことから消化管内ガスが腹腔に漏れ出しにくい状況であったと考えられる。直腸や他の骨盤内臓器損傷を合併しなかった要因として, 1) 異物の径が細く, 先端が鈍であったため周囲組織への影響が少なかったこと, 2) 材質がアルミニウムでたわみやすかったため体内へ侵入した後に抵抗の少ない経路へ迂回したことなどが考えられる。...

    DOI 医中誌 被引用文献2件 参考文献16件

  • Thymosin β4が抜歯窩治癒過程に与える効果

    坂本 和美, 松尾 拡, 林 知孝, 吉田 充広, 張 皿, 福山 宏, 仲西 修 九州歯科学会雑誌 61 (2/3), 67-76, 2007

    ...<I>VEGF</I>はTB4処置および対照の両サンプルで検出されたが,TB4処置例のほうが発現レベルが低かった.組織学的検索で,合成ペプチドは抜歯後創傷治癒の過程,すなわち血餅の吸収,肉芽組織の形成,再上皮化および骨の新生を早めた.これらの結果は歯科臨床応用におけるTB4の有用性を示した....

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献41件

  • 治療薬シリーズ(4)脳梗塞急性期  1)脳梗塞モデルとヒトへの外挿性

    進 照夫, 吉川 哲也, 鬼頭 剛 日本薬理学雑誌 127 (6), 481-484, 2006

    ...を内頸動脈から注入することにより中大脳動脈(MCA)を閉塞する,非侵襲的で比較的再現性の良い脳塞栓症モデルを確立した.本モデルの最大の特徴は神経脱落症状にあるが,その神経脱落症状として,血餅注入直後から意識レベルの低下,血餅注入側の対側での麻痺および筋緊張の低下が観察され,座位あるいは横臥位の状態がみられる.血餅注入24時間後の脳梗塞巣は,MCA灌流域を中心として皮質および線条体に形成され,神経脱落症状...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献23件

  • 胸腔鏡下手術を施行した左肺底動脈大動脈起始症の一例

    中西 喜嗣, 森川 利昭, 加地 苗人, 大竹 節之, 長 靖, 川田 将也, 近藤 哲 日本呼吸器外科学会雑誌 19 (7), 874-880, 2005

    ...CT検査で左下葉肺底区の静脈の拡張とうっ血像, 気管支鏡検査で左下葉B<sup>8</sup>, B<sup>9</sup>の血餅を認め, 肺血管異常症の診断にて当科紹介となった. MRA, 血管造影では左肺動脈の下葉肺底区への分枝が欠損し, 下行大動脈より分岐した異常血管が左肺底区を灌流していた....

    DOI 医中誌 被引用文献4件 参考文献31件

  • 閉塞性黄疸を合併した肝細胞癌7症例の検討

    八杉 晶子, 山田 稔, 三島 優子, 森沢 剛, 小林 淳子, 河野 通盛, 吉村 禎二 松江市立病院医学雑誌 8 (1), 11-15, 2004

    ...平成5年1月~平成15年3月に新規に経験した肝細胞癌165例のうち,閉塞性黄疸をきたした7例ついて検討した.全例に閉塞性黄疸精査の目的で内視鏡的逆行性胆道造影を施行した結果,肝門部肝管或いは左右の肝管の圧排,狭窄所見を6例に認めた.胆道出血は7例中4例にみられた.全例で積極的な減黄治療を行った.総胆管内の血餅が原因と考えられた2例ではバスケット及びバルーンで血餅を除去した.7例中5例で内視鏡下に胆管内...

    DOI 医中誌

  • ラット抜歯窩創傷治癒過程にヒアルロン酸溶液が及ぼす影響(第486回 大阪歯科学会例会 抄録)

    村田 好範, 岡崎 定司, 小正 裕 歯科医学 66 (1), 113-, 2003

    ...の吸収が認められ,幼弱な血管結合組織の増生がみられる段階になっていたが,対照群では,まだ明らかに血餅の残存が認められた.7日群の実験群では抜歯窩は閉鎖され,抜歯窩全体に新生骨の形成が認められた.対照群では抜歯窩の血餅は吸収され肉芽組織となり,根尖側に新生骨の形成が認められた.12日群の対照群では上皮の基底細胞層から固有層への突出はゆるやかであったが,実験群では対照群に比べ明らかにその突出ははげしく棘状...

    DOI

  • ラット抜歯窩創傷治癒過程にヒアルロン酸溶液が及ぼす影響

    村田 好範 歯科医学 66 (2), 35-36, 2003

    ...<br> 3日群では,対照および実験の両群とも新生上皮の伸展はあまりなく,抜歯窩は血餅でみたされた状態で,治癒には大差なかった.7日群では,実験群は抜歯創の閉鎖を認めたが,対照群は閉鎖がまだ完了していなかった.新生骨形成に関しても,実験群の方が進んでいた.さらに12日群では,対照群は抜歯窩部の上皮層が全般に薄く,上皮の基底細胞層と固有層の境界の起伏はゆるやかであった.実験群はその上皮層が一部で肥厚し...

    DOI DOI 医中誌 被引用文献2件 参考文献16件

  • 肝硬変末期患者における腹部多臓器損傷の1例

    佐藤 晋, 田村 和彦, 清水 広久, 青木 達哉, 小柳 泰久 日本臨床外科学会雑誌 63 (10), 2514-2518, 2002

    We report a case of traffic injury in a patient with terminal liver cirrhosis associated with multiple hepatocellular carcinoma, multiple lung metastases, and ascites. The patient sustained type II …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献10件

  • 気管支動脈塞栓術にて良好な結果を得た気管支動脈蔓状血管腫の1例

    山井 礼道, 佐尾山 信夫, 岡田 雅子, 戸田 和史, 津田 洋, 吉田 冲, 沖津 宏, 浜口 伸正 気管支学 24 (7), 546-550, 2002

    ...症例.23歳男性,2000年9月に喀血を主訴に当院受診.胸部単純X線写真,造影CTで左下葉に浸潤影を認めた.気管支鏡検査で左主気管支から左肺底区にかけて血餅の付着を認めたが,出血源や腫瘤は認めなかった.3日後,再度血痰を認め,気管支鏡検査再施行となった.検査中の咳嗽が刺激となり,B^8末梢より滲み出る出血を認め,気管支動脈造影を施行した.左右気管支動脈,左内胸動脈より流入を認める屈曲,蛇行,拡張した...

    DOI 医中誌 被引用文献2件 参考文献11件

  • 人間ドック健診で貧血を指摘され精査で発見された血小板無力症II型の一例

    本間 由香里, 峠岡 健司, 播磨 喜代美, 細見 博子, 河崎 瑞枝, 中島 百合子, 梅田 裕子, 向井 登司子, 下村 恵子, 酒井 美佳, 野田 豊和, 細川 洋平, 西村 伸治, 植田 豊, 藤井 浩 Official Journal of the Japanese Society of Human Dry Dock 15 (1), 53-56, 2000

    ...Macfarlane法による血餅退縮は軽度低下。フローサイトメトリーによる血小板膜上のαII bβ3発現量は9.2%であった。以上の結果から血小板無力症II型と診断され,また遺伝子解析から点変異の遺伝子異常が明らかとなった。...

    DOI

  • 抜歯かの治癒過程におけるBMPの遺伝子発現

    稲毛 稔彦, 上原 任, 桑田 文幸, 大井田 新一郎, 下川 仁弥太, 佐々木 達哉, 大内 裕貴, 堀部 崇大, 金子 勝彦, 鴨川 紘征, 寺門 正昭, 佐藤 廣 歯科基礎医学会雑誌 40 (1), 42-52, 1998

    To clarify the role of BMP during healing of extracted tooth sockets, gene expressions of BMP-2 and -6 were studied using in situ hybridization.<BR>No expression of BMP-2 mRNA, was found at 1 day …

    DOI

  • 神奈川県における紅斑熱群リケッチア症および媒介マダニ

    片山 丘, 古屋 由美子, 吉田 芳哉, 海保 郁男 感染症学雑誌 70 (6), 561-568, 1996

    ...Rickettsia montana, Rickettsia akari, R.typhi, R.prowazekii</I>および徳島県で紅斑熱群リケッチア症患者から分離された片山株を鋳型とした場合, 約540bpの特異的DNAが検出された.Rj5, Rj10によるPCRで片山株にも357bpのDNAが検出され, 片山株は<I>R.japonica</I>であることがわかった.神奈川県の紅斑熱群リケッチア症患者の血餅...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 被引用文献14件 参考文献17件

  • 犬の心房粘液腫の1例

    織 順一, 山口 徹, 佐々 泰則, 小宮 愛泉, 奈良間 功 日本獣医師会雑誌 47 (7), 499-501, 1994

    ...死後剖検により右心房三尖弁上部に血餅様腫瘍塊 (3.5×3.0×3.5cm) を認めた.病理組織学的には, 腫瘍部に心筋線維は認められず, 腫瘍細胞は紡錘形ないし星形で細胞質に乏しく, 弱好酸性の粘液様の基質内に散在し, 有糸分裂像および異型性変化は認められなかった. 病理組織学的診断は, 右心房内粘液腫であった....

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献3件

  • <I>Streptococous suis</I>type 15が分離された乳用牛の流産例

    荻野 博明, 樋口 良平, 阿部 隆司, 渡辺 大成, 鍋谷 政広, 加藤 和夫 日本獣医師会雑誌 47 (10), 737-740, 1994

    ...妊娠221日齢のホルスタイン種乳牛に乳量の減少, 乳房および外陰部の腫脹, 膣粘液の分泌過多が認められ, 1週間後に流産した.胎子胎盤には血餅が付着し, 絨毛は黄褐色を呈し脆弱化していた. 羊膜には顕著な水腫および出血巣が認められ, 尿膜には小指頭大のゼラチン様物が付着していた. 胎子胃内には混濁した緑黄色粘稠液を容れていた....

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献1件

  • 実験的根尖切除術後の骨修復と微細血管の変化についての走査電子顕微鏡的研究

    玩 榮泰 歯科医学 57 (6), g37-g38, 1994

    ...実験結果: 実験後1週では創腔中心には血餅, 注入樹脂の漏出と既存血管からの洞様血管の新生が, 歯根切断側, 創腔中央, 下歯槽動脈側に認められた. 2週では創腔全体にわたり洞様血管の増殖が旺盛で, ごく一部は成熟した血管形態へ移行し始めており, 新生骨小柱が海綿骨質の壁から創腔中心へ増殖していた. 4週では切断根面直下には緻密骨内面ならびに内縁からの一次海綿骨小柱が連結し骨小柱橋が形成され, 根切断面...

    DOI

  • 血餅を用いたTheileria sergentiのピロプラズムの簡易分離法(短報)

    藤崎 幸蔵, 神尾 次彦, 中村 義男, 志村 義夫, 高橋 幸男, 河津 信一郎, 清水 眞也, 南 哲郎, 伊藤 進午 日本獸醫學雜誌(The Japanese Journal of Veterinary Science) 51 (2), 457-459, 1989

    ...小型ピロプラズマ原虫Theileria sergentiの感染血液の血餅を,細切後にミリボアフィルター(孔径1.2μm)濾過することによって,ピロプラズムを容易に分離できた.得られた分離ピロプラズマは酵素抗体法用の抗原として使用でき,また原虫のアイソエンザイム治性を保持していることが示された....

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか3件 被引用文献1件

  • 哺育牛の血小板減少性紫斑病の1例

    大根田 智, 木村 良男, 佐藤 満雄, 斉藤 光男, 井上 徹 日本獣医師会雑誌 41 (8), 579-582, 1988

    ...2週齢の哺育牛の背部を中心に体表各所に紫斑形成・出血が多発したため, 鑑定殺された.皮膚には針尖大の出血を中心に紫斑が形成され, 内部諸臓器にも, 漿膜面を中心に出血斑が汎発していた.血液検査では, 血餅の退縮不全と, 塗抹像での血小板数の減少が顕著にみられた.病理組織学的には, 出血は皮下織, 消化管粘膜下織から漿膜面におよび, 骨髄では巨核球の軽度の増数を認めたが, 遊離の血小板はほとんど認められなかった...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件

  • 馬の血小板無力症の一例

    三浦 昇, 仙波 裕之, 小川 博之, 佐々木 伸雄, 大石 秀夫, 大橋 文人, 竹内 啓, 臼井 和哉 日本獸醫學雜誌(The Japanese Journal of Veterinary Science) 49 (1), 155-158, 1987

    ...血腫形成, 粘膜の出血など, 種々の出血傾向を呈した6カ月齢のサラブレッド種雌馬について, 血液凝固検査および血小板機能検査を行ったところ, 血餅退縮が欠如し, いずれの濃度のADPにおいても血小板凝固が誘起されず, 血小板無力症と診断された。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか3件

  • 血餅退縮能亢進を伴った出血傾向

    遠藤 安行, 間宮 繁夫, 新津 秀孝, 岩本 恵子, 浜中 純子, 三浦 亮 臨床血液 27 (5), 770-774, 1986

    A 7-year old man with a history of bleeding tendency showed the prolongation of bleeding time and the mild decrease of platelet adhesiveness. The platelet of patient, however, had a normal …

    DOI PubMed 医中誌

  • 血小板無力症における非均一性

    朝倉 昭雄, 中村 外士雄, 白幡 聰, 中村 祐子, 椎木 みどり Journal of UOEH 4 (4), 459-468, 1982

    ...検索した検査項目は一般的な検査の他, 血小板数, 出血時間, PT, APTT, フィブリノーゲン, トロンボテスト, ヘパプラスチンテスト, トロンボエラストグラム, 血餅退縮能, 血小板停滞能, 血小板凝集能, PF-3利用能, kaolin誘発ADP放出能, β-TG放出能, ATP, ADPおよびβ-TGの血小板含有量, viscous metamorphosisである....

    DOI Web Site 医中誌

  • 薬剤・抗体のimmune complexを証明したジギトキシンによる血小板減少症の1例

    上田 清悟, 矢崎 義雄, 島田 和幸, 横内 正利, 松崎 宸, 小坂 樹徳, 柴田 洋一 日本内科学会雑誌 71 (12), 1740-1745, 1982

    ...鼻出血,前腕,背部の紫斑が出現し入院した.入院時,心電図は心房細動に加え,多源性心室性期外収縮を伴い,白視,飛蚊症の神経症状を伴うジギタリス中毒症状を呈していた.末梢血での赤血球数,白血球数は正常であつたが,血小板数は, 11000/mm<sup>3</sup>で,出血時間は約10分と延長していた.骨髄は有核細胞数,巨核球数ともに正常であり,また抗血小板抗体は陰性であつたが,ジギトキシン存在下での血餅退縮阻止試験...

    DOI Web Site Web Site ほか2件

  • 血小板凝集能低下を示した遺伝性出血性末しょう血管拡張症(Osler病)の一家系

    池田 修一, 綿引 定清, 藤田 勉, 羽生 憲直, 柳沢 信夫, 塚越 廣 日本内科学会雑誌 69 (9), 1108-1113, 1980

    ...遺伝性出血性末梢血管拡張症(Osler病)は,従来から先天性血管障害性出血性疾患と考えられて来た.しかし近年血小板粘着能,血小板凝集能低下を伴つた本症例が報告され,本症の血小板機能が注目されている.我々は幼少時から頻回の鼻出血を繰り返し,ロ腔内,手指に毛細血管拡張を認め,常染色体優性遺伝が考えられるOsler病の母・娘例で血小板機能検査を行なつた.両者ともDuke法による出血時間,血小板粘着能,血餅収縮能...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献2件

  • 血小板収縮タンパクと血餅退縮

    巽 典之, 和田 裕子, 任 太奉, 柴田 宣彦 血液と脈管 10 (2), 254-257, 1979

    The effects of both calcium ionophore (A23189) and prostagrandin E<sub>1</sub> (PGE<sub>1</sub>) on the clot retraction were observed in relation with intracellular contractile protein, and the …

    DOI 医中誌

  • 血小板収縮性蛋白と血餅収縮

    巽 典之, 柴田 宣彦, 和田 裕子 血液と脈管 9 (4), 497-503, 1978

    In previously papers, we had reported that platelets had a contractile protein prossessing calcium ion sensitivity, and that clot retraction was made by its activation. In this paper it is reported …

    DOI 医中誌

  • Behcet病における血液凝固・線溶能の検討と血栓形成傾向について

    濱田 稔夫, 細井 洋子, 吉村 良之介, 山本 祐夫 日本皮膚科学会雑誌 88 (10), 615-, 1978

    ...Behget 病22例(完全型11例,不全型11例)とその対照について血小板機能,血液凝固・線溶能などを検討した結果,血小板粘着能では Behcet 病の数名に高値を示し,全般に粘着能の完進がうかがわれた(p<0.02).血小板 ADP 凝集能は2,3の例に充進が認められた程度であった.血餅退縮度では Behget 病で全体にかなり値が上昇している.血漿 fibrinogen 値は対照に比較してかなり...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献2件

  • 血餅退縮と収縮性蛋白

    巽 典之, 柴田 宣彦 血液と脈管 8 (3), 439-444, 1977

    Clot retraction was ihanced only by a living platelet, not by a destroyed or a denatured platelet. The phenomenon was inhibited by G-EDTA or cytochalasin B (Cy-B), and accelerated by colchicine. The …

    DOI 医中誌

  • 高脂血症と血液凝固線溶系

    半沢 敦正, 波柴 忠利, 林 久智, 木畑 正義, 水川 士郎, 藤井 靖久 日本老年医学会雑誌 8 (4), 151-157, 1971

    Problems on the relationships of lipid metabolism, blood coagulability and arteriosclerosis are now attraction a great interest of many investigators. As a link in the series of studies along this …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件

  • 抗炎症ステロイド薬の有効であつた血小板異常症の1例

    渡辺 武夫, 川内 藤良, 武内 恵輔, 松井 克彦, 于 君英, 杉元 紘一, 安河 内太郎 日本内科学会雑誌 58 (1), 40-45, 1969

    ...概要 Glanzmann-Naegeliの血小板無力症は血小板の質の異常にもとづく出血性素因として重要であり,出血時間延長,血餅退縮不良の他,血小板凝塊形成不良をその主徴とする.<br> 今回われわれは,幼少時より出血傾向を有し,出血時間の延長,血小板粘着能および凝集能の低下を認めるが血餅退縮能が正常である19才男子についての症例を経験した....

    DOI Web Site Web Site ほか2件

  • 血液凝固におけるフィブリン繊維の形成およびその性質

    長谷川 福市 高分子 17 (3), 202-206, 1968

    ...いうまでもなく血管損傷時の体液の漏出を防ぐのであるが,最終的にはフィブリン繊維を形成することによって,血餠をつくって穴埋をする工程で応急処置が施され,一方,徐々に毛細血管が血餠内に伸びて,コラーゲンの生成を始め,肉芽組織が新生して補修工事が終結する。血液凝固過程はかような位置づけができるもので,本稿では主として繊維形成のプロセスと,繊維および前駆物質との間の物性の相違について述べる。...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件

  • クマリン系新殺鼠剤の毒作用

    草野 忠治 日本応用動物昆虫学会誌 2 (4), 271-284, 1958

    The effects of Warfarin on the generation of thrombin and fibrin have been examined with the following results:<br>1. The normal 48 hour serum and its fractions (each fraction of 0-30, 30-40, 40-50% …

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  • 血液膠に關する研究(豫報)

    高島 藤順 日本林學會誌 30 (3-4), 33-38, 1948

    ...<br> 1、血清膠よりも血餅(少量の血清を含む)膠又は全血膠を用ひた方が接着力は大きい傾向がある。<br> 2、1.3粍厚單板三枚合せ合板の接着には5分の加壓時間、100°Cの接着温度、10kg/cm2の加壓力で充分のやうである。<br> 3、獸血膠着劑の耐水性は眞に優秀のやうである。<br> 4、銅鹽の加入は耐水性を増大させる傾向がある特に血餅膠に於て其の傾向が著しい。...

    DOI

  • 血餠凝縮力ニ關スル研究補遺

    進藤 直作 Okayama Igakkai Zasshi (Journal of Okayama Medical Association) 42 (1), 35-49, 1930

    Verfasser machte diese Versuche an verechiedenen Kranken nach der modifizierten Fonioschen Methode, um die Frage zu lösen, mit welchen Faktoren der Blutgerinnung die Retraktionskraft am innigsten in …

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